JP6890821B2 - グリコールリグニンの製造方法及びそのシステム - Google Patents
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Description
1.(a)リグノセルロースをポリエチレングリコール、ジエチレングリコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、グリセリン及びポリグリセリンから選択される少なくとも1種のグリコール系蒸解溶媒で、酸触媒の存在下、常圧下で加溶媒分解する工程と、
(b)前記加溶媒分解工程後の反応混合物と希アルカリとを混合した後、グリコールリグニンを含む溶液画分と固形分とを分離する工程と、
(c)前記溶液画分を硫酸で酸性化することにより、グリコールリグニンを沈殿物として得る工程と、
(d)グリコールリグニンの沈殿物を、硫酸で酸性化した前記溶液画分から分離する工程と、
(e)グリコールリグニンの沈殿物分離後の上清液を集積し、その集積溶液に水酸化ナトリウムを添加することにより、集積溶液を中和する工程と、
(f)前記中和溶液を加熱することにより含水率10%以下に濃縮して蒸解溶媒を回収する工程と、
(g)濃縮により生成した硫酸ナトリウムの結晶を分離することを含む工程と
を含む、グリコールリグニンの製造方法である。
2.前記工程(f)にて回収した蒸解溶媒を前記工程(a)の蒸解溶媒として再利用する、上記1に記載のグリコールリグニンの製造方法である。
3.前記工程(e)において、集積溶液に水酸化ナトリウムを添加する前に、集積溶液に必要に応じて酸を添加した後集積溶液を加熱することを含む、上記2に記載のグリコールリグニンの製造方法である。
4.(ア)リグノセルロースをポリエチレングリコール、ジエチレングリコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、グリセリン及びポリグリセリンから選択される少なくとも1種のグリコール系蒸解溶媒で加溶媒分解するためのリアクターと、
(イ)前記リアクターより排出される加溶媒分解反応混合物と希アルカリとの混合物からグリコールリグニンを含む溶液画分と固形分とを分離する分離器と、
(ウ)前記溶液画分を硫酸で酸性化することにより、グリコールリグニンを沈殿物として得るためのpH調整タンク1と、
(エ)グリコールリグニンの沈殿物を、硫酸で酸性化した前記溶液画分から分離するための分離装置と、
(オ)グリコールリグニンの沈殿物分離後の上清液を集積し、その集積溶液に水酸化ナトリウムを添加することにより、集積溶液を中和するためのpH調整タンク2と、
(カ)前記中和溶液を加熱することにより含水率10%以下に濃縮して蒸解溶媒を回収するための濃縮装置と、
(キ)濃縮により生成した硫酸ナトリウムの結晶を分離するための分離装置と
を備える、グリコールリグニンを製造するためのシステムである。
5.前記分離装置(エ)が遠心分離機である、上記4に記載のグリコールリグニンを製造するためのシステムである。
6.グリコールリグニンの沈殿物分離後の上清液を集積し、必要に応じて酸を添加した後その集積溶液を加熱するためのリアクターをさらに備える、上記4又は5に記載のグリコールリグニンを製造するためのシステムである。
本実施形態のグリコールリグニンを製造する方法は、
(a)リグノセルロースをポリエチレングリコール、ジエチレングリコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、グリセリン及びポリグリセリンから選択される少なくとも1種の蒸解溶媒で、酸触媒の存在下、常圧下で加溶媒分解する工程と、
(b)前記加溶媒分離工程後の反応混合物と希アルカリとを混合した後、グリコールリグニンを含む溶液画分と固形分とを分離する工程と、
(c)前記溶液を硫酸で酸性化することにより、グリコールリグニンを沈殿物として得る工程と、
(d)グリコールリグニンの沈殿物を、硫酸で酸性化した前記溶液画分から分離する工程と、
(e)グリコールリグニンの沈殿物分離後の上清液及び洗浄水を集積し、その集積溶液に水酸化ナトリウムを添加することにより、集積溶液を中和する工程と、
(f)前記中和溶液を加熱することにより含水率10%以下に濃縮して蒸解溶媒を回収する工程と、
(g)濃縮により生成した硫酸ナトリウムの結晶を分離することを含む工程と
を含む。
本発明のグリコールリグニンを製造するためのシステムは、
(ア)リグノセルロースをポリエチレングリコール、ジエチレングリコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、グリセリン及びポリグリセリンから選択される少なくとも1種のグリコール系蒸解溶媒で加溶媒分解するためのリアクターと、
(イ)前記リアクターより排出される加溶媒分解反応混合物と希アルカリとの混合物からグリコールリグニンを含む溶液画分と固形分とを分離する分離機と、
(ウ)前記溶液画分を硫酸で酸性化することにより、グリコールリグニンを沈殿物として得るためのpH調整タンク1と、
(エ)グリコールリグニンの沈殿物を、硫酸で酸性化した前記溶液画分から分離するための分離装置と、
(オ)グリコールリグニンの沈殿物分離後の上清液を集積し、その集積溶液に水酸化ナトリウムを添加することにより、集積溶液を中和するためのpH調整タンク2と、
(カ)前記中和溶液を加熱することにより含水率10%以下に濃縮して蒸解溶媒を回収するための濃縮装置と、
(キ)濃縮により生成した硫酸ナトリウムの結晶を分離するための分離装置と
を備える。
本実施形態のグリコールリグニンを製造するためのシステムは、上記した実施態様1のグリコールリグニンの製造方法を実施するためのシステムであるので、重複する説明については、適宜記載を割愛する。
図1に示す製造フローで実施した。
PEG200 230 kgと硫酸触媒 0.68 kg(PEGに対して0.3 wt%)をリアクターに入れてよく撹拌した後、フィーダーで気乾スギ木粉約 53 kg(5メッシュパス、含水率10〜14%、絶乾重量 46 kg)を投入した。蒸気ラインを作動させ、リアクターを140℃に昇温し、所定の反応時間(90〜120分間)保持した。反応中はリアクター全体を混練撹拌可能なリボン翼で撹拌した。温度の安定性は非常に高く、反応を繰り返し行った場合も再現性のよい温度変化を示した。いずれも昇温時間は約20分で、反応中の内部温度は平均141℃であった。常圧反応なので、反応中も上窓から内部を目視できる。滑らかな撹拌の下、木粉の液状化が確認できた。
濃縮時に水の蒸発によってPEG濃度が高くなると、中和によって生成した多量の硫酸ナトリウムが析出し、下部の配管が閉塞する問題があるため、濃縮液を下部の配管からウォールウェッタータンク上部へと循環させるラインを設け、ポンプ循環下濃縮を行った。
濃縮で得られた回収PEG200を蒸解溶媒として用いて、実施例1と同様の方法にて酸加溶媒分解を実施した。フレッシュPEG200(0.3 wt%硫酸)を蒸解溶媒として用いた場合、残渣収率は46.7%であったのに対し、回収PEG200を蒸解溶媒として用いた場合、0.9 wt%の硫酸添加時にフレッシュPEG200とほぼ同じ残渣収率(47.0 %)を達成した。グリコールリグニンの量は、フレッシュPEG200を蒸解溶媒として用いた場合と比較して、増加した。これは、回収PEG中に含まれるグリコールリグニンがプロセス中に持ち込まれ、グリコールリグニンの全体量が増えたからである。結果を表1に示す。硫酸の添加量の増加が必要な理由は、回収蒸解溶媒中に硫酸水素ナトリウムや水酸化ナトリウムが一部残存しているからと考えられる。添加する硫酸量を増加させることで反応の促進は可能で、本発明の製造方法により回収した蒸解溶媒は酸加溶媒分解の蒸解溶媒として再利用可能であることを確認された。
濃縮で得られた回収PEG200を蒸解溶媒として用いて、実施例1と同様の方法にて酸加溶媒分解を3回実施した。各サイクル後に得られたグリコールリグニンの収率を表2に示す。3回目の酸加溶媒分解後に回収された回収PEG200は、水酸基価が523.78 mg KOH/gであり、含水率を7.0%に揃えて40℃で分析した際の粘度が66.17mPa・sであった。一方、フレッシュPEG200の水酸基価は552.31 mg KOH/gであり、粘度は23.50mPa・sであった。3回目の酸加溶媒分解後に回収された回収PEG200は、13C−NMR解析の結果、フレッシュPEG200と比較してフリーの水酸基の相対NMRシグナル強度が約20%低下していた。
3回目の酸加溶媒分解後に回収された回収PEG200と水を1:2(w/w)で混合し、硫酸を溶媒に対し0.5 wt%、1.0 wt%、5.0 wt%、10 wt%、又は20 wt%滴下した後、撹拌下、1時間煮沸処理をした。処理液を濾過し、沈殿物を除去した後、実施例1と同様にして中和処理し、蒸解溶媒を回収した。回収した蒸解溶媒は、いずれも、3回目の酸加溶媒分解後に回収された回収PEG200と比較して、水酸基価は向上し、粘度は低下し、フリーの水酸基の相対NMRシグナル強度が改善することが確認できた。
0.5 wt%硫酸及び5.0 wt%硫酸を用いて再生処理された蒸解溶媒を用いて、実施例1と同様の方法にて酸加溶媒分解を行った。得られたグリコールリグニンの収率を表2に示す。蒸解溶媒の再利用の繰り返しで悪化したグリコールリグニンの収率は、薬液再生処理で改善することが確認できた。
Claims (6)
- (a)リグノセルロースをポリエチレングリコール、ジエチレングリコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、グリセリン及びポリグリセリンから選択される少なくとも1種のグリコール系蒸解溶媒で、酸触媒の存在下、常圧下で加溶媒分解する工程と、
(b)前記加溶媒分解工程後の反応混合物と希アルカリとを混合した後、グリコールリグニンを含む溶液画分と固形分とを分離する工程と、
(c)前記溶液画分を硫酸で酸性化することにより、グリコールリグニンを沈殿物として得る工程と、
(d)グリコールリグニンの沈殿物を、硫酸で酸性化した前記溶液画分から分離する工程と、
(e)グリコールリグニンの沈殿物分離後の上清液を集積し、その集積溶液に水酸化ナトリウムを添加することにより、集積溶液を中和する工程と、
(f)前記中和溶液を加熱することにより含水率10%以下に濃縮して蒸解溶媒を回収する工程と、
(g)濃縮により生成した硫酸ナトリウムの結晶を分離することを含む工程と
を含む、グリコールリグニンの製造方法。 - 前記工程(f)にて回収した蒸解溶媒を前記工程(a)の蒸解溶媒として再利用する、請求項1に記載のグリコールリグニンの製造方法。
- 前記工程(e)において、集積溶液に水酸化ナトリウムを添加する前に、集積溶液に必要に応じて酸を添加した後集積溶液を加熱することを含む、請求項2に記載のグリコールリグニンの製造方法。
- (ア)リグノセルロースをポリエチレングリコール、ジエチレングリコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、グリセリン及びポリグリセリンから選択される少なくとも1種のグリコール系蒸解溶媒で加溶媒分解するためのリアクターと、
(イ)前記リアクターより排出される加溶媒分解反応混合物と希アルカリとの混合物からグリコールリグニンを含む溶液画分と固形分とを分離する分離機と、
(ウ)前記溶液画分を硫酸で酸性化することにより、グリコールリグニンを沈殿物として得るためのpH調整タンク1と、
(エ)グリコールリグニンの沈殿物を、硫酸で酸性化した前記溶液画分から分離するための分離装置と、
(オ)グリコールリグニンの沈殿物分離後の上清液を集積し、その集積溶液に水酸化ナトリウムを添加することにより、集積溶液を中和するためのpH調整タンク2と、
(カ)前記中和溶液を加熱することにより含水率10%以下に濃縮して蒸解溶媒を回収するための濃縮装置と、
(キ)濃縮により生成した硫酸ナトリウムの結晶を分離するための分離装置と
を備える、グリコールリグニンを製造するためのシステム。 - 前記分離装置(エ)が遠心分離機である、請求項4に記載のグリコールリグニンを製造するためのシステム。
- グリコールリグニンの沈殿物分離後の上清液を集積し、必要に応じて酸を添加した後その集積溶液を加熱するためのリアクターをさらに備える、請求項4又は5に記載のグリコールリグニンを製造するためのシステム。
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