JP6923152B2 - 漁網具動態推定装置、漁網具動態推定方法、漁網具動態推定プログラム、操業支援装置、操業支援方法、および、操業支援プログラム - Google Patents

漁網具動態推定装置、漁網具動態推定方法、漁網具動態推定プログラム、操業支援装置、操業支援方法、および、操業支援プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6923152B2
JP6923152B2 JP2017048834A JP2017048834A JP6923152B2 JP 6923152 B2 JP6923152 B2 JP 6923152B2 JP 2017048834 A JP2017048834 A JP 2017048834A JP 2017048834 A JP2017048834 A JP 2017048834A JP 6923152 B2 JP6923152 B2 JP 6923152B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fishing net
value
state
velocity
net equipment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017048834A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018148859A (ja
Inventor
高木 力
力 高木
伸太郎 五味
伸太郎 五味
法男 棚田
法男 棚田
鈴木 勝也
勝也 鈴木
義浩 西山
義浩 西山
里香 白木
里香 白木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hokkaido University NUC
Furuno Electric Co Ltd
Nitto Seimo Co Ltd
Original Assignee
Hokkaido University NUC
Furuno Electric Co Ltd
Nitto Seimo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hokkaido University NUC, Furuno Electric Co Ltd, Nitto Seimo Co Ltd filed Critical Hokkaido University NUC
Priority to JP2017048834A priority Critical patent/JP6923152B2/ja
Publication of JP2018148859A publication Critical patent/JP2018148859A/ja
Priority to JP2021116791A priority patent/JP7162820B2/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6923152B2 publication Critical patent/JP6923152B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、水中での漁網具の動態を推定する漁網具動態推定技術、および、この漁網具動態推定技術を用いた操業支援技術、および、漁網具設計技術に関する。
従来、水中での漁網具の動態は、直接把握することが難しかった。このため、従来では、漁業者は、個々の経験や勘に頼って、水中において漁網具を所望の動態とするように、操業制御を行っていた。
この問題に対して、特許文献1、2、3には、水中の漁網具の動態を数値シミュレーションによって算出する方法が記載されている。
特許第3870359号明細書 特許第5203252号明細書 特開2005−245300号公報
しかしながら、特許文献1、2、3に示すような従来の数値シミュレーションによる漁網具の動態の算出では、操業条件等の数値シミュレーションに与える条件によっては、実際の水中の漁網具の動態と大きく異なってしまうことがある。
したがって、本発明の目的は、実際の水中の漁網具の動態に対して、より誤差の少ない漁網具の動態推定技術を提供することにある。
この発明の漁網具動態推定装置は、事前状態推定値算出部、観測値取得部、および、状態推定値算出部を備える。事前状態推定値算出部には、漁網具の水中動態の数値シミュレーションに供する計算用モデルを構成する質点の位置または速度が入力される。事前状態推定値算出部は、この漁網具の水中動態の数値シミュレーションに供する計算用モデルを構成する質点の位置または速度、および、漁網具の水中の運動方程式を用いて、質点の次時刻の位置または速度の事前状態推定値を算出する。観測値取得部は、漁網具の網裾深度の観測値を取得する。状態推定値算出部は、観測値と事前状態推定値とを用いて、データ同化処理により質点の位置または速度を修正した状態推定値を算出する。
この構成では、漁網具の水中動態に対してカルマンフィルタ等のデータ同化処理が実行され、漁網具の水中動態に関する推定値(算出値)は、漁網具の観測値を用いて補正される。
この発明によれば、漁網具の水中動態を高精度に推定できる。
本発明の第1の実施形態に係る漁網具動態推定装置のデータ同化処理部の機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る漁網具動態推定装置を含むシステムの機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る漁網具動態推定装置が取り付けられた船舶および漁網具の一状態を示す外観斜視図である。 (A)は、本発明の第1の実施形態に係る漁網具動態推定装置の推定値と実測値とを示すグラフであり、(B)は、本発明の第1の実施形態に係る漁網具動態推定装置の推定値と、従来の推定値と、実測値とを示すグラフである。 本発明の第1の実施形態に係る漁網具動態推定方法のメイン処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る漁網具動態推定方法であって、数値シミュレーションを含む場合のフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る漁網具動態推定装置を含むシステムの機能ブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る漁網具動態推定方法のフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る操業支援装置の機能ブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係る操業支援方法のフローチャートである。 本発明の第4の実施形態に係る漁網具設計支援装置の機能ブロック図である。 本発明の第4の実施形態に係る漁網具設計支援方法のフローチャートである。
本発明の第1の実施形態に係る漁網具動態推定装置、漁網具動態推定方法、および、漁網具動態推定プログラムについて、図を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る漁網具動態推定装置のデータ同化処理部の機能ブロック図である。図2は、本発明の第1の実施形態に係る漁網具動態推定装置を含むシステムの機能ブロック図である。図3は、本発明の第1の実施形態に係る漁網具動態推定装置が取り付けられた船舶および漁網具の一状態を示す外観斜視図である。
図2に示すように、漁網具動態推定装置10は、データ同化処理部11、観測値取得部12、操業条件取得部13、および、数値シミュレーション部14を備える。漁網具動態推定装置10は、表示部20およびセンサ30に接続されている。センサ30は、複数の深度センサ311、312、313と、受信機32とを備える。
このような漁網具動態推定装置10、表示部20、および、センサ30からなる動態推定システムは、図3に示すように、漁網具91を備える船舶90に装備されている。漁網具91は、金属等からなる網状のワイヤと該網状のワイヤを操作するためのワイヤロープ等からなり、船舶90から水中に投下され、利用される。漁網具91の形状は、潮流等の水中状態、船舶90による操業条件等に応じて変化する。
漁網具動態推定装置10、表示部20、および、受信機32は、船舶90に装着されている。複数の深度センサ311、312、313は、それぞれ漁網具91に装着されている。より具体的には、図3に示すように、複数の深度センサ311、312、313は、それぞれに漁網具91における異なる箇所に装着されている。複数の深度センサ311、312、313が装着されている位置は、漁網具動態推定方法に用いる網地質点の特定位置に対応する。
複数の深度センサ311、312、313は、観測時刻k毎に、自装置の深度を計測し、受信機32に送信する。受信機32は、複数の深度センサ311、312、313の深度を受信する。受信機32は、例えば、複数の深度センサ311、312、313の深度、複数の深度センサ311、312、313と受信機32との各距離、受信機32の位置等を用いて、観測時刻k毎の深度センサ311、312、313の観測位置xy(k)および観測速度vy(k)を算出する。これらの深度センサ311、312、313の観測位置xy(k)および観測速度vy(k)は、漁網具動態推定方法に用いる特定の網地質点における漁網具の観測値に対応する。受信機32は、深度センサ311、312、313の観測位置xy(k)および観測速度vy(k)、すなわち、漁網具の観測値を、漁網具動態推定装置10の観測値取得部12に出力する。なお、漁網具の観測値は逐次出力されても、複数の観測時刻分がまとめて出力されてもよいが、逐次出力が用いられることによって、状況に対する追従性の高い漁網具動態推定を行うことができる。
観測値取得部12は、漁網具の観測値を取得して、データ同化処理部11に出力する。
操業条件取得部13は、船舶90が漁網具91を用いて操業を行う際の操業条件を、船舶90の操業制御部(図示を省略している。)から取得する。操業条件取得部13は、操業条件を、数値シミュレーション部14に出力する。
なお、操業条件とは、例えば、旋網の場合、船舶90の位置、速度、針路、漁網具91のワイヤロープの繰り出し長さ、巻き取り長さ、潮流の流向、流速、漁網具91を用いた操業に加わる他の船舶の位置等からなる。操業条件は、センサ30とは異なる各種のセンサ等を用いて、図示していないが既知の方法で取得できる。
数値シミュレーション部14は、操業条件を用いて、網地質点の位置x(k)および速度v(k)を、網地質点の運動方程式に基づく数値シミュレーションを用いて算出する。これら網地質点の位置および速度が、本発明の「計算用モデルを構成する値」に対応する。
このような数値シミュレーションは、詳細の記載は省略するが、例えば、特許第3870359号の記載に基づく方法によって実行できる。そして、この数値シミュレーションに用いる運動方程式は、漁網具の水中動態を表現するための物理定数、例えば、慣性力、付加質量力、抗力、浮力、重力、張力等を用いて、既知の方法によって設定されている。そして、これらの力学的諸量は、上述の操業条件によって設定されており、固定値である。
数値シミュレーション部14は、網地質点の位置x(k)および速度v(k)を、データ同化処理部11に出力する。
図1に示すように、データ同化処理部11は、事前状態推定値算出部111と、状態推定値算出部112とを備え、拡張カルマンフィルタを実現している。
事前状態推定値算出部111は、上述の網地質点の運動方程式に基づいて、時間更新行列A(θ)を含むシステムモデルを設定する。
システムモデルは、(式1)で表される。
xx(k+1)=A(θ)・xx(k)+B・vv(k) −(式1)
xx(k)は、網地質点の位置x(k)および速度v(k)を含む時刻kにおける状態ベクトル(既知数)であり、xx(k+1)は、網地質点の位置x(k+1)および速度v(k+1)を含む時刻k+1における状態ベクトル(未知数:事前状態推定値)である。
A(θ)は、時間更新行列であり、上述の運動方程式に用いる物理定数、例えば、抗力係数Cd、付加質量係数Cmに基づいて設定されている。vv(k)は、時刻kにおけるシステム雑音であり、Bは、その誤差係数行列である。時間更新行列A(θ)、システム雑音vv(k)、および、誤差係数行列Bは既知数である。
事前状態推定値算出部111は、(式1)を用いて、状態ベクトルxx(k)から、事前状態推定値である状態ベクトルxx(k+1)を算出する。
事前状態推定値算出部111は、このシステムモデルによる事前状態推定値の算出とともに、時間更新行列A(θ)、誤差係数行列Bを用いて、事前誤差共分散行列Pを算出する。
事前状態推定値算出部111は、事前状態推定値である状態ベクトルxx(k+1)と、事前誤差共分散行列Pとを、状態推定値算出部112に出力する。
状態推定値算出部112は、状態推定値に対する観測モデルを設定する。
観測モデルは、(式2)で表される。
xyy(k)=C(θ)・xx(k)+ww(k) −(式2)
xyy(k)は、漁網具の観測値の位置および速度を含む時刻kにおける観測ベクトルである。xx(k)は、上述の時刻kにおける状態ベクトルである。ww(k)は、時刻kにおける観測雑音である。C(θ)は、変換行列である。観測ベクトルxyy(k)は、観測値取得部12で取得した漁網具の観測値からなる。観測雑音ww(k)、および、変換行列C(θ)は既知数である。
状態推定値算出部112は、事前状態推定値算出部111から入力された各値と(式2)とを用いて、網地質点の位置の状態推定値x’(k+1)、網地質点の速度の状態推定値x’(k+1)を含む状態推定ベクトルxx’(k+1)を算出する。この際、状態推定値算出部112は、事前誤差共分散行列Pから算出されたカルマンゲインGを用いる。言い換えれば、状態推定値算出部112は、事前状態推定値算出部111で算出された網地質点に関する事前状態推定値を、漁網具の観測値、および、カルマンゲインを用いて補正(修正)することで、網地質点に関する状態推定値を算出する。
このような処理を行うことによって、データ同化処理部11は、網地質点の位置および速度を、高精度に推定できる。
このようにデータ同化処理部11で算出された位置の状態推定値、および、速度の状態推定値は、数値シミュレーション部14にフィードバックされ、上述の推定処理が繰り返される。これにより、網地質点の位置および速度を、観測時刻に基づく時系列で、順次、高精度に推定できる。
また、データ同化処理部11は、網地質点の位置の状態推定値および速度の状態推定値を、表示部20に出力する。表示部20は、網地質点の位置の状態推定値および速度の状態推定値から、漁網具91の状態を画像化して表示する。これにより、操業者は、漁網具91の動態を、容易に且つ正確に把握できる。
なお、上述の説明では詳細を省略したが、漁網具91の網地質点の動態は、一般的に非線形である。しかしながら、位置および速度のそれぞれに対して、1次テーラー級数展開を採用することによって、カルマンフィルタを適用できる。すなわち、データ同化処理部11は、拡張カルマンフィルタを実行できる。
また、上述の説明では、拡張カルマンフィルタを適用する網地質点は、漁網具の観測値が得られる特定位置の網地質点のみである。しかしながら、数値シミュレーション部14では、特定位置の網地質点以外にも複数の網地質点に対する位置および速度を推定している。この場合、特定位置の網地質点以外の他の網地質点に対しては、数値シミュレーションの前段処理として、特定位置に対する拡張カルマンフィルタによる補正量(漁網具の観測値による補正量)を算出し、この補正量に基づく補正を、他の網地質点に対しても行えばよい。
以上のように、漁網具動態推定装置10は、観測値と推定値とのデータ同化処理を行うことによって、漁網具91の動態を高精度に推定できる。すなわち、漁網具動態推定装置10は、漁網具の動態を、実際の水中の漁網具の動態に対してより少ない誤差で推定できる。
図4(A)は、本発明の第1の実施形態に係る漁網具動態推定装置の推定値と実測値とを示すグラフであり、図4(B)は、本発明の第1の実施形態に係る漁網具動態推定装置の推定値と、従来の推定値と、実測値とを示すグラフである。図4(A)、図4(B)の横軸は観測時刻であり、縦軸は、漁網具の特定位置の網地質点の深度である。従来の推定値とは、特許文献1に示す方法での推定値であり、データ同化処理を行わない場合の推定値である。
図4(A)、図4(B)に示すように、本実施形態に係る漁網具動態推定装置10を用いることによって、深度に影響されることなく、実測値に対して誤差の少ない推定値を得ることができる。また、図4(B)に示すように、本実施形態に係る漁網具動態推定装置10を用いることによって、従来の推定方法よりも高精度な推定値を算出できる。
なお、上述の説明では、漁網具動態推定装置10で実現する複数の処理を、それぞれに個別の機能部で実現する態様を示した。しかしながら、漁網具動態推定装置10で実現する複数の処理をプログラム化して記憶手段に記憶しておき、CPU等の情報処理装置で当該プログラムを読み出して実行してもよい。この場合、次に示すフローチャートに示す方法をプログラム化すればよい。
図5は、本発明の第1の実施形態に係る漁網具動態推定方法のメイン処理を示すフローチャートである。
図5に示すように、本実施形態の漁網具動態推定方法では、情報処理装置は、上述のシステムモデルを用いて、網地質点の動態に関する事前状態推定値を算出する(S101)。次に、情報処理装置は、網地質点の動態に関する観測値を取得する(S102)。なお、観測値の取得と事前状態推定値の算出とは、この順に限るものではない。
次に、情報処理装置は、上述の観測モデルを用いて、事前状態推定値と観測値とから、網地質点の動態に関する状態推定値を算出する(S103)。
また、数値シミュレーションを用いる場合には、図6に示す処理を行えばよい。図6は、本発明の第1の実施形態に係る漁網具動態推定方法であって、数値シミュレーションを含む場合のフローチャートである。
図6に示すように、本実施形態の漁網具動態推定方法では、情報処理装置は、上述の数値シミュレーションを用いて、網地質点の動態に関する値を算出する(S201)。次に、情報処理装置は、上述のシステムモデルを用いて、網地質点の動態に関する値から網地質点の動態に関する事前状態推定値を算出する(S202)。次に、情報処理装置は、網地質点の動態に関する観測値を取得する(S203)。なお、観測値の取得と事前状態推定値の算出とは、この順に限るものではない。
次に、情報処理装置は、上述の観測モデルを用いて、事前状態推定値と観測値とから、網地質点の動態に関する状態推定値を算出する(S204)。情報処理装置は、状態推定値を、数値シミュレーションの入力値としてフィードバックする(S205)。
以下、情報処理装置は、上述のステップS201からステップS205の処理を繰り返し実行する。
このような処理を実行することで、時系列に変化する漁網具の動態を、高精度に推定できる。
次に、本発明の第2の実施形態に係る漁網具動態推定装置、漁網具動態推定方法、および、漁網具動態推定プログラムについて、図を参照して説明する。図7は、本発明の第2の実施形態に係る漁網具動態推定装置を含むシステムの機能ブロック図である。
図7に示すように、第2の実施形態に係る漁網具動態推定装置10Aは、第1の実施形態に係る漁網具動態推定装置10に対して、データ同化処理部11A、および、数値シミュレーション部14Aにおいて異なる。漁網具動態推定装置10Aの他の構成は、漁網具動態推定装置10の構成と同様であり、同様の箇所の説明は省略する。
データ同化処理部11Aは、システムモデルおよび観測モデルの未知数として、網地質点の位置および速度とともに、上記の運動方程式に用いる物理定数を設定する。具体的には、物理定数における少なくとも抗力係数Cdおよび付加質量係数Cmを未知数に設定する。そして、データ同化処理部11Aは、上述と同様のデータ同化処理(拡張カルマンフィルタ)を実行する。これにより、データ同化処理部11Aは、網地質点の位置および速度の状態推定値とともに物理定数の状態推定値を算出する。データ同化処理部11Aは、物理定数の状態推定値を、数値シミュレーション部14Aにフィードバックする。
数値シミュレーション部14Aは、フィードバックされた物理定数の状態推定値を用いて、運動方程式を更新し、数値シミュレーションを実行する。
なお、物理定数の状態推定値は、データ同化処理部11A内の処理において、運動方程式に基づいて設定される箇所、例えば、システムモデルの時間更新行列の更新にも利用される。
このような構成を用いることによって、物理定数が実際の水中の状態に応じて適正に調整される。したがって、漁網具の動態を、より高精度に推定できる。
なお、上述の説明では、漁網具動態推定装置10Aで実現する複数の処理を、それぞれに個別の機能部で実現する態様を示した。しかしながら、漁網具動態推定装置10Aで実現する複数の処理をプログラム化して記憶手段に記憶しておき、CPU等の情報処理装置で当該プログラムを読み出して実行してもよい。この場合、次に示すフローチャートに示す方法をプログラム化すればよい。図8は、本発明の第2の実施形態に係る漁網具動態推定方法のフローチャートである。なお、図8では、数値シミュレーションも含むフローチャートであり、第1の実施形態と同様に、データ同化処理の部分、すなわち、図8のステップS302からステップS304のだけを用いてもよい。
図8に示すように、本実施形態の漁網具動態推定方法では、情報処理装置は、上述の数値シミュレーションを用いて、網地質点の動態に関する値を算出する(S301)。この際、情報処理装置は、初回を除き、前回の状態推定値によって更新された物理定数を用いて、数値シミュレーションを実行する。
次に、情報処理装置は、上述のシステムモデルを用いて、網地質点の動態に関する値から網地質点の動態に関する事前状態推定値と物理定数の事前状態推定値とを算出する(S302)。次に、情報処理装置は、網地質点の動態に関する観測値を取得する(S303)。なお、観測値の取得と事前状態推定値の算出とは、この順に限るものではない。
次に、情報処理装置は、上述の観測モデルを用いて、事前状態推定値と観測値とから、網地質点の動態に関する状態推定値と物理定数の状態推定値とを算出する(S304)。情報処理装置は、網地質点の動態に関する状態推定値を、数値シミュレーションの入力値としてフィードバックし、物理定数の状態推定値を数値シミュレーションの設定値としてフィードバックする(S305)。
次に、本発明の第3の実施形態に係る操業支援装置、操業支援方法、および、操業支援プログラムについて、図を参照して説明する。図9は、本発明の第3の実施形態に係る操業支援装置の機能ブロック図である。
図9に示すように、第3の実施形態に係る漁網具動態推定装置10Bは、第1の実施形態に係る漁網具動態推定装置10に対して、データ同化処理部11B、数値シミュレーション部14B、および、目標網裾深度設定部15において異なる。データ同化処理部11Bおよび数値シミュレーション部14Bで実行する基本的な処理の概念は、漁網具動態推定装置10の構成と同様であり、同様の箇所の説明は省略する。
操業支援装置110は、漁網具動態推定装置10B、表示部20、センサ30、および、操業制御部40を備える。表示部20およびセンサ30は、第1の実施形態に示した表示部20およびセンサ30とそれぞれ同様の構成である。
操業制御部40は、船舶90の操業制御を実行する。操業条件取得部13は、操業制御部40から、数値シミュレーション部14Bで用いる操業条件を取得する。
目標網裾深度設定部15は、漁網具91の目標到達深度等の目標値を設定する。目標網裾深度設定部15は、網裾深度の目標値をデータ同化処理部11Bに出力する。
データ同化処理部11Bは、システムモデルおよび観測モデルの未知数として、網地質点の位置および速度とともに、操業条件を設定する。具体的には、操業条件における漁網具91のワイヤロープの繰り出し長さ、巻き取り長さに関連する値、例えば、特定位置の網地質点に対する張力およびワイヤロープに作用する張力を未知数に設定する。また、観測モデルでは、既知数である観測値として、漁網具の観測値と網裾深度の目標値とを設定する。
そして、データ同化処理部11Bは、上述と同様のデータ同化処理(拡張カルマンフィルタ)を実行する。これにより、データ同化処理部11Bは、網地質点の位置および速度の状態推定値とともに操業条件の状態推定値を算出する。データ同化処理部11Bは、操業条件の状態推定値を、操業条件取得部13を介して、数値シミュレーション部14Bにフィードバックする。
数値シミュレーション部14Bは、フィードバックされた操業条件の状態推定値を用いて、数値シミュレーションを実行する。このような構成を用いることによって、操業条件が実際の操業制御に応じて適正に調整される。したがって、数値シミュレーションによる漁網具の動態の算出精度が向上する。
また、操業条件の状態推定値は、操業制御部40に出力される。操業制御部40は、操業条件の状態推定値を用いて、漁網具91の自動操業制御を行う。これにより、漁網具91を効率的に目標形状に変化させることができる。また、操業条件の状態推定値は、表示部20に出力される。表示部20は、操業条件の状態推定値を画像化して表示する。これにより、操業者は、実際の操業条件を正確に把握できる。また、このように画像化することによって、実際の操業状態と目標とする操業状態との差を容易に把握できる。この際、操業支援装置110は、この差に応じて通知を行ってもよい。例えば、操業支援装置110は、この差が注意勧告閾値を超えたことを検出すると、注意勧告の通知を行ってもよい。
なお、上述の説明では、操業支援装置110で実現する複数の処理を、それぞれに個別の機能部で実現する態様を示した。しかしながら、操業支援装置110で実現する複数の処理をプログラム化して記憶手段に記憶しておき、CPU等の情報処理装置で当該プログラムを読み出して実行してもよい。この場合、次に示すフローチャートに示す方法をプログラム化すればよい。図10は、本発明の第3の実施形態に係る操業支援方法のフローチャートである。
図10に示すように、本実施形態の操業支援方法では、情報処理装置は、上述の数値シミュレーションを用いて、網地質点の動態に関する値を算出する(S401)。この際、情報処理装置は、初回を除き、前回の状態推定値によって更新された操業条件を用いて、数値シミュレーションを実行する。
次に、情報処理装置は、上述のシステムモデルを用いて、網地質点の動態に関する値から網地質点の動態に関する事前状態推定値と操業条件の事前状態推定値とを算出する(S402)。次に、情報処理装置は、網地質点の動態に関する観測値を取得する(S403)。また、情報処理装置は、網裾深度の目標値を設定する(S404)。なお、観測値の取得、事前状態推定値の算出、および、網裾深度の目標値の設定は、この順に限るものではない。
次に、情報処理装置は、上述の観測モデルを用いて、事前状態推定値と観測値とから、網地質点の動態に関する状態推定値と操業条件の状態推定値とを算出する(S405)。情報処理装置は、網地質点の動態に関する状態推定値を、数値シミュレーションの入力値としてフィードバックする(S406)。情報処理装置は、操業条件の状態推定値を数値シミュレーションの設定値としてフィードバックするとともに自動操業制御にフィードバックする(S407)。
次に、本発明の第4の実施形態に係る漁網具設計支援装置、漁網具設計支援方法、および、漁網具設計支援プログラムについて、図を参照して説明する。図11は、本発明の第4の実施形態に係る漁網具設計支援装置の機能ブロック図である。
図11に示すように、第4の実施形態に係る漁網具動態推定装置10Cは、第1の実施形態に係る漁網具動態推定装置10に対して、データ同化処理部11C、数値シミュレーション部14C、漁網具パラメータ設定部16、および、目標値設定部17において異なる。データ同化処理部11Cおよび数値シミュレーション部14Cで実行する基本的な処理の概念は、漁網具動態推定装置10と同様であり、同様の箇所の説明は省略する。
漁網具設計支援装置120は、漁網具動態推定装置10C、および、表示部20を備える。表示部20は、第1の実施形態に示した表示部20と同様の構成である。
漁網具パラメータ設定部16は、設計対象漁網具のパラメータ(漁網具の部材の設計仕様)を設定する。設計対象漁網具のパラメータとしては、例えば、網の目合の長さ、網糸の直径等である。漁網具パラメータ設定部16は、設計対象漁網具のパラメータを、数値シミュレーション部14Cに出力する。
目標値設定部17は、設計対象漁網具の動態に関する目標値を設定する。設計対象漁網具の動態に関する目標値としては、例えば、操業時の網地質点の目標位置、目標速度等である。また、設計対象漁網具の動態に関する目標値としては、漁網具の水中形状または部材への作用荷重の目標値を含む。目標値設定部17は、目標値をデータ同化処理部11Cに出力する。
データ同化処理部11Cは、システムモデルおよび観測モデルの未知数として、網地質点の位置および速度とともに、上述の設計対象漁網具のパラメータを設定する。また、観測モデルでは、既知数である観測値として、設計対象漁網具の目標値を設定する。
そして、データ同化処理部11Cは、上述と同様のデータ同化処理(拡張カルマンフィルタ)を実行する。これにより、データ同化処理部11Cは、網地質点の位置および速度の状態推定値とともに設計対象漁網具のパラメータの状態推定値を算出する。データ同化処理部11Cは、設計対象漁網具のパラメータの状態推定値を、漁網具パラメータ設定部16にフィードバックする。
数値シミュレーション部14Cは、フィードバックされた設計対象漁網具のパラメータの状態推定値を用いて、数値シミュレーションを実行する。
以下、上述の処理が繰り返される。これにより、設計対象漁網具のパラメータが設計対象漁網具の目標値を満たすように、設計対象漁網具のパラメータが逐次更新される。そして、データ同化処理部11Cは、設計対象漁網具の目標位置および目標速度と網地質点の位置および速度の状態推定値と差が閾値未満になったことを検出すると、設計対象漁網具のパラメータの状態推定値を、表示部20に出力する。表示部20は、この設計対象漁網具のパラメータの状態推定値を画像化して表示する。
このような構成を用いることによって、水中で所望の形状および動態を生じる漁網具を高精度に設計することができる。
なお、上述の説明では、漁網具設計支援装置120で実現する複数の処理を、それぞれに個別の機能部で実現する態様を示した。しかしながら、漁網具設計支援装置120で実現する複数の処理をプログラム化して記憶手段に記憶しておき、CPU等の情報処理装置で当該プログラムを読み出して実行してもよい。この場合、次に示すフローチャートに示す方法をプログラム化すればよい。図12は、本発明の第4の実施形態に係る漁網具設計支援方法のフローチャートである。
図12に示すように、本実施形態の漁網具設計支援方法では、情報処理装置は、上述の数値シミュレーションを用いて、網地質点の動態に関する値を算出する(S501)。この際、情報処理装置は、初回を除き、前回の状態推定値によって更新された漁網具のパラメータを用いて、数値シミュレーションを実行する。
次に、情報処理装置は、上述のシステムモデルを用いて、網地質点の動態に関する値から網地質点の動態に関する事前状態推定値と漁網具のパラメータの事前状態推定値とを算出する(S502)。次に、情報処理装置は、設計対象漁網具の目標値を設定する(S503)。なお、観測値の取得、事前状態推定値の算出、および、設計対象漁網具の目標値の設定は、この順に限るものではない。
次に、情報処理装置は、上述の観測モデルを用いて、事前状態推定値と観測値とから、網地質点の動態に関する状態推定値と漁網具のパラメータの状態推定値とを算出する(S504)。情報処理装置は、漁網具のパラメータの状態推定値が目標値を満たしていなければ(S505:NO)、網地質点の動態に関する状態推定値を、数値シミュレーションの入力値としてフィードバックし、漁網具のパラメータの状態推定値を、数値シミュレーションの設定値としてフィードバックする(S406)。情報処理装置は、漁網具のパラメータの状態推定値が目標値を満たしていれば(S505:YES)、漁網具のパラメータの状態推定値を、表示部等に出力する(S507)。
なお、上述の説明では、データ同化処理として、拡張カルマンフィルタを用いる態様を示したが、推定値を観測値で補正する他のデータ同化処理を用いてもよい。
10、10A、10B、10C:漁網具動態推定装置
11、11A、11B、11C:データ同化処理部
12:観測値取得部
13:操業条件取得部
14、14A、14B、14C:数値シミュレーション部
15:目標網裾深度設定部
16:漁網具パラメータ設定部
17:目標値設定部
20:表示部
30:センサ
32:受信機
40:操業制御部
90:船舶
91:漁網具
110:操業支援装置
111:事前状態推定値算出部
112:状態推定値算出部
120:漁網具設計支援装置
311、312、313:深度センサ

Claims (12)

  1. 漁網具の水中動態の数値シミュレーションに供する計算用モデルを構成する質点の位置または速度が入力され、前記漁網具の水中の運動方程式を用いて、前記質点の次時刻の位置または速度の事前状態推定値を算出する事前状態推定値算出部と、
    前記漁網具の網裾深度の観測値を取得する観測値取得部と、
    前記観測値と事前状態推定値とを用いて、データ同化処理により前記質点の位置または速度を修正した状態推定値を算出する状態推定値算出部と、
    前記状態推定値、前記漁網具の操業条件、および、前記漁網具の水中の運動方程式を用いて、前記数値シミュレーションによって、前記漁網具を構成する質点の次時刻の位置または速度を算出する数値シミュレーション部と、
    を備え
    前記事前状態推定値算出部は、
    前記数値シミュレーションに用いる抗力係数または付加質量係数の事前状態推定値を、前記質点の次時刻の位置または速度の事前状態推定値とともに算出し、
    前記状態推定値算出部は、
    前記抗力係数または付加質量係数の事前状態推定値、前記観測値、および、前記質点の次時刻の位置または速度の事前状態推定値を用いて、前記抗力係数または付加質量係数の状態推定値を算出する、
    網具動態推定装置。
  2. 漁網具の水中動態の数値シミュレーションに供する計算用モデルを構成する質点の位置または速度が入力され、前記漁網具の水中の運動方程式を用いて、前記質点の次時刻の位置または速度の事前状態推定値を算出する事前状態推定値算出部と、
    前記漁網具の網裾深度の観測値を取得する観測値取得部と、
    前記観測値と事前状態推定値とを用いて、データ同化処理により前記質点の位置または速度を修正した状態推定値を算出する状態推定値算出部と、
    前記漁網具の網裾深度の目標値を設定する目標網裾深度設定部と、
    を備え、
    前記状態推定値算出部は、
    前記網裾深度の目標値、前記観測値、および、前記事前状態推定値を用いて、前記漁網具の操業条件の状態推定値を算出する、
    漁網具動態推定装置。
  3. 請求項2に記載の漁網具動態推定装置と、
    前記操業条件に応じた操業制御を行う操業制御部と、
    を備える、
    操業支援装置。
  4. 請求項1または請求項2に記載の漁網具動態推定装置であって、
    前記運動方程式の物理定数を示すパラメータは、操業条件から算定される慣性力、付加質量力、抗力、浮力、重力、張力によって構成されている、
    漁網具動態推定装置。
  5. 漁網具の水中動態の数値シミュレーションに供する計算用モデルを構成する質点の位置または速度と前記漁網具の水中の運動方程式とを用いて、前記質点の次時刻の位置または速度の事前状態推定値を算出し、
    前記漁網具の網裾深度の観測値を取得し、
    前記観測値と事前状態推定値とを用いて、データ同化処理により前記質点の位置または速度を修正した状態推定値を算出し、
    前記状態推定値、前記漁網具の操業条件、および、前記漁網具の水中の運動方程式を用いて、数値シミュレーションによって、前記漁網具を構成する質点の次時刻の位置または速度を算出し、
    前記事前状態推定値の算出では、
    前記数値シミュレーションに用いる抗力係数または付加質量係数の事前状態推定値を、前記質点の次時刻の位置または速度の事前状態推定値とともに算出し、
    前記状態推定値の算出では、
    前記抗力係数または付加質量係数の事前状態推定値、前記観測値、および、前記質点の次時刻の位置または速度の事前状態推定値を用いて、前記抗力係数または付加質量係数の状態推定値を算出する、
    漁網具動態推定方法。
  6. 漁網具の水中動態の数値シミュレーションに供する計算用モデルを構成する質点の位置または速度と前記漁網具の水中の運動方程式とを用いて、前記質点の次時刻の位置または速度の事前状態推定値を算出し、
    前記漁網具の網裾深度の観測値を取得し、
    前記観測値と事前状態推定値とを用いて、データ同化処理により前記質点の位置または速度を修正した状態推定値を算出し、
    前記漁網具の網裾深度の目標値を設定し、
    前記状態推定値の算出では、
    前記網裾深度の目標値、前記観測値、および、前記事前状態推定値を用いて、前記漁網具の操業条件の状態推定値を算出する、
    漁網具動態推定方法。
  7. 請求項6に記載の漁網具動態推定方法の各処理を含み、
    前記操業条件に応じた操業制御を行う、
    操業支援方法。
  8. 請求項5または請求項6に記載の漁網具動態推定方法であって、
    前記運動方程式の物理定数を示すパラメータは、操業条件から算定される慣性力、付加質量力、抗力、浮力、重力、張力によって構成されている、
    漁網具動態推定方法。
  9. 漁網具の水中動態の数値シミュレーションに供する計算用モデルを構成する質点の位置または速度と前記漁網具の水中の運動方程式とを用いて、前記質点の次時刻の位置または速度の事前状態推定値を算出する処理と、
    前記漁網具の網裾深度の観測値を取得する処理と、
    前記観測値と事前状態推定値とを用いて、データ同化処理により前記質点の位置または速度を修正した状態推定値を算出する処理と、
    前記状態推定値、前記漁網具の操業条件、および、前記漁網具の水中の運動方程式を用いて、数値シミュレーションによって、前記漁網具を構成する質点の次時刻の位置または速度を算出する処理と、
    を含み、
    前記事前状態推定値の算出処理において、
    前記数値シミュレーションに用いる抗力係数または付加質量係数の事前状態推定値を、前記質点の次時刻の位置または速度の事前状態推定値とともに算出し、
    前記状態推定値の算出処理において、
    前記抗力係数または付加質量係数の事前状態推定値、前記観測値、および、前記質点の次時刻の位置または速度の事前状態推定値を用いて、前記抗力係数または付加質量係数の状態推定値を算出する、
    処理を情報処理装置に実行させる、漁網具動態推定プログラム。
  10. 漁網具の水中動態の数値シミュレーションに供する計算用モデルを構成する質点の位置または速度と前記漁網具の水中の運動方程式とを用いて、前記質点の次時刻の位置または速度の事前状態推定値を算出する処理と、
    前記漁網具の網裾深度の観測値を取得する処理と、
    前記観測値と事前状態推定値とを用いて、データ同化処理により前記質点の位置または速度を修正した状態推定値を算出する処理と、
    前記漁網具の網裾深度の目標値を設定する処理と、
    を含み、
    前記状態推定値の算出処理において、
    前記網裾深度の目標値、前記観測値、および、前記事前状態推定値を用いて、前記漁網具の操業条件の状態推定値を算出する、
    処理を、情報処理装置に実行させる、漁網具動態推定プログラム。
  11. 請求項10に記載の漁網具動態推定プログラムの各処理を含み、
    前記操業条件に応じた操業制御処理を、
    前記情報処理装置に実行させる、操業支援プログラム。
  12. 請求項10に記載の漁網具動態推定プログラムであって、
    前記運動方程式の物理定数を示すパラメータは、操業条件から算定される慣性力、付加質量力、抗力、浮力、重力、張力によって構成されている、
    漁網具動態推定プログラム。
JP2017048834A 2017-03-14 2017-03-14 漁網具動態推定装置、漁網具動態推定方法、漁網具動態推定プログラム、操業支援装置、操業支援方法、および、操業支援プログラム Active JP6923152B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017048834A JP6923152B2 (ja) 2017-03-14 2017-03-14 漁網具動態推定装置、漁網具動態推定方法、漁網具動態推定プログラム、操業支援装置、操業支援方法、および、操業支援プログラム
JP2021116791A JP7162820B2 (ja) 2017-03-14 2021-07-15 漁網具設計支援装置、漁網具設計支援方法、および、漁網具設計支援プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017048834A JP6923152B2 (ja) 2017-03-14 2017-03-14 漁網具動態推定装置、漁網具動態推定方法、漁網具動態推定プログラム、操業支援装置、操業支援方法、および、操業支援プログラム

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021116791A Division JP7162820B2 (ja) 2017-03-14 2021-07-15 漁網具設計支援装置、漁網具設計支援方法、および、漁網具設計支援プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018148859A JP2018148859A (ja) 2018-09-27
JP6923152B2 true JP6923152B2 (ja) 2021-08-18

Family

ID=63679466

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017048834A Active JP6923152B2 (ja) 2017-03-14 2017-03-14 漁網具動態推定装置、漁網具動態推定方法、漁網具動態推定プログラム、操業支援装置、操業支援方法、および、操業支援プログラム
JP2021116791A Active JP7162820B2 (ja) 2017-03-14 2021-07-15 漁網具設計支援装置、漁網具設計支援方法、および、漁網具設計支援プログラム

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021116791A Active JP7162820B2 (ja) 2017-03-14 2021-07-15 漁網具設計支援装置、漁網具設計支援方法、および、漁網具設計支援プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (2) JP6923152B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101835016B1 (ko) * 2017-12-27 2018-03-06 한국통산주식회사 선망 어업에 사용되는 그물 조립체

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5622140Y2 (ja) * 1977-08-11 1981-05-25
JPS602634B2 (ja) * 1979-05-09 1985-01-23 日本無線株式会社 魚網形状表示装置
JP3854111B2 (ja) * 2001-09-18 2006-12-06 株式会社東芝 気象予測システム、気象予測方法及び気象予測プログラム
JP3870359B2 (ja) * 2004-03-01 2007-01-17 日東製網株式会社 網地形状シミュレーションプログラム,漁網シミュレーションプログラム,漁撈シミュレーションプログラム並びに漁撈コントロールシステム
NO334751B1 (no) * 2011-09-22 2014-05-19 Scantrawl As System og fremgangsmåte for styring av trålfiske
JP2015121439A (ja) * 2013-12-20 2015-07-02 三菱重工業株式会社 海水流予測装置、影響情報取得装置、海水流予測方法およびプログラム。

Also Published As

Publication number Publication date
JP7162820B2 (ja) 2022-10-31
JP2021166547A (ja) 2021-10-21
JP2018148859A (ja) 2018-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108820157B (zh) 一种基于强化学习的船舶智能避碰方法
KR102432116B1 (ko) 항법 시스템
CN105122166B (zh) 稳定的方向控制系统和方法
US10437204B2 (en) Method and system for dynamic positioning of instrumented cable towed in water
JP2016517582A5 (ja)
JP2021166547A (ja) 漁網具設計支援装置、漁網具設計支援方法、および、漁網具設計支援プログラム
WO2019230282A1 (ja) 異常検出装置、異常検出方法、異常検出プログラム及び記録媒体
KR102577188B1 (ko) 목표 시스템에 대한 제어 시스템 생성
US10807234B2 (en) Component supply device and machine learning device
JP2017049801A5 (ja)
JP2019124539A5 (ja)
JP6617771B2 (ja) 線形パラメータ変動モデル推定システム、方法およびプログラム
JP2018022247A5 (ja)
JP2019159888A5 (ja)
JP5405252B2 (ja) 学習制御システム及び学習制御方法
JP6902790B2 (ja) 津波予測システム
JP6400437B2 (ja) 浮体位置決めシステム及び浮体位置決め方法
JP5221276B2 (ja) プラント監視制御装置、その制御方法及びその制御プログラム
JP4977861B2 (ja) 船体の消磁コイル組合せ導出方法
JP2016065750A (ja) 水中測位システム及び水中測位方法
US20120239232A1 (en) Method for Determining Correction Under Steering of a Point on a Towed Object towards a Goal Position
AU2013258332B2 (en) Method and apparatus for estimating the shape of an acoustic trailing antenna
JP2018054455A (ja) 雲位置推定装置、雲位置推定方法及び雲位置推定プログラム
JP7019982B2 (ja) 調整係数推定装置、モデル学習装置、及び方法
JP3870359B2 (ja) 網地形状シミュレーションプログラム,漁網シミュレーションプログラム,漁撈シミュレーションプログラム並びに漁撈コントロールシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170330

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181105

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200213

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210224

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210423

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210706

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210716

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6923152

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150