JP6895335B2 - 動作支援装具 - Google Patents

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Description

本発明は、動作支援装具に関する。
従来、装着者の上腕を上方に押し上げることを支援する作業支援装置が知られている(特許文献1参照)。
特開2014−172129号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、装着者が上腕を作業支援装置に装着した状態において、装着者の上腕を効果的に押し上げることが難しかった。
そこで、本発明は、上肢を効果的に押し上げることができる動作支援装具を提供する。
本発明の一態様に係る動作支援装具は、動作支援装具であって、装着者の胴体に装着される胴体部材と、前記装着者に前記動作支援装具が装着された状態において、前記胴体部材に対して、前記装着者の水平方向に沿っている第1回転軸で回転自在に接続される接続部分、および、前記装着者の上肢に装着される装着部分を有する上肢部材と、前記装着者に前記動作支援装具が装着された状態において、前記装着部分が下方に移動する第1回転方向に、前記上肢部材が前記胴体部材に対して回転したとき、前記第1回転方向とは反対側の第2回転方向に前記上肢部材に対して力を付与する第1力付与機構と、を備え、前記装着部分は、前記上肢部材が前記胴体部材に対して前記第1回転方向に回転したとき、前記上肢の水平方向内側に向かう力が付与される。
本発明の動作支援装具は、上肢を効果的に押し上げることができる。
図1は、実施の形態1に係る動作支援装具の斜視図である。 図2は、実施の形態1に係る動作支援装具を正面側から見た平面図である。 図3は、実施の形態2に係る動作支援装具の斜視図である。 図4は、実施の形態2に係る動作支援装具を正面側から見た平面図である。 図5は、実施の形態3に係る動作支援装具の接続部分周辺を示す図である。 図6は、実施の形態4に係る動作支援装具の接続部分周辺を示す図である。 図7は、実施の形態4に係る動作支援装具を上側から見た平面図である。
上記動作支援装具の実現のため、本発明の一態様に係る動作支援装具は、動作支援装具であって、装着者の胴体に装着される胴体部材と、前記装着者に前記動作支援装具が装着された状態において、前記胴体部材に対して、前記装着者の水平方向に沿っている第1回転軸で回転自在に接続される接続部分、および、前記装着者の上肢に装着される装着部分を有する上肢部材と、前記装着者に前記動作支援装具が装着された状態において、前記装着部分が下方に移動する第1回転方向に、前記上肢部材が前記胴体部材に対して回転したとき、前記第1回転方向とは反対側の第2回転方向に前記上肢部材に対して力を付与する第1力付与機構と、を備え、前記装着部分は、前記上肢部材が前記胴体部材に対して前記第1回転方向に回転したとき、前記上肢の水平方向内側に向かう力が付与される。
これによれば、上肢に装着される装着部分が下方に移動する第1回転方向に、上肢部材が胴体部材に対して回転したとき、装着部分を装着者の上肢の水平方向内側に向かう方向に、装着部分に力が付与される。このため、装着者は、腕を下方に降ろす動きを行ったとしても、腕が外側に開きにくくなる。よって、装着者の上肢を効果的に押し上げることができる。
また、前記接続部分は、さらに、前記装着者に前記胴体部材が装着された状態において、前記装着者の上下方向に沿っている第2回転軸で、前記胴体部材に対して回転自在に接続されていてもよい。
また、前記上肢部材は、前記装着者に前記胴体部材が装着された状態において、前記胴体部材の、前記装着者の左右方向の一方側に接続され、前記第1回転軸は、前記第2回転軸から遠ざかるに従って、下方に向かう方向に傾いていてもよい。
このため、簡単な構成で、装着者の上肢が下方に移動したときに、当該上肢を装着者の胴体に近づける方向への力を、当該上肢に付与する構成を実現できる。
また、さらに、前記上肢部材が前記第1回転軸で前記第1回転方向に回転するほど、前記装着部分が前記装着者の左右方向の内側に移動する第3回転方向に、前記上肢部材が前記第2回転軸で前記胴体部材に対して回転する力を前記上肢部材に付与する第2力付与機構を備えてもよい。
また、前記上肢部材は、前記装着者に前記胴体部材が装着された状態において、前記胴体部材の、前記装着者の左右方向の一方側に接続され、前記第2力付与機構は、前記胴体部材の前記上肢部材が接続される部分より下方の部分と、前記上肢部材の、前記接続部分よりも前記装着部分側の部分とを、前記装着者の上側に向かうほど前記左右方向の他方側に向かう方向に傾いた状態で接続するダンパであってもよい。
このため、簡単な構成で、装着者の上肢が下方に移動したときに、当該上肢を装着者の胴体に近づける方向への力を、当該上肢に付与する構成を実現できる。
また、前記第2力付与機構は、一端が前記上肢部材に固定され、前記上肢部材が前記胴体部材に対して前記第1回転方向に回転したときに、前記上肢部材によって引っ張られるワイヤと、前記ワイヤの他端が固定され、前記ワイヤが引っ張られることで所定の方向に回転する回転部材と、前記回転部材の前記ワイヤの他端が固定される側とは、前記回転部材の第3回転軸を挟んで反対側に、一端が固定され、他端が前記上肢部材の前記第2回転軸よりも前記装着部分側の部分に固定されているバネと、を有してもよい。
このように、バネによって装着部分を胴体の内側に近づける力の大きさが定まるため、装着者の上肢が下方に移動したときに、当該上肢を装着者の胴体に近づける方向への力の大きさを適切に設定することが容易にできる。
また、前記第2力付与機構は、前記上肢部材が前記胴体部材に対して前記第1回転方向に回転した回転量を検出する検出部と、前記上肢部材を前記第2回転軸で前記第3回転方向に回転させる力を付与するアクチュエータと、前記検出部によって検出された前記回転量に応じて前記アクチュエータを動作させる制御部と、を有してもよい。
このため、装着部分を胴体の内側に近づける力の大きさの調整を容易にできる。
以下、本発明の一態様に係る動作支援装具100について、図面を参照しながら具体的に説明する。
なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
以降で説明する実施の形態1〜4では、装着者に動作支援装具が装着された状態において、装着者の左右方向をX軸方向とし、装着者の前後方向をY軸方向とし、装着者の上下方向をZ軸方向とする。また、装着者の右側をX軸方向プラス側とし、装着者の左側をX軸方向マイナス側とする。また、装着者の前側をY軸方向プラス側とし、装着者の後ろ側をY軸方向マイナス側とする。また。装着者の上側をZ軸方向プラス側とし、装着者の下側をZ軸方向マイナス側とする。なお、各図において、X軸方向、Y軸方向およびZ軸方向のそれぞれを示す矢印が示す方向を、それぞれの方向におけるプラス側とし、矢印とは反対側の方向を、それぞれの方向におけるマイナス側とする。
(実施の形態1)
図1および図2を用いて、実施の形態1に係る動作支援装具について説明する。
[1−1.構成]
図1は、実施の形態1に係る動作支援装具の斜視図である。図2は、実施の形態1に係る動作支援装具を正面側から見た平面図である。
図1および図2に示すように、動作支援装具100は、胴体部材10と、上肢部材20とを備える。
胴体部材10は、装着者の胴体に装着される部材である。胴体部材10は、具体的には、装着者の背中に装着される、板状部材である。また、胴体部材10は、装着者の胴体に装着され、上肢部材20が取り付けられる部材であればよいため、板状部材に限らずに、例えば、装着者の背中の周囲を囲う位置に配置される枠状の部材により構成されていてもよい。また、胴体部材10は、装着者側の面にクッション材などが配置されていてもよい。胴体部材10は、例えば、金属、樹脂などにより構成される。
胴体部材10には、胴体部材10を、装着者の背中の全体を覆う位置に配置するための肩ベルト11が設けられている。肩ベルト11は、胴体部材10に接続され、装着者の肩に装着される部材である。肩ベルト11は、胴体部材10のX軸方向プラス側の部位、および、X軸方向マイナス側の部位のそれぞれに設けられる。つまり、肩ベルト11は、装着者の両肩に対応した位置に設けられる。
また、胴体部材10には、装着者の右肩に対応する位置、つまり、胴体部材10のX軸方向プラス側の端部のうちのZ軸方向プラス側の位置に、被接続部12が設けられている。被接続部12は、胴体部材10の上記の位置からX軸方向プラス側に突出している部位である。
上肢部材20は、装着者の上肢に装着される部材である。上肢部材20は、例えば、装着者の上腕部に装着され、当該上腕部に沿って延びる長尺部材である。上肢部材20は、上腕部に装着されるとしたが、上腕部に限らずに前腕部に装着される構成であってもよいし、装着者の手に装着される構成であってもよい。
上肢部材20は、胴体部材10の被接続部12に接続される。つまり、上肢部材20は、装着者に胴体部材10が装着された状態において、胴体部材10のX軸方向プラス側に接続される。上肢部材20は、具体的には、本体部材21と、本体部材21を胴体部材10に対して異なる2軸で回転自在に接続している接続部分22と、本体部材21を装着者の上肢に装着する装着部分23とを有する。
接続部分22は、具体的には、装着者の左右方向(X軸方向)に沿っている第1回転軸AX1と、装着者の上下方向(Z軸方向)に沿っている第2回転軸AX2とで、胴体部材10に対して回転自在に接続されている。接続部分22は、例えば、Z軸方向から見た場合に、Y軸方向プラス側に延びる第1接続部分22aと、X軸方向マイナス側に延びる第2接続部分22bとを有する。つまり、接続部分22は、L字状に屈曲している構成を有する。第1接続部分22aは、本体部材21と第1回転軸AX1で回転自在に接続される。第2接続部分22bは、胴体部材10の被接続部12に対して第2回転軸AX2で回転自在に接続される。なお、接続部分は、L字状に屈曲していない形状であってもよい。
また、接続部分22の第1接続部分22aの回転軸である第1回転軸AX1は、第2回転軸AX2から遠ざかるに従って(胴体部材10からX軸方向プラス側に向かうに従って)、下方に向かう方向に傾いている。この構成により、接続部分22は、装着部分23が下方に移動する第1回転方向に、上肢部材20(本体部材21)が胴体部材10に対して回転したとき、第2回転軸AX2において回転していない状態では、装着部分23は、X軸方向マイナス側に移動することとなる。これにより、装着部分23は、Y軸方向マイナス側に移動するほど、X軸方向マイナス側に移動することとなる。つまり、装着部分23は、装着者に動作支援装具100が装着された状態において、上肢部材20(本体部材21)が胴体部材10に対して第1回転方向に回転したとき、装着者の上肢の水平方向内側に向かう力が付与される。
接続部分22は、さらに、上肢部材20の本体部材21が胴体部材10に対して第1回転方向に回転したとき、第1回転方向とは反対側の第2回転方向に上肢部材20の本体部材21に対して力を付与する力付与機構3を有していてもよい。力付与機構3は、板バネであってもよいし、トーションバネであってもよい。また、力付与機構3は、アクチュエータにより実現されてもよい。これにより、装着者が右腕を自重により下方に降ろした場合であっても、装着者の右腕は、接続部分22の力付与機構から右腕を上昇させる方向の力を受けることができる。よって、装着者は、重い電動工具を何度も持ち上げるような作業を容易に行うことができる。
装着部分23は、装着者の上腕部を下方から支持する部材である。装着部分23は、本体部材21の接続部分22とは反対側の端部に設けられ、本体部材21に対する角度が調整できる回転軸21aで、本体部材21に対して接続されている。これにより、装着部分23は、本体部材21に対して任意の角度で固定した状態とすることができる。
[1−2.効果など]
本実施の形態に係る動作支援装具100によれば、胴体部材10と、上肢部材20と、力付与機構3とを備える。胴体部材10は、装着者の胴体に装着される。上肢部材20は、装着者に動作支援装具100が装着された状態において、胴体部材10に対して、装着者の水平方向に沿っている第1回転軸AX1で回転自在に接続される接続部分22、および、装着者の上肢に装着される装着部分23を有する。力付与機構3は、装着者に動作支援装具100が装着された状態において、装着部分23が下方に移動する第1回転方向に、上肢部材20が胴体部材10に対して回転したとき、第1回転方向とは反対側の第2回転方向に上肢部材20に対して力を付与する。装着部分23は、上肢部材20が胴体部材10に対して第1回転方向に回転したとき、上肢の水平方向内側に向かう力が付与される。
このため、装着者は、腕を下げるほど、身体の内側への力が付与される。一般的に、人は、腕を上下方向の下側に動かす場合、肩関節の可動域が外側に開きやすい構造となっているため、腕が外側に開いてしまう。つまり、人は、右腕を下げると、右腕は右側に移動しやすい。このため、例えば特許文献1のように、上下方向に腕を動かす作業において、上方向への作業を補助する作業支援装置では、上肢の動きの自由度を向上させているため、装着者が腕を下方向に移動させたときに腕が外側に逃げてしまう。つまり、腕が水平方向に移動するため、装置からの補助を受ける力の効率が悪くなる。
本実施の形態の動作支援装具100では、上肢に装着される装着部分23が下方に移動する第1回転方向に、上肢部材20が胴体部材10に対して回転したとき、装着部分23を胴体に近づける方向に、装着部分23に力が付与される。このため、装着者は、腕を下方に降ろす動きを行ったとしても、腕が外側に開くにくくなる。よって、装着者の上肢の動きの自由度が高い動作支援装具100であっても、装着者の上肢を効果的に押し上げることができる。
また、動作支援装具100によれば、接続部分22は、さらに、装着者に胴体部材10が装着された状態において、装着者の上下方向に沿っている第2回転軸AX2で、胴体部材10に対して回転自在に接続されている。また、動作支援装具100によれば、上肢部材20は、装着者に胴体部材10が装着された状態において、胴体部材10の、装着者の左右方向の一方側に接続される。第1回転軸AX1は、第2回転軸AX2から遠ざかるに従って、下方に向かう方向に傾いている。
このため、簡単な構成で、装着者の上肢が下方に移動したときに、当該上肢を装着者の胴体に近づける方向への力を、当該上肢に付与する構成を実現できる。
(実施の形態2)
図3および図4を用いて、実施の形態2に係る動作支援装具について説明する。
[2−1.構成]
図3は、図3は、実施の形態2に係る動作支援装具の斜視図である。図4は、実施の形態2に係る動作支援装具を正面側から見た平面図である。
実施の形態2に係る動作支援装具100Aは、実施の形態1に係る動作支援装具100と比較して、胴体部材10Aの構成と、上肢部材20Aの構成とが異なる。なお、実施の形態1に係る動作支援装具100の構成と同様の構成には、同じ符号を付し、説明を省略する。
図3および図4に示すように、胴体部材10Aは、実施の形態1の胴体部材10の構成に、さらに、被接続部13を有する。
被接続部13は、胴体部材10において、装着者の右腰に対応する位置、つまり、胴体部材10のX軸方向プラス側の端部のうちのZ軸方向マイナス側の位置に、設けられている。被接続部13は、胴体部材10の上記の位置からX軸方向プラス側に突出しており、より具体的には、装着者の右腰の右側方の位置まで回り込んでいる形状を有する。
また、接続部分22Aは、実施の形態1の接続部分22に、さらに、力付与機構24を有する。力付与機構24は、上肢部材20Aが胴体部材10Aに対して第1回転軸AX11で第1回転方向に回転するほど、装着部分23が装着者の左右方向の内側(X軸方向マイナス側)に移動する第3回転方向に、上肢部材20Aが第2回転軸AX12で胴体部材10Aに対して回転する力を上肢部材20Aに付与する。
具体的には、力付与機構24は、一端24aが本体部材21の接続部分22Aおよび装着部分23の間の位置に接続され、他端24bが被接続部13に接続されるダンパである。なお、力付与機構24は、ダンパに限らずに、圧縮バネで実現してもよい。力付与機構24は、図4に示すように、Y軸方向から見た場合、Z軸方向プラス側に向かうほどX軸方向プラス側に向かう方向に傾いた状態で、本体部材21および被接続部13を接続する。また、力付与機構24は、例えば、一端24aおよび他端24bがボールジョイントにより接続されている。つまり、力付与機構24は、一端24aおよび他端24bがそれぞれ本体部材21および被接続部13に対してどの方向にも回転自在に接続されている。
[2−2.効果など]
本実施の形態に係る動作支援装具100Aによれば、さらに、力付与機構24を備える。力付与機構24は、上肢部材20Aが第1回転軸AX11で第1回転方向に回転するほど、装着部分23が装着者の左右方向の内側に移動する第3回転方向に、上肢部材20Aが第2回転軸AX12で胴体部材10Aに対して回転する力を上肢部材20Aに付与する。
また、動作支援装具100Aによれば、上肢部材20Aは、装着者に胴体部材10Aが装着された状態において、胴体部材10Aの、装着者の左右方向の一方側に接続される。力付与機構24は、胴体部材10Aの上肢部材20Aが接続される部分より下方の部分と、上肢部材20Aの、接続部分22Aよりも装着部分23側の部分とを、装着者の上側に向かうほど左右方向の他方側に向かう方向に傾いた状態で接続するダンパである。
このため、簡単な構成で、装着者の上肢が下方に移動したときに、当該上肢を装着者の胴体に近づける方向への力を、当該上肢に付与する構成を実現できる。
(実施の形態3)
図5を用いて、実施の形態3に係る動作支援装具について説明する。
[3−1.構成]
図5は、実施の形態3に係る動作支援装具の構成を示す斜視図である。
なお、図5では、動作支援装具100Bの胴体部材10Bおよび上肢部材20Bの一部を省略して図示している。
図5に示すように、動作支援装具100Bは、実施の形態2の動作支援装具100Aと比較して、力付与機構24の代わりに、力付与機構30を備える点が異なる。
また、上肢部材20Bの本体部材21Bは、プーリ21Baを有する。プーリ21Baは、本体部材21Bの接続部分22B側に設けられ、本体部材21Bが第1回転軸AX21で回転するとともに、第1回転軸AX21で回転する。
力付与機構30は、ワイヤ31と、回転部材32と、バネ33とを有する。ワイヤ31は、一端が本体部材21Bのプーリ21Baに固定され、本体部材21Bが胴体部材10Bに対して第1回転方向に回転したときに、黒矢印の方向に本体部材21Bのプーリ21Baによって引っ張られる。ワイヤ31の他端は回転部材32に固定されている。
回転部材32は、ワイヤ31の他端が固定され、ワイヤ31が引っ張られることで所定の方向に回転する。所定の方向は、本実施の形態では、Z軸方向プラス側から見たときに、左回転方向である。回転部材32は、胴体部材10Bの被接続部12Bの上部に、Z軸方向に平行な回転軸32cで回転可能に配置されている。回転部材32は、ワイヤ31の他端が固定される第1部分32aと、バネ33の一端が固定される第2部分32bとを有する。第1部分32aおよび第2部分32bは、回転部材32の回転軸32cを挟んで互いに反対側に配置される部分である。
バネ33は、一端が回転部材32の第2部分32bに固定され、他端が上肢部材20Bの第2回転軸AX22よりも装着部分23側の部分(本実施の形態では接続部分22Bの上部22Bc)に固定されている。
[3−2.効果など]
本実施の形態に係る動作支援装具100Bによれば、力付与機構30は、ワイヤ31と、回転部材32と、バネ33とを有する。力付与機構30は、一端が上肢部材20Bに固定され、上肢部材20Bが胴体部材10Bに対して第1回転方向に回転したときに、上肢部材20Bによって引っ張られる。回転部材32は、ワイヤ31の他端が固定され、ワイヤ31が引っ張られることで所定の方向に回転する。バネ33は、回転部材32のワイヤ31の他端が固定される側とは、回転部材32の回転軸32cを挟んで反対側に、一端が固定され、他端が上肢部材20Bの第2回転軸AX22よりも装着部分23側の部分に固定されている。
このように、バネ33によって装着部分23を胴体の内側に近づける力の大きさが定まるため、装着者の上肢が下方に移動したときに、当該上肢を装着者の胴体に近づける方向への力の大きさを適切に設定することが容易にできる。
(実施の形態4)
図6および図7を用いて、実施の形態4に係る動作支援装具について説明する。
[4−1.構成]
図6は、実施の形態4に係る動作支援装具の構成を示す斜視図である。図7は、実施の形態4に係る動作支援装具を上側から見た平面図である。
なお、図6および図7では、動作支援装具100Cの胴体部材10Cおよび上肢部材20Cの一部を省略して図示している。
図6に示すように、動作支援装具100Cは、実施の形態2の動作支援装具100Aと比較して、力付与機構24の代わりに、力付与機構40を備える点が異なる。
また、接続部分22Cは、第1接続部分22Caと、第2接続部分22Cbとを有する。第1接続部分22Caは、上肢部材20Cの本体部材21Cに対して、第1回転軸AX31で回転自在に接続されている部分である。第2接続部分22Cbは、胴体部材10Cの被接続部12Cに対して、Z軸方向に沿っている第2回転軸AX32で回転自在に接続されている部分である。具体的には、第2接続部分22Cbは、被接続部12Cの軸部12CaによってZ軸方向に貫通されることにより、第2回転軸AX32で回転自在に接続されている。第1回転軸AX31は、第2回転軸AX32が延びる方向に対して直交する方向に延びる。また、接続部分22Cは、第2回転軸AX32よりもY軸方向マイナス側に突出する突出部22Ccを有する。突出部22Ccには、Z軸方向に貫通する貫通孔22Cdが形成されている。
力付与機構40は、検出部46と、アクチュエータ41と、制御部47とを有する。力付与機構40は、さらに、ボールネジ42と、プッシャ43と、圧縮バネ44と、作用部45とを有する。ボールネジ42、プッシャ43、圧縮バネ44および作用部45は、被接続部12Cの上部に設けられるX軸方向に長い開口部12Cb内に配置される。アクチュエータ41は、ボールネジ42を駆動させることができる位置に配置される。アクチュエータ41は、例えば、開口部12CbのX軸方向マイナス側に配置される。
検出部46は、上肢部材20Cの本体部材21Cが胴体部材10Cに対して第1回転方向に回転したときの回転量を検出する、例えば、エンコーダである。
アクチュエータ41は、X軸方向に延びるボールネジ42をX軸方向に延びる回転軸で回転させるモータである。アクチュエータ41は、ボールネジ42を回転させることで、ボールネジ42と螺合しているプッシャ43をX軸方向に移動させる(図7の(a)の矢印A1)。
これにより、プッシャ43がX軸方向プラス側に移動すると、圧縮バネ44が圧縮され、突出部22CcをX軸方向プラス側に押し出す(図7の(a)の矢印A2)。つまり、突出部22CcにX軸方向プラス側に向かう力が付与されて、接続部分22Cは、Z軸方向プラス側から見たときに、第2回転軸AX32で左回転方向に回転する(図7の(a)の矢印A3)。そして、上肢部材20Cは、図7の(b)に示すように、水平方向内側の位置に回転移動される。
制御部47は、検出部46によって検出された回転量に応じてアクチュエータ41を動作させる。具体的には、制御部47は、当該回転量に応じてアクチュエータ41を回転させる回転量を決定し、当該回転量の分だけアクチュエータ41を回転させる。制御部47は、例えば、回転量が大きいほど、アクチュエータ41を回転させる回転量を大きくする。
なお、アクチュエータ41、ボールネジ42、プッシャ43、および圧縮バネ44の代わりに、ガス圧シリンダー、油圧シリンダーなどを用いて、作用部45を移動させてもよい。
[4−2.効果など]
本実施の形態に係る動作支援装具100Cによれば、力付与機構40は、検出部46と、アクチュエータ41と、制御部47とを有する。検出部46は、上肢部材20Cが胴体部材10Cに対して第1回転方向に回転した回転量を検出する。アクチュエータ41は、上肢部材20Cを第2回転軸AX32で第3回転方向に回転させる力を付与する。制御部47は、検出部46によって検出された回転量に応じてアクチュエータ41を動作させる。
このため、アクチュエータの動作量を調製すれば、装着部分23を胴体の内側に近づける力の大きさを調整できる。このため、装着者の好みに応じて装着部分23を胴体の内側に近づける力の大きさの調整を容易にできる。
[5.その他]
上記実施の形態1および2では、上肢部材20、20Aの接続部分22、22Aは、胴体部材10、10Aに対して2軸で回転自在に接続されることとしたが、これに限らない。例えば、上肢部材の接続部分は、胴体部材に対して装着者の水平方向に沿っている第1回転軸のみで回転自在に接続される構成であってもよい。また、接続部分が胴体部材に対して第1回転軸のみで回転自在に接続されている構成の場合、胴体部材と接続部分との間が板バネなどの弾性部材によって接続されていてもよい。つまり、胴体部材と接続部分とが弾性部材によって接続されることで、接続部分が胴体部材に対して第1回転軸のみで回転自在に接続される構成であっても、上肢部材の胴体部材に対する自由度を向上させることができる。
上記実施の形態1〜4では、上肢部材は、胴体部材のX軸方向プラス側に配置されるとしたが、胴体部材のX軸方向マイナス側に配置されてもよい。胴体部材のX軸方向マイナス側に配置される場合の上肢部材は、上記の上肢部材と比較して左右反転した構成を有する。また、動作支援装具は、胴体部材のX軸方向の両側に2つの上肢部材が設けられる構成を採用してもよい。
以上、本発明の一つまたは複数の態様に係る作業支援装具について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の一つまたは複数の態様の範囲内に含まれてもよい。
本発明は、装着者の上肢の動きの自由度を向上させ、かつ、上肢を効果的に押し上げることができる動作支援装具などとして有用である。
10、10A、10B、10C 胴体部材
11 肩ベルト
12、12C 被接続部
12Ca 軸部
12Cb 開口部
13 被接続部
20、20A、20B、20C 上肢部材
21、21B、21C 本体部材
21a 回転軸
21Ba プーリ
22、22A、22B、22C 接続部分
22a、22Ca 第1接続部分
22b、22Cb 第2接続部分
22Bc 上部
22Cc 突出部
22Cd 貫通孔
23 装着部分
24 力付与機構
24a 一端
24b 他端
30 力付与機構
31 ワイヤ
32 回転部材
32a 第1部分
32b 第2部分
33 バネ
40 力付与機構
41 アクチュエータ
42 ボールネジ
43 プッシャ
44 圧縮バネ
45 作用部
46 検出部
47 制御部
100、100A、100B、100C 動作支援装具
AX1、AX11、AX21、AX31 第1回転軸
AX2、AX12、AX22、AX32 第2回転軸

Claims (7)

  1. 動作支援装具であって、
    装着者の胴体に装着される胴体部材と、
    前記装着者に前記動作支援装具が装着された状態において、前記胴体部材に対して、前記装着者の水平方向に沿っている第1回転軸で回転自在に接続される接続部分、および、前記装着者の上肢に装着される装着部分を有する上肢部材と、
    前記装着者に前記動作支援装具が装着された状態において、前記装着部分が下方に移動する第1回転方向に、前記上肢部材が前記胴体部材に対して回転したとき、前記第1回転方向とは反対側の第2回転方向に前記上肢部材に対して力を付与する第1力付与機構と、を備え、
    前記装着部分は、前記上肢部材が前記胴体部材に対して前記第1回転方向に回転したとき、前記上肢の水平方向内側に向かう力が付与される
    動作支援装具。
  2. 前記接続部分は、さらに、前記装着者に前記胴体部材が装着された状態において、前記装着者の上下方向に沿っている第2回転軸で、前記胴体部材に対して回転自在に接続されている
    請求項1に記載の動作支援装具。
  3. 前記上肢部材は、前記装着者に前記胴体部材が装着された状態において、前記胴体部材の、前記装着者の左右方向の一方側に接続され、
    前記第1回転軸は、前記第2回転軸から遠ざかるに従って、下方に向かう方向に傾いている
    請求項2に記載の動作支援装具。
  4. さらに、
    前記上肢部材が前記第1回転軸で前記第1回転方向に回転するほど、前記装着部分が前記装着者の左右方向の内側に移動する第3回転方向に、前記上肢部材が前記第2回転軸で前記胴体部材に対して回転する力を前記上肢部材に付与する第2力付与機構を備える
    請求項2に記載の動作支援装具。
  5. 前記上肢部材は、前記装着者に前記胴体部材が装着された状態において、前記胴体部材の、前記装着者の左右方向の一方側に接続され、
    前記第2力付与機構は、前記胴体部材の前記上肢部材が接続される部分より下方の部分と、前記上肢部材の、前記接続部分よりも前記装着部分側の部分とを、前記装着者の上側に向かうほど前記左右方向の他方側に向かう方向に傾いた状態で接続するダンパである
    請求項4に記載の動作支援装具。
  6. 前記第2力付与機構は、
    一端が前記上肢部材に固定され、前記上肢部材が前記胴体部材に対して前記第1回転方向に回転したときに、前記上肢部材によって引っ張られるワイヤと、
    前記ワイヤの他端が固定され、前記ワイヤが引っ張られることで所定の方向に回転する回転部材と、
    前記回転部材の前記ワイヤの他端が固定される側とは、前記回転部材の第3回転軸を挟んで反対側に、一端が固定され、他端が前記上肢部材の前記第2回転軸よりも前記装着部分側の部分に固定されているバネと、を有する
    請求項4に記載の動作支援装具。
  7. 前記第2力付与機構は、
    前記上肢部材が前記胴体部材に対して前記第1回転方向に回転した回転量を検出する検出部と、
    前記上肢部材を前記第2回転軸で前記第3回転方向に回転させる力を付与するアクチュエータと、
    前記検出部によって検出された前記回転量に応じて前記アクチュエータを動作させる制御部と、を有する
    請求項4に記載の動作支援装具。
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