JP6890293B2 - カメラ校正装置、カメラ校正システム、カメラ校正方法及びプログラム - Google Patents

カメラ校正装置、カメラ校正システム、カメラ校正方法及びプログラム Download PDF

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Description

本開示は、車載カメラにより撮影された画像を用いて、当該カメラの校正を行うカメラ校正装置、カメラ校正システム、カメラ校正方法及びプログラムに関する。
車載カメラで撮影された車両後方の画像を車載モニタに表示することで、運転者から死角になる車両後方直近の状況を車載モニタに表示された画像として視認し、車両後退時の視認性を向上させることが行われている。
このような車載カメラの画像を車載モニタに表示するに際しては、車載カメラの車両への取り付け状態を是正するために、車両の後方に校正用のターゲットを設置し、車載モニタに映った校正用ターゲットの像を見ながら、その校正用ターゲットの像が適正に映るように車載カメラの取り付け状態を調整することが行われる。
また、車載カメラで得られた画像に対して、校正用ターゲットの像に基づいた所定の演算処理を施すことで車載モニタに映る画像を適正に校正することが行われている。
また、車両の全周囲を複数の車載カメラで撮影し、各車載カメラで得られた複数の画像をそれぞれ車両の真上から見下ろしたような画像(俯瞰画像)に変換するとともに、各画像間での位置を調整したマッピングを行うことで、単一の視点変換合成画像を得ることも行われている。このような場合は、隣接する2つの画像間で精度よく位置合わせを行う必要があるため、高精度のカメラ校正が求められる。
特開2008−11174号公報
本開示は、車両の位置決めが不要で且つ路面の汚れに影響されずにカメラ校正することを可能とするカメラ校正装置、カメラ校正システム、カメラ校正方法及びプログラムを提供する。
本開示の一態様に係るカメラ校正装置は、壁面に対して略平行に車両が移動中に当該車両に搭載されたカメラによって撮像された画像から、当該壁面の特徴点を抽出する特徴点抽出部と、前記抽出された特徴点を用いて3次元復元を行うことにより、仮想空間における壁面の3次元座標を算出する3次元座標算出部と、前記算出された壁面の3次元座標を用いて、前記仮想空間における前記壁面とカメラとの距離を算出する距離算出部と、前記仮想空間における、移動前のカメラと前記壁面に対して略平行に移動した後のカメラとの距離であるカメラ間距離を算出する距離算出部と、前記算出されたカメラ間距離と、前記算出された前記仮想空間における前記壁面とカメラとの距離と、前記壁面とカメラの間の実際の距離とを用いて、実際のカメラ移動距離を算出する移動距離算出部と、前記算出された実際のカメラ移動距離と、前記カメラのカメラパラメータを用いて、前記壁面の追跡対象とする特徴点である追跡点の移動予測点のイメージ座標を算出し、当該移動予測点のイメージ座標と、前記移動した後のカメラによって撮像された画像における前記追跡点のイメージ座標との間の座標ずれを算出し、前記算出された座標ずれが小さくなるよう、前記カメラパラメータを変更するカメラ校正パラメータ算出部と、を備える。
本開示の一態様に係るカメラ校正装置は、第1の壁面と第2の壁面との間を車両が当該第1の壁面及び当該第2の壁面に対して略平行に移動中に当該車両に搭載されたカメラによって撮像された画像から、当該第1の壁面の特徴点及び当該第2の壁面の特徴点を抽出する特徴点抽出部と、前記抽出された第1の壁面の特徴点を用いて3次元復元を行うことにより、仮想空間における前記第1の壁面の3次元座標を算出し、前記抽出された第2の壁面の特徴点を用いて3次元復元を行うことにより、仮想空間における前記第2の壁面の3次元座標を算出する3次元座標算出部と、前記算出された第1の壁面の3次元座標を用いて、前記仮想空間における前記第1の壁面とカメラとの距離を算出し、前記算出された第2の壁面の3次元座標を用いて、前記仮想空間における前記第1の壁面とカメラとの距離を算出する距離算出部と、前記仮想空間における、移動前のカメラと前記第1の壁面及び前記第2の壁面に対して略平行に移動した後のカメラとの距離であるカメラ間距離を算出する距離算出部と、前記算出されたカメラ間距離と、前記算出された前記仮想空間における前記第1の壁面とカメラとの距離と、前記算出された前記仮想空間における前記第2の壁面とカメラとの距離と、前記第1の壁面と前記第2の壁面の間の実際の距離とを用いて、実際のカメラ移動距離を算出する移動距離算出部と、前記算出された実際のカメラ移動距離と、前記カメラのカメラパラメータを用いて、前記壁面の追跡対象とする特徴点である追跡点の移動予測点のイメージ座標を算出し、当該移動予測点のイメージ座標と、前記移動した後のカメラによって撮像された画像における前記追跡点のイメージ座標との間の座標ずれを算出し、前記算出された座標ずれが許容値以下が小さくなるよう、前記カメラのパラメータを変更するカメラ校正パラメータ算出部と、を備える。
本開示におけるカメラ校正装置は、路面の輝度の情報量に特徴的な大きさがない(生産ライン上のコンクリート路面などの)場合にも、生産ラインなどで車両を停車することなく、生産ラインなどを車両が移動する際に自動的にカメラ校正を行うことができる。従って、車両の位置決めをせずに車載カメラの校正を行うことができる。また、路面の特徴点、及び/または追跡点を抽出する場合とは違い、路面の汚れに影響されることがない。
一実施の形態に係るカメラ校正装置の機能構成を示すブロック図である。 第1の実施形態において実際のカメラ移動距離の算出方法を説明するための模式図である。 カメラ校正パラメータの算出処理の流れの一例を示すフローチャートである。 移動予測点のイメージ座標の算出工程を示す模式図である。 図3のステップS202における移動予測点のイメージ座標の算出処理の詳細を示すフローチャートである。 図5のステップS301の座標変換処理の詳細を示すフローチャートである。 第2の実施形態において実際のカメラ移動距離の算出方法を説明するための模式図である。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面及び以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために、提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
[実施の形態]
[1−1.課題]
以下、本実施の形態の課題について説明する。従来のカメラ校正方法は、校正用ターゲットと車両との相対的な位置関係を厳密に定める必要があり、車両を設置した後にその車両に対して精度よく校正用ターゲットを設置するか、または校正用ターゲットを設置した後にその校正用ターゲットに対して精度よく車両を設置する必要があった。
このため、車両生産ラインでは費用をかけて設備を改造し、車両と校正用ターゲットとの位置合わせ精度を向上させる工夫がされている。さらに、生産現場から一旦出荷された後に販売・サービス会社の整備部門でカメラ校正をやり直す場合(修理等の場合や車載カメラ等を後付けする場合等)は、校正用ターゲットをその都度、精度良く設置する必要があるため作業の手間が一層かかるものとなっている。このような状況から、車両と校正用ターゲットの相対的な設置精度をさほど要求されないカメラ校正方法が望まれており、従来においても幾つかの技術が提案されている。
特許文献1に記載の方法は、車両を移動しながらカメラ校正を行うことが可能であり、作業の容易さの面で優れている。ただし、路面の標識を検出する必要があるため、車両が走行することによる路面の汚れがカメラ校正精度に影響を与える可能性がある。
本実施の形態は、係る事情に鑑みてなされたものであり、カ車両の位置決めが不要で且つ路面の汚れに影響されずにカメラ校正することを可能とするカメラ校正装置、カメラ校正システム、カメラ校正方法及びプログラムを提供する。
以下、一実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
<第1の実施形態>
[1−2.構成]
[1−2−1.カメラ校正装置の構成]
図1は、一実施の形態に係るカメラ校正装置の機能構成を示すブロック図である。この図1に従って一実施の形態に係るカメラ校正装置の構成および動作を説明する。
本実施形態のカメラ校正装置1は、移動体の一例である車両10に設置されている。このカメラ校正装置1は、車両10に搭載されたカメラ101の校正を行う。具体的にはカメラ校正装置1をカメラ校正用のカメラ校正パラメータを出力する。
図1に示すように、カメラ校正装置1は、メモリ102、CPU(Central Processing Unit)103及びROM(Read Only Memory)120を備える。ROM120にはプログラムが記憶されている。
CPU103は、ROM120からプログラムを読み出すことにより、特徴点抽出部104、追跡点抽出部105、F,R,T,P行列算出部106、3次元座標算出部107、距離算出部108、車両進行ベクトル算出部109、移動距離算出部110、カメラ校正パラメータ算出部111をとして機能する。これらの各部の機能は以下で詳述する。
なお、本実施形態では一例として、これらの各部は、カメラ校正装置内のCPU103がROM120に格納されたプログラムを実行することで実現されるが、これに限ったものではない。これらの各部は、CPU103、ROM120を用いる代わりにハードウェアで構成された専用回路で実現されてもよい。
カメラ101は、車両10に設置され、車両10の移動中に壁面を撮像した画像を時系列的にメモリ102に保存する。
特徴点抽出部104は、メモリ102に保存されたk番目(kは自然数)の画像から特徴点を抽出し、その特徴点のイメージ座標をメモリ102に保存する。イメージ座標とは、メモリ上に格納された画像の左上を原点とする2次元の座標系のことである。特徴点は、その点を含む範囲における輝度の情報量が特徴的な大きさを持つような点である。例えば、ハリスコーナー点等が上記特徴点として抽出される。特徴点の抽出精度を向上させるために壁面に格子や矩形などを印字してもよい。このように、特徴点抽出部104は、壁面に対して略平行に車両が移動中に当該車両に搭載されたカメラによって撮像された画像から、当該壁面の特徴点を抽出する。
追跡点抽出部105はメモリ102に保存されたk+1番目の画像からk番目の画像における対象の特徴点と同じ特徴を有する点を追跡点として抽出し、その追跡点のイメージ座標をメモリ102に保存する。これにより、図1に示すように、例えば、注目点それぞれについて、特徴点のイメージ座標と、追跡点のイメージ座標がメモリ102に保存される。画像はk+1番目に限らず、k+2番目以降の画像でもよいし、k+1番目以降の画像かつ複数枚使用してもよい。追跡点の抽出は、例えばthe Kanade-Lucas-Tomasi (KLT)などの処理を用いて行う。
行列算出部106はメモリ102に保存された特徴点のイメージ座標と追跡点のイメージ座標から、次の式で表される行列F,R,T,Pを算出する。以下、行列F,R,T,Pの算出方法の一例について説明する。
とxが対応点の場合、すべての対応点x、xに関して、以下の関係が成り立つ。
Figure 0006890293
ここで、行列Fは基礎行列を呼ばれていて、3x3行列である。x、xは、画像座標系での対応点の座標を同時座標系で表した3次元ベクトルである。k番目画像の点(x,y)とk+1番目の点(x’,y’)がシーンの同一点であれば,次のエピ極線方程式が成り立つ。
Figure 0006890293
ここで、Fijは(i、jはインデックス)、行列Fの各成分を表し、fは焦点距離である。
対応する特徴点と追跡点のイメージ座標の組
Figure 0006890293
を入力とし行列Fを求める。
ここでαは自然数をとるインデックス、Nは自然数である。
続いて、行列Fと焦点距離fからカメラの相対的な並進行列T、回転行列Rを算出する。その際に、まず次の基本行列Eを計算する。
Figure 0006890293
ここで、焦点距離は、内部パラメータとして保持しているため、f=f=f’である。対称行列EEの最少固有値に対する単位固有ベクトルを並進行列Tとする。ここで上付きのTは転置を表す。行列‐T×Eを次のように特異値分解する。これにより並進行列Tが得られる。
Figure 0006890293
ここでUはm行m列のユニタリ行列、Vはn行n列のユニタリ行列で、diagは特異値σ、σ、σが並ぶ対角行列で、上付きのTは転置を表す。次に、回転行列Rを次のように計算する。
Figure 0006890293
3次元座標算出部107は、既知の技術であるSFM(Structure from Motion:3次元復元)を用いて、壁面の3次元座標(スケールなし)を算出する。3次元座標算出部107は、算出した壁面の3次元座標(スケールなし)をメモリ102に保存する。これにより、図1に示すように、注目点毎に、壁面の3次元座標(スケールなし)がメモリ102に保存される。ここで3次元空間(スケールなし)は、仮想空間ともいう。このように、3次元座標算出部107は、前記抽出された特徴点を用いて3次元復元を行うことにより、仮想空間における壁面の3次元座標を算出する。
距離算出部(法線ベクトル算出部)108は、3次元座標算出部107が算出した壁面の3次元座標(スケールなし)をメモリ102から読み出し、当該面の3次元座標(スケールなし)から3次元空間(スケールなし)上でのカメラと壁面との間の距離dを算出する。以下、距離dの算出方法について説明する。
SFMで算出した壁面の3次元座標(スケールなし)は、同一平面上に存在しているため、以下の平面方程式が成り立つ。
Figure 0006890293
よって、壁面(ax+by+cz+d=0)とカメラ座標原点(x0, y0, z0)との距離dは、次の式で表される。
Figure 0006890293
ここで、車両10は壁面に対して略水平に移動するのでカメラ101も壁面に対して略水平に移動する。このため、壁面とカメラ座標原点との距離dは、壁面とカメラ101との距離を表す。このように距離算出部(法線ベクトル算出部)108は、前記算出された壁面の3次元座標を用いて、仮想空間における壁面とカメラとの距離を算出する。
車両進行ベクトル算出部109は、行列算出部106が算出した行列(併進行列)Tから進行ベクトルの大きさz1を算出する。以下、進行ベクトルの大きさz1の算出方法について説明する。まず並進行列Tは、次のように表される。
Figure 0006890293
ここでTx、Ty、Tzはそれぞれ行列Tの成分である。進行ベクトルの大きさz1は、次の式で表される。
Figure 0006890293
移動距離算出部110は、距離算出部(法線ベクトル算出部)108が算出した3次元空間(スケールなし)上でのカメラと壁面間の距離dと壁面とカメラの実際の距離D(既知)を用いて実際のカメラ移動距離Dを算出する。以下、実際のカメラ移動距離Dの算出方法について説明する。
図2は、実際のカメラ移動距離の算出方法を説明するための模式図である。図2において、3次元空間(スケールなし)上での壁面VW、実際の壁面RW、移動前のカメラC1、3次元空間(スケールなし)上での移動後のカメラC2、実際の移動後のカメラC3が示されている。更に、SFMで算出された3次元空間(スケールなし)S1が破線の領域で示されている。3次元空間(スケールなし)上で移動前後のカメラ間距離は単位ベクトルに正規化しており、そのベクトルの大きさは進行ベクトルの大きさz1である。図2に示すように相似形となる。実際のカメラ移動距離Dは、次の式で表される。
Figure 0006890293
上記の式に従って、移動距離算出部110は、前記算出されたカメラ間距離と、前記算出された前記仮想空間における前記壁面とカメラとの距離dと、前記壁面とカメラの間の実際の距離Dとを用いて、実際のカメラ移動距離Dを算出する。
このように実際のカメラ移動距離Dを求めるために、カメラ高さを用いるのではなく、カメラと壁面の距離を用いる。カメラの高さは車両ごとでサスペンションなどの状態でばらつくが、本実施形態の方式であれば、工程として、カメラと壁面の距離を一定に保つ(例:ベルトコンベアなど)ことで従来技術より、実際のカメラ移動距離Dの算出精度が向上する。
カメラ校正パラメータ算出部111は、校正後のカメラパラメータであるカメラ校正パラメータを算出して、算出したカメラ校正パラメータを出力する。
[1−2.動作]
以下、カメラ校正パラメータ算出部111におけるカメラ校正パラメータの算出処理の流れについて、図3〜図6を用いて以下説明する。図3は、カメラ校正パラメータの算出処理の流れの一例を示すフローチャートである。図4は、移動予測点のイメージ座標の算出工程を示す模式図である。図5は、図3のステップS202における移動予測点のイメージ座標の算出処理の詳細を示すフローチャートである。
(ステップS201)図3において、まず、カメラ校正パラメータ算出部111は、カメラ101の取り付け設計値のカメラ角度(パン、チルト、ロール)、カメラ101の位置を初期カメラパラメータに設定する。
(ステップS202)次に、カメラ校正パラメータ算出部111は、算出された実際のカメラ移動距離と、カメラ101のカメラパラメータを用いて、壁面の追跡対象とする特徴点である追跡点の移動予測点のイメージ座標を算出する。
(ステップS203)次に、カメラ校正パラメータ算出部111は、追跡点と移動予測点の座標ずれ(図4(D)参照)を算出する。具体的には例えば、カメラ校正パラメータ算出部111は、メモリ102に保存された追跡点のイメージ座標とステップS202で算出した移動予測点のイメージ座標のユークリッド距離を座標ずれとして算出する。図4(D)に示すように、移動予測点のイメージ座標と追跡点のイメージ座標との間の座標ずれが得られる。
(ステップS204)次に、カメラ校正パラメータ算出部111は、座標ズレが許容値以下であるか判定する。ここで許容値は例えば予め設定された最小値であってもよい。座標ズレが許容値以下であると判定された場合、カメラ校正パラメータ算出部111は、そのときのカメラパラメータをカメラ校正パラメータとして出力する。
(ステップS205)一方、ステップS204で座標ズレが許容値を超えると判定された場合、カメラ校正パラメータ算出部111は、カメラパラメータを変更する。ここで、変更対象のカメラパラメータには、カメラ101のカメラ角度(パン、チルト、ロール)、カメラ101の位置などが含まれる。なお、カメラパラメータには、カメラ内部パラメータ(例えば、焦点距離、画素サイズ、画像中心、レンズ歪補正係数など)が含まれてもよい。
このように、カメラ校正パラメータ算出部111は、この座標ズレが許容値以下となるまで、例えば一定の範囲でカメラパラメータを変更し、処理を繰り返す。そして、カメラ校正パラメータ算出部111は、この座標ズレが許容値以下となるカメラパラメータ(カメラ角度、位置など)をカメラ校正パラメータとして出力する。カメラパラメータは、カメラ101の角度、及び/またはカメラ101の位置を含む。
以上の処理により、路面に輝度の情報量が特徴的な大きさがない場合(例えば、生産ライン上のコンクリート路面などの場合)にも、壁面の特徴点を抽出することで車両が移動する際に自動的にカメラ校正を行うことができる。
以下、図3のステップS202における移動予測点のイメージ座標の算出処理について、図4と図5を用いて説明する。
図4(A)では、移動前の画像BIにおいて特徴点のイメージ座標が示され、移動後の画像において追跡点のイメージ座標が示されている。
(ステップS301)まず、カメラ校正パラメータ算出部111は、メモリ102に保存された特徴点のイメージ座標を世界座標に変換する。ここで世界座標とは実空間に設定された座標である。これにより、例えば、図4(B)に示すように、特徴点の世界座標が得られる。処理の詳細は図6で後述する。
(ステップS302)次に、カメラ校正パラメータ算出部111は、特徴点の世界座標に車両の移動量を加算し、移動予測点の世界座標を算出する。これにより、例えば、図4(C)に示すように、移動予測点の世界座標が得られる。
(ステップS303)次に、カメラ校正パラメータ算出部111は、移動予測点の世界座標をイメージ座標に変換する。これにより、例えば、図4(D)に示すように、移動予測点のイメージ座標が得られる。
このように、カメラ校正パラメータ算出部111は、前記追跡点の移動前のカメラによって撮像された画像におけるイメージ座標を世界座標へ変換し、変換後の世界座標に前記算出された実際のカメラ移動距離を加算して移動予測点の世界座標を算出し、算出した移動予測点の世界座標をイメージ座標に変換する。
図6は、図5のステップS301の座標変換処理の詳細を示すフローチャートである。
(ステップS401)まず、カメラ校正パラメータ算出部111は、イメージ座標を歪みありセンサー座標に変換する。
(ステップS402)次に、カメラ校正パラメータ算出部111は、歪みありセンサー座標を歪みなしセンサー座標に変換する。
(ステップS403)次に、カメラ校正パラメータ算出部111は、歪みなしセンサー座標から世界座標に変換する。
[1−4.効果等]
以上のように、本実施の形態において、カメラ校正装置1は、壁面に対して略平行に車両が移動中に当該車両10に搭載されたカメラ101によって撮像された画像から、当該壁面の特徴点を抽出する特徴点抽出部104を備える。更にカメラ校正装置1は、前記抽出された特徴点を用いて3次元復元を行うことにより、仮想空間における壁面の3次元座標を算出する3次元座標算出部107を備える。更にカメラ校正装置1は、前記算出された壁面の3次元座標を用いて、前記仮想空間における前記壁面とカメラとの距離を算出する距離算出部108を備える。更にカメラ校正装置1は、前記仮想空間における、移動前のカメラと前記壁面に対して略平行に移動した後のカメラとの距離であるカメラ間距離を算出する距離算出部108を備える。更にカメラ校正装置1は、前記算出されたカメラ間距離と、前記算出された前記仮想空間における前記壁面とカメラとの距離と、前記壁面とカメラの間の実際の距離とを用いて、実際のカメラ移動距離を算出する移動距離算出部を備える。更にカメラ校正装置1は、前記算出された実際のカメラ移動距離と、前記カメラのカメラパラメータを用いて、前記壁面の追跡対象とする特徴点である追跡点の移動予測点のイメージ座標を算出し、当該移動予測点のイメージ座標と、前記移動した後のカメラによって撮像された画像における前記追跡点のイメージ座標との間の座標ずれを算出し、前記算出された座標ずれが許容値以下が小さくなるよう、前記カメラパラメータを変更するカメラ校正パラメータ算出部を備える。
この構成により、路面の輝度の情報量に特徴的な大きさがない(生産ライン上のコンクリート路面などの)場合にも、生産ラインなどで車両を停車することなく、生産ラインなどを車両が移動する際に自動的にカメラ校正を行うことができる。従って、車両の位置決めをせずに車載カメラの校正を行うことができる。また、路面の特徴点、及び/または追跡点を抽出する場合とは違い、路面の汚れに影響されることがない。
[他の実施の形態]
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用できる。
本開示は、上述した実施の形態に限定されず、以下に示すように実際のカメラの移動量の算出方法を変更した実施形態も考えられる。そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
<第2の実施形態>
図7は、第2の実施形態において実際のカメラ移動距離の算出方法を説明するための模式図である。3次元空間(スケールなし)上での第1の壁面VW1、3次元空間(スケールなし)上での第2の壁面VW2、実際の第1の壁面RW1、実際の第2の壁面RW2が示されている。更に、SFMで算出された3次元空間(スケールなし)S2が破線の領域で示されている。また移動前のカメラC11、3次元空間(スケールなし)上での移動後のカメラC12、実際の移動後のカメラC13が示されている。
移動距離算出部110は、距離算出部(法線ベクトル算出部)108が算出した3次元空間(スケールなし)上でのカメラと両側の壁面間の距離(d1,d2)と実際の両壁面の距離D(既知)を用いて、実際のカメラ移動距離Dを算出する。
3次元空間(スケールなし)上での第1の壁面VW1とカメラの距離をd1とする。3次元空間(スケールなし)上での第2の壁面VW2とカメラの距離をd2とする。3次元空間(スケールなし)上で移動前後のカメラ間距離は単位ベクトルに正規化しており、そのベクトルの大きさをZ1とする。すると、図7のような相似形になる。実際のカメラ移動距離Dは、次の式で表される。
Figure 0006890293
上記の式に従って、移動距離算出部110は、前記算出されたカメラ間距離z1と、前記算出された前記仮想空間における前記第1の壁面VW1とカメラとの距離d1と、前記算出された前記仮想空間における前記第2の壁面VW2とカメラとの距離d2と、前記第1の壁面RW1と前記第2の壁面RW2の間の実際の距離Dとを用いて、実際のカメラ移動距離Dを算出する。
本実施形態によれば、実際のカメラ移動量を求めるために、カメラ高さを既知とするのではなく、両側の壁面間の距離を既知とする。カメラの高さは車両ごとでサスペンションなどの状態によって、ばらつくが、本実施形態の方法であれば、両側の壁面間の距離を一定した設備を導入すれば、従来技術より、実際のカメラ移動距離の算出精度が向上する。また、片側のみの壁面の場合である第1の実施形態とは違い、カメラと壁面間の距離が既知でなくてよいので、壁面間であれば、任意の位置を直進するだけでよく、作業の容易性が第1の実施形態よりも向上する。
なお、複数の装置を備えるカメラ校正システムが、各実施形態のカメラ校正装置の各処理を、それらの複数の装置で分散して処理してもよい。
また、各実施形態のカメラ校正装置の各処理を実行するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、当該記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、プロセッサが実行することにより、各実施形態のカメラ校正装置に係る上述した種々の処理を行ってもよい。
1 カメラ校正装置
10 車両
101 カメラ
102 メモリ
103 CPU
104 特徴点抽出部
105 追跡点抽出部
106 行列算出部
107 3次元座標算出部
108 距離算出部
109 進行ベクトル算出部
110 移動距離算出部
111 カメラ校正パラメータ算出部
120 ROM

Claims (12)

  1. 壁面に対して略平行に車両が移動中に当該車両に搭載されたカメラによって撮像された画像から、当該壁面の特徴点を抽出する特徴点抽出部と、
    前記抽出された特徴点を用いて3次元復元を行うことにより、仮想空間における壁面の3次元座標を算出する3次元座標算出部と、
    前記算出された壁面の3次元座標を用いて、前記仮想空間における前記壁面とカメラとの距離を算出する距離算出部と、
    前記仮想空間における、移動前のカメラと前記壁面に対して略平行に移動した後のカメラとの距離であるカメラ間距離を算出する距離算出部と、
    前記算出されたカメラ間距離と、前記算出された前記仮想空間における前記壁面とカメラとの距離と、前記壁面とカメラの間の実際の距離とを用いて、実際のカメラ移動距離を算出する移動距離算出部と、
    前記算出された実際のカメラ移動距離と、前記カメラのカメラパラメータを用いて、前記壁面の追跡対象とする特徴点である追跡点の移動予測点のイメージ座標を算出し、当該移動予測点のイメージ座標と、前記移動した後のカメラによって撮像された画像における前記追跡点のイメージ座標との間の座標ずれを算出し、前記算出された座標ずれが小さくなるよう、前記カメラパラメータを変更するカメラ校正パラメータ算出部と、
    を備えるカメラ校正装置。
  2. 前記カメラパラメータは、前記カメラの角度、及び/または前記カメラの位置を含む
    請求項1に記載のカメラ校正装置。
  3. 前記カメラ校正パラメータ算出部は、前記追跡点の移動前のカメラによって撮像された画像におけるイメージ座標を世界座標へ変換し、変換後の世界座標に前記算出された実際のカメラ移動距離を加算して移動予測点の世界座標を算出し、算出した移動予測点の世界座標をイメージ座標に変換する
    請求項1または2に記載のカメラ校正装置。
  4. 第1の壁面と第2の壁面との間を車両が当該第1の壁面及び当該第2の壁面に対して略平行に移動中に当該車両に搭載されたカメラによって撮像された画像から、当該第1の壁面の特徴点及び当該第2の壁面の特徴点を抽出する特徴点抽出部と、
    前記抽出された第1の壁面の特徴点を用いて3次元復元を行うことにより、仮想空間における前記第1の壁面の3次元座標を算出し、前記抽出された第2の壁面の特徴点を用いて3次元復元を行うことにより、仮想空間における前記第2の壁面の3次元座標を算出する3次元座標算出部と、
    前記算出された第1の壁面の3次元座標を用いて、前記仮想空間における前記第1の壁面とカメラとの距離を算出し、前記算出された第2の壁面の3次元座標を用いて、前記仮想空間における前記第1の壁面とカメラとの距離を算出する距離算出部と、
    前記仮想空間における、移動前のカメラと前記第1の壁面及び前記第2の壁面に対して略平行に移動した後のカメラとの距離であるカメラ間距離を算出する距離算出部と、
    前記算出されたカメラ間距離と、前記算出された前記仮想空間における前記第1の壁面とカメラとの距離と、前記算出された前記仮想空間における前記第2の壁面とカメラとの距離と、前記第1の壁面と前記第2の壁面の間の実際の距離とを用いて、実際のカメラ移動距離を算出する移動距離算出部と、
    前記算出された実際のカメラ移動距離と、前記カメラのカメラパラメータを用いて、前記壁面の追跡対象とする特徴点である追跡点の移動予測点のイメージ座標を算出し、当該移動予測点のイメージ座標と、前記移動した後のカメラによって撮像された画像における前記追跡点のイメージ座標との間の座標ずれを算出し、前記算出された座標ずれが小さくなるよう、前記カメラのパラメータを変更するカメラ校正パラメータ算出部と、
    を備えるカメラ校正装置。
  5. 前記カメラのパラメータは、前記カメラの角度、及び/または前記カメラの位置を含む
    請求項4に記載のカメラ校正装置。
  6. 前記カメラ校正パラメータ算出部は、前記追跡点の移動前のカメラによって撮像された画像におけるイメージ座標を世界座標へ変換し、変換後の世界座標に前記算出された実際のカメラ移動距離を加算して移動予測点の世界座標を算出し、算出した移動予測点の世界座標をイメージ座標に変換する
    請求項4または5に記載のカメラ校正装置。
  7. 壁面に対して略平行に車両が移動中に当該車両に搭載されたカメラによって撮像された画像から、当該壁面の特徴点を抽出する特徴点抽出部と、
    前記抽出された特徴点を用いて3次元復元を行うことにより、仮想空間における壁面の3次元座標を算出する3次元座標算出部と、
    前記算出された壁面の3次元座標を用いて、前記仮想空間における前記壁面とカメラとの距離を算出する距離算出部と、
    前記仮想空間における、移動前のカメラと前記壁面に対して略平行に移動した後のカメラとの距離であるカメラ間距離を算出する距離算出部と、
    前記算出されたカメラ間距離と、前記算出された前記仮想空間における前記壁面とカメラとの距離と、前記壁面とカメラの間の実際の距離とを用いて、実際のカメラ移動距離を算出する移動距離算出部と、
    前記算出された実際のカメラ移動距離と、前記カメラのカメラパラメータを用いて、前記壁面の追跡対象とする特徴点である追跡点の移動予測点のイメージ座標を算出し、当該移動予測点のイメージ座標と、前記移動した後のカメラによって撮像された画像における前記追跡点のイメージ座標との間の座標ずれを算出し、前記算出された座標ずれが小さくなるよう、前記カメラパラメータを変更するカメラ校正パラメータ算出部と、
    を備えるカメラ校正システム。
  8. 第1の壁面と第2の壁面との間を車両が当該第1の壁面及び当該第2の壁面に対して略平行に移動中に当該車両に搭載されたカメラによって撮像された画像から、当該第1の壁面の特徴点及び当該第2の壁面の特徴点を抽出する特徴点抽出部と、
    前記抽出された第1の壁面の特徴点を用いて3次元復元を行うことにより、仮想空間における前記第1の壁面の3次元座標を算出し、前記抽出された第2の壁面の特徴点を用いて3次元復元を行うことにより、仮想空間における前記第2の壁面の3次元座標を算出する3次元座標算出部と、
    前記算出された第1の壁面の3次元座標を用いて、前記仮想空間における前記第1の壁面とカメラとの距離を算出し、前記算出された第2の壁面の3次元座標を用いて、前記仮想空間における前記第1の壁面とカメラとの距離を算出する距離算出部と、
    前記仮想空間における、移動前のカメラと前記第1の壁面及び前記第2の壁面に対して略平行に移動した後のカメラとの距離であるカメラ間距離を算出する距離算出部と、
    前記算出されたカメラ間距離と、前記算出された前記仮想空間における前記第1の壁面とカメラとの距離と、前記算出された前記仮想空間における前記第2の壁面とカメラとの距離と、前記第1の壁面と前記第2の壁面の間の実際の距離とを用いて、実際のカメラ移動距離を算出する移動距離算出部と、
    前記算出された実際のカメラ移動距離と、前記カメラのカメラパラメータを用いて、前記壁面の追跡対象とする特徴点である追跡点の移動予測点のイメージ座標を算出し、当該移動予測点のイメージ座標と、前記移動した後のカメラによって撮像された画像における前記追跡点のイメージ座標との間の座標ずれを算出し、前記算出された座標ずれが小さくなるよう、前記カメラのパラメータを変更するカメラ校正パラメータ算出部と、
    を備えるカメラ校正システム。
  9. 壁面に対して略平行に車両が移動中に当該車両に搭載されたカメラによって撮像された画像から、当該壁面の特徴点を抽出する特徴点抽出ステップと、
    前記抽出された特徴点を用いて3次元復元を行うことにより、仮想空間における壁面の3次元座標を算出する3次元座標算出ステップと、
    前記算出された壁面の3次元座標を用いて、前記仮想空間における前記壁面とカメラとの距離を算出する距離算出ステップと、
    前記仮想空間における、移動前のカメラと前記壁面に対して略平行に移動した後のカメラとの距離であるカメラ間距離を算出する距離算出ステップと、
    前記算出されたカメラ間距離と、前記算出された前記仮想空間における前記壁面とカメラとの距離と、前記壁面とカメラの間の実際の距離とを用いて、実際のカメラ移動距離を算出する移動距離算出ステップと、
    前記算出された実際のカメラ移動距離と、前記カメラのカメラパラメータを用いて、前記壁面の追跡対象とする特徴点である追跡点の移動予測点のイメージ座標を算出し、当該移動予測点のイメージ座標と、前記移動した後のカメラによって撮像された画像における前記追跡点のイメージ座標との間の座標ずれを算出し、前記算出された座標ずれが小さくなるよう、前記カメラパラメータを変更するカメラ校正パラメータ算出ステップと、
    を有するカメラ校正方法。
  10. 第1の壁面と第2の壁面との間を車両が当該第1の壁面及び当該第2の壁面に対して略平行に移動中に当該車両に搭載されたカメラによって撮像された画像から、当該第1の壁面の特徴点及び当該第2の壁面の特徴点を抽出する特徴点抽出ステップと、
    前記抽出された第1の壁面の特徴点を用いて3次元復元を行うことにより、仮想空間における前記第1の壁面の3次元座標を算出し、前記抽出された第2の壁面の特徴点を用いて3次元復元を行うことにより、仮想空間における前記第2の壁面の3次元座標を算出する3次元座標算出ステップと、
    前記算出された第1の壁面の3次元座標を用いて、前記仮想空間における前記第1の壁面とカメラとの距離を算出し、前記算出された第2の壁面の3次元座標を用いて、前記仮想空間における前記第1の壁面とカメラとの距離を算出する距離算出ステップと、
    前記仮想空間における、移動前のカメラと前記第1の壁面及び前記第2の壁面に対して略平行に移動した後のカメラとの距離であるカメラ間距離を算出する距離算出ステップと、
    前記算出されたカメラ間距離と、前記算出された前記仮想空間における前記第1の壁面とカメラとの距離と、前記算出された前記仮想空間における前記第2の壁面とカメラとの距離と、前記第1の壁面と前記第2の壁面の間の実際の距離とを用いて、実際のカメラ移動距離を算出する移動距離算出ステップと、
    前記算出された実際のカメラ移動距離と、前記カメラのカメラパラメータを用いて、前記壁面の追跡対象とする特徴点である追跡点の移動予測点のイメージ座標を算出し、当該移動予測点のイメージ座標と、前記移動した後のカメラによって撮像された画像における前記追跡点のイメージ座標との間の座標ずれを算出し、前記算出された座標ずれが小さくなるよう、前記カメラのパラメータを変更するカメラ校正パラメータ算出ステップと、
    を有するカメラ校正方法。
  11. コンピュータを、
    壁面に対して略平行に車両が移動中に当該車両に搭載されたカメラによって撮像された画像から、当該壁面の特徴点を抽出する特徴点抽出部と、
    前記抽出された特徴点を用いて3次元復元を行うことにより、仮想空間における壁面の3次元座標を算出する3次元座標算出部と、
    前記算出された壁面の3次元座標を用いて、前記仮想空間における前記壁面とカメラとの距離を算出する距離算出部と、
    前記仮想空間における、移動前のカメラと前記壁面に対して略平行に移動した後のカメラとの距離であるカメラ間距離を算出する距離算出部と、
    前記算出されたカメラ間距離と、前記算出された前記仮想空間における前記壁面とカメラとの距離と、前記壁面とカメラの間の実際の距離とを用いて、実際のカメラ移動距離を算出する移動距離算出部と、
    前記算出された実際のカメラ移動距離と、前記カメラのカメラパラメータを用いて、前記壁面の追跡対象とする特徴点である追跡点の移動予測点のイメージ座標を算出し、当該移動予測点のイメージ座標と、前記移動した後のカメラによって撮像された画像における前記追跡点のイメージ座標との間の座標ずれを算出し、前記算出された座標ずれが小さくなるよう、前記カメラパラメータを変更するカメラ校正パラメータ算出部
    として機能させるためのプログラム。
  12. コンピュータを、
    第1の壁面と第2の壁面との間を車両が当該第1の壁面及び当該第2の壁面に対して略平行に移動中に当該車両に搭載されたカメラによって撮像された画像から、当該第1の壁面の特徴点及び当該第2の壁面の特徴点を抽出する特徴点抽出部と、
    前記抽出された第1の壁面の特徴点を用いて3次元復元を行うことにより、仮想空間における前記第1の壁面の3次元座標を算出し、前記抽出された第2の壁面の特徴点を用いて3次元復元を行うことにより、仮想空間における前記第2の壁面の3次元座標を算出する3次元座標算出部と、
    前記算出された第1の壁面の3次元座標を用いて、前記仮想空間における前記第1の壁面とカメラとの距離を算出し、前記算出された第2の壁面の3次元座標を用いて、前記仮想空間における前記第1の壁面とカメラとの距離を算出する距離算出部と、
    前記仮想空間における、移動前のカメラと前記第1の壁面及び前記第2の壁面に対して略平行に移動した後のカメラとの距離であるカメラ間距離を算出する距離算出部と、
    前記算出されたカメラ間距離と、前記算出された前記仮想空間における前記第1の壁面とカメラとの距離と、前記算出された前記仮想空間における前記第2の壁面とカメラとの距離と、前記第1の壁面と前記第2の壁面の間の実際の距離とを用いて、実際のカメラ移動距離を算出する移動距離算出部と、
    前記算出された実際のカメラ移動距離と、前記カメラのカメラパラメータを用いて、前記壁面の追跡対象とする特徴点である追跡点の移動予測点のイメージ座標を算出し、当該移動予測点のイメージ座標と、前記移動した後のカメラによって撮像された画像における前記追跡点のイメージ座標との間の座標ずれを算出し、前記算出された座標ずれが小さくなるよう、前記カメラのパラメータを変更するカメラ校正パラメータ算出部
    として機能させるためのプログラム。
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