JP6890726B1 - 車載装置、情報処理方法及び情報処理プログラム - Google Patents

車載装置、情報処理方法及び情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

抽出部(101)は、センサ(201)により感知された複数の点である複数の感知点の各々と車両(300)との相対速度に基づき、車両(300)が走行する道路の路側に所在する静止物である路側静止物を抽出し、路側静止物の所在位置からの車両(300)の相対位置を推定する。取得部(103)は、線分により道路が表される地図データを取得する。特定部(104)は、地図データでの路側静止物の所在位置の座標値を路側静止物座標値として特定し、路側静止物座標値と、抽出部(101)により推定された路側静止物の所在位置からの車両の相対位置とに基づき、地図データでの車両(300)の位置の座標値を特定する。

Description

本発明は、車両の位置を特定する技術に関する。
本発明に関連する技術として特許文献1に記載の技術がある。
特許文献1では、車両の側方に設けられた距離センサが、車両が走行する経路に沿って設けられた路側の縁部とセンサとの間の距離を測定する。そして、コンピュータが経路からの横方向の偏差を補正する。
特表2010−525314号公報
特許文献1の技術は、車両に近接した両路側に連続してガイドが配置されていることを前提としている。このため、ガイドが設けられていない一般道路には特許文献1の技術を適用することができないという課題がある。
本発明は、このような課題を解決することを主な目的の一つとしている。より具体的には、本発明は、ガイドが設けられていない一般道路でも、車両の位置を正確に特定することを主な目的とする。
本発明に係るセンサが搭載されている車両に搭載される車載装置であって、
前記センサにより感知された複数の点である複数の感知点の各々と前記車両との相対速度に基づき、前記車両が走行する道路の路側に所在する静止物である路側静止物を抽出し、前記路側静止物の所在位置からの前記車両の相対位置を推定する抽出部と、
線分により前記道路が表される地図データを取得する取得部と、
前記地図データを用いて、前記路側静止物の所在位置の座標値を路側静止物座標値として特定し、前記路側静止物座標値と、前記抽出部により推定された前記路側静止物の所在位置からの前記車両の相対位置とに基づき、前記車両の位置の座標値を特定する特定部とを有する。
本発明によれば、ガイドが設けられていない一般道路でも、車両の位置を正確に特定することができる。
実施の形態1に係る車両に含まれる要素の例を示す図。 実施の形態1に係る車載装置のハードウェア構成例を示す図。 実施の形態1に係る道路と車両の走行位置の例を示す。 実施の形態1に係る車載装置の動作例を示すフローチャート。 実施の形態1に係る静止物判定処理の例を示す図。 実施の形態1に係る感知点のグルーピング処理の例を示す図。 実施の形態1に係る路側静止物の所在位置からの車両の相対位置の例を示す図。 実施の形態1に係る路側静止物座標値特定処理の例と車両位置特定処理の例を示す図。 実施の形態1に係るGPS測位結果の例を示す図。 実施の形態2に係る車両に含まれる要素の例を示す図。 実施の形態2に係る欠損箇所がある地図データの例を示す図。 実施の形態2に係る路側線推定処理の例を示す図。 実施の形態2に係る車載装置の動作例を示すフローチャート。 実施の形態3に係る道路と車両の走行位置の例を示す図。 実施の形態3に係る道路と車両の走行位置の例を示す図。 実施の形態3に係る道路と車両の走行位置の例を示す図。 実施の形態3に係る道路と車両の走行位置の例を示す図。 実施の形態3に係るセンサと路側静止物の例を示す図。 実施の形態3に係るセンサと路側静止物の例を示す図。 実施の形態3に係るセンサと路側静止物の例を示す図。 実施の形態1に係る立体交差の例を示す図。 実施の形態1に係るセンサ測位の測位精度の推移例を示す図。 実施の形態1に係るGPS測位の測位精度の推移例を示す図。 実施の形態1に係る非常駐車帯がある道路の例を示す図。 実施の形態1に係る非常駐車帯がある道路の例を示す図。
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。以下の実施の形態の説明及び図面において、同一の符号を付したものは、同一の部分又は相当する部分を示す。
実施の形態1.
***概要***
上述のように、特許文献1の技術では、ガイドが設けられていない一般道路では、正確に車両の位置を特定することができない。一般道路で車両の位置を特定する技術として、GPS(Global Positioning System)測位技術がある。
GPS測位はオープンスカイを前提としている。このため、高架下、トンネル内、ビル影等の環境では、GPS衛星の捕捉数が少なくなり、車両の位置を正確に測位できない。
図22及び図23は、図21に例示する道路環境における測位精度の時系列推移のシミュレーション結果を示す。図21は立体交差の道路環境を示す。図21の例では、道路550の上方に別の道路570が存在する。車両300は道路550を走行し、GPS測位とセンサを用いた測位とを行う。車両300は、図21に示す矢印方向に走行するものとする。
図22は、ミリ波レーダー、超音波センサ等のセンサを用いた測位の測位精度を示し、図23はGPS測位による測位精度を示す。
図22及び図23では、縦位置の変化に伴う、横位置の測位精度の推移を示している。グラフの振れ幅が大きい程、横位置の測位結果が一定せず、測位精度が悪い。
図23に示すように、縦位置が50メートル付近までは上方の道路570の影響を受けないため、GPS測位の測位精度は高い。しかし、50メートル以降は、上方の道路570の影響を受け、GPS衛星の捕捉数が減少し、GPS測位の測位精度が悪化する。この結果、50メートル以降では、センサを用いた測位の方が測位精度が高い。
このように、高架下、トンネル内、ビル影等の環境では、センサを用いた測位精度の方がGPS測位の測位精度よりも高くなる。
本実施の形態では、このような点に鑑み、GPS測位の測位精度が十分でない場合に、センサによる測位結果を併用することで、ガイドのない一般道路でも、車両300の位置を正確に特定する。
***構成の説明***
図1は、本実施の形態に係る車両300に含まれる要素の例を示す。図1では、本実施の形態の説明に直接関係する要素のみが示される。例えば、車両300には、エンジン、ブレーキ、タイヤ等、様々な要素が含まれるが、これらは本実施の形態の説明には直接関係しないので、図示は省略している。
図2は、本実施の形態に係る車載装置100のハードウェア構成例を示す。
図1に示すように、車両300に車載装置100が搭載される。
また、車両300には、センサ201、ESC202、GPS受信機203、地図データ記憶装置204、表示装置205及び自動運転制御装置206も搭載される。センサ201、ESC202、GPS受信機203、地図データ記憶装置204、表示装置205及び自動運転制御装置206の詳細は後述する。
車載装置100は、抽出部101、測位部102、取得部103及び特定部104で構成される。
抽出部101、測位部102、取得部103及び特定部104の詳細は後述する。
図2に示すように、車載装置100は、ハードウェアとして、プロセッサ901、主記憶装置902、補助記憶装置903及び通信装置904を備える。車載装置100は、コンピュータである。
補助記憶装置903には、抽出部101、測位部102、取得部103及び特定部104の機能を実現するプログラムが記憶されている。
これらプログラムは、補助記憶装置903から主記憶装置902にロードされる。そして、プロセッサ901がこれらプログラムを実行して、後述する抽出部101、測位部102、取得部103及び特定部104の動作を行う。
図2では、プロセッサ901が抽出部101、測位部102、取得部103及び特定部104の機能を実現するプログラムを実行している状態を模式的に表している。
なお、プロセッサ901は、図1に示すセンサ201、ESC202、GPS受信機203、地図データ記憶装置204、表示装置205及び自動運転制御装置206が情報を更新する周期よりも十分に短い周期でプログラムを実行して、論理処理を行う。
なお、後述する車載装置100の動作手順は、情報処理方法に相当する。また、車載装置100の動作を実現するプログラムは、情報処理プログラムに相当する。
図1において、センサ201は、位置と速度を取得可能である。センサ201は、典型的にはミリ波レーダー又は超音波センサである。センサ201は、感知した複数の点である複数の感知点の各々と車両300との相対速度を計測する。
ESC(Electronic Stability Control)202は、横滑り防止装置である。ESC202は、車両300の速度情報を含む車両情報を取得する。
GPS受信機203は、GPS衛星からのGPS信号を受信する。
地図データ記憶装置204は、地図データを記憶する。地図データ記憶装置204は、典型的には地球座標系の地図データを記憶する。地図データには道路情報が含まれる。地図データでは、線分により道路が表される。
表示装置205は、特定部104から出力された地図データを表示する。
自動運転制御装置206は、特定部104から出力された地図データを用いて車両300の自動運転の制御を行う。
特定部104により指示された場合に、抽出部101は路側静止物を抽出する。路側静止物は、車両300が走行する道路の路側に所在する静止物である。具体的には、特定部104は、センサ201により計測された、複数の感知点の各々と車両300との相対速度に基づき、路側静止物を抽出する。また、抽出部101は、センサ201により計測された、路側静止物を構成する感知点と車両300との相対位置に基づき、路側静止物の所在位置からの車両300の相対位置を推定する。路側静止物は、具体的には、路側に配置された壁、ガードレール、生垣、側溝等である。
抽出部101は、路側静止物の形状と、路側静止物の所在位置からの車両300の相対位置とを特定部104に通知する。
抽出部101により行われる処理は、抽出処理に相当する。
測位部102は、GPS受信機203により受信されたGPS信号を用いて測位を行う。そして、測位部102は、地球座標系における車両300の所在位置(緯度及び経度)を計測する。
測位部102は、車両300の所在位置(緯度及び経度)を取得部103に通知する。
また、測位部102は、特定部104に測位精度を通知する。本実施の形態では、測位部102は、測位精度として、捕捉できたGPS衛星数を特定部104に通知する。
取得部103は、測位部102より通知された車両300の所在位置(緯度及び経度)の周囲の地図データを地図データ記憶装置204から取得する。
取得部103により行われる処理は、取得処理に相当する。
特定部104は、測位部102から通知された測位精度が既定の条件を満たさない場合に、抽出部101に路側静止物の抽出を指示する。例えば、特定部104は、捕捉できたGPS衛星数が5機未満である場合に、測位精度が条件を満たさないと判定する。つまり、抽出部101は、GPS測位の測位精度が既定の条件を満たさない場合に、路側静止物を抽出する。
特定部104は、また、地図データを用いて、路側静止物の所在位置の座標値(緯度及び経度)を路側静止物座標値として特定する。具体的には、特定部104は、地図データに含まれる路側を表す路側線の座標値群の中から路側静止物座標値を特定する。特定部104は、抽出部101により通知された路側静止物の形状と路側線の座標値群から得られる路側線の形状を照合して、路側静止物座標値を特定する。そして、特定部104は、路側静止物座標値と、抽出部101により推定された路側静止物の所在位置からの車両300の相対位置とに基づき、車両300の位置の座標値(緯度及び経度)を特定する。
特定部104は、地図データと車両300の位置の座標値を表示装置205に出力する。
また、特定部104は、車両300の位置の座標値を自動運転制御装置206に出力する。また、特定部104は、車両300の位置の座標値とともに、地図データを自動運転制御装置206に出力してもよい。
特定部104により行われる処理は、特定処理に相当する。
なお、以下では、図3に示す道路500及び車両300を想定して説明を進める。
図3において、車載装置100を搭載する車両300は図3に示す道路500を走行するものとする。
道路500は、一方通行の二車線道路である。車両300は左走行レーンの中央を走行している。右走行レーンでは他の車両600が走行している。
車両300では、図3に示すように車両300の前方にセンサ201が配置されているものとする。
図3の道路500は、路側線501、走行レーン分離線502、中央線503及び路側線504を含む。路側線501は、道路500の左路側を構成する。走行レーン分離線502は、道路500の右走行レーンと左走行レーンとを分離する。中央線503は、道路500の左走行レーンの中央を示す。路側線504は道路500の右路側を構成する。
前述のように、地図データ記憶装置204で記憶されている地図データでは、道路500は線分により表される。
具体的には、道路500を表す地図データでは、路側線501に対応する線、走行レーン分離線502、中央線503、路側線504に対応する少なくとも2点を結ぶ線分により道路500を表現する。以下では、地図データにおいて路側線501に対応する線を路側線5010と表記する。また、地図データにおいて走行レーン分離線502に対応する線を走行レーン分離線5020と表記する。また、地図データにおいて中央線503に対応する線を中央線5030と表記する。また、地図データにおいて路側線504に対応する線を路側線5040と表記する。地図データの道路情報には、路側線5010を構成する座標値群(緯度及び経度)、走行レーン分離線5020を構成する座標値群(緯度及び経度)、中央線5030を構成する座標値群(緯度及び経度)及び路側線5040を構成する座標値群(緯度及び経度)が含まれる。
図3の道路500の右走行レーンは以降の説明に直接関係しないので、右走行レーンの中央線は図示していない。しかしながら、地図データの道路情報には、右走行レーンの中央線を構成する座標値群も含まれている。
図3では、道路500の路側線を路側線5010と路側線5040で定義する例を示している。路側線5010と路側線5040に代えて、路肩線5050と路肩幅情報で路側線を定義するようにしてもよい。路肩線5050は、地図データにおいて路肩線505に対応する。路肩幅情報は路肩の幅を示す情報である。図3では、WL1、WL2、WR1、WR2が路肩幅情報に相当する。WL1、R1は、現在の車両300の位置近傍の路肩幅情報である。WL2、R2は、車両300の将来の位置の近傍の路肩幅情報である。WL2、R2は将来の車両300の位置の近傍の路肩幅であれば、どのような位置の近傍の路肩幅でもよい。WL2、R2は、例えば1秒後の車両300の位置の近傍の路肩幅でもよいし、5秒後の車両300の位置の近傍の路肩幅でもよい。
なお、以下では、説明の簡明化のために、路側線5010及び路側線5040により道路500の路側を定義するものとする。
***動作の説明***
図4は、本実施の形態に係る車載装置100の動作例を示す。
先ず、ステップS101において、測位部102がGPS受信機203により受信されたGPS信号を用いて、車両300の位置を測位する。
測位部102は、測位結果である車両300の位置を取得部103に通知する。また、測位部102は、特定部104に測位精度を通知する。より具体的には、測位部102は、捕捉できたGPS衛星数を特定部104に通知する。
次に、ステップS102において、取得部103は、測位部102から通知された車両300の位置を対象とする地図データを地図データ記憶装置204から取得する。
そして、取得部103は、取得した地図データと、測位部102による測位で得られた車両300の位置の座標値(緯度及び経度)を特定部104に出力する。
次に、ステップS103において、特定部104が、測位精度が既定の条件を満たすか否かを判定する。
より具体的には、特定部104は、測位部102から通知されたGPS衛星数が既定数(例えば、5機)以上であるか否かを判定する。
測位精度が条件を満たす場合(ステップS103でYES)は、特定部104は、ステップS108において、取得部103から入力された地図データと車両300の位置の座標値とを表示装置205及び自動運転制御装置206に出力する。ここでは、自動運転制御装置206に、地図データと車両300の位置の座標値とを出力することとしているが、自動運転制御装置206には、車両300の位置の座標値のみを出力するようにしてもよい。
一方、測位精度が条件を満たさない場合(ステップS103でNO)は、抽出部101が、ステップS104において、抽出部101が路側静止物を抽出する。
より具体的には、測位精度が条件を満たさない場合は、特定部104が抽出部101に路側静止物の抽出を指示する。抽出部101は、特定部104により路側静止物の抽出を指示された場合に、抽出部101は、ドップラー速度を用いて路側静止物を抽出する。つまり、特定部104は、センサ201により計測された、複数の感知点の各々と車両300との相対速度に基づき、路側静止物を抽出する。抽出部101は、車両300の速度と同じ速度の感知点は路側静止物の一部を構成すると判定する。更に、抽出部101は、路側静止物の一部を構成すると判定した感知点をグルーピングする。そして、抽出部101は、グルーピングにより得られた感知点の集合を路側静止物と認識する。
なお、ステップS104の詳細は後述する。
次に、ステップS105において、路側静止物の所在位置からの車両300の相対位置を推定する。
例えば、抽出部101は、路側静止物の所在位置からの車両300の相対位置として、路側静止物を構成する複数の感知点のうち特定の位置(例えば、先頭)にある感知点からの車両300への距離及び方位を推定する。
また、抽出部101は、路側静止物の形状と、路側静止物の所在位置からの車両300の相対位置とを特定部104に通知する。路側静止物の形状とは、グルーピングにより得られた感知点の集合を囲む外縁である。
次に、ステップS106において、特定部104は、路側静止物座標値を特定する。
路側静止物座標値は、路側静止物の所在位置の座標値(緯度及び経度)である。
特定部104は、地図データに含まれる路側線5010及び路側線5040の座標値群の中から路側静止物座標値を特定する。
特定部104は、抽出部101により通知された路側静止物の形状と路側線の座標値群から得られる路側線の形状を照合して、路側静止物座標値を特定する。
次に、ステップS107において、特定部104は、車両300の位置の座標値(緯度及び経度)を特定する。具体的には、特定部104は、路側静止物を構成する複数の感知点のうち特定の位置(例えば、先頭)にある感知点に相当する位置の座標値を特定する。
特定部104は、ステップS106で特定された路側静止物座標値と、抽出部101から通知された路側静止物の所在位置からの車両300の相対位置とに基づき、地図データでの車両300の位置の座標値を特定する。
最後に、ステップS108において、特定部104は、取得部103から入力された地図データと、ステップ107において特定された車両300の位置の座標値を表示装置205及び自動運転制御装置206に出力する。
ここでは、自動運転制御装置206に、地図データと車両300の位置の座標値とを出力することとしているが、自動運転制御装置206には、車両300の位置の座標値のみを出力するようにしてもよい。
ここで、ステップS104の詳細を説明する。
抽出部101は、ESC202から車両300の速度を取得する。そして、抽出部101は、センサ201が感知した感知点の速度と車両300の速度とが一致しているか否かを判定する。車両300の速度と同じ速度の感知点は、対地速度を持たない静止物の一部である。抽出部101は、このような感知点の速度と車両300の速度との比較をセンサ201が感知した全ての感知点に対して行う。そして、抽出部101は、静止物の一部を構成する感知点を抽出する。並行して、抽出部101は、静止物の一部を構成する感知点の方位が、路側の方向であるか否かを判定する。静止物の一部を構成する感知点の方位が、路側の方向である場合は、抽出部101は、当該感知点は路側静止物の一部を構成する感知点であると判定する。
道路上に通常存在し得る物体としては歩行者、自転車、他の車両、路側静止物がある。このうち定常的に静止しており、路側の方向にあるのは路側静止物である。このため、抽出部101は、路側の方向にある、静止している感知点は路側静止物の一部と判定する。
図5は、ステップS104で行われる静止物判定処理を説明する図である。
図5において、感知点700が静止しているのであれば、一定速度vで走行している車両300にとっては、感知点700は、速度vと同じ大きさの相対速度v’で移動していると認識される。このため、抽出部101は、ESC202から車両300の速度vを取得し、センサ201から感知点700の速度v’を取得する。そして、抽出部101は、v’=vと判定できる感知点700を原理的に静止物とみなす。
しかしながら、前方センサ201によるドップラー速度vの計測においては、感知点700と前方センサ201との位置関係により図5に示すように同じ大きさの相対速度が得られないことがある。これを補正するために、抽出部101は、前方センサ201による当該感知点700の極座標位置情報(r、θ)を取得する。そして、抽出部101は、以下の式が成立する感知点700のみを静止物と判定する。
/cosθ=v
本手法では、極座標位置情報(r、θ)に含まれる角度θの精度も求められる。角度θが小さいとき、典型的には、角度θが15度以下の場合には、抽出部101は、他の車両、歩行者、自転車のような移動物と静止物とを精度よく区別することができる。したがって、抽出部101は、車両300の進行方向に位置する移動物と静止物とを区別する。道路500に路肩幅がない場合を想定すると、抽出部101は、最低でも車両300の進行方向で前方センサ201より少なくとも3m以上前方に位置する移動物と静止物とを区別する。
次に、ステップS104での感知点をグルーピングする処理の詳細を説明する。
抽出部101は、図5に示す手法により抽出した感知点700をグルーピングする。そして、抽出部101は、グルーピングにより得られた感知点の集合を路側静止物と認識する。
図6は感知点700のグルーピング処理を説明する図である。図6に示す複数の丸が複数の感知点700を示す。
抽出部101は、図5に示す手法により抽出した、路側線の方向にある複数の感知点700をグルーピングする。抽出部101は、教師なし学習(クラスタリング)を用いる方法により、複数の感知点700をグルーピングする。
図6において、静止物として抽出される感知点700は前方のセンサ201が感知した感知点の一部であり、車両300の真横にある路側静止物は前方のセンサ201により感知されないことが多い。また、静止物として抽出された感知点700がすべての路側静止物の一部であるとも断定できない。そこで、抽出部101は、教師なし学習(クラスタリング)を用いる方法により、複数の感知点700をグルーピングする。抽出部101は、例えば、点群の密度ベースのクラスタリングであるDBSCAN法を用いて、感知点700をグルーピングする。そして、抽出部101は、グルーピングした感知点700で形成される線状の点群の道路500に沿った長さを算出する。そして、道路500に沿った線状の点群の長さが既定の長さ以上である場合に、抽出部101は、これら感知点700の集合を路側静止物の候補に指定する。前方のセンサ201が用いられる図6の例では、感知点700の集合の道路500に沿った線状の点群の長さが3m以上であれば、抽出部101は、当該感知点700の集合を路肩配置物の候補に指定する。更に、抽出部101は、路側静止物の候補に指定した集合における感知点700の数が閾値以上である場合に、抽出部101は、路側静止物の候補に指定した感知点700の集合を路側静止物として抽出する。
図6では、符号801の破線で囲まれている感知点700の集合と符号802の破線で囲まれている感知点700の集合とが路側静止物として抽出されたものとする。感知点750は他のいずれの感知点700からも離れているので、感知点750を路側静止物としてグルーピングされない。
以降は、符号801の破線の領域を路側静止物801と表記し、符号802の破線の領域を路側静止物802と表記する。
路側静止物801は車両300の左側にある路側静止物を表す点群データである。路側静止物802は車両300の右側にある路側静止物を表す点群データである。
抽出部101は、路側静止物801及び路側静止物802の位置及び長さを道路500上における相対座標系で認識する。相対座標系での原点は、センサ201の位置である。
図7は、ステップS105で推定される、路側静止物の所在位置からの車両300の相対位置の例を示す。
図7では、一例として、路側静止物を構成する感知点700のうち先頭の位置にある感知点700からセンサ201への相対位置を示す。
図7では、路側静止物801を構成する感知点700のうち先頭の位置にある感知点701からセンサ201への相対位置と、路側静止物802を構成する感知点700のうち先頭の位置にある感知点702からセンサ201への相対位置を示す。
抽出部101は、ステップS105において、センサ201を原点とする相対座標系において、感知点701からセンサ201へ向かうベクトル771と感知点702からセンサ201へ向かうベクトル772を算出する。
そして、抽出部101は、路側静止物801の形状、路側静止物802の形状、ベクトル771及びベクトル772を特定部104に通知する。
図8は、ステップS106で行われる路側静止物座標値特定処理の例と、ステップS107で行車両位置特定処理の例を示す。
特定部104は、抽出部101から通知された路側静止物801を路側線5010上に配置し、路側静止物802を路側線5040上に配置することにより、路側静止物の座標値である路側静止物座標値を特定する。
特定部104は、例えば、点群の分布に関するベイズ推定または最ゆう推定または最小分散推定により、路側静止物座標値を特定する。
また、路側幅情報(WL1、WL2、WR1、WR2)が地図データに存在する場合は、特定部104は、路肩幅情報に関するベイズ推定または最ゆう推定または最小分散推定により、路側静止物座標値を特定してもよい。
そして、特定部104は、路側線5010上に配置された感知点701の座標値(路側静止物座標値)とベクトル771と、路側線5040上に配置された感知点702の座標値(路側静止物座標値)とベクトル772によりセンサ201の位置の座標値(緯度及び経度)を特定する。
図8に示されるセンサ201の位置は、センサ201による感知結果から導出されるセンサ201の位置であり、図3に示すように、中央線503上にセンサ201が配置されている。
図3に示すように車両300が中央線503上を走行している状況のGPS測位結果を想定する。このとき、GPS衛星の捕捉数が少ないと、例えば、図9に示すように、車両300が中央線503から右側にずれた位置で走行しているとの測位結果が得られる可能性がある。
この場合に、本実施の形態では、センサ測位を併用することで、図8に示すように、特定部104により車両300の所在位置として中央線503上の位置が得られる。
この結果、表示装置205には、図3に示すように、車両300が中央線503上に所在していることが示される地図データが表示される。また、自動運転制御装置206にも、同様に、車両300が中央線503上に所在していることが通知される。この結果、自動運転制御装置206により、正確な自動運転制御が行われる。
***実施の形態の効果の説明***
本実施の形態では、GPS測位の測位精度が十分でない場合に、センサによる測位結果を用いる。つまり、本実施の形態では、GPS測位により生成された地図と、センサによる測位により生成された地図とを照合する。このため、本実施の形態によれば、ガイドのない一般道路でも、車両の位置を正確に特定することができる。
なお、以上では、図3及び図9に示すように、車両300の横方向のずれを補正する例を説明した。本実施の形態に係る方式は原理的には並進対称性がなければ当該方向のずれを補正することができる。このため、本実施の形態によれば、非常駐車帯などを用いてWL1<WL2、WR1>WR2が成立するような状況(図24及び図25)では、縦方向のずれも補正することができる。また、本実施の形態に係る方式は、回転対称性がなければ当該方位のずれをも補正することができる。このため、本実施の形態によれば、車両300の方位も補正することができる。
実施の形態2.
本実施の形態では、地図データに路側線が欠損している欠損箇所が存在する場合に、車載装置100が、欠損箇所での路側線の形状を推定する例を説明する。
本実施の形態では、主に実施の形態1との差異を説明する。
なお、以下で説明していない事項は、実施の形態1と同様である。
***構成の説明***
図10は、本実施の形態に係る車両300に含まれる要素の例を示す。図1と比較して、図10では、推定部105、通信部106及び地図データ保持装置400が追加されている。推定部105、通信部106及び地図データ保持装置400以外の要素は、図1に示すものと同じである。このため、推定部105、通信部106及び地図データ保持装置400以外の要素については説明を省略する。
推定部105は、地図データ記憶装置204で記憶されている地図データに路側線が欠損している欠損箇所が存在する場合に、欠損箇所での路側線の形状を推定線として推定する。より具体的には、推定部105は、欠損箇所に至るまでの路側線の形状と路側静止物の形状とに基づき、推定線を得る。また、推定部105は、推定線を通知する推定データを生成する。推定部105は、生成した推定データを地図データ記憶装置204に格納する。
通信部106は、推定部105により生成された推定データを地図データ保持装置400に送信する。
推定部105及び通信部106は、抽出部101、測位部102、取得部103及び特定部104と同様にプログラムで実現される。推定部105及び通信部106を実現されるプログラムはプロセッサ901により実行される。
地図データ保持装置400は、地図データ記憶装置204で保持している地図データと同じ地図データを保持する。地図データ保持装置400は、通信部106から送信された推定データを受信し、受信した推定データを、保持している地図データの欠損箇所に補充する。
図11は、本実施の形態に係る地図データの例を示す。なお、図11において、図3と同じ符号の部分は同じものを示す。
図11に示す地図データでは、路側線5100が途中で途絶えている。つまり、図11に示す地図データには、欠損箇所5200が存在する。欠損の原因としては、道路工事などによる地図データの配信の一時停止中などがある。
本実施の形態では、図12に示すように、推定部105が、欠損箇所5200に至るまでの路側線5100の形状と、路側静止物801の形状とに基づき、欠損箇所5200における路肩線の形状を推定する。
図11及び図12の例では、推定部105は、路側静止物801の形状に従い、欠損箇所5200において、路側線5100と同様の直線の路肩線を推定線5300として推定する。つまり、推定部105は、図3に示す路側線5010を推定する。
***動作の説明***
図13は、本実施の形態に係る車載装置100の動作例を示す。
ステップS101及びステップS102は、図4に示すものと同じである。このため、説明を省略する。
ステップS201において、特定部104は、取得部103から取得した地図データに欠損箇所があるか否かを判定する。
地図データに欠損箇所がない場合(ステップS201でNO)は、ステップS202として、図4のステップS103以降の処理が行われる。
一方、地図データに欠損箇所がある場合(ステップS201でYES)は、ステップS104において、抽出部101が路肩静止物を抽出する。より具体的には、地図データに欠損箇所がある場合には、特定部104が抽出部101に路側静止物の抽出を指示する。抽出部101は、特定部104により路側静止物の抽出を指示された場合に、実施の形態1で示した手順で路側静止物を抽出する。
そして、抽出部101は、抽出した路側静止物の形状を推定部105に通知する。
次に、ステップS203において、推定部105は、通知された路側静止物の形状から得られる推定線を地図データ上の欠損箇所に配置する。
推定線は、欠損箇所に至るまでの路側線と同じ太さの路側静止物の形状に沿った線である。
図12は、図11に示す欠損箇所5200に推定線5300を配置した状態を示す。推定線5300は、路側線5100と同じ太さであって、図6に示す路側静止物801との形状に沿った線である。なお、図12では、理解のしやすさのために、推定線5300を破線で表現している。
次に、ステップS204において、推定部105は、推定線の形状が欠損箇所に至るまでの路側線の形状に適合するか否かを判定する。
「適合する」とは、欠損箇所に至るまでの路側線の終端に推定線をつないで得られる線が1本の路側線として不自然ではないことを意味する。例えば、推定部105は、欠損箇所に至るまでの路側線の曲率と推定線の曲率との差が閾値以内か否かを判定する。そして、曲率の差が閾値以内である場合に、推定部105は、推定線の形状が欠損箇所に至るまでの路側線の形状に適合すると判定する。
図12に示す例であれば、路側線5100の終端に推定線5300をつないで得られる線は図3に示す路側線5010に相当する。また、路側線5100の曲率と推定線5300の曲率は一致しているので、推定部105は、推定線5300は路側線5100に適合すると判定する。
推定線の形状が欠損箇所に至るまでの路側線の形状に適合する場合(ステップS204でYES)は、推定部105は、推定データを生成する。推定データは、推定線の形状、寸法及び配置位置(配置座標)を特定するデータである。
また、推定部105は、生成した推定データを通信部106に出力する。また、推定部105は、生成した推定データを地図データ記憶装置204に格納する。
次に、ステップS206において、通信部106が推定データを地図データ保持装置400に送信する。
地図データ保持装置400は、推定データを受信し、受信した推定データを保持する。
一方、推定線の形状が欠損箇所に至るまでの路側線の形状に適合しない場合(ステップS204でNO)は、適切な推定線の形状が不明であるため、推定データの生成及び推定データの送信は行われない。
ステップS207では、図4に示すステップS103以降の処理が行われる。既に、ステップS104の処理が行われているので、ステップS207ではステップS104の処理は省略される。
また、ステップS205で推定データが生成された場合は、特定部104は、欠損箇所を推定線で補って図4のステップS106を行う。つまり、特定部104は、図12に示すように、欠損箇所5200に推定線5300を配置して図3に示す地図データを生成する。そして、図3の地図データの路側線5010(路側線5100と推定線5300)の座標値群の中から路側静止物801の路側静止物座標値を特定する。
一方、ステップS205で推定データが生成されない場合は、特定部104は、欠損箇所のある地図データを用いて図4のステップS106を行う。つまり、特定部104は、図11の地図データを用いてステップS106を行う。具体的には、特定部104は、図11の路側線5040と路側静止物802との照合のみを行う。
***実施の形態の効果の説明***
このように、本実施の形態では、地図データに欠損箇所がある場合に、欠損箇所での路側線を推定線として推定する。また、本実施の形態では、推定線を地図データ保持装置に通知する。更に、本実施の形態では、欠損箇所を推定線で補って路側静止物座標値を特定する。
このため、本実施の形態によれば、推定線として欠損箇所に路肩線を追加することができる。また、本実施の形態によれば、地図データに欠損箇所があっても、車両の位置を正確に特定することができる。
実施の形態3.
本実施の形態では、実施の形態1で説明した車載装置100の適用例を説明する。
先ず、車載装置100で特定した車両300の位置を用いて自動運転制御装置206が車両300の自動運転を行う例を説明する。
本実施の形態では、自動運転制御装置206には、電動パワーステアリング(EPS:Electric Power Steering)ユニットが含まれているものとする。
図14は、車両300が道路500を走行している状態を示す。なお、本実施の形態では、道路500には分流道路540が設けられている。道路500と分流道路540との境界部分には白線590が設けられている。
また、図15は、車両300が白線590を跨いで分流道路540に向けて走行している状態を示す。
図14及び図15において、道路500及び分流道路540の左側の路側線を路側線506という。道路500の右側の路側線を路側線507という。分流道路540の右側の路側線を路側線508という。
自動運転技術を実現する技術の1つとして、道路白線検出技術がある。道路白線検出技術では、カメラの撮影画像を解析して走行レーンを区切る白線を検出する。これにより、車両が走行している走行レーンを認識することができ、走行レーンに沿った自動運転が可能となる。
本実施の形態では、車両300の自動運転制御装置206は道路白線検出技術を用いることができるものとする。
図14に示すように、車両300が道路500を走行している間は、自動運転制御装置206は白線590を検出することができ、道路500の走行レーンに従って自動運転を継続することができる。
しかし、図15に示すように、白線590が車両300の直下にあり、車両300の方位が白線590に対して左(または右)を向いている場合は、自動運転制御装置206は一時的に白線590を検出することができない。また、悪天候等によって、自動運転制御装置206が白線590を検出できない場合がある。
実施の形態1に示す車載装置100は、図15のような事象又は悪天候等により自動運転制御装置206が白線590を検出できない場合でも、自動運転を可能とする。
図14に示すように車両300が道路500を走行しているときにGPS測位の測位精度が十分でない場合は、車載装置100は、路側線506に存在する路側静止物(例えば、壁)と路側線507に存在する路側静止物(例えば、壁)を抽出する。そして、車載装置100は、これら路側静止物を用いて、実施の形態1に示した手法にて、地図データ上の車両300の位置を正確に特定する。
また、図15に示すように車両300が分流道路540に向かって進路を変更した場合は、車載装置100は、路側線506に存在する路側静止物(例えば、壁)と路側線508に存在する路側静止物(例えば、壁)を抽出する。そして、車載装置100は、これら路側静止物を用いて、実施の形態1に示した手法にて、地図データ上の車両300の位置を正確に特定する。
図16及び図17は、車両300が、道路500に合流する合流道路560を走行している状態を示す。道路500と合流道路560との境界部分には白線590が設けられている。
図16及び図17において、道路500及び合流道路560の左側の路側線を路側線506という。道路500の右側の路側線を路側線507という。合流道路560の右側の路側線を路側線509という。
車両300が図16に示す位置を走行している場合は、車載装置100は、路側線506に存在する路側静止物(例えば、壁)と路側線509に存在する路側静止物(例えば、壁)を抽出する。そして、車載装置100は、これら路側静止物を用いて、実施の形態1に示した手法にて、地図データ上の車両300の位置を正確に特定する。
また、車両300が図16に示す位置を走行している場合は、車載装置100は、路側線506に存在する路側静止物(例えば、壁)と路側線507に存在する路側静止物(例えば、壁)を抽出する。そして、車載装置100は、これら路側静止物を用いて、実施の形態1に示した手法にて、地図データ上の車両300の位置を正確に特定する
実施の形態1で説明した車載装置100は、センサ201の視野角に路側静止物が存在している限り、図14及び図15に示すような走行環境でも、正確に車両300の位置を特定することができる。
また、センサ201がミリ波レーダーであれば、ミリ波(電波)の性質により、悪天候でも正確に車両300の位置を特定することができる。
また、センサ201の観測誤差と同程度のスケールで、車両300の位置を特定することが可能である。車両300の横方向の位置を、例えば左走行レーンの中央からの差分として特定することで、制御において誤った指令の原因となる走行レーンの判定を行う必要がなくなる。この結果、EPSの制御おいてチャタリングを発生させずにスムーズな制御が可能となる。
なお、車両300に後側方センサが搭載されている場合は、図16及び図17に示すような、2つの道路が合流する際には、後側方センサの感知結果を用いることも有効である。
左後側方センサは車両300の左半分の走行環境認識による車両300の位置特定に用いることができる。また、右後側方センサはブラインドスポット検出(BSM:Blind Spot Monitor)として右隣の走行レーンの並走車の検知に用いることができる。この際、制御システムとしてのESCを用いて、合流車速を調整してもよい。
以上のように、実施の形態1の車載装置100を用いることで、図14及び図15に示す分流部分及び図16及び図17に示す合流部分においても正確に車両300の位置を特定することができる。また、車両300の位置を正確に特定することができるので、車両300が走行している走行レーンを判定する必要がない。また、車線変更の際に電動パワーステアリングの制御においてチャタリングを発生させずにスムーズな制御を行うことが可能である。
次に、センサ201の具体例と路側静止物の具体例を説明する。
図18及び図19では、センサ201として側方レーダーが用いられている。また、図18及び図19では、路側静止物がガードレールである。
図18は、道路500及びガードレールが直線である例を示す。図19は、道路500及びガードレールが曲線である例を示す。
図18及び図19では、センサ201として、前側方レーダーと後側方レーダーが用いられている。路側静止物がガードレールである場合は、道路に沿った比較的長い距離に渡る複数の感知点をグループとしてクラスタリングするために、前側方レーダー及び後側方レーダーは、視野角が45度以上、距離が40m以上であることが望ましい。なお、前側方レーダー及び後側方レーダーを総称して側方レーダーという。
側方レーダーごとに、ガードレールに相当する感知点(反射点)が複数得られる。なお、白丸で表される感知点700はドップラー計測に基づいて静止物の感知点として認識されたことを意味する。一方、黒丸で表される感知点700は感知点が静止物であるか移動体であるか不明であることを意味する。
側方レーダーとガードレールまでの距離が遠くなるほど感知される感知点が増える。このため、図18の例ではより側方レーダーからの距離が遠い右側のガードレールの方が左側のガードレールより多く感知点が得られる。
車載装置100は、実施の形態1で示した手順により、左側のガードレールを路側静止物803及び路側静止物804として抽出する。また、車載装置100は、右側のガードレールを路側静止物805及び路側静止物806として抽出する。そして、車載装置100は、実施の形態1で示した手順により、地図データ上の路側静止物803、路側静止物804、路側静止物805及び路側静止物806の所在位置の座標値をそれぞれ、路側静止物座標値として特定する。更に、車載装置100は、実施の形態1で示した手順により、地図データでの車両300の位置の座標値を特定する。
図18のようにガードレールが直線状であれば、車載装置100はガードレールを長方形の路肩静止物として認識する。図19のようにガードレールが曲率半径を持てば、車載装置100はガードレールを平行四辺形の路肩静止物として認識する。
センサ201としてレーダーを用いることは、電波の性質から、路側静止物が生垣であっても反射率が確保することができるため、有効である。
図20では、センサ201として側方ソナーが用いられている。また、図20では、路側静止物が壁である。
図20では、センサ201として、前側方ソナーと中側方ソナーと後側方ソナーが用いられている。路側静止物が壁である場合は、道路に沿った比較的長い距離に渡る複数の感知点をグループとしてクラスタリングするために、前側方ソナー及び後側方ソナーは、視野角が20度以上、距離が10m以上であることが望ましい。なお、前側方ソナーと中側方ソナーと後側方ソナーとを総称して側方ソナーという。
側方ソナーごとに、壁に相当する感知点(反射点)は一つ得られる。感知点711は、左前側方ソナーの感知点である。感知点712は、右前側方ソナーの感知点である。感知点713は、左中側方ソナーの感知点である。感知点714は、右中側方ソナーの感知点である。感知点715は、左後側方ソナーの感知点である。感知点716は、右後側方ソナーの感知点である
白丸で表される感知点713及び感知点714はドップラー計測に基づいて静止物の感知点として認識されたことを意味する。一方、黒丸で表される感知点711、感知点712、感知点715及び感知点716は感知点が静止物であるか移動体であるか不明であることを意味する。
側方ソナーと壁までの距離が遠くなるほど感知される感知点が増える。このため図18の例では側方ソナーからの距離がより遠い右側の壁の方が左側の壁より多い感知点が得られる。
車載装置100は、実施の形態1で示した手順により、左側の壁を路側静止物807として抽出する。また、車載装置100は、右側の壁を路側静止物808として抽出する。そして、車載装置100は、実施の形態1で示した手順により、地図データ上の路側静止物807及び路側静止物808の所在位置の座標値をそれぞれ、路側静止物座標値として特定する。更に、車載装置100は、実施の形態1で示した手順により、地図データでの車両300の位置の座標値を特定する。
センサ201としてソナーを用いることは、超音波の性質から、路側静止物が側溝であっても反射率が確保できるため、有効である。
なお、以上の実施の形態1〜3で示した道路は例示であり、これら以外の道路にも実施の形態1〜3に示した車載装置100は適用可能である。また、道路上に歩行者、自転車等が存在しても実施の形態1〜3に示した車載装置100は適用可能である。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、これらの実施の形態のうち、2つ以上を組み合わせて実施しても構わない。
あるいは、これらの実施の形態のうち、1つを部分的に実施しても構わない。
あるいは、これらの実施の形態のうち、2つ以上を部分的に組み合わせて実施しても構わない。
なお、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
***ハードウェア構成の説明***
最後に、車載装置100のハードウェア構成の補足説明を行う。
図2に示すプロセッサ901は、プロセッシングを行うIC(Integrated Circuit)である。
プロセッサ901は、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)等である。
図2に示す主記憶装置902は、RAM(Random Access Memory)である。
図2に示す補助記憶装置903は、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)等である。
図2に示す通信装置904は、データの通信処理を実行する電子回路である。
通信装置904は、例えば、通信チップ又はNIC(Network Interface Card)である。
また、補助記憶装置903には、OS(Operating System)も記憶されている。
そして、OSの少なくとも一部がプロセッサ901により実行される。
プロセッサ901はOSの少なくとも一部を実行しながら、抽出部101、測位部102、取得部103、特定部104、推定部105及び通信部106の機能を実現するプログラムを実行する。
プロセッサ901がOSを実行することで、タスク管理、メモリ管理、ファイル管理、通信制御等が行われる。
また、抽出部101、測位部102、取得部103、特定部104、推定部105及び通信部106の処理の結果を示す情報、データ、信号値及び変数値の少なくともいずれかが、主記憶装置902、補助記憶装置903、プロセッサ901内のレジスタ及びキャッシュメモリの少なくともいずれかに記憶される。
また、抽出部101、測位部102、取得部103、特定部104、推定部105及び通信部106の機能を実現するプログラムは、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ブルーレイ(登録商標)ディスク、DVD等の可搬記録媒体に格納されていてもよい。そして、抽出部101、測位部102、取得部103、特定部104、推定部105及び通信部106の機能を実現するプログラムが格納された可搬記録媒体を流通させてもよい。
また、抽出部101、測位部102、取得部103、特定部104、推定部105及び通信部106の「部」を、「回路」又は「工程」又は「手順」又は「処理」に読み替えてもよい。
また、車載装置100は、処理回路により実現されてもよい。処理回路は、例えば、ロジックIC(Integrated Circuit)、GA(Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)である。
この場合は、抽出部101、測位部102、取得部103、特定部104、推定部105及び通信部106は、それぞれ処理回路の一部として実現される。
なお、本明細書では、プロセッサと処理回路との上位概念を、「プロセッシングサーキットリー」という。
つまり、プロセッサと処理回路とは、それぞれ「プロセッシングサーキットリー」の具体例である。
100 車載装置、101 抽出部、102 測位部、103 取得部、104 特定部、105 推定部、106 通信部、201 センサ、202 ESC、203 GPS受信機、204 地図データ記憶装置、205 表示装置、206 自動運転制御装置、300 車両、400 地図データ保持装置、500 道路、501 路側線、502 走行レーン分離線、503 中央線、504 路側線、505 路肩線、506 路側線、507 路側線、508 路側線、509 路側線、540 分流道路、550 道路、560 合流道路、570 道路、590 白線、600 車両、700 感知点、701 感知点、702 感知点、703 感知点、704 感知点、711 感知点、712 感知点、713 感知点、714 感知点、715 感知点、716 感知点、750 感知点、771 ベクトル、772 ベクトル、801 路側静止物、802 路側静止物、803 路側静止物、804 路側静止物、805 路側静止物、806 路側静止物、807 路側静止物、808 路側静止物、901 プロセッサ、902 主記憶装置、903 補助記憶装置、904 通信装置、5010 路側線、5020 走行レーン分離線、5030 中央線、5040 路側線、5050 路肩線、5100 路側線、5200 欠損箇所、5300 推定線。

Claims (11)

  1. センサが搭載されている車両に搭載される車載装置であって、
    前記センサにより感知された複数の点である複数の感知点の各々と前記車両との相対速度に基づき、前記複数の感知点のうち静止物として判定された感知点を含む2以上の感知点をグルーピングし、グルーピングされた前記2以上の感知点で形成される線状の点群であって、前記車両の前方からの角度が既定の角度よりも小さく前記静止物と判定された感知点と前記車両の前方からの角度が前記既定の角度よりも大きく現在の前記車両の位置の近傍の、前記静止物であるか否かが不明な感知点とが含まれる線状の点群の前記道路に沿った長さが既定の長さ以上である場合に、前記線状の点群を前記道路の路側に所在する路側静止物として抽出し、前記路側静止物の所在位置からの前記車両の相対位置を推定する抽出部と、
    将来の前記車両の位置の近傍の路側と現在の前記車両の位置の近傍の路側を表す線分により前記道路が表される地図データを取得する取得部と、
    前記地図データを用いて、前記路側静止物の所在位置の座標値を路側静止物座標値として特定し、前記路側静止物座標値と、前記抽出部により推定された前記路側静止物の所在位置からの前記車両の相対位置とに基づき、前記車両の位置の座標値を特定する特定部とを有する車載装置。
  2. 前記既定の長さは3m以上である請求項1に記載の車載装置。
  3. 前記特定部は、
    前記地図データに含まれる前記路側を表す路側線の座標値群の中から前記路側静止物座標値を特定する請求項1に記載の車載装置。
  4. 前記車載装置は、更に、
    前記地図データに前記路側線が欠損している欠損箇所が存在する場合に、前記欠損箇所に至るまでの前記路側線の形状と前記路側静止物の形状とに基づき、前記欠損箇所での前記路側線の形状を推定線として推定する推定部を有する請求項に記載の車載装置。
  5. 前記車載装置は、更に、
    前記推定線を通知する推定データを、前記地図データを保持する地図データ保持装置に送信する通信部を有する請求項に記載の車載装置。
  6. 前記特定部は、
    前記地図データに前記欠損箇所が存在する場合に、前記欠損箇所を前記推定線で補って、前記路側静止物座標値を特定する請求項に記載の車載装置。
  7. 前記抽出部は、
    前記路側に所在するガードレール、壁、生垣及び側溝のいずれかを前記路側静止物として抽出する請求項1に記載の車載装置。
  8. 前記抽出部は、
    衛星測位の測位精度が既定の条件を満たさない場合に、前記路側静止物を抽出する請求項1に記載の車載装置。
  9. 前記抽出部は、
    前記車両の複数の位置に搭載された複数のセンサにより感知された複数の感知点の各々と前記車両との相対速度に基づき、前記路側静止物を抽出する請求項1に記載の車載装置。
  10. センサが搭載されている車両に搭載される車載装置が行う情報処理方法であって、
    前記車載装置が、前記センサにより感知された複数の点である複数の感知点の各々と前記車両との相対速度に基づき、前記複数の感知点のうち静止物として判定された感知点を含む2以上の感知点をグルーピングし、グルーピングされた前記2以上の感知点で形成される線状の点群であって、前記車両の前方からの角度が既定の角度よりも小さく前記静止物と判定された感知点と前記車両の前方からの角度が前記既定の角度よりも大きく現在の前記車両の位置の近傍の、前記静止物であるか否かが不明な感知点とが含まれる線状の点群の前記道路に沿った長さが既定の長さ以上である場合に、前記線状の点群を前記道路の路側に所在する路側静止物として抽出し、前記路側静止物の所在位置からの前記車両の相対位置を推定し、
    前記車載装置が、将来の前記車両の位置の近傍の路側と現在の前記車両の位置の近傍の路側を表す線分により前記道路が表される地図データを取得し、
    前記車載装置が、前記地図データを用いて、前記路側静止物の所在位置の座標値を路側静止物座標値として特定し、前記路側静止物座標値と、推定された前記路側静止物の所在位置からの前記車両の相対位置とに基づき、前記車両の位置の座標値を特定する情報処理方法。
  11. センサが搭載されている車両に搭載されるコンピュータである車載装置に、
    前記センサにより感知された複数の点である複数の感知点の各々と前記車両との相対速度に基づき、前記複数の感知点のうち静止物として判定された感知点を含む2以上の感知点をグルーピングし、グルーピングされた前記2以上の感知点で形成される線状の点群であって、前記車両の前方からの角度が既定の角度よりも小さく前記静止物と判定された感知点と前記車両の前方からの角度が前記既定の角度よりも大きく現在の前記車両の位置の近傍の、前記静止物であるか否かが不明な感知点とが含まれる線状の点群の前記道路に沿った長さが既定の長さ以上である場合に、前記線状の点群を前記道路の路側に所在する路側静止物として抽出し、前記路側静止物の所在位置からの前記車両の相対位置を推定する抽出処理と、
    将来の前記車両の位置の近傍の路側と現在の前記車両の位置の近傍の路側を表す線分により前記道路が表される地図データを取得する取得処理と、
    前記地図データを用いて、前記路側静止物の所在位置の座標値を路側静止物座標値として特定し、前記路側静止物座標値と、前記抽出処理により推定された前記路側静止物の所在位置からの前記車両の相対位置とに基づき、前記車両の位置の座標値を特定する特定処理とを実行させる情報処理プログラム。
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