JP6902983B2 - 判定装置、判定方法および判定プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、判定装置、判定方法および判定プログラムに関する。
従来、ドライブレコーダ等によって記録された車両走行時の映像データに対して、一時停止をしていない等の交通違反を見つける場合には、交通違反等に精通した人間が映像データを見て、考え、判断するというプロセスを踏んでいた。
特開2002−133581号公報
しかしながら、従来の手法では、人間が映像データを見て判断するので、簡易かつ精度よく適切な運転を行っていたか否かの判定を行うことができないという課題があった。特に、近年の映像データの爆発的な増大により、従来の人間が映像データを見て判断する手法では、多大な時間と人的なリソースがかかり、大きな問題となっていた。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の判定装置は、車両に設置された撮影装置から前記車両の周辺の画像を取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された画像を入力として、前記画像から道路上の物体を検知するための学習済モデルを用いて、前記画像から特定の物体を検知する検知手段と、前記検知手段によって画像から特定の物体が検知された場合に、該画像が撮影された時刻に基づく所定期間における前記車両の速度を特定する特定手段と、前記特定手段によって特定された所定期間の車両速度が、前記特定の物体に対応する速度の条件を満たすか否かを判定する判定手段とを有することを特徴とする。
また、本発明の判定方法は、判定装置によって実行される判定方法であって、車両に設置された撮影装置から前記車両の周辺の画像を取得する取得工程と、前記取得工程によって取得された画像を入力として、前記画像から道路上の物体を検知するための学習済モデルを用いて、前記画像から特定の物体を検知する検知工程と、前記検知工程によって画像から特定の物体が検知された場合に、該画像が撮影された時刻に基づく所定期間における前記車両の速度を特定する特定工程と、前記特定工程によって特定された所定期間の車両速度が、前記特定の物体に対応する速度の条件を満たすか否かを判定する判定工程とを含んだことを特徴とする。
また、本発明の判定プログラムは、車両に設置された撮影装置から前記車両の周辺の画像を取得する取得ステップと、前記取得ステップによって取得された画像を入力として、前記画像から道路上の物体を検知するための学習済モデルを用いて、前記画像から特定の物体を検知する検知ステップと、前記検知ステップによって画像から特定の物体が検知された場合に、該画像が撮影された時刻に基づく所定期間における前記車両の速度を特定する特定ステップと、前記特定ステップによって特定された所定期間の車両速度が、前記特定の物体に対応する速度の条件を満たすか否かを判定する判定ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、簡易かつ精度よく適切な運転を行っていたか否かの判定を行うことができるという効果を奏する。
図1は、第1の実施形態に係る判定システムの構成例を示すブロック図である。 図2は、第1の実施形態に係る判定装置の構成例を示すブロック図である。 図3は、速度データ記憶部に記憶されるデータの一例を示す図である。 図4は、第1の実施形態に係る判定装置における検知対象オブジェクトの有無を判定する処理を説明する図である。 図5は、第1の実施形態に係る判定装置における停止すべきシーンであるか否かを判定する処理を説明する図である。 図6は、第1の実施形態に係る判定装置における一時停止の有無を判定する処理を説明する図である。 図7は、第1の実施形態に係る判定装置における一時停止の有無を判定する処理を説明する図である。 図8は、第1の実施形態に係る判定装置における一時停止検知処理の概要を説明する図である。 図9は、第1の実施形態に係る判定装置における検知対象オブジェクトの判定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図10は、第1の実施形態に係る判定装置における標識ありフレームに対する一時停止の有無の判定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図11は、第1の実施形態に係る判定装置における踏切ありフレームに対する一時停止の有無の判定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図12は、第2の実施形態に係る判定装置における速度超過の有無を判定する処理を説明する図である。 図13は、第2の実施形態に係る判定装置における検知対象オブジェクトの判定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図14は、第2の実施形態に係る判定装置における標識ありフレームに対する速度超過の有無を判定する判定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図15は、判定プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
以下に、本願に係る判定装置、判定方法および判定プログラムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態により本願に係る判定装置、判定方法および判定プログラムが限定されるものではない。
[第1の実施形態]
以下の実施の形態では、第1の実施形態に係る判定システム100の構成、判定装置10の構成、判定装置10の処理の流れを順に説明し、最後に第1の実施形態による効果を説明する。
[判定システムの構成]
図1は、第1の実施形態に係る判定システムの構成例を示すブロック図である。第1の実施形態に係る判定システム100は、判定装置10と複数のドライブレコーダ20A〜20Cとを有し、判定装置10と複数のドライブレコーダ20A〜20Cとはネットワーク30を介して互いに接続されている。なお、図1に示す構成は一例にすぎず、具体的な構成や各装置の数は特に限定されない。また、ドライブレコーダ20A〜20Cについて、特に区別なく説明する場合には、適宜ドライブレコーダ20と記載する。
判定装置10は、各車両にそれぞれ設置されたドライブレコーダ20A〜20Cから車両の周辺の画像をそれぞれ取得する。そして、判定装置10は、取得された画像を入力として、画像から道路上の物体を検知するための学習済モデルを用いて、画像から標識や踏切を検知する。続いて、判定装置10は、画像から標識や踏切が検知された場合に、所定期間における車両の速度を特定する。そして、判定装置10は、所定期間の車両速度から車両が停止している期間が存在するか否かを判定する。
ドライブレコーダ20A〜20Cは、例えば、通信モジュールが内蔵された車載端末である。ドライブレコーダ20A〜20Cは、車両に設置されたカメラにより撮影された動画像である走行映像データと、車両に設置されたセンサが取得したセンサデータとを所定のタイミングで判定装置10に送信する。ここで、センサデータとは、例えば、車両の速度、走行距離、走行時間、現在位置等を含む。なお、以下の説明では、判定装置10が、センサデータのうち、車両の速度を利用する場合を説明する。なお、判定装置10の機能をドライブレコーダ20側が有していてもよく、判定装置10が実行する処理をドライブレコーダ20がリアルタイムで実行するようにしてもよい。また、判定装置10の機能をスマートフォン等の通信端末が有していてもよく、例えば、スマートフォンのカメラで撮影された画像を処理対象として、判定装置10が実行する処理をスマートフォンが実行するようにしてもよい。
[判定装置の構成]
次に、図2を用いて、判定装置10の構成を説明する。図2は、第1の実施形態に係る判定装置の構成例を示すブロック図である。図2に示すように、この判定装置10は、通信処理部11、制御部12および記憶部13を有する。以下に判定装置10が有する各部の処理を説明する。
通信処理部11は、各種情報に関する通信を制御する。例えば、通信処理部11は、ドライブレコーダ20から画像データおよびセンサデータを受信する。
記憶部13は、制御部12による各種処理に必要なデータおよびプログラムを格納するが、特に本発明に密接に関連するものとしては、画像データ記憶部13aおよび速度データ記憶部13bを有する。例えば、記憶部13は、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、又は、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置などである。
画像データ記憶部13aは、ドライブレコーダ20から取得された車両の周辺の動画像から静止画に変換された画像データを記憶する。例えば、画像データ記憶部13aは、後述する取得部12aによって動画像から変換された複数フレームの静止画の画像データと、各フレームの画像が撮影された時刻とを対応付けて記憶する。
速度データ記憶部13bは、ドライブレコーダ20から取得されたセンサデータのうち、車両の速度データを記憶する。例えば、速度データ記憶部13bは、図3に例示するように、センサが速度を検知した時刻である「時刻」と車両の速度を示す「速度」とを対応付けて記憶する。図3の例を具体的に挙げて説明すると、速度データ記憶部13bは、車両IDが「A」の車両について、時刻「20:30:01」において、時速「15」km/hで走行していたことを記憶している。図3は、速度データ記憶部に記憶されるデータの一例を示す図である。
制御部12は、各種の処理手順などを規定したプログラムおよび所要データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行するが、特に本発明に密接に関連するものとしては、取得部12a、検知部12b、特定部12cおよび判定部12dを有する。ここで、制御部12は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)、GPU(Graphical Processing Unit)などの電子回路やASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路である。
取得部12aは、車両に設置されたドライブレコーダ20から車両の周辺の画像を取得する。例えば、取得部12aは、ドライブレコーダ20から車両の周辺の動画像データを含む「動画像ファイル」を取得し、「動画像ファイル」をフレームごとに分割し、静止画の画像データに変換し、該画像データを画像データ記憶部13aに格納する。
検知部12bは、取得部12aによって取得された画像を入力として、画像から道路上の物体を検知するための学習済モデルを用いて、画像から特定の物体を検知する。例えば、検知部12bは、特定の物体(以下では、適宜「検知対象オブジェクト」と記載する)として、一時停止の標識または踏切を画像から検知する。
ここで、図4を用いて、検知対象オブジェクトの有無を判定する処理について説明する。図4は、第1の実施形態に係る判定装置における検知対象オブジェクトの有無を判定する処理を説明する図である。図4に示すように、判定装置10の取得部12aは、ドライブレコーダ20から車両の周辺の動画像データを含む「動画像ファイル」を取得すると、「動画像ファイル」をフレームごとに分割し、静止画の画像データに変換する。
そして、検知部12bは、ディープラーニングを用いて作成した学習済モデルであるオブジェクト検知モデルに全フレーム分の静止画の画像データを入力し、「検知対象オブジェクトあり」かどうかフレームごとに判定する。なお、「検知対象オブジェクトあり」かどうか、言い換えると、「標識あり」フレームまたは「踏切あり」フレームであるか否かを判定する具体的な処理については、後に図8を用いて詳述する。
そして、検知部12bは、図5に示すように、ある画像が「検知対象オブジェクトあり」と判定された場合には、その画像から連続数フレーム(X1フレーム)分の画像ファイルを分析し、所定の割合(Y1%)以上のフレームで検知対象オブジェクトを検知した場合、「停止すべきシーンである」と判定する。図5は、第1の実施形態に係る判定装置における停止すべきシーンであるか否かを判定する処理を説明する図である。例えば、検知部12bは、「検知対象オブジェクトあり」と判定された画像から連続3フレーム分の画像ファイルをみて、60%以上のフレーム、言い換えると3フレーム中2フレーム以上で検知対象オブジェクトを検知した場合、「停止すべきシーンである」と判定する。
特定部12cは、検知部12bによって画像から特定の物体が検知された場合に、該画像が撮影された時刻に基づく所定期間における車両の速度を画像から特定する。例えば、特定部12cは、検知部12bによって一時停止の標識または踏切が検知された場合に、該画像が撮影された時刻に基づく所定期間における車両の速度を特定する。
具体的には、特定部12cは、検知部12bによって「停止すべきシーンである」と判定されてから一定フレーム数(Z1フレーム)に対応する時刻の速度データを速度データ記憶部13bから読み出すことで、一定フレーム数に対応する時刻の車両速度を特定する。
判定部12dは、特定部12cによって特定された所定期間の車両速度が、特定の物体に対応する速度の条件を満たすか否かを判定する。例えば、判定部12dは、特定部12cによって特定された所定期間の車両速度から、車両が停止している期間が存在するか否かを判定する。そして、判定部12dは、判定結果として「一時停止あり」または「一時停止なし」を出力する。
ここで、図6および図7を用いて、一時停止の有無を判定する処理を説明する。図6および図7は、第1の実施形態に係る判定装置における一時停止の有無を判定する処理を説明する図である。図6に示すように、判定装置10の特定部12cは、検知部12bによって「停止すべきシーンである」と判定されてから一定フレーム数以内の車両の速度を特定する。そして、判定部12dは、検知部12bによって「停止すべきシーンである」と判定されてから一定フレーム数以内に「停止」(スピード時速「0」km/h)が検知されない場合、「一時停止なし」と判定する。
つまり、図7に例示するように、検知部12bは、ある画像が「標識ありフレーム」と判定された場合には、その画像から連続数X1フレーム分(例えば、3フレーム分)の画像データのうち、Y1%(例えば、60%)以上のフレームで検知対象オブジェクトを検知した場合、「停止すべきシーンである」と判定する。そして、判定部12dは、「停止すべきシーンである」と判定されてからZ1フレーム(例えば、20フレーム)以内に「停止」(スピード時速「0」km/h)が検知されない場合、「一時停止なし」と判定する。なお、検知部12bは、ここで「一時停止あり」と判定された場合に、さらに精度を高めるために、車両の位置と停止線の位置に基づく判定を行うようにしてもよい。例えば、検知部12bは、停止線が最も大きく映っているフレームにおいて、速度が所定の閾値以下であるか否かを判定し、速度が所定の閾値以下でない場合には、「一時停止なし」と判定する。具体例な状況を挙げて説明すると、例えば、車両が白線を過ぎておらず、かつ、白線が見えているギリギリの位置に車両があるシーンにおいて、速度が30km/hを超えている場合には、車両が白線を過ぎる前に一時停止しているとは考え難いため、検知部12bは、「一時停止なし」と判定する。
ここで、第1の実施形態に係る判定装置10における一時停止検知処理の概要を説明する。図8は、第1の実施形態に係る判定装置における一時停止検知処理の概要を説明する図である。図8に例示するように、判定装置10は、ドライブレコーダ20から車両の周辺の動画像データを取得すると、動画像データをフレームごとに分割し、静止画の画像データに変換する。
そして、判定装置10は、ディープラーニングを用いて作成した学習済モデルであるオブジェクト検知モデルに全フレーム分の静止画の画像データを入力し、フレーム毎に判定された物体検出の結果を出力する。ここで、学習済モデルから出力される結果として、検出された物体の「ラベル」、検出の確からしさを示す「検出スコア」、検出した物体の位置座標の情報(「Xmin」,「Xmax」,「Ymin」,「Ymax」)が出力される。なお、ラベルとしては、「止まれ標識(一時停止の標識)」、「止まれペイント」、「踏切」および「停止線」が設定されているものとする。
また、検出スコアとして、検出の確からしさが「0」〜「1」の値で出力される。例えば、画像内において「止まれ標識」、「止まれペイント」および「停止線」が検出された場合には、「ラベル:止まれ標識、検出スコア:0.8」、「ラベル:止まれペイント、検出スコア:0.5」、「ラベル:停止線、検出スコア:0.2」というように、検出された物体ごとに検出スコアが出力される。
また、判定装置10は、フレーム毎に速度データを抽出する。ここで、判定装置10は、上述したようにドライブレコーダ20から受信したセンサデータから速度データを抽出してもよいし、静止画像データの変化から車両の速度を推定する手法を用いて速度データを抽出してもよい。
そして、判定装置10は、フレーム数分の物体検出結果と速度データを1ファイルに合算し、上述した車両の一時停止の有無を判定する処理を行い、判定結果として「一時停止あり」または「一時停止なし」を出力する。なお、判定装置10は、膨大な画像データを処理する場合には、処理負荷が重くなるため、このような一時停止検知処理を夜間に行うようにしてもよい。
このように、判定装置10では、ディープラーニングを活用した物体検知技術により、一時不停止のシーンに関係のある「止まれ標識(一時停止の標識)」、「止まれペイント」、「踏切」および「停止線」の4つの物体を映像データから自動検出し、その結果とドライブレコーダ20に含まれる自動車の速度データとを組み合わせ、独自の判定ロジックにそれらのデータを入力することで、該当の映像データに一時不停止シーンが含まれるか否かを自動判定することが可能である。
[判定装置の処理手順]
次に、図9〜図11を用いて、第1の実施形態に係る判定装置10による処理手順の例を説明する。図9は、第1の実施形態に係る判定装置における検知対象オブジェクトの判定処理の流れの一例を示すフローチャートである。図10は、第1の実施形態に係る判定装置における標識ありフレームに対する一時停止の有無の判定処理の流れの一例を示すフローチャートである。図11は、第1の実施形態に係る判定装置における踏切ありフレームに対する一時停止の有無の判定処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、図9を用いて、検知対象オブジェクトの判定処理の流れを説明する。図9に例示するように、判定装置10の取得部12aは、ドライブレコーダ20から車両の周辺の動画像データを取得すると(ステップS101肯定)、動画像データをフレームごとに分割し、静止画像データに変換する(ステップS102)。そして、検知部12bは、静止画像データのうちの時系列における最初の1フレームを処理対象のフレームとして選択する(ステップS103)。
続いて、検知部12bは、「一時停止の標識」を検知かつ「一時停止の標識」の検出スコアがa以上(例えば、0.8以上)であるか判定する(ステップS104)。そして、検知部12bは、「一時停止の標識」を検知かつ「一時停止の標識」の検出スコアがa以上である場合には(ステップS104肯定)、処理対象のフレームが「標識あり」フレームであると判定する(ステップS109)。
また、検知部12bは、「一時停止の標識」を検知かつ「一時停止の標識」の検出スコアがa以上でない場合には(ステップS104否定)、「踏切」を検知かつ「踏切」の検出スコアがb以上(例えば、0.7以上)であるか判定する(ステップS105)。そして、検知部12bは、「踏切」を検知かつ「踏切」の検出スコアがb以上である場合には(ステップS105肯定)、処理対象のフレームが「踏切あり」フレームであると判定する(ステップS110)。
また、検知部12bは、「踏切」を検知かつ「踏切」の検出スコアがb以上でない場合には(ステップS105否定)、「一時停止の標識」を検知かつ「一時停止の標識」の検出スコア+「停止線」の検出スコアがc以上(例えば、0.9以上)であるか判定する(ステップS106)。そして、検知部12bは、「一時停止の標識」を検知かつ「一時停止の標識」の検出スコア+「停止線」の検出スコアがc以上である場合には(ステップS106肯定)、処理対象のフレームが「標識あり」フレームであると判定する(ステップS109)。
また、検知部12bは、「一時停止の標識」を検知かつ「一時停止の標識」の検出スコア+「停止線」の検出スコアがc以上でない場合には(ステップS106否定)、「一時停止の標識」を検知かつ「一時停止の標識」の検出スコア+「止まれの道路ペイント」の検出スコアがd以上(例えば、1.0以上)であるか判定する(ステップS107)。そして、検知部12bは、「一時停止の標識」を検知かつ「一時停止の標識」の検出スコア+「止まれの道路ペイント」の検出スコアがd以上である場合には(ステップS107肯定)、処理対象のフレームが「標識あり」フレームであると判定する(ステップS109)。
また、検知部12bは、「一時停止の標識」を検知かつ「一時停止の標識」の検出スコア+「止まれの道路ペイント」の検出スコアがd以上でない場合には(ステップS107否定)、「一時停止の標識」を検知かつ「一時停止の標識」の検出スコア+「止まれの道路ペイント」の検出スコア+「停止線」の検出スコアがe以上(例えば、1.2以上)であるか判定する(ステップS108)。そして、検知部12bは、「一時停止の標識」を検知かつ「一時停止の標識」の検出スコア+「止まれの道路ペイント」の検出スコア+「停止線」の検出スコアがe以上である場合には(ステップS108肯定)、処理対象のフレームが「標識あり」フレームであると判定する(ステップS109)。
そして、検知部12bは、「一時停止の標識」を検知かつ「一時停止の標識」の検出スコア+「止まれの道路ペイント」の検出スコア+「停止線」の検出スコアがe以上でない場合(ステップS108否定)、または、ステップS109、ステップS110の判定が行われた後、検知部12bは、全フレームの処理が完了したか判定する(ステップS111)。この結果、検知部12bは、全フレームの処理が完了していないと判定した場合には(ステップS111否定)、次フレームを処理対象のフレームとして選択し(ステップS112)、ステップS104の処理に戻る。また、検知部12bは、全フレームの処理が完了した場合には(ステップS111肯定)、処理を終了する。
次に、図10を用いて、標識ありフレームに対する一時停止の有無の判定処理の流れを説明する。図10に例示するように、判定装置10の検知部12bは、「標識あり」と判定されたフレームが連続X1フレーム(例えば、3フレーム)内で一定の割合(Y1%)以上存在するか判定する(ステップS201)。この結果、検知部12bは、「標識あり」と判定されたフレームが連続X1フレーム内で一定の割合以上存在しないと判定した場合には(ステップS201否定)、「停止すべきシーンではない」と判定し(ステップS203)、処理を終了する。
また、検知部12bは、「標識あり」と判定されたフレームが連続X1フレーム内で一定の割合以上存在すると判定された場合には(ステップS201肯定)、「停止すべきシーンである」と判定する(ステップS202)。そして、判定部12dは、「停止すべきシーンである」と判定された後、Z1フレーム(例えば、20フレーム)以内に停止状態(つまり、車両のスピードが時速「0」km/hの状態)となるフレームが存在するか判定する(ステップS204)。
この結果、判定部12dは、「停止すべきシーンである」と判定された後、Z1フレーム以内に停止状態となるフレームが存在すると判定した場合には(ステップS204肯定)、「一時停止あり」と判定し(ステップS205)、Z1フレーム以内に停止状態となるフレームが存在しないと判定した場合には(ステップS204否定)、「一時停止なし」と判定し(ステップS206)、処理を終了する。なお、判定装置10は、全ての「標識あり」と判定されたフレームに対して、上記のステップS201〜S206の処理を繰り返し行う。
次に、図11を用いて、踏切ありフレームに対する一時停止の有無の判定処理の流れを説明する。図11に例示するように、判定装置10の検知部12bは、「踏切あり」と判定されたフレームが連続X2フレーム(例えば、5フレーム)内で一定の割合(Y2%)以上存在するか判定する(ステップS301)。この結果、検知部12bは、「踏切あり」と判定されたフレームが連続X2フレーム内で一定の割合以上存在しないと判定した場合には(ステップS301否定)、「停止すべきシーンではない」と判定し(ステップS303)、処理を終了する。
また、検知部12bは、「踏切あり」と判定されたフレームが連続X2フレーム内で一定の割合以上存在すると判定された場合には(ステップS301肯定)、「停止すべきシーンである」と判定する(ステップS302)。そして、判定部12dは、「停止すべきシーンである」と判定された後、Z2フレーム(例えば、30フレーム)以内に停止状態(つまり、車両のスピードが時速「0」km/hの状態)となるフレームが存在するか判定する(ステップS304)。
この結果、判定部12dは、「停止すべきシーンである」と判定された後、Z2フレーム以内に停止状態となるフレームが存在すると判定した場合には(ステップS304肯定)、「一時停止あり」と判定し(ステップS305)、Z2フレーム以内に停止状態となるフレームが存在しないと判定した場合には(ステップS304否定)、「一時停止なし」と判定し(ステップS306)、処理を終了する。なお、判定装置10は、全ての「踏切あり」と判定されたフレームに対して、上記のステップS301〜S306の処理を繰り返し行う。
[第1の実施形態の効果]
第1の実施形態に係る判定装置10は、車両に設置されたドライブレコーダ20から車両の周辺の画像を取得し、取得した画像を入力として、画像から道路上の物体を検知するための学習済モデルを用いて、画像から特定の物体を検知する。そして、判定装置10は、画像から特定の物体が検知された場合に、該画像が撮影された時刻に基づく所定期間における車両の速度を特定し、特定した所定期間の車両速度が、特定の物体に対応する速度の条件を満たすか否かを判定する。このため、判定装置10では、簡易かつ精度よく適切な運転を行っていたか否かの判定を行うことが可能である。つまり、従来では、その分野に精通した人間のみが行え、かつ多大な時間と労力をかけて行っていた判定作業を、機械に自動判定させることが可能となる。本発明の実験として、約2000件の映像データに対して本発明を適用した実験では、適合率96%、再現率90%という高精度で判定に成功している。
また、判定装置10は、特定の物体として、一時停止の標識または踏切を画像から検知し、一時停止の標識または踏切が検知された場合に、該画像が撮影された時刻に基づく所定期間における車両の速度を特定し、特定した所定期間の車両速度から、車両が停止している期間が存在するか否かを判定する。このため、判定装置10では、車両の走行中において一時停止の標識または踏切があった場合に、車両が一時停止を行っているか否かを簡易かつ精度よく判定することが可能である。
[第2の実施形態]
上述した第1の実施形態では、判定装置10が、特定の物体として、一時停止の標識または踏切を画像から検知し、車両が停止している期間が存在するか否かを判定する場合を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、判定装置は、特定の物体として、速度制限の標識を画像から検知し、車両の速度が速度制限の標識に示された数値以下であるか否かを判定するようにしてもよい。
そこで、以下では、第2の実施形態に係る判定装置が、特定の物体として、速度制限の標識を画像から検知し、速度制限の標識が検知された場合に、該画像が撮影された時刻に基づく所定期間における車両の速度を特定し、特定された所定期間の車両速度が、速度制限の標識に示された数値以下であるか否かを判定する場合について説明する。なお、第1の実施形態に係る判定装置10と同様の構成や処理については説明を省略する。
第2の実施形態に係る判定装置の検知部12bは、特定の物体として、速度制限の標識を画像から検知する。また、第2の実施形態に係る判定装置の特定部12cは、検知部12bによって速度制限の標識が画像から検知された場合に、該画像が撮影された時刻に基づく所定期間における車両の速度を特定する。また、第2の実施形態に係る判定装置の判定部12dは、特定部12cによって特定された所定期間の車両速度が、検知部12bによって検知された速度制限の標識に示された数値以下であるか否かを判定する。例えば、第2の実施形態に係る判定装置の判定部12dは、速度制限の標識に示された数値が「50」である場合には、特定部12cによって特定された所定期間の車両速度が時速「50」km/h以下であるか否かを判定する。
ここで、図12を用いて、第2の実施形態に係る判定装置における速度超過の有無を判定する処理を説明する。図12は、第2の実施形態に係る判定装置における速度超過の有無を判定する処理を説明する図である。図12に例示するように、検知部12bは、ある画像が速度制限の標識が含まれる「標識ありフレーム」と判定された場合には、その画像から連続数X3フレーム分(例えば、5フレーム分)の画像データのうち、Y1%(例えば、80%)以上のフレームで検知対象オブジェクトを検知した場合、「速度制限あり」と判定する。そして、判定部12dは、「速度制限あり」と判定されてからZ3フレーム(例えば、30フレーム)全てで制限速度以内であるか判定する。
次に、図13および図14を用いて、第2の実施形態に係る判定装置による処理手順の例を説明する。図13は、第2の実施形態に係る判定装置における検知対象オブジェクトの判定処理の流れの一例を示すフローチャートである。図14は、第2の実施形態に係る判定装置における標識ありフレームに対する速度超過の有無を判定する判定処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、図13を用いて、検知対象オブジェクトの判定処理の流れを説明する。図13に例示するように、第2の実施形態に係る判定装置の取得部12aは、ドライブレコーダ20から車両の周辺の動画像データを取得すると(ステップS401肯定)、動画像データをフレームごとに分割し、静止画像データに変換する(ステップS402)。そして、検知部12bは、静止画像データのうちの時系列における最初の1フレームを処理対象のフレームとして選択する(ステップS403)。
続いて、検知部12bは、「速度制限の標識」を検知かつ「速度制限の標識」の検出スコアがa以上(例えば、0.8以上)であるか判定する(ステップS404)。そして、検知部12bは、「速度制限の標識」を検知かつ「速度制限の標識」の検出スコアがa以上である場合には(ステップS404肯定)、処理対象のフレームが「標識あり」フレームであると判定する(ステップS406)。
また、検知部12bは、「速度制限の標識」を検知かつ「速度制限の標識」の検出スコアがa以上でない場合には(ステップS404否定)、「速度制限の標識」を検知かつ「速度制限の標識」の検出スコア+「速度制限の道路ペイント」の検出スコアがd以上(例えば、1.0以上)であるか判定する(ステップS405)。そして、検知部12bは、「速度制限の標識」を検知かつ「速度制限の標識」の検出スコア+「速度制限の道路ペイント」の検出スコアがd以上である場合には(ステップS405肯定)、処理対象のフレームが「標識あり」フレームであると判定する(ステップS406)。
また、検知部12bは、「速度制限の標識」を検知かつ「速度制限の標識」の検出スコア+「速度制限の道路ペイント」の検出スコアがd以上でない場合には(ステップS405否定)、または、ステップS406の判定が行われた後、検知部12bは、全フレームの処理が完了したか判定する(ステップS407)。この結果、検知部12bは、全フレームの処理が完了していないと判定した場合には(ステップS407否定)、次フレームを処理対象のフレームとして選択し(ステップS408)、ステップS404の処理に戻る。また、検知部12bは、全フレームの処理が完了した場合には(ステップS407肯定)、処理を終了する。
次に、図14を用いて、標識ありフレームに対する速度超過の有無を判定する判定処理の流れを説明する。図14に例示するように、第2の実施形態に係る判定装置の検知部12bは、「標識あり」と判定されたフレームが連続X3フレーム(例えば、5フレーム)内で一定の割合(Y3%)以上存在するか判定する(ステップS501)。この結果、検知部12bは、「標識あり」と判定されたフレームが連続X3フレーム内で一定の割合以上存在しないと判定した場合には(ステップS501否定)、「制限速度なし」と判定し(ステップS503)、処理を終了する。
また、検知部12bは、「標識あり」と判定されたフレームが連続X3フレーム内で一定の割合以上存在すると判定された場合には(ステップS501肯定)、「制限速度あり」と判定する(ステップS502)。そして、判定部12dは、「制限速度あり」と判定された後、Z3フレーム(例えば、30フレーム)全てで制限速度以内であるか判定する(ステップS504)。
この結果、判定部12dは、「制限速度あり」と判定された後、Z3フレーム全てで制限速度以内であると判定した場合には(ステップS504肯定)、「速度超過なし」と判定し(ステップS505)、Z3フレーム全てで制限速度以内でないと判定した場合には(ステップS504否定)、「速度超過あり」と判定し(ステップS506)、処理を終了する。なお、判定装置10は、全ての「標識あり」と判定されたフレームに対して、上記のステップS501〜S506の処理を繰り返し行う。
[第2の実施形態の効果]
第2の実施形態に係る判定装置は、特定の物体として、速度制限の標識を画像から検知し、速度制限の標識が画像から検知された場合に、該画像が撮影された時刻に基づく所定期間における車両の速度を特定し、特定された所定期間の車両速度が、速度制限の標識に示された数値以下であるか否かを判定する。このため、第2の実施形態に係る判定装置では、車両の走行中において速度制限の標識があった場合に、車両が適切な速度で走行しているか否かを簡易かつ精度よく判定することが可能である。
[システム構成等]
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
また、本実施の形態において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
[プログラム]
また、上記実施形態において説明した判定装置が実行する処理をコンピュータが実行可能な言語で記述したプログラムを作成することもできる。例えば、実施形態に係る判定装置10が実行する処理をコンピュータが実行可能な言語で記述した判定プログラムを作成することもできる。この場合、コンピュータが判定プログラムを実行することにより、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、かかる判定プログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録された判定プログラムをコンピュータに読み込ませて実行することにより上記実施形態と同様の処理を実現してもよい。
図15は、判定プログラムを実行するコンピュータを示す図である。図15に例示するように、コンピュータ1000は、例えば、メモリ1010と、CPU1020と、ハードディスクドライブインタフェース1030と、ディスクドライブインタフェース1040と、シリアルポートインタフェース1050と、ビデオアダプタ1060と、ネットワークインタフェース1070とを有し、これらの各部はバス1080によって接続される。
メモリ1010は、図15に例示するように、ROM(Read Only Memory)1011及びRAM1012を含む。ROM1011は、例えば、BIOS(Basic Input Output System)等のブートプログラムを記憶する。ハードディスクドライブインタフェース1030は、図15に例示するように、ハードディスクドライブ1090に接続される。ディスクドライブインタフェース1040は、図15に例示するように、ディスクドライブ1100に接続される。例えば磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能な記憶媒体が、ディスクドライブ1100に挿入される。シリアルポートインタフェース1050は、図15に例示するように、例えばマウス1110、キーボード1120に接続される。ビデオアダプタ1060は、図15に例示するように、例えばディスプレイ1130に接続される。
ここで、図15に例示するように、ハードディスクドライブ1090は、例えば、OS1091、アプリケーションプログラム1092、プログラムモジュール1093、プログラムデータ1094を記憶する。すなわち、上記の、判定プログラムは、コンピュータ1000によって実行される指令が記述されたプログラムモジュールとして、例えばハードディスクドライブ1090に記憶される。
また、上記実施形態で説明した各種データは、プログラムデータとして、例えばメモリ1010やハードディスクドライブ1090に記憶される。そして、CPU1020が、メモリ1010やハードディスクドライブ1090に記憶されたプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094を必要に応じてRAM1012に読み出し、各種処理手順を実行する。
なお、判定プログラムに係るプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094は、ハードディスクドライブ1090に記憶される場合に限られず、例えば着脱可能な記憶媒体に記憶され、ディスクドライブ等を介してCPU1020によって読み出されてもよい。あるいは、判定プログラムに係るプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094は、ネットワーク(LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等)を介して接続された他のコンピュータに記憶され、ネットワークインタフェース1070を介してCPU1020によって読み出されてもよい。
上記の実施形態やその変形は、本願が開示する技術に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10 判定装置
11 通信処理部
12 制御部
12a 取得部
12b 検知部
12c 特定部
12d 判定部
13 記憶部
13a 画像データ記憶部
13b 速度データ記憶部
20A〜20C ドライブレコーダ
100 判定システム

Claims (4)

  1. 車両に設置された撮影装置から前記車両の周辺の画像を取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された画像を入力として、前記画像から道路上の物体を検知するための学習済モデルを用いて、検出された物体のラベルと、検出の確からしさを示す検出スコアとを取得し、取得した物体のラベルに一時停止の標識のラベルを含む場合に、前記一時停止の標識の検出スコアが所定の閾値以上であるか判定し、前記検出スコアが所定の閾値以上であると判定した場合には、前記画像から前記一時停止の標識を検知し、前記一時停止の標識の検出スコアが前記所定の閾値以上でない場合には、前記一時停止の標識の検出スコアと、取得した物体のラベルに含まれる停止線の検出スコアおよび止まれの道路ペイントの検出スコアのうちいずれか一方または両方とが所定の条件を満たす場合に、前記画像から前記一時停止の標識を検知する検知手段と、
    前記検知手段によって画像から特定の物体が検知された場合に、該画像が撮影された時刻に基づく所定期間における前記車両の速度を特定する特定手段と、
    前記特定手段によって特定された所定期間の車両速度が、前記特定の物体に対応する速度の条件を満たすか否かを判定する判定手段と
    を有することを特徴とする判定装置。
  2. 前記検知手段は、前記特定の物体として、一時停止の標識を前記画像から検知し、
    前記特定手段は、前記検知手段によって前記一時停止の標識が前記画像から検知された場合に、該画像が撮影された時刻に基づく所定期間における前記車両の速度を特定し、
    前記判定手段は、前記特定手段によって特定された所定期間の車両速度から、車両が停止している期間が存在するか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の判定装置。
  3. 判定装置によって実行される判定方法であって、
    車両に設置された撮影装置から前記車両の周辺の画像を取得する取得工程と、
    前記取得工程によって取得された画像を入力として、前記画像から道路上の物体を検知するための学習済モデルを用いて、検出された物体のラベルと、検出の確からしさを示す検出スコアとを取得し、取得した物体のラベルに一時停止の標識のラベルを含む場合に、前記一時停止の標識の検出スコアが所定の閾値以上であるか判定し、前記検出スコアが所定の閾値以上であると判定した場合には、前記画像から前記一時停止の標識を検知し、前記一時停止の標識の検出スコアが前記所定の閾値以上でない場合には、前記一時停止の標識の検出スコアと、取得した物体のラベルに含まれる停止線の検出スコアおよび止まれの道路ペイントの検出スコアのうちいずれか一方または両方とが所定の条件を満たす場合に、前記画像から前記一時停止の標識を検知する検知工程と、
    前記検知工程によって画像から特定の物体が検知された場合に、該画像が撮影された時刻に基づく所定期間における前記車両の速度を特定する特定工程と、
    前記特定工程によって特定された所定期間の車両速度が、前記特定の物体に対応する速度の条件を満たすか否かを判定する判定工程と
    を含んだことを特徴とする判定方法。
  4. 車両に設置された撮影装置から前記車両の周辺の画像を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップによって取得された画像を入力として、前記画像から道路上の物体を検知するための学習済モデルを用いて、検出された物体のラベルと、検出の確からしさを示す検出スコアとを取得し、取得した物体のラベルに一時停止の標識のラベルを含む場合に、前記一時停止の標識の検出スコアが所定の閾値以上であるか判定し、前記検出スコアが所定の閾値以上であると判定した場合には、前記画像から前記一時停止の標識を検知し、前記一時停止の標識の検出スコアが前記所定の閾値以上でない場合には、前記一時停止の標識の検出スコアと、取得した物体のラベルに含まれる停止線の検出スコアおよび止まれの道路ペイントの検出スコアのうちいずれか一方または両方とが所定の条件を満たす場合に、前記画像から前記一時停止の標識を検知する検知ステップと、
    前記検知ステップによって画像から特定の物体が検知された場合に、該画像が撮影された時刻に基づく所定期間における前記車両の速度を特定する特定ステップと、
    前記特定ステップによって特定された所定期間の車両速度が、前記特定の物体に対応する速度の条件を満たすか否かを判定する判定ステップと
    をコンピュータに実行させることを特徴とする判定プログラム。
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