JP6924395B2 - Bag with permeable material - Google Patents
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Description
本発明は、水を透過させる透水性部材を備えた袋に関する。 The present invention relates to a bag provided with a water permeable member that allows water to permeate.
食品などの内容物を収容するための袋として、軟包装材から構成された袋が用いられている。例えば特許文献1は、そのような袋の一例として、袋の内部の空間を上下に区画する透水性部材を備えた袋を開示している。袋には、水によって復元され得る乾燥食品が収容されている。 A bag made of a flexible packaging material is used as a bag for storing contents such as food. For example, Patent Document 1 discloses, as an example of such a bag, a bag provided with a water-permeable member that vertically partitions the space inside the bag. The bag contains dried food that can be restored by water.
消費者は、まず、袋の上部を開封し、続いて、袋の内部に水を注ぎ入れる。乾燥食品が復元した後、消費者は、袋の下部を開封して、透水性部材を介して水を下部から排出する。透水性部材には、水を透過させるための多数の孔が形成されている。 Consumers first open the top of the bag and then pour water into the bag. After the dried food is restored, the consumer opens the bottom of the bag and drains the water from the bottom through the permeable member. The water-permeable member is formed with a large number of holes for allowing water to pass through.
水を迅速に排出するためには、透水性部材の開口率が大きいことが好ましい。透水性部材の開口率を高める方法としては、孔の寸法を大きくすることや、孔の密度を高くすることが考えられる。しかしながら、いずれの場合にも、透水性部材のコシが低下してしまい、この結果、袋の製造適性すなわち製袋適性が劣化してしまう。 In order to discharge water quickly, it is preferable that the opening ratio of the water permeable member is large. As a method of increasing the opening ratio of the water permeable member, it is conceivable to increase the size of the holes or increase the density of the holes. However, in either case, the stiffness of the water-permeable member is reduced, and as a result, the bag manufacturing suitability, that is, the bag manufacturing suitability is deteriorated.
本発明は、このような課題を考慮してなされたものであり、透水性及び製袋適性を備えた袋を提供することを目的とする。 The present invention has been made in consideration of such a problem, and an object of the present invention is to provide a bag having water permeability and bag making suitability.
本発明は、袋であって、前記袋の表面を構成する表面フィルムと、前記表面に対向する裏面を構成する裏面フィルムと、透水性を有し、前記袋の内部の空間を上下に区画するように前記表面フィルムの内面及び前記裏面フィルムの内面に固定された透水性部材と、を備え、前記透水性部材は、線状に延びる複数の第1繊維と、前記第1繊維に交差するよう線状に延びる複数の第2繊維と、を少なくとも有し、且つ、水が自重によって前記透水性部材を透過することができる透水性を有する、袋である。 The present invention is a bag, which has water permeability of a front surface film constituting the front surface of the bag and a back surface film constituting the back surface facing the front surface, and vertically partitions the space inside the bag. As described above, the water permeable member is provided with the inner surface of the front surface film and the water permeable member fixed to the inner surface of the back surface film, and the water permeable member intersects the first fibers with a plurality of linearly extending first fibers. It is a bag having at least a plurality of second fibers extending linearly and having a water permeability capable of allowing water to permeate the water permeable member by its own weight.
本発明による袋において、第1繊維間の第1間隔が、0.5mm以上且つ5.0mm以下であり、第2繊維間の第2間隔が、0.5mm以上且つ5.0mm以下であってもよい。 In the bag according to the present invention, the first spacing between the first fibers is 0.5 mm or more and 5.0 mm or less, and the second spacing between the second fibers is 0.5 mm or more and 5.0 mm or less. May be good.
本発明による袋において、前記透水性部材の開口率が、30%以上且つ70%以下であってもよい。 In the bag according to the present invention, the opening ratio of the water permeable member may be 30% or more and 70% or less.
本発明による袋において、前記透水性部材20は、前記第1繊維及び前記第2繊維に交差するよう線状に延びる第3繊維をさらに有していてもよい。
In the bag according to the present invention, the water
本発明によれば、透水性及び製袋適性を備えた袋を提供することができる。 According to the present invention, it is possible to provide a bag having water permeability and bag making suitability.
以下、図1乃至図9を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから適宜変更し誇張してある。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to FIGS. 1 to 9. In the drawings attached to the present specification, the scale, aspect ratio, etc. are appropriately changed from those of the actual product and exaggerated for the convenience of illustration and comprehension.
また、本明細書において用いる、形状や幾何学的条件並びにそれらの程度を特定する、例えば、「平行」、「直交」、「同一」等の用語や長さや角度の値等については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする。 In addition, as used in the present specification, the terms such as "parallel", "orthogonal", and "same" and the values of length and angle that specify the shape and geometric conditions and their degrees are strictly used. Without being bound by meaning, we will interpret it including the range in which similar functions can be expected.
(袋)
図1は、本実施の形態における袋10を表面側から見た場合を示す正面図である。また、図2は、袋10を構成するフィルムを示す分解図である。なお、本明細書において、「袋」とは、内容物が収容されている状態の袋だけでなく、内容物が収容されていない状態の袋をも含む概念である。
(bag)
FIG. 1 is a front view showing a case where the
袋10は、上部11、下部12及び側部13を含み、矩形状の輪郭を有する。なお、「上部」、「下部」及び「側部」などの名称、並びに、「上方」、「下方」、「上下方向」、「水平方向」などの用語は、袋10の通常の使用方法において水が自重によって後述する透水性部材20を透過する際の透過方向を下方として袋10やその構成要素の位置や方向を表している。
The
本実施の形態においては、袋10の上部11を開封して上部11から袋10の内部に水を注入することにより、袋10の内部で内容物に水を吸収させ、内容物を復元させる、という袋10の使用方法を想定している。なお「水」とは、液体状態のH2Oを含む液体を意味している。水の温度は特には限定されない。例えば、水は、H2Oを含む常温の液体であってもよく、H2Oを含む高温例えば80℃の液体であってもよい。
In the present embodiment, by opening the
内容物は、袋10の内部で水によって復元する固形物であり、例えば、乾燥食品である。乾燥食品の例としては、干しシイタケ、海草などを挙げることができる。
The content is a solid that is restored by water inside the
袋10は、例えば、内容物が収容された状態で、後述するシール部によって封止され、販売されてもよい。この場合、消費者は、袋10を上部11で開封して上部11から袋10の内部に水を注入して、袋10に収容されていた内容物を復元させる。また、袋10は、一部が開口され、且つ、内容物が収容されていない状態で、販売されてもよい。消費者は、内容物を開口から袋10の内部へ入れた後、水を注入して袋10の内部で内容物を復元させる。なお、袋10は、シール部によって封止され、且つ、内容物が収容されていない状態で販売されてもよい。
The
図1及び図2に示すように、袋10は、表面フィルム14、裏面フィルム15及び透水性部材20を備える。表面フィルム14は、袋10の表面を構成し、裏面フィルム15は、表面に対向する裏面を構成している。表面フィルム14及び裏面フィルム15は、内面同士がシール部によって接合されている。また、透水性部材20は、表面フィルム14と裏面フィルム15との間に位置している。透水性部材20は、表面フィルム14の内面及び裏面フィルム15の内面に固定されている。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
なお、「表面フィルム」及び「裏面フィルム」という用語は、袋10の外面の位置関係に応じて、袋10を構成するシートを区画したものに過ぎず、袋10を製造する際のシートの提供方法が、上述の用語によって限定されることはない。例えば、袋10は、表面フィルム14と裏面フィルム15とが連設された1枚のフィルムを用いて製造されてもよく、1枚の表面フィルム14と1枚の裏面フィルム15とを用いて製造されてもよい。
The terms "front surface film" and "back surface film" merely divide the sheets constituting the
シール部とは、表面フィルム14の内面と裏面フィルム15の内面とが接合されている部分である。図1などの袋10の平面図においは、シール部にハッチングが施されている。また、本願においては、透水性部材20についても、便宜上、平面図においてハッチングを施している。なお、後述するように、透水性部材20には開口部が形成されているので、表面フィルム14と裏面フィルム15との間に透水性部材20が位置する部分においても、表面フィルム14の内面と裏面フィルム15の内面とが接合され得る。
The sealing portion is a portion where the inner surface of the
対向する表面フィルム14及び裏面フィルム15を接合して袋10を封止することができる限りにおいて、シール部を形成するための方法が特に限られることはない。例えば、加熱などによって表面フィルム14の内面及び裏面フィルム15の内面を溶融させ、内面同士を溶着させることによって、シール部を形成してもよい。若しくは、接着剤などを用いて対向する表面フィルム14の内面と裏面フィルム15の内面とを接着することによって、シール部を形成してもよい。
As long as the facing
図1に示すように、シール部は、袋10の外縁に沿って延びる外縁シール部を有する。外縁シール部は、上部11に沿って延びる上部シール部11a、下部12に沿って延びる下部シール部12a、一対の側部13に沿って延びる一対の側部シール部13aを含む。
As shown in FIG. 1, the sealing portion has an outer edge sealing portion extending along the outer edge of the
透水性部材20は、袋10の内部の空間を上下に区画するために設けられた部材である。図1に示す例においては、袋10の内部の空間が、透水性部材20により、透水性部材20よりも上方の第1空間16aと、透水性部材20よりも下方の第2空間16bと、に区画される。なお「袋10の内部」とは、表面フィルム14と裏面フィルム15との間の空間を意味する。図1及び図2に示すように、透水性部材20は、上方に折り返し部20cが位置するように折り返された状態で、表面フィルム14と裏面フィルム15との間に挿入されている。
The water
図3は、図1に示す袋10をIII−III線に沿って見た場合を示す断面図である。袋10に内容物18が収容された状態で袋10が販売される場合、内容物18は、第1空間16aに位置する。
FIG. 3 is a cross-sectional view showing the case where the
本実施の形態において、透水性部材20は、図3に示すように下部12寄りに位置する。なお「下部12寄り」とは、下部12から第1接合部21及び第2接合部22までの距離がそれぞれ、上部11から第1接合部21及び第2接合部22までの距離よりも小さいことを意味する。また、後述する「上部11寄り」とは、上部11から第1接合部21及び第2接合部22までの距離がそれぞれ、下部12から第1接合部21及び第2接合部22までの距離よりも小さいことを意味する。
In the present embodiment, the water
折り返された状態の透水性部材20のうち表面フィルム14に対向する面の一部は、第1接合部21によって表面フィルム14の内面14xに固定されている。第1接合部21は、表面フィルム14と透水性部材20とを溶着させることによって形成された部分であってもよく、接着剤であってもよい。また、折り返された状態の透水性部材20のうち裏面フィルム15に対向する面の一部は、第2接合部22によって裏面フィルム15の内面15xに固定されている。第2接合部22は、裏面フィルム15と透水性部材20とを溶着させることによって形成された部分であってもよく、接着剤であってもよい。第1接合部21及び第2接合部22はそれぞれ、一対の側部シール部13aのうちの一方から他方に跨るように延びている。
A part of the surface of the folded water-
第1接合部21は、折り返された状態の透水性部材20の、表面フィルム14側の端部(第1端部20a)を含むように形成されていてもよく、第1端部20aを含まないように形成されていてもよい。同様に、第2接合部22は、折り返された状態の透水性部材20の、裏面フィルム15側の端部(第2端部20b)を含むように形成されていてもよく、第2端部20bを含まないように形成されていてもよい。例えば、第1接合部21は、第1端部20aを含み且つ折返し部20cを含まないように形成され、第2接合部22は、第2端部20bを含み且つ折返し部20cを含まないように形成される。
The first
(フィルムの層構成)
次に、表面フィルム14及び裏面フィルム15の層構成について説明する。図4は、表面フィルム14及び裏面フィルム15の層構成の一例を示す断面図である。
(Film layer structure)
Next, the layer structure of the
図4に示すように、表面フィルム14及び裏面フィルム15は、少なくともシーラント層36及び基材層37を含む。図7に示す例においては、シーラント層36が、表面フィルム14の内面14x及び裏面フィルム15の内面15xを構成している。また、基材層37が、表面フィルム14の外面14y及び裏面フィルム15の外面15yを構成している。
As shown in FIG. 4, the
シーラント層36を構成する材料としては、例えば、ポリエチレンやポリプロピレンを用いることができる。シーラント層36の厚みは、例えば40μm以上且つ160μm以下である。
As the material constituting the
基材層37を構成する材料としては、例えばポリエチレンテレフタレートやポリプロピレンやナイロンなどのプラスチックや紙などを用いることができる。基材層37は、熱溶着によってシール部を形成する際に求められる高い耐熱性を有している。基材層37がプラスチックの場合、一軸または二軸に延伸されていてもよい。また、基材層37には、製品情報を示したり美感を付与したりするための印刷表示が施されていてもよい。印刷表示としては、文字、数字、記号、図形、絵柄などを挙げることができる。基材層37がプラスチックの場合、基材層37の厚みは、例えば4μm以上且つ30μm以下である。基材層37が紙の場合、基材層37の厚み(坪量)は、例えば20g/m2以上且つ100g/m2以下である。
As the material constituting the
基材層37にシーラント層36を積層する方法としては、溶融押出法、ドライラミネート法などを挙げることができる。溶融押出法においては、基材層37の上にシーラント層36を構成する材料を押し出す。ドライラミネート法においては、フィルム状のシーラント層36とフィルム状の基材層37とを、接着剤を用いて貼り合わせる。
Examples of the method of laminating the
表面フィルム14及び裏面フィルム15の厚みは、例えば40μm以上且つ220μm以下である。
The thickness of the
表面フィルム14及び裏面フィルム15は、シーラント層36及び基材層37以外の層を含んでいてもよい。例えば、表面フィルム14及び裏面フィルム15は、シーラント層36と基材層37との間に位置する機能層を更に含んでいてもよい。
The
機能層としては、水蒸気その他のガスバリア性、遮光性、各種の機械的強度など、必要とされる性能に応じて、適切なものが選択され得る。例えば、機能層がガスバリア層の場合、アルミニウムなどの無機物や酸化アルミニウムや酸化珪素などの無機酸化物の蒸着層などが設けられ得る。その他にも、ガスバリア層として、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)、ポリ塩化ビニリデン樹脂(PVDC)や、ナイロンMXD6などの芳香族ポリアミドなどの、ガスバリア性を有する樹脂層を設けてもよい。このようなガスバリア層を設けることにより、酸素や水蒸気が袋10の内部に浸入することを抑制することができる。また、機械的強度を付与するために、機能層として、支持体を設けてもよい。支持体としては、基材層と同じものを用いることができる。例えば、支持体として、延伸ナイロンフィルムを設けてもよい。この場合、袋10の耐突き刺し性を高めることができる。
As the functional layer, an appropriate one can be selected according to the required performance such as water vapor and other gas barrier properties, light shielding properties, and various mechanical strengths. For example, when the functional layer is a gas barrier layer, a vapor-deposited layer of an inorganic substance such as aluminum or an inorganic oxide such as aluminum oxide or silicon oxide may be provided. In addition, as the gas barrier layer, a resin layer having a gas barrier property such as an ethylene-vinyl alcohol copolymer (EVOH), a polyvinylidene chloride resin (PVDC), or an aromatic polyamide such as nylon MXD6 may be provided. By providing such a gas barrier layer, it is possible to prevent oxygen and water vapor from entering the inside of the
機能層は、シーラント層36と基材層37との間ではなく、基材層37のシーラント層36とは反対側の面に設けられていてもよい。
The functional layer may be provided on the surface of the
なお、表面フィルム14及び裏面フィルム15の層構成は、上述したものに限定されないことは言うまでもない。また、表面フィルム14の層構成及び裏面フィルム15の層構成は、同一であってもよく、異なっていてもよい。
Needless to say, the layer structure of the
(透水性部材の構成)
次に、透水性部材20の構造について詳細に説明する。図5は、折り返されていない状態の透水性部材20を示す平面図である。
(Structure of water permeable member)
Next, the structure of the water
透水性部材20は、複数の繊維が交差するように積層された不織布であり、例えばワリフ(登録商標)である。透水性部材20は、線状に延びる複数の第1繊維23と、第1繊維23に交差するよう線状に延びる複数の第2繊維24と、を少なくとも有する。このような透水性部材20は、例えば、プラスチック製のフィルムを割繊及び延伸し、積層することによって製造される。透水性部材20のうち第1繊維23や第2繊維24などの繊維が存在しない部分が、水が透過可能な開口部26になる。
The water
透水性部材20は、水が自重によって透水性部材20を透過することができる透水性を有する。具体的には、25℃の水がその自重によって、透水性部材20の2cm2の面積に対して30mlの水を透過させるときの時間が、2秒以内(筒に30mlの水を収容した後、透水性部材を介して水を透過させたときの、水が筒から無くなるのに要する時間)である。
The water
図5において、符号D1は、複数の第1繊維23が延びる第1方向を表し、符号D2は、複数の第2繊維24が延びる第2方向を表す。第1方向D1と第2方向D2とは交差しており、例えば直交している。第1方向D1と第2方向D2とが成す角度は、好ましくは80°以上且つ100°以下である。
In FIG. 5, reference numeral D1 represents a first direction in which the plurality of
図5において、符号P1は、隣り合う2本の第1繊維23の間の間隔(第1間隔)を表し、符号P2は、隣り合う2本の第2繊維24の間の間隔(第2間隔)を表す。第1繊維23の第1間隔P1及び第2繊維24の第2間隔P2、並びに、第1繊維23の幅W1及び第2繊維24の幅W2は、透水性部材20に求められる開口率及び強度に基づいて設定されている。なお本願において、第1間隔P1は、第1方向D1に直交する方向において隣接する2本の第1繊維23のそれぞれの中心間の距離である。同様に、第2間隔P2は、第2方向D2に直交する方向において隣接する2本の第2繊維24のそれぞれの中心間の距離である。また本願において、透水性部材20の開口率とは、透水性部材20全体の面積のうち開口部26によって占められている面積の比率である。
In FIG. 5, reference numeral P1 represents an interval (first interval) between two adjacent
第1間隔P1及び第2間隔P2は、好ましくは0.5mm以上であり、より好ましくは1.0mm以上である。また、第1間隔P1及び第2間隔P2は、好ましくは5.0mm以下であり、より好ましくは2.0mm以下である。また、第1繊維23の幅W1及び第2繊維24の幅W2は、好ましくは0.25mm以上であり、より好ましくは0.6mm以上である。また、第1繊維23の幅W1及び第2繊維24の幅W2は、好ましくは1.0mm以下であり、より好ましくは0.8mm以下である。また、透水性部材20の開口率は、好ましくは30%以上であり、より好ましくは50%以上である。また、透水性部材20の開口率は、好ましくは70%以下であり、より好ましくは60%以下である。このように設定することにより、透水性部材20に所定の透水性及び強度を持たせることができる。
The first interval P1 and the second interval P2 are preferably 0.5 mm or more, and more preferably 1.0 mm or more. The first interval P1 and the second interval P2 are preferably 5.0 mm or less, and more preferably 2.0 mm or less. The width W1 of the
以下、上述の透水性部材20を備えた袋10の利点について、比較の形態による袋と比較することにより説明する。図14は、比較の形態による袋が備える透水性部材120を示す平面図である。透水性部材120は、水を透過させるための開口部として、複数の孔126を有する。この場合、透水性部材120の開口率を高くしようとすると、孔の寸法を大きくしたり、孔の密度を高くしたりすることになる。しかしながら、フィルム状の透水性部材120が多数の孔126を有する場合、透水性部材120を引っ張ったり曲げたりするときに透水性部材120に生じる応力は、透水性部材120の面内において均一には生じず、孔126の周囲において集中的に生じる。このため、孔の寸法を大きくしたり、孔の密度を高くしたりすると、透水性部材120に生じる応力の分布の不均一さが更に高くなり、透水性部材120のコシが低下してしまう。
Hereinafter, the advantages of the
また、孔126は、透水性部材120を構成する平坦なフィルムに孔あけ処理を行うことによって形成される。孔あけ処理は、多数の針が設けられた型をフィルムに押し付ける工程を含む。この工程は、針を加熱した状態で実施される。このため、孔126の周囲にバリが発生し、この結果、水が透水性部材120を透過しづらくなってしまう。また、針を用いる場合、フィルムのうち孔が形成される部分の周辺の温度が、その他の部分に比べて局所的に高くなる。この場合、透水性部材120を用いて袋を製造する工程において、透水性部材120を再び加熱すると、透水性部材120に局所的に収縮などの変形が生じてしまうことが考えられる。
Further, the
これに対して、本実施の形態において、透水性部材20は、第1繊維23及び第2繊維24を交差させるように積層することによって構成されている。このため、透水性部材20を引っ張ったり曲げたりするときに透水性部材20に生じる応力の分布の均一性を高めることができ、透水性部材20のコシを高めることができる。
On the other hand, in the present embodiment, the water
第1繊維23及び第2繊維24は、好ましくは、延伸させた後、積層される前にアニール処理される。これによって、第1繊維23及び第2繊維24を熱固定することができる。このことにより、その後の袋10の製造工程において透水性部材20が加熱された場合に、透水性部材20に収縮などの変形が生じてしまうことを抑制することができる。
The
また、好ましくは、複数の第1繊維23の幅W1及び第1間隔P1は均一であり、同様に、複数の第2繊維24の幅W2及び第2間隔P2も均一である。これにより、透水性部材20に生じる応力の分布を均一にすることができる。言い換えると、透水性部材20の一部に応力が集中することを抑制することができる。このため、透水性部材20に変形が生じてしまうことを抑制することができる。なお、「均一」とは、複数の対象物の寸法を測定して算出した標準偏差が所定値以下であることを意味する。例えば、第1繊維23の幅W1について、「均一」とは、第1繊維23の幅W1を10箇所で測定して算出した標準偏差が0.2mm以下であることを意味する。第1繊維23の第1間隔P1、第2繊維24の幅W2及び第2間隔P2についても同様に、「均一」とは、10箇所で寸法を測定して算出した標準偏差が0.2mm以下であることを意味する。
Further, preferably, the width W1 and the first interval P1 of the plurality of
参考までに、透水性部材20を準備して第2繊維24の第2間隔P2を10箇所で測定した結果、測定値は、1.645mm、1.645mm、1.548mm、1.527mm、1.591mm、1.355mm、1.602mm、1.323mm、1.430mm、及び1.161mmであった。平均値は1.48mmであり、標準偏差は0.16mmである。
For reference, as a result of preparing the water
図5に示すように、透水性部材20は、第3方向に沿って延びる複数の第3繊維25を更に含んでいてもよい。第3繊維25が延びる第3方向D3は、第1方向D1及び第2方向D2のいずれに対しても交差している。第3繊維25が第1繊維23に対して成す角度は、例えば5°以上且つ10°以下である。なお、後述するように、第1繊維23が延びる第1方向D1は、袋10を製造する際に透水性部材20を搬送する搬送方向Tに一致していてもよい。このような第3繊維25を設けることにより、透水性部材20の強度をより高くすることができる。
As shown in FIG. 5, the water
隣り合う2本の第3繊維25の間の第3間隔P3は、好ましくは0.5mm以上であり、より好ましくは1.0mm以上である。また、第3間隔P3は、好ましくは5.0mm以下であり、より好ましくは2.0mm以下である。また、第3繊維25の幅W3は、好ましくは0.25mm以上であり、より好ましくは0.6mm以上である。また、第3繊維25の幅W3は、好ましくは1.0mm以下であり、より好ましくは0.8mm以下である。また、好ましくは、第3繊維25の幅W3及び第3間隔P3も、上述の第1繊維23の幅W1などと同様に、「均一」とは、10箇所で寸法を測定して算出した標準偏差が0.2mm以下であることを意味する。
The third spacing P3 between the two adjacent
第1繊維23、第2繊維24、第3繊維25を構成する材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィンなどを用いることができる。なお、第1繊維23、第2繊維24、第3繊維25を構成する材料は、同一であってもよく、異なっていてもよい。
As the material constituting the
透水性部材20が、複数の繊維が交差するように積層された不織布である場合、ASTM D882に準拠して測定したときの50mm幅における引張強度を100N以上300N以下とすることができる。
When the water-
(その他の構成要素)
袋10には、袋10を破断して袋10を開封することを容易にするための易開封手段17が設けられていてもよい。易開封手段17は、袋10の上部に形成されていてもよく、袋10の下部12に形成されていてもよい。図1に示す例においては、易開封手段17が上部11及び下部12の両方に設けられている。易開封手段17は、例えば、側部シール部13aに形成されたノッチである。
(Other components)
The
図1に示すように、袋10は、袋10の第1空間16aを横断するチャックテープ30を備えていてもよい。図3に示すように、チャックテープ30は、互いに嵌合し合う第1嵌合部31及び第2嵌合部32を含む。チャックテープ30を設けることにより、易開封手段17に沿って袋10を上部11側で開封し、袋10の内部に水を注入した後、袋10を上部11で再び封止することができる。
As shown in FIG. 1, the
袋の製造方法
次に、上述の袋10を製造する方法の一例について説明する。
Bag Manufacturing Method Next, an example of the method for manufacturing the
まず、長尺状の表面フィルム14、裏面フィルム15及び透水性部材20を準備する。続いて、図6に示すように、折り返し部20cで折り返された状態の透水性部材20を、表面フィルム14の内面14xと裏面フィルム15の内面15xとの間に配置する。また、長尺状の表面フィルム14、裏面フィルム15及び透水性部材20をそれぞれ、搬送方向Tに沿って搬送する。搬送方向Tは、例えば、透水性部材20の第1繊維23が延びる第1方向D1に一致している。例えば、第1方向D1と搬送方向Tとが成す角度は、0°以上且つ10°以下である。
First, a long
続いて、表面フィルム14の内面14xと裏面フィルム15の内面15xとを部分的に加熱し、上述の下部シール部12a及び側部シール部13aを形成して、表面フィルム14と裏面フィルム15とを連結する。このとき、透水性部材20のうち側部シール部13aに対応する部分は、表面フィルム14および裏面フィルム15に固定される。また、表面フィルム14および裏面フィルム15を介して透水性部材20を部分的に加熱し、上述の第1接合部21及び第2接合部22を形成して、透水性部材20を表面フィルム14及び裏面フィルム15に固定する。その後、長尺状の表面フィルム14、裏面フィルム15及び透水性部材20を、側部シール部13aに沿って切断する。このようにして、表面フィルム14、裏面フィルム15及び透水性部材20を備え、上部11が開口した状態の袋10を得ることができる。
Subsequently, the
その後、上部11の開口を介して袋10に内容物を充填する。続いて、袋10を上部11に沿って加熱し、上述の上部シール部11aを形成して、袋10を封止する。このようにして、内容物が収容された袋10を得ることができる。
Then, the
ここで本実施の形態においては、透水性部材20が、第1繊維23、第2繊維24などの複数の繊維を積層することによって構成されているので、透水性部材20が高いコシを有している。このため、袋10の製造工程において透水性部材20を搬送方向Tに引っ張る際、透水性部材20によれやしわなどの変形が生じにくい。このことにより、透水性部材20に加える張力を高くすることができ、従って、透水性部材20の搬送速度を大きくすることができる。この結果、単位時間あたりに製造する袋10の個数を増加させることができる。すなわち、第1繊維23、第2繊維24などの複数の繊維が積層された透水性部材20を用いることにより、袋10の製袋適性を高めることができる。
Here, in the present embodiment, since the water
好ましくは、上述のように、透水性部材20には熱固定の処理が施されている。これにより、袋10の製造工程において透水性部材20を加熱する際に、透水性部材20に収縮などの変形が生じてしまうことを抑制することができる。
Preferably, as described above, the water
袋の使用方法
次に、上述の袋10を使用する方法の一例について説明する。
Method of using the bag Next, an example of the method of using the
まず、易開封手段17に沿って袋10の上部11を開封する。続いて、図7に示すように、上部11から袋10の内部に水27を注入して、第1空間16a内の内容物18を水に浸す。このとき、水27が透水性部材20を透過して第2空間16bに到達してもよい。
First, the
水27によって内容物18を復元させた後、易開封手段17に沿って袋10の下部12を開封する。また、図8に示すように、下部12が下方に位置する状態で、袋10の姿勢を維持する。これにより、水27が透水性部材20を透過して下部12から排出される。図9は、水27が排出された後の袋10を示す図である。
After the
ここで本実施の形態においては、透水性部材20が、第1繊維23、第2繊維24などの複数の繊維を積層することによって構成されているので、透水性部材20の開口率が高くなっている。このため、水27がその自重によって迅速に透水性部材20を透過することができる。
Here, in the present embodiment, since the water
なお、上述した実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、図面を参照しながら、変形例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した実施の形態と同様に構成され得る部分について、上述の実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いることとし、重複する説明を省略する。また、上述した実施の形態において得られる作用効果が変形例においても得られることが明らかである場合、その説明を省略することもある。 It is possible to make various changes to the above-described embodiment. Hereinafter, a modified example will be described with reference to the drawings. In the following description and the drawings used in the following description, the same codes as those used for the corresponding parts in the above-described embodiment will be used for the parts that can be configured in the same manner as in the above-described embodiment. Duplicate explanations will be omitted. Further, when it is clear that the action and effect obtained in the above-described embodiment can be obtained in the modified example, the description thereof may be omitted.
(第1変形例)
上述の実施の形態においては、透水性部材20が、折り返し部20cが上方に位置するように折り返された状態で、表面フィルム14と裏面フィルム15との間に挿入されている例を示した。しかしながら、図10に示すように、透水性部材20は、折り返し部20cが下方に位置するように折り返された状態で、表面フィルム14と裏面フィルム15との間に挿入されていてもよい。
(First modification)
In the above-described embodiment, an example is shown in which the water-
(第2変形例)
上述の実施の形態においては、透水性部材20が下部12寄りに位置する例を示した。本変形例においては、透水性部材20が上部11寄りに位置する例について説明する。図11は、本変形例における袋10を示す正面図である。また、図12は、図11に示す袋をXII−XII線に沿って見た場合を示す断面図である。
(Second modification)
In the above-described embodiment, an example is shown in which the water
図11及び図12に示すように、本変形例による袋10は、上述の表面フィルム14、裏面フィルム15、透水性部材20に加えて、上方に折り返し部28cが位置するように折り返された状態で表面フィルム14と裏面フィルム15との間に挿入された下部フィルム28を更に備える。下部フィルム28は、透水性部材20よりも下方に位置しており、下部フィルム28によって袋10の下部12が封止されている。例えば、図13に示すように、下部フィルム28は、下部シール部28aによって表面フィルム14の内面14x及び裏面フィルム15の内面15xに接合されている。下部シール部28aは、下部フィルム28と表面フィルム14の内面14x及び裏面フィルム15の内面15xとを溶着させることによって形成されていてもよく、若しくは、接着剤などによって形成されていてもよい。
As shown in FIGS. 11 and 12, the
図13は、本変形例による袋10の使用方法の一例を示す図である。ここでは、内容物18を水27に浸すのではなく、水27から発生する水蒸気を内容物18に接触させることにより、内容物18を復元する例について説明する。すなわち、本変形例において、袋10は、内容物18に水蒸気を接触させて内容物18の表面部分の水分含有量を高める蒸し器として機能する。この場合、内容物18の例としては、焼売、肉まんなどを挙げることができる。内容物18は、予め袋10に収容されていてもよく、若しくは、消費者が袋10を上部11で開封した後、消費者によって袋10の内部に入れられてもよい。
FIG. 13 is a diagram showing an example of how to use the
本変形例において、水27は、開封された上部11から袋10の第1空間16aに注入され、透水性部材20を透過して第2空間16bに至る。第2空間16bに存在する水27により、袋10の内部における水蒸気圧を高めることができ、内容物18を復元させることができる。また、透水性部材20の開口率が高いので、水27が迅速に透水性部材20を透過して第2空間16bに至ることができる。
In this modification, the
なお、図示はしないが、下部フィルム28を備える袋10において、透水性部材20が上部11寄りではなく下部12寄りに位置していてもよい。
Although not shown, in the
なお、上述した実施の形態に対するいくつかの変形例を説明してきたが、当然に、複数の変形例を適宜組み合わせて適用することも可能である。 Although some modifications to the above-described embodiments have been described, it is naturally possible to apply a plurality of modifications in combination as appropriate.
次に、本発明を実施例により更に具体的に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例の記載に限定されるものではない。 Next, the present invention will be described in more detail with reference to Examples, but the present invention is not limited to the description of the following Examples as long as the gist of the present invention is not exceeded.
(実施例1)
開口率が70%になるよう第1繊維23、第2繊維24及び第3繊維25が交差するように積層された、図5に示す透水性部材20を準備した。各繊維の幅及び間隔は下記のとおりである。
・第1繊維23の幅W1 0.5mm
・第2繊維24の幅W2 0.5mm
・第3繊維25の幅W3 0.25mm
・第1間隔P1 5mm
・第2間隔P2 5mm
・第3間隔P3 5mm
(Example 1)
The water-
・ Width W1 0.5 mm of the
-Width of the
-Width of the
・ First interval P15 mm
・ Second interval P25 mm
・ Third interval P35 5mm
次に、透水性部材20の50mm幅における引張強度を測定した。結果、引張強度は109Nであった。
Next, the tensile strength of the water
また、次に、透水性部材20を用いて、図1に示す袋10を製造した。この際、透水性部材20が高いコシを有しているので、透水性部材20の搬送速度を高くすることができ、袋10の製袋適性を高めることがでた。また、透水性部材20を加熱したときに、透水性部材20によれやしわなどの変形は生じなかった。
Next, the
また、透水性部材20を備える袋10の上部11を開封し、袋10の内部に水のみを注入した。その後、袋10の下部12を開封して水を排出させた。水を排出することに要した時間は3秒であった。なお、袋10の透水性部材20のうち水が透過可能な部分の面積(シールされている部分以外の面積)は、24cm2であった。また、袋10に注入した水の体積は500mLであった。
Further, the
(比較例1)
開口率が3%になるよう孔126が形成された、図14に示す透水性部材120を用いたこと以外は、実施例1の場合と同様にして、透水性部材120の引張強度の測定、袋の製造、水の排出時間の測定を行った。結果、透水性部材120の50mm幅における引張強度は、24Nであった。このため、透水性部材120の搬送速度を高くすることができず、製袋適性が不十分であった。また、水を排出することに要した時間は45秒であった。
(Comparative Example 1)
Measurement of the tensile strength of the water
10 袋
11 上部
11a 上部シール部
12 下部
12a 下部シール部
13 側部
13a 側部シール部
14 表面フィルム
14x 内面
14y 外面
15 裏面フィルム
15x 内面
15y 外面
16a 第1空間
16b 第2空間
17 易開封手段
18 内容物
20 透水性部材
20a 第1端部
20b 第2端部
20c 折り返し部
21 第1接合部
22 第2接合部
23 第1繊維
24 第2繊維
25 第3繊維
26 開口部
27 水
28 下部フィルム
30 チャックテープ
31 第1嵌合部
32 第2嵌合部
36 シーラント層
37 基材層
P1 第1間隔
P2 第2間隔
10
Claims (4)
前記袋の表面を構成する表面フィルムと、
前記表面に対向する裏面を構成する裏面フィルムと、
透水性を有し、前記袋の内部の空間を上下に区画するように前記表面フィルムの内面及び前記裏面フィルムの内面に固定された透水性部材と、を備え、
前記透水性部材は、線状に延びる複数の第1繊維と、前記第1繊維に交差するよう線状に延びる複数の第2繊維と、を少なくとも有し、且つ、水が自重によって前記透水性部材を透過することができる透水性を有し、
前記透水性部材は、前記第1繊維及び前記第2繊維に交差するよう線状に延びる第3繊維をさらに有し、
前記第3繊維が前記第1繊維に対して成す角度が、5°以上且つ10°以下である、袋。 It ’s a bag,
The surface film constituting the surface of the bag and
The back film forming the back surface facing the front surface and the back surface film
A water-permeable member having water permeability and fixed to the inner surface of the front surface film and the inner surface of the back surface film so as to vertically partition the space inside the bag.
The water-permeable member has at least a plurality of first fibers extending linearly and a plurality of second fibers extending linearly so as to intersect the first fibers, and the water is permeable by its own weight. It has water permeability that allows the members to pass through,
The permeable member may further have a third fiber extending linearly so as to intersect the first fiber and said second fiber,
A bag in which the angle formed by the third fiber with respect to the first fiber is 5 ° or more and 10 ° or less.
第2繊維間の第2間隔が、0.5mm以上且つ5.0mm以下である、請求項1に記載の袋。 The first spacing between the first fibers is 0.5 mm or more and 5.0 mm or less.
The bag according to claim 1, wherein the second spacing between the second fibers is 0.5 mm or more and 5.0 mm or less.
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