JP6941073B2 - 減速装置 - Google Patents

減速装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6941073B2
JP6941073B2 JP2018063696A JP2018063696A JP6941073B2 JP 6941073 B2 JP6941073 B2 JP 6941073B2 JP 2018063696 A JP2018063696 A JP 2018063696A JP 2018063696 A JP2018063696 A JP 2018063696A JP 6941073 B2 JP6941073 B2 JP 6941073B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fan
rectifying
trumpet
input shaft
speed reducer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018063696A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019173897A (ja
Inventor
駿介 後藤
駿介 後藤
一樹 久田
一樹 久田
泰正 山▲崎▼
泰正 山▲崎▼
Original Assignee
住友重機械ギヤボックス株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 住友重機械ギヤボックス株式会社 filed Critical 住友重機械ギヤボックス株式会社
Priority to JP2018063696A priority Critical patent/JP6941073B2/ja
Priority to CN201910090183.3A priority patent/CN110319180B/zh
Publication of JP2019173897A publication Critical patent/JP2019173897A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6941073B2 publication Critical patent/JP6941073B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
    • F16H57/0412Cooling or heating; Control of temperature
    • F16H57/0415Air cooling or ventilation; Heat exchangers; Thermal insulations
    • F16H57/0416Air cooling or ventilation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

本発明は、減速装置に関する。
減速装置内では歯車等の構成部品が高速で回転する。特に入力軸側は出力軸側よりも回転数が大きいため、発熱が問題になる。減速装置が高熱になると、シールやオイルの劣化、油膜の減少による早期の歯車・軸受損傷といった問題が生じうる。このため、減速装置の入力軸に冷却用のファンを設けたものが知られている。
特許文献1には、減速機構を収納するケーシングと、ケーシングから外部に突出する突出部を有する入力軸と、入力軸の突出部に設けられたファンと、ファンを覆うファンフードと、を備えた減速装置において、ファンフードは、筒状部と、筒状部に接続され反入力側に向かうに従って内面が入力軸から離れるように傾斜するラッパ状部と、を備え、ラッパ状部の内面に整流フィンを有する構造が開示されている。
特開2016−191450号公報
このような減速装置では性能向上のためにさらに放熱性の向上が求められている。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、入力軸側のファンとファンを覆うファンフードとを備える減速装置において、減速装置を効率的に冷却する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の減速装置は、減速機構を収納するケーシングと、ケーシングから外部に突出する突出部を有する入力軸と、入力軸の突出部に設けられたファンと、ファンを覆うファンフードと、を備えた減速装置であって、ファンフードは、筒状部と、該筒状部に接続され反入力側に向かうに従って内面が入力軸から離れるように傾斜するラッパ状部と、を備える。筒状部の内面に整流フィンを有する。
この態様によると、整流フィンが筒状部の内面に設けられたので、吸入された空気が、筒状部に設けられた整流フィンによって整流されて、ケーシングの外表面の近傍を流れるため、冷却効果が向上する。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや、本発明の構成要素や表現を方法、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、入力軸側のファンとファンを覆うファンフードとを備える減速装置において、減速装置を効率的に冷却することができる。
本発明の実施の形態に係る減速装置の上方斜視図である。 図1の減速装置の下方斜視図である。 図1の減速装置のファンフードの斜視図である。 図1の減速装置のファンフードの別の斜視図である。 図1の減速装置のファンフードの入力側の側面図である。 図1の減速装置のファンフードの反入力側の側面図である。 図1の減速装置のファンの反入力側の側面図である。 図1の減速装置のファンの正面図である。
本発明者らは、減速装置について検討し、以下の認識を得た。減速装置では性能向上のためにさらに放熱性の向上が求められている。しかし、特許文献1に記載の減速装置は、ラッパ状部の内面に整流フィンを有する一方、筒状部には整流フィンを備えていない。このことから、本発明者らは、減速装置にはファンによるファンフードに吸入される空気の整流効果をさらに向上させる観点で改善すべき余地があることを認識した。以下、実施の形態により具体的な内容を説明する。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに各図面を参照しながら説明する。実施の形態および変形例では、同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面における部材の寸法は、理解を容易にするために適宜拡大、縮小して示される。また、各図面において実施の形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
なお、以下の説明において、「平行」、「垂直」は、完全な平行、垂直だけではなく、誤差の範囲で平行、垂直からずれている場合も含むものとする。また、「略」は、おおよその範囲で同一であるという意味である。
また、第1、第2などの序数を含む用語は多様な構成要素を説明するために用いられるが、この用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的でのみ用いられ、この用語によって構成要素が限定されるものではない。
[実施の形態]
以下、図1、図2を参照して、実施の形態に係る減速装置10の構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る減速装置10を左側斜め上方から見た斜視図であり、図2は、減速装置10を左側斜め下方から見た斜視図である。
減速装置10は、ベベルギヤを用いた直交型の3段減速機からなる減速機構(図示せず)を備えている。減速機構は、入力軸12(突出部12aのみ図示する)と、入力軸12と直交する第1中間軸32と、第1中間軸32とヘリカルギヤを介して噛合する第2中間軸36と、第2中間軸36とヘリカルギヤを介して噛合する出力軸38と、を有している。
減速機構のうち、入力軸12、第1中間軸32、第2中間軸36はケーシング30内に収納され、出力軸38は、ケーシング30内に収納されるとともに、一部がケーシング30から突出している。入力軸12、第1中間軸32、第2中間軸36、出力軸38は、それぞれ軸受(図示せず)によってケーシング30に支持されている。ケーシング30によって画成される内部空間には、潤滑油が封入されている。減速装置10は、ケーシング30の下面を床等に据え付けた状態で使用される。
このような減速装置の内部の減速機構自体は公知であるので、本明細書ではこれ以上の詳細な説明を省略する。
入力軸12は、その一端がケーシング30から外部に突出する突出部12aを有している。以下、入力軸12の中心軸線Laに沿った方向を「軸方向」といい、その中心軸線Laを中心とする円の円周方向、半径方向をそれぞれ「周方向」、「径方向」とする。入力軸12の突出部12aは、駆動用モータ(図示せず)の出力軸にキーやカップリング等を使用して連結される。出力軸38は、その一端がケーシング30から突出する突出部38aを有している。突出部38aには、被駆動機械(図示せず)の入力軸がキーやカップリング等を使用して連結される。以下の説明では、便宜的に、減速装置10の入力軸12がある側を入力側、出力軸38がある側を反入力側と表記する。
入力軸12には、冷却用のファン40が取り付けられている。ファン40は、入力軸12がいずれの方向に回転しても取り込んだ空気を径方向外側に送り出すために、ラジアルファンであることが好ましいが、入力軸12が一方向にしか回転しない場合にはアキシャルファンであってもよい。
ケーシング30の入力側の端部には、ファン40を覆うようにファンフード50が取り付けられている。ファンフード50は、全体として略椀形に形成されている。図1、図2では図示していないが、ファンフード50の入力側開口部53には、異物よけのメッシュが設けられている。ファンフード50の反入力側開口部58には、ケーシング30の入力側の一部が進入する。
ファンフード50は、その内面が入力軸12と平行に延在する部分である筒状部54と、筒状部54に接続され反入力側に向かうに従って内面が入力軸12から離れるように傾斜する部分であるラッパ状部52と、を備えている。換言すると、ラッパ状部52は、筒状部54から入力側に向かうに従って内面が入力軸12に近づくように傾斜する部分である。実施の形態では、筒状部54は8つの面で構成され、内面および外面の両方が入力軸12と平行になっている。ラッパ状部52の入力側には、入力軸12の突出部12a側に向けて傾斜する傾斜部51が接続され、傾斜部51の内径側がファンフード50の入力側開口部53となっている。ファンフード50の反入力側は反入力側開口部58となっている。実施の形態では、反入力側開口部58とケーシング30の外表面との間には、20〜50mm程度の隙間が空いている。ファン40が回転すると、ファンフード50の入力側開口部53からファンフード50内に空気が吸入され、反入力側開口部58から減速装置10に向けて空気流が吹き出される。
より詳細には、ファンフード50のラッパ状部52は、反入力側に向かうに従って内面が入力軸12から離れるように傾斜する拡径部52aと、内面が入力軸12と平行な平坦部52bと、で構成される。拡径部52aは、ケーシング30の上面側と下面側に一対設けられ、上下面の拡径部52aを接続するように平坦部52bが左右一対設けられている。平坦部52bは、筒状部54の側面と連続面を構成している。このような構造によって、ラッパ状部52の軸方向に垂直な断面は8角形になっている。
ラッパ状部52を円形に近い8角形断面にすることで、ラッパ状部が四角形断面である場合と比較して、ファン40によって作り出された空気流がファンフードの四隅で滞留することが少なくなり、ファンフード50の反入力側開口部58からより均一に気流を吹き出すことが可能になっている。
筒状部54の上面には、減速装置10を吊り下げる場合にケーシング30に取り付けられる吊り具(図示せず)を露出させるための切欠き(図示せず)が形成されていてもよい。切り欠きを形成した場合でも、筒状部54の軸方向の長さが十分確保されていれば、上面側での平行気流の形成に影響はほとんど及ばない。
次に、図3〜図6、図8を参照してファンフード50の筒状部54および整流フィン60の詳細について説明する。図3は、ファンフード50の斜視図である。図4は、ファンフード50を別の角度から視た斜視図である。図3、図4では後述するメッシュ50mの記載を省略している。図5は、ファンフード50の入力側から視た側面図である。図6は、ファンフード50の反入力側から視た側面図である。図8は、ファン40の周辺を示す正面図である。
(筒状部)
これらの図に示すように、実施の形態では、筒状部54の内面は、上面54bと、下面54dと、左右一対の側面54cと、4つの接続面54eと、を有する。これらの各面は、それぞれ軸方向に平行な方向に延在すると共に、周方向に接続されている。上面54bと下面54dとは、互いに鉛直な上下方向に対向して配置され、それぞれ水平な左右方向に延在している。一対の側面54cは、互いに左右方向に対向して配置され、それぞれ上下方向に延在している。4つの接続面54eは、上面54bと左右の側面54cの間および、下面54dと左右の側面54cの間を接続するように配置されている。接続面54eは、それぞれ左右方向および上下方向に対して傾斜した方向に延在している。このように構成されることによって、筒状部54の軸方向に垂直な断面は8角形になっている。
(整流フィン)
図3、図4に示すように、ファンフード50の筒状部54の内面には整流フィン60が設けられている。整流フィン60は、所望の整流効果を得られれば設置箇所に制限はない。この例では、整流フィン60は、上面54bと一対の側面54cとの3面に設けられている。整流フィン60は、下面54dと4つの接続面54eには設けられていない。また、ラッパ状部52の内面には整流フィンを有していない。この場合、ファンフード50に吸入された空気が、ケーシング30の外表面の近傍に誘導され、冷却効果の改善を図ることができる。
整流フィン60は、上面54bに設けられた第1整流フィン62と、一対の側面54cに設けられた第2整流フィン64と、を含む。減速装置10が設置されたとき、ケーシング30の下面は設置面に接し、下面54d側には気流が通る隙間が殆どないので、この例では、下面54dには、整流フィン60が設けられていない。また、気流の改善効果はそれほど大きくないので、この例では、接続面54eには整流フィン60が設けられていない。
(第1整流フィン)
第1整流フィン62は、離隔して配置される2枚の整流フィン62b、62cと、2枚の整流フィン62b、62cの間に配置される1枚の整流フィン62aと、を含んでいる。整流フィン62a、62b、62cは、左右方向に等間隔または不等間隔で配列されている。第1整流フィン62それぞれは、軸方向および上下方向に延在する板状の部材で、表面に垂直な方向から視て略矩形状を呈する。第1整流フィン62それぞれは、上面54bから下向きに突出して設けられている。
第1整流フィン62それぞれは、筒状部54の軸方向の全長Lcに亘って延在してもよいし、この間に断続的に延在してもよい。図8の例では、筒状部54の反入力側の端部54hは開口端とされており、第1整流フィン62は、軸方向で、その反入力側の端部62hが、筒状部54の反入力側の端部54hの近傍に位置するように配置されている。ここで、端部近傍とは、端部から全長Lcの10%以内の範囲をいう。言い換えれば、整流フィン62の反入力側の端部62hは、筒状部54の反入力側の開口端(端部54h)から筒状部54の全長の10%以内の距離に位置するように配置されている。第1整流フィン62の入力側の端部62jは、筒状部54の入力側の端部54jの近傍に位置している。言い換えれば、端部62jは、筒状部54の端部54hとは反対側の端部54j近傍に位置している。つまり、第1整流フィン62は、軸方向において、筒状部54の端部54h近傍から端部54j近傍までの間に延在している。第1整流フィン62の軸方向の全長Leは、筒状部54の全長Lcの70%〜95%の範囲内であってもよい。このように構成されることにより、第1整流フィン62は、良好な整流効果を発揮することができる。
図6に示すように、第1整流フィン62では、整流フィン62b、62cは略同様の形状を有し、整流フィン62aは、整流フィン62b、62cより上下方向に短い形状を有する。つまり、3枚の整流フィンの内、中央の整流フィン62aは両側の整流フィン62b、62cより、上面54bからの突出量が小さい。このように構成することにより、整流効果がさらに高まる。
(第2整流フィン)
第2整流フィン64は、離隔して配置される2枚の整流フィン64b、64cと、2枚の整流フィン64b、64cの間に配置される1枚の整流フィン64aと、を含んでいる。整流フィン64a、64b、64cは、上下方向に等間隔または不等間隔で配列されている。第2整流フィン64それぞれは、軸方向および左右方向に延在する板状の部材で、表面に垂直な方向から視て略矩形状を呈する。第2整流フィン64それぞれは、側面54cから横向きに突出して設けられている。
第2整流フィン64それぞれは、筒状部54の軸方向の全長Lcに亘って延在してもよいし、この間に断続的に延在してもよい。図8の例では、例では、第2整流フィン64は、軸方向で、その反入力側の端部64hが、筒状部54の反入力側の端部54hの近傍に位置するように配置されている。第2整流フィン64の入力側の端部64jは、筒状部54の入力側の端部54jの近傍に位置している。第2整流フィン64は、軸方向において、筒状部54の端部54h近傍から端部54j近傍までの間に延在している。第2整流フィン64の軸方向の全長Lfは、筒状部54の全長Lcの70%〜95%の範囲内であってもよい。このように構成されることにより、第2整流フィン64は、良好な整流効果を発揮することができる。
図6に示すように、第2整流フィン64において、整流フィン64bおよび整流フィン64cは略同様の形状を有し、整流フィン64aは、整流フィン64bおよび整流フィン64cより左右方向に短い形状を有する。つまり、3枚の整流フィンの内、中央の整流フィン64aは両側の整流フィン64b、64cより、側面54cからの突出量が小さい。このように構成することにより、整流効果がさらに高まる。
このような整流フィン60をファンフード50の内面に設けることで、ファン40によって作り出された気流が整流され、ケーシング30の外表面に沿った平行気流を形成することに寄与する。
図7、図8を参照して、ファン40の詳細について説明する。図7は、ファン40の周辺を示す側面図である。この図は、ファンフード50に重ねた状態のファン40を示している。図8は、ファンフード50の断面に重ねた状態のファン40を示している。ファンの構成に特別の限定はないが、この例では、ファン40は、周方向に等間隔で配列された16枚のブレード40bを有するラジアルファンである。図8に示すように、ファン40は、整流フィン60と軸方向に重ならない位置に設けられている。このため、ファン40の外周直径を大きくして、ファン40の吸入可能な風量を増大させることができる。図7に示すように、ファン40は、径方向において、ブレード40bの先端が整流フィン64aと僅かに重なり、その他の整流フィン60とは重ならない形状を有している。特に、ファン40は、径方向から見たときに、ラッパ状部52と重なる一方、筒状部54とは重ならないように配置されている。このことにより、ファン40の外周と整流フィン60との干渉が回避され、ファン40の外径を大きくすることができる。
ブレード40bの入力側には、主にファンフード50の入力側開口部53と対面する第1対面部40cと、第1対面部40cから径方向外側に延びて主にファンフード50の傾斜部51と対面する第2対面部40dと、が設けられる。図7に示すように、径方向において、ファン40の外周は、入力側開口部53(傾斜部51の内縁51d)より外側に位置している。特に、径方向において、ファン40の外周は、傾斜部51の内縁51dより外側で、傾斜部51の外縁51eより内側の範囲内に位置している。
前述したように、ファンフード50は、ラッパ状部52から延出して、入力軸12の突出側に向けて傾斜する傾斜部51を有している。ファン40の傾斜部51と対面する第2対面部40dは、傾斜部51の傾斜に対応して傾斜している。特に、第2対面部40dは、傾斜部51と同様の傾斜を有している。
次に、減速装置10の動作について説明する。図示しないモータのモータ軸が回転すると、モータ軸と連結されている入力軸12が回転する。入力軸12が回転すると、ギヤの噛合を介して第1中間軸32、第2中間軸36、出力軸38が減速されつつ回転する。この回転が、図示しない被駆動機械に伝達される。
また、入力軸12の突出部12aに取り付けられているファン40が回転し、ファンフード50の入力側開口部53を通してファンフード50内に空気が取り込まれる。取り込まれた空気は、ファン40の回転によって径方向外側に空気流として送り出される。外側に送り出された空気流は、その向きがファンフード50のラッパ状部52の傾斜によって徐々に軸方向に変えられる。ラッパ状部52に囲まれる領域では、空気流は強く回転し、この領域に整流フィンがある場合、回転する空気流に整流フィンが対向して空気流の動きが妨げられ、損失が大きくなってしまう。ラッパ状部52に整流フィンを有しないことにより、損失を低減できる。
さらに、ラッパ状部52から筒状部54に送り出された空気流は、筒状部54の内面に設けられた整流フィン60によって整流される。整流により、ファンフード50の反入力側開口部58から出た空気流は、ケーシング30の外表面とほぼ平行に沿うように指向される。これにより、最も回転数が大きく熱負荷の高い、入力軸12、第1中間軸32およびそれらを噛合させるベベルギヤを収納しているケーシング30の近傍の冷却効果が特に向上する。さらに、平行気流によって第2中間軸36の冷却効果も向上する。
以上、本発明の各実施形態をもとに説明した。これらの実施形態は例示であり、いろいろな変形および変更が本発明の特許請求の範囲内で可能なこと、またそうした変形例および変更も本発明の特許請求の範囲にあることは当業者に理解されるところである。従って、本明細書での記述および図面は限定的ではなく例証的に扱われるべきものである。
以下、変形例について説明する。変形例の図面および説明では、実施形態と同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付する。実施形態と重複する説明を適宜省略し、実施形態と相違する構成について重点的に説明する。
実施の形態の説明では、減速装置が直交型である例を示したが、本発明はこれに限定されない。本発明は、ケーシングから突出する入力軸12にファンが設けられている構成であれば、平行軸型の減速装置などの、減速装置を含む他の動力伝達装置にも適用することができる。
実施の形態の説明では、第1整流フィン62および第2整流フィン64は、各3枚の整流フィンを含む例を示したが、本発明はこれに限定されない。第1整流フィン62および第2整流フィン64は、それぞれ2枚以下または4枚以上の整流フィンを含んでもよい。
実施の形態の説明では、下面54dおよび接続面54eには整流フィンが設けられない例を示したが、本発明はこれに限定されない。必要に応じて、これらの面に整流フィンが設けられてもよい。
実施の形態の説明では、ラッパ状部52には整流フィンが設けられない例を示したが、本発明はこれに限定されない。必要に応じて、ラッパ状部52の内面に整流フィンが設けられてもよい。
実施の形態の説明では、ファンフードの断面が8角形である例について示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、ファンフードの断面は、8角形以外の多角形や円形の断面であってもよい。
これらの各変形例は実施の形態と同様の作用・効果を奏する。
上述した各実施形態と変形例の任意の組み合わせもまた本発明の実施形態として有用である。組み合わせによって生じる新たな実施形態は、組み合わされる各実施形態および変形例それぞれの効果をあわせもつ。
10・・減速装置、 12・・入力軸、 30・・ケーシング、 32・・第1中間軸、 36・・第2中間軸、 40・・ファン、 50・・ファンフード、 51・・傾斜部、 52・・ラッパ状部、 52a・・拡径部、 53・・入力側開口部、 54・・筒状部、 54b・・上面、 54c・・側面、 54d・・下面、 58・・反入力側開口部、 60・・整流フィン、 62・・第1整流フィン、 64・・第2整流フィン。

Claims (8)

  1. 減速機構を収納するケーシングと、
    前記ケーシングから外部に突出する突出部を有する入力軸と、
    入力軸の前記突出部に設けられたファンと、
    前記ファンを覆うファンフードと、
    を備えた減速装置であって、
    前記ファンフードは、筒状部と、該筒状部に接続され反入力側に向かうに従って内面が前記入力軸から離れるように傾斜する拡径部を有するラッパ状部と、を備え、
    前記筒状部は、前記ラッパ状部の前記拡径部に軸方向に接続された部位の内面に整流フィンを有することを特徴とする減速装置。
  2. 当該減速装置は前記ケーシングの下面を据え付けて使用され、
    前記筒状部の内面は、それぞれ前記入力軸の軸方向に平行な面であって、上下に離隔して配置される上面および下面と、左右に離隔して配置される一対の側面と、を含み、
    前記整流フィンは、前記上面および前記一対の側面それぞれから突出して設けられ、前記下面には設けられていないことを特徴とする請求項1に記載の減速装置。
  3. 離隔して配置される2枚の整流フィンと、前記2枚の整流フィンの間に配置される1枚の整流フィンと、が設けられ、
    前記1枚の整流フィンは前記2枚の整流フィンより前記筒状部の内面からの突出量が小さいことを特徴とする請求項1または2に記載の減速装置。
  4. 前記筒状部の反入力側の端部は開口端とされており、
    前記整流フィンの反入力側の端部は、前記開口端の近傍に位置することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の減速装置。
  5. 前記ファンフードは、前記ラッパ状部から延出して、前記入力軸の突出側に向けて傾斜する傾斜部を有し、
    前記傾斜部は、軸方向の大きさが前記ラッパ状部よりも小さいことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の減速装置。
  6. 前記ファンフードは、前記ラッパ状部から延出して、前記入力軸の突出側に向けて傾斜する傾斜部を有し、
    前記ファンの前記傾斜部と対面する対面部は、前記傾斜部の傾斜に対応して傾斜していることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の減速装置。
  7. 前記整流フィンは、前記ラッパ状部の前記拡径部の内面には設けられていない請求項1から6のいずれかに記載の減速装置。
  8. 前記整流フィンは、前記ラッパ状部の内面には設けられておらず、
    前記ファンは、径方向から見たときに、前記ラッパ状部と重なる一方、前記筒状部とは重ならないことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の減速装置。
JP2018063696A 2018-03-29 2018-03-29 減速装置 Active JP6941073B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018063696A JP6941073B2 (ja) 2018-03-29 2018-03-29 減速装置
CN201910090183.3A CN110319180B (zh) 2018-03-29 2019-01-30 减速装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018063696A JP6941073B2 (ja) 2018-03-29 2018-03-29 減速装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019173897A JP2019173897A (ja) 2019-10-10
JP6941073B2 true JP6941073B2 (ja) 2021-09-29

Family

ID=68112682

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018063696A Active JP6941073B2 (ja) 2018-03-29 2018-03-29 減速装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6941073B2 (ja)
CN (1) CN110319180B (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3948028A1 (de) * 2019-03-26 2022-02-09 Sew-Eurodrive GmbH & Co. KG Getriebe mit lüfteranordnung
JP7373987B2 (ja) 2019-12-26 2023-11-06 住友重機械工業株式会社 直交減速装置
EP4118361A1 (de) * 2020-03-13 2023-01-18 Sew-Eurodrive GmbH & Co. KG Getriebe mit lüfteranordnung

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5165204U (ja) * 1974-11-20 1976-05-22
JPS6348365U (ja) * 1986-09-17 1988-04-01
JP6023448B2 (ja) * 2012-03-29 2016-11-09 住友重機械工業株式会社 動力伝達装置
DE102012025596A1 (de) * 2012-07-06 2014-01-09 Sew-Eurodrive Gmbh & Co Kg Getriebe mit einer Welle
JP6376981B2 (ja) * 2015-01-20 2018-08-22 住友重機械工業株式会社 回転装置
JP6403623B2 (ja) * 2015-03-31 2018-10-10 住友重機械工業株式会社 減速装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN110319180A (zh) 2019-10-11
JP2019173897A (ja) 2019-10-10
CN110319180B (zh) 2022-10-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6403623B2 (ja) 減速装置
JP6941073B2 (ja) 減速装置
CN106065937B (zh) 具有导风罩的传动装置
JP5030602B2 (ja) 空気調和機
WO2013114886A1 (ja) 室内機
EP3076088A1 (en) Ceiling-embedded air conditioner
EP3683509A1 (en) Air guide mechanism and air conditioner provided with same
EP3076099A1 (en) Ceiling-embedded air conditioner
JP2007263118A (ja) 軸流式ファン構造
JP6827531B2 (ja) プロペラファン及び空気調和装置用室外機
JP6095036B2 (ja) 空気調和機ユニット
JP5131242B2 (ja) 電動送風機及びそれを用いた電気掃除機
KR101294325B1 (ko) 스왈러를 구비한 와류형 국소배기장치
JP6259087B2 (ja) 回転電機
JP2016125704A (ja) 空気調和機
JP6153474B2 (ja) ギヤモータ及び減速機
KR102510470B1 (ko) 차량용 팬 슈라우드
JP5879960B2 (ja) 天井埋込型の室内機
WO2017212893A1 (ja) 送風装置
JP6524243B2 (ja) 空気調和機の室外機
JP6587558B2 (ja) サーキュレータ
CN207134931U (zh) 一种低噪防爆的电动机风罩
CN211529094U (zh) 一种计算机散热导风装置
JP7387012B2 (ja) 軸流ファン、及び、空気調和機の室外機
JP7209920B2 (ja) 多関節ロボット

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20200715

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210325

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210406

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210604

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210831

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210903

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6941073

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150