JP6937150B2 - 内視鏡制御装置、電子内視鏡装置及び制御プログラム - Google Patents
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Description
内視鏡制御装置は、電子内視鏡へ照明光を供給するキセノンランプ等の光源を備える。内視鏡制御装置は、撮像画像の輝度と、術者によって設定された目標輝度との差分量に応じて絞りを開閉させることにより、照明光の光量を調整する(例えば、特許文献1、特許文献2)。具体的には、現在の撮像画像の輝度が目標輝度よりも小さい場合、画像が明るくなるように絞りが開き、撮像画像の輝度が目標輝度よりも大きい場合、画像の明るさが抑えられるように絞りが閉じる。光量の調整は常時行われており、内視鏡制御装置は、目標輝度を有する撮像画像を外部モニタへ出力することができる。
例えば、撮像画像はガンマ補正が行われていることが多く、出力モニタに表示される撮像画像の輝度を丁度良い明るさに設定しようとすると、目標輝度が上記輝度範囲の下限側に設定されることが多い。下限に近い値が目標輝度として設定された場合、撮像画像の輝度が目標輝度未満になっても、撮像画像の輝度と目標輝度との差分量の絶対値そのものが小さいため、調光速度が遅くなるという問題が生ずる。また、下限に近い値が目標輝度として設定された場合、目標輝度よりも上限側の輝度範囲が広くなるため、撮像画像の輝度と目標輝度との差分量の絶対値が過大となる状況が増加する傾向にある。この場合、過大な差分量によって調光速度が高速となり、ハンチング又は収束異常等の問題が生ずる。
また、調光制御以外にも、上記差分量に基づく各種制御、例えば撮像素子の感度又は電子シャッタ速度を制御する際にも同様の問題が生ずる。
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係る電子内視鏡装置1の一構成例を示すブロック図である。電子内視鏡装置1は、電子内視鏡10と、光源装置25を内蔵した内視鏡制御装置20とを備える。
電子内視鏡10は、患者の体内に挿入される可撓性の挿入管10aを備える。挿入管10aの一端部には硬質樹脂製の先端部10bが設けられている。挿入管10aと先端部10bとの連結箇所は、挿入管10aの他端部に設けられた図示しない手元操作部の操作によって湾曲自在に構成されている。手元操作部にはユニバーサルチューブの一端部が接続され、ユニバーサルチューブの他端部には、電子内視鏡10と、内視鏡装置とを接続するためのコネクタ部10cが設けられている。
内視鏡制御装置20は、電子内視鏡装置1の各構成部の動作を制御する制御部21を備え、制御部21には記憶部22、タイミングコントローラ23、信号処理回路24、光源装置25及び操作パネル26が接続されている。
なお、マイコンは制御部21の一構成であり、DSP(Digital Signal Processor)で制御部21を構成しても良い。また、汎用マイコン及びDSPの組み合わせで制御部21を構成しても良い。
増加制御閾値aは、制御量が正である場合、過小となった調光に係る制御量の絶対値を増加させるか否か(図6A参照:目標輝度が下限側に設定された場合)、又は過大となった調光に係る制御量の絶対値を減少させるか否か(目標輝度が上限側に設定された場合)を判定するための閾値である。
減少制御閾値bは、制御量が負である場合、過大となった調光に係る制御量の絶対値を減少させるか否か(図5A参照:目標輝度が下限側に設定された場合)、又は過小となった調光に係る制御量の絶対値を増加させるか否か(目標輝度が上限側に設定された場合)を判定するための閾値である。増加制御閾値a及び減少制御閾値bは定数である。
増加制御係数g1は、正の値を取る差分量ないし制御量の絶対値を増加させるための係数(図6A参照:目標輝度が下限側に設定された場合)、又は当該絶対値を減少させるための係数(目標輝度が上限側に設定された場合)である。
減少制御係数g2は、負の値を取る差分量ないし制御量の絶対値を減少させるための係数(図5A参照:目標輝度が下限側に設定された場合)、又は当該絶対値を増加させるための係数(目標輝度が上限側に設定された場合)である。
また、増加制御係数g1は、撮像画像の輝度及び目標輝度の差分量と、増加制御閾値aとの関係を、目標輝度の大きさによって補正するための係数でもある。同様に、減少制御係数g2は、撮像画像の輝度及び目標輝度の差分量と、減少制御閾値bとの関係を、目標輝度の大きさによって補正するための係数でもある。増加制御係数g1及び減少制御係数g2は、例えば目標輝度に係る関数であり、正の値を取る。
増加制御閾値a、減少制御閾値b及び増加制御係数g1、減少制御係数g2の詳細は後述する。
また、信号処理回路24は、電子内視鏡10へ供給する光量等を制御するための情報として、撮像画像の輝度を示す輝度情報を制御部21へ出力する。当該輝度は、撮像画像を構成する各画素の輝度を代表する値である。例えば、輝度情報は、撮像画像を構成する各画素の輝度の平均値を示す情報である。なお、平均する画素は撮像画像を構成する画素の一部であっても良いし、全部であっても良い。また、各画素の輝度の平均値は、各画素の輝度に重み付けを行って平均化したものであっても良い。輝度の平均値は、撮像画像の輝度を代表する値の一例であり、撮像画像の明るさを示すことができる情報であれば、その内容は特に限定されるものでは無い。
図2は、実施形態1に係る調光等制御のフローチャートである。電子内視鏡装置1を用いて消化管、体腔等の撮像が行われているとき、制御部21は以下の処理を繰り返し実行することによって、照明光の調光制御を行う。例えば、撮像画像1フレーム毎に、調光制御処理を実行する。調光制御を適切に行うことによって、所要の目標輝度を有する撮像画像を外部モニタAへ出力することが可能になる。
また、制御部21は、調光制御と同様にして、撮像素子14の感度、電子シャッタ速度を増減させることもできる。以下では、主に調光制御を抑制及び促進させる処理を説明するが、撮像素子14の感度、電子シャッタ速度の調整制御も同様である。
そして、制御部21は、差分量が正であるか否かを判定する(ステップS13)。差分量が正であると判定した場合(ステップS13:YES)、制御部21は、記憶部22が記憶する増加制御係数g1を差分量に乗算する(ステップS14)。差分量が正で無いと判定した場合(ステップS13:NO)、制御部21は、記憶部22が記憶する減少制御係数g2を差分量に乗算する(ステップS15)。
増加制御係数g1は、目標輝度が小さい程、増加する係数であって、上記所定輝度範囲の下限側で1より大きな値となり、目標輝度が所定の輝度範囲の上限側で1未満となる係数である(図10参照)。目標輝度が上記所定輝度範囲の中央値であるとき、増加制御係数g1は「1」となる。
減少制御係数g2は、目標輝度が小さい程、減少する係数であって、目標輝度が上記所定輝度範囲の下限側で1未満の値となり、目標輝度が所定の輝度範囲の上限側で1より大きな値となる係数である(図9参照)。目標輝度が上記所定輝度範囲の中央値であるとき、減少制御係数g2は「1」となる。
一般的に当該要否判定を行うための閾値は、目標輝度の値によって変動するものであるところ、ステップS14及びステップS15の処理は、定数である増加制御閾値a及び減少制御閾値bを用いて当該要否判定を行うことを可能にするための処理である。
いわば、差分量の大きさを、定数である増加制御閾値a及び減少制御閾値bの大きさに合わせるための処理である。
そして制御部21は、図4Cに示すように、減少制御閾値bと、増加制御閾値aとの間にある差分量については、ステップS14又はステップS15の増加処理又は減少処理の取り消しを行い、元の差分量に戻す。一方、増加制御閾値aより大きな差分量、及び減少制御閾値b未満の差分量については、増減処理が保持されたままとなる。つまり、その絶対値が増加制御閾値aの絶対値又は減少制御閾値bの絶対値を超える差分量については、増減処理が保持されたままとなる。
一方、目標輝度に応じて補正された差分量の絶対値が増加制御閾値a及び減少制御閾値bの絶対値を超えて変動すると、増加制御係数g1及び減少制御係数g2が差分量に乗算され、増減処理が施された差分量に基づく制御量が出力される。この場合、調光制御が促進され又は抑制される。補正後の差分量の絶対値が増加制御閾値a及び減少制御閾値bの絶対値を超えるということは、現状の撮像画像の輝度が目標輝度から乖離していることを意味し、制御量を増減させても制御安定性上、差し障りのない状況が多い。例えば、狭い食道部で比較的絞られた撮像状態から、噴門を通過して急に広い領域の胃角へ侵入した場合等、絞り25dを一気に開きたいような場合がこの状況に相当する。
しかし、本実施形態1によれば、図3Aに示すように負側に大きく振れた差分量に対して減少制御係数g2を乗算することによって、図4Cに示すように、差分量の絶対値を減少させ、結果として図5Aに示すように過大となった調光制御を抑制することができる。過大となる調光制御を抑制することによって、図5B中、実線で示すように、画像輝度の変化速度を抑え、ハンチングの発生を防ぐことができる。
しかし、本実施形態1によれば、図3Aに示すように正側にある程度の大きさを有する差分量に対して増加制御係数g1を乗算することによって、図4Cに示すように、差分量の絶対値を増加させ、結果として図6Aに示すように過小となった調光制御を促進させることができる。調光制御を促進させることによって、図6B中、実線で示すように、画像輝度の変化速度を加速させ、撮像画像の輝度を速やかに目標輝度へ調光することができる。
なお、電子シャッタ速度を遅くする際、撮像画像のフレームレートを下げても良い。
まず、増加制御係数g1及び減少制御係数g2の決定方法を説明する。
図7は、目標輝度として中央値が設定されたときの最大制御量を特定する方法を示す模式図である。横軸は時間、図7Aの縦軸は撮像画像の輝度、図7Bの縦軸は照明光の光量に係る制御量を示す。
まず、調光チューニングが仕上がった内視鏡制御装置20を用意し、上記所定輝度範囲の中央値を目標輝度として設定する。輝度範囲が8ビットで表される場合、所定輝度範囲は0〜255であり、中央値127を目標輝度として設定する。そして、図7A及び図7Bに示すように、撮像画像の輝度が最大となる完全なハレーション状態を引き起こす被写体を電子内視鏡10で撮像し、その時に観測可能な最大制御量Pmaxを特定する。最大制御量Pmaxは、制御量の絶対値であり、正の値である。
以下、同様にして、目標輝度の値として他の任意の値、例えば図8中、レベル[3]、レベル[4]、レベル[5]等で表される値を設定し、同様にして最大制御量Pmax[n]を特定する。最大制御量Pmax[n]は、制御量の絶対値であり、正の値である。nは整数である。そして、目標輝度のレベル[n]に対応する減少制御係数g2を、Pmax/Pmax[n]とする。
次いで、複数の目標輝度の値、即ちレベル[n]と、Pmax/Pmax[n]とに基づいて、目標輝度の値と、減少制御係数g2との関係を示す近似線を求める。
以上の手順で求められた目標輝度の関数である減少制御係数g2を記憶部22に記憶させる。なお、減少制御係数g2の表現態様は特に限定されるものでは無く、記憶部22は、関数を規定する係数として記憶しても良いし、配列等のテーブルとして記憶しても良いし、制御プログラム22aに組み込んでも良い。
図11は、増加制御閾値a及び減少制御閾値bの決定方法を示す模式図である。まず、調光チューニングが仕上がった内視鏡制御装置20を用意し、図11Aに示すように、上記所定輝度範囲の中央値を目標輝度として設定する。上記同様、輝度範囲が0〜255であれば、127の値を目標輝度として設定する。
そして、実際に観察するシチュエーションで撮像を行い、撮像中の調光に係る制御量又は差分量の変動を記録する。例えば、食道、腸管等の消化管のように、調光制御が安定するようなシチュエーションで撮影を行うと良い。図11Bは、上記シチュエーションで撮影されたときの差分量の変化を示すタイミングチャートである。
差分量の記録を終えたら、上記シチュエーションで変動する差分量が超えないような正側の閾値を、増加制御閾値aとして特定し、負側の閾値を減少制御閾値bとして特定する。なお、実験結果に対して、差分量が超えない限界の値を増加制御閾値a及び減少制御閾値bとして設定しても良いが、必要に応じて20%〜50%のマージンをもって各閾値を設定しても良い。ただし増加制御閾値a及び減少制御閾値bは、最大制御量Pmaxを超えるような値に設定してはならない。
以上の通り求められた増加制御閾値a及び減少制御閾値bを記憶部22に記憶させる。
実施形態2に係る電子内視鏡装置1、内視鏡制御装置20及び制御プログラム22aは、制御部21の処理手順のみが実施形態1と異なるため、以下では主にかかる相違点について説明する。その他の構成及び作用効果は実施形態1と同様であるため、対応する箇所には同様の符号を付して詳細な説明を省略する。
ステップS214及びステップS215の処理によって、図13Aに示すように目標輝度が中央値であるときに機能する増加制御閾値a及び減少制御閾値bは、現在設定されている目標輝度で機能する閾値に補正される。
そして、制御部21は、図13Bに示すように、補正後の増加制御閾値a及び減少制御閾値bと、差分量とを比較し、差分量が増加制御閾値aを超えている場合、差分量を増加させ、差分量が減少制御閾値bを下回っている場合、差分量を減少させる。つまり、差分量が正の場合、当該差分量の絶対値が増加制御閾値aの絶対値を超えているとき、差分量を増加させる。差分量が負の場合、当該差分量の絶対値が減少制御閾値bの絶対値を超えているとき、差分量を減少させる。
10 電子内視鏡
10a 挿入管
10b 先端部
10c コネクタ部
11 ライトガイド
12 照明レンズ
13 対物レンズ
14 撮像素子
15 アナログフロントエンド
16 内視鏡駆動部
20 内視鏡制御装置
21 制御部
22 記憶部
22a 制御プログラム
23 タイミングコントローラ
24 信号処理回路
25 光源装置
25a 光源
25b 集光レンズ
25c 光源駆動部
25d 絞り
25e モータ
25f モータ駆動部
26 操作パネル
A 外部モニタ
a 増加制御閾値
b 減少制御閾値
g1 増加制御係数
g2 減少制御係数
Claims (11)
- 体内を撮像する撮像素子を備えた電子内視鏡及び体内を照明する光源の動作を制御する内視鏡制御装置であって、
撮像画像の目標輝度を受け付ける受付部と、
撮像画像の輝度を取得し、取得した輝度及び前記受付部にて受け付けた前記目標輝度の差分量に応じて前記光源の光量、又は前記撮像素子の感度若しくは電子シャッタ速度を増減させる制御部と
を備え、
前記制御部は、
前記受付部にて受け付けた前記目標輝度が所定の輝度範囲の下限側である場合、撮像画像の輝度が前記目標輝度より大きく(又は小さく)、前記差分量が前記目標輝度に応じた特定の範囲内にあるとき、前記光量、前記感度又は前記電子シャッタ速度の制御量の絶対値を減少(又は増加)させるようにしてあり、
更に、
前記目標輝度が小さい程、減少し、前記目標輝度が所定の輝度範囲の下限側で1未満の値である減少制御係数と、前記特定の範囲を規定する減少制御閾値とを記憶する記憶部を備え、
前記制御部は、
撮像画像の輝度が前記目標輝度より大きい場合、前記差分量に前記減少制御係数を乗じて得た値の絶対値が前記減少制御閾値の絶対値を超えるとき、前記差分量に前記減少制御係数を乗じて得た値に基づいて、前記光量、前記感度又は前記電子シャッタ速度を制御する
内視鏡制御装置。 - 前記制御部は、
撮像画像の輝度が前記目標輝度より大きい場合、前記差分量に前記減少制御係数を乗じて得た値の絶対値が前記減少制御閾値の絶対値を超えないとき、前記差分量に基づいて、前記光量、前記感度又は前記電子シャッタ速度を制御する
請求項1に記載の内視鏡制御装置。 - 前記減少制御係数は、
前記目標輝度が所定の輝度範囲の上限側で1より大きな値である
請求項1又は請求項2に記載の内視鏡制御装置。 - 前記記憶部は、
前記目標輝度が小さい程、増加し、前記目標輝度が所定の輝度範囲の下限側で1より大きな値である増加制御係数と、前記特定の範囲を規定する増加制御閾値とを記憶しており、
前記制御部は、
撮像画像の輝度が前記目標輝度より小さい場合、前記差分量に前記増加制御係数を乗じて得た値の絶対値が前記増加制御閾値の絶対値を超えるとき、前記差分量に前記増加制御係数を乗じて得た値に基づいて、前記光量、前記感度又は前記電子シャッタ速度を制御す
る
請求項1〜請求項3までのいずれか一項に記載の内視鏡制御装置。 - 体内を撮像する撮像素子を備えた電子内視鏡及び体内を照明する光源の動作を制御する内視鏡制御装置であって、
撮像画像の目標輝度を受け付ける受付部と、
撮像画像の輝度を取得し、取得した輝度及び前記受付部にて受け付けた前記目標輝度の差分量に応じて前記光源の光量、又は前記撮像素子の感度若しくは電子シャッタ速度を増減させる制御部と
を備え、
前記制御部は、
前記受付部にて受け付けた前記目標輝度が所定の輝度範囲の下限側である場合、撮像画像の輝度が前記目標輝度より大きく(又は小さく)、前記差分量が前記目標輝度に応じた特定の範囲内にあるとき、前記光量、前記感度又は前記電子シャッタ速度の制御量の絶対値を減少(又は増加)させるようにしてあり、
更に、
前記目標輝度が小さい程、増加し、前記目標輝度が所定の輝度範囲の下限側で1より大きな値である増加制御係数と、前記特定の範囲を規定する増加制御閾値とを記憶する記憶部を備え、
前記制御部は、
撮像画像の輝度が前記目標輝度より小さい場合、前記差分量に前記増加制御係数を乗じて得た値の絶対値が前記増加制御閾値の絶対値を超えるとき、前記差分量に前記増加制御係数を乗じて得た値に基づいて、前記光量、前記感度又は前記電子シャッタ速度を制御する
内視鏡制御装置。 - 前記制御部は、
撮像画像の輝度が前記目標輝度より小さい場合、前記差分量に前記増加制御係数を乗じて得た値の絶対値が前記増加制御閾値の絶対値を超えないとき、前記差分量に基づいて、前記光量、前記感度又は前記電子シャッタ速度を制御する
請求項5に記載の内視鏡制御装置。 - 前記増加制御係数は、
前記目標輝度が所定の輝度範囲の上限側で1未満である
請求項5又は請求項6に記載の内視鏡制御装置。 - 前記制御部は、
前記受付部にて受け付けた前記目標輝度が所定の輝度範囲の上限側である場合、撮像画像の輝度が前記目標輝度より大きく(又は小さく)、前記差分量が前記目標輝度に応じた特定の範囲内にあるとき、前記光量、前記感度又は前記電子シャッタ速度の制御量の絶対値を増加(又は減少)させる
請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の内視鏡制御装置。 - 請求項1〜請求項8までのいずれか一項に記載の内視鏡制御装置と、
体内を撮像する撮像素子を備えた電子内視鏡と、
体内を照明する光源と
を備える電子内視鏡装置。 - 体内を撮像する撮像素子を備えた電子内視鏡及び体内を照明する光源の動作を制御する内視鏡制御装置の制御部に、撮像画像の目標輝度を受け付け、撮像画像の輝度を取得し、受け付けた前記目標輝度が所定の輝度範囲の下限側である場合、撮像画像の輝度が前記目標輝度より大きく(又は小さく)、取得した輝度及び受け付けた前記目標輝度の差分量が前記目標輝度に応じた特定の範囲内にあるとき、前記光源の光量、又は前記撮像素子の感度若しくは電子シャッタ速度の制御量の絶対値を減少(又は増加)させる処理を実行させる制御プログラムであって、
前記目標輝度が小さい程、減少し、前記目標輝度が所定の輝度範囲の下限側で1未満の値である減少制御係数と、前記特定の範囲を規定する減少制御閾値とを記憶する記憶部を備えた前記内視鏡制御装置に、撮像画像の輝度が前記目標輝度より大きい場合、前記差分量に前記減少制御係数を乗じて得た値の絶対値が前記減少制御閾値の絶対値を超えるとき、前記差分量に前記減少制御係数を乗じて得た値に基づいて、前記光量、前記感度又は前記電子シャッタ速度を制御する処理を実行させる制御プログラム。 - 体内を撮像する撮像素子を備えた電子内視鏡及び体内を照明する光源の動作を制御する内視鏡制御装置の制御部に、撮像画像の目標輝度を受け付け、撮像画像の輝度を取得し、受け付けた前記目標輝度が所定の輝度範囲の下限側である場合、撮像画像の輝度が前記目標輝度より大きく(又は小さく)、取得した輝度及び受け付けた前記目標輝度の差分量が前記目標輝度に応じた特定の範囲内にあるとき、前記光源の光量、又は前記撮像素子の感度若しくは電子シャッタ速度の制御量の絶対値を減少(又は増加)させる処理を実行させる制御プログラムであって、
前記目標輝度が小さい程、増加し、前記目標輝度が所定の輝度範囲の下限側で1より大きな値である増加制御係数と、前記特定の範囲を規定する増加制御閾値とを記憶する記憶部を備えた前記内視鏡制御装置に、撮像画像の輝度が前記目標輝度より小さい場合、前記差分量に前記増加制御係数を乗じて得た値の絶対値が前記増加制御閾値の絶対値を超えるとき、前記差分量に前記増加制御係数を乗じて得た値に基づいて、前記光量、前記感度又は前記電子シャッタ速度を制御する処理を実行させる制御プログラム。
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