JP6931753B1 - 電気音響アクチュエータ - Google Patents
電気音響アクチュエータ Download PDFInfo
- Publication number
- JP6931753B1 JP6931753B1 JP2020145042A JP2020145042A JP6931753B1 JP 6931753 B1 JP6931753 B1 JP 6931753B1 JP 2020145042 A JP2020145042 A JP 2020145042A JP 2020145042 A JP2020145042 A JP 2020145042A JP 6931753 B1 JP6931753 B1 JP 6931753B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vibrator
- vibrating
- vibration
- sound
- contact
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Headphones And Earphones (AREA)
- Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
- Piezo-Electric Transducers For Audible Bands (AREA)
Abstract
Description
従って、このようなイヤホンは、長時間聴取すると耳が疲労したり、また大音量で聞いたりすると、耳の機能にダメージを与えることから難聴になるなどの問題が有り、一度難聴になってしまうと元の状態には戻らないために、イヤホンで音楽を聴取することが多い若年層が難聴になることは大きな社会問題であった。
図1は本発明のインナーイヤー形の電気音響アクチュエータの実施例を示す外観図であり、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は背面図である。
ケース1は断面T字型の筒状のパイプでありT字の横棒の一方は他方より長く形成して有り、筒状のソフトパッド3が配置されていて、その中心には後述する振動ステーが配置されている。T字の縦棒に相当する部分2は空洞であり、後述するように内部の空間には振動子が配置されるように構成されている。
なお、図において、4は保護リング、11はホールドパット、13は信号線である。
図(c)は図(b)のG−H位置の断面を背面側から見た図で音響調整プレート14と振動子10との関係を理解しやすいように概念的に示して有る。図において、10は圧電バイモルフ素子や圧電アクチュエータ素子等で構成される振動子で、T字型ケースの縦のケース2の内部に配置され、上端付近を振動接点7と8のそれぞれによって挟持されており、振動子の他端はリード固定電極12によって信号線13に接続されている。
3はシリコン等からなるソフトパッドで有り、振動ステー6の周辺に挿入されて、外耳道に挿入されたときに周辺で外耳道に接触して抜けるのを防止するとともに、ソフトパッド3を介して振動ステー6の振動を外耳道に軟骨伝導として伝える働きをするものである。さらに、外耳道を痛めないように耳を保護する役目を持ち、音響的には雑音となる高域のホワイトノイズを吸収することから音質的にも重要なものである。
4は保護リングで、ソフトパッド3の位置決めを行い、ソフトパッド8が振動ステー6に挿入され過ぎて振動ステー6がむき出しになることで、外耳道を痛める事が無いように構成されている。
振動ステー9は振動接点8とともに振動子10の背面側すなわち音の放射方向に対して反対側に位置して振動ステー6、振動接点7と共に振動子10の端部付近を挟持するものである。
なお、図2において、5はダクト2によって構成される音響キャビティーを示すものである。
また、(b)に示すように、音の放射方向の背面側の音響調整プレート14は、振動子10の上端まで伸びて貼られており、振動接点8が音響調整プレート14を介して振動子10に当接するように構成されている。
音響調整プレート14、15が短い場合は振動子10固有の高音域の振動が多く出る傾向があり、長い場合は低音域が強くなる傾向が有るので、適宜長さを調整することによって所望の音質を得ることができるもので有る。
図において、25−2は振動を図示したもので有り、振動ステー6の25−1の位置から放射される音声波形の一例を図示したもので有る。
図4(c)は、更に振動接点7と振動子10の間に音声フィルター16を設け、振動接点が音声フィルター16を通して振動子10に当接するようにしたもので有る。
このように音声フィルター16を介して振動接点7、振動ステー6が振動子10の振動を受信するように構成した事により、音声フィルター16の素材を選択することにより、更に音質を所望のものに近づける事ができるようになるものである。
音響フィルター16の素材としては、硬質の材料を用いる事により、高音域の耳障りな音を改善することができるものである。
図5(b)は振動ステー6−1及び9−1と振動接点7−1及び8−1がそれぞれ別部材で構成され、振動ステー6−1、9−1と振動接点7−1及び8−1が異なる材料で構成され、振動子10と接触する部分が、鋭く尖っており、点接触になるように構成されているもので有る。
このように構成した図5(b)の場合は、振動子10の振動を点で振動ステーに伝達することになり、発明者の実験によれば抜けの良いクリアーな音になることが分かっている。
図5(d)は更にその形状を異ならせたもので、設計者の得たい音質及び音圧等によって適宜変更可能であることを示しているもので有る。
この発明の電気音響アクチュエータは例示したこれらの形状に限定されるものではなく、振動ステー及び振動接点は自由に選択することができる事はもちろんである。
振動子のみの周波数特性だと、低域の音声が低く高い周波数成分のみになるが、音響調整プレートを用いる事によって、低域の再生音を増強することができ、固体振動子の場合広域の音が耳に着く場合が多いが、本発明の場合、電気音響アクチュエータとしても低域から広域まで再生することができるもので、音響調整プレートを用いて、長さを調整することによって、再生音の低域をコントロールして、所望の音質が得られるようになるものである。
図8は本発明の電気音響アクチュエータを耳に挿入したときの概念を示したもので、鼓膜に向かう音声振動は矢印32であり、軟骨振動により直接人体に振動を伝えるものは矢印31で示してある。
2.ダクト
3.ソフトパット
4.保護リング
5.音響キャビティー
6.振動ステー
7.振動接点
8.振動接点
9.振動ステー
10.振動子
11.ホールドパッド
12.リード固定電極
13.信号線
14.音響調整プレート
14−1.音響調整プレートの例
14−2.音響調整プレートの例
15.音響調整プレート
15−1.音響調整プレートの例
15−2.音響調整プレートの例
16.音声フィルター
24.本発明の電気音響アクチュエータ
25.出力振動周波数
26.振動子基本周波数特性
27.振動子周波数調整波特性
28.接続プラグ
30.イヤホン
31.スピーカ
32.リード線
33.イヤホンプラグ
Claims (6)
- 筒状のパイプをT字型に組み合わせた筐体と、その筐体内のT字の縦棒に相当する筒状のパイプの長手方向に配置され電気信号を与える事によって振動する圧電素子からなる振動子と、当該振動子の上端をイヤホンの耳への挿入方向とその背面側にそれぞれ当接して前記振動子を挟持するための振動接点を有する一対の振動ステーとを有し、それぞれの振動ステーは筐体のT字の横棒に相当する部分に接着固定され且つ一方の振動ステーは耳に挿入されて振動子の再生音が耳に放出されるように構成されたことを特徴とする電気音響アクチュエータ。
- 前記振動子を挟持する振動接点は振動子と接触する部分が点接触となるように円錐状に構成されたことを特徴とする請求項1記載の電気音響アクチュエータ。
- 前記振動子の少なくとも一方の面には弾性体からなる音響調整プレートが貼付されていることを特徴とする請求項1記載の電気音響アクチュエータ。
- 前記振動子を挟持する振動接点と、振動ステーが別の素材から構成されており、一体になるように構成されていることを特徴とする請求項1記載の電気音響アクチュエータ。
- 前記振動子は少なくともその音響調整プレートもしくは振動接点と接する面の一方を弾性材から成る音響調整プレートを介して振動接点によって挟持されていることを特徴とする請求項1記載の電気音響アクチュエータ。
- 前記振動子は音の放射方向に硬質又は軟質の材料から成る音声フィルターを介して振動接点によって挟持されていることを特徴とする請求項1記載の電気音響アクチュエータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020145042A JP6931753B1 (ja) | 2020-08-07 | 2020-08-07 | 電気音響アクチュエータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020145042A JP6931753B1 (ja) | 2020-08-07 | 2020-08-07 | 電気音響アクチュエータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP6931753B1 true JP6931753B1 (ja) | 2021-09-08 |
JP2022031060A JP2022031060A (ja) | 2022-02-18 |
Family
ID=77550049
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020145042A Active JP6931753B1 (ja) | 2020-08-07 | 2020-08-07 | 電気音響アクチュエータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6931753B1 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009088942A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Cosmo Gear Kk | イヤホン装置 |
JP2014146949A (ja) * | 2013-01-29 | 2014-08-14 | Kyocera Corp | イヤホン |
JP6421360B2 (ja) * | 2015-12-02 | 2018-11-14 | 興弘 小林 | インナーイヤホン |
JP6471393B2 (ja) * | 2016-10-11 | 2019-02-20 | 興弘 小林 | インナーイヤー型イヤホン |
-
2020
- 2020-08-07 JP JP2020145042A patent/JP6931753B1/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2022031060A (ja) | 2022-02-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6240401B2 (ja) | 音響再生機器及び集音型音響再生機器 | |
KR101039813B1 (ko) | 골전도와 공기전도 기능을 갖는 듀얼 이어폰 | |
US20020039427A1 (en) | Audio apparatus | |
US20170111728A1 (en) | Bone conduction speaker module and bone conduction earphones having bone conduction speaker modules | |
US8638963B2 (en) | Ear defender with concha simulator | |
JP2007165938A (ja) | 受話装置 | |
JP2005348193A (ja) | 受話器 | |
JP2007019957A (ja) | ヘッドホン | |
TW201711485A (zh) | 耳機 | |
JP2010087810A (ja) | 耳穴式骨伝導レシーバ | |
JP2009260883A (ja) | 難聴者用イヤホン | |
JP2008270879A (ja) | 受話装置 | |
JP3537128B2 (ja) | ヘッドホン | |
CN216357249U (zh) | 一种tws骨声传导耳机 | |
JP6421360B2 (ja) | インナーイヤホン | |
KR20110024636A (ko) | 압전 진동을 이용해 골전도 기능을 가지는 헤드폰 | |
KR20060043937A (ko) | 이어폰 | |
KR20110010033A (ko) | 골전도(骨傳導) 이어폰 | |
KR20010034308A (ko) | 전도성 난청을 방지하기 위해 충격성 소음이 없는 이어폰 | |
JP6471393B2 (ja) | インナーイヤー型イヤホン | |
JP6931753B1 (ja) | 電気音響アクチュエータ | |
WO2002030151A2 (en) | Audio apparatus | |
KR100231219B1 (ko) | 이어폰 장치 | |
KR101583650B1 (ko) | 불연 피에조 압전 스피커장치 | |
KR20160095601A (ko) | 불연 피에조 압전 스피커장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200807 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20200807 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20201127 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20201208 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210128 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210427 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210519 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6931753 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |