JP6924096B2 - 牽引車両の操舵支援装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被牽引車両のふらつきを防止し、安定した自動操舵制御性を得ることのできる牽引車両の操舵支援装置に関する。
従来、自車両が走行する目標進行路を車線中央に設定し、この目標進行路に沿って自車両を走行させる自動操舵制御機能を備えた操舵支援装置が知られている。ところで、車両にキャンピングトレーラやボートトレーラ等の被牽引車両を連結して走行する場合、被牽引車両を含めた車両全体の重量及び車長増加の影響で車両バランスが変化するため、非連結時に比し操舵特性が大きく変化する。
一般的な操舵支援装置は、被牽引車両が非連結状態にある車両単体での特性に合わせた設定となっているため、被牽引車両を連結した状態では操舵時における車両挙動が不安定になり易く、従って、自動操舵制御は解除することが好ましい。しかし、運転者は自車両単体の運転に比し、被牽引車両を連結した状態での運転頻度は少なく、従って、被牽引車両を牽引した走行は不慣れであり、安定した走行性を得るには自動操舵制御がより必要となる。
そのため、例えば、特許文献1(特開2016−215921号公報)には、自車両が被牽引車両を牽引して自動運転を行うに際しては、横加速度(或いは横力)が小さくなるような目標進行路を設定する技術が開示されている。この文献に開示されている技術によれば、旋回走行時の走行半径が非牽引時に比し大きくなるため、自車両(牽引車両)に作用する横加速度(横力)が小さくなり、安定した旋回性能を得ることができる。
特開2016−215921号公報
上述した文献に開示されている技術では、被牽引車両を牽引走行するに際し、単に横加速度(或いは横力)が小さくなるように設定するのみであるが、例えば高速道路での走行では、直線路の走行であっても、被牽引車両が横揺れし易く、走行が不安定になり易い。又、カーブ路は曲率半径が走行路によって相違し、従って、一定車速で走行している場合であっても、自車両(牽引車両)に作用する横加速度は相違する。
従って、上述した文献に開示されている技術では、高速道路等の直進路とカーブ路、更には、追越車線からの車線戻りが連続的に変化する全ての走行条件において、自動操舵制御を利用することができず、良好な走行支援を得ることができない不都合があり、運転者の負担を軽減するには限界がある。
本発明は、上記事情に鑑み、牽引車両が被牽引車両を牽引走行する場合であっても、自動操舵制御を解除することなく、被牽引車両が連結されていない車両とほぼ同じ自動操舵制御を行うことが可能で、安定した自動操舵制御性を得ることができ、牽引走行に不慣れな運転者の負担をより軽減させることのできる牽引車両の操舵支援装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、牽引車両の実操舵角を検出する操舵角検出手段と、牽引車両前方に該牽引車両を進行させる目標進行路を設定する目標進行路設定手段と、前記目標進行路設定手段で設定した前記目標進行路に沿って前記牽引車両を走行させる目標操舵角を設定する目標操舵角設定手段と、前記目標操舵角設定手段で設定した前記目標操舵角と前記操舵角検出手段検出した前記実操舵角との差分から操舵角偏差を算出する操舵角偏差算出手段と、前記操舵角偏差算出手段で算出した前記操舵角偏差に基づき前記牽引車両を前記目標進行路設定手段で設定した前記目標進行路に沿って走行させる目標操舵量を算出する目標操舵量設定手段と、前記牽引車両に被牽引車両が連結されたことを検出する連結検出手段とを備える牽引車両の操舵支援装置において、前記目標進行路の進行路情報を取得する進行路情報取得手段と、前記連結検出手段で前記被牽引車両の連結が検出された場合、前記進行路情報取得手段で取得した前記進行路情報が直線路であれば、前記被牽引車両が前記目標進行路に沿って走行させる操舵ゲインを、前記連結検出手段で前記被牽引車両の連結が検出されていない場合に比し、操舵制御量の立ち上がりが早くなる値に設定する操舵ゲイン設定手段とを更に有し、前記目標操舵量設定手段は、前記操舵角偏差算出手段で算出た前記操舵角偏差を前記操舵ゲイン設定手段で設定した前記操舵ゲインで補正して前記目標操舵量を算出する。
本発明の第2の態様は、牽引車両の実操舵角を検出する操舵角検出手段と、牽引車両前方に該牽引車両を進行させる目標進行路を設定する目標進行路設定手段と、前記目標進行路設定手段で設定した前記目標進行路に沿って前記牽引車両を走行させる目標操舵角を設定する目標操舵角設定手段と、前記目標操舵角設定手段で設定した前記目標操舵角と前記操舵角検出手段で検出した前記実操舵角との差分から操舵角偏差を算出する操舵角偏差算出手段と、前記操舵角偏差算出手段で算出した前記操舵角偏差に基づき前記牽引車両を前記目標進行路設定手段で設定した前記目標進行路に沿って走行させる目標操舵量を算出する目標操舵量設定手段と、前記牽引車両に被牽引車両が連結されたことを検出する連結検出手段とを備える牽引車両の操舵支援装置において、前記目標進行路の進行路情報を取得する進行路情報取得手段と、前記連結検出手段で前記被牽引車両の連結が検出された場合、前記進行路情報取得手段で取得した前記進行路情報がカーブ路であれば、前記被牽引車両が前記目標進行路に沿って走行させる操舵ゲインを、前記連結検出手段で前記被牽引車両の連結が検出されていない場合に比し、操舵制御量の立ち上がりが緩やかとなる値に設定する操舵ゲイン設定手段とを更に有し、前記目標操舵量設定手段は、前記操舵角偏差算出手段で算出した前記操舵角偏差を前記操舵ゲイン設定手段で設定した前記操舵ゲインで補正して前記目標操舵量を算出する。
本発明の第3の態様は、牽引車両の実操舵角を検出する操舵角検出手段と、牽引車両前方に該牽引車両を進行させる目標進行路を設定する目標進行路設定手段と、前記目標進行路設定手段で設定した前記目標進行路に沿って前記牽引車両を走行させる目標操舵角を設定する目標操舵角設定手段と、前記目標操舵角設定手段で設定した前記目標操舵角と前記操舵角検出手段で検出した前記実操舵角との差分から操舵角偏差を算出する操舵角偏差算出手段と、前記操舵角偏差算出手段で算出した前記操舵角偏差に基づき前記牽引車両を前記目標進行路設定手段で設定した前記目標進行路に沿って走行させる目標操舵量を算出する目標操舵量設定手段と、前記牽引車両に被牽引車両が連結されたことを検出する連結検出手段とを備える牽引車両の操舵支援装置において、前記目標進行路の進行路情報を取得する進行路情報取得手段と、前記連結検出手段で前記被牽引車両の連結が検出された場合、前記進行路情報取得手段で取得した前記進行路情報が車線変更であれば、前記被牽引車両が前記目標進行路に沿って走行させる操舵ゲインを、前記連結検出手段で前記被牽引車両の連結が検出されていない場合に比し、操舵制御量の立ち上がりが早くなる値に設定して前記牽引車両を前記目標進行路を横切らせた後、該目標進行路に対する舵角の戻し始めの操舵制御量の立ち上がりが早くなる値に設定する操舵ゲイン設定手段とを更に有し、前記目標操舵量設定手段は、前記操舵角偏差算出手段で算出した前記操舵角偏差を前記操舵ゲイン設定手段で設定した前記操舵ゲインで補正して前記目標操舵量を算出する。
本発明によれば、牽引車両に被牽引車両が連結された場合、被牽引車両が目標進行路に沿って走行する操舵ゲインを設定し、この操舵ゲインで目標操舵角と実操舵角との差分から求めた操舵角偏差を補正して、目標操舵量を算出するようにしたので、牽引車両が被牽引車両を牽引走行する場合であっても、自動操舵制御を解除することなく、被牽引車両が連結されていない車両とほぼ同じ自動操舵制御を行うことが可能となる。その結果、安定した自動操舵制御性を得ることができ、牽引走行に不慣れな運転者の負担をより軽減させることができる。
自車両がトレーラを牽引走行している状態の平面図 操舵支援装置の概略構成図 目標操舵トルク設定ルーチンを示すフローチャート(その1) 目標操舵トルク設定ルーチンを示すフローチャート(その2) (a)は直進路用微分ゲインマップの概念図、(b)はカーブ路用微分ゲインマップの概念図、(c)は車線変更用微分ゲインマップの概念図 トレーラ牽引時と非牽引時における自車両の操舵特性を示し、(a)は直進路走行時の操舵角の変化を示す説明図、(b)はカーブ路走行時の操舵角の変化を示すタイムチャート、(c)車線変更時の操舵角の変化を示すタイムチャート、 トレーラ牽引時と被牽引時における自車両の挙動を示し、(a)は直進路走行時の挙動を示す説明図、(b)はカーブ路走行時の挙動を示す説明図、(c)は車線戻り時の挙動を示す説明図
以下、図面に基づいて本発明の一実施形態を説明する。尚、後述する図5(a)〜(c)に示す各微分ゲインマップの特性は例示であり、一点鎖線で示す領域は特性線が設定されている領域を示し、実線で示す特性線はその代表例を示したに過ぎず、これらに限定されるものではない。
図1に示すように、牽引車両である自車両1の後部車幅方向ほぼ中央にリヤビューカメラ16に配設されている。このリヤビューカメラ16は、主に自車両1を後進駐車する際にリヤバンパ1aの後端部とその後方を撮像し、図示しないインストルメントパネルに配設されているモニタに映し出すことで、運転者の駐車を支援するものである。
又、リヤバンパ1aを支持するリヤフレーム(図示せず)にヒッチメンバ3が固設されている。このヒッチメンバ3はヒッチ支持部3aを有し、このヒッチ支持部3aが車幅方向中央から後方へ延在され、その後端部にヒッチボールが固設されている。上述したリヤビューカメラ16は、ヒッチ支持部3aの後端付近、及びヒッチポールが視野角に収まるように位置調整されている。
一方、この自車両1によって牽引される被牽引車両の代表であるキャンピングトレーラやボートトレーラ(以下、「トレーラ」と総称)5の前部車幅方向中央から前方へヒッチ連結バー6が延出されており、このヒッチ連結バー6の先端に、ヒッチボールに連結されるヒッチカプラが固設されている。トレーラ5は、ヒッチカプラをヒッチボールに連結させることで、ヒッチ連結バー6とヒッチメンバ3とを介して自車両1に連結され、自車両1により牽引走行される。尚、以下においては、便宜的にヒッチボールとヒッチカプラとが連結された部位を連結部4と総称して説明する。
又、図2に示すように、自車両1には走行支援を実行する機能の1つである操舵支援制御部21が設けられている。この操舵支援制御部21はマイクロコンピュータを主体に構成され、周知のCPU、ROM、RAM、及び不揮発性メモリ等を有しており、ROMにはCPUが実行する各種プログラム、マップを代表とする固定データ等が記憶されている。
この操舵支援制御部21の入力側に、車載カメラユニット11、自車両1の車速(自車速)S[Km/h]を検出する車速センサ12,ステアリングの操舵角を検出する操舵角検出手段としての操舵角センサ13、自車両1に作用するヨーレート(dθ/dt)を検出するヨーレートセンサ14、自車両1に作用する横加速度(横G)を検出する横Gセンサ15、及び上述したリヤビューカメラ16が接続されていると共に、ナビゲーションシステム22が接続されている。
又、この操舵支援制御部21の出力側に、図示しない電動パワーステアリング(EPS)装置に設けられているEPSモータを駆動させるEPSモータ駆動部23が接続されている。
車載カメラユニット11は、例えばメインカメラとサブカメラとからなるステレオカメラ、これらのカメラで撮像した画像を処理する画像処理部、及び、画像認識部で構成されている。画像認識部は、画像処理部で処理した画像に基づきメインカメラで撮像した画像に基づいて基準画像を生成し、サブカメラで撮像した画像に基づいて比較画像を生成する。そして、この基準画像に基づいて走行車線を区画する左右区画線、及び、前方を走行する先行車等の前方立体物を認識すると共に、比較画像との視差に基づき対応する同一対象物までの距離を周知の三角測量の原理を用いて算出する。
又、ナビゲーションシステム22は、GPS(Global Positioning System)を代表とするGNSS(Global Navigation Satellite System)測位衛星からの位置情報に基づき自車位置(緯度、経度、標高)を取得する。更に、高精度道路地図(ダイナミックマップ)データに格納されている道路地図情報に自車位置をマップマッチングさせて、現在走行している道路の形状情報(直線、カーブの曲率半径、カント角、道路の進行方位角等)を取得するロケータ機能を有している。更に、このナビゲーションシステム22は、運転者等がセットした目的地に従い、ロケータ機能によって取得した道路地図情報に基づき現在地から目的地まで自車両1を誘導する経路を検索し設定する誘導機能を有している。
操舵支援制御部21は、入力される各パラメータに基づきEPSモータを駆動させる目標操舵トルクを算出し、EPSモータ駆動部23へ出力する。EPSモータ駆動部23は対応する駆動トルクでEPSモータを駆動させる。その結果、自車両1は、ACC(Adaptive Cruise Control)走行や自動運転における車線維持制御において、後述する目標進行路(例えば、車線中央)をトレースして走行するように自動操舵制御が行われる。
ところで、図1に示すように、自車両1にトレーラ5を連結した状態での牽引走行では、自車両1単体での走行に比し、トレーラ5を含めた車両全体の重量及び車長が増加するため、車両バランスが悪くなる。その結果、特に、高速道路での走行においては自車両1の操舵によりトレーラ5が左右へ振られ、その影響で自車両1が蛇行し易くなり、操舵性が悪化する。
そのため、操舵支援制御部21は、ACC走行や自動運転における車線維持制御において、トレーラ5の連結が検出された場合、自車両1を目標進行路に沿って走行させるために設定する目標操舵トルクのフィードバック補正係数を、トレーラ5牽引時のフィードバック補正係数に修正して良好な操舵性能を得ることができるようにしている。
操舵支援制御部21は、具体的には、図3、図4に示す目標操舵トルク設定ルーチンに従って目標操舵トルクを算出する。このルーチンは、自車両1の電源がONされると起動される。運転者等がナビゲーションシステム22に目的地をセットすると、ナビゲーションシステム22は、GNSS測位衛星からの位置情報と道路地図情報とに基づき、自車両1の現在地から目的地までの誘導経路を設定する。
そして、ステップS1において、車載カメラユニット11で検出した自車両1前方の走行環境情報に基づき、自車両1が現在走行している車線(走行車線)を区画する左右の区画線(白線)を検出し、この左右区画線間に沿って、例えば、その中央を走行(進行)させるための目標進行路を自車両1前方の誘導経路上に設定する。尚、この目標進行路は道路地図情報と測位衛星からの自車両1の位置情報とに基づいて設定するようにしても良い。又、このステップS1での処理が本発明の目標進行路設定手段に対応している。
次いで、ステップS2へ進み、目標進行路上の道路地図情報から道路の進行方位角を取得し、自車両1の進行方向を道路進行方位角に一致させるための目標操舵角θtを設定する。尚、このステップS2での処理が、本発明の目標操舵角設定手段に対応している。
そして、ステップS3で、操舵角センサ13で検出した自車両1の実操舵角θγを読込み、ステップS4で、目標操舵角θtと実操舵角θγとの差分から操舵角偏差xを算出する(x←θt−θγ)。尚、このステップS4での処理が、本発明の操舵角偏差算出手段に対応している。
その後、ステップS5へ進み、リヤビューカメラ16で撮像した画像を読込み、ステップS6で、トレーラ5が連結されているか否かを調べる。尚、このステップS5,S6での処理が、本発明の連結検出手段に対応している。
リヤビューカメラ16の撮像領域は、自車両1の後端から後方へ突出している、ヒッチメンバ3のヒッチ支持部3aの後端付近、及びヒッチポールが撮像できる範囲に設定されている。トレーラ5が連結されているか否かは、例えば、ヒッチボールが映されているか否かで調べる。すなわち、トレーラ5が被連結状態の場合、ヒッチボールは画像に映し出されるが、トレーラ5が連結されている場合はヒッチボールに、トレーラ5側のヒッチカプラが装着されるため、ヒッチボールは映し出されず、トレーラ5が連結されていると判定する。或いは、リヤビューカメラ16で撮像した画像から後方環境情報を取得し、同じ形状の遮蔽物が一定の距離を隔てて撮像されている場合は、トレーラ5が連結されていると判定する。尚、トレーラ5にブレーキランプが併設されている機種では、トレーラ5を自車両1に連結するに際し、コネクタを介してブレーキ信号ケーブルを接続する必要があるため、このブレーキ信号ケーブルの接続を検出することで、トレーラ5が連結されたと判定するようにしても良い。この場合、ステップS5では、ブレーキ信号ケーブルコネクタの接続状態を読込む。
そして、トレーラ5の連結が検出されない場合は、ステップS7へ進む。又、トレーラ5をの連結が検出された場合はステップS11へ分岐する。
ステップS7へ進むと、微分ゲインkdoを、予め設定されている自車両1単体での通常走行時微分ゲインkdm(図5(a)参照)で設定して(kdo←kdm)、ステップS8へ進む。後述するように、本実施形態では、目標操舵量である目標操舵トルクTMを、基本操舵トルクTbをフィードバック補正係数で補正して設定するようにしており、フィードバック補正係数はPID制御により求められる。上述した微分ゲインkdoは操舵角偏差xを補正してPID制御の微分項Dを求めるものである。
そして、ステップS8へ進むと、次の(1)式から、目標操舵トルクTMを求める。
TM←Tb・(kpo・x+kio・∫x+kdo・dx/dt) …(1)
ここで、基本操舵トルクTbは、図示しない操舵トルクセンサ等で検出した実操舵トルクを車速、カーブ曲率半径、カント角等に基づいて設定したフィードフォワード係数で補正して求めたものである。又、kpo,kioは、比例ゲイン、積分ゲインであり、予め設定された固定値である。従って、フィードバック補正係数は、操舵角偏差xに基づいて算出した比例項P(kpo・x)、積分項I(kio・∫x)、微分項D(kdo・dx/dt)を加算して求める。尚、このステップS9での処理が、本発明の目標操舵量設定手段に対応している。
そして、ステップS9へ進み、目標操舵トルクTMをEPSモータ駆動部23へ出力してルーチンを抜ける。EPSモータ駆動部23では操舵支援制御部21から出力された目標操舵トルクTMに対応する駆動電流をEPSモータ(図示せず)へ出力して自動操舵制御を行い、トレーラ5が非連結状態の自車両1を目標進行路に沿って走行させる。
一方、ステップS6でトレーラ5が連結されていると判定されて、ステップS11へ分岐すると、道路地図情報、及び車載カメラユニット11からの画像情報、及び検出した運転者の進路変更の意思に基づき、自車両1の進行路情報(直進路、カーブ路、車線変更)を取得し、カーブ路の場合はカーブ曲率半径を検出する。更に、この進行路情報には目標操舵角θtも含まれている。尚、車線変更は、例えばターンシグナルスイッチ(ウインカスイッチ)のON動作によって判定する。尚、このステップS11での処理が、本発明の進行路情報取得手段に対応している。
そして、ステップS12〜S14で、上述したステップS11で取得した進行路情報に基づき自車両1の進行路を区別する。すなわち、ステップS12では、進行路の道路形状が直線路か否かを調べ、直線路と判定された場合はステップS15へ進む。又、ステップS13ではカーブ路か否かを調べ、カーブ路と判定された場合はステップS16へ進む。更に、ステップS14では自車両1が車線変更するか否かを調べ、車線変更と判定された場合は、所定時間(例えば、3[sec])経過後、ステップS18へ進む。又、何れにも該当しない場合、進行路情報の取得は失敗したと判定してステップS19へ進む。
車線変更か否かは、例えば、走行中においてターンシグナルスイッチがON動作したか否かで判定する。操舵支援制御部21はターンシグナルスイッチのON動作を検出した場合、ON方向への車線変更と判定する。
上述したステップS12からステップS15へ進むと、操舵角偏差xとトレーラ5を牽引することによる外乱要因とに基づき、直進路用微分ゲインマップを参照して牽引時微分ゲインKdtを設定する。この外乱要因は、例えば、トレーラ5を含めた車両全体の重量及び車長であり、車重と車長とを乗算した物理量を固定値として予め記憶されている。図5(a)に直進路用微分ゲインマップを例示する。この牽引時微分ゲインKdtの上限は1に設定されており、外乱要因に対応した複数の特性線が設定されている。この各特性線は、外乱要因の物理量(重量×車長)が大きくなるに従い、牽引時微分ゲインKdtの減少開始タイミングが早期となる特性線が選択される。又、各特性線は操舵角偏差xが大きくなるに従い減少する特性に設定されている。
又、ステップS13でカーブ路と判定されてステップS16へ進むと、操舵開始タイミングを遅延させる。この操舵開始タイミングは予め設定された固定値であっても良いが、トレーラ5を含めた車両全体の車長に基づき、車長が長いほど遅延時間、或いは遅延距離を長くする可変値であっても良い。トレーラ5を牽引しての走行では、自車両1のみでの走行に比し、内輪差が大きく、従って、カーブ路進入時に目標進行路に沿って操舵を開始すると、トレーラ5は未だカーブ路に進入していない状態で転舵されることになり、そのときの内輪差によりトレーラ5への巻き込みや他の物体との接触が生じやすくなる。そのため、カーブ路進入に際し、操舵タイミングをやや遅延させ、自車両1を外方へやや膨らますことで、トレーラ5の中央が目標進行路に沿ってカーブ路に進入するようにガイドする。
次いで、ステップS17へ進むと、実操舵角θγとトレーラ5による外乱要因とに基づき、カーブ路用微分ゲインマップを参照して牽引時微分ゲインKdtを設定する。この外乱要因は、例えば、カーブ曲率半径Rであり、道路地図情報、或いは車載カメラユニット11からの画像情報に基づき取得する。
図5(b)に例示されているカーブ路用微分ゲインマップでは、カーブ曲率半径Rに対応して複数の特性線が設定されている。この牽引時微分ゲインKdtの上限は1であり、各特性線はカーブ曲率半径Rが大きくなるに従い減少開始タイミングが早くなる特性線が選択される。又、各特性線は実操舵角θγが増加するに従い減少する牽引時微分ゲインKdtが設定されている。自車両1がカーブ路に進入し、所定時間経過後にカーブ路に沿った操舵制御を開始する際の実操舵角θγは小さいため、牽引時微分ゲインkdtは1に近い値が設定され、実操舵角θγが次第に大きくなるに従い牽引時微分ゲインkdtは減少される。そして、自車両1がカーブ路出口に近づくと実操舵角θγは次第に小さくなるため牽引時微分ゲインkdtは次第に増加され、実操舵角θγに対する感度が高くなる。
一方、ステップS14で車線変更と判定され、所定時間経過後、ステップS18へ進むと、操舵角偏差xとトレーラ5による外乱要因とに基づき、車線変更用微分ゲインマップを参照して牽引時微分ゲインKdtを設定する。この外乱要因は、例えば、目標操舵角θtである。操舵支援制御部21が、ターンシグナルスイッチのONを検出して、ON方向への車線変更と判定した場合、隣接する車線へ移動するための目標操舵角θtを設定する。
図5(c)に例示されている車線変更用微分ゲインマップでは、自車速S[Km/h]に対応して複数の特性線が設定されている。この牽引時微分ゲインKdtの上限は1であり、各特性線は操舵角偏差xが大きくなるに従い増加する値の牽引時微分ゲインKdtが設定されており、自車速Sが大きくなるに従い、減少の開始タイミングが遅延する特性線が選択される。
操舵支援制御部21は、車線変更を検出した場合、変更する側の車線に目標進行路を設定し、自車両1を目標進行路に到達させる目標操舵角θtを算出し、この目標操舵角θtと実操舵角θγとの差分から操舵角偏差xを算出する。車線変更開始直後の操舵角偏差xは大きく、従って、牽引時微分ゲインkdtは1に近い値が設定される。そして、車線変更中において操舵角偏差xが小さくなるに従い牽引時微分ゲインkdtは次第に減少される。その後、車線変更が完了するまでの操舵角偏差xの減少に伴い牽引時微分ゲインkdtは次第に減少される。車線変更開始直後の牽引時微分ゲインkdtが1に近い値に設定されるため、車線変更時の操舵制御は短距離で速やかに車線変更を完了させることができる。尚、上述したステップS15,S17,S18での処理が、本発明の操舵ゲイン設定手段に対応している。
一方、ステップS14において進行路情報の取得が失敗したと判定されて、ステップS19へ進むと、インストルメントパネル等に配設されているモニタ、及び音声を介して、自動操舵制御の停止を運転者に報知する警報表示を行い、ステップS20へ進み、所定時間経過後(例えば3〜5[sec])、自動操舵制御を停止させて、ルーチンを抜ける。従って、この場合、運転者のハンドル操作により車両を走行させることになる。
そして、ステップS15,S17,S18の何れかからステップS21へ進むと、牽引時微分ゲインKdtで微分ゲインkdoを設定して(kdo←kdm)、ステップS8へ戻る。ステップS8では、上述した(1)式から目標操舵トルクTMを求め、ステップS9へ進み、目標操舵トルクTMをEPSモータ駆動部23へ出力してルーチンを抜ける。
上述したように、本実施形態では、操舵角偏差xに基づきPID制御により基本操舵トルクTbを補正して目標操舵トルクTMを設定するようにしている。その際、PID制御の微分項Dの微分ゲインkdoを、自車両1にトレーラ5が連結されている場合は、自車両1が走行する進行路(直線路、カーブ路、車線変更)とトレーラ5を連結したことにより生じる外乱要因とに基づいて可変設定するようにしたので、自車両1にトレーラ5を連結して牽引走行する場合であっても、自車両1単体で走行している場合とほぼ同じ自動操舵制御を行うことが可能となり、安定した自動操舵制御性を得ることができる。その結果、牽引走行に不慣れな運転者の負担をより軽減させることができる。
すなわち、図5(a)に示ように、直線路を走行している際に参照する牽引時微分ゲインマップでは、操舵角偏差xと外乱要因として設定されている自車両1とトレーラ5との物理量(車重×車長)とに基づき、物理量が大きくなるに従い、牽引時微分ゲインkdtの減少タイミングが早期となる特性線が選択される。そして、選択した特性線は操舵角偏差xが大きくなるに従い、牽引時微分ゲインkdtが減少する特性に設定されている。
そのため、直進路で自車両1に横揺れが発生した場合、トレーラ5が連結された状態の牽引走行では、自車両1単体での走行に比し、操舵角偏差xが小さい状態であっても、微分項Dの出力が増加するので操舵制御量の立ち上がりが早くなる。そのため、図6(a)に実線で示すように、実操舵角θγは操舵角偏差xが目標進行路からずれ始める直後から操舵角偏差xに応じた制御となる。その結果、同図に破線で示すトレーラ5が連結されていない自車両1の実操舵角θγに比し、早いタイミングでの操舵となり、図7(a)に実線で示す走行ラインのように、破線で示す自車両1単体での走行ラインに比し、小さな操舵量で自車両1を目標進行路へ早期に収束させることができる。
又、カーブ路進入に際しては、目標進行路に沿った操舵制御を所定時間、或いは所定距離だけ遅延させ、トレーラ5がカーブ路に進入した際に、目標進行路に沿う操舵制御を開始させるようにしたので、内輪差により生じる巻き込みや他の物体との接触を未然に防止することができる。そして、カーブ路を走行中は、図5(b)に示す牽引時微分ゲインマップを参照してカーブ曲率半径Rに応じた特性線が選択され、選択した特性線から実操舵角θγに基づいて牽引時微分ゲインkdtを設定する。この牽引時微分ゲインkdtは、実操舵角θγ等の外乱要因に基づき、この外乱要因が大きくなるに従い減少する値に設定される。
その結果、図6(b)に実線で示すように、トレーラ5を牽引走行している自車両1は、カーブ路進入直後は、目標操舵トルクTMが小さいため、小さい実操舵角θγで旋回が開始される。そして、その後、実操舵角θγの増加に伴い牽引時微分ゲインkdtが減少するため、目標操舵トルクTMに対する収束性が低下し、図7(b)に実線で示すように、自車両1は目標進行路の外側に膨らんだアンダステア状態で走行する。尚、同図に破線で示す走行ラインは自車両1単体で走行した場合を示す。
そして、自車両1がカーブ路の出口に近づき、実操舵角θγが小さくなると、牽引時微分ゲインKdtが増加するため、操舵角偏差xに対応する微分項Dの出力が増加し、目標操舵トルクTMは自車進行路を目標進行路側に急激に収束させる値に設定される。すると、図6(b)に示すように、実操舵角θγは直進時のニュートラルステアを超えて一瞬オーバステアとなり、その後、直進走行へ移行する。カーブ路出口付近で自車両1をオーバステアとすることで、トレーラ5の内輪差によって生じる内側への入り込みを防止することができる。
その結果、トレーラ5をカーブ路の入口からカーブ路走行中、及びカーブ路出口の何れの走行状態においても、ほぼ目標進行路に沿って走行させることができ、カーブ路走行時の内輪差によって生じる巻き込みや他の物体との接触を有効に防止することができる。
又、車線変更時の操舵制御は、後続する車両の流れを妨げないように、短距離で速やかに完了させる必要がある。操舵支援制御部21はターンシグナルスイッチのON動作等によって運転者の車線変更の意思を検出した場合、移動する側の車線に目標進行路を設定し、現在走行している車線から変更後の車線へ移動するための目標操舵角θtを設定する。そして、この目標操舵角θtと実操舵角θγとの差分から操舵角偏差xを算出し、この操舵角偏差xに基づくPID制御によりフィードバック補正係数を算出し、このフィードバック補正係数で基本操舵トルクTbを補正して、車線変更時の目標操舵トルクTMを算出する。
その際、フィードバック補正係数の微分項Dの微分ゲインkdoが、図5(c)に例示されている車線変更用微分ゲインマップに基づいて設定される。その結果、図6(c),図7(c)に実線で示すように、車線変更当初は操舵角偏差xが大きいため牽引時微分ゲインkdtが1に近い値となり、直ちに車線変更による操舵制御が開始される。そして、車線変更中途において操舵角偏差xが次第に小さくなると、牽引時微分ゲインKdtが減少されるため、目標操舵角θtに対する収束性が低下し、目標進行路を横切ってオーバーする。
目標進行路をオーバーすると操舵角偏差xが次第に大きくなるため、牽引時微分ゲインkdtが増加され、微分項Dの出力が高い値となり、目標操舵トルクTMが増加し、操舵角の戻し始めが早くなる。その結果、自車両1は目標進行路を一旦横切った後、目標進行路に戻るような軌跡となるが、牽引しているトレーラ5は自車両1の大きな動きにより車線変更後の目標進行路に対して早期に収束させることができ、車線変更を短距離で、且つ速やかに完了させることができる。尚、図6(c)、図7(c)に破線で示す走行ラインは自車両1単体で走行した場合を示す。
このように、本実施形態によれば、トレーラ5の連結が検出された場合、走行状態に応じて操舵特性を変化させ、トレーラ5を目標進行路に沿って走行させるようにしたので、自車両1がトレーラ5を牽引走行する場合であっても、自動操舵制御を解除することなく、被牽引車両が連結されていない車両とほぼ同じ自動操舵制御を行うことが可能となり、安定した自動操舵制御性を得ることができる。その結果、牽引走行に不慣れな運転者の負担をより軽減させることができる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限るものではなく、例えばトレーラ5を牽引する際の操舵特性を、PIDフィードバック制御の微分項Dの出力を可変させる微分ゲインで調整するようにしているが、これに限らず、フィードフォワード制御によって調整するようにしても良い。又、図5に示す微分ゲインマップから牽引時微分ゲインkdtを設定するパラメータも、上述した実施形態に限定されるものではなく、例えばヨーレートセンサ14で検出したヨーレート(dθ/dt)、横Gセンサ15で検出した横加速度に基づいて牽引時微分ゲインkdtを設定するようにしても良い。
1…自車両、
3…ヒッチメンバ、
3a…ヒッチ支持部、
4…連結部、
5…トレーラ、
11…車載カメラユニット、
12…車速センサ、
13…操舵角センサ、
14…ヨーレートセンサ、
15…横加速度センサ、
16…リヤビューカメラ、
21…操舵支援制御部、
22…ナビゲーションシステム、
23…モータ駆動部、
kdm…通常走行時微分ゲイン、
kdo…微分ゲイン、
kdt…牽引時微分ゲイン、
R…カーブ曲率半径、
S…自車速、
Tb…基本操舵トルク、
TM…目標操舵トルク、
x…操舵角偏差、
θt…目標操舵角、
θγ…実操舵角

Claims (3)

  1. 牽引車両の実操舵角を検出する操舵角検出手段と、
    牽引車両前方に該牽引車両を進行させる目標進行路を設定する目標進行路設定手段と、
    前記目標進行路設定手段で設定した前記目標進行路に沿って前記牽引車両を走行させる目標操舵角を設定する目標操舵角設定手段と、
    前記目標操舵角設定手段で設定した前記目標操舵角と前記操舵角検出手段検出した前記実操舵角との差分から操舵角偏差を算出する操舵角偏差算出手段と、
    前記操舵角偏差算出手段で算出した前記操舵角偏差に基づき前記牽引車両を前記目標進行路設定手段で設定した前記目標進行路に沿って走行させる目標操舵量を算出する目標操舵量設定手段と、
    前記牽引車両に被牽引車両が連結されたことを検出する連結検出手段と
    を備える牽引車両の操舵支援装置において、
    前記目標進行路の進行路情報を取得する進行路情報取得手段と、
    前記連結検出手段で前記被牽引車両の連結が検出された場合、前記進行路情報取得手段で取得した前記進行路情報が直線路であれば、前記被牽引車両が前記目標進行路に沿って走行させる操舵ゲインを、前記連結検出手段で前記被牽引車両の連結が検出されていない場合に比し、操舵制御量の立ち上がりが早くなる値に設定する操舵ゲイン設定手段と
    を更に有し、
    前記目標操舵量設定手段は、前記操舵角偏差算出手段で算出た前記操舵角偏差を前記操舵ゲイン設定手段で設定した前記操舵ゲインで補正して前記目標操舵量を算出する
    ことを特徴とする牽引車両の操舵支援装置。
  2. 牽引車両の実操舵角を検出する操舵角検出手段と、
    牽引車両前方に該牽引車両を進行させる目標進行路を設定する目標進行路設定手段と、
    前記目標進行路設定手段で設定した前記目標進行路に沿って前記牽引車両を走行させる目標操舵角を設定する目標操舵角設定手段と、
    前記目標操舵角設定手段で設定した前記目標操舵角と前記操舵角検出手段で検出した前記実操舵角との差分から操舵角偏差を算出する操舵角偏差算出手段と、
    前記操舵角偏差算出手段で算出した前記操舵角偏差に基づき前記牽引車両を前記目標進行路設定手段で設定した前記目標進行路に沿って走行させる目標操舵量を算出する目標操舵量設定手段と、
    前記牽引車両に被牽引車両が連結されたことを検出する連結検出手段と
    を備える牽引車両の操舵支援装置において、
    前記目標進行路の進行路情報を取得する進行路情報取得手段と、
    前記連結検出手段で前記被牽引車両の連結が検出された場合、前記進行路情報取得手段で取得した前記進行路情報がカーブ路であれば、前記被牽引車両が前記目標進行路に沿って走行させる操舵ゲインを、前記連結検出手段で前記被牽引車両の連結が検出されていない場合に比し、操舵制御量の立ち上がりが緩やかとなる値に設定する操舵ゲイン設定手段と
    を更に有し、
    前記目標操舵量設定手段は、前記操舵角偏差算出手段で算出した前記操舵角偏差を前記操舵ゲイン設定手段で設定した前記操舵ゲインで補正して前記目標操舵量を算出する
    ことを特徴とする牽引車両の操舵支援装置。
  3. 牽引車両の実操舵角を検出する操舵角検出手段と、
    牽引車両前方に該牽引車両を進行させる目標進行路を設定する目標進行路設定手段と、
    前記目標進行路設定手段で設定した前記目標進行路に沿って前記牽引車両を走行させる目標操舵角を設定する目標操舵角設定手段と、
    前記目標操舵角設定手段で設定した前記目標操舵角と前記操舵角検出手段で検出した前記実操舵角との差分から操舵角偏差を算出する操舵角偏差算出手段と、
    前記操舵角偏差算出手段で算出した前記操舵角偏差に基づき前記牽引車両を前記目標進行路設定手段で設定した前記目標進行路に沿って走行させる目標操舵量を算出する目標操舵量設定手段と、
    前記牽引車両に被牽引車両が連結されたことを検出する連結検出手段と
    を備える牽引車両の操舵支援装置において、
    前記目標進行路の進行路情報を取得する進行路情報取得手段と、
    前記連結検出手段で前記被牽引車両の連結が検出された場合、前記進行路情報取得手段で取得した前記進行路情報が車線変更であれば、前記被牽引車両が前記目標進行路に沿って走行させる操舵ゲインを、前記連結検出手段で前記被牽引車両の連結が検出されていない場合に比し、操舵制御量の立ち上がりが早くなる値に設定して前記牽引車両を前記目標進行路を横切らせた後、該目標進行路に対する舵角の戻し始めの操舵制御量の立ち上がりが早くなる値に設定する操舵ゲイン設定手段と
    を更に有し、
    前記目標操舵量設定手段は、前記操舵角偏差算出手段で算出した前記操舵角偏差を前記操舵ゲイン設定手段で設定した前記操舵ゲインで補正して前記目標操舵量を算出する
    ことを特徴とする牽引車両の操舵支援装置。
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