JP6916116B2 - 検査ストリップポートを封止するためのシャッタを有する医療機器 - Google Patents

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Description

本発明は、医療機器、および医療機器を操作する方法に関し、詳細には、分析器の検査ストリップポートを洗浄および殺菌することに関する。
病院および他の臨床状況では、医療提供者が、複数の患者に対して診断検査を行うために、検査ストリップ読取り機または検体監視デバイスなどの医療機器を使用し得る。現在の感染管理プロトコルは、医療提供者が各使用の合間または各患者の合間に医療機器を洗浄することを必要とする。これは、特定の医療機器が1年以内に何千回も洗浄される可能性があることを意味し得る。医療機器がその耐用期間内に何万回も洗浄される可能性があることすら予想される。
典型的な洗浄および殺菌プロトコルは、複数のステップを必要とし得る。例えば、医療提供者は、最初に医療機器を洗浄して、目に見える汚染物質をその外側表面から除去し得る。次に、医療デバイスは、殺菌液、または殺菌液が染み込んだ繊維製品を使用して殺菌され得る。その後、医療機器は乾燥させられる。
そのような医療デバイスを洗浄することにおける課題は、洗浄および/または殺菌のステップに使用される流体が、例えば検査要素ポートを介して医療機器の内側空間に入った場合に、診断検査を行うために使用される電子構成要素または精巧な機器を破壊する可能性があることである。生物試料または検査要素または検査ストリップを挿入するために使用されるポートは、これらの流体に対して封止される必要があるだけではなく、何万回ものサイクルに対して確実に封止されることが可能である必要がある。
米国特許出願公開第2012/0150448A1号は、検査ストリップポートを含むハンドヘルド形検体測定システムを開示している。
米国特許第8,158,081B2号は、検体メータにある開口部を覆うためのカバーを含む検体監視デバイスを開示している。カバーは、検体メータの外側にある。
パンフレット、Roche Diagnostics GmbH.March 2013.ACCU−CHEK Inform II BLOOD GLUCOSE MONITORING SYSTEM Operator’s Manual,version 3.0.Mannheim,Germany:Roche Diagnostics GmbH,(http://www.accu−chekinformii.com/pdf/05234646002_ACI2_OpsMan.pdfにおいてオンラインで入手可能)は、ハンドヘルド形血糖監視システムのための洗浄方法を124ページから131ページで説明している。
米国特許出願公開第2014/0123735A1号は、生物試料測定デバイスを開示している。測定デバイスは、生物試料を測定するためのセンサが挿入されるセンサ挿入開口部を有する本体ケースと、本体ケース内でセンサ挿入開口部の後ろに設けられた接続端子と、本体ケース内でセンサ挿入開口部と接続端子との間に設けられてセンサ挿入開口部を開閉するシャッタとを備える。
本発明は、独立請求項において、医療機器を操作する方法、および医療機器を提供する。実施形態は従属請求項に挙げられる。
当業者には理解されるように、本発明の態様は、装置、方法、またはコンピュータプログラムとして具現化され得る。したがって、本発明の態様は、完全にハードウェアの実施形態、完全にソフトウェアの実施形態(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコード、等を含む)、または、ソフトウェアおよびハードウェアの態様を組み合わせた実施形態の形態をとることができ、それらは全て、本明細書では「回路」、「モジュール」、または「システム」と総称され得る。さらに、本発明の態様は、コンピュータ実行可能コードが具現化された1つまたは複数のコンピュータ可読媒体において具現化されるコンピュータプログラムの形態をとることができる。
1つまたは複数のコンピュータ可読媒体の任意の組合せが利用され得る。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読信号媒体、またはコンピュータ可読記憶媒体であってもよい。本明細書において、「コンピュータ可読記憶媒体」は、コンピューティングデバイスのプロセッサによって実行され得る命令を記憶することができる任意の有形記憶媒体を包含する。コンピュータ可読記憶媒体は、非一時的コンピュータ可読記憶媒体と称されることがある。コンピュータ可読記憶媒体はまた、有形のコンピュータ可読媒体と称されることがある。いくつかの実施形態では、コンピュータ可読記憶媒体はまた、コンピューティングデバイスのプロセッサによってアクセスされ得るデータを記憶することが可能とされ得る。コンピュータ可読記憶媒体の例は、フロッピーディスク、磁気ハードディスクドライブ、固体ハードディスク、フラッシュメモリ、USBサムドライブ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、光学ディスク、光磁気ディスク、およびプロセッサのレジスタファイルを含むが、これらに限定されない。光学ディスクの例は、コンパクトディスク(CD)およびデジタル多用途ディスク(DVD)、例えばCD−ROM、CD−RW、CD−R、DVD−ROM、DVD−RW、またはDVD−Rディスクを含む。コンピュータ可読記憶媒体という用語はまた、ネットワークまたは通信リンクを介してコンピュータデバイスによってアクセスされることが可能な、様々なタイプの記録媒体を意味する。例えば、データは、モデム、インターネット、またはローカルエリアネットワークを通じて取り込まれてもよい。コンピュータ可読媒体上で具現化されるコンピュータ実行可能コードは、ワイヤレス、電線、光ファイバケーブル、RF、等を含むがこれらに限定されない任意の適切な媒体、または上述のものの任意の適切な組合せを使用して送信されてもよい。
コンピュータ可読信号媒体は、例えば、ベースバンドに、または搬送波の一部として、コンピュータ実行可能コードが具現化された伝播データ信号を含み得る。そのような伝播信号は、電磁気、光学、またはその任意の適切な組合せを含むがこれらに限定されない、様々な形態のいずれかをとることができる。コンピュータ可読信号媒体は、コンピュータ可読記憶媒体ではなく、命令実行システム、装置、もしくはデバイスによってまたはそれに関連して使用されるプログラムを伝達すること、伝播させること、または搬送することができる、任意のコンピュータ可読媒体であってもよい。
「コンピュータメモリ」または「メモリ」は、コンピュータ可読記憶媒体の一例である。コンピュータメモリは、プロセッサに直接アクセスすることができる任意のメモリである。「コンピュータ記憶装置」または「記憶装置」は、コンピュータ可読記憶媒体のさらなる例である。コンピュータ記憶装置は、任意の不揮発性コンピュータ可読記憶媒体である。いくつかの実施形態では、コンピュータ記憶装置は、コンピュータメモリであってもよく、その逆でもよい。
本明細書において、「プロセッサ」は、プログラムまたは機械実行可能命令、もしくはコンピュータ実行可能コードを実行することができる電子構成要素を包含する。「プロセッサ」を備えるコンピューティングデバイスへの言及は、2つ以上のプロセッサまたはプロセッシングコアを含む可能性があると解釈されるべきである。プロセッサは、例えば、マルチコアプロセッサであってもよい。プロセッサはまた、単一のコンピュータシステム内のプロセッサの集まり、または複数のコンピュータシステムの間で分散されたプロセッサの集まりを意味し得る。コンピューティングデバイスという用語はまた、それぞれがプロセッサを備えているコンピューティングデバイスの集まりまたはネットワークを意味する可能性があると解釈されるべきである。コンピュータ実行可能コードは、複数のプロセッサによって実行されてもよく、この複数のプロセッサは、同一のコンピューティングデバイス内にあってもよく、さらには複数のコンピューティングデバイスにわたって分散されていてもよい。
コンピュータ実行可能コードは、機械実行可能命令、またはプロセッサに本発明の態様を行わせるプログラムを含むことができる。本発明の態様のための操作を実行するためのコンピュータ実行可能コードは、Java、Smalltalk、C++、または同様のものなどのオブジェクト指向プログラミング言語、および「C」プログラミング言語もしくは同様のプログラミング言語などの従来の手続き型プログラミング言語を含む、1つまたは複数のプログラミング言語の任意の組合せで記述されてもよく、また、機械実行可能命令にコンパイルされてもよい。いくつかの事例では、コンピュータ実行可能コードは、高水準言語の形態、または事前にコンパイルされた形態である場合もあり、また、機械実行可能命令をオンザフライで生成するインタプリンタと併せて使用される場合もある。
コンピュータ実行可能コードは、完全にユーザのコンピュータ上で実行してもよく、独立したソフトウェアパッケージとして、部分的にユーザのコンピュータ上で実行してもよく、部分的にはユーザのコンピュータ上でまた部分的には遠隔のコンピュータ上で実行してもよく、または、完全に遠隔のコンピュータもしくはサーバ上で実行してもよい。後者の状況では、遠隔コンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)または広域ネットワーク(WAN)を含む任意のタイプのネットワークを通じてユーザのコンピュータに接続されてもよく、または、接続は、外部のコンピュータに(例えば、インターネットサービスプロバイダを用いてインターネットを通じて)なされてもよい。
本発明の態様は、本発明の実施形態による方法、装置(システム)、およびコンピュータプログラムに関する流れ図および/またはブロック図を参照して説明される。流れ図、図、および/またはブロック図の各ブロックもしくはブロックの一部分は、適用可能なときにコンピュータ実行可能コードの形態でコンピュータプログラム命令によって実施され得ることを理解されたい。互いに矛盾しない場合には、様々な流れ図、図、および/またはブロック図におけるブロックが組み合わせられ得ることが、さらに理解される。これらのコンピュータプログラム命令を汎用コンピュータ、専用コンピュータ、または他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサに提供して、機械を作り出してもよく、その結果、コンピュータまたは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサを介して実行される命令は、流れ図および/またはブロック図のブロックに明記された機能/行為を実施するための手段をもたらす。
これらのコンピュータプログラム命令はまた、コンピュータ可読媒体に記憶されてもよく、コンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読媒体に記憶された命令が流れ図および/またはブロック図のブロックに明記された機能/行為を実施する命令を含む製品を作り出すように、コンピュータ、他のプログラム可能なデータ処理装置、または他のデバイスに特定の方法で機能するように指示することができる。
コンピュータプログラム命令はまた、コンピュータ、他のプログラム可能なデータ処理装置、または他のデバイスにロードされ、コンピュータ、他のプログラム可能な装置、または他のデバイスに一連の作業ステップを実行させて、コンピュータ実施プロセスを作り出してもよく、その結果、コンピュータまたは他のプログラム可能な装置上で実行される命令が、流れ図および/またはブロック図のブロックに明記された機能/行為を実施するためのプロセスを提供する。
本発明は、1つの態様では、医療機器を操作する方法を提供する。医療機器は、検査ストリップを使用して生物試料の測定を行う分析器である。分析器は、例えば、ハンドヘルド形分析器または卓上形分析器であってもよい。
本明細書において、生物試料は、生物から採取された試料から抽出されるか、コピーされるか、複製されるか、または増殖する、任意の化学製品をも包含する。
本明細書において、検査ストリップは、液体生物試料を受け取るためのリボン形状の基材を包含する。検査ストリップは、生物試料内の判定されるべき検体と反応する化学薬品を含む使い捨ての要素であり、かつ、ただ1回の測定のために使用される。検体の判定は、様々な技術、例えば、光学的および/または電気化学的な方法を使用して行われてよく、したがって、検査ストリップは、これらの測定を行うための特定の測定構造、例えば光学的な検査野および/または電極構造を備える。
医療機器は、外側表面を有するハウジングを備える。ハウジングは、内側空間を取り囲む内部表面を備える。医療機器は、検査ストリップを分析するための分析ユニットをさらに備える。分析ユニットは、内側空間内に位置する。言い換えれば、分析ユニットは、医療機器のハウジングの内側に位置する。分析ユニットは、測定を行うために検査ストリップを受け入れるように構成された検査ストリップ台を備える。検査ストリップは、生物試料に対して測定が行われ得るように、分析ユニット内に設置されるように医療機器に挿入され得る。医療機器は、外側表面と内側表面との間に検査ストリップポートをさらに備える。検査ストリップポートは、検査ストリップを受け入れるように構成される。検査ストリップポートは、挿入方向に沿って検査ストリップ台に位置合わせされる。
医療機器は、検査ストリップポートを封止するためのシャッタをさらに備える。シャッタは、開位置および閉位置になるように構成される。シャッタは、内側空間内に位置する。シャッタは、閉位置にあるときに検査ストリップポートを封止するように構成される。シャッタが開位置にあるときには、検査ストリップは、検査ストリップポートを通して検査ストリップ台内に挿入され得る。シャッタは、検査ストリップ支持部を備える。検査ストリップ支持部は、シャッタが開位置にあるときには、検査ストリップポートおよび検査ストリップ台に位置合わせされる。シャッタは、第1の封止面を有する。
検査ストリップポートは、第2の封止面を有する。第1の封止面および第2の封止面は、閉位置において係合するように構成される。係合させることは、第1の封止面および第2の封止面が検査ストリップポートを封止することを意味する。シャッタは、シャッタを開位置と閉位置との間で移動させるための機構を備える。シャッタを閉位置と開位置との間で移動させることは、挿入方向に対して垂直なシャッタの回転を含む。閉位置と開位置との間で移動されるときにシャッタの追加的な運動が存在する場合もある。しかし、開位置と閉位置との間でのシャッタの動作は、挿入方向に対して垂直なシャッタの回転を含む。
医療機器は、機構を作動させてシャッタを開位置と閉位置との間で移動させるためのアクチュエータをさらに備える。アクチュエータは、例えば、医療デバイスを制御してシャッタを開閉させるためのプロセッサによって制御され得るモータまたは他のデバイスであってもよい。他の実施形態では、手によって作動される機構が存在し得る。例えば、機構を作動させるために、レバーまたは他のデバイスが使用されてもよい。
方法は、機構を作動させてシャッタを開位置に移動させるように、アクチュエータを制御するステップを含む。方法は、シャッタが開位置にある状態から始まる。次に、生物試料が検査ストリップ上に配置される。方法における次のステップは、検査ストリップが検査ストリップ支持部を通過して検査ストリップ台に入るように、検査ストリップを検査ストリップポートに挿入するステップである。試料を検査ストリップ上に配置するステップ、および、検査ストリップを検査ストリップポートに挿入するステップはまた、特に生物試料を検査ストリップの試料適用ポートから検査ストリップの測定構造へ搬送することができる試料搬送構造(例えば、毛管チャネル)を検査ストリップが備える場合には、逆の順序で行われてもよく、検査ストリップの試料適用ポートは、検査ストリップが検査ストリップポートに挿入される場合には医療デバイスの外側に配置され、検査ストリップの測定構造は、検査ストリップが検査ストリップポートに挿入される場合には医療デバイスの内側に配置される。すると、検査ストリップは、分析ユニットにより生物試料の測定が行われ得る位置にある。方法は、測定を行うために検査ストリップを分析ユニットで分析するステップをさらに含む。
次に、方法は、検査ストリップを医療機器から取り出すステップを含む。方法における次のステップは、機構を作動させてシャッタを閉位置に移動させるように、アクチュエータを制御するステップである。すると、検査ストリップポートは、第1の封止面と第2の封止面とを係合させることによって封止される。方法は、医療機器の外側表面を洗浄するステップをさらに含む。この実施形態は、より容易に洗浄され得る医療機器を提供することの便益を有し得る。これは、例えば、医院または病院において臨床状況で使用される検査ストリップ分析器にとって有益であり得る。そのような状況では、医療機器は、適切な衛生状態を確保しかつ感染が広まる機会を減少させるために、毎回の使用後に洗浄されるべきである。内側空間内のシャッタを有することにより、医療機器を洗浄することがより容易になる。
臨床的な使用においては、医療専門家は、典型的には、医療機器を2回以上使用するときに洗浄プロトコルに従うことが必要になる。典型的な洗浄プロトコルは、目に見える有機物または他の汚染物質が存在しないことを確実とするために、医療専門家が医療機器の外表面を洗浄することを通常必要とする。このステップの後、医療専門家は、通常、表面をさらに洗浄してバクテリアまたはウイルスなどのあらゆる微生物を始末または無力化するために、液体殺菌剤で表面を洗浄する。液体殺菌剤は、例えば、液体殺菌剤が注入されるかまたは浸透した、ワイプまたはタオルの形態で提供され得る。この洗浄の後、医療専門家は、表面を乾燥させ、かつ/または表面を拭ってきれいにすることができる。診療所または病院で使用される医療機器は、1日の間に繰返し使用されて、毎回の使用後にそのようなプロトコルに従って洗浄され得る。これは、結果的に、医療機器をその使用寿命中に何千回も洗浄されるものにし得る。本方法および医療機器は、より容易に洗浄され得、かつ/または度重なる洗浄および/もしくは滅菌をより良好に耐えることができる医療機器を提供し得る。
米国特許出願公開第2014/0123735A1号の生物試料測定デバイスは、デバイスに損傷を与えることなしに定期的に洗浄することができないはずである。米国特許出願公開第2014/0123735A1号のポートは、封止されない。米国特許出願公開第2014/0123735A1号の図14の例では、ピボット70aの近くには封止がない。米国特許出願公開第2014/0123735A1号では、シャッタは、流体の流入を抑制するだけである。米国特許出願公開第2014/0123735A1号のシャッタを通って、ある程度の流体が常に流入する。このことは、米国特許出願公開第2014/0123735A1号の段落[0083]から[0090]で説明されている。シャッタがケースと出会う位置にピボット70aが配置されるので、ポート5を封止するようにそれを修正することは不可能である。
別の実施形態では、医療機器は、電池式とされる。例えば、アクチュエータは、電池によって駆動されてもよい。分析ユニットもまた、電池によって駆動されてもよい。
別の実施形態では、電池は、再充電可能な電池である。
別の実施形態では、内側空間は、シャッタが閉位置にあるときに外側表面から密閉される。これは、シャッタが閉位置にあるときに医療機器をより容易に洗浄することができるという便益を有し得る。
別の実施形態では、内側空間は、シャッタが閉位置にあるときに水密である。本明細書において水密という用語は、場合により、水のみに、一部の液体に、または液体全般に適用され得ることを理解されたい。
別の実施形態では、内側空間は、シャッタが閉位置にあるときに外側表面から水密である。
別の実施形態では、シャッタが閉位置にあるときに、シャッタおよび検査ポートは、液体が検査ポートを通って内側空間に入ることができないように、しっかりと組み合わさる。
本明細書において、「封止される」という用語は、シャッタが閉位置にあるときには、検査ポートを通るガスおよび/または液体の搬送をシャッタが阻止することを意味することを理解されたい。
別の実施形態では、第1および第2の封止面は、異なる特性を有し得る。例えば、一方がパッキンなどの柔軟な表面を有し、一方が剛体のまたは硬質の表面であってもよい。別の例では、両方の表面が同様のものである場合もあり、例えば、両方が、柔軟なまたはパッキンのような表面を有し得る。
別の実施形態では、アクチュエータは、手動で操作されるレバー、ホイール、またはクランクである。
別の実施形態では、アクチュエータは、モータ、ステッパモータ、または他のアクチュエータ、例えばストローク磁石(stroke magnet)であり得る。
別の実施形態では、検査ストリップは、試料が検査ストリップ上に配置される前に挿入される。別の例では、試料は、検査ストリップ上に配置され、次いで、生物試料は、毛管力を介してストリップに引き込まれ得る。そして、このことが起きた後、検査ストリップは検査ストリップポートに挿入される。
別の実施形態では、検査ストリップ支持部は、閉位置にあるときに検査ストリップポートおよび検査ストリップ台に位置合わせされない。例えば、検査ストリップポート内に検査ストリップがあるときにシャッタを閉じることを不可能にしてもよい。
別の態様では、本発明は、医療機器を提供する。この医療機器は、検査ストリップを使用して生物試料の測定を行う分析器である。医療機器は、外側表面を有するハウジングを備える。ハウジングは、内側空間を取り囲む内部表面を備える。医療機器は、検査ストリップを分析するための分析ユニットをさらに備える。分析ユニットは、内側空間内に位置する。分析ユニットは、測定を行うために検査ストリップを受け入れるように構成された検査ストリップ台を備える。医療機器は、外側表面と内側表面との間に検査ストリップポートをさらに備える。検査ストリップポートは、検査ストリップを受け入れるように構成される。検査ストリップポートは、挿入方向に沿って検査ストリップ台に位置合わせされる。医療機器は、検査ストリップポートを封止するためのシャッタをさらに備える。シャッタは、開位置および閉位置になるように構成される。
シャッタは、内側空間内に位置する。シャッタは、閉位置にあるときに検査ストリップポートを封止するように構成される。シャッタは、検査ストリップ支持部を備える。検査ストリップ支持部は、シャッタが開位置にあるときには、検査ストリップポートおよび検査ストリップ台に位置合わせされる。シャッタは、第1の封止面を有する。検査ストリップポートは、第2の封止面を有する。第1の封止面および第2の封止面は、閉位置において係合するように構成される。シャッタは、シャッタを開位置と閉位置との間で移動させるための機構を備える。シャッタを閉位置と開位置との間で移動させることは、挿入方向に対して垂直なシャッタの回転を含む。医療機器は、機構を作動させてシャッタを開位置と閉位置との間で移動させるためのアクチュエータをさらに備える。
別の実施形態では、アクチュエータはモータである。医療機器は、機械実行可能命令を記憶するためのメモリをさらに備える。医療機器は、医療機器を制御するためのプロセッサをさらに備える。機械実行可能命令の実行により、プロセッサがモータを制御し、機構を作動させて、シャッタを開位置に移動させる。さらに、機械実行可能命令の実行により、プロセッサは、検査ストリップが検査ストリップ台に挿入されかつ生物試料が検査ストリップ上に配置されているときに、測定を行うために分析ユニットで検査ストリップを分析する。
さらに、機械実行可能命令の実行により、プロセッサは、検査ストリップが検査ストリップ台および検査ストリップポートから取り出されたときに、機構を作動させてシャッタを閉位置に移動させるように、モータを制御する。いくつかの例では、医療機器は、検査ストリップが取り出されるときにそれを自動的に検出し、かつ、モータを自動的に制御し得る。他の例では、検査ストリップが取り出されたことをプロセッサに知らせるために医療機器の操作者が使用する、ボタンまたは他のユーザインタフェースが存在し得る。
別の実施形態では、第1の封止面は、第1の円筒軸の周りで円筒形である。第2の封止面は、第2の円筒軸の周りで円筒形である。第1の円筒軸は、第2の円筒軸と平行である。
別の実施形態では、第1の円筒軸は、第2の円筒軸と同一である。
別の実施形態では、第1の封止面は、第1の半径を持つ円弧である凸状横断面を有する。第2の封止面は、第2の半径を持つ第2の円弧である凹状横断面を有する。
別の実施形態では、機構は、シャッタを第1の円筒軸の周りで回転させるピボットである。第1の円筒軸は、第2の円筒軸と同軸である。この例では、シャッタは、単に、所定の位置まで回転して検査ストリップポートを封止する円筒である。
別の実施形態では、機構は、シャッタを回転軸の周りで回転させるピボットである。回転軸は、第1の円筒軸に平行である。回転軸は、第1の回転軸からオフセットしている。いくつかの例では、第1の半径は、第2の半径と同じである。他の例では、第1の半径は、第2の半径よりも小さい。この例では、第1の円筒軸および第2の円筒軸は、互いにオフセットしている。この例は、封止面のパッキン封止面が常に接触していなくてもよいという便益を有し得る。例えば、シャッタは、オフセットしていてそれが所定の位置まで回転されると第1の封止面および第2の封止面が封止する、円筒または円筒の一部分であってもよい。これは、第1の封止面と第2の封止面との間の摩擦または摩耗の量を減らすことができる。
別の実施形態では、機構は、シャッタ、カム板、および固定支持部によって形成される。第1のカム板は、固定支持部に対して回転するように構成される。固定支持部は、ハウジングの内部表面にしっかりと接続される。シャッタは、第1の可動ピボットおよび第2の可動ピボットを備える。固定支持部は、第1の可動ピボットを案内するための第1の経路を備える。固定支持部は、第2の可動ピボットを案内するための第2の経路を備える。第1のカム板は、第1の可動ピボットを案内するための第3の経路を備える。
別の実施形態では、機構は、リンク機構である。例えば、前述の実施形態のカムは、リンク機構に置き換えられ得る。
別の実施形態では、機構は、シャッタを支持する2つの同一の機構部分を備える。例えば、シャッタは、円筒タイプまたはおおよそ円筒形の構造であってもよい。いくつかの例では、シャッタを支持するために、シャッタの両側に機構が存在し得る。1つの例では、シャッタを両側で支持する、2つの同一のまたは同等の機構が存在し得る。
別の実施形態では、医療機器は、医療機器が洗浄されたことを示すユーザ入力を受信するためのユーザインタフェースをさらに備える。機械実行可能命令の実行により、プロセッサはさらに、ユーザ入力の受信後に、機構を作動させてシャッタを開位置に移動させるように、モータを制御する。
別の実施形態では、医療機器は、検査ストリップが検査ストリップポートを通して挿入されたかどうかを検出するための検出器をさらに備える。機械実行可能命令の実行により、プロセッサはさらに、検査ストリップがもはや検査ストリップポートを通して挿入されていないことを検出器が示した後に、シャッタを閉位置に配置するように、モータを制御する。例えば、いったん検査ストリップが検査ストリップポートに挿入されると、それが取り出されたときはいつでも、シャッタが自動的に閉じる。いくつかの例では、検査ストリップが挿入されているかどうかを検出するための検出器は、光学的検出器とされ得る。他の例では、検出器は、検査ストリップが検査ストリップポートを通して挿入された場合に作動される機械式スイッチであり得る。
別の実施形態では、検査ストリップ支持部は、シャッタ内の穴である。検査ストリップ支持部をシャッタ内の穴として有することは、シャッタが閉じられているときに検査ストリップ支持部が清潔に保たれ、また、医療機器が洗浄されるときに洗浄剤が検査ストリップ支持部に接触できなくなるという利点を有し得る。
別の実施形態では、検査ストリップ支持部は、開位置にあるときに挿入方向に対して垂直な矩形の輪郭、開位置にあるときに挿入方向に対して垂直な楕円形の輪郭、および、開位置にあるときに検査ストリップポート近傍での楕円形の輪郭から検査ストリップ台近傍での矩形の輪郭に移行する輪郭のうちのいずれか1つを有する、シャッタ内の穴である。
別の実施形態では、分析ユニットは、光学的検査ストリップ分析器である。
別の実施形態では、分析ユニットは、電気化学的検査ストリップ分析器である。
別の実施形態では、分析ユニットは、光学的検査ストリップ分析器と電気化学的検査ストリップ分析器の組合せである。
本発明の上述の実施形態のうちの1つまたは複数は、組み合わせられる実施形態が互いに矛盾しない限りは組み合わせられ得ることを理解されたい。
以下において、単なる一例として、図面を参照しながら本発明の実施形態をより詳細に説明する。
医療機器の一部分の一例の図である。 シャッタが開位置にある、図1の医療機器のさらなる図である。 シャッタが開位置にある、図1の医療機器のさらなる図である。 シャッタが閉位置にある、図1の医療機器のさらなる図である。 シャッタが閉位置にある、図1の医療機器のさらなる図である。 医療機器の一部分のさらなる例の図である。 図6の斜視図である。 シャッタが開位置にある、図6の医療機器のさらなる図である。 シャッタが開位置にある、図6の医療機器のさらなる図である。 シャッタが中間位置にある、図6の医療機器のさらなる図である。 シャッタが中間位置にある、図6の医療機器のさらなる図である。 シャッタが閉位置にある、図6の医療機器のさらなる図である。 シャッタが閉位置にある、図6の医療機器のさらなる図である。 シャッタが閉位置にある、医療機器の一部分のさらなる例の横断面側面図である。 図13の医療機器の斜視図である。 図13の医療機器の別の横断面の斜視図である。 図13の医療機器のさらに別の横断面の斜視図である。 シャッタが中間位置にある、図13の医療機器の一部分の横断面側面図である。 図17の医療機器の斜視図である。 図17の医療機器の別の横断面の斜視図である。 図17の医療機器のさらに別の横断面の斜視図である。 シャッタが開位置にある、図13の医療機器の一部分の横断面側面図である。 図21の医療機器の斜視図である。 図21の医療機器の別の横断面の斜視図である。 図21の医療機器のさらに別の横断面の斜視図である。 図13から24に示された例のためのシャッタおよび機構部分の図である。 図13から25に示された例のためのシャッタ、第1の可動ピボット、および第2の可動ピボットの図である。 医療機器の一例の図である。 医療機器の一例の図である。 図25または26の医療機器を操作する方法を示す流れ図である。 検査ストリップ支持部の一例の図である。 検査ストリップ支持部のさらなる例の図である。 検査ストリップ支持部のさらなる例の図である。
これらの図における同様の番号が付けられた要素は、同等の要素であるか、または同じ機能を実行するものである。機能が同等である場合、それまでに論じられた要素は、後の図において論じられるとは限らない。
体液中の検体の濃度、例えばグルコース濃度を血液小滴から測定するために、使い捨ての電気化学的毛管センサ検査ストリップが、濃度を判定するための計測器との組合せで使用される。センサストリップを受け入れるために、計測器の外殻には穴が存在し、一般に「ストリップポート」または「検査ストリップポート」と呼ばれる。
現在の医療機器では、ストリップポートは常に開いており、ストリップポートを閉じる可能性はない。ストリップポートを閉じることに対する解決策について説明する唯一の特許が存在する(米国特許第8158081B2号参照)。
ストリップポートが常に開いているため、計測器の内側部分は、外部からの汚染を防がれない。流体、塵、およびその他のものが、ストリップポートの穴を通って計測器の内部に入り得る。このことは、計測器を役に立たなくなるまで、技術的な故障をもたらし得る。
専門家が使用する場合では、例えば、計測器全体が毎回の検査後にまたは患者毎に洗浄および殺菌されることが必要とされる。したがって、ストリップポートもまた、洗浄および殺菌されなければならない。少量の洗浄剤または殺菌剤がストリップポートの穴を通って計測器の内部に入ることが起こり得る。そうした薬剤の一部は非常に攻撃的であり、計測器が損傷する恐れが大きい。
例は、ストリップポートが使用されなくなるたびにストリップポートを閉じる機能を有し得る。これは、ストリップが計測器に挿入されるときにのみストリップポートが開かれることを意味する。測定の準備が整い、ストリップが取り出されると、ストリップポートは直ちに閉じられる。ファスナまたはシャッタは、計測器の内部の汚染が防止される形状に設計される。例えばストリップポートの表面上を(例えば、Clorox−wipeで)拭くことにより、ストリップポートが洗浄および殺菌されるときですら、汚染の恐れはなく、計測器は、技術的な故障および損傷を防止される。したがって、規制上の要件が満たされる。
計測器が非常に良く洗浄および殺菌され得ることを確実にすることが、有益である。したがって、計測器の表面、および特にストリップポートの領域は、可能な限り平滑でなければならない。このことを確実にするために、機械システム一式は、計測器の内側部分であり、計測器の表面上には、刻み目または小溝が存在しない。
ファスナは、方形の穴(square diametric hole)を有する円筒形部品である。円筒は、中心軸の周りで回転する。この軸の軸受は、軸が軸受内で回転することができる方法で、ハウジングまたはシャシに組み付けられる。ストリップポートの領域では、ハウジングは、円筒形部品が計測器の外側表面の一部分をも形成するように、開口部を有する。円筒形部品の方形の穴は、ハウジングの開口部の中間に配置される。円筒形部品の表面上には、パッキンが存在する。
ストリップポートが閉じられるときに、円筒形部品の方形の穴は、計測器の内側に配置され、パッキンは、ハウジングと接触する。ハウジング、パッキン、および円筒形部品は、封止を形成する。したがって、内側部分は汚染が防止される。
ストリップポートを開くために、方形の穴がハウジングの開口部の正面に配置されるように、円筒形部品が回転する。すると、ハウジングの開口部および円筒形部品の方形の穴を通してストリップを挿入することができる。
図1は、医療機器の一部分100を示す。この部分は、ハウジング102の一部分を示す。ハウジングは、外側表面104および内部表面106を有する。内部表面106により、内側空間108が囲まれる。検査ストリップポート112に挿入されている検査ストリップ110が示されている。内側空間108内には、シャッタ114が存在する。シャッタは、図1では開位置で示されている。シャッタ114は、支持構造116に取り付けられる。支持構造116は、内部表面106に取り付けられる。シャッタは、第1の封止面118を有する。検査ストリップポート112は、第2の封止面120を有する。この例では、第1の封止面は、第2の封止面120に接触して圧縮され得るパッキン材料122によって形成される。第1の封止面118および第2の封止面120の両方が、ピボット124によって示される軸の周りに同一の円筒形輪郭を有する。
シャッタ114は、ピボット124の周りで回転方向126に回転され得る。すると、パッキン材料122は、所定の位置まで回転して、第2の封止面120に接触して圧縮される。これにより、検査ストリップポート112が封止される。図1に示されるような開位置にあるときには、検査ストリップ110は、挿入方向128に沿って挿入され得る。シャッタ114は、検査ストリップ支持部130を有する。この例では、検査ストリップ支持部130は、検査ストリップポート112および検査ストリップ台と位置合わせされる穴であり、この図では検査ストリップ台は示されていない。
図2は、図1に示された医療機器の一部分の横断面図を示す。図2と図1との違いは、検査ストリップポート112および検査ストリップ支持部130に検査ストリップ110が挿入されていないことである。
図3は、図2の横断面図の斜視図を示す。図2および3の両方において、シャッタ114は開位置にある。図3では、第1の円筒軸300を見ることができる。この第1の円筒軸300は、ピボット124を通る。
図4は、シャッタ114が閉位置まで回転されていること以外は、図2に似ている。図4は、横断面図を示す。図5は、図4の横断面図の斜視図を示す。両方の第2の封止面120が第1の封止面118に接触して封止されていることが分かる。検査ストリップポート112は封止されている。検査ストリップ支持部130は、挿入方向128または検査ストリップポート112と、もはや位置合わせされていない。外側表面104は今や内部表面106から分離されていることが分かる。図4に示されるようにシャッタ114が閉位置にあるときには、外側表面104は洗浄され得る。
図6は、医療機器の一部分600のさらなる例を示す。図6に示された例は、図1に示された例に似ている。違いは、図6におけるピボットがシャッタ114の対称点に取り付けられていないことである。図6では、印が付けられた2つの破線十字、300および604が存在する。300は、第1の円筒軸であり、かつ、第2の封止面120に対する回転対称軸である。しかし、シャッタは、第1の軸300の周りでは回転せず、シャッタは、回転軸604の周りで回転するように取り付けられている。回転軸604はまた、第1の封止面118に対する円筒対称軸であり、かつ、第2の円筒軸604である。今や第2の封止面120と第1の封止面118との間に間隙602が存在することが分かる。シャッタ114が方向126に回転されるときに、シャッタ114は、回転軸604と同軸であるそのピボットの周りで回転するだけではなく、第2の封止面120と接触する。このことは、シャッタ114が閉じられるときに、第1の封止面118上の摩擦の量を減少させ得る。シャッタ114は回転軸604の周りで回転するので、シャッタ114は、回転されるにつれて、封止を方向128とは反対に移動させる。
別の解決法は、上記の本発明による円筒形部品が、中心軸の周りではなく、偏心軸の周りで回転することである。システムは、ストリップポートの閉位置においてのみ円筒形部品のパッキンがハウジングと完全に接触して封止が耐密になるように、設計される。円筒形部品が少しだけ回転した場合、偏心的な軸受は、ハウジングとパッキンとの間に間隙が現れるという効果を有する。パッキンとハウジングとの間で摩擦が生じるのがほんの小さな領域であることが利点である。
さらなる代替形態として、シャッタは、楕円形に成形されかつ円筒軸に対して対称的でない、第1の封止面を有し得る。これは、円筒形状のシャッタおよび第1の封止面とともに偏心軸を使用することと同等の機能を有し得る。
図6Aは、斜視図であること以外は図6と同じ図を示す。第1の軸300および第2の軸604の位置は、破線として示されている。
図7〜12は、完全な開位置から完全な閉位置へと移行する、図6のシャッタを示す。図7および8は、開いたシャッタ114を示す。この位置では、ストリップ支持部130は、挿入方向128に位置合わせされる。図7は、横断面図であり、図8は、図7の横断面の斜視図である。第2の封止面120の近くに、第2の封止面と第1の封止面118との間の大きな間隙602が存在することが分かる。
図9および10は、中間位置における同一のシャッタ114を示す。図9は、横断面図であり、図10は、図9の横断面の斜視図である。これらの図では、シャッタが回転したことだけではなく、第1の封止面118と第2の封止面120との間の間隙602が縮小したことが分かる。これは、シャッタが軸をずらして取り付けられており、シャッタ114が回転するにつれて第2の封止面120に接近するためである。図9および10では、検査ストリップ支持部130は、挿入方向128と、もはや位置合わせされていない。しかし、依然として間隙602が存在し、検査ストリップポート112が通じる内側空間108は、まだ封止されていない。
図11および12は、閉位置におけるシャッタ14を示す。図11は、横断面図であり、図12は、図11の横断面の斜視図である。図11および12で分かるように、第2の封止面120と第1の封止面118との間には、もはやいかなる間隙も存在しない。挿入方向128は、シャッタ114によって遮断され、内側空間108は、今や、検査ストリップポート112が通じる外側表面104から封止される。検査ストリップポート112を開くために、シャッタ114は、126と標識された回転方向に回転され得る。
別の解決法は、円筒形部品の運動が単に中心のまたは偏心の運動ではないことである。運動は、2つのシーケンスに分割される。すなわち、回転シーケンスおよび線形シーケンスである。2つのシーケンスは、リンク動作システムを用いて実現される。円筒形部品は、カム板に取り付けられる。このカム板は、ハウジングまたはシャシに取り付けられる。
リンク動作は、ストリップポートの開位置においてパッキンとハウジングとの間に間隙が存在するように設計される。ストリップポートが閉じられるときに、円筒形部品は最初に回転して、次いで線形運動を行う。線形運動により、ハウジングとパッキンとの間の間隙が閉じられ、封止が耐密になる。ストリップポートを開くことにより、最初に線形運動が生じ、次いで円筒形部品が回転する。この解決法の利点は、ガスケットとハウジングとの間の回転による摩擦がそれ以上存在しないことであり得る。
図13〜24は、シャッタが構成され得る方法の異なる例を示す。これらの図では、シャッタ114を回転および平行移動させるために、2つのカム板が使用される。シャッタは、種々の図において3つの異なる位置で示されている。
図13〜16では、シャッタは、閉位置1400で示されている。図17〜18では、シャッタは中間位置1402で示されている。図21〜24では、シャッタは開位置1404で示されている。
図13、17、および21は、側面図1406でのシャッタ機構を示し、この側面図1406は、第1の横断面から見たものである。図14、18、および22は、図13、17、および21でも示されている第1の横断面に沿った斜視図1408を示す。図15、19、および23は、第2の横断面に沿ったものであるさらなる斜視図1410を示す。第2の横断面は、シャッタが機構の図を邪魔しないような断面に選択されている。図16、20、および24は、機構の第3の横断面に沿ったさらなる斜視図1412を示す。図13〜24に示された機構または医療機器の一部分1301は、図1〜12に示された機構に似ている。しかし、図13〜24では、シャフト1303を介して固定支持部1305に接続されたカム板1300が存在する。軸受1307が、シャフト1303を固定支持部1305に接続する。固定支持部1305は、医療機器の一部分1301の内側106に接続される。固定支持部1305は、第1の経路1308、および第2の経路1310を有する。カム板1300は、第3の経路1312を有する。
シャッタ114には、2つの可動ピボットが取り付けられる。第1の可動ピボット1304、および第2の可動ピボット1306である。第1の可動ピボット1304および第2の可動ピボット1306は、シャッタ114に対して一定の相対位置を有する。固定支持部1305は、第1の可動ピボット1304を案内するために、第1の経路1308を有する。固定支持部1305は、第2の可動ピボット1306を案内する第2の経路1310をさらに有する。
カム板1300にある第3の経路1312もまた、第1の可動ピボット1304を案内するために使用される。カム板1300は、回転されるにつれて、第1の可動ピボットを駆動する。第1および第2の可動ピボットはシャッタ114に対して固定された関係を有するので、それにより第2の可動ピボット1306が第2の経路1310に沿って駆動され、第1の可動ピボット1304は、第1の経路1308に沿って駆動され得る。図13〜24に示された機構は、シャッタ114が閉位置にあるシステムを示し、シャッタ114は、開位置へと回転する前に、後退する。これは、第1の封止面118での摩耗および裂けを減少させるので、特に有利であり得る。図13では、シャッタ114は、閉位置で示されている。図17では、シャッタ114は、第1の封止面118が第2の封止面120と、もはや接触していないように、離れたものとして示されている。最後に、図21では、シャッタ114は、検査ストリップ支持部130が検査ストリップを受け入れることができる位置にあるように、回転する。
図14、18、および22は、斜視図であること以外は、図13、17、および21と同じ詳細を示す。図15、19、および23は、固定支持部1305を部分的に通る横断面を示す。図15、19、および23は、シャッタ114が開かれているときの、第1の経路1308内の第1の可動ピボット1304、および第2の経路1310内の第2の可動ピボット1306の、相対位置を示す。図16、20、および24は、カム板1300を通って部分的に切った横断面図を示す。この図は、カム板1300の回転位置、さらに第3の経路1312内での第1の可動ピボット1304の位置を示す。これらの図に示された種々の横断面図は、医療機器の一部分1301の機構が機能する方法の理解を可能にする。
図25は、図13〜24の機構のためのシャッタ機構のさらなる図を示す。この例では、シャッタ114は、2つの機構部分2502によって懸架され、これらの機構部分2502は、互いに鏡像である。シャッタ114は、これらの機構部分2502によって両側で支持される。
図26は、図13〜25に示された機構のシャッタ114を示す。第1の可動ピボット1304および第2の可動ピボット1306は、シャッタ114上のそれらの位置に対して固定されていることが分かる。
図27は、医療機器2500の一例を示す。この医療機器は、外側表面104および内部表面106を有するハウジング102を備える。内部表面106は、内側空間108を取り囲む。シャッタ機構2501によって封止されているものとして示された検査ストリップポート112が存在する。シャッタ機構2501は、図1〜24に示された機構のうちのいずれか1つによるものでよい。この図では、シャッタ114は、2つの機構部分2502によって支持されているものとして示される。他の変形形態では、1つの機構部分2502だけが存在する。この例では、同等の機構が、シャッタ114を両側で支持する。アクチュエータ2506を有するモータ2504が示されており、アクチュエータ2506は、機構2501を駆動するために使用される。モータ2504は、シャッタ114を自動的に開閉するために使用され得る。この図では、シャッタは、閉じているものとして示され、検査ストリップポート112は、封止されている。検査ストリップポート112が開いていると、分析ユニット2508内にストリップが挿入され得る。分析ユニット2508内には、測定を行うために検査ストリップを受け入れるように構成された検査ストリップ台2510が存在する。
分析ユニット2508およびシャッタ機構2501に隣接して、ストリップ検出器2520が存在する。ストリップ検出器2520は、医療機器2500内での検査ストリップの存在を検出するために使用される、機械的または光学的なセンサである。医療機器2500は、プロセッサ2515を含むものとしてさらに示されている。プロセッサ2515は、モータ2504、分析ユニット2508、任意選択のストリップ検出器2520、さらにタッチスクリーンディスプレイ2514に接続される。プロセッサ2515は、メモリ2511にさらに接続される。プロセッサ2515は、それらの構成要素のための命令を送受信しかつ医療機器2500の動作および機能を制御することができるように、構成される。メモリ2511は、一連の命令2512を含むものとして示されている。命令2512を実行することにより、プロセッサ2515が医療機器2500を制御および操作することが可能になる。メモリ2511は、分析ユニット2508を使用して取得された少なくとも1つの測定値2513を含むものとしてさらに示されている。
タッチスクリーン2514は、データおよび情報を表示することの他に、医療機器2500の操作者またはユーザからの入力を受け取ることのために構成される。例えば、図25に示されるように医療機器2500がそのストリップポートを封止している場合、タッチスクリーン2514は、洗浄プロトコルが終了したかどうかを尋ねるメッセージ2516を表示してもよい。メッセージは、例えば「洗浄プロトコルは終了したか?」であってもよい。洗浄プロトコルが終了したことをプロセッサ2515に知らせるために操作者が使用することができる、グラフィカルユーザインタフェース制御要素2518またはボタンが存在する。制御要素2518は、例えば、それに表示された「はい」という文字を有し得る。例えば、洗浄プロトコルが終了したときに、プロセッサ2515は、シャッタ114が開かれるようにモータ2504を制御することができ、すると、さらなる測定2513が行われ得るように、検査ストリップを分析ユニットに挿入して、検査ストリップ台2510内に適切に設置することが可能になる。
図28は、医療機器2600のさらなる例を示す。医療機器2600は、モータ2504およびアクチュエータ2506が図25に示されたのとは異なって構成されているものとして示されていること以外は、図25に示された医療機器2500に似ている。
図29は、図25の医療機器2500または図26の医療機器2600を操作する1つの方法を示す流れ図である。最初に、ステップ2700において、シャッタ114を開位置に移動させるように、アクチュエータモータ2504が制御される。図25および26では、アクチュエータ2506は、モータ2504によって移動されるものとして示されている。他の例では、アクチュエータは、例えば、手動で制御または移動され得る。次に、ステップ2702において、生物試料が検査ストリップ上に配置される。
次に、ステップ2704において、検査ストリップが検査ストリップ支持部を通過して検査ストリップ台2510に入るように、検査ストリップが検査ストリップポート112に挿入される。次に、ステップ2706において、測定2513を行うために、検査ストリップが分析ユニット2508で分析される。次に、ステップ2708において、検査ストリップは、医療機器2500、2600から取り出される。次に、ステップ2710において、機構2501を作動させてシャッタ114を閉位置に移動させるように、アクチュエータ2506が制御される。
最後に、ステップ2712において、医療機器2500、2600の外側表面104が洗浄される。医療機器2500、2600を洗浄および殺菌するためのプロトコルは、医療機器2500、2600の電子装置および他の構成要素に容易に損傷を与える化学薬品を用いて行われ得る。例えば、臨床状況では、医療機器2500、2600は、恐らく毎回の使用後にまたは少なくとも異なる患者間の使用の合間に洗浄される。洗浄プロトコルは、いくつかのステップを伴い得る。例えば、プロトコルは、表面上のいかなる明白な流体または汚染物質をも除去するために医療機器をしっかりと拭くステップから始まり得る。次いで、1種または複数種の化学溶液を用いて医療機器2500、2600が洗浄および/または殺菌され得る、1つまたは複数のステップが続いてもよい。最後に、医療機器2500、2600は乾燥され得る。洗浄および殺菌プロトコルが終了すると、操作者またはユーザは、別の検査ストリップの挿入に備えて機構2501を開くことを選択することができる。
図30は、検査ストリップ支持部130’を含むシャッタ114の抽象概念を示す。この例では、検査ストリップ支持部130’は、挿入方向128に対して垂直に、楕円形の輪郭を有する。
図31は、検査ストリップ支持部130’’を含むシャッタのさらなる例を示す。この例では、検査ストリップ支持部130’’は、挿入方向128に対して垂直に、矩形の輪郭を有する。
図32は、検査ストリップ支持部130’’’を含むシャッタ114のさらなる例を示す。この例では、検査ストリップ支持部130’’’は、開位置にあるときに検査ストリップ支持部近傍での挿入方向128に対して垂直な楕円形から検査ストリップ台近傍での矩形の輪郭に移行する輪郭を有する。図30〜32におけるシャッタは、全て開位置で示されている。挿入方向128は、検査ストリップ支持部130’、130’’、130’’’に位置合わせされている。
100 医療機器の一部分
102 ハウジング
104 外側表面130
106 内部表面
108 内側空間
110 検査ストリップ
112 検査ストリップポート
114 シャッタ
116 支持構造
118 第1の封止面
120 第2の封止面
122 パッキン材料
124 ピボット
126 回転方向
128 挿入方向
130 検査ストリップ支持部
130’ 検査ストリップ支持部
130’’ 検査ストリップ支持部
130’’’ 検査ストリップ支持部
300 第1の円筒軸
600 医療機器の一部分
602 間隙
604 回転軸または第2の円筒軸
1300 カム板
1301 医療機器の一部分
1303 シャフト
1304 第1の可動ピボット
1305 固定支持部
1306 第2の可動ピボット
1307 軸受
1308 第1の経路
1310 第2の経路
1312 第3の経路
1400 閉位置
1402 中間位置
1404 開位置
1406 第1の横断面に沿った側面図
1408 第1の横断面に沿った斜視図
1410 第2の横断面に沿った斜視図
1412 第3の横断面に沿った斜視図
2500 医療機器
2501 シャッタ機構
2502 機構部分
2504 モータ
2506 アクチュエータ
2508 分析ユニット
2510 検査ストリップ台
2511 メモリ
2512 命令
2513 測定値、測定
2514 タッチスクリーン
2515 プロセッサ
2516 メッセージ「洗浄プロトコルは終了したか?」
2518 グラフィカルユーザインタフェース制御要素
2520 ストリップ検出器
2600 医療機器
2700 機構を作動させてシャッタを開位置に移動させるように、アクチュエータを制御する
2702 生物試料を検査ストリップ上に配置する
2704 検査ストリップが検査ストリップ支持部を通過して検査ストリップ台に入るように、検査ストリップを検査ストリップポートに挿入する
2706 測定を行うために、検査ストリップを分析ユニットで分析する
2708 検査ストリップを医療機器から取り出す
2710 機構を作動させてシャッタを閉位置に移動させるように、アクチュエータを制御する
2712 医療機器の外側表面を洗浄する

Claims (17)

  1. 医療機器(2500、2600)を操作する方法であって、前記医療機器が、検査ストリップ(110)を使用して生物試料の測定(2513)を行うための分析器であり、前記医療機器が、
    外側表面(104)を有するハウジング(102)であって、内側空間(108)を取り囲む内部表面(106)を含む、ハウジング(102)と、
    前記検査ストリップを分析するための分析ユニット(2508)であって、前記内側空間内に位置し、前記測定を行うために前記検査ストリップを受け入れるように構成された検査ストリップ台(2510)を含む、分析ユニット(2508)と、
    前記外側表面と前記内部表面との間の検査ストリップポート(112)であって、前記検査ストリップを受け入れるように構成され、挿入方向(128)に沿って前記検査ストリップ台に位置合わせされる、検査ストリップポート(112)と、
    前記検査ストリップポートを封止するためのシャッタ(114)であって、開位置および閉位置になるように構成され、前記内側空間内に位置し、前記閉位置にあるときに前記検査ストリップポートを封止するように構成され、検査ストリップ支持部(130)を含み、前記検査ストリップ支持部が、前記シャッタが前記開位置にあるときには前記検査ストリップポートおよび前記検査ストリップ台に位置合わせされ、前記シャッタが、第1の封止面(118)を有し、前記検査ストリップポートが、第2の封止面(120)を有し、前記第1の封止面および前記第2の封止面が、前記閉位置において係合するように構成され、前記シャッタが、前記シャッタを前記開位置と前記閉位置との間で移動させるための機構(100、600、1900、2501、2502)を含み、前記シャッタを前記閉位置と前記開位置との間で移動させることが、前記挿入方向に対して垂直な前記シャッタの回転(126)を含む、シャッタ(114)と、
    前記機構を作動させて前記シャッタを前記開位置と前記閉位置との間で移動させるためのアクチュエータ(2506)と
    を備え、
    前記機構を作動させて前記シャッタを前記開位置に移動させるように、前記アクチュエータを制御するステップ(2700)と、
    前記生物試料を前記検査ストリップ上に配置するステップ(2702)と、
    前記検査ストリップが前記検査ストリップポートを通過して前記検査ストリップ台に入るように、前記検査ストリップを前記検査ストリップポートに挿入するステップ(2704)と、
    測定を行うために前記分析ユニットで前記検査ストリップを分析するステップ(2706)と、
    前記検査ストリップを前記医療機器から取り出すステップ(2708)と、
    前記機構を作動させて前記シャッタを前記閉位置に移動させるように、前記アクチュエータを制御するステップ(2710)と、
    前記医療機器の前記外側表面を洗浄するステップ(2712)と
    を含む、方法。
  2. 検査ストリップを使用して生物試料の測定(2513)を行うための分析器である医療機器(2500、2600)であって、
    外側表面(104)を有するハウジング(102)であって、内側空間(108)を取り囲む内部表面(106)を含む、ハウジング(102)と、
    前記検査ストリップを分析するための分析ユニット(2508)であって、前記内側空間内に位置し、前記測定を行うために前記検査ストリップを受け入れるように構成された検査ストリップ台(2510)を含む、分析ユニット(2508)と、
    前記外側表面と前記内部表面との間の検査ストリップポート(112)であって、前記検査ストリップを受け入れるように構成され、挿入方向(128)に沿って前記検査ストリップ台に位置合わせされる、検査ストリップポート(112)と、
    前記検査ストリップポートを封止するためのシャッタ(114)であって、開位置および閉位置になるように構成され、前記内側空間内に位置し、前記閉位置にあるときに前記検査ストリップポートを封止するように構成され、検査ストリップ支持部(130)を含み、前記検査ストリップ支持部が、前記シャッタが前記開位置にあるときには前記検査ストリップポートおよび前記検査ストリップ台に位置合わせされ、前記シャッタが、第1の封止面(118)を有し、前記検査ストリップポートが、第2の封止面(120)を有し、前記第1の封止面および前記第2の封止面が、前記閉位置において係合するように構成され、前記シャッタが、前記シャッタを前記開位置と前記閉位置との間で移動させるための機構を含み、前記シャッタを前記閉位置と前記開位置との間で移動させることが、前記挿入方向に対して垂直な前記シャッタの回転を含む、シャッタ(114)と、
    前記機構を作動させて前記シャッタを前記開位置と前記閉位置との間で移動させるためのアクチュエータ(2506)と
    を備える、医療機器(2500、2600)。
  3. 前記アクチュエータが、モータ(2504)を備え、前記医療機器が、機械実行可能命令(2512)を記憶するためのメモリ(2511)をさらに備え、前記医療機器が、前記医療機器を制御するためのプロセッサ(2515)をさらに備え、前記機械実行可能命令の実行により、前記プロセッサが、
    前記機構を作動させて前記シャッタを前記開位置に移動させるように、前記モータを制御するステップ(2700)と、
    前記検査ストリップが前記検査ストリップ台に挿入されかつ前記生物試料が前記検査ストリップ上に配置されているときに、前記測定を行うために前記分析ユニットで前記検査ストリップを分析するステップ(2706)と、
    前記検査ストリップが前記検査ストリップ台および前記検査ストリップポートから取り出されたときに、前記機構を作動させて前記シャッタを前記閉位置に移動させるように、前記モータを制御するステップ(2710)と
    を行う、請求項2に記載の医療機器。
  4. 前記医療機器が、洗浄されたことを示すユーザ入力を受信するためのユーザインタフェース(2514)をさらに備え、前記機械実行可能命令の実行により、前記プロセッサがさらに、前記ユーザ入力の受信後に、前記機構を作動させて前記シャッタを前記開位置に移動させるように、前記モータを制御する、請求項3に記載の医療機器。
  5. 検査ストリップが前記検査ストリップポートを通して挿入されたかどうかを検出するための検出器(2520)をさらに備え、前記機械実行可能命令の実行により、前記プロセッサがさらに、前記検査ストリップがもはや前記検査ストリップポートを通して挿入されていないことを前記検出器が示した後に、前記シャッタを前記閉位置に配置するように、前記モータを制御する、請求項3または4に記載の医療機器。
  6. 前記第1の封止面が、第1の円筒軸(300)の周りで円筒形であり、前記第2の封止面が、第2の円筒軸(604)の周りで円筒形であり、前記第1の円筒軸が、前記第2の円筒軸と平行である、請求項2から5までのいずれか一項に記載の医療機器。
  7. 前記第1の封止面が、第1の半径を持つ円弧である第1の凸状横断面を有し、前記第2の封止面が、第2の半径を持つ第2の円弧である第2の凹状横断面を有する、請求項6に記載の医療機器。
  8. 前記機構が、前記シャッタを前記第1の円筒軸の周りで回転させるピボットであり、前記第1の円筒軸が、前記第2の円筒軸と同軸である、請求項6または7に記載の医療機器。
  9. 前記機構が、前記シャッタを回転軸(604)の周りで回転させるピボット(124)であり、前記回転軸が、前記第1の円筒軸(300)に平行であり、前記回転軸が、前記第1の円筒軸からオフセットしており、前記第1の半径が前記第2の半径と同じであること、および、前記第1の半径が前記第2の半径よりも小さいことの、いずれか一方である、請求項7に記載の医療機器。
  10. 前記機構が、前記シャッタ、カム板(1300)、および固定支持部(1902)によって形成され、前記カム板が、前記固定支持部に対して回転するように構成され、前記固定支持部が、前記ハウジングの前記内部表面にしっかりと接続され、前記シャッタが、第1の可動ピボット(1304)および第2の可動ピボット(1306)を備え、前記固定支持部が、前記第1の可動ピボットを案内するための第1の経路(1308)を備え、前記固定支持部が、前記第2の可動ピボットを案内するための第2の経路(1310)を備え、前記カム板が、前記第1の可動ピボットを案内するための第3の経路(1312)を備える、請求項2から7までのいずれか一項に記載の医療機器。
  11. 前記機構が、前記シャッタを支持する2つの同等の機構部分(2502)を含む、請求項2から10までのいずれか一項に記載の医療機器。
  12. 前記検査ストリップ支持部が、前記シャッタ内の穴である、請求項2から11までのいずれか一項に記載の医療機器。
  13. 前記検査ストリップ支持部が、前記開位置にあるときに前記挿入方向に対して垂直な矩形の輪郭(130’’)、前記開位置にあるときに前記挿入方向に対して垂直な楕円形の輪郭(130’)、および、前記開位置にあるときに前記検査ストリップポート近傍での楕円形の輪郭から前記検査ストリップ台近傍での矩形の輪郭に移行する輪郭(130’’’)のうちのいずれか1つを有する、請求項12に記載の医療機器。
  14. 前記分析ユニットが、光学的検査ストリップ分析器、電気化学的検査ストリップ分析器、およびそれらの組合せのうちのいずれか1つである、請求項2から13までのいずれか一項に記載の医療機器。
  15. 前記内側空間が、前記シャッタが前記閉位置にあるときに前記外側表面から密閉される、請求項2から14のいずれか一項に記載の医療機器。
  16. 前記内側空間が、前記シャッタが前記閉位置にあるときに水密である、請求項2から15までのいずれか一項に記載の医療機器。
  17. 前記シャッタが前記閉位置にあるときに、前記シャッタおよび前記検査ストリップポートが、液体が前記検査ストリップポートを通って前記内側空間に入ることができないように、しっかりと組み合わさる、請求項2から16までのいずれか一項に記載の医療機器。
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