JP2019178561A - メタンハイドレートを含む地層からメタンガスを採取するメタンガス採取装置及びメタンガス採取方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】メタンガスを分解するためのエネルギーを低コストかつ効率良く供給しつつ、メタンハイドレートを含む地層からメタンガスを採取するメタンガス採取装置及び方法の提供。【解決手段】メタンハイドレートを含む地層からメタンガス4を採取するメタンガス採取装置であって、海底11に埋蔵されているメタンハイドレート層10内に設置された、下部にメタンガス4を受け入れる開口部を有する上部水平坑構築物2と、上部水平坑構築物2の下方のメタンハイドレート層10内に設置された下部水平坑構築物1と、下部水平坑構築物1に設けられ、上方のメタンハイドレート層10を加熱してメタンガス4を発生させる加熱装置3と、上部水平坑構築物2内に受け入れたメタンガス4を海上の貯蔵装置に供給するメタンガス回収管7と、を有しており、加熱装置3は、波力発電又は洋上風力発電により発電した電力により運転される加熱装置である、メタンガス採取装置。【選択図】図1
Description
本発明は、メタンハイドレートを含む地層からメタンガスを採取するメタンガス採取装置及びメタンガス採取方法に関する。
メタンハイドレートは天然ガスの主成分であるメタンと水分子とが低温・高圧状態で結晶化した氷状の固体結晶であり、メタンハイドレート中には大量のメタンが取り込まれ、1m3のメタンハイドレート中には160〜170m3程度のメタンガスが含まれている。
高圧、低温のガスハイドレート生成条件を満たす海洋、湖等の水底下には、メタンハイドレートが存在することが分かっており、新たなエネルギー源として期待されている。
高圧、低温のガスハイドレート生成条件を満たす海洋、湖等の水底下には、メタンハイドレートが存在することが分かっており、新たなエネルギー源として期待されている。
ところが、メタンハイドレートは、石油や天然ガスのように井戸を掘れば自噴して地上まで到達するというものではないため、資源としての利用が難しい。また、井戸を掘ってメタンハイドレートを露出させたとしても、メタンハイドレートは、安定した状態でその場に存在したままである。したがって、このような安定状態にあるメタンハイドレートを取り出すためには、ハイドレートを加熱するか減圧下に置くことによって、メタンガスと水とに分解してメタンガスのみを回収する必要がある。
そこで、上記課題を解決する手段の一例として、特許文献1には、海底地層に存在しているメタンハイドレート層からメタンガスを加熱方式によって採取する方法が開示されている。この方法を図2に基づいて説明する。
図2によれば、まず、メタンハイドレート塊22の中に掘削孔14を形成し、該掘削孔14よりも浅い位置に掘削孔16を形成し、掘削孔14内に第1ストリング18を設け、掘削孔16内に第2ストリング20を設ける。そして、第1ストリング18に熱を有する流体を送るか、又は、電気加熱装置を第1ストリング18中に配することにより、熱24をメタンハイドレート塊22に送る。熱24は、メタンハイドレートを水とメタンガスとに分解し、メタンガス28は第2ストリング20の開口部から第2ストリング20の中へ導入され、電動ポンプ31の動力によって移送され回収される。
図2によれば、まず、メタンハイドレート塊22の中に掘削孔14を形成し、該掘削孔14よりも浅い位置に掘削孔16を形成し、掘削孔14内に第1ストリング18を設け、掘削孔16内に第2ストリング20を設ける。そして、第1ストリング18に熱を有する流体を送るか、又は、電気加熱装置を第1ストリング18中に配することにより、熱24をメタンハイドレート塊22に送る。熱24は、メタンハイドレートを水とメタンガスとに分解し、メタンガス28は第2ストリング20の開口部から第2ストリング20の中へ導入され、電動ポンプ31の動力によって移送され回収される。
このように、従来の方法では、メタンハイドレート層からメタンガスを採取するために、地上の発電装置によって得られる大量のエネルギーを投入してメタンハイドレートを分解する必要がある。特に、加熱法では、加熱媒体の昇温に多くのエネルギーを消費することとなり、メタンガス採取コストが嵩むという課題がある。本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、メタンハイドレートを分解するためのエネルギーを低コストかつ効率良く供給することが可能な、メタンハイドレートを含む地層からのメタンガス採取装置及び採取方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明は、以下のとおりである。
(1)メタンハイドレートを含む地層からメタンガスを採取するメタンガス採取装置であって、
海底に埋蔵されているメタンハイドレート層内に設置された、下部にメタンを受け入れる開口部を有する上部水平坑構築物と、
前記上部水平坑構築物の下方のメタンハイドレート層内に設置された下部水平坑構築物と、
前記下部水平坑構築物に設けられ、上方のメタンハイドレート層を加熱してメタンガスを発生させる加熱装置と、
前記上部水平坑構築物内に受け入れたメタンガスを海上の貯蔵装置に供給するメタンガス回収管と、
を有しており、
前記加熱装置は、波力発電又は洋上風力発電により発電した電力により運転される加熱装置であることを特徴とする、メタンガス採取装置。
(2)前記加熱装置は、波力発電又は洋上風力発電により発電した電力により運転される電気加熱装置であることを特徴とする、上記(1)に記載のメタンガス採取装置。
(3)前記加熱装置は、波力発電又は洋上風力発電により発電した電力により運転される加熱手段により加熱された加熱媒体を供給する加熱装置であることを特徴とする、上記(1)に記載のメタンガス採取装置。
(4)メタンハイドレートを含む地層からメタンガスを採取するメタンガス採取方法であって、
海底に埋蔵されているメタンハイドレート層内に設置された下部水平坑構築物に設けた加熱装置によって、上方のメタンハイドレート層を加熱してメタンガスを発生させるメタンガス発生工程と、
前記メタンガス発生工程で発生したメタンガスを前記下部水平構築物の上方のメタンハイドレート層内に設置された上部水平坑構築物の下部開口部から上部水平坑構築物内に受け入れるメタンガス受け入れ工程と、
前記上部水平坑構築物内のメタンガスをメタンガス回収管によって海上のメタンガス貯蔵装置に移送し、貯蔵するメタンガス移送工程と、
前記メタンガス移送工程によって移送されたメタンガスをメタンガス貯蔵装置に貯蔵するメタンガス貯蔵工程と、
を有し、前記加熱装置は、波力発電又は洋上風力発電により発電した電力により運転されることを特徴とするメタンガス採取方法。
(5)前記加熱装置は、波力発電又は洋上風力発電により発電した電力により運転される電気加熱装置であることを特徴とする、上記(4)に記載のメタンガス採取方法。
(6)前記加熱装置は、波力発電又は洋上風力発電により発電した電力により運転される加熱手段により加熱された加熱媒体を供給する加熱装置であることを特徴とする、上記(4)に記載のメタンガス採取方法。
(1)メタンハイドレートを含む地層からメタンガスを採取するメタンガス採取装置であって、
海底に埋蔵されているメタンハイドレート層内に設置された、下部にメタンを受け入れる開口部を有する上部水平坑構築物と、
前記上部水平坑構築物の下方のメタンハイドレート層内に設置された下部水平坑構築物と、
前記下部水平坑構築物に設けられ、上方のメタンハイドレート層を加熱してメタンガスを発生させる加熱装置と、
前記上部水平坑構築物内に受け入れたメタンガスを海上の貯蔵装置に供給するメタンガス回収管と、
を有しており、
前記加熱装置は、波力発電又は洋上風力発電により発電した電力により運転される加熱装置であることを特徴とする、メタンガス採取装置。
(2)前記加熱装置は、波力発電又は洋上風力発電により発電した電力により運転される電気加熱装置であることを特徴とする、上記(1)に記載のメタンガス採取装置。
(3)前記加熱装置は、波力発電又は洋上風力発電により発電した電力により運転される加熱手段により加熱された加熱媒体を供給する加熱装置であることを特徴とする、上記(1)に記載のメタンガス採取装置。
(4)メタンハイドレートを含む地層からメタンガスを採取するメタンガス採取方法であって、
海底に埋蔵されているメタンハイドレート層内に設置された下部水平坑構築物に設けた加熱装置によって、上方のメタンハイドレート層を加熱してメタンガスを発生させるメタンガス発生工程と、
前記メタンガス発生工程で発生したメタンガスを前記下部水平構築物の上方のメタンハイドレート層内に設置された上部水平坑構築物の下部開口部から上部水平坑構築物内に受け入れるメタンガス受け入れ工程と、
前記上部水平坑構築物内のメタンガスをメタンガス回収管によって海上のメタンガス貯蔵装置に移送し、貯蔵するメタンガス移送工程と、
前記メタンガス移送工程によって移送されたメタンガスをメタンガス貯蔵装置に貯蔵するメタンガス貯蔵工程と、
を有し、前記加熱装置は、波力発電又は洋上風力発電により発電した電力により運転されることを特徴とするメタンガス採取方法。
(5)前記加熱装置は、波力発電又は洋上風力発電により発電した電力により運転される電気加熱装置であることを特徴とする、上記(4)に記載のメタンガス採取方法。
(6)前記加熱装置は、波力発電又は洋上風力発電により発電した電力により運転される加熱手段により加熱された加熱媒体を供給する加熱装置であることを特徴とする、上記(4)に記載のメタンガス採取方法。
本発明のメタンガス採取装置及びメタンガス採取方法によれば、メタンガスを分解するためのエネルギーを低コストかつ効率良く供給しつつ、メタンハイドレート層からメタンガスを採取することができる。
本発明の実施形態の一例を、図1に基づいて説明する。
まず、海底11中に存在するメタンハイドレート層10の中に上部水平坑構築物(水平坑井)2と下部水平坑構築物1とを掘削する。
下部水平坑構築物1中には、電気加熱装置3が設けられており、この電気加熱装置3により下部水平坑構築物1の上方に存在するメタンハイドレート層10を加熱する。
この加熱により、メタンハイドレート層10中のメタンハイドレートは加熱されて水とメタンガス4に分解され、メタンガス4はメタンハイドレート層10中を上昇する。
まず、海底11中に存在するメタンハイドレート層10の中に上部水平坑構築物(水平坑井)2と下部水平坑構築物1とを掘削する。
下部水平坑構築物1中には、電気加熱装置3が設けられており、この電気加熱装置3により下部水平坑構築物1の上方に存在するメタンハイドレート層10を加熱する。
この加熱により、メタンハイドレート層10中のメタンハイドレートは加熱されて水とメタンガス4に分解され、メタンガス4はメタンハイドレート層10中を上昇する。
上部水平坑構築物2は、下部に開口部を有しており、この開口部からメタンガス4が上部水平坑構築物2内に取り込まれる。
洋上には、浮体式のメタンガス回収設備5が配置されており、このメタンガス回収設備5と上部水平坑構築物2との間には、メタンガス4を上部水平坑構築物2からメタンガス回収設備5に送るためのメタンガス回収管7が設けられている。
また、メタンガス回収設備5と下部水平坑構築物1との間には下部水平坑構築物1から海上に向かう坑井6が設けられており、この坑井6には、電気加熱装置3に電力を供給する送電線13が通っている。
上部水平坑構築物2に取り込まれたメタンガス4は、メタンガス回収管7を通ってメタンガス回収設備5で回収され、貯蔵される。
洋上には、浮体式のメタンガス回収設備5が配置されており、このメタンガス回収設備5と上部水平坑構築物2との間には、メタンガス4を上部水平坑構築物2からメタンガス回収設備5に送るためのメタンガス回収管7が設けられている。
また、メタンガス回収設備5と下部水平坑構築物1との間には下部水平坑構築物1から海上に向かう坑井6が設けられており、この坑井6には、電気加熱装置3に電力を供給する送電線13が通っている。
上部水平坑構築物2に取り込まれたメタンガス4は、メタンガス回収管7を通ってメタンガス回収設備5で回収され、貯蔵される。
図1に示すように、本実施形態では洋上風力発電装置8を設けており、この発電装置によって得られた電力は、ケーブル9によってメタンガス回収設備5に送電される。送電された電力は、メタンガス回収設備5に設けられた洋上変電設備により集約され、坑井6内を通っている送電線13によって下部水平坑構築物1内の電気加熱装置3に供給される。
洋上風力発電装置8は、公知の装置を用いることができる。メタンハイドレート層10が存在している海洋では、浮体式洋上風力発電装置を用いることが好ましく、スパー型、TLP型(テンションレグプラットホーム)、セミサブマージュ型等の型式がある。
洋上風力発電装置8は、公知の装置を用いることができる。メタンハイドレート層10が存在している海洋では、浮体式洋上風力発電装置を用いることが好ましく、スパー型、TLP型(テンションレグプラットホーム)、セミサブマージュ型等の型式がある。
発電装置としては、洋上風力発電装置8以外に波力発電装置を用いることもできる。波力発電装置は、例えば、公知の装置を用いることができ、密閉された空気室を設けて、波力すなわち海面の上下動により生ずる空気の振動流を用いてタービンを回転させ、発電する振動水柱型空気タービン方式の波力発電装置や波の上下動を浮体に搭載したフライホイールにより回転運動に変換して発電機を駆動するジャイロ方式の波力発電装置が適用可能である。
このように、洋上風力発電装置又は波力発電装置を使用することにより、メタンハイドレートを分解するための電気エネルギーとして海洋上で発電して得られる電力を利用することができる。したがって、陸上から海洋上まで送電する送電線を設ける必要がない。また、化石燃料を燃やして発電させる発電機を使用する場合には燃料が必要となり、蓄電池を電源とする場合には蓄電池が必要となり、コスト高になるが、海洋上で発電して得られる電力を利用することによりコストを削減できる。
加えて、波力発電又は洋上風力発電により海洋上で発電して得た電力エネルギーをメタンガスという形に変えて貯蔵することができるので、効率良くエネルギーを備蓄することが可能となる。
加えて、波力発電又は洋上風力発電により海洋上で発電して得た電力エネルギーをメタンガスという形に変えて貯蔵することができるので、効率良くエネルギーを備蓄することが可能となる。
上記したように、本発明のメタンガス採取装置は、風力や波力等の自然エネルギーを利用する波力発電又は洋上風力発電によって得られる電力を用いてメタンハイドレートを分解するので、エネルギーを供給するコストを低減することができる。
また、波力発電又は洋上風力発電により洋上で発電して得る電力を利用して、メタンガスを採取することにより、発電で得られた電力エネルギーをメタンガスの形にして貯蔵することができるため、海洋上から陸上までの送電装置や蓄電池などの電力エネルギー貯蔵装置が不要となり、効率良くエネルギーを備蓄することが可能となる。
また、波力発電又は洋上風力発電により洋上で発電して得る電力を利用して、メタンガスを採取することにより、発電で得られた電力エネルギーをメタンガスの形にして貯蔵することができるため、海洋上から陸上までの送電装置や蓄電池などの電力エネルギー貯蔵装置が不要となり、効率良くエネルギーを備蓄することが可能となる。
上記の実施形態においては、メタンハイドレートの加熱を電気加熱装置で行った。
しかしながら、洋上風力発電装置又は波力発電装置で得られた電力によって加熱媒体を加熱し、この加熱された加熱媒体を下部水平坑構築物1に設けた熱交換器内を循環させてメタンハイドレートを加熱することもできる。
加熱媒体は、メタンガス回収設備5と下部水平坑構築物1との間を循環させてもよいし下部水平坑構築物1内に設けた循環式熱交換器内を循環させてもよい。前者の場合は、坑井6に加熱媒体循環管が配置され、後者の場合は、下部水平坑構築物1内の循環式熱交換器の加熱媒体を加熱するための電力供給用送電線13が配置される。
しかしながら、洋上風力発電装置又は波力発電装置で得られた電力によって加熱媒体を加熱し、この加熱された加熱媒体を下部水平坑構築物1に設けた熱交換器内を循環させてメタンハイドレートを加熱することもできる。
加熱媒体は、メタンガス回収設備5と下部水平坑構築物1との間を循環させてもよいし下部水平坑構築物1内に設けた循環式熱交換器内を循環させてもよい。前者の場合は、坑井6に加熱媒体循環管が配置され、後者の場合は、下部水平坑構築物1内の循環式熱交換器の加熱媒体を加熱するための電力供給用送電線13が配置される。
また、加熱媒体は、熱水を用いるか又は水を加熱することによって発生させた水蒸気も用いることができる。この熱水又は水蒸気を発生させる加熱装置は、メタンガス回収設備5に配置してもよいし、下部水平坑構築物1中に配置してもよい。加熱媒体は、下部水平坑構築物1に設けた熱交換器内を循環してメタンハイドレートを間接加熱する。
また、下部水平坑構築物1の上部に開口部を設けて、加熱媒体としての熱水又は水蒸気を開口部から押出してメタンハイドレートを熱水又は水蒸気によって直接加熱してもよい。
また、下部水平坑構築物1の上部に開口部を設けて、加熱媒体としての熱水又は水蒸気を開口部から押出してメタンハイドレートを熱水又は水蒸気によって直接加熱してもよい。
次にメタンガス採取方法を図1に基づいて説明する。
本発明のメタンガス採取方法は海底11のメタンハイドレート層10からメタンガスを採取する方法であり以下に述べる各工程を含んでいる。
本発明のメタンガス採取方法は海底11のメタンハイドレート層10からメタンガスを採取する方法であり以下に述べる各工程を含んでいる。
(メタンガス発生工程)
海底11に埋蔵されているメタンハイドレート層10内に設置された下部水平坑構築物1に設けた加熱装置3によって、上方のメタンハイドレート層10を加熱してメタンガス4を発生させる工程
海底11に埋蔵されているメタンハイドレート層10内に設置された下部水平坑構築物1に設けた加熱装置3によって、上方のメタンハイドレート層10を加熱してメタンガス4を発生させる工程
(メタンガス受け入れ工程)
前記メタンガス発生工程で発生したメタンガス4を下部水平坑構築物1の上方のメタンハイドレート層10内に設置された上部水平坑構築物2の下部開口部から上部水平坑構築物2内に受け入れる工程
前記メタンガス発生工程で発生したメタンガス4を下部水平坑構築物1の上方のメタンハイドレート層10内に設置された上部水平坑構築物2の下部開口部から上部水平坑構築物2内に受け入れる工程
(メタンガス移送工程)
前記上部水平坑構築物2内のメタンガス4をメタンガス回収管7によって海上のメタンガス貯蔵装置に移送するメタンガス移送工程
前記上部水平坑構築物2内のメタンガス4をメタンガス回収管7によって海上のメタンガス貯蔵装置に移送するメタンガス移送工程
(メタンガス貯蔵工程)
前記メタンガス移送工程によって移送されたメタンガス4をメタンガス貯蔵装置に貯蔵するメタンガス貯蔵工程
そして、前記メタンガス発生工程における加熱装置は、波力発電又は洋上風力発電により発電した電力により運転される。
前記メタンガス移送工程によって移送されたメタンガス4をメタンガス貯蔵装置に貯蔵するメタンガス貯蔵工程
そして、前記メタンガス発生工程における加熱装置は、波力発電又は洋上風力発電により発電した電力により運転される。
(図1について)
1 下部水平坑構築物
2 上部水平坑構築物
3 電気加熱装置
4 メタンガス
5 メタンガス回収設備
6 下部水平坑構築物から海上に向かう坑井
7 メタンガス回収管
8 洋上風力発電装置
9 ケーブル
10 メタンハイドレート層
11 海底
12 海水
13 送電線
(図2について)
12、14、16 掘削孔
18 第1ストリング
20 第2ストリング
22 メタンハイドレート塊
24 熱
28 メタンガス
31 電動ポンプ
1 下部水平坑構築物
2 上部水平坑構築物
3 電気加熱装置
4 メタンガス
5 メタンガス回収設備
6 下部水平坑構築物から海上に向かう坑井
7 メタンガス回収管
8 洋上風力発電装置
9 ケーブル
10 メタンハイドレート層
11 海底
12 海水
13 送電線
(図2について)
12、14、16 掘削孔
18 第1ストリング
20 第2ストリング
22 メタンハイドレート塊
24 熱
28 メタンガス
31 電動ポンプ
Claims (6)
- メタンハイドレートを含む地層からメタンガスを採取するメタンガス採取装置であっ
て、
海底に埋蔵されているメタンハイドレート層内に設置された、下部にメタンを受け入れる開口部を有する上部水平坑構築物と、
前記上部水平坑構築物の下方のメタンハイドレート層内に設置された下部水平坑構築物と、
前記下部水平坑構築物に設けられ、上方のメタンハイドレート層を加熱してメタンガスを発生させる加熱装置と、
前記上部水平坑構築物内に受け入れたメタンガスを海上の貯蔵装置に供給するメタンガス回収管と、
を有しており、
前記加熱装置は、波力発電又は洋上風力発電により発電した電力により運転される加熱装置であることを特徴とする、メタンガス採取装置。 - 前記加熱装置は、波力発電又は洋上風力発電により発電した電力により運転される電気加熱装置であることを特徴とする、請求項1に記載のメタンガス採取装置。
- 前記加熱装置は、波力発電又は洋上風力発電により発電した電力により運転される加熱手段により加熱された加熱媒体を供給する加熱装置であることを特徴とする、請求項1に記載のメタンガス採取装置。
- メタンハイドレートを含む地層からメタンガスを採取するメタンガス採取方法であって、
海底に埋蔵されているメタンハイドレート層内に設置された下部水平坑構築物に設けた加熱装置によって、上方のメタンハイドレート層を加熱してメタンガスを発生させるメタンガス発生工程と、
前記メタンガス発生工程で発生したメタンガスを前記下部水平構築物の上方のメタンハイドレート層内に設置された上部水平坑構築物の下部開口部から上部水平坑構築物内に受け入れるメタンガス受け入れ工程と、
前記上部水平坑構築物内のメタンガスをメタンガス回収管によって海上のメタンガス貯蔵装置に移送し、貯蔵するメタンガス移送工程と、
前記メタンガス移送工程によって移送されたメタンガスをメタンガス貯蔵装置に貯蔵するメタンガス貯蔵工程と、
を有し、前記加熱装置は、波力発電又は洋上風力発電により発電した電力により運転されることを特徴とするメタンガス採取方法。 - 前記加熱装置は、波力発電又は洋上風力発電により発電した電力により運転される電気加熱装置であることを特徴とする、請求項4に記載のメタンガス採取方法。
- 前記加熱装置は、波力発電又は洋上風力発電により発電した電力により運転される加熱手段により加熱された加熱媒体を供給する加熱装置であることを特徴とする、請求項4に記載のメタンガス採取方法。
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JP2018068955A JP2019178561A (ja) | 2018-03-30 | 2018-03-30 | メタンハイドレートを含む地層からメタンガスを採取するメタンガス採取装置及びメタンガス採取方法 |
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- 2018-03-30 JP JP2018068955A patent/JP2019178561A/ja active Pending
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