JP6903904B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置に関する。
プリンター等に備えられた画像処理装置では、画像データが入力されると圧縮処理を施して一旦画像メモリーに保存する。プリント時には出力すべきタイミングに合わせて画像メモリーからデータを読み出し、画像伸張および各種画像処理の後に印刷を行う。画像の圧縮方式としては、画像データを4画素×4画素などのブロックに分割し各ブロック単位で符号化を行うといった、GTBC(Gradation Block Truncation Coding)圧縮方式等のブロック分割圧縮方式が提案されている。
ブロック分割圧縮方式により圧縮された複数の圧縮画像を合成する場合、図5に示すように、合成する複数の画像のブロックの相対位置が一致するように、即ち、一方の画像のブロックが他方の画像の複数ブロックをまたいで位置することがないようにして合成が行われている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2009−118240号公報 特開2016−116080号公報
上述のように、特許文献1、2に記載の技術においては、画像を合成する位置がブロック単位により制約される。この制約なく合成を行いたい場合は、一般的には画像を一旦伸張してから合成処理を行う必要がある。この場合、合成後にその画像を再度圧縮して画像メモリーに保存する事になる為、処理工程や圧縮伸張の為の作業用メモリーが多く必要となるという問題があった。
本発明の課題は、ブロック分割圧縮方式で圧縮した画像の合成をブロック単位の位置制約なく、また合成前に一旦伸張することなく、簡易な構成で行えるようにすることである。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、
画像データをブロック分割圧縮方式により圧縮して、各画素が量子化データと当該画素が含まれるブロックの階調データの一部を保持する圧縮画像データを生成する画像圧縮部と、前記画像圧縮部により生成された一の圧縮画像データに他の圧縮画像データを合成する画像合成部と、前記圧縮画像データを伸張する画像伸張部と、を備える画像処理装置であって、
前記画像合成部は、前記一の圧縮画像データに対して前記他の圧縮画像データを上書きした合成画像データを生成する場合に、
前記一の圧縮画像データにおける前記他の圧縮画像データに上書きされない第一のブロックについては、前記第一のブロックに含まれる第一の画素について、上書きされていない状態の前記一の圧縮画像データにおける、前記第一の画素の量子化データ及び前記第一のブロックの階調データの一部を前記合成画像データに保持させ、
前記一の圧縮画像データにおける一部の領域が前記他の圧縮画像データに上書きされる第二のブロックについては、前記第二のブロックに含まれる画素であって、前記他の圧縮画像データに上書きされない第二の画素について、上書きされていない状態の前記一の圧縮画像データにおける、前記第二の画素の量子化データ及び前記第二のブロックの階調データの一部を前記合成画像データに保持させ、前記第二のブロックに含まれる画素であって、前記他の圧縮画像データに上書きされる第三の画素について、前記他の圧縮画像データにおける、前記第三の画素の量子化データ及び前記第二のブロックの階調データの一部と共に、上書きされていない状態の前記一の圧縮画像データにおける前記第二のブロックの階調データの一部を前記合成画像データに保持させ、
前記一の圧縮画像データにおける全ての領域が前記他の圧縮画像データが上書きされる第三のブロックについては、前記第三のブロックに含まれる第四の画素について、前記他の圧縮画像データにおける、前記第四の画素の量子化データ及び前記第三のブロックの階調データの一部を前記合成画像データに保持させ、
前記合成画像データを伸張する際に、前記他の圧縮画像データに上書きされていない第五の画素については、前記第五の画素の量子化データと前記第五の画素が含まれていたブロックにおける上書きされていない状態の前記一の圧縮画像データの階調データを用いて前記画像伸張部に伸張を行わせ、前記他の圧縮画像データに上書きされている第六の画素については、前記第六の画素の量子化データと前記第六の画素が含まれていたブロックにおける前記他の圧縮画像データの階調データを用いて前記画像伸張部に伸張を行わせるデータ制御部を備える。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記画像合成部は、前記合成画像データの各画素に、前記他の圧縮画像データに上書きされる画素であるか否かを示す画像合成フラグを保持させ、
前記データ制御部は、前記合成画像データの各画素の前記画像合成フラグを参照して、前記各画素が前記他の圧縮画像データに上書きされる画素であるか否かを判断する。
本発明によれば、ブロック分割圧縮方式で圧縮した画像の合成をブロック単位の位置制約なく、また合成前に一旦伸張することなく、簡易な構成で行うことが可能となる。
プリンターの機能的構成を示すブロック図である。 GBTC圧縮処理時のブロック単位を示す図である。 GBTC圧縮処理を説明するための図である。 GBTC圧縮処理された各ブロックが保持するデータを示す図である。 従来から可能なGBTC圧縮された画像の合成方法を示す図である。 本実施形態で可能となったGBTC圧縮された画像の合成方法を示す図である。 (a)は、図6に示す画像Cにおいて画像Bが合成されていないブロックが保持するデータを示す図であり、(b)は、図6に示す画像Cにおいて画像Bが合成されたブロックが保持するデータを示す図である。 図1の画像合成部において実行される合成処理のフローチャートである。 図1の画像合成部により合成された合成画像データを画像伸張部において伸張する際に、データ制御部により実行される伸張制御処理のフローチャートである。 図9の伸張制御処理によって使用されるデータの一例を示す図である。
以下、本実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本実施形態では、本発明の画像処理装置をプリンターに適用した例を説明する。ただし、発明の範囲は図示例に限定されない。
まず、構成を説明する。
図1に、プリンター100の機能的構成を示す。プリンター100は、画像データに基づいて印刷用紙上に画像を印刷するものである。
図1に示すように、プリンター100は、全体制御部11、記憶部12、表示部13、データ入力部14、画像処理部15、プリント部16等を備えて構成されている。
全体制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)等により構成される。全体制御部11のCPUは、記憶部12に記憶されているシステムプログラムや各種処理プログラムを読み出してRAMに展開し、展開されたプログラムに従って、プリンター100各部の動作を集中制御する。
記憶部12は、不揮発性の半導体メモリーやHDD(Hard Disk Drive)等により構成され、全体制御部11で実行される各種プログラムの他、各部で必要なパラメータやデータ等を記憶している。
表示部13は、LCD(Liquid Crystal Display)を備え、全体制御部11による制御に応じて、LCD上に各種画面を表示する。
データ入力部14は、図示しないLAN(Local Area Network)ケーブル等を介して外部装置から出力されたプリントジョブの画像データを受信し、RIP処理(ラスタライズ)を施して画像処理部15に出力する。
画像処理部15は、入力された画像データに画像処理を施してプリント部16に出力する。画像処理部15は、データ制御部151、メモリー152、画像圧縮部153、画像合成部154、画像伸張部155等を備えて構成されている。
データ制御部151は、画像データのメモリー152への書き込み及び読み出しや、画像圧縮部153、画像合成部154、画像伸張部155、プリント部16等への画像データの転送を制御する。即ち、データ制御部151は、データ入力部14から画像データが入力されると、画像圧縮部153により画像データを圧縮させ、メモリー152に書き込む。そして、画像データをプリント部16に出力するタイミングに合わせてメモリー152から画像データを読み出し、プリント部16に出力する。画像合成を行う場合、データ制御部151は、圧縮画像データを画像合成部154に出力して画像合成を行わせ、合成された圧縮画像データ(合成画像データ)をメモリー152に書き込む。そして、画像データをプリント部16に出力するタイミングに合わせてメモリー152から合成画像データを読み出し、画像伸張部155により伸張させてプリント部16に出力する。
メモリー152は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)により構成され、画像データ等を一時的に記憶する。
画像圧縮部153は、入力された画像データにブロック分割圧縮方式で圧縮処理を施す。本実施形態においては、GBTC圧縮方式により圧縮処理を施すものとして説明するが、これに限定されるものではない。ここでは、説明を分かりやすくするため、GBTC3/8圧縮の方法を説明する。また、画像データは1画素当たり8bitであることとする。
まず、画像圧縮部153は、図2に示すように、入力された画像データを4画素×4画素(D0〜Df)の複数のブロックに分割する。各画素は8bitであるので、圧縮前の各ブロックのデータ量は8bit×16画素=128bitである。
次いで、画像圧縮部153は、ブロック毎にGBTC圧縮を行う。まず、画像圧縮部153は、ブロック内の各画素が持つデータD0〜Dfのうち、最大値QMaxと最小値Qminを求め、この最大値QMax及び最小値Qminから下記式(1)〜(4)により平均値LA、階調幅指数LD、パラメータLMax、Lminを求める。ここで、平均値LA、階調幅指数LDは、ブロック内の階調特性を示す階調データである。
LA=1/2(QMax+Qmin)・・・(1)
LD=1/2(QMax-Qmin)・・・(2)
LMax=1/4(3QMax+Qmin)・・・(3)
Lmin=1/4(QMax+3Qmin)・・・(4)
次いで、画像圧縮部153は、求めたLA、LD、LMax、Lminを用いて、下記の条件により各画素のデータD0〜Dfをそれぞれ量子化し、2bitの量子化データφD0〜φDfを求める。なお、D1〜DfをDi(i=0〜f)、φD1〜φDfをφDi(0=0〜f)で表す。
LMax<Di≦QMaxのとき、φDi=11
LA<Di≦LMaxのとき、φDi=10
Lmin<Di≦LAのとき、φDi=01
Qmin≦Di≦Lminのとき、φDi=00
これは、図3に示すように各画素のデータを4段階の階調レベルに分類し、2bitの符号を割り当てていることになる。すなわち、最大値QMax、最小値Qmin、平均値LA、階調幅指数LD、パラメータLMax、Lminにより複数段階の階調幅を規定し、この階調幅を用いて符号化することにより、GBTC圧縮を行うのである。
圧縮後の各ブロックは、図4に示すように、ブロック内の各画素の量子化データφD1〜φDf、階調データLA及びLDを保持する。各ブロックのデータ量は、量子化データφD1〜φDfが2bit×16画素、階調データが16bit(LAが8bit、LDが8bit)、であるので、合計48bitである。即ち、画像データを48/128(bit)=3/8に圧縮することができる。
ブロック内の各画素は、その画素の量子化データφDi(2bit)と、ブロックの階調データ(LA/LD(LA又はLD))のうち1bitを保持する。
画像合成部154は、画像圧縮部153によりブロック分割圧縮方式で圧縮された複数の圧縮画像データを伸張することなく合成する。詳細は後述する。
画像伸張部155は、各画素の量子化データφDiと、その画素が含まれるブロックの平均値LA及び階調幅指数LDを用いて、下記の条件により復号化を行う。
φDi=11のとき、復号化後のDi=LA+1/2LD
φDi=10のとき、復号化後のDi=LA+1/6LD
φDi=01のとき、復号化後のDi=LA-1/6LD
φDi=00のとき、復号化後のDi=LA-1/2LD
データ制御部151、画像圧縮部153、画像合成部154、画像伸張部155の機能は、CPUとプログラムとの協働により実現されることとしてもよいし、専用のハードウエアにより実現されることとしてもよい。
プリント部16は、画像処理部15から入力される画像のデータに基づいて電子写真方式により印刷を行う。
プリント部16は、画像のデータが入力されると、周波数変調/PWM(Pulse Width Modulation)変換処理部により周波数変調、PWM変換を行い、その変調信号をLDドライバに入力する。LDドライバは、変調信号に基づいてレーザ光源を駆動し、レーザ光源から照射するレーザ光、つまり露光量を制御する。すなわち、レーザ光源から感光ドラム上にレーザ光を照射して露光を行い、静電潜像を形成する。その後、これに現像部がトナーを吹き付けてできたトナー像を印刷用紙に転写して印刷を行う。
次に、本実施形態において特徴的な画像合成部154の動作及び画像合成部154で合成された合成画像データを伸張する際のデータ制御部151の動作について説明する。
上述のように、画像圧縮部153で圧縮された圧縮画像データは、ブロック単位で階調データLA、LDを保持している。例えば、画像圧縮部153で圧縮された画像Aに画像Bを上書き合成して合成画像Cを生成する場合、図5に示すように、画像Aのブロック上に画像Bのブロックがぴったり重なるように合成するのであれば、画像Aにおける画像Bが重なる各ブロックのデータを合成後のデータ(即ち、画像Bのデータ)に置き換えて合成画像データとしても問題はない。しかし、図6に示すように、画像Aと画像Bのブロックの相対位置が一致しない(一方のブロックが他方の複数のブロックにまたがる)場合、画像Aにおける画像Bが合成される画素のデータを合成後のデータ(画像Bのデータ)に置き換えてしまうと、その画素が本来保持していた、合成前の(画像Aの)階調データLA/LDが消失してしまい、その画素を含む画像Aのブロックにおける合成されていない画素のデータが伸張できなくなってしまう。例えば、図6の合成画像Cにおける左上のブロックにおいて、画像Bが合成される右下部の4つの画素において本来保持していた階調データLA/LDがなくなってしまうため、画像Bが合成されていない12個の画素が伸張できなくなってしまう。そのため、従来は、ブロック分割圧縮方式で圧縮された圧縮画像データ同士を合成する場合、ブロック位置を揃えなければならないという制約があった。或いは、圧縮画像データを一旦伸張してから合成処理を行い、再度圧縮する必要があり、処理工程や圧縮伸張のための作業用メモリーが多く必要となるという問題があった。
そこで、本実施形態の画像合成部154は、一の圧縮画像データに他の圧縮画像データを合成する場合、画像合成部154は、合成されない画素(合成が実施されない画素)については、一の圧縮画像データにおけるその画素の量子化データφDiと、その画素が含まれていた合成前のブロックの階調データの一部(LA/LD)と、合成されていない画素であることを示す画像合成フラグ(flag)f=0(無効)とを保持させる。合成された画素については、合成後の量子化データφDiと、その画素が含まれていた合成前のブロックの階調データ(LA/LD)の一部と、その画素が含まれる合成後のブロックの階調データ(LA/LD)の一部と、合成された画素であることを示す画像合成フラグf=1(有効)とを保持させる。
ここで、一の圧縮画像データに他の圧縮画像データを合成する場合、合成前のブロックとは、一の圧縮画像データにおける4画素×4画素のブロックである。合成後のブロックとは、他の圧縮画像データが合成された合成領域(即ち、合成後の画像)を4画素×4画素に分割したブロックである。本実施形態では、合成領域を左上から4画素×4画素に分割したブロックである。
例えば、図6に示すように、画像Aに画像Bを合成して、画像Aの一部に画像Bが上書きされた合成画像Cを生成する場合、合成画像データにおける、画像Bが合成されない画素(合成画像Cのハッチングがされていない部分の画素)については、量子化データφDi_a+階調データ(LAa/LDa)+画像合成フラグf=0を保持させる。画像Bが合成されないブロックが保持するデータは図7(a)に示すとおりとなる。ここで、添え字のaは、合成前の画像Aのものであることを示す。
合成画像データにおける、画像Bが合成された画素(図6に示す合成画像Cのハッチングがされている部分の画素)については、量子化データφDi_b+階調データ(LAb/LDb)+階調データ(LAa/LDa)+画像合成フラグf=1を保持させる。画像Bが合成されたブロックが保持するデータは図7(b)に示すとおりとなる。ここで、添え字のbは、合成後の画像Bのものであることを示す。
図8に、画像合成部154において画像Aに画像Bを合成して画像Aの一部に画像Bが合成された合成画像Cの合成画像データを生成する際の合成処理フローを示す。
まず、画像合成部154は、画像Aの画素を一つ取得し(ステップS1)、取得した画素が合成される画素であるか否かを判断する(ステップS2)。
取得した画素が合成される画素であると判断した場合(ステップS2;YES)、画像合成部154は、合成を行い、合成後の(ここでは、画像Bの)その画素の量子化データφDi_bと、その画素が含まれる合成後のブロックの階調データ(LAb/LDb)と、その画素が含まれていた合成前の(画像Aの)ブロックの階調データ(LAa/LDa)と、画像合成フラグf=1を保持し(ステップS3)、ステップS5に移行する。
取得した画素が合成される画素ではないと判断した場合(ステップS2;NO)、画像合成部154は、画像Aのその画素の量子化データφDi_aと、その画素が含まれていた合成前の(画像Aの)ブロックの階調データ(LAa/LDa)と、画像合成フラグf=0を保持し(ステップS4)、ステップS5に移行する。
ステップS5において、画像合成部154は、全画素について処理が終了したか否かを判断する(ステップS5)。
全画素について処理が終了していないと判断した場合(ステップS5;NO)、画像合成部154は、ステップS1に戻る。
全画素について処理が終了したと判断した場合(ステップS5;YES)、画像合成部154は、合成処理を終了する。
なお、画像Bが合成される画素のうち、合成境界のブロックの画素(合成前の画像Aのブロックにおいて画像Bが合成されない画素を含むブロックの画素)以外の画素(即ち、合成前の画像Aにおいてブロック内の全ての画素が合成時に合成されるブロックの画素)については、伸張時に合成前の階調データ(LAa/LDa)は使用されない。そこで、ステップS2で画像Bが合成される画素であると判断した場合、更に、合成境界のブロックの画素であるか否かを判別し、合成境界のブロックではない場合は、その画素の合成後の量子化データφDi_bと、その画素が含まれる合成後のブロックの階調データ(LAb/LDb)と、画像合成フラグf=1のみを保持することとしてもよい。これにより、合成画像データのデータ量を低減することができる。
次に、合成画像データを伸張する場合のデータ制御部151の処理について説明する。
図9に、画像Aと画像Bを合成した合成画像Cの合成画像データを伸張する際に、データ制御部151により実行される伸張制御処理のフローチャートを示す。
伸張制御処理において、データ制御部151は、まず、合成画像データから4画素×4画素のブロックを一つ取得する(ステップS11)。ここでは、左上から4画素×4画素に分割したブロックを一つずつ取得する。
次いで、データ制御部151は、取得したブロック内の各画素の画像合成フラグを判別し、画像合成フラグf=0の画素があるか否かを判断する(ステップS12)。
取得したブロック内に画像合成フラグf=0の画素がないと判断した場合(ステップS12;NO)、データ制御部151は、ステップS15に移行する。
取得したブロック内に画像合成フラグf=0の画素があると判断した場合(ステップS12;YES)、データ制御部151は、取得したブロック内の各画素の階調データ(LAa/LDa)を取得する(ステップS13)。これにより、画像合成フラグf=0の画素が画像Aにおいて含まれていたブロックの階調データ(LAa、LDa)を取得することができる。
そして、データ制御部151は、画像合成フラグf=0の画素について、図10においてドットで示すように、その画素の量子化データφDi_aと、取得された階調データ(LAa、LDa)を用いて画像伸張部155に伸張を行わせ(ステップS14)、ステップS15に移行する。
ステップS15において、データ制御部151は、取得したブロック内に画像合成フラグf=1の画素があるか否かを判断する(ステップS15)。
取得したブロック内に画像合成フラグ=1の画素がないと判断した場合(ステップS15;NO)、データ制御部151は、ステップS18に移行する。
取得したブロック内に画像合成フラグf=1の画素があると判断した場合(ステップS15;YES)、データ制御部151は、取得したブロック内の画像合成フラグf=1の画素について、その画素が含まれる合成領域の(合成後の)4画素×4画素のブロックを取得して、取得したブロック内の各画素の階調データ(LAb/LDb)を取得する(ステップS16)。これにより、画像合成フラグf=1の画素が含まれている合成後のブロックの階調データ(LAb、LDb)を取得することができる。
そして、データ制御部151は、画像合成フラグf=1の画素について、図10においてドットで示すように、その画素の量子化データφDi_bと、取得した階調データ(LAb、LDb)を用いて画像伸張部155に伸張を行わせ(ステップS17)、ステップS18に移行する。
ステップS18において、データ制御部151は、合成画像データの全ブロックについての処理が終了したか否かを判断する(ステップS18)。全ブロックについての処理が終了していないと判断した場合(ステップS18;NO)、データ制御部151は、ステップS11に戻る。全ブロックについての処理が終了したと判断した場合(ステップS18;YES)、データ制御部151は、伸張制御処理を終了する。
以上説明したように、プリンター100の画像合成部154は、ブロック分割圧縮方式で圧縮した画像の合成を行う際、合成が実施される画素についてはその画素が含まれる合成前後のブロックの階調データを保持しておくようにするので、合成前の圧縮画像データにおいて同じブロックの合成されない画素を伸張する際に必要な合成前の階調データを取得して伸張を行うことが可能となる。即ち、ブロック分割圧縮方式で圧縮した画像の合成をブロック単位の位置制約なく、また合成前に一旦伸張することなく、簡易な構成で行うことが可能となる。
なお、上記実施の形態における記述は、本発明に係る画像処理装置の好適な一例を示すものであり、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施形態においては、画像Aに画像Bを上書き合成する場合を例にとり説明したが、画像Aに画像Bを合成する手法としては、これに限定されるものではない。例えば、画像Aに画像Bを加算して合成することとしてもよい。
また、上記実施形態においては、ブロック分割圧縮方式としてGBTC圧縮を例にとり説明したが、これに限定されるものではない。
また、上記実施形態においては、本発明の画像処理装置をプリンターに適用した場合を例にとり説明したが、これに限定されず、コピー機等の適用することとしてもよい。
また、上記の説明では、本発明に係るプログラムのコンピュータ読み取り可能な媒体として、不揮発性メモリー、ハードディスク等を使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピュータ読み取り可能な媒体として、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することが可能である。また、本発明に係るプログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウエーブ(搬送波)も適用される。
その他、画像処理装置の細部構成及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
100 プリンター
11 全体制御部
12 記憶部
13 表示部
14 データ入力部
15 画像処理部
151 データ制御部
152 メモリー
153 画像圧縮部
154 画像合成部
155 画像伸張部
16 プリント部

Claims (2)

  1. 画像データをブロック分割圧縮方式により圧縮して、各画素が量子化データと当該画素が含まれるブロックの階調データの一部を保持する圧縮画像データを生成する画像圧縮部と、前記画像圧縮部により生成された一の圧縮画像データに他の圧縮画像データを合成する画像合成部と、前記圧縮画像データを伸張する画像伸張部と、を備える画像処理装置であって、
    前記画像合成部は、前記一の圧縮画像データに対して前記他の圧縮画像データを上書きした合成画像データを生成する場合に、
    前記一の圧縮画像データにおける前記他の圧縮画像データに上書きされない第一のブロックについては、前記第一のブロックに含まれる第一の画素について、上書きされていない状態の前記一の圧縮画像データにおける、前記第一の画素の量子化データ及び前記第一のブロックの階調データの一部を前記合成画像データに保持させ、
    前記一の圧縮画像データにおける一部の領域が前記他の圧縮画像データに上書きされる第二のブロックについては、前記第二のブロックに含まれる画素であって、前記他の圧縮画像データに上書きされない第二の画素について、上書きされていない状態の前記一の圧縮画像データにおける、前記第二の画素の量子化データ及び前記第二のブロックの階調データの一部を前記合成画像データに保持させ、前記第二のブロックに含まれる画素であって、前記他の圧縮画像データに上書きされる第三の画素について、前記他の圧縮画像データにおける、前記第三の画素の量子化データ及び前記第二のブロックの階調データの一部と共に、上書きされていない状態の前記一の圧縮画像データにおける前記第二のブロックの階調データの一部を前記合成画像データに保持させ、
    前記一の圧縮画像データにおける全ての領域が前記他の圧縮画像データが上書きされる第三のブロックについては、前記第三のブロックに含まれる第四の画素について、前記他の圧縮画像データにおける、前記第四の画素の量子化データ及び前記第三のブロックの階調データの一部を前記合成画像データに保持させ、
    前記合成画像データを伸張する際に、前記他の圧縮画像データに上書きされていない第五の画素については、前記第五の画素の量子化データと前記第五の画素が含まれていたブロックにおける上書きされていない状態の前記一の圧縮画像データの階調データを用いて前記画像伸張部に伸張を行わせ、前記他の圧縮画像データに上書きされている第六の画素については、前記第六の画素の量子化データと前記第六の画素が含まれていたブロックにおける前記他の圧縮画像データの階調データを用いて前記画像伸張部に伸張を行わせるデータ制御部を備える画像処理装置。
  2. 前記画像合成部は、前記合成画像データの各画素に、前記他の圧縮画像データに上書きされる画素であるか否かを示す画像合成フラグを保持させ、
    前記データ制御部は、前記合成画像データの各画素の前記画像合成フラグを参照して、前記各画素が前記他の圧縮画像データに上書きされる画素であるか否かを判断する請求項1記載の画像処理装置。
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