JP6941585B2 - 人力駆動車用コンポーネント - Google Patents

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    • B62M11/02Transmissions characterised by the use of interengaging toothed wheels or frictionally-engaging wheels of unchangeable ratio

Description

本発明は、人力駆動車用コンポーネントに関する。
人力駆動車は、人力駆動力を検出するセンサとして歪みゲージを含む人力駆動車用コンポーネントを有する(例えば、特許文献1参照)。
特表2014−521105号公報
歪みゲージは、クランクと一体に回転する回転体に取り付けられているので、人力駆動力を検出するセンサの信号を有線で取り出すことが困難である。
本発明の目的は、人力駆動力を検出するための検出部の信号を有線で容易に取り出すことができる人力駆動車用コンポーネントを提供することである。
本発明の第1側面に従う人力駆動車用コンポーネントは、回転軸心を有し、人力駆動力が入力される入力軸と、前記入力軸の外周部に設けられ、前記人力駆動力によって変形するように構成される伝達部材と、磁気発生部と、前記磁気発生部の外周面と対向するヨークと、前記ヨークから漏出する前記磁気発生部の磁界を検出する磁気検出部と、を含み、前記磁気発生部および前記ヨークは、前記伝達部材が変形することによって相対移動するように前記伝達部材に設けられる。
第1側面の人力駆動車用コンポーネントによれば、人力駆動力が入力軸に入力されると、伝達部材が変形して磁気発生部およびヨークが相対移動し、ヨークから漏出する磁界の変化を磁気検出部によって検出することができる。磁気検出部は、磁界の変化を検出するので、人力駆動力によって回転する入力軸および伝達部材に設けなくてもよい。したがって、磁気検出部の信号を有線で容易に取り出すことができる。
前記第1側面に従う第2側面の人力駆動車用コンポーネントにおいて、前記磁気発生部は、前記回転軸心に平行な方向において第1の位置で前記伝達部材に固定され、前記ヨークは、前記回転軸心に平行な方向において前記第1の位置とは異なる第2の位置で前記伝達部材に固定される。
第2側面の人力駆動車用コンポーネントによれば、回転軸心まわりに伝達部材が捻れることによって、磁気発生部およびヨークを相対移動させることができる。
前記第1または第2側面に従う第3側面の人力駆動車用コンポーネントにおいて、前記伝達部材は、中空に形成され、前記入力軸と同軸に設けられる。
第3側面の人力駆動車用コンポーネントによれば、入力軸に入力される人力駆動力を効率よく伝達することができる。
前記第1〜第3側面のいずれか1つに従う第4側面の人力駆動車用コンポーネントにおいて、前記伝達部材と、ホイール部材とに連結されるように構成される出力部をさらに含む。
第4側面の人力駆動車用コンポーネントによれば、入力軸に入力された人力駆動力をホイール部材に伝達できる。
前記第4側面に従う第5側面の人力駆動車用コンポーネントにおいて、前記出力部は、前記伝達部材にワンウェイクラッチを介して連結される。
第5側面の人力駆動車用コンポーネントによれば、入力軸に入力された一方向の人力駆動力をホイール部材に伝達できる。
第4側面に従う第6側面の人力駆動車用コンポーネントにおいて、前記出力部は、前記伝達部材と一体に形成される。
第6側面の人力駆動車用コンポーネントによれば、人力駆動車用コンポーネントの構成を簡素化することができる。
前記第4〜第6側面のいずれか1つに従う第7側面の人力駆動車用コンポーネントにおいて、前記入力軸は、前記伝達部材に係合するように構成される第1係合部および第2係合部を含み、前記第2係合部は、前記回転軸心に平行な方向において前記第1係合部と前記出力部との間に配置され、前記人力駆動力が与えられていない状態において、前記第1係合部と、前記伝達部材との間の前記回転軸心まわりの第1の隙間は、前記第2係合部と、前記伝達部材との間の前記回転軸心まわりの第2の隙間よりも小さい。
第7側面の人力駆動車用コンポーネントによれば、伝達部材は、第1の隙間の大きさと第2の隙間の大きさとの差分だけ変形可能となるように構成されるので、過度に変形することを抑制できる。
前記第7側面に従う第8側面の人力駆動車用コンポーネントにおいて、前記第1係合部は、少なくとも1つの第1凸部と、少なくとも1つの第1凹部との少なくとも一方を含み、前記第2係合部は、少なくとも1つの第2凸部と、少なくとも1つの第2凹部との少なくとも一方を含む。
第8側面の人力駆動車用コンポーネントによれば、第1係合部および第2係合部によって入力軸と伝達部材とが係合しやすくなる。
前記第8側面に従う第9側面の人力駆動車用コンポーネントにおいて、前記第1係合部は、前記回転軸心まわりに離間して設けられる複数の前記第1凸部と、前記回転軸心まわりに離間して設けられる複数の前記第1凹部との少なくとも一方を含み、前記第2係合部は、前記回転軸心まわりに離間して設けられる複数の前記第2凸部と、前記回転軸心まわりに離間して設けられる複数の前記第2凹部との少なくとも一方を含む。
第9側面の人力駆動車用コンポーネントによれば、第1係合部および第2係合部によって入力軸と伝達部材とが係合しやすくなる。
前記第7〜第9側面のいずれか1つに従う第10側面の人力駆動車用コンポーネントにおいて、前記入力軸の前記回転軸心に垂直な方向から見て、前記第1係合部と前記第2係合部との間に、前記磁気発生部の少なくとも一部と、前記ヨークの少なくとも一部とが設けられる。
第10側面の人力駆動車用コンポーネントによれば、入力軸の軸方向において人力駆動車用コンポーネントを小型化できる。
前記第1または第2側面に従う第11側面の人力駆動車用コンポーネントにおいて、前記伝達部材は、相互に連結される第1伝達部材および第2伝達部材を含み、前記第1伝達部材に、前記磁気発生部および前記ヨークの一方が取り付けられ、前記第2伝達部材に、前記磁気発生部および前記ヨークの他方が取り付けられる。
第11側面の人力駆動車用コンポーネントによれば、第1伝達部材および第2伝達部材の相対移動によって磁気発生部とヨークとが相対移動されるので、人力駆動力が磁気発生部とヨークとの相対移動に反映されやすい。
前記第11側面に従う第12側面の人力駆動車用コンポーネントにおいて、前記入力軸は、前記第1伝達部材に係合するように構成される第3係合部を含み、前記第1伝達部材は、前記第2伝達部材に係合するように構成される第4係合部および第5係合部を含み、前記第4係合部と、前記第2伝達部材との間の前記回転軸心まわりの第3の隙間は、前記第5係合部と、前記第2伝達部材との間の前記回転軸心まわりの第4の隙間よりも小さい。
第12側面の人力駆動車用コンポーネントによれば、第1伝達部材および第2伝達部材の相対移動量は、第3の隙間の大きさと第4の隙間の大きさとの差分以下となるように構成されるので、過度な相対移動量の発生を抑制できる。
前記第12側面に従う第13側面の人力駆動車用コンポーネントにおいて、前記第4係合部は、少なくとも1つの第4凸部と、少なくとも1つの第4凹部との少なくとも一方を含み、前記第5係合部は、少なくとも1つの第5凸部と、少なくとも1つの第5凹部との少なくとも一方を含む。
第13側面の人力駆動車用コンポーネントによれば、第4係合部および第5係合部によって第1伝達部材と第2伝達部材とが係合しやすくなる。
前記第13側面に従う第14側面の人力駆動車用コンポーネントにおいて、前記第4係合部は、前記回転軸心まわりに離間して設けられる複数の前記第4凸部と、前記回転軸心まわりに離間して設けられる複数の前記第4凹部との少なくとも一方を含み、前記第5係合部は、前記回転軸心まわりに離間して設けられる複数の前記第5凸部と、前記回転軸心まわりに離間して設けられる複数の前記第5凹部との少なくとも一方を含む。
第14側面の人力駆動車用コンポーネントによれば、第4係合部および第5係合部によって第1伝達部材と第2伝達部材とが係合しやすくなる。
前記第13または第14側面に従う第15側面の人力駆動車用コンポーネントにおいて、前記第4凸部は、前記回転軸心に交差する方向に延びる。
第15側面の人力駆動車用コンポーネントによれば、第4凸部が変形することにより第1伝達部材と第2伝達部材とが相対移動するため、第1伝達部材と第2伝達部材とが相対移動しやすくなる。
前記第13〜第15側面のいずれか1つに従う第16側面の人力駆動車用コンポーネントにおいて、前記第5凸部および前記第5凹部は、前記回転軸心に沿って延びる。
第16側面の人力駆動車用コンポーネントによれば、第5凸部および第5凹部は変形しにくいため、第1伝達部材と第2伝達部材とが相対移動を規制しやすくなる。
前記第12〜第16側面のいずれか1つに従う第17側面の人力駆動車用コンポーネントにおいて、前記入力軸の前記回転軸心に垂直な方向から見て、前記第3係合部と、前記第4係合部および前記第5係合部の少なくとも一方との間に、前記磁気発生部の少なくとも一部と、前記ヨークの少なくとも一部とが設けられる。
第17側面の人力駆動車用コンポーネントによれば、入力軸の軸方向において人力駆動車用コンポーネントを小型化できる。
前記第11〜第17側面のいずれか1つに従う第18側面の人力駆動車用コンポーネントにおいて、前記第1伝達部材および前記第2伝達部材は、中空に形成され、前記入力軸と同軸に設けられる。
第18側面の人力駆動車用コンポーネントによれば、入力軸に入力される人力駆動力を効率よく伝達することができる。
前記第11〜第18側面のいずれか1つに従う第19側面の人力駆動車用コンポーネントにおいて、前記伝達部材およびホイール部材に連結されるように構成される出力部をさらに含む。
第19側面の人力駆動車用コンポーネントによれば、入力軸に入力された人力駆動力をホイール部材に伝達できる。
前記第19側面に従う第20側面の人力駆動車用コンポーネントにおいて、前記出力部は、前記第2伝達部材にワンウェイクラッチを介して連結される。
第20側面の人力駆動車用コンポーネントによれば、入力軸に入力された一方向の人力駆動力をホイール部材に伝達できる。
前記第20側面に従う第21側面の人力駆動車用コンポーネントにおいて、前記出力部は、前記第2伝達部材と一体に形成される。
第21側面の人力駆動車用コンポーネントによれば、人力駆動車用コンポーネントの構成を簡素化することができる。
前記第1〜第21側面のいずれか1つに従う第22側面の人力駆動車用コンポーネントにおいて、前記ヨークは、前記入力軸の前記回転軸心まわりにおいて間隔をあけて配置される複数の爪部を含む。
第22側面の人力駆動車用コンポーネントによれば、入力軸の回転軸心まわりにおいて磁気発生部とヨークとが対向する箇所と、磁気発生部とヨークとが対向しない箇所とが区分されるため、磁気発生部とヨークとが相対移動した場合に磁気発生部からヨークに流れる磁束の変化が大きくなる。このため、磁気発生部とヨークとの相対移動にともなう磁気検出部が検出する磁界の変化度合が大きくなる。
前記第22側面に従う第23側面の人力駆動車用コンポーネントにおいて、前記複数の爪部は、先端に向かうにつれて幅が狭くなるテーパ状に形成される。
第23側面の人力駆動車用コンポーネントによれば、磁気発生部とヨークとの相対回転によってヨークから磁界が漏出しやすくなる。
前記第1〜第23側面のいずれか1つに従う第24側面の人力駆動車用コンポーネントにおいて、前記ヨークを支持する非導電性の支持部をさらに含み、前記支持部が前記伝達部材に固定される。
第24側面の人力駆動車用コンポーネントによれば、ヨークを伝達部材に固定しやすくなる。
前記第24側面に従う第25側面の人力駆動車用コンポーネントにおいて、前記支持部は、環状に形成される。
第25側面の人力駆動車用コンポーネントによれば、支持部が伝達部材に固定しやすくなる。
前記第25側面に従う第26側面の人力駆動車用コンポーネントにおいて、前記支持部の内径は、31.0mm以上、かつ、40.0mm未満である。
第26側面の人力駆動車用コンポーネントによれば、磁気検出部が磁気発生部とヨークとの相対移動によるヨークから漏出する磁界を好適に検出することができるような磁気発生部およびヨークのサイズに設定できる。
前記第1〜第26側面のいずれか1つに従う第27側面の人力駆動車用コンポーネントにおいて、前記磁気発生部は、永久磁石を含む。
第27側面の人力駆動車用コンポーネントによれば、人力駆動車用コンポーネントの構成を簡素化できる。
前記第27側面に従う第28側面の人力駆動車用コンポーネントにおいて、前記永久磁石は、環状に形成される。
第28側面の人力駆動車用コンポーネントによれば、永久磁石を伝達部材に固定しやすくなる。
前記第28側面に従う第29側面の人力駆動車用コンポーネントにおいて、前記永久磁石の内径は、20.5mm以上、かつ、30.0mm未満である。
第29側面の人力駆動車用コンポーネントによれば、磁気検出部が磁気発生部とヨークとの相対移動によるヨークから漏出する磁界を好適に検出することができる。
前記第1〜第29側面のいずれか1つに従う第30側面の人力駆動車用コンポーネントにおいて、前記磁気検出部は、ホール素子を含む。
第30側面の人力駆動車用コンポーネントによれば、磁気検出部を簡素化できる。
前記第1〜第30側面のいずれか1つに従う第31側面の人力駆動車用コンポーネントにおいて、前記入力軸を回転可能に支持するハウジングをさらに含み、前記磁気検出部は、前記ハウジングに設けられる。
第31側面の人力駆動車用コンポーネントによれば、磁気検出部を磁気発生部およびヨークの近くに配置しやすい。
前記第1〜第31側面のいずれか1つに従う第32側面の人力駆動車用コンポーネントにおいて、回路基板をさらに含み、前記磁気検出部は、有線によって前記回路基板に接続される。
第32側面の人力駆動車用コンポーネントによれば、磁気検出部と回路基板との電気的な接続構成を簡素化できる。
前記第32側面に従う第33側面の人力駆動車用コンポーネントにおいて、前記人力駆動車の推進をアシストするように構成されるモータをさらに含み、前記回路基板は、前記モータを制御する制御回路を含む。
第33側面の人力駆動車用コンポーネントによれば、人力駆動車の推進を好適にアシストできる。
前記第1〜第33側面のいずれか1つに従う第34側面の人力駆動車用コンポーネントにおいて、前記入力軸は、クランク軸を含む。
第34側面の人力駆動車用コンポーネントによれば、人力駆動力を直接的に入力することができる。
本発明の人力駆動車用コンポーネントは、人力駆動力を検出するための検出部の信号を有線で容易に取り出すことができる。
第1実施形態の人力駆動車用コンポーネントを含む自転車の側面図。 図1の人力駆動車用コンポーネントの正面図。 図2の断面指示線III−IIIから見た断面図。 図3の一部の拡大図。 人力駆動車用コンポーネントの一部の分解斜視図。 第1係合部を示す入力軸および伝達部材の断面図。 第2係合部を示す入力軸および伝達部材の断面図。 ヨークの分解斜視図。 (a)〜(c)は磁気発生部とヨークとが相対移動した場合の位置関係を示す側面図。 磁気発生部とヨークとが相対移動する場合の磁束変化を示すグラフ。 第2実施形態の人力駆動車用コンポーネントの一部の斜視図。 図11の断面指示線XII−XIIから見た断面図。 第1伝達部材の斜視図。 第1伝達部材の平面図。 第2伝達部材の斜視図。 図15とは異なる方向から見た第2伝達部材の斜視図。 第2伝達部材の底面図。 第1伝達部材と第2伝達部材とを組み合せた状態の底面図。 第1伝達部材と第2伝達部材とを組み合せた状態における第5係合部およびその周辺の断面図。
(第1実施形態)
図1を参照して、第1実施形態の人力駆動車用コンポーネント30を含む人力駆動車10について説明する。人力駆動車10は、少なくとも人力駆動力によって駆動することができる車である。人力駆動車10は、例えば、自転車を含む。人力駆動車10は、車輪の数が限定されず、例えば1輪車および3輪以上の車輪を有する車も含む。人力駆動車は、例えばマウンテンバイク、ロードバイク、シティバイク、カーゴバイク、および、リカンベントなど種々の種類の自転車、ならびに、電動アシスト自転車(E−bike)を含む。以下、実施の形態において、人力駆動車10を、自転車として説明する。
人力駆動車10は、クランク12、および、駆動輪14を備える。人力駆動車10は、フレーム16をさらに含む。クランク12には、人力駆動力Hが入力される。クランク12は、フレーム16に対して回転可能なクランク軸12Aと、クランク軸12Aの軸方向の両端部にそれぞれ設けられるクランクアーム12Bとを含む。各クランクアーム12Bには、ペダル18が連結される。駆動輪14は、クランク12が回転することによって駆動される。駆動輪14は、フレーム16に支持される。クランク12と駆動輪14とは、駆動機構20によって連結される。駆動機構20は、クランク軸12Aに結合される第1回転体22を含む。クランク軸12Aと第1回転体22とは、第1ワンウェイクラッチを介して結合されていてもよい。第1ワンウェイクラッチは、クランク12が前転した場合に、第1回転体22を前転させ、クランク12が後転した場合に、第1回転体22を後転させないように構成される。第1回転体22は、スプロケット、プーリ、または、ベベルギアを含む。駆動機構20は、連結部材26と、第2回転体24とをさらに含む。連結部材26は、第1回転体22の回転力を第2回転体24に伝達する。連結部材26は、例えば、チェーン、ベルト、または、シャフトを含む。
第2回転体24は、駆動輪14に連結される。第2回転体24は、スプロケット、プーリ、または、ベベルギアを含む。第2回転体24と駆動輪14との間には、第2ワンウェイクラッチが設けられていることが好ましい。第2ワンウェイクラッチは、第2回転体24が前転した場合に、駆動輪14を前転させ、第2回転体24が後転した場合に、駆動輪14を後転させないように構成される。
人力駆動車10は、前輪および後輪を含む。フレーム16には、フロントフォーク16Aを介して前輪が取り付けられている。フロントフォーク16Aには、ハンドルバー16Cがステム16Bを介して連結されている。以下の実施形態では、後輪を駆動輪14として説明するが、前輪が駆動輪14であってもよい。
人力駆動車10は、人力駆動車用コンポーネント30およびバッテリ32を含む。本実施形態において、人力駆動車用コンポーネント30は、ドライブユニットを含む。図2に示されるように、人力駆動車用コンポーネント30は、モータ34を含む。一例では、図3に示されるように、人力駆動車用コンポーネント30は、制御回路36および駆動回路38をさらに含む。人力駆動車用コンポーネント30は、ハウジング40をさらに含む。制御回路36、モータ34、および、駆動回路38は、同一のハウジング40に設けられることが好ましい。ハウジング40は、フレーム16に設けられる。駆動回路38は、バッテリ32からモータ34に供給される電力を制御する。駆動回路38は、制御回路36と有線または無線によって通信可能に接続されている。駆動回路38は、例えばシリアル通信によって制御回路36と通信可能である。駆動回路38は、制御回路36からの制御信号に応じてモータ34を駆動させる。駆動回路38は、インバータ回路を含む。モータ34は、人力駆動車10の推進をアシストするように構成される。モータ34は、電気モータを含む。モータ34は、ペダル18から後輪までの人力駆動力Hの伝達経路、または、前輪に回転を伝達するように設けられる。モータ34は、人力駆動車10のフレーム16、後輪、または、前輪に設けられる。本実施形態では、モータ34は、クランク軸12Aから第1回転体22までの動力伝達経路に結合される。モータ34とクランク軸12Aとの間の動力伝達経路には、クランク軸12Aを人力駆動車10が前進する方向に回転させた場合にクランク12の回転力によってモータ34が回転しないようにワンウェイクラッチ48が設けられる。本実施形態では、ワンウェイクラッチ48は、ラチェット式のクラッチであるが、ローラクラッチ、または、スプラグ式のクラッチであってもよい。ワンウェイクラッチ48は、省略されてもよい。ハウジング40には、モータ34および駆動回路38以外の構成が設けられてもよく、例えばモータ34の回転を減速して出力する減速機が設けられてもよい。
バッテリ32は、1または複数のバッテリセルを含む。バッテリセルは、充電池を含む。バッテリ32は、人力駆動車10に設けられ、バッテリ32と有線で電気的に接続されている他の電機部品、例えば、駆動回路38に電力を供給する。バッテリ32は、駆動回路38を介してモータ34に電力を供給する。バッテリ32は、制御回路36と有線または無線によって通信可能に接続されている。バッテリ32は、例えばPLCによって制御回路36と通信可能である。バッテリ32は、フレーム16の外部に取り付けられてもよく、少なくとも一部がフレーム16の内部に収容されてもよい。
図2に示されるように、人力駆動車用コンポーネント30は、人力駆動力Hが入力される入力軸42を含む。入力軸42は、回転軸心Cを有する。本実施形態では、入力軸42は、クランク軸12Aを含む。図2および図3に示される人力駆動車用コンポーネント30は、人力駆動車用ドライブユニットとして機能する。
図3に示されるように、人力駆動車用コンポーネント30は、伝達部材64およびホイール部材44に連結されるように構成される出力部46をさらに含む。一例では、人力駆動車用コンポーネント30は、ワンウェイクラッチ48、第1軸受50A、第2軸受50B、第5軸受50E、減速機52、および、ワンウェイクラッチ54をさらに含む。
図3に示されるとおり、ハウジング40は、入力軸42の一部、出力部46の一部、モータ34の一部、制御回路36、駆動回路38、ワンウェイクラッチ48、第1軸受50A、第2軸受50B、第5軸受50E、減速機52、および、ワンウェイクラッチ54を収容する。図2に示されるとおり、ハウジング40の外周部には、人力駆動車用コンポーネント30をフレーム16に取り付けるための取付部40Aが設けられる。
ハウジング40は、入力軸42が挿入される第1孔40Bおよび第2孔40Cが設けられる。ハウジング40は、入力軸42を回転可能に支持する。ハウジング40は、入力軸42の軸方向の両端部がハウジング40から外部に露出するように、入力軸42を支持する。ハウジング40の第1孔40Bには第1軸受50Aが設けられる。第1軸受50Aは、入力軸42の軸方向の一方の端部の近傍を回転可能に支持する。出力部46は、入力軸42と同軸を有する。出力部46は、入力軸42の軸方向の他方の端部の近傍の外周部を覆う。ハウジング40は、出力部46を支持する。具体的には、ハウジング40の第2孔40Cに設けられる第2軸受50Bが出力部46を回転可能に支持する。出力部46と入力軸42との間には、第5軸受50Eが設けられる。第5軸受50Eは、出力部46を入力軸42に対して回転可能に支持する。第5軸受50Eは、ニードルベアリングを含む。
モータ34は、ハウジング40に設けられる。モータ34は、出力部46に人力駆動車10の推進をアシストするためのトルクを付与する。モータ34は、いわゆるブラシレスモータを含む。図3に示される制御回路36は、予め定められる制御プログラムを実行する演算処理装置を含む。演算処理装置は、例えばCPU(Central Processing Unit)またはMPU(Micro Processing Unit)を含む。制御回路36は、1または複数のマイクロコンピュータを含んでいてもよい。一例では、制御回路36は、記憶部をさらに含む。記憶部には、各種の制御プログラムおよび各種の制御処理に用いられる情報が記憶される。記憶部は、例えば不揮発性メモリおよび揮発性メモリを含む。
図3に示されるとおり、人力駆動車用コンポーネント30は、回路基板56をさらに含む。回路基板56は、モータ34を制御する制御回路36を含む。一例では、回路基板56は、駆動回路38をさらに含む。
減速機52は、第1回転軸58A、第2回転軸58B、第3軸受50Cおよび第4軸受50Dを含む。第1回転軸58Aは、一対の第3軸受50Cによってハウジング40に対して回転可能に支持される。第2回転軸58Bは、一対の第4軸受50Dによってハウジング40に対して回転可能に支持される。第1回転軸58Aには、第1ギア60Aおよび第2ギア60Bが設けられる。第2回転軸58Bには、第3ギア62Aおよび第4ギア62Bが設けられる。第1ギア60Aは、モータ34の出力軸34Aに設けられるギア34Bと噛み合う。第2ギア60Bは、第2回転軸58Bに設けられる第3ギア62Aに噛み合う。第4ギア62Bは、出力部46の外周部に設けられるギア46Aに噛み合う。モータ34の回転は、出力軸34Aのギア34Bから第1ギア60Aへの伝達時、第2ギア60Bから第3ギア62Aへの伝達時、および、第4ギア62Bから出力部46のギア46Aへの伝達時の3段階において減速されて出力部46に出力される。本実施形態では、減速機52は、モータ34から出力部46までの間で、3段階で減速しているが、1段階、2段階または4段階以上で減速する構成としてもよい。減速機52は、平行軸の歯車以外の減速機構を含んでもよい。例えば、減速機52は、遊星歯車機構、ウォームギア、ヘリカルギア、または、ローラ減速機を含んでもよく、複数の種類の減速機構を組み合わせてもよい。
ワンウェイクラッチ54は、モータ34の出力軸34Aから出力部46までのモータ駆動力の伝達経路に設けられる。例えば、ワンウェイクラッチ54は、第1回転軸58Aと第1ギア60Aとの間に設けられる。ワンウェイクラッチ54は、第1ギア60Aの一方向の回転を第1回転軸58Aに伝達し、第1ギア60Aの他方向の回転を第1回転軸58Aに伝達しない。ワンウェイクラッチ54は、モータ34が人力駆動車10の推進をアシストする場合に、モータ34の回転を伝達し、人力駆動力Hによってモータ34の出力軸34Aが回転することを阻止するように構成される。ワンウェイクラッチ54は、例えば、ローラクラッチを含む。第3ギア62Aと第2回転軸58Bとの間、または第4ギア62Bと第2回転軸58Bとの間に、ワンウェイクラッチ54と同様のワンウェイクラッチ54Aが設けられてもよい。この場合、ワンウェイクラッチ54を省略してもよい。
図4および図5に示されるように、人力駆動車用コンポーネント30は、伝達部材64と、磁気発生部66と、ヨーク68と、磁気検出部70とを含む。好ましくは、人力駆動車用コンポーネント30は、ヨーク68を支持する非導電性の支持部72をさらに含む。一例では、人力駆動車用コンポーネント30は、第1集磁リング74Aおよび第2集磁リング74Bをさらに含む。
伝達部材64は、入力軸42の外周部に設けられる。伝達部材64は、中空に形成され、入力軸42と同軸に設けられる。伝達部材64は、略筒状に形成されている。入力軸42は、伝達部材64に挿入される。一例では、入力軸42は、中実に形成される。図示はしないが、入力軸42は、中空に形成されてもよい。伝達部材64は、例えば鉄またはアルミニウムを含む金属によって形成される。伝達部材64は、樹脂によって形成されていてもよい。図4に示されるとおり、出力部46は、伝達部材64とワンウェイクラッチ48を介して連結される。入力軸42の軸方向において、伝達部材64の出力部46側の端部の外周部には、ワンウェイクラッチ48が設けられる。ワンウェイクラッチ48の内輪は、伝達部材64と一体に形成されていてもよい。出力部46は、クランク軸12Aと同軸に設けられる。出力部46は筒状に形成される。入力軸42の軸方向において、出力部46の第1端部46Bは、ハウジング40の外部に突出する。出力部46の第2端部46Cの外周部には、ホイール部材44を取り付けるためのセレーションまたはスプラインを含む取付部を有する。入力軸42の軸方向において、出力部46の第2端部46Cは、出力部46の第1端部46Bよりも直径が大きくなるように形成されている。出力部46の第2端部46Cの外周部にギア46Aが設けられている。好ましくは、ギア46Aは、出力部46と一体に形成される。出力部46の第2端部46Cの内周部にワンウェイクラッチ48が設けられる。出力部46の第2端部46Cが、ワンウェイクラッチ48の外輪と一体に形成されていてもよい。図示はしないが、出力部46は、伝達部材64と直接連結されてもよいし、出力部46は、伝達部材64と一体に形成されてもよい。
図4に示されるように、好ましくは、入力軸42は、伝達部材64に係合するように構成される第1係合部42Aおよび第2係合部42Bを有する。一例では、第1係合部42Aおよび第2係合部42Bは、入力軸42と一体に形成される。伝達部材64には、入力軸42を介して人力駆動力Hが伝達される。伝達部材64は、人力駆動力Hによって変形するように構成されている。第1係合部42Aおよび第2係合部42Bの少なくとも一方は、入力軸42とは別体で形成され、入力軸42に固定される構成であってもよい。
第1係合部42Aは、回転軸心Cに平行な方向において、第1軸受50Aと隣り合う位置に配置される。好ましくは、第2係合部42Bは、回転軸心Cに平行な方向において、第1係合部42Aと出力部46との間に配置される。一例では、第2係合部42Bは、回転軸心Cに垂直な方向から見て、ヨーク68と重なる位置に配置される。第2係合部42Bは、少なくとも一部が回転軸心Cに垂直な方向から見て磁気発生部66と重なるように配置される。
好ましくは、入力軸42の回転軸心Cに垂直な方向から見て、第1係合部42Aと第2係合部42Bとの間に、磁気発生部66の少なくとも一部と、ヨーク68の少なくとも一部とが設けられる。この場合、磁気発生部66の少なくとも一部と、ヨーク68の少なくとも一部とは、入力軸42の回転軸心Cに垂直で、かつ第1係合部42Aを通る第1平面と、入力軸42の回転軸心Cに垂直で、かつ第2係合部42Bを通る第2平面との間に設けられる。磁気発生部66の全体と、ヨーク68の全体とが、第1平面と、第2平面との間に設けられてもよい。入力軸42の回転軸心Cに垂直な方向から見て、第1係合部42Aと第2係合部42Bとの間に、磁気検出部70の少なくとも一部が設けられる。この場合、磁気検出部70の少なくとも一部は、第1平面と、第2平面との間に設けられる。
好ましくは、第1係合部42Aは、少なくとも1つの第1凸部と、少なくとも1つの第1凹部との少なくとも一方を含む。一例では、第1係合部42Aは、回転軸心Cまわりに離間して設けられる複数の第1凸部と、回転軸心Cまわりに離間して設けられる複数の第2凸部との少なくとも一方を含む。一例では、第1係合部42Aは、少なくとも1つの第1凸部42Cを含む。図6に示されるとおり、第1係合部42Aは、回転軸心Cまわりに離間して設けられた4つの第1凸部42Cを含む。4つの第1凸部42Cは、回転軸心Cまわりに等間隔に設けられる。第1凸部42Cは、回転軸心Cと交差する方向において入力軸42の外周面から延びる。一例では、第1凸部42Cは、回転軸心Cに垂直な方向に延びる。第1係合部42Aは、一般的なセレーションまたはスプラインによって形成されていてもよい。
第2係合部42Bは、少なくとも1つの第2凸部と、少なくとも1つの第2凹部との少なくとも一方を含む。一例では、第2係合部42Bは、回転軸心Cまわりに離間して設けられる複数の第2凸部と、回転軸心Cまわりに離間して設けられる複数の第2凹部との少なくとも一方を含む。一例では、第2係合部42Bは、少なくとも1つの第2凸部42Dを含む。図7に示されるとおり、第2係合部42Bは、回転軸心Cまわりに離間して設けられた4つの第2凸部42Dを含む。4つの第2凸部42Dは、回転軸心Cまわりに等間隔に設けられる。第2凸部42Dは、回転軸心Cと交差する方向において入力軸42の外周面から延びる。一例では、第2凸部42Dは、回転軸心Cに垂直な方向に延びる。
図6および図7に示されるように、伝達部材64は、第1係合部42Aに係合される第1被係合部64Aと、第2係合部42Bに係合される第2被係合部64Bとを含む。
第1被係合部64Aは、第1係合部42Aの第1凸部に係合される少なくとも1つの第1係合凹部と、第1係合部42Aの第1凹部に係合される少なくとも1つの第1係合凸部とを含む。第1係合部42Aが第1凸部を有する場合、第1係合部42Aの第1凸部の数と、第1被係合部64Aの第1係合凹部の数とは互いに等しいことが好ましい。第1係合部42Aが第1凹部を有する場合、第1係合部42Aの第1凹部の数と、第1被係合部64Aの第1係合凸部の数とは互いに等しいことが好ましい。一例では、第1被係合部64Aは、第1係合部42Aにおいて回転軸心Cまわりに離間して設けられる複数の第1凸部に係合される、回転軸心Cまわりに離間して設けられる複数の第1係合凹部と、第1係合部42Aにおいて回転軸心Cまわりに離間して設けられる複数の第1凹部に係合される、回転軸心Cまわりに離間して設けられる複数の第1係合凸部とを含む。一例では、第1被係合部64Aは、第1係合部42Aの少なくとも1つの第1凸部42Cに係合される少なくとも1つの第1係合凹部64Cを含む。図6に示されるとおり、第1被係合部64Aは、回転軸心Cまわりに離間して設けられた4つの第1係合凹部64Cを含む。4つの第1係合凹部64Cは、回転軸心Cまわりに等間隔に設けられる。第1係合部42Aの4つの第1凸部42Cは、第1被係合部64Aの4つの第1係合凹部64Cとそれぞれ係合する。第1被係合部64Aは、一般的なセレーションまたはスプラインによって形成されていてもよい。
第2被係合部64Bは、第2係合部42Bの第2凸部に係合される少なくとも1つの第2係合凹部と、第2係合部42Bの第2凹部に係合される少なくとも1つの第2係合凸部とを含む。第2係合部42Bが第2凸部を有する場合、第2係合部42Bの第2凸部の数と、第2被係合部64Bの第2係合凹部の数とは互いに等しいことが好ましい。第2係合部42Bが第2凹部を有する場合、第2係合部42Bの第2部の数と、第2被係合部64Bの第2係合凸部の数とは互いに等しいことが好ましい。一例では、第2被係合部64Bは、第2係合部42Bにおいて回転軸心Cまわりに離間して設けられる複数の第2凸部に係合される、回転軸心Cまわりに離間して設けられる複数の第2係合凹部と、第2係合部42Bにおいて回転軸心Cまわりに離間して設けられる複数の第2凹部に係合される、回転軸心Cまわりに離間して設けられる複数の第2係合凸部とを含む。一例では、第2被係合部64Bは、第2係合部42Bの少なくとも1つの第2凸部42Dに係合される少なくとも1つの第2係合凹部64Dを含む。図7に示されるとおり、第2被係合部64Bは、回転軸心Cまわりに離間して設けられた4つの第2係合凹部64Dを含む。4つの第2係合凹部64Dは、回転軸心Cまわりに等間隔に設けられる。第2係合部42Bの4つの第2凸部42Dは、第2被係合部64Bの4つの第2係合凹部64Dとそれぞれ係合する。
図6および図7に示されるとおり、人力駆動力Hが与えられていない状態において、第1係合部42Aと、伝達部材64との回転軸心Cまわりの第1の隙間G1は、第2係合部42Bと、伝達部材64との回転軸心Cまわりの第2の隙間G2よりも小さい。クランク軸12Aの回転軸心Cまわりにおいて、第1係合部42Aの第1凸部42Cの幅をD1とし、第2係合部42Bの第2凸部42Dの幅をD2とし、第2被係合部64Bの第2係合凹部64Dの幅をH2とし、第1被係合部64Aの第1係合凹部64Cの幅をH1とすると、第1の隙間G1および第2の隙間G2は、以下の式によって表される。
第1の隙間G1=H1−D1
第2の隙間G2=H2−D2
好ましくは、第1の隙間G1は、零(0)である。好ましくは、第2の隙間G2は、入力軸42に人力駆動力が与えられると、入力軸42の回転軸心Cまわりにおいて、伝達部材64が入力軸42に対して3度以上、好ましくは6度以上回転できるように設定されている。例えばD1とD2とが等しい場合、H2はH1よりも大きい。
一例では、第1係合部42Aの4つの第1凸部42Cの回転軸心Cまわりの位置と、第2係合部42Bの4つの第2凸部42Dの回転軸心Cまわりの位置とが互いに等しい。第1被係合部64Aの4つの第1係合凹部64Cの回転軸心Cまわりの位置と、第2被係合部64Bの4つの第2係合凹部64Dの回転軸心Cまわりの位置とが互いに等しい。この場合、第1係合凹部64Cと第2係合凹部64Dとが回転軸心Cに平行な方向において連続して形成される。
図4に示されるように、磁気発生部66は、伝達部材64の外周面と対向する。磁気発生部66は、永久磁石を含む。好ましくは、永久磁石は環状に形成される。一例では、永久磁石の内径は、20.5mm以上、かつ、30.0mm未満である。永久磁石は、回転軸心CまわりにおいてN極およびS極が交互に着磁される。永久磁石は、ネオジウム磁石またはフェライト磁石を含む。
ヨーク68は、磁気発生部66の外周面と対向する。好ましくは、ヨーク68は、環状に形成される。ヨーク68は、軟磁性体によって形成される。ヨーク68は、クランク軸12Aの回転軸心Cまわりにおいて、磁気発生部66を全周にわたり外囲する。回転軸心Cに平行な方向において、ヨーク68の長さは、磁気発生部66の長さよりも長い。
図5に示されるように、支持部72は、環状に形成される。支持部72は樹脂製である。ヨーク68は、支持部72にインサート成形されてもよく、接着されていてもよい。好ましくは、ヨーク68は、少なくとも一部が支持部72の内周面から露出する。ヨーク68は、磁気発生部66の外周面と空隙を介して対向する。支持部72の内径は、31.0mm以上、かつ、40.0mm未満である。
磁気検出部70は、ヨーク68から漏出する磁気発生部66の磁界を検出する。一例では、磁気検出部70は、磁気量を電気量に変換する磁電変換素子70Aを含む。一例では、磁気検出部70は、ホール素子を含む。一例では、磁気検出部70は、1つのホール素子を含む。磁気検出部70は、ハウジング40に設けられる。図4に示されるように、磁気検出部70は、有線によって回路基板56に接続される。本実施形態では、磁電変換素子70Aが、有線によって回路基板56に接続される。回路基板56は、ハウジング40に固定される。磁気検出部70は、複数のホール素子を含んでもよい。
磁気発生部66およびヨーク68は、伝達部材64が変形することによって相対移動するように伝達部材64に設けられる。図4に示されるとおり、磁気発生部66は、回転軸心Cに平行な方向において第1の位置P1で伝達部材64に固定される。一例では、図4に示されるとおり、第1の位置P1は、回転軸心Cに平行な方向において、伝達部材64の第1軸受50A側の端部である。第1の位置P1は、回転軸心Cに垂直な方向において、入力軸42の第1係合部42Aと重なる位置である。磁気発生部66は、伝達部材64と第1固定部66Aを介して固定される。第1固定部66Aは、例えば環状に形成され、回転軸心Cに平行な方向における磁気発生部66のうちの第1軸受50A側の端部に取り付けられる。図4および図5では、第1固定部66Aが磁気発生部66および伝達部材64とは別に設けられる構成であるが、第1固定部66Aが磁気発生部66と一体に形成される構成、または、第1固定部66Aが伝達部材64と一体に形成される構成であってもよい。
図4に示されるとおり、ヨーク68は、回転軸心Cに平行な方向において第1の位置P1とは異なる第2の位置P2で伝達部材64に固定される。第2の位置P2は、少なくとも一部が、回転軸心Cに垂直な方向から見て、入力軸42の第2係合部42Bと重なる位置である。ヨーク68は、伝達部材64と第2固定部68Aを介して固定される。詳細には、ヨーク68を支持する支持部72は、伝達部材64と第2固定部68Aを介して固定される。第2固定部68Aは、例えば環状に形成され、回転軸心Cに平行な方向におけるヨーク68のうちの出力部46側の端部に取り付けられる。図4および図5では、第2固定部68Aが支持部72および伝達部材64とは別に設けられる構成であるが、第2固定部68Aが支持部72と一体に形成される構成、または、第2固定部68Aが伝達部材64と一体に形成される構成であってもよい。
図8に示されるように、ヨーク68は、第1ヨーク部68Bおよび第2ヨーク部68Cを含む。第1ヨーク部68Bおよび第2ヨーク部68Cは、環状に形成される。第1ヨーク部68Bおよび第2ヨーク部68Cは、回転軸心Cに平行な方向において互いに隙間をあけて対向して配置される。第1ヨーク部68Bおよび第2ヨーク部68Cは同一の形状を有する。
ヨーク68は、入力軸42の回転軸心Cまわりにおいて間隔をあけて配置される複数の爪部68Xを含む。詳細には、第1ヨーク部68Bおよび第2ヨーク部68Cのそれぞれは、複数の爪部68Xと、入力軸42の回転軸心Cまわりにおいて隣り合う複数の爪部68X同士を連結する連結部68Yとを有する。複数の爪部68Xおよび連結部68Yは一体に形成される。複数の爪部68Xおよび連結部68Yは、例えば、板金をプレス加工することによって形成される。複数の爪部68Xは、先端に向かうにつれて幅が狭くなるテーパ状に形成される。回転軸心Cまわりの方向において、第1ヨーク部68Bの複数の爪部68Xと第2ヨーク部68Cの複数の爪部68Xとは互い違いに配置される。回転軸心Cに平行な方向において、第2ヨーク部68Cの連結部68Yは、第1ヨーク部68Bの連結部68Yよりも第2固定部68A側に位置する。
磁気検出部70は、第1集磁リング74Aおよび第2集磁リング74Bをさらに含むことが好ましい。第1集磁リング74Aおよび第2集磁リング74Bは、ヨーク68の外周面と対向する。図4に示されるように、第1集磁リング74Aおよび第2集磁リング74Bは、回転軸心Cに沿う方向において、互いに離間して配置される。第1集磁リング74Aおよび第2集磁リング74Bは、軟磁性体により形成される。第1集磁リング74Aおよび第2集磁リング74Bは、同一形状を有する。第1集磁リング74Aおよび第2集磁リング74Bは、リング支持部に支持されることが好ましい。リング支持部は、例えば非導電性の樹脂材料によって形成される。リング支持部は、ハウジング40に固定される。
第1集磁リング74Aおよび第2集磁リング74Bのそれぞれは、リング部74Xと、リング部74Xから回転軸心Cに垂直な方向に向けて延びる集磁部74Yとを含む。リング部74Xと集磁部74Yとは一体に形成される。
に示されるとおり、回転軸心Cまわりの方向において、第1集磁リング74Aの集磁部74Yと、第2集磁リング74Bの集磁部74Yとは、同じ位置に配置される。回転軸心Cに平行な方向において、第1集磁リング74Aの集磁部74Yと、第2集磁リング74Bの集磁部74Yとは、隙間をあけて対向する。磁気検出部70は、第1集磁リング74Aの集磁部74Yと、第2集磁リング74Bの集磁部74Yとの間に配置される。
第1集磁リング74Aは、リング部74Xを介して第1ヨーク部68Bに流れる磁束を集める。第2集磁リング74Bは、リング部74Xを介して第2ヨーク部68Cに流れる磁束を集める。磁気検出部70は、各集磁リング74A,74Bの集磁部74Yを介して、第1集磁リング74Aと第2集磁リング74Bとの間に生じる磁束密度を検出する。
次に、図9および図10を用いて、トルクの検出原理について説明する。
人力駆動力Hが入力軸42に入力されていない場合では、図9(b)に示すとおり、第1ヨーク部68Bの爪部68Xの中心及び第2ヨーク部68Cの爪部68Xの中心と磁気発生部66のN極とS極との境界とが一致する。この場合、各ヨーク部68B,68Cの爪部68Xには、磁気発生部66のN極とS極から同数の磁力線が出入りするため、第1ヨーク部68Bと第2ヨーク部68Cの内部でそれぞれ磁力線が閉じている。したがって、第1ヨーク部68Bと第2ヨーク部68Cとの間に磁束が漏れることがないので、第1集磁リング74Aの集磁部74Yと第2集磁リング74Bの集磁部74Yとの間にも磁束が漏れず、磁気検出部70で検出する磁束密度は0となる(図10参照)。
人力駆動力Hが入力軸42に入力された場合、入力軸42に固定された伝達部材64が変形するため、入力軸42に固定された磁気発生部66およびヨーク68との相対位置が回転軸心Cまわりの方向に変化する。これにより、図9(a)または(c)に示すように、第1ヨーク部68Bの爪部68Xの中心及び第2ヨーク部68Cの爪部68Xの中心と磁気発生部66のN極とS極との境界とが一致しなくなる。このため、各ヨーク部68B,68Cには、N極またはS極の極性を有する磁力線が増加する。
この場合、第1ヨーク部68Bおよび第2ヨーク部68Cは、それぞれ逆の極性の磁力線が増加するため、第1ヨーク部68Bと第2ヨーク部68Cとの間の磁束が漏れるため、第1集磁リング74Aの集磁部74Yと第2集磁リング74Bの集磁部74Yとの間の磁束密度が高くなる。この磁束密度は、図10に示されるとおり、伝達部材64の回転軸心Cまわりの方向の変形量であるねじれ角θに概ね比例し、伝達部材64の変形方向に応じて極性が反転する。磁気検出部70は、第1集磁リング74Aの集磁部74Yと第2集磁リング74Bの集磁部74Yとの間の磁束密度を検出し、電圧信号として取り出すことができる。
(第2実施形態)
図11〜図19を参照して、第2実施形態の人力駆動車用コンポーネント30について説明する。第2実施形態の人力駆動車用コンポーネント30は、入力軸およびその周辺の構成が異なる点以外は、第1実施形態の人力駆動車用コンポーネント30と同様である。以下の説明において、第1実施形態と共通する構成については、第1実施形態と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図11に示されるように、人力駆動車用コンポーネント30は、入力軸42に代えて入力軸80を含む。伝達部材64は、相互に連結される第1伝達部材82および第2伝達部材84を含む。第1伝達部材82および第2伝達部材84は、入力軸80の外周部に設けられる。第1伝達部材82および第2伝達部材84は、中空に形成され、入力軸80と同軸に設けられる。入力軸80は、第1伝達部材82および第2伝達部材84に挿入される。入力軸80は、クランク軸12Aを含む。
図12に示されるように、入力軸80は、中実に形成される。入力軸80は、中空に形成されてもよい。入力軸80は、回転軸心Cを含む。入力軸80は、第1係合部42Aおよび第2係合部42Bに代えて、第1伝達部材82に係合するように構成される第3係合部80Aを含む。第1伝達部材82は入力軸80と一体に回転する。一例では、第3係合部80Aは、セレーションまたはスプラインを含む。第3係合部80Aの少なくとも一部は、回転軸心Cに平行な方向において、磁気発生部66、ヨーク68、および、磁気検出部70とは異なる位置に配置される。第3係合部80Aの少なくとも一部は、回転軸心Cに平行な方向において、磁気発生部66、ヨーク68、および、磁気検出部70よりも第1軸受50A側に位置する。
第1伝達部材82に、磁気発生部66およびヨーク68の一方が取付けられ、第2伝達部材84に、磁気発生部66およびヨーク68の他方が取り付けられる。本実施形態では、磁気発生部66は第1伝達部材82に取り付けられ、ヨーク68は第2伝達部材84に取り付けられる。磁気発生部66は、回転軸心Cに平行な方向において第2伝達部材84とは異なる位置であって、回転軸心Cに垂直な方向において第1伝達部材82の外周面に設けられる。ヨーク68は、回転軸心Cに平行な方向において第2伝達部材84とは異なる位置であって、回転軸心Cに垂直な方向において磁気発生部66の外周面と対向するように配置される。磁気発生部66は、第1伝達部材82の外周面に例えば接着剤を介して取り付けられる。ヨーク68は、第3固定部68Dを介して第2伝達部材84に取り付けられる。第3固定部68Dは、例えば環状に形成される。
磁気検出部70は、図11に示すように第1集磁リング74Aおよび第2集磁リング74Bを支持する非導電性のリング支持部78を含む。リング支持部78は、樹脂製であって、環状に形成される。リング支持部78は、図3のハウジング40に設けられる。リング支持部78は、磁電変換素子70Aを保持する。
図13および図14に示されるように、第1伝達部材82は、第1部分82Aおよび第2部分82Bを含む。第1部分82Aおよび第2部分82Bは、円筒形状を有する。好ましくは、第1部分82Aの内径および第2部分82Bの内径は等しい。第1部分82Aおよび第2部分82Bは、互いに同軸に配置される。好ましくは、第1部分82Aは、第2部分82Bと一体に形成される。好ましくは、第2部分82Bの外径は、第1部分82Aの外径よりも大きく、第1部分82Aと第2部分82Bとの間には段部82Cが形成される。図1に示されるように、段部82Cには、回転軸心Cに平行な方向において磁気発生部66が接触する。
第1伝達部材82は、第2伝達部材84に係合するように構成される第4係合部82Dおよび第5係合部82Eを含む。第4係合部82Dおよび第5係合部82Eのそれぞれは、第2部分82Bに形成される。一例では、第4係合部82Dおよび第5係合部82Eは、第2部分82Bと一体に形成される。第4係合部82Dおよび第5係合部82Eは、第2部分82Bと別体で形成され、組み立てられてもよい。回転軸心Cに平行な方向において、第4係合部82Dおよび第5係合部82Eは、磁気発生部66、ヨーク68および磁気検出部70とは異なる位置に配置される。回転軸心Cに平行な方向において、第4係合部82Dおよび第5係合部82Eは、磁気発生部66、ヨーク68および磁気検出部70に対して第3係合部80Aとは反対側に配置される。好ましくは、入力軸80の回転軸心Cに垂直な方向から見て、第3係合部80Aと、第4係合部82Dおよび第5係合部82Eの少なくとも一方との間に、磁気発生部66の少なくとも一部と、ヨーク68の少なくとも一部とが設けられる。この場合、磁気発生部66の少なくとも一部と、ヨーク68の少なくとも一部とは、入力軸42の回転軸心Cに垂直で、かつ第3係合部80Aを通る第3平面と、入力軸42の回転軸心Cに垂直で、かつ第4係合部82Dおよび第5係合部82Eの一方を通る第4平面との間に設けられる。磁気発生部66の全体と、ヨーク68の全体とが、第3平面と、第4平面との間に設けられてもよい。回転軸心Cに垂直な方向から見て、第3係合部80Aと、第4係合部82Dおよび第5係合部82Eの少なくとも一方との間に、磁気検出部70の少なくとも一部が設けられてもよい。この場合、磁気検出部70の少なくとも一部は、第3平面と、第4平面との間に設けられる。
第4係合部82Dは、少なくとも1つの第4凸部と、少なくとも1つの第4凹部との少なくとも一方を含む。本実施形態では、第4係合部82Dは、回転軸心Cまわりに離間して設けられる複数の第4凸部を含む。本実施形態では、第4係合部82Dは、少なくとも1つの第4凸部82Fを含む。図13に示されるとおり、第4係合部82Dは、回転軸心Cまわりに離間して設けられた4つの第4凸部82Fを含む。図14に示されるとおり、4つの第4凸部82Fは、回転軸心Cまわりに等間隔に設けられる。第4凸部82Fは、回転軸心Cに交差する方向に延びる。一例では、第4凸部82Fは、第2部分82Bの外周面から回転軸心Cに垂直な方向に延びる。図12に示されるとおり、第4凸部82Fは、磁気発生部66およびヨーク68よりも外側まで延びる。回転軸心Cに垂直な方向における第4凸部82Fの長さは、図12に示される構成に限られず、任意に変更可能である。一例では、第4凸部82Fの先端は、回転軸心Cに垂直な方向において、磁気発生部66およびヨーク68の少なくとも一方と同じ位置であってもよい。
第5係合部82Eは、少なくとも1つの第5凸部と、少なくとも1つの第5凹部との少なくとも一方を含む。一例では、第5係合部82Eは、回転軸心Cまわりに離間して設けられる複数の第5凸部と、回転軸心Cまわりに離間して設けられる複数の第5凹部との少なくとも一方を含む。第5凸部および第5凹部は、回転軸心Cに沿って延びる。図13に示されるとおり、第5係合部82Eは、回転軸心Cまわりに離間して設けられた4つの第5凸部82Gを含む。図14に示されるとおり、4つの第5凸部82Gは、回転軸心Cまわりに等間隔に設けられる。第5凸部82Gは、回転軸心Cに沿って延びる。一例では、第5凸部82Gは、回転軸心Cに平行な方向における第2部分82Bのうちの段部82Cとは反対側の端面に設けられる。第4係合部82Dの第4凸部82Fの回転軸心Cまわりの幅D4と、第5係合部82Eの第5凸部82Gの回転軸心Cまわりの幅D5とは互いに等しくてもよい。一例では、第4係合部82Dの4つの第4凸部82Fの回転軸心Cまわりの位置と、第5係合部82Eの4つの第5凸部82Gの回転軸心Cまわりの位置とが互いに等しい。
図15〜図17に示されるように、第2伝達部材84は、第1部分84A、第2部分84B、および、連結部分84Cを含む。第1部分84Aおよび第2部分84Bは、円筒形状を有する。連結部分84Cは、円環形状を有する。第1部分84Aの内径は、第2部分84Bの内径よりも大きい。第1部分84Aの外径は、第2部分84Bの外径よりも大きい。一例では、図12に示されるとおり、回転軸心Cに垂直な方向において、第1部分84Aは、磁気発生部66およびヨーク68よりも外側に位置する。第1部分84Aには、図示しないギア85が取り付けられる。ギア85には、モータ34の出力が伝達される。ギア85は、第2伝達部材84と一体に形成されてもよい。
出力部46は、第2伝達部材84と一体に形成される。第2部分84Bは、ホイール部材44を取り付けるための取付部を含む。取付部は、セレーション84Dおよびねじ部84Eを含む。セレーション84Dは、第2部分84Bの外周部に形成される。セレーション84Dには、図示しないホイール部材が取り付けられる。ねじ部84Eは、第2部分84Bの内周部に形成される。ねじ部84Eには、図示しない取付部材がねじ込まれる。取付部材は、ホイール部材が第2伝達部材84から脱落しないように支持する。図15では、第2伝達部材84と出力部46とが一体に形成された構成であるが、これに限られず、第2伝達部材84と出力部46とが個別に形成されてもよい。この場合、第1実施形態と同様に、出力部46は、第2伝達部材84にワンウェイクラッチを介して連結されてもよい。
図16および図17に示されるように、第2伝達部材84は、第4係合部82Dに係合される第4被係合部84Fと、第5係合部82Eに係合される第5被係合部84Gとを含む。第4被係合部84Fは、第2伝達部材84の内周部に設けられる。本実施形態では、第4被係合部84Fは、第1部分84Aの内周部に設けられる。第5係合部82Eは、第2伝達部材84の内周部に設けられる。本実施形態では、第5係合部82Eは、連結部分84Cの内周部に設けられる。
第4被係合部84Fは、第4係合部82Dの第4凸部に係合される少なくとも1つの第4係合凹部と、第4係合部82Dの第4凹部に係合される少なくとも1つの第4係合凸部とを含む。第4係合部82Dが第4凸部を有する場合、第4係合部82Dの第4凸部の数と、第4被係合部84Fの第4係合凹部の数とは互いに等しいことが好ましい。第4係合部82Dが第4凹部を有する場合、第4係合部82Dの第4凹部の数と、第4被係合部84Fの第4係合凸部の数とは互いに等しいことが好ましい。一例では、第4被係合部84Fは、第4係合部82Dにおいて回転軸心Cまわりに離間して設けられる複数の第4凸部に係合される、回転軸心Cまわりに離間して設けられる複数の第4係合凹部と、第4係合部82Dにおいて回転軸心Cまわりに離間して設けられる複数の第4凹部に係合される、回転軸心Cまわりに離間して設けられる複数の第4係合凸部とを含む。一例では、第4被係合部84Fは、第4係合部82Dの少なくとも1つの第4凸部82Fに係合される少なくとも1つの第4係合凹部84Hを含む。図16に示されるとおり、第4被係合部84Fは、回転軸心Cまわりに離間して設けられた4つの第4係合凹部84Hを含む。4つの第4係合凹部84Hは、回転軸心Cまわりに等間隔に設けられる。回転軸心Cに平行な方向において、第4係合凹部84Hの幅H4は、第4係合部82Dの第4凸部82Fの回転軸心Cまわりの幅D4と等しい。
第5被係合部84Gは、第5係合部82Eの第5凸部に係合される少なくとも1つの第5係合凹部と、第5係合部82Eの第5凹部に係合される少なくとも1つの第5係合凸部とを含む。第5係合部82Eが第5凸部を有する場合、第5係合部82Eの第5凸部の数と、第5被係合部84Gの第5係合凹部の数とは互いに等しいことが好ましい。第5係合部82Eが第5凹部を有する場合、第5係合部82Eの第5凸部の数と、第5被係合部84Gの第5係合凸部の数とは互いに等しいことが好ましい。一例では、第5被係合部84Gは、第5係合部82Eにおいて回転軸心Cまわりに離間して設けられる複数の第5凸部に係合される、回転軸心Cまわりに離間して設けられる複数の第5係合凹部と、第5係合部82Eにおいて回転軸心Cまわりに離間して設けられる複数の第5凹部に係合される、回転軸心Cまわりに離間して設けられる複数の第5係合凸部とを含む。一例では、第5被係合部84Gは、第5係合部82Eの少なくとも1つの第5凸部82Gに係合される少なくとも1つの第5係合凹部84Iを含む。図17に示されるとおり、第5被係合部84Gは、回転軸心Cまわりに離間して設けられた4つの第5係合凹部84Iを含む。4つの第5係合凹部84Iは、回転軸心Cまわりに等間隔に設けられる。一例では、第4被係合部84Fの4つの第4係合凹部84Hの回転軸心Cまわりの位置と、第5被係合部84Gの4つの第5係合凹部84Iの回転軸心Cまわりの位置とが互いに等しい。
回転軸心Cまわりの方向において、第5係合凹部84Iの幅H5は、第5係合部82Eの第5凸部82Gの回転軸心Cまわりの幅D5よりも大きい。回転軸心Cまわりの方向において、第5凸部82Gと第5係合凹部84Iとの間の隙間は、入力軸42に人力駆動力が与えられると、入力軸42の回転軸心Cまわりにおいて、第1伝達部材82が第2伝達部材84に対して3度以上、好ましくは6度以上回転できるように設定されている。
図18および図19に示されるとおり、第4係合部82Dの4つの第4凸部82Fは、第4被係合部84Fの4つの第4係合凹部84Hと係合する。第4係合凹部84Hは、第4凸部82Fの先端部と係合する。第5係合部82Eの4つの第5凸部82Gは、第5被係合部84Gの4つの第5係合凹部84Iと係合する。人力駆動力Hが与えられていない状態において、第4係合部82Dと、第2伝達部材84との回転軸心Cまわりの第3の隙間G3は、第5係合部82Eと、第2伝達部材84との回転軸心Cまわりの第4の隙間G4よりも小さい。
入力軸80に人力駆動力Hが与えられたとき、入力軸80と一体に第1伝達部材82が回転する。このとき、図18の二点鎖線によって示されるとおり、第4係合部82Dが撓むことによって、第2伝達部材84に対して第1伝達部材82が相対回転する状態が発生する。したがって、第1伝達部材82に取り付けられた磁気発生部66と、第2伝達部材84に取り付けられたヨーク68とは相対移動する。本実施形態の人力駆動車用コンポーネント30のトルクの検出方法は、第1実施形態の人力駆動車用コンポーネント30のトルクの検出方法と同様である。
(変形例)
各実施形態に関する説明は、本発明に従う人力駆動車用コンポーネントが取り得る形態の例示であり、その形態を制限することを意図していない。本発明に従う人力駆動車用コンポーネントは、例えば以下に示される各実施形態の変形例、および、相互に矛盾しない少なくとも2つの変形例が組み合わせられた形態を取り得る。以下の変形例において、各実施形態と共通する部分については、各実施形態と同一の符号を付してその説明を省略する。
・第1実施形態において、第1係合部42Aは、第1凸部および第1凹部の両方を有してもよい。この場合、第1係合部42Aに係合される第1被係合部64Aは、第1凸部に係合される第1係合凹部、および、第1凹部に係合される第1係合凸部の両方を有することが好ましい。第2係合部42Bは、第2凸部および第2凹部の両方を有してもよい。この場合、第2係合部42Bに係合される第2被係合部64Bは、第2凸部に係合される第2係合凹部、および、第2凹部に係合される第2係合凸部の両方を有することが好ましい。
・第1実施形態において、第1係合部42Aの回転軸心Cまわりの位置と、第2係合部42Bの回転軸心Cまわりの位置とが互いに異なってもよい。この場合、第1係合部42Aの回転軸心Cまわりの位置および第2係合部42Bの回転軸心Cまわりの位置に合わせて、伝達部材64の第1被係合部64Aの回転軸心Cまわりの位置と、第2被係合部64Bの回転軸心Cまわりの位置とが互いに異なる。
・第2実施形態において、第1伝達部材82の第4係合部82Dの回転軸心Cに平行な方向の位置、及び第1伝達部材82の第5係合部82Eの回転軸心Cに平行な方向の位置とは任意に変更可能である。一例では、第5係合部82Eが第4係合部82Dよりもヨーク68側に配置されてもよい。
・第2実施形態において、第4係合部82Dの回転軸心Cまわりの位置と、第5係合部82Eの回転軸心Cまわりの位置とが互いに異なってもよい。この場合、第4係合部82Dの回転軸心Cまわりの位置および第5係合部82Eの回転軸心Cまわりの位置に合わせて、第2伝達部材84の第4被係合部84Fの回転軸心Cまわりの位置と、第5被係合部84Gの回転軸心Cまわりの位置とが互いに異なる。
・第2実施形態において、第4係合部82Dは、第4凸部および第4凹部の両方を有してもよい。この場合、第4係合部82Dに係合される第4被係合部84Fは、第4凸部に係合される第4係合凹部、および、第4凹部に係合される第4係合凸部の両方を有することが好ましい。第5係合部82Eは、第5凸部および第5凹部の両方を有してもよい。この場合、第5係合部82Eに係合される第5被係合部84Gは、第4凸部に係合される第5係合凹部、および、第5凹部に係合される第5係合凸部の両方を有することが好ましい。
・各実施形態において、第1集磁リング74Aおよび第2集磁リング74Bを省略することができる。この場合、回転軸心Cに平行な方向において、第1ヨーク部68Bの連結部68Yと第2ヨーク部68Cの連結部68Yとの間に磁電変換素子70Aが配置される。
・各実施形態および変形例において、人力駆動車用コンポーネント30は、モータ34を含まない構成とすることができる。この場合、減速機、駆動回路を省略することができる。
・各実施形態および変形例において、ハウジング40は、フレーム16に一体に形成されていてもよい。
・各実施形態および変形例において、入力軸42、80は、たとえば人力駆動力の伝達経路に設けられ、クランク軸12Aを除く軸であってもよい。たとえば人力駆動車用コンポーネント30は、後輪のハブを含み、入力軸は、第2回転体24に接続され、出力部がハブシェルに接続されていてもよい。
C…回転軸心、G1…第1の隙間、G2…第2の隙間、G3…第3の隙間、G4…第4の隙間、P1…第1の位置、P2…第2の位置、10…人力駆動車、12A…クランク軸、30…人力駆動車用コンポーネント、34…モータ、36…制御回路、40…ハウジング、42…入力軸、42A…第1係合部、42B…第2係合部、42C…第1凸部、42D…第2凸部、44…ホイール部材、46…出力部、48…ワンウェイクラッチ、56…回路基板、64…伝達部材、66…磁気発生部、68…ヨーク、68X…爪部、70…磁気検出部、72…支持部、80…入力軸、80A…第3係合部、82…第1伝達部材、82D…第4係合部、82E…第5係合部、82F…第4凸部、82G…第5凸部、84…第2伝達部材。

Claims (30)

  1. 回転軸心を有し、人力駆動力が入力される入力軸と、
    前記入力軸の外周部に設けられ、前記人力駆動力によって変形するように構成される伝達部材と、
    磁気発生部と、
    前記磁気発生部の外周面と対向するヨークと、
    前記ヨークから漏出する前記磁気発生部の磁界を検出する磁気検出部と、を含み、
    前記磁気発生部および前記ヨークは、前記伝達部材が変形することによって相対移動するように前記伝達部材に設けられ
    前記伝達部材は、相互に連結される第1伝達部材および第2伝達部材を含み、
    前記第1伝達部材に、前記磁気発生部および前記ヨークの一方が取り付けられ、
    前記第2伝達部材に、前記磁気発生部および前記ヨークの他方が取り付けられ、
    前記入力軸は、前記第1伝達部材に係合するように構成される第3係合部を含み、
    前記第1伝達部材は、前記第2伝達部材に係合するように構成される第4係合部および第5係合部を含み、
    前記第4係合部と、前記第2伝達部材との間の前記回転軸心まわりの第3の隙間は、前記第5係合部と、前記第2伝達部材との間の前記回転軸心まわりの第4の隙間よりも小さい、人力駆動車用コンポーネント。
  2. 前記磁気発生部は、前記回転軸心に平行な方向において第1の位置で前記伝達部材に固定され、
    前記ヨークは、前記回転軸心に平行な方向において前記第1の位置とは異なる第2の位置で前記伝達部材に固定される、請求項1に記載の人力駆動車用コンポーネント。
  3. 前記伝達部材は、中空に形成され、前記入力軸と同軸に設けられる、請求項2に記載の人力駆動車用コンポーネント。
  4. 前記伝達部材と、ホイール部材とに連結されるように構成される出力部をさらに含む、請求項2または3に記載の人力駆動車用コンポーネント。
  5. 前記出力部は、前記伝達部材にワンウェイクラッチを介して連結される、請求項4に記載の人力駆動車用コンポーネント。
  6. 前記出力部は、前記伝達部材と一体に形成される、請求項4に記載の人力駆動車用コンポーネント。
  7. 前記入力軸は、前記伝達部材に係合するように構成される第1係合部および第2係合部を含み、
    前記第2係合部は、前記回転軸心に平行な方向において前記第1係合部と前記出力部との間に配置され、
    前記人力駆動力が与えられていない状態において、前記第1係合部と、前記伝達部材との間の前記回転軸心まわりの第1の隙間は、前記第2係合部と、前記伝達部材との間の前記回転軸心まわりの第2の隙間よりも小さい、請求項4〜6のいずれか一項に記載の人力駆動車用コンポーネント。
  8. 前記第1係合部は、少なくとも1つの第1凸部と、少なくとも1つの第1凹部との少なくとも一方を含み、
    前記第2係合部は、少なくとも1つの第2凸部と、少なくとも1つの第2凹部との少なくとも一方を含む、請求項7に記載の人力駆動車用コンポーネント。
  9. 前記第1係合部は、前記回転軸心まわりに離間して設けられる複数の前記第1凸部と、前記回転軸心まわりに離間して設けられる複数の前記第1凹部との少なくとも一方を含み、
    前記第2係合部は、前記回転軸心まわりに離間して設けられる複数の前記第2凸部と、前記回転軸心まわりに離間して設けられる複数の前記第2凹部との少なくとも一方を含む、請求項8に記載の人力駆動車用コンポーネント。
  10. 前記入力軸の前記回転軸心に垂直な方向から見て、前記第1係合部と前記第2係合部との間に、前記磁気発生部の少なくとも一部と、前記ヨークの少なくとも一部とが設けられる、請求項7〜9のいずれか一項に記載の人力駆動車用コンポーネント。
  11. 前記第4係合部は、少なくとも1つの第4凸部と、少なくとも1つの第4凹部との少なくとも一方を含み、
    前記第5係合部は、少なくとも1つの第5凸部と、少なくとも1つの第5凹部との少なくとも一方を含む、請求項1から10のいずれか一項に記載の人力駆動車用コンポーネント。
  12. 前記第4係合部は、前記回転軸心まわりに離間して設けられる複数の前記第4凸部と、前記回転軸心まわりに離間して設けられる複数の前記第4凹部との少なくとも一方を含み、
    前記第5係合部は、前記回転軸心まわりに離間して設けられる複数の前記第5凸部と、前記回転軸心まわりに離間して設けられる複数の前記第5凹部との少なくとも一方を含む、請求項1に記載の人力駆動車用コンポーネント。
  13. 前記第4凸部は、前記回転軸心に交差する方向に延びる、請求項11または1に記載の人力駆動車用コンポーネント。
  14. 前記第5凸部および前記第5凹部は、前記回転軸心に沿って延びる、請求項1〜1のいずれか一項に記載の人力駆動車用コンポーネント。
  15. 前記入力軸の前記回転軸心に垂直な方向から見て、前記第3係合部と、前記第4係合部および前記第5係合部の少なくとも一方との間に、前記磁気発生部の少なくとも一部と、前記ヨークの少なくとも一部とが設けられる、請求項〜1のいずれか一項に記載の人力駆動車用コンポーネント。
  16. 前記第1伝達部材および前記第2伝達部材は、中空に形成され、前記入力軸と同軸に設けられる、請求項1〜1のいずれか一項に記載の人力駆動車用コンポーネント。
  17. 前記伝達部材およびホイール部材に連結されるように構成される出力部をさらに含む、請求項1〜1のいずれか一項に記載の人力駆動車用コンポーネント。
  18. 前記出力部は、前記第2伝達部材にワンウェイクラッチを介して連結される、請求項1に記載の人力駆動車用コンポーネント。
  19. 前記出力部は、前記第2伝達部材と一体に形成される、請求項17に記載の人力駆動車用コンポーネント。
  20. 前記ヨークは、前記入力軸の前記回転軸心まわりにおいて間隔をあけて配置される複数の爪部を含む、請求項1〜19のいずれか一項に記載の人力駆動車用コンポーネント。
  21. 前記複数の爪部は、先端に向かうにつれて幅が狭くなるテーパ状に形成される、請求項2に記載の人力駆動車用コンポーネント。
  22. 前記ヨークを支持する非導電性の支持部をさらに含み、
    前記支持部が前記伝達部材に固定される、請求項1〜2のいずれか一項に記載の人力駆動車用コンポーネント。
  23. 前記支持部は、環状に形成される、請求項2に記載の人力駆動車用コンポーネント。
  24. 前記支持部の内径は、31.0mm以上、かつ、40.0mm未満である、請求項2に記載の人力駆動車用コンポーネント。
  25. 前記磁気発生部は、永久磁石を含む、請求項1〜2のいずれか一項に記載の人力駆動車用コンポーネント。
  26. 前記永久磁石は、環状に形成される、請求項2に記載の人力駆動車用コンポーネント。
  27. 前記入力軸を回転可能に支持するハウジングをさらに含み、
    前記磁気検出部は、前記ハウジングに設けられる、請求項1〜26のいずれか一項に記載の人力駆動車用コンポーネント。
  28. 回路基板をさらに含み、
    前記磁気検出部は、有線によって前記回路基板に接続される、請求項1〜27のいずれか一項に記載の人力駆動車用コンポーネント。
  29. 力駆動車の推進をアシストするように構成されるモータをさらに含み、
    前記回路基板は、前記モータを制御する制御回路を含む、請求項28に記載の人力駆動車用コンポーネント。
  30. 前記入力軸は、クランク軸を含む、請求項1〜29のいずれか一項に記載の人力駆動車用コンポーネント。
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