JP6899991B2 - ダックビル弁 - Google Patents

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Description

本発明は、ダックビル弁に関する。
従来、腹腔鏡下手術においては、腹腔鏡や手術器具を腹腔内に挿入するための入口としてトロカーの外套管が腹壁に設置される。外套管の設置は、外套管に内針をセットしたトロカーを腹壁に穿刺し、内針を引き抜くことにより行われる。このようにして腹壁の複数個所に設置されたトロカーの外套管を経て腹腔鏡や処置具等の器具が腹腔内に挿入され、手術箇所の観察や処置が行われる。
この腹腔鏡下手術手術では、腹腔内の作業領域を確保する目的で、腹腔内に穿刺したトロカーを介して炭酸ガスを送気し、腹腔内を気服させて手技を行う。この送気された炭酸ガスの流出を防止するために、外套管の器具挿入口を気密に保持する必要がある。
そのため、該外套管の器具挿入口には、逆止弁としてダックビル弁が内蔵されることがある。
従来、この種のダックビル弁として、基端側から先端に向けて収束するように延出した一対の傾斜したリップ面と、該リップ面先端の合せ面に直線状のスリットとを備えてなる、先端側から基端方向への流体の流動を規制するダックビル弁において、前記スリットに直交する位置に、一対のリップ面に直立、かつ、対向させて、前記リップ面先端近傍からリップ面外周近傍まで翼状に拡がる柔軟なシート状のリブを複数対並列して備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このダックビル弁は、該ダックビル弁を収納するトロカーの外套管の内壁に前記リブが当接する。これにより、該リブが、外套管の内壁からの反力をスリット面に伝達することでスリットを開きにくくして気密性を向上させることができる。
特開2010−270800号公報
しかしながら、従来のダックビル弁のリブは柔軟なシート状であるため、トロカーの外套管に収納した際に、該外套管の内壁に押されてリブが折れ曲がってしまい、反力をスリットに充分に伝達しきれないという不都合がある。
本発明は、かかる不都合を解消して、外套管の内壁からの反力をスリットに確実に伝達することで、スリットを開きにくくして気密性を向上させることができるダックビル弁を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明のダックビル弁は、先端側から基端方向への流体の流動を規制するダックビル弁において、円筒形の本体部と、該本体部の先端から所定の間隔を存した内周面に設けられ、基端側から先端方向に向けて、先端が収束するように傾斜して延びる一対の傾斜部と、両傾斜部の先端が接することにより形成される開閉可能な直線状のスリットと、前記本体部の外周面に設けられ、該本体部の軸線に沿って延びる突起部と、前記本体部の内周面のうち該突起部と対向する位置から前記傾斜部まで延びるリブとを備えることを特徴とする。
本発明のダックビル弁は、トロカーの外套管に収納されたとき、本体部の外周面に軸線に沿って突起部が設けられているため、外套管の内壁からの反力が生じる。このとき、前記本体部の内周面のうち該突起部と対向する位置から前記傾斜部までリブが設けられているため、前記反力はスリットに伝達される。
また、前記リブは本体部の内周面と傾斜部との両方に支持されているため、外套管の内壁からの反力によって折れ曲がることを防止することができる。
従って、本発明のダックビル弁によれば、外套管の内壁からの反力をスリットに確実に伝達することで、スリットを開きにくくして気密性を向上させることができる。
また、本発明のダックビル弁において、前記リブは、前記スリットの長手方向の中央部に向かって延びることが好ましい。
これによれば、外套管の内壁からスリットの中心に向けて、スリットを閉じる方向に力が伝達されるため、スリットをより開きにくくして気密性を向上させることができる。
また、本発明のダックビル弁において、前記リブは、先端側からみて、前記スリットを介して対称に設けられていることが好ましい。
これによれば、外套管の内壁からスリットに対して対称にスリットを閉じる方向に力が伝達されるため、スリットをより開きにくくして気密性を向上させることができる。
また、本発明のダックビル弁において、前記リブは、先端側からみて、前記スリットの長手方向の中央部から放射状に延びるよう複数設けられ、隣接する各リブは互いに所定角度を存して配置されることが好ましい。
これによれば、リブは、スリットの中心から等間隔の放射状に設けられるため、外套管の内壁全周からスリットの中心に向けて、スリットを閉じる方向に力を均等に伝達させることができるので、スリットをより開きにくくして気密性を向上させることができる。
本実施形態に係るダックビル弁が取り付けられたトロカーの一部断面図。 本実施形態に係るダックビル弁の説明的斜視図。 図1のトロカーのA−A線断面図。
次に、添付の図面を参照しながら本発明の実施の形態についてさらに詳しく説明する。
ダックビル弁1は、図1に示すように、トロカーの外套管2に内蔵されるものである。
トロカーは、腹壁又はシングルポート法におけるメインポートに設置される外套管2と、外套管2の設置に際して外套管2に挿入される内針(図示せず)とを備える。
外套管2は円筒状の器具挿入口21を構成するヘッド部22と、器具挿入口21から挿入された器具を案内する挿入管部23を備える。ダックビル弁は、このヘッド部22に器具挿入口21から挿入することで、器具挿入口21を開閉自在とする。
図2に示すように、ダックビル弁1は、概略円筒状の本体部11を有する。本体部11の基端部には、本体部11の軸線から離れる方向に拡径する鍔部12が設けられている。
本体部11の外周面には、突起部13が設けられている。本実施形態においては、各突起部13は、本体部11の軸線に沿って、鍔部12から本体部11の先端まで設けられている。また、各突起部13は、図2に示すように径断面において略半円状であり、その幅(直径)は、後述するリブの幅より大になっている。また、突起部13は、周方向において均等に90°で離間して4個設けられている。
図1及び図2に示すように、ダックビル弁の内周面には、一対の傾斜部14,14が設けられている。図1に示すとおり、傾斜部14は、本体部11の先端と基端とに挟まれる領域から、夫々先端方向に向けて両傾斜部14,14の先端が収束するように傾斜して延びている。本実施形態の傾斜部14の先端縁は、本体部11の先端縁と面一に形成されている。
また、図2に示すように、傾斜部14は略半円の膜状部材であり、該半円の外周縁が本体部11の内周に支持されている。
そして、両傾斜部14,14の先端が接することで、開閉自在な直線状のスリット15が形成されている。
また、図2に示すように、ダックビル弁1の内周面には、リブ16が設けられている。リブ16は、ダックビル弁1の内周面と傾斜部14とに支持され、先端縁が本体部11の先端縁と面一に形成された直角三角形状の板状部材である。リブ16は、本体部11を挟んで、突起部13と対向する位置からスリット15の長手方向の中央部まで延設されている。
リブ16は、周方向において均等に90°で離間して4個設けられている。また、スリット15と隣接する各リブ16は、スリット15の長手方向の中央部において、夫々45°で交わっている。
以上のダックビル弁1は、鉗子などのデバイスを挿入時にスリット15が追従する軟質材料で形成され、例えば、シリコンゴムやエラストマーなどを用いることができる。
図3に示すように、ダックビル弁1の本体部11は、外套管2のヘッド部22の内部に収納可能な直径を有している。他方、突起部13は該本体部11から径方向外側に突出しているため、ダックビル弁1をヘッド部22の内部に挿入すると、突起部13はヘッド部22の内壁を押圧する。
このとき、ヘッド部22は、ダックビル弁1より硬質な材料で形成されているため、突起部13がヘッド部22の内壁を押圧した反力が、リブ16を介してダックビル弁1に伝達される。
具体的には、突起部13と対向する位置にリブ16が設けられ、該リブ16は、スリット15の長手方向中央部に向かって延びているため、ダックビル弁1によれば、上記反力をスリット15の中央部に伝達することができる(図3の矢印参照)。
特に、ダックビル弁1では、リブ16は本体部11の内周面と傾斜部14との両方に支持されているため、ヘッド部22の内壁からの反力によって折れ曲がることを防止することができる。従って、ダックビル弁1によれば、前記反力をスリットに確実に伝達することができる。
そして、ダックビル弁1では、4つのリブ16が周方向において均等に90°で離間して設けられているため、ダックビル弁1の全周方向からスリット15の中央部に向けて、均等に反力を伝達することができる。
従って、ダックビル弁1によれば、ヘッド部22の内壁からの反力をスリットに確実に伝達することができるので、スリット15を開きにくくして気密性を向上させることができる。
なお、本実施形態では、突起部13及びリブ16は、対称に各4個設けられているが、本発明はこれに限られない。例えば、スリット15の長手方向中央部に直交するように2個設けてもよく、4個以上設けてもよい。
なお、本実施形態では、各突起部13は、本体部11の軸線に沿って、鍔部12から本体部11の先端まで設けられているが、本発明はこれに限られず、複数の突起部13を本体部11の軸線に沿って不連続に設けてもよく、半球状の突起部が本体部11の軸線に沿って等間隔に配置してもよい。
なお、本実施形態では、一対の傾斜部14の先端縁は、本体部11の先端縁と面一に形成されているが、本発明はこれに限られない。例えば、一対の傾斜部14の先端縁が本体部11の先端縁より基端側に位置していてもよい。また、一対の傾斜部14の先端縁が本体部11の先端縁より先端側に突出していてもよく、この傾斜部14のスリット15の長手方向中央部までリブ16も延出させて本体部11の先端縁より先端側に突出するよう構成してもよい。
また、本実施形態では、傾斜部14は図1に示したように平板状であるが、本発明はこれに限られない。例えば、各傾斜部14は、図1の断面視において、先端方向に凸に湾曲していてもよく、逆に基端方向に凸に湾曲してラッパ形状にしてもよい。
なお、本実施形態では、リブ16は、突起部13と対向する位置からスリット15の長手方向の中央部まで延設されているが、本発明はこれに限られない。例えば、スリット15を挟んで線対称に設けられている一対の突起部13に対向する位置からスリット15の所定位置に向かって延設してもよい。なお、この場合、各突起部13と対向する位置からスリット15の長手方向に夫々直交するように延設するのが好ましい。
1…ダックビル弁、11…本体部、13…突起部、14…傾斜部、15…スリット、16…リブ。

Claims (4)

  1. 先端側から基端方向への流体の流動を規制するダックビル弁において、
    円筒形の本体部と、
    該本体部の先端から所定の間隔を存した内周面に設けられ、基端側から先端方向に向けて、先端が収束するように傾斜して延びる一対の傾斜部と、
    両傾斜部の先端が接することにより形成される開閉可能な直線状のスリットと、
    前記本体部の外周面において、前記傾斜部の基端縁よりも前記本体部の基端側の位置に設けられ、前記本体部の軸線から離れる方向に拡径する鍔部と、
    前記本体部の外周面に設けられ、該本体部の軸線に沿って前記鍔部の下端から本体部の先端まで延びる突起部と、
    前記本体部の内周面のうち該突起部と対向する位置から前記傾斜部まで延びるリブとを備えることを特徴とするダックビル弁。
  2. 請求項1記載のダックビル弁であって、
    前記突起部は、径断面視において略半円状であることを特徴とするダックビル弁。
  3. 請求項1または請求項2に記載のダックビル弁であって、
    前記突起部の幅は、前記リブの幅より大になっていることを特徴とするダックビル弁。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のダックビル弁であって、
    前記突起部は、周方向において均等に90°で離間して4個設けられていることを特徴とするダックビル弁。
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