JP6914009B2 - 音声処理装置、音声処理方法およびプログラム - Google Patents
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Description
[1]の構成によれば、所定の個数の音源を用いる再生方式について、その音源の配置に応じて目標方向に音が知覚される度合いを示す評価値が算出され、算出された評価値に基づいて再生方式が選択される。そのため、音源配置に応じて制作者が意図した目標方向に確実に受聴者に知覚される音が再生される。そして、評価値がその閾値以上になる再生方式のうち、所定の順序のもとで最も順位が高い再生方式が優先して選択される。また、より順位が低い再生方式について評価値を取得し、所定の評価値の閾値と比較する処理を行う必要がないため、迅速に再生方式を定めることができる。
[2]の構成によれば、所定の個数の音源を用いる再生方式について、その音源の配置に応じて目標方向に音が知覚される度合いを示す評価値が算出され、算出された評価値に基づいて再生方式が選択される。そのため、音源配置に応じて制作者が意図した目標方向に確実に受聴者に知覚される音が再生される。また、最も目標方向に知覚させる可能性が高い再生方式が、音の再生に用いられる。そのため、受聴者に対して確実に目標方向に再生される音を知覚させることができる。
[3]の構成によれば、最も目標方向に再生音を知覚させることができる再生方式と音源もしく音源の組が、再生に用いる再生方式と音源もしくは音源の組として線再生方式と点再生方式について再生に係る音源配置から選択される。そのため、再生装置が備える音源配置のもとで制作者が意図した目標方向にできるだけ近い方向に音が知覚される。
[4]の構成によれば、最も目標方向に再生音を知覚させることができる再生方式と音源もしくは音源の組が、再生に用いる再生方式と音源もしくは音源の組として選択される。ここで、さらに入力された音声信号を、その目標方向に知覚させるよう変換することができる多音源再生方式が再生方式の候補として含まれる。そのため、点再生方式または線再生方式のみが用いられる場合よりも、再生装置が備える音源配置のもとで制作者が意図した目標方向により確実に音が知覚される可能性が高くなる。
[5]の構成によれば、現在から所定時間後の目標方向に応じて選択された再生方式及び音源もしくは音源の組を用いて、現在の目標方向に知覚させる音を示す音声信号が生成される。そのため、目標方向の変化に応じた音源の切り替えに伴う音響的特徴の変化を回避することができる。
[6]の構成によれば、線再生方式について音源間を結ぶ線と目標方向との間の角度、基準点からの音源間の角度、目標方向と各音源の方向との間の角度の少なくともいずれかを要素として、その大きさが大きいほど評価値を小さくする要素として用いて評価値を算出する。また、点再生方式について、目標方向と音源の方向との角度が大きいほど評価値を小さくする要素として用いて評価値を算出する。そのため、音源配置と目標方向の関係に基づいて線再生方式、点再生方式の評価値を定量化することができる。
[7]の構成によれば、多音源再生方式について基準点から3個以上の音源のそれぞれの方向と目標方向との間の角度、基準点から3個以上の音源のうち2個の音源間の角度および3個以上の音源が形成する多角形のいずれかの頂点の角度を要素として、その大きさが大きいほど評価値を小さくする要素として用いて評価値を算出する。そのため、音源配置と目標方向の関係に基づいて多音源再生方式の評価値を定量化することができる。
[8]の構成によれば、3次元空間内に配置される音源および目標方向について、水平面内の方位角の成分と、仰角の成分とで独立な寄与度をもって評価値を算出する。そのため、水平面内の方向知覚と垂直方向の方向知覚との聴覚特性の差異を考慮して、より人間の聴覚特性に応じて確実に目標方向に再生される音を受聴者に知覚させることができる再生方式を選択することができる。
[9]の構成によれば、所定の個数の音源を用いる再生方式について、その音源の配置に応じて目標方向に音が知覚される度合いを示す評価値が算出され、算出された評価値に基づいて再生方式が選択される。そのため、音源配置に応じて制作者が意図した目標方向により確実に音が知覚される可能性が高くなる。そして、評価値がその閾値以上になる再生方式のうち、所定の順序のもとで最も順位が高い再生方式が優先して選択される。また、より順位が低い再生方式について評価値を取得し、所定の評価値の閾値と比較する処理を行う必要がないため、迅速に再生方式を定めることができる。
[10]本発明の一態様は、音声処理装置における音声処理方法であって、音声信号と前記音声信号の知覚目標とする目標方向の情報を入力するデータ入力過程と、複数の音源のうち所定の個数の音源を用いる再生方式について前記目標方向に知覚される度合いを示す評価値を算出する再生評価過程と、前記評価値に基づいて再生方式を選択する再生方式選択過程と、を有し、前記再生方式は、2個の音源を用いる線再生方式および1個の音源を用いる点再生方式を含み、前記再生方式選択過程は、前記再生方式のうち前記評価値が最も高い再生方式を選択する音声処理方法である。
[10]の構成によれば、所定の個数の音源を用いる再生方式について、その音源の配置に応じて目標方向に音が知覚される度合いを示す評価値が算出され、算出された評価値に基づいて再生方式が選択される。そのため、音源配置に応じて制作者が意図した目標方向に確実に受聴者に知覚される音が再生される。また、最も目標方向に知覚させる可能性が高い再生方式が、音の再生に用いられる。そのため、受聴者に対して確実に目標方向に再生される音を知覚させることができる。
[11]の構成によれば、所定の個数の音源を用いる再生方式について、その音源の配置に応じて目標方向に音が知覚される度合いを示す評価値が算出され、算出された評価値に基づいて再生方式が選択される。そのため、音源配置に応じて制作者が意図した目標方向により確実に音が知覚される可能性が高くなる。そして、評価値がその閾値以上になる再生方式のうち、所定の順序のもとで最も順位が高い再生方式が優先して選択される。また、より順位が低い再生方式について評価値を取得し、所定の評価値の閾値と比較する処理を行う必要がないため、迅速に再生方式を定めることができる。
[12]本発明の一態様は、コンピュータに、音声信号と前記音声信号の知覚目標とする目標方向の情報を入力するデータ入力部と、複数の音源のうち所定の個数の音源を用いる再生方式について前記目標方向に知覚される度合いを示す評価値を算出する再生評価部と、前記評価値に基づいて再生方式を選択する再生方式選択部と、を備え、前記再生方式は、2個の音源を用いる線再生方式および1個の音源を用いる点再生方式を含み、前記再生方式選択部は、前記再生方式のうち前記評価値が最も高い再生方式を選択するためのプログラムである。
[12]の構成によれば、所定の個数の音源を用いる再生方式について、その音源の配置に応じて目標方向に音が知覚される度合いを示す評価値が算出され、算出された評価値に基づいて再生方式が選択される。そのため、音源配置に応じて制作者が意図した目標方向に確実に受聴者に知覚される音が再生される。また、最も目標方向に知覚させる可能性が高い再生方式が、音の再生に用いられる。そのため、受聴者に対して確実に目標方向に再生される音を知覚させることができる。
図1は、本実施形態に係る音声処理装置1の構成を示す概略ブロック図である。音声処理装置1は、データ入力部101、再生評価部103、再生方式選択部109および音声信号変換部110を含んで構成される。
データ入力部101は、音声信号を音声信号変換部110に出力し、目標方向情報と再生音源配置情報を再生評価部103に出力する。なお、再生音源配置情報は、予め再生評価部103に設定されていてもよい。その場合には、データ入力部101は、入力された再生音源配置情報を再生評価部103に出力しなくてもよい。
点再生方式が指定される場合には、音声信号変換部110は、選択された音源に対応するチャンネルに入力された音声信号をそのまま割り当てる。つまり、音声信号変換部110は、選択された音源に対応するチャンネルへの分配係数を1とし、その他のチャンネルへの分配係数を0とする。
なお、音声処理装置1は、単一の音声処理装置として再生装置と一体に構成されてもよい。
次に、本実施形態に係る再生評価部103の構成について説明する。なお、以下の説明では、主に多音源再生方式として、面再生方式について例にするが、必ずしもこれには限定されない。
再生評価部103は、面再生評価部104、線再生評価部105および点再生評価部106を含んで構成される。
第2方向変換部108は、選択された音源ごとにその音源方向を代替方向として定める。従って、定めた代替方向が、変換後の目標方向として与えられる。いずれかの音源方向が目標方向と等しい場合には、代替方向は目標方向と等しくなる。その場合には、目標方向は変換されない。
点再生評価部106は、音源ごとに目標方向と代替方向との間の角度とに基づいて評価値を算出する。従って、複数の音源のそれぞれが独立な再生方式として設定される。評価値の算出例については後述する。点再生評価部106は、音源ごとに算出した点再生方式に係る評価値を再生方式選択部109に出力する。
次に、本実施形態に係る再生方式選択処理の一例について説明する。図2は、本実施形態に係る再生方式決定処理の一例を示すフローチャートである。図2に示す例では、再生方式選択部109において、再生方式間で優先順位が予め定められている。
(ステップS102)再生評価部103は、再生音源配置情報が示す各チャンネルの音源方向と目標方向情報が示す目標方向とに基づいて再生方式を設定する。再生評価部103は、設定した再生方式ごとに評価値を算出し、算出した評価値を再生方式選択部109に出力する。その後、ステップS103に進む。
(ステップS105)再生方式選択部109は、評価値が閾値以上であると判定された再生方式を、再生に用いる再生方式として選択する。再生方式選択部109は、選択した再生方式の情報を音声信号変換部110に出力する。再生において目標方向として選択した再生方式に係る代替方向が用いられる。その後、図2に示す処理を終了する。
(ステップS112)面再生評価部104は、目標方向情報に基づいて再生音源配置情報が示す複数の音源のうち、3個の音源からなる音源の組を選択する。面再生評価部104は、選択した音源の組ごとに面再生方式に係る評価値を算出する。面再生評価部104は、算出した評価値を再生方式選択部109に出力する。その後、ステップS113に進む。
(ステップS114)点再生評価部106は、再生音源配置情報が示す音源ごとに目標方向情報に基づいて点再生方式に係る評価値を算出する。点再生評価部106は、算出した評価値を再生方式選択部109に出力する。その後、ステップS115に進む。
(ステップS116)再生方式選択部109は、最も評価値が大きい音源もしくは音源の組を用いる再生方式を選択する。再生において目標方向として選択した再生方式に係る代替方向が用いられる。その後、図3に示す処理を終了する。
次に、本実施形態に係る評価値の算出方法について説明する。
面再生評価部104は、評価値の要素となる制御角として、(1)各1つの音源の音源方向と目標方向の角度α、(2)各2つの音源の所定の基準点からの音源方向間の角度(開き角)α’、(3)1つの音源からの他の1つの音源の音源方向とさらに他の1つの音源方向の間の角度α’’のいずれか、またはこれらの組み合わせを用いる。図4に角度αの一例を示す。図4に示す例では、角度αは、基準点Oから音源S01の方向と、基準点Oから仮想音源T01の方向の間の角度である。角度αが大きいほど、基準点からの音源間の角度が大きくなるので、それぞれの音源に音が知覚され仮想音源方向に音が知覚されなくなる傾向がある。そこで、面再生評価部104は、各音源間の角度αの最大値または平均値が大きいほど、小さくなる評価値を算出する。
図10に角度β’’の一例を示す。図10に示す例では、角度β’’は、基準点Oから音源S11の方向と、基準点Oから代替音源T02の方向の間の角度である。2つの音源からなる音源の組のそれぞれについて角度β’’が2つ算出されうる。2つの角度β’’の差が大きいほど、仮想音源方向に音源方向がより近接する1つの音源の方向に音が知覚される傾向がある。そこで、線再生評価部105は、2つの角度β’’の差が大きいほど、小さくなる評価値を算出する。
次に、図14に示す再生装置を用いて音を再生する場合を例にして、音声処理装置1の動作例について説明する。図14は、再生装置における音源配置の一例を示す図である。図14に示す例では、音源として12個のスピーカS31〜S42が長方形の領域の周囲に設置されている。スピーカS31、S35、S38、S42が、それぞれ長方形の頂点に設置されている。スピーカS32、S33、S34は、それぞれ長方形の上辺の左端からの1/4等分点、中点、3/4等分点の位置に設置されている。スピーカS39、S40、S41は、それぞれ長方形の上辺の左端からの1/4等分点、中点、3/4等分点に設置されている。また、スピーカS36、S37は、それぞれ長方形の左辺、右辺の中点に設置されている。図14に示される左方、上方が、それぞれ聴取位置を基準とする左方、上方を表す。また、視聴位置から長方形の領域の中央への方向が前方に相当する。長方形の領域には画像表示部が設置されることがある。画像表示部は、例えば、フラットパネルディスプレイである。
次に、本実施形態に係る音声処理装置1の変形例について説明する。再生評価部103は、現在よりも所定時間後の目標方向を予測目標方向として取得してもよい。所定時間は、例えば、1〜3秒である。再生評価部103は、予測目標方向を取得する際、例えば、過去の目標方向をさらに用いて線形予測法を用いて予測目標方向を算出する。目標方向情報が目標方向の時系列を示す場合には、再生評価部103は、その時系列を形成する目標方向のうち現在よりも所定時間後の目標方向を選択してもよい。面再生評価部104、線再生評価部105および点再生評価部106は、目標方向に代えて予測目標方向に基づいて再生方式と音源または音源の組ごとに評価値を算出する。再生方式選択部109は、これらの予測目標方向に基づく評価値を用いて再生方式と音源または音源の組を選択する。そして、音声信号変換部110は、入力される音声信号を再生方式選択部109が選択した再生方式と音源または音源の組を用いて再生音を目標方向に知覚させる音声信号を生成し、生成した音声信号を再生装置の各チャンネルの音源に出力する。
また、再生音源配置情報が示す再生装置の音源配置として各チャンネルの音源がそれぞれ3次元空間内に配置される場合を例にしたが、これには限られない。音源配置として各チャンネルの音源が水平面内に配置される場合に適用されてもよい。その場合には、面再生評価部104は省略される。線再生評価部105は、評価値の要素となる角度として、代替方向を要さず、2つの音源間の角度、各音源の音源方向と目標方向との角度を用いればよい。
また、音声信号変換部110は、目標方向ごとに、再生方式選択部109が定めた再生方式および音源または音源の組に係るチャンネルごとの分配係数を示す分配データを生成し、生成した分配データを自部に設定してもよい。代替方向が与えられる目標方向については、目標方向に代えて代替方向に知覚させる再生音を与える分配係数が、分配データにおいて目標方向と対応付けられる。設定した分配データを参照して、目標方向情報が示す目標方向に対応する分配係数を用いて、入力される音声信号を再生に用いる音声信号に変換する。
この構成により、所定の個数の音源を用いる再生方式について、その音源の配置に応じて目標方向に音が知覚される度合いを示す評価値が算出され、算出された評価値に基づいて再生方式が選択される。そのため、音源配置に応じて制作者が意図した目標方向に確実に受聴者に知覚される音が再生される。
また、上述した実施形態における音声処理装置1の一部、または全部をLSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。音声処理装置1の各機能ブロックは個別にプロセッサ化してもよいし、一部、または全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
Claims (12)
- 音声信号と前記音声信号の知覚目標とする目標方向の情報を入力するデータ入力部と、
複数の音源のうち所定の個数の音源を用いる再生方式について前記目標方向に知覚される度合いを示す評価値を算出する再生評価部と、
前記評価値に基づいて再生方式を選択する再生方式選択部と、
を備え、
前記再生方式は、2個の音源を用いる線再生方式および1個の音源を用いる点再生方式を含み、
前記再生方式選択部は、所定の再生方式の選択順に前記評価値と所定の評価値の閾値とを比較し、前記評価値が初めて前記評価値の閾値以上となる再生方式を選択する
音声処理装置。 - 音声信号と前記音声信号の知覚目標とする目標方向の情報を入力するデータ入力部と、
複数の音源のうち所定の個数の音源を用いる再生方式について前記目標方向に知覚される度合いを示す評価値を算出する再生評価部と、
前記評価値に基づいて再生方式を選択する再生方式選択部と、
を備え、
前記再生方式は、2個の音源を用いる線再生方式および1個の音源を用いる点再生方式を含み、
前記再生方式選択部は、前記再生方式のうち前記評価値が最も高い再生方式を選択する
音声処理装置。 - 前記再生評価部は、
前記複数の音源のうち2個の音源の組ごとに前記線再生方式に係る評価値を算出し、
前記複数の音源のうち1個の音源ごとに前記点再生方式に係る評価値を算出し、
前記再生方式選択部は、
前記評価値が最も高い再生方式と音源もしくは音源の組を選択する
ことを特徴とする請求項2に記載の音声処理装置。 - 前記再生方式は、3個以上の音源のそれぞれの方向で区分される領域内に前記目標方向が含まれ、当該3個以上の音源を用いる多音源再生方式をさらに含み、
前記再生評価部は、
前記複数の音源のうち3個以上の音源の組ごとに前記多音源再生方式に係る評価値をさらに算出する
ことを特徴とする請求項3に記載の音声処理装置。 - 前記再生評価部は、
前記再生方式について現在と現在から所定時間後それぞれの目標方向に知覚される度合いを示す評価値を算出し、
前記再生方式選択部が現在と前記所定時間後それぞれの目標方向について選択した再生方式および音源もしくは音源の組を用いて現在の目標方向に知覚させる音声信号を生成する音声信号変換部を
さらに備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の音声処理装置。 - 前記再生評価部は、
前記線再生方式に係る評価値の要素として、代替方向と前記目標方向との間の角度、所定の基準点から前記2個の音源のそれぞれまでの方向の間の角度、および前記基準点から前記2個の音源の一方の方向と前記代替方向との間の角度と前記2個の音源の他方の方向と前記代替方向との間の角度との差の少なくともいずれかを算出し、
前記代替方向は、単位球面の中心から前記2個の音源のそれぞれの方向の間を結ぶ弧上の各点までの方向のうち前記目標方向との角度が最も小さい方向であり、
前記点再生方式に係る評価値の要素として、前記目標方向と前記1個の音源の方向との角度を算出する
ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の音声処理装置。 - 前記再生方式は、3個以上の音源のそれぞれの方向で区分される領域内に前記目標方向が含まれ、当該3個以上の音源を用いる多音源再生方式をさらに含み、
前記再生評価部は、
前記多音源再生方式に係る評価値の要素として、前記基準点から前記3個以上の音源のそれぞれまでの方向と前記目標方向との間の角度、前記基準点から前記3個以上の音源のうち任意の2個の音源の一方までの方向と前記基準点から当該任意の2個の音源の他方までの方向のなす角度、および前記3個以上の音源が形成する多角形のいずれかの頂点の角度の少なくともいずれかを算出する
ことを特徴とする請求項6に記載の音声処理装置。 - 前記角度は、基準点を含む水平面内の方位角と前記水平面からの仰角を含み、
前記再生評価部は、
前記角度の方位角と前記角度の仰角で独立な係数を用いて前記評価値を算出する
ことを特徴とする請求項7に記載の音声処理装置。 - 音声処理装置における音声処理方法であって、
音声信号と前記音声信号の知覚目標とする目標方向の情報を入力するデータ入力過程と、
複数の音源のうち所定の個数の音源を用いる再生方式について前記目標方向に知覚される度合いを示す評価値を算出する再生評価過程と、
前記評価値に基づいて再生方式を選択する再生方式選択過程と、を有し、
前記再生方式は、2個の音源を用いる線再生方式および1個の音源を用いる点再生方式を含み、
前記再生方式選択過程は、所定の再生方式の選択順に前記評価値と所定の評価値の閾値とを比較し、前記評価値が初めて前記評価値の閾値以上となる再生方式を選択する
音声処理方法。 - 音声処理装置における音声処理方法であって、
音声信号と前記音声信号の知覚目標とする目標方向の情報を入力するデータ入力過程と、
複数の音源のうち所定の個数の音源を用いる再生方式について前記目標方向に知覚される度合いを示す評価値を算出する再生評価過程と、
前記評価値に基づいて再生方式を選択する再生方式選択過程と、を有し、
前記再生方式は、2個の音源を用いる線再生方式および1個の音源を用いる点再生方式を含み、
前記再生方式選択過程は、前記再生方式のうち前記評価値が最も高い再生方式を選択する
音声処理方法。 - コンピュータに、
音声信号と前記音声信号の知覚目標とする目標方向の情報を入力するデータ入力部と、
複数の音源のうち所定の個数の音源を用いる再生方式について前記目標方向に知覚される度合いを示す評価値を算出する再生評価部と、
前記評価値に基づいて再生方式を選択する再生方式選択部と、を備え、
前記再生方式は、2個の音源を用いる線再生方式および1個の音源を用いる点再生方式を含み、
前記再生方式選択部は、所定の再生方式の選択順に前記評価値と所定の評価値の閾値とを比較し、前記評価値が初めて前記評価値の閾値以上となる再生方式を選択する
音声処理装置として機能させるためのプログラム。 - コンピュータに、
音声信号と前記音声信号の知覚目標とする目標方向の情報を入力するデータ入力部と、
複数の音源のうち所定の個数の音源を用いる再生方式について前記目標方向に知覚される度合いを示す評価値を算出する再生評価部と、
前記評価値に基づいて再生方式を選択する再生方式選択部と、を備え、
前記再生方式は、2個の音源を用いる線再生方式および1個の音源を用いる点再生方式を含み、
前記再生方式選択部は、前記再生方式のうち前記評価値が最も高い再生方式を選択する
音声処理装置として機能させるためのプログラム。
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