JP6923996B2 - トレイ塔 - Google Patents
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Description
すなわち、ダウンカマーを除くトレイ上にボウルキャップを設置する。これは底部が球ないし楕円状となっているため気体が流れる際の圧力損失が少なくなり、かつ枠(フレーム)や爪(フック)が不要のため、デッド面積が少なくなりより多くのキャップ設置が可能となる。またキャップ底部に中空支持細管を設けて、液がキャップ内面に滞留しないようする。またその細管はトレイ下部で少なくとも1個以上のキャップ細管とともに同一の網に取付け、キャップの可動時に網が同一に作動してキャップがトレイに引っ掛かったり、作動が不均一にならないようになる。これにより気体が低負荷になったときにはキャップは孔閉止方向に動き、ウィーピングを防ぐことも可能となる。
すなわち、ダウンカマー底部をトレイ上の液高より上方にあげることによりその下方のトレイ面上により多数のキャップを設置できるようにして、かつダウンカマーの下部開口部を塔壁側に向けて設置して液を塔壁側に向けて流出させ、液が気体と接触して下段へのダウンカマーまでのフローパス距離を長くして蒸留効果を向上させる。更にダウンカマー下部開口部より上方にバッフルを設置して低負荷や運転開始時のときに気体がダウンカマー内を上段トレイに向かってバイパスしないようにすることを特徴としている。
(1)本実施形態のトレイ塔は、複数の孔を有する水平板状にそれぞれ形成されており、上下方向において段状に配置される複数のトレイ1と、前記トレイ1における前記孔の幅よりも大きな幅を有するとともに下方に凸のボウル状に形成されており、所望の圧力の蒸気が前記孔の下方から上方に向かって前記孔を通過するときに複数の前記孔の上方かつ前記トレイ1から所定の距離だけ離した位置にそれぞれ配置されるボウルキャップ7と、上方開口部及び下方開口部5を有するとともに前記孔の幅よりも小さな幅を有する管状にそれぞれ形成されており、各段に配置された前記トレイ1の間をそれぞれ接続する複数のダウンカマー2と、水平板状にそれぞれ形成されており、前記ダウンカマー2の内部であって前記ダウンカマー2における下方開口部5よりも上方にそれぞれ配置される複数のバイパスカットバッフル6と、を備えることを特徴とする。
これにより、上記の「課題を解決するための手段」の欄でも記載の通り、本実施形態のトレイ塔は、ボウルキャップ7が湾曲面を有するために、従来から存在する水平板状のバルブと比較して、トレイ1に配置された孔を通過する蒸気が流れる際に圧力損失を少なくすることができるという効果を奏する。また、本実施形態のトレイ塔は、ダウンカマー2の内部にバイパスカットバッフル6があるため、ボウルキャップ7に対して所望する蒸気の圧力がかからない低負荷時や運転開始時のときに、蒸気がダウンカマー2の内部を通過して上段トレイにバイパスすることを防止することができるという効果を奏する。
(2)本実施形態のトレイ塔は、上方排出穴及び下方排出穴を有するとともに前記孔の幅よりも小さな幅を有する管状にそれぞれ形成されており、前記トレイ1における複数の前記孔をそれぞれ通過し、かつ、前記上方排出穴がそれぞれの前記ボウルキャップ7を貫通するように前記ボウルキャップ7にそれぞれ接続する複数の中空支持細管と、を更に備えることを特徴とする。
これにより、上記の「課題を解決するための手段」の欄でも記載の通り、本実施形態のトレイ塔は、ボウルキャップ7に中空支持細管を貫通させたことにより、ボウルキャップ7の内部に液体が滞留したとしても、中空支持細管を通してその液体をボウルキャップ7の外部に排出することができる。
(3)本実施形態のトレイ塔は、それぞれの前記トレイ1の下方において同一の前記トレイ1に配置された複数の前記孔をそれぞれ通過する複数の前記中空支持細管をそれぞれ連結する網板状に形成されており、所望の蒸気の圧力が前記ボウルキャップ7に加わったときに前記中空支持細管を介して前記ボウルキャップと共に浮き上がる程度の重さに構成されている連結網8と、を更に備えることを特徴とする。
これにより、上記の「課題を解決するための手段」の欄でも記載の通り、本実施形態のトレイ塔は、連結網8が中空支持細管を介してボウルキャップ7に連結しており、前記ボウルキャップ7、中空支持細管及び連結網8の自重によって所望の蒸気の圧力が前記ボウルキャップ7に加わっていない低負荷のときは複数の前記ボウルキャップ7が前記トレイ1に配置された複数の前記孔をほぼ同時に閉じることができるので、低負荷の際に生じやすいウィーピングを防ぐことができる。
1 トレイフロア
2 ダウンカマー
3 ベーパーリリースバッフル
4 アウトレットウェア
5 ダウンカマー液出口(=下方開口部)
6 バイパスカットバッフル
7 ボウルキャップ
8 網(=連結網)
Claims (3)
- 複数の孔を有する水平板状にそれぞれ形成されており、上下方向において段状に配置される複数のトレイと、
前記トレイにおける前記孔の幅よりも大きな幅を有するとともに下方に凸のボウル状に形成されており、所望の圧力の蒸気が前記孔の下方から上方に向かって前記孔を通過するときに複数の前記孔の上方かつ前記トレイから所定の距離だけ離した位置にそれぞれ配置されるボウルキャップと、
上方開口部及び下方開口部を有する管状にそれぞれ形成されており、各段に配置された前記トレイの間をそれぞれ接続する複数のダウンカマーと、
水平板状にそれぞれ形成されており、前記ダウンカマーの内部であって前記ダウンカマーにおける下方開口部よりも上方にそれぞれ配置される複数のバイパスカットバッフルと、
を備えることを特徴とするトレイ塔。 - 上方排出穴及び下方排出穴を有するとともに前記孔の幅よりも小さな幅を有する管状にそれぞれ形成されており、前記トレイにおける複数の前記孔をそれぞれ通過し、かつ、前記上方排出穴がそれぞれの前記ボウルキャップを貫通するように前記ボウルキャップにそれぞれ接続する複数の中空支持細管と、
を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のトレイ塔。 - それぞれの前記トレイの下方において同一の前記トレイに配置された複数の前記孔をそれぞれ通過する複数の前記中空支持細管をそれぞれ連結する網板状に形成されており、所望の蒸気の圧力が前記ボウルキャップに加わったときに前記中空支持細管を介して前記ボウルキャップと共に浮き上がる程度の重さに構成されている連結網と、
を更に備えることを特徴とする請求項2に記載のトレイ塔。
Priority Applications (1)
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JP2015240617A JP6923996B2 (ja) | 2015-11-24 | 2015-11-24 | トレイ塔 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015240617A JP6923996B2 (ja) | 2015-11-24 | 2015-11-24 | トレイ塔 |
Publications (2)
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JP2017094314A JP2017094314A (ja) | 2017-06-01 |
JP6923996B2 true JP6923996B2 (ja) | 2021-08-25 |
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Family Applications (1)
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JP2015240617A Active JP6923996B2 (ja) | 2015-11-24 | 2015-11-24 | トレイ塔 |
Country Status (1)
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- 2015-11-24 JP JP2015240617A patent/JP6923996B2/ja active Active
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