JP6915362B2 - 転送装置、転送方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、転送装置、転送方法及びプログラムに関する。
IoT(Internet of Things)においては、身の回りのあらゆるモノに組み込まれたセンサがネットワークを通じて繋がり、様々なアプリケーションを実現することが想定されている。例えば、非特許文献1においては、IoTにおけるアプリケーションとして宅内ロボット、生活介護、工業利用、物流等を挙げた上で、それらがほんの一例であり、さらに多様なアプリケーションの実現が見込まれることを示唆している。IoTでは、センサから送られたデータをネットワークを通じて収集し、さらにデータの分析を行い、そこから意味のある情報を抽出することで、様々なアプリケーションの実現を可能とする(非特許文献2)。
しかし、あらゆるモノにセンサが組み込まれることにより、収集されるセンサデータ量も膨大となるため、ネットワークへの負荷が問題となる。そのような問題に対し、非特許文献3では、クラウドと連携することで、転送する必要のないデータをエッジノードでトリミングするような方式を提案しているが、具体的にどのような基準でトリミングを行うかについてまでは議論されていない。
また、非特許文献4では、アプリケーションの要求に応じてエッジノードでデータのフィルタリング及び情報の抽出を行うことでトラヒック量やサーバ負荷を低減させる手法を提案し、非特許文献5では、圧縮センシングを用いることでトラヒック量を削減させる手法を提案している。
Atzori, Luigi, Antonio Iera, and Giacomo Morabito. "The internet of things: A survey," Computer networks 54.15 (2010): 2787-2805. Charith Perera, Arkady Zaslavsky, Peter Christen, and Dimitrios Georgakopoulos. "Context aware computing for the internet of things: A survey," Communications Surveys & Tutorials, IEEE, Vol. 16, No. 1, pp. 414-454, 2014. Aazam, Mohammad, and Eui-Nam Huh. "Fog computing and smart gateway based communication for cloud of things." Future Internet of Things and Cloud (FiCloud), 2014 International Conference on. IEEE, 2014. Pohan Peng and Fuchun Joseph Lin, "Improving Fast Velocity and Large Volume Data Processing in IoT/M2M Platforms," IEEE World Forum on Internet of Things 2016. Amarlingam Madapu, P Rajalakshmi, Durga Prasad K v v, Pradeep Mishra, "Compressed Sensing for Different Sensors: A Real Scenario for WSN and IoT," IEEE World Forum on Internet of Things 2016.
上記のように、IoTにおけるデータ量削減に対する研究は行われているが、エッジノードにおいてセンサデータにどのような処理を行うかは、ネットワークの負荷状況やサーバにおけるデータ分析の精度目標に応じて決定されるのが望ましい。特に、サーバにおいて少ない入力データで高精度な分析を行える場合、精度目標に応じたデータ処理をエッジノードで行うことで大幅にトラヒック量を削減することが期待される。また、センサデータの処理においては、データ自身の重要度についても考慮することがより望ましいと考えられる。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、センサデータに関する処理の品質の大きな劣化を回避しつつセンサデータのトラヒック量を削減することを目的とする。
そこで上記課題を解決するため、転送装置は、センサデバイスからデータを受信する受信部と、信されたデータのデータ量の削減の割合を選択する選択部と、前記受信されたデータのデータ量を、前記選択部によって選択された割合に基づいて削減する変換部と、データ量の削減後のデータをサーバ装置へ送信する送信部と、過去に選択された変換方法が適用された際のデータの転送に利用されるネットワークの負荷状況、又は当該変換方法が適用された際の前記サーバ装置による前記データの分析精度の履歴に基づいて、前記割合と前記負荷状況又は前記分析精度との関係を推定する第1の推定部とを有し、前記選択部は、前記関係に基づいて、前記受信されたデータのデータ量の削減の割合を選択する。
センサデータに関する処理の品質の大きな劣化を回避しつつセンサデータのトラヒック量を削減することができる。
第1の実施の形態におけるネットワーク構成例を示す図である。 第1の実施の形態におけるエッジノードNeのハードウェア構成例を示す図である。 エッジノードNeの機能構成例を示す図である。 第2の実施の形態においてエッジノードNeが実行する処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。 第2の実施の形態におけるサンプリングレートの計算方法の一例を示す図である。 第3の実施の形態においてエッジノードNeが実行する処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。 第4の実施の形態におけるフィルタリングのポリシーの選択方法の一例を示す図である。 第8の実施の形態における重要度の計算処理の処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。 シミュレーションの内容を説明するための図である。 シミュレーションを行った際のサンプリングレートpと分析精度との関係を表す図である。 シミュレーションを行った際の入力データの有効な要素数と許容誤差内の要素数との関係を表す図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1は、第1の実施の形態におけるネットワーク構成例を示す図である。図1に示されるように、第1の実施の形態では、ネットワークの境界に位置し、センサデバイスdを収容する(センサデバイスdからのセンサデータを受信する)エッジノードNe_1〜2(以下、それぞれを区別しない場合「エッジノードNe」という。)と、ネットワークの内部に位置するコアノードNc_1〜5(以下、それぞれを区別しない場合「コアノードNc」という。)と、ネットワークの内部にあってパケット転送以外の処理(データ分析等)を行うサーバノードNsから構成されるようなネットワークを想定する。
センサデバイスdからのセンサデータは、エッジノードNeへと送られ、エッジノードNeからコアノードNcを経由してサーバノードNsへと送られる。なお、図1では、センサデバイスdからのセンサデータが無線によってエッジノードNeへ送信される例が示されているが、センサデバイスdとエッジノードNeとは、有線のネットワークによって接続されてもよい。
サーバノードNsは、送られたデータの分析を行い、分析から得られた情報を用いてアプリケーションが提供する。エッジノードNeは、ネットワーク内のトラヒック量削減を目的として、サーバノードNsへと送信するセンサデータに対して、サンプリング、フィルタリング、又は圧縮などのデータ変換を実施する。データ変換の際には、ネットワーク内部の状態やアプリケーション要求を考慮するため、サーバノードNs及びコアノードNcは、自身及びセンサデータの転送に利用される各リンクの負荷状況を周期的にエッジノードNeへとフィードバックする。また、サーバノードNsは、エッジノードNeから送られてきたセンサデータで分析を行った際の分析精度を周期的にエッジノードNeへとフィードバックする。エッジノードNeは、フィードバックされたネットワーク負荷状況及び分析精度に基づいて、センサデータに対して適用する変換方法を動的に変更する。
図2は、第1の実施の形態におけるエッジノードNeのハードウェア構成例を示す図である。図2のエッジノードNeは、それぞれバスBで相互に接続されている補助記憶装置101、メモリ装置102、CPU103、及びインタフェース装置104等を有する。
エッジノードNeでの処理を実現するプログラムは、補助記憶装置101にインストールされている。補助記憶装置101は、インストールされたプログラムを格納すると共に、必要なファイルやデータ等を格納する。
メモリ装置102は、プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置101からプログラムを読み出して格納する。CPU103は、メモリ装置102に格納されたプログラムに従ってエッジノードNeに係る機能を実行する。インタフェース装置104は、ネットワークに接続するためのインタフェースとして用いられる。
図3は、エッジノードNeの機能構成例を示す図である。第1の実施の形態では、発明の全体像について述べ、より具体的な内容については第2の実施の形態以降において述べる。
図3において、エッジノードNeは、データ収集部11、データ変換部12、データ送信部13及び変換ポリシー決定部14等を有する。変換ポリシー決定部14は、入力部141、モデル推定部142、演算部143、出力部144、データ重要度計算部145、NW状態推定部146及び情報記憶部147等を含む。データ収集部11、データ変換部12、データ送信部13、入力部141、モデル推定部142、演算部143、出力部144、データ重要度計算部145及びNW状態推定部146は、エッジノードNeにインストールされた1以上のプログラムが、CPU103に実行させる処理により実現される。情報記憶部147は、例えば、補助記憶装置101又はメモリ装置102等を用いて実現可能である。
データ収集部11は、センサデバイスから送信されるセンサデバイスを受信(収集)する。データ変換部12は、センサデータのデータ量を削減するための変換処理を実行する。データ送信部13は、データ変換部12によってデータ量が削減されたセンサデータを、サーバノードNs宛てに送信(転送)する。
入力部141には、サーバノードNsやコアノードNcからネットワークの負荷状況、サーバノードNsに送られたデータを用いた分析精度が定期的(周期的)に送られてくる。負荷状況の具体例としては、コアノードNc及びサーバノードNsのそれぞれのノードのCPU使用率や、各リンクのスループット、RTT(Round Trip Time)等が考えられる。分析精度の具体例としては、推定標準偏差等が考えられる。収集された負荷状況及び分析精度は、エッジノードNeにおける現在のデータ変換ポリシーに関連付けられて情報記憶部147に記憶される。データ変換ポリシー(データ変換方法)の具体例としては、サンプリングレート、フィルタリングポリシー、圧縮アルゴリズム等が考えられる。
モデル推定部142は、情報記憶部147に記憶された過去の負荷状況、分析精度、及びデータ変換ポリシーの組み合わせを用いて、データ変換ポリシーと負荷状況の関係、及びデータ変換ポリシーと分析精度の関係モデルを推定する。推定の方法としては、回帰分析等が考えられる。推定された関係モデルは情報記憶部147に記憶される。
演算部143は、推定された関係モデル等に基づいて、データ変換ポリシーを動的に変更する。変更方法については、第2の実施の形態以降で具体的に述べる。変更されたデータ変換ポリシーは情報記憶部147に記憶された後、出力部144からデータ変換部12へ出力される。データ変換部12は、当データ変換ポリシーに対応した変換処理を実行する。
次に、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態では第1の実施の形態と異なる点について説明する。第2の実施の形態において特に言及されない点については、第1の実施の形態と同様でもよい。
第2の実施の形態では、エッジノードNeでのデータ変換としてサンプリングを用いる。ここで、サンプリングレートpは、以下のように動的に変更される。
エッジノードNeのNW状態推定部146は、コアノードNc及びサーバノードNsから周期的にフィードバックされる負荷状況(例えば、スループット)に基づいて、サーバノードNsまでのボトルネックリンクにおける使用率ρを当該周期ごとに計算する。フィードバックされる周期は、エッジノードNeにおいてサンプリングレートが変更される周期(以下、「変更周期」という。)と同じか、変更周期よりも短い周期でもよい。
エッジノードNeは、過去N個の使用率をρ_i(i=1,...,N)とし、さらにその時のサンプリングレートpをp_i(i=1,...,N)として、(p_i,ρ_i)の過去N個の組を記憶しておく。そのデータに基づいて、エッジノードNeは、pとρの関係式p=f(ρ)を、回帰分析等を用いて推定する。また、サーバノードNsからフィードバックされた分析精度eについても同様に、過去N個の情報を用いてpとeの関係式p=g(e)を推定する。
関係式が推定されたら、エッジノードNeは、予め定められたボトルネックリンクにおけるリンク使用率の目標値ρ*に基づいて、次の変更周期でのサンプリングレートp'を、p'=f(ρ*)と定める。又は、サーバノードNsにおける分析精度の目標値e*も予め定められて、p'=min(f(ρ*),g(e*))としてサンプリングレートp'が定められてもよい。これは、より小さいサンプリングレートで目標の精度を達成できる場合には、そのサンプリングレートを採用してトラヒック量の削減を行うためである。
図4は、第2の実施の形態においてエッジノードNeが実行する処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。
入力部141には、サーバノードNsやコアノードNcから、ネットワークの負荷状況、及びサーバノードNsに送られたセンサデータを用いた分析精度eが変更周期ごとに送られてくる(S101)。
続いて、NW状態推定部146は、負荷状況(例えば、スループット)に基づいて、サーバノードNsまでのボトルネックリンクにおける使用率ρを計算する(S102)。ボトルネックリンクの使用率ρとしては、例えば、エッジノードNeから送信され各リンクを通過したデータ量(bps)を、当該各リンクの最大転送能力(bps)で除した値の中で、最も高い値が採用される。
分析精度eについては、例えば、センサデータが気温データのように実数を取る値であるとした場合に、最後の(直前の)変更周期において送られた全データの標準偏差として与えることができる。センサデータが非数値データの場合は、分析の目的に応じて精度を考えることができる。例えば、センサデータが画像や動画であり、センサ周辺の車の台数を推定するのが目的である場合、周期内に送られた各データを用いて推定された車の台数の標準偏差を分析精度eとすることができる。
続いて、入力部141は、使用率ρ及び分析精度eを、情報記憶部147に記憶されている、現在のエッジノードNeでのセンサデータに対するサンプリングレートpに関連付けて情報記憶部147に記憶する(S103)。ステップS101及びS103は、予め定められた定数N個以上のp、ρ、eの組が情報記憶部147に記憶されるまで続けて実行される(S104)。
N個以上のp、ρ、eの組が情報記憶部147に新たに記憶されると(S104でYes)、モデル推定部142は、直近のN個のρ、eとpの組(ρ_i,p_i)及び(e_i,p_i)(i=1,...,N)を用いて、ρとpの関係モデルp=f(ρ)及びeとpの関係モデルp=g(e)を推定し(S105)、当該関係モデルを情報記憶部147に記憶する(S106)。推定の方法としては、例えば、回帰分析等の方法が考えられる。本来、ρ及びeは、pに応じて変化する数値であるが、ここではpを制御するのが目的であるため、pをρ及びeで表現した逆関数を求めていることになる。
なお、図4に基づく制御がネットワークで行われる初期には、ρ、e及びpに関するデータ(履歴)が無いため、シミュレーション等で求めたf、gを初期モデルとして保存しておき、ある程度データが収集されたら、f、gを実データに合わせて更新していくようにしてもよい。
続いて、演算部143は、予め定められ、情報記憶部147に記憶されている、ボトルネックリンクの使用率の目標値ρ*及び分析精度eの目標値e*と、ステップS105において推定された関係モデルとを用いて、次の変更周期におけるサンプリングレートp'を、図5に示されるように、p'=f(ρ*)又はp'=min(f(ρ*),g(e*))として計算する(S107)。計算されたサンプリングレートp'は、情報記憶部147に記憶される。
前者(p'=f(ρ*))は、リンクの使用率のみを考慮した決定法である。後者(p'=min(f(ρ*),g(e*)))は、前者よりも小さいサンプリングレートで所望の分析精度を満足できる場合には、そのサンプリングレートを採用する事を示しており、より少ない情報量で精度を向上させるような分析をサーバノードNs側で実施することで、トラヒック削減の効果を向上させることができる。
続いて、出力部144は、サンプリングレートp'を、データ変換部12へと送る(S108)。データ変換部12は、サンプリングレートp'に基づいてサンプリングを行う。
次に、第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態では第1の実施の形態と異なる点について説明する。第3の実施の形態において特に言及されない点については、第1の実施の形態と同様でもよい。
第3の実施の形態では、エッジノードNeでのデータ変換としてサンプリングを用いる。エッジノードNeは、エッジノードNeからサーバノードNsまでの可用帯域B[bps]を推定する。エッジノードNeは、Bの範囲内において、実際に用いる帯域B_i[bps]を、エッジノードNe_i(末尾のiは、エッジノードNeの識別子)におけるデータの重要度w_iに応じた値として定める。データの重要度は、エッジノードNe_iで収集されたセンサデータのデータ量に応じて決定される。エッジノードNeでは、B_iを超えないようにセンサデータのサンプリングを行う。エッジノードNe_iにおいてセンサデータが収集される周期をTとし、Tの期間において、エッジノードNe_iが収容する各センサデバイスからのセンサデータのデータ量の合計をA_i[bit]とすると、データ量がB_iを超えないようにするためのサンプリングレートp_iは、p_i=min{B_i×T/A_i,1.0}と表される。ここで、p_i=1.0となるのは、センサデータをサンプリングせずに全てサーバノードNsに送信してもB_iを超えない事を意味している。
図6は、第3の実施の形態においてエッジノードNeが実行する処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。図6の処理手順を実行するエッジノードNeをエッジノードNe_iとする。図6の処理手順は、変更周期ごとに実行される。
ステップS201において、データ収集部11から入力部141に対して、周期T[s]においてエッジノードNe_iに送られてきたセンサデータの合計サイズA_i[bit]、周期T[s]、及び過去にそのエッジノードNeで収集されたデータの量M_i[bit]が入力される。M_iの計算方法は、アプリケーションに応じて様々な方法が考えられる。例えば、1時間毎の交通量をセンサデータから求めたい場合、データの重要度に関係するのは高々直近1時間に得られたデータ量であるため、過去1時間に収集された全データ量をM_iとして計算する方法などが考えられる。なお、周期Tは、変更周期と同じ周期であってもよいし、異なる周期であってもよい。
続いて、NW状態推定部146は、エッジノードNe_iからサーバノードNsまでの可用帯域B[bps]を推定する(S202)。例えば、テストパケットをエッジノードNe_iからサーバノードNsへ送信するのに要した時間を用いて可用帯域B[bps]が推定されてもよい。
続いて、データ重要度計算部145は、M_iに応じて決まるデータの重要度w_iを計算する(S203)。w_iを決めるモデルは、データ量が少ないほどこれまでに得られている情報が少ないため重要度が高く、データ量が多いほど重要度が低くなるように、w_iがM_iに反比例するようなモデル等が考えられる。なお、データの重要度を考慮せず全てのデータを等価に扱いたい場合には、w_i=1 for all i(すなわち、全てのエッジノードNe_iについてw_i=1)とすればよい。
続いて、演算部143は、可用帯域Bのうち実際に用いる帯域B_iを、エッジノードNe_iにおけるデータの重要度w_iを考慮して計算する(S204)。B_iの決め方としては、例えば、重要度w_iが低いデータほど使える帯域を小さくするために、B_i=w_iBとするような方法などが考えられる。
続いて、演算部143は、B_iを超えないようなサンプリングレートp_iを計算する(S205)。周期Tにおいて送られてくるセンサデータの合計サイズがA_i[bit]である場合、そのセンサデータの全てをサーバノードNsに送信するのに必要な帯域は、A_i/T[bps]と計算される。B_iを超えないようにセンサデータをサンプリングすることを考えると、サンプリングレートp_iは、p_i=min{B_i×T/A_i,1.0}として計算される。p_iが1となるのは、全てのセンサデータを送信しても可用帯域Bを超えない場合である。
続いて、出力部144は、計算されたp_iを、エッジノードNe_iのデータ変換部12へと送る(S206)。データ変換部12は、当該p_iに基づいて、サンプリングを行う。
次に、第4の実施の形態について説明する。第4の実施の形態では第2の実施の形態と異なる点について説明する。第4の実施の形態において特に言及されない点については、第2の実施の形態と同様でもよい。
第4の実施の形態では、エッジノードNeでのデータ変換としてフィルタリングを用いる。エッジノードNeは、センサデータのサイズや属性に応じたフィルタリングポリシーを複数用意し、それぞれのフィルタリングポリシーを用いた際のデータの削減率qについても予め与えられているとする。削減率とは、削減される割合をいう。例えば、削減率90%は、元のデータ量の10%に削減されることをいう。
フィルタリングのポリシーとしては、データのサイズや属性に応じた様々な方法が考えられる。例えば、予め定めた閾値サイズ以下のセンサデータをサーバノードNsへ送る方法や、センサデータの属性(e.g.画像or動画、公式のセンサデータorクラウドソーシングによるデータ)が予め定めたポリシーに当てはまる場合に、センサデータをサーバノードNsへ送る方法などが考えられる。ここでは、複数のフィルタリングポリシーF_1,F_2,...,F_L(L:全ポリシー数)をエッジノードNeが選択できるとし、さらに各ポリシーを用いた際のデータ量の削減率の期待値q_1,q_2,...,q_Lについては予め計算され、情報記憶部147に記憶されているとする。
第4の実施の形態における処理手順の基本的な流れは、第2の実施の形態(図4)と同様である。
但し、ステップS103において、入力部141は、使用率ρ及び分析精度eを、情報記憶部147に記憶されている、現在のエッジノードNeでのセンサデータに対するフィルタリングポリシーの削減率の期待値qに関連付けて情報記憶部147に記憶する。ステップS101及びS103は、予め定められた定数N個のq、ρ、eの組が情報記憶部147に新たに記憶されるまで続けて実行される(S104)。
また、ステップS105において、モデル推定部142は、第2の実施の形態と同様に、過去に各フィルタリングポリシーを用いた際のデータ量の削減率の期待値qとρ、eとの組に基づいて、qとρの関係モデルq=f(ρ)と、qとeの関係モデル7q=g(e)を推定する。なお、qとフィルタリングポリシーとは1対1に対応する。したがって、これらの関係モデルは、フィルタリングポリシーとρ又はeとの関係モデルであるともいえる。
また、ステップS107において、演算部143は、次の変更周期で用いるフィルタリングポリシーとして、図7に示されるように、q'≦f(ρ*)を満足しつつq'を最大にするようなポリシーを選択する。これは、ネットワーク負荷に関する制約を満足しつつ、出来るだけ多くの情報をサーバノードNsに送るためである。
或いは、q'≦f(ρ*)を満足しつつq'を最大にするようなポリシーを用いた時のqをq_aとし、q'≧g(e*)を満足しつつq'を最小にするようなポリシーを用いた時のqをq_bとして、min(q_a,q_b)に対応するポリシーが選択されてもよい。これは、分析精度を満足するのに必要な情報がq_aより少ない場合は、q_bに対応するポリシー採用することでよりトラヒック量を削減するためであり、より少ない情報量で精度を向上させるような分析をサーバ側で実施することで、g(e*)が小さくなり、トラヒック削減の効果を向上させることができる。
また、ステップS108において、出力部144は、選択されたフィルタリングポリシーをデータ変換部12へ出力する。データ変換部12は、当該フィルタリングポリシーに基づいてフィルタリングを行う。
次に、第5の実施の形態について説明する。第5の実施の形態では第3の実施の形態と異なる点について説明する。第5の実施の形態において特に言及されない点については、第3の実施の形態と同様でもよい。
第5の実施の形態では、エッジノードNeでのデータ変換としてフィルタリングを用いる。
第5の実施の形態における処理手順の基本的な流れは、第3の実施の形態(図6)と同様である。
但し、ステップS205において、演算部143は、入力部141より入力された、エッジノードNe_iに送られてくるセンサデータの合計サイズA_i[bit]及び周期T[s]を用いて、フィルタリングポリシーとして、q'≦min{B_i×T/A_i,1.0}を満足しつつq'を最大にするようなフィルタリングポリシーを選択する。
また、ステップ206において、出力部144は、選択されたフィルタリングポリシーをデータ変換部12へ出力する。
次に、第6の実施の形態について説明する。第6の実施の形態では第4の実施の形態と異なる点について説明する。第6の実施の形態において特に言及されない点については、第4の実施の形態と同様でもよい。
第6の実施の形態では、エッジノードNeでのデータ変換として圧縮を用いる。圧縮の方法としては、様々なコーデック技術や圧縮センシング(非特許文献4参照)等が考えられる。また、単純な圧縮以外にも、アプリケーションに応じた分析をエッジノードNe側で行って、データ量を圧縮する方法も考えられる。例えば、カメラから収集した画像をセンサデータとして車の交通量の分析を行う場合、エッジノードNe側で画像内の車の台数を分析し、台数のみの情報に圧縮する方法も考えられる。ここでは、複数の圧縮アルゴリズムD_1,D_2,...,D_L(L:全アルゴリズム数)をエッジノードNeは選択できるとし、更に、各圧縮アルゴリズムを用いた際のデータ量の圧縮率r_1,r_2,...,r_Lについては予め計算され、情報記憶部147に記憶されている。圧縮率とは、圧縮される割合をいい、圧縮率90%とは、元のデータ量が10%に削減されることをいう。
第6の実施の形態における処理手順の基本的な流れは、第4の実施の形態(図4)と同様である。
但し、ステップS103において、入力部141は、使用率ρ及び分析精度eを、情報記憶部147に記憶されている、現在のエッジノードNeでのセンサデータに対する圧縮アルゴリズムの圧縮率の期待値rに関連付けて情報記憶部147に記憶する。ステップS101及びS103は、予め定められた定数N個以上のr、ρ、eの組が情報記憶部147に新たに記憶されるまで続けて実行される(S104)。
また、ステップS105において、モデル推定部142は、第4の実施の形態と同様に、過去に各圧縮アルゴリズムを用いた際のデータ量の削減率の期待値rとρ、eとの組に基づいて、rとρの関係モデルr=f(ρ)と、rとeの関係モデルr=g(e)を推定する。
また、ステップS107において、演算部143は、次の変更周期で用いる圧縮アルゴリズムとして、r'≦f(ρ*)を満足しつつr'を最大にするような圧縮アルゴリズムを選択する。これは、ネットワーク負荷に関する制約を満足しつつ出来るだけ多くの情報をサーバノードNsに送るためである。
或いは、r'≦f(ρ*)を満足しつつr'を最大にするような圧縮アルゴリズムを用いた時のrをr_aとし、r'≧g(e*)を満足しつつr'を最小にするような圧縮アルゴリズムを用いた時のrをr_bとして、min(r_a,r_b)に対応する圧縮アルゴリズムが選択されてもよい。これは、分析精度を満足するのに必要な情報がr_aより少ない場合は、r_bに対応する圧縮アルゴリズムを採用することでよりトラヒック量を削減するためであり、より少ない情報量で精度を向上させるような分析をサーバ側で実施することで、g(e*)が小さくなり、トラヒック削減の効果を向上させることができる。
また、ステップS108において、出力部144は、選択された圧縮アルゴリズムをデータ変換部12へ出力する。データ変換部12は、当該圧縮アルゴリズムに基づいて圧縮を行う。
次に、第7の実施の形態について説明する。第7の実施の形態では第3の実施の形態と異なる点について説明する。第7の実施の形態において特に言及されない点については、第3の実施の形態と同様でもよい。
第7の実施の形態では、エッジノードNeでのデータ変換として圧縮を用いる。
第7の実施の形態における処理手順の基本的な流れは、第3の実施の形態(図6)と同様である。
但し、ステップS205において、演算部143は、入力部141より入力された、エッジノードNe_iに送られてくるセンサデータの合計サイズA_i[bit]及び周期T[s]を用いて、圧縮アルゴリズムとして、r'≦min{B_i×T/A_i,1.0}を満足しつつr'を最大にするようなアルゴリズムを選択する。
また、ステップ206において、出力部144は、選択された圧縮アルゴリズムをデータ変換部12へ出力する。
次に、第8の実施の形態について説明する。第8の実施の形態では、第3、第5又は第7の実施の形態と異なる点について説明する。第8の実施の形態において特に言及されない点については、第3、第5又は第7の実施の形態と同様でもよい。
第8の実施の形態では、第3の実施の形態、第5の実施の形態及び第7の実施の形態におけるデータの重要度を、データ量ではなくセンサデータの属性に応じて与える。具体的には、図6のステップS203において、図8に示した処理が実行される。
図8は、第8の実施の形態における重要度の計算処理の処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。
ステップS301において、入力部141は、データ収集部11によって収集(受信)されたセンサデータを入力する。
続いて、データ重要度計算部145は、当該センサデータの重要度を計算する(S302)。具体的には、センサデータの属性C_kとその属性に係るセンサデータの重要度w_kの組{(C_1,w_1),(C_2,w_2),...,(C_K,w_K)}(K:全属性数)が予め情報記憶部147に記憶されている。データ重要度計算部145は、入力されたセンサデータの属性kに対応する重要度w_kを選択する。センサデータの属性に応じた重要度としては、例えば、センサデータの種別に応じて、情報の多いデータ種別ほど重要度を高くする(e.g.{C_1=数値データ,w_1=0.3},{C_2=画像データ,w_2=0.5},{C_3=動画データ,w_e=0.8})といった方法や、センサデータの送信元のセンサデバイスdに応じて重要度を与える(e.g.{C_1=クラウドソーシング,w_1=0.3},{C_2=高価センサ,w_2=0.8})といった方法が考えられる。
なお、第8の実施の形態において、同じエッジノードNeに収容される各センサデバイスdは、共通の属性のセンサデータを送信することとする。
上述したように、上記各実施の形態によれば、IoT等における膨大なセンサデータを削減する際に、ネットワークの負荷状況やアプリケーションの要求(使用率ρの目標値や分析精度eの目標値)、データ自身の重要度を考慮した上で削減を行うことで、アプリケーションの品質を大きく損なうこと無くトラヒック量を削減することができる。
続いて、第2の実施の形態に基づくエッジノードにおけるセンサデータのサンプリングレートの決定についての検証結果について説明する。
ここでは、ネットワークの負荷状況については考慮しない(すなわち、ρ*=∞である)とし、分析精度eの目標値e*に応じてサンプリングレートが決定されるとする。
センサデータとしては、車載カメラからの画像を想定し、サーバノードにおける分析では、画像解析により車両数を計算し、交通量マップを作成するようなアプリケーションについて考える。
検証には、「http://www.crawdad.org/」から入手した、サンフランシスコ・ベイエリアのタクシーログデータ536台分を用いた。ログデータにはログ時刻、緯度、経度が記録されている。検証に際してログデータは扱いやすいようにデータ整形を施した。すなわち、ログ時刻を1分単位でそろえ(例えば、1分未満は切り捨て)、新たな座標(ログ時刻1分単位でそろえた後のログデータの緯度及び経度)を線形補間により生成した。さらに、各ログデータに対して、直前の時刻の座標(緯度、経度)と比較することにより走行・停止の状態を付加した。上記のような整形後のログデータのうち、2008年5月18日から5月22日の5日分、緯度[37.76,34.80]、経度[−144.45,−144.41]の範囲のログデータを用いた。
シミュレーションでは、図9に示されるように、全車両536台の10%にあたる53台の車両が車載カメラを搭載していると仮定し、前述範囲(緯度[37.76,34.80]、経度[−144.45,−144.41])を1度ずつ16区画に分割した各区画をエッジサーバが1台ずつ担当することとした。
センサ車両IDと時刻(全60分)の表を作成し、ある時刻において車載カメラが搭載されたセンサ車両が停止・走行していることを0・1で表す。すなわち、0は停止を示し、1は走行を示す。表は各区画について1時間ごとに作成され、1つの表が特定の区画・時間の交通量に対応することになる。なお、センサ車両は、走行中には常に画像を撮影し、停止中には画像を撮影しない。したがって、表中の1は、センサ車両が画像を撮影したことを意味し、該当時刻におけるセンサ車両の座標に着目することで、画像内に存在しているはずの車両数を算出する。具体的には、該当時刻の非センサ車両のログデータを参照し、センサ車両の一定範囲内に存在する走行中の非センサ車両とセンサ車両自身をカウントした。同じ表中の(つまり同じ区画に存在する)他のセンサ車両についても同様に重複を許さずカウントし、カウント結果を集計することで、該当時刻・区画における交通量とした。さらに、これを60分ごとに合算し、その区画でのある1時間の交通量とし、これを交通量の基本単位として扱った。
エッジノードによるサンプリングについては、以下のようにシミュレーションに反映した。前述の表から一定の割合pで1をランダムに抽出し、抽出した1に該当するセンサ車両・時刻について前述の処理により交通量を算出した。
エッジノードがサンプリングを行う場合、全ての画像がサーバノード側には送られないため、サーバノードは、欠損のあるデータを入力とし、真の交通量を推定する必要がある。ここでは、ニューラルネットワークによる推定を行った結果を示す。
図10は、シミュレーションを行った際のサンプリングレートpと分析精度との関係を表す図である。図10において、横軸がエッジノードにおけるサンプリングレートpを表し、縦軸が精度を表す。評価は、ニューラルネットワークの学習エポック数毎に行っている。エッジノードは、精度の目標値に応じてサンプリングレートpを制御することで、所望のアプリケーション品質を満足しつつトラヒック量を削減することが可能となる。例えば、精度の目標値が0.9である場合、図10の精度の評価結果から、p=0.25でエポック数200の学習を行えば、精度目標値0.9を達成できるため、エッジノードにおいてサンプリングレートを0.25に設定することで、所望の品質を満足しつつトラヒック量を四分の一に削減することが可能となる。
また、第2の実施の形態と第8の実施の形態とを組み合わせた例として、サンプリングしたデータの重要度を高くすることで、重要な情報を低遅延で取得する例について示す。ここでは、上述と同様にスマートカーがモバイルセンサとして近隣の車両数を観測して交通データとして送信し、収集した交通データから地点ごと及び時間ごとの混雑度マップをナレッジとして提供する、というシナリオを想定した。
上述のサンフランシスコベイエリアのタクシー536台のログデータを用い、機械学習として欠損値補完による推定手法であるIALM(Inexact Augmented Lagrange Multipliers[Lin at el., 2010])を用いた。このときの行列の要素は、地点ごと時間ごとの車両数である。また、推定された数値が真の数値に対し10未満の誤差であれば代替可能とした。
図11は、シミュレーションを行った際の入力データの有効な要素数と許容誤差内の要素数との関係を表す図である。図11の結果から、有効な要素数の割合(地点×時間分の車両数の行列のうち、欠損値でないものの割合)が60%の場合でも、許容誤差内で推定できた要素数(地点×時間分の車両数の行列のうち、推定による欠損値補完をおこなった上での、欠損値でないものの割合)が80%となることが分かった。特筆すべきは、これら60%の要素が、たった10台程度のタクシーの送信データから得られたものであるとうことである。つまり、536台のデータのうち、高々2%のデータでカバー率80%の混雑度マップを生成可能であった。ここで、データを生成する車両をデータの属性とみなし、この2%のデータを生成している車両のデータに対する重要度wを高く設定し、遅延の少ないネットワークリソースを割り当てることで、重要なナレッジ(=混雑度マップ)を低遅延で取得できようになる。
なお、上記各実施の形態において、エッジノードNeは、転送装置の一例である。サーバノードNsは、サーバ装置の一例である。データ収集部11は、受信部の一例である。演算部143は、選択部の一例である。データ変換部12は、変換部の一例である。データ送信部13は、送信部の一例である。モデル推定部142は、第1の推定部の一例である。NW状態推定部146は、第2の推定部の一例である。
以上、本発明の実施の形態について詳述したが、本発明は斯かる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
11 データ収集部
12 データ変換部
13 データ送信部
14 変換ポリシー決定部
101 補助記憶装置
102 メモリ装置
103 CPU
104 インタフェース装置
141 入力部
142 モデル推定部
143 演算部
144 出力部
145 データ重要度計算部
146 NW状態推定部
147 情報記憶部
B バス
Nc コアノード
Ne エッジノード
Ns サーバノード
d センサデバイス

Claims (7)

  1. 転送装置であって、
    センサデバイスからデータを受信する受信部と、
    受信されたデータのデータ量の削減の割合を選択する選択部と、
    前記受信されたデータのデータ量を、前記選択部によって選択された割合に基づいて削減する変換部と、
    データ量の削減後のデータをサーバ装置へ送信する送信部と、
    過去に選択された変換方法が適用された際のデータの転送に利用されるネットワークの負荷状況、又は当該変換方法が適用された際の前記サーバ装置による前記データの分析精度の履歴に基づいて、前記割合と前記負荷状況又は前記分析精度との関係を推定する第1の推定部とを有し、
    前記選択部は、前記関係に基づいて、前記受信されたデータのデータ量の削減の割合を選択する、
    ことを特徴とする転送装置。
  2. 前記選択部は、前記負荷状況又は前記分析精度の目標値を前記関係に当てはめて、前記受信されたデータのデータ量の削減の割合を選択する、
    ことを特徴とする請求項1記載の転送装置。
  3. 前記選択部は、前記負荷状況の目標値を前記割合と前記負荷状況との関係に当てはめた場合に得られる第1の割合と、前記分析精度の目標値を前記割合と前記分析精度との関係に当てはめた場合に得られる第2の割合とのうち、削減後のデータ量が小さくなる方を選択する、
    ことを特徴とする請求項2記載の転送装置。
  4. 転送装置であって、
    センサデバイスからデータを受信する受信部と、
    受信されたデータのデータ量の削減の割合を選択する選択部と、
    前記受信されたデータのデータ量を、前記選択部によって選択された割合に基づいて削減する変換部と、
    データ量の削減後のデータをサーバ装置へ送信する送信部と、
    当該転送装置から前記サーバ装置への可用帯域を推定する第2の推定部とを有し、
    前記選択部は、前記可用帯域と、前記センサデバイスから受信されるデータの量又は前記データの属性とに基づいて、使用する帯域を決定し、前記使用する帯域を超えないように、前記割合を選択する、
    ことを特徴とする転送装置。
  5. 転送装置が、
    センサデバイスからデータを受信する受信手順と、
    受信されたデータのデータ量の削減の割合を選択する選択手順と、
    前記受信されたデータのデータ量を、前記選択手順によって選択された割合に基づいて削減する変換手順と、
    データ量の削減後のデータをサーバ装置へ送信する送信手順と、
    過去に選択された変換方法が適用された際のデータの転送に利用されるネットワークの負荷状況、又は当該変換方法が適用された際の前記サーバ装置による前記データの分析精度の履歴に基づいて、前記割合と前記負荷状況又は前記分析精度との関係を推定する第1の推定手順とを実行し、
    前記選択手順は、前記関係に基づいて、前記受信されたデータのデータ量の削減の割合を選択する、
    ことを特徴とする転送方法。
  6. 転送装置が、
    センサデバイスからデータを受信する受信手順と、
    受信されたデータのデータ量の削減の割合を選択する選択手順と、
    記受信されたデータのデータ量を、前記選択手順によって選択された割合に基づいて削減する変換手順と、
    データ量の削減後のデータをサーバ装置へ送信する送信手順と、
    当該転送装置から前記サーバ装置への可用帯域を推定する第2の推定手順とを実行し、
    前記選択手順は、前記可用帯域と、前記センサデバイスから受信されるデータの量又は前記データの属性とに基づいて、使用する帯域を決定し、前記使用する帯域を超えないように、前記割合を選択する、
    ことを特徴とする転送方法。
  7. 請求項1乃至4いずれか一項記載の各部としてコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
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