JP6924490B2 - 物品管理装置 - Google Patents

物品管理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6924490B2
JP6924490B2 JP2018097947A JP2018097947A JP6924490B2 JP 6924490 B2 JP6924490 B2 JP 6924490B2 JP 2018097947 A JP2018097947 A JP 2018097947A JP 2018097947 A JP2018097947 A JP 2018097947A JP 6924490 B2 JP6924490 B2 JP 6924490B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tag information
tag
management device
reading process
information reading
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018097947A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019204215A (ja
Inventor
博 荒木
博 荒木
悦雄 裏住
悦雄 裏住
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KAIZAR CO., LTD.
Original Assignee
KAIZAR CO., LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KAIZAR CO., LTD. filed Critical KAIZAR CO., LTD.
Priority to JP2018097947A priority Critical patent/JP6924490B2/ja
Publication of JP2019204215A publication Critical patent/JP2019204215A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6924490B2 publication Critical patent/JP6924490B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、物品管理装置に関し、更には、タグリーダ、タグ情報読取処理方法及びタグ情報読取処理プログラムに関する。
近年、RFID(Radio Frequency Identification)という個体識別技術が注目され、貴重品や薬品など種々の物品の管理に適用されている。
RFIDは、識別情報を埋め込んだRFタグと非接触に電波や電磁界などを用いた近距離無線通信によって情報を送受信する技術である。RFタグは、小さなワンチップの集積回路(IC)で実現できるようになった最近では、ICタグ(ゴマ粒チップ)とも称される。
このようなRFタグを利用し、食品などの物品の収納管理を行う収納庫に関する技術が、例えば、特許文献1に開示されている。この収納庫(具体的には、冷蔵庫)においては、扉開閉検知部で開閉扉が閉じられたことを検知した時に、リーダライタ部から給電アンテナ部に給電し、取得した情報を在庫情報として管理する構成を採っている。
特許文献2には、ドア開閉検出手段からの信号に従ってタグデータ読取手段に読み取り指令を出し、冷蔵庫ドアが閉じられているときにアンテナから電波を出力する構成を採る、収納物品の保管装置に関する技術が開示されている。
また、特許文献3には、反射板を用いることなどにより、通信電波の強度を変化させるタグ通信に関する技術が開示されている。
さらに、特許文献4には、最初は低電力でIDの読み取りを行い、読み取れたIDタグの応答を停止させ、段階的に電力を上げていくことにより、アンテナ近傍のIDタグが大電力によって通信不能となる問題を解決するIDタグ読取装置に関する技術が開示されている。
特許文献5には、通信パラメータとして、装置側アンテナを介し読み取りコマンドを送信するときの、偏波面方向、指向性、送信出力、伝送速度、送信周波数、送信プロトコル、コマンド種類のうち、少なくとも1つを制御する無線タグ情報読み取り装置に関する技術が開示されている。ここで、送信出力を変える場合には、まず出力を比較的小さくして比較的近い位置にある無線タグ回路素子に対し情報取得を行った後、その後出力を比較的大きくして情報取得できなかった比較的遠い位置にある無線タグ回路素子に対し情報取得を行うようにすることで、能率のよい情報取得が可能である。また、送信周波数を変える場合には、これによってマルチパス環境を変更することができる。この結果、ヌルポイントの位置に配置されていた無線タグ回路素子と通信を行うことが可能となり、情報取得率を向上できる、ことが開示されている。
特許第5,292,991号公報 特開2007−137553号公報 再公表2006−114811号公報 特開2008−109317号公報 特開2009−53917号公報
現状では、上述したようなRFID技術を利用した物品の収納保管装置を性能低下を招くことなく、廉価に提供可能にすることが更に要求されている。
出願人は、物品の収納保管装置として既存のキャビネットを活用し、RFID技術と連携させることにより、上述した更なる要求に対処することに着目した。
課題は、既存のキャビネットを活用して、収納物品の存在状態を管理する、キャビネットに後付配置可能な物品管理装置を実現可能にする技術を提供することにある。
他の課題は、このような物品管理装置に適用されるタグリーダのタグ情報読取処理機能を拡張可能にする技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、一態様のタグリーダは、高周波に対して封止状態である金属製のキャビネットに後付配置される物品管理装置に適用可能であり、扉の閉状態を検出しているときに限り、タグ情報を読み取るタグリーダであって;
検出対象空間内に存在する複数のRFタグ付き物品に給電し、送受信アンテナにより受信される応答波に基づいて、応答RFタグ付き物品から送信されるタグ情報を時間分割で選択的に読み取る第1のタグ情報読取処理と;
前記第1のタグ情報読取処理において読取不可能であった特定のRFタグ付き物品から送信されるタグ情報を読み取るための読取電波として、出力電力及び出力周波数の双方を段階的に変更した電波を生成し、前記送受信アンテナから送信させる第2のタグ情報読取処理と;を実施するプロセッサを備える。
一態様のタグリーダは、前記第2のタグ情報読取処理において、前記出力電力を段階的に変更するとき、前記出力電力の各段階において、前記出力周波数を段階的に変更した電波をそれぞれ生成し、前記読取電波として前記送受信アンテナから送信させる。
一態様のタグリーダは、前記第2のタグ情報読取処理において、前記出力電力を最小値から最大値の間で段階的に変更するとき、前記出力電力の各段階において、前記出力周波数を最小値から最大値の間で段階的に変更した電波をそれぞれ生成し、前記読取電波として前記送受信アンテナから送信させる。
一態様のタグリーダは、前記第1のタグ情報読取処理または前記第2のタグ情報読取処理において読取不可能であった前記特定のRFタグ付き物品のそれぞれに応答待合時間を算出させるための係数を含む指令を前記送受信アンテナから送信させる第3のタグ情報読取処理を更に実施する前記プロセッサを備える。
一態様のタグリーダは、前記第1のタグ情報読取処理または前記第2のタグ情報読取処理において前記タグ情報を既に読み取ったRFタグ付き物品からの応答を予め定められた時間、不要にするための指令を前記送受信アンテナから送信させる第4のタグ情報読取処理を更に実施する前記プロセッサを備える。
一態様において、前記タグ情報を読み取るための読取電波は、UHF帯の特定電波である。
一態様において、前記検出対象空間が複数個存在する場合、前記送受信アンテナは前記検出対象空間毎にかつ前記検出対象空間の周辺に対応してそれぞれ単数配置される。
他の態様の物品管理装置は、上記いずれかのタグリーダを備え、前記検出対象空間内に存在する前記複数のRFタグ付き物品を管理する。
他の態様の物品管理装置は、前記複数のRFタグ付き物品をそれぞれ収容するための前記検出対象空間としての複数の収納空間と、前記複数の収納空間を形成するように区切る棚板と、前記複数の収納空間に共通の扉とを含むキャビネットに後付配置可能であり;
前記共通の扉の開閉状態を検出する扉開閉検出スイッチと;
前記複数のRFタグ付き物品から送信される前記タグ情報を前記複数の収納空間毎に受信する複数の送受信アンテナと;
前記複数の送受信アンテナを選択的に切り替えるためのアンテナ切替器と;
前記扉開閉検出スイッチが前記共通の扉の閉状態を検出しているときに限り、前記送受信アンテナにより受信される前記タグ情報を前記アンテナ切替器を介して読み取り、前記複数のRFタグ付き物品の存在状態を管理するための上位管理装置に前記タグ情報を送信可能な前記タグリーダと;
前記上位管理装置に接続するための上位装置接続部と;
前記アンテナ切替器及び前記タグリーダに給電するための電源接続部と;
前記キャビネットを載置する底面基部とを備え;
前記アンテナ切替器、前記タグリーダ、前記上位装置接続部及び前記電源接続部が前記底面基部に集中配置される。
別の態様のタグ情報読取処理方法は、高周波に対して封止状態である金属製のキャビネットに後付配置される物品管理装置に適用可能であり、扉の閉状態を検出しているときに限り、タグ情報を読み取るタグリーダにおけるタグ情報読取処理方法であって;
検出対象空間内に存在する複数のRFタグ付き物品に給電し、送受信アンテナにより受信される応答波に基づいて、応答RFタグ付き物品から送信されるタグ情報を時間分割で選択的に読み取る第1のタグ情報読取処理と;
前記第1のタグ情報読取処理において読取不可能であった特定のRFタグ付き物品から送信されるタグ情報を読み取るための読取電波として、出力電力及び出力周波数の双方を段階的に変更した電波を生成し、前記送受信アンテナから送信させる第2のタグ情報読取処理と;をプロセッサが実施する。
開示した技術によれば、既存のキャビネットを活用し、RFID技術と連携させることにより、性能低下を招くことなく、廉価に物品管理装置を提供することができる。また、このような物品管理装置に適用されるタグリーダのタグ情報読取処理機能を拡張することができる。
他の課題、特徴及び利点は、図面及び特許請求の範囲とともに取り上げられる際に、以下に記載される発明を実施するための形態を読むことにより明らかになるであろう。
一実施の形態の物品管理システムを説明するための図。 一実施の形態の物品管理システムにおけるキャビネット及び物品管理装置を説明するための図。 一実施の形態の物品管理システムにおけるキャビネット及び物品管理装置を説明するための図。 一実施の形態の物品管理システムにおける物品管理装置を説明するための図。 一実施の形態の物品管理システムにおけるキャビネット及び物品管理装置を説明するための図。 一実施の形態の物品管理システムにおける上位管理装置のタグ情報テーブルを説明するための図。 一実施の形態の物品管理システムにおけるタグリーダのタグ情報読取処理を説明するための図。
以下、添付図面を参照して、さらに詳細に説明する。図面には好ましい実施形態が示されている。しかし、多くの異なる形態で実施されることが可能であり、本明細書に記載される実施形態に限定されない。
[物品管理システム]
一実施の形態におけるシステム構成を示す図1を参照すると、物品管理システム1は、キャビネット2,2A,2B、これらのキャビネット2,2A,2Bにそれぞれ後付配置可能な物品管理装置3、中継装置4、及び上位管理装置5を備える。
この物品管理システム1においては、N個(ここでは、3個)のキャビネット2,2A,2Bが中継装置4を介して上位管理装置5に接続された状態を示しているが、キャビネット2A,2Bは必要に応じて増設されるキャビネットである。キャビネット2,2A,2Bは市販されている既存のキャビネットで実現可能である。なお、特に限定を要しないときは、単にキャビネット2と記載する。
この物品管理システム1における中継装置4は、ハブまたはレイヤ2スイッチで実現可能であり、上位管理装置5に接続するための有線または無線のLAN(Local Area Network)を構成する。
この物品管理システム1における上位管理装置5は、物品管理装置3と連携し、キャビネット2,2A,2Bに収納されているRFタグ(ICタグ)付き物品(管理対象物品)の存在(有無)状態を集中管理し、パーソナルコンピュータなどで実現可能である。この上位管理装置5は、3個のキャビネット2,2A,2Bが存在する場合、各キャビネットをMAC(Media Access Control)アドレスに基づいて識別可能である。また、上位管理装置5は、プロセッサが記憶部に展開されている制御プログラムを実行することにより、物品管理装置3と連携して、後に詳述するタグ情報読取処理を遂行する。
[キャビネット]
次に、図1に示す一実施の形態の物品管理システム1に適用されるキャビネット2の一例について、図2及び図3を併せ参照して説明する。
キャビネット2は、RFタグ付き物品をそれぞれ収容するための複数の収納空間(検出対象空間と記載することもある)21と、複数の収納空間21を形成するように区切る複数の棚板22と、複数の収納空間21に共通の扉23とを含む。ここでは、2個の棚板22により3個の収納空間21が形成される。
共通の扉23は、観音開きで施錠可能であり、図2に例示するように、扉23の一方には樹脂製の取手24が設けられている。なお、取手24は、図3に例示するように、共通の扉23の両方に設けられていてもよい。このキャビネット2は、樹脂製の取手24を除き、棚板22及び共通の扉23を含む筐体の全体が金属製である。
このように構成されるキャビネット2は市販品として存在するのでこれを活用し、キャビネット2に後付配置可能な物品管理装置3を構成する底面基部30に、所定の追加加工を施したキャビネット2を載置して結合(締結)することになる。後に詳述するように、この底面基部30には、物品管理装置3を構成するアンテナ切替器、タグリーダ、上位装置接続部、及び電源接続部などの構成要素が集中配置される。
既存のキャビネット2に対して施される追加加工とは、次の事項などを含む。
(追加加工1)金属製のキャビネット2は、共通の扉23の閉状態であっても僅かな隙間があり、かつ樹脂製の取手24を含むので、外部への電波漏れが発生することを免れない。この電波漏れはキャビネット2の外部に存在するRFタグ付き物品のタグ情報を誤読することになる。このような電波漏れを抑制/防止するために、隙間にはシールド(シールド用ガスケット)を施し、かつ樹脂製の取手24には導電性塗料(例えば、ドータイト(Dotite))を塗布することにより、キャビネット2を高周波に対して封止状態にする。
(追加加工2)キャビネット2の底面に底面基部30との結合用ネジ部を設ける。
(追加加工3)キャビネット2の内部の適当な位置に扉開閉検出スイッチを配置する。また、扉開閉検出スイッチとタグリーダとを接続するための配線のキャビネット2からの背面出しを施す。
(追加加工4)キャビネット2の3個の収納空間21の適当な位置(例えば、キャビネット2の内部の側面または背面)に送受信アンテナをそれぞれ配置する。また、送受信アンテナとアンテナ切替器とを接続するための配線のキャビネット2からの背面出しを施す。
上述したキャビネット2における複数の収納空間21には、RFタグ付き物品、例えば、ファイル、キーボックス、携帯端末、備品などがそれぞれ収容される。
ここで、物品に埋め込まれる(付加される)RFタグは、金属対応用のパッシブタグ(パッシブ型タグ)であり、後述するタグリーダからの電波をエネルギー源として恒久的に動作し、電池を内蔵する必要がない。RFタグのアンテナはタグリーダからの電波の一部を反射し、タグ情報に対応する識別情報(タグID)は反射波に乗せてタグリーダに返される。通常、タグリーダは比較的強めの電波を供給し、RFタグからの微弱な反射波(応答波)を受信して解読することになる。なお、RFタグ(パッシブタグ)の詳細構成は、当業者が容易に理解でき、実施可能であるので、ここでは図示を省略する。
[物品管理装置]
続いて、図1に示す一実施の形態の物品管理システム1に適用される物品管理装置3の一例について、図2、図3及び図4を併せ参照して説明する。
物品管理装置3は、共通の扉23の開閉状態を検出する扉開閉検出スイッチ31と、RFタグ付き物品から送信されるタグ情報(管理対象物品を特定する識別情報(タグID))を複数の収納空間(検出対象空間)21毎に受信する複数の送受信アンテナ(単に、アンテナと記載することもある)32とを備える。ここでは、アンテナ32は3個である。キャビネット2のサイズが大きいとき、及び/または棚板22の数が多いときは、点線で示すアンテナ32及びアンテナ切替器33が増設される(図4参照)。なお、キャビネット2の形態によっては、収納空間21は単数のときもある。このとき、アンテナ32は単数であり、アンテナ切替器33は設けなくてもよい。
この物品管理装置3は、複数のアンテナ32により受信されたタグ情報TGを選択的に出力するためのアンテナ切替器33と、扉開閉検出スイッチ31が共通の扉23の閉状態を検出しているときに限り、アンテナ32により受信されるタグ情報TGをアンテナ切替器33を介して読み取り、物品の存在状態を管理するための上位管理装置5(図1参照)にタグ情報TGを送信するタグリーダ34とを更に備える。
また、この物品管理装置3は、中継装置4を介して上位管理装置5に接続するための上位装置接続部(図4中のCN1,CN2)35と、商用AC電源のコンセントから得た交流電力を直流電力に変換出力するACアダプタ(厳密には、AC−DCアダプタ)を含む電源接続部(図4中のNF1,SW1,Z1−1,Z1−2,Z13,Z14)36と、キャビネット2を載置するベースとしての底面基部30(図2、図3参照)とを更に備える。
上述した構成要素を含む物品管理装置3においては、構成要素間が配線接続される(図4参照)。また、アンテナ切替器33、タグリーダ34、上位装置接続部35、及び電源接続部36が底面基部30に集中配置される。扉開閉検出スイッチ31及び複数のアンテナ32はキャビネット2に配置される。
更に詳述すると、物品管理装置3における扉開閉検出スイッチ31は、例えば、マイクロスイッチで実現でき、共通の扉23の閉状態を検出すると、電気的な扉閉状態検出信号(例えば、論理ハイレベル「1」信号)DTを出力する。この扉開閉検出スイッチ31は、共通の扉23の開閉状態を検出できるように、キャビネット2の内部の適当な位置に配置される。また、扉開閉検出スイッチ31からの扉閉状態検出信号DTをタグリーダ34に入力するための配線が施される。この配線はキャビネット2から背面出しとする。
3個のアンテナ32は、キャビネット2の3個の収納空間21の周辺位置(例えば、キャビネット2の内部の側面または背面)にそれぞれ配置される。また、3個のアンテナ32とアンテナ切替器33とを接続するための配線が施される。この配線はキャビネット2から背面出しとする。
物品管理装置3におけるアンテナ切替器33は、最大4個のアンテナ32を接続可能な1×4スイッチであり、底面基部30の内部配線により、タグリーダ34及び電源接続部36に接続される。なお、5個以上の収納空間21を有する大型のキャビネット2である場合は、アンテナ切替器33を増設することになる。
タグリーダ34は、扉開閉検出スイッチ31に接続されると共に、底面基部30の内部配線により、アンテナ切替器33、上位装置接続部35、及び電源接続部36に接続される。
このタグリーダ34は、扉開閉検出スイッチ31からの扉閉状態検出信号DTを検出しているときに限り、アンテナ切替器33に選択指示した所定のアンテナ32により受信されるタグ情報TGをアンテナ切替器33を介して読み取る。
上位装置接続部35は、タグリーダ34から出力されるタグ情報TGを中継装置4を介して上位管理装置5に送信するためのコネクタ(パネル取付けLANコネクタ)CN1と、扉開閉検出スイッチ31から出力される扉閉状態検出信号DTを中継装置4を介して上位管理装置5に送信したり、上位管理装置5からの制御コマンドCMをタグリーダ34に入力するためのコネクタ(パネル取付けIOコネクタ)CN2とを含む。上位装置接続部35はインタフェースとしてEthernet10/100Base−T(Ethernet:登録商標)などを採用する。
コネクタCN2から送信される扉閉状態検出信号DTは、上位管理装置5においては、配下のキャビネット2及び物品管理装置3の正常性を確認するためのヘルスチェックとしても利用される。
上位管理装置5からコネクタCN2を介してタグリーダ34に入力される制御コマンドCMは、上位管理装置5が扉閉状態検出信号DTを受信し共通の扉23の閉状態を検出しているときに限り、タグリーダ34を上位から制御するために送信される。この制御コマンドCMは、後に詳述する一括読取指令CM1、変更指令CM2、応答待合指令CM3、及びインベントリ指令CM4などを含む。
上位装置接続部35のコネクタCN1,CN2は、キャビネット2の背面に対応する底面基部30の背面に形成された凹部(図示省略)に配置される。
電源接続部36は、商用AC電源のコンセントから得た交流電力を直流電力に変換出力するACアダプタZ13,Z14と、ACアダプタZ13,Z14のためのコンセントZ1−1,Z1−2と、表示灯付き電源スイッチSW1と、NF(ノイズフィルタ)付きインレット(コンセント)NF1とを含む。
電源接続部36のNF付きインレットNF1は、キャビネット2の背面に対応する底面基部30の背面に形成された上記凹部に配置される。表示灯付き電源スイッチSW1は、キャビネット2の前面に対応する底面基部30の前面に配置される。また、コンセントZ1−1,Z1−2及びACアダプタZ13,Z14は、底面基部30の内面の取付板(図示省略)に配置される。
物品管理装置3における底面基部30は、上述した上位装置接続部35及び電源接続部36と共に、アンテナ切替器33及びタグリーダ34を所定の位置に集中配置する。
また、この底面基部30は、キャビネット2を載置するベースであり、既存のキャビネット2に設けた結合用ネジ部分に結合補強用板ナット及びキャビネット結合用ネジにより締結される。
上述した物品管理装置3の電波特性の仕様例は次に示すとおりである。
・準拠規格:ISO−18000−6C/EPCglobal Class1 Generation2
・電波規格:ARIB STD−T107、特定小電力無線局920MHz帯移動体識別用無線設備
・周波数帯:UHF帯(920.4MHz〜923.4MHz)。ただし、日本国内のパッシブタグについては、916.0MHz〜923.4MHzである。
・出力(出力電力):最大250mW(24dBm)
・複数同時読取:アンチコリジョン(複数一括読取衝突防止)方式
ここで、物品管理装置3に適用されるタグリーダ34がタグ情報を読み取るために920MHz帯の電波(電波方式)を選定した理由は次のとおりである。つまり、HF帯電波の利用では、電磁誘導結合方式による読み取りのため、金属により磁界が遮られ、金属製のキャビネット2での利用が困難である。また、2.45GHz電波の利用では、電波の直進性が高いため、物品(管理対象物品)の陰になるような物品配置ができない制約が発生し、利用が困難である。
[物品管理装置の特徴及び効果]
上述した一実施の形態の物品管理システム1における物品管理装置3は、複数のRFタグ付き物品をそれぞれ収容するための検出対象空間としての複数の収納空間21と、複数の収納空間21を形成するように区切る棚板22と、複数の収納空間21に共通の扉23とを含むキャビネット2に後付配置可能である。
この物品管理装置3は、共通の扉23の開閉状態を検出する扉開閉検出スイッチ31と、RFタグ付き物品から送信されるタグ情報を複数の収納空間21毎に受信する複数の送受信アンテナ32と、複数の送受信アンテナ32を選択的に切り替えるためのアンテナ切替器33とを備える。
また、物品管理装置3は、扉開閉検出スイッチ31が共通の扉23の閉状態を検出しているときに限り、送受信アンテナ32により受信されるタグ情報をアンテナ切替器33を介して読み取り、RFタグ付き物品の存在状態を管理するための上位管理装置5にタグ情報を送信可能なタグリーダ34を備える。
さらに、物品管理装置3は、上位管理装置5に接続するための上位装置接続部35と、アンテナ切替器33及びタグリーダ34に給電するための電源接続部36と、キャビネット2を載置する底面基部30とを備える。
この物品管理装置3においては、アンテナ切替器33、タグリーダ34、上位装置接続部35及び電源接続部36が底面基部30に集中配置される。
これにより、性能低下を招くことなく、廉価に物品管理装置3を提供することができる。また、キャビネット2の収納空間21の収容容量に制約を与えない。
この物品管理装置3においては、棚板22及び共通の扉23を含むキャビネット2は、金属製であり、かつ高周波に対して封止状態であるので、タグリーダ34がタグ情報を読み取るための電波として、性能低下を招くことのない、UHF帯の特定電波(例えば、916.0MHz〜923.4MHz)を利用できる。
[タグ情報読取処理]
次に、上述した物品管理装置3におけるタグ情報読取処理について、図5、図6、図7及び関連図(図1〜図4)を併せ参照して説明する。なお、ここでは、キャビネット2の1個の収納空間(検出対象空間)21に限定して説明するが、第1〜第4のタグ情報読取処理は収納空間21の個数に応じて繰り返される。
物品管理装置3において、UHF帯の特定電波を利用した電波方式を採るタグリーダ34は、図5に例示するように、プロセッサ341及び記憶部342を含む制御器340、送信器343、受信器344、及びインタフェース部345を含む。このタグリーダ34はアンテナ分離型である。
より具体的には、タグリーダ34における制御器340は符号化(コーディング)機能及び復号化(デコーディング)機能を有する。送信器343は変調器、発振器、レベル調整器及び電力増幅器(送信増幅器)などを含む。また、受信器344は復調器及び受信増幅器などを含む。これらの具体的構成は、当業者が容易に理解でき、実施可能であるので、ここでは図示を省略している。
ここで説明する第1〜第4のタグ情報読取処理は、電源投入を契機に、タグリーダ34におけるプロセッサ341が記憶部342に展開されるタグ情報読取処理プログラムを実行することにより、上述したハードウェア構成要素と協働して遂行される。
タグリーダ34は、RFタグ付き物品の存在(有無)状態を管理する上位管理装置5から制御コマンドCMとしての一括読取指令CM1を受信したとき、扉開閉検出スイッチ31が共通の扉23の閉状態を検出しているときに限り(つまり、扉閉状態検出信号DTを受信しているときに限り)、キャビネット2の収納空間(検出対象空間)21内に存在する複数のRFタグ付き物品に給電(一括給電)し、各収納空間21に対応する単数の送受信アンテナ32により受信される応答波(厳密には、応答波を含む無線周波数信号)に基づいて、応答RFタグ付き物品から送信されるタグ情報を時間分割で選択的に読み取る第1のタグ情報読取処理を実施する(図7参照)。
ここでは、タグリーダ34は、第1のタグ情報読取処理を実施するために、時間分割によるアンチコリジョン(衝突防止)手法を採用する。つまり、タグリーダ34は、アンテナ通信(交信)領域内に存在する応答RFタグ付き物品から送信されるタグ情報を時間分割で選択的に読み取ることになる。
そして、タグリーダ34は、読み取ったタグ情報を上位管理装置5に対して順次に送信する。
上位管理装置5は、タグリーダ34から送信されたタグ情報を受信したときは、記憶部のタグ情報テーブル51における存在状態及び検出時刻の対応欄にデータ「有」及び「月/日、時:分」を制御プログラムの処理により格納する(図6参照)。なお、タグ情報テーブル51におけるタグ情報及び物品の欄には、タグID「ID01・・・」及び物品名「ファイル1・・・」が操作者(管理者)により予め対応付けて登録されている。
例えば、タグリーダ34が、タグ情報を読み取るための読取電波を固定の出力電力及び固定の出力周波数で送信すると、収納空間21内での電波反射の状況によりヌルポイント(ヌル点:Null Point)の発生を招くことがある。このヌルポイントは、電波が干渉しあって、タグ情報の読み出しが不可能な場所(位置)のことである。ヌルポイントは、単数のアンテナ利用の場合に、読取電波と反射波(応答波)とが干渉して発生することもある。
物品管理装置3に適用するタグリーダ34は、このようなヌルポイントの発生問題を解消(回避)し、収納空間21内に存在するRFタグ付き物品のタグ情報を全て読み取る精度を向上するために第2のタグ情報読取処理を上位管理装置5からの指示に応じて実施する。上位管理装置5は、上述した第1のタグ情報読取処理を実施した結果、読取不可能であった特定のRFタグ付き物品(例えば、ID41、ID42対応の物品)が存在することをタグ情報テーブル51に基づいて検出したとき、第2のタグ情報読取処理の実施をタグリーダ34に指示する。
つまり、タグリーダ34は、上位管理装置5から制御コマンドCMとしての変更指令CM2を受信したとき、扉開閉検出スイッチ31が共通の扉23の閉状態を検出しているときに限り、第1のタグ情報読取処理において読取不可能であった少なくとも1つの特定のRFタグ付き物品から送信されるタグ情報を読み取るための読取電波として、出力電力及び出力周波数の双方を段階的に変更した電波を生成し、単数の送受信アンテナ32を介して送信させる第2のタグ情報読取処理を実施する(図7参照)。
この第2のタグ情報読取処理は、タグリーダ34におけるプロセッサ341がタグ情報読取処理プログラムを実行することにより、上述したハードウェア構成要素、特に発振器、レベル調整器及び電力増幅器などと協働して遂行される。
更に詳述すると、タグリーダ34は、第2のタグ情報読取処理において、出力電力を段階的に変更するとき、出力電力の各段階において、出力周波数を段階的に変更した電波をそれぞれ生成し、読取電波として送受信アンテナ32を介して送信する。
より具体的には、タグリーダ34は、第2のタグ情報読取処理において、出力電力を最小値から最大値の間で段階的に変更するとき、出力電力の各段階、例えば、最小値、中間値、及び最大値において、出力周波数を最小値から最大値の間で段階的、例えば、最大値、中間値、及び最小値の順に変更した電波をそれぞれ生成し、読取電波として送受信アンテナ32を介して送信する。
ここで、出力電力の最小値及び最大値は電波法の規制範囲内であり、出力周波数の最小値及び最大値は利用周波数帯域内である。なお、出力電力及び出力周波数は、最小値から最大値の間であれば、最小値、中間値及び最大値に限らず、より多段階に変更してもよい。
上述した第2のタグ情報読取処理を適用するタグリーダ34においては、金属製のキャビネット2の収納空間21に収納する物品、及び物品の戻し位置・方向が変化しても、読取電波の出力電力及び出力周波数の双方を段階的に変更することにより、複雑な電波反射を生み出し、ヌルポイントの発生を解消することができる。この結果、収納空間21内に存在する複数の物品のRFタグを全て読み取る精度を向上することができる。
上述したタグリーダ34は、応答RFタグ付き物品から送信されるタグ情報を選択的に読み取る第1のタグ情報読取処理を実施するために、時間分割によるアンチコリジョン手法を採用している。
タグリーダ34は、時間分割によるアンチコリジョン手法として、RFタグ付き物品のそれぞれに応答待合時間を算出させるための係数を含む応答待合指令CM3を送受信アンテナ32を介して送信する第3のタグ情報読取処理を第1のタグ情報読取処理において併用可能である(図7参照)。
つまり、第3のタグ情報読取処理においては、タグリーダ34は、上位管理装置5から制御コマンドCMとしての応答待合指令CM3を予め受信しているときは、応答待合指令CM3により読取り総数の指定を行う係数を発行する。
発行された係数を受信したRFタグ付き物品では、読取り総数の係数に基づいて、乱数により応答待合時間を算出する。
各RFタグ付き物品は、タグリーダ34より指定された読取り総数の時間内で応答するための待合時間を乱数によりランダム生成することにより、RFタグ付き物品同士での応答の衝突回避を行うことができる。
この第3のタグ情報読取処理は、第2のタグ情報読取処理においても併用可能である。つまり、読取不可能であった特定のRFタグ付き物品のそれぞれに応答待合時間を算出させるための係数を含む応答待合指令CM3を送受信アンテナ32から送信することになる。
上述した第3のタグ情報読取処理を適用するタグリーダ34においては、RFタグ付き物品のタグ情報を読み取るときの読取効率を向上し、全体数の読取時間を短縮することができる。
更に、タグリーダ34は、時間分割によるアンチコリジョン手法として、RFタグに組み込まれているセッション(Session)機能を有効利用する第4のタグ情報読取処理を実施してもよい。
C1G2(EPCglobal Class1 Generation2)規格のRFタグは、タグリーダからの読取指令に対して応答したときは、自己のインベントリ済フラグを有効状態「ON」に設定し、タグリーダからの新たな読取指令に対しては、予め定められた時間、応答を行わないセッション機能を有する。
つまり、第4のタグ情報読取処理においては、タグリーダ34は、上位管理装置5から制御コマンドCMとしてのインベントリ指令CM4を予め受信しているときは、インベントリ指令CM4を送受信アンテナ32を介して送信する(図7参照)。
インベントリ指令CM4を受信したRFタグ付き物品では、タグリーダ34からの読取指令に対して応答したときは、自己のインベントリ済フラグを有効状態に設定し、タグリーダ34からの新たな読取指令に対しては、予め定められた時間、応答を行わない。これにより、インベントリが済んでいないRFタグ付き物品だけが返答するようになり、同一RFタグ付き物品の複数回処理の回避が行え、読取効率の向上と応答の衝突率の低減とを図ることができる。
この第4のタグ情報読取処理は、上述した第1のタグ情報読取処理及び第2のタグ情報読取処理の少なくとも一方において併用可能である。
上述した第4のタグ情報読取処理を適用するタグリーダ34においては、電波環境の差異により、応答が繰返しできるRFタグ付き物品の複数回応答に埋もれ消されている応答が稀にしかできないRFタグ付き物品を救済する。
なお、上述した第1のタグ情報読取処理及び第2のタグ情報読取処理の少なくとも一方において、第3のタグ情報読取処理及び第4のタグ情報読取処理のいずれを併用するかは、上位管理装置5における操作者が予め定義しておく。
[一実施の形態の効果]
上述した一実施の形態の物品管理システム1においては、既存のキャビネット2を活用し、RFID技術と連携させることにより、性能低下を招くことなく、廉価に物品管理装置3を提供することができる。また、このような物品管理装置3に適用されるタグリーダ34のタグ情報読取処理機能を拡張することができる。
[変形例]
上述した一実施の形態における処理はコンピュータで実行可能なプログラムとして提供され、CD−ROMやフレキシブルディスクなどの非一時的コンピュータ可読記録媒体、さらには通信回線を経て提供可能である。
また、上述した一実施の形態における各処理はその任意の複数または全てを選択し組合せて実施することもできる。
1 物品管理システム
2 キャビネット
2A キャビネット
2B キャビネット
21 収納空間
22 棚板
23 共通の扉
24 取手
3 物品管理装置
30 底面基部
31 扉開閉検出スイッチ
32 送受信アンテナ
33 アンテナ切替器
34 タグリーダ
35 上位装置接続部
36 電源接続部

Claims (8)

  1. 高周波に対して封止状態である金属製のキャビネットに後付配置可能であって、
    前記キャビネット内に配置される複数の送受信アンテナと、
    前記キャビネットを載置する底面基部と、
    前記底面基部に集中配置されるアンテナ切替器及びタグリーダとを備え、
    前記複数の送受信アンテナは、前記アンテナ切替器に接続されて、前記キャビネット内の複数のRFタグ付き物品に給電すると共に、前記物品から送信されるタグ情報を受信し、
    前記アンテナ切替器は、前記タグリーダに接続され、前記複数の送受信アンテナを選択的に切り替え、
    前記タグリーダは、前記キャビネットの扉の閉状態を検出しているときに限り、前記アンテナ切替器を介して、前記送受信アンテナから前記RFタグ付き物品に対して給電し、前記送受信アンテナが受信した前記タグ情報を前記アンテナ切替器を介して時分割に選択的に読み取る第1のタグ情報読取処理と
    前記第1のタグ情報読取処理において読取不可能であった特定のRFタグ付き物品から送信されるタグ情報を読み取るための読取電波として、出力電力及び出力周波数の双方を段階的に変更した電波を生成し、前記アンテナ切替器を介して前記送受信アンテナから送信させる第2のタグ情報読取処理とを実施するプロセッサを備え、
    前記第2のタグ情報読取処理において、前記出力電力を段階的に変更するとき、前記読取電波として前記送受信アンテナから送信させる、
    物品管理装置
  2. 前記タグリーダは、前記第2のタグ情報読取処理において、前記出力電力を段階的に変更するとき、前記出力電力の各段階において、前記出力周波数を段階的に変更した電波をそれぞれ生成し、前記読取電波として前記送受信アンテナから送信させる、
    請求項1記載の物品管理装置
  3. 前記タグリーダは、前記第2のタグ情報読取処理において、前記出力電力を最小値から最大値の間で段階的に変更するとき、前記出力電力の各段階において、前記出力周波数を最小値から最大値の間で段階的に変更した電波をそれぞれ生成し、前記読取電波として前記送受信アンテナから送信させる、
    請求項1記載の物品管理装置
  4. 前記タグリーダは、前記第1のタグ情報読取処理または前記第2のタグ情報読取処理において読取不可能であった特定のRFタグ付き物品のそれぞれに応答待合時間を算出させるための係数を含む指令を前記送受信アンテナから送信させる第3のタグ情報読取処理更に実施する前記プロセッサを備える、
    請求項1記載の物品管理装置
  5. 前記タグリーダは、前記第1のタグ情報読取処理または前記第2のタグ情報読取処理において前記タグ情報を既に読み取ったRFタグ付き物品からの応答を予め定められた時間、不要にするための指令を前記送受信アンテナから送信させる第4のタグ情報読取処理更に実施する前記プロセッサを備える、
    請求項1記載の物品管理装置
  6. 前記タグ情報を読み取るための読取電波は、UHF帯の特定電波である、
    請求項1記載の物品管理装置
  7. 前記送受信アンテナは、前記複数のRFタグ付き物品をそれぞれ収容するための検出対象空間毎にかつ前記検出対象空間の周辺に対応してそれぞれ単数配置される、
    請求項1記載の物品管理装置
  8. 前記扉の開閉状態を検出する扉開閉検出スイッチと
    前記複数のRFタグ付き物品の存在状態を管理する上位管理装置に接続するための上位装置接続部と
    前記アンテナ切替器及び前記タグリーダに給電するための電源接続部とを更に備え、
    前記上位装置接続部及び前記電源接続部が前記アンテナ切替器及び前記タグリーダと共に前記底面基部に集中配置される
    請求項1記載の物品管理装置。
JP2018097947A 2018-05-22 2018-05-22 物品管理装置 Active JP6924490B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018097947A JP6924490B2 (ja) 2018-05-22 2018-05-22 物品管理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018097947A JP6924490B2 (ja) 2018-05-22 2018-05-22 物品管理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019204215A JP2019204215A (ja) 2019-11-28
JP6924490B2 true JP6924490B2 (ja) 2021-08-25

Family

ID=68727036

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018097947A Active JP6924490B2 (ja) 2018-05-22 2018-05-22 物品管理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6924490B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3399505B2 (ja) * 1998-11-02 2003-04-21 三菱マテリアル株式会社 金属ケース内の物品の識別装置
JP4978791B2 (ja) * 2007-08-27 2012-07-18 ブラザー工業株式会社 無線タグ情報読み取り装置
KR101573671B1 (ko) * 2010-02-09 2015-12-02 맵스 리얼-타임, 인코포레이티드 자납형 무선 주파수 인식 시스템을 채용한 서랍 모듈

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019204215A (ja) 2019-11-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8270911B2 (en) Communications methods, methods of forming a reader, wireless communications readers, and wireless communications systems
JP5068122B2 (ja) Rfidシステム
US9536117B2 (en) Pluggable small form-factor UHF RFID reader
US7696875B2 (en) Antenna interfaces for mobile RFID readers
EP3214574B1 (en) Encoded information reading terminal with locate functionality
US8558669B2 (en) Radio frequency identification reader
CN203084751U (zh) 一种rfid移动通信终端
US9117127B2 (en) Radio frequency switch and method for controlling the same, and radio frequency identification smart shelf system
WO2014029530A1 (en) Detection of load-modulated signals in nfc
CN205405533U (zh) 一种基于射频识别rfid的多天线机柜管理装置
US20100026498A1 (en) Method and System for Adapting a Mobile Computing Device with an RFID Antenna
WO2015132659A2 (en) Security mechanism for short range radio frequency communication
KR20100044781A (ko) Rfid 태그의 형태인 것이 바람직한 다수의 데이터 캐리어나 정보 캐리어로부터 그리고/또는 상기 다수의 데이터 캐리어나 정보 캐리어로 비접촉식 데이터 전송을 하기 위한 방법 및 장치
US20060125602A1 (en) Active multiplexer for a multiple antenna transceiver
JP6924490B2 (ja) 物品管理装置
WO2010009002A1 (en) Multi-transceiver rfid reader system with centralized control and frequency source
JP6534159B2 (ja) 物品管理装置
Evans-Pughe Close encounters of the magnetic kind [near field communications]
US8981907B1 (en) RFID antenna multiplexing
EP3498348B1 (en) Rfid orientation detection
US20190130144A1 (en) Radio frequency apparatus and radio frequency identification tag detection method thereof
CN203150692U (zh) 一种符合iso14443typeb协议的大功率射频天线
CN104700135B (zh) 链式网络定位系统及方法
KR20110022895A (ko) Tcp/ip기반 rfid 멀티 리더기
Rodas et al. A solution for optimizing costs and improving diversity of RFID readers

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190408

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200312

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200421

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200528

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200908

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201026

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20201026

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20201029

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20201124

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20201201

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20210108

C211 Notice of termination of reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C211

Effective date: 20210119

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20210302

C302 Record of communication

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C302

Effective date: 20210428

C13 Notice of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C13

Effective date: 20210511

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210512

C23 Notice of termination of proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C23

Effective date: 20210601

C03 Trial/appeal decision taken

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C03

Effective date: 20210706

C30A Notification sent

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C3012

Effective date: 20210706

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210726

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6924490

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150