JP6914704B2 - 毛成長促進剤および育毛剤 - Google Patents

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Description

本発明は、毛成長促進剤および育毛剤に関する。
男女を問わず毛髪に関する悩みを抱える人は多く、特に薄毛になることによる精神的ストレスは生活の質(QOL)を著しく低下させ得る。一般的に薄毛改善を目的として医薬品等による治療が行われているが、効果の程度には個人の体質等が大きく影響し、また副作用による身体への影響も考慮しなければならず、より安全で高い育毛効果を有する物質が求められていた。
マヌカ蜂蜜は、フトモモ科ギョリュウバイ(Leptospermum scoparium、別名:マヌカ)の花の蜜から作られた蜂蜜である。非特許文献1には、マヌカ蜂蜜が抗菌物質であること、黄色ブドウ球菌、ヘリコバクターピロリ等の生育を阻止することが記載されている。マヌカ蜂蜜は、他の蜂蜜と比較してメチルグリオキサールの含量が高く、メチルグリオキサールが抗菌成分であることが知られている(特許文献1、非特許文献2)。
非特許文献3および4には、マヌカ蜂蜜が口腔細菌に対する抗菌作用およびTLR4を介した免疫賦活化作用を有することが記載されている。
特許文献2には、毛髪化粧料に蜂蜜を他の特定の成分と共に配合することで、毛髪にしっとり感やまとまり感を付与できることが記載されている。特許文献3には、マヌカ由来の蜂蜜を所定の成分と共に抗菌剤および化粧料に配合することで、抗菌効果が相乗的に向上することが記載されている。
特表2012−505202号公報 特開2000−191455号公報 特開2013−256481号公報
Somal N Al et al,J.Roy.Soc.Med.(1994)87:9−12 Mavric E et al.,Mol.Nutr.Food Res.(2008)52:483−489 日本臨床栄養学会雑誌(2009年)第30巻第193頁 Tonks A J,J.Leukoc.Biol.(2007)82(5):1147−1155
上述のとおり、メチルグリオキサールおよびマヌカ蜂蜜の抗菌作用以外の作用については報告されていない。特許文献2の毛髪化粧料にも、蜂蜜としてマヌカ蜂蜜の例示はなく、毛髪化粧料に毛成長促進成分を配合することについて記載がなく、毛髪化粧料の毛成長促進および育毛効果については記載も示唆もされていない。一方、育毛剤に含める毛成長促進剤として、良好な毛成長促進効果を有し、安全性に優れた新たな成分が待望されていた。
本発明は、上記従来の事情に鑑みてなされたものであって、その課題は、良好な毛成長促進効果を有し、育毛剤の成分として有用な新たな毛成長促進剤およびこれを含む育毛剤を提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するために、下記構成を採用した毛成長促進剤および育毛剤を提供する。
〔1〕メチルグリオキサール、その誘導体およびそれらの塩からなる群より選ばれる少なくとも1つを有効成分とする毛成長促進剤。
〔2〕メチルグリオキサール、その誘導体およびそれらの塩からなる群より選ばれる少なくとも1つが、ギョリュウバイ属植物の花の単花蜂蜜およびギョリュウバイ属植物を含む2以上の植物の花の多花蜂蜜からなる群より選ばれる蜂蜜、その抽出物、ならびにその精製物からなる群より選ばれる少なくとも1つである、〔1〕に記載の剤。
〔3〕ギョリュウバイ属植物が、マヌカ(Leptospermum scoparium)を含む、〔2〕に記載の剤。
〔4〕〔1〕〜〔3〕のいずれか1項に記載の剤を含む、育毛剤。
本発明の毛成長促進剤は、毛成長促進効果を発揮し得るので、これを含む育毛剤は、化粧料、医薬部外品および医薬品として有用である。
図1は、実施例1および比較例1の著効例における、塗布開始8日目および10日目のマウス背部の写真図である。
以下に、実施形態および例示物等を示して本発明について詳細に説明するが、本発明は以下に示す実施形態および例示物等に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において任意に変更して実施できる。
本明細書において「毛成長促進」とは、毛または毛包の成長を促進する作用、および、毛径を拡大させる作用のうち、少なくともいずれかを言い、育毛の作用機序の1つである。「育毛」とは、育毛の促進、発毛の促進、脱毛(抜け毛)の抑制および予防(養毛)から選ばれる少なくともいずれかを意味する。
[1.毛成長促進剤]
本発明の毛成長促進剤は、メチルグリオキサール、その誘導体およびそれらの塩からなる群より選ばれる少なくとも1つを有効成分とする。
メチルグリオキサールは下記式(1)で表され、分子式C342、またはCAS登録番号78−98−8で示される化合物である。別称として、プロパン−1,2−ジオン、1−メチルグリオキサール、2−オキソプロパナール、2−オキソプロピオンアルデヒド、1,2−プロパンジオン、ピルボアルデヒド、ピルビンアルデヒド、アセチルホルムアルデヒド、2−ケトプロピオンアルデヒド、アセチルホルミル、またはピロラセミックアルデヒドで示される。
Figure 0006914704
メチルグリオキサールの誘導体としては、例えば、メチルグリオキサールを構成する少なくとも1つの原子(好ましくは少なくとも1つの水素原子)が、メチル基、エチル基、プロピル基などのアルキル基;メトキシ基、エトキシ基等のアルコキシ基;ヒドロキシル基等で置換されている化合物が挙げられる。メチルグリオキサールの誘導体は、メチルグリオキサールと同等の毛成長促進活性を有していることが好ましい。本明細書において、毛成長促進活性の確認は、実施例に示すような実験動物を用いた発毛試験によって行うことができる。
メチルグリオキサールおよびその誘導体の塩は、薬理学的に許容される塩であればよく、例えば、酸付加塩、塩基付加塩およびアミノ酸塩が挙げられる。その具体例として、塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、ヨウ化水素酸塩、硝酸塩、リン酸塩等の無機酸塩;クエン酸塩、シュウ酸塩、酢酸塩、ギ酸塩、プロピオン酸塩、安息香酸塩、トリフルオロ酢酸塩、マレイン酸塩、酒石酸塩、メタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、パラトルエンスルホン酸塩等の有機酸塩;ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、銅塩、亜鉛塩、アルミニウム塩、アンモニウム塩等の無機塩基塩;トリエチルアンモニウム塩、トリエタノールアンモニウム塩、ピリジニウム塩、ジイソプロピルアンモニウム塩等の有機塩基塩;リシン塩、アルギニン塩、ヒスチジン塩、アスパラギン酸塩、グルタミン酸塩等のアミノ酸塩が挙げられる。これらの塩の中でも水溶性の塩が好ましく、酸付加塩、塩基付加塩がより好ましく、アルカリ金属塩がさらに好ましく、ナトリウム塩、カリウム塩がさらにより好ましい。
メチルグリオキサール、その誘導体およびそれらの塩の製法は、特に限定されず、例えば、人工的な合成法、植物、動物、微生物等の天然物からの調製法でもよい。天然物は、メチルグリオキサール、その誘導体およびそれらの塩を含んでいなくてもよく、何らかの加工によりこれらを生じる物であればよい。メチルグリオキサール、その誘導体およびそれらの塩は、天然物から調製されることが好ましく、植物から調製されることがより好ましい。メチルグリオキサール、その誘導体およびそれらの塩は、植物またはその一部(例、花、花蜜、花粉、根、茎、幹、枝、葉、種子、果実)から調製(例えば、昆虫(ミツバチなど)による消化、酵素分解による調製)されることが好ましく、本発明の毛成長促進剤が当該植物調製品をそのまま含むことがより好ましい。
植物調製品としては、蜂蜜が好ましい。蜂蜜は、ミツバチが種々の花から集めた蜜をその体内で転化酵素(インベルターゼ)により分解し巣の中に貯蔵する天然甘味料である。蜂蜜は、単花蜂蜜でもよいし、多花蜂蜜でもよいし、2以上の単花蜂蜜または多花蜂蜜の混合物でもよい。本発明において蜂蜜は、フトモモ科ギョリュウバイ属(Leptospermum)植物の花の単花蜂蜜、または少なくともこれを含む多花蜂蜜、またはこれらの混合物が好ましい。ギョリュウバイ属植物としては例えば、マヌカ(Leptospermum scoparium)が挙げられる。マヌカから得られるマヌカ蜂蜜は、メチルグリオキサールを多量に含んでいることから(通常、200〜1500μg/g)、また、従来より抗菌剤として生体に塗布、摂取されてきたことから安全性が高く、毛成長促進剤の有効成分として好ましい。
毛成長促進剤は、メチルグリオキサール、その誘導体およびそれらの塩からなる群より選ばれる少なくとも1つを含めばよく、2つ以上の組み合わせを含んでもよい。
[2.育毛剤]
毛成長促進剤は、育毛剤(育毛養毛剤、育毛組成物、育毛養毛組成物)に含有させることが好ましい。これにより、得られる育毛剤は、良好な育毛効果を発揮し得る。育毛剤は、化粧品、医薬品、医薬部外品、および、それらを製造するための原料および素材のいずれでもよい。
育毛剤中の毛成長促進剤の含有量は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、育毛剤中のメチルグリオキサールの量が、好ましくは0.001質量%以上、より好ましくは0.01質量%以上である。これにより、毛成長促進効果が良好に発揮され得る。上限は、好ましくは99質量%以下、より好ましくは20質量%以下である。従って、育毛剤中のメチルグリオキサールの量は、0.001〜99質量%が好ましく、0.01〜20質量%がより好ましい。
本発明の育毛剤の投与形態は、特に限定されず、例えば、経口投与(口腔内投与、舌下投与など)、非経口投与(静脈内投与、筋肉内投与、皮下投与、経皮投与、経鼻投与、経肺投与など)が挙げられるが、非経口投与が好ましく、経皮投与がより好ましく、局所用(好ましくは頭皮用)の経皮投与(すなわち局所用(好ましくは頭皮用)皮膚外用剤)がさらに好ましい。
前記の育毛剤の投与量は、本発明の効果が得られる量であれば特に限定されず、対象者の状態、体重、性別、年齢またはその他の要因に従って変動し得るが、成人(60kg)1人当たり1日、本発明を外用剤使用として、メチルグリオキサール量が本発明の食品またはその抽出物(乾燥物換算)として、例えば好ましくは0.01mg以上、より好ましくは0.1mg以上であり、且つ好ましくは100mg以下、より好ましくは50mgである。また、好ましくは0.01〜100mg、より好ましくは0.1〜50mgである。 また、当該製剤は、任意の摂取および投与計画に従って摂取・投与され得るが、1日1回〜数回に分け、数週間〜数カ月間継続して投与することが好ましい。
本発明の育毛剤の剤形は特に限定されず、例えば、液体系(溶液、ペースト、ゲル、懸濁液)、固体系(粉末、顆粒、ペレット、タブレット、カプセル状、)などの各種剤形が挙げられる。これらのうち、頭皮への経皮投与(外用剤)に適した剤形が好ましく、液体系がより好ましい。本発明の育毛剤の形態としては、例えば、軟膏、乳化化粧料、クリーム、乳液、ローション、ジェル、エアゾール等が挙げられる。具体的には例えば、ヘアリンス、ヘアコンディショナー、ヘアトリートメント、ヘアローション、ヘアトニック、ヘアパック、ヘアクリーム、コンディショニングムース、ヘアムース、ヘアスプレー、シャンプー、リーブオントリートメント、染毛料、整髪料が挙げられる。
本発明の育毛剤は、上述の本発明の毛成長促進剤を含んでいればよく、本発明の毛成長促進剤以外の任意成分を含んでいてもよい。任意成分としては例えば、本発明の毛成長促進剤以外の育毛成分、薬理学的に許容可能な担体が挙げられる。
本発明の毛成長促進剤以外の育毛成分は、育毛効果を発揮すれば、その作用機序は特に問わない。他の育毛成分としては、例えば、抗炎症剤、細胞賦活剤、皮脂分泌抑制剤、末梢血管治療剤、アミノ酸、角質溶解剤、ビタミン類、血管拡張剤が挙げられる。具体的には、例えば、β−グリチルレチン酸;海藻エキス;ニコチン酸アミド;奇数鎖脂肪酸(例、炭素鎖長が11、13、15、および17の奇数鎖脂肪酸)またはアルコールと、ゲンチアナエキス、マツカサエキス、ローヤルゼリーエキス、クマザサエキスまたはコンキオリン加水分解液との組み合わせ(特開平10−45539号公報);トコトリエノールと、フォルスコリン、その誘導体またはコレウス・フォルスコーリの根抽出物との組み合わせ(特開平09−157136号公報)、PDG(ペンタデカン酸グリセリド);メチオニン、セリン、グリシン、シスチン等のアミノ酸;サリチル酸、レゾルシン等の角質溶解剤が挙げられる。他の育毛成分は、1種でもよいし、2種以上の組み合わせでもよい。
薬学的に許容される担体としては例えば、pH調整剤(例、コハク酸)、乳化安定剤(テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット)、殺菌剤(ピロクトンオラミン)、溶剤(例、水(例、精製水)、アルコール(例、エタノール))、香料、油剤(例、トリ−2エチルヘキサン酸グリセリン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン酸等の多価アルコール脂肪酸エステル;サフラワー油、月見草油、ホホバ油等の植物油;不飽和脂肪酸アルキルエステル(オレイン酸エチル、リノール酸イソプロピル等)、ミリスチン酸メチル、ミリスチン酸イソプロピル等のエステル油))、界面活性剤(例、ソルビタン脂肪酸エステル類(ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノオレート等)、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油モノまたはイソステアレート、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル(モノミリスチン酸デカグリセリン、モノミリスチン酸ペンタグリセリン、その他の両性、カチオン性、アニオン性およびノニオン性ポリマー))、ゲル化剤、防腐剤、酸化防止剤、キレート剤、増粘剤(例、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース等のセルロース)、紫外線吸収剤(例、メトキシケイ皮酸オクチル、オキシベンゾン、ウロカニン酸)、他の薬効成分(例、抗炎症剤、皮膚機能亢進剤、保湿剤、抗菌剤)、色素、充填剤、結合剤、増量剤、崩壊剤、防湿剤、賦形剤、希釈剤、清涼剤が挙げられ、剤形または形態に応じて、あるいは、医薬品、医薬部外品および化粧品のいずれかに応じて、適宜選択すればよい。育毛剤の形態がエアゾールである場合、ガス(例、n−プロピルアルコールおよびイソプロピルアルコール等の低級アルコール;ブタン、プロパン、イソブタン、液化石油ガス、ジメチルエーテル等の可燃性ガス;窒素ガス、酸素ガス、炭酸ガス、亜酸化窒素ガス等の圧縮ガス)も上記例に含まれ得る。薬学的に許容される担体は、1種でもよいし、2種以上の組み合わせでもよい。
育毛剤の製造方法は、剤形、形態に応じてそれぞれに一般的な製造方法を適宜選択すればよい。例えば、メチルグリオキサール、その誘導体およびその塩からなる群より選ばれる1つ以上を、必要に応じて任意成分とともに、混合、分散して中間体を得て、斯かる中間体を所望の剤形、形態に加工し、所望の容器に充填することにより、育毛剤が得られる。
毛成長促進剤および育毛剤の適用対象者は、特に限定されず、例えば、毛成長促進または育毛を希望または期待する健常者、もしくは脱毛症患者が挙げられる。脱毛症の原因、種類は、特に問わず、例えば、男性型脱毛症、円形脱毛症、瘢痕性脱毛症、老人性脱毛症が挙げられる。対象者は、通常はヒトであるが、実験動物、愛玩動物等のヒト以外の哺乳類でもよい。
以下、実施例に基づき、本発明について更に具体的に説明する。ただし、本発明は下記実施例に限定されるものではない。
実施例1および比較例1〔メチルグリオキサールの毛成長促進作用の評価〕
C57BL/6Nマウス(メス、9週齢)の背部被毛をワックス抜毛し、毛周期の成長期を誘導した。誘導を行った翌日より、1日1回ずつ抜毛部に70%エタノールで希釈した4W/V%(質量/容積%)メチルグリオキサール溶液、または70%エタノール(陰性対照群)を塗布し、8日目および10日目の被毛の状態を写真撮影し、それぞれの発毛面積を評価した。すなわち、以下の評価基準に従い、抜毛部の全体面積に対する発毛面積の比率により0〜10点(例、発毛していない場合0点、50%発毛している場合5点)で評点付けを行った。それぞれの群は各5個体ずつで評価を実施した。結果を以下の表1および図1に示す。
なお、メチルグリオキサールは、和光純薬工業(株)(CAS:78−98−8)を使用した。
(評価基準)
抜毛部分の全体面積に対する発毛部分の面積の割合(%)
0点: 0〜4%
1点: 5〜14%
2点: 15〜24%
3点: 25〜34%
4点: 35〜44%
5点: 45〜54%
6点: 55〜64%
7点: 65〜74%
8点: 75〜84%
9点: 85〜94%
10点:95〜100%
Figure 0006914704
表1および図1から、以下のことが明らかである。8日目において、エタノール群(比較例1)では発毛した個体が見られなかったのに対し、メチルグリオキサール群(実施例1)では、発毛した個体が見られた。10日目において、すべての固体が発毛していたが、メチルグリオキサール群(実施例1)の発毛評点平均がエタノール群(比較例1)のよりも高かった。したがって、本実施例の結果は、本発明の毛成長促進剤が良好な毛成長促進効果を有し、育毛剤の成分として有用であることを示している。
処方例1
以下の表2に示す組成にて常法に従い育毛剤(ヘアローション)を調製した。なお、表2に示す処方はあくまで例示であり、本発明は表2に示す処方に限定されるものではない。
Figure 0006914704

Claims (4)

  1. メチルグリオキサールを有効成分とする毛成長促進剤。
  2. メチルグリオキサールが、ギョリュウバイ属植物の花の単花蜂蜜およびギョリュウバイ属植物を含む2以上の植物の花の多花蜂蜜からなる群より選ばれる蜂蜜、その抽出物、ならびにその精製物からなる群より選ばれる少なくとも1つである、請求項1に記載の剤。
  3. ギョリュウバイ属植物が、マヌカを含む、請求項2に記載の剤。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の剤を含む、育毛剤。
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