本願は、ホームデバイスのホーム・ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を構成することの成功率を高め、且つ、ホームデバイスをホーム・ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークに接続することの効率を改善するように、ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワーク構成方法及びデバイスを提供する。
上記の目的を達成するために、以下の技術的解決法が本願で使用される。
第1の態様によれば、本願は、ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワーク構成方法を提供する。当該方法は端末に適用され、当該方法は、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を取得し、前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの前記認証情報は、前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのアクセスパスワード及びSSIDを含む、ことと、前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの前記SSIDを隠しSSIDとして構成することと、少なくとも1つの第1プローブ要求フレームを送信し、該第1プローブ要求フレームが、前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの前記認証情報の少なくとも一部を運ぶ、こととを含む。
本願で提供されるワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワーク構成方法によれば、Wi−Fi標準において、隠しSSIDを用いるワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの場合に、プローブ要求フレームがワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのSSIDを運び得る。Wi−Fi標準におけるこの規約に基づいて、端末は、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を取得した後に、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのSSIDを隠しIDとして構成してよい。この場合に、端末は、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を運ぶプローブ要求フレーム(すなわち、probe requestフレーム又は第1プローブ要求フレーム)を送信してよい。
端末によって送信されるプローブ要求フレームは、ワイヤレス・ルータによって転送される必要がなく、それにより、ワイヤレス・ルータ上の他のデータサービスに対する影響はない。その上、プローブ要求フレームはWi−Fi管理フレームであり、如何なるホームデバイスにおけるWi−Fiモジュールもプローブ要求フレームをリッスンし受信することができる。これは、ホームデバイスがプローブ要求フレームを受信することができ、従って、SSID及びアクセスパスワードを使用することによって第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークへ接続するために、プローブ要求フレームで運ばれるSSID及びアクセスパスワードを取得することができることを確かにし得る。すなわち、本願は、ホームデバイスのためのホーム・ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を構成することの成功率を高め、且つ、ホームデバイスをホーム・ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークに接続することの効率を改善することができる。
第1の態様を参照して、第1の可能な実施において、前記第1プローブ要求フレームは、前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークを確立するアクセス・ポイント(Access Point,AP)によって応答されない。一般に、局(Station,STA)(すなわち、端末)がプローブ要求フレームを送信した後、APがプローブ要求フレームを受信する場合に、APに対応するSSIDがプローブ要求フレームで運ばれるSSIDと同じであると決定するときに、APは、プローブ要求に応答してプローブ応答フレームをSTAへ返し得る。本願の第1プローブ要求フレームは、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークを検出するよう意図されず、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報をホームデバイスへ送信するよう意図される。従って、第1プローブ要求フレームは、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークを確立するAPによって応答されない。
第1の態様又は第1の可能な実施を参照して、第2の可能な実施において、前記第1プローブ要求フレームのSSIDフィールドが、前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの前記認証情報の少なくとも一部を運ぶ。一般に、ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのSSIDが隠しSSIDであるとき、ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークを検出するためのプローブ要求フレームのSSIDフィールドは、ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのSSIDを運ぶ。しかし、本願では、プローブ要求フレームのSSIDフィールドは、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報の少なくとも一部を運んでよい。
第1の態様又は上記の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第3の可能な実施において、“前記少なくとも1つの第1プローブ要求フレームを送信すること”の前に、本願の方法は、少なくとも2つの部分認証情報片を取得するように、前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの前記認証情報を少なくとも2つの部分に分けることを更に含み、前記少なくとも1つの第1プローブ要求フレームは、少なくとも2つの第1プローブ要求フレームを含み、該少なくとも2つの第1プローブ要求フレームの夫々が1つの部分認証情報片を含み、前記少なくとも2つの第1プローブ要求フレームは、前記少なくとも2つの部分認証情報片と一対一の対応にある。
1つの第1プローブ要求フレームのSSIDフィールドは、限られた量のデータしか運べないことが理解され得る。例えば、1つの第1プローブ要求フレームのSSIDフィールドは、最大32バイトのデータを運ぶことができるが、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報は、32より多いバイトを含むことがある。この場合に基づいて、端末は、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を少なくとも2つの部分に分け、得られた少なくとも2つの部分認証情報片を少なくとも2つの第1プローブ要求フレームのSSIDフィールドに夫々加えてよい。
第1の態様又は上記の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第4の可能な実施において、端末は、ユーザがホームアプリケーションで入力した第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を受け取ってよい。具体的に、“第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を取得すること”の前に、本願の方法は、第1アプリケーションの表示インターフェイスを表示することを更に含み、ここで、前記第1アプリケーションの前記表示インターフェイスは、認証情報入力ウィンドウを含む。“第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を取得すること”は、ユーザが前記認証情報入力ウィンドウに入力した前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの前記認証情報を取得することを含んでよい。
第4の可能な実施を参照して、第5の可能な実施において、端末は、アンドロイド(Android)端末であってよい。
第4の可能な実施を参照して、第6の可能な実施において、端末は、インターネットワーク・オペレーティング・システム(Internetwork Operating System,IOS)端末であってよい。IOSオペレーティング・システムの互換性問題のために、IOS端末は、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を直接しようすることができないことがある。この場合に基づいて、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を取得した後に、端末は、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を含むIOS記述ファイルを端末のIOSシステムにインポートしてよく、それにより、IOS端末は、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を使用することができる。具体的に、“ユーザが前記認証情報入力ウィンドウに入力した前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの前記認証情報を取得すること”の後で、且つ、“少なくとも1つの第1プローブ要求フレームを送信すること”の前に、本願の方法は、前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの前記認証情報をIOS記述ファイルに加えることと、前記IOS端末の記述ファイルインストールインターフェイスを表示することと、前記記述ファイルインストールインターフェイスで前記ユーザの第1入力を取得し、該第1入力に応答して前記IOS記述ファイルを前記IOS端末のIOSシステムにインポートすることとを更に含む。例えば、IOS記述ファイルは、名称の末尾に“.mobileco”を付け加えられているファイルであってよい。
第2の態様によれば、本願は端末を提供し、当該端末は、取得モジュール、構成モジュール、及び送信モジュールを含む。前記取得モジュールは、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を取得するよう構成され、ここで、前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの前記認証情報は、前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのアクセスパスワード及びSSIDを含む。前記構成モジュールは、前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの前記SSIDを隠しSSIDとして構成するよう構成される。前記送信モジュールは、少なくとも1つの第1プローブ要求フレームを送信するよう構成され、ここで、前記第1プローブ要求フレームが、前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの前記認証情報の少なくとも一部を運ぶ。
第2の態様を参照して、第1の可能な実施において、前記送信モジュールによって送信される前記第1プローブ要求フレームは、前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークを確立するアクセス・ポイントによって応答されない。
第2の態様又は第1の可能な実施を参照して、第2の可能な実施において、前記送信モジュールによって送信される前記第1プローブ要求フレームのSSIDフィールドが、前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの前記認証情報の少なくとも一部を運ぶ。
第2の態様又は第2の態様の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第3の可能な実施において、当該端末は、分割モジュールを更に含んでよい。前記分割モジュールは、前記送信モジュールが前記少なくとも1つの第1プローブ要求フレームを送信する前に、少なくとも2つの部分認証情報片を取得するように、前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの前記認証情報を少なくとも2つの部分に分けるよう構成され、ここで、前記送信モジュールによって送信される前記少なくとも1つの第1プローブ要求フレームは、少なくとも2つの第1プローブ要求フレームを含み、該少なくとも2つの第1プローブ要求フレームの夫々が1つの部分認証情報片を含み、前記少なくとも2つの第1プローブ要求フレームは、前記少なくとも2つの部分認証情報片と一対一の対応にある。
第2の態様又は第2の態様の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第4の可能な実施において、当該端末は、表示モジュールを更に含んでよい。前記表示モジュールは、前記取得モジュールが前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの前記認証情報を取得する前に、第1アプリケーションの表示インターフェイスを表示するよう構成され、ここで、前記第1アプリケーションの前記表示インターフェイスは、認証情報入力ウィンドウを含み、前記取得モジュールは、ユーザが前記表示モジュールによって表示されている前記認証情報入力ウィンドウに入力した前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの前記認証情報を取得するよう特に構成される。
第4の可能な実施を参照して、第5の可能な実施において、当該端末は、アンドロイド端末である。
第4の可能な実施を参照して、第6の可能な実施において、当該端末は、IOS端末であり、当該端末は、追加モジュール及びインポートモジュールを更に含んでよい。前記追加モジュールは、ユーザが前記認証情報入力ウィンドウに入力した前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの前記認証情報を前記取得モジュールが取得した後で、且つ、前記送信モジュールが前記少なくとも1つの第1プローブ要求フレームを送信する前に、前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの前記認証情報をIOS記述ファイルに加えるよう構成される。前記表示モジュールは、前記IOS端末の記述ファイルインストールインターフェイスを表示するよう更に構成される。前記取得モジュールは、前記表示モジュールによって表示されている前記記述ファイルインストールインターフェイスで前記ユーザの第1入力を取得するよう更に構成される。前記インポートモジュールは、前記取得モジュールによって取得された前記第1入力に応答して前記IOS記述ファイルを前記IOS端末のIOSシステムにインポートするよう構成される。
第3の態様によれば、本願は端末を提供し、当該端末は、プロセッサ、メモリ、及び通信インターフェイスを含む。前記プロセッサ、前記メモリ、及び前記通信インターフェイスは接続されている。前記メモリは、コンピュータプログラムコードを記憶するよう構成され、該コンピュータプログラムコードは、コンピュータ命令を含む。前記プロセッサが前記コンピュータ命令を実行するときに、前記プロセッサは、次の動作を実行する:
前記プロセッサは、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を取得し、前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの前記認証情報は、前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのアクセスパスワード及びサービスセット識別子(SSID)を含む、よう、且つ、前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの前記SSIDを隠しSSIDとして構成するよう構成され、前記プロセッサは、少なくとも1つの第1プローブ要求フレームを送信するように前記通信インターフェイスを制御し、前記第1プローブ要求フレームが、前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの前記認証情報の少なくとも一部を運ぶ、よう更に構成される。
第3の態様を参照して、第1の可能な実施において、前記通信インターフェイスによって送信される前記第1プローブ要求フレームは、前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークを確立するアクセス・ポイントによって応答されない。
第3の態様又は第1の可能な実施を参照して、第2の可能な実施において、前記通信インターフェイスによって送信される前記第1プローブ要求フレームのSSIDフィールドが、前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの前記認証情報の少なくとも一部を運ぶ。
第3の態様又は第3の態様の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第3の可能な実施において、前記プロセッサは、前記通信インターフェイスが前記少なくとも1つの第1プローブ要求フレームを送信する前に、少なくとも2つの部分認証情報片を取得するように、前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの前記認証情報を少なくとも2つの部分に分けるよう更に構成され、ここで、前記通信インターフェイスによって送信される前記少なくとも1つの第1プローブ要求フレームは、少なくとも2つの第1プローブ要求フレームを含み、該少なくとも2つの第1プローブ要求フレームの夫々が1つの部分認証情報片を含み、前記少なくとも2つの第1プローブ要求フレームは、前記少なくとも2つの部分認証情報片と一対一の対応にある。
第3の態様又は第3の態様の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第4の可能な実施において、当該端末は、タッチスクリーンを更に含む。前記プロセッサは、前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの前記認証情報を取得する前に、第1アプリケーションの表示インターフェイスを表示するように前記タッチスクリーンを制御するよう更に構成され、ここで、前記第1アプリケーションの前記表示インターフェイスは、認証情報入力ウィンドウを含み、前記プロセッサは、ユーザが前記認証情報入力ウィンドウに入力した前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの前記認証情報を取得するよう特に構成される。
第4の可能な実施を参照して、第5の可能な実施において、当該端末は、アンドロイド端末である。
第4の可能な実施を参照して、第6の可能な実施において、当該端末は、IOS端末である。前記プロセッサは、前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの前記認証情報を取得した後で、且つ、前記通信インターフェイスが前記少なくとも1つの第1プローブ要求フレームを送信する前に、前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの前記認証情報をIOS記述ファイルに加え、前記IOS端末の記述ファイルインストールインターフェイスを表示するように前記タッチスクリーンを制御し、該タッチスクリーンによって表示されている前記記述ファイルインストールインターフェイスで前記ユーザの第1入力を取得し、該第1入力に応答して前記IOS記述ファイルを前記IOS端末のIOSシステムにインポートするよう更に構成される。
第2の態様及び第3の態様で提供される両方の端末が、第1の態様又は第1の態様の可能な実施のうちのいずれか1つで提供される方法を実行するよう構成されることが理解され得る。従って、端末によって達成され得る有利な効果については、上記の対応する方法の有利な効果が参照され得る。詳細は、ここで再び記載されない。
第4の態様によれば、本願は、ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワーク構成方法を提供する。当該方法は端末に適用され、当該方法は、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を取得し、前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの前記認証情報は、前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのアクセスパスワード及びSSIDを含む、ことと、前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの前記認証情報を取得することに応答して、前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの前記SSIDを隠しSSIDとして構成することと、前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの前記SSIDを隠しSSIDとして構成することに応答して、少なくとも1つの第1プローブ要求フレームを送信し、該第1プローブ要求フレームが、前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの前記認証情報の少なくとも一部を運ぶ、こととを含む。
本願で提供されるワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワーク構成方法によれば、Wi−Fi標準において、隠しSSIDを用いるワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの場合に、プローブ要求フレームがワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのSSIDを運び得る。Wi−Fi標準におけるこの規約に基づいて、端末は、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を取得することに応答して、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのSSIDを隠しIDとして構成してよい。この場合に、端末は、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を運ぶプローブ要求フレーム(すなわち、probe requestフレーム又は第1プローブ要求フレーム)を送信してよい。
端末によって送信されるプローブ要求フレームは、ワイヤレス・ルータによって転送される必要がなく、それにより、ワイヤレス・ルータ上の他のデータサービスに対する影響はない。その上、プローブ要求フレームはWi−Fi管理フレームであり、如何なるホームデバイスにおけるWi−Fiモジュールもプローブ要求フレームをリッスンし受信することができる。これは、ホームデバイスがプローブ要求フレームを受信することができ、従って、SSID及びアクセスパスワードを使用することによって第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークへ接続するために、プローブ要求フレームで運ばれるSSID及びアクセスパスワードを取得することができることを確かにし得る。すなわち、本願は、ホームデバイスのためのホーム・ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を構成することの成功率を高め、且つ、ホームデバイスをホーム・ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークに接続することの効率を改善することができる。
第4の態様を参照して、第1の可能な実施において、前記第1プローブ要求フレームは、前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークを確立するアクセス・ポイントによって応答されない。一般に、局(Station,STA)(すなわち、端末)がプローブ要求フレームを送信した後、APがプローブ要求フレームを受信する場合に、APに対応するSSIDがプローブ要求フレームで運ばれるSSIDと同じであると決定するときに、APは、プローブ要求に応答してプローブ応答フレームをSTAへ返し得る。本願の第1プローブ要求フレームは、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークを検出するよう意図されず、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報をホームデバイスへ送信するよう意図される。従って、第1プローブ要求は、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークを確立するAPによって応答されない。
第4の態様又は第1の可能な実施を参照して、第2の可能な実施において、前記第1プローブ要求フレームのSSIDフィールドが、前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの前記認証情報の少なくとも一部を運ぶ。一般に、ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのSSIDが隠しSSIDであるとき、ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークを検出するためのプローブ要求フレームのSSIDフィールドは、ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのSSIDを運ぶ。しかし、本願では、プローブ要求フレームのSSIDフィールドは、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報の少なくとも一部を運んでよい。
第4の態様又は第4の態様の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第3の可能な実施において、“前記少なくとも1つのプローブ要求フレームを送信すること”の前に、本願の方法は、前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの前記SSIDを隠しSSIDとして構成することに応答して、少なくとも2つの部分認証情報片を取得するように、前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの前記認証情報を少なくとも2つの部分に分けることを更に含み、ここで、前記少なくとも1つの第1プローブ要求フレームは、少なくとも2つの第1プローブ要求フレームを含み、該少なくとも2つの第1プローブ要求フレームの夫々が1つの部分認証情報片を含み、前記少なくとも2つの第1プローブ要求フレームは、前記少なくとも2つの部分認証情報片と一対一の対応にある。
第5の態様によれば、本願は端末を提供し、当該端末は、取得モジュール、構成モジュール、及び送信モジュールを含む。前記取得モジュールは、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を取得するよう構成され、ここで、前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの前記認証情報は、前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのアクセスパスワード及びサービスセット識別子(SSID)を含む。前記構成モジュールは、前記取得モジュールが前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの前記認証情報を取得することに応答して、前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの前記SSIDを隠しSSIDとして構成するよう構成される。前記送信モジュールは、前記構成モジュールが前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの前記SSIDを前記隠しSSIDとして構成することに応答して、少なくとも1つの第1プローブ要求フレームを送信するよう構成され、ここで、前記第1プローブ要求フレームが、前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの前記認証情報の少なくとも一部を運ぶ。
第5の態様を参照すると、第1の可能な実施において、前記送信モジュールによって送信される前記第1プローブ要求フレームは、前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークを確立するアクセス・ポイントによって応答されない。
第5の態様又は第1の可能な実施を参照して、第2の可能な実施において、前記送信モジュールによって送信される前記第1プローブ要求フレームのSSIDフィールドが、前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの前記認証情報の少なくとも一部を運ぶ。
第5の態様又は上記の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第3の可能な実施において、当該端末は、分割モジュールを更に含む。前記分割モジュールは、前記送信モジュールが前記少なくとも1つの第1プローブ要求フレームを送信する前に、前記構成モジュールが前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの前記SSIDを前記隠しSSIDとして構成することに応答して、少なくとも2つの部分認証情報片を取得するように、前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの前記認証情報を少なくとも2つの部分に分けるよう構成され、ここで、前記送信モジュールによって送信される前記少なくとも1つの第1プローブ要求フレームは、少なくとも2つの第1プローブ要求フレームを含み、該少なくとも2つの第1プローブ要求フレームの夫々が1つの部分認証情報片を含み、前記少なくとも2つの第1プローブ要求フレームは、前記少なくとも2つの部分認証情報片と一対一の対応にある。
第6の態様によれば、本願は端末を提供し、当該端末は、プロセッサ、メモリ、及び通信インターフェイスを含む。前記プロセッサ、前記メモリ、及び前記通信インターフェイスは接続されている。前記メモリは、コンピュータプログラムコードを記憶するよう構成され、該コンピュータプログラムコードは、コンピュータ命令を含む。前記プロセッサが前記コンピュータ命令を実行するときに、前記プロセッサは、次の動作を実行する:
前記プロセッサは、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を取得し、前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの前記認証情報は、前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのアクセスパスワード及びサービスセット識別子SSIDを含む、よう、前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの前記認証情報を取得することに応答して、前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの前記SSIDを隠しSSIDとして構成するよう、且つ、前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの前記SSIDを前記隠しSSIDとして構成することに応答して、少なくとも1つの第1プローブ要求フレームを送信するように前記通信インターフェイスを制御し、前記第1プローブ要求フレームが、前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの前記認証情報の少なくとも一部を運ぶ、よう構成される。
第6の態様を参照して、第1の可能な実施において、前記通信インターフェイスによって送信される前記第1プローブ要求フレームは、前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークを確立するアクセス・ポイントによって応答されない。
第6の態様又は第1の可能な実施を参照して、第2の可能な実施において、前記通信インターフェイスによって送信される前記第1プローブ要求フレームのSSIDフィールドが、前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの前記認証情報の少なくとも一部を運ぶ。
第6の態様又は第6の態様の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第3の可能な実施において、前記プロセッサは、前記通信インターフェイスが前記少なくとも1つの第1プローブ要求フレームを送信する前に、前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの前記SSIDを前記隠しSSIDとして構成することに応答して、少なくとも2つの部分認証情報片を取得するように、前記第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの前記認証情報を少なくとも2つの部分に分けるよう更に構成され、ここで、前記通信インターフェイスによって送信される前記少なくとも1つの第1プローブ要求フレームは、少なくとも2つの第1プローブ要求フレームを含み、該少なくとも2つの第1プローブ要求フレームの夫々が1つの部分認証情報片を含み、前記少なくとも2つの第1プローブ要求フレームは、前記少なくとも2つの部分認証情報片と一対一の対応にある。
第5の態様及び第6の態様で提供される両方の端末が、第4の態様又は第4の態様の可能な実施のうちのいずれか1つで提供される方法を実行するよう構成されることが理解され得る。従って、端末によって達成され得る有利な効果については、上記の対応する方法の有利な効果が参照され得る。詳細は、ここで再び記載されない。
第7の態様によれば、本願は、コンピュータ記憶媒体を更に提供する。当該コンピュータ記憶媒体はコンピュータ命令を記憶し、該コンピュータ命令が端末で実行されるときに、該端末は、本願の第1の態様、第4の態様、又はそれらのいずれかの可能な実施で記載されるワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワーク構成方法を実行することを可能にされる。
第8の態様によれば、本は、コンピュータプログラム製品を更に提供する。当該コンピュータプログラム製品がコンピュータで実行されるときに、該コンピュータは、本願の第1の態様、第4の態様、又はそれらのいずれかの可能な実施で記載されるワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワーク構成方法を実行することを可能にされる。
第7の態様で提供されるコンピュータ記憶媒体及び第8の態様で提供されるコンピュータプログラム製品の両方が、上記の対応する方法を実行するよう構成されることが理解され得る。従って、コンピュータ記憶媒体及びコンピュータプログラム製品によって達成され得る有利な効果については、上記の対応する方法の有利な効果が参照され得る。詳細は、ここで再び記載されない。
本願で提供されるワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワーク構成方法及びデバイスは、ホームデバイスのWi−Fiネットワーク構成プロセスに適用されてよく、具体的には、携帯電話機又はタブレットコンピュータのようなデバイスを使用することによってホームデバイスのためのホームWi−FiネットワークのSSID及びアクセスパスワードを構成して、ホームデバイスをホームWi−Fiネットワークに接続するプロセスに適用される。
例えば、本願のホームデバイスは、Wi−Fiアクセス機能を備えたスマートホームデバイスであってよい。例えば、スマートホームデバイスは、スマートテレビ受像機、スマート冷蔵庫、スマート洗濯機、又はスマート炊飯器であってよい。本願のデバイスは、携帯コンピュータ、携帯電話機(例えば、図2に示される携帯電話機101)、パーソナル・コンピュータ(Personal Computer,PC)、装着型電子機器、タブレットコンピュータ、などであってよい。デバイスの具体的な携帯は、本願で特に制限されない。
図1は、本願で提供されるワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワーク構成方法が適用されるWi−Fiネットワークの略アーキテクチャ図である。図1に示されるように、Wi−Fiネットワーク100は、携帯電話機101、少なくとも1つのホームデバイス(例えば、スマート電球102及びスマートテレビ受像機103)、及びワイヤレス・ルータ104を含んでよい。
図1に示されるように、ユーザは、携帯電話機101で、ワイヤレス・ルータ104の認証情報(すなわち、ワイヤレス・ルータ104によって提供されたWi−FiネットワークのSSID及びアクセスパスワード)を入力してよく、その後に、携帯電話機は、ワイヤレス・ルータ104の認証情報をスマート電球102及びスマートテレビ受像機103へ送信してよい(すなわち、S1が実行される。)。スマート電球102が一例として使用される。ワイヤレス・ルータ104の認証情報を受け取った後、スマート電球102は、ワイヤレス・ルータ104の認証情報を使用することによって、ワイヤレス・ルータ104によって提供されるホームWi−Fiネットワークへ接続してよい(すなわち、S2が実行される。)。
具体的に、本願において、携帯電話機101によってワイヤレス・ルータ104の認証情報をスマート電球102及びスマートテレビ受像機103へ送信する方法は、次の通りであってよい。携帯電話機101は、ワイヤレス・ルータ104の認証情報を運ぶプローブ要求(Probe Request)フレームを送信し、ここで、プローブ要求フレームは、ワイヤレス・ルータ104によって提供されるワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのSSIDが“隠しSSID”として構成されるときに、携帯電話機101によって送信され得る。ワイヤレス・ルータ104の認証情報(すなわち、ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのSSID及びアクセスパスワードのような、ワイヤレス・ルータ104によって提供されるワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報)は、プローブ要求フレームのSSIDフィールドにおいて運ばれてよい。
図2は、本願に従うプローブ要求フレームのフレーム構造の例の概略図である。図2に示されるように、プローブ要求フレーム220は、フレームヘッダ(すなわち、MACヘッダ)221、フレーム本体(Frame Body)222、及びフレーム・チェック・シーケンス(Frame Check Sequence,FCS)フィールド223を含んでよい。MACヘッダ221は、媒体アクセス制御(Media Access Control,MAC)ヘッダである。
図2に示されるように、MACヘッダ221は、フレーム制御(Frame Control)フィールド2211、存続期間/ID(Duration/ID)フィールド2212、アドレス(Address)フィールド2213、シーケンス制御(Sequence Control)フィールド2214、などを含んでよい。
フレーム制御フィールド2211は、プロトコルバージョン(Protocol Version)フィールド221a及びタイプフィールド221bを含んでよい。プロトコルバージョンフィールド221aは、プローブ要求フレーム220が従うプロトコルバージョンを示すために使用され、ここで、プロトコルバージョンは、通常は0である。タイプフィールド221bは、Type及びSubtypeを含んでよい。Typeは、対応するフレームが管理フレーム、データフレーム、又は制御フレームであることを示すために使用され、Subtypeは、フレームのサブタイプを示すために使用される。例えば、Type=00は、対応するフレームが管理フレームであることを示し得る。この場合に、Subtypeは、ビーコン(Beacon)フレーム、プローブ要求フレーム、及びプローブ応答(Probe Response)フレームのような、管理フレームのタイプを示し得る。アドレスフィールド2213は、発信元アドレス、あて先アドレス、送信ワークステーションアドレス、及び受信ワークステーションアドレスのようなアドレス情報を含んでよい。あて先アドレスは、ユニキャストアドレス(Unicast address)、マルチキャストアドレス(Multicast address)、及びブロードキャストアドレス(Broadcast address)のうちのいずれか1つであってよい。
図2に示されるように、フレーム本体222は、SSIDフィールド2221、サポートレート(Supported Rate)2222、及び拡張サポートレート(Extended Supported Rate)2223を含む。サポートレート2222及び拡張サポートレート2223は、携帯電話機又はワイヤレス・ルータ104によってサポートされているレートの組を示すために使用される。
プローブ要求フレームは、IEEE802.11では管理フレーム(Management Frame)であってよい。局(Station,STA)(例えば、携帯電話機101)は、プローブ要求フレームを積極的に送信することによってWi−Fi信号を検出し得る。具体的に、STAによって積極的に送信されるプローブ要求フレームは、2つのタイプに分類され得る。
第1のタイプのプローブ要求フレームは、STAが位置するエリア内でWi−Fi信号を検出するために使用され、このタイプのプローブ要求フレームはSSIDを運ばない。
例えば、ワイヤレス・ルータ104によって提供されるワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワーク(すなわち、Wi−Fiネットワーク)のSSIDはXyzdであると仮定され、ワイヤレス・ルータ104において、ワイヤレス・ルータ104によって提供されるWi−FiネットワークのSSIDは端末に可視的であることが構成される(Wi−FiネットワークのSSIDは隠しSSIDでない。)。この場合に、第1のタイプのプローブ要求フレームを積極的に送信した後に、携帯電話機101は、ワイヤレス・ルータ104によって提供されるワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのSSID(例えば、Xyzd)と、携帯電話機101が位置するエリア内の他のワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのSSIDとを検出し、図3に示されるワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークインターフェイス201を表示することができる。図3に示されるように、ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークインターフェイス201は、G1B−1B−19−7R−2.4G 203、Xyzd 204(すなわち、ワイヤレス・ルータ104によって提供されるWi−FiネットワークのSSID)、及びZhangsan 205のような複数のSSIDを含んでよい。
ワイヤレス・ルータ104によって提供されるワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのSSIDが“隠しSSID”として構成されることは、具体的に、ワイヤレス・ルータ104のワイヤレス信号SSIDブロードキャスト機能が無効にされること、又はワイヤレス・ルータ104が“SSIDをブロードキャストしない”よう構成されることを意味する。例えば、ユーザは、携帯電話機又はPCを使用することによって、ワイヤレス・ルータの、図4に示される構成インターフェイス211でログインする。図4に示される構成インターフェイス211におけるワイヤレス設定選択肢212に対応するインターフェイス213は、“ワイヤレス・ルータのSSID信号をブロードキャストするための選択肢214”を含む。図4に示されるように、ユーザが“ワイヤレス・ルータのSSID信号をブロードキャストするための選択肢214”をオフにセットするとき、ワイヤレス・ルータに対応するワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのSSIDは“隠しID”である。
ワイヤレス・ルータ104によって提供されるワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのSSIDが“隠された状態”にあるとき、ワイヤレス・ルータ104は、ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのSSIDを積極的にブロードキャストしない。その上、端末(例えば、携帯電話機)がワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのSSIDを検出することもできない。すなわち、ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのSSIDは、端末のWi−Fiリストに表示されない。例えば、図5に示される携帯電話機が、ワイヤレス・ルータ104によって提供されるワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのカバレッジエリアに位置すると仮定される。図4に示されるように、ユーザが“ワイヤレス・ルータのSSID信号をブロードキャストするための選択肢214”をオフにセットするとき、Xyzd(すなわち、ワイヤレス・ルータ104によって提供されるワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのSSID)は、図5に示される携帯電話機のWi−Fiリストに表示されない。
ユーザが、ワイヤレス・ルータ104によって提供されるワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワーク(すなわち、Wi−Fiネットワーク)へ接続するように携帯電話機101を制御するつもりである場合に、ユーザは、図6Aに示されるワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークインターフェイス201において“他”選択肢202をタップしてよい。次いで、携帯電話機101は、図6Bに示されるWi−Fiログインインターフェイス401を表示してよい。図6Bに示されるように、Wi−Fiログインインターフェイス401は、SSID入力ボックス402及び“参加”選択肢403を含んでよい。次いで、図7に示されるように、ユーザがSSID入力ボックス402に“Xyzd”を入力し、“参加”選択肢403をタップした後に、携帯電話機101は、SSID(すなわち、Xyzd)を運ぶ第2のタイプのプローブ要求フレームを積極的に送信してよい。SSID(すなわち、Xyzd)を運ぶ第2のタイプのプローブ要求フレームを受信した後に、ワイヤレス・ルータ104は、プローブ応答フレームにより携帯電話機101に応答してよく、それにより、ワイヤレス・ルータ104は、携帯電話機101と引き続き相互作用して、ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークアクセス認証を実行することができる。
第2のタイプのプローブ要求フレームは、ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークへの目標とされたアクセスのために使用され、このタイプのプローブ要求フレームのSSIDフィールドは、対応するワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのSSIDを含むことが留意されるべきである。例えば、携帯電話機101によって積極的に送信される第2のタイプのプローブ要求フレームのSSIDフィールドは、“Xyzd”(すなわち、SSID)を含む。
本願において、端末(例えば、携帯電話機101)は、ワイヤレス・ルータ104によって提供されるWi−FiネットワークのSSID(例えば、“Xyzd”)及びアクセスパスワード(例えば“xy456258”)を第2のタイプのプローブ要求フレームに付加し、そして、プローブ要求フレームを送信してよい。このようにして、Wi−Fiフレームをリッスンするホームデバイスは、プローブ要求フレームを受信し、次いで、プローブ要求フレームにおいて運ばれるSSID及びアクセスパスワードを使用することによってホーム・ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークへ接続することができる。
ワイヤレス・ルータ104によって提供されるWi−FiネットワークのSSID及びアクセスパスワードは、プローブ要求フレームのSSIDフィールドにおいて運ばれてよい。
以下の実施形態では、端末が如何にして実施形態における具体的な技術的解決法を実装するかについて記載するために、携帯電話機が一例として使用される。図8に示されるように、この実施形態の端末は、携帯電話機101であってよい。以下は、一例として携帯電話機101を使用することによって、この実施形態を詳細に記載する。
図示される携帯電話機101は、端末の一例にすぎず、携帯電話機101は、図示されているよりも多い又は少ない部分を有しても、2つの以上の部分の組み合わせを有しても、あるいは、別なふうに配置された部品を有してもよいことが理解されるべきである。図8に示される部分は、1以上の信号処理ユニット及び/又は特定用途向け集積回路を含むハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアとの組み合わせを使用することによって、実装されてよい。
図8に示されるように、携帯電話機101は、RF(Radio Frequency,無線周波数)回路910、メモリ820、入力ユニット830、表示ユニット840、センサ850、オーディオ回路860、Wi−Fiモジュール870、プロセッサ880、及び電源890のような部分を含む。当業者は、図8に示される携帯電話機の構造が携帯電話機に対する如何なる限定も構成せず、携帯電話機は、図示されているよりも多い又は少ない部分、あるいは、いくつかの部分の結合、あるいは、別なふうに配置された部分を含み得ると理解するだろう。
以下は、図8を参照して、携帯電話機101の各構成部について詳細に記載する。
RF回路810は、情報を受信及び送信するよう、又はコール中に信号送信するよう構成されてよい。RF回路810は、基地局からダウンリンク情報を受信し、次いで、ダウンリンク情報を処理のためにプロセッサ880へ送信する。その上、RF回路810は、アップリンクデータを基地局へ送信する。一般に、RF回路810は、アンテナ、少なくとも1つの増幅器、トランシーバ、カプラ、低雑音増幅器、及びデュプレクサのようなデバイスを含むが限られない。その上、RF回路810は、ワイヤレス通信を通じてネットワーク及び他のモバイルデバイスと更に通信してもよい。グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ、汎用パケット無線サービス、符号分割多重アクセス、広帯域符号分割多重アクセス、ロング・ターム・エボリューション、電子メール、ショート・メッセージ・サービス、などを含むがこれらに限られない如何なる通信標準又はプロトコルも、ワイヤレス通信のために使用されてよい。
メモリ820は、ソフトウェアプログラム及びデータを記憶するよう構成されてよい。プロセッサ880は、メモリ820に記憶されるソフトウェアプログラム及びデータを実行して、携帯電話機の様々な機能及びデータ処理を実行する。メモリ820は、プログラム記憶領域及びデータ記憶領域を主として含み得る。プログラム記憶領域は、オペレーティング・システム、少なくとも1つの機能(例えば、音声再生機能及び画像再生機能)によって必要とされるアプリケーションプログラム、などを記憶し得る。データ記憶領域は、携帯電話機101の使用に基づき生成されるデータ(例えば、音声データ及び連絡帳)、などを記憶し得る。その上、メモリ820は、高速ランダム・アクセス・メモリを含んでよく、更には、少なくとも1つの磁気ディスク記憶デバイスのような不揮発性メモリ、フラッシュメモリデバイス、又は他の揮発性ソリッドステート記憶デバイスを含んでもよい。続く実施形態では、メモリ820は、例えば、アップルによって開発されたIOS(登録商標)オペレーティング・システム、グーグルによって開発されたAndroid(登録商標)オープンソース、又はマイクロソフトによって開発されたWindows(登録商標)オペレーティング・システムを実行することを携帯電話機101に可能にするオペレーティング・システムを記憶する。
入力ユニット830(例えば、タッチスクリーン)は、入力された数又は文字情報を受け取り、携帯電話機101のユーザ設定及び機能制御に関連したキー信号入力を生成するよう構成されてよい。具体的に、入力ユニット830は、図3に示されている、携帯電話機101の前面に配置されるタッチパネル831を含んでよい。タッチパネル831は、タッチパネル831又はその近くでのユーザのタッチ操作(例えば、指又はスタイラスのような何らかの適切な物又はアクセサリを使用することによって、タッチパネル831で又はタッチパネル831の近くで行われる操作)を収集し、前もってセットされたプログラムに従って、対応する接続装置を駆動し得る。任意に、タッチパネル831は2つの部分、すなわち、タッチ検出装置及びタッチコントローラを含んでよい(図8に図示せず。)。タッチ検出装置は、ユーザによってタッチされた位置を検出し、タッチ操作によって生成された信号を検出し、信号をタッチコントローラへ送信する。タッチコントローラは、タッチ検出装置からタッチ情報を受信し、タッチ情報をタッチ点座標に変換し、タッチ点座標をプロセッサ880へ送信し、そして、プロセッサ880によって送信された命令を受信及び実行することができる。その上、タッチパネル831は、抵抗型、容量型、赤外線型、及び表面弾性波型のような複数のタイプで実装されてよい。
表示ユニット840(すなわち、表示画面)は、ユーザによって入力された情報、又はユーザに提供される情報、及び携帯電話機101の様々なメニューのグラフィカル・ユーザ・インターフェイス(Graphical User Interface,GUI)を表示するよう構成されてよい。表示ユニット840は、携帯電話機101の前面に配置された表示パネル841を含んでよい。表示パネル841は、液晶ディスプレイ、有機発光ダイオード、などの形で構成されてよい。
図3に示されるように、いくつかの実施形態で、3つの任意のタッチキー801、802、及び803が、携帯電話機101の前面Aの下に配置され、タッチパネル831及び表示パネル841が、更に配置される。タッチパネル831は表示パネル841を覆う。タッチパネル831で又はその近くでタッチ操作を検出した後に、タッチパネル831は、タッチイベントを決定するためにプロセッサ880に対してタッチ操作に関する情報を送信し、次いで、プロセッサ880は、タッチイベントのタイプに基づいて、対応する視覚出力を表示パネル841で提供する。図8において、タッチパネル831及び表示パネル841は、携帯電話機101の入力及び出力機能を実装するために2つの独立した部分として使用される。しかし、いくつかの実施形態で、タッチパネル831及び表示パネル841は、携帯電話機101の入力及び出力機能を実装するよう一体化されてもよい。一体化されているタッチパネル831及び表示パネル841は、タッチ表示画面と呼ばれることがある。
いくつかの他の実施形態で、タッチパネル831には更に、圧力センサが配置されてもよい。このようにして、ユーザがタッチパネルでタッチ操作を行うとき、タッチパネルは、タッチ操作の圧力を更に検出することができ、それにより、携帯電話機101は、タッチ操作をより正確に検出することができる。
携帯電話機101は、光センサ、動きセンサ、及び他のセンサのような、少なくとも1つのタイプのセンサ850を更に含んでもよい。具体的に、光センサは、周囲光センサ及び近接センサを含んでよい。周囲光センサは、周囲光の明るさに基づいて、表示パネル841の輝度を調整してよい。光学式近接センサは、携帯電話機101の前面に配置される。携帯電話機101が耳に近づくときに、携帯電話機101は、光学式近接センサ852による検出に基づいて、表示パネル941の電力をオフし、それにより、携帯電話機101の電力は更にセーブされ得る。動きセンサの1タイプとして、加速度計センサは、全ての方向(通常は、3軸)における加速度の値を検出することができ、携帯電話機101が静止しているときには重力の値及び方向を検出することができ、携帯電話機の姿勢を特定する用途(例えば、横向きと縦向きの画面切り替え、関連するゲーム、若しくは磁力計姿勢較正)、振動識別に関連した機能(例えば、ペドメーター若しくはストライク)、などに使用され得る。ジャイロスコープ、気圧計、湿度計、温度計、及び赤外線センサのような、携帯電話機101のために更に構成され得る他のセンサについては、詳細はここでは記載されない。
オーディオ回路860、ラウドスピーカ861、及びマイクロホン862は、ユーザと携帯電話機101との間のオーディオインターフェイスを提供し得る。オーディオ回路860は、受け取られたオーディオデータから変換される電気信号をラウドスピーカ861へ送信してよく、ラウドスピーカ861は、電気信号を出力のために音響信号に変換する。その上、マイクロホン862は、収集された音響信号を電気信号に変換し、オーディオ回路860は、電気信号を受信し、電気信号をオーディオデータに変換し、次いで、オーディオデータをRF回路810へ出力し、それにより、オーディオデータは、例えば、他の携帯電話機へ送られるか、あるいは、オーディオデータは、更なる処理のためにメモリ820へ出力される。
WiFiは、短距離ワイヤレス伝送技術である。携帯電話機101は、ユーザが電子メールを受信及び送信すること、ウェブページを閲覧すること、ストリーミングメディアにアクセスすること、などを助けるために、WiFiモジュール870を使用することによってホーム・ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークへ接続し得る。WiFiモジュール870は、ワイヤレス・ブロードバンド・インターネット・アクセスをユーザに提供する。
プロセッサ880は、携帯電話機101の制御センターであり、様々なインターフェイス及びラインを使用することによって携帯電話機の全体の全ての部分へ接続され、メモリ820に記憶されているソフトウェアプログラムを起動又は実行することによって、且つ、メモリ920に記憶されているデータを呼び出すことによって、携帯電話機101の様々な機能を実装し且つデータを処理して、携帯電話機に対する全体的なモニタリングを実行する。いくつかの実施形態で、プロセッサ880は、1以上の処理ユニットを含んでよい。アプリケーションプロセッサ及びモデムプロセッサが、プロセッサ880に更に組み込まれてもよい。アプリケーションプロセッサは、オペレーティング・システム、ユーザインターフェイス、アプリケーションプログラム、などを主に処理し、モデムプロセッサは、ワイヤレス通信を主に処理する。モデムプロセッサは、代替的に、プロセッサ880に組み込まれなくてもよいことが理解され得る。
ブルートゥースモジュール881は、ブルートゥースのようなそんな短距離通信プロトコルを使用することによって、他のデバイスと情報を交換するよう構成される。例えば、携帯電話機101は、データを交換するために、ブルートゥースモジュール881を使用することによって、やはりブルートゥースモジュールを有している装着型電子機器(例えば、スマートウォッチ)へのブルートゥース接続を確立してよい。
携帯電話機101は、各部分へ電力を供給する電源890(例えば、バッテリ)を更に含む。電源は、電源管理システムを使用することによって充電管理、放電管理、及び電力消費管理のような機能を実装するために、電源管理システムを使用することによってプロセッサ880へ論理的に接続されてよい。続く実施形態では、電源890は、表示パネル841及びタッチパネル831へ電力を供給するよう構成されてよいことが理解され得る。
続く実施形態の全ての方法は、上記のハードウェア構造を有している携帯電話機101において実装されてよい。
本願は、ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワーク構成方法を提供し、方法は、端末がホームデバイスのためのホーム・ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報(すなわち、SSID及びアクセスパスワード)を構成するプロセスに適用されてよい。図9に示されるように、本願で提供されるワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワーク構成方法は、S901乃至S907を含む。
S901.端末が、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を取得し、ここで、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報は、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのアクセスパスワード及びSSIDを含む。
第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークは、Wi−Fiネットワーク、例えば、図1に示されるワイヤレス・ルータ104によって提供されるWi−Fiネットワークであってよい。
例えば、端末は、ユーザによって入力された第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を受け取ってよい。例えば、端末は、ホームアプリケーションプログラム(Application,APP)(すなわち、ホームデバイスを制御するアプリケーション)においてユーザによって入力された第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を受け取ってよく、あるいは、端末は、Wi−Fi設定インターフェイス(例えば、図6Bに示される表示インターフェイス)上でユーザによって入力された第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を受け取ってよい。
S902.端末が、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのSSIDを隠しSSIDとして構成する。
Wi−Fi標準では、隠しSSIDによりワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークを検出するプローブ要求フレーム(すなわち、上記の第2のタイプのプローブ要求フレーム)がワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのSSIDを運んでよいことが、本願の上記の記載から知られる。このWi−Fi標準に基づいて、端末が第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのSSIDを隠しSSIDとして構成した後に、端末によって送信されるプローブ要求(Probe Request)フレームは、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのSSIDを運んでよい。本願のプローブ要求フレームは、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのSSIDを運ぶだけではなく、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのアクセスパスワードも運ぶ。
S903.端末が少なくとも1つの第1プローブ要求フレームを送信し、ここで、第1プローブ要求フレームは、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報の少なくとも一部を運ぶ。
第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を取得した後に、端末は、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのSSIDとして、送信のために少なくとも1つの第1プローブ要求フレームに付加してよい。
一般に、端末がプローブ要求フレームを送信した後、AP(例えば、ワイヤレス・ルータ104)はプローブ要求フレームを受信してよく、APによって提供されるワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのSSIDがプローブ要求フレームで運ばれるSSIDと同じである場合に、APは、プローブ要求に応答してプローブ応答フレームを端末へ返す。本願の第1プローブ要求フレームは、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークを検出するよう意図されず、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報をホームデバイスへ送信するよう意図される。従って、第1プローブ要求フレームは、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークを確立するAPによって応答されない。
第1プローブ要求フレームのSSIDフィールドは、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報の少なくとも一部を運ぶ。すなわち、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報の少なくとも一部は、第1プローブ要求フレームのSSIDフィールドにおいて運ばれ得る。
S904.ホームデバイスがWi−Fiフレームをリッスンし、ここで、Wi−Fiフレームはプローブ要求フレームを含む。
プローブ要求フレーム(Probe Request frame)は、Wi−Fiフレームにおける管理フレームである。ホームデバイスは、リアルタイムでWi−Fiフレームをリッスンすることができる。具体的に言えば、端末が第1プローブ要求フレームを送信した後に、ホームデバイスは、第1プローブ要求フレームをリッスン及び取得し、第1プローブ要求フレームを受信することができる。
例えば、ホームデバイスは、スニファリスニングモードでWi−Fiフレームをリッスンすることができる。スニファは、探嗅器と呼ばれることがあり、あるいは、パケット捕捉ソフトウェアと呼ばれてもよく、ネットワークステータス、データフローステータス、及びネットワーク上で伝送される情報をモニタするために使用され得る技術である。
S905.1つの第1プローブ要求フレームを受信した後に、ホームデバイスが、第1プローブ要求フレームで運ばれた第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報の少なくとも一部を取得する。
S906.ホームデバイスが、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を取得するために、少なくとも1つの第1プローブ要求フレームで運ばれた第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報の部分をパースする。
第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報の少なくとも一部は、第1プローブ要求フレームのSSIDフィールドにおいて運ばれてよい。1つの第1プローブ要求フレームを受信した後に、端末は、SSIDフィールドで運ばれた第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報の少なくとも一部を取得するために、第1プローブ要求フレームのSSIDフィールドをパースする。
更に、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報の安全性を改善し、ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報が盗まれることを防ぐために、端末は、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を暗号化し、暗号化された認証情報を送信のために第1プローブ要求フレームのSSIDフィールドに付加してもよい。端末は、ユーザによって前もってセットされた暗号パスワードを使用することによって第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を暗号化してよく、あるいは、ホームデバイスで事前構成された暗号パスワードを使用することによって第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を暗号化してもよい。暗号デバイスは、対応する暗号パスワードを使用することによって、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの受信された暗号化された認証情報を暗号解読してよい。
代替的に、端末及びホームデバイスは別々に、非対称暗号アルゴリズムを使用することによって第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を暗号化及び暗号解読してもよい。例えば、公開鍵(public key)がホームデバイスでマークされてよく、端末は、公開鍵を使用することによって第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を暗号化してよい。ホームデバイスは、公開鍵に対応する秘密鍵(private key)を使用することによって第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの、公開鍵を使用することによって暗号化された認証情報を暗号解読してよい。異なるホームデバイスでマークされた公開鍵(public key)は、同じであっても、又は異なってもよい。
S907.ホームデバイスが、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を使用することによって、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークへ接続する。
第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を取得した後に、ホームデバイスは、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を使用することによって第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークへ接続し得る。この場合に、ユーザは、ホームデバイスに対する遠隔のインテリジェント制御を実装するために、端末を使用して、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークへ接続するようにホームデバイスを制御することができる。
本願で提供されるワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワーク構成方法によれば、Wi−Fi標準において、隠しSSIDを用いるワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの場合に、プローブ要求フレームがワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのSSIDを運び得る。Wi−Fi標準におけるこの規約に基づいて、端末は、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を取得した後に、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのSSIDを隠しIDとして構成してよい。この場合に、端末は、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を運ぶプローブ要求フレーム(すなわち、probe requestフレーム又は第1プローブ要求フレーム)を送信してよい。
端末によって送信されるプローブ要求フレームは、ワイヤレス・ルータによって転送される必要がなく、それにより、ワイヤレス・ルータ上の他のデータサービスに対する影響はない。その上、プローブ要求フレームはWi−Fi管理フレームであり、如何なるホームデバイスにおけるWi−Fiモジュールもプローブ要求フレームをリッスンし受信することができる。これは、ホームデバイスがプローブ要求フレームを受信することができ、従って、SSID及びアクセスパスワードを使用することによって第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークへ接続するために、プローブ要求フレームのSSIDフィールドで運ばれるSSID及びアクセスパスワードを取得することができることを確かにし得る。すなわち、本願は、ホームデバイスのためのホーム・ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を構成することの成功率を高め、且つ、ホームデバイスをホーム・ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークに接続することの効率を改善することができる。
更に、ホームデバイスが不適切なワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークへ接続することを防ぐために、例えば、ホームデバイスが、他のホーム・ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を運ぶプローブ要求フレームを受信した後に、他のホーム・ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークへ接続する場合を防ぐために、本願の第1プローブ要求フレームのSSIDフィールドは特徴コードを更に運んでもよく、ここで、特徴コードは、端末を識別するために使用される。
ホームデバイスが1つのプローブ要求フレームを受信した後に、プローブ要求フレームのSSIDフィールドの中の特徴コードが、前もってセットされた特徴コードとは異なる場合に、それは、SSIDフィールドを運ぶプローブ要求フレームが、指定された端末によって送信されていないことを示し、ホームデバイスは、SSIDフィールドで運ばれたSSIDに対応するワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークへ接続することができない。この場合に、ホームデバイスは、プローブ要求フレームを捨ててよい。
1つの第1プローブ要求フレームのSSIDフィールドは、限られた量のデータしか運べないことが理解され得る。例えば、1つの第1プローブ要求フレームのSSIDフィールドは、最大32バイトのデータを運ぶことができるが、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報は、32より多いバイトを含むことがある。この場合に基づいて、端末は、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を少なくとも2つの部分に分け、得られた少なくとも2つの部分認証情報片を少なくとも2つの第1プローブ要求フレームのSSIDフィールドに夫々加えてよい。
1つのプローブ要求フレームのSSIDフィールドでは、完全な“第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報”を運ぶには不十分である場合に、端末によって送信される少なくとも2つの第1プローブ要求フレームのSSIDフィールドは、対応する部分認証情報のセグメント識別子を更に運ぶ。セグメント識別子は、“第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報”の中の対応する部分認証情報の位置又は再組み立てシーケンスを示すために使用されてよい。
この場合に、図10に示される、図9に示されるS903の前且つ図9に示されるS901の後に、本願の方法は、S1001を更に含んでよく、図9に示されるS903は、S903′により置き換えられてよく、図9に示されるS906は、S906′により置き換えられてよい。
S1001.端末が、少なくとも2つの部分認証情報片を取得するために、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を少なくとも2つの部分に分ける。
S903′.端末が少なくとも2つの第1プローブ要求フレームを送信し、ここで、少なくとも2つの第1プローブ要求フレームの夫々が1つの部分認証情報片を運ぶ。
少なくとも2つの第1プローブ要求フレームは、少なくとも2つの部分認証情報片と一対一の対応にある。すなわち、少なくとも2つの第1プローブ要求フレームの中のプローブ要求フレームの数量は、少なくとも2つの部分認証情報片の中の部分認証情報片の数量と同じであり、1の第1プローブ要求フレームの夫々が1片の部分認証情報を運ぶ。
具体的に、部分認証情報は、第1プローブ要求フレームのSSIDフィールドにおいて運ばれる。
S906′.ホームデバイスは、少なくとも2つの第1プローブ要求フレームのSSIDフィールドをパースし、各SSIDフィールドからパースされたセグメント識別子に基づいて、少なくとも2つの第1プローブ要求フレームのSSIDフィールドで運ばれた部分認証情報を組み立てし直して、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を取得する。
例えば、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報は、60バイトのデータ、例えば、“xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyy”であると仮定される。この場合に、1つの第1プローブ要求フレームのSSIDフィールドは、48バイトのデータを運ぶには不十分であり、端末は、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を2つのセグメント“xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx”及び“yyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyy”に分けてよい。“xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx”は、第1プローブ要求フレーム1のSSIDフィールド1において運ばれてよく、“yyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyy”は、第1プローブ要求フレーム2のSSIDフィールド2において運ばれてよい。
端末の特徴コードは、1バイトの情報dであってよく、“xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx”のセグメント識別子は、デジット1であり、“yyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyy”のセグメント識別子は、デジット2であると仮定される。この場合に、SSIDフィールド1及びSSIDフィールド2に含まれる情報は、次の通りである。
SSIDフィールド1は、“1dxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx”を含む。
SSIDフィールド2は、“2dyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyy”を含む。
第1プローブ要求フレーム1及び第1プローブ要求フレーム2を受信した後に、ホームデバイスは、SSIDフィールド1及びSSIDフィールド2の中の特徴コード“d”に基づいて、2つのプローブ要求フレームが端末によって送信されたプローブ要求フレームであると決定し、SSIDフィールド1の中のセグメント識別子“1”に基づいて、SSIDフィールド1に含まれる部分認証情報“xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx”が第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報の第1部分であると決定し、SSIDフィールド2の中のセグメント識別子“2”に基づいて、SSIDフィールドに含まれる部分認証情報“yyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyy”が第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報の第2部分であると決定し得る。次いで、ホームデバイスは、2つのSSIDフィールドの中のセグメント識別子に基づいて2つのSSIDフィールドの中の部分認証情報を組み立て直して、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を取得し得る。
確かに、1つのプローブ要求フレームのSSIDフィールドで第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を運ぶのに十分である場合には、端末は、1つの第1プローブ要求フレームしか送信しなくてよく、このとき、第1プローブ要求フレームのSSIDフィールドが、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を含む。
本願では、1つのプローブ要求フレームのSSIDフィールドでは、完全な“第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報”を送信するには不十分である場合に、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報はセグメント化され、複数のプローブ要求フレームのSSIDフィールドにおいて送信されてよい。ホームデバイスは、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を取得するために、SSIDフィールドの中のセグメント識別子に基づいて、複数のSSIDフィールドの中の情報を組み立てし直しさえすればよい。
いくつかの実施形態で、端末は、ユーザがホームアプリケーションにおいて入力した第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を受け取ってよい。これらの実施形態では、S901の前に、本願の方法はS1101を更に含んでよい。例えば、図11に示されるように、図9に示されるS901の前に、本願の方法はS1101を含んでよい。
S1101.端末が、第1アプリケーションの表示インターフェイスを表示し、ここで、第1インターフェイスの表示インターフェイスは、認証情報入力ウィンドウを含む。
端末は、第1の命令に応答して第1アプリケーションの表示インターフェイスを表示してよく、ここで、第1の命令は、第1アプリケーションの開始命令であってよい。
例えば、本願の第1アプリケーションは、図12Aに示される“ホーム”アイコン1101に対応するアプリケーションであってよい。図12Aに示されるように、ユーザが“ホーム”アイコン1101をタップした後に、端末は、図12Bに示される表示インターフェイスを表示してよく、図12Bに示される表示インターフェイスは、“ホームデバイスを追加するウィンドウ1102”及び“認証情報追加”選択肢1103を含む。端末は、ユーザが“ホームデバイスを追加するウィンドウ1102”に入力した追加されるべきホームデバイスの識別子を受け取ってよい。
ユーザが“認証情報追加”選択肢1103をタップした後に、端末は、図12Cに示される表示インターフェイスを表示してよく、図12Cに示される表示インターフェイスは、認証情報入力ウィンドウを含む。図12Cに示されるように、認証情報入力ウィンドウは、“SSID入力ウィンドウ”1104、“アクセスパスワード入力ウィンドウ”1105、及び“OK”ボタン1106を含んでよい。“SSID入力ウィンドウ”1104は、ホーム・ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワーク(例えば、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワーク)のSSIDを入力するために使用され、“アクセスパスワード入力ウィンドウ”1105は、ホーム・ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのアクセスパスワードを入力するために使用され、“OK”ボタン1106は、入力されたSSID及びアクセスパスワードを承認するために使用される。
相応して、図11に示されるように、図9に示されるS901は、S1102により置き換えられてよい。
S1102.端末は、ユーザが認証情報入力ウィンドウに入力した第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を取得する。
例えば、端末は、図13に示される“SSID入力ウィンドウ”1104においてユーザによって入力されたSSID(例えば、Xyzd)を取得し、図13に示される“アクセスパスワード入力ウィンドウ”1105においてユーザによって入力されたアクセスパスワード(例えば、xy456258)を取得してよい。
ユーザが図13に示される“OK”ボタン110をタップする場合に、端末は、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのSSIDを隠しSSIDとして構成するようにS902を実行してよい。
本願の端末は、Androidオペレーティング・システムを含む端末であってよく、あるいは、端末は、IOSオペレーティング・システムを含む端末であってよく、あるいは、端末は、他のオペレーティング・システムを含む端末であってよいことが留意されるべきである。これは、本願において制限されない。
例えば、端末は、“第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのSSIDを隠しSSIDとして構成すること”及び“第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークと関連付けること”のような機能を実装するために、Wi−Fiマネージャによって提供されるアプリケーション・プログラミング・インターフェイス(Application Programming Interface,API)を呼び出してよい。configは、WifiConfigurationタイプの変数である。
端末は、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのSSIDを隠しSSIDとして構成し、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのアクセスパスワードをからであるようにセットするために、次のコードを実行してよい:
{
apConfig.hidden SSID=true; //隠しID
apConfig.allowdKeyManagement.set(WifiConfiguration.KeyMgmt.NONE);
//アクセスパスワードをからであるようにセット
}
端末は、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの記述を加えるために、すなわち、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのSSID及びアクセスパスワードを第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのSSIDフィールドに書き込むために、関数netId=addNetwork(WifiConfiguration config)を呼び出し、且つ、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークと関連付けるよう試みるために、関数enableNetwork(int netId, boolean attemptConnect)を呼び出してよい。“enableNetwork(int netId, boolean attemptConnect)”を実行した後、端末は、SSIDフィールドが“第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのSSID及びアクセスパスワード”を運ぶプローブ要求フレームを送信してよい。
ユーザが図13に示される“OK”ボタン1106をタップした後に、端末は、図14に示されるWi−Fiログインインターフェイスを表示してよく、それにより、ユーザは、図14に示されるWi−Fiログインインターフェイス上で、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワーク(例えば、SSIDがXyzdであるWi−Fiネットワーク)へ接続するように端末を制御することができることが理解され得る。
IOSオペレーティング・システムの互換性問題のために、IOS端末は、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を直接しようすることができないことがある。この場合に基づいて、端末がIOS端末である場合に、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を取得した後に、IOS端末は、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を含むIOS記述ファイルをIOS端末のIOSシステムにインポートしてよく、それにより、IOS端末は、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を使用することができる。IOS記述ファイルは、IOS端末のIOSシステムと互換性がある。例えば、IOS記述ファイルは、名称の末尾に“.mobileco”を付け加えられているファイルであってよい。
具体的に、S901又はS1102の後且つS903又はS903′の前に、本願の方法は、S1501乃至S1503を更に含んでよい。例えば、図15Aに示されるように、図11に示されるS1102の後且つ図11に示されるS903′の前に、本願の方法は、S1501乃至S1503を更に含んでよい。
S1501.端末が、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報をIOS記述ファイルに付加する。
ユーザが図16A(すなわち、図13)に示される“OK”ボタン1106をタップした後、端末は、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報をIOS記述ファイルに付加してよい。
S1502.端末が、IOS端末の記述ファイルインストールインターフェイスを表示する。
例えば、ユーザが図16Aに示される“OK”ボタン1106をタップした後、端末は、端末の、図16Bに示される“記述ファイルインストールインターフェイス”1401を表示してよい。
S1503.端末が、記述ファイルインストールインターフェイスでユーザの第1入力を取得し、第1入力に応答してIOS記述ファイルをIOS端末のIOSシステムにインポートする。
例えば、ユーザが図14Bの“記述ファイルインストールインターフェイス”1401で“インストール”選択肢1402をタップした後、端末は、図16Cに示される表示インターフェイスを表示してよい。ユーザが図17A(すなわち、図16C)の“次へ”選択肢1403をタップした後、端末は、図17Bに示される表示インターフェイスを表示してよい。ユーザが図17Bの“インストール”選択肢1501をタップした後、端末は、S1503の“IOS記述ファイルをIOSシステムにインポートする”動作を実行する。
例えば、第1入力は、ユーザによって図16Bの“インストール”選択肢1402をタップすることによってトリガされる命令と、ユーザによって図17Aの“次へ”選択肢1403をタップすることによってトリガされる命令と、ユーザによって図17Bの“インストール”選択肢1501をタップすることによってトリガされる命令とを含んでよい。
端末が第1入力を受け取った後(例えば、ユーザが図18Aの“インストール”選択肢1501をタップする場合)に、端末は、図18Bに示されるWi−Fiログインインターフェイスを表示してよく、それにより、ユーザは、図18Bに示されるWi−Fiログインインターフェイス上で、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワーク(Xyzd)へ接続するように端末を制御することできることが理解され得る。
端末がAndroid端末又はIOS端末であるかどうかに関わらず、端末は、ユーザが図13に示される“OK”ボタン1106をタップすることを検出する場合にS902を実行して、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのSSIDを隠しSSIDとして構成してよいことが理解され得る。
代替的に、端末がIOS端末である場合に、端末は、ユーザが図16Bに示される“インストール”選択肢1401をタップすることを検出するときにS902を更に実行して、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのSSIDを隠しSSIDとして構成してもよく、あるいは、ユーザが図16Cに示される“次へ”選択肢1403又は図18Aに示される“インストール”選択肢1501をタップすることを検出するときにS902を実行して、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのSSIDを隠しSSIDとして構成してもよい。
更に、全てのホームデバイスが第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークへ接続された後、ホームデバイスは、ホームアプリケーションインターフェイスを表示し且つ第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークを使用することによってホームデバイスと通信するように端末に指示するために、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークを使用することによってネットワーク構成成功メッセージを端末(Android端末、IOS端末、又は他のタイプの端末)へ送信してよい。
例えば、図14及び図18Bに示される表示インターフェイスが表示される場合に、端末がホームデバイスによって送信されたネットワーク構成成功メッセージを受信するならば、図19に示される表示インターフェイスが表示されてよい。図19に示される表示インターフェイスは、ネットワーク構成成功プロンプトウィンドウ1901を含む。ネットワーク構成成功プロンプトウィンドウ1901は、“ネットワークはテレビ受像機のために成功裏に構成された”のようなプロンプトメッセージを表示してよい。
本願で提供されるワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワーク構成方法によれば、端末は、“Wi−Fiフレーム(プローブ要求フレーム)を送信し、このとき、プローブ要求フレームのSSIDフィールドが第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を運ぶ”方法でホームデバイスのために第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を構成することができる。端末によって送信されるプローブ要求フレームは、ワイヤレス・ルータによって転送される必要がなく、それにより、ワイヤレス・ルータ上の他のデータサービスに対する影響はない。
その上、プローブ要求フレームはWi−Fi管理フレームであり、如何なるホームデバイスにおけるWi−Fiモジュールもプローブ要求フレームをリッスンし受信することができる。これは、ホームデバイスがプローブ要求フレームを受信することができ、従って、認証情報を使用することによって第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークへ接続するために、プローブ要求フレームのSSIDフィールドで運ばれる認証情報を取得することができることを確かにし得る。すなわち、本願は、ホームデバイスのためのホーム・ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を構成することの成功率を高め、且つ、ホームデバイスをホーム・ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークに接続することの効率を改善することができる。
本願は、ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワーク構成方法を提供する。図20に示されるように、ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワーク構成方法は、S2001乃至S2007を含む。
S2001.端末が、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を取得し、ここで、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報は、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのアクセスパスワード及びSSIDを含む。
第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を取得するために端末によって使用される具体的な方法については、本願のS901についての詳細な説明を参照されたい。詳細は、再び本願においてここで記載されない。
S2002.端末が、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を取得することに応答して、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのSSIDを隠しSSIDとして構成する。
端末は、S2001の“第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を取得する”動作に応答して、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのSSIDを隠しSSIDとして構成してよい。例えば、ユーザが図13に示される認証情報入力ウィンドウにおいて“第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報”を入力した後に、ユーザが図13に示される“OK”ボタン1106をタップするとき、端末は、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を取得し得る。この場合に、端末は、端末による“第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を取得する”動作に応答して、S2002の“第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのSSIDを隠しSSIDとして構成する”動作を実行してよい。
S2003.端末が、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのSSIDを隠しSSIDとして構成することに応答して、少なくとも1つの第1プローブ要求フレームを送信し、ここで、第1プローブ要求フレームが、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報の少なくとも一部を運ぶ。
端末は、S2002の“第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのSSIDを隠しSSIDとして構成する”動作に応答して、少なくとも1つの第1プローブ要求フレームを送信してよい。例えば、ユーザが図18Aに示される“インストール”ボタン1501をタップする場合に、端末は、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのSSIDを隠しSSIDとして構成し、次いで、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのSSIDを隠しSSIDとして構成することに応答して、少なくとも1つの第1プローブ要求フレームを送信してよい。
S2004.ホームデバイスがWi−Fiフレームをリッスンし、ここで、Wi−Fiフレームはプローブ要求フレームを含む。
S2005.1つの第1プローブ要求フレームを受信した後に、ホームデバイスは、第1プローブ要求フレームで運ばれた第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報の少なくとも一部を取得する。
S2006.ホームデバイスが、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を取得するために、少なくとも1つの第1プローブ要求フレームで運ばれた第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報の部分をパースする。
S2007.ホームデバイスが、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を使用することによって、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークへ接続する。
本願のS2004乃至S2007についての詳細な説明については、本願のS904乃至S907についての詳細な説明が参照され得ることが留意されるべきである。詳細は、再び本願においてここで記載されない。
更に、図20に示されるS2003の前且つ図20に示されるS2001の後に、本願の方法は、S2101を更に含んでよく、S2003は、S2003′により置き換えられてよく、S2006は、S2006′により置き換えられてよい。
S2101.端末が、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を取得することに応答して、少なくとも2つの部分認証情報片を取得するために、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を少なくとも2つの部分に分割する。
本願の“端末によって、少なくとも2つの部分認証情報片を取得するために、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を少なくとも2つの部分に分割する”方法については、本願のS1001についての詳細な説明を参照されたい。詳細は、再び本願においてここで記載されない。
S2003′.端末が、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのSSIDを隠しSSIDとして構成することに応答して、少なくとも2つの第1プローブ要求フレームを送信し、ここで、少なくとも2つの第1プローブ要求フレームの夫々が、1片の部分認証情報を運ぶ。
本願の“端末が少なくとも2つの第1プローブ要求フレームを送信する”こと及び“少なくとも2つの第1プローブ要求フレームの夫々が1片の部分認証情報を運ぶ”ことについての詳細な説明については、本願のS903′についての詳細な説明を参照されたい。詳細は、再び本願においてここで記載されない。
S2006′.ホームデバイスが、少なくとも2つの第1プローブ要求フレームのSSIDフィールドをパースし、各SSIDフィールドからパースされたセグメント識別子に基づいて、少なくとも2つの第1プローブ要求フレームのSSIDフィールドで運ばれる部分認証情報を組み立てし直して、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を取得する。
本願の“ホームデバイスが、少なくとも2つの第1プローブ要求フレームのSSIDフィールドをパースし、各SSIDフィールドからパースされたセグメント識別子に基づいて、少なくとも2つの第1プローブ要求フレームのSSIDフィールドで運ばれる部分認証情報を組み立てし直して、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を取得する”ことについての詳細な説明については、本願のS906′についての詳細な説明を参照されたい。詳細は、再び本願においてここで記載されない。
本願で提供されるワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワーク構成方法によれば、Wi−Fi標準において、隠しSSIDを用いるワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの場合に、プローブ要求フレームがワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのSSIDを運び得る。Wi−Fi標準におけるこの規約に基づいて、端末は、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を取得した後に、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのSSIDを隠しIDとして構成してよい。この場合に、端末は、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を運ぶプローブ要求フレーム(すなわち、probe requestフレーム又は第1プローブ要求フレーム)を送信してよい。
端末によって送信されるプローブ要求フレームは、ワイヤレス・ルータによって転送される必要がなく、それにより、ワイヤレス・ルータ上の他のデータサービスに対する影響はない。その上、プローブ要求フレームはWi−Fi管理フレームであり、如何なるホームデバイスにおけるWi−Fiモジュールもプローブ要求フレームをリッスンし受信することができる。これは、ホームデバイスがプローブ要求フレームを受信することができ、従って、SSID及びアクセスパスワードを使用することによって第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークへ接続するために、プローブ要求フレームのSSIDフィールドで運ばれるSSID及びアクセスパスワードを取得することができることを確かにし得る。すなわち、本願は、ホームデバイスのためのホーム・ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報を構成することの成功率を高め、且つ、ホームデバイスをホーム・ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークに接続することの効率を改善することができる。
以上は、主として、端末がホームデバイスのためにワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークを構成するプロセスの視点から、本願の実施形態で提供される解決法について記載する。上記の機能を実装するために、端末は、機能の夫々を実行するための対応する機能モジュールを含むことが理解され得る。当業者は、本明細書中で開示される実施形態を参照して記載される例における端末及びアルゴリズムステップが、本願では、ハードウェアの形で、又はハードウェアとコンピュータソフトウェアとの組み合わせの形で実装可能であると容易に気付くはずである。機能がハードウェア又はハードウェアを駆動するコンピュータソフトウェアによって実行されるかどうかは、技術的解決法の特定の用途及び設計制約に依存する。当業者は、夫々の特定の用途に対して、記載される機能を実装するために異なる方法を使用してよいが、実施は、本願の適用範囲を越えると考えられるべきではない。
本願の実施形態は、上記の方法実施形態を実装するように端末を提供する。具体的に、端末は、上記の方法の例に基づいて分割されてよい。例えば、様々な機能に対応するモジュール又はユニットは、分割を通じて取得されてよく、あるいは、2つ以上の機能は、1つの処理モジュールに一体化されてよい。一体化されたモジュールは、ハードウェアの形で実装されてよく、あるいは、ソフトウェアモジュール又はユニットの形で実装されてもよい。本願の実施形態におけるモジュール又はユニット分割は一例であり、論理的な機能分割にすぎない。実際の実施では、他の分割様態も存在し得る。
図21は、上記の実施形態における端末のとり得る略構造図である。図21に示されるように、端末2100は、取得モジュール2101、構成モジュール2102、及び送信モジュール2103を含んでよい。
取得モジュール2101は、方法の実施形態におけるS901、S1102と、S1503の“第1入力を受け取る動作”と、S2001とをサポートするよう構成され、及び/又は本明細書中で記載される技術の他のプロセスのために使用される。
構成モジュール2102は、方法の実施形態におけるS902及びS2002をサポートするよう構成され、及び/又は本明細書中で記載される技術の他のプロセスのために使用される。
送信モジュール2103は、方法の実施形態におけるS903、S903′、及びS2003をサポートするよう構成され、及び/又は本明細書中で記載される技術の他のプロセスのために使用される。
更に、図22に示されるように、端末2100は、分割モジュール2104を更に含んでよい。分割モジュール2104は、方法の実施形態におけるS1001をサポートするよう構成され、及び/又は本明細書中で記載される技術の他のプロセスのために使用される。
更に、図23に示されるように、端末2100は、表示モジュール2105を更に含んでよい。表示モジュール2105は、方法の実施形態におけるS1101及びS1502をサポートするよう構成され、及び/又は本明細書中で記載される技術の他のプロセスのために使用される。
更に、端末2100は、追加モジュール及びインポートモジュールを更に含んでよい。追加モジュールは、方法の実施形態におけるS1501をサポートするよう構成され、及び/又は本明細書中で記載される技術の他のプロセスのために使用される。インポートモジュールは、方法の実施形態におけるS1503の“IOS記述ファイルをIOS端末のIOSシステムにインポートする”動作をサポートするよう構成され、及び/又は本明細書中で記載される技術の他のプロセスのために使用される。
更に、端末2100は、記憶モジュールを更に含んでよい。記憶モジュールは、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報などを記憶するよう構成され、及び/又は本明細書中で記載される技術の他のプロセスのために使用される。
確かに、端末2100は、先に挙げられたユニットモジュールを含むが限られない。例えば、端末2100は、他のデバイスによって送信されるデータ又は信号を受信する受信モジュール、などを更に含んでもよい。その上、上記のモジュールによって特に実装され得る機能はまた、上記の実施形態で記載された方法ステップに対応する機能を含むが限られない。端末2100の他のユニット及び端末2100の各ユニットについての詳細な説明については、ユニットに対応する方法ステップについての詳細な説明を参照されたい。詳細は、再び本願のこの実施形態においてここで記載されない。
図21に示されるように、端末2100は、取得モジュール2101、構成モジュール2102、及び送信モジュール2103を含んでよい。
取得モジュール2101は、方法の実施形態におけるS2001の“第1入力を受け取る”動作をサポートするよう構成され、及び/又は本明細書中で記載される技術の他のプロセスのために使用される。
構成モジュール2102は、方法の実施形態におけるS2002をサポートするよう構成され、及び/又は本明細書中で記載される技術の他のプロセスのために使用される。
送信モジュール2103は、方法の実施形態におけるS2003及びS2003′をサポートするよう構成され、及び/又は本明細書中で記載される技術の他のプロセスのために使用される。
更に、図22に示されるように、端末2100は、分割モジュール2104を更に含んでよい。分割モジュール2104は、方法の実施形態におけるS2101をサポートするよう構成され、及び/又は本明細書中で記載される技術の他のプロセスのために使用される。
更に、図23に示されるように、端末2100は、表示モジュール2105を更に含んでよい。表示モジュール2105は、第1アプリケーションの表示インターフェイスを表示し、ここで、第1アプリケーションの表示インターフェイスは認証情報入力ウィンドウを含み、且つ、IOS端末の記述ファイルインストールインターフェイスを表示するよう構成される。
更に、端末2100は、記憶モジュールを更に含んでよい。記憶モジュールは、第1ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークの認証情報などを記憶するよう構成され、及び/又は本明細書中で記載される技術の他のプロセスのために使用される。
確かに、端末2100は、先に挙げられたユニットモジュールを含むが限られない。例えば、端末2100は、他のデバイスによって送信されるデータ又は信号を受信する受信モジュール、などを更に含んでもよい。その上、上記のモジュールによって特に実装され得る機能はまた、上記の実施形態で記載された方法ステップに対応する機能を含むが限られない。端末2100の他のユニット及び端末2100の各ユニットについての詳細な説明については、ユニットに対応する方法ステップについての詳細な説明を参照されたい。詳細は、再び本願のこの実施形態においてここで記載されない。
一体化されたユニットが使用される場合に、取得モジュール2101、構成モジュール2102、追加モジュール、インポートモジュール、などは、実装のための1つの処理ユニットに組み込まれてよい。処理ユニットは、プロセッサ又はコントローラであってよく、例えば、CPU,汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor,DSP)、特定用途向け集積回路(Application-Specific Integrated Circuit,ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(Field Programmable Gate Array,FPGA)若しくは他のプログラム可能な論理デバイス、トランジスタ論理デバイス、ハードウェア部品、又はそれらの任意の組み合わせであってよい。処理ユニットは、本願中で開示される内容を参照して例として記載される様々な論理ブロック、モジュール、及び回路を実装又は実行してよい。処理ユニットは、代替的に、計算機能を実装する組み合わせ、例えば、1以上のマイクロプロセッサ又はDSPとマイクロプロセッサとの組み合わせを含む組み合わせであってよい。記憶モジュールはメモリであってよい。
処理ユニットがプロセッサであり、記憶モジュールがメモリであり、送信モジュールが通信インターフェイスである場合に、本願のこの実施形態における端末2100は、図24に示される端末2400であってよい。図24に示されるように、端末2400は、プロセッサ2401、メモリ2402、及び通信インターフェイス2403を含む。プロセッサ2401、メモリ2402、及び通信インターフェイス2403は、バス2404を使用することによって互いに接続されている。
メモリ2402は、コンピュータプログラムコードを記憶するよう構成され、コンピュータプログラムコードは命令を含む。端末2400のプロセッサ2401が命令を実行するとき、端末2400は、上記の実施形態のワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワーク構成方法を実装するように、図9、図10、図11、並びに図15A及び図15Bのいずれかにおける関連する方法ステップを実行する。通信インターフェイス2403は、プロセッサ2401の制御下で第1プローブ要求フレームを送信するよう構成される。
バス2404は、ペリフェラル・コンポーネント・インターコネクト(Peripheral Component Interconnect,PCI)バス、拡張産業標準アーキテクチャ(Extended Industry Standard Architecture,EISA)バス、などであってよい。バス2404は、アドレスバス、データバス、制御バス、などに分類され得る。表現の簡単のために、バスは、図24ではただ1つの太線を使用することによって表されている。しかし、これは、ただ1つのバス又はただ1種類のバスしか存在しないことを意味するものではない。
更に、図25に示されるように、端末2400は、タッチスクリーン2405を更に含んでよい。タッチスクリーン2405は、プロセッサ2401の制御下で、図3、図6、図7、図12乃至図14、及び図16乃至図19に示されるGUIを表示するよう構成される。
本願は、コンピュータ記憶媒体を更に提供し、コンピュータ記憶媒体は、コンピュータプログラムコードを記憶する。端末2400のプロセッサ2401がコンピュータプログラムコードを実行するとき、端末2400は、上記の実施形態のワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワーク構成方法を実装するように、図9、図10、図11、図15A及び図15B、並びに図20のいずれかにおける関連する方法ステップを実行する。
本発明の実施形態は、コンピュータプログラム製品を更に提供する。コンピュータプログラム製品がコンピュータで実行されるとき、コンピュータは、上記の実施形態のワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワーク構成方法を実装するように、図9、図10、図11、図15A及び図15B、並びに図20のいずれかにおける関連する方法ステップを実行することを可能にされる。
本発明の実施形態で提供される端末2100、端末2400、コンピュータ記憶媒体、及びコンピュータプログラム製品の夫々は、先に提供された対応する方法を実行するよう構成される。従って、達成可能な有利な効果については、先に提供された地合おうする方法の有利な効果が参照され得る。詳細は、再び本願においてここで記載されない。
上記の実施についての説明は、当業者が、記載の容易及び簡潔さのために、単に上記の機能モジュールの分割が実例のための例として使用されることを明りょうに理解することを可能にする。実際の用途では、上記の機能は、要件に応じて、異なる機能モジュールに割り当てられ、それによって実装されてよく、すなわち、装置の内部構造は、上記の機能のうちの全部又は一部を実装するように、異なる機能モジュールに分割される。上記のシステム、装置、及びユニットの詳細な作動プロセスについては、上記の方法の実施形態における対応するプロセスを参照されたい。詳細は、再びここで記載されない。
本願で提供されるいくつかの実施形態では、開示されるシステム、装置、及び方法は、他の様態で実装されてよいことが理解されるべきである。例えば、記載される装置の実施形態は、一例にすぎない。例えば、モジュール又はユニット分割は、単に論理的な機能分割であり、実際の実施では他の分割様態が存在する可能性がある。例えば、複数のユニット又はコンポーネントは組み合わされても、又は他のシステムに組み込まれてもよく、あるいは、いくつかの特徴は無視されても、又は実行されなくてもよい。その上、表示又は議論される相互結合又は直接的な結合若しくは通信接続は、いくつかのインターフェイスを使用することによって実装されてよい。装置又はユニット間の間接的な結合又は通信接続は、電気的な、機械的な、又は他の形で実装されてよい。
別々の部分として記載されるユニットは、物理的に分離していてもしていなくてもよく、ユニットとして表示される部分は、物理的なユニットであってもなくてもよく、一箇所に位置しても、あるいは、複数のネットワークユニット上に分布してもよい。実施形態の解決法の目的を達成するために、ユニットの一部又は全てが、実際のニーズに応じて選択されてよい。
更に、本願の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに一体化されてよく、あるいは、ユニットの夫々は、物理的に単独で存在してよく、あるいは、2つ以上のユニットが1つのユニットに一体化されてもよい。一体化されたユニットは、ハードウェアの形で実装されても、あるいは、ソフトウェア機能ユニットの形で実装されてもよい。
一体化されたユニットがソフトウェア機能ユニットの形で実装され、独立した製品として販売又は使用される場合に、一体化されたユニットは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてよい。そのような理解に基づいて、本願の技術的解決法は本質的に、あるいは、先行技術に寄与する部分、又は技術的解決法の全て若しくは一部は、ソフトウェア製品の形で実装されてよい。コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、本願の実施形態で記載される方法のステップの全部又は一部を実行するようにコンピュータデバイス(パーソナル・コンピュータ、サーバ、ネットワークデバイス、などであってよい。)又はプロセッサに指示するいくつかの命令を含む。上記の記憶媒体は、フラッシュメモリ、リムーバブルハードディスク、リード・オンリー・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ、磁気ディスク、又は光ディスクのような、プログラムコードを記憶することができる様々な媒体を含む。
上記の説明は、単に、本願の具体的な実施であり、本願の保護範囲は、それに制限されない。本願中に開示される技術的範囲内にある如何なる変形又は置換も、本願の保護範囲内にあるべきである。従って、本願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うべきである。