JP6912831B2 - ユニオン継手用締付補助具 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、ガス配管,水道配管や油圧配管等の各種配管において、ユニオン継手を締付ける際に用いるユニオン継手用締付補助具に係り、特に、一人の作業者でもユニオン継手の共回りを阻止してユニオン継手を締付けることができるようにしたユニオン継手用締付補助具に関する。
従来、この種のユニオン継手用締付補助具としては、例えば、実開昭49−133218号公報(特許文献1)に記載された技術が知られている。図14に示すように、このユニオン継手用締付補助具Saは、一方管P1が接続される管状のユニオンネジ101,他方管P2が接続される管状のユニオンツバ102,リング状のガスケット(図示せず)を介してユニオンネジ101とユニオンツバ102とを連結するユニオンナット103を備えたユニオン継手100において、ユニオンネジ101に対してユニオンナット103を締付ける際に用いる。
このユニオン継手用締付補助具Saは、把持可能な把持杆110と、把持杆110の先端に二股になって設けられユニオンネジ101の多角形状の第1係合部104に係合する第1係合凹部111及びユニオンツバ102の多角形状の第2係合部105に係合する第2係合凹部112を有したヘッド113とを備えて構成されている。そして、このユニオン継手用締付補助具Saを用いるときは、予め、ユニオンネジ101に一方管P1を接続するとともにユニオンツバ102に他方管P2を接続し、次に、例えば2つのレンチ(図示せず)を用い、ユニオンネジ101に対してユニオンナット102を仮締めし、それから、ユニオンネジ101を締付ける一方のレンチを外して置き、ユニオン継手用締付補助具Saを持って、これのヘッド113の第1係合凹部111をユニオンネジ101の第1係合部104に係合し、第2係合凹部112をユニオンツバ102の第2係合部105に係合し、この状態で、他方のレンチを操作してユニオンナット103を回転させてユニオンネジ101に締付けていく。この場合、ユニオン継手用締付補助具Saによりユニオンネジ101とユニオンツバ102とが押さえられているので、ユニオンツバ102がユニオンナット103との摩擦抵抗により共回りすることが阻止され、確実にユニオンナット103をユニオンネジ101に締付けることができるようになる。
実開昭49−133218号公報
ところで、上記従来のユニオン継手用締付補助具Saにあっては、ヘッド113の第1係合凹部111と第2係合凹部112との位置関係が一義的なので、これらを、ユニオンネジ101の第1係合部104とユニオンツバ102の第2係合部105に係合しようとする場合には、この第1係合部104と第2係合部105との位相を正確に合わせておかなければならず、そのため、ユニオンナット103の仮締めに神経を使わなければならないので、それだけ、作業が煩雑になってしまい、ユニオン継手100の取付け作業効率が悪いという問題があった。また、第1係合部101と第2係合部102との位相合わせが不十分な状態でユニオン継手用締付補助具Saに持ち替えた場合には、ユニオン継手用締付補助具Saを持った状態では、第1係合部104と第2係合部105との位相合わせを行うことができないので、ユニオン継手用締付補助具Saを置いて、再び一方のレンチに持ち替えて位相合わせを行わなければならないことから、この点でも、作業が煩雑になってしまい、ユニオン継手の取付け作業効率を損ねてしまう。
本発明はこのような問題点に鑑みて為されたもので、ユニオンネジ用の一方のレンチとユニオンナット用の他方のレンチとを持ったままでも使用できるようにしたユニオン継手用締付補助具を提供することを目的とする。
このような目的を達成するための本発明のユニオン継手用締付補助具は、一方管が接続される管状のユニオンネジ,他方管が接続される管状のユニオンツバ,リング状のガスケットを介して上記ユニオンネジとユニオンツバとを連結するユニオンナットを備えたユニオン継手において、把持部及び作用部を有した2つのレンチを用い、一方のレンチの作用部を上記ユニオンネジに係合し、他方のレンチの作用部を上記ユニオンナットに係合し、該ユニオンネジに対してユニオンナットを締付ける際に用いるユニオン継手用締付補助具であって、
上記ユニオンネジは、一端部の内周に形成され上記一方管が接続される第1接続部と、一端部側の外周に形成されレンチの作用部が係合可能な正多角形状の第1係合部と、他端部側の外周に形成された雄ネジ部と、他端部の端面に形成され上記ガスケットが接合する第1接合面とを備えて構成され、
上記ユニオンツバは、一端部側の外周に形成された鍔部と、該鍔部の一端面に形成され上記ユニオンネジの第1接合面に対面して上記ガスケットを介して接合する第2接合面と、他端部の内周に形成され上記他方管が接続される第2接続部と、他端部側の外周に形成されレンチの作用部が係合可能な正多角形状の第2係合部とを備えて構成され、
上記ユニオンナットは、外周に形成されレンチの作用部が係合可能な正多角形状の第3係合部と、一端部の内周に形成され上記ユニオンネジの雄ネジ部に螺合する雌ネジ部と、他端部に形成され上記ユニオンツバの鍔部の他端面に当接する内向きフランジ部とを備えて構成され、
上記ユニオンネジの第1係合部に係合する作用部を有した一方のレンチの把持部であって該把持部の上記他方のレンチ側に沿って付帯可能に形成され付帯時に該把持部とともに把持可能な把持杆と、上記ユニオンツバの第2係合部に係合可能な形状の係合凹部を有したヘッドと、該ヘッドを上記把持杆に対して上記ユニオンナットの軸方向高さHよりも大きい値の所定高さX立ち上げて該把持杆の前端と上記ヘッドの基端とを連結する連結杆とを備えた構成としている。
即ち、上記の所定高さXは、上記一方のレンチの作用部をユニオンネジの第1係合部に係合し且つ上記把持杆を該一方のレンチの把持部とともに把持したときに上記ヘッドの係合凹部が上記ユニオンナットと干渉せずに上記ユニオンツバの第2係合部に係合できる寸法に設定される。
このユニオン継手用締付補助具を用いるときは、予め、ユニオンネジに一方管を接続するとともにユニオンツバに他方管を接続し、次に、2つのレンチを用い、例えば、左手で一方のレンチを把持してその作用部をユニオンネジの第1係合部に係合し、右手で他方のレンチを把持してその作用部をユニオンナットの第3係合部に係合して、これらを仮締めする。それから、他方のレンチを持ったまま右手でユニオン継手用締付補助具を持って、その把持杆を左手で一方のレンチの把持部とともに持つようにするとともに、このユニオン継手用締付補助具のヘッドの係合凹部をユニオンツバの第2係合部に係合するようにする。この状態で、一方のレンチの把持部と補助具の把持杆とをしっかり握り、他方のレンチによりユニオンナットを回転させてユニオンネジに締付けていく。この場合、一方のレンチによりユニオンネジが押さえられユニオン継手用締付補助具によりユニオンツバが押さえられているので、ユニオンツバがユニオンナットとの摩擦抵抗により共回りすることが阻止され、確実にユニオンナットをユニオンネジに締付けることができる。
このユニオン継手用締付補助具のヘッドの係合凹部をユニオンツバの第2係合部に係合する際に、もし、ユニオンツバの第1係合部とユニオンネジの第2係合部との位相がずれていても、ユニオン継手用締付補助具の把持杆と一方のレンチの把持部とは、多少なりともずらすことができるので、ユニオン継手用締付補助具のヘッドの係合凹部をユニオンツバの第2係合部に係合することができる。もしまた、そのずれが大きいようなときは、ユニオン継手用締付補助具の把持杆の持ち位置を少し変えて、ヘッドの係合凹部をユニオンツバの第2係合部から外し、右手に持った他方のレンチによってユニオンツバの第2係合部に係合してわずかに回転調整して位相合わせを行うことができる。そして、再び、ユニオン継手用締付補助具の把持杆の持ち位置を少し変えて、ヘッドの係合凹部をユニオンツバの第2係合部に係合し、一方のレンチの把持部と補助具の把持杆とをしっかり握り、他方のレンチによりユニオンナットを回転させてユニオンネジに締付ければよい。
即ち、本発明のユニオン継手用締付補助具は、ユニオンネジ用の一方のレンチを持ったままヘッドの係合凹部をユニオンツバの第2係合部に係合できるので、ユニオンネジ用の一方のレンチとユニオンナット用の他方のレンチとを持ったままでも使用できることになり、従来のように、逐一、レンチからユニオン継手用締付補助具へと持ち替える必要がなくなり、それだけ、作業が容易になり、ユニオン継手の取付け作業効率を大幅に向上させることができる。
そして、必要に応じ、上記把持杆,連結杆及びヘッドを金属製の材料で一体形成した構成としている。例えば、鉄,ステンレス等の金属製板材で形成し、あるいは、金属製の鋳物で形成しても良い。溶接により接合することも一体形成に含まれる。強度を確保することができる。
また、必要に応じ、上記ヘッドの係合凹部を含む全部若しくは一部を他に対して着脱可能に形成した構成としている。これにより、ユニオンツバの第2係合部の形状や大きさに合わせて、係合凹部を形成した数種のヘッドの全部もしくは一部を用意しておけば、ユニオンツバの第2係合部の形状や大きさに対応したヘッドを1つの把持杆側の部材に組み立てることができ、汎用性を向上させることができる。
更に、必要に応じ、上記ヘッドの係合凹部を、正多角形の辺に当接する一対の当接面を有したほぼV字状に形成した構成としている。ユニオン継手のユニオンツバの第2係合部は、正六角形,正八角形,正十角形など種々あり、また、大きさも種々あるが、これら正多角形の辺に当接する一対の当接面を有したほぼV字状に形成したので、一種の正多角形のものについては、大きさの異なる数種類のユニオン継手に対して1つのユニオン継手用締付補助具で対応することができるようになり、それだけ、汎用性を向上させることができる。
この場合、上記ユニオン継手のユニオンツバの第2係合部が、正八角形で形成され、上記ヘッドの係合凹部の一対の当接面のなす角度θを、θ=45°に設定したことが有効である。ユニオン継手において、正八角形のものは多用され、これに対応することができる。
また、必要に応じ、上記ユニオン継手のユニオンツバの第2係合部が、互いに対向する辺が平行な正多角形で形成され、上記ヘッドの係合凹部を、正多角形の互いに対向する辺に当接する一対の当接面を有した形状に形成した構成としている。これにより、係合凹部で正多角形の第2係合部を挾持できるので、第2係合部の押さえを確実に行うことができるとともに、本締め用としても使用できる。
この場合、上記一対の当接面の間隔を可変にしたことが有効である。これにより、ユニオンツバの第2係合部の大きさに合わせて、係合凹部の当接面の間隔を調整できるので、1つのヘッドで、大きさの異なる複数種のユニオンツバの第2係合部に対応することができ、それだけ、汎用性を向上させることができる。
また、大きさが異なる複数のユニオンツバの第2係合部における互いに対向する辺間の二面幅に対応させて、上記一対の当接面の間隔が異なる複数の当接面の組を複数組備えるとともに、該複数の当接面の組を、上記係合凹部の先端から基端に向けて、間隔が大きい順に形成したことも有効である。これにより、ユニオンツバの第2係合部の大きさに合わせて、係合凹部の当接面の組を選択し、この選択した当接面の組を係合させることができるので、1つのヘッドで、大きさの異なる複数種のユニオンツバの第2係合部に対応することができ、それだけ、汎用性を向上させることができる。
この構成においては、上記ユニオン継手のユニオンツバの第2係合部が、正八角形で形成され、上記ヘッドの係合凹部の、上記係合凹部の先端から基端に向けて隣接する当接面間に傾斜面を形成し、該傾斜面の当接面に対する角度αを、上記第2係合部の隣接する辺がなす角度に対応させて、α=135°に設定したことが有効である。ユニオンツバの第2係合部のコーナー部を当接面と傾斜面とを当接させて保持できるので、第2係合部の押さえを確実に行うことができる。
また、必要に応じ、上記ヘッドの係合凹部の先端からの有効深さをDとしたとき、上記把持杆の長手方向に沿う該ヘッドの先端から基端に亘る長さYを、2D≦Y≦4Dに設定した構成としている。望ましくは、2.5D≦Y≦3.5Dである。
ここで、有効深さとは、対象とするユニオン継手のユニオンツバの第2係合部が係合しうる深さをいう。ヘッドの係合凹部を正多角形の辺に当接する一対の当接面を有したほぼV字状に形成する場合には、有効深さとは、対象とするユニオン継手のうち、ユニオンツバの第2係合部が最小のものが係合しうる深さをいう。
これにより、ヘッドの下の空間を広く確保することができ、ユニオンナット用の他のレンチの可動範囲を広く確保することができる。即ち、レンチには、ユニオンナットの種々の外径に合わせて係合幅を可変にできるタイプのものがあり、このタイプのものは、所謂あごの部分が比較的大きいものがあるが、ヘッドの下の空間(ヘッドとレンチとの間の空間)を広く確保することができるので、このあご部分をこの空間に入り込ませることができ、それだけ、ユニオンナット用の他のレンチの可動範囲を広く確保することができるのである。また、このことは、配管が壁沿いにあって、壁によってレンチの可動域の制約を受けるような環境において、きわめて有効になることも意味する。
更に、必要に応じ、上記連結杆を、上記把持杆の前端と上記ヘッドの基端とが上記把持杆の長手方向に沿って所定距離Zだけ離間するように傾斜形成した構成としている。これにより、連結杆の下の空間(連結杆とレンチとの間の空間)も広く確保することができ、それだけ、ユニオンナット用の他のレンチの可動範囲を広く確保することができる。
更にまた、必要に応じ、上記ユニオン継手のユニオンネジの第1係合部,ユニオンツバの第2係合部,ユニオンナットの第3係合部が、夫々、正八角形で形成され、上記第1係合部及び第2係合部の対辺間の長さBaが、19mm≦Ba≦41mm、上記第3係合部の対辺間の長さBが、31mm≦B≦59mm、軸方向高さHが、13.5mm≦H≦20mmのとき、
上記ヘッドの係合凹部を、正八角形の辺に当接する一対の当接面を有したほぼV字状に形成し、該係合凹部の一対の当接面のなす角度θを、θ=45°に設定し、上記ヘッドの係合凹部の先端からの有効深さをDとしたとき、上記把持杆の長手方向に沿う該ヘッドの先端から基端に亘る長さYを、2D≦Y≦4Dに設定し、上記連結杆を、上記把持杆の前端と上記ヘッドの基端とが上記把持杆の長手方向に沿って所定距離Zだけ離間するように傾斜形成し、
上記ヘッドの係合凹部の先端間の開口幅Aを、30mm≦A≦50mm、上記ヘッドの係合凹部の先端からの有効深さDを、30mm≦D≦45mmに設定し、上記所定高さXを、20mm≦X≦30mmに設定し、上記ヘッドの先端から基端に亘る長さYを、80mm≦Y≦125mmに設定し、上記所定距離Zを、40mm≦Z≦50mmに設定した構成としている。ユニオン継手において、正八角形のものは多用され、これに対応することができる。即ち、正八角形タイプのユニオン継手において、本発明の作用,効果を確実に発揮させることができる。
また、必要に応じ、上記ユニオン継手のユニオンネジの第1係合部,ユニオンツバの第2係合部,ユニオンナットの第3係合部が、夫々、正八角形で形成され、上記第1係合部及び第2係合部の対辺間の長さBaが、19mm≦Ba≦41mm、上記第3係合部の対辺間の長さBが、31mm≦B≦59mm、軸方向高さHが、13.5mm≦H≦20mmのとき、
上記ヘッドの係合凹部を、正八角形の互いに対向する辺に当接する一対の当接面を有した形状に形成し、上記連結杆を、上記把持杆の前端と上記ヘッドの基端とが上記把持杆の長手方向に沿って所定距離Zだけ離間するように傾斜形成し、
上記ヘッドの係合凹部の先端間の開口幅Aを、A=Baに設定し、上記ヘッドの係合凹部の先端からの有効深さDを、Ba≦D≦45mmに設定し、上記所定高さXを、20mm≦X≦30mmに設定し、上記ヘッドの先端から基端に亘る長さYを、80mm≦Y≦125mmに設定し、上記所定距離Zを、40mm≦Z≦50mmに設定した構成としている。この場合には、ユニオンツバの第2係合部の大きさに合わせて、係合凹部の当接面の間隔の異なる複数種の補助具を作成しておく。これにより、ユニオン継手において、正八角形のものは多用され、これに対応することができる。即ち、正八角形タイプのユニオン継手において、本発明の作用,効果を確実に発揮させることができる。
更にまた、必要に応じ、上記ユニオン継手のユニオンネジの第1係合部,ユニオンツバの第2係合部,ユニオンナットの第3係合部が、夫々、正八角形で形成され、上記第1係合部及び第2係合部の対辺間の長さBaが、19mm≦Ba≦41mm、上記第3係合部の対辺間の長さBが、31mm≦B≦59mm、軸方向高さHが、13.5mm≦H≦20mmのとき、
上記複数の当接面の組を、その間隔が、41mm,33mm,27mm,23mm,19mmの内、大きい順に少なくとも何れか3以上備え、
上記ヘッドの係合凹部の、上記係合凹部の先端から基端に向けて隣接する当接面間に傾斜面を形成し、該傾斜面の当接面に対する角度αを、上記第2係合部の隣接する辺がなす角度に対応させて、α=135°に設定し、
上記ヘッドの係合凹部の先端からの有効深さをDとしたとき、上記把持杆の長手方向に沿う該ヘッドの先端から基端に亘る長さYを、2D≦Y≦4Dに設定し、
上記連結杆を、上記把持杆の前端と上記ヘッドの基端とが上記把持杆の長手方向に沿って所定距離Zだけ離間するように傾斜形成し、
上記有効深さDを、30mm≦D≦50mmに設定し、上記所定高さXを、20mm≦X≦30mmに設定し、上記ヘッドの先端から基端に亘る長さYを、80mm≦Y≦125mmに設定し、上記所定距離Zを、40mm≦Z≦50mmに設定した構成としている。
これにより、ユニオンツバの第2係合部の大きさに合わせて、係合凹部の当接面の組を選択し、この選択した当接面の組を係合させることができるので、1つのヘッドで、大きさの異なる複数種のユニオンツバの第2係合部に対応することができ、それだけ、汎用性を向上させることができる。また、ユニオンツバの第2係合部のコーナー部を当接面と傾斜面とを当接させて保持できるので、第2係合部の押さえを確実に行うことができる。
また、必要に応じ、上記把持杆の厚さTを、4mm≦T≦10mmに設定し、幅寸法Eを、20mm≦E≦30mmに設定し、後端と前端の長さFを、80mm≦F≦120mmに設定した構成としている。
これにより、一方のレンチの把持部と補助具の把持杆とをしっかり握り易くすることができる。
本発明によれば、ユニオンネジ用の一方のレンチを持ったままヘッドの係合凹部をユニオンツバの第2係合部に係合できるので、ユニオンネジ用の一方のレンチとユニオンナット用の他方のレンチとを持ったままでも使用できることになり、従来のように、逐一、レンチからユニオン継手用締付補助具へと持ち替える必要がなくなり、それだけ、作業が容易になり、ユニオン継手の取付け作業効率を大幅に向上させることができる。
本発明の実施の形態に係るユニオン継手用締付補助具をその使用例とともに示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るユニオン継手用締付補助具を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るユニオン継手用締付補助具を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は左側面図、(d)は右側面図である。 本発明の実施の形態に係るユニオン継手用締付補助具が対象とするユニオン継手を本補助具及びレンチとの位置関係とともに示す正面図である。 本発明の実施の形態に係るユニオン継手用締付補助具が対象とするユニオン継手を本補助具との位置関係とともに示す平面図である。 本発明の実施の形態に係るユニオン継手用締付補助具をこれが対象とするユニオン継手との関係とともに示す要部平面図である。 本発明の実施の形態に係るユニオン継手用締付補助具の使用状態を示す図である。 本発明の実施の形態に係るユニオン継手用締付補助具が対象とするユニオン継手の寸法を示す表図である。 本発明の別の実施の形態に係るユニオン継手用締付補助具を示す斜視図である。 本発明の他の実施の形態に係るユニオン継手用締付補助具を示す分解斜視図である。 本発明の他の実施の形態に係るユニオン継手用締付補助具において、ヘッドの先端部の変形例を示す斜視図である。 本発明のまた他の実施の形態に係るユニオン継手用締付補助具を示す斜視図である。 本発明のまた他の実施の形態に係るユニオン継手用締付補助具において、ヘッドの係合凹部をこれが係合するユニオンツバの第2係合部との関係とともに示す要部平面図である。 従来のユニオン継手用締付補助具をその使用状態で示す図である。
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施の形態に係るユニオン継手用締付補助具を詳細に説明する。
図1乃至図7に示すように、本発明の実施の形態に係るユニオン継手用締付補助具Sは、ユニオン継手Jを2つのレンチWを用いて締め付ける際に用いるものである。レンチWとしては、図1に示すように、把持部Wa及び把持部Waに支持され先端が開放された作用部Wbを有した例えばパイプレンチが用いられる。ユニオン継手Jは、一方管P1が接続される管状のユニオンネジJa,他方管P2が接続される管状のユニオンツバJb,リング状のガスケットGを介してユニオンネジJaとユニオンツバJbとを連結するユニオンナットJcを備えている。本発明の実施の形態に係るユニオン継手用締付補助具Sは、このユニオン継手Jにおいて、上記のレンチWを2つ用い、一方のレンチWの作用部WbをユニオンネジJaに係合し、他方のレンチWの作用部WbをユニオンナットJcに係合し、ユニオンネジJaに対してユニオンナットJcを締付ける際に用いるものである。
詳しくは、図4及び図5に示すように、実施の形態に係るユニオン継手用締付補助具Sが対象とするユニオン継手Jにおいて、ユニオンネジJaは、一端部の内周に形成され一方管P1が接続される第1接続部1と、一端部側の外周に形成されレンチWの作用部Wbが係合可能な正多角形状の第1係合部2と、他端部側の外周に形成された雄ネジ部3と、他端部の端面に形成されガスケットGが接合する第1接合面4とを備えて構成されている。第1接続部1は、雄ネジで構成されている。尚、第1接続部1は、溶接や接着で一方管P1に接続されるタイプのものでも良い。
ユニオンツバJbは、一端部側の外周に形成された鍔部5と、鍔部5の一端面に形成されユニオンネジJaの第1接合面4に対面してガスケットGを介して接合する第2接合面6と、他端部の内周に形成され他方管P2が接続される第2接続部7と、他端部側の外周に形成されレンチWの作用部Wbが係合可能な正多角形状の第2係合部8とを備えて構成されている。第2接続部7は、雄ネジで構成されている。尚、第2接続部7は、溶接や接着で他方管P2に接続されるタイプのものでも良い。
ユニオンナットJcは、外周に形成されレンチWの作用部Wbが係合可能な正多角形状の第3係合部10と、一端部の内周に形成されユニオンネジJaの雄ネジ部3に螺合する雌ネジ部11と、他端部に形成されユニオンツバJbの鍔部5の他端面に当接する内向きフランジ部12とを備えて構成されている。
実施の形態においては、図1,図4乃至図7に示すように、対象とするユニオン継手Jにおいて、ユニオンネジJaの第1係合部2,ユニオンツバJbの第2係合部8,ユニオンナットJcの第3係合部10は、夫々、互いに対向する辺が平行な正多角形の正八角形で形成されている。実施の形態では、図8に示すように、対象とするユニオン継手Jは、規格上、呼びを(1/4),(3/8),(1/2),(3/4),(1)といわれている5種あるが、本実施の形態では、そのうち、主に、(1/4),(3/8),(1/2),(3/4)の4種用とした。この4種は、ガス配管,水道配管や油圧配管等の各種配管において、数多く使用されている。そして、図8から分かるように、この4種の第1係合部2及び第2係合部8の対辺間の長さBaが、19mm≦Ba≦33mm、第3係合部10の対辺間の長さBが、31mm≦B≦49mm、軸方向高さHが、13.5mm≦H≦18.5mmになっている。尚、対角間の長さCaは、Ca=(1/cos22.5°)Baの関係、一辺の長さMaは、Ma=(tan22.5°)Baの関係になる。
実施の形態に係るユニオン継手用締付補助具Sは、ユニオンネジJaの第1係合部2に係合する作用部Wbを有した一方のレンチWの把持部Waであってこの把持部Waの他方のレンチW側に沿って付帯可能に形成され付帯時に把持部Waとともに把持可能な把持杆20と、ユニオンツバJbの第2係合部8に係合可能な形状の係合凹部21を有したヘッド22と、ヘッド22を把持杆20に対してユニオンナットJcの軸方向高さHよりも大きい値の所定高さX立ち上げて把持杆20の前端20aとヘッド22の基端22bとを連結する連結杆23とを備えて構成されている。
即ち、所定高さXは、一方のレンチWの作用部WbをユニオンネジJaの第1係合部2に係合し且つ把持杆20を一方のレンチWの把持部Waとともに把持したときに、ヘッド22の係合凹部21がユニオンナットJcと干渉せずにユニオンツバJbの第2係合部8に係合できる寸法に設定されている。
また、把持杆20,連結杆23及びヘッド22は、金属製の材料で一体形成されている。例えば、鉄,ステンレス等の金属製板材で形成し、あるいは、金属製の鋳物で形成することができる。溶接により接合することも一体形成に含まれる。強度を確保することができる。実施の形態では、把持杆20,連結杆23及びヘッド22は、ステンレス製の板材で形成されている。把持杆20及び連結杆23は矩形板状に形成され、把持杆20の後端側には索体を引き通すことのできる小孔25が設けられている。
更に、ヘッド22はV字状に形成されており、その先端部外側は、曲面に面取り形成されている。また、ヘッド22の係合凹部21は、正多角形の辺に当接する一対の当接面24を有したほぼV字状に形成されている。実施の形態では、ユニオン継手JのユニオンツバJbの第2係合部8が、正八角形で形成されているので、ヘッド22の係合凹部21の一対の当接面24のなす角度θは、θ=45°に設定されている。
また、ヘッド22の係合凹部21の先端22aからの有効深さDとしたとき、把持部Waの長手方向に沿うヘッド22の先端22aから基端22bに亘る長さYは、2D≦Y≦4Dに設定されている。
ここで、有効深さDとは、対象とするユニオン継手JのユニオンツバJbの第2係合部8が係合しうる深さをいう。実施の形態では、有効深さDは、対象とするユニオン継手Jのうち、ユニオンツバJbの第2係合部8が最小のもの(呼びを(1/4)というもの)が係合しうる深さになっている。
更に、連結杆23は、把持杆20の前端20aとヘッド22の基端22bとが把持杆20の長手方向に沿って所定距離Zだけ離間するように傾斜形成されている。
具体的には、把持杆20,連結杆23及びヘッド22の厚さTは、4mm≦T≦10mmに設定されている。把持杆20及び連結杆23の幅寸法Eは、20mm≦E≦30mmに設定されている。把持杆20の後端20bと前端20aの長さFは、80mm≦F≦120mmに設定されている。より具体的には、例えば、厚さT=5mm、幅寸法E=25mm、長さF=100mmに設定した。数値は、これに限定されるものではないが、上記数値範囲内に設定することが極めて有効である。これにより、一方のレンチWの把持部Waと補助具Sの把持杆20とをしっかり握り易くすることができる。
また、ヘッド22の係合凹部21の先端22a間の開口幅Aは、30mm≦A≦45mm、ヘッド22の係合凹部21の先端22aからの有効深さDは、30mm≦D≦40mmに設定されている。また、所定高さXは、20mm≦X≦30mmに設定され、ヘッド22の先端22aから基端22bに亘る長さYは、80mm≦Y≦120mmに設定され、所定距離Zは、40mm≦Z≦50mmに設定されている。より具体的には、例えば、開口幅A=40mm、有効深さD=35mm、所定高さX=20mm、長さY=100mm、所定距離Z=45mmに設定した。寸法はこれに限定されるものではないが、上記数値範囲内に設定することが極めて有効である。
尚、本実施例では、図8に示すように、対象とするユニオン継手Jの呼び(1/4),(3/8),(1/2),(3/4),(1)の5種のうち、主に、(1/4),(3/8),(1/2),(3/4)の4種用としたが、ある程度ユニオン接手Jの呼び(1)に対応はできる。しかし、呼び(1)により確実に対応できるようにしてよく、即ち、呼び(1/4),(3/8),(1/2),(3/4),(1)の5種用としてもよい。その場合には、図8に示すように、ユニオン継手Jにおいては、19mm≦Ba≦41mm、31mm≦B≦59mm、13.5mm≦H≦20mmになるので、ヘッド22の係合凹部21においては、例えば、30mm≦A≦50mm、30mm≦D≦45mm、80mm≦Y≦125mmに設定すればよい。
従って、このユニオン継手用締付補助具Sを用いるときは、図1及び図7に示すように、予め、ユニオンネジJaに一方管P1を接続するとともにユニオンツバJbに他方管P2を接続し、次に、2つのレンチWを用い、例えば、左手で一方のレンチWを把持してその作用部WbをユニオンネジJaの第1係合部2に係合し、右手で他方のレンチWを把持してその作用部WbをユニオンナットJcの第3係合部10に係合して、これらを仮締めする。
それから、他方のレンチWを持ったまま右手でユニオン継手用締付補助具Sを持って、その把持杆20を左手で一方のレンチWの把持部Waとともに持つようにするとともに、このユニオン継手用締付補助具Sのヘッド22の係合凹部21をユニオンツバJbの第2係合部8に係合するようにする。この状態で、一方のレンチWの把持部Waと補助具Sの把持杆20とをしっかり握り、他方のレンチWによりユニオンナットJcを回転させてユニオンネジJaに締付けていく。この場合、一方のレンチWによりユニオンネジJaが押さえられユニオン継手用締付補助具SによりユニオンツバJbが押さえられているので、ユニオンツバJbがユニオンナットJcとの摩擦抵抗により共回りすることが阻止され、確実にユニオンナットJcをユニオンネジJaに締付けることができる。
このユニオン継手用締付補助具Sのヘッド22の係合凹部21をユニオンツバJbの第2係合部8に係合する際に、もし、ユニオンツバJbの第1係合部2とユニオンネジJaの第2係合部8との位相がずれていても、ユニオン継手用締付補助具Sの把持杆20と一方のレンチWの把持部Waとは、多少なりともずらすことができるので、ユニオン継手用締付補助具Sのヘッド22の係合凹部21をユニオンツバJbの第2係合部8に係合することができる。もしまた、そのずれが大きいようなときは、ユニオン継手用締付補助具Sの把持杆20の持ち位置を少し変えて、ヘッド22の係合凹部21をユニオンツバJbの第2係合部8から外し、右手に持った他方のレンチWによってユニオンツバJbの第2係合部8に係合してわずかに回転調整して位相合わせを行うことができる。そして、再び、ユニオン継手用締付補助具Sの把持杆20の持ち位置を少し変えて、ヘッド22の係合凹部21をユニオンツバJbの第2係合部8に係合し、一方のレンチWの把持部Waと補助具Sの把持杆20とをしっかり握り、他方のレンチWによりユニオンナットJcを回転させてユニオンネジJaに締付ければよい。
即ち、本発明のユニオン継手用締付補助具Sは、ユニオンネジJa用の一方のレンチWを持ったままヘッド22の係合凹部21をユニオンツバJbの第2係合部8に係合できるので、ユニオンネジJa用の一方のレンチWとユニオンナットJc用の他方のレンチWとを持ったままでも使用できることになり、従来のように、逐一、レンチWからユニオン継手用締付補助具Sへと持ち替える必要がなくなり、それだけ、作業が容易になり、ユニオン継手Jの取付け作業効率を大幅に向上させることができる。
また、ユニオン継手JのユニオンツバJbの第2係合部8が、正八角形で形成されており、ヘッド22の係合凹部21の一対の当接面24のなす角度θが、θ=45°に設定されているので、正八角形の大きさの異なる数種類のユニオン継手J(実施の形態では4つ)に対して1つのユニオン継手用締付補助具Sで対応することができるようになり、それだけ、汎用性を向上させることができる。
また、ヘッド22の係合凹部21の先端22aからの有効深さをDとしたとき、把持杆20の長手方向に沿うヘッド22の先端22aから基端22bに亘る長さYを、2D≦Y≦4Dに設定したので、実施の形態では、Y=100mmに設定したので、ヘッド22の下の空間(ヘッド22とレンチWとの間の空間)を広く確保することができ、ユニオンナットJc用の他のレンチWの可動範囲を広く確保することができる。即ち、パイプレンチであるレンチWは、ユニオンナットJcの種々の外径に合わせて係合幅を可変にでき、所謂あごの部分(図1中Wc)が比較的大きいが、ヘッド22の下の空間を広く確保することができるので、このあご部分Wcをこの空間に入り込ませることができ、それだけ、ユニオンナットJc用の他のレンチWの可動範囲を広く確保することができるのである。また、このことは、配管が壁沿いにあって、壁によってレンチWの可動域の制約を受けるような環境において、きわめて有効になることも意味する。
更に、連結杆23を、把持杆20の前端20aとヘッド22の基端22bとが把持杆20の長手方向に沿って所定距離Zだけ離間するように傾斜形成し、実施の形態では、所定距離Z=45mmに設定したので、連結杆23の下の空間(連結杆23とレンチWとの間の空間)も広く確保することができ、それだけ、ユニオンナットJc用の他のレンチWの可動範囲をより一層広く確保することができる。
図9には、別の実施の形態に係るユニオン継手用締付補助具Sを示している。この補助具Sは、上記とほぼ同様に形成されるが、上記とは、係合凹部21の構成が異なっている。係合凹部21は、正八角形の互いに対向する辺に当接する互いに平行な一対の当接面24を有したほぼU字形状に形成されている。そして、ヘッド22の係合凹部21の先端22a間の開口幅Aを、A=Baに設定し、ヘッド22の係合凹部21の先端22aからの有効深さDを、Ba≦D≦45mmに設定している。実施の形態では、対象とするユニオン継手Jは、規格上、呼びを(1/4),(3/8),(1/2),(3/4),(1)といわれている5種(図8)用に、5種の補助具Sを作成した。即ち、ユニオン継手Jの呼び(1/4)用として、A=19mmのもの、ユニオン継手Jの呼び(3/8)用として、A=23mmのもの、ユニオン継手Jの呼び(1/2)用として、A=27mmのもの、ユニオン継手Jの呼び(3/4)用として、A=33mmのもの、ユニオン継手Jの呼び(1)用として、A=41mmのものを作成した。他の寸法T,E,F,X,Y,Zは上記と同様である。これによれば、対象とするユニオン継手Jに合わせて、補助具Sを用いる。この場合、互いに平行な係合凹部21の当接面24で正八角形の第2係合部8を挾持できるので、第2係合部8の押さえを確実に行うことができるとともに、本締め用としても使用できる。他の作用,効果は上記と同様である。
図10には、他の実施の形態に係るユニオン継手用締付補助具Sを示している。この補助具Sは、図9に示す補助具Sとほぼ同様に形成されるが、上記と異なって、ヘッド22の係合凹部21を含む全部若しくは一部(実施の形態では一部)を他に対して着脱可能に形成されている。詳しくは、ヘッド22は、連結杆23に延設された延設部30と、この延設部30に重畳させられる重畳部31を有し先端側に係合凹部21が形成された先端部32とで構成されている。重畳部31には長手方向に直交する軸線を有し蝶ナット33が螺合する一対の雄ネジ34が長手方向に沿って所定間隔で突設されており、延設部30には一対の雄ネジ34が挿通される一対の挿通孔35が形成されている。そして、雄ネジ34を挿通孔35に挿通し、この雄ネジ34に蝶ナット33を螺合することにより、先端部32が延設部30に取り付けられてヘッド22を構成する。
そして、ヘッド22の係合凹部21の先端22a間の開口幅Aを、A=Baに設定し、上記と同様に、ユニオン継手Jの呼び(1/4)用として、A=19mmの先端部32、ユニオン継手Jの呼び(3/8)用として、A=23mmの先端部32、ユニオン継手Jの呼び(1/2)用として、A=27mmの先端部32、ユニオン継手Jの呼び(3/4)用として、A=33mmの先端部32、ユニオン継手Jの呼び(1)用として、A=41mmの先端部32を作成した。これにより、ユニオンツバJbの第2係合部8の大きさに合わせて、先端部32を選択して、これを1つの把持杆20側の部材に組み立てることができ、汎用性を向上させることができる。他の作用,効果は上記と同様である。
図11には、他の実施の形態に係るユニオン継手用締付補助具Sにおいて、ヘッド22の着脱可能な先端部32の変形例を示す。この先端部32は、係合凹部21の一対の当接面24の間隔が可変になるように形成されている。詳しくは、一方の当接面24(a)を形成する当接部材40を一方の当接面24(a)が他方の当接面24(b)に対してラック41,ピニオン42からなる手動の移動機構43により近接,離間可能に先端部32に設けたものである。これにより、ユニオンツバJbの第2係合部8の大きさに合わせて、係合凹部21の当接面24の間隔Aを調整できるので、1つのヘッド22の先端部23で、大きさの異なる複数種のユニオンツバJbの第2係合部8に対応することができ、それだけ、汎用性を向上させることができる。他の作用,効果は上記と同様である。
尚、上記係合凹部21の一対の当接面24の間隔が可変になるように形成した先端部32は、着脱可能に形成したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、把持杆20側に一体に形成してもよく、適宜変更して差支えない。
図12及び図13には、また他の実施の形態に係るユニオン継手用締付補助具Sを示している。この補助具Sは、上記と略同様に形成されるが、上記とは、係合凹部21の構成が異なっている。詳しくは、大きさが異なる複数のユニオンツバJbの第2係合部8における互いに対向する辺間の二面幅に対応させて、一対の当接面24の間隔が異なる複数の当接面24の組を複数組(K1,K2,K3・・・・)備えるとともに、複数の当接面の組(K1,K2,K3・・・・)を、係合凹部21の先端22aから基端に向けて、間隔が大きい順に形成している。また、ユニオン継手JのユニオンツバJbの第2係合部8が、正八角形で形成されているので、ヘッド22の係合凹部24の、係合凹部24の先端22bから基端に向けて隣接する当接面24間に傾斜面26を形成し、この傾斜面26の当接面24に対する角度αを、第2係合部8の隣接する辺がなす角度に対応させて、α=135°に設定している。
より詳しくは、実施の形態では、図8に示すように、対象とするユニオン継手Jは、規格上、呼びを(1/4),(3/8),(1/2),(3/4),(1)といわれている5種あるが、本実施の形態では、そのうち、(3/8),(1/2),(3/4),(1)の4種用とした。図8から分かるように、第1係合部2及び第2係合部8の対辺間の長さBaが、19mm≦Ba≦41mm、第3係合部10の対辺間の長さBが、31mm≦B≦59mm、軸方向高さHが、13.5mm≦H≦20mmになっている。従って、複数の当接面の組(K1,K2,K3・・・・)は、その間隔が、41mm,33mm,27mm,23mm,19mmのものがあり、大きい順に少なくとも何れか3以上、実施の形態では、41mm,33mm,27mm,23mmの4種(K1,K2,K3,K4)備えた。また、当接面14の長さは、当接面の組(K1)では8mm、当接面の組(K2)では7mm、当接面の組(K3)では6mm、当接面の組(K4)では5mmとした。尚、当接面の組(K1,K2,K3・・・・)は、3以上であれば適宜数選択して差支えない。
また、有効深さDを、30mm≦D≦50mmに設定し、所定高さXを、20mm≦X≦30mmに設定し、ヘッド22の先端22aから基端22bに亘る長さYを、80mm≦Y≦125mmに設定し、所定距離Zを、40mm≦Z≦50mmに設定した。
従って、この実施の形態に係るユニオン継手用締付補助具Sによれば、対象とするユニオンツバJbの第2係合部8の大きさに合わせて、係合凹部21の当接面24の組(K1,K2,K3,K4)を選択し、この選択した当接面24の組(K1,K2,K3,K4)を係合させることができるので、1つのヘッド22で、大きさの異なる複数種のユニオンツバJbの第2係合部8に対応することができ、それだけ、汎用性を向上させることができる。また、ユニオンツバJbの第2係合部8のコーナー部を当接面24と傾斜面26とを当接させて保持できるので、第2係合部8の押さえを確実に行うことができる。他の作用,効果は上記と同様である。
尚、上記の実施の形態に係るユニオン継手用締付補助具Sにおいて、ヘッド22の係合凹部21をV字状に形成してその角度θを45°にしたものは、ユニオン継手Jとして第2係合部8を八角形とした特定のユニオン継手Jを対象にしているが、必ずしもこれに限定されるものではなく、六角形や十角形の係合部用に形成しても良く、適宜変更して差支えない。例えば、係合凹部21の角度θは、第2係合部8が六角形の場合には120°、第2係合部8が十角形の場合には72°になる。
更に、本発明は、上記実施の形態のように、ユニオン継手Jとして係合部が八角形のものに限定されず、種々の形状のユニオン継手Jに対応させて適用することができる。例えば、ユニオン継手Jとして係合部が十角形で、呼びが[1(1/4)]以上の大きさのものに対応させて上記と同様に適用することができる。要するに、本発明は、上述した本発明の実施の形態に限定されず、当業者は、本発明の新規な教示及び効果から実質的に離れることなく、これら例示である実施の形態に多くの変更を加えることが容易であり、これらの多くの変更は本発明の範囲に含まれる。
S ユニオン継手用締付補助具
W レンチ
Wa 把持部
Wb 作用部
Wc あご部分
P1 一方管
P2 他方管
J ユニオン継手
Ja ユニオンネジ
Jb ユニオンツバ
Jc ユニオンナット
G ガスケット
1 第1接続部
2 第1係合部
3 雄ネジ部
4 第1接合面
5 鍔部
6 第2接合面
7 第2接続部
8 第2係合部
10 第3係合部
11 雌ネジ部
12 フランジ部
20 把持杆
20a 前端
20b 後端
21 係合凹部
22 ヘッド
22a 先端
22b 基端
23 連結杆
24 当接面
K1,K2,K3,K4 当接面24の組
25 小孔
26 傾斜面
30 延設部
31 重畳部
32 先端部
33 蝶ナット
34 雄ネジ
35 挿通孔
40 当接部材
41 ラック
42 ピニオン
43 移動機構

Claims (15)

  1. 一方管が接続される管状のユニオンネジ,他方管が接続される管状のユニオンツバ,リング状のガスケットを介して上記ユニオンネジとユニオンツバとを連結するユニオンナットを備えたユニオン継手において、把持部及び作用部を有した2つのレンチを用い、一方のレンチの作用部を上記ユニオンネジに係合し、他方のレンチの作用部を上記ユニオンナットに係合し、該ユニオンネジに対してユニオンナットを締付ける際に用いるユニオン継手用締付補助具であって、
    上記ユニオンネジは、一端部の内周に形成され上記一方管が接続される第1接続部と、一端部側の外周に形成されレンチの作用部が係合可能な正多角形状の第1係合部と、他端部側の外周に形成された雄ネジ部と、他端部の端面に形成され上記ガスケットが接合する第1接合面とを備えて構成され、
    上記ユニオンツバは、一端部側の外周に形成された鍔部と、該鍔部の一端面に形成され上記ユニオンネジの第1接合面に対面して上記ガスケットを介して接合する第2接合面と、他端部の内周に形成され上記他方管が接続される第2接続部と、他端部側の外周に形成されレンチの作用部が係合可能な正多角形状の第2係合部とを備えて構成され、
    上記ユニオンナットは、外周に形成されレンチの作用部が係合可能な正多角形状の第3係合部と、一端部の内周に形成され上記ユニオンネジの雄ネジ部に螺合する雌ネジ部と、他端部に形成され上記ユニオンツバの鍔部の他端面に当接する内向きフランジ部とを備えて構成され、
    上記ユニオンネジの第1係合部に係合する作用部を有した一方のレンチの把持部であって該把持部の上記他方のレンチ側に沿って付帯可能に形成され付帯時に該把持部とともに把持可能な把持杆と、上記ユニオンツバの第2係合部に係合可能な形状の係合凹部を有したヘッドと、該ヘッドを上記把持杆に対して上記ユニオンナットの軸方向高さHよりも大きい値の所定高さX立ち上げて該把持杆の前端と上記ヘッドの基端とを連結する連結杆とを備えたことを特徴とするユニオン継手用締付補助具。
  2. 上記把持杆,連結杆及びヘッドを金属製の材料で一体形成したことを特徴とする請求項1記載のユニオン継手用締付補助具。
  3. 上記ヘッドの係合凹部を含む全部若しくは一部を他に対して着脱可能に形成したことを特徴とする請求項1記載のユニオン継手用締付補助具。
  4. 上記ヘッドの係合凹部を、正多角形の辺に当接する一対の当接面を有したほぼV字状に形成したことを特徴とする請求項1乃至3何れかに記載のユニオン継手用締付補助具。
  5. 上記ユニオン継手のユニオンツバの第2係合部が、正八角形で形成され、上記ヘッドの係合凹部の一対の当接面のなす角度θを、θ=45°に設定したことを特徴とする請求項4記載のユニオン継手用締付補助具。
  6. 上記ユニオン継手のユニオンツバの第2係合部が、互いに対向する辺が平行な正多角形で形成され、上記ヘッドの係合凹部を、正多角形の互いに対向する辺に当接する一対の当接面を有した形状に形成したことを特徴とする請求項1乃至3何れかに記載のユニオン継手用締付補助具。
  7. 上記一対の当接面の間隔を可変にしたことを特徴とする請求項6記載のユニオン継手用締付補助具。
  8. 大きさが異なる複数のユニオンツバの第2係合部における互いに対向する辺間の二面幅に対応させて、上記一対の当接面の間隔が異なる複数の当接面の組を複数組備えるとともに、該複数の当接面の組を、上記係合凹部の先端から基端に向けて、間隔が大きい順に形成したことを特徴とする請求項6記載のユニオン継手用締付補助具。
  9. 上記ユニオン継手のユニオンツバの第2係合部が、正八角形で形成され、上記ヘッドの係合凹部の、上記係合凹部の先端から基端に向けて隣接する当接面間に傾斜面を形成し、該傾斜面の当接面に対する角度αを、上記第2係合部の隣接する辺がなす角度に対応させて、α=135°に設定したことを特徴とする請求項8記載のユニオン継手用締付補助具。
  10. 上記ヘッドの係合凹部の先端からの有効深さをDとしたとき、上記把持杆の長手方向に沿う該ヘッドの先端から基端に亘る長さYを、2D≦Y≦4Dに設定したことを特徴とする請求項1乃至9何れかに記載のユニオン継手用締付補助具。
  11. 上記連結杆を、上記把持杆の前端と上記ヘッドの基端とが上記把持杆の長手方向に沿って所定距離Zだけ離間するように傾斜形成したことを特徴とする請求項10記載のユニオン継手用締付補助具。
  12. 上記ユニオン継手のユニオンネジの第1係合部,ユニオンツバの第2係合部,ユニオンナットの第3係合部が、夫々、正八角形で形成され、上記第1係合部及び第2係合部の対辺間の長さBaが、19mm≦Ba≦41mm、上記第3係合部の対辺間の長さBが、31mm≦B≦59mm、軸方向高さHが、13.5mm≦H≦20mmのとき、
    上記ヘッドの係合凹部を、正八角形の辺に当接する一対の当接面を有したほぼV字状に形成し、該係合凹部の一対の当接面のなす角度θを、θ=45°に設定し、上記ヘッドの係合凹部の先端からの有効深さをDとしたとき、上記把持杆の長手方向に沿う該ヘッドの先端から基端に亘る長さYを、2D≦Y≦4Dに設定し、上記連結杆を、上記把持杆の前端と上記ヘッドの基端とが上記把持杆の長手方向に沿って所定距離Zだけ離間するように傾斜形成し、
    上記ヘッドの係合凹部の先端間の開口幅Aを、30mm≦A≦50mm、上記ヘッドの係合凹部の先端からの有効深さDを、30mm≦D≦45mmに設定し、上記所定高さXを、20mm≦X≦30mmに設定し、上記ヘッドの先端から基端に亘る長さYを、80mm≦Y≦125mmに設定し、上記所定距離Zを、40mm≦Z≦50mmに設定したことを特徴とする請求項1または2記載のユニオン継手用締付補助具。
  13. 上記ユニオン継手のユニオンネジの第1係合部,ユニオンツバの第2係合部,ユニオンナットの第3係合部が、夫々、正八角形で形成され、上記第1係合部及び第2係合部の対辺間の長さBaが、19mm≦Ba≦41mm、上記第3係合部の対辺間の長さBが、31mm≦B≦59mm、軸方向高さHが、13.5mm≦H≦20mmのとき、
    上記ヘッドの係合凹部を、正八角形の互いに対向する辺に当接する一対の当接面を有した形状に形成し、上記連結杆を、上記把持杆の前端と上記ヘッドの基端とが上記把持杆の長手方向に沿って所定距離Zだけ離間するように傾斜形成し、
    上記ヘッドの係合凹部の先端間の開口幅Aを、A=Baに設定し、上記ヘッドの係合凹部の先端からの有効深さDを、Ba≦D≦45mmに設定し、上記所定高さXを、20mm≦X≦30mmに設定し、上記ヘッドの先端から基端に亘る長さYを、80mm≦Y≦125mmに設定し、上記所定距離Zを、40mm≦Z≦50mmに設定したことを特徴とする請求項1乃至3何れかに記載のユニオン継手用締付補助具。
  14. 上記ユニオン継手のユニオンネジの第1係合部,ユニオンツバの第2係合部,ユニオンナットの第3係合部が、夫々、正八角形で形成され、上記第1係合部及び第2係合部の対辺間の長さBaが、19mm≦Ba≦41mm、上記第3係合部の対辺間の長さBが、31mm≦B≦59mm、軸方向高さHが、13.5mm≦H≦20mmのとき、
    上記複数の当接面の組を、その間隔が、41mm,33mm,27mm,23mm,19mmの内、大きい順に少なくとも何れか3以上備え、
    上記ヘッドの係合凹部の、上記係合凹部の先端から基端に向けて隣接する当接面間に傾斜面を形成し、該傾斜面の当接面に対する角度αを、上記第2係合部の隣接する辺がなす角度に対応させて、α=135°に設定し、
    上記ヘッドの係合凹部の先端からの有効深さをDとしたとき、上記把持杆の長手方向に沿う該ヘッドの先端から基端に亘る長さYを、2D≦Y≦4Dに設定し、
    上記連結杆を、上記把持杆の前端と上記ヘッドの基端とが上記把持杆の長手方向に沿って所定距離Zだけ離間するように傾斜形成し、
    上記有効深さDを、30mm≦D≦50mmに設定し、上記所定高さXを、20mm≦X≦30mmに設定し、上記ヘッドの先端から基端に亘る長さYを、80mm≦Y≦125mmに設定し、上記所定距離Zを、40mm≦Z≦50mmに設定したことを特徴とする請求項9記載のユニオン継手用締付補助具。
  15. 上記把持杆の厚さTを、4mm≦T≦10mmに設定し、幅寸法Eを、20mm≦E≦30mmに設定し、後端と前端の長さFを、80mm≦F≦120mmに設定したことを特徴とする請求項1乃至14何れかに記載のユニオン継手用締付補助具。
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