JP6932106B2 - 設備保全支援システム及び設備保全支援方法 - Google Patents

設備保全支援システム及び設備保全支援方法 Download PDF

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Description

本発明は、例えば建物等に備えられたエレベーターやエスカレーターなどの設備の保守や点検等の作業計画を立てる設備保全支援システム及び設備保全支援方法に関する。
ビルディング等の建物に備えられた設備(以下「ビル設備」と呼ぶことがある)の故障を予防するため、保守員は、適宜点検及び保守(分解清掃、部品交換及び調整など)を行っている。国内のみならず海外で設備を納入した場合、海外に設置された設備に対し保全作業を行う必要がある。海外のビル設備の保全計画も、国内において作成したいという要望がある。
現在、国境を越えるデータの越境に関して、例えば越境するデータが人や物を特定するような個人情報が含まれるデータである場合、国ごとの法律によりデータの授受が規制される動きがある。そのような場合でもデータの越境を可能とする方法として、暗号化されたデータを授受し、国ごとの裁判所の許可を受けた場合にのみ通信内容を解読できるようにする暗号データの暗号化方法及び復号化方法が知られている(例えば特許文献1参照)。特許文献1に記載の技術は、ユーザー同士の国際間通信内容を解読するに際し、他国の法制度およびユーザーのプライバシーを侵害せずに解読することを目的としている。
特開平11−143360号公報
しかし、特許文献1に記載の技術には、データを復号するために裁判所の許可を受ける必要があるなど、必要な情報を取得するために手間と時間を要するなどの問題がある。海外からビル設備を保全するために必要な情報を得られない場合、国内において海外のビル設備の保全計画を立てることができなくなる。同一国内であっても地域間で法制度が異なる場合には同様の問題がある。
上記の状況から、各国又は各地域の法制度の違いに制限されることなく、設備保全の作業計画に必要なデータを特定の国又は地域において取得できるようにする手法が望まれている。
本発明の一態様の設備保全支援システムは、管理対象とする地域内に設置された設備を管理する地域管理装置と、ネットワークを介して地域管理装置から送られるデータを元に、地域内に設置された設備を統括的に管理する統括管理装置と、から構成される。
上記地域管理装置は、
上記地域内に設置された設備の稼働状況を示す稼働データから上記地域の稼働統計データを作成する稼働統計作成部と、
上記地域内に設置された設備の稼働データと上記地域の稼働統計データとを比較して第1の比較データを作成し、また上記地域内に設置された設備の稼働データと上記統括管理装置の管理エリア内に設置された設備の稼働状況を示す稼働データから作成された基準稼働統計データとを比較して第2の比較データを作成する比較データ作成部と、
上記地域内に設置された設備の故障内容を示す詳細故障データを、上記設備の概略の故障内容を示す概略故障データに変換するデータ変換部と、
上記ネットワークを介して、上記統括管理装置から上記基準稼働統計データを受信し、また、上記統括管理装置に上記第1の比較データと上記第2の比較データ、並びに上記概略故障データを送信する第1のデータ送受信部と、を備える。
本発明の少なくとも一態様によれば、各国又は各地域の法制度の違いに制限されることなく、設備保全の作業計画に必要なデータを特定の国又は地域において取得することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の第1の実施形態に係る設備保全支援システム(グローバル)の全体構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る設備保全支援システムの統括管理装置及び地域管理装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る各装置が備えるコンピューターのハードウェア構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る設備保全の作業計画作成に至るまでの処理の手順例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る各サイトの稼働データのサテライト別稼働統計データに対する比率を求める方法についての説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る各サイトの稼働データの国内稼働統計データに対する比率を求める方法についての説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る故障データから変換データを算出する方法についての説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る直話データから変換データを算出する方法についての説明図である。 本発明の第1の実施形態に係るオンコールデータから変換データを算出する方法についての説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る比率データからサテライト別稼働統計データを推定する方法についての説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る経過年数とドア開閉回数との関係及び故障分布を示すグラフである。 本発明の第1の実施形態に係る経過年数と起動数との関係及び故障分布を示すグラフである。 本発明の第2の実施形態に係る設備保全支援システム(ローカル)の全体構成を示すブロック図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」と記述する)の例について、添付図面を参照しながら説明する。本明細書及び添付図面において実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素については、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
<1.第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る設備保全支援システムの全体構成例を示すブロック図である。図1に示す設備保全支援システム10は、管理対象とする地域ごとに地域内の建物等に備えられた設備(ビル設備)を管理する複数のサテライトセンター3と、ネットワークを介して各サテライトセンター3から送られるデータを元に、その地域内に備えられた設備を統括的に管理する統括センター1とから構成される。図1の例は、国内にある統括センター1において海外のビル設備を統括的に管理するグローバルな設備保全支援システムである。
図1に示すように、国内の統括センター1は、海外A〜Cと国内との間でデータの送受信が可能なグローバル通信網2を介して、海外A〜Cの各国又は各地域(以下、単に「各地域」と称する)にあるサテライトセンター3と通信を行うことができる。サテライトセンター3は、海外ごとに設けられた域内通信網4を介し、各サイト5−1,…,5−Nに備えられたビル設備(ネットワークインターフェース)と通信可能である。グローバル通信網2及び域内通信網4は、インターネット等の広域ネットワークである。サイトは、保全対象のビル設備を備える建物や施設等を指す。ビル設備は、例えばエレベーターやエスカレーターなどである。
以下の説明では、海外A〜Cの各サテライトセンター3を、サテライトセンターA〜Cと呼ぶことがある。図1の例では、サテライトセンターAは、サイトA−1,…,A−nに設置されたビル設備を保全対象とし、サテライトセンターBは、サイトB−1,…,B−nに設置されたビル設備を保全対象とし、さらにサテライトセンターCは、サイトC−1,…,C−nに設置されたビル設備を保全対象とする。N,nは自然数である。各サテライトセンター3が担当する地域内のサイト数は、1以上でよい。
国内の統括センター1の統括管理装置11は、サテライトセンターA〜Cがそれぞれ備える地域管理装置31と連係して各地域の各サイトのビル設備に対する保全計画を作成する。
[地域管理装置及び統括管理装置の構成]
図2は、設備保全支援システム10の統括管理装置11及び地域管理装置31の構成例を示すブロック図である。ここで、サテライトセンターAの地域管理装置31を例に説明するが、サテライトセンターB,Cについても同様である。
(地域管理装置)
サテライトセンターAの地域管理装置31は、稼働データ収集部301と、データ受信部302、オンコール入力部303、及び入力I/F304を備える。また、地域管理装置31は、稼働データ305、稼働統計作成部306、サテライト別稼働統計データ307、比較データ作成部308、比較データ309、及び国内稼働統計データ101を備える。さらに、地域管理装置31は、受信データ310、データ変換部311、変換データ312、作業計画作成部313、サテライト別作業計画アルゴリズム104、及びデータ送受信部6Aを備える。
稼働データ収集部301は、域内通信網4を介し、サイト5−1〜5−N(サイトA−1〜A−n)に備えられたビル設備の稼働状況を示す稼働データ305を収集する。
稼働統計作成部306は、各サイト(建物)に設置された設備の稼働データから管理対象とする地域の稼働統計データを作成する。具体的には、稼働統計作成部306は、稼働データ収集部301が収集した海外AのサイトA−1〜A−nの稼働データ305からサテライト別稼働統計データ307を算出する。
比較データ作成部308は、各サイトに設置された設備の稼働データ、地域の稼働統計データ、及び統括管理装置11の管理エリア内の建物等に設置された設備の稼働状況を示す稼働データから作成された国内稼働統計データ(基準稼働統計データの一例)を用いて、比較データ309を作成する。基準稼働統計データは、比較データ作成の際に、比較の基準となるデータ(指標)である。具体的には、比較データ作成部308は、各サイトの設備の稼働データ305と稼働統計データ306とを比較して第1の比較データ309a(例えば図5の比率A)を作成し、各サイトの設備の稼働データ305と国内稼働統計データ101とを比較して第2の比較データ309b(例えば図6の比率B)を作成する。
第1の比較データ及び第2の比較データに含まれる情報はそれぞれ、比較対象と任意の基準との比較結果を示す数値情報、又は比較対象と任意の基準との大小関係の情報である。例えば大小関係とは、一月の起動回数が200回より多い又は少ないといった情報である。また、例えば数値情報として、比較対象の任意の基準に対する比率、又は比較対象と任意の基準との差分が挙げられる。
本実施形態では、比較データ309は、比率を示すデータ(以下「比率データ」と記す。)である。比較データ309(第1の比較データ及び第2の比較データ)は、サテライトセンター(又は国名)と紐付けられて不揮発性ストレージ(図3参照)に保存される。以下、第1の比較データ及び第2の比較データを総称して、比較データ309とも記す。各比較データの算出方法については、図5及び図6を用いて後述する。
なお、国内稼働統計データ101については工場出荷時に予め地域管理装置31の不揮発性ストレージ27(図3参照)に格納しておいてもよいし、納入後に地域管理装置31が統括センター1の統括管理装置11から受信するようにしてもよい。
データ受信部302は、各サイトのビル設備の故障系の情報を収集するように構成されている。データ受信部302は、域内通信網4を介してサイトA−1〜A−nの各ビル設備の故障信号に基づく故障データ310a(図7参照)や、各サイトに備え付けられたインターホンから直接かかってきた電話の音声が記録された直話データ310b(図8参照)を受信する。データ受信部302で受信された各データは、受信データ310として後述する不揮発性ストレージ27(図3参照)等に保存される。
各サイトのビル設備を管理する管理会社は、問い合わせや不意の設備故障などに対し、オンコールによる24時間対応などのサービスを導入している。オペレーターが、オンコールで顧客や利用者などから寄せられた情報を入力I/F304(図3の操作部26に相当)を介して入力し、オンコール入力部303がオンコールデータ310c(図9参照)として受け付ける。オンコール入力部303は、オンコールデータ310cを受信データ310の一つとして、不揮発性ストレージ27(図3参照)等に保存する。上述した故障データ310a、直話データ310b、及びオンコールデータ310cは、詳細故障データの一例である。
データ変換部311は、少なくとも管理対象とする地域内の各サイトに設置された設備の故障内容(例えば故障履歴)を示す詳細故障データを、当該設備の概略の故障内容を示す概略故障データに変換し、概略故障データを変換データ312として不揮発性ストレージ27に保存する。言い換えると、データ変換部311は、詳細故障データに含まれる故障発生日と詳細な故障内容についての情報を、故障発生日と詳細な故障内容が判明しない他の情報に変換する。それにより、送信する情報に個人や建物などを特定する情報が含まれなくなり、データ越境の際に各地域の法律で規制されない。一例として概略故障データには、少なくとも、故障発生時における基準時(例えば納入日)からの経過年月の情報(経過情報の一例)と、設備の故障の有無を示す情報とが含まれていればよい。
データ送受信部6A(第1のデータ送受信部の一例)は、グローバル通信網2を介して、統括管理装置11から基準稼働統計データ(例えば国内稼働統計データ101)を受信し、また、統括管理装置11に第1の比較データと第2の比較データ(比較データ309)、並びに概略故障データ(変換データ312)を送信することが可能である。また、データ送受信部6Aは、グローバル通信網2を介して、統括管理装置11からサテライト別作業計画アルゴリズム104を受信することが可能である。
作業計画作成部313は、データ送受信部6Aが統括管理装置11から受信したサテライト別作業計画アルゴリズム104に基づいて、サイトA−1〜A〜Nに設置された設備についての作業計画を作成する。
(統括管理装置)
統括管理装置11は、データ送受信部6、比較データ309、変換データ312、国内稼働統計データ101、アルゴリズム作成部102、国内作業計画アルゴリズム103、及びサテライト別作業計画アルゴリズム104を備える。
データ送受信部6(第2のデータ送受信部の一例)は、グローバル通信網2を介して、地域管理装置31から第1の比較データと第2の比較データ(比較データ309)、並びに概略故障データ(変換データ312)を受信し、また、地域管理装置31に基準稼働統計データ(国内稼働統計データ101)及びサテライト別作業計画アルゴリズム104を送信することが可能である。
アルゴリズム作成部102は、国内の基準稼働統計データ(国内稼働統計データ101)と、不図示の国内設備の故障内容を示す詳細故障データとに基づいて、国内作業計画アルゴリズム103を作成する。国内作業計画アルゴリズム103は、統括管理装置11において管理エリア内に設置された設備の作業計画を作成する際の指針である。また、サテライト別作業計画アルゴリズム104は、地域管理装置31の作業計画作成部313が各サイトのビル設備に対する作業計画を作成する際の指針である。
また、アルゴリズム作成部102は、地域管理装置31から受信した比較データ309(例えば図5及び図6に示す第1の比較データ309a及び第2の比較データ309b)と、基準稼働統計データ(国内稼働統計データ101)とにより、各サイトの稼働状況(稼働データ)を推定する。そして、アルゴリズム作成部102は、推定稼働統計データと概略故障データ(変換データ312)とに基づいて、地域管理装置31の管理対象とする各サイトの設備に対する作業計画アルゴリズム(サテライト別作業計画アルゴリズム104)を、サテライトごとに作成する。ここで、アルゴリズム作成部102は、国内作業計画アルゴリズム103を参考にして、サテライト別作業計画アルゴリズム104を作成するようにしてもよい。
[各装置のハードウェア構成]
次に、設備保全支援システム10の各装置が備えるコンピューターのハードウェア構成例について説明する。図3は、各サイト(ビル設備)、地域管理装置31、及び統括管理装置11が備えるコンピューターのハードウェア構成例を示すブロック図である。
コンピューター20は、CPU(Central Processing Unit)21、ROM(Read Only Memory)22、RAM(Random Access Memory)23、表示部25、操作部26、不揮発性ストレージ27、及びネットワークインターフェース28を備える。各部は、システムバス24を介して相互にデータの送受信が可能に接続されている。
CPU21、ROM22、及びRAM23は制御部を構成する。この制御部は、自装置内の各部の動作を制御するコンピューターの一例として用いられる。CPU21は、本実施形態に係る各機能を実現するソフトウェアのプログラムコードをROM22から読み出して実行し、各部の制御や各種の演算を行う。これらのハードウェアとソフトウェアが協働することで当該装置の機能が実現される。なお、CPU21に代えて、MPU(Micro Processing Unit)等の他の演算処理装置を演算部として用いてもよい。
ROM22は、不揮発性メモリ(記録媒体)の一例として用いられ、CPU21が動作するために必要なプログラムやデータ等を記憶している。RAM23は、揮発性メモリの一例として用いられ、CPU21が行う各処理に必要な情報(データ)やCPU21による演算処理の途中に発生した変数やパラメータ等を一時的に記憶する。
表示部25は、例えば液晶ディスプレイモニタであり、CPU21で行われる処理の結果等、各種の情報を表示する。操作部26には、例えば、マウス又はタッチパネル等のポインティングデバイス、キーボードが用いられ、保守員が所定の操作を行い、指示を入力することが可能である。
不揮発性ストレージ27は、記録媒体の一例であり、CPU21が各部を制御するためのプログラム、OS(Operating System)等のプログラム、及びデータを記憶する。
例えばビル設備の場合、不揮発性ストレージ27には、稼働データ305及び故障データ310a(後述する図7参照)が記憶されていてもよい。故障データ310aは、詳細故障データの一例である。
例えば地域管理装置31の場合、不揮発性ストレージ27には、稼働データ305、サテライト別稼働統計データ307、国内稼働統計データ、比較データ309、故障データ310a、直話データ310b(図8参照)、オンコールデータ310c(図9参照)、変換データ312、及びサテライト別作業計画アルゴリズム104のデータが記憶される。
また、統括管理装置11の場合、不揮発性ストレージ27には、比較データ309、変換データ312、国内稼働統計データ101、国内作業計画アルゴリズム103及びサテライト別作業計画アルゴリズム104のデータが記憶される。
不揮発性ストレージ27としては、例えば、HDD、SSD(Solid State Drive)、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等が用いられる。なお、プログラムは、ローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供されてもよい。
ネットワークインターフェース28には、例えばNIC(Network Interface Card)やモデム等が用いられ、グローバル通信網2又は域内通信網4等を介して、通信相手装置との間で各種のデータを送受信することが可能である。
なお、各装置の機能や使用目的に合わせて各装置内の各部は取捨選択される。例えば、ビル設備のコンピューター20には、表示部25及び操作部26が接続されていなくてもよい。コンピューター20に表示部25及び操作部26が接続されている場合には、保守員が表示部25に表示された内容を確認し、操作部26を通じて必要な情報を入力することが可能である。
[設備保全の作業計画作成に至るまでの処理の手順]
図4は、第1の実施形態に係る設備保全の作業計画作成に至るまでの処理の手順例を示すフローチャートである。以下では、図1及び図2に示したサテライトセンターAにおいて作業計画作成に至るまでの処理を例に説明する。ステップS1〜S5は稼働系情報に関する処理、ステップS6〜S10は故障系情報に関する処理である。
まず、サテライトセンターAが備える地域管理装置31において、稼働データ収集部301は、サイトA−1〜A−nの各設備に稼働データを要求し、各サイトの設備から稼働データ305を収集する(S1)。そして、稼働データ収集部301は、収集した各サイトの稼働データ305を不揮発性ストレージ27に記録(登録)する(S2)。
ここでは稼働データ収集部301が稼働データを能動的に収集する構成としたが、稼働データ収集部301が、サイトA−1〜サイトA−nのビル設備が能動的に出力した稼働データ305を、受動的に受信する構成としてもよい。
次いで、稼働統計作成部306は、登録された各サイトの稼働データ305からサテライト別稼働統計データ307を作成する(S3)。次いで、比較データ作成部308は、各サイトの稼働データ305、稼働統計作成部306により作成されたサテライト別稼働統計データ307、及び統括センター1から取得した国内稼働統計データ101から、比較データ309(例えば図5及び図6に示す第1の比較データ309a、第2の比較データ309b)を作成する(S4)。
次いで、データ送受信部6Aは、比較データ作成部308が作成した比較データ309を、グローバル通信網2を介して統括センター1へ送信する(S5)。
(比較データ(比率データ)の算出方法)
ここで、比較データの算出方法について図5及び図6を参照して説明する。図5は、各サイトの稼働データ305のサテライト別稼働統計データ307に対する比率Aを求める方法についての説明図である。図6は、各サイトの稼働データ305の国内稼働統計データ101に対する比率Bを求める方法についての説明図である。なお、図5及び図6は、エレベーターの稼働データの例である。また、一つの地域のサイト数は3としてある。
図5に示すように、稼働データ305には、監視項目、サイト(識別情報)、稼働月、及び稼働回数の各情報が含まれる。例えば監視項目として、起動回数、ドア開閉回数、走行距離、及び走行時間がある。図5に示すように、起動回数に関して、サイトA−1の設備の10月における起動回数が“200回”であり、同11月における起動回数が“220回”である。また、サイトA−2の設備の11月における起動回数が“120回”、サイトA−3の設備の10月における起動回数が“300回”、及びサイトA−3の設備の11月における起動回数が“320回”である。
稼働統計作成部306は、サイトA−1〜A−3の設備の起動回数の平均値を算出し、サテライトセンターAの監視対象とする地域内にある、サイトA−1〜A−3の各設備の一月当たりの平均起動回数が“232回/月”であるという結果(サテライト別稼働統計データ307)を得る。この稼働統計データを作成する処理により、稼働データ305からサイト(設備)を特定する情報が削除される。
そして、比較データ作成部308は、第1の比較データ309aとして、サテライト別稼働統計データ307が示す起動回数に対するサイトA−1〜A−3の各設備の起動回数の比率A(第1の比率データ)を算出する。図5では、サテライト別稼働統計データ307に対する各サイトの設備の起動回数の比率は、順に“86%”、“94%”、“51%”、“129%”、“138%”である。同様にして、稼働統計作成部306及び比較データ作成部308は、ドア開閉回数、走行距離、及び走行時間についても比率Aを算出する。
図6に示すように、サテライトセンターAが統括センター1から取得した国内稼働統計データ101では、国内設備の同一対象期間における一月当たりの平均起動回数は“200回/月”である。そして、比較データ作成部308は、第2の比較データ309bとして、国内稼働統計データ101が示す起動回数に対するサイトA−1〜A−3の各設備の起動回数の比率B(第2の比率データ)を算出する。図6では、国内稼働統計データ101に対する各サイトの設備の起動回数の比率は、順に“100%”、“110%”、“60%”、“150%”、“160%”である。同様にして、稼働統計作成部306及び比較データ作成部308は、ドア開閉回数、走行距離、及び走行時間についても比率Bを算出する。
このようにサイトA−1〜A−3から収集された稼働データ305とサテライト別稼働統計データ307から、比率Aが導き出される。また、各稼働データ305と国内稼働統計データ101から、比率Bが導き出される。比率A及び比率Bは個人や建物などを特定する情報ではないため、データ越境の際に各地域の法律で規制されない。
一方、地域管理装置31において、ステップS1の稼働データの収集と並行して、データ受信部302が、サイトA−1〜サイトA−nから故障データ310a(図7参照)やインターホンの直話データ310b(図8参照)を受信する(S6)
また、オンコール入力部303は、入力I/F304から顧客や利用者からのオンコールデータ310c(図9参照)の入力を受け付ける(S7)。そして、例えばデータ受信部302が、受信した故障データ310a、直話データ310b、及びオンコールデータ301cをそれぞれ、受信データ310(詳細故障データ)として不揮発性ストレージ27に記録(登録)する(S8)。
ここではデータ受信部302が故障データ310a及び直話データ310bを受動的に受信する構成としたが、データ受信部302は、サイトA−1〜サイトA−nのビル設備から故障データ310a及び直話データ310bを能動的に受信(収集)する構成としてもよい。
データ変換部311は、登録された受信データ310から変換データ312を作成する(S9)。次いで、データ送受信部6は、データ変換部311により作成された変換データ312を統括センター1へ送信する(S10)。
(変換データの算出方法)
ここで、変換データの算出方法について図7〜図9を参照して説明する。図7は、故障データから変換データを算出する方法を示す説明図である。図8は、直話データから変換データを算出する方法を示す説明図である。図9は、オンコールデータから変換データを算出する方法を示す説明図である。
まず、詳細故障データとしての故障データ310aから変換データ312a(概略故障データ)を算出する方法について説明する。図7に示す故障データ310aには、サイト(識別情報)、故障発生日、及び故障内容の各情報が含まれる。データ変換部311は、故障データ310aに含まれる故障発生日と詳細な故障内容についての情報を、故障発生日と詳細な故障内容が判明しない他の情報に変換する。ここで、地域管理装置31の不揮発性ストレージ27には、各サイトの設備の納入日が記録されているものとする。
例えば図7に示すように、サイトA−1において“2017年1月10日”に“ドア開閉異常”が発生したという情報は、データ変換部311により、“納入から10年1ヶ月”のときに“ドア”が故障したという情報に変換される。この変換処理により、故障データ310aからサイト(設備)を特定する情報が削除される。その他に、例えばドア開閉異常は“ドア”、電源系統異常は“電源”、セフティシュー異常は“ドア”、起動不能は“本体故障”、安全装置動作は“本体故障”、異常コード検出器検出異常は“本体故障”、AC電源異常は“電源”に変換される。
このように、データ変換部311は、故障データ310a内の故障発生日(データ受信日)と故障内容の情報をそれぞれ、各サイトの設備の納入からの経過年月と大まかな故障分類に変換する。そして、サテライトセンターAは、「納入からの経過年月」と「大まかな故障」との関係の情報を、国内の統括センター1に送信する。
次に、詳細故障データとしての直話データ310bから変換データ312b(概略故障データ)を算出する方法について説明する。図8に示す直話データ310bには、サイト(識別情報)、故障発生日、及び音声内容をテキストデータ化した情報が含まれる。データ変換部311による変換処理時に、テキストデータから所定の事実を示すワード(閉じ込められているか、停止階、閉じ込められた人数など)が抽出される。例えば図8では、サイトA−1において“2017年1月24日”に“3階で2人が閉じ込められています。私は○○で連絡先は××です。一緒にいるのは▲▲さんです。”という直話データ310bが得られている。例えばこの直話データ310bは、データ変換部311により、“納入から10年1ヶ月”のときに“閉じ込め−3F−2人”のように変換される。
このように、データ変換部311は、直話データ310b内の故障発生日(データ受信日)と音声内容の情報をそれぞれ、各サイトの設備の納入からの経過年月と大まかな閉じ込め情報に変換する。この変換処理により、直話データ310bからサイト(設備)を特定する情報が削除される。そして、サテライトセンターAは、直話データ310bから、「納入からの経過年月」と「閉じ込め」との関係の情報を取得し、国内の統括センター1に送信する。
さらに、詳細故障データとしてのオンコールデータ310cから変換データ312c(概略故障データ)を算出する方法について説明する。図9に示すオンコールデータ310cには、サイト(識別情報)、コール発生日、及びオンコールの内容が登録される。データ変換部311による変換処理時に、オンコールの内容から所定のワード(例えば、問合せ、作業連絡、作業依頼、異常音連絡など)が抽出される。例えば図9では、サイトA−1において“2017年1月13日”に“オーナーからの問合せ”というオンコールデータ310cが登録されている。例えばこの直話データ310bは、データ変換部311により、“納入から10年1ヶ月”のときに“問合せ”があったという内容に変換される。
その他の変換ルールとしては、例えばオンコールの利用者の属性(オーナー、管理人、利用者など)を省略する、サイトの作業連絡(例えばエレベーターを貸し切り使用など)を“作業連絡”に簡略化する、落とし物拾いの依頼などの作業依頼を“作業依頼”に簡略化する、などがある。
このように、データ変換部311は、オンコールデータ310c内のコール発生日とオンコールの内容の情報をそれぞれ、各サイトの設備の納入からの経過年月と大まかな呼び出し分類に変換する。この変換処理により、オンコールデータ310cからサイト(設備)を特定する情報が削除される。そして、サテライトセンターAは、オンコールデータ310cから、「納入からの経過年月」と「大まかな呼び出し内容」との関係の情報を取得し、国内の統括センター1に送信する。
次いで、統括センター1において、統括管理装置11のデータ送受信部6が、ステップS5でサテライトセンターAの地域管理装置31から送信された比較データ309と、ステップS10で送信された変換データ312を受信し、不揮発性ストレージ27に保存する。そして、アルゴリズム作成部102が、不揮発性ストレージ27に、サテライト別作業計画アルゴリズム104を作成するために必要な、一定数の比較データ309と変換データ312を有しているかどうかを判断する(S11)。比較データ309と変換データ312が一定数に満たないと判断した場合(S11のNo)、ステップS1又はS6の処理に戻る。
また、比較データ309と変換データ312が一定数以上であると判断した場合(S11のYes)には、アルゴリズム作成部102は、比較データ309と変換データ312からサテライト別作業計画アルゴリズム104(サテライト別作業計画の指針)を作成する(S12)。このように、比較データ309と変換データ312の数が一定数以上あることで統計の精度が向上し、より実際の設備の状態や特性に即したサテライト別作業計画アルゴリズム104の作成が可能となる。
(サテライト別稼働統計データの推定方法)
ここで、サテライト別作業計画アルゴリズム104を作成するに当たり、サテライト別稼働統計データを推定する方法について図10を参照して説明する。図10は、比較データ(本実施形態では比率データ)からサテライト別稼働統計データを推定する方法についての説明図である。
まず図10に示すように、アルゴリズム作成部102は、比率Bと国内稼働統計データ101とから換算値1を算出する。換算値1はそれぞれ、サイトA−1〜A−3の稼働データ305に対応する。次に、アルゴリズム作成部102は、換算値1と比率Bとからサイトごとに換算値2を算出する。換算値2は、計算で求めた各サイトの稼働データの推定値である。そして、アルゴリズム作成部102は、各サイトの換算値2の平均値を計算することにより、サテライト別稼働統計データの推定値を得ることができる。
このように、比率A(第1の比較データ309a)及び比率B(第2の比較データ309b)と、国内稼働統計データ101(基準稼働統計データ)とから、サテライト別稼働統計データ307Aを推定することが可能である。そして、アルゴリズム作成部102は、サテライト別稼働統計データ307Aと変換データ312から、サテライトごとに稼働状況と故障情報を考慮して、サテライト別の作業計画の指針であるサテライト別作業計画アルゴリズム104を作成することができる。
図4のフローチャートの説明に戻る。ステップS12の処理後、データ送受信部6は、アルゴリズム作成部102により作成されたサテライト別作業計画アルゴリズム104を、サテライトセンターAの地域管理装置31へ送信する(S13)。
サテライトセンターAにおいて、地域管理装置31の作業計画作成部313は、ステップS12で送信されたサテライト別作業計画アルゴリズム104に従って、サイトA−1〜A−nの各設備の作業計画を作成する(S14)。そして、設備保全支援システム10を構成する地域管理装置31と統括管理装置11は、図4の一連の処理をサテライトごとに実行してサテライトごとに各設備の作業計画を作成する。
[サテライト別作業計画の指針の決定方法]
次に、サテライト別作業計画の指針の決定方法について説明する。図11は、経過年数とドア開閉回数との関係及び故障分布を示すグラフである。図12は、経過年数と起動数との関係及び故障分布を示すグラフである。
図11において、縦軸はドア開閉回数の累計、横軸は納入からの経過年数を示す。国内と各地域(海外A〜C)のサテライト別稼働統計データ(推定値)と経過年数による故障分布(一点鎖線で囲んだ部分)から、ドア開閉故障は、経過年数に関係なくドアの開閉回数に起因して故障が発生するといった傾向が分析できる。なお、統括管理装置11の不揮発性ストレージ27等に、各サイトの設備の納入日を記録しておくことにより、統括管理装置11において各サイトの設備の納入から現在までの経過年数の情報を更新することができる。
図12において、縦軸は起動回数の累計、横軸は納入からの経過年数を示す。国内と各地域(海外A〜C)のサテライト別稼働統計データ(推定値)と経過年数による故障分布(一点鎖線で囲んだ部分)から、起動不能等の本体故障は、起動回数に関係なく納入からの経過年数に起因して故障が発生するといった傾向なども分析できる。
このように統括センター1において、サテライトセンター3から受信した、比較データ309を元に推定したサテライト別稼働統計データ307Aと、変換データ312に含まれる故障についての情報とから、国(サテライト)ごとの設備の使用状況と故障傾向を分析することができる。そして、これらの分析結果と推定したサテライト別稼働統計データ307Aにより、例えばドア起動回数が多い国では、国内よりも早い段階でドア点検作業の計画を立てたり、部品交換をするタイミングは国内と同じタイミングで作業計画を立てたりといった、サテライト別作業計画アルゴリズム104(作業計画の指針)を作成することが可能である。
上述した第1の実施形態によれば、各地域の情報通信分野等における法制度の違いに制限されることなく、統括センターを備える国において設備保全の作業計画に必要なデータを取得することができる。それゆえ、対象設備が導入された各地域に対し、国内で実施している遠隔監視サービスと同等の遠隔監視サービスを提供することができる。
<2.第2の実施形態>
図13は、本発明の第2の実施形態に係る設備保全支援システムの全体構成例を示すブロック図である。図1の設備保全支援システム10は、海外で導入された設備を国内で管理することを目的とするものであるが、設備保全支援システムは国内に導入された設備を管理する目的にも利用できる。
図13に示す設備保全支援システム50は、複数のサテライトセンター53と国内監視拠点51から構成される。複数のサテライトセンター53(地域管理装置31)は、それぞれ管理対象とする地域A〜Cごとに地域内に備えられた設備(ビル設備)を管理する。また、国内監視拠点51(統括管理装置11)は、国内通信網52を介して各サテライトセンター53から送られるデータ(比較データ、変換データ)を元に、地域A〜Cごとに地域内に備えられた設備を統括的に管理する。国内監視拠点51は、国内通信網52を介して、区域外の複数のサテライトセンター53と通信が可能である。また、サテライトセンター3は、域内通信網54を介し、各サイト55−1,…,55−Nに備えられたビル設備(ネットワークインターフェース)と通信可能である。
図13の例は、国内監視拠点51において国内の各地域のビル設備を統括的に管理する設備保全支援システムである。例えば、同一国の地域ごとに情報通信分野で異なる法制度を有する場合には、本発明を適用して国内監視拠点51が各地域の設備の保全に必要な情報を取得することが有益である。
上述した第2の実施形態では、第1の実施形態の効果とほぼ同様の効果が得られる。即ち、第2の実施形態によれば、地域間の情報通信分野等における法制度の違いに制限されることなく、国内監視拠点を備える地域(区域)において設備保全の作業計画に必要なデータを取得することができる。それゆえ、対象設備が導入された各地域に対し、国内監視拠点を備える地域(区域)で実施している遠隔監視サービスと同等の遠隔監視サービスを提供することができる。
<3.変形例>
上述した第1の実施形態では、海外のサテライトセンター3において、予め定めた国内稼働統計データに対する比較データ(比率データ等)を算出したが、この例に限らない。例えば、海外のサテライトセンター3に複数の国内稼働統計データを登録しておいて、国内の統括センター1からサテライトセンター3に登録しておいた国内稼働統計データを指定し、サテライトセンター3が指定された国内稼働統計データに対する比較データを作成するようにしてもよい。第2の実施形態に対してもこの変形例の構成を適用可能である。
また、上述した第1及び第2の実施形態では、ビル設備の例としてエレベーターやエスカレーターを挙げたが、本発明は、水道設備や空調設備、ロボットなどの定期的な保全作業が必要な他の設備にも適用することが可能である。
さらに、本発明は上述した各実施形態例に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、その他種々の応用例、変形例を取り得ることは勿論である。
例えば、上述した実施形態例は本発明を分かりやすく説明するために装置及びシステムの構成を詳細且つ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成要素を備えるものに限定されない。また、ある実施形態例の構成の一部を他の実施形態例の構成要素に置き換えることは可能である。また、ある実施形態例の構成に他の実施形態例の構成要素を加えることも可能である。また、各実施形態例の構成の一部について、他の構成要素の追加、削除、置換をすることも可能である。
また、上記の各構成要素、機能、処理部等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路の設計などによりハードウェアで実現してもよい。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成要素が相互に接続されていると考えてもよい。
1…統括センター、 2…グローバル通信網、 3…サテライトセンター、 4…域内通信網、 5−1〜5−N…サイト、 6,6A…データ送受信部、 10…設備保全支援システム、 11…統括管理装置、 31…地域管理装置、 50…設備保全支援システム、 51…国内監視拠点、 52…国内通信網、 54…域内通信網、 53…サテライトセンター、 55−1〜55−N…サイト、 101…国内稼働統計データ、 102…アルゴリズム作成部、 103…国内作業計画アルゴリズム、 104…サテライト別作業計画アルゴリズム、 301…稼働データ取集部、 302…データ受信部、 303…オンコール入力部、 304…入力I/F、 305…稼働データ、 306…稼働統計作成部、 307…サテライト別稼働統計データ、 307a…サテライト別稼働統計データ(推定値)、 308…比較データ作成部、 309…比較データ、 309a…第1の比較データ、 309b…第2の比較データ、 310…受信データ、 311…データ変換部、 312…変換データ、 313…作業計画作成部

Claims (11)

  1. 管理対象とする地域内に設置された設備を管理する地域管理装置と、ネットワークを介して前記地域管理装置から送られるデータを元に、前記地域内に設置された設備を統括的に管理する統括管理装置と、から構成される設備保全支援システムであって、
    前記地域管理装置は、
    前記地域に設置された設備の稼働状況を示す稼働データから前記地域の稼働統計データを作成する稼働統計作成部と、
    前記地域内に設置された設備の稼働データと前記地域の稼働統計データとを比較して第1の比較データを作成し、また前記地域内に設置された設備の稼働データと前記統括管理装置の管理エリア内に設置された設備の稼働状況を示す稼働データから作成された基準稼働統計データとを比較して、第2の比較データを作成する比較データ作成部と、
    前記地域内に設置された設備の故障内容を示す詳細故障データを、前記設備の概略の故障内容を示す概略故障データに変換するデータ変換部と、
    前記ネットワークを介して、前記第1の比較データと前記第2の比較データ、並びに前記概略故障データを前記統括管理装置に送信する第1のデータ送受信部と、を備える
    設備保全支援システム。
  2. 前記第1の比較データと前記第2の比較データに含まれる情報は、比較対象と任意の基準との比較結果を示す数値情報、又は前記比較対象と前記任意の基準との大小関係の情報である
    請求項1に記載の設備保全支援システム。
  3. 前記数値情報は、前記比較対象の前記任意の基準に対する比率、又は前記比較対象と前記任意の基準との差分である
    請求項2に記載の設備保全支援システム。
  4. 前記比較データ作成部は、
    前記第1の比較データとして、前記地域の稼働統計データが示す数値に対する前記地域内に設置された設備の稼働データが示す数値の比率を示す第1の比率データと、
    前記第2の比較データとして、前記基準稼働統計データが示す数値に対する各設備の稼働データが示す数値の比率を示す第2の比率データと、を作成する
    請求項1に記載の設備保全支援システム。
  5. 前記データ変換部は、前記詳細故障データに含まれる故障発生日と詳細な故障内容についての情報を、前記故障発生日と前記詳細な故障内容が判明しない他の情報に変換する
    請求項1に記載の設備保全支援システム。
  6. 前記概略故障データには、故障発生時における基準時からの経過情報と、前記設備の故障の有無を示す情報とが含まれる
    請求項5に記載の設備保全支援システム。
  7. 前記統括管理装置は、
    前記基準稼働統計データと、前記地域管理装置から受信した前記第1の比較データ及び前記第2の比較データとにより前記地域の稼働統計データを推定した推定稼働統計データと前記概略故障データとに基づいて、前記地域管理装置の管理対象とする前記地域内に設置された設備に対して行われる作業を計画するための作業計画指針を作成する指針作成部と、
    前記ネットワークを介して、前記地域管理装置から前記第1の比較データと前記第2の比較データ、並びに前記概略故障データを受信し、また、前記地域管理装置に前記作業計画指針を送信する第2のデータ送受信部と、を備える
    請求項1に記載の設備保全支援システム。
  8. 前記地域管理装置において、
    前記第1のデータ送受信部が、前記統括管理装置から前記作業計画指針を受信し、
    前記第1のデータ送受信部により受信した前記作業計画指針に基づいて、前記地域内に設置された設備についての作業計画を作成する作業計画作成部、を更に備える
    請求項7に記載の設備保全支援システム。
  9. 前記指針作成部は、前記第1の比較データと前記第2の比較データ、及び前記基準稼働統計データに基づいて、前記地域内に設置された設備の稼働統計データを推定する
    請求項7又は8に記載の設備保全支援システム。
  10. 前記指針作成部は、推定された前記地域内に設置された設備の稼働データと、当該設備の故障発生時における基準時からの経過情報とに基づき、前記地域内に設置された設備についての作業計画を作成する際の前記作業計画指針を決定する
    請求項9に記載の設備保全支援システム。
  11. 管理対象とする地域内に設置された設備を管理する地域管理装置と、ネットワークを介して前記地域管理装置から送られるデータを元に、前記地域内に設置された設備を統括的に管理する統括管理装置と、から構成される設備保全支援システムによる設備保全支援方法であって、
    前記地域管理装置において、前記地域内に設置された設備の稼働状況を示す稼働データから前記地域の稼働統計データを作成することと、
    前記地域内に設置された設備の稼働データと前記地域の稼働統計データとを比較して第1の比較データを作成し、また前記地域内に設置された設備の稼働データと前記統括管理装置の管理エリア内に設置された設備の稼働状況を示す稼働データから作成された基準稼働統計データとを比較して、第2の比較データを作成することと、
    前記地域内に設置された設備の故障内容を示す詳細故障データを、前記設備の概略の故障内容を示す概略故障データに変換することと、
    前記ネットワークを介して、前記第1の比較データと前記第2の比較データ、並びに前記概略故障データを前記統括管理装置に送信すること、を含む
    設備保全支援方法。
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