JP6935074B2 - ガスコンロ及びガスコンロの製造方法 - Google Patents

ガスコンロ及びガスコンロの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、ガスコンロ及びガスコンロの製造方法に関するものである。
従来から、魚などの被調理物に対して加熱調理を行うためのグリル庫が器内に設けられた加熱調理器が知られている。例えば、特許文献1で開示される加熱調理器は、天板の後端側の表面に設けられて排気口が形成される内枠体と、この排気口を覆うように排気口と対向する範囲に多数の通風可能な小開口を有する排気口カバーと、を備えており、グリル庫からの排気を排気経路及び排気口を介して排出する構成となっている。
特開2009−36383号公報
特許文献1で開示されるガスコンロでは、内枠体の左右方向の幅と天板の左右方向の幅とが同程度となっており、天板の後端側の領域において天板の左右方向全体に及ぶように内枠体が組み付けられている。しかし、このように天板において左右方向の広い領域を占めるように内枠体が組み付けられてしまうと、使用者がガスコンロを見たときに内枠体が目に入りやすくなり、内枠体の存在感が大きくなりすぎてしまう。
一方、内枠体の存在感を抑える構成として、内枠体の左右方向の幅を小さくし、天板の左右方向中央側において左右方向一部領域のみに内枠体を配置するような構成が考えられる。しかし、この場合、天板の左右方向両端部から離れた位置に内枠体を配置することになるため、天板の左右方向両端部を基準として内枠体の位置合わせを行うようなことができなくなる。このため、何も対策を講じないと、天板に対して内枠体を組み付ける際に、左右方向の組み付け位置が正規の位置からずれてしまう虞がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、天板部において排気口が形成される内枠体の存在感を抑え、且つ内枠体をより正確な位置に固定することを目的とするものである。
本発明の第1態様であるガスコンロは、
上端側が開放した形態をなし、少なくともグリル庫及び前記グリル庫に連通した排気路を収容する筐体部と、
天板本体部と、前記天板本体部の外周部に組み付けられる外枠体と、前記天板本体部に固定され且つ前記排気路で誘導された排気を排出する排気口が形成された内枠体と、を備え、前記筐体部の上端側に組み付けられて前記筐体部を閉塞する天板部と、
前記排気口から排出される排気を放出する経路となる複数の通気孔が形成され、前記排気口を覆う構成で前記天板部に載置される排気口カバーと、
を有し、
前記天板本体部に前記外枠体が組み付けられてなる板状構造部の後端側且つ幅方向中央側において幅方向一部範囲に開口部が形成され、
前記外枠体の後端部には、幅方向に沿って延びる後端側枠部が設けられ、
前記内枠体は、前記排気口が形成されるとともに前記開口部に沿って配置される環状枠部と、前記環状枠部から延出する延出部と、を備え、
前記延出部と前記後端側枠部とが連結部材によって互いに連結され且つ前記連結部材によって幅方向の位置合わせがされている。
本発明の第2態様であるガスコンロの製造方法は、
上端側が開放した形態をなし、少なくともグリル庫及び前記グリル庫に連通した排気路を収容する筐体部と、前記筐体部の上端側に組み付けられて前記筐体部を閉塞するとともに前記排気路で誘導された排気を排出する排気口が形成された天板部と、前記排気口から排出される排気を放出する経路となる複数の通気孔が形成され、前記排気口を覆う構成で前記天板部に載置される排気口カバーと、を有するガスコンロの製造方法であって、
前記天板部は、板状の天板本体部と、前記天板本体部の外周部に組み付けられる外枠体と、前記天板本体部に固定され且つ前記排気口が形成された内枠体と、を備え、
前記天板本体部に前記外枠体が組み付けられてなる板状構造部は、後端側且つ幅方向中央側において幅方向一部範囲に開口部が形成され、
前記外枠体の後端部には、幅方向に沿って延びる後端側枠部が設けられ、
前記内枠体は、前記排気口が形成されるとともに前記開口部に沿って配置される環状枠部と、前記環状枠部から延出する延出部と、を備えたものであり、
前記内枠体の前記環状枠部と前記開口部との間に接着媒体を介在させ且つ前記環状枠部を前記開口部に沿って配置する配置工程と、
前記延出部と前記後端側枠部とを連結部材によって互いに連結し且つ前記連結部材によって幅方向の位置合わせ行う連結工程と、
を含む。
本発明の第1態様である上記ガスコンロは、板状構造部の後端側且つ幅方向中央側において幅方向一部範囲に開口部が形成され、内枠体は、排気口が形成されるとともに開口部に沿って配置される環状枠部を備える構成である。このように、内枠体が板状構造部における後端側の幅方向一部範囲に組み付けられるため、板状構造部の幅方向全範囲に組み付けられる構成と比べて、内枠体の存在感を低下させ、内枠体の存在感が大きすぎることに起因する美観の低下を抑えることができる。しかも、内枠体の延出部と外枠体の後端側枠部とが連結部材によって互いに連結され且つ連結部材によって幅方向の位置合わせがなされる構成であるため、外枠体を含んでなる板状構造部の既定の位置(連結部材によって位置合わせされた位置)に内枠体をより正確に且つより安定的に固定することができる。
本発明の第2態様のガスコンロの製造方法は、上記第1態様のガスコンロと同様の効果が得られる。更に、この製造方法では、内枠体の環状枠部と開口部との間に接着媒体を介在させ且つ環状枠部を開口部に沿って配置するため、介在する接着媒体が乾燥すると、内枠体の環状枠部を開口部に強固に固定することができる。しかも、延出部と後端側枠部とを連結部材によって互いに連結し且つ連結部材によって幅方向の位置合わせ行った状態で接着媒体を乾燥させることができるため、より正確に位置決めされた状態で接着媒体の乾燥を行うことができ、乾燥が完了するまでの期間に開口部に対して環状枠部が位置ずれしてしまうような事態も生じにくくなる。
図1は、実施例1のガスコンロを概略的に例示する斜視図である。 図2は、実施例1のガスコンロにおいて天板部を取り外した状態を概略的に例示する斜視図である。 図3は、実施例1のガスコンロの一部を分解して示す分解斜視図である。 図4は、実施例1のガスコンロの平面図である。 図5は、実施例1の板状構造部を斜め上方側から見た斜視図である。 図6は、実施例1の板状構造部を斜め下方側から見た斜視図である。 図7は、実施例1の内枠体を斜め上方側から見た斜視図である。 図8は、実施例1の内枠体を斜め下方側から見た斜視図である。 図9(A)は、実施例1の内枠体の平面図であり、図9(B)は、実施例1の内枠体の正面図である。 図10(A)は、実施例1の内枠体の背面図であり、図10(B)は、実施例1の内枠体の右側面図である。 図11は、実施例1の天板部の平面図である。 図12は、実施例1の天板部を斜め上方側から見た斜視図を部分的に拡大して示す拡大図である。 図13は、実施例1の天板部を斜め下方側から見た斜視図である。 図14は、実施例1の天板部を斜め下方側から見た斜視図を部分的に拡大して示す拡大図である。 図15(A)は、図11のA−A断面を概略的に示す断面概略図であり、図15(B)は、図11のB−B断面を概略的に示す断面概略図である。 図16は、図11のC−C断面を概略的に示す断面概略図である。 図17は、実施例1の天板部の製造工程を概略的に説明する説明図である。 図18は、図17に続く実施例1の天板部の製造工程を概略的に説明する説明図である。
本発明の望ましい例を以下に示す。本発明は、以下の例に限定されない。
第1態様の上記ガスコンロにおいて、環状枠部は、開口部に沿って配置され且つ接着媒体を介して開口部に接着されてもよい。
このガスコンロは、内枠体の環状枠部と板状構造部に形成された開口部との間に接着媒体が介在するため、内枠体を開口部の近傍により強固に固定することができる。また、内枠体と板状構造部との間に隙間が生じにくくなる。
第1態様の上記ガスコンロにおいて、環状枠部は、開口部側に開放した溝状の貯留部を備えていてもよい。そして、環状枠部は、貯留部と開口部との間に貯留された接着媒体を介して開口部に接着されてもよい。
このガスコンロは、貯留部により多くの接着媒体を貯留することができ、貯留された接着媒体によって内枠体の環状枠部と開口部とをより強固に接着することができる。
第1態様の上記ガスコンロは、天板本体部の裏面側に固定される弾性部材を有していてもよい。弾性部材は、内枠体の一部に押圧力を加え且つ貯留部を開口部側に付勢する構成であってもよい。
このガスコンロは、天板本体部の裏面側に固定される弾性部材によって貯留部が開口部側に付勢されるため、貯留部を開口部から離間させるような強い力が加わりにくくなり、貯留部と開口部との間の接着不良が生じにくくなる。従って、貯留部に貯留されたより多くの接着媒体によって接着するという機能と、貯留部を開口部側に付勢して接着不良を防止する機能とが相乗的に作用し、より一層強固な接着が実現される。
第1態様の上記ガスコンロにおいて、弾性部材は、接着媒体よりも乾燥速度が速い速乾性の接着剤により天板本体部の裏面に接着されていてもよい。
このガスコンロは、より早く固定された弾性部材によって環状枠部を下方側に付勢するように作用を生じさせることができ、仮に、接着媒体の乾燥が不十分であっても弾性部材に起因する付勢力によって内枠体の環状枠部が開口部に押し当てられた状態が維持されやすくなる。
第2態様のガスコンロの製造方法に関し、環状枠部は、開口部側に開放した溝状の貯留部を備えていてもよい。配置工程は、貯留部と開口部との間に接着媒体を介在させた状態で環状枠部を開口部に沿って配置する工程であってもよい。
この製造方法では、貯留部に貯留されたより多くの接着媒体を用いて環状枠部と開口部を接着させることができ、内枠体と板状構造部をより強固に接着することができる。
第2態様のガスコンロの製造方法は、天板本体部の裏面側に弾性部材を配置し、内枠体の一部に押圧力を加える状態且つ貯留部を開口部側に付勢する状態で弾性部材を天板本体部に固定する固定工程を含んでいてもよい。
この製造方法では、内枠体の一部に押圧力を加え且つ貯留部を開口部側に付勢するように弾性部材を固定することができるため、貯留部と開口部とが離間しにくい状態でこれらの間に接着媒体を介在させ、その状態を保持することができる。従って、接着媒体の流出を抑え、貯留部近傍と開口部とをより強固に固定することができる。特に、弾性部材は天板本体部の裏面側に固定される構成であるため、このような弾性部材が天板本体部の表面に現れ難く、天板本体部上で見えることに起因する美観の低下を抑えることができる。
第2態様のガスコンロの製造方法において、固定工程は、接着媒体よりも乾燥速度が速い速乾性の接着剤により弾性部材を天板本体部の裏面に接着する工程であってもよい。
この製造方法では、貯留部と開口部の間に存在する接着媒体が乾燥する前に、弾性部材と天板本体部の間の接着剤を乾燥させやすくなる。従って、貯留部と開口部の間に存在する接着媒体の乾燥が不十分であっても、天板本体部に固定された弾性部材によって環状枠部を下方側に付勢するような作用が生じやすく、貯留部から接着媒体が流出して接着不良になるような事態が生じにくくなる。
<実施例1>
以下、本発明を具現化した実施例1について、図面を参照して説明する。
(ガスコンロの基本構成)
図1等を参照し、ガスコンロ1の基本構成を説明する。
図1等で示すガスコンロ1は、テーブルガスコンロとして構成され、天板部30と装置本体1Aを備え、装置本体1Aの上端部に天板部30が固定された構成をなす。図2は、装置本体1Aから天板部30を取り外した状態の外観を示すものである。
本明細書では、ガスコンロ1が平坦な載置面に載置されたときの載置面と直交する方向が上下方向である。また、上下方向と直交する方向のうち側壁部4A、4Bが向かい合う方向が左右方向であり、上下方向及び左右方向と直交する方向が前後方向である。ガスコンロ1では、図4のように平面視したときの長手方向が左右方向となっており、短手方向が前後方向となっている。
装置本体1Aは、図2のような構成をなし、ガスコンロ1から天板部30を取り外した残りの部分を指す。装置本体1Aは、外殻を構成する筐体部2、梁部材20、右側バーナ14、左側バーナ15、ガス供給装置16、ガス供給装置17、グリル庫12、排気路13などを備える。
筐体部2は、例えば金属材料によって構成され、上端部が開口する略直方体状に構成されている。筐体部2は、ガスコンロ1の外殻をなすとともにガスバーナ(右側バーナ14、左側バーナ15等)などを収容するケースとして機能する部分である。筐体部2は、主に、筐体本体部4、梁部材20、前パネル5などを備えた構成をなし、上端側が開放した箱状形態をなす。
図2のように、筐体本体部4は、ガスコンロ1の左右両側に配置される一対の側壁部4A,4Bと、後端側に配置される後壁部4Cと、下面側に配置される底壁部(図示略)とを備える。側壁部4A,4B、後壁部4C、底壁部は互いに連結されており、筐体本体部4は、上端側及び前端側が開放した箱状形態をなす。筐体本体部4の一対の側壁部4A,4Bの間には、ガスバーナ(右側バーナ14、左側バーナ15等)、グリル庫12、排気路13などの各種部品が収容される。
図3のように、梁部材20は、筐体本体部4の内部に配置され、筐体本体部4内の前側の位置において左右方向に延びた形態で架設される架設部22を備える。架設部22の両端部は、筐体本体部4を構成する側壁部4A,4Bのそれぞれにおける上側且つ前側の端部に連結されており、側壁部4A,4Bを連結するフレームとして機能する。
図1、図2のように、前パネル5は、ガスコンロ1の前面部として機能する部分である。図2のように、前パネル5は、上述した筐体本体部4及び梁部材20に対して前側から装着される。図2の例では、筐体本体部4の左右両側に前パネル5がそれぞれ装着され、2つの前パネル5の間には、グリル庫12のグリル扉12Aが開閉可能に装着されている。
図1、図3のように、天板部30は、ガスコンロ1の上面部として機能する部分である。図3のように、天板部30は、板状に構成された天板本体部31と、天板本体部31の周縁部に組み付けられる外枠体50と、天板本体部31に外枠体50が組み付けられてなる板状構造部35に形成された開口部35A(図5参照)に取り付けられる内枠体40と、を備え、全体として板状の形態をなす。天板部30は、筐体部2の上端部に対して当該上端部の開口を閉塞する形態で固定される。
図2のように、グリル庫12は、装置本体1Aの左右方向中央部付近に設置されるとともに、前後左右上下が囲まれた箱状形態をなす。排気路13は、装置本体1Aの上部後端側においてグリル庫12内の空間から連通する構成をなす。排気路13は、グリル庫12内の排気を行うための経路であり、グリル庫12で生じた排気を天板部30に形成された排気口40Aに誘導するように機能する。排気路13の端部には開口部13Aが形成されている。開口部13Aは、図3のように排気路13の上部後端側において上方側に開放した形態をなし、天板部30の排気口40Aの下側に位置している。排気口カバー80は、排気口40Aを覆う構成で配置されている。排気口カバー80は、天板部30上に載置される形で着脱可能に設置されている。排気口カバー80は、複数の通気孔80Aを備え、通気孔80Aを介して排気口40Aから排出される排気を外部(ガスコンロ1の上方側)に放出する。
図1のように、グリル庫12のグリル扉12Aは、上述した2つの前パネル5の間に設けられており、これら前パネル5とともに、装置本体1Aの前面部を構成する。グリル扉12Aは、装置本体1Aの前面部の幅方向略中央付近に設けられている。グリル扉12Aは、グリル庫12の前方側に引き出し可能とされており、使用者はグリル扉12Aに設けられた取っ手を掴みつつグリル扉12Aを前方に引き出すことにより、グリル庫12内に収納された受け皿及び焼き網等を一体的に外部に取り出すことができる。
図2のように、筐体部2内には、右側バーナ14、左側バーナ15、グリルバーナ(図示略)が収容されている。図1、図3のように、天板本体部31の左右両側には、円形状の一対の開口部32,33が形成され、これら開口部32,33にそれぞれ挿入される形態で右側バーナ14及び左側バーナ15が天板部30の上方側に向けて突出して配置されている。右側バーナ14及び左側バーナ15の各周囲には、五徳18,19が夫々設置されている。ガスコンロ1の使用時には、五徳18,19の各上部にフライパン、鍋等の調理容器(図示略)が載置される。
ガス供給装置16は、右側バーナ14の点火消火を行うと共に、右側バーナ14にガスを供給する為の装置である。ガス供給装置17は、左側バーナ15の点火消火を行うと共に、左側バーナ15にガスを供給する為の装置である。
ガス供給装置16、17はガス量調整装置16A,17Aをそれぞれ備える。グリルバーナ(図示略)へのガス供給経路にもガス量調整装置(詳細な図示は省略)が設けられている。ガス量調整装置16Aは、装置本体1Aの前方側に延出する操作レバー16Bを備え、操作レバー16Bの左右方向の変位に応じて右側バーナ14へのガス供給量を調整するように動作する。ガス量調整装置17Aは、装置本体1Aの前方側に延出する操作レバー17Bを備え、操作レバー17Bの左右方向の変位に応じて左側バーナ15へのガス供給量を調整するように動作する。グリルバーナに対応するガス量調整装置は、装置本体1Aの前方側に延出する操作レバー18Bを備え、操作レバー18Bの左右方向の変位に応じてグリルバーナへのガス供給量を調整するように動作する。点火スイッチ26は右側バーナ14の点火又は消火を行うための操作部であり、グリル扉12Aの右隣りに配置されている。点火スイッチ28はグリル庫12内に設けられたグリルバーナ(図示略)の点火又は消火を行うための操作部であり、点火スイッチ26の右隣りに配置されている。点火スイッチ27は左側バーナ15の点火又は消火を行うための操作部であり、グリル扉12Aの左隣りに配置されている。
(天板部の詳細構造)
天板部30の詳細構造について説明する。
図5、図6に示すように、天板本体部31は、角が丸みを帯びた平面視長方形状且つ板状に形成され、左右両側に形成された円形状の一対の開口部32,33の周囲には、カバーリングが載置される。図6に示すように、天板本体部31の後端側且つ中央側には、前方側の両角が丸みを帯びた平面視長方形状に切り欠かれた切欠部34が形成されている。
外枠体50は、角が丸みを帯びた略四角リング状に形成され、幅方向(左右方向)に沿って延びる前端側枠部51及び後端側枠部52と、前端側枠部51及び後端側枠部52を連結するように前後方向に沿って延びる右端側枠部53及び左端側枠部54と、を備えている。外枠体50は、天板本体部31における切欠部34を除く外周部の全体を覆う構成となっている。天板本体部31の切欠部34と、外枠体50の後端側枠部52とによって平面視略長方形状の開口部35Aが構成されている。開口部35Aは、板状構造部35の後端側且つ幅方向中央側において幅方向一部範囲に形成されている。
図15に示すように、外枠体50の後端側枠部52は、外壁部52A、上壁部52B、下壁部52C、突出部52Eを備えている。外壁部52Aは、天板本体部31における切欠部34を除く後端部側の外周部を覆うように長手板状に形成されている。上壁部52Bは、外壁部52Aの上端部から前方側に突出する長手板状に形成され、前端部が下方側に折れ曲がる鉤形状になっている。下壁部52Cは、外壁部52Aの下端部から前方側に突出する長手板状に形成されている。外壁部52Aにおける幅方向(左右方向)の中央側に、前後方向に貫通する一対の貫通孔52D,52Dが幅方向に離間して形成されている。外壁部52Aにおける一対の貫通孔52D,52Dの間に、前方側に突出する突出部52Eが、幅方向に長手状となるように形成されている。突出部52Eは、第2延出部47が前方側から当接するため、第2延出部47の前後方向における位置合わせをするように機能する。特に、幅方向の広い領域にわたって第2延出部47が突出部52Eに当接するため、内枠体40がより正確に位置合わせされやすくなる。
図7〜図10のように、内枠体40は、天板本体部31に固定され、排気路13で誘導された排気を排出する排気口40Aが形成されている。内枠体40は、排気口40Aが形成されるとともに開口部35Aに沿って配置される環状枠部41と、この環状枠部41から延出する延出部45と、を備えている。
環状枠部41は、略四角リング状に形成され、上壁部41A、外壁部41B、上側内壁部41C、底壁部41D、下側内壁部41E、鍔部41Fを備えている。上壁部41Aは、前方側の両角が丸みを帯びた平面視四角リング状に形成されている。外壁部41Bは、上壁部41Aと略直交するように上壁部41Aの外周側端部から下方側に延出し、略四角リング状に形成されている。上側内壁部41Cは、上壁部41Aの内周側端部から下方側に延出し、略四角リング状に形成され、上壁部41Aと角が生じないように滑らかに連なっている。底壁部41Dは、上側内壁部41Cの下方側端部から内側に延出するように略四角リング状に形成され、上側内壁部41Cと角が生じないように滑らかに連なっている。底壁部41Dの幅方向(左右方向)両側において、上下方向に貫通する平面視略長方形状の一対の貫通孔44A,44Bが形成されている。下側内壁部41Eは、底壁部41Dの内周側端部から下方側に延出するように略四角リング状に形成され、底壁部41Dと角が生じないように滑らかに連なっている。鍔部41Fは、下側内壁部41Eの下方側端部から外側に延出するように略四角リング状に形成され、下側内壁部41Eと角が生じないように滑らかに連なっている。
排気口40Aは、下側内壁部41Eの内側部分によって構成され、角が丸みを帯びた平面視長方形状の開口部となっている。環状枠部41は、図8のように、内枠体40と板状構造部35とを接着する接着媒体71(図15(B)、図16参照)が貯留する貯留部43を備えている。貯留部43は、下方側に開放した溝状に形成されている。貯留部43は、上壁部41A、外壁部41B、上側内壁部41Cによって構成されており、これらによって囲まれるように接着媒体71を貯留させる。
延出部45は、環状枠部41の後端部分から後方側且つ下方側に延出するように形成され、第1延出部46、第2延出部47を備えている。第1延出部46は、外壁部41Bの幅方向(左右方向)に延びる後端部分における下方側端部から後方側に延出する長手板状に形成されている。第2延出部47は、第1延出部46の後端部且つ幅方向中央側において幅方向一部範囲において下方側に延出するように長手板状に形成されている。第2延出部47における幅方向の両側に、前後方向に貫通する一対の孔48A,48Aがそれぞれ形成されている。孔48A,48Aは、バーリング加工によって形成されており、前方側に突出するリング状の突起の内側まで続いている。
図6に示すように、内枠体40を下方側に付勢するように機能する弾性部材37が、天板本体部31の裏面に固定されている。図13、図15に示すように、弾性部材37は、本体部37A、貯留部37B、屈曲部37Cを備えている。本体部37Aは、平面視略長方形の板状に形成されている。貯留部37Bは、接着剤72が貯留する構成であり、本体部37Aにおける短手方向の中央側において長手方向に沿って延びるように、上方側に開放した溝状に形成されている。屈曲部37Cは、本体部37Aの後端部から下方側に傾斜するように延出する長手板状の第1板部37Dと、第1板部37Dの後端部から後方側に本体部37Aと平行になるように延出する長手板状の第2板部37Eと、を備えている。
内枠体40が天板本体部31に固定された状態について説明する。
図11〜図16のように、内枠体40は、天板本体部31の後端側且つ幅方向中央側において幅方向一部範囲において固定される。環状枠部41は、板状構造部35の開口部35Aに沿って配置されている。図11、図12のように、内枠体40の上壁部41A、外壁部41B、上側内壁部41Cは、天板本体部31の表面よりも上側に突出する状態となっている。図13〜図16のように、内枠体40の底壁部41D、下側内壁部41E、鍔部41F、及び延出部45は、天板本体部31の表面よりも下側に位置するように、開口部35Aの内側に入り込んでいる。なお、本明細書において、天板本体部31の表面(オモテ面)とは、図1等で示すような最終製品において、天板本体部31の上面となる面である。また、天板本体部31の裏面とは、図1等で示すような最終製品において、天板本体部31の下面となる面である。
図15(B)のように、貯留部43は、天板本体部31の表面上(より具体的には、開口部35Aの一部である側端部31A(天板本体部31の上面部における開口領域近傍の縁部))上に配置されている。天板部30の表側を上向きにした状態において、貯留部43は下側が開放した溝構造となっており、貯留部43の下方側(開放側)には開口部35A(具体的には、天板本体部31の縁部である側端部31A)が位置し、この側端部31Aとの間に接着媒体71を貯留する。側端部31Aと貯留部43の間には、パッキン36も設けられており、パッキン36の周囲においてパッキン36に密着するように接着媒体71が貯留されるようになっている。図15(B)、図16のように、環状枠部41は、側端部31Aと貯留部43の間に貯留された接着媒体71を介して天板本体部31に接着される。内枠体40の外壁部41Bは、前方側及び左右両側の下端部が天板本体部31の表面に接触した状態で支持される。
図15のように、内枠体40の延出部45は、上壁部52Bと下壁部52Cの間に入り込んでいる。外壁部41Bの幅方向(左右方向)に延びる後端部分は、上壁部52Bに前方側から当接している。第1延出部46は、上壁部52Bに下方側から当接している。図15(B)のように、第2延出部47は、突出部52Eに対して幅方向(左右方向)の広い範囲に亘って前方側から当接しており、外枠体50に対する第2延出部47の前後方向における位置合わせがなされている。第2延出部47の下端部は、下壁部52Cに上方側から当接している。図15(A)のように、一対の孔48A,48Aのそれぞれが、一対の貫通孔52D,52Dのそれぞれと、孔位置を合わせた状態で前後方向から重なっている。それぞれの位置において、貫通孔52Dと孔48Aに挿入するように、例えば螺子として構成された連結部材61を組み付けることで、外枠体50と内枠体40とを共締めした状態となっている。板状構造部35と内枠体40が連結部材61によって幅方向の位置合わせがされており、板状構造部35の幅方向の中央側の位置に内枠体40が固定される。
図15(B)のように、弾性部材37は、貯留部37Bと天板本体部31の裏面との間に貯留された接着剤72を介して天板本体部31に接着されている。接着剤72は、接着媒体71よりも乾燥速度が速い速乾性の接着剤である。本体部37Aの上面部と天板本体部31の裏面とが対向している。弾性部材37は、内枠体40の一部に押圧力を加え且つ環状枠部41を下方側に付勢する状態となっている。弾性部材37は、屈曲部37Cが上方側(天板本体部31に向かう側)に曲がるように弾性変形した状態で、屈曲部37Cの第2板部37Eが底壁部41Dと鍔部41Fの間に入り込んでいる。第2板部37Eの下面部が鍔部41Fの上面部に当接している。これにより、弾性部材37によって、内枠体の鍔部41Fに押圧力を加え且つ環状枠部41を下方側に付勢する構成であるため、貯留部37Bの開放側を側端部31Aの上面に押さえつける状態となっている。
(天板部の製造工程)
天板部30の製造工程について説明する。図17、図18は、実施例1の天板部30の製造工程を概略的に説明する説明図である。図17(A)のように、外枠体50を用意し、上下反転した状態にする。なお、以下の説明でも、上記ガスコンロ1の説明と同様に、ガスコンロ1が平坦な載置面に載置されたときの載置面と直交する方向を上下方向とする。天板部30に対して装置本体1Aが位置する側を下方側とし、下方側とは反対側を上方側とする。左右方向及び前後方向も上記ガスコンロ1の説明と同様である。
図17(B)に示すように、内枠体40(より具体的には、環状枠部41)を、板状構造部35の開口部35Aに沿って配置する。底壁部41D、下側内壁部41E、鍔部41F、及び延出部45を開口部35Aの内側に入り込ませ、延出部45を上壁部52Bと下壁部52Cの間に入り込ませる。外壁部41Bの幅方向(左右方向)に延びる後端部分を上壁部52Bに前方側から当接させ、第1延出部46を上壁部52Bに下方側から当接させる。第2延出部47を突出部52Eに前方側から当接させ、外枠体50に対する第2延出部47の前後方向における位置合わせがなされる。第2延出部47の下端部を下壁部52Cに上方側から当接させる。
一対の孔48A,48Aのそれぞれが一対の貫通孔52D,52Dのそれぞれと孔位置を合わせた状態で前後方向から重なった状態において、連結部材61を貫通孔52Dと孔48Aに挿入するように組み付けることで、外枠体50と内枠体40とを共締めする。連結部材61の外枠体50と内枠体40への組み付けによって、板状構造部35に対する内枠体40の幅方向における位置合わせが行われる。連結部材61によって外枠体50と内枠体40とを共締めする工程が、本発明の「連結工程」の一例に相当し得る。
図17(C)に示すように、貯留部43内にパッキン36を入り込ませる。パッキン36は、貯留部43における前端側の部分と幅方向両端側の部分に下方側から入り込ませる。
図18(A)に示すように、外枠体50及び内枠体40に対して天板本体部31を組み付けて、板状構造部35を形成する。天板本体部31の外周部が外枠体50に組み付けることで、外枠体50が天板本体部31における切欠部34を除く外周部の全体を覆う。天板本体部31の切欠部34と、外枠体50の後端側枠部52とによって平面視略長方形状の開口部35Aが形成される。内枠体40の外壁部41Bにおける前方側及び左右両側の下端部が、天板本体部31の表面に接触した状態となる。貯留部43の開放側に開口部35Aが位置する。
図18(B)のように、貯留部43と、開口部35A(より具体的には、側端部31A)と、の間に接着媒体71を流し込む。貯留部43の開放側に開口部35Aが位置する状態で、貯留部43の内面と開口部35Aとの間に接着媒体71を貯留させる。側端部31Aと、パッキン36と、天板本体部31の切欠部34と、によって囲まれる空間に接着媒体71が貯留する。環状枠部41と開口部35Aとの間に接着媒体71を介在させ且つ環状枠部41を開口部35Aに沿って配置する工程が、本発明の「配置工程」の一例に相当し得る。
図18(C)のように、弾性部材37の貯留部37Bに接着剤72が貯留した状態で、屈曲部37Cの第2板部37Eを底壁部41Dと鍔部41Fの間に入り込ませる。屈曲部37Cが鍔部41Fに押圧力を加えることで屈曲部37Cが上方側(天板本体部31に向かう側)に曲がるように弾性変形した状態で、本体部37Aの上面部を天板本体部31の裏面に接触させる。弾性部材37は、貯留部37Bと天板本体部31の裏面との間に貯留された接着剤72を介して天板本体部31に接着される。弾性部材37の天板本体部31への固定は、接着媒体71よりも乾燥速度が速い速乾性の接着剤72を用いる。弾性部材37によって、内枠体の鍔部41Fに押圧力を加え且つ環状枠部41を下方側に付勢する構成であるため、貯留部37Bの開放側を側端部31Aに押さえつける状態となる。天板本体部31の裏面側に弾性部材37を配置し、内枠体40の一部に押圧力を加える状態且つ環状枠部41を下方側に付勢する状態で弾性部材37を天板本体部31に固定する工程が、本発明の「固定工程」の一例に相当し得る。
以下、本構成の効果を例示する。
本構成のガスコンロ1は、板状構造部35の後端側且つ幅方向中央側において幅方向一部範囲に開口部35Aが形成され、内枠体40は、排気口40Aが形成されるとともに開口部35Aに沿って配置される環状枠部41を備える構成である。このように、内枠体40が板状構造部35における後端側の幅方向一部範囲に組み付けられるため、板状構造部35の幅方向全範囲に組み付けられる構成と比べて、内枠体40の存在感を低下させ、内枠体40の存在感が大きすぎることに起因する美観の低下を抑えることができる。しかも、内枠体40の延出部45と外枠体50の後端側枠部52とが連結部材61によって互いに連結され且つ連結部材61によって幅方向の位置合わせがなされる構成であるため、外枠体50を含んでなる板状構造部35の既定の位置(連結部材61によって位置合わせされた位置)に内枠体40をより正確に且つより安定的に固定することができる。
環状枠部41は、開口部35Aに沿って配置され且つ接着媒体71を介して開口部35Aに接着されている。このため、内枠体40の環状枠部41と板状構造部35に形成された開口部35Aとの間に接着媒体71が介在するため、内枠体40を開口部35Aの近傍により強固に固定することができる。また、内枠体40と板状構造部35との間に隙間が生じにくくなる。
環状枠部41は、開口部35A側に開放した溝状の貯留部43を備えている。そして、環状枠部41は、貯留部43と開口部35Aとの間に貯留された接着媒体71を介して開口部35Aに接着されている。このため、貯留部43により多くの接着媒体71を貯留することができ、貯留された接着媒体71によって内枠体40の環状枠部41と開口部35Aとをより強固に接着することができる。
ガスコンロ1は、天板本体部31の裏面側に固定される弾性部材37を有している。弾性部材73は、内枠体40の一部に押圧力を加え且つ貯留部43を開口部35A側に付勢する構成である。
このため、天板本体部31の裏面側に固定される弾性部材37によって貯留部43が開口部35A側に付勢されるため、貯留部43を開口部35Aから離間させるような強い力が加わりにくくなり、貯留部43と開口部35Aとの間の接着不良が生じにくくなる。従って、貯留部43に貯留されたより多くの接着媒体71によって接着するという機能と、貯留部43を開口部35A側に付勢して接着不良を防止する機能とが相乗的に作用し、より一層強固な接着が実現される。
弾性部材37は、接着媒体71よりも乾燥速度が速い速乾性の接着剤72により天板本体部31の裏面に接着されている。
このため、より早く固定された弾性部材37によって環状枠部41を下方側に付勢するように作用を生じさせることができ、仮に、接着媒体71の乾燥が不十分であっても弾性部材37に起因する付勢力によって内枠体40の環状枠部41が開口部35Aに押し当てられた状態が維持されやすくなる。
本構成のガスコンロ1の製造方法は、上記ガスコンロ1の効果と同様の効果が得られる。更に、この製造方法では、内枠体40の環状枠部41と開口部35Aとの間に接着媒体71を介在させ且つ環状枠部41を開口部35Aに沿って配置するため、介在する接着媒体71が乾燥すると、内枠体40の環状枠部41を開口部35Aに強固に固定することができる。しかも、延出部45と後端側枠部52とを連結部材61によって互いに連結し且つ連結部材61によって幅方向の位置合わせ行った状態で接着媒体71を乾燥させることができるため、より正確に位置決めされた状態で接着媒体71の乾燥を行うことができ、乾燥が完了するまでの期間に開口部35Aに対して環状枠部41が位置ずれしてしまうような事態も生じにくくなる。
環状枠部41は、開口部35A側に開放した溝状の貯留部43を備えている。本構成のガスコンロ1の製造方法は、配置工程は、貯留部43と開口部35Aとの間に接着媒体71を介在させた状態で環状枠部41を開口部35Aに沿って配置する工程を含む。この製造方法では、貯留部43に貯留されたより多くの接着媒体71を用いて環状枠部41と開口部35Aを接着させることができ、内枠体40と板状構造部35をより強固に接着することができる。
本構成のガスコンロ1の製造方法は、天板本体部31の裏面側に弾性部材37を配置し、内枠体40の一部に押圧力を加える状態且つ環状枠部41を下方側に付勢する状態で弾性部材37を天板本体部31に固定する工程を含んでいる。このため、弾性部材37によって、内枠体40の一部に押圧力を加え且つ環状枠部41を下方側に付勢する構成であるため、貯留部43の開放側を開口部35Aの表面に押さえつけることができる。そのため、貯留部43の開放側が開口部35Aの表面によって確実に塞がれることになり、貯留部43から接着媒体71が流出することを抑制することができる。特に、弾性部材37は天板本体部31の裏面側に固定される構成であるため、このような弾性部材37が天板本体部31の表面に現れ難く、天板本体部31上で見えることに起因する美観の低下を抑えることができる。
本構成のガスコンロ1の製造方法は、接着媒体71よりも乾燥速度が速い速乾性の接着剤72により弾性部材37を天板本体部31の裏面に接着する工程を含む。このため、貯留部43と開口部35Aの間に存在する接着媒体71が乾燥する前に、弾性部材37と天板本体部31の間の接着剤72を乾燥させやすくなる。従って、貯留部43と開口部35Aの間に存在する接着媒体71の乾燥が不十分であっても、天板本体部31に固定された弾性部材37によって環状枠部41を下方側に付勢するような作用が生じやすく、貯留部43から接着媒体71が流出して接着不良になるような事態が生じにくくなる。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような例も本発明の技術的範囲に含まれる。また、上述した実施例や後述する実施例の特徴は矛盾しない範囲でどのように組み合わせてもよい。
実施例1のガスコンロ1の製造方法は、連結部材61によって外枠体50と内枠体40とを共締めする工程(図17(C)参照)の後に、環状枠部41を開口部35Aに接着媒体71を介して配置する工程(図18(A)参照)を行う構成である。しかしながら、環状枠部41を開口部35Aに接着媒体71を介して配置する工程(図18(A)参照)の後に、連結部材61によって外枠体50と内枠体40とを共締めする工程(図17(C)参照)を行う構成であってもよい。
実施例1のガスコンロ1はテーブルコンロであるが、ビルトインコンロ等であってもよい。
実施例1のガスコンロ1は右側バーナ14及び左側バーナ15を備えるものであるが、バーナの数はこれに限定されず、多くても少なくてもよい。
1…ガスコンロ
2…筐体部
12…グリル庫
13…排気路
30…天板部
31…天板本体部
35…板状構造部
35A…開口部
37…弾性部材
40…内枠体
40A…排気口
41…環状枠部
43…貯留部
45…延出部
50…外枠体
52…後端側枠部
61…連結部材
71…接着媒体
72…接着剤
80…排気口カバー
80A…通気孔

Claims (4)

  1. 上端側が開放した形態をなし、少なくともグリル庫及び前記グリル庫に連通した排気路を収容する筐体部と、
    天板本体部と、前記天板本体部の外周部に組み付けられる外枠体と、前記天板本体部に固定され且つ前記排気路で誘導された排気を排出する排気口が形成された内枠体と、を備え、前記筐体部の上端側に組み付けられて前記筐体部を閉塞する天板部と、
    前記排気口から排出される排気を放出する経路となる複数の通気孔が形成され、前記排気口を覆う構成で前記天板部に載置される排気口カバーと、
    を有し、
    前記天板本体部に前記外枠体が組み付けられてなる板状構造部の後端側且つ幅方向中央側において幅方向一部範囲に開口部が形成され、
    前記外枠体の後端部には、幅方向に沿って延びる後端側枠部が設けられ、
    前記内枠体は、前記排気口が形成されるとともに前記開口部に沿って配置される環状枠部と、前記環状枠部から延出する延出部と、を備え、
    前記延出部と前記後端側枠部とが連結部材によって互いに連結され且つ前記連結部材によって幅方向の位置合わせがされており、
    前記環状枠部は、前記開口部に沿って配置され且つ接着媒体を介して前記開口部に接着され、
    前記環状枠部は、前記開口部側に開放した溝状の貯留部を備え、前記貯留部と前記開口部との間に貯留された前記接着媒体を介して前記開口部に接着され、
    更に、前記天板本体部の裏面側に固定される弾性部材を有し、
    前記弾性部材は、前記内枠体の一部に押圧力を加え且つ前記貯留部を前記開口部側に付勢するガスコンロ。
  2. 前記弾性部材は、前記接着媒体よりも乾燥速度が速い速乾性の接着剤により前記天板本体部の裏面に接着される請求項1に記載のガスコンロ。
  3. 上端側が開放した形態をなし、少なくともグリル庫及び前記グリル庫に連通した排気路を収容する筐体部と、前記筐体部の上端側に組み付けられて前記筐体部を閉塞するとともに前記排気路で誘導された排気を排出する排気口が形成された天板部と、前記排気口から排出される排気を放出する経路となる複数の通気孔が形成され、前記排気口を覆う構成で前記天板部に載置される排気口カバーと、を有するガスコンロの製造方法であって、
    前記天板部は、板状の天板本体部と、前記天板本体部の外周部に組み付けられる外枠体と、前記天板本体部に固定され且つ前記排気口が形成された内枠体と、を備え、
    前記天板本体部に前記外枠体が組み付けられてなる板状構造部は、後端側且つ幅方向中央側において幅方向一部範囲に開口部が形成され、
    前記外枠体の後端部には、幅方向に沿って延びる後端側枠部が設けられ、
    前記内枠体は、前記排気口が形成されるとともに前記開口部に沿って配置される環状枠部と、前記環状枠部から延出する延出部と、を備えたものであり、
    前記内枠体の前記環状枠部と前記開口部との間に接着媒体を介在させ且つ前記環状枠部を前記開口部に沿って配置する配置工程と、
    前記延出部と前記後端側枠部とを連結部材によって互いに連結し且つ前記連結部材によって幅方向の位置合わせ行う連結工程と、
    を含み、
    前記環状枠部は、前記開口部側に開放した溝状の貯留部を備え、
    前記配置工程は、前記貯留部と前記開口部との間に前記接着媒体を介在させた状態で前記環状枠部を前記開口部に沿って配置する工程であり、
    更に、前記天板本体部の裏面側に弾性部材を配置し、前記内枠体の一部に押圧力を加える状態且つ前記貯留部を前記開口部側に付勢する状態で前記弾性部材を前記天板本体部に固定する固定工程を含むガスコンロの製造方法。
  4. 前記固定工程は、前記接着媒体よりも乾燥速度が速い速乾性の接着剤により前記弾性部材を前記天板本体部の裏面に接着する工程である請求項3に記載のガスコンロの製造方法。
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