JP6908938B2 - ペット向けの流動性食材の供給器具 - Google Patents

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Description

本発明は、ペースト状に加工したペット向けの流動性食材を供給対象のペットに食べさせる際に用いられるペット向けの流動性食材の供給器具に関するものである。
近年、猫などのペットが好む食材を、ペースト状に加工した流動性食材に対する注目が高まっている。これらの流動性食材はスティックタイプの長尺なレトルトパウチ(袋体)に収容された状態で提供されており、レトルトパウチの一端を破いて収容された流動性食材を繰り出す(絞り出す)ことでペットに対する給餌を行うことができるようになっている。
一方で、乳児の離乳食や要介護者向けの食材を食べやすいように流動状態に加工してレトルトパウチなどに収容して提供する場合もある。
例えば、特許文献1には、ペースト状の成分を含んだ流動性を有するペットフードが開示されている。この特許文献1のペットフードは、パウチ容器に詰められた状態で提供されるものであり、猫などのペットに給餌されることも記載されている。
特開2014−068653号公報
ところで、特許文献1の流動性食材を猫などに与える場合、上述したようにパウチの一端を開封しておいて猫に向かって差し出し、開封部から繰り出された流動性食品を猫に直接嘗め取らせるようにする。
ただ、猫などのペットは人間のようにパウチを手で持って食べることはできないので、嘗め取り切れなかった流動性食材が床などに落ちて床などを汚してしまうといった問題が指摘されていた。
また、床などを汚さないように流動性食材を皿などに一時的に受けてからペットに与えることもできるが、皿などの後片付けが必要となってしまい、流動性食材をパウチに収容することの長所の一つである「給餌の手軽さ」や「後片付けが不要」という特徴を損なってしまう場合もあった。
さらに、上述した流動性食材は、人間向けにも使用され、乳幼児などへの離乳食や、手が不自由な被介護者などへの食事にも用いられる。これらの場合も、流動性食材をパウチに収容した際には、そもそも手先を上手く動かせない乳幼児や手が不自由な被介護者にパウチを扱いて流動性食材を繰り出すといった複雑な動作を強いることになり、流動性食材の食べこぼしの原因となるため、使い勝手が良くないといった問題も指摘されていた。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、簡単な操作で袋体から流動性食材を繰り出して直接ペットに食べさせことができるペット向けの流動性食材の供給器具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明のペット向けの流動性食材の供給器具は以下の技術的手段を講じている。
即ち、本発明のペット向けの流動性食材の供給器具は、ペット向けの流動性食材が封入された袋体を載置可能な袋体載置面を備えた支持体と、前記袋体載置面に載置した袋体か
ら繰り出された流動性食材を受容すると共にペットに嘗め取らせる食材受部と、が連続して設けられていることを特徴とする。
なお、好ましくは、前記食材受部には、前記袋体から繰り出された流動性食材を前記食材受部内に案内するガイド部が設けられており、前記ガイド部は、ペットが前記流動性食材をこぼれ落とさないように、上方に向かって立ち上がるように形成されているとよい。
なお、好ましくは、前記支持体と食材受部との間には、前記袋体載置面に載置された袋体が、前記食材受部側に移動することを規制するストッパが設けられているとよい。
なお、好ましくは、前記支持体には、前記流動性食材を食材受部に繰り出す繰出部材が設けられているとよい。
なお、好ましくは、前記繰出部材の下面には、前記支持体との間に前記袋体を挟持することで前記流動性食材を袋内から押し出す挟持片が設けられているとよい。
なお、好ましくは、前記繰出部材は、前記支持体の長手方向に沿って滑ることで、前記袋体を扱きつつ流動性食材を繰り出すスライダを有しているとよい。
なお、好ましくは、前記繰出部材は、前記支持体の長手方向に沿って転がることで、前記袋体を扱きつつ流動性食材を繰り出すローラーを有しているとよい。
また、本発明に係るペット向けの流動性食材の供給器具の最も好ましい形態は、ペット向けの流動性食材が封入された袋体を載置可能な袋体載置面を備えた支持体と、前記袋体載置面に載置した袋体から繰り出された流動性食材を受容すると共にペットに嘗め取らせる食材受部と、が連続して設けられていて、前記食材受部には、前記袋体から繰り出された流動性食材を前記食材受部内に案内するガイド部が設けられており、前記ガイド部は、ペットが前記流動性食材をこぼれ落とさないように、上方に向かって立ち上がるように形成されていることを特徴とする。
本発明のペット向けの流動性食材の供給器具によれば、簡単な操作で袋体から流動性食材を繰り出して直接ペットに食べさせことができる。
第1実施形態の供給器具を用いてペットへ流動性食材を給餌する使用形態を示した図である。 第1実施形態のペット向けの流動性食材の供給器具を分解して示した図である。 第1実施形態のペット向けの供給器具を構成する支持体を示した図である。 第1実施形態のペット向けの供給器具を構成する繰出部材を示した図である。 第2実施形態の供給器具を構成する支持体を示した図である。
[第1実施形態]
以下、本発明のペット向けの流動性食材Fの供給器具1の実施形態を、図面に基づき詳しく説明する。
図1に示すように、本発明のペット向けの流動性食材Fの供給器具1は、ペースト状に加工した流動性食材Fをペットに給餌する際に用いられるものである。なお、本発明の流動性食材Fの供給器具1は、流動性食材Fを被介護者に食べさせる際などにも用いることができる。具体的には、上述した供給器具1は、開封した袋体Pから、流動性食材Fを所定量だけ繰り出して供給可能なものとなっている。
第1実施形態では、ペットに給餌する実施形態を例に挙げて、本発明の流動性食材Fの供給器具1を説明する。
図2は、第1実施形態の流動性食材Fの供給器具1を模式的に示したものである。
図2に示すように、第1実施形態の流動性食材Fの供給器具1は、ペットに給餌するために用いられるもの、言い換えればペットへの給餌具となっている。図2中で点線で囲まれた部分は流動性食材Fが収容された袋体Pである。この袋体Pは、先端部が開封済みとなっており、開口部から流動性食材Fの一部が既に繰り出された状態となっている。
以降の説明において、図3〜図6の紙面における左右方向を、供給器具1を説明する際の前後方向とする。また、図3〜図6の紙面における上下方向を、供給器具1を説明する際の右左方向とする。これらの方向は図中において適宜矢印で図示している。
具体的には、上述した供給器具1は、流動性食材Fが封入された袋体Pを載置可能な袋体載置面2を備えた支持体3と、袋体載置面2に載置した袋体Pから繰り出された流動性食材Fを受容する食材受部4と、を長手方向に連続して備えたものとなっている。支持体3の後端には、流動性食材Fを食材受部4に繰り出す繰出部材5が、左右方向を向く軸回
りに揺動自在に連結されている。
また、第1実施形態の繰出部材5には、袋体Pを支持体3側に向かって押しつけるように挟持することで、袋内の流動性食材Fを押し出す挟持片6を有したものが採用されている。
以下、支持体3、食材受部4、繰出部材5、袋体P、流動性食材Fなどについて詳しく説明する。
まず、袋体Pに収容される流動性食材Fについて説明する。
ペット向けの流動性食材Fは、猫などのペットに主食や間食として与えられるものである。このような流動性食材Fとしては、あらゆる食材を基にペースト状に加工したものが用いられる。なお、この流動性食材Fには、食材の流動性や袋体Pからの絞り出し性を損なわない範囲で、固形物成分が含まれていても良い。
なお、上述した流動性食材Fはタンパク質、炭水化物、脂質、無機質、ミネラルなど混合(調合)し成分調整して用いても良い。
図2に点線で示されるように、袋体Pは、内部に流動性食材Fを収容可能なレトルトパウチまたはパウチが用いられる。本実施形態の場合、袋体Pは、細長い長方形の形状とされており、その大きさは例えば前後方向の長さ(長尺方向の寸法)が50mm〜200mmであり、左右方向の幅(短尺方向の寸法)が10mm〜40mmとされている。また、1枚の袋体Pに収容される流動性食材Fの量(内容量)は、成猫に間食として与える場合であれば、10g〜20g程度とされている。
この袋体Pは、内部に収容される流動性食材Fの保存性を高めるために、酸素非透過性に優れる金属ラミネートフィルム、金属蒸着フィルム、あるいは酸素難透過タイプのシーラントフィルムなどを用いて袋状に形成されている。また、上述した袋体Pには、食材充填後の高温殺菌処理に耐えられるように、耐熱性に優れるナイロンなどのフィルムが適宜ラミネートされて用いられる。
上述した袋体Pは、例えば同じ大きさの2枚の長方形状のフィルムについて、3辺の端縁同士を貼り合わせ、袋状に形成されたものとなっている。つまり、袋体Pは、いずれか一辺が未シールで開口可能となっており、流動性食材Fを充填後に熱融着(熱圧着)などの手段で未シール部分をシールすることで食材を袋内に封入可能とされている。また、本実施形態の袋体Pの開口部には、シール部分を引きちぎることで袋体Pの開封が可能となるように切り取り線(図示略)が形成され、切り取り線には切り取りが容易となるようにI型、V型、U型、ベース型などのノッチ(図示略)が適宜形成されている。
図2や図3に示すように、支持体3は、上述した袋体Pを収容可能な形状に形成されている。本実施形態の場合であれば、袋体Pが細長い長方形の形状とされているため、支持体3は袋体Pより左右方向に広幅で、前後方向に沿って長尺な長方形状に形成されている。このような長尺な長方形の形状に支持体3を形成すれば、使用者が握って使用しやすくなり、ペットなどへの給餌が行いやすくなる。
また、支持体3の中央は、水平方向に沿うように平坦に形成された袋体載置面2とされている。そして、この袋体載置面2の左右方向の両側及び後側に位置する支持体3の縁は上方に向かって5mm〜15mm程度立ち上がるように曲げられており、中央側に載置された袋体Pが袋体載置面2からズレ落ちることを抑制可能とされている。また、支持体3の前側には、食材受部4が支持体3に連設した状態、言い換えれば袋体載置面2と食材受部4の中央部とが面一となるように食材受部4と支持体3とが前後に並んで形成されている。
さらに、袋体載置面2の後側には、袋体Pの載置位置の目安となる位置決め部7が形成されている。この位置決め部7は上方に向かって突出する複数のリブ7aから形成されている。これらのリブ7aは、いずれも左右方向に沿うように形成されており、複数のリブ7aのいずれかに市販の袋体Pの後端を合わせれば、異なるメーカの袋体Pであっても食材受部4に流動性食材Fを繰り出すに適した位置に袋体Pを載置できるようになっている。
食材受部4は、上述した支持体3の前方に形成される部分であり、袋体載置面2に載置された袋体Pから繰り出された流動性食材Fを受容する部分となっている。具体的には、
食材受部4は、前方に向かうにつれて上方に向かって立ち上がるように湾曲した形状に形成されており、繰り出された流動性食材Fをペット側に差し出すようになっており、ペットが嘗め取りやすいようになっている。また、食材受部4の表面には、飼い主から流動性食材Fが残っているかどうかを確認しやすいように目印14(本実施形態の場合は猫の足跡のマーク)が形成されている。
また、上述した食材受部4には、袋体Pから繰り出された流動性食材Fを食材受部4内に案内するガイド部8が設けられている。ガイド部8は、袋体Pにおいて開口部が形成された側(本実施形態の場合であれば右側)に設けられている。具体的には、ガイド部8は、上述した支持体3の端部の立ち上がった箇所と同様に、上方に向かって立ち上がるように形成された部分である。ただ、このガイド部8は、支持体3の端部の立ち上がった箇所よりも上方に大きくせり出しており、予想に反して袋体Pから大量の流動性食材Fが繰り出された場合であっても、流動性食材Fがこぼれ落ちることがないようになっている。
また、ガイド部8は、支持体3の前端側と食材受部4との両者に跨るように形成されており、袋体Pから繰り出された流動性食材Fを食材受部4にスムーズに案内できるようになっている。
さらに、上述した支持体3と食材受部4との間には、袋体載置面2に載置された袋体Pが、食材受部4側に移動することを規制するストッパ9が設けられている。具体的には、このストッパ9は、袋体載置面2から上方に向かって突出する幅狭な板状の部材であり、袋体載置面2の左側のみ(袋体Pの開口部が無い側)に形成されている。このストッパ9は、袋体Pの前端に当接することで、袋体Pが前方に向かって移動することを規制する構成となっている。
図4に示すように、上述した支持体3には、流動性食材Fを食材受部4に繰り出す繰出部材5が設けられている。この繰出部材5には、その下面に挟持片6(詳細後述)を設けた上で、挟持片6で袋体Pを支持体3側に押しつけることで袋体Pから流動性食材Fを押し出す(繰り出す)ものや、挟持片6に替えてローラー(例えば、袋体Pを支持体3との間で挟んで支持体3の長手方向に沿って移動可能なローラー)を転がしたり、スライダを滑らしたりすることで袋体Pを扱きつつ流動性食材Fを繰り出すものなど、様々な態様が考えられる。以降の第1実施形態では、袋体Pを支持体3側に押しつける(挟み込む)挟持片6を備えた繰出部材5を例に挙げる。
すなわち、第1実施形態の供給器具1に設けられる繰出部材5は、支持体3との間に袋体Pを挟持して揺動する挟持片6を有するものとなっている。具体的には、第1実施形態の繰出部材5は、支持体3の後端に対して左右方向を向く軸回りに揺動自在に連結されており、また繰出部材5の下面中央側には、袋内に収容された流動性食材Fを押し出す挟持片6が設けられている。それゆえ、後端を中心に繰出部材5の前端を支持体3に近づける方向に揺動させると、繰出部材5の下面に設けられた挟持片6が支持体3に押しつけられて、袋体Pの内部に収容された流動性食材Fが押し出される。このとき、挟持片6は後側から前側に向かって徐々に袋体Pを押動していくため、収容された流動性食材Fが残ることなく押し出される。
詳しくは、図4に示されるように、繰出部材5は、支持体3よりやや短い長さを備えた長尺な長方形の板部材であり、前後左右の縁は下方に向かって突出するように湾曲している。繰出部材5の後端側は後方に向かって突出しており、その先端には揺動突起10が左右方向の外方に突出するように形成されている。
一方、上述した支持体3の後端側には、繰出部材5の揺動突起10が嵌合する嵌合穴11が形成されており、繰出部材5の揺動突起10を支持体3の嵌合穴11に嵌合させることで、繰出部材5が支持体3に対して揺動可能となる。
さて、繰出部材5の下面に設けられた挟持片6は、繰出部材5と同じ材料を用いて、繰出部材5の下面中央に一体に形成されている。この挟持片6は角状の外観を備えた部材である。具体的には、本実施形態の挟持片6は、繰出部材5の下面中央に、繰出部材5と同じ材料で形成された板状の壁部材12を左右方向及び前後方向に複数条に亘って形成し、これらの壁部材12を交差状に組み合わせたものとして形成されている。このような壁部
材12を交差するように組み合わせて挟持片6を形成すれば、壁部材12が設けられていない箇所の材料費を低減することができ、製造コストを低く抑えることが可能となる。
また、挟持片6は、その下面が繰出部材5の下端よりも下方に向かって突出する程度の厚みに形成されており、繰出部材5を支持体3側に近づける方向に揺動させると、挟持片6の下面が袋体Pに当接して袋体Pを押しつぶし、袋体Pから流動性食材Fが押し出される構造となっている。
また、繰出部材5を支持体3側に向かってさらに近づける方向に揺動させると、挟持片6の下面により押される箇所が袋体Pの後端から前端に移動し、袋体Pが後方から前方に向かって扱かれる為、袋内に収容された流動性食材Fを余すことなく食材受部4側に繰り出すことが可能となる。
さらに、挟持片6の前部には、袋体Pの内部の流動性食材Fを残さずすべて押し出すための押し詰め片13が形成されている。この押し詰め片13は、下方から見た場合に「猫の足跡形状」に形成された部分であり、壁部材12を組み合わせて形成される挟持片6に比べて広幅で丸みを帯びた中実の部材として形成される。押し詰め片13は、挟持片6よりも強い弾性を備えた弾性部材であり、挟持片6に比べて袋体Pを強く押しつけることができるようになっている。そのため、挟持片6に続いて押し詰め片13で袋体Pを押圧すれば、袋体Pをさらに強い力で支持体3側に押し付けることができ、袋体Pの内部の流動性食材Fを残さず確実に食材受部4側に繰り出すことが可能となっている。
次に、上述した流動性食材Fの供給器具1を用いて流動性食材Fをペットに給餌する方法について説明する。供給器具1を用いて流動性食材Fをペットに給餌する場合は、まずノッチを起点に切り取り線に沿って袋体Pの一端を引きちぎり、袋体Pを開封しておく。
次に、このようにして開封された袋体Pを、支持体3の袋体載置面2に載置する。このとき、位置決め部7のリブのいずれかに袋体Pの後端を位置合わせして、袋体Pを袋体載置面2に載置する。このように位置決め部7に合わせて袋体Pを載置すれば、袋体Pの開口部の位置を食材受部4の近くに位置させることが可能となり、食材受部4に流動性食材Fを正確に繰り出すことが可能となる。
このようにして袋体Pを袋体載置面2に載置したら、後端側を中心に繰出部材5の前端側を支持体3側に近づけるように揺動させる。このようにすれば、繰出部材5の挟持片6により袋体Pが支持体3側に押しつけられて、袋体Pに収容された流動性食材Fが袋外に繰り出される。また、繰出部材5を支持体3側にさらに近づけるように揺動させると、挟持片6により押圧される箇所が袋体Pの後方から前方に移動し、袋体Pを扱くように流動性食材Fが袋外に繰り出される。
そして、袋内に残った最後の流動性食材Fについては、挟持片6の前方に位置する押し詰め片13が、挟持片6よりも強く袋体Pを支持体3側に押しつけるため、これらの食材を余すことなく確実に食材受部4側に繰り出すことが可能となる。
このように繰り出された流動性食材Fは、ガイド部8に沿って、溢れることなく袋内から食材受部4(スプーン部)に確実に移動し、上方に向かって湾曲した食材受部4の上に押し出される。このような湾曲した食材受部4の上に押し出されれば、猫などのペットが容易に嘗め取ることができる。
やがて、繰り出された流動性食材Fをペットがすべて嘗め取れば、食材受部4の上に印刷された目印14が使用者に視認可能となり、流動性食材Fが食材受部4に残っていないことを認識できるようになる。このような場合は、繰出部材5を支持体3により近づける方向に押し込むか、袋体Pを新たなものに交換した上で同様な動作を行うことで、ペットが満足するまで流動性食材Fを与え続けることが可能となる。
最後に、上述した第1実施形態の流動性食材Fの供給器具1が有する効果について説明する。第1実施形態の供給器具1を用いれば、猫などのペットに対して、ペットが好む流動性食材Fを簡単に与えることが可能となる。すなわち、ペットに給餌しようとする使用者は、開封した袋体Pを支持体3の袋体載置面2に載置した上で、繰出部材5を支持体3に近づけるように揺動させる。そうすると、袋体Pから流動性食材Fが食材受部4に繰り出され、使用者は自ら手を汚すことなく、また食器などを別に用意することなく、繰出部
材5を揺動させるという簡単な操作を行うだけで、流動性食材Fを食材受部4に繰り出してペットに給餌させることが可能となる。
それゆえ、簡単な操作で袋体から流動性食材を繰り出して直接食べたり食べさせたりすることが可能となる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態のペット向けの流動性食材Fの供給器具1を、図面を用いて説明する。
第2実施形態のペット向けの流動性食材Fの供給器具1は、袋体載置面2に設けられた位置決め部7が、複数のリブ7aではなく、複数のスリット7bで形成されたものとなっている。
すなわち、図6に示すように、第2実施形態の供給器具1の袋体載置面2には、後方に向かって傾斜した直線状のスリット7bが左右方向に沿って形成されている。そして、袋体Pを載置する場合は、袋体Pの後端をスリット7bに挿し込むようにして、袋体Pを袋体載置面2に載置する。このようにすれば、上述したストッパ9だけでなく、スリット7bによっても、袋体Pの前後移動が規制されて、袋体Pをより強固に袋体載置面2に載置することが可能となる。
なお、上述した第2実施形態のスリット7bは直線状であったが、スリット7bの形状は円弧状に湾曲したアーチ状でも良い。
第2実施形態における上述した構成以外の点については、第1実施形態と変わることがない。それゆえ、上述した構成以外の点については、詳細な説明を省略する。
なお、今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。特に、今回開示された実施形態において、明示的に開示されていない事項、例えば、構成物の寸法、重量、体積などは、当業者が通常実施する範囲を逸脱するものではなく、通常の当業者であれば、容易に想定することが可能な値を採用している。
例えば、上述した実施形態では、ペットとして猫を挙げているが、本発明の供給器具1で給餌されるペットは猫に限らない。例えば、犬、モルモット、フェレットなどのようなペットに給餌を行うのに、本発明の供給器具1を用いても良い。また、ペット以外の牛、馬、羊、豚などの家畜に、本発明の供給器具1を用いても良い
らに、上述した実施形態では、挟持片6は、繰出部材5と同じ材料を用いて、繰出部材5の下面中央に一体物として形成されていた。しかし、例えば、混色成形などを用いて、PP製の繰出部材5にシリコンゴム製の挟持片6を組み合わせて、挟持片6を形成しても良い。また、繰出部材5と挟持片6とを異なる材料で形成する場合には、挟持片6を繰出部材5に着脱自在に取り付ける構成としても良い。
1 供給器具
2 袋体載置面
3 支持体
4 食材受部
5 繰出部材
6 挟持片
7 位置決め部
7a リブ
7b スリット
8 ガイド部
9 ストッパ
10 揺動突起
11 嵌合穴
12 壁部材
13 押し詰め片
14 目印
F 流動性食材
P 袋体

Claims (6)

  1. ペット向けの流動性食材が封入された袋体を載置可能な袋体載置面を備えた支持体と、
    前記袋体載置面に載置した袋体から繰り出された流動性食材を受容すると共にペットに嘗め取らせる食材受部と、
    が連続して設けられていて、
    前記食材受部には、前記袋体から繰り出された流動性食材を前記食材受部内に案内するガイド部が設けられており、
    前記ガイド部は、ペットが前記流動性食材をこぼれ落とさないように、上方に向かって立ち上がるように形成されている
    ことを特徴とするペット向けの流動性食材の供給器具。
  2. 前記支持体と食材受部との間には、前記袋体載置面に載置された袋体が、前記食材受部側に移動することを規制するストッパが設けられている
    ことを特徴とする請求項に記載のペット向けの流動性食材の供給器具。
  3. 前記支持体には、前記流動性食材を食材受部に繰り出す繰出部材が設けられている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のペット向けの流動性食材の供給器具。
  4. 前記繰出部材の下面には、前記支持体との間に前記袋体を挟持することで前記流動性食材を袋内から押し出す挟持片が設けられている
    ことを特徴とする請求項に記載のペット向けの流動性食材の供給器具。
  5. 前記繰出部材は、前記支持体の長手方向に沿って滑ることで、前記袋体を扱きつつ流動性食材を繰り出すスライダを有している
    ことを特徴とする請求項またはに記載のペット向けの流動性食材の供給器具。
  6. 前記繰出部材は、前記支持体の長手方向に沿って転がることで、前記袋体を扱きつつ流動性食材を繰り出すローラーを有している
    ことを特徴とする請求項またはに記載のペット向けの流動性食材の供給器具。
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