JP6903226B2 - 推定装置、推定方法、及び推定プログラム - Google Patents

推定装置、推定方法、及び推定プログラム Download PDF

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Description

本開示は、推定装置、推定方法、及び推定プログラムに関する。
ニューラルネットワークを用いて、自動車塗料等の化学混合物の非着色特性を予測する方法が提案されている(特表2008−509486号公報参照)。この方法におけるニューラルネットワークは、混合物の化学成分及び混合物の特性に影響し得る環境条件とプロセス条件とに関連する入力データを受け取る入力層を含む。また、この方法におけるニューラルネットワークは、入力データの変化の結果として化学混合物の特性を予測する出力データを生成する出力層を含む。
また、分子間相互作用予測装置によって算出されるスコアが上位及び下位の分類モデル構築用化合物の構造因子と物理化学パラメータとの間に成り立つ相関関係を用いて分子間相互作用予測装置の性能を評価する技術が提案されている(再公表特許2008/062680号公報参照)。
また、目的変数の実測値が既知のサンプルから初期サンプルセットを構築し、サンプルセットを重回帰分析して重回帰式を獲得し、重回帰式に基づいて各サンプルの残差値を計算する技術が提案されている(再公表特許2010/016110号公報参照)。この技術では、計算した残差値に基づいて重回帰式にフィットするサンプルを特定し、特定したサンプルを初期サンプルセットから取り除いて新たなサンプルセットを構築し、新たなサンプルセットを初期サンプルセットに設定する。また、この技術では、以上の処理を繰り返すことによって、複数の重回帰式とその重回帰式を適用すべきサンプルを特定する。
ところで、材料の研究開発において、実験条件を表す実験条件情報から、その実験条件による実験によって生成される材料の性能値を推定することができると研究開発の効率化のためにも好ましい。
特表2008−509486号公報に記載の技術では、材料を生成するために混合させる化合物の種類及び数等の実験条件が固定的であり、種々の実験条件に対応して性能値を必ずしも精度良く推定できない場合がある、という問題点がある。また、再公表特許2008/062680号公報及び再公表特許2010/016110号公報に記載の技術では、実験条件として、そもそも複数の化合物を混合させることについては考慮されていない。
本開示は、種々の実験条件に対応して材料の性能値を精度良く推定可能とすることを目的とする。
本開示の推定装置は、複数の化合物の各々の構造を表す構造情報が配列された実験条件を表す実験条件情報であり、かつ実験条件情報中の各化合物の構造情報の存在比率と複数の化合物を用いて生成される材料中の各化合物の混合比率とが一致した実験条件情報を用いて、複数の化合物を用いて生成される材料の性能値を推定する推定部を備えている。
これにより、種々の実験条件に対応して材料の性能値を精度良く推定することができる。
なお、本開示の推定装置は、推定部が、性能値の推定対象の実験条件情報を、学習用の実験条件情報及び実験条件情報に基づいて生成された材料の性能値の複数の組み合わせを用いて予め学習された学習済みモデルに入力することによって、推定対象の実験条件情報に対応する材料の性能値を推定してもよい。
これにより、種々の実験条件に対応して材料の性能値をより精度良く推定することができる。
また、本開示の推定装置は、学習済みモデルが、1つの実験条件情報について、実験条件情報に含まれる構造情報の並べ方を異ならせて配列された複数の実験条件情報の各々と、1つの実験条件情報に基づいて生成された材料の性能値とを用いて学習されたモデルであってもよい。
これにより、同じ実験条件について化合物の構造情報の配列の仕方が異なる場合でも、材料の性能値を精度良く推定することができる。
また、本開示の推定装置は、構造情報が、分子記述子、化合物のフィンガープリント、又は化合物のグラフ構造によって数値により表現されてもよい。
これにより、材料の性能値を簡易に推定することができる。
また、本開示の推定方法は、複数の化合物の各々の構造を表す構造情報が配列された実験条件を表す実験条件情報であり、かつ実験条件情報中の各化合物の構造情報の存在比率と複数の化合物を用いて生成される材料中の各化合物の混合比率とが一致した実験条件情報を用いて、複数の化合物を用いて生成される材料の性能値を推定する処理をコンピュータが実行する方法である。
また、本開示の推定プログラムは、複数の化合物の各々の構造を表す構造情報が配列された実験条件を表す実験条件情報であり、かつ実験条件情報中の各化合物の構造情報の存在比率と複数の化合物を用いて生成される材料中の各化合物の混合比率とが一致した実験条件情報を用いて、複数の化合物を用いて生成される材料の性能値を推定する処理をコンピュータに実行させるためのものである。
また、本開示の推定装置は、複数の化合物の各々の構造を表す構造情報が配列された実験条件を表す実験条件情報であり、かつ実験条件情報中の各化合物の構造情報の存在比率と複数の化合物を用いて生成される材料中の各化合物の混合比率とが一致した実験条件情報を用いて、複数の化合物を用いて生成される材料の性能値を推定するプロセッサを有する。
本開示によれば、種々の実験条件に対応して材料の性能値を精度良く推定することができる。
実施形態に係る学習フェーズにおける推定装置の機能的な構成の一例を示すブロック図である。 実施形態に係る化合物の構造情報を数値により表現した場合の一例を示す図である。 実施形態に係る実験条件情報の一例を示す図である。 実施形態に係る学習用データの一例を示す図である。 実施形態に係る推定モデルの一例を示す図である。 実施形態に係る運用フェーズにおける推定装置の機能的な構成の一例を示すブロック図である。 実施形態に係る推定装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 実施形態に係る推定モデル学習処理の一例を示すフローチャートである。 実施形態に係る性能値推定処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本開示の技術を実施するための形態例を詳細に説明する。
まず、図1を参照して、本実施形態に係る学習フェーズにおける推定装置10の機能的な構成について説明する。図1に示すように、推定装置10は、学習部12を備える。また、推定装置10の記憶部32(図7参照)には、学習用データ14及び推定モデル16が記憶される。
図2〜図4を参照して、学習用データ14について説明する。本実施形態に係る学習用データ14は、複数の化合物の各々の構造を表す構造情報が配列された実験条件を表す実験条件情報を含む。本実施形態では、一例として図2に示すように、化合物の構造情報は、化合物のフィンガープリントによって数値により表現される。
また、本実施形態では、一例として図3に示すように、実験条件情報は、混合される複数の化合物の各々の構造情報が配列される。また、本実施形態に係る実験条件情報では、実験条件情報中の各化合物の構造情報の存在比率と、その実験条件情報が示す実験条件で実験を行った場合に複数の化合物を用いて生成される材料中の各化合物の混合比率とが一致している。すなわち、例えば、実験条件情報に2行存在する化合物は、1行存在する化合物の2倍の濃度で混合されることを意味する。
一例として図4に示すように、学習用データ14は、前述した実験条件を示す実験条件情報と、過去にその実験条件により実験を行うことによって実験条件情報に含まれる複数の化合物を用いて生成された材料の性能値との組み合わせを含む。また、学習用データ14は、異なる複数の実験条件情報と性能値との組み合わせを含む。本実施形態に係る性能値は、生成された材料の出来のよさを表す尺度であり、例えば、材料の表面の凹凸の度合い、及び所望の大きさの穴があけられたかを表す度合い等が挙げられる。また、本実施形態では、性能値が小さいほど材料の出来がよいことを示している。学習用データ14が、学習用の実験条件情報及び実験条件情報に基づいて生成された材料の性能値の複数の組み合わせの一例である。
図5に、推定モデル16の一例を示す。図5に示すように、本実施形態に係る推定モデル16は、入力層、複数の中間層、及び出力層を含むニューラルネットワークとされている。推定モデル16は、仮想的な実験を行うモデルであり、推定モデル16の入力層には、1つの実験条件情報が入力される。推定モデル16の出力層は、入力層に入力された1つの実験条件情報に対応する材料の性能値を出力する。なお、推定モデル16は、複数種類の性能値を出力してもよい。この場合、例えば、推定モデル16は、材料の性能値として、材料の表面の凹凸の度合い、及び材料の光感度の双方を出力する。
詳細には、推定モデル16は、例えば、以下の(1)〜(3)に示すように構成される。
(1)入力層のノード数:N×M
なお、Nは、実験条件情報に含まれる化合物のフィンガープリントの種類数を表し、Mは、任意の定数(例えば、500)を表す。
(2)中間層の構成:カーネルが3×3、フィルタ数が32、ストライドが2、活性化関数がReluの畳み込み層を3層有する。
(3)出力層のノード数:S×1
なお、Sは、性能値の種類数を表す。
学習部12は、学習用データ14を用いて、機械学習の一例としての誤差逆伝播法に従って、推定モデル16を学習させる。詳細には、学習部12は、学習用データ14に含まれる実験条件情報を推定モデル16に入力し、推定モデル16から出力された性能値を取得する。そして、学習部12は、取得した性能値と、学習用データ14に含まれる実験条件に対応する性能値との差が最小となるように、推定モデル16を学習させる。学習部12は、この推定モデル16を学習させる処理を、学習用データ14に含まれる全ての実験条件情報と性能値との組み合わせを用いて行う。なお、学習部12は、学習用データ14に含まれる一部の実験条件と性能値との複数の組み合わせを用いて推定モデル16を学習させてもよい。
また、学習部12は、実験条件情報を推定モデル16に入力する際に、実験条件情報に含まれる1つの化合物の構造情報を、推定モデル16の入力層の1つのノードに入力する。また、この際、学習部12は、実験条件情報における構造情報の配列順序に従って、推定モデル16における配列順序に対応する入力層のノードに構造情報を入力する。
前述したように、実験条件情報中の各化合物の構造情報の存在比率と、その各化合物の混合比率とは一致しているが、実験条件情報における構造情報の配列順序は、任意の順序とされる。従って、同じ複数の化合物を同じ濃度で混合させることによって同じ材料を生成する場合でも、構造情報の配列順序が異なれば、実験条件情報も異なるものとなる。この結果、実験条件としては同じ条件でも、実験条件情報が異なることによって、推定モデル16から出力される性能値が異なる場合がある。すなわち、実験条件情報における構造情報の配列順序によっては、推定モデル16を用いた性能値の推定精度が低下してしまう場合がある。
そこで、本実施形態では、学習部12は、1つの実験条件情報について、その実験条件情報に含まれる化合物の構造情報の並べ方を異ならせて配列された複数の実験条件情報の各々と、その1つの実験条件情報に対応する性能値とを用いて、推定モデル16を学習させる。
次に、図6を参照して、本実施形態に係る運用フェーズにおける推定装置10の機能的な構成について説明する。図6に示すように、推定装置10は、受付部20、推定部22、及び出力部24を備える。また、推定装置10の記憶部32には、前述した学習フェーズで得られた推定モデル16が記憶される。すなわち、この推定モデル16が、学習用の実験条件情報及びその実験条件情報に基づいて生成された材料の性能値の複数の組み合わせ(本実施形態では、学習用データ14)を用いて予め学習された学習済みモデルの一例である。
受付部20は、ユーザにより入力部34(図7参照)を介して入力された、性能値の推定対象の実験条件情報を受け付ける。
推定部22は、受付部20により受け付けられた実験条件情報を推定モデル16に入力し、推定モデル16から出力された性能値を取得することによって、性能値の推定対象の実験条件情報に含まれる複数の化合物を用いて生成される材料の性能値を推定する。
なお、推定部22は、受付部20により受け付けられた実験条件情報に含まれる化合物の構造情報の並べ方を異ならせて配列された複数の実験条件情報を生成してもよい。この場合、推定部22は、複数の実験条件情報の各々を個別に推定モデル16に入力し、推定モデル16からそれぞれ出力された性能値を取得し、取得した性能値の平均値を推定対象の実験条件情報に対応する性能値として推定する形態が例示される。
出力部24は、推定部22により推定された性能値を表示部33(図7参照)に出力する。なお、出力部24は、推定部22により推定された性能値を記憶部32に出力(記憶)してもよい。
次に、図7を参照して、推定装置10のハードウェア構成について説明する。推定装置10は、図7に示すコンピュータによって実現される。図7に示すように、推定装置10は、CPU(Central Processing Unit)30、一時記憶領域としてのメモリ31、及び不揮発性の記憶部32を備える。また、推定装置10は、液晶ディスプレイ等の表示部33、及びキーボードとマウス等の入力部34を備える。CPU30、メモリ31、記憶部32、表示部33、及び入力部34は、バス35を介して接続される。
記憶部32は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、及びフラッシュメモリ等によって実現される。記憶媒体としての記憶部32には、推定プログラム40が記憶される。CPU30は、推定プログラム40を記憶部32から読み出し、読み出した推定プログラム40をメモリ31に展開してから実行する。CPU30が推定プログラム40を実行することによって、学習部12、受付部20、推定部22、及び出力部24として機能する。
次に、図8及び図9を参照して、本実施形態に係る推定装置10の作用を説明する。推定装置10が推定プログラム40を実行することにより、図8に示す推定モデル学習処理、及び図9に示す性能値推定処理が実行される。図8に示す推定モデル学習処理は、例えば、学習フェーズにおいて、ユーザによって入力部34を介して推定モデル学習処理の実行指示が入力された場合に実行される。また、図9に示す性能値推定処理は、例えば、運用フェーズにおいて、ユーザによって入力部34を介して性能値推定処理の実行指示が入力された場合に実行される。
図8のステップS10で、学習部12は、記憶部32から学習用データ14を読み出す。ステップS12で、学習部12は、推定モデル16を生成する。なお、推定モデル16の入力層のノード数、中間層の層数とノード数、及び重みの初期値等のパラメータは、ユーザにより設定される。
ステップS14で、学習部12は、学習用データ14に含まれる各実験条件情報について、その実験条件情報に含まれる化合物の構造情報の並べ方を異ならせて配列した複数の実験条件情報を生成する。なお、学習部12が生成する実験条件情報の数は特に限定されない。例えば、学習部12は、実験条件情報に含まれる化合物の構造情報の全ての並べ方が含まれるように複数の実験条件情報を生成してもよいし、予め定められた2以上の数の実験条件情報を生成してもよい。
ステップS16で、学習部12は、学習用データ14に含まれる各実験条件情報について、ステップS14の処理により生成された複数の実験条件情報と、対応する性能値とを用いて、誤差逆伝播法に従って、推定モデル16を学習させる。ステップS18で、学習部12は、ステップS16の処理により学習された推定モデル16を記憶部32に記憶する。ステップS18の処理が終了すると、推定モデル学習処理が終了する。
図9のステップS20で、受付部20は、ユーザにより入力部34を介して入力された、性能値の推定対象の実験条件情報を受け付ける。ステップS22で、推定部22は、記憶部32から推定モデル16を読み出す。
ステップS24で、推定部22は、前述したように、ステップS20の処理により受け付けられた実験条件情報を推定モデル16に入力し、推定モデル16から出力された性能値を取得することによって、材料の性能値を推定する。ステップS26で、出力部24は、ステップS24の処理により推定された性能値を表示部33に出力する。ステップS26の処理が終了すると、性能値推定処理が終了する。
以上説明したように、本実施形態によれば、実験条件情報中の各化合物の構造情報の存在比率と複数の化合物を用いて生成される材料中の各化合物の混合比率とが一致した実験条件情報を用いて、複数の化合物を用いて生成される材料の性能値を推定している。従って、過去に実験されたことがない未知の実験条件を含む種々の実験条件に対応して材料の性能値を精度良く推定することができる。
なお、上記実施形態では、化合物の構造情報が、化合物のフィンガープリントによって数値により表現される場合について説明したが、これに限定されない。例えば、化合物の構造情報が、分子記述子によって数値に表現される形態としてもよいし、化合物のグラフ構造によって数値により表現される形態としてもよい。
また、上記実施形態でCPUがソフトウェア(プログラム)を実行することにより実行した各種処理を、CPU以外の各種のプロセッサが実行してもよい。この場合のプロセッサとしては、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なPLD(Programmable Logic Device)、及びASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が例示される。また、上記各種処理を、これらの各種のプロセッサのうちの1つで実行してもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGA、及びCPUとFPGAとの組み合わせ等)で実行してもよい。また、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造は、より詳細には、半導体素子等の回路素子を組み合わせた電気回路である。
また、上記実施形態では、推定プログラム40が記憶部32に予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、これに限定されない。推定プログラム40は、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disk Read Only Memory)、及びUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の非一時的記録媒体に記録された形態で提供されてもよい。また、推定プログラム40は、ネットワークを介して外部装置からダウンロードされる形態としてもよい。
本願は2018年4月11日出願の日本出願第2018−076004号の優先権を主張すると共に、その全文を参照により本明細書に援用する。

Claims (5)

  1. 複数の化合物の各々の構造を表す構造情報が配列された実験条件を表す実験条件情報であり、かつ実験条件情報中の各化合物の前記構造情報の存在比率と前記複数の化合物を用いて生成される材料中の各化合物の混合比率とが一致した実験条件情報を用いて、前記複数の化合物を用いて生成される材料の性能値を推定する推定部
    を備え、
    前記推定部は、
    前記性能値の推定対象の前記実験条件情報を、学習用の前記実験条件情報及び前記実験条件情報に基づいて生成された材料の性能値の複数の組み合わせを用いて予め学習された学習済みモデルに入力することによって、前記推定対象の前記実験条件情報に対応する材料の性能値を推定する、
    推定装置。
  2. 前記学習済みモデルは、1つの実験条件情報について、実験条件情報に含まれる前記構造情報の並べ方を異ならせて配列された複数の実験条件情報の各々と、前記1つの実験条件情報に基づいて生成された材料の性能値とを用いて学習されたモデルである
    請求項に記載の推定装置。
  3. 前記構造情報は、分子記述子、前記化合物のフィンガープリント、又は前記化合物のグラフ構造によって数値により表現される
    請求項1または請求項2に記載の推定装置。
  4. 複数の化合物の各々の構造を表す構造情報が配列された実験条件を表す実験条件情報であり、かつ実験条件情報中の各化合物の前記構造情報の存在比率と前記複数の化合物を用いて生成される材料中の各化合物の混合比率とが一致した実験条件情報を用いて、前記複数の化合物を用いて生成される材料の性能値を推定する
    処理であって、
    前記性能値の推定対象の前記実験条件情報を、学習用の前記実験条件情報及び前記実験条件情報に基づいて生成された材料の性能値の複数の組み合わせを用いて予め学習された学習済みモデルに入力することによって、前記推定対象の前記実験条件情報に対応する材料の性能値を推定する、
    処理をコンピュータが実行する推定方法。
  5. 複数の化合物の各々の構造を表す構造情報が配列された実験条件を表す実験条件情報であり、かつ実験条件情報中の各化合物の前記構造情報の存在比率と前記複数の化合物を用いて生成される材料中の各化合物の混合比率とが一致した実験条件情報を用いて、前記複数の化合物を用いて生成される材料の性能値を推定する
    処理であって、
    前記性能値の推定対象の前記実験条件情報を、学習用の前記実験条件情報及び前記実験条件情報に基づいて生成された材料の性能値の複数の組み合わせを用いて予め学習された学習済みモデルに入力することによって、前記推定対象の前記実験条件情報に対応する材料の性能値を推定する、
    処理をコンピュータに実行させるための推定プログラム。
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