JP6912260B2 - Wire harness fixing structure - Google Patents
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Description
本発明は、ワイヤハーネスの固定構造に関する。 The present invention relates to a fixed structure of a wire harness.
従来、ワイヤハーネスを固定する技術がある。特許文献1には、クリップ部が突設された基部と、該基部から延出して2つのワイヤハーネスへ巻き付ける帯状の結束バンドを備えてなるハーネス用固定具において、基部には、結束バンドの挿入方向が同じである第1バンド挿通孔と第2バンド挿通孔が、基部の高さ方向の下方と上方に離隔して且つ平面視で重なり合うように設けられているハーネス用固定具の技術が開示されている。
Conventionally, there is a technique for fixing a wire harness.
特許文献1のハーネス用固定具では、結束バンドを第1バンド挿通孔に挿通係止して構成した第1環状部によって一方のワイヤハーネスが結束される一方、第1バンド挿通孔を通過して突出した結束バンドを第1環状部の周囲を囲んで第2バンド挿通孔に挿通係止して構成した第2環状部によって他方のワイヤハーネスが結束される。
In the harness fixing tool of
結束バンド等の結束部材によって複数の電線束を固定する際に、緩みを防ぐ観点からは電線束を締め付ける締め付け力を大きくすることが有利である。一方、締め付け力を大きくすると、電線束の柔軟性を損ないやすいという問題がある。電線束の柔軟性を確保しつつ複数の電線束を固定できることが望まれている。 When fixing a plurality of wire bundles with a binding member such as a binding band, it is advantageous to increase the tightening force for tightening the wire bundles from the viewpoint of preventing loosening. On the other hand, if the tightening force is increased, there is a problem that the flexibility of the electric wire bundle is likely to be impaired. It is desired that a plurality of wire bundles can be fixed while ensuring the flexibility of the wire bundle.
本発明の目的は、電線束の柔軟性を確保しつつ複数の電線束を固定できるワイヤハーネスの固定構造を提供することである。 An object of the present invention is to provide a fixing structure of a wire harness capable of fixing a plurality of electric wire bundles while ensuring the flexibility of the electric wire bundle.
本発明のワイヤハーネスの固定構造は、基端側の第一バンド部と、被係止部を有する先端側の第二バンド部とが長手方向に沿ってつながっている可撓性のバンド部と、前記第一バンド部の基端部につながっており、前記第二バンド部が挿入される通路部と、前記被係止部を係止する係止部と、を有する保持部と、を含む結束部材を備え、前記第一バンド部は、前記第二バンド部が挿通される貫通孔を有し、前記第一バンド部は、第一の電線束に巻き付けられ、前記第二バンド部は、第二の電線束に巻き付けられて前記貫通孔に挿通され、更に、前記第一の電線束に巻き付けられて前記保持部によって保持されることを特徴とする。 The fixing structure of the wire harness of the present invention includes a flexible band portion in which a first band portion on the proximal end side and a second band portion on the distal end side having a locked portion are connected along the longitudinal direction. A holding portion which is connected to the base end portion of the first band portion and has a passage portion into which the second band portion is inserted and a locking portion for locking the locked portion. The first band portion includes a binding member, the first band portion has a through hole through which the second band portion is inserted, the first band portion is wound around a first wire bundle, and the second band portion is It is characterized in that it is wound around a second electric wire bundle and inserted through the through hole, and further wound around the first electric wire bundle and held by the holding portion.
本発明に係るワイヤハーネスの固定構造は、基端側の第一バンド部と、被係止部を有する先端側の第二バンド部とが長手方向に沿ってつながっている可撓性のバンド部と、第一バンド部の基端部につながっており、第二バンド部が挿入される通路部と、被係止部を係止する係止部と、を有する保持部と、を含む結束部材を備える。第一バンド部は、第二バンド部が挿通される貫通孔を有する。第一バンド部は、第一の電線束に巻き付けられ、第二バンド部は、第二の電線束に巻き付けられて貫通孔に挿通され、更に、第一の電線束に巻き付けられて保持部によって保持される。本発明に係るワイヤハーネスの固定構造は、第一の電線束および第二の電線束を個別に環状の締め付け部によって保持することで、電線束の柔軟性を確保しつつ複数の電線束を固定できるという効果を奏する。 The fixing structure of the wire harness according to the present invention is a flexible band portion in which the first band portion on the proximal end side and the second band portion on the distal end side having the locked portion are connected along the longitudinal direction. A binding member including a passage portion connected to the base end portion of the first band portion and into which the second band portion is inserted, and a holding portion having a locking portion for locking the locked portion. To be equipped. The first band portion has a through hole through which the second band portion is inserted. The first band portion is wound around the first wire bundle, the second band portion is wound around the second wire bundle and inserted into the through hole, and further wound around the first wire bundle by the holding portion. Be retained. In the wire harness fixing structure according to the present invention, a plurality of wire bundles are fixed while ensuring the flexibility of the wire bundle by individually holding the first wire bundle and the second wire bundle by an annular tightening portion. It has the effect of being able to do it.
以下に、本発明の実施形態に係るワイヤハーネスの固定構造につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。 Hereinafter, the fixing structure of the wire harness according to the embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. The present invention is not limited to this embodiment. In addition, the components in the following embodiments include those that can be easily assumed by those skilled in the art or those that are substantially the same.
[実施形態]
図1から図11を参照して、実施形態について説明する。本実施形態は、ワイヤハーネスの固定構造に関する。図1は、実施形態に係るワイヤハーネスの固定構造を示す斜視図、図2は、実施形態に係るワイヤハーネスの固定構造の要部斜視図、図3は、実施形態に係るワイヤハーネスの固定構造の断面図、図4は、実施形態に係る結束部材の斜視図、図5は、実施形態に係る結束部材の平面図、図6は、実施形態に係る結束部材の側面図、図7は、実施形態に係る結束部材の断面図である。図3には、図1のIII−III断面が示されている。図7には、図5のVII−VII断面が示されている。
[Embodiment]
An embodiment will be described with reference to FIGS. 1 to 11. The present embodiment relates to a fixed structure of a wire harness. FIG. 1 is a perspective view showing a fixed structure of the wire harness according to the embodiment, FIG. 2 is a perspective view of a main part of the fixed structure of the wire harness according to the embodiment, and FIG. 3 is a fixed structure of the wire harness according to the embodiment. FIG. 4 is a perspective view of the binding member according to the embodiment, FIG. 5 is a plan view of the binding member according to the embodiment, FIG. 6 is a side view of the binding member according to the embodiment, and FIG. It is sectional drawing of the binding member which concerns on embodiment. FIG. 3 shows a cross section III-III of FIG. FIG. 7 shows a VII-VII cross section of FIG.
図1に示すように、実施形態に係るワイヤハーネスの固定構造1は、結束部材2、第一の電線束3、および第二の電線束4を有する。本実施形態の結束部材2は、図1から図3に示すように、複数の電線束3,4を保持する。本実施形態の第一の電線束3および第二の電線束4は、電気接続箱7と共にワイヤハーネスWHを構成する。ワイヤハーネスWHは、自動車等の車両に搭載され、車両に搭載された各装置間を接続する。ワイヤハーネスWHは、電源供給や信号通信に用いられる複数の電線Wrを有する。各電線Wrの一端は、電気接続箱7内に収納されている電子部品と接続される。各電線Wrの他端は、コネクタ等を介してバッテリや電装部品等の各装置(外部機器)と接続される。
As shown in FIG. 1, the wire
図3に示すように、第一の電線束3および第二の電線束4は、外装部材5,6を有する。外装部材5,6は、例えば、コルゲートチューブである。外装部材5,6は、円筒状に形成されており、可撓性を有している。外装部材5,6は、例えば、絶縁性を有する合成樹脂によって成型されている。外装部材5,6の内部には、複数の電線Wrが挿通されている。電線Wrは、例えば、被覆電線である。外装部材5,6は、内部に挿通された電線Wrを保持し、かつ電線Wrを保護する。
As shown in FIG. 3, the
第一の電線束3および第二の電線束4は、予め定められた経路に沿って配索される。電線束3,4は、例えば、車両の車体を構成するパネルに沿って配索される。電線束3,4は、互いに平行となるように配索経路に沿って車体側に固定される。結束部材2は、以下に説明するように、第一の電線束3および第二の電線束4を保持し、かつ第一の電線束3および第二の電線束4を車体に対して固定する。
The
図4から図6に示すように、結束部材2は、バンド部20、保持部23、および係合部24を有する。結束部材2の説明において、バンド部20の延在する方向、言い換えるとバンド部20の長辺方向を「長手方向L」と称する。また、バンド部20の短手方向を「幅方向W」と称する。また、長手方向Lおよび幅方向Wと直交する方向を「厚さ方向T」と称する。厚さ方向Tは、バンド部20の板厚方向である。
As shown in FIGS. 4 to 6, the binding
バンド部20、保持部23および係合部24は、一体に成型されている。結束部材2は、例えば、絶縁性を有する合成樹脂によって成型されている。バンド部20は、可撓性を有する細長い板状の構成部である。バンド部20は、第一バンド部21および第二バンド部22を有する。第一バンド部21は、バンド部20における基端側の部分である。第二バンド部22は、バンド部20における先端側の部分である。第一バンド部21と第二バンド部22とは長手方向Lに沿ってつながっている。つまり、第一バンド部21の先端と第二バンド部22の基端とが長手方向Lに沿って連続している。
The
第一バンド部21は、本体21aおよび傾斜部21bを有する。本体21aは、第一バンド部21の主要部である。図5に示すように、本体21aの幅Wd1は、第二バンド部22の幅Wd2よりも広い。本体21aには、貫通孔21cが設けられている。貫通孔21cは、本体21aを板厚方向に貫通している。本実施形態において、本体21aを平面視した場合の貫通孔21cの形状は、矩形である。貫通孔21cは、本体21aにおける幅方向Wの中央部に設けられている。貫通孔21cは、長手方向Lに沿って延在している。より詳しくは、貫通孔21cは、本体21aにおける長手方向Lの一端部から他端部まで延在している。貫通孔21cの幅Wd3は、第二バンド部22の幅Wd2よりも大きい。従って、第二バンド部22は、貫通孔21cに挿通自在である。本実施形態では、貫通孔21cの幅Wd3が第二バンド部22の幅Wd2よりもわずかに大きい。
The
傾斜部21bは、本体21aと保持部23とをつないでいる。つまり、傾斜部21bは、第一バンド部21の基端部分である。図4および図6に示すように、傾斜部21bは、長手方向Lおよび厚さ方向Tに対して傾斜している。
The
第二バンド部22は、平板状の構成部である。第二バンド部22の幅Wd2は一定であるが、先端部は丸みを有する先細の形状となっている。図5に示すように、第二バンド部22における一方の面20aには、被係止部25が設けられている。以下の説明において、バンド部20における被係止部25が設けられた側の面を「第一の面20a」と称する。また、バンド部20にける被係止部25が設けられた側と反対側の面を「第二の面20b」と称する。また、結束部材2の説明において、第一の面20a側を「表側」と称し、第二の面20b側を「裏側」と称する。
The
図7に示すように、被係止部25は、複数の突起25aを有する。各突起25aは、幅方向Wに延在している。複数の突起25aは、長手方向Lに沿って所定の間隔で配置されている。本実施形態の第二バンド部22では、第二バンド部22の基端部から先端部までの範囲に突起25aが設けられている。本実施形態の突起25aの断面形状は、三角形である。各突起25aは、被係止面25bを有する。被係止面25bは、長手方向Lに対して直交する平面、または長手方向Lに対して略直交する平面である。
As shown in FIG. 7, the locked
図7に示すように、傾斜部21bは、本体21aに対して第二の面20b側に向けて傾斜している。すなわち、傾斜部21bは、本体21aから保持部23へ向かうに従って厚さ方向Tの第二の面20b側に向かうように傾斜している。
As shown in FIG. 7, the
保持部23は、第二バンド部22を係止して第二バンド部22を保持する。保持部23は、全体形状が直方体形状の構成部である。保持部23は、通路部26および係止部27を有する。通路部26は、厚さ方向Tに沿って延在している。通路部26は、長手方向Lにおけるバンド部20側に向けて開放している溝状の通路である。
The holding
係止部27は、通路部26における表側の端部に配置されている。係止部27は、通路部26の端部から厚さ方向Tの表側に向けて突出している。係止部27は、厚さ方向Tにおける裏側の端部が支持されている片持ち梁状の構成部である。係止部27は、長手方向Lに向けての撓み変形が可能な可撓性を有している。保持部23は、係止部27と対向する対向壁部28を有する。対向壁部28は、係止部27よりもバンド部20側に位置しており、長手方向Lにおいて係止部27と対向している。係止部27の先端部には、突起27aが形成されている。突起27aは、対向壁部28に向けて突出している。突起27aの断面形状は、例えば、先細の矩形である。突起27aは、係止面27bを有する。係止面27bは、突起27aにおける厚さ方向Tの表側の面である。係止面27bは、厚さ方向Tに対して直交する平面、または厚さ方向Tに対して略直交する平面である。
The locking
第二バンド部22は、図7に矢印Y1で示される向きで通路部26に挿入される。以下の説明では、矢印Y1で示す向きを「挿入方向Y1」と称する。第二バンド部22は、係止部27を撓み変形させながら係止部27と対向壁部28との間に挿入される。このときに、係止部27の突起27aは、第二バンド部22の突起25aを乗り越え、突起25aの通過を許容する。第二バンド部22が挿入方向Y1と逆方向へ向けて進もうとすると、係止部27が第二バンド部22を係止する。より詳しくは、第二バンド部22の被係止面25bが係止部27の係止面27bによって係止される。つまり、係止面27bは、第二バンド部22が挿入方向Y1と逆の抜け方向へ進むことを規制する。
The
係合部24は、保持部23からバンド部20側とは反対側に向けて突出している。係合部24は、図5に示すように、本体29、および一対の被係止部30,30を有する。本体29は、保持部23から突出している柱状または板状の構成部である。一対の被係止部30,30は、本体29を挟んで幅方向Wにおいて対向している。被係止部30は、本体29の先端部からバンド部20側に向けて突出している。被係止部30は、本体29の先端部によって片持ち梁状に支持されており、かつ可撓性を有している。
The engaging
被係止部30は、傾斜面30aおよび被係止面30bを有する。傾斜面30aは、長手方向Lに沿ってバンド部20側へ向かうに従って本体29から離れるように傾斜している。被係止面30bは、傾斜面30aよりもバンド部20側に位置しており、かつ傾斜面30aと連続している。被係止面30bは、バンド部20側を向く面である。
The locked
挟持部31は、本体29の基端部につながった板状の構成部である。挟持部31は、被係止部30との間に、車体のパネル等の構造物を挟み込む。挟持部31は、本体29から、本体29の軸方向と交差する方向に向けて突出している。本体29の軸方向から見た場合の挟持部31の形状は、円盤形状である。挟持部31は、突出方向の外側へ向かうに従って本体29の先端方向へ向かうように傾斜している。挟持部31は、弾性変形可能であり、被係止面30bとの間に挟み込んだ構造物を弾性力によって保持する。
The sandwiching
本実施形態の結束部材2は、図3に示すように、第一の電線束3および第二の電線束4の軸方向から見た場合にアラビア数字の8の字をなすようにして電線束3,4に巻き付けられる。図2および図3に示すように、本体21aの基端側の部分21gは、第一の電線束3に巻き付けられる。より詳しくは、基端側の部分21gは、裏側の面21hを第一の電線束3の外周面に接触させて第一の電線束3に巻き付けられる。
As shown in FIG. 3, the binding
本体21aの先端側の部分21jは、第二の電線束4に巻き付けられる。より詳しくは、先端側の部分21jは、表側の面21kを第二の電線束4の外周面に接触させて第二の電線束4に対して巻き付けられる。先端側の部分21jは、例えば、第二の電線束4の外周面に約半周にわたって巻き付けられる。
The tip
第二バンド部22の基端側の部分22aは、第二の電線束4に巻き付けられる。より詳しくは、基端側の部分22aは、表側の面22bを第二の電線束4の外周面に接触させて第二の電線束4に対して巻き付けられる。基端側の部分22aは、例えば、第二の電線束4の外周面に約半周にわたって巻き付けられる。
The
第二バンド部22の先端側の部分22cは、図2に示すように、貫通孔21cに挿通されてから第一の電線束3に巻き付けられる。より詳しくは、先端側の部分22cは、貫通孔21cに挿通され、かつ第一の電線束3と第二の電線束4との間を通されて第一の電線束3に対して巻き付けられる。先端側の部分22cは、裏側の面22dを第一の電線束3の外周面に接触させて第一の電線束3に対して巻き付けられる。第一の電線束3に巻き付けられた先端側の部分22cは、保持部23の通路部26に挿通される。結束部材2が電線束3,4を締め付ける締め付け力の大きさは、通路部26を通過させる第二バンド部22の長さによって調節される。
As shown in FIG. 2, the
本実施形態のワイヤハーネスの固定構造1では、貫通孔21cに第二バンド部22が挿通されることで、第一の電線束3と第二の電線束4との間で第一バンド部21と第二バンド部22とが交差している。つまり、バンド部20には、電線束3,4の軸方向から見た場合に第一バンド部21と第二バンド部22とが交差する交差部20xが形成される。交差部20xの一方側には、環状の第一締め付け部41が形成され、交差部20xの他方側には、環状の第二締め付け部42が形成される。
In the wire
第一締め付け部41は、第一の電線束3を締め付けて第一の電線束3を保持する部分である。第一締め付け部41は、保持部23、傾斜部21b、本体21aの基端側の部分21g、および第二バンド部22の先端側の部分22cを含む。第二締め付け部42は、第二の電線束4を締め付けて第二の電線束4を保持する部分である。第二締め付け部42は、本体21aの先端側の部分21jおよび第二バンド部22の基端側の部分22aを含む。
The
第一の電線束3および第二の電線束4を保持した結束部材2は、例えば、図9に示すように車両のパネル8に対して組み付けられる。パネル8は、車両の車体を構成する部材である。結束部材2の係合部24は、パネル8に設けられた貫通孔に挿入される。係合部24が貫通孔に奥まで挿入されると、被係止部30の被係止面30bがパネル8の係止面8aによって係止される。パネル8は、被係止面30bと挟持部31との間に挟み込まれ、結束部材2を支持する。
The binding
本実施形態のワイヤハーネスの固定構造1によれば、電線束3,4に対する巻き付け角度を大きくすることができる。図11には、比較例に係る結束部材100が示されている。比較例の結束部材100のバンド部120には、貫通孔21cが設けられていない。結束部材100は、一つの輪をなすようにして二つの電線束3,4を締め付ける。このように一つの環状部で電線束3,4を保持する場合、電線束3,4の間には、隙間101が生じてしまう。隙間101では、バンド部120が電線束3,4から離れてしまい、電線束3,4に対するバンド部120の巻き付け角度θ01、θ02の大きさが制限されてしまう。また、経時変化により電線束3,4が変形すると、バンド部120による締結力が弱まり、バンド部120の位置ずれや回転が発生してしまうことがある。その結果、車両に対する電線束3,4の組み付けに支障がでる場合がある。位置ずれによって電線束3,4が撓んでしまい、他部位に干渉したりする場合もある。
According to the wire
バンド部120の位置ずれや緩みを防ぐために、大きな締結力でバンド部120により電線束3,4を締め付けることが考えられる。しかしながら、この場合、バンド部120による締め付け部で電線束3,4が一体化してしまい、電線束3,4における全体の柔軟性が損なわれる。例えば、電線束3,4の内部において電線Wrの相対移動や摺動が規制されてしまうことで、電線束3,4を決められた経路に沿って曲げることが困難となる場合がある。
In order to prevent the
これに対して、本実施形態に係るワイヤハーネスの固定構造1では、電線束3,4のそれぞれに対して独立した環状の締め付け部41,42が形成される。その結果、図9に示すように、電線束3,4に対する巻き付け角度θ1,θ2が比較例における巻き付け角度θ01,θ02に対して大きくなる。第一締め付け部41が第一の電線束3の外周面に対して略全周にわたって巻き付けられ、かつ第二締め付け部42が第二の電線束4の外周面に対して略全周にわたって巻き付けられる。バンド部20と電線束3,4との接触面積が大きいため、電線束3,4に対して大きな締め付け力が作用する。また、バンド部20と電線束3,4との接触面積が大きいことや、巻き付け角度θ1,θ2が大きいことで、バンド部20の位置ずれ等の不具合が発生しにくい。また、巻き付け角度θ1,θ2が大きいことで、締め付け力が電線束3,4の周方向に沿って分散される。その結果、電線束3,4の変形が生じにくい。
On the other hand, in the wire
バンド部20は、第一の電線束3および第二の電線束4の柔軟性を阻害せずに大きな締結力で電線束3,4を締め付けることができる。図10に示すように、本実施形態のワイヤハーネスの固定構造1では、第一の電線束3の周方向に沿って第二の電線束4が回転することが許容される。第二の電線束4が中心軸線X2を回転中心として回転すると、矢印Y2で示すように、第二の電線束4は第一の電線束3の外周面上を転動するように移動できる。従って、結束後の電線束3,4に柔軟性を持たせることができる。よって、電線束3,4は、車両に対する組み付け時に、予め定められたワイヤハーネスWHの経路に応じて容易に相対位置を変えたり、容易に折れ曲がったりすることができる。従って、本実施形態のワイヤハーネスの固定構造1は、電線束3,4の柔軟性を確保しつつ複数の電線束3,4を固定できる。
The
なお、第二の電線束4の転動範囲は、長手方向Lに沿った貫通孔21cの長さや位置に応じて決まる。貫通孔21cの長さや位置は、適宜定められる。例えば、本実施形態の結束部材2では、貫通孔21cの長さおよび位置は、第二の電線束4が図9に示す位置と図10に示す位置との間で転動可能であるように定められている。図9に示す電線束3,4の位置関係は、係合部24の中心軸線X3に沿って第一の電線束3および第二の電線束4が配列されている。言い換えると、電線束3,4は、第一の電線束3の中心軸線X1および第二の電線束4の中心軸線X2がそれぞれ係合部24の中心軸線X3と交差するように配列されている。従って、係合部24がパネル8に係合すると、電線束3,4はパネル8の垂線方向に沿って配列される。
The rolling range of the
図10に示す電線束3,4の位置関係は、係合部24の中心軸線X3と直交する方向に沿って第一の電線束3および第二の電線束4が配列されている。言い換えると、電線束3,4は、第一の電線束3の中心軸線X1および第二の電線束4の中心軸線X2を含む仮想平面P1が係合部24の中心軸線X3と直交するように配列されている。従って、係合部24がパネル8に係合すると、電線束3,4はパネル8と平行な方向に沿って配列される。
In the positional relationship of the
また、電線束3,4は、仮想平面P1がパネル8に対して傾斜するように配列されてもよい。つまり、本実施形態のワイヤハーネスの固定構造1では、電線束3,4の配列方向を任意の方向に調節することができる。従って、本実施形態のワイヤハーネスの固定構造1は、配索スペースの断面形状に応じて電線束3,4の配列方向を柔軟に変化させることができる。例えば、複数の結束部材2によって電線束3,4を車両に固定する場合に、一群の結束部材2は図9に示す配列方向で電線束3,4を保持し、他の一群の結束部材2は図10に示す配列方向で電線束3,4を保持してもよい。このように、本実施形態のワイヤハーネスの固定構造1は、電線束3,4を配索する際の作業性や自由度を向上させることができる。
Further, the
以上説明したように、本実施形態のワイヤハーネスの固定構造1は、可撓性のバンド部20と保持部23とを含む結束部材2を有する。バンド部20は、基端側の第一バンド部21と、被係止部25を有する先端側の第二バンド部22とが長手方向Lに沿ってつながっている。保持部23は、第一バンド部21の基端側につながっており、第二バンド部22が挿入される通路部26と、被係止部25を係止する係止部27とを有する。第一バンド部21は、第二バンド部22が挿通される貫通孔21cを有する。
As described above, the fixing
第一バンド部21は、第一の電線束3に巻き付けられる。第二バンド部22は、第二の電線束4に巻き付けられて貫通孔21cに挿通され、更に、第一の電線束3に巻き付けられて保持部23によって保持される。
The
本実施形態のワイヤハーネスの固定構造1は、環状の第一締め付け部41および第二締め付け部42が第一の電線束3および第二の電線束4を個別に保持する。よって、ワイヤハーネスの固定構造1は、電線束3,4の柔軟性を確保しつつ複数の電線束3,4を固定することができる。
In the wire
また、本実施形態のワイヤハーネスの固定構造1では、第二バンド部22は、第一バンド部21と協働して第一の電線束3を保持する。第二バンド部22は、図3等に示すように、第一バンド部21との間に第一の電線束3を挟み込んで第一の電線束3に巻き付けられる。よって、ワイヤハーネスの固定構造1は、十分な締め付け力で第一の電線束3を保持することができる。
Further, in the wire
本実施形態のワイヤハーネスの固定構造1において、第一バンド部21は、通路部26の延在する方向に対して傾斜した方向に向けて保持部23から突出している。図7等に示すように、第一バンド部21の傾斜部21bは、通路部26bの延在する方向(厚さ方向T)に対して傾斜した方向に向けて保持部23から突出している。このような傾斜部21bが設けられていることで、第一の電線束3と第一バンド部21との間に隙間が生じにくい。その結果、第一の電線束3に対する締め付け力が低下しにくい。
In the wire
また、本実施形態のワイヤハーネスの固定構造1は、更に、係合部24を有する。係合部24は、図9等に示すように、保持部23から第一の電線束3側とは反対側に向けて突出し、車両側のパネル8等に係合する。保持部23から突出する係合部24によって、結束部材2が車両側に固定される。係合部24を車両側に係合させることで、電線束3,4を容易に車両側に固定することができる。
Further, the wire
[実施形態の第1変形例]
実施形態の第1変形例について説明する。図12は、実施形態の第1変形例に係るワイヤハーネスの固定構造を示す断面図である。実施形態の第1変形例に係るワイヤハーネスの固定構造1において、上記実施形態のワイヤハーネスの固定構造1と異なる点は、例えば、結束部材2が四本の電線束を保持する点である。
[First Modified Example of Embodiment]
A first modification of the embodiment will be described. FIG. 12 is a cross-sectional view showing a fixed structure of the wire harness according to the first modification of the embodiment. The wire
図12に示すように、結束部材2は、第一の電線束3および第二の電線束4に加えて、第三の電線束9および第四の電線束10を保持する。第三の電線束9および第四の電線束10は、それぞれ電線束3,4と同様に、束ねられた複数の電線Wrを有する。電線束3,4,9,10は、係合部24に近い側から第一の電線束3、第三の電線束9、第四の電線束10、第二の電線束4の順序で配列されている。電線束3,9,10,4は、例えば、同じワイヤハーネスWHの構成要素である。
As shown in FIG. 12, the binding
第一バンド部21は、基端側から先端側に向けて、第一の電線束3、第三の電線束9、第四の電線束10、および第二の電線束4の順序で巻き付けられている。第一の電線束3および第四の電線束10に対しては、第一バンド部21の裏側の面21hが接触する。一方、第三の電線束9および第二の電線束4に対しては、第一バンド部21の表側の面21kが接触する。つまり、第一バンド部21は、第一の電線束3、第三の電線束9、第四の電線束10、および第二の電線束4に対して裏側の面21hおよび表側の面21kを交互に巻き付ける。
The
第二バンド部22は、基端側から先端側に向けて、第二の電線束4、第四の電線束10、第三の電線束9、および第一の電線束3の順序で巻き付けられている。第二の電線束4および第三の電線束9に対しては、第二バンド部22の表側の面22bが接触する。一方、第四の電線束10および第一の電線束3に対しては、第二バンド部22の裏側の面22dが接触する。つまり、第二バンド部22は、第二の電線束4、第四の電線束10、第三の電線束9、および第一の電線束3に対して表側の面22bおよび裏側の面22dを交互に巻き付ける。
The
第一バンド部21と第二バンド部22とは、三つの交差部20x,20y,20zにおいて交差する。交差部20xは、第二の電線束4と第四の電線束10との間の交差部である。交差部20yは、第四の電線束10と第三の電線束9との間の交差部である。交差部20zは、第三の電線束9と第一の電線束3との間の交差部である。交差部20x,20y,20zにおいて、それぞれ第二バンド部22が貫通孔21cに挿入される。
The
第一バンド部21と第二バンド部22とが三つの交差部20x,20y,20zにおいて交差することで、結束部材2には、四つの環状の締め付け部41,42,43,44が形成される。第一締め付け部41は、第一の電線束3を保持する。第二締め付け部42は、第二の電線束4を保持する。第三締め付け部43は、第三の電線束9を保持する。第四締め付け部44は、第四の電線束10を保持する。四本の電線束3,9,10,4がそれぞれ独立した締め付け部41,43,44,42によって保持されることで、電線束3,9,10,4の柔軟性が確保される。
By intersecting the
なお、第1変形例のワイヤハーネスの固定構造1において、電線束3,9,10,4の配列方向は、係合部24の中心軸線X3の方向には限定されない。電線束3,9,10,4は、中心軸線X3と交差する方向に沿って配列されてもよい。また、全ての電線束3,9,10,4が同じ平面上に配列されていなくてもよい。例えば、第一の電線束3および第三の電線束9は中心軸線X3に沿って配列され、第四の電線束10および第二の電線束4は中心軸線X3と直交する方向や中心軸線X3と交差する方向に沿って配列されてもよい。
In the wire
なお、結束部材2が保持する電線束の数は、三本または五本以上であってもよい。保持される電線束の数が奇数である場合、第二バンド部22における裏側の面22dに被係止部25が設けられる。結束部材2は、保持する電線束の数が奇数であっても偶数であっても対応できるように、第二バンド部22の両面に被係止部25を有してもよい。
The number of electric wire bundles held by the binding
以上説明したように、実施形態の第1変形例に係るワイヤハーネスの固定構造1では、一つの結束部材2が三本以上の電線束を保持する。言い換えると、第1変形例に係るワイヤハーネスの固定構造1は、一つの結束部材2によって三本以上の電線束3,9,10,4を車両に固定する。第1変形例のワイヤハーネスの固定構造1では、三本以上の電線束3,9,10,4を保持する環状の締め付け部41,43,44,42がそれぞれ独立している。よって、電線束3,9,10,4を大きな締め付け力で保持しつつ、ワイヤハーネスWHの柔軟性を確保することができる。また、電線束3,9,10,4をフラット化することで狭小スペースに配索可能となる。クランプやプロテクタを用いることなく複数の電線束3,9,10,4をフラット化することができ、部品点数の低減や配索作業の作業性向上が可能となる。
As described above, in the wire
[実施形態の第2変形例]
結束部材2によって保持される電線束は、別々のワイヤハーネスWHの構成要素であってもよい。例えば、上記実施形態では電線束3,4が同じワイヤハーネスWHの構成要素であった。しかしながら、これに限定されるものではなく、第一の電線束3と第二の電線束4は、互いに異なるワイヤハーネスWHの構成要素であってもよい。同様に、実施形態の第1変形例において、電線束3,9,10,4は、互いに異なるワイヤハーネスWHの構成要素であってもよい。
[Second variant of the embodiment]
The wire bundle held by the binding
第一バンド部21に形成される貫通孔21cの数は、一つには限定されない。第一バンド部21には、長手方向Lに沿って複数の貫通孔21cが設けられてもよい。例えば、実施形態の第1変形例の第一バンド部21は、交差部20x,20y,20zに対応する三つの貫通孔21cを有していてもよい。
The number of through
上記のバンド部20、保持部23、係合部24、挟持部31の形状や配置等は一例であり、適宜変更可能である。
The shapes and arrangements of the
上記の実施形態および変形例に開示された内容は、適宜組み合わせて実行することができる。 The contents disclosed in the above-described embodiments and modifications can be combined and executed as appropriate.
1 ワイヤハーネスの固定構造
2 結束部材
3 第一の電線束
4 第二の電線束
5,6 外装部材
7 電気接続箱
8 パネル
9 第三の電線束
10 第四の電線束
20 バンド部
20a 第一の面
20b 第二の面
20x,20y,20z 交差部
21 第一バンド部
21a 本体
21b 傾斜部
21c 貫通孔
21g 基端側の部分
21h 裏側の面
21j 先端側の部分
21k 表側の面
22 第二バンド部
22a 基端側の部分
22b 表側の面
22c 先端側の部分
22d 裏側の面
23 保持部
24 係合部
25 被係止部
25a 突起
25b 被係止面
26 通路部
27 係止部
27a 突起
27b 係止面
28 対向壁部
29 本体
30 被係止部
30a 傾斜面
30b 被係止面
31 挟持部
41 第一締め付け部
42 第二締め付け部
100 比較例の結束部材
101 隙間
120 バンド部
L 長手方向
W 幅方向
T 厚さ方向
P1 仮想平面
X1 第一の電線束の中心軸線
X2 第二の電線束の中心軸線
X3 係合部の中心軸線
Y1 挿入方向
Wd1 本体の幅
Wd2 第二バンド部の幅
Wd3 貫通孔の幅
1 Fixed structure of
Claims (4)
前記第一バンド部の基端部につながっており、前記第二バンド部が挿入される通路部と、前記被係止部を係止する係止部と、を有する保持部と、
を含む結束部材を備え、
前記第一バンド部は、前記第一バンド部の主要部であって、前記第二バンド部が挿通される貫通孔を有する本体と、前記本体と前記保持部とをつないでいる前記基端部と、を有し、
前記貫通孔は、前記バンド部の長手方向において前記本体の一端から他端まで延在しており、
前記本体は、第一の電線束に巻き付けられ、
前記第二バンド部は、第二の電線束に巻き付けられて前記貫通孔に挿通され、更に、前記第一の電線束に巻き付けられて前記保持部によって保持され、
前記結束部材は、前記保持部から前記第一の電線束側とは反対側に向けて突出し、車両側に係合する係合部を有し、
前記貫通孔の長さおよび位置は、前記第一の電線束および前記第二の電線束の配列方向を第一方向と第二方向との間の任意の方向に調節可能に定められており、
前記第一方向は、前記係合部の中心軸線に沿った方向であり、前記第二方向は、前記係合部の中心軸線と直交する方向である
ことを特徴とするワイヤハーネスの固定構造。 A flexible band portion in which the first band portion on the proximal end side and the second band portion on the distal end side having the locked portion are connected along the longitudinal direction.
A holding portion that is connected to the base end portion of the first band portion and has a passage portion into which the second band portion is inserted and a locking portion that locks the locked portion.
Equipped with a binding member including
Wherein the first band portion, the I main portion der of the first band portion, said main body having a through hole which the second band portion is inserted, said proximal end which connects the main body and the holding portion With a part,
The through hole extends from one end to the other end of the main body in the longitudinal direction of the band portion.
The main body is wound around the first bundle of electric wires.
The second band portion is wound around the second electric wire bundle and inserted through the through hole, and further wound around the first electric wire bundle and held by the holding portion .
The binding member has an engaging portion that protrudes from the holding portion toward the side opposite to the first wire bundle side and engages with the vehicle side.
The length and position of the through hole are determined so that the arrangement direction of the first wire bundle and the second wire bundle can be adjusted in any direction between the first direction and the second direction.
A fixed structure of a wire harness, wherein the first direction is a direction along the central axis of the engaging portion, and the second direction is a direction orthogonal to the central axis of the engaging portion.
請求項1に記載のワイヤハーネスの固定構造。 The fixing structure for a wire harness according to claim 1, wherein the second band portion is wound around the first electric wire bundle so as to sandwich the first electric wire bundle between the second band portion and the first band portion.
請求項1または2に記載のワイヤハーネスの固定構造。 The fixing structure for a wire harness according to claim 1 or 2, wherein the base end portion projects from the holding portion in a direction inclined with respect to an extending direction of the passage portion.
請求項1から3の何れか1項に記載のワイヤハーネスの固定構造。 The fixing structure for a wire harness according to any one of claims 1 to 3 , wherein the through hole is provided in a central portion in the width direction of the main body and penetrates the main body in the plate thickness direction.
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