JP6900040B2 - 水素ガス製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、水素ガス製造方法に関する。
水素ガスを製造する手法として、例えば、多価アルコールと水との混合物を用い、この混合物を加圧および加熱して水を超臨界状態または亜臨界状態にすることで水素ガスを生成させるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このような手法によれば、多価アルコールから効率よく水素ガスを製造できる点で優れている。
特開2005−104758号公報
しかしながら、上述したような提案では、超臨界状態または亜臨界状態の水を得る具体的な手法として、装置を用いて人為的に加圧および加熱を行うことが開示されているに留まり、アルコールから水素ガスへの変換効率が高いとしても、上述のような装置を用いる分、依然として電力等の多大なエネルギーを投入する必要がある。
本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものであり、その目的は、加圧装置を用を必須とせずに、超臨界水または亜臨界水とアルコールとを含む混合物を得ることができ、この混合物から水素ガスを製造することが可能な水素ガス製造方法を提供することにある。
本発明は、
(1)配管を用いてアルコールと水とを流通させるステップと、
流通する前記アルコールおよび水の自重を利用して前記配管内にて前記アルコールと水とを混合物の状態で加圧し、かつ外部の熱源により前記配管を介して前記混合物を加熱することで、前記配管内の少なくとも一部に超臨界水または亜臨界水を含む混合物の領域を形成するステップと、
形成された前記領域にて前記混合物から水素ガスを発生させるステップと、
発生した前記水素ガスを配管を介して回収するステップと、を備えている水素ガス製造方法、
(2)アルコールが少なくとも多価アルコールおよび一価アルコールのいずれか一方である前記(1)に記載の水素ガス製造方法、
(3)多価アルコールがエチレングリコールであり、一価アルコールがメタノールおよびエタノールである前記(2)に記載の水素ガス製造方法、並びに
(4)外部の熱源が、熱水鉱床から放出される熱水、または地熱である前記(1)から(3)のいずれか1項に記載の水素ガス製造方法
に関する。
なお、本明細書において、「超臨界水」とは、水の臨界点における圧力(以下、単に「臨界圧力」とも称する)以上の圧力かつ水の臨界点における温度(以下、単に「臨界温度」とも称する)以上の温度を有する状態の水を意味する。また、「亜臨界水」とは、圧力が10MPa以上かつ温度が380K以上を有する状態の水であって超臨界水を除く水を意味する。
本発明は、加圧装置を必須とせずに、超臨界水または亜臨界水とアルコールとを含む混合物を得ることができ、この混合物から水素ガスを製造することが可能な水素ガス製造方法を提供することができる。その結果、投入する電力等の人工的なエネルギーを大幅に削減することができる。
本発明に係る方法を実施するための第1の実施形態を示す概略縦断面図である。 図1に示す第1の実施形態の変形例を示す概略縦断面図である。 本発明に係る方法を実施するための第2の実施形態を示す概略縦断面図である。
本発明の水素ガス製造方法は、配管を用いてアルコールと水とを流通させるステップ(以下、「第1ステップ」ともいう)と、流通する上記アルコールおよび水の自重を利用して上記配管内にて上記アルコールと水とを混合物の状態で加圧し、かつ外部の熱源により上記配管を介して上記混合物を加熱することで、上記配管内の少なくとも一部に超臨界水または亜臨界水を含む混合物の領域を形成するステップ(以下、「第2ステップ」ともいう)と、形成された上記領域にて上記混合物から水素ガスを発生させるステップ(以下、「第3ステップ」ともいう)と、発生した上記水素ガスを配管を介して回収するステップ(以下、「第4ステップ」ともいう)と、を備えている。
以下、当該水素ガス製造方法を実施するための第1および第2の実施形態について図面を参照して説明するが、当該水素ガス製造方法は、当該図面に記載の態様にのみ限定されるものではない。
<第1の実施形態>
図1は、本発明に係る方法を実施するための第1の実施形態を示す概略縦断面図である。本実施形態では、図1に示すように、配管11の一部を海中41に配置し、外部の熱源hとして海底42の熱水鉱床h1から放出される熱水wを用いている。なお、本実施形態における上記第1〜第4ステップを、それぞれ第1ステップA1、第2ステップA2、第3ステップA3、第4ステップA4と称する。以下、各ステップA1〜A4について説明する。
[第1ステップA1]
第1ステップA1では、配管11を用いてアルコールと水とを流通させる。このステップA1では、具体的には、例えば、アルコールと水とを混合し、得られた混合物aを公知の液流発生装置21(図1参照)を用いて配管11内に流通させることができる。なお、液流発生装置21は、配管11内に流体の流れを生じさせることができればよく、配管11の開口部11aにおける流体(混合物a)の圧力は、この開口部11a周囲の大気圧と同程度でよい。なお、図1中に、配管11内の流体の流れ方向を矢示している。
配管11としては、例えば、ステンレス鋼、チタン、チタン合金、タングステン、タングステン合金等の材料で形成された複数のパイプを用い、パイプどうしを継手(不図示)により連結することで所定の長さに形成されたもの等を採用することができる。上記継手としては、例えば、特開2004−43844号公報の段落番号[0047]〜[0062]および上記公報表1の本発明例6〜9に記載のような耐腐食性を有する継手等が挙げられる。
配管11の長さとしては、配管11内を流通するアルコールおよび水の自重を利用して混合物aが加圧され、これにより混合物aにかかる最大圧力が、超臨界水または亜臨界水を得るための臨界圧力(22.1MPa)付近の圧力またはこれ以上の圧力となる限り特に限定されない。具体的には、配管11の長さは、混合物aの密度にもよるが、例えば、あらかじめアルコールおよび水を加圧しない場合、配管11内における液面からの最深部の深さが2,200m程度またはこれ以上深くなるように設定することができる。
配管11の配置としては、例えば、配管11の長手方向の管軸が鉛直方向に沿って延びるもの、上記管軸が水平方向に対して傾斜しているもの等を採用することができるが、パイプを効果的に利用する観点から、上記管軸が鉛直方向に沿って延びるものが好ましい。本実施形態では、U字状に連結したパイプを用い、図1に示すように、配管11が、上端に混合物aを投入する開口部11aおよび水素ガスbを回収する開口部11bを有すると共に下端に熱水wに接する湾曲部11dが位置するように、パイプの直線部11cを鉛直方向に延設されている。
上記アルコールは、特に限定されないが、多価アルコールおよび一価アルコールであることが好ましく、得られる水素ガスbの収率を高める観点から、多価アルコールであることがより好ましい。
多価アルコールとしては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオールなどの二価のアルコール、グリセリンなどの三価のアルコール等が挙げられる。これらの中では、得られる水素ガスbの収率を高める観点から、多価アルコールとしてはエチレングリコールが好ましい。
一価アルコールとしては、例えば、メタノール(メチルアルコール)、エタノール(エチルアルコール)、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、nーブチルアルコール、イソブチルアルコール、tert−ブチルアルコール等が挙げられる。これらの中では、得られる水素ガスbの収率を高める観点から、一価アルコールとしては、メタノールおよびエタノールが好ましい。
混合物aにおける水とアルコールとの含有割合としては、容量基準で、99/1以上70/30が好ましく、99/1以上90/10がより好ましい。これにより、アルコールから水素ガスを確実に得ることができる。
なお、上述した実施形態では、あらかじめ調合したアルコールと水との混合物aを配管11に流通させるものを例示したが、図2に示すように、アルコールおよび水を異なる配管111、112で各別に流通させ、熱水wに到達するまでの配管110の中途で混合して混合物aを得るようにしてもよい。
[第2ステップA2]
第2ステップA2では、第1ステップA1により流通するアルコールおよび水の自重を利用して配管11内にてアルコールと水とを混合物aの状態で加圧し、かつ外部の熱源hにより配管11を介して混合物aを加熱することで、配管11内の少なくとも一部に超臨界水または亜臨界水を含む混合物aの領域Rを形成する。
ここで、混合物aにかかる圧力は、配管11内における混合物aの液面からの深さに依存する。このため、上述したように、あらかじめアルコールおよび水を加圧しない場合、配管11内における液面からの最深部の深さを2,200m付近またはこれ以上深くすることで、混合物a中の水を超臨界水または亜臨界水が得られる圧力に加圧することができる。このため、本実施形態の水素ガス製造方法では、混合物aの加圧に関する限り、電力等の人工的なエネルギーを投入する必要がない。なお、混合物aを加圧する圧力は、水素ガスを効率よく製造する観点から、20MPa〜30MPaが好ましく、25MPa〜30MPaがより好ましい。
本実施形態における外部の熱源hは、海底42の熱水鉱床h1から放出される海中41の熱水wである。特に圧力が高い深海にある高温の熱水鉱床h1では高温の熱水wを利用することができ、熱水鉱床h1によっては配管11を介して混合物a中の水を超臨界水または亜臨界水が得られる温度に加熱することができる。このため、本実施形態の水素ガス製造方法では、混合物aの加熱に関する限り、電力等の人工的なエネルギーを投入する必要がない。なお、混合物aの温度は、水素ガスを効率よく製造する観点から、573K〜800Kか好ましく、680K〜800Kがより好ましく、750K〜800Kが更に好ましい。
そこで、上述した超臨界水または亜臨界水が得られる圧力がかかる混合物aを内包する配管11の少なくとも一部に、上述したような高温の熱水wを接触させることで、超臨界水または亜臨界水とアルコールとを含む混合物aの領域Rを形成することができる。本実施形態では、配管11の下端に位置する湾曲部11dを熱水wに接触させることで、湾曲部11d内に領域Rが形成される。
[第3ステップA3]
第3ステップA3では、第2ステップA2により形成された領域Rにて混合物aから水素ガスbを発生させる。具体的には、超臨界水または亜臨界水とアルコールとが共存する場合、アルコールが分解して水素ガス(H)が発生する。そこで、上述の第3ステップA3にて形成された熱水wに接触する湾曲部11d内の領域Rにおいては、混合物a中のアルコールの分解により水素ガス(H)を発生させることができる。
[第4ステップA4]
第4ステップA4では、第3ステップA3により発生した水素ガスbを配管11を介して回収する。水素ガスbの回収方法としては、発生した水素ガスbを配管11の開口部11bまで移送できる限り特に限定されず、例えば、液流発生装置21による配管11内の流体の流れによって開口部11bまで移送して回収する方法、水素ガスbの浮力により開口部11bまで浮上させて回収する方法等を採用することができる。
ここで、浮力により水素ガスbを回収する方法としては、例えば、配管11のうちの内部の流体が上昇する部位のみに熱源h(熱水w)を接触させる方法等を採用することができる。これにより加熱された液体の浮力や発生した水素ガスbの浮力の作用で自然発生的な対流を起こさせることができ、液流発生装置21へ電力等の人工的なエネルギーを投入することなく水素ガスbを開口部11bから回収することができる。
なお、第4ステップA4にて回収した水素ガスbは、図示していない気液分離装置や生成装置を用いて気液分離操作や精製操作を行った後、タンク31等に貯蔵するようにしてもよい。
以上のように、当該水素ガス製造方法は、上述した第1ステップA1〜第4ステップA4を備えているので、加圧装置を必須とせずに、超臨界水または亜臨界水とアルコールとを含む混合物aを得ることができ、この混合物aから水素ガスbを製造することができる。その結果、投入する電力等の人工的なエネルギーを大幅に削減することができる。
また、本実施形態では、配管11を海中41に配置しているので、配管11の各部は、外部から受ける海水による圧力(外圧)と配管11内部の混合物a等の圧力(内圧)とがほぼ均衡しており、この分、配管11に用いる材料の強度を低減することができる。
<第2の実施形態>
図3は、本発明に係る方法を実施するための第2の実施形態を示す概略縦断面図である。第2の実施形態は、図3に示すように、配管12の配置および熱源hが第1の実施形態と異なっている。なお、第1ステップにおけるアルコールおよび水の流通方法、配管12の材料および継手、配管12の長さ、並びにアルコールおよびその含有割合、第4ステップにおける水素ガスbの回収については、第1の実施形態と同じであるので、第1の実施形態の説明を援用してその詳細な説明は省略する。また、本実施形態における上記第1〜第4ステップを、それぞれ第1ステップB1、第2ステップB2、第3ステップB3、第4ステップB4と称する。以下、各ステップB1〜B4について説明する。
[第1ステップB1]
第1ステップB1では、配管12を用いてアルコールと水とを流通させる。
このステップB1における配管12の配置としては、例えば、配管12の長手方向の管軸が鉛直方向に沿って延びるもの、上記管軸が水平方向に対して傾斜しているもの等を採用することができる。上記管軸が鉛直方向に沿って延びるものとしては、例えば、地面51から上空に向かって垂直に延設されているもの、地面51を鉛直下方に掘って埋設するもの等が挙げられる。上記管軸が水平方向に対して傾斜しているものとしては、例えば、山52の斜面に沿って配置されているもの、地面51を鉛直線に対して斜めに掘って埋設するもの等が挙げられる。本実施形態では、U字状に連結したパイプを用い、図3に示すように、配管12が、上端に混合物aを投入する開口部12aおよび水素ガスbを回収する開口部12bを有すると共に下端に地中53のマグマh2に近接する湾曲部12dが位置するように、配管12の直線部12cを山52の斜面52aに沿うように配置されている。
[第2ステップB2]
第2ステップB2では、第1ステップB1により流通するアルコールおよび水の自重を利用して配管12内にてアルコールと水とを混合物aの状態で加圧し、かつ外部の熱源hにより配管12を介して混合物aを加熱することで、配管12内の少なくとも一部に超臨界水または亜臨界水を含む混合物aの領域Rを形成する。
本実施形態では、第1の実施形態と同様に、あらかじめアルコールおよび水を加圧しない場合、配管12内における液面からの最深部の深さを2,200m付近またはこれ以上深くすることで、混合物a中の水を超臨界水または亜臨界水が得られる圧力に加圧することができる。また、外部の熱源hは、配管12を介して混合物a中の水を超臨界水または亜臨界水が得られる温度に加熱することが可能な、例えば地中53のマグマh2などから放出される地熱である。
そこで、超臨界水または亜臨界水が得られる圧力がかかる混合物aを内包する配管12の少なくとも一部を上記地熱を用いて加熱することで、超臨界水または亜臨界水とアルコールとを含む混合物aの領域Rを形成することができる。本実施形態では、配管12の下端に位置する湾曲部12dを地熱により加熱することで、湾曲部12d内に領域Rが形成される。このため、本実施形態の水素ガス製造方法では、第1の実施形態と同様に、混合物aの加熱に関する限り、電力等の人工的なエネルギーを投入する必要がない。
[第3ステップB3]
第3ステップB3では、第2ステップB2により形成された領域Rにて混合物aから水素ガスbを発生させる。本実施形態では、地熱により加熱される湾曲部12d近傍の領域Rにて水素ガスbが発生する。
[第4ステップB4]
第4ステップB4では、第3ステップB3により発生した水素ガスbを配管12を介して開口部12bから回収する。
以上のように、当該水素ガス製造方法は、上述した第1ステップB1〜第4ステップB4を備えているので、加圧装置を必須とせずに、超臨界水または亜臨界水とアルコールとを含む混合物aを得ることができ、この混合物aから水素ガスbを製造することができる。その結果、投入する電力等の人工的なエネルギーを大幅に削減することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
例えば、上述した実施形態では、液流発生装置21を用いてアルコールおよび水を流通する態様について説明したが、上記液流発生装置21のような人為的な動力を用いずにアルコール等を拡散や自然対流により流通させる水素ガス製造方法であってもよい。
また、上述した実施形態では、配管11、12の開口部11a、12aにおける流体の圧力が周囲の大気圧と同程度である態様について説明したが、加圧手段(不図示)によりあらかじめ大気圧よりも十分に昇圧した流体を用い、この昇圧した流体を配管の開口部から投入すると共に上記流体の自重を利用するような水素ガス製造方法であってもよい。これにより、配管内における液面からのより小さな深さで、超臨界水または亜臨界水が得られる圧力を達成することができる。
また、上述した実施形態では、外部の熱源hが熱水鉱床h1から放出される熱水wまたは地熱である水素ガス製造方法について説明したが、上記熱源hは、焼却所からの排熱、太陽光の集熱、電力、可燃ガス等を用いた人為的な加熱などである水素ガス製造方法であってもよい。
11、12 配管
a 混合物
b 水素ガス
h 熱源
h1 熱水鉱床
h2 マグマ
R 領域
w 熱水

Claims (4)

  1. 配管を用いてアルコールと水とを流通させるステップと、
    流通する前記アルコールおよび水の自重を利用して前記配管内にて前記アルコールと水とを混合物の状態で加圧し、かつ外部の熱源により前記配管を介して前記混合物を加熱することで、前記配管内の少なくとも一部に超臨界水または亜臨界水を含む混合物の領域を形成するステップと、
    形成された前記領域にて前記混合物から水素ガスを発生させるステップと、
    発生した前記水素ガスを配管を介して回収するステップと、を備えている水素ガス製造方法。
  2. アルコールが少なくとも多価アルコールおよび一価アルコールのいずれか一方である請求項1に記載の水素ガス製造方法。
  3. 多価アルコールがエチレングリコールであり、一価アルコールがメタノールおよびエタノールである請求項2に記載の水素ガス製造方法。
  4. 外部の熱源が、熱水鉱床から放出される熱水、または地熱である請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の水素ガス製造方法。
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