JP6899167B2 - 画像表示システム及びジョイント機構 - Google Patents

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Description

本明細書によって開示される技術は、ユーザの顔部に対向する範囲に配置されて用いられる画像表示装置を備える画像表示システム、及び、当該画像表示システムに用いられるジョイント機構に関する。
例えば、特開2014−93050号公報(以下特許文献1という)には、ユーザの顔部に装着して用いられる画像表示装置が開示されている。この画像表示装置は、ユーザの顔部に装着可能な眼鏡状のフレームと、フレームが顔部に装着される場合におけるユーザの右眼及び左眼に対向する位置に配置される表示部と、表示部に画像を表示させるための表示制御部と、を有している。
この種の画像表示装置は、その重量のために、ユーザの顔部に装着させた状態で安定して保持することが困難な場合がある。そのため、従来は、画像表示装置を、ユーザの頭部を被覆する帽体に固定し、ユーザにその帽体を頭部に装着させることによって、ユーザの顔部に対向する範囲に画像表示装置を保持できるようにして用いる場合がある。
しかしながら、従来の技術では、画像表示装置を帽体に固定させると、画像表示装置を帽体から取り外すためには、ユーザは一度帽体を脱がなければならない場合がある。そのため、例えば、ユーザが、特定の作業現場等、帽体の着用が規則によって義務付けられ、帽体を脱ぐことが禁止されている領域にいる場合、ユーザは、その領域の外に移動しない限り、帽体から画像表示装置を取り外すことができず、効率的に作業を行なえない場合がある。
本明細書では、ユーザが効率的に作業を行い得る技術を提供する。
本明細書によって開示される画像表示システムは、ユーザの頭部を被覆可能な帽体と、画像表示装置と、前記帽体と前記画像表示装置とを脱着可能な態様で接続するジョイント機構と、を備える。前記帽体は、前記ユーザの頭部を被覆する頭部被覆部を備え、前記画像表示装置は、前記ユーザの顔部に対向する範囲に配置可能なフレームと、前記フレームに固定されており、前記フレームが前記ユーザの前記顔部に対向する範囲に配置される場合に前記ユーザの眼に対向する位置に配置される表示部であって、画像を表示するための前記表示部と、を備える。前記フレームは、前記フレームが前記ユーザの前記顔部に対向する範囲に配置される場合に、前記ユーザの側頭部近傍に配置されるフレームサイド部を備え、前記ジョイント機構は、前記頭部被覆部の側面と前記フレームサイド部とを接続するサイド接続部を備える。前記サイド接続部は、前記頭部被覆部の前記側面と前記フレームサイド部とが接続されているサイド接続状態と、前記頭部被覆部の前記側面と前記フレームサイド部との接続が解除されているサイド解除状態と、を切り替え可能な操作部であって、前記サイド接続状態において、前記頭部被覆部の前記側面の外側方向に露出する前記操作部を備える。
上記の「帽体」は、ヘルメット、帽子(例えばキャップ)など、ユーザの頭部を被覆可能な帽体であれば任意の帽体を含む。そのため、「帽体」は、鍔部の無い帽体を含んでもよい。また、「表示部に画像を表示させる」ことは、画像表示装置を装着したユーザが、表示部を見た際に、その画像を見ることができれば足りる。即ち、表示部が、投光された光を反射するだけの構成を有し、ユーザが、表示部によって反射された反射光を見る(即ち、網膜で受光する)ことによって、画像を認識することができるものである場合も含む。上記の「ジョイント機構」は、帽体及び画像表示装置と別個に設けられた機構でもよいし、少なくとも一部が、帽体又は/及び画像表示装置の一部に含まれるものであってもよい。
上記の構成によると、ユーザは、操作部を操作して、サイド解除状態からサイド接続状態に切り替えることができる。これにより、ユーザは、画像表示装置を帽体に接続させることができる。そして、ユーザは、画像表示装置が接続された状態の帽体を装着することができる。ユーザが帽体を装着すると、帽体によって頭部が被覆されるとともに、画像表示装置の表示部を、ユーザの顔部に対向する範囲に配置された状態で保持させることができる。そして、上記の構成によると、操作部は、サイド接続状態において、頭部被覆部の側面の外側方向に露出する。そのため、画像表示装置が接続された状態の帽体を装着しているユーザは、帽体を装着したままで、帽体を脱ぐことなく、操作部を操作することができる。即ち、ユーザは、帽体を装着したままで操作部を操作して、サイド接続状態からサイド解除状態に切り替えることができる。そして、ユーザは、帽体を装着したままで、画像表示装置と帽体の接続を解除して、画像表示装置を帽体から取り外すことができる。さらに、ユーザは、帽体を装着したまま、画像表示装置を顔部に対向する範囲に配置し、操作部を操作して、サイド解除状態からサイド接続状態に切り替えることで、帽体を脱ぐことなく、画像表示装置を帽体に接続させることもできる。即ち、上記の構成によると、ユーザは、画像表示装置を帽体に着脱するために帽体を脱ぐ必要がない。そのため、例えば、ユーザが、特定の作業現場等、帽体の着用が規則によって義務付けられ、帽体を脱ぐことが禁止されている領域にいる場合であっても、ユーザは、その領域の外に移動することなく、画像表示装置を帽体に着脱することができる。従って、上記の画像表示システムによると、ユーザが効率的に作業を行い得る。
前記サイド接続部は、さらに、前記フレームサイド部に取り付けられる第1部分と、前記第1部分と脱着可能な態様で接続されるとともに、前記頭部被覆部の前記側面に取り付けられる第2部分と、を備えてもよい。
上記の構成によると、ユーザは、自身の頭部及び顔部のサイズ及び形状、用いる帽体のサイズ及び形状等に応じて、第1部分と第2部分の組合せを自在に変更することができる。ユーザに適したジョイント機構を構築することができる。
前記サイド接続部は、さらに、前記第1部分と前記第2部分とを接続するための接続部材であって、弾性材料で形成されている前記接続部材を備えてもよい。
上記の構成によると、前記第1部分を前記フレームサイド部に取り付け、前記第1部分と前記第2部分とを接続させた状態で、前記第2部分の位置を、前記頭部被覆部の前記側面の内側方向と前記頭部被覆部の前記側面の外側方向とに変位させることができる。従って、ユーザは、異なる形状及びサイズの帽体に対しても、画像表示装置を適切に接続させることができる。
前記帽体は、さらに、前記頭部被覆部の前方に設けられた鍔部を備えてもよい。前記フレームは、さらに、前記フレームが前記ユーザの前記顔部に対向する範囲に配置される場合において、前記ユーザの前頭部近傍に配置されるフレームフロント部を備えてもよい。前記ジョイント機構は、さらに、前記鍔部と前記フレームフロント部とを脱着可能な態様で接続するフロント接続部であって、前記鍔部と前記フレームフロント部とが接続される場合に、前記フレームフロント部が前記鍔部の下側の位置で保持される、前記フロント接続部を備えてもよい。
上記の構成によると、ジョイント機構は、サイド接続部によって頭部被覆部の側面とフレームサイド部とを接続するとともに、フロント接続部によって鍔部とフレームフロント部とを接続することにより、画像表示装置を安定して保持できる態様で帽体に接続することができる。
前記サイド接続部は、さらに、前記サイド接続状態において、前記フレームを上下方向に沿って回動させるための回転中心軸である軸部を備えてもよい。前記フロント接続部は、前記鍔部と前記フレームフロント部とが接続される場合における前記フレームフロント部の前記上下方向における保持位置を変更するための変更機構を備えてもよい。
上記の構成によると、フロント接続部が変更機構を備えるため、ユーザは、前記鍔部と前記フレームフロント部とが接続される場合における前記フレームフロント部の前記上下方向における保持位置を、自分の視界に適する位置に調整することができる。
上記のジョイント機構自体も、新規で有用である。即ち、本明細書で開示するジョイント機構は、ユーザの頭部を被覆可能な帽体と画像表示装置とを脱着可能な態様で接続するジョイント機構である。前記帽体は、前記ユーザの頭部を被覆する頭部被覆部を備える。前記画像表示装置は、前記ユーザの顔部に対向する範囲に配置可能なフレームと、前記フレームに固定されており、前記フレームが前記ユーザの前記顔部に対向する範囲に配置される場合に前記ユーザの眼に対向する位置に配置される表示部であって、画像を表示するための前記表示部と、を備える。前記フレームは、前記フレームが前記ユーザの前記顔部に対向する範囲に配置される場合に、前記ユーザの側頭部近傍に配置されるフレームサイド部を備える。前記ジョイント機構は、前記頭部被覆部の側面と、前記フレームサイド部とを接続するサイド接続部を備える。前記サイド接続部は、前記頭部被覆部の前記側面と前記フレームサイド部とが接続されているサイド接続状態と、前記頭部被覆部の前記側面と前記フレームサイド部との接続が解除されているサイド解除状態と、を切り替え可能な操作部であって、前記サイド接続状態において、前記頭部被覆部の前記側面の外側方向に露出する前記操作部を備える。
上記の構成による場合も、ユーザは、画像表示装置を帽体に着脱するために帽体を脱ぐ必要がない。従って、上記のジョイント機構によると、ユーザが効率的に作業を行い得る。
画像表示システム2の概要を示す斜視図。 ジョイント機構10を示す斜視図。 ジョイント機構10を示す別角度の斜視図。 ジョイント機構10を示す正面図。 ジョイント機構10を示す背面図。 ジョイント機構10を示す左側面図。 ジョイント機構10を示す右側面図。 ジョイント機構10を示す平面図。 ジョイント機構10を示す底面図。 画像表示装置100とジョイント機構10を示す分解斜視図。 接続部材42R、42Lの弾性変形によって第2部分40R、40Lの位置が変位する様子を示す説明図。 フロント接続部60と鍔部220との接続の様子を示す説明図。
(実施例)
(画像表示システム2の構成)
図1に示すように、本実施例の画像表示システム2は、画像表示装置100と、帽体200と、ジョイント機構10と、を備える。
(画像表示装置100の構成)
図1〜図10の各図に示すように、画像表示装置100は、ユーザの顔部に対向する範囲に配置して用いられる画像表示装置(いわゆるヘッドマウントディスプレイ)である。図1に示すように、画像表示装置100は、フレーム110と、透光部150と、を備える。
フレーム110は、略眼鏡フレーム状の部材である。フレーム110は、フレームフロント部112と、右フレームサイド部114Rと、左フレームサイド部114Lと、を備える。フレームフロント部112は、画像表示装置100の使用時(即ち、フレーム110がユーザの顔部に対向する範囲に配置されている時)に、ユーザの前頭部の近傍の位置(即ち、ユーザの顔部の前面に対向する位置)に配置される部分である。右フレームサイド部114Rは、画像表示装置100の使用時に、ユーザの右側頭部の近傍の位置に配置される部分である。同様に、左フレームサイド部114Lは、画像表示装置100の使用時に、ユーザの左側頭部の近傍の位置に配置される部分である。
透光部150は、透光性の被覆部材である。フレーム110がユーザの顔部に対向する範囲に配置される場合に、ユーザの眼に対向する位置に配置される。図1〜図10では詳細な構造の図示を省略しているが、透光部150がユーザの眼に対向する位置に配置される場合、透光部150と眼の間に透光性の投影板が備えられている。投影板には画像が表示される。
また、図1〜図10では図示していないが、画像表示装置100には、この他にも、投影板に画像を投影するための光を投射するための光投射部、投影板に表示させる画像の生成等の各処理を実行する制御部等も備えられている。
(帽体200の構成)
図1に示すように、本実施例では、帽体200は、ユーザの頭部を被覆するヘルメットである。即ち、帽体200は、作業現場等における安全帽として広く利用される略キャップ形状のヘルメットである。帽体200は、頭部被覆部210と、鍔部220と、を備える。頭部被覆部210は、ユーザの頭部を被覆する部分である。鍔部220は、頭部被覆部210の前方に設けられ、頭部被覆部210から前方に突出している部分である。
(ジョイント機構10の構成)
図1〜図10に示すように、ジョイント機構10は、帽体200と画像表示装置100とを脱着可能な態様で接続するための機構である。図2〜図9では、理解の容易のためにジョイント機構10を実線で図示し、画像表示装置100を破線で図示している。ただし、図2〜図9で示される画像表示装置100は透過図ではないため、ジョイント機構10のうち、画像表示装置100で遮られた部分(即ち、画像表示装置100の裏側部分)は図示されていない。また、図2〜図9では、帽体200の図示を省略している。
図2、図3等に示すように、本実施例では、ジョイント機構10は、右サイド接続部20Rと、左サイド接続部20Lと、フロント接続部60と、を備える。
(右サイド接続部20Rの構成)
図1に示すように、右サイド接続部20Rは、フレーム110の右フレームサイド部114Rと、帽体200の頭部被覆部210の右側面と、を着脱可能な態様で接続するための部材である。図2〜図10の各図に示すように、右サイド接続部20Rは、第1部分30Rと、第2部分40Rと、を備える。
第1部分30Rは、右フレームサイド部114Rに固定される部材である。図2、図3、図10等に示すように、第1部分30Rは、基板部31Rと、係合部32Rと、を備える。基板部31Rは、右フレームサイド部114Rの端部に固定される板状部分である。基板部31Rと右フレームサイド部114Rの端部は、ネジ等によって固定される。係合部32Rは、後述の第2部分40Rに設けられた接続部材42Rを嵌入することにより、第1部分30Rと第2部分40Rとを固定させることができる部材である。係合部32Rは、基板部31Rと一体に形成されている。
第2部分40Rは、帽体200の頭部被覆部210の右側面近傍に脱着可能な態様で固定される部材である。第2部分40Rは、基材41Rと、接続部材42Rと、内側狭持板44Rと、操作ダイヤル46Rと、押しつけ部48Rと、を備える。基材41Rは、第2部分の主要部材である。接続部材42Rは、基材41Rに固定されている板状部材である。接続部材42Rは、上記の第1部分30Rの係合部32Rに嵌入されることによって、第1部分30Rと第2部分40Rとを固定させることができる部材である。接続部材42Rを係合部32Rから取り外せば、第1部分30Rと第2部分40Rの固定を解除することもできる。また、接続部材42Rは、弾性材料によって形成されている。そのため、図10、図11に示すように、第1部分30Rの基板部31Rを右フレームサイド部114Rの端部に固定するとともに、接続部材42Rを係合部32Rに嵌入させて第1部分30Rと第2部分40Rとを接続させた状態(図10、図11中の(a)参照)で、接続部材42Rを弾性変形させることで、第2部分40Rの位置を、頭部被覆部210の右側面の内側方向と外側方向とに向かって変位させることができる(図11中の(b)(c)参照)。
内側狭持板44Rは、基材41Rに固定されている板状部材である。内側狭持板44Rは、第2部分40Rが帽体200の頭部被覆部210の右側面に取り付けられる場合において、頭部被覆部210の右側面の内側面に当接される。
操作ダイヤル46Rは、第2部分40Rを頭部被覆部210の右側面に取り付けた固定状態と、第2部分40Rが頭部被覆部210の右側面に取り付けられていない解除状態と、を切り替えるための操作部である。操作ダイヤル46Rは、基材41Rに設けられているとともに、図中の矢印50Rの方向及び51Rの方向に回動可能である。本実施例では、操作ダイヤル46Rを矢印50Rの方向に回動させることで、第2部分40Rを頭部被覆部210の右側面に固定することができる(即ち固定状態に切り替えられる)。操作ダイヤル46Rを矢印51Rの方向に回動させることで、第2部分40Rと頭部被覆部210の右側面との固定を解除することができる(即ち解除状態に切り替えられる)。
具体的に言うと、本実施例では、操作ダイヤル46Rが矢印50Rの方向に回動されると、円柱状の押しつけ部48Rが内側狭持板44Rに向けて突出する。これにより、押しつけ部48Rと内側狭持板44Rとによって、帽体200の頭部被覆部210の右側面を狭持することができる。その結果、第2部分40Rを頭部被覆部210の右側面に取り付けた状態で固定することができる。
反対に、操作ダイヤル46Rが矢印51Rの方向に回動されると、円柱状の押しつけ部48Rが内側狭持板44Rから離れて基材41R内に収容される方向に動く。これにより、押しつけ部48Rと内側狭持板44Rとによる頭部被覆部210の右側面の狭持を解除することができる。この結果、第2部分40Rを頭部被覆部210の右側面から取り外すことができる。
なお、各図から明らかであるように、操作ダイヤル46Rは、第2部分40Rが帽体200の頭部被覆部210の右側面に固定されている状態において、頭部被覆部210の右側面の外側に露出している。そのため、第2部分40Rが帽体200の頭部被覆部210の右側面に固定されている状態において、ユーザは、帽体200を装着したままであっても、帽体200を脱ぐことなく、操作ダイヤル46Rを操作することができる。
押しつけ部48Rは、基材41Rの内側に収容される円柱状の部材である。上記の通り、押しつけ部48Rは、操作ダイヤル46Rの回動に伴って、基材41Rの内側に収容された状態と、内側狭持板44Rに向けて突出した状態との間で切替えられる。
また、押しつけ部48Rは、第2部分40Rの基材41Rに対して回動可能である。そのため、図2等に示すように、第2部分40Rを頭部被覆部210の右側面に固定した状態で、押しつけ部48Rを中心に基材41Rを回動させることができる。これにより、右サイド接続部20Rによってフレーム110と帽体200とを接続させた状態で、フレーム110を上下方向(即ち、図2、図3の矢印52、54方向)に回動させることができる。
なお、他の例では、操作ダイヤル46Rを操作することによって固定状態と解除状態とを切り替えるための手法として、他の手法が用いられてもよい。このような他の例では、押しつけ部48Rに、押しつけ部48Rを内側狭持板44Rに向けて突出させる方向に常時付勢するバネ(図示しない)が内蔵されていてもよい。操作ダイヤル46Rを矢印51Rの方向に回動させた状態では、バネで付勢された押しつけ部48Rを、付勢力に抗って基材41Rの内側に収容される方向に動かすことができてもよい。これにより、押しつけ部48Rを内側狭持板44Rから離した状態で、帽体200の頭部被覆部210の右側面の所望の位置に第2部分40Rを配置し、その後、バネの付勢力を利用して押しつけ部48Rを内側狭持板44Rに向けて突出させることで、押しつけ部48Rと内側狭持板44Rとによって、帽体200の頭部被覆部210の右側面を狭持することができる。そして、操作ダイヤル46Rを矢印50Rの方向に回動させることで、押しつけ部48Rを、バネの付勢力に抗って基材41Rの内側に収容される方向に動かせない状態(いわゆるロック状態)に切り替えることができてもよい。これにより、第2部分40Rが頭部被覆部210の右側面に取り付けられた状態で固定される。第2部分40Rを頭部被覆部210の右側面から取り外す場合、逆の操作を行えばよい。
(左サイド接続部20Lの構成)
図1に示すように、左サイド接続部20Lは、フレーム110の左フレームサイド部114Lと、帽体200の頭部被覆部210の左側面と、を脱着可能な態様で接続するための部材である。左サイド接続部20Lは、左右が逆であることを除き、右サイド接続部20Rと同様の構成を備える。即ち、左サイド接続部20Lも、第1部分30Lと、第2部分40Lと、を備える。第1部分30Lは、左フレームサイド部114Lに固定される部材である。第2部分40Lは、帽体200の頭部被覆部210の左側面近傍に脱着可能な態様で固定される部材である。第1部分30Lも、基板部31Lと、係合部32Lとを備える。第2部分40Lも、基材41Lと、接続部材42Lと、内側狭持板44Lと、操作ダイヤル46Lと、押しつけ部48Lと、を備える。
この場合も、図10、図11に示すように、第1部分30Lの基板部31Lを左フレームサイド部114Lの端部に固定するとともに、接続部材42Lを係合部32Lに嵌入させて第1部分30Lと第2部分40Lとを接続させた状態で(図10、図11中の(a)参照)、接続部材42Lを弾性変形させることで、第2部分40Lの位置を、頭部被覆部210の左側面の内側方向と外側方向とに向かって変位させることができる(図11中の(b)(c)参照)。
また、この場合も、ユーザは、操作ダイヤル46Lを操作することによって、第2部分40Lを頭部被覆部210の左側面に取り付けた固定状態と、第2部分40Lが頭部被覆部210の左側面に取り付けられていない解除状態とを切り替えることができる。なお、各図から明らかであるように、操作ダイヤル46Lは、第2部分40Lが帽体200の頭部被覆部210の左側面に固定されている状態において、頭部被覆部210の左側面の外側に露出している。そのため、第2部分40Lが帽体200の頭部被覆部210の左側面に固定されている状態において、ユーザは、帽体200を装着したままであっても、帽体200を脱ぐことなく、操作ダイヤル46Lを操作することができる。
また、この場合も、第2部分40Lを頭部被覆部210の左側面に固定した状態で、押しつけ部48Lを中心に基材41Lを回動させることができる。そのため、左サイド接続部20Lによってフレーム110と帽体200とを接続させた状態で、フレーム110を上下方向(即ち、図2、図3の矢印52、54方向)に回動させることができる。
(フロント接続部60の構成)
図1〜図10の各図に示すように、フロント接続部60は、フレーム110のフレームフロント部112と、帽体200の鍔部220と、を脱着可能な態様で接続するための部材である。図1〜図10の各図に示すように、フロント接続部60は、マウント部62と、鍔係止部64と、を備える。
図10に示すように、マウント部62は、フレーム110のフレームフロント部112の上面部分に固定される部材である。マウント部62は、ネジ等によって、フレームフロント部112の上面に固定される。マウント部62には、さらに、係合部63が設けられている。係合部63は、後述の鍔係止部64に設けられた係止部材66を嵌入することにより、マウント部62と鍔係止部64とを固定させることができる部材である。
図10に示すように、鍔係止部64は、帽体200の鍔部220に脱着可能な態様で固定される部材である。鍔係止部64は、係止部材66と、位置決め部材68と、を備える。係止部材66は、上記のマウント部62の係合部63に嵌入されることによって、鍔係止部64とマウント部62とを固定させることができる部材である。係止部材66を係合部63から取り外せば、マウント部62と鍔係止部64の固定を解除することもできる。
位置決め部材68は、帽体200の鍔部220を差し込んで、鍔部220を位置決めするための部材である。図10に示すように、位置決め部材68は、第1差込部70と、第2差込部72と、第3差込部74と、を備える。第1差込部70、第2差込部72、第3差込部74は、高さ方向下側からこの順で設けられている。第1差込部70、第2差込部72、第3差込部74は、それぞれ、鍔部220を差込可能な深さの溝である。図1、図12等に示すように、鍔部220が第1差込部70、第2差込部72、第3差込部74のうちのいずれかに差し込まれることにより、鍔部220が位置決めされる。その結果、フレーム110のフレームフロント部112が、鍔部220の下側の位置に保持される。そして、図12に示すように、ユーザは、第1差込部70、第2差込部72、第3差込部74のいずれに鍔部220を差し込むのかを変更することにより、フレームフロント部112の上下方向における保持位置を変更することができる。なお、図12の(a)では、鍔部220が第1差込部70に差し込まれた様子を示し、(b)では、鍔部220が第3差込部74に差し込まれた様子を示す。この図に示すように、鍔部220とフレーム110との間の上下方向における距離は、鍔部220が第1差込部70に差し込まれた場合に比べて、鍔部220が第3差込部74に差し込まれた場合の方が大きい。
(画像表示システム2の使用例)
続いて、本実施例の画像表示システム2をユーザが実際に使用する場合の使用例を説明する。以下では、ユーザが、(1)ジョイント機構10を用いて帽体200に画像表示装置100を接続し、(2)画像表示装置100が接続された帽体200を装着し、(3)帽体200を脱がずに(即ち被ったままで)画像表示装置100を帽体200から取り外し、(4)帽体200を脱がずに(即ち被ったままで)再び画像表示装置100を帽体200に接続させる、という手順で画像表示システム2を使用する例を説明する。ただし、以下の使用例はあくまで一例であり、本実施例の画像表示システム2の使用法を限定するものではない。実際に本実施例の画像表示システム2が使用される場合には、以下に説明する手順の順序等が変更されてもよい。
(1.帽体200に画像表示装置100を接続する)
まず、ユーザが帽体200を装着する(即ち被る)前に、帽体200に画像表示装置100を接続する手順について説明する。ユーザは、まず、第1部分30Rの係合部32Rに接続部材42Rを嵌入させ、第1部分30Rと第2部分40Rとを固定させる。これにより、右サイド接続部20Rが完成する。ユーザは、同様に、左サイド接続部20Lも完成させておく。そして、ユーザは、第1部分30Rの基板部31Rを右フレームサイド部114Rの端部に固定する。同様に、ユーザは、第1部分30Lの基板部31Lを左フレームサイド部114Lの端部に固定する。
さらに、ユーザは、マウント部62を、フレームフロント部112の上面部分に固定する。そして、ユーザは、フレームフロント部112に固定されたマウント部62の係合部63に、鍔係止部64の係止部材66を嵌入する。これにより、鍔係止部64と係止部材66とが固定され、フレームフロント部112に固定されたフロント接続部60が完成する。
これにより、画像表示装置100に、ジョイント機構10(即ち、右サイド接続部20R、左サイド接続部20L、フロント接続部60)が取り付けられる。
ユーザは、画像表示装置100を、所望の使用位置(即ち帽体200の下側の所望位置)に配置する。そして、ユーザは、操作ダイヤル46Rを操作し、押しつけ部48Rと内側狭持板44Rとの間に、帽体200の頭部被覆部210の右側面を挟ませ、頭部被覆部210の右側面と右サイド接続部20Rとを接続する。同様に、操作ダイヤル46Lを操作し、押しつけ部48Lと内側狭持板44Lとの間に、帽体200の頭部被覆部210の左側面を挟ませ、頭部被覆部210の左側面と左サイド接続部20Lとを接続する。
上記の通り、頭部被覆部210の右側面と右サイド接続部20Rとが接続され、頭部被覆部210の左側面と左サイド接続部20Lとを接続された状態では、フレーム110が、帽体200に固定された押しつけ部48R、48Lを軸に上下方向に回動する(図2、図12参照)。ユーザは、フレームフロント部112の上下方向における保持位置を、自分の視界に適する位置に調整することができる。
そして、ユーザは、帽体200の鍔部220を、位置決め部材68の第1〜第3差込部70〜74のうち、調整済みの保持位置に適合する位置の差込部(例えば第1差込部70)に差し込む(図1参照)。これにより、フロント接続部60と鍔部220とが接続される。
以上の各手順を実行することにより、帽体200に、画像表示装置100が接続される。
(2.画像表示装置100が接続された帽体200を装着する)
続いて、ユーザは、画像表示装置100が接続された帽体200を装着する(即ち被る)。ユーザが帽体200を装着すると、透光部150が、ユーザの顔部(眼)に対向する範囲に配置され、保持される。これにより、ユーザは、帽体200によって頭部を被覆するとともに、透光部150を顔部に対向する範囲で保持することができる。ユーザは、透光部150と眼と間に配置される投影板に表示される画像を適切に視認することができる。
(3.帽体200を脱がずに画像表示装置100を帽体200から取り外す)
続いて、帽体200を装着しているユーザは、帽体200を装着したままで、頭部被覆部210の右側面の外側に露出する操作ダイヤル46R、及び、頭部被覆部210の左側面の外側に露出する操作ダイヤル46Lを操作することができる。ユーザは、操作ダイヤル46R、46Lを操作することにより、右サイド接続部20R及び左サイド接続部20Lを、ともに固定状態から解除状態に移行させ、帽体200から取り外すことができる。そして、ユーザは、帽体200を装着したままで、画像表示装置100を前方に動かして、帽体200の鍔部220を第1差込部70から取り外す。これにより、フロント接続部60を鍔部220から取り外すことができる。この結果、ユーザは、帽体200を脱がずに、画像表示装置100と帽体200の接続を解除して、画像表示装置100を帽体200から取り外すことができる。
(4.帽体200を脱がずに画像表示装置100を再び帽体200に接続させる)
続いて、ユーザは、帽体200を装着したままで、ジョイント機構10が取り付けられている画像表示装置100を再び顔部の近傍に配置する。そして、ユーザは、操作ダイヤル46Rを操作し、押しつけ部48Rと内側狭持板44Rとの間に、帽体200の頭部被覆部210の右側面を挟ませ、頭部被覆部210の右側面と右サイド接続部20Rとを接続する。同様に、操作ダイヤル46Lを操作し、押しつけ部48Lと内側狭持板44Lとの間に、帽体200の頭部被覆部210の左側面を挟ませ、頭部被覆部210の左側面と左サイド接続部20Lとを接続する。
そして、ユーザは、フレームフロント部112の上下方向における保持位置を、自分の視界に適する位置に調整する。
さらに、ユーザは、帽体200の鍔部220を、位置決め部材68の第1差込部70(即ち、調整済みの保持位置に適合する位置の差込部)に差し込む(図1参照)。これにより、フロント接続部60と鍔部220とが接続される。
これにより、ユーザは、帽体200を被ったまま、画像表示装置100と帽体200とを接続させることができる。この結果、ユーザは、再び、帽体200によって頭部を被覆するとともに、透光部150を顔部に対向する範囲で保持することができる。ユーザは、透光部150と眼と間に配置される投影板に表示される画像を適切に視認することができる。
以上、本実施例の画像表示システム2の構成及び使用例について説明した。上記の通り、本実施例では、操作ダイヤル46R、46Lは、右サイド接続部20Rが頭部被覆部210の右側面に接続され、左サイド接続部20Lが頭部被覆部210の左側面に接続された状態において、それぞれ、頭部被覆部210の右側面の外側、及び、頭部被覆部210の左側面の外側に露出する。そのため、画像表示装置100が接続された状態の帽体200を装着しているユーザは、帽体200を装着したままで、帽体200を脱ぐことなく、操作ダイヤル46R、46Lを操作することができる。即ち、ユーザは、帽体200を装着したまま、右サイド接続部20Rを頭部被覆部210の右側面から取り外し、左サイド接続部20Lを頭部被覆部210の左側面から取り外して、画像表示装置100を帽体200から取り外すことができる。さらに、ユーザは、帽体200を装着したまま、画像表示装置100を顔部に対向する範囲に配置し、操作ダイヤル46R、46Lを操作して、右サイド接続部20Rを頭部被覆部210の右側面に接続させ、左サイド接続部20Lを頭部被覆部210の左側面に接続させて、帽体200を脱ぐことなく、画像表示装置100を帽体200に接続させることもできる。即ち、本実施例によると、ユーザは、画像表示装置100を帽体200に着脱するために帽体200を脱ぐ必要がない。そのため、例えば、ユーザが、特定の作業現場等、帽体200の着用が規則によって義務付けられ、帽体200を脱ぐことが禁止されている領域にいる場合であっても、ユーザは、その領域の外に移動することなく、画像表示装置100を帽体200に着脱することができる。従って、本実施例の画像表示システム2によると、ユーザは、効率的に作業を行うことができる。
また、本実施例では、右サイド接続部20Rは、右フレームサイド部114Rに取り付けられる第1部分30Rと、第1部分30Rに脱着可能な態様で接続されるとともに、頭部被覆部210の右側面に取り付けられる第2部分40Rと、を備える。同様に、左サイド接続部20Lも、第1部分30Lと第2部分40Lとを有する。そのため、本実施例では、ユーザは、自身の頭部及び顔部のサイズ及び形状、用いる帽体200のサイズ及び形状等に応じて、第1部分30Rと第2部分40R(第1部分30Lと第2部分40L)の組合せを自在に変更することができる。言い換えると、第1部分30Rと第2部分40R(第1部分30Lと第2部分40L)のそれぞれを自在に交換することができる。ユーザに適したジョイント機構10を構築することができる。また、故障時の交換や修理も容易に行うことができる。
また、本実施例では、右サイド接続部20Rは、第1部分30Rと第2部分40Rとを接続するための接続部材42Rであって、弾性材料で形成されている接続部材42Rを備える。同様に、左サイド接続部20Lは、接続部材42Lを備える。そのため、本実施例では、図11に示すように、第1部分30R(30L)をフレーム110に取り付けた状態で、第2部分40R(40L)の位置を、内側方向と外側方向とに変位させることができる(図中(b)(c)参照)。従って、ユーザは、異なる形状及びサイズの帽体200に対して、画像表示装置100を適切に接続させることができる。また、第2部分40R(40L)の位置を、ユーザの好みの締め付け具合等に合わせて変位させることもできるため、ユーザの好みに応じた装着具合を実現することができる。
また、本実施例では、ジョイント機構10は、帽体200の鍔部220とフレーム110のフレームフロント部112とを脱着可能な態様で接続するフロント接続部60を有する。そのため、本実施例によると、右サイド接続部20Rによって頭部被覆部210の右側面と右フレームサイド部114Rとを接続し、左サイド接続部20Lによって頭部被覆部210の左側面と左フレームサイド部114Lとを接続し、フロント接続部60によって鍔部220とフレームフロント部112とを接続することにより、画像表示装置100を安定して保持できる態様で帽体200に接続することができる。
また、本実施例では、頭部被覆部210の右側面と右サイド接続部20Rとが接続され、頭部被覆部210の左側面と左サイド接続部20Lとを接続された状態では、フレーム110を、帽体200に固定された押しつけ部48R、48Lを軸にして、上下方向に回動させることができる。そして、フロント接続部60は、第1〜第3差込部70〜74を備える位置決め部68を備える。ユーザは、第1〜第3差込部70〜74のうち、鍔部220を差し込む差込部を変えることにより、鍔部220とフレームフロント部112とが接続される場合におけるフレームフロント部112の上下方向における保持位置を、自分の視界に適する位置に調整することができる。
(対応関係)
右フレームサイド部114R及び左フレームサイド部114Lが「フレームサイド部」の一例である。操作ダイヤル46R、46Lが「操作部」の一例である。押しつけ部48R、48Lが「軸部」の一例である。位置決め部材68が「変更機構」の一例である。透光部150及び投影板(図示しない)が「表示部」の一例である。
(変形例1)画像表示システム2で利用される帽体は、ユーザの頭部を被覆可能な帽体であれば任意の帽体であってもよい。例えば、帽体は、鍔部の無い帽体であってもよい。
(変形例2)画像表示システム2で利用される右サイド接続部、左サイド接続部、フロント接続部のうちの少なくとも一部が、帽体又は/及び画像表示装置の一部に含まれるものであってもよい。従って、例えば、右サイド接続部の第1部材が右フレームサイド部114Rの一部として構成され、第2部材が頭部被覆部210の右側面の一部として構成され、第1部材と第2部材とが接続部材で接続されるように構成されていてもよい。
(変形例3)上記の実施例では、図11に示すように、右サイド接続部20R、左サイド接続部20Lが、それぞれ、弾性を有する接続部材42R、42Lを備えるため、第1部分30R、30Lをフレーム110に取り付けた状態で、第2部分40R、40Lの位置を、内側方向と外側方向とに変位させることができる(図中(b)(c)参照)。これに限られず、接続部材42R、42Lが弾性を有する材料で形成されていなくてもよい。第1部分30R、30Lをフレーム110に取り付けた状態で、第2部分40R、40Lの位置を変位させることができなくてもよい。一般的に言うと、「接続部材」を省略してもよい。
(変形例4)右サイド接続部20R、左サイド接続部20Lが、それぞれ、脱着可能に接続される第1部分30R、30Lと、第2部分40R、40Lと、を有する。これに限られず、右サイド接続部20R、左サイド接続部20Lが、2つの部材によって構成されていなくてもよい。
(変形例5)上記の実施例では、頭部被覆部210の右側面と右サイド接続部20Rとが接続され、頭部被覆部210の左側面と左サイド接続部20Lとを接続された状態では、フレーム110を、帽体200に固定された押しつけ部48R、48Lを軸にして、上下方向に回動させることができる。そして、フロント接続部60は、第1〜第3差込部70〜74を備える位置決め部68を備え、鍔部220を差し込む差込部を変えることにより、鍔部220とフレームフロント部112とが接続される場合におけるフレームフロント部112の上下方向における保持位置を、自分の視界に適する位置に調整することができる。これに限られず、フレーム110が上下方向に回動できなくてもよい。フロント接続部60は、鍔部220を差し込む1個の差込部のみを備えていてもよい。
(変形例6)ジョイント機構10が、フロント接続部60を有さなくてもよい。また、ジョイント機構10は、1個以上のサイド接続部を有していれば、任意の数のサイド接続部を有していてもよい。
(変形例7)上記の実施例では、接続部材42R、42Lが、それぞれ、第2部分40R、40Lの一部分を構成する例を説明した。これに限られず、接続部材は、第1部分及び第2部分と別個に構成されていてもよい。また、接続部材は、第1部分の一部分を構成してもよい。
また、本明細書又は図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書又は図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。

Claims (5)

  1. 画像表示システムであって、
    ユーザの頭部を被覆可能な帽体と、
    画像表示装置と、
    前記帽体と前記画像表示装置とを脱着可能な態様で接続するジョイント機構と、
    を備え、
    前記帽体は、前記ユーザの頭部を被覆する頭部被覆部を備え、
    前記画像表示装置は、前記ユーザの顔部に対向する範囲に配置可能なフレームと、前記フレームに固定されており、前記フレームが前記ユーザの前記顔部に対向する範囲に配置される場合に前記ユーザの眼に対向する位置に配置される表示部であって、画像を表示するための前記表示部と、を備え、
    前記フレームは、前記フレームが前記ユーザの前記顔部に対向する範囲に配置される場合に、前記ユーザの側頭部近傍に配置されるフレームサイド部を備え、
    前記ジョイント機構は、前記頭部被覆部の側面と前記フレームサイド部とを接続するサイド接続部を備え、
    前記サイド接続部は、
    前記頭部被覆部の前記側面と前記フレームサイド部とが接続されているサイド接続状態と、前記頭部被覆部の前記側面と前記フレームサイド部との接続が解除されているサイド解除状態と、を切り替え可能な操作部であって、前記サイド接続状態において、前記頭部被覆部の前記側面の外側方向に露出する前記操作部と、
    前記フレームサイド部に取り付けられる第1部分と、
    前記第1部分と脱着可能な態様で接続されるとともに、前記頭部被覆部の前記側面に取り付けられる第2部分と、を備える、
    画像表示システム。
  2. 前記サイド接続部は、さらに、前記第1部分と前記第2部分とを接続するための接続部材であって、弾性材料で形成されている前記接続部材を備える、
    請求項に記載の画像表示システム。
  3. 前記帽体は、さらに、前記頭部被覆部の前方に設けられた鍔部を備え、
    前記フレームは、さらに、前記フレームが前記ユーザの前記顔部に対向する範囲に配置される場合において、前記ユーザの前頭部近傍に配置されるフレームフロント部を備え、
    前記ジョイント機構は、さらに、前記鍔部と前記フレームフロント部とを脱着可能な態様で接続するフロント接続部であって、前記鍔部と前記フレームフロント部とが接続される場合に、前記フレームフロント部が前記鍔部の下側の位置で保持される、前記フロント接続部を備える、
    請求項1又は2のいずれか一項に記載の画像表示システム。
  4. 前記サイド接続部は、さらに、前記サイド接続状態において、前記フレームを上下方向に沿って回動させるための回転中心軸である軸部を備え、
    前記フロント接続部は、前記鍔部と前記フレームフロント部とが接続される場合における前記フレームフロント部の前記上下方向における保持位置を変更するための変更機構を備える、
    請求項に記載の画像表示システム。
  5. ユーザの頭部を被覆可能な帽体と画像表示装置とを脱着可能な態様で接続するジョイント機構であって、
    前記帽体は、前記ユーザの頭部を被覆する頭部被覆部を備え、
    前記画像表示装置は、前記ユーザの顔部に対向する範囲に配置可能なフレームと、前記フレームに固定されており、前記フレームが前記ユーザの前記顔部に対向する範囲に配置される場合に前記ユーザの眼に対向する位置に配置される表示部であって、画像を表示するための前記表示部と、を備え、
    前記フレームは、前記フレームが前記ユーザの前記顔部に対向する範囲に配置される場合に、前記ユーザの側頭部近傍に配置されるフレームサイド部を備え、
    前記ジョイント機構は、前記頭部被覆部の側面と、前記フレームサイド部とを接続するサイド接続部を備え、
    前記サイド接続部は、
    前記頭部被覆部の前記側面と前記フレームサイド部とが接続されているサイド接続状態と、前記頭部被覆部の前記側面と前記フレームサイド部との接続が解除されているサイド解除状態と、を切り替え可能な操作部であって、前記サイド接続状態において、前記頭部被覆部の前記側面の外側方向に露出する前記操作部と、
    前記フレームサイド部に取り付けられる第1部分と、
    前記第1部分と脱着可能な態様で接続されるとともに、前記頭部被覆部の前記側面に取り付けられる第2部分と、を備える、
    ジョイント機構。
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