JP6885997B2 - 電子患者介護用のシステム、方法、および装置 - Google Patents

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関連出願の相互参照
本出願は、2010年1月22日出願の、医療用設備用電子指示仲介システムという名
称の米国仮特許出願第61/297,544号(代理人整理番号第H53号)の優先権を
主張する、2011年1月21日出願の、電子患者監視システムという名称の米国特許出
願第13/011,543号(代理人整理番号第I52号)の一部継続出願であり、これ
らの出願は両方とも、全体を参照として本明細書に援用する。
本開示は、患者介護に関する。より詳細には、本開示は、電子患者介護用のシステム、
方法、および装置に関する。
病院において患者介護を提供することは一般的に、多くの専門家および介護人(例えば
、医師、看護師、薬剤師、技術者、ナース・プラクティショナなど)、および所与の患者
の治療に必要なあらゆる数の医療用デバイス/システムの相互作用が必要である。
電子診療録(EMR)およびコンピュータ化プロバイダ指示エントリ(CPOE)を組
み込んだもののような介護過程を容易にすることを意図したシステムの存在にも関わらず
、投薬などの診療を指示および送達することを含む総合的介護を患者に提供する過程は、
いくつかの重要な問題が関連している。
薬剤の指示および投与に関連する例示的な実施形態では、電子患者介護システムは、第
1のデータ収集モジュール(例えば、監視クライアント)、指示を伝達するまたは患者関
連情報を受信するためのユーザ・インターフェースを有する第2の指示入力モジュール(
例えば、固定またはポータブル監視クライアント)を備えることができる。第1のモジュ
ールは、血圧、心拍数、心調律、温度、酸素化、呼吸数、または換気などの、患者の現在
の状態(例えば、患者状態パラメータ)に関する測定パラメータを受信および記憶するよ
うに構成することができる。第1のモジュールはまた、例えば、薬剤アレルギーまたは過
敏症、患者の組織中に存在する他の現在投与されている薬剤、年齢、体重、身長、腎臓、
または肝臓機能などの患者状態パラメータを含む、第1のデータベース(例えば、患者に
関する情報を含むEHRデータベース)から、患者に関連する既存のパラメータに関する
情報を受信するように構成することができる。第1のモジュールは、例えば、血圧、脈拍
、心調律、または呼吸に関する知られている薬剤相互作用、薬剤の効果、または既存の薬
剤などの第2のデータベース(例えば、薬物情報データベース)からの指示された薬剤お
よび/または既存の薬剤に関する薬剤情報を得るように構成することもできる。第1のモ
ジュールは、患者の現在測定した患者状態パラメータおよび受信した既存の患者状態パラ
メータを知られている通常範囲と比較し、通常範囲外であることが分かった患者状態パラ
メータのテーブルを作成するように構成することができる。第1のモジュールはその後、
患者状態パラメータのテーブルを薬物情報データベースから得られた対応するパラメータ
のテーブルと比較することができる。患者状態パラメータのテーブルと対応するパラメー
タのテーブルの間に一致が存在することが分かった場合、第1のモジュールはその後、第
2の(指示入力)モジュールに伝達するために、1つまたは複数の予め入力され、記憶さ
れたメッセージを読み出すことができる。これらのメッセージは、例えば、指示された特
定の薬剤、患者の既存の薬剤、および患者の現在および既存の病状に適切な第2のモジュ
ールのユーザへの警告を含むことができる。任意選択では、警告が第2のモジュールによ
って受信され、警告がユーザ・インターフェースからの入力信号を通して第2のモジュー
ルのユーザによって確認されると、警告のさらなる繰り返しを避けることができる。
他の実施形態では、電子患者介護システムは、ユーザに薬物情報データベースから得ら
れた標準的な投薬および投与ガイドラインから導き出された編集可能なデフォルト値を提
供することができ、患者の現在のおよび既存の病状、アレルギー、既存の薬剤、または他
の患者状態パラメータに基づいて示すことができる変更をユーザに警告することができる
。電子患者介護システムは、ユーザからタイピングされた入力量を最小限に抑えることが
好ましい。
他の実施形態では、電子患者介護システムの第1のモジュールまたは他のモジュールを
使用して、患者のベッドサイドに(例えば、バーコードおよびリーダ、またはRFIDタ
グおよびスキャナを通して)送達される指示された薬剤を識別し、適切な薬剤および投与
量が調製され、患者に送達されていることを検証することもできる。実施形態では、第1
のモジュールはまた、注入ポンプまたは丸薬ディスペンサなどの、治療を施す患者介護デ
バイスと有線または無線通信リンクを通して相互作用することができる。注入ポンプの場
合、第1のモジュールまたは別の接続モジュールは、注入ポンプに、注入速度または注入
圧力を含む注入設定などの患者治療パラメータを提供し、そこから例えば、注入ライン内
の空気の存在、接続されている静脈内バッグ内に残っている溶液の量、または注入ライン
内の流体の圧力などの様々な動作パラメータを受信することができる。動作パラメータが
異常であることが分かった場合、第1のモジュールは、注入ポンプに信号を送って注入を
中断させることによって応答する、機械的閉塞に信号を送って静脈ラインを閉塞すること
によって応答する、注入速度を変更する、および/または第1のモジュール内に組み込ま
れたアラームにより直接、または第2のモジュールへのアラームの伝達によってのいずれ
かで、ヘルスケア・プロバイダなどに異常を警告するように構成することができる。別の
実施形態では、第1のモジュールはまた、患者の状態を監視し、例えば、血圧モニタ、E
CGモニタ、パルス・オキシメトリ・モニタ、温度モニタなどの患者状態パラメータを決
定するために使用される様々な患者介護デバイスと通信するように構成することができる
。測定される様々なパラメータは、携帯デバイスによって、および/またはEMR内で監
視する、および/または記録することができる。いくつかの場合では、第1のモジュール
は、監視した患者状態パラメータが所定の範囲外にある場合に、患者または他の人に警報
を発するようにプログラムすることができる。いくつかの実施形態では、第1のモジュー
ルは、信号を監視クライアントに伝達して、患者介護デバイスによってスケジュールされ
ていない測定を行なって、別の患者状態パラメータを得ることができる。第1のモジュー
ルは、様々な位置で様々なヘルスケア・プロバイダと通信することができ、実施形態では
、第1のモジュールが割り当てられた患者に異常を知らせることが可能であり、例えば、
可聴警報または記録されたメッセージにより修正動作を勧めることができる。
一実施形態では、マイクロインフュージョン・ポンプを準備するシステムは、監視クラ
イアント、薬局コンピュータ、複合ロボット、マイクロインフュージョン・ポンプ、およ
びデータ・ダウンロード・デバイスを備えている。監視クライアントは、ユーザ・インタ
ーフェースを介して処方箋指示を通信するように構成されている。薬局コンピュータは、
処方箋指示を受信するように、監視クライアントと動作可能に通信する。複合ロボットは
、処方箋を処方箋指示に対応する少なくとも1つの液体に調製するように構成されている
。マイクロインフュージョン・ポンプは、処方箋指示に対応する少なくとも1つの液体を
受けるように構成されている。データ・ダウンロード・デバイスは、処方箋指示をマイク
ロインフュージョン・ポンプのメモリ内にダウンロードするように構成されている。
いくつかの実施形態では、複合ロボットは、マイクロインフュージョン・ポンプに少な
くとも1つの液体を充填する。複合ロボットは、データ・ダウンロード・デバイスと動作
可能に通信することができ、複合ロボットは、データ・ダウンロード・デバイスに、処方
箋指示をマイクロインフュージョン・ポンプのメモリ内にダウンロードするように命令す
ることができる。データ・ダウンロード・デバイスは、処方箋指示を、複合ロボットおよ
び/または薬局コンピュータから受信することができる。いくつかの実施形態では、複合
ロボットは、薬局コンピュータから処方箋指示を受信する。
本開示の一実施形態では、システムはハブを備えている。ハブは、患者介護デバイスを
監視するように構成されている。ハブは、(プロセッサ実行ソフトウェアとして具体化す
ることができる)オペレーティング・システムと、(プロセッサ実行ソフトウェアとして
具体化することができる)サンドボックス・コンポーネントとを備えている。オペレーテ
ィング・システム・コンポーネントは、ハブのハードウェア・リソースおよびハブのソフ
トウェア・リソースのうちの少なくとも1つにアクセスするように構成されている。
サンドボックス・コンポーネントは、ハードウェア・リソースおよびソフトウェア・リ
ソースのうちの少なくとも1つに対するアクセスを制御するように構成されている。ハブ
は、患者介護デバイスを識別し、患者介護デバイスを監視するためにアプリケーションを
実行するようにさらに構成されている。ハブは、サンドボックス・コンポーネント内でア
プリケーションを実行することができ、それによりアプリケーションが、サンドボックス
・コンポーネントを通じてハードウェア・リソースおよびソフトウェア・リソースのうち
の少なくとも1つにアクセスする。
ハブは、患者介護デバイスを制御するようにさらに構成されてもよい。患者介護デバイ
スは、注入ポンプ、丸薬ディスペンサ、マイクロインフュージョン・ポンプ、ECGモニ
タ、血圧モニタ、パルス・オキシメータ、COカプノメータ、静脈内バッグ、および/
または点滴流量計の1つまたは複数であってもよい。
ハブは、患者介護デバイスから識別情報(例えば、シリアル番号、(暗号化されたまた
は暗号化されていない)コード、または他の識別値)を受信し、識別情報に関連付けられ
たサーバからアプリケーションをダウンロードするように構成されてもよい。また、ハブ
は、患者介護デバイスから識別情報を受信し、識別情報に関連付けられたサーバからのア
プリケーションを更新するように構成されてもよい。
ハードウェア・リソースは、ディスク・ドライブ、メモリ、ブザー(buzzard)
、マイクロフォン、スピーカ、およびカメラであってもよい。ソフトウェア・リソースは
、変数、セキュアなデータ・オブジェクト、セキュアな変数、保護付きAPI、API、
およびハードウェア・コンポーネントのソフトウェア表現のうちの1つであってもよい。
さらに別の実施形態では、電子患者介護用のシステムは、ハブを備えている。ハブは、
患者介護デバイスを監視するように構成されている。サンドボックスは、ハードウェア・
リソースおよびソフトウェア・リソースのうちの少なくとも1つに対するアクセスを制御
するように構成することができる。ハブは、患者介護デバイスを識別し、患者介護デバイ
スを監視するためにアプリケーションを実行するようにさらに構成されている。ハブは、
サンドボックス・コンポーネント内でアプリケーションを実行し、それによりアプリケー
ションが、サンドボックス・コンポーネントを通じてハードウェア・リソースおよびソフ
トウェア・リソースのうちの少なくとも1つにアクセスする。ハブは、患者介護デバイス
を制御するようにさらに構成されてもよい。ハブは、患者介護デバイスから識別情報を受
信し、識別情報に関連付けられたサーバからアプリケーションをダウンロードするように
さらに構成されてもよい。ハブは、患者介護デバイスから識別情報を受信し、識別情報に
関連付けられたサーバからのアプリケーションを更新するようにさらに構成されてもよい
ハードウェア・リソースは、ディスク・ドライブ、メモリ、ブザー、マイクロフォン、
スピーカ、およびカメラであってもよい。ソフトウェア・リソースは、変数、セキュアな
データ・オブジェクト、セキュアな変数、保護付きAPI、API、およびハードウェア
・コンポーネントのソフトウェア表現のうちの1つであってもよい。
さらに別の実施形態では、電子患者介護用のシステムは、監視クライアントを備えてい
る。監視クライアントは、患者介護デバイスを監視するように構成されている。監視クラ
イアントは、監視クライアントのハードウェア・リソースおよび監視クライアントのソフ
トウェア・リソースのうちの少なくとも1つにアクセスするように構成されたオペレーテ
ィング・システム・コンポーネントを備えている。サンドボックス・コンポーネントは、
ハードウェア・リソースおよびソフトウェア・リソースのうちの少なくとも1つに対する
アクセスを制御するように構成されている。監視クライアントは、患者介護デバイスを識
別し、患者介護デバイスを監視するためにアプリケーションを実行するようにさらに構成
されてもよい。監視クライアントは、サンドボックス・コンポーネント内でアプリケーシ
ョンを実行し、それによりアプリケーションが、サンドボックス・コンポーネントを通じ
てハードウェア・リソースおよびソフトウェア・リソースのうちの少なくとも1つにアク
セスする。監視クライアントは、患者介護デバイスを制御するようにさらに構成されてい
る。
患者介護デバイスは、注入ポンプ、丸薬ディスペンサ、マイクロインフュージョン・ポ
ンプ、ECGモニタ、血圧モニタ、パルス・オキシメータ、および/またはCOカプノ
メータ、静脈内バッグ、および点滴流量計であってもよい。
監視クライアントは、患者介護デバイスから識別情報を受信し、識別情報に関連付けら
れたサーバからアプリケーションをダウンロードするようにさらに構成されてもよい。監
視クライアントは、患者介護デバイスから識別情報を受信し、識別情報に関連付けられた
サーバからのアプリケーションを更新するようにさらに構成されてもよい。
ハードウェア・リソースは、ディスク・ドライブ、メモリ、ブザー、マイクロフォン、
スピーカ、およびカメラであってもよい。ソフトウェア・リソースは、変数、セキュアな
データ・オブジェクト、セキュアな変数、保護付きAPI、API、およびハードウェア
・コンポーネントのソフトウェア表現のうちの1つであってもよい。
さらに別の実施形態では、電子患者介護用のシステムは、患者介護デバイスを監視する
ように構成された監視クライアントを備えている。監視クライアントは、ハードウェア・
リソースおよびソフトウェア・リソースのうちの少なくとも1つに対するアクセスを制御
するように構成されたサンドボックス・コンポーネントを備えている。監視クライアント
は、患者介護デバイスを識別し、患者介護デバイスを監視するためにアプリケーションを
実行するようにさらに構成されてもよい。監視クライアントは、サンドボックス・コンポ
ーネント内でアプリケーションを実行し、それによりアプリケーションが、サンドボック
ス・コンポーネントを通じてハードウェア・リソースおよびソフトウェア・リソースのう
ちの少なくとも1つにアクセスする。監視クライアントは、患者介護デバイスを制御する
ようにさらに構成されてもよい。
患者介護デバイスは、注入ポンプ、丸薬ディスペンサ、マイクロインフュージョン・ポ
ンプ、ECGモニタ、血圧モニタ、パルス・オキシメータ、および/またはCOカプノ
メータ、静脈内バッグ、および点滴流量計であってもよい。
監視クライアントは、患者介護デバイスから識別情報を受信し、識別情報に関連付けら
れたサーバからアプリケーションをダウンロードするようにさらに構成されてもよい。監
視クライアントは、患者介護デバイスから識別情報を受信し、識別情報に関連付けられた
サーバからのアプリケーションを更新するようにさらに構成されてもよい。
ハードウェア・リソースは、ディスク・ドライブ、メモリ、ブザー、マイクロフォン、
スピーカ、およびカメラであってもよい。ソフトウェア・リソースは、変数、セキュアな
データ・オブジェクト、セキュアな変数、保護付きAPI、API、およびハードウェア
・コンポーネントのソフトウェア表現のうちの1つであってもよい。
別の実施形態では、電子患者介護用のシステムは、電子診療録と通信するように構成さ
れたハブと、患者介護デバイスとを備えている。ハブは、患者および患者介護デバイス(
例えば、注入ポンプ)を識別するように構成されている。ハブはまた、電子診療録から少
なくとも1つの治療パラメータ(例えば、注入薬物、および/または注入速度もしくは速
度プロファイルなど)をダウンロードし、少なくとも1つの治療パラメータで患者介護デ
バイスをプログラムするように構成されている。ハブは、RFID呼掛器を使用してRF
IDタグを読み取ること、マイクロフォンを使用して結合された音声認識ソフトウェアを
使用する音声、カメラに結合された顔認識ソフトウェアを使用する顔、バイオメトリック
読取りのバイオメトリック・パラメータ、識別情報、バーコード・リーダによるバーコー
ド読取りのうちの少なくとも1つに従って患者を識別する。特定の一実施形態では、ハブ
は、本明細書に記載した識別技術の1つまたは複数を使用して、少なくとも1つの治療パ
ラメータをダウンロードすることができる。
別の実施形態では、電子患者介護用のシステムは、電子診療録と通信するように構成さ
れた監視クライアントと、患者介護デバイスとを備えている。監視クライアントは、患者
および患者介護デバイス(例えば、注入ポンプ)を識別するように構成されている。監視
クライアントはまた、電子診療録から少なくとも1つの治療パラメータ(例えば、注入薬
物、および/または注入速度もしくは速度プロファイルなど)をダウンロードし、少なく
とも1つの治療パラメータで患者介護デバイスをプログラムするように構成されている。
監視クライアントは、RFID呼掛器を使用してRFIDタグを読み取ること、マイクロ
フォンを使用して結合された音声認識ソフトウェアを使用する音声、カメラに結合された
顔認識ソフトウェアを使用する顔、バイオメトリック読取りのバイオメトリック・パラメ
ータ、識別情報、バーコード・リーダによるバーコード読取りのうちの少なくとも1つに
従って患者を識別する。特定の一実施形態では、監視クライアントは、本明細書に記載す
る識別技術の1つまたは複数を使用して、少なくとも1つの治療パラメータをダウンロー
ドすることができる。
さらに別の実施形態では、電子患者介護用のシステムは、監視クライアント、監視クラ
イアント・ドック、患者介護デバイス、およびデバイス・ドックを備えている。監視クラ
イアントは、少なくとも1つの患者介護パラメータを通信するように構成されている。監
視クライアント・ドックは、監視クライアントをそこにドッキングさせるために、患者用
クライアントを受信するように構成されている。患者介護デバイスは、少なくとも1つの
患者介護パラメータを通信するように構成されている。デバイス・ドックは、患者介護デ
バイスをそこにドッキングするために、患者介護デバイスを受信するように構成されてい
る。
実施形態では、監視クライアント・ドックおよびデバイス・ドックは、無線で、および
監視クライアント・ドックおよびデバイス・ドックに動作可能に結合されたケーブルを通
しての一方で通信するように構成されている。
別の実施形態では、監視クライアントは、少なくとも1つの患者介護パラメータを無線
で通信するように構成されている。
別の実施形態では、監視クライアント・ドックは、監視クライアントと無線で通信する
ように構成されており、監視クライアントは、少なくとも1つの患者介護パラメータを監
視クライアント・ドックと無線で、ケーブルを通してドックへ、またドッキングされた患
者介護デバイスへ通信することによって、患者介護デバイスと動作可能に通信する。
別の実施形態では、監視クライアントは、ケーブルを通した通信が利用可能ではない、
および監視クライアントが監視クライアント・ドックからドッキングを外された少なくと
も一方であると監視クライアントが決定した場合に、監視クライアント・ドックとの無線
通信を利用して、少なくとも1つの患者介護パラメータを動作可能に通信する。
別の実施形態では、デバイス・ドックは、監視クライアントと無線通信するように構成
されており、監視クライアントは、少なくとも1つの患者介護パラメータをデバイス・ド
ックと無線でドッキングされた患者介護デバイスに通信することによって、患者介護デバ
イスと動作可能に通信する。
別の実施形態では、監視クライアントは、ケーブルを通した通信が利用可能ではない、
監視クライアントと監視クライアント・ドックの間の通信が利用可能ではない、および監
視クライアントが監視クライアント・ドックからドッキングを外された少なくとも1つで
あると監視クライアントが決定した場合に、デバイス・ドックとの無線通信を利用して、
少なくとも1つの患者介護パラメータを動作可能に通信する。
別の実施形態では、患者介護デバイスは、監視クライアントと無線通信するように構成
されており、監視クライアントは、少なくとも1つの患者介護パラメータを患者介護デバ
イスと無線通信する。
別の実施形態では、監視クライアントは、ケーブルを通した通信が利用可能ではない、
監視クライアントと監視クライアント・ドックの間の通信が利用可能ではない、デバイス
・ドックと患者介護デバイスの間の通信が利用可能ではない、および監視クライアントが
監視クライアント・ドックからドッキングを外された少なくとも1つであると監視クライ
アントが決定した場合に、患者介護デバイスと無線で少なくとも1つの患者介護パラメー
タを動作可能に通信する。
別の実施形態では、監視クライアント・ドックおよびドックは、少なくとも1つの患者
パラメータを無線で通信するように構成されている。システムはさらに、監視クライアン
ト・ドックおよびデバイス・ドックに動作可能に結合されたケーブルを備えており、監視
クライアント・ドックおよびドックは、デバイス・ドック、監視クライアント・ドック、
および監視クライアントの少なくとも1つが、ケーブルが通信リンクとして利用可能では
ないと決定した場合に、無線で通信するように構成されている。
別の実施形態では、監視クライアントは、複数の通信リンクを介して患者介護デバイス
と通信するように構成されており、監視クライアントは、複数の通信リンクのうちの動作
可能なものを介して通信する。
別の実施形態では、患者介護デバイスは、注入ポンプ、丸薬ディスペンサ、マイクロイ
ンフュージョン・ポンプ、ECGモニタ、血圧モニタ、パルス・オキシメータ、CO
プノメータ、静脈内バッグ、および点滴流量計の1つである。
別の実施形態では、患者介護パラメータは、静脈内ポンプ流量パラメータ、ECGパラ
メータ、血圧パラメータ、パルス・オキシメータ・パラメータ、COカプノメータ・パ
ラメータ、静脈内バッグ・パラメータ、および点滴流量計値の少なくとも1つである。患
者介護パラメータは、患者状態パラメータ、および/または患者治療パラメータであって
もよい。
別の実施形態では、患者介護デバイスは、メッシュ・ネットワークのノードとして無線
通信するように構成されている。
別の実施形態では、ケーブルは監視クライアント・ドックおよびデバイス・ドックに動
作可能に結合され、患者介護デバイスがデバイス・ドックにドッキングされ、監視クライ
アントが監視クライアント・ドックにドッキングされている場合に、監視クライアントは
、ケーブルを通して少なくとも1つの患者介護パラメータを患者介護デバイスと通信する
ように構成されている。
さらに別の実施形態では、電子患者介護用のシステムは、監視クライアント、患者介護
デバイス、およびデバイス・ドックを備えている。監視クライアントは、少なくとも1つ
の患者介護パラメータを通信するように構成されている。患者介護デバイスは、少なくと
も1つの患者介護パラメータを通信するように構成されている。デバイス・ドックは、患
者介護デバイスをそこにドッキングするために患者介護デバイスを受け、監視クライアン
トをそこにドッキングするために監視クライアントを受けるように構成されている。
さらに別の実施形態では、電子患者介護用のシステムは、少なくとも1つの患者介護パ
ラメータを通信するように構成された患者介護デバイスと、少なくとも1つの患者介護パ
ラメータを通信するように構成された監視クライアントと、患者介護デバイスをそこにド
ッキングするために患者介護デバイスを受けるように構成されたデバイス・ドックとを備
えている。デバイス・ドックおよび監視クライアントは、共に一体化されている。
さらに別の実施形態では、電子患者介護用のシステムは、少なくとも1つの患者介護パ
ラメータを通信するように構成された積み重ね可能な監視クライアントと、少なくとも1
つの患者介護パラメータを通信するように構成された積み重ね可能な患者介護デバイスと
を備えている。積み重ね可能な監視クライアントおよび積み重ね可能な患者介護デバイス
は、デイジー・チェーン通信リンクを介して、および/またはバックプレーンを使用して
、少なくとも1つの患者介護パラメータを通信することができる。
さらに別の実施形態では、電子患者介護用のシステムは、少なくとも1つの患者介護パ
ラメータを通信するように構成された患者介護デバイスと、少なくとも1つの患者介護パ
ラメータを通信するように構成されたハブ・クライアントと、患者介護デバイスをそこに
ドッキングするために患者介護デバイスを受けるように構成されたデバイス・ドックとを
備えている。ハブは、その間に通信リンクを確立するために、デバイス・ドックに差し込
むことができる。システムはさらに、少なくとも1つの患者介護パラメータを受信するよ
うに、ハブと動作可能に通信する監視クライアントを備えることができる。患者治療パラ
メータは、ハブと動作可能に通信することができ、ハブは、患者治療パラメータを患者介
護デバイスに通信する。
特定の実施形態では、ハブはユーザ・インターフェースを含むことができ、ハブは、患
者介護デバイスに患者治療パラメータを送信する前に、ユーザ認証を必要とする可能性が
ある。
特定の実施形態では、監視クライアントはユーザ・インターフェースを含むことができ
、監視クライアントは、ハブを通して患者介護デバイスに患者治療パラメータを送信する
前に、ユーザ認証を必要とする可能性がある。
特定の実施形態では、患者介護デバイスはユーザ・インターフェースを含むことができ
、患者介護デバイスは、患者を治療する前に、患者治療パラメータのユーザ認証を必要と
する可能性がある。
ハブは、患者介護デバイスを監視するように構成することができる。特定の実施形態で
は、ハブは、ハードウェア・リソースおよびソフトウェア・リソースの少なくとも1つに
対するアクセスを制御するように構成されたサンドボックス・コンポーネントを含むこと
ができる。
ハブはさらに、患者介護デバイスを識別し、患者介護デバイスを監視するためにアプリ
ケーションを実行するように構成することができる。ハブは、サンドボックス・コンポー
ネント内でアプリケーションを実行することができ、それによりアプリケーションが、サ
ンドボックス・コンポーネントを通じてハードウェア・リソースおよびソフトウェア・リ
ソースのうちの少なくとも1つにアクセスする。
別の実施形態では、電子患者介護用のシステムは、少なくとも1つの患者パラメータを
監視するようになっている少なくとも1つの患者モニタと、少なくとも1つの患者パラメ
ータをそこから受信するように、少なくとも1つの患者モニタと動作可能に通信する監視
クライアントと、少なくとも1つの患者パラメータを監視クライアントから受信するよう
に、監視クライアントと動作可能に通信する監視サーバとを備えている。
別の実施形態では、システムはさらに、少なくとも1つの患者パラメータを受信するよ
うに、少なくとも1つの患者モニタと動作可能に通信する遠隔コミュニケータを備えるこ
とができる。
少なくとも1つの患者モニタは、心電図モニタ、血圧モニタ、パルス・オキシメータ・
モニタ、およびCOカプノメータの少なくとも1つを備えることができる。監視クライ
アントは、指定された独自の患者識別子に従って患者情報をダウンロードするように構成
することができる。独自の患者識別子は、リスト・バンド上に配置されたバーコード内で
符号化することができる。独自の患者識別子は、リスト・バンドに結合されたRFIDタ
グ(例えば、RFID呼掛器)上で符号化することができる。患者情報は、患者状態また
は患者介護パラメータを含む。独自の患者識別子は、患者特有のデータを通信するための
電子許可を得るために、監視サーバに動作可能に送信することができる。患者特有のデー
タのサブセットは、監視クライアントのメモリ内に記憶することができる。監視クライア
ントは、新しい指示がメモリ内に記憶された患者特有のデータのサブセットに基づく所定
の基準を満たすかどうか判定するようになっている。
別の実施形態では、システムはさらに、新しい指示を監視クライアントに提示するよう
になっているポータブル監視クライアントを備えている。監視クライアントおよび/また
は遠隔コミュニケータの少なくとも1つは、新しい指示を監視サーバに通信するようにな
っており、監視サーバは、新しい指示が別の所定の基準を満たしているかどうか判定する
ようになっている。
別の実施形態では、新しい指示は、薬剤用指示であってもよく、監視サーバは、薬剤指
示が現在処方されている薬剤に禁忌でないかどうか判定することによって、新しい指示が
別の所定の基準を満たしているかどうか判定するようになっている。監視サーバは、新し
い指示が別の所定の基準を満たしているかどうか判定するために、データベースと通信す
ることができる。監視サーバは、新しい指示が別の所定の基準を満たしていない場合、監
視クライアントに警報を送信するように構成することができる。
別の実施形態では、システムは、監視クライアントおよび監視サーバの少なくとも1つ
と動作可能に通信するようになっている遠隔通信を備えることができる。
別の実施形態では、監視クライアントは、デスクをベースとするデバイス、ポータブル
・デバイス、手持ち式コントローラ、ノートブックPC、ネットブックPC、タブレット
PC、およびスマート・フォンの1つであってもよい。監視クライアントは、タッチスク
リーンを備えている。
別の実施形態では、システムはさらに注入ポンプを備えることができ、監視クライアン
トは、注入ポンプと動作可能に通信する。注入ポンプは、監視クライアントに取り付け可
能であってもよい。注入ポンプは、監視クライアントから取り外し可能であってもよい。
別の実施形態では、システムはさらに、監視クライアントを注入ポンプにドッキングさ
せるように構成されたドックを備えている。
別の実施形態では、監視クライアントは、無線リンクを介して注入ポンプと動作可能に
通信する。
別の実施形態では、監視サーバは、複数のデータベースと通信するように構成されてお
り、複数のデータベースの少なくとも1つは、複数のデータベースのうちの別のデータベ
ースと異なるデータ・フォーマットまたは通信プロトコルを含む。
別の実施形態では、監視サーバは、データを監視クライアントにダウンロードするため
に、複数のデータベースからのデータをフォーマットするようになっている。任意選択で
は、またいくつかの特定の実施形態では、監視クライアントは、少なくとも1つの患者パ
ラメータを監視サーバに通信することができる。特定の実施形態では、患者パラメータは
、注入ポンプの治療進行、心電図信号、血圧信号、パルス・オキシメータ信号、CO
プノメータ信号、および/または温度信号のうちの1つまたは複数である、および/また
は少なくとも1つを備えることができる。
別の実施形態では、監視サーバは、監視クライアントを介して動作指示を注入ポンプに
ダウンロードするように構成することができる。
監視クライアントは、患者パラメータを読み取るためにユーザ・リクエストを受信する
ことができ、患者パラメータを受信するために監視デバイスに問い合わせることができる
別の実施形態では、システムはさらに、ポータブル監視クライアントを備えることがで
きる。ポータブル監視クライアントは、患者情報に直接通信するように、監視クライアン
トと動作可能に通信し、それによって監視サーバをバイパスすることができる。ポータブ
ル監視クライアントは、注入ポンプの少なくとも1つのパラメータを変更し、少なくとも
1つの変更されたパラメータを監視サーバに通信するように構成することができる。
ポータブル監視クライアントを介して提示される患者指示の変更は、別のポータブル監
視クライアントに伝達することができる。
別の実施形態では、監視クライアントは、患者特有のデータベース内への記憶のために
、情報を監視サーバに定期的にアップロードするように構成されている。
システムはさらに、情報を患者特有のデータベースから受信するようになっている別の
監視クライアントを備えることができる。
情報は、患者指示、患者投薬、進行ノート、患者モニタからの監視データ、および取り
付けられたデバイスからの治療データの少なくとも1つを含むことができる。
監視サーバは、患者情報をそこから受信するために、電子健康記録データベースに問い
合わせるように構成することができる。監視サーバはさらに、患者情報に従って、所定の
セットの情報を監視クライアントに入力するように構成することができる。
所定のセットの情報は、患者の年齢、身長、体重、診断、現在の薬剤、薬剤カテゴリ、
薬剤アレルギー、および過敏症の少なくとも1つを含むことができる。
別の実施形態では、遠隔ポータブル監視クライアントは、監視サーバを介して監視クラ
イアントと通信するようになっている。遠隔ポータブル監視クライアントは、タブレット
PC、ネットブック、およびPCの1つであってもよい。遠隔ポータブル監視クライアン
トは、タッチスクリーンを備えることができる。
別の実施形態では、電子患者介護用方法は、ディスプレイ上に複数の患者を表示するス
テップと、ディスプレイ上に複数の患者のうちの1人の患者に関連付けられた少なくとも
1つの患者パラメータを表示するステップと、ディスプレイ上に患者に関連付けられた少
なくとも1つの警報を表示するステップと、複数の患者から患者を選択するステップとを
含む。
方法は、いくつかの特定の実施形態では、監視クライアントからディスプレイを有する
ポータブル遠隔コミュニケータ・デバイスに警報を送信するステップをさらに含むことが
できる。
さらに別の実施形態では、電子患者介護システムは、少なくとも1つの患者介護パラメ
ータを通信するように構成された監視クライアントと、少なくとも1つの患者介護パラメ
ータを通信するように構成された患者介護デバイスと、少なくとも1つの患者介護デバイ
スの存在を発見し、そのデバイスからの通信信号を監視クライアントに関連付けられた通
信プロトコルに変換することによって、監視クライアントと少なくとも1つの患者介護デ
バイスの間の通信を容易にするように構成された通信インターフェースとを備えている。
特定の実施形態では、通信インターフェースはさらに、互いに異なる追加の他の患者介
護デバイスの存在を発見し、これらのデバイスからの通信信号を監視クライアントに関連
付けられた通信プロトコルに変換するように構成されている。
別の特定の実施形態では、通信インターフェースはさらに、各デバイスに適した電力を
提供するように構成されている。さらに別の特定の実施形態では、システムはさらに、患
者情報、および/または監視クライアントに関連付けられた患者の治療に使用することが
できるダウンロード情報の中央記憶の少なくとも1つを可能にする監視クライアントによ
ってアクセス可能な1つまたは複数のデータベースを備えている。
さらに別の特定の実施形態では、通信インターフェースはさらに、患者介護デバイスと
の通信のアクセス・データ・インテグリティの少なくとも1つに対する障害検査を行ない
、監視クライアントが適切に機能しているかどうか評価し、患者介護デバイスは適切に機
能しているかどうか評価し、および/または通信インターフェースが適切に機能している
かどうか評価するように構成されている。
さらに別の実施形態では、電子患者介護システムは、少なくとも1つの患者介護パラメ
ータを通信するように構成されたハブ・クライアントと、少なくとも1つの患者介護パラ
メータを通信するように構成された患者介護デバイスと、少なくとも1つの患者介護デバ
イスの存在を発見し、そのデバイスからの通信信号をハブに関連付けられた通信プロトコ
ルに変換することによって、ハブと少なくとも1つの患者介護デバイスの間の通信を容易
にするように構成された通信インターフェースとを備えている。
特定の実施形態では、通信インターフェースはさらに、互いに異なる追加の他の患者介
護デバイスの存在を発見し、そのデバイスからの通信信号をハブに関連付けられた通信プ
ロトコルに変換するように構成されている。
別の特定の実施形態では、通信インターフェースはさらに、各デバイスに適した電力を
提供するように構成されている。さらに別の特定の実施形態では、システムはさらに、患
者情報、および/またはハブに関連付けられた患者の治療に使用することができるダウン
ロード情報の中央記憶の少なくとも1つを可能にするハブによってアクセス可能な1つま
たは複数のデータベースを備えている。
さらに別の特定の実施形態では、通信インターフェースはさらに、患者介護デバイスと
の通信のアクセス・データ・インテグリティの少なくとも1つに対する障害検査を行ない
、監視クライアントが適切に機能しているかどうか評価し、患者介護デバイスは適切に機
能しているかどうか評価し、および/または通信インターフェースが適切に機能している
かどうか評価するように構成されている。
さらに別の実施形態では、電子患者介護システムは、少なくとも1つの患者介護パラメ
ータを通信するように構成されているドックと、少なくとも1つの患者介護パラメータを
通信するように構成された患者介護デバイスと、少なくとも1つの患者介護デバイスの存
在を発見し、そのデバイスからの通信信号をドックに関連付けられた通信プロトコルに変
換することによって、ドックと少なくとも1つの患者介護デバイスの間の通信を容易にす
るように構成された通信インターフェースとを備えている。
特定の実施形態では、通信インターフェースはさらに、互いに異なる追加の他の患者介
護デバイスの存在を発見し、そのデバイスからの通信信号をドックに関連付けられた通信
プロトコルに変換するように構成されている。
別の特定の実施形態では、通信インターフェースはさらに、各デバイスに適した電力を
提供するように構成されている。さらに別の特定の実施形態では、システムはさらに、患
者情報、および/またはドックに関連付けられた患者の治療に使用することができるダウ
ンロード情報の中央記憶の少なくとも1つを可能にするドックによってアクセス可能な1
つまたは複数のデータベースを備えている。
さらに別の特定の実施形態では、通信インターフェースはさらに、患者介護デバイスと
の通信のアクセス・データ・インテグリティの少なくとも1つに対する障害検査を行ない
、監視クライアントが適切に機能しているかどうか評価し、患者介護デバイスは適切に機
能しているかどうか評価し、および/または通信インターフェースが適切に機能している
かどうか評価するように構成されている。
実施形態では、患者介護デバイスは、本体と、支柱を受けるように構成された本体内の
軌道と、本体に結合され、軌道内で本体を支柱に機能的に係止するように構成された2つ
の機能部材とを備えている。
実施形態では、ハブは、患者介護デバイス・インターフェースと、患者介護デバイス・
インターフェースに結合され、患者介護デバイスに電力を供給するように構成された電源
と、プロセッサと、プロセッサと患者介護デバイスの間で通信を可能にするように構成さ
れた患者介護デバイス・インターフェースに結合された送受信機とを備えている。プロセ
ッサは、いくつかの特定の実施形態では、アラーム状態にある場合に、患者介護デバイス
を無効にするように構成することができる。
実施形態では、ドックは、患者介護デバイス・インターフェースと、患者介護デバイス
・インターフェースに結合され、患者介護デバイスに電力を供給するように構成された電
源と、プロセッサと、プロセッサと患者介護デバイスの間の通信を可能にするように構成
された患者介護デバイス・インターフェースに結合された送受信機とを備えている。プロ
セッサは、いくつかの特定の実施形態では、アラーム状態にある場合に、患者介護デバイ
スを無効にするように構成することができる。
実施形態では、通信モジュールは、患者介護デバイス・インターフェースと、患者介護
デバイス・インターフェースに結合され、患者介護デバイスに電力を供給するように構成
された電源と、プロセッサと、患者介護デバイスおよび別のデバイスに対する通信を可能
にするように構成された患者介護デバイス・インターフェースに結合された送受信機とを
備えている。プロセッサは、いくつかの特定の実施形態では、アラーム状態にある場合に
、患者介護デバイスを無効にするように構成することができる。
別の実施形態では、患者介護システムは、ドックと、ドックにドッキングするように構
成された複数のモジュール式患者介護デバイスと、監視クライアントの格納式ディスプレ
イとを備えている。モジュール式患者介護デバイスは、互い違いに、またはコネクタを介
して、水平面に沿ってドックとインターフェース接続することができる。
さらに別の実施形態では、電子患者介護システムは、患者に関する情報を受信および記
憶するように構成された第1のモジュールであって、前記情報が患者に接続されたデバイ
スによって測定された患者の第1のパラメータに関連するデータ、および患者に関する情
報を含む第1のデータベースから受信した患者の第2のパラメータに関連するデータを含
む第1のモジュールと、第2のモジュールに関連付けられたユーザ・インターフェースを
介してユーザからの薬剤指示を受信するように構成され、さらに前記治療指示を第1のモ
ジュールに伝達するように構成された第2のモジュールとを備えており、前記第1のモジ
ュールはさらに、a)第2のデータベースから前記薬剤または他の薬物に関する薬剤情報
であって、このような薬剤が普通に投与される制限を提供するデータを含む薬剤情報を取
得し、b)薬剤指示を(この特定の実施形態では)、薬剤情報、第1のパラメータの値、
および第2のパラメータの値に基づいて第2のモジュールによって確認しなければならな
いかどうか判定し、c)ユーザ・インターフェース上に表示するために、前記薬剤指示の
受容性を確認する、またはそれに関して警告する予め確立したメッセージを第1のモジュ
ールから第2のモジュールに伝達するように構成されている。
薬剤情報としては、薬物相互作用情報、薬物アレルギー情報、血圧作用情報、心拍数作
用情報、心調律作用情報、または呼吸作用情報を挙げることができ、第1のパラメータま
たは第2のパラメータは、患者の現在投与されている薬物、知られている薬物アレルギー
、現在の血圧、現在の心拍数、現在の心調律、現在の呼吸数または現在の換気に関するデ
ータを含む。
予め確立されたメッセージは、指示された薬剤の潜在的な作用に関する警告を含むこと
ができ、前記警告は、第1のパラメータに関する測定データ、第2のパラメータに関する
受信データ、または第1のモジュールによって得られた薬剤情報を含む。
第1のモジュールは、予め確立したメッセージが伝達された後に、ユーザ・インターフ
ェースからの入力信号によってトリガされた確認信号を第2のモジュールから受信した際
に、薬物指示または修正された薬物指示が処理される信号を生成するように構成すること
ができる。
別の実施形態では、患者介護デバイスは、第1の通信リンクおよび第2の通信リンクを
備えており、ドックは、第1の通信リンクおよび第2の通信リンクを備えている。患者介
護デバイスがドックで所定の範囲内にある場合、患者介護デバイスおよびドックは、第1
の通信リンクを使用してペアリングされ、ペアリングの後に、第2の通信リンクを使用し
て通信したままになる。第1の通信リンクを使用して起こるペアリングは、第2の通信リ
ンクに対して、患者介護デバイスおよびドックをペアリングすることができる。第1の通
信リンクは、近距離無線通信であってもよく、第2の通信リンクは、ブルートゥース、ブ
ルートゥース・ロー・エネルギー、WiFi、または他の通信リンクであってもよい。
別の実施形態では、患者介護デバイスは、第1の通信リンクおよび第2の通信リンクを
備えており、監視クライアントは、第1の通信リンクおよび第2の通信リンクを備えてい
る。患者介護デバイスが監視クライアントで所定の範囲内にある場合、患者介護デバイス
および監視クライアントは、第1の通信リンクを使用してペアリングされ、ペアリングの
後に、第2の通信リンクを使用して通信したままになる。第1の通信リンクを使用して起
こるペアリングは、第2の通信リンクに対して、患者介護デバイスおよび監視クライアン
トをペアリングすることができる。第1の通信リンクは、近距離無線通信であってもよく
、第2の通信リンクは、ブルートゥース、ブルートゥース・ロー・エネルギー、WiFi
、または他の通信リンクであってもよい。
いくつかの実施形態では、患者介護デバイスは、ユーザ・インターフェース・テンプレ
ートが中に記憶されたメモリを備えている。ユーザ・インターフェース・テンプレートは
、ドック、ハブ、および/または監視クライアントのユーザ・インターフェース上での表
示のために、ドック、ハブ、および/または監視クライアントと通信することができる。
ユーザ・インターフェース・テンプレートは、(例えば、リアルタイムで)患者介護デバ
イスから受信した1つまたは複数の患者介護パラメータを表示するように構成することが
できる。
さらに別の実施形態では、注入ポンプは、取り付け可能な電子コンポーネントを備えて
いる。取り付け可能な電子コンポーネントは、少なくとも1つのプロセッサ、電力調整器
、および制御システムを備えている。
実施形態では、通信モジュールは、少なくとも1つのプロセッサと、通信能力および電力
の少なくとも1つを患者介護デバイスに提供するための送受信機、電池、および電源の1
つまたは複数とを備えている。
さらに別の実施形態では、ウェアラブル・システム・モニタは、ウォッチドッグ・コン
ポーネント、および送受信機を備えている。ウェアラブル・システム・モニタは、少なく
とも1つのペアリングされたデバイスに対してウォッチドッグ機能を行なうために、ウォ
ッチドッグ・コンポーネントおよび送受信機に結合されたプロセッサを備えることができ
る。ペアリングされたデバイスは、ドック、ハブ、監視クライアント、および/または患
者介護デバイスの少なくとも1つであってもよい。
さらに別の実施形態では、方法は、患者介護デバイスと監視サーバの間に通信リンクを
確立するステップ、患者介護パラメータを監視サーバに通信するステップ、患者介護パラ
メータを非識別化するステップ、および/または監視サーバ内に非識別化された患者介護
パラメータを記憶するステップの1つまたは複数を含む。
さらに別の実施形態では、方法は、監視サーバと複数の患者に関連付けられた複数の患
者介護デバイスの間に通信リンクを確立するステップ、複数の患者介護パラメータを複数
の患者介護デバイスから監視サーバに通信するステップ、患者介護パラメータを非識別化
するステップ、監視サーバ内に患者介護パラメータを記憶するステップ、複数の患者を治
療するステップ、および治療の有効性を判定するために、複数の患者に関連付けられた複
数の患者介護パラメータのサブセットを分析するステップの1つまたは複数を含む。
さらに別の実施形態では、患者介護デバイス(例えば、注入ポンプ)は、ドック、ハブ
、および/または監視クライアント接続の少なくとも1つにおいてホットスワップ可能で
ある。
さらに別の実施形態では、ホットスワップ可能な患者介護デバイス、例えば注入ポンプ
を有する方法は、患者介護デバイスに関連付けられた1つまたは複数の患者介護パラメー
タを受信するステップ、患者介護デバイスの不揮発性メモリ内に1つまたは複数の患者介
護パラメータを記憶するステップ、作動しているメモリ内に1つまたは複数の患者介護パ
ラメータをロードするステップ、および患者介護デバイスの動作を再開するステップの1
つまたは複数を含む。方法は、追加の実施形態では、患者介護デバイスの動作が再開する
ことができると決定するステップを含むことができる。
さらに別の実施形態では、ホットスワップ可能な患者介護デバイス、例えば注入ポンプ
を有する方法は、患者介護デバイスに関連付けられた1つまたは複数の動作パラメータを
算出するステップ、患者介護デバイスの不揮発性メモリ内に1つまたは複数の動作パラメ
ータを記憶するステップ、動作しているメモリ内に1つまたは複数の動作パラメータをロ
ードするステップ、および患者介護デバイスの動作を再開するステップの1つまたは複数
を含む。方法は、追加の実施形態では、患者介護デバイスの動作が再開することができる
と決定するステップを含むことができる。
さらに別の実施形態では、ペアリングする方法は、監視クライアント、および/または
ユーザ・インターフェースを有するハブを患者介護デバイス(例えば、注入ポンプ)の動
作距離内に位置決めするステップ、患者介護デバイスの識別情報をユーザ・インターフェ
ース上に表示するステップ、ユーザ・インターフェースを使用してペアリングするために
患者介護デバイスを選択するステップ、患者介護デバイスを監視クライアントおよび/も
しくはハブにペアリングするステップ、ならびに/または患者介護パラメータを監視クラ
イアントおよび/もしくはハブに通信するステップを含む。さらに別の実施形態では、ま
た任意選択では、方法は、追加の患者介護パラメータを別の患者介護デバイスで、患者介
護デバイスを通して、例えば監視クライアントおよび/またはハブに動作可能に通信する
ステップを含むことができる。
さらに別の実施形態では、方法は、患者介護デバイスをドック内にドッキングするステ
ップ、患者介護デバイスを識別するステップ、患者介護デバイスを制御するためのアプリ
ケーションをサーバに照会するステップ、アプリケーションをドック、ハブ、および/ま
たは監視クライアント内にダウンロードするステップ、ドック、ハブ、および/または監
視クライアントを使用してアプリケーションを実行するステップ、アプリケーションを使
用して患者介護デバイスを制御するステップを含む。
さらに別の実施形態では、方法は、患者介護デバイスをハブと動作可能に通信するよう
に配置するステップを含む。ハブは、患者介護デバイスを識別することができ、患者介護
デバイスを制御するためのアプリケーションをサーバに照会することができ、アプリケー
ションをハブ内にダウンロードすることができ、アプリケーションを実行することができ
、アプリケーションを使用して患者介護デバイスを制御することができる。
さらに別の実施形態では、方法は、患者介護デバイスをドックと動作可能に通信するよ
うに配置するステップを含む。ドックは、患者介護デバイスを識別することができ、患者
介護デバイスを制御するためのアプリケーションをサーバに照会することができ、アプリ
ケーションをドック内にダウンロードすることができ、アプリケーションを実行すること
ができ、アプリケーションを使用して患者介護デバイスを制御することができる。
さらに別の実施形態では、方法は、患者介護デバイスを監視クライアントと動作可能に
通信するように配置するステップを含む。監視クライアントは、患者介護デバイスを識別
することができ、患者介護デバイスを制御するためのアプリケーションをサーバに照会す
ることができ、アプリケーションを監視クライアントにダウンロードすることができ、ア
プリケーションを実行することができ、アプリケーションを使用して患者介護デバイスを
制御することができる。
さらに別の実施形態では、方法は、通信デバイスのユーザ・インターフェース上にリク
エストを提示するステップ、リクエストを確認するステップ、リクエストを送信するステ
ップ、チェック値でリクエストを受信するステップ、およびチェック値が送信前のリクエ
ストに従っていることを確認するステップを含むことができる。
さらに別の実施形態では、ハブは、患者介護デバイスを受けるためのドックと、別の患
者介護デバイスを受けるように構成された、開いているドアに結合された少なくとも1つ
のコネクタとを備えている。
さらに別の実施形態では、ハブは、患者介護デバイスを制御および/または監視するた
めに、電子診療録、DERS、CPOE、および/またはインターネットの少なくとも1
つと動作可能に通信する。
別の実施形態では、ハブは、クレードルに結合された1つまたは複数の患者介護デバイ
スを制御するために、クレードルに接続するようになっている。
さらに別の実施形態では、バッテリ・パックは、患者介護デバイス・インターフェース
、電池、および電池を使用して患者介護デバイスに電力を供給するように構成された調整
電源を備えている。電池は、いくつかの実施形態では、DC電源を使用して再充電するこ
とができる。
実施形態では、患者介護デバイスは、スクリーンおよび加速度計を備えている。患者介
護デバイスは、加速度計を使用して決定されるように、直立位置でスクリーンを表示する
ように構成されている。
さらに別の実施形態では、電子患者介護システムは、監視クライアント、および支柱に
結合するように構成されたドックを備えている。アダプタは、ドックに結合させることが
できる。アダプタは、監視クライアントと動作可能に通信するように患者介護デバイスを
配置するように、少なくとも1つの電子結合器を備えることができる。患者介護デバイス
は、アダプタ内にスライドすることができる。
さらに別の実施形態では、電子患者介護システムは、監視クライアント、患者介護デバ
イス、および通信モジュールを備えている。患者介護デバイスおよび/または通信モジュ
ールは、監視クライアントのフォールト・トレラントである。例えば、監視クライアント
は、患者介護デバイスに、安全でない動作を行なうように指示することができない。
これらおよびその他の態様は、図面を参照して、本開示の様々な実施形態の以下の詳細
な説明からより明らかになるだろう。
本開示の実施形態による、2つのドックを有する電子患者介護システムのブロック図である。 本開示の実施形態による、図1の監視クライアントと患者介護デバイスの間の通信を維持する方法を示すフローチャート図である。 本開示の別の実施形態による、その間の無線通信のための2つのドックを有する電子患者介護システムのブロック図である。 本開示の実施形態による、図3の監視クライアントと患者介護デバイスの間の通信を維持する方法を示すフローチャート図である。 本開示のさらに別の実施形態による、監視クライアントおよび患者介護デバイスを共にドッキングするためのドックを有する電子患者介護システムのブロック図である。 本開示の実施形態による、図5の監視クライアントと患者介護デバイスの間の通信を維持する方法を示すフローチャート図である。 本開示のさらに別の実施形態による、患者介護デバイスをそこにドッキングするための一体型ドックを備えた監視クライアントを有する電子患者介護システムのブロック図である。 本開示のさらに別の実施形態による、ハブを有する電子患者介護システムのブロック図である。 本開示のさらに別の実施形態による、積み重ね可能な監視クライアントおよび積み重ね可能な患者介護デバイスを有する電子患者介護システムのブロック図である。 本開示の実施形態による、患者介護デバイスの患者介護パラメータを監視サーバに通信する方法のフローチャート図である。 本開示の実施形態による、監視サーバ内の多数の患者の患者介護パラメータを集める方法のフローチャート図である。 本開示の実施形態による、患者介護デバイスの動作が中断された場合の患者介護デバイスの回復方法のフローチャート図である。 本開示の実施形態による、監視クライアントを患者介護デバイスとペアリングする方法のフローチャート図である。 本開示の実施形態による、患者介護デバイスにペアリングされたウェアラブル・システム・モニタを使用して患者介護デバイスの動作を監視する方法のフローチャート図である。 本開示の実施形態による、ユーザ・インターフェース・テンプレートを使用してユーザ・インターフェースを表示する方法のフローチャート図である。 本開示の実施形態による、患者介護デバイスを制御するためにアプリケーションをダウンロードする方法のフローチャート図である。 本開示の実施形態による、患者介護デバイス用にデータを通信する場合に、データ・インテグリティを保証する方法のフローチャート図である。 本開示のさらに別の実施形態による、電子患者介護システムのブロック図である。 本開示の別の実施形態による、電子患者介護システムのブロック図である。 本開示の実施形態による、図19の電子患者介護システムのドックのブロック図である。 本開示の実施形態による、患者介護デバイスに電気結合されたケーブルを有するドック内にドッキングされたタブレットを有する電子患者介護システムを示す図である。 本開示の実施形態による、患者介護デバイスと無線通信するために、ドック内にドッキングされたタブレットを有する電子患者介護システムを示す図である。 本開示の実施形態による、格納式ユーザ・インターフェースを備えた監視クライアントを有するドック内にドッキングするモジュール式注入ポンプを有する電子患者介護システムを示す図である。 本開示の実施形態による、図23の電子患者介護システムの側面図である。 本開示の別の実施形態による、格納式ユーザ・インターフェースを備えた監視クライアントを有するドック内にドッキングする、互い違いに配置されたモジュール式注入ポンプを有する電子患者介護システムを示す図である。 本開示のさらに別の実施形態による、格納式ユーザ・インターフェースを備える監視クライアントを含む、共通の水平面に沿ったドック内にドッキングするモジュール式注入ポンプを有する電子患者介護システムを示す図である。 本開示の別の実施形態による、図26の電子患者介護システムの側面図である。 本開示のさらに別の実施形態による、格納式ユーザ・インターフェースを備える監視クライアントを含む、共通の水平面に沿ったドック内にドッキングするモジュール式注入ポンプを備えると共に、スキャナおよびドックに結合されたハブを有する電子患者介護システムを示す図である。 本開示の別の実施形態による、図28の電子患者介護システムの側図面である。 本開示の実施形態による、支柱上に電子患者介護システムを取り付けるためのクラッチ・システムを示すいくつかの図である。 本開示の実施形態による、注入ポンプ、および支柱に結合されたドックを示す図である。 本開示の実施形態による、開コネクタに結合された別の注入ポンプ、および開コネクタを備えた注入ポンプを示す図である。 本開示の実施形態による、2つの追加注入ポンプがそれぞれ開コネクタに結合された、図33の注入ポンプを示す図である。 本開示の実施形態による、図33〜35の注入ポンプの1つおよびハブの上面図である。 本開示の実施形態による、いくつかのコネクタを有する四角形のハブを示す図である。 本開示の別の実施形態による、支柱に結合されたハブを有する電子患者介護システムを示す図である。 本開示の別の実施形態による、ポータブル・ドックをハブから取り外すための簡易脱着ハンドルを備えた、支柱およびポータブル・ドックに結合されたハブを有する電子患者介護システムを示す図である。 本開示の別の実施形態による、支柱に結合されたハブ、およびハブに結合されたドックを有する電子患者介護システムを示す図である。 本開示の別の実施形態による、支柱に結合されたハブを有する電子患者介護システムを示す図である。 本開示の別の実施形態による、患者介護デバイスを受けるためのノッチを有するハブに結合された監視クライアントを有する電子患者介護システムを示す図である。 本開示の別の実施形態による、図42に示されたようなハブのノッチと接続するT字形コネクタの拡大図である。 本開示の別の実施形態による、積み重ね可能な患者介護デバイス、および注入バッグを格納するための積み重ね可能な容器を有する電子患者介護システムを示す図である。 本開示のさらに別の実施形態による、患者介護デバイスの別のスタックの隣に積み重ね可能である積み重ね可能な患者介護デバイスを有する電子患者介護システムを示す図である。 本開示の別の実施形態による、単一のシリンジを有するシリンジ・ポンプ患者介護デバイスを備えた積み重ね可能な患者介護デバイスを有する電子患者介護システムを示す図である。 本開示の別の実施形態による、2つのシリンジを有するシリンジ・ポンプ患者介護デバイスを備えた積み重ね可能な患者介護デバイスを有する電子患者介護システムを示す図である。 本開示の別の実施形態による、ディスプレイをそれぞれ有する積み重ね可能な患者介護デバイスを有する電子患者介護システムを示す図である。 本開示の別の実施形態による、図48の電子患者介護デバイスのハンドルの拡大図である。 本開示の別の実施形態による、図48の電子患者介護システムのそこを通して位置決めされた注入ラインを示す注入ライン・ポートの拡大図である。 本開示の別の実施形態による、積み重ね可能な患者介護デバイスの取り外しを示す、電子患者介護システムの別の実施形態を示す図である。 本開示の別の実施形態による、輸送用に準備された電子患者介護システムを示す図である。 本開示の別の実施形態による、積み重ね可能な患者介護デバイスを有する電子患者介護システムを示す図である。 本開示の別の実施形態による、底部から上に積み重ね可能である積み重ね可能な患者介護デバイスを有する電子患者介護システムを示す図である。 本開示の別の実施形態による、支柱に結合され、上部から下に積み重ね可能である積み重ね可能な患者介護デバイスを有する電子患者介護システムを示す図である。 本開示の別の実施形態による、支柱に対して機能的にグリップするための解放ハンドルを有するクラッチ・システムの斜視図である。 本開示の別の実施形態による、透明な背面を示す、図56のクラッチ・システムの背面図である。 本開示の別の実施形態による、図56のクラッチ・システムの上面断面図である。 本開示の実施形態による、注入ポンプを制御するためのシステムのブロック図である。 本開示の実施形態による、いくつかの電子患者介護デバイスと通信するためにハブを有する電子患者介護システムのブロック図である。 本開示の実施形態による、USB接続により患者介護デバイスに接続可能なドックを有する電子患者介護システムのブロック図である。 本開示の実施形態による、電子患者介護のいくつかの段階を示すプロセス図である。 本開示の実施形態による、電子患者介護システムのいくつかの配置を示す図である。 本開示の実施形態による、注入ポンプを使用する電子患者介護治療のタイミング図である。 本開示の実施形態による、図67のタイミング図を示す方法のフローチャート図である。 本開示の実施形態による、電子患者介護システムの追加の配置を示す図である。 本開示の実施形態による、注入ポンプを使用する電子患者介護治療のタイミング図である。 本開示の実施形態による、図71のタイミング図を示す方法のフローチャート図である。 本開示の実施形態による、注入ポンプを使用する電子患者介護治療の別のタイミング図である。 本開示の実施形態による、図73のタイミング図を示す方法のフローチャート図である。 本開示の別の実施形態による、注入ポンプを使用する電子患者介護治療のさらに別のタイミング図である。 本開示の実施形態による、図75のタイミング図を示す方法のフローチャート図である。 本開示の実施形態による、電子患者介護システムのいくつかの配置を示す図である。 本開示の別の実施形態による、注入ポンプを使用する電子患者介護治療の別のタイミング図である。 本開示の実施形態による、図79のタイミング図を示す方法のフローチャート図である。 本開示の別の実施形態による、注入ポンプを使用する電子患者介護治療の別のタイミング図である。 本開示の実施形態による、図81のタイミング図を示す方法のフローチャート図である。 本開示のいくつかの実施形態による、電子患者介護システムのいくつかの追加の実施形態を示す図である。 本開示の実施形態による、ハブの実施形態の電子回路のブロック図である。 本開示の実施形態による、注入ポンプとインターフェース接続するための電子回路のブロック図である。 本開示の実施形態による、ドック内にドッキングされた垂直に配列された患者介護デバイスを有する電子患者介護システムの別の実施形態を示す図である。 本開示の実施形態による、ハブの実施形態の電子回路のブロック図である。 本開示の実施形態による、通信モジュールの電子回路のブロック図である。 本開示のいくつかの実施形態による、通信モジュールに結合された注入ポンプを有する電子患者介護システムのいくつかの実施形態を示す図である。 本開示のいくつかの実施形態による、ドックの電子回路のいくつかのブロック図である。 本開示の実施形態による、バッテリ・パックのブロック図である。 本開示の追加の実施形態による、ドックの電子回路の追加の実施形態を示す図である。 本開示の追加の実施形態による、監視クライアントに取り付けられた取り付け可能ポンプのいくつかの実施形態を示す図である。 本開示の実施形態による、注入ポンプで使用するためのバックプレーンを示す図である。 本開示の実施形態による、図117のバックプレーン・パネルの断面図である。 本開示の追加の実施形態による、監視クライアントに取り付けられた取り付け可能ポンプのいくつかの実施形態を示す図である。 本開示の実施形態による、通信モジュールを示す図である。 本開示の実施形態による、患者監視デバイスに取り付けられた通信モジュールを示す図である。 本開示の実施形態による、図121の通信モジュールの電子回路の図である。 本開示の実施形態による、近距離無線通信をUHFに変換する電子回路の図である。 本開示の追加の実施形態による、いくつかのアンテナを示す図である。 本開示の実施形態による、そこに取り付けられたRFIDタグを備えた患者リスト・バンドを示す図である。 本開示の実施形態による、図128のリスト・バンド上で使用するための分割リング共振回路を示す図である。 本開示の実施形態による、近接場アンテナを示す図である。 本開示の実施形態による、図130の分割リング共振回路の等価回路を示す図である。 本開示の実施形態による、監視クライアント上に表示することができる5Rのチェックリストを示す図である。 本開示の実施形態による、監視クライアント上に表示することができる閉塞チェックリストを示す図である。 本開示の実施形態による、いくつかの注入ポンプと動作可能に通信する監視クライアントの表示を示す図である。 本開示の実施形態による、その情報にプロバイダがアクセスすることができる患者のリストを示す、ヘルスケア・プロバイダのポータブル監視クライアント上の表示の図である。 本開示の実施形態による、デバイスからの現在のデータ、および患者の診療情報のいくつかへのワンタッチ・アクセスを備えた、特定の患者に関連付けられたデバイスを示す、ヘルスケア・プロバイダのポータブル監視クライアント上の表示を示す図である。 本開示の実施形態による、静脈注入ポンプで使用するための、薬剤用処方箋に対するデータ入力領域を示す、ヘルスケア・プロバイダのポータブル監視クライアント上の表示を示す図である。 本開示の実施形態による、監視クライアントによって生成されるように、指示された薬剤に関連付けられたリスク・プロファイル、および提案された動作過程を示す、ヘルスケア・プロバイダのポータブル監視クライアント上の表示を示す図である。 本開示の実施形態による、指示プロバイダによる提示する準備ができている薬剤処方箋を示す、ヘルスケア・プロバイダのポータブル監視クライアント上の表示を示す図である。 本開示の実施形態による、処方箋が薬剤師に伝達されたという確認を指示プロバイダに監視システムがどのように表示することができるかを示す、ヘルスケア・プロバイダのポータブル監視クライアント上の表示を示す図である。 本開示の実施形態による、アダプタに結合されたマイクロインフュージョン・ポンプの斜視図である。 本開示の実施形態による、データを患者介護デバイスから監視クライアント、別のハブ、またはドックに無線中継する無線ハブ・デバイスの斜視図である。 本開示の実施形態による、アダプタおよびドックを介して監視クライアントに結合されたモジュール式患者介護デバイスを有する電子患者介護システムの正面斜視図である。 本開示の実施形態による、図143の電子患者介護システムの側面斜視図である。 本開示の実施形態による、図143に示した患者介護デバイスの1つのインターフェースの拡大斜視図である。 本開示の実施形態による、図143の電子患者介護システムの上面図である。 本開示の実施形態による、電子患者介護システム用システムを示す図である。 本開示の実施形態による、電子患者介護システムのブロック図である。 本開示の実施形態による、図147および/または図148の電子患者介護システムのベッドサイド部のブロック図である。 本開示の実施形態による、図147、148、および/または149のドック/ハブのブロック図である。 本開示の実施形態による、図148および/または149の注入ポンプ回路を示すブロック図である。 本開示の実施形態による、注入ポンプの機構に結合されたセンサを示すブロック図である。
患者介護を容易にする技術が開示されている。技術は、例えば、例示的な一実施形態に
よる、監視クライアントに通信可能に結合された1つまたは複数の患者介護デバイスを有
するシステムにおいて実施することができる。患者介護デバイスは、あらゆる数の多様な
機能を含むことができる、および/または異なる製造業者によって製造することができる
。このような1つの場合では、クライアント監視局と様々な多様性患者介護デバイスの間
の通信インターフェースは、発見およびプロトコル変換と、例えば、電力提供、各種規格
との適合、およびユーザ・インターフェースなどの様々な他の機能とを可能にする。患者
介護デバイスは、注入ポンプ、マイクロインフュージョン・ポンプ、インスリン・ポンプ
、シリンジ・ポンプ、丸薬ディスペンサ、透析器、人工呼吸器、超音波診断器、ECGモ
ニタ、血圧モニタ、パルス・オキシメータ、COカプノメータ、点滴カウンタ、点滴流
量計、光学ドップラー・デバイス、心拍数モニタ、静脈内バッグ、血液透析器、腹膜透析
器、腸透析器、患者体温計、および/または他のベッドサイド患者介護デバイスであって
もよい。2007年2月9日出願、流体送達システムおよび方法という名称の米国特許出
願第11/704,899号であり、その後2007年10月4日に公開された米国特許
出願公開第2007−0228071−A1号(代理人整理番号第E70号)、2007
年2月9日出願、ポンプ流体送達システムおよび力を加えるアセンブリを使用する方法と
いう名称の米国特許出願第11/704,896号であり、その後2007年9月20日
に公開された米国特許出願公開第2007−0219496号(代理人整理番号第E71
号)、2007年2月9日出願、パッチ・サイズ流体送達システムおよび方法という名称
の米国特許出願第11/704,886号であり、その後2007年9月20日に公開さ
れた米国特許出願公開第2007−0219481号(代理人整理番号E72号)、20
07年2月7日出願、接着材および周辺システムおよび医療用デバイス用の方法という名
称の米国特許出願第11/704,897号であり、その後2007年9月20日に公開
された米国特許出願公開第2007−0219597号(代理人整理番号第E73号)、
2008年12月31日出願、注入ポンプ・アセンブリという名称の米国特許出願第12
/347,985号であり、その後2009年12月3日に公開された米国特許出願公開
第2009−0299277号(代理人整理番号第G75号)、2008年12月31日
出願、ウェアラブル・ポンプ・アセンブリという名称の米国特許出願第12/347,9
82号であり、その後2009年11月12日に公開された米国特許出願公開第2009
−0281497号(代理人整理番号第G76号)、2008年12月31日出願、注入
ポンプ・アセンブリという名称の米国特許出願第12/347,981号であり、その後
2009年11月5日に公開された米国特許出願公開第2009−0275896号(代
理人整理番号第G77号)、2008年12月31日出願、スイッチを備えたポンプ・ア
センブリという名称の米国特許出願第12/347,984号であり、その後2009年
12月3日に公開された米国特許出願公開第2009−0299289号(代理人整理番
号第G79号)、2008年10月10日出願、注入ポンプ・アセンブリという名称の米
国特許出願第12/249,882号であり、その後2010年4月15日に公開された
米国特許出願公開第2010−0094222号(代理人整理番号第F51号)、200
8年10月10日出願、注入可能流体を投与するためのシステムおよび方法という名称の
米国特許出願第12/249,636号であり、その後2010年4月15日に公開され
た米国特許出願公開第2010−0094261号(代理人整理番号第F52号)、20
08年10月10日出願、閉塞検出システムおよび方法という名称の米国特許出願第12
/249,621号であり、その後2010年4月15日に公開された米国特許出願公開
第2010−0090843号(代理人整理番号第F53号)、2008年10月10日
出願、マルチ言語/マルチ・プロセッサ注入ポンプ・アセンブリという名称の米国特許出
願第12/249,600号であり、その後2010年4月15日に公開された米国特許
出願公開第2010−0094221号(代理人整理番号第F54号)、2011年11
月29日発行、バックアップ電源を備えた注入ポンプ・アセンブリという名称の米国特許
第8,066,672号(代理人整理番号第F55号)、2011年9月13日に発行さ
れ、取り外し可能なカバー・アセンブリを備えたポンプ・アセンブリという名称の米国特
許第8,016,789号(代理人整理番号第F56号)、2007年12月11日発行
、注入ポンプ用ロード機構という名称の米国特許第7,306,578号(代理人整理番
号第C54号)の全ては、その全体を参照として本明細書に援用する。技術を使用して、
シームレス通信およびフェイルセーフ動作を可能にすることができる。多数の他の特徴、
機能、および応用例が、本開示を鑑みて自明である。
全般的概要
前に記載したように、医療的治療の指示および送達などの総合的介護を患者に提供する
過程は、いくつかの重要な問題が関連している。例えば、重要な情報が誤って通信される
、治療決定が完全な情報へのアクセスの準備なしで行なわれる、および/または不必要な
冗長かつ不十分な処置による処方箋の実施の遅延に対する大きな潜在性がある。
より詳細には、投薬ミスは、数百件の死の原因となることがあり、米国だけでも毎年、
数千またはさらには数百万人を傷つけていることがある。財政的圧迫を受けている病院は
、多くの投薬ミスの事故を経験している可能性がある。多くの危険なミスに関連する投薬
としては、インスリン、麻薬、ヘパリン、および化学療法が挙げられる。投薬ミスの原因
としては、誤った薬剤を投与すること、誤った濃度の薬剤を投薬すること、誤った速度で
薬剤を送達すること、または誤った経路により薬剤を送達すること(薬剤は、経口で、静
脈に、筋肉に、皮下に、直腸内に、皮膚、眼または耳に対して局所的に、髄腔内に、腹腔
内に、またはさらには膀胱内に投与することができる)が挙げられる。適切な順序および
適切なラベル付であっても、判読できない手書き、薬剤の処方箋の誤った伝達、および同
様の名前を有する薬剤の誤った発音により、薬剤はまだ不適切に投与される可能性がある
。投薬ミスの事故を減らすために、電子医療録(EMR)および薬剤用のバーコード・シ
ステムを使用する傾向が示されてきた。EMRシステムは、例えば、患者の診断、アレル
ギー、体重、および/または年齢に一致しない、コンピュータ・プロバイダ指示入力(C
POE)およびフラッグ処方箋を容易にすることができる。しかし、これらのシステムは
、幅広く採用されてきてはおらず、その実施により、薬剤を指示、調製、および投与する
際のかなりの遅延および非効率性につながる可能性がある。
加えて、薬剤注入デバイス、例えば、注入ポンプは、かなりの損傷につながる全ての投
薬ミスのうちの相当数(例えば、最大3分の1)に関連するものである。誤った薬剤が吊
り下げられる、不正確なパラメータ(例えば、薬剤濃度または注入速度)が入力される、
または既存の注入パラメータが不適切に変更される可能性がある。注入ポンプに関連する
死のうち、半分近くはユーザのミスによるものであり、これらのミスの多くは注入ポンプ
をプログラムする際のミスによるものである可能性がある。
効果的な監視システムは、治療に起因する可能性があるいくつかの有害事象のいずれも
最小限に抑えるために、薬剤指示および投与プロセスのあらゆる段階において監視および
仲裁することができる。薬剤治療過程は概念的に、3つの段階、処方段階、薬剤調製段階
、および薬剤投与段階に分けることができる。薬剤の処方箋が書かれるまたは入力される
場合、薬剤が使用のために回収される、または溶液内に混合される場合、または薬剤が患
者に投与される場合に、ミスが起こる可能性がある。
したがって、本開示の実施形態によると、少なくとも1つの患者介護パラメータを通信
するように構成された監視クライアント、少なくとも1つの患者介護パラメータを通信す
るように構成された患者介護デバイス、および少なくとも1つの患者介護デバイスの存在
を発見し、そのデバイスからの通信信号を監視クライアントに関連付けられた通信プロト
コルに変換することによって、監視クライアントと少なくとも1つの患者介護デバイスの
間の通信を容易にするように構成された通信インターフェースを備えた、電子患者介護シ
ステムが開示されている。いくつかの実施形態では、監視クライアントは、患者介護デバ
イスの動作を受動的に監視する。通信インターフェースは、以下に記載した通信モジュー
ルによって実施することができる。通信インターフェースはさらに、互いに異なる他の追
加の患者介護デバイス(例えば、多様な製造業者、機能、および/または通信プロトコル
など)の存在を発見し、これらのデバイスからの通信信号を監視クライアントまたはハブ
に関連付けられた通信プロトコルに変換するように構成することができる。したがって、
通信インターフェースにより、タブレット・コンピュータなどの監視クライアントを、監
視クライアントに関連付けられた患者に治療を提供する場合にヘルスケア・プロバイダが
使用することができる共通の一般的ユーザ・インターフェースとして効果的に使用するこ
とが可能になる。監視クライアントによってアクセス可能な1つまたは複数のデータベー
スは、(ヘルスケア施設またはデータベース保守管理業者によって所望の、あらゆるフォ
ーマットおよびデータベース構造で)患者情報の中央記憶と、監視クライアントに関連付
けられた患者の治療の際にヘルスケア・プロバイダによって使用することができる情報の
ダウンロードを可能にする。通信インターフェースは、有線および/または無線技術を使
用して、いくつかの方法で実施することができ、多数の患者介護デバイスのシームレス通
信およびフェイルセーフ動作を可能にする。いくつかの患者介護デバイス、ハブ、ドック
、および/または監視クライアントは、2つ以上の通信リンク上で同時に、および/また
は2つの周波数チャネル上で同時に通信することができる(いくつかの実施形態では、デ
ータは冗長である可能性がある)。いくつかの実施形態では、通信モジュールにより、患
者介護デバイスを、例えば、注入ポンプなどの患者介護デバイスの移動動作用の電池およ
び十分な回路を含むことによってポータブルに使用することが可能になる。それに加えて
、または代替として、患者リスト・バンドは、患者介護デバイスに動力を与えるために通
信モジュールに差し込むことができる電池を備えることができる(または、いくつかの実
施形態では、患者介護デバイス内に直接差し込むことができる)。通信モジュールは、無
線で充電することができる。
いくつかの実施形態では、患者介護パラメータ(例えば、いくつかの実施形態では、リ
アルタイム・パラメータ)などのデータを、記憶のためにクラウド・サーバに伝達するこ
とができ、非識別化することができる。
システム・アーキテクチャ
図1に示すように、電子患者介護システム100は、それぞれ個別の患者2に物理的に
近接して割り当てることができる1つまたは複数の監視クライアント1、4と、いくつか
の様々な監視クライアント1、4から情報をアップロードし、様々なソースから監視クラ
イアント1、4に情報および指示をダウンロードする遠隔監視サーバ3とを備えている。
患者の部屋の場合、ヘルスケア・プロバイダは、患者2に関する情報を得るために、また
は患者2に関する指示を入力するために、監視クライアント1と直接相互作用することが
できる。多数の監視クライアント1は、単一の監視サーバ3と相互作用することができる
。監視サーバ3は、ミドルウェア(例えば、図1の監視サーバ3上のミドルウェア)を備
えることができる。それに加えて、または代替として、遠隔位置(例えば、医者の事務所
、ナース・ステーション5、病院の薬局6)でのプロバイダは、監視サーバ3との通信リ
ンクを通して、または各監視クライアント1、4をノードとして有する病院ローカル・エ
リア・ネットワークを介して直接、個別の監視クライアント1と相互作用することができ
る。
患者のパーソナルEHR19を更新するために送信される、または調剤のために薬局6
に送信される処方箋に、遠隔コミュニケータ11、他の監視クライアント4、ナース・ス
テーション5、または医者のオフィスが記入されてもよい。処方箋は、丸薬のため、流体
を注入するため、または他の治療のための処方箋であってもよい。処方箋は、注入ポンプ
7、シリンジ・ポンプ126、またはマイクロインフュージョン・ポンプ130を使用し
て流体を注入するための、または丸薬ディスペンサ128を使用して丸薬を分配するため
の処方箋であってもよい。
薬局6は、1つまたは複数のコンピュータ内で処方箋を受信し、処方箋を待ち行列に入
れるために、ネットワーク、例えばインターネットに接続された1つまたは複数のコンピ
ュータを備えることができる。薬局は、(1)(例えば、1つまたは複数のコンピュータ
に結合された、流体を配合するまたは丸薬を生成することができる自動配合デバイスを使
用して、または1つまたは複数のコンピュータの待ち行列を監視する薬剤師によって手動
で)薬物を配合する、(2)シリンジ・ポンプ126の流体リザーバを予め充填する、(
3)シリンジ・ポンプ126をプログラムする(例えば、治療計画がシリンジ・ポンプ1
26内にプログラムされる)、(4)マイクロインフュージョン・ポンプ130を予め充
填する、(5)マイクロインフュージョン・ポンプ130をプログラムする、(6)静脈
内バッグ170を予め充填する、(7)注入ポンプ7をプログラムする、(8)丸薬ディ
スペンサ128を予め充填する、または(9)処方箋に従って薬局で丸薬ディスペンサ1
28をプログラムするために、処方箋を使用することができる。自動配合デバイスは、シ
リンジ・ポンプ126、静脈内バッグ170またはマイクロインフュージョン・ポンプ1
30の1つまたは複数内に流体を自動的に充填することができる、および/または丸薬デ
ィスペンサ128に丸薬を自動的に充填することができる。自動配合デバイスは、バーコ
ード、RFIDタグ、および/またはデータを生成することができる。バーコード、RF
IDタグ、および/またはデータ内の情報としては、治療計画、処方箋、および/または
患者情報を挙げることができる。
自動配合デバイスは、(1)バーコードを注入ポンプ7、シリンジ・ポンプ126、マ
イクロインフュージョン・ポンプ130、丸薬ディスペンサ128、または静脈内バッグ
170に取り付ける、(2)RFIDタグを注入ポンプ7、シリンジ・ポンプ126、マ
イクロインフュージョン・ポンプ130、丸薬ディスペンサ128、または静脈内バッグ
170に取り付ける、および/または(3)情報またはデータで注入ポンプ7、シリンジ
・ポンプ126、マイクロインフュージョン・ポンプ130、丸薬ディスペンサ128、
または静脈内バッグ170内のRFIDタグまたはメモリをプログラムすることができる
。データまたは情報は、例えば、バーコード、RFIDタグ、またはメモリ内のシリアル
番号または他の識別情報を使用して、処方箋を注入ポンプ7、シリンジ・ポンプ126、
マイクロインフュージョン・ポンプ130、丸薬ディスペンサ128、または静脈内バッ
グ170に関連付けるデータベース(例えば、患者のEHR19または患者のパーソナル
EHR19’)に送信することができる。
注入ポンプ7、シリンジ・ポンプ126、マイクロインフュージョン・ポンプ130、
または丸薬ディスペンサ128は、(1)シリンジ・ポンプ126または静脈内バッグ1
70が正しい流体を有するかどうか、(2)マイクロインフュージョン・ポンプ130が
正しい流体を有するかどうか、(3)丸薬ディスペンサ128が正しい丸薬を有するかど
うか、(4)注入ポンプ7、シリンジ・ポンプ126、マイクロインフュージョン・ポン
プ130、または静脈内バッグ170内にプログラムされた治療が、シリンジ・ポンプ1
26、マイクロインフュージョン・ポンプ130、または静脈内バッグ170内の流体に
対応しているかどうか、(5)丸薬ディスペンサ128内にプログラムされた治療が、丸
薬ディスペンサ128内の丸薬に対応しているかどうか、および/または(6)注入ポン
プ7、シリンジ・ポンプ126、マイクロインフュージョン・ポンプ130、または丸薬
ディスペンサ128内にプログラムされた治療が、(例えば、患者のバーコード、RFI
D、または他の患者識別情報から決定されるように)特定の患者に対して正しいかどうか
判定する、スキャナ(例えば、RFID呼掛器またはバーコード・スキャナ)を有するこ
とができる。すなわち、いくつかの特定の実施形態では、注入ポンプ7、シリンジ・ポン
プ126、マイクロインフュージョン・ポンプ130、および/または丸薬ディスペンサ
128は、RFIDタグまたはバーコードから1つまたは複数のシリアル番号を読み取り
、値が内部メモリ内で見られる(例えば、自動配合デバイスを介してダウンロードされる
)ような値と一致すること、または値が(例えば、患者のEHR19または患者のパーソ
ナルEHR19’内に記憶されたような、患者のRFIDタグのスキャンまたは患者によ
るバーコードのスキャンによって決定されるような患者のシリアル番号を介して)患者の
電子診療録で見られるような値と一致することを保証することができる。
例えば、注入ポンプ7、シリンジ・ポンプ126、マイクロインフュージョン・ポンプ
130、または丸薬ディスペンサ128のスキャナは、患者介護デバイスのシリアル番号
を得るために別の患者介護デバイスのバーコードを、および患者のシリアル番号を決定す
るために患者のバーコードをスキャンすることができ、患者介護デバイスのシリアル番号
が、(例えば、薬局22または薬局の自動配合デバイスによって更新された可能性がある
)電子診療録内に記憶されるような患者のシリアル番号に対応するかどうか判定するため
に電子診療録データを照会することができる。
それに加えて、または代替として、監視クライアント6は、(1)シリンジ・ポンプ1
26または静脈内バッグ170が正しい流体を有するかどうか、(2)マイクロインフュ
ージョン・ポンプ130が正しい流体を有するかどうか、(3)丸薬ディスペンサ128
が正しい丸薬を有するかどうか、(4)注入ポンプ7、シリンジ・ポンプ126、マイク
ロインフュージョン・ポンプ130、または静脈内バッグ170内にプログラムされた治
療が、シリンジ・ポンプ126、マイクロインフュージョン・ポンプ130、または静脈
内バッグ170内の流体に対応しているかどうか、(5)丸薬ディスペンサ128内にプ
ログラムされた治療が、丸薬ディスペンサ128内の丸薬に対応しているかどうか、およ
び/または(6)注入ポンプ7、シリンジ・ポンプ126、マイクロインフュージョン・
ポンプ130、または丸薬ディスペンサ128内にプログラムされた治療が、(例えば、
患者のバーコード、RFID、または他の患者識別情報から決定されるように)特定の患
者に対して正しいかどうか判定するために、注入ポンプ7、シリンジ・ポンプ126、丸
薬ディスペンサ128、マイクロインフュージョン・ポンプ130、または静脈内バッグ
170をスキャンすることができる。それに加えて、または代替として、監視クライアン
ト1、注入ポンプ7、シリンジ・ポンプ126、マイクロインフュージョン・ポンプ13
0、または丸薬ディスペンサ128は、例えば、注入ポンプ7、シリンジ・ポンプ126
、マイクロインフュージョン・ポンプ130、丸薬ディスペンサ128、または静脈内バ
ッグ170上のバーコード・シリアル番号を使用して、処方箋を検証するまたは処方箋を
ダウンロードするために、電子診療録データベース19または19’および/または薬局
22に問い合わせることができる。
任意選択では、指示またはリクエストを患者介護デバイス7、14、15、16、17
、35、126、128、130、148に送信するために、例えばボーラス量、注入流
量、合計送達用流体、薬物送達の開始時間、薬物送達の停止時間、または送達流量プロフ
ァイルを注入ポンプ7、シリンジ・ポンプ126および/またはマイクロインフュージョ
ン・ポンプ130に送信するために、監視クライアント1、他の監視クライアント4、お
よび/または遠隔コミュニケータ11を使用することができる。いくつかの実施形態では
、例えば、丸薬を分配するための丸薬分配指示、丸薬タイプ、丸薬分配スケジュール、お
よび/または最大丸薬分配基準などの、指示またはリクエストを丸薬ディスペンサ7に送
信するために、監視クライアント1、4、11の1つまたは複数を使用することができる
。最大丸薬分配基準は、所定の時間間隔内で送達することができる薬剤の最大量であり、
例えば、特定の薬剤が必要に応じて(すなわち、必要になったら)摂取されるが、過剰に
摂取される場合には薬剤は安全でない可能性があり、最大丸薬分配基準は、薬剤が患者に
よって安全でないレベルで、例えば所定の時間間隔の間に所定の量で摂取されるのを防ぐ
ことができる。
任意選択では、患者介護デバイス7、14、15、16、17、35、126、128
、130、148はまた、アラームまたは警報を発するまたは送信するべきであるかどう
か判定する、治療または状態が患者にとって安全であるかどうか判定する、システム10
0が適切にまたは所定の境界で作動しているかどうか判定する、および/または監視クラ
イアント1、他の監視クライアント4および/または遠隔コミュニケータ11のディスプ
レイ上にデータを表示するために、データを監視クライアント1、他の監視クライアント
4、および/または遠隔コミュニケータ11に返信することができる。例えば、任意選択
では、注入ポンプ7、シリンジ・ポンプ126、および/またはマイクロインフュージョ
ン・ポンプ130は、上流側圧力、上流側圧力の変化、患者2に対する下流側圧力、患者
2に対する下流側圧力の変化、注入ライン内の空気の有無、送達された実際のボーラス量
、実際の注入流量、送達された実際の合計流体、薬物送達の実際の開始時間、薬物送達の
実際の停止時間、または実際の送達流量プロファイルを、監視クライアント1、他の監視
クライアント4、および/または遠隔コミュニケータ11の1つまたは複数に(当てはま
る場合に)通信することができる。別の実施形態では、丸薬ディスペンサ128は任意選
択では、例えば分配された実際の丸薬、分配された実際の丸薬タイプ、分配された時の実
際の丸薬分配スケジュール、または最大丸薬分配基準を超えたかどうかなどのデータを、
監視クライアント1、他の監視クライアント4、および/または遠隔コミュニケータ11
に返信することができる。
患者介護デバイス7、14、15、16、17、35、126、128、130、14
8から受信したデータは、アラームおよび/または警報を発するために、あらゆる所定の
状態に対して分析することができる。例えば、監視クライアント1、4、11の1つまた
は複数は、患者への配管の過剰な凝固、浸透、閉塞または折れ曲がり、または例えば、静
脈内バッグ170内で見られる汚染などの材料によって下流側で生じる閉塞の1つの表示
である、注入ポンプ7、シリンジ・ポンプ126および/またはマイクロインフュージョ
ン・ポンプ130の下流側圧力の増加を使用することができる。下流側圧力の急激な増加
に応じて、監視クライアント1、4、11の1つまたは複数は、ユーザに視覚的にまたは
聴覚的に警告または警報することができる。これらのアラームおよび/または警報はまた
、看護師に、他の適切な動作、例えば患者に対する下流側の圧力が所定の閾値より上に上
昇した場合に閉塞(例えば、凝固によって生じたもの)に応じて針を交換する提案、また
は患者に対する下流側の圧力が所定の閾値より上に上昇した場合にライン内の折れ曲がり
をチェックする提案を行なうように知らせることができる。
それに加えて、または代替として、患者2に対する下流側の圧力の急激な低下は、配管
が針から外れた、および/または針が患者から今外れていることの表示であり、これに応
じて、監視クライアント1、4、11の1つまたは複数は、継続注入のために、配管を針
に再び取り付ける、または新しい針を挿入するように、ユーザに視覚的にまたは聴覚的に
警告または警報することができる。アラームはまた、例えば、配管が針から外れたときな
どに患者が出血している可能性があり、患者が取り付けられていない針結合器により出血
しているので、動作を迅速に行なう必要があることを示している可能性がある。
いくつかの実施形態では、それに加えて、または代替として、1つまたは複数の注入ポ
ンプ7に対する上流側の圧力を、あらゆる上流側閉塞に対して監視することができる。例
えば、静脈内バッグ170での汚染は、注入ポンプ7の上流側の配管を塞ぐ可能性がある
。注入ポンプ7が流体を静脈内バッグ170からポンプで汲み上げようと試みるたびに、
注入ポンプ7に対する上流側の圧力は、上流側に閉塞がない場合に起こるのより低く下が
る可能性がある。したがって、監視クライアント1、4、11の1つまたは複数は、上流
側圧力が所定の閾値より下がった場合にアラームまたは警報を発し、例えば、介護人が配
管または静脈内バッグ170を交換することによって、閉塞を緩和することを提案または
必要とすることがある。
監視クライアント1、4、11の1つまたは複数は任意選択では、患者2に対する下流
側圧力の急激が上昇および/または低下に応じて、流体の送達を停止するために、注入ポ
ンプ7、シリンジ・ポンプ126、および/またはマイクロインフュージョン・ポンプ1
30の1つまたは複数に指示を送信することができる。
図1に示すように、またいくつかの実施形態と同様に、システム100は、監視クライ
アント・ドック102およびデバイス・ドック104を備えている。監視クライアント・
ドック102は、監視クライアント1を受けるように構成されており、デバイス・ドック
104は、ベッドサイド患者介護を容易にするために、1つまたは複数の患者介護デバイ
スを受けるように構成されている(以下により詳細に記載する)。デバイス・ドック10
4は、いくつかの患者介護デバイスを受けることが可能であるように示されているが、他
の実施形態では、デバイス・ドック104は、1つの患者介護デバイス、複数の患者介護
デバイス、またはあらゆる任意の数の患者介護デバイスを受けることができる。加えて、
監視クライアント・ドック102は1つの監視クライアント1を受けることが可能である
ように示されているが、他の実施形態では、監視クライアント・ドック102は、2つの
監視クライアント1、3つ以上の監視クライアント1、またはあらゆる任意の数の監視ク
ライアント1を受けることが可能である。
例示的な実施形態では、ケーブル110は、その間に通信リンクを提供するように、両
方のドック102、104に結合されている。ケーブル110は、ドック102、104
の一方または両方に永久的に取り付けることができる、または取り付け可能である。それ
に加えて、または代替として、ケーブル110は、ケーブルをドック102、104の一
方または両方に差し込むために1つまたは複数のコネクタ(明示的には図示せず)を備え
ることができる。
いくつかの実施形態では、ドック102、104は、ケーブル110内で1つまたは複
数のワイヤおよび/または導波路を使用して、互いに通信することができる。例えば、本
開示の実施形態では、ケーブル110は、ドック102、104の間に光通信リンクを提
供するために、光ファイバ導波路を備えている。他の実施形態では、本開示を鑑みて分か
るように、ケーブル110は、所望の場合には、1つまたは複数の無線通信リンク(例え
ば、ブルートゥースなど)に置き換えることができる。さらに他の実施形態は、ドック1
02、104の間で有線および無線通信チャネルの組合せを利用することができる。あら
ゆる数の適切な有線接続タイプを、様々な実施形態で使用することができる。
いくつかの実施形態では、ドック102、104の間の通信リンクは、直列通信、並列
通信、同期通信、非同期通信、パケット・ベースの通信、仮想回路ベースの通信などのあ
らゆる知られている通信リンクを使用することができる。それに加えて、または代替とし
て、いくつかの実施形態では、ドック102、104の間に確立された通信リンクは、無
線通信、有線通信、コネクションレス・プロトコル、例えばユーザ・データグラム・プロ
トコル(UDP)、または接続ベースのプロトコル、例えば通信制御プロトコル(TCP
)を利用することができる。例えば、ドック102、104の間の通信は、ユニバーサル
・シリアル・バス標準、SATA、eSATA、ファイヤワイヤ、イーサネット基準、フ
ァイバ・チャネル、ブルートゥース、ブルートゥース・ロー・エネルギー、WiFi、あ
らゆる物理層技術、あらゆるOSI層技術などの1つまたは複数に基づくことができる。
監視クライアント1が監視クライアント・ドック102にドッキングされている場合、
監視クライアント1は、ドック102、104の間の通信へのアクセスを有する。例えば
、本開示のいくつかの実施形態では、監視クライアント1は、ケーブル110によって提
供される通信リンクを介して、デバイス・ドック104内の電子回路、例えばメモリと通
信することができる。それに加えて、または代替として、監視クライアント1は、ケーブ
ル110によって提供される通信リンク、および/または1つまたは複数の無線通信リン
クを通して、デバイス・ドック104にドッキングされたあらゆるデバイスと通信するこ
とができる(以下により詳細に記載する)。
図1に示す例示的な実施形態をさらに参照して、デバイス・ドック104は、それぞれ
任意である、取付可能ディスプレイ134、カメラ136、およびマイク138などの様
々な付属品を備えることができる。同様に、監視クライアント・ドック102は、それぞ
れ任意である、カメラ140およびマイク142などの様々な付属品を備えることができ
る。監視クライアント1は、それぞれ任意である、カメラ144およびマイク146など
の様々な付属品を備えることができる。カメラ136、140、144は、例えば、プロ
バイダ(例えば、看護師、ナース・プラクティショナ、医師など)および/または患者の
存在を認証または識別するために、顔認識ソフトウェアによって使用することができる。
それに加えて、または代替として、マイク138、142、および146は、例えば、プ
ロバイダおよび/または患者の存在を認証または識別するために、音声認識ソフトウェア
によって使用することができる。本開示を鑑みて分かるように、カメラ136、140、
144およびマイク138、142、146は、例えば、正しい患者が正しい治療を確実
に受けるように、治療を開始する前に、患者が遠隔介護プロバイダと通信する、および/
または(例えば、音声および/または顔認識技術、網膜スキャンなどを使用して)患者の
識別情報を確認することを可能にするために使用することもできる。
図1に示すように、いくつかの実施形態では、監視クライアント1、監視クライアント
・ドック102、およびデバイス・ドック104はそれぞれ、無線通信用のアンテナ11
2、106、および108を有する(各アンテナ112、106、および/または108
は任意である)。ケーブル110が抜かれた、またはケーブル110を介したドック10
2、104間の通信がそうでなければ遮断されたまたは損なわれた場合、監視クライアン
ト・ドック102およびデバイス・ドック104は、アンテナ106、108を通して確
立された無線通信リンクを使用して、互いに通信し続けることができる。それに加えて、
監視クライアント1が監視クライアント・ドック102から取り外された場合、監視クラ
イアント1は、例えばデバイス・ドック104に直接通信することができる、および/ま
たは監視クライアント1は、ケーブル110を介して、またはドック102、104の間
の無線通信リンクを介して通信を中継する監視クライアント・ドック102と無線通信す
ることによって、デバイス・ドック104と通信することができる。前に記載したように
、デバイス・ドック104にドッキングされた様々なデバイスと通信するために、監視デ
バイス1とデバイス・ドック104の間の通信を監視クライアント1によって利用するこ
とができる。
いくつかの実施形態では、監視クライアント1は、例えば監視クライアント・ドック1
02へのドッキングのために、および監視クライアント・ドック102と監視クライアン
ト1の間に電気通信を提供するために使用される監視クライアント1のコネクタの2つの
電気接点間の電圧またはインピーダンスを測定することによって、ケーブル110が通信
リンクとして利用可能であるかどうか判定するために、1つまたは複数のコネクタの1つ
または複数の電気接点が監視クライアント・ドック102と電気係合しているかどうかを
電気的に決定することができる。また、監視クライアント1は、監視クライアント1がケ
ーブル110に電気結合されていないと決定した場合には、ケーブル110は利用可能で
はないと決定することができる。それに加えて、または代替として、いくつかの実施形態
では、ドック102内の磁石は、監視クライアント1内にホール効果センサを係合し、そ
の後、監視クライアント1がドッキングされていない場合にケーブル110は通信リンク
として利用可能ではないと監視クライアント1が推定するようにドッキングされているか
どうか判定するために監視クライアント1がこれを使用する。それに加えて、または代替
として監視クライアント・ドック102内の回路は、ケーブルが通信リンクとして利用可
能でない場合に監視クライアント1に信号を送ることができる。いくつかの実施形態では
、監視クライアント1は周期的に、ケーブル110を介してデバイス・ドック104の「
ネットワーク接続を確認する(ping)」ことができる。監視クライアントが所定の時
間内にデバイス・ドック104から応答を受信しない場合に、監視クライアント1は、ケ
ーブル110が通信リンクとして利用可能ではないと推定する。
監視クライアント1が、ケーブル110が通信リンクとして利用可能でないと決定した
場合、監視クライアント1は、スピーカおよび/または振動モータを使用してアラームま
たは警報を発することができる、アラームまたは警報を遠隔コミュニケータ11に送信し
て、スピーカおよび/または振動モータを使用して遠隔コミュニケータに警告または警報
することができる、および/または監視クライアント1は、他の通信リンクを介して患者
介護デバイスと通信するように試みることができる。本明細書で使用されるような「警報
」という用語は、例えば、所定の時間が経過し、警報の原因が残っている後まで人に注目
させない警報などの「ソフト」警報を含むことを意図している。
本開示のいくつかの実施形態では、監視クライアント・ドック102は、最小の回路使
用したまたは回路を使用しない、監視クライアント1からケーブル110までの1つまた
は複数のワイヤまたは導波路を含む。例えば、本開示のいくつかの実施形態では、監視ク
ライアント・ドック102は、監視クライアント1からケーブル110へ直接電気結合を
与えるクレードルである。それに加えて、または代替として、本開示のいくつかの実施形
態では、デバイス・ドック104は、最小の回路使用したまたは回路を使用しない、監視
クライアント・ドック102を介した様々なドッキングされたデバイスおよび/または監
視クライアント1の間の通信を容易にする1つまたは複数のワイヤまたは導波路を含む。
デバイス・ドック104は、いくつかの実施形態では、クレードルであってもよい。
本開示の実施形態では、各監視クライアント1は、特定の患者2に割り当てられ、デス
ク・ベースの、ポータブルの、または手持ち式であってもよく、表示およびユーザ入力能
力を有することができる。監視クライアント1は、ポータブルであってもよく、効率的な
データ閲覧およびデータ入力を容易にすることができ、監視クライアント1は、タッチス
クリーンを備えたまたは備えていない、ノートブックPC、ネットブックPC、タブレッ
トPC、「スマート・フォン」であってもよい。それに加えて、または代替として、いく
つかの実施形態では、監視クライアント1、および/または遠隔コミュニケータ11は、
はるかに大きなディスプレイに接続されたケーブルにドッキングまたは結合し、それによ
ってはるかに大きなディスプレイ(例えば、24インチ・ディスプレイ)を監視クライア
ント1および/または遠隔コミュニケータ11のディスプレイにすることができ、はるか
に大きなディスプレイは、監視クライアント1および/または遠隔コミュニケータ11に
通信されるタッチスクリーン能力、タッチペン入力能力、キーボード入力能力、遠隔制御
入力能力などの入力能力を有することができる。例えば、X線または患者画像化ファイル
の閲覧は、監視クライアント1および/または遠隔コミュニケータ11をより大きなディ
スプレイに結合された監視ドックにドッキングさせることによって容易にすることができ
、それによって、介護人はより大きなディスプレイを使用して患者画像化ファイルを見る
ことができる。閲覧ドックはまた、監視クライアントおよび/または遠隔コミュニケータ
11を充電することができる。
監視クライアント1は、Linuxベースのオペレーティング・システム、アンドロイ
ドをベースとするオペレーティング・システム、ブラックベリーをベースとするオペレー
ティング・システム、タブレットをベースとするオペレーティング・システム、iOS、
iPad OS、iPhone OSなどを実行することができる。特定の患者2への特
定の監視クライアント1の指定は、(これに限らないが)例えばリスト・バンド118内
に埋め込まれたバーコード114またはRFIDタグ116上で符号化された固有の患者
識別子を含む、いくつかの方法のいずれかを使用して行なうことができる。デバイス・ド
ック104は、バーコード114またはRFIDタグ116の固有の患者識別子を決定す
るために、スキャナ120を備えている。スキャナ120は、レーザ・バーコード・スキ
ャナ、CCDベースのバーコード・スキャナ、近距離コミュニケータまたは呼掛器、RF
IDリーダなどであってもよい。他の実施形態では、固有の患者識別子は患者の生体デー
タに基づくことができる。このような1つの例示的場合では、生体能力(例えば、顔およ
び/または音声認識、網膜スキャン、血液型モニタ、指紋スキャンなど)を、監視クライ
アント1内に埋め込むことができる、あるいは関連付けることができる。デバイス・ドッ
ク104は、患者2の治療を容易にするために、固有の患者識別子を監視クライアント・
ドック102、監視クライアント1、監視サーバ3、遠隔コミュニケータ11、他の監視
クライアント4、別のサーバ、または電子演算装置に通信することができる。
監視クライアント1は、患者の9介護、状態、疾病、または治療に関連する情報を通信
(例えば、送信または受信)するために、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、
論理デバイス、デジタル回路、アナログ回路などの1つまたは複数を備えることができる
。例えば、監視クライアント1は、患者状態パラメータおよび/または患者治療パラメー
タなどの患者介護パラメータを送信または受信することができる。いくつかの例示的な患
者状態パラメータは、血圧、体温、心拍数、パルス・オキシメータ、COレベル、血中
酸素レベル、患者の覚醒、患者の意識、患者の応答などの測定値である。いくつかの例示
的な患者治療パラメータとしては、投与される薬物、薬物または液体の流量、薬物投与ス
ケジュール、または他のベッドサイド治療パラメータが挙げられる。
いくつかの実施形態では、例えば、監視クライアント1は、注入ポンプ7に物理的に関
連付けることができ、永久的に取り付けることができ、取付可能であり、そこから取り外
し可能であり、または取付可能に取り外すことができる。これは、2つのデバイス、例え
ば監視クライアント・ドック102とデバイス・ドック104の間のドッキング・インタ
ーフェースによって達成することができる。このような一実施形態では、監視クライアン
ト1は、例えば、ドック102、104との電気的接触を通して、電気コネクタにより、
またはそれぞれのアンテナ112、122Aを使用して各デバイス上の送受信機により無
線で、を含むいくつかの方法で、ポンプ7(または他の患者介護デバイス)と通信する。
それに加えて、または代替として、注入ポンプは、注入ポンプ7が監視クライアント1と
動作可能に通信する場合に、監視クライアント1にアップロードされる特定の患者に対す
る特定の治療を示す予めプログラムされた治療データを含むことができる。
監視クライアント1はまた、設備8内の1つまたは複数のデータベースと、設備9、1
0の外部のデータベースと、および/または(例えば、内科医、看護師、および薬剤師を
含む)ポータブル・コミュニケータ11を使用するヘルスケア・プロバイダと通信するこ
とができる。これは、(例えば、カテゴリ5ローカル・エリア・ネットワーク・コネクタ
、USB、有線イーサネットなどの)患者の部屋内のコネクタを通した設備サーバ8への
有線接続によって、または(例えば、WiFi、3G、4G、EVDO、WiMaxなど
の)無線12で、達成することができる。一実施形態では、イントラおよびエクストラ設
備データベースへのアクセスは、監視サーバ3を通して(例えば、ミドルウェアを使用し
て)仲介13され、その後、異種組織、フォーマット化、および通信プロトコルを有する
データベースと通信するために、ソフトウェアおよびアプリケーション・プログラミング
・インターフェースを集中させることができる。したがって、本開示の実施形態では、あ
らゆるソフトウェア更新を、監視サーバ3に大きく限ることができ、個別の監視クライア
ント1、4、11上の保守要件を少なくすることができる。任意選択では、監視クライア
ント1は、(動作パラメータなどの)治療の進行に関する情報を受信し、動作指示を患者
治療デバイスに与えるために、注入ポンプ7などの患者治療デバイスと通信することがで
きる。別の実施形態では、監視クライアント1はまた、デバイスから読出情報を受信し、
潜在的に、デバイス14、15、16、17にプロバイダによってまたはアルゴリズムに
よって望まれる場合に読み取りを行なうように指示するために、(例えば、心電図(EC
G)モニタ14、血圧(BP)モニタ15、パルス・オキシメータまたはCOカプノメ
ータ16、または温度モニタなどの他のデバイスなどの)患者状態パラメータを受信する
ための診断または監視目的の患者介護デバイスと通信することができる。
本開示の実施形態では、設備サービス8および/または薬物有害事象ネットワーク9は
また、誤薬低減システム(DERS)を備えることができる。DERSシステムは、ソフ
ト・アラームをトリガするための第1のセットの所定の基準、および/またはハード・ア
ラームをトリガするための第2のセットの所定の基準を含むことができる。ソフト・アラ
ームは、注入ポンプ7および/または監視クライアント1のユーザ・インターフェースを
使用して介護人によって無効にし(例えば、止める)ことができる(また、可聴および/
または振動アラームのみであってもよい)、一方、ハード・アラームは、原因が取り除か
れるまで治療を中断させる。
本開示のさらに追加の実施形態では、DERSシステムは、ソフト・リミットを規定す
る第1のセットの所定の基準、および/またはハード・リミットを規定する第2のセット
の所定の基準を含むことができる。ハードおよびソフト・リミットは、寸法、体重、年齢
、他の患者パラメータ、または他の基準に基づいて、薬物投与量リミットなどの治療リミ
ットを規定する。ソフト・リミットは、設定がハード・リミットを規定する第2のセット
の所定の基準に合うように変更されるまで、ハード・リミットは治療が開始するのを防ぎ
ながら、治療が第1のセットの所定の基準外であるにも関わらず、治療を開始するために
、注入ポンプ7および/または監視クライアント1のユーザ・インターフェースを使用し
て介護人によって無効にすることができる。
図1の例示的な実施形態でさらに分かるように、システム100はまた、それぞれアン
テナ122A〜122Kのうちのそれぞれのアンテナを有する、通信モジュール124A
〜124Kを備えている。いくつかの実施形態では、各通信モジュール124A〜124
Kは任意選択である、および/または各デバイスは一体型通信能力を有することができる
。各通信モジュール124A〜124Kは、それぞれのデバイスに結合するためのコネク
タを備えている。他の実施形態では、各通信モジュール124A〜124Kは、図1にお
いて取り付けられているように示されているデバイスと永久的に一体化されている。
各通信モジュール124A〜124Kは、任意選択で、1つまたは複数の無線リンク上
で、互いに、デバイス・ドック104に、監視クライアント・ドック102に、監視クラ
イアント1に、遠隔コミュニケータ11に、監視サーバ3に、ローカル・エリア・ネット
ワークおよび/またはワイド・エリア・ネットワーク(例えば、インターネット)上で、
ハブ802(図8参照)に通信するための、および/またはそうでなければ十分な無線通
信能力を有するあらゆる他のデバイスと通信するための1つまたは複数の送受信機を備え
ている。いくつかの特定の実施形態では、通信モジュール124A〜124Kは、例えば
、IEEE802.14.4、Zigbee、XBee、Wibree、IEEE802
.11などを使用して、例えば無線メッシュ・ネットワークとして動作することができる
。より一般的な意味では、モジュール124A〜124Kとシステム100の他のコンポ
ーネント(例えば、ドック102および104、監視クライアント1、4、11など)の
間の通信は、例えば、(例えば、監視クライアント1、4、11および/またはドック1
04に関連付けられた様々な医療用デバイスの移動性に対応するために)静的、動的、ま
たはアドホック・トポロジーのいずれであっても、本明細書に記載するようにデバイス発
見、ハンドシェイク、および/またはインターデバイス通信を可能にするあらゆる無線通
信プロトコルを使用して実施することができる。
他の実施形態では、各患者介護デバイスは、モジュールを備えていなくてもよい、また
は3つ以上のモジュール(例えば、通信モジュールを)備えていてもよい。例えば、各モ
ジュールは、特定の機能、例えばWiFiを有することができ、ユーザは特定の機能をそ
れぞれ有する複数のモジュールを選択し、これらを互いに結合することができる。モジュ
ールのグループはその後、患者介護デバイス、例えば注入ポンプに適用することができる
。さらに別の実施例を検討する。各モジュールは、一次プロセッサ、バックアップ・プロ
セッサ、および機能回路を有することができ、全て互いに動作可能に通信する。機能回路
は、無線送受信機、電池、タッチスクリーンまたはディスプレイに対するインターフェー
ス(ディスプレイをハウジングに取り付けることができる)、ワイヤ接続、ブルートゥー
ス、ブルートゥース・ロー・エネルギー、WiFi、3G、4G、コプロセッサ、(例え
ば、注入ポンプを制御するための)制御システム、流体測定回路を用いた投薬などであっ
てもよい。選択したモジュールを、互いに、例えばデイジー・チェーン内で接続すること
ができ、その後、注入ポンプに接続することができる。選択したモジュールは、本実施例
では、例えばCANバス、有線通信、無線、および/またはその他を介して、その動作お
よび/または機能を調整するために、互いに動作可能に通信することができる。
モジュールはそれぞれ、スピーカおよびマイクを備えることができる。いくつかのモジ
ュールが互いに接続されている場合、モジュールはその動作を調整することができ、それ
によってスピーカが適切に機能しているかどうか判定するために、別のモジュールがマイ
クを使用している間に、1つのモジュールがスピーカに可聴的に信号を送る。いくつかの
モジュールはそれぞれ、異なる周波数上でそのスピーカを使用することができ、それによ
ってモジュールのいずれか1つは、そのマイクを介して音声を感知し、同時にスピーカの
いくつかを検査するために異なる周波数を復調することができる。検査は、第1のモジュ
ールによって第2のモジュールにリクエストすることができ、第2のモジュールは検査の
結果を第1のモジュールに送信することができる。
続けて図1を参照すると、通信モジュール124A〜124Kの1つまたは複数は、ま
た、任意選択では、そこに結合されたデバイスに電力を与えるために1つまたは複数の電
池を備えることができる。例えば、通信モジュール124Aは、そこに電力を与えるため
に注入ポンプ7に結合することができる。通信モジュール124A〜124Kの他の構造
および機能を、関連付けられたデバイスの目的および機能によって、含めることができる
。例えば、いくつかの実施形態では、注入の制御が、注入ポンプで起こり、所望の送達に
関する入力が注入ポンプで起こり、したがって、本開示のいくつかの実施形態では、通信
モジュール124Aは、注入ポンプ7を制御するために、制御アルゴリズム、例えば比例
積分微分(PID)制御ループを実施する。このような場合、監視クライアント1は、例
えば、(例えば、無線リンクを介して)通信モジュール124Aに流体流量信号を通信す
ることができ、その後、所望の流量を達成するために、注入ポンプ7のモータ(明示的に
は図示せず)に結合された電気接点を通して流体流量信号に対応する信号を印加する。い
くつかの実施形態では、注入ポンプ7は、注入ポンプ7内に設けられた流量計から通信モ
ジュール124Aに1つまたは複数のフィードバック信号を提供し、それによって、通信
モジュール124Aは注入ポンプ7の動作(例えば、PID制御システムなどの動作のい
くつかの態様)を制御することができる。結果は、QTベースのGUIなどのGUIを使
用してユーザに表示するために、監視クライアント1に送達することができる(いくつか
の実施形態では、監視クライアント1はタブレットである)。それに加えて、または代替
として、いくつかの実施形態では、点滴流量計148を使用して、点滴流量計148に関
連付けられた通信モジュール124Kおよびアンテナ122Kを介して、通信モジュール
124Aに流量を無線通信することができる。
本開示を鑑みて分かるように、通信モジュール124A〜124Kは、様々な患者介護
デバイス7、14、15、16、17、35、126、128、148に動作可能に結合
することができる。例えば、さらに図1を参照すると、通信モジュール124Bはシリン
ジ・ポンプ126と動作可能に結合し、通信モジュール124Cは丸薬ディスペンサ12
8に動作可能に結合している。それに加えて、または代替として、通信モジュール124
EはECGモニタ12に動作可能に結合しており、通信モジュール124Fは血圧モニタ
15に動作可能に結合しており、通信モジュール124Gはパルス・オキシメータ/CO
カプノメータ16に動作可能に結合しており、通信モジュール124Hは他のモニタ1
7に動作可能に結合しており、通信モジュール124Iは患者の静脈内アクセス35に動
作可能に結合しており、通信モジュール124Kは点滴流量計148に動作可能に結合し
ている。各それぞれの通信モジュール124A〜124Kは、例えば、適切な制御システ
ム、制御アルゴリズム、電池電力、またはそこに結合されたそれぞれの患者介護デバイス
7、14、15、16、17、35、126、128、または148に対する他の機能を
提供することができる。
それに加えて、または代替として、いくつかの実施形態では、通信モジュール124D
は、デバイス・ドック104内にドッキングされ、例えば、デバイス・ドック104に取
り付けられたあらゆるデバイスと通信するために、またデバイス・ドック104内の電子
回路、監視クライアント・ドック102内の電子回路、および/または監視クライアント
1と通信するために、バスまたはバックプレーンを介してデバイス・ドック104に動作
可能に結合している。任意選択では、通信モジュール124Dは、デバイス・ドック10
4内にドッキングされたあらゆるデバイス、例えば注入ポンプ7、シリンジ・ポンプ12
6、丸薬ディスペンサ128、またはマイクロインフュージョン・ポンプ130に通信お
よび/または電力を与えることができる。通信モジュール124Dの機能はまた、デバイ
ス・ドック104自体の回路内に一体化させることができることに留意されたい。
それに加えて、または代替として、いくつかの実施形態では、通信モジュール124を
それぞれ、1つまたは複数の有線電源、例えば、デバイス・ドック104内のバスまたは
バックプレーンを通してアクセス可能な電源によって補充することができるそれぞれのデ
バイス7、14、15、16、17、35、126、148に十分な電源供給を与えるよ
うに構成することは任意選択である。前に論じたように、本開示のいくつかの実施形態で
は、通信モジュール124Dは、十分な電力をデバイス7、126、128、130およ
び133に提供する。
前に論じたように、いくつかの実施形態では、通信モジュール124はそれぞれ、十分
な電力を対応するデバイス7、126、128、および130に提供する電力回路(例え
ば、電圧変換器、調整回路、整流およびフィルタリング回路、バック回路、ブースト回路
、バック・ブースト回路、スイッチ・モード電源など)で構成されている。このようない
くつかの場合、この電力回路は、異なる様々な患者介護デバイス7、14、15、16、
17、35、126、128、148に関連付けられた様々な電力供給特徴(例えば、電
圧レベル、最大負荷/電流要件、およびA/C周波数)の提供を可能にするように構成す
ることが可能である。あらゆる数の電力提供および管理スキームは、本開示を鑑みて自明
のことである。
任意選択では、本開示の他の実施形態では、1つまたは複数の電池セル、例えばリチウ
ム・イオン電池セルを有する電力モジュール132が、全治療持続時間にわたって、十分
な電力をデバイス7、126、128、130、133に与えるために、デバイス・ドッ
ク104に取り付けられている。それに加えて、または代替として、電力モジュール13
2は、利用可能な場合に、(一般的に図1にAC源として示された)患者の部屋内のアウ
トレット内に差し込むことができる。このような場合、利用可能な場合、ドック104内
のデバイスに電力を与えるために、また電力モジュール132内に含まれる電池を充電す
るために(これは同時に起こる可能性がある)、アウトレット電力を使用することができ
る。アウトレット電力が失われた、またはそうでなければ利用可能でない場合、電力モジ
ュール132および/または通信モジュール124A、124B、124C内の電池は、
ドッキングされたデバイスに電力を提供することができる。
例示的なシステム100は任意選択では、ドングル133を備えることができる。ドン
グル133は、図1に示すデバイス・ドック104内にドッキングされている、または他
の実施形態では、デバイス・ドック104および/または監視クライアント1に対して遠
隔であってもよい。ドングル133は、そうでなければ使用可能ではない、無線デバイス
用の通信リンクまたはプロトコルを提供することができる。例えば、新しい無線プトロコ
ル、テクノロジー、基準、および技術が時間の経過と共に利用可能になると、ドングル1
33を使用して、新しい通信プロトコル間にブリッジ、ルータ、またはリピータを提供し
、1つのプロトコルにおいて伝達された情報を他のプロトコルに変換することができ、そ
れによって、新しいプロトコル・デバイスは、患者介護デバイス7、14、15、17、
35、126、128、130、デバイス・ドック104、通信モジュール124D、監
視クライアント・ドック102、監視クライアント1、図8のハブ802、および/また
は他のデバイスと通信することができる。ドングル133は、例えば、監視サーバ3また
は監視クライアント1などの互いに知られているまたは使用されているフォーマットで、
患者介護デバイス7、14、15、17、35、126、128、130、デバイス・ド
ック104、通信モジュール124D、監視クライアント・ドック102、監視クライア
ント1、図8のハブ802、および/または他のデバイスのいずれか1つまたは複数によ
って使用される無線プロトコル、テクノロジー、基準または技術を使用して、新しい通信
リンクから受信したデータを再伝達することができる。ドングル133はまた、通信ブリ
ッジを、EVDOまたはCDMAベースの携帯システムなどの、携帯ベースの通信リンク
に提供することができる。
いくつかの実施形態では、ドングル133は、1つまたは複数の患者介護デバイスから
の患者介護パラメータ、例えば患者治療パラメータまたは患者状態パラメータを通信し、
これらを監視クライアント1、図8のハブ802、および/または監視サーバ3に再伝達
することができ、また逆も同様である。任意選択では、いくつかの実施形態では、ドング
ル133は、有線取付コネクタ、例えばRS−232コネクタを備えることができ、レガ
シー・デバイスからの通信を1つまたは複数の他の患者介護デバイス、監視クライアント
1、図8のハブ802、および/または監視サーバ3などに提供するために、レガシー・
デバイスに接続可能である。レガシー・デバイスは例えば、レガシー患者介護デバイス、
レガシー演算デバイス、レガシー有線通信プロトコルを使用した他のデバイスなどであっ
てもよい。
任意選択では、システム100はまた、様々なデバイス、ドック、監視クライアント、
および/またはサーバの動作を監視するためのウェアラブル・システム・モニタ131を
備えることができる。監視クライアント1、遠隔コミュニケータ11、および/または図
8のハブ802を使用して、ウェアラブル・システム・モニタ131をプログラムする、
これと相互作用する、および/またはこれとペアリングすることができる。ウェアラブル
・システム・モニタ131は、患者2またはプロバイダによって着用することができ、多
数のウェアラブル・システム・モニタ131を使用することができる。ウェアラブル・シ
ステム・モニタ131は、適切な動作を保証するために、様々なデバイスに問い合わせる
ことができる。例えば、例示的な一実施形態では、ウェアラブル・システム・モニタ13
1は、あらゆる故障、ミス、不正、データ破損、通信劣化、不完全動作、遅い動作、また
は他の問題が存在するかどうか判定するために、患者介護デバイス14、15、16、1
7、35、126、128、130、監視クライアント1、監視クライアント・ドック1
02、デバイス・ドック104、および/または図8のハブ802と通信する。
ウェアラブル・システム・モニタ131からの通信は、問合せを受けているデバイスが
適切に機能しており、所定の動作パラメータ内で機能しており、および/またはそうでな
ければ、望ましい状態または状況にあるかどうか判定するために、1つまたは複数の問合
せ信号を含むことができる。システム・モニタ131は、プロバイダに警告する、シャッ
トダウン手続を開始する、および/または正常に動作しないデバイスに指示された他の適
切な治療動作を開始するために、監視サーバ3、監視クライアント1、または図8のハブ
802などの1つまたは複数のデバイスに検出した状態またはミスを通信することができ
る。例えば、システム・モニタ131は、監視クライアント1、ネットワークおよび/ま
たはインターネットに結合されたWiFiルータを介して監視サーバ3、他の監視クライ
アント4、通信モジュール124または遠隔コミュニケータ11で構成された他のデバイ
スと通信する通信モジュール124Jの送受信機を使用して、異常な問合せ応答または問
合せ応答がないことによる警報および/またはアラームに信号を送ることができる。警報
および/またはアラームは、デバイスに警報および/またはアラームを可聴的に鳴らさせ
るまたは可視的に示させることができる。本開示のいくつかの実施形態では、システム・
モニタ131は、患者2が介護プロバイダにリスエストすることを可能にするためのコー
ル・ボタン(明示的に図示せず)を備えている、例えば、デバイスを所有しているユーザ
にリクエストを可視的におよび/または可聴的に示すために、リクエストは監視クライア
ント1または遠隔コミュニケータ11にルーティングされる。
システム・モニタ131は、例えば、(1)所定の時間内で問合せに対する応答を予測
すること、(2)問合せを受けているデバイス内でカウンタを増分し、増分された後にデ
バイスからカウンタの値をリクエストすること、(3)チャレンジ・レスポンス問合せ、
および/または(4)他のシステム監視技術または方法を含む、様々な方法でその機能を
実施することができる。
前に記載したように、いくつかの実施形態では、システム・モニタ131は、システム
・モニタ131にペアリングされた患者介護デバイスに問い合わせた後に、所定の時間内
で問合せに対する応答を予測する。例えば、システム・モニタ131は、「システム・モ
ニタ問合せ」のテキスト文字列メッセージを注入ポンプ7に送信することができる。本実
施例では、注入ポンプ7は、「システム・モニタ問合せ」とラベルが付けられたメッセー
ジをシステム・モニタ131から受信し、その中の1つまたは複数のプロセッサを使用し
てメッセージを処理する。注入ポンプ7がメッセージを処理する場合、その中のソフトウ
ェア・ルーチンは、システム・モニタ131に再び応答メッセージを送信するコードを実
行する、例えば、応答メッセージは、システム・モニタ131に送信される「システム・
モニタ応答」のテキスト文字列メッセージであってもよい。本実施例では、システム・モ
ニタ131は、2秒などの所定の時間内に応答メッセージを受信することを予測すること
ができ、システム・モニタ131が2秒以内に応答メッセージを受信しない場合に、シス
テム・モニタ131が他のデバイスに警告するおよび/または警報を送信する(例えば、
システム・モニタ131は警報またはミス・メッセージを放送することができる、または
アラームまたは警報を可聴的にまたは可視的に遠隔コミュニケータ11を介してプロセッ
サに提供させることができる)。
前に記載したように、いくつかの実施形態では、システム・モニタ131は、問合せを
受けているデバイス内のカウンタを増分させ、増分された後にデバイスからカウンタの値
をリクエストする。例えば、システム・モニタ131は、「増分カウンタ」などのメッセ
ージをデバイスに送信することによって、リクエストを患者介護デバイス、例えば注入ポ
ンプ7に送信することができる。デバイスのプロセッサは、「増分カウンタ」メッセージ
を受信し、デバイスのメモリ位置から値を読み取り、メモリ位置で見出した値を増分させ
、前の値を上書きすることによって同じメモリ位置に新しい値を記憶する。その後、本実
施例では、プロセッサは、メモリ位置から新しい値を読み取り、新しい値をシステム・モ
ニタ131に、例えば問合せを受けているデバイス上の無線送受信機を介して送信する。
システム・モニタ131は、本実施例では、問合せを受けているデバイスから特定の値を
予測する(この予測された値は、例えばテーブル内などの、システム・モニタのメモリ内
に記憶することができる)。例えば、システム・モニタ131は、デバイスから前に受信
した48の値をそのメモリ内に記憶することができ、値を問合せを受けたデバイス内で更
新することを要求した後に、デバイスからの49の値を受信することを予測する。
また、前に記載したように、チャレンジ・レスポンス問合せを、システム・モニタ13
1によって使用することができる。例えば、システム・モニタ131は、暗号化されたメ
ッセージを患者介護デバイスに送信することができる。患者介護デバイスはその後、例え
ば、暗号キーを使用してメッセージを解読し、メッセージをシステム・モニタ131に再
び送信するようにタスクが与えられる。システム・モニタ131は、所定の時間内で戻る
ための暗号化されていないメッセージを予測することができる。本実施例では、システム
・モニタ131が所定の時間内で応答メッセージを受信しない場合、システム・モニタ1
31は、他のデバイスに警告する、および/または警報を送信する(例えば、システム・
モニタ131は警報またはアラーム・メッセージを放送することができる、および/また
はこれらを監視クライアント1、監視サーバ3、図8のハブ802、または遠隔コミュニ
ケータ11に伝達することができ、その後、警報またはアラームを表示または可聴的に示
す)。
本開示の実施形態では、監視クライアント1は、手持ち式またはポータブル遠隔コミュ
ニケータ11(例えば、スマート・フォン、タブレット・コンピュータ、PDA、ラップ
トップ、または他のポータブル演算デバイスであってもよい)を使用して、ヘルスケア・
プロバイダと通信および直接相互作用する能力を有する。これは、無線12によって達成
することができ、それによって、設備内の患者の位置、または設備内またはその外側のい
ずれかのプロバイダの位置にかかわらず、通信を維持することができる。一態様では、患
者2に特定の情報を監視クライアント1内にローカルに記憶することができ、それによっ
て、患者のヘルスケア・プロバイダは、監視サーバ3にアクセスする必要なく、情報に直
接アクセスすることができる。
いくつかの実施形態では、任意選択では、適切な安全性およびセキュリティ・チェック
を組み込むことによって、接続された注入ポンプ7または患者監視デバイス14〜17、
35、126、128、130、148の設定または流量パラメータに対する変更は、(
有線または無線通信を介して)プロバイダの監視クライアント11と監視クライアント1
の間で直接達成することができ、選択された変更はまた、監視サーバ3、それによって任
意選択では、ナース・ステーション5および/または薬局6などの他の適切な位置に通信
することができる。さらに、患者2に関するあらゆる新しい指示を、指示するプロバイダ
の遠隔コミュニケータ11(例えば、スマート・フォン)に入力し、監視クライアント1
に伝達することができ、その後、介護人独自のポータブル・コミュニケータ11を介して
介護人(例えば、看護師、ナース・プラクティショナ、医師、内科医、または他のヘルス
ケア専門家)に知らせることができる。それに加えて、または代替として、いくつかの実
施形態では、新しい指示を注入ポンプ7または患者監視デバイス14〜17、35、12
6、128、130、148に通信することができ、それによって、その中にあるまたは
そこに結合された制御システムは、新しい指示に応じて、その動作、例えば設定点を変更
することができる。いくつかの実施形態では、監視クライアント1内で取得および記憶さ
れたあらゆる情報を、監視サーバ3に周期的にアップロードし、患者特有のデータベース
に記憶する。したがって、患者の監視クライアント1が動作停止している場合、新しいデ
バイスを患者2に割り当て、監視サーバ3からの患者の現在の情報を迅速に再び追加する
ことができる。患者の取り付けられたデバイスからの指示、薬剤、進行ノート、監視デー
タ、治療データ、患者治療パラメータ、患者監視パラメータ、および/または動作パラメ
ータはまた、永久的、一時的または一過性の記憶のために、および/または所定の基準、
例えば範囲、閾値などに従っていることを確認するための分析のために、監視クライアン
ト1から患者のEHR19、あらゆる適用可能な遠隔コミュニケータ11、図8のハブ8
02、および/または監視サーバ3にアップロードすることができる。
いくつかの実施形態では、監視サーバ3は、設備8内のいくつかの監視クライアント1
、4、11に対する制御のいくつかの要素と通信し、これを提供することができるコンピ
ュータを備えることができる。監視サーバ3は、設備の内側8および外側9の両方のいく
つかのデータベースからデータを抽出した状態で、監視クライアント1、4、11を提供
することができる。本開示の実施形態では、監視サーバ3は、患者2に関するターゲット
情報について設備のEHRシステム19に問い合わせ、その後、その患者の監視クライア
ント1に所定セットの情報(例えば、患者の年齢、身長、体重、疾病のカテゴリ、現在の
薬剤および薬剤カテゴリ、薬剤アレルギーおよび過敏症など)を追加することができる。
このような一実施例によると、監視サーバ3は、例えば、監視クライアント1が患者2に
割り当てられた場合に、設備内にEHR19、研究室20、放射線21、薬局22、およ
び/または他のシステム(例えば、心臓病23またはスケジューリング・データベース2
4など)に対する通信リンクを確立することができる。独自の患者識別子で、監視サーバ
3は、患者特有のデータをこれらのシステムから受信し、システムに送信するための電子
アクセス(許可)を得ることができる。データの所定の(選択可能な)サブセットは、監
視クライアント1のメモリ(図1には明示的には図示せず)内にダウロード可能である。
このように取得した情報はその後、新しい指示をこれに対して分析することができるキ
ー・データベースとして働くことができる。監視クライアント1内に入力される指示は、
監視サーバ3によって得られる患者特有の情報との適合性をチェックすることができる。
任意選択では、安全性の冗長性のため、コミュニケータ11から遠隔で入力された指示は
、監視サーバ3によって傍受することができ、同様にチェックすることができる。監視サ
ーバ3はまた、新しい患者指示が例えば患者の既存の薬剤との不適合性を生成する可能性
があるかどうか判定するために、設備の薬局22内にまたは外部9にある薬剤データベー
スから情報を得ることができる。本開示の実施形態では、監視サーバ3は、患者の指示さ
れた薬剤に関する新しい情報をダウンロードすることができ、(1つまたは複数の)患者
のヘルスケア・プロバイダに警告またはアラームで伝達13することができるかどうか判
定するために、公開されているインターネット・サイト25にアクセスするようにプログ
ラムすることができる。監視サーバ3はまた、遠隔ポータブル・コミュニケータ11と患
者の監視クライアント1の間に情報をルーティングすることができる。
本開示の実施形態では、患者の内科医、看護師または薬剤師は、患者2に関する新しい
指示(例えば、薬剤指示など)を中継または受信するために、患者の監視クライアント1
へのアクセスを有することができる。監視クライアント1またはサーバ3はその後、新し
い指示を記録し、リクエストを薬剤師6ならびに患者の看護師に、看護師のポータブル・
コミュニケータ11を介して、および/またはナース・ステーション5の固定端末を介し
て中継することができる。監視クライアント1でカスタマイズされた通信アプリケーショ
ンを有する「スマート・フォン」(例えば、特に、グーグルのNexus One ph
one、アップルのiPhone、またはRIMのブラックベリーOS)は、固定位置に
ないプロバイダ(オフィスまたは遠隔ナース・ステーションなど)に対して便利なポータ
ブル・コミュニケータ11として働くことができる。タブレットPC、ネットブック、ま
たはラップトップ・コンピュータはまた、ポータブルまたは固定位置の両方に対して便利
なポータブル・コミュニケータ11として働くことができる。PCは、固定またはデスク
トップ位置に対して便利な通信デバイス11として働くことができる。プロバイダが患者
の部屋に置かれている場合、プロバイダは監視クライアント1上のキーボードまたはタッ
チスクリーンを通した直接入力を使用して、患者2に関する情報を入力または受信するこ
とができる。
監視クライアント1は、割り当てられたまたは指定された特定の患者2に関する情報を
受信し、処理し、伝達することができる。監視クライアント1は、注入ポンプ7、または
患者2を接続または関連付けることができるあらゆる他のデバイスと通信するように、監
視クライアント・ドック102に最も便利に取り付け可能であるまたはドッキング可能で
ある。監視クライアント1は、例えば、ほぼ無線電話またはタブレット式ネットブックの
寸法の手持ち式デバイスであってもよい。患者のプロバイダによって使用するためのタッ
チスクリーン・インターフェースを有することができることが便利である。また、有線ま
たは無線接続のいずれかを通して、患者の部屋内、またはナース・ステーション5または
他の便利な位置にあるより大きな固定ディスプレイに出力を提供することが可能である。
各監視クライアント1は、中央監視サーバ3と通信することができ、これを通して設備の
EHRデータベース19、研究室データベース20、放射線データベース21、薬局デー
タベース22、または様々な他の設備部門の他のデータベースから患者のデータにアクセ
スすることができる。いくつかの場合では、監視クライアント1は、監視サーバ3を介し
て患者のEHR19に患者監視デバイス14〜17から、またはプロバイダ入力から受信
する情報をアップロードすることができる。監視クライアント1、4はまた、インターネ
ット接続25を有する監視サーバ3を通して、設備の外側のデータベースから情報を受け
ることができる。有害薬剤関連事象を取り扱う様々な薬物情報データベースおよび警報ネ
ットワークを含む、様々な外部データベース9はしたがって、アクセス可能である。
監視サーバ3は、例えば、監視クライアント1の内容をできるだけ最新に保持する際の
助けとなる様々なレベルの外部データベース情報を管理するために配置することができる
。これは、例えば、利用可能になった場合に患者に関連する安全性および薬物情報を比較
し、データ転送スケジュール上の更新/ダウンロードに優先順位を付けることによって達
成することができる。監視クライアント1、4はまた、看護師、内科医、および薬剤師な
どのヘルスケア・プロバイダによって使用されるポータブル・コミュニケータ11と直接
、または監視サーバ3を通してのいずれかにより通信することができる。いくつかの場合
では、これらのデバイスは、(例えば、病院の薬局またはナース・ステーションなどの固
定位置で使用される場合)監視サーバ3への有線接続を有することができる。他の場合で
は、ポータブル・コミュニケータ11は、コンピュータおよびデバイス11との有線また
は無線(例えば、ブルートゥースまたはWiFi802.11)接続13を使用して、安
全なインターネット接続(例えば、VPNベースのインターネット接続、UPN、Htt
ps、プライベート・キー機構など)を通して監視サーバ3と通信することができる。代
替として、(スマート・フォンまたはタブレット・ネットブックなどの)手持ち式遠隔コ
ミュニケータ11は、携帯電話ネットワークを介して設備の監視クライアント1と直接1
2通信することができる、および/または設備は、WiFiネットワーク(例えば、2.
4GHzから2.4835GHz無認可ISMバンド)を含むことができるプライベート
・セル・ネットワークを含むことができる。
いくつかの実施形態では、監視クライアント1、4と監視サーバ3の間の通信リンクが
、設備内で幅広く利用可能な場合にイーサネット・ネットワークを介して、またはいくつ
かの基準の1つを使用した無線伝達を介して存在して、全ての患者特有の監視クライアン
ト1、4を中央監視サーバ3にリンクさせることができる。サーバ3はその後、他の設備
サーバ8、ウェブをベースとするサーバ25、および医療介護プロバイダが持っている内
側および外側ポータブル・コミュニケータ11との通信用のリレーとして働くことができ
る。いくつかの実施形態では、無線ネットワークは、設備内で患者2がどこにいるかにか
かわらず、監視サーバ3と通信することが可能な追加の機能を提供する。
設備全体を無線範囲で覆う1つの方法は、設備にプライベート携帯電話ネットワークの
ライセンスを取得させる必要がある。設備全体を通してローカル通信ネットワークを提供
するために、1つまたは複数のマイクロ携帯周波数を取得するまたは借りることができる
。このような配置は、患者および監視クライアント1、4が設備内の1つの位置から別の
位置まで移動される場合に通信を保持して、監視サーバ3、様々な病院内および病院外デ
ータベース8、25、および固定ステーション(例えば、いくつかの実施形態では、ナー
ス・ステーション5および薬局6)のユーザとの、または病院の内側または外側いずれか
の監視クライアント11(例えば、携帯スマート・フォン、ラップトップ、またはタブレ
ット・タイプ・デバイス)との接続を維持することができる。いくつかの実施形態では、
このタイプのシステムは、許可された携帯通信インフラを介して追加のセキュリティを提
供する。それに加えて、いくつかの実施形態では、アクティブ無線システムは、エリア内
で使用する強度を監視し、そのエリアに追加のチャネル周波数を命令することができる。
しかし、いくつかの実施形態では、ネットワークの帯域幅容量は、例えば放射線画像を含
むものなどの、大きなデータ・ファイルの効率的な伝達を可能にしないことがある。この
ような帯域幅大量データ・ファイルは、有線接続を介してより効率的に通信することがで
きる。
代替としてまたは加えて、病院は、インターネットまたはイントラネット・ベースの通
信システムを実施することができ、その中で、802.11WiFiタイプ・プロトコル
が個別の監視クライアント1、4と監視サーバ3の間の無線通信に使用される。設備全体
を通して適切な信号受信を保証するために、ブロードバンド・アンテナを、ローカル無線
電話会社からの携帯電話信号を集めるために、建物の屋根の上に取り付けることができる
。光ファイバまたはケーブル・ネットワークはその後、設備全体を通して信号を分配する
ことができる。それに加えて、または代替として、監視サーバ3は、上に記載したプライ
ベート携帯電話ネットワークを使用することができる。このようなシステムは典型的には
、安全な通信を提供することが可能であり、例えば、放射線データベース21内に記憶さ
れた放射線画像などの、大きなファイルを効率的に通信することが可能である。家庭また
はオフィスをベースとするユーザは、例えば、VPNまたは有線または光ファイバケーブ
ルを使用した別の安全アクセス、またはDSL電話線を通して病院サーバに接続すること
が可能である。データ暗号化を使用して、患者データ・セキュリティを提供することがで
きる。いくつかの応用例では、インフラ能力を最適化するために、非対称帯域幅通信ネッ
トワークを実施することが有利であることがある。この実施例は、監視クライアント1か
ら監視サーバ3までの「上流側」方向に認可携帯周波数、および監視サーバ3から監視ク
ライアント1までの「下流側」方向に無認可802.11WiFi周波数を使用している
。この実施例では、上流側帯域幅およびデータ速度要件は、下流側要件と比較して比較的
小さい。優先度が低い上流側伝達では、監視クライアント1は、例えばZigBeeネッ
トワーク、ブルートゥース・ネットワーク、メッシュ・ネットワークなどの、より分散さ
れ費用効率が良いネットワーク上にデータを送信することを可能にする。
前に記載したように、患者介護デバイス14、15、16、17、35および監視クラ
イアント1などの様々な監視デバイス間の通信は、例えば、ZigBee無線メッシュ・
ネットワークおよび/またはブルートゥース・ネットワークを使用して、費用効果の良い
方法で達成することができる。例示的な監視デバイスとしては、特にECGモニタ14、
血圧モニタ15、パルス・オキシメータ/カプノメータ16、体温計、および体重計が挙
げられる。これらのデバイスのほとんどの共通の特徴は、単一のまたは少数のパラメータ
の周期的な読出しを行なうということである。無線メッシュ・ネットワークなどの病院内
デバイス通信システムは、デバイスの間に低電力デジタル無線接続性を提供し、幅広く利
用可能なライセンス・フリー周波数帯域(例えば、いくつかの管轄では2.4GHz)を
利用することができる。高レベル通信プロトコルを利用して、例えば、TCP、UDPな
どのデータ忠実性およびセキュリティを保証することができる。例えば、対称暗号キーを
使用して、Twofish、Serpent、AES(Rijndael)、Blowf
ish、CAST5、RC4、3DES、IDEAなどの暗号アルゴリズムに対して生成
されるものなどの、監視クライアントと患者介護デバイスの間の通信を保証することがで
きる。それに加えて、または代替として、例えば、CRC、奇数パリティ・ビット・チェ
ック、または偶数パリティ・ビット・チェックなどの、様々なデータ完全性技術を使用す
ることができる。
メッシュ・ネットワークは高く拡張可能であり、多くのデバイスを単一の自己形成、自
己回復メッシュ・ネットワーク上で使用することを可能にする。ネットワークに接続され
たデバイスは、互いに通信し、データを転送するためにリピータとして働くことができる
。メッシュ・ネットワークは、比較的低コストであり、拡張可能であり、監視されている
患者に対して移動可能である。いくつかの実施形態では、無線メッシュ・ネットワークに
リンクされたデバイスに対する無線範囲は、設備内のシステムの各ノードから70メート
ルに到達することができる。患者の監視クライアント1、4を通して、ヘルスケア・プロ
バイダが持っているポータブル・コミュニケータ11とその割り当てられた患者の間で設
備内に無線リンクを提供する際に、同様のネットワークを使用することができる。
多くの場合、監視クライアント1に伝達されている情報は、単一のパラメータ値(例え
ば、血圧など)およびタイム・スタンプを含むことができる。監視クライアント1は、値
が所定範囲外であるかどうか判定し、値を患者のEHR19内に記録し、その監視クライ
アント11を介して適切なプロバイダに知らせるようにプログラムすることができる。さ
らに、ネットワークは双方向通信を可能にし、監視クライアント1が患者監視デバイス(
例えば、BPモニタ15)に照会し、スケジュールされていない読取りを行なうように指
示することができる。これは、例えば、異常読取りが受信され、その信憑性を検証する必
要がある場合に、有用である可能性がある。監視クライアント1は、異常読取りを検証す
るように繰返読取りをリクエストするようにプログラムすることができる。別の実施形態
では、監視クライアント1は、監視デバイス14〜17から受信した、読取りの値によっ
て、注入ポンプ7の流量、動作パラメータ、および/または治療パラメータを中断または
調節するようにプログラムすることができる。例えば、BPモニタ15が所定の許容範囲
より下の血圧を示す場合、監視クライアント1は、注入ポンプ7に注入を停止するように
命令するようにプログラムすることができ、緊急通知12を(1つまたは複数の)ヘルス
ケア・プロバイダの監視クライアント11に伝達することができる。別の実施形態では、
注入ポンプ7が患者2に送達されている流体の量(例えば、間隔の間にポンプで汲み上げ
ら得る流体の流量または累積量)を決定することが可能である場合、監視クライアント1
内のプロセッサは、送達される累積量を追跡し、薬剤バッグ170内に残っている流体の
量を推測することができる。(代替として、監視クライアント1または注入ポンプ7内の
プロセッサは、注入速度および注入の経過時間から送達された量を算出することができる
。)
推測された残留量が所定の量に到達すると、監視クライアント1は、その流量を減らし
て患者の静脈内アクセス35を乾燥させないようにするために、注入ポンプ7に信号を送
ることができる。例えば、監視クライアント1は、看護師が特定の時間にバッグを交換す
るために戻るようにスケジュールされているかどうか判定することができ、静脈内流体が
看護師のスケジュールされた戻りの前になくなることを警告する、および/またはそのア
ラームを送信するよりはむしろ、監視クライアント1は、看護師が到着したときに、また
は看護師のスケジュールされた戻り時間から所定の時間後に静脈内バッグが空になるよう
に注入速度を遅くするように、注入ポンプ7に信号を送ることができる。また、静脈内バ
ッグ17の補充を薦める通知を看護師の監視クライアント11に送信することができる。
いくつかの実施形態では、患者介護デバイス進行の動作は、患者介護デバイスの状態お
よび/または進行を示すために、監視クライアント1のディスプレイ上に外側ボーダーに
よって示される。例えば、外側ボーダーは監視クライアント1上に表示され、それによっ
て、点灯する(例えば、ボーダーが埋まったときに、完全に埋まった外周面を形成し始め
る)ボーダーの割合は、注入ポンプ7などの、患者介護デバイスによって行なわれている
治療の進行を示す。ボーダーは、注入ポンプ7から監視クライアント1まで画像形式(例
えば、JPEG、BMPなど)で、および/または監視クライアント1に対して完了した
割合として伝達することができ、この場合、監視クライアント1がボーダーを生成する。
いくつかの実施形態では、GPSおよび/または測距モジュール(例えば、飛行時間推
測を使用する超音波測距モジュール)を、注入ポンプ7、監視クライアント1、介護人、
および/または患者上に設置することができる。所定の設定は、注入ポンプ7、監視クラ
イアント1、図8のハブ802、介護人、および/または患者の所定のグループが、この
特定の実施形態では、治療を開始する前に、および/または注入ポンプ7および/または
監視クライアント1の1つを構成する前に、互いに対して所定の距離にある必要があるこ
とがある。
いくつかの実施形態では、患者介護デバイス7、170、126、128、130、1
4、15、16、17、124、または148、ドック102または104、監視クライ
アント1、図8のハブ802は、(例えば、患者を妨害することなくアラームの原因を取
り除くための解決法を介護人が見つけることを可能にするように)所定の時間が経過した
後までアラームを発するデバイス上、および/または監視クライアント1上で警告するこ
となく、ソフト・アラーム、ハード・アラーム、および/または重大ではないアラームを
遠隔コミュニケータ11に送信することができる。所定の時間の前にアラームの原因が取
り除かれた場合には、アラームを発するデバイス、および/または監視クライアント1は
警告しない可能性があり、それによって患者の追加の妨害を防ぐことができる。
いくつかの実施形態では、図1のACケーブルはクリップを備えており、それによって
静脈管をそこにクリッピングすることができる。
いくつかの実施形態では、注入ポンプ7は、安全性チェックを通過したこと、ポンプが
流れていること、閉塞があること、および/またはポンプが切断されていることの1つま
たは複数を示す状態LED光を含む。ユーザは、監視クライアント1を使用して、(例え
ば、カメラ144またはカメラ136、および/またはスキャナ120を使用して)静脈
内バッグ170上のバーコードを読み取ることができ、その時、プラグ上のLEDは、静
脈内バッグ170に接続された管をその中に挿入すべきであることをユーザに示すために
点滅することができる。
いくつかの実施形態では、図1に示すような、またはここで記載されたような、番号が
付けられたまたは番号が付けられていない、各アイテム、コンポーネント、デバイス、患
者介護デバイス、ドック、および演算デバイスは任意選択である。例えば、いくつかの実
施形態では、監視クライアント1は任意選択であり、監視サーバ3は任意選択であり、設
備サービス8は任意選択であり、各サービス19、20、21、22、23、24は任意
選択であり、クラウド・サーバ25は任意選択であり、他の監視クライアント4はそれぞ
れ任意選択であり、オンライン薬物データベース9は任意選択であり、薬物有害事象ネッ
トワークは任意選択であり、患者のパーソナルEHR19’は任意選択であり、および/
または治療結果データベース10は任意選択である。それに加えて、または代替として、
いくつかの実施形態では、各患者介護デバイス7、14、15、16、17、35、12
6、128、130、148は任意選択である。同様に、システム・モニタ131、リス
ト・バンド118、RFID116、バーコード114、スキャナ120、ディスプレイ
134、および/またはAC電源はそれぞれ、本開示のいくつかの実施形態では任意選択
である。
それに加えて、いくつかの実施形態では、図1に示すような、またはここで記載された
ような、番号が付けられたまたは番号が付けられていない、いくつかのアイテム、コンポ
ーネント、デバイス、患者介護デバイス、ドック、および演算デバイスが、唯一のアイテ
ム、コンポーネント、デバイス、患者介護デバイス、ドックまたは演算デバイスとして示
されているが、多数のアイテム、コンポーネント、デバイス、患者介護デバイス、ドック
および演算デバイスが考えられる。例えば、単一の注入ポンプ7が図1に示されているが
、いくつかの実施形態では、2つの注入ポンプ7を使用することができる、多数の注入ポ
ンプ7を使用することができる、またはあらゆる任意の数の注入ポンプ7を使用すること
ができる。それに加えて、または代替として、いくつかの実施形態では、多数のデバイス
・ドック104および/または多数の監視クライアント・ドック102を使用することが
できる。
それに加えて、または代替として、特定の患者介護デバイス7、14、15、16、1
7、126、128、130、148が示されているが、特定の患者介護デバイスの他の
組合せ、サブセット、多数のもの、またはその組合せを使用することもできる。例えば、
いくつかの実施形態では、患者介護デバイスのうち注入ポンプ7だけが使用されており、
この特定の実施例では、他の患者介護デバイス14、15、16、17、126、128
、130、148を無効にする、システム使用のために存在しないまたは利用可能ではな
い、電源を落とす、または図1のシステム100の一部ではないことがある。それに加え
て、または代替として、いくつかの特定の実施形態では、使用される患者介護デバイスだ
けがデバイス・ドック104にドッキング可能である。例えば、この特定の実施形態では
、注入ポンプ7はデバイス・ドック102内にドッキングされた唯一のデバイスであり、
デバイス・ドック102だけが1つのデバイス、例えば注入ポンプ7を受ける。それに加
えて、代替として、または任意選択では、いくつかの特定の実施形態では、患者介護デバ
イス7、14、15、16、17、35、126、128、130、148がドッキング
可能である、ドッキングしないで動作することができる、および/またはドッキング可能
でなく、独立型患者介護デバイスとして動作することができる。
いくつかの実施形態では、患者介護デバイス7、14、15、16、17、35、12
6、128、130、および/または148、監視クライアント1、遠隔コミュニケータ
11、およびドック102および/または104は、例えばAPIを介して、安全データ
・クラスを含むことができる。
図1を参照して説明したあらゆる機能は、いくつかの実施形態では、図8のハブ802
によって行なうことができる。
図2は、本開示の実施形態による、監視クライアント、例えば図1の監視クライアント
1と患者介護デバイスの1つまたは複数、例えば図1の患者介護デバイス7、14、15
、16、17、35、126、128、130、148の1つまたは複数の間で通信を維
持するための方法150を示すフローチャート図を示している。本実施例の方法150は
、動作152〜169を含む。監視クライアント1は、通信がペアリングおよび/または
指定された患者介護デバイスに確立された場合を示すアイコンを表示することができる。
監視クライアント1は、ペアリングおよび/または指定された患者介護デバイスとの通信
が所定の間隔で利用可能であると決定するためにチェックすることができ、ペアリングま
たは指定された患者介護デバイスへの通信が所定の時間の間利用可能でない場合に、監視
クライアント1はアラームまたは警報を鳴らすことができる。
動作152は、監視クライアント・ドックが、ドック・コネクタを通して監視クライア
ントと監視クライアント・ドックの間の通信リンクとして利用可能であるか判定する。動
作152の通信リンクが利用可能である場合、方法150は動作154に進み、そうでな
ければ、方法150は動作156に進む。
動作156は、監視クライアント・ドックが、無線リンクを通して監視クライアントと
監視クライアント・ドックの間の通信リンクとして利用可能であるか判定する。動作15
6のリンクが利用可能である場合、方法150は動作154に進み、そうでなければ、方
法150は動作158に進む。
動作154は、監視クライアント・ドックが、ケーブルを使用して監視クライアント・
ドックとデバイス・ドックの間の通信リンクとして利用可能であるか判定する。動作15
4の通信リンクが利用可能である場合、方法150は動作160に進み、そうでなければ
、方法150は動作158に進む。動作160は、デバイス・ドックが、デバイス・ドッ
クと患者介護デバイスの間の通信リンクとして、例えば無線または有線通信リンクを通し
て利用可能であるか判定する。動作160の通信リンクが利用可能である場合、方法15
0は動作166に進み、そうでなければ、方法150は動作162に進む。動作162は
、患者介護デバイスが直接無線リンクを通して監視クライアントと患者介護デバイス・ド
ックの間の通信リンクとして利用可能であるか判定する。動作162の通信リンクが利用
可能である場合、方法は動作166に進み、そうでなければ、方法150は動作164に
進む。
動作158は、デバイス・ドックが無線リンクを通して監視クライアントとデバイス・
ドックの間の通信リンクとして利用可能であるか判定する。動作158の通信リンクが利
用可能でない場合、方法150は動作162に進み、そうでなければ、方法150は動作
160に進む。
動作166は、利用可能な通信リンクを使用して、監視クライアントと患者介護デバイ
スの間のハンドシェイクを試みる。代替実施形態では、ハンドシェイクが使用されておら
ず、例えば、全てのプロトコルが通信端点間のハンドシェイクを使用するわけではない。
決定動作168は、動作166のハンドシェイクが成功したかどうか判定する。決定動作
168が動作166のハンドシェイクが成功しなかったと決定した場合、動作164は、
患者介護デバイスとの通信が利用可能ではないと決定する、および/または方法150は
他のリンク(明示的には図示せず)を使用して通信を確立しようと試みる。そうでなけれ
ば、決定動作168が動作166のハンドシェイクが成功したと決定した場合、動作16
9は、方法150によって利用可能であると決定された十分な数の通信リンクを使用して
データを通信する。
方法150は、監視クライアントと1つまたは複数の患者介護デバイスの間の通信を維
持するための方法を記載した、本開示の例示的な実施形態である。いくつかの実施形態で
は、方法150は通信リンクのスケジュールを含むが、他のスケジュールを使用すること
ができ、放送、エニーキャスト、マルチキャストまたはユニキャストを使用することがで
き、ルーティング・アルゴリズムを使用することができ、距離ベクトル・ルーティング・
プロトコルを使用することができ、リンク状態ルーティング・プロトコルを使用すること
ができ、最適化リンク状態ルーティング・プロトコルを使用することができ、パス・ベク
トル・プロトコルを使用することができ、所定の代替通信パスでの静的ルーティングを使
用することができ、および/または適応ネットワークを使用することができる。例えば、
本開示のいくつかの実施形態では、体重を各通信パスに割り当てることができ、Dijk
straのアルゴリズムを使用して監視クライアント1と1つまたは複数の患者介護デバ
イスの間を通信することができ、あらゆる知られている方法で体重を決定することができ
、帯域幅、信号品質、ビット誤り率の関数として含むことは、利用可能なデータ・スルー
プットまたは待ち時間、および/またはその他に対して直線的である可能性がある。
図面を参照すると、図3は、本開示の別の実施形態による、その間の無線通信のために
2つのドック102、104を有する電子患者介護システム300のブロック図を示して
いる。システム300は、図1のシステム100と同様であるが、監視クライアント・ド
ック102とデバイス・ドック104の間の通信は無線リンクを通してである。例えば、
いくつかの実施形態では、図3のシステム300は、図1のケーブル110が存在しない
または動作していない状態の図1のシステム100であり、それに加えて、または代替で
は、図3のシステム300はケーブルを使用して共に接続可能ではないドック102およ
び104を有することができる。
任意選択では、指示またはリクエストを患者介護デバイス7、14、15、16、17
、35、126、128、130、148に送信するために、例えばボーラス量、注入流
量、合計送達用流体、薬物送達の開始時間、薬物送達の停止時間、または送達流量プロフ
ァイルを注入ポンプ7、シリンジ・ポンプ126および/またはマイクロインフュージョ
ン・ポンプ130に送信するために、監視クライアント1、他の監視クライアント4、お
よび/または遠隔コミュニケータ11を使用することができる。いくつかの実施形態では
、例えば、丸薬を分配するための丸薬分配指示、丸薬タイプ、丸薬分配スケジュール、お
よび/または最大丸薬分配基準などの、指示またはリクエストを丸薬ディスペンサ128
に送信するために、監視クライアント1、4、11の1つまたは複数を使用することがで
きる。最大丸薬分配基準は、所定の時間間隔内で送達することができる薬剤の最大量であ
り、例えば、特定の薬剤が必要に応じて(すなわち、必要になったら)摂取されるが、過
剰に摂取される場合には薬剤は安全でない可能性があり、最大丸薬分配基準は、薬剤が患
者によって安全でないレベルで、例えば所定の時間間隔の間に所定の量で摂取されるのを
防ぐことができる。
いくつかの実施形態では、遠隔コミュニケータ11を使用して、遠隔コミュニケータ1
1と監視クライアント1の間の2方向音声/視覚通信(例えば、ビデオ・コール)を開始
することができる。それに加えて、または代替では、監視クライアント1を使用して、監
視クライアント1と監視クライアント遠隔コミュニケータ11の間の2方向音声/視覚通
信を開始することができる。
任意選択では、患者介護デバイス7、14、15、16、17、35、126、128
、130、148はまた、アラームまたは警報を発するまたは送信するべきであるかどう
か判定する、治療または状態が患者にとって安全であるかどうか判定する、システム30
0が適切にまたは所定の境界で作動しているかどうか判定する、および/または監視クラ
イアント1、他の監視クライアント4および/または遠隔コミュニケータ11のディスプ
レイ上にデータを表示するために、データを監視クライアント1、他の監視クライアント
4、および/または遠隔コミュニケータ11に返信することができる。例えば、任意選択
では、注入ポンプ7、シリンジ・ポンプ126、および/またはマイクロインフュージョ
ン・ポンプ130は、上流側圧力、上流側圧力の変化、患者2に対する下流側圧力、患者
2に対する下流側圧力の変化、注入ライン内の空気の有無、送達された実際のボーラス量
、実際の注入流量、送達された実際の合計流体、薬物送達の実際の開始時間、薬物送達の
実際の停止時間、または実際の送達流量プロファイルを、監視クライアント1、他の監視
クライアント4、および/または遠隔コミュニケータ11の1つまたは複数に(当てはま
る場合に)通信することができる。別の実施形態では、丸薬ディスペンサ128は任意選
択では、例えば分配された実際の丸薬、分配された実際の丸薬タイプ、分配された時の実
際の丸薬分配スケジュール、または最大丸薬分配基準を超えたかどうかなどのデータを、
監視クライアント1、他の監視クライアント4、および/または遠隔コミュニケータ11
に返信することができる。
患者介護デバイス7、14、15、16、17、35、126、128、130、14
8から受信したデータは、アラームおよび/または警報を発するために、あらゆる所定の
状態に対して分析することができる。例えば、監視クライアント1、4、11の1つまた
は複数は、患者への配管の過剰な凝固、浸透、閉塞または折れ曲がり、または静脈内バッ
グ170内の他の材料による閉塞の1つの表示である、注入ポンプ7、シリンジ・ポンプ
126および/またはマイクロインフュージョン・ポンプ130の下流側圧力の増加を使
用することができる。下流側圧力の急激な増加に応じて、監視クライアント1、4、11
の1つまたは複数は、ユーザに視覚的にまたは聴覚的に警告または警報することができる
。それに加えて、または代替として、患者2に対する下流側の圧力の急激な低下は、配管
が針から外れた、および/または針が患者から今外れていることの表示であり、これに応
じて、監視クライアント1、4、11の1つまたは複数は、ユーザに視覚的にまたは聴覚
的に警告または警報することができる。監視クライアント1、4、11の1つまたは複数
は任意選択では、患者2に対する下流側圧力の急激が上昇および/または低下に応じて、
流体の送達を停止するために、注入ポンプ7、シリンジ・ポンプ126、および/または
マイクロインフュージョン・ポンプ130の1つまたは複数に指示を送信することができ
る。
いくつかの実施形態では、図3に示すような、またはここで記載されたような、番号が
付けられたまたは番号が付けられていない、各アイテム、コンポーネント、デバイス、患
者介護デバイス、ドック、および演算デバイスは任意選択である。例えば、いくつかの実
施形態では、監視クライアント1は任意選択であり、監視サーバ3は任意選択であり、設
備サービス8は任意選択であり、各サービス19、20、21、22、23、24は任意
選択であり、クラウド・サーバ25は任意選択であり、他の監視クライアント4はそれぞ
れ任意選択であり、オンライン薬物データベース9は任意選択であり、薬物有害事象ネッ
トワークは任意選択であり、患者のパーソナルEHR19’は任意選択であり、および/
または治療結果データベース10は任意選択である。それに加えて、または代替として、
いくつかの実施形態では、各患者介護デバイス7、14、15、16、17、35、12
6、128、130、148は任意選択である。同様に、システム・モニタ131、リス
ト・バンド118、RFID116、バーコード114、スキャナ120、ディスプレイ
134、および/またはAC電源はそれぞれ、本開示のいくつかの実施形態では任意選択
である。
それに加えて、いくつかの実施形態では、図3に示すような、またはここで記載された
ような、番号が付けられたまたは番号が付けられていない、いくつかのアイテム、コンポ
ーネント、デバイス、患者介護デバイス、ドック、および演算デバイスが、唯一のアイテ
ム、コンポーネント、デバイス、患者介護デバイス、ドックまたは演算デバイスとして示
されているが、多数のアイテム、コンポーネント、デバイス、患者介護デバイス、ドック
および演算デバイスが考えられる。例えば、単一の注入ポンプ7が図3に示されているが
、いくつかの実施形態では、2つの注入ポンプ7を使用することができる、多数の注入ポ
ンプ7を使用することができる、またはあらゆる任意の数の注入ポンプ7を使用すること
ができる。それに加えて、または代替として、いくつかの実施形態では、多数のデバイス
・ドック104および/または多数の監視クライアント・ドック102を使用することが
できる。
それに加えて、または代替として、特定の患者介護デバイス7、14、15、16、1
7、126、128、130、148が示されているが、特定の患者介護デバイスの他の
組合せ、サブセット、多数のもの、またはその組合せを使用することもできる。例えば、
いくつかの実施形態では、患者介護デバイスのうち注入ポンプ7だけが使用されており、
この特定の実施例では、他の患者介護デバイス14、15、16、17、126、128
、130、148を無効にする、システム使用のために存在または利用可能ではない、電
源を落とす、または図3のシステム300の一部ではないことがある。それに加えて、ま
たは代替として、いくつかの実施形態では、使用される患者介護デバイスだけがデバイス
・ドック104にドッキング可能である。例えば、ある特定の実施形態では、注入ポンプ
7はデバイス・ドック102内にドッキングされた唯一のデバイスであり、デバイス・ド
ック102だけが1つのデバイス、例えば注入ポンプ7を受ける。それに加えて、代替と
して、または任意選択では、いくつかの特定の実施形態では、患者介護デバイス7、14
、15、16、17、35、126、128、130、148がドッキング可能である、
ドッキングしないで動作することができる、および/またはドッキング可能でなく、独立
型患者介護デバイスとして動作することができる。
図3では、デバイス・ドック104はいくつかの患者介護デバイスを受けることが可能
であるように示されているが、他の実施形態では、デバイス・ドック104は、1つの患
者介護デバイス、複数の患者介護デバイス、またはあらゆる任意の数の患者介護デバイス
を受けることができる。また、ドックの区画が使用されていないことがあり、例えば、図
3に示すように、空の区画170がデバイス・ドック104内に示されている。それに加
えて、監視クライアント・ドック102は1つの監視クライアント1を受けることが可能
であるように示されているが、他の実施形態では、監視クライアント・ドック102は、
2つの監視クライアント1、3つ以上の監視クライアント1、またはあらゆる任意の数の
監視クライアント1を受けることができる。
図4は、本開示の実施形態による、監視クライアント、例えば監視クライアント1とデ
バイスの1つまたは複数、例えば図3の患者介護デバイス7、14、15、16、17、
35、126、128、130、148の1つまたは複数の間で通信を維持するための方
法202を示すフローチャート図を示している。
動作204は、監視クライアント・ドックがドック・コネクタを通して監視クライアン
トと監視クライアント・ドックの間の通信リンクとして利用可能であるか判定する。動作
204の通信リンクが利用可能である場合、方法202は動作206に進み、そうでなけ
れば、方法202は動作208に進む。動作208は、監視クライアント・ドックが無線
リンクを通して監視クライアントと監視クライアント・ドックの間の通信リンクとして利
用可能であるか判定する。動作208の通信リンクが利用可能である場合、方法202は
動作206に進み、そうでなければ、方法202は動作210に進む。
動作206は、監視クライアント・ドックが無線リンクを通して監視クライアント・ド
ックとデバイス・ドックの間の通信リンクとして利用可能であるか判定する。動作206
の通信リンクが利用可能である場合、方法202は動作212に進み、そうでなければ、
方法202は動作210に進む。
動作210は、デバイス・ドックが無線リンクを通して監視クライアントとデバイス・
ドックの間の通信リンクとして利用可能であるか判定する。動作210の通信リンクが利
用可能である場合、方法202は動作212に進み、そうでなければ、方法202は動作
214に進む。
動作212は、デバイス・ドックがデバイス・ドックと患者介護デバイスの間の通信リ
ンクとして利用可能であるか判定する。動作212の通信リンクが利用可能である場合、
方法202は動作216に進み、そうでなければ、方法202は動作214に進む。
動作214は、患者介護デバイスが直接無線リンクを通して監視クライアントと患者介
護デバイスの間の通信リンクとして利用可能であるか判定する。動作214の通信リンク
が利用可能である場合、方法202は動作216に進み、そうでなければ、動作218は
、患者介護デバイスとの通信が利用可能ではないと決定する。
動作216は、(1つまたは複数の)利用可能な通信リンクを使用して、監視クライア
ントと患者介護デバイスの間のハンドシェイクを試みる。代替実施形態では、ハンドシェ
イクは試みられていない、例えば、いくつかの通信プロトコルはハンドシェイクを利用し
ない。決定動作220は、ハンドシェイクが成功したか、および監視クライアントとデバ
イスの間の通信が確立したか判定する。動作220が通信リンクが確立されたと決定した
場合、方法202は、(1つまたは複数の)利用可能な通信リンクを使用して、動作22
2中に監視クライアントとデバイスの間にデータを通信する。決定動作220が、ハンド
シェイクが成功しなかったと決定した場合、方法202は、動作218においてデバイス
との通信が利用可能ではないと決定する、または方法202は、検証されていない通信リ
ンク(明示的には図示せず)を通した監視クライアント間の通信を試みる。
方法202は、監視クライアントと1つまたは複数の患者介護デバイスの間で通信を維
持する方法を記載した、本開示の例示的な実施形態である。いくつかの実施形態では、方
法202は通信リンクのスケジュールを含むが、他のスケジュールを使用することができ
、放送、エニーキャスト、マルチキャストまたはユニキャストを使用することができ、ル
ーティング・アルゴリズムを使用することができ、距離ベクトル・ルーティング・プロト
コルを使用することができ、リンク状態ルーティング・プロトコルを使用することができ
、最適化リンク状態ルーティング・プロトコルを使用することができ、パス・ベクトル・
プロトコルを使用することができ、所定の代替通信パスでの静的ルーティングを使用する
ことができ、および/または適応ネットワークを使用することができる。例えば、本開示
のいくつかの実施形態では、体重を各通信パスに割り当てることができ、Dijkstr
aのアルゴリズムを使用して監視クライアント1と1つまたは複数の患者介護デバイスの
間を通信することができ、あらゆる知られている方法で体重を決定することができ、帯域
幅、信号品質、ビット誤り率の関数として含むことは、利用可能なデータ・スループット
または待ち時間、および/またはその他に対して直線的である可能性がある。
次に図5を参照すると、本開示のさらに別の実施形態による、監視クライアント1およ
び様々な患者介護デバイス(例えば、患者介護デバイス7、126、128、または13
0)を共にドッキングするためのドック502、通信モジュール124D、およびドング
ル133を有する、ブロック図の形の電子患者介護システム500が示されている。図5
の電子患者介護システム500は、図1の電子患者介護システム100と同様であるが、
監視クライアント1、患者介護デバイス7、126、128、130、通信モジュール1
24D、およびドングル133のそれぞれは全て、ドック502にドッキング可能である
。本開示を鑑みて分かるように、ドック502は、通信を容易にするために、1つまたは
複数のバス、バックプレーン、通信パス、電子回路などを備えることができる。
任意選択では、指示またはリクエストを患者介護デバイス7、14、15、16、17
、35、126、128、130、148に送信するために、例えばボーラス量、注入流
量、合計送達用流体、薬物送達の開始時間、薬物送達の停止時間、または送達流量プロフ
ァイルを注入ポンプ7、シリンジ・ポンプ126および/またはマイクロインフュージョ
ン・ポンプ130に送信するために、監視クライアント1、他の監視クライアント4、お
よび/または遠隔コミュニケータ11を使用することができる。いくつかの実施形態では
、例えば、丸薬を分配するための丸薬分配指示、丸薬タイプ、丸薬分配スケジュール、お
よび/または最大丸薬分配基準などの、指示またはリクエストを丸薬ディスペンサ128
に送信するために、監視クライアント1、4、11の1つまたは複数を使用することがで
きる。最大丸薬分配基準は、所定の時間間隔内で送達することができる薬剤の最大量であ
り、例えば、特定の薬剤が必要に応じて(すなわち、必要になったら)摂取されるが、過
剰に摂取される場合には薬剤は安全でない可能性があり、最大丸薬分配基準は、薬剤が患
者によって安全でないレベルで、例えば所定の時間間隔の間に所定の量で摂取されるのを
防ぐことができる。
任意選択では、患者介護デバイス7、14、15、16、17、35、126、128
、130、148はまた、アラームまたは警報を発するまたは送信するべきであるかどう
か判定する、治療または状態が患者にとって安全であるかどうか判定する、システム50
0が適切にまたは所定の境界で作動しているかどうか判定する、および/または監視クラ
イアント1、他の監視クライアント4および/または遠隔コミュニケータ11のディスプ
レイ上にデータを表示するために、データを監視クライアント1、他の監視クライアント
4、および/または遠隔コミュニケータ11に返信することができる。例えば、任意選択
では、注入ポンプ7、シリンジ・ポンプ126、および/またはマイクロインフュージョ
ン・ポンプ130は、上流側圧力、上流側圧力の変化、患者2に対する下流側圧力、患者
2に対する下流側圧力の変化、注入ライン内の空気の有無、送達された実際のボーラス量
、実際の注入流量、送達された実際の合計流体、薬物送達の実際の開始時間、薬物送達の
実際の停止時間、または実際の送達流量プロファイルを、監視クライアント1、他の監視
クライアント4、および/または遠隔コミュニケータ11の1つまたは複数に(当てはま
る場合に)通信することができる。別の実施形態では、丸薬ディスペンサ128は任意選
択では、例えば分配された実際の丸薬、分配された実際の丸薬タイプ、分配された時の実
際の丸薬分配スケジュール、または最大丸薬分配基準を超えたかどうかなどのデータを、
監視クライアント1、他の監視クライアント4、および/または遠隔コミュニケータ11
に返信することができる。
患者介護デバイス7、14、15、16、17、35、126、128、130、14
8から受信したデータは、アラームおよび/または警報を発するために、あらゆる所定の
状態に対して分析することができる。例えば、監視クライアント1、4、11の1つまた
は複数は、患者への配管の過剰な凝固、浸透、閉塞または折れ曲がり、または静脈内バッ
グ170内の他の材料による閉塞の1つの表示である、注入ポンプ7、シリンジ・ポンプ
126および/またはマイクロインフュージョン・ポンプ130の下流側圧力の増加を使
用することができる。下流側圧力の急激な増加に応じて、監視クライアント1、4、11
の1つまたは複数は、ユーザに視覚的にまたは聴覚的に警告または警報することができる
。それに加えて、または代替として、患者2に対する下流側の圧力の急激な低下は、配管
が針から外れた、および/または針が患者から今外れていることの表示であり、これに応
じて、監視クライアント1、4、11の1つまたは複数は、ユーザに視覚的にまたは聴覚
的に警告または警報することができる。監視クライアント1、4、11の1つまたは複数
は任意選択では、患者2に対する下流側圧力の急激な上昇および/または低下に応じて、
流体の送達を停止するために、注入ポンプ7、シリンジ・ポンプ126、および/または
マイクロインフュージョン・ポンプ130の1つまたは複数に指示を送信することができ
る。
いくつかの実施形態では、図5に示すような、またはここで記載されたような、番号が
付けられたまたは番号が付けられていない、各アイテム、コンポーネント、デバイス、患
者介護デバイス、ドック、および演算デバイスは任意選択である。例えば、いくつかの実
施形態では、監視クライアント1は任意選択であり、監視サーバ3は任意選択であり、設
備サービス8は任意選択であり、各サービス19、20、21、22、23、24は任意
選択であり、クラウド・サーバ25は任意選択であり、他の監視クライアント4はそれぞ
れ任意選択であり、オンライン薬物データベース9は任意選択であり、薬物有害事象ネッ
トワークは任意選択であり、患者のパーソナルEHR19’は任意選択であり、および/
または治療結果データベース10は任意選択である。それに加えて、または代替として、
いくつかの実施形態では、各患者介護デバイス7、14、15、16、17、35、12
6、128、130、148は任意選択である。同様に、システム・モニタ131、リス
ト・バンド118、RFID116、バーコード114、スキャナ120、ディスプレイ
134、および/またはAC電源はそれぞれ、本開示のいくつかの実施形態では任意選択
である。
それに加えて、いくつかの実施形態では、図5に示すような、またはここで記載された
ような、番号が付けられたまたは番号が付けられていない、いくつかのアイテム、コンポ
ーネント、デバイス、患者介護デバイス、ドック、および演算デバイスが、唯一のアイテ
ム、コンポーネント、デバイス、患者介護デバイス、ドックまたは演算デバイスとして示
されているが、多数のアイテム、コンポーネント、デバイス、患者介護デバイス、ドック
および演算デバイスが考えられる。例えば、単一の注入ポンプ7が図5に示されているが
、いくつかの実施形態では、2つの注入ポンプ7を使用することができる、多数の注入ポ
ンプ7を使用することができる、またはあらゆる任意の数の注入ポンプ7を使用すること
ができる。それに加えて、または代替として、いくつかの実施形態では、多数のドック5
02を使用することができる。
それに加えて、または代替として、特定の患者介護デバイス7、14、15、16、1
7、126、128、130、148が示されているが、特定の患者介護デバイスの他の
組合せ、サブセット、多数のもの、またはその組合せを使用することもできる。例えば、
いくつかの実施形態では、患者介護デバイスのうち注入ポンプ7だけが使用されており、
この特定の実施例では、他の患者介護デバイス14、15、16、17、126、128
、130、148を無効にする、システム使用のために存在または利用可能ではない、電
源を落とす、または図5のシステム500の一部ではないことがある。それに加えて、ま
たは代替として、いくつかの特定の実施形態では、使用される患者介護デバイスだけがド
ック502にドッキング可能である。例えば、ある特定の実施形態では、注入ポンプ7は
デバイス・ドック102内にドッキングされた唯一のデバイスであり、デバイス・ドック
102だけが1つのデバイス、例えば注入ポンプ7を受ける。それに加えて、代替として
、または任意選択では、いくつかの特定の実施形態では、患者介護デバイス7、14、1
5、16、17、35、126、128、130、148がドッキング可能である、ドッ
キングしないで動作することができる、および/またはドッキング可能でなく、独立型患
者介護デバイスとして動作することができる。
図5では、ドック502はいくつかの患者介護デバイスを受けることが可能であるよう
に示されているが、他の実施形態では、ドック502は、1つの患者介護デバイス、複数
の患者介護デバイス、またはあらゆる任意の数の患者介護デバイスを受けることができる
。また、ドックの区画が使用されていないことがあり、例えば、図5に示すように、空の
区画170がドック502内に示されている。それに加えて、ドック502は1つの監視
クライアント1を受けることが可能であるように示されているが、他の実施形態では、ド
ック502は、2つの監視クライアント1、3つ以上の監視クライアント1、またはあら
ゆる任意の数の監視クライアント1を受けることができる。
図6は、本開示の実施形態による、監視クライアント、例えば図5の監視クライアント
1と1つまたは複数の患者介護デバイス、例えば図5の患者介護デバイス7、14、15
、16、17、35、126、128、130、148の1つまたは複数の間で通信を維
持するための方法304を示すフローチャート図である。
方法は、動作306中にドックがドック・コネクタを通して監視クライアントとドック
の間の通信リンクとして利用可能であるか判定する。動作306の通信リンクが利用可能
でない場合、方法304は動作308に進み、そうでなければ、方法304は動作310
に進む。動作310は、ドックがドックと患者介護デバイスの間の通信リンクとして利用
可能であるか判定する。動作310の通信リンクが利用可能でない場合、方法304は動
作312に進み、そうでなければ、方法304は動作314に進む。
動作308は、ドックが無線リンクを通して監視クライアントとドックの間の通信リン
クとして利用可能であるか判定する。動作308の通信リンクが利用可能でない場合、方
法304は動作310に進み、そうでなければ、方法304は動作312に進む。
動作312は、患者介護デバイスが直接無線リンクを通して監視クライアントと患者介
護デバイスの間の通信リンクとして利用可能であるか判定する。動作312の通信リンク
が利用可能でない場合、動作316は、監視クライアントと患者介護デバイスの間の通信
が利用可能ではないと決定する。
動作314は、(1つまたは複数の)利用可能な通信リンクを使用して、監視クライア
ントとデバイスの間のハンドシェイクを試みる。代替実施形態では、ハンドシェイクは利
用されない、例えば、いくつかのプロトコルはハンドシェイクを利用しない。決定動作3
18は、ハンドシェイクが成功したかどうか判定し、成功した場合、方法304は、動作
320に進んで、(1つまたは複数の)利用可能な通信リンクを使用してデータを通信す
る。決定動作318がハンドシェイクが動作314で成功しなかったと決定した場合、動
作316は、デバイスとの通信が利用可能ではないと決定する。他の実施形態では、決定
動作318が、ハンドシェイクが動作314で成功しなかったと決定した場合、方法30
4は、検証されていない通信リンク(明示的には図示せず)を介して患者介護デバイスと
通信することを試みる。
方法304は、監視クライアントと1つまたは複数の患者介護デバイスの間で通信を維
持する方法を記載した、本開示の例示的な実施形態である。いくつかの実施形態では、方
法304は通信リンクのスケジュールを含むが、他のスケジュールを使用することができ
、放送、エニーキャスト、マルチキャストまたはユニキャストを使用することができ、ル
ーティング・アルゴリズムを使用することができ、距離ベクトル・ルーティング・プロト
コルを使用することができ、リンク状態ルーティング・プロトコルを使用することができ
、最適化リンク状態ルーティング・プロトコルを使用することができ、パス・ベクトル・
プロトコルを使用することができ、所定の代替通信パスでの静的ルーティングを使用する
ことができ、および/または適応ネットワークを使用することができる。例えば、本開示
のいくつかの実施形態では、体重を各通信パスに割り当てることができ、Dijkstr
aのアルゴリズムを使用して監視クライアント1と1つまたは複数の患者介護デバイスの
間を通信することができ、あらゆる知られている方法で体重を決定することができ、帯域
幅、信号品質、ビット誤り率の関数として含むことは、利用可能なデータ・スループット
または待ち時間、および/またはその他に対して直線的である可能性がある。
次に図7を参照すると、本開示のさらに別の実施形態による、患者介護デバイス7、1
26、128、130をそこにドッキングするための一体型ドック702を備えた監視ク
ライアント1を有する電子患者介護システム700のブロック図が示されている。それに
加えて、いくつかの実施形態では、通信モジュール124D、およびドングル133は全
て、ドック702にドッキング可能である。図7の患者介護システム700は、図1の患
者介護システム100と同様であるが、患者介護システム700は一体型ドック702を
備えている。いくつかの実施形態では、監視クライアント1は、ドックを介してドッキン
グされた場合に、患者介護デバイスと通信するが、監視クライアント1が患者介護デバイ
ス、例えば患者介護デバイス7、14、15、16、17、35、126、128、13
0、148と通信することができない場合、監視クライアント1は無線で、例えば監視ク
ライアント1のアンテナ112を使用して通信することができる。
任意選択では、指示またはリクエストを患者介護デバイス7、14、15、16、17
、35、126、128、130、148に送信するために、例えばボーラス量、注入流
量、合計送達用流体、薬物送達の開始時間、薬物送達の停止時間、または送達流量プロフ
ァイルを注入ポンプ7、シリンジ・ポンプ126および/またはマイクロインフュージョ
ン・ポンプ130に送信するために、監視クライアント1、他の監視クライアント4、お
よび/または遠隔コミュニケータ11を使用することができる。いくつかの実施形態では
、例えば、丸薬を分配するための丸薬分配指示、丸薬タイプ、丸薬分配スケジュール、お
よび/または最大丸薬分配基準などの、指示またはリクエストを丸薬ディスペンサ128
に送信するために、監視クライアント1、4、11の1つまたは複数を使用することがで
きる。最大丸薬分配基準は、所定の時間間隔内で送達することができる薬剤の最大量であ
り、例えば、特定の薬剤が必要に応じて(すなわち、必要になったら)摂取されるが、過
剰に摂取される場合には薬剤は安全でない可能性があり、最大丸薬分配基準は、薬剤が患
者によって安全でないレベルで、例えば所定の時間間隔の間に所定の量で摂取されるのを
防ぐことができる。
任意選択では、患者介護デバイス7、14、15、16、17、35、126、128
、130、148はまた、アラームまたは警報を発するまたは送信するべきであるかどう
か判定する、治療または状態が患者にとって安全であるかどうか判定する、システム70
0が適切にまたは所定の境界で作動しているかどうか判定する、および/または監視クラ
イアント1、他の監視クライアント4および/または遠隔コミュニケータ11のディスプ
レイ上にデータを表示するために、データを監視クライアント1、他の監視クライアント
4、および/または遠隔コミュニケータ11に返信することができる。例えば、任意選択
では、注入ポンプ7、シリンジ・ポンプ126、および/またはマイクロインフュージョ
ン・ポンプ130は、上流側圧力、上流側圧力の変化、患者2に対する下流側圧力、患者
2に対する下流側圧力の変化、注入ライン内の空気の有無、送達された実際のボーラス量
、実際の注入流量、送達された実際の合計流体、薬物送達の実際の開始時間、薬物送達の
実際の停止時間、または実際の送達流量プロファイルを、監視クライアント1、他の監視
クライアント4、および/または遠隔コミュニケータ11の1つまたは複数に(当てはま
る場合に)通信することができる。別の実施形態では、丸薬ディスペンサ128は任意選
択では、例えば分配された実際の丸薬、分配された実際の丸薬タイプ、分配された時の実
際の丸薬分配スケジュール、または最大丸薬分配基準を超えたかどうかなどのデータを、
監視クライアント1、他の監視クライアント4、および/または遠隔コミュニケータ11
に返信することができる。
患者介護デバイス7、14、15、16、17、35、126、128、130、14
8から受信したデータは、アラームおよび/または警報を発するために、あらゆる所定の
状態に対して分析することができる。例えば、監視クライアント1、4、11の1つまた
は複数は、患者への配管の過剰な凝固、浸透、閉塞または折れ曲がり、または静脈内バッ
グ170内の他の材料による閉塞の1つの表示である、注入ポンプ7、シリンジ・ポンプ
126および/またはマイクロインフュージョン・ポンプ130の下流側圧力の増加を使
用することができる。下流側圧力の急激な増加に応じて、監視クライアント1、4、11
の1つまたは複数は、ユーザに視覚的にまたは聴覚的に警告または警報することができる
。それに加えて、または代替として、患者2に対する下流側の圧力の急激な低下は、配管
が針から外れた、および/または針が患者から今外れていることの表示であり、これに応
じて、監視クライアント1、4、11の1つまたは複数は、ユーザに視覚的にまたは聴覚
的に警告または警報することができる。監視クライアント1、4、11の1つまたは複数
は任意選択では、患者2に対する下流側圧力の急激が上昇および/または低下に応じて、
流体の送達を停止するために、注入ポンプ7、シリンジ・ポンプ126、および/または
マイクロインフュージョン・ポンプ130の1つまたは複数に指示を送信することができ
る。
いくつかの実施形態では、図7に示すような、またはここで記載されたような、番号が
付けられたまたは番号が付けられていない、各アイテム、コンポーネント、デバイス、患
者介護デバイス、ドック、および演算デバイスは任意選択である。例えば、いくつかの実
施形態では、監視クライアント1は任意選択であり、監視サーバ3は任意選択であり、設
備サービス8は任意選択であり、各サービス19、20、21、22、23、24は任意
選択であり、クラウド・サーバ25は任意選択であり、他の監視クライアント4はそれぞ
れ任意選択であり、オンライン薬物データベース9は任意選択であり、薬物有害事象ネッ
トワークは任意選択であり、患者のパーソナルEHR19’は任意選択であり、および/
または治療結果データベース10は任意選択である。それに加えて、または代替として、
いくつかの実施形態では、各患者介護デバイス7、14、15、16、17、35、12
6、128、130、148は任意選択である。同様に、システム・モニタ131、リス
ト・バンド118、RFID116、バーコード114、スキャナ120、ディスプレイ
134、および/またはAC電源はそれぞれ、本開示のいくつかの実施形態では任意選択
である。
それに加えて、いくつかの実施形態では、図7に示すような、またはここで記載された
ような、番号が付けられたまたは番号が付けられていない、いくつかのアイテム、コンポ
ーネント、デバイス、患者介護デバイス、ドック、および演算デバイスが、唯一のアイテ
ム、コンポーネント、デバイス、患者介護デバイス、ドックまたは演算デバイスとして示
されているが、多数のアイテム、コンポーネント、デバイス、患者介護デバイス、ドック
および演算デバイスが考えられる。例えば、単一の注入ポンプ7が図7に示されているが
、いくつかの実施形態では、2つの注入ポンプ7を使用することができる、多数の注入ポ
ンプ7を使用することができる、またはあらゆる任意の数の注入ポンプ7を使用すること
ができる。それに加えて、または代替として、いくつかの実施形態では、一体型ドック7
02を使用することができる。
それに加えて、または代替として、特定の患者介護デバイス7、14、15、16、1
7、126、128、130、148が示されているが、特定の患者介護デバイスの他の
組合せ、サブセット、多数のもの、またはその組合せを使用することもできる。例えば、
いくつかの実施形態では、患者介護デバイスのうち注入ポンプ7だけが使用されており、
この特定の実施例では、他の患者介護デバイス14、15、16、17、126、128
、130、148を無効にする、システム使用のために存在または利用可能ではない、電
源を落とす、または図7のシステム700の一部ではないことがある。それに加えて、ま
たは代替として、いくつかの特定の実施形態では、使用される患者介護デバイスだけが一
体型ドック702にドッキング可能である。例えば、ある特定の実施形態では、注入ポン
プ7は一体型ドック702内にドッキングされた唯一のデバイスであり、一体型ドック7
02だけが1つのデバイス、例えば注入ポンプ7を受ける。それに加えて、代替として、
または任意選択では、いくつかの特定の実施形態では、患者介護デバイス7、14、15
、16、17、35、126、128、130、148がドッキング可能である、ドッキ
ングしないで動作することができる、および/またはドッキング可能でなく、独立型患者
介護デバイスとして動作することができる。
図7では、一体型ドック702はいくつかの患者介護デバイスを受けることが可能であ
るように示されているが、他の実施形態では、一体型ドック702は、1つの患者介護デ
バイス、複数の患者介護デバイス、またはあらゆる任意の数の患者介護デバイスを受ける
ことができる。また、ドックの区画が使用されていないことがあり、例えば、図7に示す
ように、空の区画170が一体型ドック702内に示されている。それに加えて、一体型
ドック702は1つの一体型監視クライアント1を受けることが可能であるように示され
ているが、他の実施形態では、一体型ドック702は、2つの一体型監視クライアント1
、3つ以上の一体型監視クライアント1、またはあらゆる任意の数の一体型監視クライア
ント1を受けることができる。
図8は、本開示のさらに別の実施形態による、ハブ802を有する電子患者介護システ
ム800のブロック図である。任意選択では、いくつかの実施形態では、ハブ802は、
監視クライアント・ドック102とデバイス・ドック804、806の間に通信インター
フェースを提供する。さらに追加の実施形態では、ハブ802は、監視クライアント1、
他の監視クライアント4、および/または遠隔コミュニケータ11なしで、患者介護デバ
イスを制御する。例えば、ハブ802は、監視サーバ3、設備サービス8、ナース・ステ
ーション5、薬局6、クラウド・サーバ25、オンライン薬物データベースまたは薬物有
害事象ネットワーク9、患者のパーソナルEHR19’、および/または治療結果データ
ベース10と通信することができる。ハブ802は、そこに接続された全てのデバイス(
例えば、患者介護デバイス、監視クライアント、遠隔コミュニケータなど)がハブ802
のクロックを使用する、リアルタイム・デバイスがハブ802のクロックを使用する、ま
たはタイム・クリティカル・デバイスがハブ802のクロックを使用するように、クロッ
クを提供することができる。
いくつかの実施形態では、GPSおよび/または測距モジュール(例えば、超音波測距
モジュール)を、注入ポンプ830、監視クライアント1、ハブ802、介護人、および
/または患者上に設置することができる。所定の設定は、注入ポンプ830、監視クライ
アント1、ハブ802、介護人、および/または患者の所定のグループが、この特定の実
施形態では、治療を開始する前に、および/または注入ポンプ830、ハブ802、およ
び/または監視クライアント1の1つを構成する前に、互いに対して所定の距離にしなけ
ればならない必要がある可能性がある。
いくつかの実施形態では、ハブ802は、監視クライアント1、および/または遠隔コ
ミュニケータ11の上にGUI、ウィンドウ、データなどを表示するために、アプリケー
ション・プログラミング・インターフェース(API)を含む。APIは、セキュアなデ
ータ・クラスを含むことができる。さらに追加の実施形態では、ドック102、804、
および/または806は、監視クライアント1、または遠隔コミュニケータ11の上にG
UI、ウィンドウ、データなどを表示するために、APIを含む。さらに追加の実施形態
では、ドック102、804、または806、またはハブ802は、患者介護デバイス8
30、810、および/または814の上にGUI、ウィンドウ、データなどを表示する
ために、APIを含む。
いくつかの実施形態では、ハブ802および/またはドック102、804、および/
または806は、関連付けられた患者介護デバイス(そこにペアリングされたデバイス、
ハブ802および/またはドック102、804、および/または806に差し込まれた
またはドッキングされたデバイス)のタイプに基づいて、そこに関連付けられた患者介護
デバイスのタイプを識別し、構成データをロードすることができる。
いくつかの実施形態では、ハブ802および/またはドック102、804、および/
または806は、そこに関連付けられた患者介護デバイスのタイプを識別し、html、
CSS、JavaScriptなどを使用してUIを構成することができる。いくつかの
実施形態では、ハブ802および/またはドック102、804、および/または806
は、分散型UIシステムを有することができる。
本明細書に記載したユーザ・インターフェースは、リクエスト動作フレームワークを利
用することができる。
任意選択では、いくつかの特定の実施形態では、ハブ802は、監視クライアント1と
通信するためのセーフティ・クリティカル回路およびソフトウェアの全てを含む。例えば
、この特定の実施形態では、ハブ802は監視クライアント1から治療パラメータを受信
し、ハブ802は、例えば、監視クライアント1上のどこかで行なわれるあらゆる安全性
チェックとは別に、治療パラメータが患者2にとって安全であることを保証する。さらに
追加の特定の実施形態では、システム800は、任意選択では、監視クライアント1の完
全なフォールト・トレラントであり、例えば、中で行なわれた独立した安全性チェックが
所定の基準、例えば注入ポンプ7の薬物送達の所定の安全範囲を満たしていない場合に、
監視クライアント1からの指示、リクエスト、またはパラメータを無視する可能性がある
任意選択では、さらに追加の特定の実施形態では、静脈内バッグ170に取り付けられ
たバーコードを、スキャナ120によってスキャンすることができ、(例えば、患者のパ
ーソナルEHR19’から)所定の処方箋をダウンロードする、および/または注入ポン
プ830はドック804にドッキングされている場合にハブ802にアップロードされる
所定の処方箋を含む。その後、この特定の実施形態では、また任意選択では、ハブ802
は患者2内への静脈内バッグ170の注入を開始し、患者2の安全性を保証するために治
療の進行を監視する。それに加えて、代替として、または任意選択では、この特定の実施
形態では、介護人はハブ802のみを介して図8に示すようにシステム800と相互作用
することができる。任意選択では、いくつかの実施形態では、ハブ802は、治療、状態
、または患者情報を監視クライアント1にアップロードする。例えば、ハブ802は、ユ
ーザによる情報の確認のため、監視クライアント1内への記憶などのために、ユーザに表
示するように、注入ポンプ830から受信した治療情報、または静脈内バッグ170上の
スキャンされたバーコードに対応する患者のパーソナルEHR19’から受信した治療情
報を監視クライアント1にアップロードすることができる。
いくつかの実施形態では、デバイス・ドック804は、注入ポンプ830、810、お
よび812を受ける。いくつかの実施形態では、デバイス・ドック804は、1つの、2
つ以上の、または複数の患者介護デバイスを受ける。デバイス・ドック806は、丸薬デ
ィスペンサ814を受ける。いくつかの実施形態では、デバイス・ドック806は、丸薬
ディスペンサ806などの1つの、2つ以上の、または複数の患者介護デバイスを受ける
。デバイス・ドック804は、無線通信用のアンテナ816を備えており、デバイス・ド
ック806は、無線通信用のアンテナ818を備えている。同様に、ハブ802は、無線
通信用のアンテナ820を備えている。それに加えて、または代替として、デバイス・ド
ック804、ハブ802、および/または監視クライアント1は、有線接続を使用して互
いに通信する。ハブ802、およびドック804、および806はそれぞれ、例えば、U
SBケーブルを使用して、イーサネット・ケーブルを使用して、および/または無線リン
クを介して、互いに通信することができる。任意選択では、ハブ802は、ディスプレイ
822、カメラ824、マイク826、スキャナ120、着脱可能ディスプレイ(図示せ
ず)などの追加の付属品を備えることができる。前に記載したように、ハブ802は、全
ての患者セーフティ・クリティカル機能を提供することができ、監視クライアント1およ
び/または監視クライアント・ドック102とは独立して動作することができる。
任意選択では、指示またはリクエストを患者介護デバイス14、15、16、17、3
5、830、810、812、814、830、148に送信するために、例えばボーラ
ス量、注入流量、合計送達用流体、薬物送達の開始時間、薬物送達の停止時間、または送
達流量プロファイルを注入ポンプ830、810、812の1つまたは複数に送信するた
めに、監視クライアント1、他の監視クライアント4、および/または遠隔コミュニケー
タ11を使用することができる。いくつかの実施形態では、例えば、丸薬を分配するため
の丸薬分配指示、丸薬タイプ、丸薬分配スケジュール、および/または最大丸薬分配基準
などの、指示またはリクエストを丸薬ディスペンサ814に送信するために、監視クライ
アント1、4、11の1つまたは複数を使用することができる。最大丸薬分配基準は、所
定の時間間隔内で送達することができる薬剤の最大量であり、例えば、特定の薬剤が必要
に応じて(すなわち、必要になったら)摂取されるが、過剰に摂取される場合には薬剤は
安全でない可能性があり、最大丸薬分配基準は、薬剤が患者によって安全でないレベルで
、例えば所定の時間間隔の間に所定の量で摂取されるのを防ぐことができる。
任意選択では、患者介護デバイス14、15、16、17、35、830、810、8
12、814、830、148はまた、アラームまたは警報を発するまたは送信するべき
であるかどうか判定する、治療または状態が患者にとって安全であるかどうか判定する、
システム800が適切にまたは所定の境界で作動しているかどうか判定する、および/ま
たは監視クライアント1、他の監視クライアント4および/または遠隔コミュニケータ1
1のディスプレイ上にデータを表示するために、データを監視クライアント1、他の監視
クライアント4、および/または遠隔コミュニケータ11に返信することができる。例え
ば、任意選択では、注入ポンプ830、810、812の1つまたは複数は、上流側圧力
、上流側圧力の変化、患者2に対する下流側圧力、患者2に対する下流側圧力の変化、注
入ライン内の空気の有無、送達された実際のボーラス量、実際の注入流量、送達された実
際の合計流体、薬物送達の実際の開始時間、薬物送達の実際の停止時間、または実際の送
達流量プロファイルを、監視クライアント1、他の監視クライアント4、および/または
遠隔コミュニケータ11の1つまたは複数に(当てはまる場合に)通信することができる
。別の実施形態では、丸薬ディスペンサ814は任意選択では、例えば分配された実際の
丸薬、分配された実際の丸薬タイプ、分配された時の実際の丸薬分配スケジュール、また
は最大丸薬分配基準を超えたかどうかなどのデータを、監視クライアント1、他の監視ク
ライアント4、および/または遠隔コミュニケータ11に返信することができる。
患者介護デバイス14、15、16、17、35、830、810、812、814、
830、148から受信したデータは、アラームおよび/または警報を発するために、あ
らゆる所定の状態に対して分析することができる。例えば、監視クライアント1、4、1
1の1つまたは複数は、患者への配管の過剰な凝固、浸透、閉塞または折れ曲がり、また
は静脈内バッグ170内の他の材料による閉塞の1つの表示である、注入ポンプ830、
810、812の1つまたは複数の下流側圧力の増加を使用することができる。下流側圧
力の急激な増加に応じて、監視クライアント1、4、11の1つまたは複数は、ユーザに
視覚的にまたは聴覚的に警告または警報することができる。それに加えて、または代替と
して、患者2に対する下流側圧力の急激な低下は、配管が針から外れた、および/または
針が患者から今外れていることの表示であり、これに応じて、監視クライアント1、4、
11の1つまたは複数は、ユーザに視覚的にまたは聴覚的に警告または警報することがで
きる。監視クライアント1、4、11の1つまたは複数は任意選択では、患者2に対する
下流側圧力の急激な上昇および/または低下に応じて、流体の送達を停止するために、注
入ポンプ830、810、812の1つまたは複数に指示を送信することができる。
いくつかの実施形態では、図8に示すような、またはここで記載されたような、番号が
付けられたまたは番号が付けられていない、各アイテム、コンポーネント、デバイス、患
者介護デバイス、ドック、および演算デバイスは任意選択である。例えば、いくつかの実
施形態では、監視クライアント1は任意選択であり、監視サーバ3は任意選択であり、設
備サービス8は任意選択であり、各サービス19、20、21、22、23、24は任意
選択であり、クラウド・サーバ25は任意選択であり、他の監視クライアント4はそれぞ
れ任意選択であり、オンライン薬物データベース9は任意選択であり、薬物有害事象ネッ
トワークは任意選択であり、患者のパーソナルEHR19’は任意選択であり、および/
または治療結果データベース10は任意選択である。それに加えて、または代替として、
いくつかの実施形態では、各患者介護デバイス830、810、812は任意選択である
。同様に、システム・モニタ131、リスト・バンド118、RFID116、バーコー
ド114、スキャナ120、ディスプレイ808、および/またはAC電源はそれぞれ、
本開示のいくつかの実施形態では任意選択である。
それに加えて、いくつかの実施形態では、図8に示すような、またはここで記載された
ような、番号が付けられたまたは番号が付けられていない、いくつかのアイテム、コンポ
ーネント、デバイス、患者介護デバイス、ドック、および演算デバイスが、唯一のアイテ
ム、コンポーネント、デバイス、患者介護デバイス、ドックまたは演算デバイスとして示
されているが、多数のアイテム、コンポーネント、デバイス、患者介護デバイス、ドック
および演算デバイスが考えられる。例えば、単一の丸薬ディスペンサ814が図8に示さ
れているが、いくつかの実施形態では、2つの丸薬ディスペンサ814を使用することが
できる、多数の丸薬ディスペンサ814を使用することができる、またはあらゆる任意の
数の丸薬ディスペンサ814を使用することができる。それに加えて、または代替として
、いくつかの実施形態では、多数のドック804または806、および/または多数の監
視クライアント・ドック102を使用することができる。
それに加えて、または代替として、特定の患者介護デバイス830、810、812が
示されているが、特定の患者介護デバイスの他の組合せ、サブセット、多数のもの、また
はその組合せを使用することもできる。例えば、いくつかの実施形態では、患者介護デバ
イスのうち注入ポンプ830だけが使用されており、この特定の実施例では、他の患者介
護デバイス810、812、814を無効にする、システム使用のために存在または利用
可能ではない、電源を落とす、または図8のシステム800の一部ではないことがある。
それに加えて、または代替として、いくつかの特定の実施形態では、使用される患者介護
デバイスだけがドック804または806にドッキング可能である。例えば、特定の一実
施形態では、注入ポンプ830が、ドック804内にドッキングされた唯一のデバイスで
あり、ドック804だけが1つのデバイス、例えば注入ポンプ830を受ける。
図8では、ドック804はいくつかの患者介護デバイスを受けることが可能であるよう
に示されているが、他の実施形態では、デバイス・ドック804は、1つの患者介護デバ
イス、複数の患者介護デバイス、またはあらゆる任意の数の患者介護デバイスを受けるこ
とができる。また、ドックの区画が使用されていないことがある(図8には図示せず)。
それに加えて、監視クライアント・ドック102は1つの監視クライアント1を受けるこ
とが可能であるように示されているが、他の実施形態では、監視クライアント・ドック1
02は、2つの監視クライアント1、3つ以上の監視クライアント1、またはあらゆる任
意の数の監視クライアント1を受けることができる。それに加えて、代替として、または
任意選択では、いくつかの特定の実施形態では、患者介護デバイス14、15、16、1
7、35、830、810、812、814がドッキング可能である、ドッキングしない
で動作することができる、および/またはドッキング可能でなく、独立型患者介護デバイ
スとして動作することができる。
図8のシステム800は、それとの通信を維持するためのあらゆる知られている通信方
法を使用することができる。例えば、いくつかの実施形態では、あらゆる通信のスケジュ
ールを使用することができ、放送、エニーキャスト、マルチキャストまたはユニキャスト
を使用することができ、ルーティング・アルゴリズムを使用することができ、距離ベクト
ル・ルーティング・プロトコルを使用することができ、リンク状態ルーティング・プロト
コルを使用することができ、最適化リンク状態ルーティング・プロトコルを使用すること
ができ、パス・ベクトル・プロトコルを使用することができ、所定の代替通信パスでの静
的ルーティングを使用することができ、および/または適応ネットワークを使用すること
ができる。例えば、本開示のいくつかの実施形態では、体重を各通信パスに割り当てるこ
とができ、Dijkstraのアルゴリズムを使用して監視クライアント1またはハブ8
02と1つまたは複数の患者介護デバイス(例えば、患者介護デバイス830、810、
812、および814)の間を通信することができ、あらゆる知られている方法で体重を
決定することができ、帯域幅、信号品質、ビット誤り率の関数として含むことは、利用可
能なデータ・スループットまたは待ち時間、および/またはその他に対して直線的である
可能性がある。
本開示の実施形態では、設備サービス8および/または薬物有害事象ネットワーク9は
また、誤薬低減システム(DERS)を備えることができる。DERSシステムは、ソフ
ト・アラームをトリガするための第1のセットの所定の基準、および/またはハード・ア
ラームをトリガするための第2のセットの所定の基準を含むことができる。ソフト・アラ
ームは、ハード・アラームの原因が取り除かれるまでハード・アラームが治療を中断させ
ながら、注入ポンプ830のユーザ・インターフェース、ハブ802のユーザ・インター
フェース808および/または監視クライアント1のユーザ・インターフェースを使用し
て介護人によって無効にする(例えば、止める)ことができる(また、可聴および/また
は振動アラームのみであってもよい)。
本開示のさらに追加の実施形態では、DERSシステムは、ソフト・リミットを規定す
る第1のセットの所定の基準、および/またはハード・リミットを規定する第2のセット
の所定の基準を含むことができる。ハードおよびソフト・リミットは、寸法、体重、年齢
、他の患者パラメータ、または他の基準に基づいて、薬物投与量などの治療リミットを規
定する。ソフト・リミットは、設定がハード・リミットを規定する第2のセットの所定の
基準に合うように変更されるまで、ハード・リミットは治療が開始するのを防ぎながら、
治療が第1のセットの所定の基準外であるにも関わらず、治療を開始するために、注入ポ
ンプ830のユーザ・インターフェース、監視クライアント1のユーザ・インターフェー
ス、および/またはハブ802のユーザ・インターフェース808を使用して介護人によ
って無効にすることができる。
いくつかの実施形態では、患者介護デバイス830、810、812、814、14、
15、16、17、35および/または148、監視クライアント1、遠隔コミュニケー
タ11、およびドック102および/または804、および/またはハブ802は、例え
ばAPIを介して、セキュアなデータ・クラスを含むことができる。
再び図面を参照すると、図9は、本開示のさらに別の実施形態による、積み重ね可能な
監視クライアント902、積み重ね可能な注入ポンプ904、積み重ね可能なシリンジ・
ポンプ906、および別の積み重ね可能な患者介護デバイス908を有する電子患者介護
システム900のブロック図を示している。積み重ね可能なデバイス902〜908は、
バックプレーンおよび/またはバスを使用して通信することができる(いくつかの実施形
態では、積み重ね可能なデバイス902〜908は通信モジュールを介して通信する)。
任意選択では、指示またはリクエストを患者介護デバイス14、15、16、17、3
5、128、904、906、908、148に送信するために、例えばボーラス量、注
入流量、合計送達用流体、薬物送達の開始時間、薬物送達の停止時間、または送達流量プ
ロファイルを積み重ね可能な注入ポンプ904、積み重ね可能なシリンジ・ポンプ906
、および/または他の積み重ね可能な患者介護デバイス908に送信するために、監視ク
ライアント902、他の監視クライアント4、および/または遠隔コミュニケータ11を
使用することができる。いくつかの実施形態では、例えば、丸薬を分配するための丸薬分
配指示、丸薬タイプ、丸薬分配スケジュール、および/または最大丸薬分配基準などの、
指示またはリクエストを丸薬ディスペンサ128に送信するために、監視クライアント9
02、4、11の1つまたは複数を使用することができる。最大丸薬分配基準は、所定の
時間間隔内で送達することができる薬剤の最大量であり、例えば、特定の薬剤が必要に応
じて(すなわち、必要になったら)摂取されるが、過剰に摂取される場合には薬剤は安全
でない可能性があり、最大丸薬分配基準は、薬剤が患者によって安全でないレベルで、例
えば所定の時間間隔の間に所定の量で摂取されるのを防ぐことができる。
任意選択では、患者介護デバイス14、15、16、17、35、128、904、9
06、908、148はまた、アラームまたは警報を発するまたは送信するべきであるか
どうか判定する、治療または状態が患者にとって安全であるかどうか判定する、システム
900が適切にまたは所定の境界で作動しているかどうか判定する、および/または監視
クライアント902、他の監視クライアント4および/または遠隔コミュニケータ11の
ディスプレイ上にデータを表示するために、データを監視クライアント902、他の監視
クライアント4、および/または遠隔コミュニケータ11に返信することができる。例え
ば、任意選択では、積み重ね可能な注入ポンプ904、積み重ね可能なシリンジ・ポンプ
906、および/または他の積み重ね可能な患者介護デバイス908は、上流側圧力、上
流側圧力の変化、患者2に対する下流側圧力、患者2に対する下流側圧力の変化、注入ラ
イン内の空気の有無、送達された実際のボーラス量、実際の注入流量、送達された実際の
合計流体、薬物送達の実際の開始時間、薬物送達の実際の停止時間、または実際の送達流
量プロファイルを、監視クライアント902、他の監視クライアント4、および/または
遠隔コミュニケータ11の1つまたは複数に(当てはまる場合に)通信することができる
。別の実施形態では、丸薬ディスペンサ128は任意選択では、例えば分配された実際の
丸薬、分配された実際の丸薬タイプ、分配された時の実際の丸薬分配スケジュール、また
は最大丸薬分配基準を超えたかどうかなどのデータを、積み重ね可能な監視クライアント
902、他の監視クライアント4、および/または遠隔コミュニケータ11に返信するこ
とができる。
患者介護デバイス14、15、16、17、35、128、904、906、908、
148から受信したデータは、アラームおよび/または警報を発するために、あらゆる所
定の状態に対して分析することができる。例えば、監視クライアント902、4、11の
1つまたは複数は、患者への配管の過剰な凝固、浸透、閉塞または折れ曲がり、または静
脈内バッグ170内の他の材料による閉塞の1つの表示である、積み重ね可能な注入ポン
プ904および/または積み重ね可能なシリンジ・ポンプ906の下流側圧力の増加を使
用することができる。下流側圧力の急激な増加に応じて、監視クライアント902、4、
11の1つまたは複数は、ユーザに視覚的にまたは聴覚的に警告または警報することがで
きる。それに加えて、または代替として、患者2に対する下流側圧力の急激な低下は、配
管が針から外れた、および/または針が患者から今外れていることの表示であり、これに
応じて、監視クライアント902、4、11の1つまたは複数は、ユーザに視覚的にまた
は聴覚的に警告または警報することができる。監視クライアント902、4、11の1つ
または複数は任意選択では、患者2に対する下流側圧力の急激な上昇および/または低下
に応じて、流体の送達を停止するために、積み重ね可能な注入ポンプ904および/また
は積み重ね可能なシリンジ・ポンプ906の1つまたは複数に指示を送信することができ
る。
積み重ね可能な監視クライアント902、積み重ね可能なデバイス908、積み重ね可
能な注入ポンプ904、および積み重ね可能なシリンジ・ポンプ906は、各デバイスの
上部および底部に結合されたコネクタを介して共にデイジー・チェーン接続することがで
きる。例えば、積み重ね可能なシリンジ・ポンプ906を代わりに、監視クライアント9
02の上部に積み重ねることができ、それによって、積み重ね可能なシリンジ・ポンプ9
06の底部コネクタは監視クライアント902の上部のコネクタに電気結合されている。
デイジー・チェーンは、例えば、積み重ね可能な監視クライアント902、積み重ね可
能な患者介護デバイス908、積み重ね可能な注入ポンプ904、および積み重ね可能な
シリンジ・ポンプ906それぞれ内の電気導体を通して作り出すことができ、それによっ
て連続電気接触がこれらのデバイスそれぞれの間に維持される。
それに加えて、または代替として、積み重ね可能なデバイス902、908、904、
906は任意選択では、互いに無線通信を維持することができる。例えば、積み重ね可能
な監視クライアント902は、デイジー・チェーン接続された導体が積み重ね可能なデバ
イス902、908、904、906のうちの1つの積み重ね可能なデバイス内の内部短
絡により電気的に無反応であることを検出することができ、積み重ね可能な監視クライア
ント902は、どのデバイスが故障したのか判定するために各積み重ね可能なデバイス9
08、904、906に問い合わせることができる。決定を行なった後に、積み重ね可能
な監視クライアント902は、故障したデバイスをデイジー・チェーン接続された導体か
ら電気的に係脱させるために、積み重ね可能なデバイス902、908、904、906
のうちの故障したデバイス内で絶縁された切断回路と無線通信することができる。それに
加えて、または代替として、積み重ね可能なデバイス902、908、904、906の
1つまたは複数は、積み重ね可能なデバイス902、908、904、906の1つが故
障している、および/または積み重ね可能なデバイス902、908、904、906の
1つがデイジー・チェーン接続された有線通信リンクを介してではなくむしろ無線で通信
することを警告する、警報を送信する、および/またはメッセージを表示することができ
る。
それに加えて、または代替として、積み重ね可能な監視クライアント902、積み重ね
可能なデバイス908、積み重ね可能な注入ポンプ904、および積み重ね可能なシリン
ジ・ポンプ906はそれぞれ、デイジー・チェーン内でその下または上でそれぞれのデバ
イスに情報を中継または再伝達することができる。例えば、積み重ね可能な注入ポンプ9
04は、内部メモリ内のデータをバッファリングし、積み重ね可能な患者介護デバイス9
08が追加のデータを受信する準備ができていることを示す信号を積み重ね可能な患者介
護デバイス908から受信した場合に情報を通信することによって、積み重ね可能なシリ
ンジ・ポンプ906から受信したデータを全て通信することができる。いくつかの実施形
態では、図8に示すような、またはここで記載されたような、番号が付けられたまたは番
号が付けられていない、各アイテム、コンポーネント、デバイス、患者介護デバイス、ド
ック、および演算デバイスは任意選択である。例えば、いくつかの実施形態では、監視ク
ライアント1は任意選択であり、監視サーバ3は任意選択であり、設備サービス8は任意
選択であり、各サービス19、20、21、22、23、24は任意選択であり、クラウ
ド・サーバ25は任意選択であり、他の監視クライアント4はそれぞれ任意選択であり、
オンライン薬物データベース9は任意選択であり、薬物有害事象ネットワークは任意選択
であり、患者のパーソナルEHR19’は任意選択であり、および/または治療結果デー
タベース10は任意選択である。それに加えて、または代替として、いくつかの実施形態
では、各患者介護デバイス830、810、812は任意選択である。同様に、システム
・モニタ131、リスト・バンド118、RFID116、バーコード114、スキャナ
120、ディスプレイ808、および/またはAC電源はそれぞれ、本開示のいくつかの
実施形態では任意選択である。
それに加えて、いくつかの実施形態では、図9に示すような、またはここで記載された
ような、番号が付けられたまたは番号が付けられていない、いくつかのアイテム、コンポ
ーネント、デバイス、患者介護デバイス、および演算デバイスが、唯一のアイテム、コン
ポーネント、デバイス、患者介護デバイス、または演算デバイスとして示されているが、
多数のアイテム、コンポーネント、デバイス、患者介護デバイス、および演算デバイスが
考えられる。例えば、単一の丸薬ディスペンサ128が図9に示されているが、いくつか
の実施形態では、2つの丸薬ディスペンサ128を使用することができる、多数の丸薬デ
ィスペンサ128を使用することができる、またはあらゆる任意の数の丸薬ディスペンサ
128を使用することができる。
それに加えて、または代替として、特定の患者介護デバイス904、906、908が
示されているが、特定の患者介護デバイスの他の組合せ、サブセット、多数のもの、また
はその組合せを使用することもできる。例えば、いくつかの実施形態では、患者介護デバ
イスのうち積み重ね可能な注入ポンプ904だけが使用されており、この特定の実施例で
は、他の患者デバイス906、908を無効にする、システム使用のために存在または利
用可能ではない、電源を落とす、または図9のシステム900の一部ではないことがある
。それに加えて、または代替として、いくつかの特定の実施形態では、使用される患者介
護デバイスだけが積み重ねられる。例えば、特定の一実施形態では、注入ポンプ904が
、積み重ねられた唯一のデバイスである。それに加えて、または代替として、積み重ねら
れていない患者介護デバイス、例えば患者介護デバイス904、906、および/または
908は、独立型デバイスとして動作している場合に動作し続けることができる。それに
加えて、代替として、または任意選択では、いくつかの特定の実施形態では、患者介護デ
バイス14、15、16、17、35、904、906、908、128、148がドッ
キング可能である、ドッキングしないで動作することができる、および/またはドッキン
グ可能でなく、独立型患者介護デバイスとして動作することができる。
図9では、スタックはいくつかの患者介護デバイスを積み重ねることが可能であるよう
に示されているが、他の実施形態では、スタックは1つの患者介護デバイス、複数の患者
介護デバイス、またはあらゆる任意の数の患者介護デバイスを受けることができる。それ
に加えて、スタックは1つの監視クライアント902を受けることが可能であるように示
されているが、他の実施形態では、2つの積み重ね可能な監視クライアント902、3つ
以上の積み重ね可能な監視クライアント902、またはあらゆる任意の数の積み重ね可能
な監視クライアント902が、システム900内で積み重ねられる。
図9のシステム900は、それとの通信を維持するためのあらゆる知られている通信方
法を使用することができる。例えば、いくつかの実施形態では、あらゆる通信のスケジュ
ールを使用することができ、放送、エニーキャスト、マルチキャストまたはユニキャスト
を使用することができ、ルーティング・アルゴリズムを使用することができ、距離ベクト
ル・ルーティング・プロトコルを使用することができ、リンク状態ルーティング・プロト
コルを使用することができ、最適化リンク状態ルーティング・プロトコルを使用すること
ができ、パス・ベクトル・プロトコルを使用することができ、所定の代替通信パスでの静
的ルーティングを使用することができ、および/または適応ネットワークを使用すること
ができる。例えば、本開示のいくつかの実施形態では、体重を各通信パスに割り当てるこ
とができ、Dijkstraのアルゴリズムを使用して監視クライアント902と1つま
たは複数の患者介護デバイス(例えば、患者介護デバイス904、906、908)の間
を通信することができ、あらゆる知られている方法で体重を決定することができ、帯域幅
、信号品質、ビット誤り率の関数として含むことは、利用可能なデータ・スループットま
たは待ち時間、および/またはその他に対して直線的である可能性がある。
図1、3、5、7、8および9を参照すると、様々な更新テクノロジーおよび/または
技術を利用して、ハブ、ドック、デバイス、インスリン・ポンプ、注入ポンプ、および/
または患者介護デバイスを更新することができる。例えば、患者介護デバイスは、例えば
いくつかの実施形態では、RS232フォーマット・データを例えばI2Cフォーマット
・データに変換するバス変換器により、演算デバイス(いくつかの実施形態では、パーソ
ナル・コンピュータ、またはパーソナル・コンピュータと同様の方法で使用することがで
きるあらゆるデバイス、例えばこれに限らないがタブレットであってもよい)に結合する
ことができる。ハブ、ドック、デバイス、インスリン・ポンプ、注入ポンプ、および/ま
たは患者介護デバイス内のプロセッサは、いくつかの実施形態では、例えば、スパーバイ
ザ・プロセッサおよび/またはコマンド・プロセッサによってフラッシュ・メモリ内にソ
フトウェアをダウンロードすることを制御または組織化するために、更新プログラムを実
行することができる。いくつかの実施形態では、演算デバイスは、ハブ、ドック、デバイ
ス、インスリン・ポンプ、注入ポンプ、および/または患者介護デバイスのフラッシュ・
メモリ内にソフトウェアをダウンロードすることを組織化することができる。演算デバイ
スによって得られるソフトウェア更新は、スパーバイザ・プロセッサおよび/またはコマ
ンド・プロセッサによってアクセス可能なフラッシュ・メモリ(図示せず)内に送ること
ができる。上記ソフトウェア更新は、いくつかの実施形態では、スクリプト・プロセスに
よって自動的に呼び出すことができるコマンド・ライン・プログラムであってもよい。
いくつかの実施形態では、ハブ、ドック、デバイス、インスリン・ポンプ、注入ポンプ
、および/または患者介護デバイスは、これに限らないが、ウェブをベースとするセキュ
ア・ポータルを通して、および/または電子メールを通して、および/または無線通信プ
ロトコルにより、これに限らないが、アプリケーションをダウンロードする、ソフトウェ
ア更新をダウンロードする、情報をアップロードする、および/または情報を様々な機械
に送信する能力を含むことができるウェブ接続遠隔インターフェースの能力であってもよ
い、またはこれを有することができる。したがって、様々な実施形態では、遠隔インター
フェース・アプリケーションは、あらゆる機能デバイス上で実行することができ、いわゆ
る専用デバイスに限るものではない。さらに、いくつかの実施形態では、遠隔インターフ
ェースは、これに限らないが、ハブ、ドック、デバイス、インスリン・ポンプ、注入ポン
プ、患者介護デバイス、ブルートゥースまたは他の通信デバイス、患者介護デバイス、お
よび/またはあらゆる他のデバイスの1つまたは複数を含むことができる1つまたは複数
のデバイスと、例えば無線周波数(RF)通信を使用して、通信することが、ブルートゥ
ースで可能にすることができる、あるいは他の方法で可能にすることができる。
いくつかの実施形態では、充電ステーションは、USBプラグを備えることができる遠
隔インターフェースに対する、ハブ、ドック、デバイス、インスリン・ポンプ、注入ポン
プ、および/または患者介護デバイスの充電領域を含むことができる。いくつかの実施形
態では、充電ステーションはUSBポートを含むことができ、いくつかの実施形態では、
ミニUSBポートを含むことができ、いくつかの実施形態では、USBを通してハブ、ド
ック、デバイス、インスリン・ポンプ、注入ポンプ、患者介護デバイス、および/または
遠隔インターフェースを充電するために電力を受けるための充電ステーションを可能にす
ることができる。それに加えて、および/または代替では、USBポートは、コンピュー
タまたは他のデバイス、および/またはコンピュータ・タイプ装置への接続によって、遠
隔インターフェース、および/またはハブ、ドック、デバイス、インスリン・ポンプ、注
入ポンプ、および/または患者介護デバイスへの/そこからのデータ転送のために構成す
ることができる。USBポートを含む実施形態では、遠隔インターフェースが充電されて
いる間に、システムは、パーソナル・コンピュータおよび/またはウェブ・ポータルを呼
び出して、更新ソフトウェアをチェックすることができ、利用可能な更新ソフトウェアが
ある場合、例えばUSB接続を介してソフトウェア更新をダウンロードすることができる
。これらの更新はその後、ペアリングの際に、ハブ、ドック、デバイス、インスリン・ポ
ンプ、注入ポンプ、および/または患者介護デバイスに転送することができる。
したがって、ユーザは、ハブ、ドック、デバイス、インスリン・ポンプ、注入ポンプ、
および/または患者介護デバイスの遠隔インターフェースをパーソナル・コンピュータに
接続することができる、および/または、いくつかの実施形態では、データを遠隔インタ
ーフェースからウェブ・ポータルなどにアップロードすることができる。いくつかの実施
形態では、これは遠隔インターフェースの充電/再充電に加えて、パーソナル・コンピュ
ータ、1908および/またはウェブ・ポータルからのデータを同期する、および/また
はアップロード/ダウンロードすることができる、パーソナル・コンピュータへのUSB
接続を使用して、いくつかの実施形態で行なうことができる遠隔インターフェースの「再
充電」中に達成することができる。この時、システムは、デバイスの1つまたは複数、お
よび/または遠隔インターフェースに対するソフトウェア更新が利用可能であるか判定す
ることができる。ユーザは「更新ダウンロード」を選択することができ、これらは、また
充電の時、および/または遠隔インターフェースが直接または間接的のいずれかでパーソ
ナル・コンピュータ、および/または特にシステムに指定されたウェブ・ポータルに接続
されているいつでも、ハブ、ドック、デバイス、インスリン・ポンプ、注入ポンプ、およ
び/または患者介護デバイスの遠隔インターフェースにダウンロードすることができる。
上に論じたように、遠隔インターフェースは、様々なデバイスと通信することが可能であ
る。したがって、ソフトウェア更新は、遠隔インターフェースのあらゆる1つまたは複数
のデバイスに通信することができる。これに限らないが、デバイスの全てからのデータ/
情報をアップロードする、および/またはパーソナル・コンピュータから、および/また
はインターネット/ウェブ・ポータルからデバイスのいずれかに更新および/またはアプ
リケーションをダウンロードする両方のために、遠隔インターフェースをパーソナル・コ
ンピュータ/ウェブ・ポータルに接続させるだけであることを含む多くの利点を有する。
これは、これに限らないが、1つの接続から全てのデバイスを効率的および容易に更新す
るための能力、および/または1つの位置で全てのデバイスからのデータの全てを見るた
めの能力、および/または遠隔インターフェースを介してデバイスのいずれかにパーソナ
ル・コンピュータ/ウェブ・ポータルから情報および/または設定をダウンロードするた
めの能力を含む、多くの理由で望ましい可能性がある。
したがって、いくつかの実施形態では、パーソナル・コンピュータ/ウェブ・ポータル
が、これに限らないが、遠隔インターフェースを含む全てのデバイスからの情報全てを含
むので、いつでも、新しい「遠隔インターフェース」をシステムに導入することができる
。これは、新しい遠隔インターフェースをパーソナル・コンピュータ/ウェブ・ポータル
に接続し、システムに関する全ての情報を遠隔インターフェースにダウンロードすること
によって達成することができる。いくつかの実施形態では、これは最初に、古い遠隔イン
ターフェースを「認証デバイス」から取り除く必要があるが、他の実施形態では、システ
ムはユーザからの許可によって追加の遠隔インターフェースを「許可」することができる
。したがって、システムは、デバイスに通信することが可能である、および/またはパー
ソナル・コンピュータおよび/またはウェブ・ポータルを接続することが可能であるあら
ゆるインターネット接続および/または遠隔インターフェースに全ての情報およびアプリ
ケーションをダウンロードするための能力を含む。
また、これにより、遠隔インターフェースが、あらゆるアプリケーションをインターネ
ットからシステム内のあらゆるデバイスにダウンロードすることが可能になる。したがっ
て、システムの様々な実施形態では、ユーザは、(パーソナル・コンピュータおよび/ま
たはウェブ・ポータルに無線通信および接続する能力などのいくつかのパラメータを含む
)あらゆる装置を、様々なデバイス、例えば注入ポンプを制御する、および/またはCG
Mセンサ/送受信機、および/または他の検体センサ、および/またはハブ、ドック、デ
バイス、インスリン・ポンプ、注入ポンプ、および/または患者介護デバイスなどの他の
デバイスからデータを受信する、および/またはこれらを制御することができるデバイス
に変えることができる。いくつかの実施形態では、遠隔インターフェースおよび/または
遠隔インターフェース上の1つまたは複数のアプリケーションは、パスワードまたはその
他で保護することができ、1つまたは複数のデバイスとペアリングされている、例えば、
注入ポンプおよび/またはCGMセンサおよび/または1つまたは複数の他のデバイスと
ペアリングされている。
いくつかの実施形態では、これに限らないが、パスワード保護することができるインタ
ーネット・サイト(ウェブ・ポータル)にデータをアップロードすることを含む、遠隔イ
ンターフェース上の情報は、アップロードする、および/または別のデバイスおよび/ま
たはコンピュータおよび/または機械と同期することができる。したがって、ユーザは、
あらゆるデバイスから情報にアクセスすることができる、および/または情報をあらゆる
デバイス特定アプリケーションを含むあらゆるデバイスにダウンロードすることができ、
したがって、これに限らないが、履歴、好ましい設定などの情報を含む、ユーザ情報をあ
らゆるデバイスにダウンロードすることができる。
図10は、本開示の実施形態による、監視サーバに患者介護デバイスの患者介護パラメ
ータを通信するための方法600のフローチャート図である。方法600は、動作602
〜608を含む。方法600の患者介護デバイスは任意選択では、本明細書に開示された
あらゆる患者介護デバイス、例えば、図1、3、5、または7の患者介護デバイス7、1
4、15、16、17、35、126、128、130、148、図8の患者介護デバイ
ス14、15、16、17、830、810、812、814、図9の患者介護デバイス
14、15、16、17、904、906、908、または本明細書に開示された他の患
者介護デバイスであってもよい。
動作602は、患者介護デバイスと監視サーバの間の通信リンクを確立する。動作60
4は、患者介護パラメータを監視サーバに、例えばローカル・エリア・ネットワークおよ
び/またはインターネット上で、WiFiを通して、監視クライアント、1つまたは複数
のハブ、またはドックなどを通して通信する。動作606は、患者介護パラメータを非識
別化する。動作606は、例えば図1、3、5、7、8および/または9の監視サーバ3
内で、自動的におよび電子的に行なうことができる。例えば、患者の名前を取り除き、監
視サーバ内の患者の識別情報を決定するために使用することができないランダムなシリア
ル番号または他の標識と交換することができる。動作608は、非識別化された患者介護
パラメータを、データベース内、例えばSQLデータベース、関係データベース、連想デ
ータベース、クラウド・サーバなどの監視サーバ内に記憶する。
図11は、本開示の実施形態による、監視サーバ内で患者介護デバイスから決定される
ような多数の患者から患者介護パラメータを集めるための方法701のフローチャート図
である。方法701は、動作703〜713を含む。いくつかの実施形態では、動作70
3〜713は全て任意選択である。患者介護デバイスは、本明細書に開示されたあらゆる
患者介護デバイス、例えば、図1、3、5、または7の患者介護デバイス7、14、15
、16、17、35、126、128、130、148、図8の患者介護デバイス14、
15、16、17、830、810、812、814、図9の患者介護デバイス14、1
5、16、17、904、906、908、または本明細書に開示された他の患者介護デ
バイスであってもよい。
動作703は、監視サーバ、例えば図1、3、5、7、8、または9の監視サーバ3と
複数の患者に関連付けられた複数の患者介護デバイスの間に通信リンクを確立する。任意
選択では、多数の患者介護デバイスは単一の患者に関連付けることができる、および/ま
たは多数の患者介護デバイスは異なるそれぞれの患者に関連付けることができる。
動作705は、複数の患者介護パラメータを複数の患者介護デバイスから監視サーバに
通信する。動作707は患者介護パラメータを非識別化し、動作709は、これらの患者
介護パラメータを、監視サーバ内、例えばSQLデータベース、関係データベース、連想
データベースなどのデータベース内に記憶する。動作707は、自動的におよび/または
電子的に行なうことができる。動作711は、複数の患者のうちの患者のサブセットを治
療する。例えば、高血圧の患者は、血圧を下げるように指定された薬剤で治療することが
できる。動作713は、治療の有効性を判定するために、複数の患者に関連付けられた複
数の患者介護パラメータのサブセットを分析する。例えば、動作711の血圧薬剤を受け
た全ての患者は、治療が1人または複数人の患者に対して効果的であるか判定するために
、所定の時間、例えば6か月後の血圧読取りと比較した血圧を有することができる。
図12は、本開示の実施形態による、患者介護デバイスの動作が中断された場合の患者
介護デバイスの回復の方法801のフローチャート図である。例えば、患者介護デバイス
がドックから抜かれ、電力が遮断され、ハードウェアまたはソフトウェア障害が患者介護
デバイス内の1つまたは複数のプロセッサまたは他の回路を一時的に無効にするなどの可
能性がある。それに加えて、または代替としては、患者介護デバイス上の1つまたは複数
のプロセッサは、患者介護デバイスがホットスワップ可能であるように、方法801を実
施することができる。
方法801は、動作803〜823を含む。各動作803〜823は、いくつかの実施
形態では、任意選択である。動作803は、患者介護デバイスに関連付けられた1つまた
は複数の患者介護パラメータを受信する。方法801の患者介護デバイスは、本明細書で
開示されたあらゆる患者介護デバイスであってもよく、例えば、図1、3、5、または7
の患者介護デバイス7、14、15、16、17、35、126、128、130、14
8、図8の患者介護デバイス14、15、16、17、830、810、812、814
、または図9の患者介護デバイス14、15、16、17、904、906、908の1
つまたは複数であってもよい。
動作805は、患者介護デバイスの不揮発性メモリ内に1つまたは複数の患者介護パラ
メータを記憶する。患者介護パラメータは、患者治療パラメータまたは患者状態パラメー
タを含む患者介護に関連付けられたあらゆる値であってもよく、例えば、注入ポンプに対
する注入速度は患者治療パラメータである。
動作807は、患者介護デバイス用の1つまたは複数の動作パラメータを受信する。動
作パラメータは、デバイスの動作に関連するなにかであってもよい。例えば、動作パラメ
ータは、注入ポンプのモータの速度の制限、注入ポンプ速度、無線通信上のワット制限、
電池放電速度または速度制限、更新頻度などであってもよい。動作809は、患者介護デ
バイスの不揮発性メモリ内に1つまたは複数の動作パラメータを記憶する。
動作811は、患者介護デバイス用の1つまたは複数の追加の動作パラメータを算出す
る。算出された動作パラメータは、患者介護デバイスを動作するために算出されたあらゆ
るパラメータ、例えば、自動ゲイン制御で使用される適応ゲイン係数を有する比例積分微
分(PID)制御ループのゲイン係数である。動作813は、患者介護デバイスの不揮発
性メモリ内に1つまたは複数の追加の動作パラメータを記憶する。
動作815は、患者介護デバイスの動作が中断されたこと、例えば患者介護デバイスへ
の電力が失われた、患者介護デバイスに故障が起こった、電圧低下CPUリセットが起こ
ったことなどを決定する。動作817は、患者介護デバイスの動作が再開することができ
ると決定する。
動作819は、患者介護デバイスの作動しているメモリ内に1つまたは複数の受信また
は算出された動作パラメータをロードし、動作821は、患者介護デバイスの作動してい
るメモリ内に1つまたは複数の患者介護パラメータをロードする。動作823は、患者介
護デバイスの動作を再開する。
次に図13を参照すると、本開示の実施形態による、ユーザ・インターフェースを有す
る監視クライアントを患者介護デバイスにペアリングするための方法900のフローチャ
ート図が示されている。方法900は、動作902〜912を含む。方法900の監視ク
ライアントは、図1、3、5、7、または8の監視クライアント1または遠隔コミュニケ
ータ11、図9の監視クライアント902、図1、3、5、7、8、または9の遠隔コミ
ュニケータ11、携帯電話、手持ち式コンピュータ、タブレット・コンピュータ、ラップ
トップ・コンピュータ、パーソナル・コンピュータ、携帯情報端末などであってもよい。
方法900は監視クライアントと患者介護デバイスの間のペアリングを記載しているが、
いくつかの実施形態では、方法900を使用して、ハブ(例えば、図8のハブ802)を
患者介護デバイス(例えば、患者介護デバイス830、810、812、および814)
にペアリングする、第1の患者介護デバイス(例えば、図8の患者介護デバイス830)
を第2の患者介護デバイス(例えば、図8の患者介護デバイス814)にペアリングし、
それによって第1の患者介護デバイスのユーザ・インターフェースを第2の患者介護デバ
イスを制御するために使用することができる、および/またはシステム・モニタ(例えば
、図1、3、5、7、8または9のシステム監視131)を患者介護デバイス(例えば、
図1、3、5、および7に示すような患者介護デバイス7、170、126、128、1
48、14、15、16、17または170、または図8の患者介護デバイス830、8
10、812、814、14、15、16、17、または148、および/または図9の
患者介護デバイス904、906、908、14、15、16、17または148)にペ
アリングすることができる。
動作902は、ユーザ・インターフェース(例えば、ディスプレイ、タッチスクリーン
、ディスプレイ、ボタン、ユーザ入力用加速度計など)を有する監視クライアントを患者
介護デバイスの動作距離内に位置決めする。動作904は、患者介護デバイスの識別情報
をユーザ・インターフェース上に表示する。患者介護デバイスは、例えば、シリアル番号
、デバイス・タイプ、または標準またはカスタム発見プロトコルを使用した患者介護デバ
イスのユーザ入力上の視覚的表示によって識別することができる。動作906は、ユーザ
・インターフェースを使用してペアリングするために患者介護デバイスを選択する。例え
ば、動作906内のユーザは、患者介護デバイスの選択を表示するために、監視クライア
ントのタッチスクリーンに触れることができる。
動作908は、患者介護デバイスを監視クライアントにペアリングする。例えば、監視
クライアントへの患者介護デバイスのペアリングは、ブルートゥース、ブルートゥース・
ロー・エネルギー(I.E.E.E.802.15.1)、WiFi、赤外線通信、近距
離通信(NFC ISO 13157)、IR通信、または光学を利用することができる
。本開示を鑑みて明らかなように、ハンドシェイク・シークエンスを利用することもでき
る、または利用しなくてもよい、カスタム・ペアリング・プロトコルを利用することもで
きる。動作910は、患者介護パラメータを患者介護デバイスと監視クライアントの間で
通信し、例えば、それによって患者介護デバイスを監視クライアントによって制御または
監視することができる。
動作912は、任意選択では、追加の患者介護パラメータを別の患者介護デバイスで、
患者介護デバイスを通して動作可能に通信する。動作912では、患者介護デバイスが別
の患者介護デバイスと動作可能に結合されている、または動作可能に通信する場合、患者
介護デバイスはリレーまたはルータとして働くことができ、それによって監視クライアン
トは、別の患者介護デバイスと通信することができる。それに加えて、または代替として
は、患者介護デバイスは、その動作のために別の患者介護デバイスからの情報を使用する
ことができ、例えば、注入ポンプは、流量計によって決定された流量、または温度プロー
ブからの温度を使用することができる、および/または注入ポンプは、流量計から監視ク
ライアントに情報を中継することができる。それに加えて、監視クライアントは任意選択
では、並列または直列のいずれかで、ペアリングされた患者介護デバイスに結合された多
数の患者介護デバイスと通信することができる。それに加えて、または代替としては、本
開示のいくつかの実施形態では、方法900で、監視クライアントは静脈管を使用して患
者介護デバイスと通信する。通信は、静脈管に埋め込まれた、または取り付けられた電気
導体を介して、静脈管内の流体を導電媒体として使用した電気通信を介して、静脈管を通
して進む音波を使用して、または管内の流体を光導波路として光学的に使用することによ
って起こることがある。静脈管を介した通信を使用して、別の通信リンク、例えばブルー
トゥース、ブルートゥース・ロー・エネルギー、WiFiなどを使用して、(例えば、監
視クライアント、ハブ、ドック、患者介護デバイスおよび/または監視クライアント、ハ
ブ、ドック、患者介護デバイスおよび/またはシステム・モニタの1つまたは複数を備え
たシステム・モニタの間で)ペアリングを設定することができる。
本開示のさらに追加の実施形態では、第1のデバイス(例えば、監視クライアント、ハ
ブ、患者介護デバイス、またはシステム・モニタ)から第2のデバイス(例えば、監視ク
ライアント、ハブ、患者介護デバイス、またはシステム・モニタ)とのペアリングは、第
1の通信リンクを使用して構成および/または初期化することができ、それによって、デ
バイスは第2の通信リンクを使用してペアリングされる。例えば、近距離通信またはIR
通信は、例えばブルートゥース、ブルートゥース・ロー・エネルギー、またはWiFiを
使用してデバイス間にペアリングを設定することができる。(例えば、近距離通信または
IR通信を介した)ペアリング設定は、例えば、ブルートゥースを介したペアリングなど
、ペアリングしているデバイスのユーザ確認のリクエストを監視する監視クライアント、
ハブ、患者介護デバイス、および/またはシステム上のリクエストを命令することができ
る。いくつかの実施形態では、患者介護デバイスがハブ、監視クライアント、および/ま
たはドックにペアリングされると、IDおよびソフトウェア・バージョン番号が、ハブ、
監視クライアント、および/またはドックに送信され、サーバ、例えば、監視サーバ3、
ミドルウェア、クラウド・サーバ、または他のサーバを調べて、患者介護デバイス上のソ
フトウェアが最新のものであるかどうか判定し、ソフトウェアが最新のものでない場合、
ハブ、監視クライアント、ドック、または患者介護デバイス自体が(例えば、直接)、更
新ソフトウェアをダウンロードして、患者介護デバイスをプログラムする。患者介護デバ
イスは、ソフトウェアが最新である場合にユーザに通信することができる、および/また
はソフトウェアが最新でない場合に、任意選択で患者介護デバイスを更新するために、タ
ッチスクリーン上のオプションをユーザに与えることができる。ペアリングを設定する通
信リンク(例えば、NFC)、および/またはペアリングを使用する通信リンク(例えば
、ブルートゥース、またはブルートゥース・ロー・エネルギー)は、更新ソフトウェア、
ID、ソフトウェア・バージョン番号を通信し、通知などを提供することができる。例え
ば、ポンプ患者介護デバイスまたはインスリン・ポンプで使用することができる1つのペ
アリングは、(1)2010年3月25日出願、代理人整理番号第I06号、出願番号第
12/731,843号である、Mandro他の「注入ポンプ方法およびシステム(“
INFUSION PUMP METHODS AND SYSTEMS”)」という名
称の特許出願、(2)2009年4月4日出願、代理人整理番号第G98号、出願番号第
12/416,662号である、Bryant他の「注入ポンプを制御する方法およびシ
ステム(“METHODS AND SYSTEMS FOR CONTROLLING
AN INFUSION PUMP”)」という名称の特許出願、および/または(3
)2009年12月31日出願、代理人整理番号第G75号、出願番号第12/347,
985号である、Kamen他の「注入ポンプ・アセンブリ(“INFUSION PU
MP ASSEMBLY”)」という名称の特許出願で見ることができ、3つの文献の内
容は全て本明細書に参照として援用する。
図14は、本開示の実施形態による、患者介護デバイスにペアリングされたウェアラブ
ル・システム・モニタを使用した患者介護デバイスの動作を監視する方法1000のフロ
ーチャート図である。方法1000は、動作1014〜1040を含み、患者介護デバイ
スへの方法1000のウェアラブル・システム・モニタのペアリングを容易にするために
様々なデバイス1002、1004、1006、1008、1100、1112を利用す
ることができる。いくつかの実施形態では、各動作1014〜1040は任意選択である
方法1000のウェアラブル・システム・モニタは、図1、3、5、7、8、および9
のウェアラブル・システム・モニタ131であってもよい。1つまたは複数の患者介護デ
バイスを監視するための方法1000のシステム・モニタのペアリングは、デバイス10
02〜1012のいずれか1つまたは複数を使用して、または本明細書に開示したあらゆ
る十分なデバイスを使用して行なうことができる。例えば、監視デバイス1002のユー
ザ・インターフェース、遠隔コミュニケータ1004のユーザ・インターフェース、通信
デバイス1006のユーザ・インターフェース、患者介護デバイス1008のユーザ・イ
ンターフェース、別の患者介護デバイス1010のユーザ・インターフェース、またはウ
ェアラブル・システム・モニタ1012のユーザ・インターフェースを使用して、方法1
000のウェアラブル・システム・モニタを患者介護デバイスにペアリングさせることが
できる。
方法1000の患者介護デバイスは、図1、3、5、または7の患者介護デバイス7、
14、15、16、17、35、126、128、130、148、図8の患者介護デバ
イス14、15、16、17、830、810、812、814、図9の患者介護デバイ
ス14、15、16、17、904、906、908、または本明細書に開示された他の
患者介護デバイスなどの、本明細書に開示されたあらゆる患者介護デバイスであってもよ
い。
方法1000のシステム・モニタを、図1のシステム100、図3のシステム300、
図5のシステム500、図7のシステム700、図8のシステム800、図9のシステム
900で使用することができる、独立型システムで使用することができる、および/また
は本明細書に開示したデバイスのあらゆる他の十分なシステムまたはグループで使用する
ことができる。
動作1014は、音声認識アルゴリズム、顔認識アルゴリズム、バーコード、RFID
タグ、近距離通信、単純ログイン、セキュアな署名などの1つまたは複数を使用して介護
人(例えば、プロバイダ)を識別する。例えば、動作1040における介護人の識別は、
搭載カメラおよび/またはマイクを使用して、監視クライアント、監視クライアント・ド
ッキング・ステーション、デバイス・ドッキング・ステーション、通信モジュール、他の
ドック、またはハブによって行なうことができる。また、安全性チェックとして、監視ク
ライアント、ハブ、ドック、または患者介護デバイスは、ユーザがフォント破損エラーを
防ぐために表示されたようなフォントで入力することをリクエストすることができる。そ
れに加えて、または代替として、いくつかの実施形態では、1つまたは複数の失敗したロ
グインまたは認証の後に、デバイスがピクチャを撮り、ピクチャを記憶する可能性がある
場合、ピクチャはミドルウェア・サーバに記憶するために伝達されることがある。動作1
016は、デバイス1002〜1012の1つまたは複数において介護人の存在を記録す
る。ログ入力は、デバイス1002〜1012、本明細書に記載された患者介護デバイス
、本明細書に記載された監視クライアント、本明細書に記載されたウェアラブル・システ
ム・モニタ、本明細書に記載された遠隔コミュニケータ、および/または本明細書に記載
されたハブのいずれか1つに記憶させることができる。動作1016のログは、介護人コ
ンプライアンス、診断の目的などのためである可能性がある。例えば、介護人が現れる予
定であるのに現れない場合、動作1016は、スケジュールされた時間に介護人が現れな
かったことを記録することができる。
動作1014の顔認識アルゴリズムは、相対的寸法、形状、眼の位置、鼻、顎、頬骨、
または他の顔の特徴を分析することなどの、あらゆる介護人の顔の特徴を中継することが
できる。動作1014の顔認識アルゴリズムは、3次元顔認識、肌のきめの分析、または
他の顔認識アルゴリズムを使用することができる。それに加えて、または代替として、い
くつかの実施形態では、動作1014の音声認識アルゴリズムは、隠れマルコフモデル、
ダイナミック・タイム・ワーピング・ベースの音声認識、または(1つまたは複数の)他
の音声認識アルゴリズムを使用することができる。
動作1018は、ウェアラブル・ドックからウェアラブル・システム・モニタを取り外
す。例えば、図1のシステム・モニタ131は、患者の腕に着用することができ、それに
よって、時計のリスト・バンドと同様のリスト・バンドで患者に取り付けることができ、
ウェアラブル・システム・モニタの一部は、リスト・バンド、およびウェアラブル・シス
テム・モニタがスナップ嵌合するスナップ嵌めベース部材を備えたドック(本明細書では
「ウェアラブル・ドック」とも呼ぶ)から取り外すことが可能である。ウェアラブル・シ
ステム・モニタがそのドックから取り外されると、動作1020がタイマを開始する。タ
イマおよび関連する動作はそれぞれ、図14の方法1000では任意選択である。
動作1020のタイマは、ウェアラブル・システム・モニタがそのドックの外にある時
間のトラックを維持する。動作1022は、ウェアラブル・システム・モニタをウェアラ
ブル・ドックからドッキングを外した後に、所定量の時間が経過した場合に治療を止める
。例えば、方法1000のウェアラブル・システム・モニタは、ポンプ汲み上げを止める
ために、注入ポンプに信号を送ることができる。ウェアラブル・システム・モニタが再び
ドッキングされると、動作1024は、例えば、所定量の時間が経過した後にウェアラブ
ル・システム・モニタをそのウェアラブル・ドックからドッキングを外すことにより、治
療が中断された場合に治療を再開する。
前に記載したように、動作1018は、ウェアラブル・ドックからウェアラブル・シス
テム・モニタを取り外す。動作1026は、例えば音声認識アルゴリズム、顔認識アルゴ
リズム、バーコード、RFIDタグ、近距離通信、単純ログイン、介護人入力などの1つ
または複数を使用して患者を識別する。動作1026は、動作1014と同様であっても
よい、動作1014で利用されるのと同じソフトウェアを利用することができる、および
/またはデバイス1002〜1020の1つを利用することができる。しかし、いくつか
の実施形態では、患者に対する識別手続は、例えば、生体認証または他の識別患者特有の
情報を使用することによって、介護人の識別情報以上を含むことができることに留意され
たい。このような患者識別基準を使用して、特定の治療が正しい患者に与えられているこ
とを保証する、および/または所与の規則とのコンプライアンスを提供することができる
。動作1014および/または1026は、患者および/または介護人上のパスキー・デ
バイスを使用して行なうことができる。
動作1028は、介護人がウェアラブル・システム・モニタをペアリングする、例えば
、ウェアラブル・システム・モニタを患者介護デバイスにペアリングする権限を与えられ
ているかどうか判定する。介護人が権限を与えられていない場合、その後、方法1000
は、ウェアラブル・システム・モニタの追加のペアリング(または、ペアリング設定の編
集)を防ぐ。介護人がウェアラブル・システム・モニタをペアリングする権限を与えられ
ている場合、動作1030は、介護人がウェアラブル・システム・モニタとペアリングす
るための1つまたは複数の患者介護デバイスを選択することを可能にする。介護人権限を
使用して、例えば、特定の治療が正しい患者に与えられていることを保証する、および/
または所与の規則とのコンプライアンスを提供することができる。
介護人には、デバイス1002〜1012の1つまたは複数のユーザ・インターフェー
ス上でのペアリングに利用可能な患者介護デバイスのリストを提供することができる。動
作1030中、介護人は互いにペアリングするためにウェアラブル・システム・モニタ(
例えば、動作1018の患者ウェアラブル・システム・モニタ)および患者介護デバイス
を選択する。動作1032は、ウェアラブル・システム・モニタを患者介護デバイスとペ
アリングし、動作1034は、介護人および患者の識別情報を含む、ウェアラブル・シス
テム・モニタ内に動作1032のペアリングを記録する。追加の特定の実施形態では、患
者介護デバイスとのウェアラブル・システム・モニタのペアリングは、別のデバイス(例
えば、監視クライアント、ハブ、別の患者介護デバイスなど)との患者介護デバイスの並
列または直列ペアリングで使用することができる。本開示を鑑みて分かるように、あらゆ
る適切なペアリング・プロトコル(例えば、ブルートゥースまたはIEEE802.11
)を使用することができる。それに加えて、または代替として、動作1034は、デバイ
ス1002〜1012の1つまたは複数内にペアリングの記録することができる。
動作1036は、ウェアラブル・システム・モニタをウェアラブル・ドックに再び取り
付ける。動作1038は、例えば、ウェアラブル・システム・モニタおよびウェアラブル
・ドックが互いにドッキングするように権限を与えられているかどうか判定するために、
ウェアラブル・システム・モニタを使用してウェアラブル・ドックを識別および認証する
。例えば、動作1038は、ウェアラブル・システム・モニタが、正しい患者のウェアラ
ブル・ドックにドッキングされていることを保証することができる。例えば、ウェアラブ
ル・システム・モニタが誤った患者のウェアラブル・ドックにドッキングされていた場合
、ウェアラブル・システム・モニタはミスを認識し、(いくつかの実施形態では)動作を
停止するように、患者介護デバイスに関連付けられた患者介護デバイスに信号を送ること
によって関連付られた治療が進まないようにし、監視クライアント、例えば図1、3、5
、7、8の監視クライアント1、4、または11、図9の監視クライアント9、4、また
は11、または本明細書で開示された他の監視クライアントに警報を送信することができ
る。動作1024は、治療が中断された場合に治療を再開することができる、または動作
1040は、あらゆる更新設定1040に従って患者を治療することができる。
いくつかの特定の実施形態では、介護人が動作1016で識別された、および/または
患者が動作1026で識別された場合、介護人は、例えば監視クライアント、ハブ、遠隔
コミュニケータ、または患者介護デバイス上で治療設定を更新することができる。
図15は、本開示の実施形態による、ユーザ・インターフェース・テンプレートを使用
してユーザ・インターフェースを表示するための方法1100のフローチャート図である
。方法1100は、動作1102〜1132を含む。いくつかの実施形態では、各動作1
102〜1132は、任意選択である。
方法1100の監視クライアントは、図1、3、5、7、8の監視クライアント1、4
、または11、図9の監視クライアント9、4、または11、または本明細書で開示され
た他の監視クライアントの1つまたは複数であってもよい。方法1100の患者介護デバ
イスは、図1、3、5、または7の患者介護デバイス7、14、15、16、17、35
、126、128、130、148、図8の患者介護デバイス14、15、16、17、
830、810、812、814、図9の患者介護デバイス14、15、16、17、9
04、906、908、または本明細書に開示された他の患者介護デバイスの1つまたは
複数であってもよい。
方法1100は監視クライアントでユーザ・インターフェース・テンプレートを使用す
ることを記載しているが、監視クライアントは、ハブ、通信モジュール、別の患者介護デ
バイス、またはユーザ・インターフェースを有する他の十分なデバイスに置き換えること
ができる。方法1100のユーザ・インターフェースのユーザ・インターフェース・テン
プレートは、患者介護パラメータを表示するための特定の領域を所定のディスプレイに提
供する。例えば、注入ポンプ用ユーザ・インターフェース・テンプレートは、現在の流体
流量などの、GUI上に表示するための特定の領域を規定することができる。ユーザ・イ
ンターフェース・テンプレートはまた、注入ポンプから受けるような、現在の流体流量を
表示するための監視クライアントのディスプレイ上にエリアを規定することができる。ユ
ーザ・インターフェース・テンプレートは、どのように情報を表示するかの指示、様々な
ウィジェットの記載、様々なウィジェット、グラフ、グラフ軸に対するラベル、ディスプ
レイに対するラベル、ボタン、および/または1つまたは複数の患者介護デバイスの制御
または視覚情報をユーザに提供するためのラベルなどのレイアウト情報を含むことができ
る。ユーザ・インターフェース・テンプレートは、QTベースのテンプレートを記載した
テンプレートであってもよい、および/またはHTMLまたはCSSを使用することがで
きる。
動作1102は、ユーザ・インターフェースを有する監視クライアントと通信するため
に、患者介護デバイスを識別または選択する。例えば、動作1102では、監視クライア
ントは、患者の治療用プロバイダによって前に指定された所定の注入ポンプを自動的に識
別することができる。それに加えて、または代替として、動作1102では、プロバイダ
には、(1つまたは複数の)選択した患者介護デバイスの動作に関する情報を監視クライ
アントのユーザ・インターフェース上に表示するために選択する患者介護デバイスのリス
トを与えることができる。
動作1104は、患者介護デバイスが記憶されたユーザ・インターフェース・テンプレ
ートを有するかどうか判定する。例えば、注入ポンプは、中にユーザ・インターフェース
・テンプレートが記憶されたフラッシュ・メモリを備えることができる。患者介護デバイ
スが記憶されたユーザ・インターフェース・テンプレートを有する場合、動作1106は
、ユーザ・インターフェースを有する監視クライアントに患者介護デバイスから記憶され
たユーザ・インターフェース・テンプレートを通信する。動作1108は、監視クライア
ントのユーザ・インターフェース上にユーザ・インターフェース・テンプレートを表示す
る。動作1110は、患者介護パラメータを患者介護デバイスと監視クライアントの間で
通信する。動作1112は、ユーザ・インターフェース・テンプレートに従って、表示さ
れたユーザ・インターフェース・テンプレート上に患者介護パラメータを表示する。例え
ば、注入ポンプ用ユーザ・インターフェース・テンプレートは、現在の注入速度に対する
スペースを含むことができ、動作1112は、本実施例では、ユーザ・インターフェース
・テンプレートを使用して、ディスプレイ上に現在の注入速度(患者介護パラメータ)を
表示する。
動作1104で患者介護デバイスが記憶したユーザ・インターフェース・テンプレート
を有していないと決定した場合、方法1100は、監視クライアントは患者介護デバイス
の患者介護パラメータを表示するために使用するユーザ・インターフェース・テンプレー
トを有するか判定し、それに加えて、または代替として、動作11004は、監視クライ
アントおよび/または患者介護デバイスを介してアラームを発することができる。動作1
114は、患者介護デバイスのタイプを決定する。タイプが決定された場合、動作111
6はユーザ・インターフェース・テンプレートが患者介護デバイスのタイプに従って、監
視クライアント内に記憶されたか判定する。ユーザ・インターフェース・テンプレートが
ある場合、動作1118は、監視クライアントのユーザ・インターフェース上にユーザ・
インターフェース・テンプレートを表示する。動作1120は、患者介護パラメータを患
者介護デバイスと監視クライアントの間で通信する。動作1122は、ユーザ・インター
フェース・テンプレートに従って、表示されたユーザ・インターフェース・テンプレート
上に患者介護パラメータを表示する。例えば、注入速度などの患者介護パラメータを、ユ
ーザ・インターフェース・テンプレートによって指定されたようなユーザ・インターフェ
ースの所定のエリア内に表示することができる。
タイプが動作1114で決定されない、またはユーザ・インターフェース・テンプレー
トが決定したタイプに基づいて監視クライアント内に置かれていない場合、その後、動作
1124は、監視クライアントのユーザ・インターフェース上に複数のユーザ・インター
フェース・テンプレートの選択可能なリストを表示し、それに加えて、または代替として
、動作1114は、監視クライアントおよび/または患者介護デバイスを介してアラーム
または警報を発することができる。動作1126は、ユーザが、監視クライアントのユー
ザ・インターフェースを使用して、複数のユーザ・インターフェース・テンプレートから
ユーザ・インターフェース・テンプレートを選択することを可能にする。動作1128は
、監視クライアントのユーザ・インターフェース上にユーザ・インターフェース・テンプ
レートを表示する。動作1130は、患者介護パラメータを患者介護デバイスと監視クラ
イアントの間で通信する。動作1132は、ユーザ・インターフェース・テンプレートに
従って、表示されたユーザ・インターフェース・テンプレート上に患者介護パラメータを
表示する。
本開示のいくつかの実施形態では、方法1100の患者介護デバイスはまた、例えば、
上に記載したユーザ・インターフェース・テンプレートを使用して、監視クライアント上
に表示するための1つまたは複数のフォントを記憶することができる。フォントは、JP
EG、BMP、画像フォーマット、プリストア・フォントなどのあらゆるフォーマットで
記憶することができ、動作パラメータの表示を提供するために領域内で使用するために伝
達することができる(例えば、値を伝達するよりはむしろ、その後に監視クライアント上
に表示される数または値を示す画像が伝達される)。いくつかの実施形態では、監視クラ
イアント内に記憶されたフォントを使用することができ、それによって、監視クライアン
ト内に記憶されたフォントを使用してテンプレート内に表示するために、動作パラメータ
の値が監視クライアントに送信される。
図16は、本開示の実施形態による、患者介護デバイスを制御するためのアプリケーシ
ョンをダウンロードする方法1134のフローチャート図である。図16の方法1134
では、監視デバイスが、患者介護デバイスを制御するための例示的なデバイスとして記載
されているが、監視デバイスは、ドック、ハブ、通信モジュール、遠隔コミュニケータ、
通信デバイスなどと置き換えることができる、および/またはこれらによって補完するこ
とができる。
方法1134は、動作1136〜1146を含む。いくつかの実施形態では、各動作1
136〜1146は任意選択である。方法1134の監視クライアントは任意選択では、
図1、3、5、7、8の監視クライアント1、4、または11、図9の監視クライアント
9、4、または11、または本明細書で開示された他の監視クライアントの1つであって
もよい。方法1134の患者介護デバイスは任意選択では、図1、3、5、または7の患
者介護デバイス7、14、15、16、17、35、126、128、130、148、
図8の患者介護デバイス14、15、16、17、830、810、812、814、図
9の患者介護デバイス14、15、16、17、904、906、908、または本明細
書に開示された他の患者介護デバイスの1つであってもよい。方法1134のサーバは任
意選択では、図1、3、5、7、8、または9の監視サーバ3の1つであってもよい。
動作1136は、患者介護デバイスをドック内にドッキングする。例えば、図1、3、
5、または7の注入デバイス7、図8の注入デバイス830、810、または812、ま
たは図9の注入デバイス904を、それぞれのドック内にドッキングさせることができる
。動作1138では、監視クライアントが患者介護デバイスを識別する。例えば、患者介
護デバイスは、例えば、ID番号、シリアル番号、記述、処方箋、治療計画、患者治療パ
ラメータなどを、例えば発見プロトコルにより監視クライアントに通信することができる
。ドッキングされた患者介護デバイスは、それぞれ患者に関連付けるまたは対応すること
ができる、治療情報(例えば、薬剤量、注入速度、合計流体量、または他の患者治療パラ
メータ)を中に記憶することができる。
動作1140では、監視クライアントが、患者介護デバイスを制御するための(例えば
、注入速度を設定するための)アプリケーションをサーバに照会する。動作1142では
、監視クライアントがアプリケーションをダウンロードする。監視クライアントとサーバ
の間の通信を暗号化することができる。例えば、サーバは、監視クライアントに送信する
前にアプリケーションを暗号化することができ、監視クライアントは十分な暗号キーを使
用してアプリケーションを解読することができる。それに加えて、または代替として、全
ての通信を暗号化することができる。動作1144中に、監視クライアントがアプリケー
ションを実行する。動作1146では、監視クライアントは、1つまたは複数のプロセッ
サ上でアプリケーションを実行することによって、アプリケーションを通して患者介護デ
バイスに通信可能および動作可能に結合されている。監視クライアントは、(以下に記載
するように)サンドボックス内にアプリケーションを置くことができる。このような一実
施形態では、アプリケーションは、監視クライアント上で1つまたは複数のプロセッサに
より実行するように構成されたプロセッサ実行可能な指示の動作セットを含む。アプリケ
ーションは、例えば、図15の方法1100のユーザ・インターフェース・テンプレート
を使用して、監視クライアントのディスプレイ上にユーザ・インターフェースを表示する
ための指示を含むことができる。それに加えて、または代替として、いくつかの実施形態
では、患者介護デバイスにパラメータまたは値、例えばボーラス量、注入流量、合計送達
用流体、薬物送達の開始時間、薬物送達の停止時間、送達流量プロファイル、丸薬を分配
するための丸薬分配指示、丸薬タイプ、丸薬分配スケジュール、および/または最大丸薬
分配基準を任意選択で送信することによって、患者介護デバイスを制御するためにアプリ
ケーションを使用することができる。
図17は、本開示の実施形態による、患者介護デバイス用のデータ(例えば、リクエス
ト)を通信する場合にデータ完全性を保証する方法1200のフローチャート図である。
方法1200は動作1202〜1222を含む。いくつかの実施形態では、各動作120
2〜1222は任意選択である。方法1200の患者介護デバイスは、本明細書で開示し
たあらゆる患者介護デバイス、例えば、図1、3、5、または7の患者介護デバイス7、
14、15、16、17、35、126、128、130、148、図8の患者介護デバ
イス14、15、16、17、830、810、812、814、図9の患者介護デバイ
ス14、15、16、17、904、906、908、または本明細書に開示された他の
患者介護デバイスであってもよい。
リクエストは任意選択では、例えば、図1、3、5、7、または8の監視クライアント
1または4、図1、3、5、7、8、または9の遠隔コミュニケータ11、携帯電話、手
持ち式コンピュータ、タブレット・コンピュータ、ラップトップ・コンピュータ、パーソ
ナル・コンピュータ、携帯情報端末などのあらゆる権限が与えられた、認証された、およ
び/または識別された監視クライアントから生じることができる。
動作1202は、監視クライアントのユーザ・インターフェースを使用して、患者介護
デバイス用にリクエストを提示する。例えば、図1の監視クライアント1のタッチスクリ
ーンを使用して、ユーザは注入ポンプ7に対して注入速度を提示する。いくつかの実施形
態では、リクエストは任意選択では、患者介護デバイスに関連するパラメータ、例えば、
ボーラス量、注入流量、合計送達用流体、薬物送達の開始時間、薬物送達の停止時間、送
達流量プロファイル、丸薬を分配するための丸薬分配指示、丸薬タイプ、丸薬分配スケジ
ュール、および/または最大丸薬分配基準であってもよい。
動作1204は任意選択であり、動作1204は監視クライアントのユーザ・インター
フェース上に「ペンディング・リクエスト」を表示する。動作1206は、患者介護デバ
イス用にリスエストをフォーマットする。例えば、動作1206は、患者介護デバイスの
通信要件に合うようにリクエストを準備することができる。
動作1208は、リクエストのチェック値を決定する。例えば、周期的冗長性チェック
・アルゴリズムを使用して、リクエストに対応するチェック値を決定する。周期的冗長性
チェック・アルゴリズムによって算出されたチェック値は、リクエストに依存している。
リクエストの1ビットの変化はまた、周期的冗長性チェック・アルゴリズムによって算出
されるチェック値を変化させる。同様に、数ビットの変化はまた、チェック値を変化させ
る。それに加えて、または代替として、他の実施形態では、パリティ・ビット(偶数また
は奇数)または他のデータ完全性チェックを使用することができる。
動作1210は、チェック値をリクエストに付加する。動作1212は任意選択であり
、動作1212は、ユーザ・インターフェースを使用してリクエストを通信するために、
ユーザからの確認を要求する。確認に対するリクエストは、「確認」を選択するためのボ
ックスを有する、「90ミリリットル/時間の注入速度を確認したか?」と表示するタッ
チスクリーン上のポップアップ・ダイアログ・ボックスであってもよい。動作1212に
示すテキストおよびフォーマットは、悪い表示画素、破損したフォント・テーブル、ユー
ザの誤解などに対する追加のセーフガードを提供するために、例えば、リクエストの入力
中に表示されるような、他の表示情報とは異なるフォント、異なるフォント・サイズ、お
よび/または異なる表示位置であってもよい。動作1214は、ユーザ・インターフェー
スを使用して要求の通信のためにリクエストを確認する。ユーザは、本開示のいくつかの
実施形態により、要求の通信のためにリクエストを確認するために「確認」ボックスに触
れることができる。
動作1216は、リクエストを患者介護デバイスに通信する。通信は、有線、無線、誘
導、または光ファイバ通信などを介して行なうことができる。動作1216中に、患者介
護デバイスはリクエストを受信する。リクエストの通過中、リクエスト内の1つまたは複
数のビットが破損する、例えば、ビットの値が変化する、ビットが失われる、ビットが加
えられるなどが起こる可能性があり、このようなまたは他のデータ破損は望ましくない。
方法1200の動作1218は、破損データの検出を容易にする。動作1218中、患
者介護デバイスが、リクエストに従ってチェック値を認証する。動作1218では、患者
介護デバイスは、追加のチェック値を算出するためのリクエスト上で、動作1208と同
じ周期的冗長性チェック・アルゴリズムを使用することができる。患者介護デバイスによ
って算出されるような動作1216のチェック値は、リクエスト内のデータが同一である
場合にのみ、動作1208で算出されたチェック値と同一である。すなわち、動作121
6のチェック値および動作1208のチェック値は、リクエストのデータが破損した、よ
り少ないまたはより多いビットを有する、あるいは動作1208のチェック値を決定する
ために使用されるデジタル・データと同一ではない場合にのみ異なる。
リクエストのチェック値が認証されなかった場合、動作1222では、患者介護デバイ
スが、監視クライアントからのリクエストの再伝達を要求する。図17は方法1200の
動作1204に進むものとして動作1222を示しているが、他の実施形態では、方法1
200は、動作1202〜2116のいずれにも進むことができる。リクエストの再伝達
が成功しない場合、方法1200はエラー、アラーム、または警報(図示せず)を監視ク
ライアントに通信することができる。あるいは、チェック値がデータ破損を示さないと認
証された場合、動作1220では、患者介護デバイスがリクエストを行なう。
代替実施形態では、動作1218のリクエストは加えて、患者介護デバイスからの認証
の後に監視クライアントに再び送信され、伝達中に追加のCRCチェックを含むことがで
きる。認証中の患者介護デバイスは、この代替実施形態では、リクエストが所定の範囲内
にあるかどうか(例えば、特定の薬物に対する注入速度が安全であるかなど)判定するた
めにチェックを行なうことができる。監視クライアントは、この代替実施形態では、患者
介護デバイスから受信したリクエストをメモリ内に記憶された元のリクエストと比較する
ことができる(リクエストを互いに関連付けることができる)、および/または監視クラ
イアントは、確認のためにリクエストをユーザに表示することができる。確認に対するリ
クエストは、「確認」を選択するためのボックスを有する、「90ミリリットル/時間の
注入速度を確認したか?」と表示するタッチスクリーン上のポップアップ・ダイアログ・
ボックスであってもよい。確認のためのこの代替実施形態で示されるテキストおよびフォ
ーマットは、悪い表示画素、破損したフォント・テーブル、ユーザの誤解などに対する追
加のセーフガードを提供するために、例えば、リクエストの入力中に表示されるような、
他の表示情報とは異なるフォント、異なるフォント・サイズ、および/または異なる表示
位置であってもよい。この代替実施形態では、ユーザは、ユーザ・インターフェースを使
用して要求の通信のためにリクエストを確認することができる。ユーザは、本開示のいく
つかの実施形態により、要求の通信のためにリクエストを確認するために「確認」ボック
スに触れることができる。
その後、この代替実施形態では、リクエストを行なうために患者介護デバイスに再送信
する、それに加えて、または代替として、この代替実施形態では、動作メッセージが患者
介護デバイスに送信され、動作メッセージは、これを元のリクエストとリンクさせる情報
(例えば、「これは、ちょうど送信された90ミリリットル/時間リクエストに対する「
動作」である」)を含む。
図18は、本開示のさらに別の実施形態による、電子患者介護システム1300のブロ
ック図である。システム1300は、監視クライアント1302、ドック1304、およ
び無線ドック1306を備えている。任意選択では、いくつかの実施形態では、ドック1
304は本明細書に記載したハブとして働くことができる。
患者介護デバイスは、図1、3、5、または7の患者介護デバイス7、14、15、1
6、17、35、126、128、130、148、図8の患者介護デバイス14、15
、16、17、830、810、812、814、または図9の患者介護デバイス14、
15、16、17、904、906、908のうちの1つなどの、本明細書に開示された
あらゆる患者介護デバイスであってもよい。監視クライアント1302は、図1、3、5
、7、8の監視クライアント1、4、または11、図9の監視クライアント9、4、また
は11、タブレット、スマート・フォン、PDAなどの、本明細書に記載したあらゆる監
視クライアントに置き換えることができる。
ドック1304は、ケーブル1308を通してドック1304に監視クライアント13
02の電気接点を接続するように、監視クライアント1302を受けるような形状の受信
部を含むことができる。ケーブル1308は、ドック1304および/または監視クライ
アント1302と共に一体化することができる。ケーブル1308は、例えば、ドック1
304と監視クライアント1302の間にUSBまたは他の標準的通信を提供することが
できる。
ドック1304は任意選択では、プロセッサ1301、センサ1309、ウォッチドッ
グ1310、充電器1312、電池1314、および交流(AC)電力コード1316を
備えている。プロセッサ1301は、ドック1304の動作を制御する。患者介護デバイ
ス1318は、ドック1304にドッキング可能である。システム1300はまた、患者
介護デバイス1320をドッキングさせた無線ドック1306を備えている。無線ドック
1306は、ドック1304と同一または同様であってもよいが、無線ドック1306は
、いくつかの実施形態では、監視クライアント1302と無線通信する。
電池1314は、AC電力コード1316がACアウトレット(図示せず)から抜かれ
た場合に、ドック1304および患者介護デバイス1318に電力を与えることができる
。いくつかの実施形態では、ドック1304は、監視クライアント1302または患者介
護デバイス1318に対する唯一の電源であってもよい。それに加えて、または代替とし
て、監視クライアント1302および/または患者介護デバイス1318は、搭載電池ま
たは別個のAC電力コード(図示せず)を備えることができる。
いくつかの例示的な実施形態では、ドック1304は、患者介護デバイス1318にI
EC−60601準拠電力を与えることができる。それに加えて、または代替として、ド
ック1304は、患者介護デバイス1318によって要求されるような可変DC電圧を提
供することができる。例えば、ドック1304は、コネクタ1322の特定のコネクタ・
ピンに対して、患者介護デバイス1318によって要求されるような1ボルトから24ボ
ルトまでのDC電圧を提供することができるプログラム可能バック・ブースト電源(図示
せず)を備えることができる。
電池1314は、電力コード1316がACアウトレット(図示せず)に差し込まれた
場合に、充電器1312によって充電することができる。電池1314は、AC電力コー
ド1316がACアウトレット(図示せず)から抜かれた場合に、患者介護デバイス13
18に妨げられることのない電力を提供する。例えば、患者介護デバイス1318は、A
C電力コード1316が抜かれた後にも動作し続ける注入ポンプであってもよい。という
のは、電池1314は、AC電力コード1316が抜かれた後にも患者介護デバイス13
18に交換用電力を自動的に供給するからである。
センサ1308としては任意選択では、大気温度センサ、大気圧力センサ、大気湿度セ
ンサなどの1つまたは複数を挙げることができる。センサ1308は任意選択では、2つ
の温度センサなどの余分なセンサを含むことがあり、ドック1304は、例えば2つのセ
ンサの読取りを互いに比較することによって、1つまたは両方が故障しているかどうか判
定するために、余分なセンサを使用することがある。ドック1304は、その適切な動作
を保証するため、データ完全性チェックを行なうため、患者介護デバイス1318にその
測定、例えば大気温度を提供するために、センサ1308および/または他の周辺機器と
通信することができる。
ウォッチドッグ1310は任意選択では、上記の問合せを行ない、所定の範囲(例えば
、物理的に可能なまたはあり得る範囲)内であるかどうか判定するために患者介護デバイ
ス1318の出力を監視することによって、患者介護デバイス1318が適切に動作して
いることを保証し、加えられた入力に従っているフィードバックを有することができ、あ
るいは適切に動作している。それに加えて、または代替として、システム・モニタ130
10は任意選択では、ケーブル1308を通して監視クライアント1302の動作を監視
することができる。1つのウォッチドッグ1310が本明細書に記載されているが、1つ
または複数のウォッチドッグ1310、例えば複数のウォッチドッグ1310を使用する
こともできる。いくつかの例示的な実施形態では、患者介護デバイス1318は、固定間
隔でウォッチドッグ1310と通信する。固定間隔は任意選択では、監視クライアント1
302のユーザ・インターフェースを使用して、またはケーブル1308に取り付けられ
たコンピュータを使用して構成可能である。患者介護デバイス1318が固定間隔中にウ
ォッチドッグ1310と通信できない場合、ウォッチドッグ1310は、患者介護デバイ
ス1318内でエラーが起こったと決定し、警報またはアラーム、例えばスピーカ132
4を使用して可聴音を発する、またはLED1326を赤く点滅させる。間隔内に通信を
受信しないことへの反応動作は、例えば、監視クライアント1302のユーザ・インター
フェースを使用して、またはケーブル1308に取り付けられたコンピュータを使用して
構成可能である、および/またはプログラムすることができる。例えば、重大でない患者
介護デバイスでは、ウォッチドッグ1310に応答しないことにより、LED1326を
赤く点滅させることがあり、重大な患者介護デバイスへの動作は加えて、ドック1304
および/または監視クライアント1302に、ナース・ステーション、および/または遠
隔コミュニケータ、例えば図1、3、5、7、8、または9の遠隔コミュニケータ11、
スマート・フォン、ラップトップ・コンピュータ、別の患者介護デバイスなどに通知を聴
覚的および視覚的に警告および送信することがある。それに加えて、または代替として、
LED1326は任意選択では、患者介護デバイス1326が適切に動作している、また
は現在患者を治療している場合に緑に点滅することがある。それに加えて、または代替と
して、監視クライアント1302内のスピーカは可聴警告またはアラームを発することが
できる。適切な場合、患者介護デバイスは、エラー状態が解消されるまで無効にするまた
は交換することができる。
それに加えて、または代替として、ウォッチドッグ1310は、固定、所定、または予
めプログラムした間隔でウォッチドッグ1310と通信する必要があるようにすることに
よって、監視クライアント1302が適切に動作していることを保証することができる。
監視クライアント1302が固定間隔中にウォッチドッグ1310と通信できない場合、
ウォッチドッグ1310は、監視クライアント1302内でエラーが起こったと決定し、
患者介護デバイス1318に関して上に記載したのと同様の警報またはアラーム、例えば
スピーカ1324を使用して可聴音を発する、またはLED1326を赤く点滅させる。
いくつかの実施形態では、監視クライアント1302内のスピーカは可聴警報を発するこ
とができる。いくつかの実施形態では、監視クライアント1302内のスピーカは、ドッ
ク1304に対するバックアップ・スピーカとして働くことができ、ドック1304のス
ピーカ1324は、監視クライアント1302に対するバックアップ・スピーカとして働
くことができる。
充電器1312は、AC電力コード1316を通して供給されるAC電力を使用して、
電池1314を充電することができる。それに加えて、または代替として、充電器131
2は、患者介護デバイス1318内で電池1328を充電することができる。
いくつかの実施形態では、無線ドック1306は、ドック1304と同じハードウェア
を備えることができ、AC電力コード1316を備えていても備えていなくともよい。例
えば、無線ドック1306は、中で電池を充電するために無線ドック1306の接点と係
合する複数の接点を含む再充電クレードル内に無線ドックを位置決めするための複数の接
点を含むことができる。
図19は、本開示の別の実施形態による、電子患者介護システム1400のブロック図
である。システム1400は、監視クライアント1402、ドック1404、大容量ポン
プ1406、シリンジ・ポンプ1408、およびセンサ1410を備えている。システム
1400はまた、USBケーブルを通してドック1404に結合されたUSBセンサ14
12、ドック1404と無線通信する無線センサ1414、サーバ1416、および病院
情報サーバ1418を備えている。監視クライアント1402は、図1、3、5、7、8
の監視クライアント1、4、または11、図9の監視クライアント9、4、または11、
タブレット、スマート・フォン、PDA、ラップトップのうちの1つなどのあらゆる監視
クライアントであってもよい。ドック1404は、図19に示す電気導体を介して、およ
び/または無線を介して、1つまたは複数の大容量ポンプ1406、1408、および/
またはセンサ1410と通信して、パラメータを受信する、および/またはデバイスを制
御することができる。
ドック1404はACアウトレット1422からAC電力1420を受ける。ドック1
404は、監視クライアント・アダプタ1424を使用して、監視クライアント1402
と動作可能に通信する。監視クライアント・アダプタ1424は、UIコネクタ1426
、1428を通してドック1404に結合されている。UIコネクタ1426、1428
は、電力を監視クライアント・アダプタ1424に、およびデータをUSBリンクを通し
て提供する。監視クライアント・アダプタ1424は、いくつかのコネクタ1430、1
432、1434、1436を通して監視クライアント1402に結合されている。コネ
クタの2つ1430、1434は、電力を監視クライアント・アダプタ1424から監視
クライアント1402に提供し、他の2つのコネクタ1434、1436はその間にUS
B接続を提供して、ドック1404と監視クライアント1402の間のデジタル通信を容
易にする。他の実施形態は、USBタイプ以外の接続を利用することができることに留意
されたい。
コネクタ1438〜1450により、ドック1404が電力を大容量ポンプ1406、
シリンジ・ポンプ1408、およびセンサ1410に動作可能に供給することが可能にな
る。それに加えて、または代替として、コネクタ1438および1440は、ドック14
04と大容量ポンプ1406の間に直列通信を提供し、コネクタ1442および1444
は大容量ポンプ1406とシリンジ・ポンプ1408の間に直列通信を提供し、コネクタ
1446および1448はシリンジ・ポンプ1408とセンサ1410の間に直列通信を
提供する。コネクタ1450は、追加のデバイス(図示せず)に対して任意の拡張を提供
する。
システム1400は、いくつかのデバイスを共に結合させるデイジー・チェーン・シス
テムを示している。各デバイスは、別のデバイスを目的としたデータをその後のデバイス
にデジタルでルーティングする、または各デバイスは、そのコネクタの両方がそれぞれの
ピンに対する電気接続を含むように電気導体を含む。
ドック1404は、例えば、ブルートゥース、ブルートゥース・ロー・エネルギー、Z
igbee、Xbee、ANT、ANT Plusなどを使用して、無線センサ1414
と通信することができる。センサ1412、1414、および/または1410は、患者
監視デバイス、または温度センサ、湿度センサ、カメラ、マイク、周囲光センサ、振動セ
ンサなどの1つまたは複数の環境センサであってもよい。
サーバ1416は、病院情報システム1418と通信することができる。サーバ141
6は、WiFiルータを提供し、それによって、ドック1404は病院情報システム14
18と動作可能に通信する。情報は、ドック1404のプロトコルを病院情報システム1
418またはヘルス・レベル7(HL7)へ、およびそこから変換することができる、サ
ーバ1416を通して病院情報システム1418へ、およびそこから転送することができ
る。サーバ1416(および/または病院情報システム1418)は、システム1400
を使用して患者に行なわれているあらゆる治療が患者にとって安全であると決定するよう
にチェックする誤薬低減システム(DERS)を備えることができる。サーバ1416は
監視サーバ3であってもよく、病院情報システム1418は、図1、3、5、7、8、お
よび/または9の設備サービス8であってもよい。
図20は、本開示の実施形態による、図19の電子患者介護システム1400のドック
1404のブロック図である。いくつかの実施形態では、図20に示される各コンポーネ
ントは任意選択である。
ドック1404は、AC電力1420を受けるAC/DC変換器1452を備えている
(図19参照)。AC/DC変換器1452は、AC電力をDC電力1454に変換する
ために、整流回路、円滑化回路、スイッチ・モード電源、直線調節器などを備えることが
できる。本開示のいくつかの実施形態では、AC/DC変換器1452はドックの外部に
あってもよい。他の実施形態では、AC/DC変換器1452はドック1404内に置か
れている。
DC電力1454は、それぞれDC電力1454の正および負のリードをPCBボード
の電力および接地面に接続するためのコネクタである可能性があるDC電力入力1456
で受けられる。DC電力入力1456は、ドック1404の回路に電力を提供する。DC
電力入力1456はまた、無線電力1458を受けることができる。
DC電力入力1456を介して受けられる電力は、充電回路1460に送信される。充
電回路1460は、一次電池1462およびバックアップ電池または超コンデンサ146
4を充電する。充電回路1460は、様々な充電技術、例えば、定電流/定電圧充電アル
ゴリズムを利用することができる。
ドック1404は、一次プロセッサ1466および安全性プロセッサ1468を備えて
いる。一次プロセッサ1466は、一次電池1462によって電力が与えられる。安全性
プロセッサ1468はまた、一次電池1462によって電力が与えられるだけでなく、バ
ックアップ電池または超コンデンサ1464から電力を受けることもできる。
この例示的な実施形態では、一次プロセッサ1466は、バーコード・リーダ1470
、カメラ1472、ドック・センサ1474、スピーカ1476、WiFi送受信機14
78、ブルートゥース送受信機1480、USBコントローラ1482、LED状態光1
484、および3つの内部拡張スロット1486、1488、および1490(それぞれ
任意選択である)とインターフェース接続する。
内部拡張スロット1486、1488、および1490は、追加の回路を受けることが
できる。例えば、図20に示すように、内部拡張スロット1486は、通信/測距モジュ
ール1492を有し、内部拡張スロット1488は、RFIDリーダ1494およびその
中に挿入された近距離コミュニケータ1488(それぞれ任意選択である)を有する。
安全性プロセッサ1468は、ウォッチドッグ機能を一次プロセッサ1466に提供す
る。例えば、安全性プロセッサ1468は、所定の間隔で一次プロセッサと通信すること
ができる、または所定の間隔で一次プロセッサ1466からの通信を予測する。安全性プ
ロセッサ1468が予測した応答または通信を受信しない場合、エラーが起こったと決定
することができる。安全性プロセッサ1468はエラーに応じて、LED故障状態光14
01を使用して故障を示す、バックアップ・スピーカ1403を使用して可聴音を生成す
る、または振動モータ1405を使用してドック1404を振動させることができる。本
開示を鑑みて分かるように、多くの故障通知(例えば、電話、Eメール、テキスト・メッ
セージなど)を多くの職員(例えば、看護師および/または内科医、設備保守など)に発
することができる。
安全性プロセッサ1468は、電流感知回路1407を使用して、デバイス・コネクタ
を通して供給される電力を監視することができる。安全性プロセッサ1468が、デバイ
ス・コネクタ1438に供給される電流が所定の閾値を超えた、あるいは規格外であると
決定した場合、安全性プロセッサ1468は、一次電池1462からデバイス・コネクタ
1438に供給された電力を解除するために電力イネーブル回路1409に信号を送る。
電力イネーブル回路1409は、一次電池1462をデバイス・コネクタ1438に接続
する、およびそこから切断するために、リレー、スイッチ、ソリッド・ステート・スイッ
チ、コンタクタなどを備えることができる。
一次プロセッサ1466はまた、任意の充電状態ディスプレイ1411および任意のデ
ィスプレイ1413に電気結合される。充電状態ディスプレイ1411は、一次電池14
62の充電状態を表示することができる。ディスプレイ1413はタッチスクリーンであ
ってもよい、および/またはドック1404の動作状態を表示することができる。ドック
1404は、任意のボタン1415を介してユーザ入力を受ける。
通信/測距モジュール1492は、その間の距離を決定するために、例えば患者介護デ
バイス、他のドック、または監視クライアント上で他の通信/測距モジュール1492と
通信することができる。例えば、2つの通信/測距モジュール(例えば、通信/測距モジ
ュール1492および別の通信/測距モジュール)は、その間の距離を決定するために、
例えば超音波、RF、UHF、電磁エネルギー、光学などにより、無線通信することがで
きる。一実施形態によると、患者介護デバイス、監視クライアント、患者のウォッチドッ
グ、遠隔コミュニケータなどの1つまたは複数は、通信/測距モジュール1492を有す
るそれぞれが、互いに対して所定の距離内であると決定しない限り、動作しないことがあ
る。
図21は、小さい方の流体バッグ2118に接続され、そこから送達する注入ポンプ2
106と、大きい方の流体バッグ2116に接続され、そこから送達する注入ポンプ21
08と、小さい方のバッグ2118から配管に接続された点滴検出デバイス2112と、
丸薬ディスペンサ2114と、マイクロインフュージョン・ポンプ2110とを備えたシ
ステム2100であって、監視クライアント2102がドック2120を介していくつか
の患者介護デバイスにリンクされているシステム2100の例示的配置を示している。監
視クライアント2102は、注入ポンプ2106、2108、マイクロインフュージョン
・ポンプ2110(ドック2120、2104を介して)、および丸薬ディスペンサ21
14に対して示したように、これらの患者介護デバイスと有線で通信することができる。
代替として、監視クライアントは、点滴検出デバイス2112と監視クライアント210
2の間に有線接続がないことによって提示されたように、患者介護デバイスと無線通信す
ることができる。実施形態では、監視クライアント2102と患者介護デバイスの間の有
線接続はまた、電力が監視クライアント2102から患者介護デバイスに供給される機会
を提供する。この場合、監視クライアント2102は、監視クライアント2102に取り
付けられた電池から、または患者の部屋の電力アウトレット(図示せず)から監視クライ
アント2102に供給されるライン電圧からのいずれかから、患者介護デバイスに電力を
与えるために、電圧を変換するために必要な電子回路を備えることができる。それに加え
て、または代替として、ドック2104は、注入ポンプ2106、2108およびマイク
ロインフュージョン・ポンプ2110に電力を供給する。
実施形態では、監視クライアント2102は、デバイス自体から直接、または例えば、
患者介護デバイスを上に取り付けることができるドック2104などのドッキング・ステ
ーションを介してのいずれかでリンクされる、各患者介護デバイスに関する情報を受信す
ることが可能である。ドック2104は、標準的な接続マウントを介して、またはいくつ
かの場合では、特定のデバイスに個別化された接続マウントを介して、1つまたは複数の
患者介護デバイスを受けるように構成することができる。例えば、図21では、注入ポン
プ2106および2108は、同様の接続マウントを介してドック2104に取り付ける
ことができ、マイクロインフュージョン・ポンプ2110は例えば、マイクロインフュー
ジョン・ポンプ2110のハウジングの特定の寸法に構成された接続マウントを介してド
ック2104に取り付けることができる。
ドック2104は、ドッキング・ステーションに取り付けられている特定の患者介護デ
バイスを電子的に識別し、この識別情報を監視クライアント2102に無線で、または有
線接続を介してのいずれかで伝達するように構成することができる。それに加えて、特定
の患者介護デバイスは、監視クライアント2102に伝達される治療情報(例えば、所定
の注入流体に対する注入速度などの患者治療パラメータ)で予めプログラムすることがで
きる。本開示のいくつかの実施形態では、監視クライアント2102はEMR記録と通信
して、予めプログラムされた治療情報が識別した患者に対して安全であること、および/
または予めプログラムした治療情報がEMR記録に記憶された処方された治療と一致する
ことを認証する。
いくつかの実施形態では、点滴検出デバイス2112は、無線または有線接続でのいず
れかで、監視クライアント2102と通信することができる。(例えば、患者への配管が
閉塞したことによる)異常な流体流れ状態が検出された場合、(1)監視クライアント2
102上でローカルに、またはナース・ステーションもしくは手持ち式通信デバイスでの
ユーザ・インターフェースにより遠隔でのいずれかで、ユーザ・インターフェース内で流
体容器2118からの流体の流量を表示することができる、(2)聴覚的または視覚的ア
ラームをトリガすることができる、(3)注入を終了させる、あるいはポンプ速度を変更
するいずれかによって、バッグ2118に接続されたポンプ2108の注入速度を変更す
ることができる、または(4)注入ポンプ2106上で聴覚的アラーム(および/または
振動アラーム)を発生させることができる信号を、監視クライアント2102に伝達する
ことができる。アラームは、いくつかのデバイス上で同時に発生させることができる、ま
たは所定のスケジュールで続けて発生させることができる。例えば、閉塞が注入ポンプ2
106に接続されたライン内で起こった場合、(1)点滴検出デバイス2112がその内
部スピーカおよび内部振動モータを使用して警告し、(2)その後、注入ポンプ2106
がその内部スピーカおよび内部振動モータを使用して警告し、(3)次に、監視クライア
ント2102がその内部スピーカおよび内部振動モータを使用して警告し、(4)最後に
、遠隔コミュニケータ11(例えば、図1、3、5、7、8、9を参照)がその内部スピ
ーカおよび内部振動モータを使用して警告する。
いくつかの実施形態では、監視クライアント2102内、監視クライアント2102と
ポンプの間の通信チャネル内、またはポンプ自体内いずれかでの故障により、通信が監視
クライアント2102とポンプの間で失敗した場合に、所定のポンプ速度での継続動作を
可能にするように、個別のポンプをプログラムすることができる。いくつかの実施形態で
は、注入されている薬剤が、システムの他の部分の故障の場合に中断または持続されない
ように予め指定されている場合には、このような独立した機能オプションは有効にされる
。いくつかの実施形態では、フェイル・セーフ・モードで独立して動作するようにプログ
ラムされたポンプはまた、監視クライアント2102を通してではなく、直接点滴検出デ
バイス2112から情報を受信するように構成することができる。このオプションでは、
ポンプは、いくつかの実施形態では、点滴検出デバイス2112が異常な流れ状態(例え
ば、自由流状態または注入ライン内に存在する気泡など)を検出した場合に、注入を止め
るようにプログラムすることができる。いくつかの実施形態では、ポンプ2106、21
08、および2110の1つまたは複数は、内部流体流計を有することができ、独立型デ
バイスとして独立して動作することができる。
図22は、本開示の実施形態による、患者介護デバイス2106、2108、2110
、2112、2114と無線通信するためにドック内にドッキングされたタブレット21
02を有する電子患者介護システム2200を示している。監視クライアント2102は
、無線で、またはドック2120上の無線送受信機を通して、患者介護デバイス2106
、2108、2110、2112と通信することができる。例えば、監視クライアント2
102は、ドック2104内で送受信機と通信することができる。それに加えて、または
代替として、ドック2120は、ドック2104と通信するために監視クライアント21
02により、および/または患者介護デバイス2106、2108、2110、2112
、2114への無線接続を介して直接使用するための送受信機を備えている。
図23は、本開示の実施形態による、格納式ユーザ・インターフェースを備えた監視ク
ライアント2312を有するドック2310内にドッキングするモジュール式注入ポンプ
2302、2304、2306、2308を有する電子患者介護システム2300を示し
ている。モジュール式注入ポンプ2302、2304、2306、2308は、標準コネ
クタを有し、それによってドック2310内にスナップ嵌めすることができる。モジュー
ル式注入ポンプ2302、2304、2306、2308はそれぞれ、ユーザ・インター
フェースを備えている。例えば、モジュール式注入ポンプ2302は、タッチスクリーン
2314、開始ボタン2316、停止ボタン2316、注入速度増加ボタン2320、お
よび注入速度低下ボタン2322を備えている。図24は、図23の電子患者介護システ
ム2300の側面図であり、取付支柱2402が移動可能であり、それによって監視クラ
イアント2312を旋回軸2404に沿って回転させ、キャビティ2400内に押し下げ
ることができるので、監視クライアント2312を中に格納することができるキャビティ
2400の輪郭を示している。
図25は、本開示の別の実施形態による、互い違いに配置され、格納式ユーザ・インタ
ーフェースを備えた監視クライアント2512を有するドック2510内にドッキングす
るモジュール式注入ポンプ2502、2504、2506、2508を有する電子患者介
護システム2500を示している。図25のシステム2500は、図25のシステム25
00が互い違いに配置されたモジュール式注入ポンプ2502、2504、2506、2
508を有する以外は、図23のシステム2300と同様である可能性がある。モジュー
ル式注入ポンプ2502、2504、2506、2508の互い違いの配置により、管ル
ーティングにより大きな余裕を与えることができる。
図26は、共通の水平面に沿ったドック2608内にドッキングするモジュール式注入
ポンプ2602、2604、2606を有する電子患者介護システム2600を示してい
る。ドック2608は、ドック2608内に格納可能な監視クライアント2610を備え
ている。監視クライアント2610は、ドック2608内に全体的に格納可能であり、お
よび/またはいくつかの監視クライアント2610の回路をドック2608内に格納する
ことができる。図26の電子患者介護システム2600の側面図を示す図27から容易に
分かるように、監視クライアント2610は、ドック2608の内側でキャビティ270
2内に監視クライアント2610を格納するために旋回軸2700に沿って旋回する。
図28は、デバイス・ドック2904に結合されたハブ2902を備えた電子患者介護
システム2900の別の実施形態を示している。図29は、図28の電子患者介護システ
ム2900の側図面を示している。監視クライアント2901は、ハブ2902と一体化
されている。代替実施形態では、ハブ2902は監視クライアント2901用のクレード
ルであり、ドック2904およびスキャナ2912への電気接続を提供するだけである。
モジュール式注入ポンプ2906、2908、2910は、デバイス・ドック2904内
にドッキングされているように示されている。システム2900はまた、ハブ2902に
結合されたスキャナ2912を備えている。ドック2904は、それぞれドック2904
の左右側に簡易脱着ハンドル2914および2916を備えている。また、患者介護デバ
イスが監視クライアント2901(タブレットとして示されている、監視クライアントの
タイプ)上の相互作用の焦点である、またはユーザによる制御のために選択されている場
合に点灯するそれぞれのボタン2918、2920、および2922が、各モジュール式
注入ポンプ2906、2908、2910の左上隅部に示されている。タブレットは特定
のモジュール式注入ポンプを選択することができる、またはユーザは、モジュール式注入
ポンプ2906、2908、および2910のボタン2918、2920、および292
2のそれぞれのボタンを押して、監視クライアント2901上の操作のために選択するこ
とができる。
図30〜32は、本開示の実施形態による、支柱上に電子患者介護システムを取り付け
るためのクラッチ・システムを示すいくつかの図を示している。図30は、支柱3104
を受けるための穴3102を有するドック3100の上面図を示している。クラッチ31
10および3112が、図31に示されている。いくつかの実施形態では、クラッチ31
10、3112はクリート3114、3116を備えている。ハンドル3106および3
107を、個別または一緒に使用して、(例えば、ハンドルを引っ張ることによって)ク
ラッチ3110および3112を支柱3104から解放することができる。それに加えて
、または代替として、ハンドル3106および3107を使用して、(例えば、ハンドル
3106、3107を押すことによって)クラッチ3110および3112を支柱310
4に係止することができる。図31から容易に分かるように、例えば重力による下向きの
力はさらに、クラッチ3110、3112を支柱3104に対して押し付ける。2つのク
ラッチ3110、3112が図31に示されているが、1つのクラッチを使用して、支柱
3104を摩擦表面に対して押すことができる。図32は、2つのファスナ3302およ
び3304を使用して支柱3104を締め付ける、代替支柱取付構造3300を示してい
る。
図33は、本開示の実施形態による、注入ポンプ3400および格納可能コネクタ34
02、3406を示している。図33〜35では、ハブ3401は、格納可能コネクタ3
402および3406を有するように示されている。ハブ3401は、ドッキング・コネ
クタを有し、またそれをドックとする。格納可能コネクタ3402および3406は、図
33では閉められているように示されている。しかし、代替実施形態では、格納可能コネ
クタ3402および3406は、注入ポンプ3400、注入ポンプ3412、および/ま
たは追加の注入ポンプに直接接続させることができる。ハブ3401は、ハブ3401に
よって囲まれた支柱取付機構を有することができる(図36参照)。ハブ3401は、い
くつかの実施形態では、ドックまたはクレードルであってもよく、任意選択では、その上
部に結合されたハンドルを備えることができる。ハンドルは、支柱取付機構内に一体化さ
せることができ、それによってハンドルを持ち上げることにより、ハブ3401が支柱か
ら解放される。代替として、いくつかの実施形態では、ハブ3401はクレードルを支持
して、これを監視クライアント、例えばタブレットに取り付けることができる、または監
視クライアントを別に支柱に取り付けることができる。格納式コネクタ3402および3
406は、いくつかの実施形態では、取り付けられた場合に注入ポンプを支持するために
、格納可能コネクタ3402および3406の底部上に支持機構(例えば、リップ)を有
することができる。この例示的な実施形態では、リップはまた、電気接続のための機構で
あってもよい。
図34では、格納可能コネクタ3402が開いて示されており、コネクタ3408およ
び3410が示されている。コネクタ3408および3410は格納可能コネクタ340
2上に示されているが、他の実施形態では、コネクタ3408および3410はハブ34
01上にある、または注入ポンプ3400および3402は、コネクタ3408および3
410を覆うためのカバーである。格納可能コネクタ3406は、そこにドッキングされ
た注入ポンプ3412を有する。図35は、格納可能コネクタ3402にドッキングされ
た注入ポンプ3416を示しており、注入ポンプ3412は格納可能コネクタ3406に
ドッキングされている。注入ポンプ3400、3412、および3416は、ハブ340
1を介して図35で共に電気接続されている。図36は、図33〜35の支柱3420に
取り付けられたような、注入ポンプ3400およびハブ3401の上面図を示している。
格納可能コネクタ3402および3406は、開構成で示されている。
図37は、本開示の実施形態による、いくつかのコネクタ3703、3705、370
7、3709を有する四角形のハブ3701を示している。各コネクタ3703、370
5、3707、および3709を使用して、追加の電池、通信モジュール、スキャナ、監
視クライアント、監視クライアントのUI、患者介護デバイスなどを接続することができ
る。各コネクタ3703、3705、3707、および3709は、そこに取り付けられ
たモジュールがサブセットを使用する、標準的ピン配列を使用することができる。いくつ
かの実施形態では、各コネクタ3703、3705、3707、および3709は、例え
ば信号から決定されるような、デバイスのタイプに基づいて接続されるデバイスに特有の
利用可能なピンのサブセットを使用することができる。支柱取付機構は、四角形のハブ3
701の背面に配置することができる。四角形のハブ3701はまた、前面コネクタ37
11および背面コネクタ3713を備えることができる。各コネクタ3703、3705
、3707、3709、3711、3712に関連付けられた機械的取付具は、永久的取
付具(例えば、ねじ)または簡易着脱取付点(例えば、ラッチ)であってもよい。
図38は、本開示の別の実施形態による、支柱3715に結合されたハブ3701を有
する電子患者介護システムを示している。図38は、左側に連接型監視クライアント37
12、上部に拡張電池/通信モジュール3717、底部にバーコード・スキャナ・モジュ
ール3719、およびハブ3701の右側にポンプ・ドック3723を示している。ポン
プ・ドック3723は、全ての注入ポンプ3725、3727、3729、全て1つのユ
ニットとして輸送することができるように取り付けられた状態で、輸送のために取り外し
可能である。簡易着脱ハンドル3731をポンプ・ドック3727の上部に置いて、ハブ
3701からの容易な取り外しを可能にする。代替として、他の実施形態では、注入ポン
プ3725、3727、3729は、互いにデイジー・チェーン接続することができる。
連接型監視クライアント3721(例えば、タブレット)は、ハブ3701に永久的に取
り付けることができ、ドック3723が取り外された場合に「ゼロ・チャネル・ポンプ」
を作り出すことができる。例えば、監視クライアント3721は、ポンプが監視クライア
ント3721に取り付けられていない、および/または動作可能に通信していない場合に
、様々な患者介護デバイスを操作および監視し続けることができる。
図39は、本開示の別の実施形態による、ポータブル・ドック3733をハブ3701
から取り外すための簡易脱着ハンドル3731を備えた、支柱3715およびポータブル
・ドック3733に結合されたハブ3701を有する電子患者介護システムを示している
。ハブ3701により、図40に示すように、アダプタ・プレート3735を使用してデ
バイスをそこに接続することが可能になる。
図40は、本開示の別の実施形態による、支柱3715に結合されたハブ3701、お
よびハブ3701に結合されたドック3735を有する電子患者介護システムを示してい
る。図40のドック3735は、コネクタ・プレートとして示されている。すなわち、ド
ック3735は、ハブ3701によって提供される一般的コネクタを使用して、ハブ37
01への注入ポンプ3725、3727、3729の接続を容易にするようになっている
アダプタまたはコネクタ・プレートとして示されている。ドック3701は、ドック37
35に接続するために十分な信号および十分な機械的アラインメントおよび配向を提供す
る、および/または逆も同様である。
図41は、本開示の別の実施形態による、支柱4105に結合されたハブ4103を有
する電子患者介護システム4101を示している。ハブ4103は、3つのそれぞれの注
入ポンプ、例えば注入ポンプ4113および/または4115を受けるためのコネクタ4
107、4109、および4111を備えている。患者介護システム4101は、支柱4
105の一方側に監視クライアント4117、例えばタブレット、およびコネクタ410
7、4109、および4111を介して支柱4105のもう一方側に取り付け可能な注入
ポンプを備えている。3つのコネクタ4107、4109、4111が示されているが、
あらゆる任意の数のコネクタを使用することができる。電子患者介護システム4101は
、監視クライアント4117、および注入ポンプ、例えばコネクタ4107、4109、
4111に取り付けられた注入ポンプ4113および4115を見ることを容易にする。
それに加えて、電子患者介護システム4101は、管のルーティングを容易にする。管は
、注入ポンプの上部から底部に挿入することができる、または支柱4105の側部で監視
クライアント4117の側から(例えば、支柱4105上の管オーガナイザを使用して)
ルーティングすることができる。監視クライアント4117は連接させることができる。
ハブ4103の支柱マウントは、支柱4105に固定する、またはいくつかの調節可能な
支柱で利用可能な支柱4105内の段差上を滑ることができる。ハブ4103の支柱マウ
ントはここでは、管形状として示されているが、他の実施形態では、矩形であってもよい
、および/または電源、ハンドル、および/またはハブ・ハードウェアを備えることがで
きる。いくつかの実施形態では、ハブ4103は、電気接続をルーティングするためのク
レードルであってもよい。
図42は、本開示の別の実施形態による、患者介護デバイス、例えば注入ポンプ471
3を受けるためのノッチ4207、4709、4711を有するハブ4205に結合され
た監視クライアント4203を有する電子患者介護システム4201を示している。この
注入ポンプ4713は、ノッチ4207、4709、4711の1つ内をスライドするス
ライド・コネクタ4715を備えている。コネクタ4715は、構造的に十分であっても
よい、および/または追加の構造サポートを加えることができる。監視クライアント42
03は、折れる、例えばドック4205で平らになってもよい。ドック4205は、例え
ば左から右にまたは上から下に、管をルーティングするための逃げを含むことができる。
代替実施形態では、注入ポンプ4713はドック4205に取り付けることができ、それ
によってドック4205の前面の前で持ち上げられて、管の垂直ルーティングが容易にな
る。図43は、図に示すようにハブ4205のノッチ4207、4709、4711と接
続するための、T字形コネクタ、例えば図42のコネクタ4715の拡大図である。
図44は、本開示の別の実施形態による、積み重ね可能な患者介護デバイス4403、
4405、および注入バッグ、例えば注入バッグ4411および4408を格納するため
の積み重ね可能な容器4407を有する電子患者介護システム4401を示している。積
み重ね可能な容器4407は、中にバッグ4411、4409を固定するための蓋441
3を備えている。電子患者介護システム4401は、折り畳むことができるスクリーンを
備えた監視クライアント4415、および携帯性のために引き上げることができるハンド
ル4417を備えている。
注入バッグ4411および4407はマイクロバッグであってもよく、一体型流量モニ
タ、および/またはバッグ4411および/または4407の内容物に関連付けられたシ
リアル番号またはデータ(例えば、患者データ)を有する中に埋め込まれたRFIDタグ
を備えることができる。この特定の実施形態では、マイクロバッグ4411および440
7は、一体型流量計、点滴カウンタ、一体型点滴チャンバ、静脈管を介して通信するため
の通信リンクを備えることができ、その上で電子部品に電力を与えるための電池またはA
C/DC変換器を備えているまたは備えていない電源を備えることができる。静脈内通信
は、静脈管内に埋め込まれたまたは取り付けられた電気導体を介して、導電媒体として静
脈管内の流体を使用する電気通信を介して、静脈管を通して進む音波を使用して、または
光導波路として管内の流体を使用することによって光学的に起こる可能性がある。静脈内
通信は、例えば対称または非対称キー暗号を使用して暗号化することができる。マイクロ
バッグ4411および/または4407は、流量および/または中に入れられた液体の内
容物を記載した、データを(注入管を介して)注入ポンプに通信する光学コミュニケータ
を備えることができる。マイクロバッグ4411および/または4407は、マイクロバ
ッグ4411および/または4407の内側の液体の内容物および/または量を決定する
ためにリーダが使用することができる、点滴カウンタとインターフェース接続することが
できるピグテイルでRFIDおよび/またはNFCタグを備えることができる(例えば、
情報が中で符号化される)。マイクロバッグ4411および/または4407は、気泡サ
イズの推定を監視クライアントおよび/またはハブに通信する気泡センサ(容量または超
音波)を備えることができる。マイクロバッグ4411および/または4407は、動作
する(例えば、バルブを開く、および/または一体型流量計、点滴カウンタまたは点滴チ
ャンバ、通信リンク、電源などをアクティブにする)前に、NFCおよび/または測距モ
ジュールによって決定されるような、患者からの所定の距離内にある必要がある可能性が
ある。
図45は、本開示のさらに別の実施形態による、患者介護デバイスの別のスタックの隣
に積み重ね可能である積み重ね可能な患者介護デバイス4503、4505、4507、
4509、4511、4513、4515、4517を有する電子患者介護システム45
01を示している。電子患者介護システム4501は、折り畳むことができるスクリーン
、および携帯性のために引き上げることができるハンドル4520含む監視クライアント
4519を備えている。
図46は、本開示の別の実施形態による、単一のシリンジ4609を有するシリンジ・
ポンプ患者介護デバイス4607を備えた積み重ね可能な患者介護デバイス4603、4
605、4607を有する電子患者介護システム4601を示している。
図47は、本開示の別の実施形態による、2つのシリンジ4711、4713を有する
シリンジ・ポンプ患者介護デバイス4707を備えた積み重ね可能な患者介護デバイス4
703、4705、4707、4709を有する電子患者介護システム4701を示して
いる。
図48は、本開示の別の実施形態による、ディスプレイ(すなわち、ディスプレイ48
11、4813、4815、4817)をそれぞれ有する積み重ね可能な患者介護デバイ
ス4803、4805、4807、4809を有する電子患者介護システム4801を示
している。図49は、図48の電子患者介護デバイスのハンドル4901の拡大図である
。図50は、図48の電子患者介護システム4801のそこを通して位置決めされた注入
ライン5003を示す注入ライン・ポート5001の拡大図である。
図51〜52は、本開示の別の実施形態による、取り外し可能および積み重ね可能な患
者介護デバイス5102を示す、電子患者介護システム5101の別の実施形態を示して
いる。図52は、支柱5105で電子患者介護システム5101を輸送するための輸送構
成で移動されているハンドル5103を示している。
図53は、本開示の別の実施形態による、支柱5317に結合され、ドック・コネクタ
5305を介してハブ5303に結合された積み重ね可能な患者介護デバイス5307、
5309、5311、5313、5315を有する電子患者介護システム5301を示し
ている。ハブ5303は、監視クライアント5305に結合されている。ドック・コネク
タ5305は、デイジー・チェーン接続を介して患者介護デバイス5311、5313、
および5315に接続された、患者介護デバイス5307および5309に接続する。
図54は、本開示の別の実施形態による、底部から上に積み重ね可能である積み重ね可
能な患者介護デバイス5403、5405、5407を有する電子患者介護システム54
01を示している。図55は、本開示の別の実施形態による、上部から下に積み重ね可能
である積み重ね可能な患者介護デバイス5503、5505、5507を有する電子患者
介護システム5501を示している。
図56は、本開示の別の実施形態による、支柱5605に対して摩擦でグリップするた
めの解放ハンドル5603を有するクラッチ・システム5601の斜視図を示している。
図57は、クラッチ5607および5609を係合するためのハンドル5603の使用を
示すための、透明な背面を示す、図56のクラッチ・システム5601の背面図を示して
いる。図58は、図56のクラッチ・システムの上面断面図を示している。
図59は、本開示の実施形態による、注入ポンプを制御するためのシステム3400の
ブロック図である。システム3400は、ユーザ・インターフェース・コンポーネント3
402、ポンプ・エンジン・コンポーネント3404、データ管理治療層コンポーネント
3406、流体測定/安全性モニタ・コンポーネント3408を備えている。
コンポーネント3402、3404、3406、および3408は、例えば、ハードウ
ェア、ソフトウェア、実行中のソフトウェア、デジタル論理、ファームウェア、バイトコ
ード、仮想化で、PLD、FPGAまたはPLAを使用して、1つまたは複数のプロセッ
サ、またはそのいくつかの組合せを使用して実施することができる。例えば、コンポーネ
ント3402、3404、3406、および3408は、デバイス3401上で1つまた
は複数のプロセッサによって実行するように構成されたプロセッサ実行可能指示の動作セ
ットであってもよく、例えば、デバイス3401は本明細書に開示する監視クライアント
であってもよい。コンポーネント3402、3404、3406、および3408は、1
つまたは複数のプロセッサによって実行するために1つまたは複数のプロセッサによって
読取り可能な非一過性コンピュータ可読媒体上に記憶させることができる。例えば、1つ
または複数のプロセッサは、非一過性コンピュータ可読媒体と動作可能に通信することが
できる。
ユーザ・インターフェース3402は、ユーザ入力、例えば注入速度を受けるように構
成されたタッチスクリーン(または、タッチスクリーンを制御するためのプロセッサ実行
可能コード)であってもよい。ユーザ・インターフェース3402をオペレータによって
使用して、治療パラメータを設定し、治療状態を見ることができる。ユーザ・インターフ
ェース3402を使用して、システム3400の設定上の案内のために、および/または
システム3400の治療後分解のために、治療中に患者治療パラメータを調節することが
できる。ユーザ・インターフェース3402は、タッチスクリーンおよびボタンを備える
ことができる。ユーザ・インターフェース3402は、デバイス3401上の常駐ソフト
ウェア・アプリケーションであってもよい、または手持ち式デバイスまたはナース・ステ
ーションのコンピュータなどの遠隔または別のコンポーネントによって実行可能である。
例えば、ユーザ・インターフェース3402は、遠隔コミュニケータ11、または図1、
3、5、7、8または9の他の監視クライアント1、4、スマート・フォン、タブレット
、PC、タブレット・コンピュータなどによって実施することができる。
データ管理治療コンポーネント3406は、1つまたは複数の外部データ・システム3
410と通信することができる。例えば、データ管理治療コンポーネント3406は、ユ
ーザ・インターフェース・コンポーネント3402を介して入力された治療(例えば、注
入速度)が、(1)患者にとって安全である、(2)患者3412の病気、状態、疾病、
および/または治療計画に一致する、(3)別の薬剤または治療によって禁忌でない、(
4)(RFIDタグ、音声認証、顔認識、ユーザ名/パスワード識別または認証、セキュ
アな署名などによって決定されるような)患者3412に近接していると決定されていな
い専門家の存在が必要ないことかどうか判定するために、患者の3412のIDと電子診
療録3410を比較することができる。
データ管理治療コンポーネント3406は、全ての治療設定を含むことができ、外部デ
ータ・システム3410で設定を認証することができ、流量、薬物設定、バイタル・サイ
ンなどの治療履歴を外部データ・システム3410の電子診療録に記録することができる
。データ管理治療コンポーネント3406はまた、あらゆる安全性モニタに対してパラメ
ータを設定することができる。データ管理治療コンポーネント3406が治療を確認する
場合、設定はポンプ・エンジン・コンポーネント3404に送信される。
ポンプ・エンジン・コンポーネント3404は、患者治療パラメータ、例えば注入速度
を注入ポンプ3414に送信する。注入ポンプ3414は、本明細書に開示するあらゆる
注入ポンプであってもよい。本開示のいくつかの実施形態では、ポンプ・エンジン・コン
ポーネント3404だけが、注入速度をポンプ3414に送信する。ポンプは、流量計に
対して冗長である流体測定能力を有する可能性があり、またはシステム3406の一次流
体測定である。
流体測定/安全性モニタ・コンポーネント3408は、他のポンプ・エンジン・コンポ
ーネント3404に対するウォッチドッグとして働くことができ、流量計(図示せず)か
ら流れデータを受信することができ、ポンプ3414に対するウォッチドッグとして働く
ことができる。流体測定/安全性モニタ・コンポーネント3408は、故障またはエラー
状態が存在するか、例えば測定した注入速度が所定の範囲外または閾値を超えているかど
うか判定することができ、停止コマンドをポンプ3414に通信して、ポンプ3414を
停止することができる。それに加えて、または代替として、流体測定/安全性モニタ・コ
ンポーネント3408は、機械的閉塞デバイス(図示せず)と通信して、患者3412へ
の注入流体の流れを止めることができる。
それに加えて、または代替として、流体測定/安全性モニタ・コンポーネント3408
は、流量と、患者状態パラメータ、例えば心拍数、体温、バイタル・サインなどに関する
フィードバックを受信することができる。流体測定/安全性モニタ・コンポーネント34
08によって監視されたパラメータのいずれかが所定の範囲外である場合、テキスト・メ
ッセージまたはEメールなどの警報が、例えば、監視デバイス、遠隔コミュニケータ、他
の監視クライアント、スマート・フォン、タブレット、PC、タブレット・コンピュータ
などに発せられる。それに加えて、または代替として、機械的流体、流体測定/安全性モ
ニタ・コンポーネント3408は、機械的閉塞デバイス(図示せず)と通信して、患者3
412への注入流体の流れを止めることができる。
図60は、本開示の実施形態による、いくつかの電子患者介護デバイス3502、35
04、3506、3508、3510と通信するためのシステム3500のブロック図で
ある。
システム3500は、無線またはUSBベースのドックまたはハブ3518を備えてい
る。ドック3518は、点滴カウンタ3502、注入ポンプ3504、ウェアラブル・シ
ステム・モニタ3506、丸薬ディスペンサ3508、および他のデバイス3510に結
合されている。他のデバイスは、例えば、パルス・オキシメータ・デバイス、心拍モニタ
・デバイス、血圧デバイス、および体温デバイスなどの様々な患者状態デバイスであって
もよい。デバイス3502、3504、3506、3508、3510は、監視クライア
ント、例えばタブレット3514と通信し、その後、1つまたは複数のサーバ3516と
通信する。1つまたは複数のサーバ3516は、例えば、図1、3、5、7、または8の
設備サービス8、オンライン薬物データベース9または薬物有害事象ネットワーク9、患
者のパーソナルHER19’、または治療結果データベース10のサーバであってもよい
無線またはUSBドック3518とデバイス3502、3504、3506、3508
、3510の間の無線通信は、例えば、WiFi、ブルートゥース、ロー・エネルギー・
ブルートゥース、Zigbee、測距が可能な通信リンク、近距離通信、RFID通信な
どであってもよい。
タブレット3514は、本開示のいくつかの実施形態では、一次プログラムおよび監視
インターフェースであってもよい。タブレット3514は、単一の患者に対して構成する
ことができる、またはドック3518内にドッキングされた場合、またはタブレット35
14が患者を識別した場合に構成することができる(例えば、患者のIDがタブレット3
514に手動で、RFIDリーダ、バーコード・リーダなどを通して入力された後に、タ
ブレット3514が患者治療パラメータをダウンロードすることができる)。
タブレット3514は、患者状態パラメータまたは患者治療パラメータを1つまたは複
数のサーバ3516に通信することができる。1つまたは複数のサーバ3516は、患者
状態パラメータまたは患者治療パラメータを記憶することができる。タブレット3514
は、患者介護パラメータ、例えば患者状態パラメータまたは患者治療パラメータをリアル
タイムで(すなわち、期限などの少なくとも1つの時間制約で)通信することができる。
タブレット3514は、無線で、USBケーブルを通してドック3518に接続するこ
とができる、またはそこにドッキングすることができる。タブレット3514は、いくつ
かの実施形態では、ドック3518から1つまたは複数の有線通信を通して電力およびデ
ータを受ける。
注入ポンプ3504は、低流量注入ポンプ(例えば、毎時間0.1〜10ミリリットル
を送達することができる)、中流量注入ポンプ(例えば、毎時間10〜300ミリリット
ルを送達することができる)、高流量注入ポンプ(例えば、毎時間300〜1000ミリ
リットルを送達することができる)、様々な流量設定の間を切り替わる注入ポンプ、また
はそのいくつかの組合せであってもよい。注入ポンプ3504は、受信部を通してハブ3
518内に挿入することができる。すなわち、ハブ3518はまたドック(図60には図
示せず)であってもよい。注入ポンプ3504は、本開示のいくつかの実施形態では、ハ
ブ3518から1つまたは複数の有線通信を通して電力およびデータを受ける。注入ポン
プ3504は、ハブ3518からドッキングを外すように構成することができ、患者が持
っている間に動作し続けることができる。注入ポンプ3504は、構成のために薬局に送
信することができる、および/または注入バッグ(静脈内バッグとも呼ばれる)に取り付
けることができる。いくつかの実施形態では、注入ポンプ3504は、特定のバッグおよ
び/または特定の患者でのみ動作するように構成することができる。
ウェアラブル・システム・モニタ3506は、図1、3、5、7、8、または9のウェ
アラブル・システム・モニタ131であってもよい。いくつかの実施形態では、ウェアラ
ブル・システム・モニタ3506は、例えばRFIDを介して、スマート・アーム・バン
ドから患者の識別情報を読み出すことができ、他のデバイス3502、3504、350
8、3510のいずれにもウォッチドッグ機能を提供することができ、流量を追跡する、
空気を検出する、バイタルを監視する、またはその上に一体化されたコール・ボタンを含
むことができる。ウェアラブル・システム・モニタ3506は、エラー状態に応じて流れ
を閉塞することができる。ウェアラブル・システム・モニタ3506は、ハブ3518ま
たは注入ポンプ3504と無線通信することができる。
図61は、本開示の実施形態による、USB接続により患者介護デバイス3704、3
706A〜3706Cに接続可能なドック3702を有する電子患者介護システム370
0のブロック図である。システム3700は、タブレット3708を受けるドック370
2を備えている。ドック3702は、USB接続を含むハブ3710に結合され、USB
接続を通してドック3712および3714に接続することができる。ドック3712は
、丸薬ディスペンサ3704を受ける。ドック3714は、注入ポンプ3706A〜37
06Cを受ける。ドック3712および3714は、そこにドッキングされたデバイス3
704、3706A〜3706Cに電力を提供する。
ドック3702は、タブレット3708の内部電池に電力を供給し、これを充電する。
ドック3702はまた、USBハブ3710に結合され、タブレット3708がホストで
ある。流量計3716、例えば点滴カウンタ、およびウェアラブル・システム・モニタ3
718は、タブレット3708上のアンテナおよび送受信機を介して、および/またはド
ック3702上の送受信機およびアンテナを介して、タブレット3708に無線通信する
ことができる。本開示を鑑みて分かるように、流量計3716およびウェアラブル・シス
テム・モニタ3718は、タブレット3708との無線通信を容易にするように、図1の
通信モジュール124およびアンテナ122などの送受信機およびアンテナと動作可能に
結合することができる、あるいは中に一体化することができる。
図62は、本開示の実施形態による、電子患者介護のいくつかの段階を示すプロセス図
3800である。プロセス図3800は、例えば、図1、3、5、7、8、および9の例
示的なシステムで使用するための電子患者介護の方法であってもよい。プロセス図380
0は、段階3802〜3810を含む。段階3802は、内科医が電子診療録内の患者デ
ータおよび前の治療履歴を検討し、コンピュータ化内科医指示エントリ・サーバ3812
内に処方箋を入力するステップを含む。
段階3804は、薬剤師が薬物容器を準備し、印刷されたラベルおよび/またはRFID
で容器を識別し、送達デバイスを選択するステップを含む。段階3806は、容器を患者
または外科病棟に運び、容器、例えば制御された物質を追跡するステップを含む。段階3
808は、看護師が治療を設定および調節し、5R(正しい患者、正しい薬物など)をチ
ェックするステップを含む。段階3810は、薬剤を送達し、電子医療録に治療歴の記録
し、警報またはアラームを発し、患者の観察、例えば患者を監視するステップを含む。
図63は、ドック3904にドッキングされた注入ポンプ3902、ドック3908内
にドッキングされた丸薬ディスペンサ3906、およびUSBケーブルを介してドック3
904および3908とインターフェース接続するためのハブ3910を有するシステム
3900を示している。ハブ3910はまた、タブレット3914を受けるタブレット・
ドック3912とインターフェース接続する。それに加えて、または代替として、タブレ
ット3914はハブ3910と無線通信する。タブレット3914は、通信に使用される
モードまたはテクノロジーが変わった場合、例えば有線から無線に、または無線から有線
に変わった場合に、警報および/またはアラームを発することができる。
ハブ3910は、ディスプレイ3916を備えており、ドック3912を通してタブレ
ット3914の間にインターフェースを提供する。ハブ3910は、プログラム、セット
アップ・ガイダンス、状態、表示警報、表示アラームなどのために、ディスプレイ391
6(タッチスクリーンであってもよい)上に表示されたGUIをサポートすることができ
る。
本開示のいくつかの実施形態では、ハブ3910は、システム3900を、タブレット
3914内でまたはそれに関して起こる可能性があるあらゆる故障またはエラーに完全に
フォールト・トレラントにすることを可能にする患者安全回路の全てを含んでおり、患者
の安全に必要なユーザ・インターフェースは、ハブ3910上、または患者介護デバイス
3906および3902のディスプレイ上のいずれかである(例えば、注入ポンプ390
2は、ディスプレイ3918を備えているが、明示的に示されたデバイス3906ではな
い)。例えば、ハブ3910は、注入ポンプ3902に注入速度に対するリクエストまた
はコマンドを送信する前に送達される注入速度および薬物のユーザ確認(例えば、ハブ3
910のタッチスクリーンを介して)が必要である可能性がある。それに加えて、または
代替として、いくつかの実施形態では、注入ポンプ3902は、(例えば、注入ポンプ3
902のタッチスクリーンを介して)動作の前に送達される注入速度および薬物のユーザ
確認を要求する。
ハブ3910は、ヘルプ・ガイダンス、警報プロンプト、アラーム・プロンプトに対す
る可聴指標を鳴らすことができ、セーフティ・クリティカル・タスクを監視するために独
立した安全性システムを含むことができ、警報またはアラーム状態が生じた場合に患者介
護デバイスを安全状態にするためのフェイル・セーフ・システムであってもよく、クリテ
ィカル・センサ用の独立したセンサを備えることができ、タイム・クリティカル患者介護
デバイス、例えばリアルタイム患者介護デバイス用の独立タイム・ベースのまたはリアル
タイム・クロックを備えることができ、USBケーブルを通して患者介護デバイスに電力
を与えるための電池バックアップを備えることができ、その中で内部電池を充電するため
の回路に充電する電池を備えることができる。
ハブ3910は、ACまたはDC電源用電力入力モジュールを備えることができ、標準
的AC電力アウトレットから電力を受けることができる。ハブ3910は、IEC−60
601にしたがった、絶縁および電磁互換性に対する要件を満たすことができる。ハブ3
910は、内部バックアップ電池を充電する、中で様々な回路に電力を提供する、または
それぞれのUSBケーブルを介して患者介護デバイス3906、3902に電力を与える
ために使用される調整DC電力にAC電力を変換する。
ハブ3910は、取り付けられた患者介護デバイスが、電力パラメータ、例えば、電圧
、デューティ・サイクル、DCまたはAC電力などをハブ3910から要求することがで
きるように選択可能またはプログラム可能な、IEC−60601対応電源を備えること
ができる。ハブ3910は、IEC−60601によって規定されるような一次とは独立
した1つまたは複数の独立電源を備えることができる。
ハブ3910は、USBケーブルまたは他のケーブル(明示的には図示せず)を介して
電力を供給するために使用することができるバックアップ電池を備えている。ハブ391
0は、その独自の電池充電回路、例えば定電圧/定電流充電回路を備えることができる。
ハブ3910のディスプレイ3916は、患者介護デバイス3902、3906、39
20から受信した信号に基づいて、アラームまたは警報を表示することができる。例えば
、ハブ3910は患者介護デバイス3902、3906、3920に周期的に照会するこ
とができ、ハブ3910が、患者介護デバイス3902、3906、3920またはタブ
レット3914の1つまたは複数から応答を受けない場合、あるいは、患者介護デバイス
3902、3906、3920またはタブレット3914の1つまたは複数が無反応にな
った場合、ディスプレイ3914は警報またはアラームを表示する。アラームは、患者介
護デバイスが無反応であることをユーザに示すことができる。患者介護デバイスは、シリ
アル番号、注入ポンプ経路、注入ポンプによって送達されている薬物、患者介護デバイス
上に表示されている文字または数字を介して、監視デバイス上の患者介護デバイスの視覚
的マッピングを介して、またその他を介して、監視クライアントによって識別することが
できる。例えば、監視クライアント3914は、デバイスの視覚的マッピングを提供する
ために、そのスクリーン上に患者介護デバイス3902、3906、3920のレイアウ
ト図を表示することができる。その後、問題のデバイス、ドック、またはハブを、警報お
よび/またはアラームの対象であるデバイスをユーザに示す赤色フラッシュ・デバイスと
して示すことができる。ハブ3910はまた、状態光、LED、スピーカ、バイブレータ
、または他の視覚/音声表示器を備えることができる。
ハブ3910は、例えば、ボタン、またはスイッチ、タッチペン入力などの他の入力デ
バイスを備えることができる。本開示のいくつかの実施形態では、ハブ3910だけが、
患者介護デバイスに対して警報および/またはアラームを発するが、他の実施形態では、
患者介護デバイス3902、3906、3920またはタブレット3914が警報および
/またはアラームを発する。
ハブ3910は、それぞれ互いに対するウォッチドッグである2つの別個のプロセッサ
を備えることができる。ハブ3910はまた、大気温度センサ、圧力センサ、湿度センサ
などの様々なセンサを備えることができる。ハブ3910のセンサは、患者介護デバイス
3902、3906、3920またはタブレット3914上のセンサに対して冗長である
ことがある、またはハブ3910は、患者介護デバイス3902、3906、3920ま
たはタブレット3914にハブ3910のセンサによって行なわれた測定へのアクセスを
与えることができる。
ハブ3910は、例えば、WiFi能力、Zigbee、ブルートゥース、ロー・エネ
ルギー・ブルートゥース、Xbee、近距離通信、測距デバイスなどを含むことができる
。ハブ3910はまた、例えば、RS−232、SPI、CAN、USB、イーサネット
接続性などの様々な有線インターフェースを含むことができる。
ハブ3910はまた、低く下げられた場合に、安全回路に患者介護デバイス3902、
3906、3920またはタブレット・ドック3912の全て、または故障を生じる特定
のデバイスがフェイル・セーフ・モードに入るようにさせることができる、患者介護デバ
イス3902、3906、3920またはタブレット・ドック3912上の1つまたは複
数に結合されたフェイルセーフ・ラインを含むことができる。例えば、電気導体(すなわ
ち、ワイヤまたはライン)が、ハブ3910と抵抗器を介して電圧源に結合された1つま
たは複数の間に存在することがあり(すなわち、ラインが「高い」)、別の回路は導体を
接地に結合させることができる(導体は、いわゆる「下に引くことができる」)。本開示
の全てではないが、いくつかの実施形態では、患者介護デバイス3902、3906、3
920の1つまたは複数、またはタブレット3914などの監視クライアントなどの本明
細書に開示した患者介護デバイスがフェイル・セーフ・モードに入ると、ソフトウェア・
ルーチンのうちの重要なもの(所定のセット)だけが有効にされる、および/または重要
な回路(所定のセット)だけに電力が与えられる。全てではないが、いくつかの実施形態
では、例えば、ラジオ、ディスプレイ、ディスプレイ・ドライバ、または他の回路などの
注入ポンプのモータ・ドライバ回路を除く全ての回路を無効にすることができる。それに
加えて、または代替として、全てではないが、いくつかの実施形態では、特定のフェイル
・セーフ・モードが入力された場合に必要ではない、いくつかのソフトウェア・ルーチン
または機能を無効にすることができ、注入ポンプ内などでは、構成情報を表示するソフト
ウェアを無効にすることができる。
ハブ3910はまた、システム3900へのアクセスを可能にするため、または顔認識
ソフトウェアを使用して、またはバーコード(2Dまたは3D)を読み取ることによって
、患者、看護師、または薬物を識別するために使用することができるカメラ3922を備
えることができる。ハブ3910のカメラ3922はまた、薬物情報を読み取り、1つま
たは複数のサーバ3926に対して正確性をチェックし、薬物が正しい患者に送達されて
いることを保証することができる。それに加えて、または代替として、ハブ3910はま
た、音声認識ソフトウェアを使用して、患者、看護師、または介護人を識別するためのマ
イク3924を備えることができる。
ハブ3910はまた、バーコード・リーダ、RFIDリーダ、または磁気ストリップ・
リーダであるスキャナ3928を備えることができる。スキャナ3928を使用して、シ
ステム3900へのアクセスを可能にする、または患者、看護師または薬物を識別するこ
とができる。ハブ3910のスキャナ3928はまた、薬物情報を読み取り、1つまたは
複数のサーバ3926に対して正確性をチェックし、薬物が正しい患者に送達されている
ことを保証することができる。
ハブ3910はまた、その中で1つまたは複数のプロセッサによって実行するための1
つまたは複数のコンポーネントを備えることができる。ハブ3910は、所与の間隔で、
患者介護デバイスが通信クエリー(例えば、5秒毎または他の適切な間隔で各患者介護デ
バイスへのコールおよび応答チャレンジ、ハブ3910が応答を受信しない場合、ハブ3
910は安全ラインを「引っ張る」、すなわちエラー状態が存在することをと示す)に応
答していることを認証するためのウォッチドッグ・コンポーネントと、様々な電源電圧の
健康を監視し、電圧レベルをチェックするためのウォッチドッグ回路と、ハブ3910を
通して伝達されているデータが破損していないことを認証し、タブレット3914または
本明細書で開示される患者介護デバイスに送信される内部およびルート・パケットをチェ
ックするためのデータ完全性チェックと、プログラムされた閾値のチェックを可能にする
範囲チェッカとを備えることができる。ハブ3910は、データ完全性チェックを使用す
ることができる。
ハブ3910は、タブレット3914を監視することができ、エラーが患者介護デバイ
スに起こった場合に別に警告することができる。本開示のいくつかの実施形態では、ハブ
3910は、セーフティ・クリティカル回路およびソフトウェアの全てを含むことができ
、それによって、システム3900はタブレット3914の故障に完全にフォールト・ト
レラントである、および/またはタブレット3514のあらゆる故障モードに完全にフォ
ールト・トレラントである。
ハブ3910は、ディスプレイ3916またはタブレット3914上にデータを表示す
るために、アプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)を含むこと
ができる。APIはセキュアなデータ・クラスを含むことができる。患者介護デバイスは
、APIを使用して、ハブ3910のディスプレイ3916上に表示することができる。
患者介護デバイスは、患者介護デバイスに対してインターフェースをどのように表示する
かをタブレット3914に指示するメッセージをタブレット3914に送信することがで
きる。それに加えて、または代替として、ハブ3910は、タブレット3914上にユー
ザ・インターフェースを表示するために1つまたは複数のサーバ3926からアプリケー
ションをダウンロードするようにタブレット3914に指示するメッセージをタブレット
3914に送信し、ハブ3910は、USBケーブルを介して、または無線で(例えば、
本明細書に記載したペアリングを使用して)のいずれかで、患者介護デバイスがハブ39
10に最初に接続された時に、このメッセージを送信することができる。それに加えて、
または代替として、ハブ3910は、識別された患者介護デバイスとインターフェース接
続するためのユーザ・インターフェースを表示するようにタブレット3914に指示を送
信する。
図64は、スキャナ4006を使用した、および/または注入ポンプ4004A〜40
04Cの1つまたは複数のインターフェースを使用した確認のために、1つまたは複数の
サーバ4002の電子診療録サーバが処方箋を入力し、処方箋を注入ポンプ4004A〜
4004Cの1つの注入ポンプに送信することを可能にするシステム4000を示してい
る。処方箋は、アプリケーションを介して注入ポンプ4004A〜4004Cにサーバ4
002上のEMR記録から送信することができる。アプリケーションは、処方箋との臨床
医コンプライアンスを決定するために使用することができるベッドサイド・コンピュータ
4008上にあってもよい。いくつかの実施形態では、アプリケーションは監視クライア
ント上にある。ベッドサイド・コンピュータ4008は、注入ポンプ4004A〜400
4C上で使用するために処方箋および/または治療計画をダウンロードするために、標準
的APIを通して1つまたは複数のサーバ4002のEMRサーバとインターフェース接
続するアプリケーションを含むことができる。APIはセキュアなデータ・クラスを含む
ことができる。いくつかの追加の実施形態では、ハブは上に記載したようにミドルウェア
を通してサーバ4001と通信する。それに加えて、または代替として、図65を参照す
ると、EMRサーバとインターフェース接続するためのアプリケーションは、図65に示
すようにタブレット4102上にあってもよい。スキャナ4104はハブ4106に結合
されているように示されているが、患者介護デバイス4108A〜4108C、またはタ
ブレット・ハブ4110に取り付けることもできる。薬剤を識別するためにスキャナ41
04を使用するよりむしろ、カメラ4112を使用して、薬剤上、例えば注入バッグまた
は丸薬容器上の2Dまたは3Dバーコードを読み取ることによって、薬剤を識別すること
ができる。
図66では、システム4200が示されている。患者介護デバイス4202A〜420
2Cのうちの1つの患者介護デバイスは、患者介護パラメータ、例えば注入速度などの患
者治療パラメータを認可されたデバイスまたはペアリングされたデバイスに放送すること
ができる(図67参照)。例えば、注入ポンプ4202A、ハブ4204、遠隔コミュニ
ケータ4206、ナース・ステーション4208、またはベッドサイド・コンピュータ4
210は、温度プローブなどから放送された信号を受信することができる(例えば、注入
ポンプ4202Aは温度プローブに認可されている)。データは、異なるレベルの暗号を
有することができ、それによって、全てのデータは全てのクライアントにアクセス可能な
わけではない(例えば、別のデバイスに登録したデバイスは、最小レベルのセキュリティ
優先度を有する必要があることがある)。放送された信号は、タブレット4212または
そのサブセットによって受信されたのと同じ信号であってもよい。放送されたメッセージ
は、クロスプラットフォーム・プロトコル、例えばhttp、httpsなどを使用する
ことができる。
図67は、本開示の実施形態による、図66のシステム4200に対する通信のタイミ
ング図4300を示している。タイミング図4300は、タブレット4212で実行され
る電子診療録アプリケーション・プログラミング・インターフェースを使用した通信を示
している。本開示のいくつかの実施形態では、誤薬低減システムおよび/またはガードレ
イル(または、そのキャッシュ・バージョン)が、ハブ4204または注入ポンプ420
2A〜4202Cのうちの1つの注入ポンプ上に存在して、システム4200が1つまた
は複数のサーバ4214上で電子診療録と動作可能に通信していない場合に、冗長な患者
安全を提供することができる。
タイミング図4300は、動作4302から4354を含む。動作4302中、ユーザ
は、コンピュータまたは監視クライアント、例えばタブレット内のアプリケーション(ア
プリ)の処方箋を更新する。動作4304では、更新された処方箋は、EMR内の1つま
たは複数のサーバに通信される。動作4306は、DERS内の処方箋をチェックして、
例えば所定の基準を使用して、あらゆる患者または特定の患者に対して安全であるかどう
か判定する。動作4308は、安全性情報をDERSシステムから監視クライアントまた
はコンピュータ・アプリケーション上のアプリケーションに通信する。動作4310は、
安全性情報を受信する。動作4312は、処方箋をタブレットまたはコンピュータ・アプ
リケーションからハブのAPIに、動作4314においてハブのEMRアプリケーション
・プログラミング・インターフェース(API)を介して通信する。APIは、セキュア
なデータ・クラスを含むことができる。動作4316は、動作4318においてポンプに
処方箋を通信し、その後、処方箋を動作4320におけるポンプに通信する。動作432
2は、例えばタッチスクリーンを介して、ポンプ・ユーザ・インターフェース上の処方箋
のユーザ確認を要求する。確認後、確認は動作4324においてポンプに通信され、動作
4326において受信される。動作4326中、治療が開始され、状態情報は、動作43
28を介してポンプ状態UIに通信され、動作4330においてユーザに表示される。
また、状態情報は、動作4332および4334において通信される。動作4326で
は、状態情報は、動作4338においてWiFiを介して状態を放送するハブによって受
信される。タブレット・アプリケーションは、動作4340中の状態情報を動作4342
中の状態の通信から受信する。動作4346中、状態情報はEMR APIを介してイン
ターフェース接続され、動作4348を介してタブレットまたはコンピュータ・アプリに
通信され、動作4350において受信される。状態情報は、動作4352においてEMR
データベースに通信され、動作4354においてEMRデータベースを更新する。いくつ
かの実施形態では、EMRおよびAllscriptタブレット/コンピュータ・アプリ
またはハブの間の通信は、ミドルウェア(例えば、図1の監視サーバ3上のミドルウェア
)を通してである。
図68A〜68Bは、本開示の実施形態による、図67のタイミング図を示す方法43
35のフローチャート図を示している。方法4335は動作4301〜4333を含む。
動作4301は、アプリケーション内の患者用処方箋を更新する。動作4303は、患
者用の更新された処方箋の安全性を決定するために、サーバ上の電子診療録をアプリケー
ションから照会する。動作4305は、アプリケーションにサーバから患者用の更新され
た処方箋の決定された安全性を通信する。動作4307は、ハブのAPIにアプリケーシ
ョンから更新された処方箋を通信する。APIはセキュアなデータ・クラスを含むことが
できる。いくつかの実施形態では、動作4307の通信は、ミドルウェア(例えば、図1
の監視サーバ3上のミドルウェア)を通して起こる。動作4309は、更新された処方箋
の安全性をハブ内で決定する(例えば、いくつかの実施形態では、DERSチェックおよ
び/または処方箋チェック)。いくつかの実施形態では、動作4309は任意選択である
。いくつかの実施形態では、動作4311は、ポンプにハブから更新された処方箋を通信
する。いくつかの実施形態では、動作4311は任意選択である。
動作4313は、ポンプのユーザ・インターフェース上に更新された処方箋の確認リク
エストを表示する。動作4315は、ポンプのユーザ・インターフェース上の更新された
処方箋を確認する。動作4317は、更新された処方箋に従って流体をポンプで汲み上げ
る。動作4319は、ポンプのユーザ・インターフェース上にパラメータを表示する。動
作4321は、ハブにポンプからパラメータを通信する。動作4323は、ハブからパラ
メータを無線放送する。動作4325は、監視クライアント、例えばタブレットにハブか
らパラメータを通信する。動作4327は、監視クライアントのユーザ・インターフェー
ス上にパラメータを表示する。動作4329は、ハブのAPIを使用して、アプリケーシ
ョンにハブからパラメータおよび/または更新された処方箋を通信する。動作4331は
、サーバにアプリケーションからパラメータおよび/または更新された処方箋を通信する
。動作4333は、サーバ内の電子診療録内にあるパラメータおよび/または更新された
処方箋を更新する。いくつかの実施形態では、動作4333は、ミドルウェア(例えば、
図1の監視サーバ3上のミドルウェア)を通して通信する。
図69は、電子患者介護システム4400を示しており、図70は電子患者介護システ
ム4500を示している。いくつかの実施形態では、電子診療録アプリケーションは、図
69に示すようにタブレット4402上に、および/または図70のベッドサイド・コン
ピュータ4502上に常駐することができる。それに加えて、または代替として、いくつ
かの実施形態では、電子診療録アプリケーションは、ハブ、注入ポンプ、タブレット、患
者介護デバイス、いくつかの他のデバイスまたは装置、そのいくつかの組合せ内に常駐す
ることができる、または利用しなくてもよい。スキャナ4404を使用して、薬剤、例え
ば注入バッグが識別された患者に処方された処方箋と一致するかどうか判定することがで
きる、例えば、スキャナ4404を使用して患者を識別することができる。
図71は、注入ポンプ4408Aおよび/またはハブ4406が、タブレット4402
から、タブレット4402上で実行される電子診療録アプリケーションに照会することに
よって、どの処方箋が患者に処方されたのかをリクエストする方法を、本開示のいくつか
の実施形態により図示したタイミング図4600を示している。ユーザは、患者の識別情
報を入力することができる、または患者の識別情報が、スキャナ4404を使用してスキ
ャンされる。タブレット4402上で実行される電子診療録アプリケーションは、1つま
たは複数のサーバ4410から処方された薬剤をリクエストすることができる。タブレッ
ト・アプリケーションは、多数の処方箋、例えば多数の注入ポンプ・ベースの処方箋があ
る場合に、利用可能な処方箋のリストから選択することをユーザにリクエストすることが
できる。
タイミング図4600は、動作4602〜4652を示している。動作4602は、動
作4604中に監視クライアントを使用して、患者を識別した後に患者用の処方箋のリス
トをリクエストする。動作4602は、監視クライアントから処方箋情報を「引っ張る」
。患者は、バーコード・スキャナ、RFID呼掛器、音声または顔認識を使用して、また
は手動入力により識別することができる。タブレットは、動作4606中の患者のIDを
EMR APIを使用して、4608のタブレットまたはコンピュータ・アプリケーショ
ンに通信する。APIは、セキュアなデータ・クラスを含むことができる。患者の識別情
報は、動作4610においてEMRデータベースに通信され、動作4612において、E
MR APIに処方箋のリストを動作4614中に通信し、動作4616において監視ク
ライアントまたはコンピュータ・アプリ上で実行しているEMRプログラムによって受信
され、その後、動作4618においてこれらを監視クライアント・アプリケーションに通
信する。EMRタブレット/コンピュータ・アプリケーションおよびEMRデータベース
の間の通信は、ミドルウェア(例えば、図1の監視サーバ3上のミドルウェア)を介して
であってもよい。
監視クライアント、例えばタブレットは、動作4620において、ユーザ選択のために
患者用の様々な処方箋を表示することができる。選択された処方箋は、動作4622にお
いてハブに通信され、動作4624において処方箋をチェックすることができ、動作46
26において処方箋をポンプに通信することができる。ポンプは、動作4628において
、処方箋が例えばDERSを使用して所定の基準内にあることを保証することによって自
動的に、またはユーザ認証をリクエストすることによって有効になる。それに加えて、ま
たは代替として、ユーザは、ポンプUIを使用して処方箋を有効にすることができる。
動作4628の有効にされた処方箋は、動作4630においてハブに通信され、動作4
632では、これを監視クライアント・アプリケーションに動作4634において通信す
る。動作4636では、ユーザは処方箋を承認することができ、その後、動作4638に
おいてハブに通信される。承認された処方箋の通信は、動作4640で起こり、これを動
作4642によりポンプに通信する。動作4644では、ポンプは処方箋をポンプUIに
動作4646において通信し、ユーザは、動作4642において処方箋を確認することが
できる。確認は、動作4650においてポンプに送信される。動作4652は、治療を行
なう。
図72A〜72Bは、本開示の実施形態による、図71のタイミング図を図示した方法
4653のフローチャート図を示している。方法4653は、動作4655〜4691を
含む。
動作4655は、監視クライアント、例えばタブレット内で監視クライアント・アプリ
ケーションを使用して患者の識別情報を決定する。動作4657は、APIに監視クライ
アント・アプリケーションから患者の識別情報を通信する。動作4659は、患者用の少
なくとも1つの処方箋を決定するために、サーバ上の電子診療録をAPIから照会する。
いくつかの実施形態では、動作4659は、ミドルウェア(例えば、図1の監視サーバ3
上のミドルウェア)を通して電子診療録に照会する。動作4661は、APIにサーバか
ら患者用の決定された少なくとも1つの処方箋を通信する。動作4663は、監視クライ
アント内の監視クライアント・アプリケーションにAPIから患者用の決定された少なく
とも1つの処方箋を通信する。動作4665は、任意選択では、少なくとも1つの処方箋
のユーザ選択可能なリストを監視クライアントのユーザ・ディスプレイ上に表示する。動
作4667は、任意選択では、監視クライアント上の表示を使用して、少なくとも1つの
処方箋の処方を選択する。動作4669は、ハブに監視クライアントから選択された処方
箋および/または少なくとも1つの処方箋を通信する。
動作4671は、ポンプにハブから選択された処方箋および/または少なくとも1つの
処方箋を通信する。動作4673は、選択された処方箋および/または少なくとも1つの
処方箋を有効にする。動作4675は、ハブへポンプから選択された処方箋および/また
は少なくとも1つの処方箋を通信する。動作4677は、監視クライアントの監視クライ
アント・アプリケーションへハブから選択された処方箋および/または少なくとも1つの
処方箋を通信する。動作4679は、監視クライアントのユーザ・インターフェース上に
有効にされた処方箋の確認リクエストを表示する。動作4681は、監視クライアントの
ユーザ・インターフェース上で有効にされた処方箋を確認する。動作4683は、ハブに
監視クライアントの監視クライアント・アプリケーションから有効にされた処方箋を通信
する。動作4685は、ポンプへハブから有効にされた処方箋を通信する。動作4687
は、ポンプのユーザ・インターフェース上に有効にされた処方箋の確認リクエストを表示
する。動作4689は、ポンプのユーザ・インターフェース上で有効にされた処方箋を確
認する。動作4691は、有効にされた処方箋に従って流体をポンプで汲み上げる。
図73は、処方箋が注入ポンプ4408Aにプッシュされるタイミング図4700を示
している。それに加えて、または代替として、電子診療録アプリケーションはまた、多数
のデバイスにわたって電子医療録アプリケーション・プログラミング・インターフェース
を維持するデバイス・ハブ4406上に置くことができる。方法4700は、動作470
2〜4726を含む。いくつかの実施形態では、EMRデータベースとEMRタブレット
/コンピュータ・アプリケーションの間で、ミドルウェア(例えば、図1の監視サーバ3
上のミドルウェア)を利用することができる。
動作4702では、ユーザは監視クライアント、例えばタブレットまたはコンピュータ
上のEMRアプリケーション内で処方箋を更新する。更新は、変更した処方箋の新しい処
方箋であってもよい。更新された処方箋は、動作4704においてアプリケーションに通
信される。アプリケーションは、動作4706において更新を処理し、動作4719にお
いてEMRデータベースにこれを通信する。動作4708では、DERSは更新された処
方箋をチェックする。更新された処方箋は、動作4710において、EMR監視クライア
ントまたはコンピュータ・アプリケーションに通信され、動作4712において処理され
る。処理後に、動作4714では、更新された処方箋は、EMR APIを介して、監視
クライアント・アプリケーションに通信され、動作4721において処理される。監視ク
ライアントは、動作4716において、これをポンプに通信する。ポンプは、動作471
8において更新された処方箋を処理し、これを動作4720においてポンプに通信する。
ユーザは動作4722において更新された処方箋を確認し、動作4724においてポンプ
に通信される。動作4726において、治療が行なわれる。
図74は、本開示の実施形態により、図73のタイミング図を図示した方法4701の
フローチャート図を示している。方法4701は、動作4703〜4717を含む。
動作4703は、アプリケーション内で患者用の処方箋を更新する。動作4705は、
患者用の更新された処方箋の安全性を確認するために、サーバ上の電子診療録をアプリケ
ーションから照会する。動作4707は、アプリケーションにサーバから患者用の更新さ
れた処方箋の決定された安全性を通信する。動作4709は、監視クライアントのAPI
にアプリケーションから更新された処方箋を通信する。動作4711は、ポンプへ監視ク
ライアントから更新された処方箋を通信する。動作4713は、ポンプのユーザ・インタ
ーフェース上に更新された処方箋の確認リクエストを表示する。動作4715は、ポンプ
のユーザ・インターフェース上で更新された処方箋を確認する。動作4717は、更新さ
れた処方箋に従って流体をポンプで汲み上げる。
図75は、処方箋のユーザ確認のためにハブ4406が注入ポンプ4408Aに通信す
るタイミング図4800を示している。すなわち、図75の方法4800は、図73の方
法4700と同様であるが、ハブはEMR APIを含んでおり、これを動作4802で
処理する。
図76は、本開示の実施形態による図75のタイミング図を図示した方法4801のフ
ローチャート図を示している。方法4801は、動作4803〜4817を含む。
動作4803は、アプリケーション内で患者用の処方箋を更新する。動作4805は、
患者用の更新された処方箋の安全性を確認するために、サーバ上の電子診療録をアプリケ
ーションから照会する。動作4807は、アプリケーションにサーバから患者用の更新さ
れた処方箋の決定された安全性を通信する。動作4809は、ハブのAPIにアプリケー
ションから更新された処方箋を通信する。動作4811は、ポンプへハブから更新された
処方箋を通信する。動作4813は、ポンプのユーザ・インターフェース上に更新された
処方箋の確認リクエストを表示する。動作4815は、ポンプのユーザ・インターフェー
ス上で更新された処方箋を確認する。動作4817は、更新された処方箋に従って流体を
ポンプで汲み上げる。
図77および78は、例えば、処方箋が患者などに対して安全であるかどうか判定する
ために、ハブ4406が1つまたは複数のサーバ4410と通信する実施形態を示してい
る。
図79は、ポンプ4408Aのユーザ・インターフェース上の処方箋のユーザ確認のた
めのタイミング図5100を示している。タイミング図5100は、動作5102〜51
30を含む方法を実施する。動作5102は、監視クライアントのアプリを使用してEM
Rから処方箋をリクエストし、動作5104において通信され、動作5106において処
理される。リクエスト5102は、患者識別を介して行なうことができる。タブレットは
、動作5108においてリクエストをEMR APIを介してEMRデータベースに通信
する。動作5110は、リクエストを処理し、動作5112においてEMR APIを介
して返信する。監視クライアントは、動作5114においてEMRデータベースから受信
した処方箋を処理する。
監視クライアントは、動作5116において処方箋をポンプに通信し、動作5118に
おいて処方箋を有効にし、動作5120においてこれを監視クライアントのアプリケーシ
ョンに通信する。ユーザは、動作5122において処方箋を承認することができ、動作5
124においてポンプおよびポンプのUIに通信される。動作5126では、ユーザはポ
ンプ上で処方箋を確認することができる。確認は、動作5128においてポンプに通信さ
れ、その後、動作5130において実行される。
図80A〜80Bは、本開示の実施形態による、図79のタイミング図を図示した方法
5101のフローチャート図を示している。方法5105は、動作5103〜51512
8を含む。
動作5103は、監視クライアント、例えばタブレット内で監視クライアント・アプリ
ケーションを使用して患者の識別情報を決定する。動作5105は、患者用の少なくとも
1つの処方箋を決定するために、サーバ上の電子診療録をAPIから照会する。動作51
07は、監視クライアント・アプリケーションにサーバから患者用の決定された少なくと
も1つの処方箋を通信する。動作5109は、任意選択では、少なくとも1つの処方箋の
ユーザ選択可能なリストを監視クライアントのユーザ・ディスプレイ上に表示する。動作
5111は、任意選択では、監視クライアント上の表示を使用して、少なくとも1つの処
方箋の処方を選択する。動作5113は、ポンプに監視クライアントから選択された処方
箋および/または少なくとも1つの処方箋を通信する。動作5115は、選択された処方
箋および/または少なくとも1つの処方箋を有効にする。動作5117は、監視クライア
ントへポンプから有効にされた処方箋を通信する。動作5119は、監視クライアントの
ユーザ・インターフェース上の有効にされた処方箋の確認リクエストを表示する。
動作5121は、監視クライアントのユーザ・インターフェース上で有効にされた処方
箋を確認する。動作5123は、ポンプへ監視クライアントから有効にされた処方箋を通
信する。動作5125は、ポンプのユーザ・インターフェース上に有効にされた処方箋の
確認リクエストを表示する。動作5127は、ポンプのユーザ・インターフェース上で有
効にされた処方箋を確認する。動作5129は、有効にされた処方箋に従って流体をポン
プで汲み上げる。
図81は、ハブ4406が1つまたは複数のサーバ4410と通信して、電子診療録と
通信するタイミング図5200を示している。タイミング図5200によって実施される
方法は、動作5202〜5238を含む。いくつかの実施形態では、EMRデータベース
とEMRタブレット/コンピュータ・アプリケーションの間で、ミドルウェア(例えば、
図1の監視サーバ3上のミドルウェア)を利用することができる。
動作5202では、ユーザは監視クライアント・アプリケーションを介してEMRから
処方箋をリクエストし、動作5204において通信され、動作5206によって処理され
る。監視クライアント・アプリケーションは、動作5208においてハブのEMR AP
Iとインターフェース接続し、動作5210によって処理される。EMR APIは、動
作5212において、処方箋をリクエストし、動作5214において処理される。
処方箋は、動作5216においてハブに通信され、動作5218においてこれらを処理
し、動作5220においてこれらを監視クライアントのアプリケーションに通信して、動
作5222で処理する。処方箋は、動作5224においてポンプに通信されて、動作52
26において有効にされる。有効化は、動作5228において通信されて、動作5230
においてユーザ承認され、動作5232においてポンプに通信される。ユーザは、動作5
234において処方箋を確認することができ、動作5236で通信されて、動作5238
においてポンプ内で治療を開始する。
図82A〜82Bは、本開示の実施形態により、図81のタイミング図を図示した方法
5201のフローチャート図を示している。方法5201は、動作5203〜5233を
含む。
動作5203は、監視クライアント、例えばタブレット内で監視クライアント・アプリ
ケーションを使用して患者の識別情報を決定する。動作5205は、ハブ上のAPIに監
視クライアント・アプリケーションから患者の識別情報を通信する。動作5207は、患
者用の少なくとも1つの処方箋を決定するために、サーバ上の電子診療録をAPIから照
会する。動作5205および/または5207は、ミドルウェア(例えば、図1の監視サ
ーバ3上のミドルウェア)を利用することができる。動作5209は、ハブのAPIにサ
ーバから患者用の決定された少なくとも1つの処方箋を通信する。動作5211は、監視
クライアント・アプリケーションにハブのAPIから決定された少なくとも1つの処方箋
を通信する。動作5213は、任意選択では、少なくとも1つの処方箋のユーザ選択可能
なリストを監視クライアントのユーザ・ディスプレイ上に表示する。動作5215は、任
意選択では、監視クライアント上の表示を使用して、少なくとも1つの処方箋の処方を選
択する。動作5217は、ポンプに監視クライアントから選択された処方箋および/また
は少なくとも1つの処方箋を通信する。動作5219は、選択された処方箋および/また
は少なくとも1つの処方箋を有効にする。動作5221は、監視クライアントへポンプか
ら有効にされた処方箋を通信する。動作5223は、監視クライアントのユーザ・インタ
ーフェース上に有効にされた処方箋の確認リクエストを表示する。
動作5225は、監視クライアントのユーザ・インターフェース上で有効にされた処方
箋を確認する。動作5227は、有効にされた処方箋を監視クライアントからポンプに通
信する。動作5229は、ポンプのユーザ・インターフェース上に有効にされた処方箋の
確認リクエストを表示する。動作5231は、ポンプのユーザ・インターフェース上で有
効にされた処方箋を確認する。動作5233は、有効にされた処方箋に従って流体をポン
プで汲み上げる。
図83〜89は、本開示のいくつかの実施形態による、電子患者介護システムのいくつ
かの追加の実施形態を示している。図83は、タブレット3514および/またはハブ3
804のユーザ・インターフェース上に患者の電子診療録のいくつかを表示するために、
電子診療録アプリケーションが1つまたは複数のサーバ3516上で電子診療録とインタ
ーフェース接続するシステム5300を示している。1つまたは複数のサーバ3516か
ら受信した電子診療録からのデータのサブセット(例えば、注入ポンプ3504によって
送達されている薬剤)を、注入ポンプ3504上のディスプレイに表示することができる
。それに加えて、または代替として、いくつかの実施形態では、電子診療録からのデータ
のサブセットをハブ上でキャッシュすることができる。いくつかの実施形態では、ハブは
、ミドルウェア(例えば、図1の監視サーバ3上のミドルウェア)を通して医療用ITシ
ステムと通信することができる。
図84は、ベッドサイド・コンピュータ4204および/またはハブ4406のユーザ
・インターフェース上に患者の電子診療録のいくつかを表示するために、電子診療録アプ
リケーションが1つまたは複数のサーバ4410上で電子診療録とインターフェース接続
するシステム5400を示している。1つまたは複数のサーバ4410から受信した電子
診療録からのデータのサブセット(例えば、注入ポンプ4408Aによって送達されてい
る薬剤)を、注入ポンプ4408A上のディスプレイに表示することができる。それに加
えて、または代替として、いくつかの実施形態では、電子診療録からのデータのサブセッ
トをハブおよび/またはベッドサイド・コンピュータ上でキャッシュすることができる。
いくつかの実施形態では、ハブは、ミドルウェア(例えば、図1の監視サーバ3上のミド
ルウェア)を通して医療用ITシステムと通信することができる。
図85は、1つまたは複数のサーバ4410との通信が中断された場合に、独立システ
ムであってもよい、または図84のシステム5400である、システム5500を示して
いる。図86は、1つまたは複数のサーバ4410との通信が中断された場合に、独立シ
ステムであってもよい、または図84のシステム5400である、システム5600を示
している。図85〜86では、1つまたは複数のサーバ4410の電子診療録サーバへの
アクセスなしで、システム5500、5600内に処方箋をプログラムすることができる
。処方箋は、タブレット4402、ベッドサイド・コンピュータ4502、または注入ポ
ンプ4408A上で調節することができる。ハブ5804は、スキャナ、ベッドサイド・
コンピュータ4502、および/または注入ポンプ4408A〜4408Cと無線でおよ
び/または有線接続を介して通信することができる。いくつかの特定の実施形態では、監
視クライアント4402、ハブ、および/またはベッドサイド・コンピュータは、EMR
データなしでプログラムすることができるが、ガードレイルのローカル・バージョンと比
較することもできる。
図面を参照すると、図87は、患者を電子治療するためのシステム5700を示してい
る。ハブ5702は、1つまたは複数のサーバへの通信を取り扱う常駐電子診療録アプリ
ケーションへのネットワーキングAPIまたはローカルAPIを使用して、1つまたは複
数のサーバ5704と通信する。治療をプログラムし、実行するために、ポンプ5706
A〜5706Cが使用される。ハブ5702は、無線でおよび/または有線接続を介して
、スキャナおよび/または医療用ITシステム5704と通信することができる。
図88は、タブレット、またはベッドサイド・コンピュータを有していないシステム5
800を示している。システム5800は、1つまたは複数のサーバ5704への通信が
利用可能でない5704場合に、図87のシステム5700であってもよい。注入ポンプ
5802Aは、ポンプ5802A上のユーザ・インターフェースを使用してプログラムさ
れ、所定の安全性基準(例えば、ガードレイル)のキャッシュされたセットが、ハブ58
04またはポンプ5802A〜5802C内に存在する。所定の安全性基準は、送達され
る薬物、患者、アレルギー、または記憶された薬物禁忌に基づくことができ、安全でない
治療設定が患者に送達されるのを防ぐことができる。ハブ5804は、スキャナおよび/
または注入ポンプ5802A、5802B、および/または5802Cと無線で、および
/または有線接続を介して通信することができる。
図89は、いくつかの注入ポンプを備えたシステム5900を示している。システム5
900は、ハブとの通信が利用可能でない場合に、図88のシステム5800であっても
よい。注入ポンプ5902A〜5902Cを、ポンプ上の各それぞれのユーザ・インター
フェースを使用して直接制御することができ、薬剤が所定の基準外で送達されないことを
保証するために所定の基準のセット(例えば、DERS)を中にキャッシュすることがで
き、いくつかの実施形態では、DERSは注入ポンプ5902A〜5902C内でキャッ
シュされない、および/または永久DERSデータが不揮発性メモリ内部に記憶される。
図90は、本明細書で開示したハブの回路6000のブロック図を示している。それに
加えて、または代替として、回路6000を、本明細書のどこかで開示されたドック、通
信モジュール、またはポンプ内で使用することができる。回路6000は、デバイス・モ
ジュール・インターフェースを介していくつかのデバイスと通信するために、および/ま
たはそこに電力を提供するために、バスまたはハブとインターフェース接続することがで
きる。回路6000は、デバイス・プロセッサ・サブシステム6004によって起動させ
ることができる第1のフェイルセーフ・ライン6002、およびインターフェース・プロ
セッサ・サブシステム6008によって起動させることができる第2のフェイルセーフ・
ライン6006を含む。第1および第2のフェイルセーフ・ライン6002、6006は
、出力フェイルセーフ・ライン6012に対する出力を有するORゲート6010内に供
給される。デバイス・プロセッサ・サブシステム6004またはインターフェース・プロ
セッサ・サブシステム6008のいずれかが故障またはエラーを検出した場合、第1また
は第2のフェイルセーフ・ライン6002、6006は、出力フェイルセーフ・ライン6
012を起動させることができる。フェイルセーフ・ライン6012は、出力フェイルセ
ーフ・ライン6012、例えば、出力フェイルセーフ・ライン6012から信号を受信し
た場合に静脈ラインを通した流体の流れを自動的に防ぐことができる自動閉塞デバイスに
応じて、適切な回路および/またはデバイスに結合することができる、いくつかの実施形
態では、デバイス・モジュール・インターフェースに結合された患者介護デバイスは、そ
れぞれバック、ブースト、またはバック・ブースト電源であってもよい、調整された電源
から1つまたは複数の電圧をリクエストすることができる。
図91は、注入ポンプとインターフェース接続するための回路6100のブロック図で
ある。それに加えて、または代替として、回路6100は、ポンプに接続する本明細書に
開示されたドックまたはハブ内にあってもよく、および/または回路6100は、注入ポ
ンプ、例えば通信モジュールに取り付けることができる取付可能モジュールであってもよ
い。回路6100は、デバイス・モジュール・インターフェースを介していくつかのデバ
イスと通信するために、および/またはそこに電力を提供するために、バスまたはハブと
インターフェース接続することができる。いくつかの実施形態では、インターフェース・
プロセッサ・サブシステムは、無線リンクおよび/または近距離通信を使用して、デバイ
ス・ハブ・インターフェースと結合されたデバイスと通信することができる。
図92は、タブレット・ドック6202、注入ポンプ6204A〜6204D、注入ポ
ンプ6204A〜6204Dを受けるためのドック6206、およびタブレット6208
を備えた電子患者介護システム6200のブロック図を示している。代替実施形態では、
タブレット6208はタブレット・ドック6202内に一体化されている。追加の実施形
態では、ドック6202および6206は互いに一体化されている。さらに追加の代替実
施形態では、ドック6202、ドック6206、およびタブレット6208は互いに一体
化されている。タブレット6208は、ディスプレイ6210を使用して一次ユーザ・イ
ンターフェースを提供する。ドック6202は、ユーザ・インターフェース・テンプレー
トをキャッシュまたは記憶するためのメモリ、または患者介護デバイス、例えば注入ポン
プ6204A〜6204Dに対してディスプレイ6210上でユーザ・インターフェース
を表示するためのユーザ・インターフェース・プログラムを備えている。誤薬低減システ
ムを有する1つまたは複数のサーバ6212を使用して、例えばスキャナ6214を使用
して、処方箋を指示するまたは処方箋を検証するために、タブレット6208を使用する
ことができる。いくつかの実施形態では、医療用ITシステム6212とドック6206
の間にミドルウェア(例えば、図1の監視サーバ3上のミドルウェア)があってもよい。
ユーザ・インターフェース・テンプレートまたはユーザ・インターフェース・プログラム
は、注入ポンプ6204A〜6204Dからの集合データをディスプレイ6210上に表
示するように構成され、注入ポンプ6204A〜6204Dの1つまたは複数が故障した
場合にバックアップ・アラームとして働く。それに加えて、または代替として、ドック6
206は、注入ポンプ6204A〜6204Dの1つまたは複数が故障した場合、内部ス
ピーカおよび/または内部振動モータを使用して警告する。
ドック6206は、注入ポンプ6204A〜6204Dからデータを集めることができ
、集合させたデータをタブレット6208に通過させることができる。各注入ポンプ62
04A〜6204Dは、それぞれのディスプレイ6216A〜6216Dを備えている。
ディスプレイ6216A〜6216Dを使用して、注入中に流量を調節することができる
(処方箋をタブレット6208を通してプログラムしながら、所定の安全性基準をロード
することができる)。ディスプレイ6216A〜6216D上に表示されたユーザ・イン
ターフェース上で流量をゼロから調節することによって、誤薬低減システムの所定の安全
性基準なしで注入を開始させることができる。ディスプレイ6216A〜6216Dはま
た、視覚的、または聴覚表示での両方で、警報およびアラームを表示することができる。
ドック6206は、電力入力モジュール、医療用グレード電源、およびバックアップ電
池を備えている。ドック6206はまた、タブレット6208に、および医療用ITシス
テム、すなわち1つまたは複数のサーバ6212とインターフェース接続するための、通
信ハードウェア全てを含む。ドック6206は、支柱などの移動用ハードウェア、および
支柱取付ハードウェアを含むことができる。
処方箋のプログラム中、個人用誤薬低減システム設定、例えば所定の安全性基準が、1
つまたは複数のサーバ6212から直接受信される。タブレット6208を使用して、患
者のIDおよび薬剤内の入力を容易にすることができる。タブレット6208と1つまた
は複数のサーバ6212の間の通信は、ドック6206を通して起こる可能性がある。一
般的誤薬低減システムからの所定の安全性基準は、ドック6206上に、または注入ポン
プ6204A〜6204Dの1つまたは複数内でキャッシュされる。誤薬低減システムが
1つまたは複数のサーバ6212から利用可能でない場合、誤薬低減システムからのロー
カルにキャッシュされた所定の安全性基準は、再び利用可能になる場合に、ネットワーク
(例えば、WiFi)を通して更新される。
ドック6206は、ハブ・ドック6206の、および注入ポンプ6114A〜6114
Dの8時間の動作をサポートするのに十分な電池を有する。タブレット6110は、その
独自の電池を有することができる、または有していなくてもよい。いくつかの実施形態で
は、注入ポンプ6204A〜6204Dは、ドック6206から引っ張られている場合に
データ保存をサポートするため、および警告するために十分な電池(または、他のバック
アップ電力)を有することができる。この警告能力および別個の電池はまた、ドック62
06に移動することもできる。
ディスプレイ6216A〜6216Dの1つのディスプレイ上のポンプのUIディスプ
レイは、小さくてもよい。例えば、いくつかの実施形態では、ディスプレイ6216A〜
6216Dは、流量だけを調節することができるのにちょうど十分なだけ大きくてもよい
。これにより、あらゆる他の情報を入力することなく、注入を開始することが可能になる
。患者のIDおよび/または薬物名をEMRにアクセスする前に入力することができるの
で、タブレット6208なしで注入を開始した場合には、1つまたは複数のサーバ621
2からの誤薬低減システムまたはガードレイルからのデータは限られている。注入がタブ
レットでプログラムされ、その後に、タブレットがシステムから取り除かれた場合、ポン
プは現在の処方箋に関してガードレイル特性を実施し続けることができる。
図93は、図92のハブ6206用、または図1、3、5、7、8、または9の通信モ
ジュール124A〜124K用の回路6300のブロック図を示している。それに加えて
、または代替として、回路6300は、本明細書に記載したポンプまたはドックで使用す
ることができる。回路6300は、デバイス・モジュール・インターフェースを介してい
くつかのデバイスと通信するために、および/またはそこに電力を提供するために、バス
またはハブとインターフェース接続することができる。タブレットUIインターフェース
6302に結合されたタブレット(図示せず)は、その独自の電源(明示的には図示せず
)を有することができる。本開示のいくつかの実施形態では、回路6300は電力をタブ
レットに供給することができる。
図94は、図92のハブ6206用、または図1、3、5、7、8、または9の通信モ
ジュール124A〜124K用の回路6400のブロック図を示している。それに加えて
、または代替として、回路6400は、本明細書に記載したドックまたはポンプで使用す
ることができる。回路6400は、ディスポーザブル・インターフェースを介していくつ
かのデバイスと通信するために、および/またはそこに電力を提供するために、バスまた
はハブとインターフェース接続することができる。本開示のいくつかの実施形態では、回
路6400は電力をタブレットに供給することができる。
図95は、拡張電池6502、注入ポンプ6504、および電源アダプタ6506を有
するシステム6500を示している。システム6500は、サーバから誤薬低減システム
なしで動作することができる。注入ポンプ6504上のディスプレイ6508を使用して
、薬物情報を入力し、注入速度を制御することができる。いくつかの実施形態では、誤薬
低減システム・データは、注入ポンプ6504のメモリ内にキャッシュされ、ドッキング
により更新される。
図96は、デバイス・ハブ6602に結合された注入ポンプ6504を有するシステム
6600を示している。注入ポンプ6504は、送達を開始する能力を有する。リストか
ら容易に選ばれた薬物のサブセットに基づく制限された一般的誤薬低減システムでの緊急
モードは、デバイス・ハブ6602および/または注入ポンプ6504上にキャッシュす
ることができる。誤薬低減システムからのデータなしで、注入ポンプ6504を開始する
ことができる。
図97は、タブレット6702のインターフェースを通して注入ポンプ6504へのア
クセスを可能にするタブレット6702を有するシステム6700を示している。タブレ
ット6702のユーザ・インターフェースは、デバイス・ハブ6602内に常駐すること
ができる。DERSはタブレット6702上、デバイス・ハブ上、および/または注入ポ
ンプ6504上に常駐することができる。電源アダプタ6506は、タブレット6702
、デバイス・ハブ6602、および/または注入ポンプ6504に電力を供給することが
できる。
デバイス・ハブ6602は、タブレット6702への物理的または無線通信を有するこ
とができる。デバイス・ハブ6602は、タブレット6702用のクレードル(図示せず
)を備えることができる。タブレット6702は任意選択では、デバイス・ハブ6602
にしっかり取り付けることができる。
図面を参照すると、図98は、ドック6804(いくつかの実施形態では、クレードル
であってもよい)、ポンプ・モジュール6802A〜6802C、デバイス・ハブ660
2、およびドック6804(またはいくつかの実施形態では、クレードル)のバックプレ
ーンに差し込まれるタブレット6702を有するシステム6800を示している。加えて
、電力モジュール6804は、ドック6806内に差し込むことができる、または一体化
させることができる電力入力および予備電池を備えている。デバイス・ハブ6602は、
1つまたは複数のサーバ(図示せず)を介した全ての他のモジュールとITシステムの間
の通信用マスタである。注入ポンプ6802A〜6802Cは、図98に示す実施形態で
取り外し可能であるが、他のコンポーネントは他の実施形態では、モジュール式または一
体化されていてもよい。
注入ポンプ3802A〜3802Cは普通、ポンプ機構を実行することができるポンプ
機構および電子部品を含む。特定の一実施形態では、デバイス・ハブ6602は、1つま
たは複数の注入ポンプ3802A〜3802C用バックアップ電力、データを集め、タブ
レット6702のUIモデル(例えば、ユーザ・インターフェース・テンプレート)をホ
スティングするプロセッサ、およびモジュール式通信ハードウェアを備えている。
タブレット6702は、タッチスクリーン6808を備えることができる。電源アダプ
タ6506は、ACからDC変換を行ない、全ての電力入力モジュールおよびAC/DC
電源を含む電力モジュール6804に結合されている。電源アダプタ6506は任意選択
である、および/またはACからDC変換は、電力モジュール6804内に組み込むこと
ができる。電力モジュール6804はまた、多数のポンプ・モジュールを実行するための
拡張電池を含むことができる。ドック6806は、様々なコンポーネントを互いに接続す
るバックプレーンを備えている。
図99は、本開示の一実施形態による、デバイス・ハブ、例えば図96のデバイス・ハ
ブ6602の電子回路6900を示している。これに加えて、または代替として、回路6
900は、本明細書に記載したポンプ、ドック、または通信モジュールで使用することが
できる。回路6900は、デバイス患者介護インターフェース6916を介していくつか
のデバイスと通信するために、および/またはそこに電力を提供するために、バスまたは
ハブとインターフェース接続することができる。回路6900は、様々な電源、ユーザ・
インターフェース、通信、センサ、およびアクチュエータを備えている。回路6900は
、ACメイン6902、DC電力6904、例えば誘導、無線電力6906、および外部
電池接続6908を備えている。
ACメイン6902は、ACアウトレットを通してなどにより、メインへの直接接続で
あってもよい。ACメイン6902は、ACメイン6902からのAC信号を整流し、D
C信号に変換することができる電力入力および充電回路6910に結合されている。電力
入力AC/DCユニバーサル・サプライ6910からのDC信号は、DC電力入力および
充電回路6912に供給される。
DC電力6904は、図95の電源アダプタ6506などのDC電源から、またはバッ
クプレーンまたは別の外部電池(明示的には図示せず)からDC電力を受ける。
無線電力6906は、エネルギーを無線で受けることができる。例えば、無線電力69
06は、時変磁場を受けるコイルを備えることができ、それによってコイルにわたる電圧
が誘導され、誘導されたAC信号は円滑化回路を介して整流および円滑化され、DC電力
入力/充電回路6910に結合されている。
回路6900はまた、一次電池6914、外部電池6908、および二次電池6920
を備えている。一次電池6914は、患者介護デバイス・インターフェース6916に結
合された1つまたは複数の患者介護デバイス、およびタブレット・インターフェース69
18に結合されたタブレット(図示せず)に電力を供給するために使用される。インター
フェース6916は、1つまたは複数の通信テクノロジーを通して患者介護デバイスと接
続しなくてもよい、または患者介護デバイスの1つまたは複数と接続することができる。
タブレット・インターフェース6918は、タブレットに直接結合することができる、ま
たはタブレットのユーザ・インターフェースに結合されている。外部電池接続6908は
、電子回路6900の別個のハウジング内に置かれた1つまたは複数の電池セルと電気結
合するようになっている電気コネクタ(明示的には図示せず)であってもよい。外部電池
6908は、一次電池6914が故障した場合に、一次電池6914を補完する、または
一次電池6914と置き換えることができる。二次電池6920は、超コンデンサ692
0であってもよい。いくつかの実施形態では、二次電池6920は、電力がそうでなけれ
ば利用可能ではない、例えば、ACメイン6902が故障し、外部電池6908が取り外
されているまたは故障している、故障モードでのみ使用することができる。二次電池69
20は、二次ブザー6824を介して警告するために、デバイス・プロセッサ・サブシス
テム6922に十分な電力を供給する。
回路は、ハブ調整電源6926、調整デバイス電源6928からのゲート化独立電源、
およびタブレット調整電源6930などの様々な電源を備えている。
ハブ調整電源6926は、回路6900の電気センサに電力を与えるために使用される
。例えば、ハブ調整電源6926は、インターフェース・プロセッサ・サブシステム69
32に電圧を提供するために使用される。
調整デバイス電源6928は、ゲート化することができ、患者介護デバイス・インター
フェース6916に結合された1つまたは複数の患者介護デバイスに送られる1つまたは
複数の独立調整電圧源を提供することができる。患者介護デバイス・インターフェース6
916を介して1つまたは複数の患者介護デバイスに送られる1つまたは複数の調整デバ
イス電源6928は、電流センサ6934によって監視され、デバイス・プロセッサ・サ
ブシステム6922によって有効にされる。それに加えて、または代替として、調整デバ
イス電源6928はプログラム可能であり、それによって、患者介護デバイスは、デバイ
ス・プロセッサ・サブシステム6922から電圧をリクエストし、その後、リクエストさ
れた電圧を患者介護デバイスに供給するために調整デバイス電源6928をプログラムす
る。
タブレット調整電源6930は、タブレット・インターフェース6918に結合された
タブレットにDC電力を供給する。それに加えて、または代替として、回路6900は、
タブレットの内部電源(図99には図示せず)によって使用するために、ACメイン69
02を通して、AC信号を通過させる。
回路6900はまた、電池表示器6938、状態表示器光6940、LCDタッチスク
リーン6942を備えたユーザ・インターフェース6936を備えている。電池表示器6
938は、一次電池6914の充電状態および電池状態を示す。状態表示器光6940は
、患者介護デバイス・インターフェース6916に結合されたハブ、タブレット、および
あらゆる患者介護デバイスの状態を示す。状態表示器光6940は、患者介護デバイス・
インターフェース6916に結合された各患者介護デバイス用の1つまたは複数の光、例
えばLEDを含むことができる。例えば、状態表示器光6940は、アラーム状態を示す
ためのLED、および実行状態を示すための別のLEDを含むことができる。
本開示のいくつかの実施形態では、LCDタッチスクリーン6942は、ディスプレイ
を備えない患者介護デバイス・インターフェース6916に結合された患者介護デバイス
用のメイン表示および入力方法であってもよい。それに加えて、または代替として、LC
Dタッチスクリーン6942は、患者介護デバイス・インターフェース6916に結合さ
れたハブ、ハブの回路6900、および/または患者介護デバイスに関する詳細な情報を
表示する。加えて、LCDタッチスクリーン6942は、外部TVスクリーンなどの大き
なディスプレイに状態情報を受動的に出力するように構成することができる。
一次スピーカ6944を使用して、タブレットがタブレット・インターフェース691
8に接続されていない、および/またはそうでなければ利用可能でない場合に、ディスプ
レイまたはアラームを有していない患者介護デバイス・インターフェース6916に結合
された患者介護デバイスに対して音声ガイダンスを提供することができる。二次ブザー6
924は、バックアップ・ブザーであり、一次スピーカ6944が利用可能ではないまた
は破損されている、および/またはインターフェース・プロセッサ・サブシステム693
2が利用可能ではないまたは破損されている状態で安全性をもたらす。
本開示のいくつかの実施形態では、ハードウェア・ボタン6946を追加の安全性入力
のために使用して、独自のディスプレイを有していなく、タブレットが利用可能ではない
患者介護デバイスを停止する、または入力を提供することができる。
タブレット・インターフェース6918はインターフェース6932に結合され、イン
ターフェース・プロセッサ・サブシステム6932は、タブレット・インターフェース6
918に結合されたタブレットと通信することができる。タブレット・インターフェース
6918は、USBインターフェース6947およびブルートゥース・インターフェース
6948(ブルートゥース・インターフェース6948は、ブルートゥース・ロー・エネ
ルギー・インターフェースであってもよい)に結合されている。
患者介護デバイス・インターフェース6916は、SPI、I2C、RS232、RS
485、またはあらゆる他のシリアル・プロトコルであってもよい、シリアル・インター
フェース6949を含む患者介護デバイスにインターフェースを提供する。患者介護デバ
イス・インターフェース6916はまた、CANインターフェース6950、USBイン
ターフェース6951、イーサネット・インターフェース6952、WiFi無線インタ
ーフェース6953、およびブルートゥース・インターフェース6954を提供する。
患者介護デバイス・インターフェース6916は、患者介護デバイスのタイプ、シリア
ル番号、クラス、または性能特徴、およびマルチチャネル・クレードル、ドック、および
/またはハブ内の位置の患者介護デバイス発見を容易にする有線デバイスID6955を
含むことができる。有線デバイスID6955を使用して、所定の基準に基づいて、最適
または好ましい通信プロトコルを決定することができる。それに加えて、または代替とし
て、電力を与える方法は、所定の基準に基づいて有線デバイスID6955の機能として
選択することができる。有線デバイスID6955は、「1ワイヤ」デバイスを使用して
患者介護デバイス・インターフェース6916に取り付けられた患者介護デバイスと通信
することによって決定することができる。それに加えて、または代替として、患者介護デ
バイス・インターフェース6916はまた、患者介護デバイスのタイプ、シリアル番号、
クラス、または性能特徴、およびマルチチャネル・クレードル、ドック、および/または
ハブ内の位置の患者介護デバイス発見を容易にするために、RFID呼掛器、近距離通信
、または他の無線通信リンクを利用することができる患者介護デバイス発見を容易にする
無線デバイスID6958を含む。
患者介護デバイス・インターフェース6916はまた、デジタルI/Oインターフェー
ス6956を含む。デジタルI/Oインターフェース6956は、アクチュエータをトリ
ガし、安全性システムの一部としてピンを有効にし、または、ハブまたはクレードル上の
状態光での使用のために使用することができる患者介護デバイス・インターフェース69
16に結合された患者介護デバイス毎に多数のラインを含むことができる。
患者介護デバイスはまた、フェイルセーフ・ライン6957を備えている。インターフ
ェース・プロセッサ・サブシステム6932またはデバイス・プロセッサ・サブシステム
6922のいずれかは、論理OR6977に供給されるフェイルセーフ・ライン6957
の1つをトリガすることができる。論理OR6977の出力は、患者介護デバイス・イン
ターフェース6916に結合された電気機械閉塞デバイス(図示せず)に結合することが
できる。代替実施形態では、論理ANDは論理OR6977の代わりに使用され、それに
よって、インターフェース・プロセッサ・サブシステム6932またはデバイス・プロセ
ス・サブシステム6922は両方とも、「真である」信号がフェイルセーフ・ラインとし
て患者介護デバイス・インターフェース6916に送信される前に、特定の実施形態では
一致しなければならない(すなわち、両方とも論理的に真である)。
回路6900は、ITシステムまたは1つまたは複数のサーバ6967へのいくつかの
通信リンクを含む。回路6900は、WiFiインターフェース6960、3G/4Gイ
ンターフェース6961、およびイーサネット・ハブまたはスイッチ・インターフェース
6956を含む。3G/4Gインターフェース6961は、ホーム環境内で回路6900
を有するハブの動作を容易にする。3G/4Gインターフェース6961は、あらゆる携
帯テクノロジーまたは長距離通信送受信機、例えばコード分割多重アクセス(CDMA)
、時間分割多重化(TDM)、WiMax、エボリューション・データ・オプティマイズ
(EVDO)、直交周波数分割多重化(OFDM)、空間分割多重アクセス(SDMA)
、時間分割二重化(TDD)、時間分割多重アクセス(TDMA)、周波数分割二重化(
FDD)などであってもよい。
回路6900は、(例えば、カメラを使用して2Dバーコードを読み取ることによって
)患者認証、臨床医認証、および/または解法/薬物認証のために使用することができる
、バーコード・リーダまたはカメラ6962を備えている。
回路6900はまた、患者認証、臨床医認証、および/または解法/薬物認証のために
、または患者介護デバイスの位置を決定するために、RFID、NFC、または他の通信
プロトコル用の送受信機6963を備えることができる。
回路6900はまた、通信拡張スロット6964を備えることができ、それによって将
来の有線または無線テクノロジーを、スロット6964内にモジュール式に挿入すること
ができる。スロット6964は、1つまたは複数の拡張コネクタを備えることができ、そ
こに外部接続可能なハブのケースに対して内部にある。それに加えて、または代替として
、拡張スロット6964は、複数の機能、例えば、無線通信機能、有線通信などを有する
追加のモジュールに対する接続であってもよい。
回路6900はまた、温度センサ、圧力センサ、湿度センサ、および加速度計などのハ
ブ・センサ6965を備えることができる。回路6900はまた、例えば、タブレット・
インターフェース6918に結合されたタブレット上のGUIを介して選択するようにユ
ーザに警告または指示する場合に、触覚フィードバック用の振動モータ6966を備える
ことができる。
図100は、ポンプなどの患者介護デバイスで使用することができる機構の一実施形態
を示す回路7000のブロック図を示している。すなわち、デバイス・モジュール・イン
ターフェースは、例えば図1の注入ポンプ7とインターフェース接続することができる。
それに加えて、または代替として、いくつかの実施形態では、回路7000は、本明細書
に記載したハブ、通信モジュール、ドック、または注入ポンプ上にあってもよい。回路7
000は、デバイス・モジュール・インターフェースを介していくつかのデバイスと通信
するために、および/またはそこに電力を提供するために、バスまたはハブとインターフ
ェース接続することができる。回路7000はまた、様々な安全性システムを備えている
。回路7000は、タブレットおよびITシステムへ電源バックアップ電力および通信の
方法を供給する。回路7000は、ハブおよびタブレットに対する外部電源アダプタ(図
示せず)電源から電力を受ける。いくつかの実施形態では、デバイス・ハブ・プロセッサ
・サブシステムは、ITシステムへのイーサネット接続を含む。いくつかの実施形態では
、デバイス・ハブ・プロセッサ・サブシステムは、イーサネット、WiFi、ブルートゥ
ース、ブルートゥース・ロー・エネルギー、近距離通信などを使用して監視クライアント
・インターフェースと通信する。
図101は、回路7100のブロック図を示している。回路7100は、ハブ上にあっ
てもよい。また、デバイス・モジュール・インターフェースは、例えば図1の注入ポンプ
7とインターフェース接続することができる。それに加えて、または代替として、いくつ
かの実施形態では、回路7100は、本明細書に記載したハブ、通信モジュール、ドック
、または注入ポンプ上にあってもよい。回路7100は、デバイス・モジュール・インタ
ーフェースを介していくつかのデバイスと通信するために、および/またはそこに電力を
提供するために、バスまたはハブとインターフェース接続することができる。回路710
0は、本開示の一実施形態によるフレキシビリティのために、(例えば、本明細書に記載
したような)ITシステムと通信するためのWiFi回路7102およびイーサネット接
続7104を備えている。スピーカ7106はまた、ハブおよびITシステムへのドロッ
プ接続での問題を明確に述べるために有用である可能性がある。タブレット調整電源は、
1つの外部電源だけの使用を容易にすることができる。いくつかの実施形態では、デバイ
ス・ハブ・プロセッサ・サブシステムは、ブルートゥース、WiFi、ブルートゥース・
ロー・エネルギー、近距離通信などを使用して監視クライアント・インターフェースを介
して通信する。いくつかの実施形態では、デバイス・ハブ・プロセッサ・サブシステムは
、ブルートゥース、ブルートゥース・ロー・エネルギー、USB、近距離通信などを使用
して患者介護デバイス・インターフェースと通信する。図102は、電池専用バージョン
、すなわち前に記載した拡張電池を示している。すなわち、図102の回路7200は、
図95の拡張電池6502であってもよく、例えばシステム6500をウェアラブルにす
ることができる。図95の拡張電池6502は、互いに積み重ね可能であってもよく(例
えば、回路7200はSPIまたはCANなどの送受信機を含む)、それによって図95
の多数の拡張電池6502を互いに積み重ねて、注入ポンプ6504に電力を与えること
ができる。回路7200は、デバイス・モジュール・インターフェースを介していくつか
のデバイス(例えば、患者介護デバイス)に電力を提供するために、バスまたはハブ内に
インターフェース接続することができる。
図103は、拡張のためにフレキシビリティで多数の注入ポンプを制御する回路730
0のブロック図を示している。例えば、デバイス・モジュール・インターフェースは、多
数の注入ポンプ、1つの注入ポンプとインターフェース接続することができる、または注
入ポンプとインターフェース接続しなくてもよい。それに加えて、または代替として、い
くつかの実施形態では、回路7300を、本明細書に記載したドック、注入ポンプ、通信
モジュール、および/またはハブ内で使用することができる。回路7300は、デバイス
・モジュール・インターフェースを介していくつかのデバイスと通信するために、および
/またはそこに電力を提供するために、バスまたはハブとインターフェース接続すること
ができる。いくつかの実施形態では、監視クライアント・インターフェースは、ブルート
ゥース、ブルートゥース・ロー・エネルギー、または他の通信テクノロジーを利用するこ
とができる。いくつかの実施形態では、デバイス・モジュール・インターフェース(すな
わち、患者介護デバイス・インターフェース)は、ブルートゥース、ブルートゥース・ロ
ー・エネルギー、WiFi、および/または近距離通信を介して患者介護デバイスに結合
することができる。本実施例で分かるように、CAN通信を有線プロトコルとして使用し
て、注入ポンプと通信することができる。いくつかのデジタルが、IO利用されて、必要
に応じて、ポンプ・クレードルにいくつかの機能を加える。電力入力およびAC/DC供
給7302は、ハブの内側(すなわち、回路7300の内側)にあり、タブレット、ハブ
、および1つまたは複数の注入ポンプに電力を供給する。回路7300に結合された注入
ポンプは、「独立して」安全であってもよい。RFIDリーダ7304およびバーコード
・リーダ/カメラ7306は、患者またはプロバイダを認証するために含まれている。通
信拡張スロット7308は、他の方法が開発された場合に通信機能(例えば、認証および
位置に対するピーナツ)を拡張するために含まれている。
図104は、フェイルセーフ・ライン7402および2つのプロセッサ7404、74
06を備えた、本明細書に記載したハブ用の回路7400を示している。それに加えて、
または代替として、いくつかの実施形態では、回路7400を、本明細書で記載したよう
に、ドック、注入ポンプ、および/または通信モジュール内で使用することができる。回
路7400は、デバイス・モジュール・インターフェースを介していくつかのデバイス(
例えば、患者介護デバイス)と通信するために、および/またはそこに電力を提供するた
めに、バスまたはハブとインターフェース接続することができる。プロセッサ7406は
、安全性プロセッサであってもよい。フェイルセーフ・ライン7402は、2つのプロセ
ッサ7404、7406のいずれかによって起動させることができる。いくつかの実施形
態では、WiFi無線はイーサネット・インターフェースであってもよい。いくつかの実
施形態では、CANインターフェースは、ブルートゥース、ブルートゥース・ロー・エネ
ルギー、WiFi、または他の通信テクノロジーであってもよい。
追加の安全性が、フェイルセーフ・ライン7402によってもたらされる。例えば、パ
ルス・オキシメータ・モニタは、脈拍が上昇したまたは高すぎる場合にラインをクランプ
することができる。すなわち、フェイルセーフ・ライン出力は、電気機械閉塞器に結合す
ることができる。ハブ回路7400は、ウォッチドッグとして働くことができ、さらには
範囲チェックのために出力を監視し、パルス・オキシメータ内のプロセスがエラーである
、または故障状態である場合に、クランプをトリガするためにフェイルセーフ信号を送信
することができる。タブレットとの通信は、タブレットUIインターフェース7408を
介して無線であってもよい。回路7400は、無線電力7410を介して無線で充電する
ことができる。振動モータは、アラームがある場合に、肝臓のフィードバックを与えるた
めに追加することができる。回路7400は任意選択では、アラームまたは警報が発せら
れた場合に、ユーザに警告するための方法を実施する2つのプロセッサ7404、740
6を備えている。二次電池または超コンデンサ7412は、電力故障がある場合に、バッ
クアップ電力を提供することができる。回路7400は、ポンプ・モジュール、例えば、
通信モジュール、および/またはクレードルに取り付けるためのハブであってもよい。
図105は、本開示のさらに別の実施形態による、電子患者介護用のシステム7500
を示している。システム7500は、監視クライアント、より詳細には、積み重ね可能な
監視クライアント7502、および積み重ね可能な患者介護デバイス、例えば積み重ね可
能な注入ポンプ7504A〜7504Dを備えている。積み重ね可能な監視クライアント
7502は、旋回軸7508に沿って旋回するディスプレイ7506を備えている。ディ
スプレイ7506は、タッチスクリーンであってもよい。積み重ね可能な監視クライアン
ト7502は、常にユーザが閲覧可能なように、ディスプレイ7506を配向するために
、傾斜センサ、例えば加速度計を備えることができる。同様に、各積み重ね可能な注入ポ
ンプ7504A〜7504Dは、その傾斜に基づいて配向するそれぞれディスプレイ75
10A〜7510Dを備えることができる、例えば、ディスプレイは、積み重ね可能な注
入ポンプ7504A〜7504Dが水平配向または垂直配向で位置決めされているかどう
かにかかわらず、垂直位置に文字を示すことができる。それに加えて、または代替として
、各積み重ね可能な注入ポンプ7504A〜7504Dは、傾斜センサ、例えば加速度計
を含むことができる。
ディスプレイ7510A〜7510Dは、タッチスクリーンであってもよい。各ディス
プレイ、またはディスプレイ7510A〜7510Dは、内部傾斜によって示されるよう
に、傾斜に基づいて配向する1つまたは複数のボタンを含むことができる。例えば、図1
05に示すように、ボタン7512は積み重ね可能な注入ポンプ7504Aの細長い長さ
に対して直立位置にあるように示されている。図106を参照すると、システム7500
は傾斜しているように示されており、それによってボタン7512は、積み重ね可能な注
入ポンプ7504Aの長さに対して直立位置にあるように示されている。ディスプレイ7
507はさらに旋回軸7508に沿って旋回されることにも留意されたい。図107は、
監視クライアント7502に対して旋回されたディスプレイ7506を示している。図1
08は、静脈穴7807A〜7807Dを示している。図109は、旋回軸7408に沿
って旋回する追加の範囲を示している。図110は、スタック内にスライド可能な注入ポ
ンプ7504Bを示している。
図111〜112は、積み重ね可能な注入ポンプ8102A〜8102Dがそれぞれ上
部コネクタ(例えば、コネクタ81004)および底部コネクタ(明示的には図示せず)
を通して互いに接続され、それによって積み重ね可能な注入ポンプ8102A〜8102
Dが互いにデイジー・チェーン接続される、積み重ね可能な電子患者介護システム810
0の追加の実施形態を示している。図111は、システム8100の1つの構成を示して
いる。図112は、注入ポンプ8102Dがシステム8100から取り外し可能であるこ
とを示している。注入ポンプ8102Dは、動作を続けるためにその独自の内部電池を備
えることができる、例えば、注入ポンプ8102Dは、所定の時間にわたって注入流体を
患者内に送り込み続けるのに十分な電池電力を有することができる。
図113は、監視クライアント8106が、注入ポンプ8102Dを受けるためにコネ
クタを含むことができることを示している。監視クライアント8106は、取付可能/取
外可能ディスプレイ8110を有することができる。図114は、別の監視クライアント
8108を積み重ね可能な注入ポンプ8102Dの上に積み重ねることができることを示
している。監視クライアント8106、8108は、その動作を調整することができる。
例えば、監視クライアント8106、8108は、注入ポンプへの電力供給を調整するこ
とができ、それによって、注入ポンプ8106、8106の電池は両方とも、システム8
000に電力を供給する。
図115は、積み重ね可能な注入ポンプ8422、8424および監視クライアント8
426をデイジー・チェーン構成で互いに結合することを可能にする接続8402〜84
20を示している。図116は、積み重ね可能な注入ポンプ8422、8424および監
視クライアント8426が互いにデイジー・チェーン接続されているような、スライド可
能接続8502、8504、8506、8508を示している。スライド可能接続850
2、8504、8506、8508は、積み重ね可能な注入ポンプ8422、8424お
よび監視クライアント8426を互いに通信可能にする電気コネクタを含むことができる
図117は、バックプレーン・パネル8606、8608を介して互いに接続する、積
み重ね可能な注入ポンプ8604を備えた積み重ね可能な監視クライアント8602のシ
ステム8600を示している。バックプレーン・パネル8606は、バックプレーン・パ
ネル8608のコネクタ8612と噛み合い係合するコネクタ8610を備えている。追
加のバックプレーン・パネル(図示せず)を追加して、そこに加えられた監視クライアン
ト8602または注入ポンプ8604の数に従って、バックプレーンを例示することがで
きる。図118は、図117のバックプレーン・パネル8608の断面図を示している。
図119は、監視クライアント、より詳細には、積み重ね可能な監視クライアント88
06、および積み重ね可能な患者介護デバイス、例えば積み重ね可能な注入ポンプ880
2を備えたシステム8800を示している。積み重ね可能な注入ポンプ8802は、ドッ
ク8804内で方向「A」にスライドする。
図120は、方向「B」に移動された場合に、積み重ね可能な注入ポンプ8902Bが
コネクタ8509を介してドック8904と係合するシステム8900を示している。
図121は、本開示の実施形態による通信モジュール9000を示している。通信モジ
ュール9000は、コネクタ9002、LED状態リング9004、RFアンテナ900
4、スナップ・オン・コネクタ9006、無線充電コイル9008、電池充電および安全
性プロセッサ9010、無線通信およびセンサ・プロセッサ9012、および電池901
4を備えている。図121の通信モジュール9000は、図1、3、5、7、または8の
通信モジュール124A〜124Kであってもよい。図122は、患者介護デバイス91
00に結合された通信モジュール9000を示している。図123は、本開示の実施形態
による、図121の通信モジュール9000の電子回路9200の図を示している。
図124は、近距離呼掛器(例えば、約13.56MHzで動作するもの)が900M
Hz UHF RFIDタグを読み取ることを可能にする電子回路9300を示している
。電子回路9300は、ヘテロダイン式転送オシレータを備えている。回路93000は
、近距離問合せ信号をRFID問合せ信号に変換する。電子回路9300は、図90の通
信モジュール9000、および/または図1、3、5、7、または8の通信モジュール1
24A〜124Kによって使用することができ、近距離通信回路がRFIDタグに問い合
わせることが可能になる。各アンテナは、RF回路と置き換えることができ、回路を呼掛
器または受信機上で使用することが可能になる。それに加えて、または代替として、別の
実施形態では、UHF RFID呼掛器を使用して、近距離通信デバイスと通信するよう
に、電子回路を配置することができる。
図125〜127は、本開示の追加の実施形態によるいくつかのアンテナを示している
。図125および126は、スキャナで使用することができる、例えばRFIDまたは近
距離呼掛器および/またはアンテナ(送受信用)の前に置くことができる2つの分割リン
グ共振器12500、12600を示している。共振器12500、12600は、0.
5オンスの銅を有する0.028インチの厚さのFR−4単一側ボードを使用して作られ
ている。(図示するように)共振器を整調するためにトリミングを使用することができる
図127は、リーダ・チップで近距離パターンに焦点を合わせる、UHFリーダ(例え
ば、915MHZ RFIDリーダ)用の近距離アンテナ12700を示している。電力
増幅器なしで、約1.5インチの読取り範囲が達成される。アンテナ12700は、銅バ
ッキングを備えた、0.028インチ厚さのFR−4で作られている。アンテナ1270
0は、10pFシャント・マッチング素子で使用することができる。
図128は、本開示の実施形態により、RFIDタグ12802が取り付けられた患者
リスト・バンド12800を示している。RFIDタグ12802が患者のリスト・バン
ドに取り付けられた場合に容量が観察されるので、患者から0.01インチ離れているよ
うな、分割リング共振器(SRR)12804を使用することができる。患者の容量から
の誘電負荷が、RFIDタグ12802の周波数を下げ、それによって、SRR1280
4は、RFIDタグ12802をアンテナのより近くに結合することによって、RFID
タグ12802を整調するのを助ける。SRR12804の共振周波数は、RFIDタグ
12802の動作周波数より僅かに上であるべきである。図129は、図128のリスト
・バンド上で使用するための、分割リング共振器12804の拡大図を示している。
患者のリスト・バンド12800のRFIDタグ12802は書込み可能である。ハブ
、ドック、患者介護デバイス、および/または監視クライアントは、(1)流量、薬物設
定、バイタル・サインなどの治療履歴、(2)使用統計(患者介護パラメータ、患者治療
パラメータ、患者介護デバイス動作パラメータ、ドック、ハブおよび監視クライアントか
らの診断情報など)、(3)静脈ポンプ流量パラメータ、ECGパラメータ、血圧パラメ
ータ、パルス・オキシメータ・パラメータ、COカプノメータ・パラメータ、静脈内バ
ッグ・パラメータ、および点滴流量計値、(4)注入ポンプ、心電図信号、血圧信号、パ
ルス・オキシメータ信号、COカプノメータ信号、および温度信号の治療経過の少なく
とも1つを含む患者パラメータ、(5)注入速度または注入圧力を含む注入設定などの患
者治療パラメータを含む、患者に関連するデータをRFIDタグ12802内に書き込む
ことができ、そこから、例えば、注入ライン内の空気の存在、接続されている静脈内バッ
グ内に残っている溶液の量、または注入ライン内の流体の圧力などの様々な動作パラメー
タを受けることができる。いくつかの実施形態では、RFIDタグ12802は、所定の
経過時間(すなわち、ローリング履歴)のみをそのメモリ内に、例えば、いくつかの特定
の実施形態では、RFIDタグ12802の32キロバイトまたは56キロバイト・メモ
リ上に6時間から14時間の履歴を含む。さらに追加の実施形態では、RFIDタグ12
802は、患者ID、および/またはデータを受けるための近距離通信受信機を含むこと
ができる。
図130は、本開示の実施形態による分割リング共振器13000を示している。高い
Q分割リング共振器13000は、空隙の代わりに動作する、コンデンサ13002を備
えている。SRR13000は、10dBだけループ・アンテナを良くするために、13
.56MHZ NFCループ・アンテナから約8インチ離れて配置することができる。S
RR13000は、グループ遅延歪みを13.56MHZデジタル変調信号に下げるよう
に13.8MHZで動作するように指定することができる。図131は、本開示の実施形
態による、図130のSRR13000用の等価回路13100を示している。
図132は、本明細書に開示されたあらゆるディスプレイ上に表示することができる5
Rチェックリストを示している。図133は、本明細書に開示されたあらゆるディスプレ
イ上で開示することができる閉塞チェックリストを示している。図134は、いくつかの
注入ポンプ、例えば図1、3、5、7、8または9の監視クライアント1または11と動
作可能に通信するディスプレイを示している。
図135は、本開示の実施形態による、その情報にプロバイダがアクセスすることがで
きる患者のリストを示す、ヘルス・ケア・プロバイダのポータブル監視クライアント上の
表示の図である。
図136は、本開示の実施形態による、デバイスからの現在のデータ、および患者の診
療情報のいくつかへのワンタッチ・アクセスを備えた、特定の患者に関連付けられたデバ
イスを示す、ヘルス・ケア・プロバイダのポータブル監視クライアント上の表示を示す図
である。図137は、本開示の実施形態による、静脈注入ポンプで使用するための、薬剤
用処方箋に対するデータ入力領域を示す、ヘルス・ケア・プロバイダのポータブル監視ク
ライアント上の表示を示す図である。図138は、本開示の実施形態による、監視クライ
アントによって生成されるように、指示された薬剤に関連付けられたリスク・プロファイ
ル、および提案された動作過程を示す、ヘルス・ケア・プロバイダのポータブル監視クラ
イアント上の表示を示す図である。図139は、本開示の実施形態による、指示プロバイ
ダによる提示する準備ができている薬剤処方箋を示す、ヘルス・ケア・プロバイダのポー
タブル監視クライアント上の表示を示す図である。図140は、本開示の実施形態による
、処方箋が薬剤師に伝達されたという確認を指示プロバイダに監視システムがどのように
表示することができるかを示す、ヘルス・ケア・プロバイダのポータブル監視クライアン
ト上の表示を示す図である。
監視アシスト指示入力の実施例
患者監視システムの機能は、指示プロバイダが患者に対する新しい薬剤処方箋を入力す
る実施例によって例示することができる。このシナリオでは、内科医は、適切なセキュリ
ティ・パス・コードを入力した後に、自分の手持ち式デバイス上で許可された患者のリス
トを見ることができる。本実施例では、内科医の患者は、図97に示すように、例えば年
齢、診断、および診療録番号などの、各患者に関する限定されたユーザ選択可能情報26
でリスト化することができる。例えば、患者2に対する指示が不完全であり、看護師が注
意のために患者にフラッグを付けた場合、または監視クライアント1が、内科医通知のた
めに所定の閾値を超えたという入力をデータベースまたは患者監視デバイス14〜17か
ら受信した場合は、警告記号27を監視クライアント1によって内科医のデバイス11に
伝達することができる。
内科医がさらに検討するために患者を選択した後に、図135に示すような表示を、内
科医のデバイス11に伝達することができる。内科医は、患者が接続されているモニタ1
4〜17から生じるユーザ選択可能データを見ることができ、内科医は、患者特有の情報
を含むいくつかのデータベース19〜21、23へのワンタッチ・アクセスを有すること
ができる。実施形態では、監視クライアント1は、患者2で使用するために利用可能な注
入ポンプ7に接続またはドッキングすることができる。図136に示すシナリオでは、内
科医は、患者2に対して静脈内投薬を指示するために、注入ポンプ7を示すアイコンを押
すことができる。
図137は、内科医が投薬を遠隔で指示することができる、いくつかの可能な処方箋指
示スクリーンの1つを示している。図示した実施例では、内科医は薬物静脈内ニトログリ
セリン28を入力し、これはタイピング、または病院の薬局の処方集22によって追加さ
れたドロップ・ダウン表示を介して入力することができ、監視サーバ3を介して監視クラ
イアント1によってアクセス可能である。「PDR」ボタン29は、詳細な薬物情報に対
する病院内22または専用薬物データベース9への内科医のワンタッチ・アクセスを示す
ことができる。内科医は、直接、または監視サーバ3を介して監視クライアント1によっ
て提供されるデフォルト標準開始投薬量30を許可することによって、薬物の投与量を指
示することができる。内科医はまた、薬剤師が注入用にバッグ内に適切な濃度の薬物を調
製するのを助けるために、注入ポンプ7に対する最大流体注入速度31を特定することが
できる。
図138は、内科医が処方箋を入力した後に、患者監視システムが副作用のリスクをど
のように検出するかの実施例を示している。監視クライアント1は、新しい薬剤28をE
HR19からダウンロードした患者の既存の薬剤および薬物アレルギーのリストと比較す
ることができる。監視サーバ3は、好ましくは、監視クライアント1内に適切な患者特有
のデータを追加し、クライアント1は、新しい薬剤指示が入力された後に、この情報を検
索するようにプログラムされる。監視クライアント1は、監視サーバ3から各患者の薬剤
および新しい薬剤28に関連付けられた顕著な副作用および薬物相互作用のリストをリク
エストするようにプログラムすることができる。サーバ3は、その後、この情報のために
薬局データベース22または外部データベース9にアクセスすることができる。既存の薬
剤または新しい薬剤28に共通する潜在的な薬物相互作用または副作用が検出された場合
、図138に示すように、監視クライアント1は警告32を発し、これを指示する内科医
に伝達することができる。潜在的副作用が新しい薬剤および既存の薬剤の両方に共通する
影響によるものである場合、監視クライアント1は、これを潜在的な追加副作用として分
類し、初期薬物投与量を、例えば50%だけ減らす提案33を発することができる。
図139に示すように、指示する内科医は、提案33を受け入れる、または提案された
投与量を別の値に編集するオプションを有する。いずれの場合では、監視クライアント1
は、警告32のレポート34、内科医によって行なわれた修正動作33があればそれを、
内科医が患者のEHR19に記録するまたは入力する前にレポートをさらに編集するオプ
ションと共に生成し、記録することができる。
薬剤投与量が最終的に決定されると、監視クライアント1は、指示を病院薬剤師6およ
び患者の看護師5の両方の通信デバイスに転送することができる。図140に示すように
、このタスクの達成のレポートはその後、指示する内科医11に再び伝達することができ
る。薬剤師は、溶液バッグ内で適切な濃度の薬剤を混合するために、指示する内科医によ
って提供された情報を使用することができる。薬剤瓶および溶液バッグは両方とも、薬剤
師の監視クライアント6内に読み取ることができ、監視クライアント1によって(監視サ
ーバ3によってアクセスされるような薬局データベース22を使用して)正しいと認証す
ることができる、例えばバーコード識別子などの識別タグを有することができる。薬剤師
はその後、薬剤バッグに永久的に取り付けられるバーコード・ラベルなどの独自の識別ラ
ベルを生成することができ、コードは薬剤28が調製された患者2に独自にリンクされて
いる。ラベル上の識別コードは、看護師が薬剤28を投与しようとする時に、後で再統制
するために監視クライアント1に伝達することができる。
調製した薬剤28が患者のフロアに到着した後に、看護師はその後、これを患者2に投
与する準備をすることができる。この例示的なシナリオでは、監視クライアント1は、薬
剤バッグ上の識別コードが処方された患者2の識別情報と一致することを検証するために
看護師が使用することができる、バーコード・リーダなどの入力デバイスを備えることが
できる。識別情報が薬剤師によって監視クライアント1内に入力された情報と一致する場
合、看護師は、デバイス1から離れて、薬剤バッグを吊るし、注入ポンプ7を介して注入
を開始することができる。実施形態では、監視クライアント1は、投与量、患者に対する
最大流体速度、バッグ内の薬物の濃度、およびポンプに対する注入速度(任意選択では、
監視クライアント1内でプロセッサによって算出することができる)を含む、処方箋を看
護師に表示する。この情報により、看護師は、手動で算出し、ポンプ7に対して監視クラ
イアント1によって設定された注入速度が正しいことを検証する能力を有する。
図141は、本開示の実施形態による、アダプタ14102に結合されたマイクロイン
フュージョン・ポンプ14104によって形成された装置14100を示している。アダ
プタ14102は、マイクロインフュージョン・ポンプ14104の動作を制御するため
に使用することができるタッチスクリーン14106を備えている。マイクロインフュー
ジョン・ポンプ14104は、管14108からポンプで流体を汲み上げる。
アダプタ14102は、図3、5、7、8の監視クライアント1、図9の監視クライア
ント902、図1のドック102または104、図3のドック102または104、図5
のドック502、図8のハブ802、図8のドック804、806、または102、図1
、3、5、または7のドングル133、または本明細書に開示されたあらゆる患者介護デ
バイスと無線通信することができる。
アダプタ14102は、様々な電気コネクタを備えることができ、それによってマイク
ロインフュージョン・ポンプ14104をアダプタ4102にドッキングすることができ
る。アダプタ14102は、患者介護デバイス・ドック104とインターフェース接続す
るように、裏側に電気コネクタを備えることができる。例えば、アダプタ14102はコ
ネクタを備えることができ、それによってアダプタ14102はドッキングすることがで
きる。
タッチスクリーン4106を使用して、注入速度、ボーラス量、または拡張ボーラス設
定などを設定することができる。それに加えて、または代替として、タッチスクリーン4
106を使用して、マイクロインフュージョン・ポンプ14104内に残った液体薬剤量
を推測することができる。
図142は、本開示の実施形態による、データを患者介護デバイスから監視クライアン
ト、別のハブ、またはドックに無線中継する無線ハブ・デバイス14200の斜視図を示
している。
無線ハブ・デバイス14200は、タッチスクリーン14204に結合された本体14
02、およびホルダ14206を備えている。無線ハブ・デバイス1420は、別の患者
介護デバイスからの患者介護デバイスへのデータを、監視クライアント、別のハブ、ドッ
クなどに通信することができる。例えば、無線ハブ・デバイス14200は、第1の無線
プロトコルに従って、患者介護デバイスとデータを通信し、別の無線プロトコルを介して
情報を監視クライアント、別のハブ、ドックなどに中継することができる。例えば、無線
ハブ・デバイス14200は、ブルートゥースを介して患者介護デバイスと通信すること
ができ、近距離通信を介してドック(例えば、図1のドック104)にデータを中継する
。この特定の実施形態では、ホルダ14206は、ホルダ14206がドック、例えば図
1のドック104内にあるような形状にすることができる。
図143は、本開示の実施形態による、アダプタ14316およびドック14314を
介して監視クライアント1430に結合されたモジュール式患者介護デバイス14304
、14306、14308および14310を有する電子患者介護システム14300の
正面斜視図を示している。ドック14314は、支柱14312に結合されている。アダ
プタ14316は、ドック14314と患者介護デバイス14304、14306、14
308および14310の間に電気接続を提供する。すなわち、アダプタ14316は、
使用される患者介護デバイス14304、14306、14308および14310のタ
イプに基づいて変更することができる。
図144は、本開示の実施形態による、図143の電子患者介護システムの側面斜視図
を示している。図143〜144を参照すると、患者介護デバイス14306は、レール
14318および14320を介してアダプタ14316の上でスライドする。注入ポン
プ14304は、ばね装填フランジ14322上にスナップ嵌めすることができる。アダ
プタ14316の裏側のレバーを引っ張って、フランジを注入ポンプ14304から離れ
るように引っ張ることができる。
図145は、本開示の実施形態による、図143に示した患者介護デバイスの1つのイ
ンターフェースの拡大斜視図を示している。次に図144および145を参照すると、レ
ール14318はトラック14502と係合し、レール14320はレール14504と
係合する。空間14506はフランジ14322を受け、それによって注入ポンプ143
04がアダプタ14316内の定位置にスナップ嵌めする。
図146は、本開示の実施形態による、図143の電子患者介護システム14300の
上面図を示している。ドック14314は、2つのアダプタ14602および14316
に結合されている。ドック14314は、クランプ14606を介して支柱14312に
結合されている。ポンプ14304は、ポンプ・ドア14604が開いて示されている。
図147は、本開示の実施形態による、電子患者介護用のシステム14700の図を示
している。システム14700は、中央サーバ14702、中央サーバ・クライアント1
4703、病院サーバ14704、1つまたは複数の医療用ITシステム14705、ド
ック/ハブ14707、14708および14709、および病院サーバ・クライアント
14706を備えている。
中央サーバ14702は、企業レベル・サーバ、病院レベル・サーバ、またはグローバ
ル・サーバ(例えば、クラウド・サーバ)であってもよい。中央サーバ14702は、ソ
フトウェア更新、ファームウェア更新、および/または構成ファイルを提供することがで
きる。例えば、中央サーバ14702は、病院サーバ14704、ドック/ハブ1470
7、14708および14709、ドック/ハブ14707、14708および1470
9に結合された患者介護デバイス、またはデバイスIDに基づいてドック/ハブ1470
7、14708および14709と動作可能に通信する監視クライアントに対して更新を
提供することができる。それに加えて、または代替として、中央サーバ14702は、以
下に記載するようにサンドボックスにダウンロードするためにソフトウェアを提供するこ
とができる(図148参照)。それに加えて、または代替として、中央サーバ14702
は、使用統計(患者介護パラメータ、患者治療パラメータ、患者介護デバイス動作パラメ
ータ、ドック、ハブおよび監視クライアントからの診断情報など)を受信することができ
る。中央サーバ14702は、データをデータベース、例えばSQLデータベース、関連
データベースなどに記録することができる。
中央サーバ・クライアント14703は、上に記載したように、中央サーバ14702
と通信して、中央サーバ14702の動作を監視する、中のログ・ファイルを閲覧する、
または薬物の有効性に関するデータを閲覧することができる。本開示のいくつかの実施形
態では、中央サーバ・クライアント1403は、ナース・ステーションのソフトウェアで
あり、それによって看護師はドック/ハブ、患者、および/または患者介護デバイスを監
視することができる。
病院サーバ14704は、病院、病院の治療室(例えば、新生児集中治療処置室(NI
CU)、集中治療室(ICU)など)、病院のフロア内に、または病院のグループ(例え
ば、病院の経営グループ)に設置することができる。
病院サーバ14704は、(1)DERSのカスタム・セットを含むことができ、患者
介護デバイス、ドック/ハブまたは監視クライアントを追跡することができ、(2)不適
合の患者介護デバイス、ドック/ハブならびに/もしくは監視クライアントを識別し、記
録することができる、および/または(3)(例えば、中央サーバ14702からの更新
ソフトウェアファイル、構成ファイル、またはファームウェア・ファイルにより)ドック
/ハブ、監視クライアント、および/または患者介護デバイスを構成または更新すること
ができる。
1つまたは複数の医療用ITシステム14705は、病院サーバ14704と通信して
、そこに機能を与える。医療用ITシステム14705は、コンピュータ化プロバイダ指
示エントリ(CPOE)、薬物ライブラリ、電子診療録(EMR)、コンピュータ化保守
管理システム(CMMS)、または他のデータベースまたはコンピュータ化システムを提
供することができる。
ドック/ハブ14707、14708および14709は、病院サーバ14704と通
信する。患者の部屋にはドック/ハブ14707、14708および14709の1つま
たは複数があってもよい。
病院サーバ・クライアント14706により、ユーザまたは技術者が、病院サーバ14
704とインターフェース接続することが可能になり、ソフトウェアの更新を容易にする
、中のログ・ファイルを監視する、または連続品質改善(CQI)を容易にするのを助け
る。
図148は、本開示の実施形態による、電子患者介護システム14802のブロック図
を示している。システム14802は、企業サーバ・システム14804、アプリケーシ
ョン・ストア14806、デバイス・マネージャ14808、1つまたは複数のハブ14
26、1つまたは複数タブレット14810、1つまたは複数の注入ポンプ14814、
および1つまたは複数の無線センサ14816を備えている。タブレットとドック/ハブ
14812の間、ドック/ハブ14816と無線センサ14816の間、ドック/ハブ1
4812と注入ポンプ14814の間、ドック/ハブ14812とデバイス・マネージャ
14808の間、デバイス・マネージャ14808とアプリケーション・ストア1480
6の間、および/またはデバイス・マネージャ14840と(1つまたは複数の)企業サ
ーバ14804の間の通信は、WiFi、イーサネット、ブルートゥース、USB、3G
、4G、HALO、SOAP、XMLデータを使用して、自己記述データ、HL7、TC
P/IP、ブルートゥース・テンプレート、専用および/または非専用通信リンクを使用
して行なうことができる。
企業サーバ・システム14804は、いくつかの実施形態では、CMMSデータベース
14832、CPOE14834、EMR14836、および/または課金サーバ148
38を備えることができる。企業サーバ・システム14804は、キャリブレーション・
データ、電池寿命などを含む機器健康情報をCMMS14832で受信することができる
アプリケーション・ストア14806は、1つまたは複数のデバイス・アプリケーショ
ン(または、プログラム)14850、14851、14852、および/または148
53を含むことができ、1つまたは複数の患者介護デバイス、1つまたは複数のセンサ、
1つまたは複数の注入ポンプ14814を制御またはプログラムすることができ、患者診
断機能などを提供することができる。アプリケーション・ストア14806は、暗号化通
信を提供して、デバイス・アプリケーション14850〜14853の1つまたは複数の
ダウンロードを容易にすることができる。
デバイス・マネージャ14808は、グローバルDERS14840およびローカル・
ポリシー14842を提供する病院レベル・サーバであってもよい。ローカル・ポリシー
14842は、例えば、病院(例えば、ER、NICU、ICUなど)内の特定のドック
/ハブ14812の位置に基づいて、追加のハードまたはソフト・リミット(例えば、薬
物に関する)を含むことができる。
ドック/ハブ14812は、1つまたは複数の有線または無線センサ14816、1つ
または複数の注入ポンプ14814に結合することができる、および/または他の患者介
護デバイスに接続することができる。ドック/ハブ14812は、専用または非専用通信
リンクを介してWiFi、イーサネット、ブルートゥース、ブルートゥース・ロー・エネ
ルギー、USB、3G、4G、HL7、TCP/IP、ブルートゥース・テンプレート、
または他のプロトコルを使用して1つまたは複数の無線センサ14816と通信すること
ができ、自己記述データを使用していてもよい。無線センサは、上に記載した通信モジュ
ールの1つを使用することができる(例えば、無線センサ14914は、SPIなどのシ
リアル・リンクを介して通信モジュールに結合することができる)。タブレット1481
0は、ドック/ハブ14812とインターフェース接続することができる。ドック/ハブ
14812は、デバイス・マネージャ14808からDERS14840によって周期的
に更新することができるDERS14826のローカル・コピーを含むことができる。そ
れに加えて、または代替として、ドック/ハブは、デバイス・マネージャ14808によ
って周期的に更新することができるローカル・ポリシー14828のローカル・コピーを
含むことができる。
タブレット14810は、介護人または患者にその日の活動のチェックリストを提供す
る介護フロー・シートを提供することができ、体重計、バイタル・モニタ、入浴に関する
データ、着替え、患者介護デバイスからの食事情報を記録し、記録することができる、ま
たはタブレット14810に手動で入力することができ、EMR14836内の患者のE
MRファイル内で更新および記憶することができる。タブレット14810は、どのよう
におよびいつ着替えるのか、尿出力を測定するのか、または血糖値読取りを行なうのかな
ど特定の介護動作に対するリマインダーとして働くように、家の患者または介護人への指
導を提供することができる。それに加えて、または代替として、タブレット14810は
、介護人、患者、またはユーザにソフト・アラームおよび/またはハード・アラームの原
因をどのように解消するのかを指示することができる。
患者介護デバイス、例えば注入ポンプ14814は、注入ポンプ14814がドック/
ハブ14812に密接してあって、例えば、デバイスをペアリングする、構成データを通
過させる、またはドック/ハブ14812が関連付けられた患者に対して注入ポンプ14
814パラメータを設定する場合に、ドック/ハブ14812と通信する近距離通信(N
FC)を含むことができる。NFC通信の後、注入ポンプ14814は、ドック/ハブ1
4812と無線でまたは無線リンクを介して通信することができる。例えば、注入ポンプ
14814は、ドック/ハブ14812と密接(または接触)することができ、NFC通
信を使用して、注入ポンプ14814をドック/ハブ14812とブルートゥース通信リ
ンクを使用してペアリングする。
ドック/ハブ14812は、デバイス・アプリケーション14820〜14824をサ
ンドボックス14814内で実行することができる。サンドボックス14814は、アプ
リケーションを所定の基準で書き込む必要があることがある。いくつかの実施形態では、
サンドボックス14814は、セキュアなデータ・クラスを有するAPIを含むことがで
きる。さらに別の実施形態では、サンドボックス14814は、監視クライアント148
10上にあってもよい。サンドボックス14814は、仮想機械であってもよく、デバイ
ス・アプリケーション14820〜14824が利用することができるリソース(例えば
、APIを介して利用可能なハードウェアまたはソフトウェア・リソース)を制御するプ
ログラムであってもよく、デバイス・アプリケーション14820〜14824によって
アクセス可能なグローバル変数を有することができ、インタープリタ・ベースのものであ
ってもよい。すなわち、サンドボックス14812は、デバイス・アプリケーション14
820〜14824が、制御および制限されたリソース環境において実行することを可能
にする保護領域である。サンドボックス14812は、デバイス・マネージャ14808
またはアプリケーション・ストア14806からダウンロードすることができる。サンド
ボックス14812は、例えば、バージョン番号、シリアル番号、ロット番号、ハードウ
ェア・バージョン番号、ソフトウェア・バージョン番号、オペレーティング・システム・
タイプ、オペレーティング・システム・サービス・パック、他の識別子などのあらゆる1
つまたは組合せに基づいて、特定のドック/ハブ・タイプに対して予め構成することがで
きる。
例えば、ドック/ハブは、シリアル番号によって注入ポンプ14814を識別し、アプ
リケーション・ストアからデバイス・アプリケーション14850をドック/ハブ148
12(例えば、デバイス・アプリケーション14820)にダウンロードすることができ
る。デバイス・アプリケーション14820〜14824は、(例えば、XMLを介して
)表示のためにタブレット14810に注入ポンプ14814に関する情報を中継するた
めに、注入ポンプ14814を制御するおよび/またはこれと通信することができる。そ
れに加えて、または代替として、デバイス・アプリケーション14820〜14824の
1つまたは複数は、デバイスからのデータを表示し、複雑な経験則を使用して、いくつか
のソースなどからのデータを組み合わせることができる。サンドボックス14818はま
た、メモリ、不揮発性メモリ、ハード・ドライブ、ネットワーク・インターフェース、入
力デバイス、出力デバイス、ブザーなど様々なリソースへのアクセスを制御することがで
きる。いくつかの実施形態では、サンドボックス14818は、デバイス・アプリケーシ
ョン14820〜14824がシステム・ファイルなどの特定のファイルを読み取る、お
よび/またはそこに書き込むのを制限または禁止することができる。サンドボックス14
818は、「メモ帳」メモリ空間および/またはメモ帳ハードディスク空間などの、一時
および/または保護リソースをデバイス・アプリケーション14820〜14824に提
供することができる。
デバイス・アプリケーション14820によりDERS14826、ローカル・ポリシ
ー14828を妨害する、またはドック/ハブ14812がその一次機能(例えば、指定
された高い優先度の機能)を行なうのを抑制しようとするあらゆる試みは、ドック/ハブ
14812上で実行している他のソフトウェア(例えば、スレッド・プールからの1つま
たは複数のプロセス・ブロックまたは1つまたは複数のスレッドを介してサンドボックス
の実行を制御する、アンドロイド・オペレーティング・システム、iOS,Linux、
ウィンドウズ、またはウィンドウズCEなどのオペレーティング・システム)によって防
がれる。
サンドボックス14818は、デバイス・アプリケーション14820〜14824の
1つまたは複数の開始を制御することができる。例えば、サンドボックス14818は、
実行するように指定されたデバイス・アプリケーション14820〜14824のデバイ
ス・アプリケーションがいかなる破損リンクをも有しておらず、サンドボックス1481
8によって制御される所定の基準に一致することを保証するように、ルールまたはリンク
(例えば、ダイナミック・リンク・ライブラリ・コール)をチェックすることができる。
例えば、サンドボックス14818は、ドック/ハブ14812のソフトウェア内の共有
ライブラリに対するデバイス・アプリケーション14850からの参照の全てが、特定の
「安全」共有ライブラリ内に存在すること、ライブラリ内の特定の関数または変数が存在
すること、およびデバイス・アプリケーション14820〜14824によってリクエス
トされ、デバイス・アプリケーション14820〜14824によって通信された変数お
よびデータ・タイプがライブラリと一致する、またはその中に存在することをチェックす
ることができる。
本開示のいくつかの実施形態では、サンドボックス14818はリソースへのアクセス
に優先順位を付ける。例えば、多数のデバイス・アプリケーション14820〜1482
4が、アラーム状態を示すアラーム・デバイス(例えば、スピーカ)または変数へのアク
セスをリクエストした場合、サンドボックス14812は、リクエストのソースに優先順
位を付け、タブレット14810上にアラーム原因の優先リストを表示して、介護人が特
定のアラーム状態を無効にする、多数のアラーム原因に対処する、および/または患者の
状態を評価することが可能になる。
本開示のいくつかの実施形態では、ドック/ハブ14812は、2つのコアを有するプ
ロセッサを備えており、それによってコアの1つがサンドボックス14818を実行し、
別のコアが、デバイス・アプリケーション14820〜14824の1つを介してサンド
ボックス14818によって使用されるリソースの割り当てを制御するオペレーティング
・システムを実行する。
本開示のいくつかの実施形態では、ドック/ハブ14812は2つのプロセッサを備え
ており、それによってプロセッサの1つがサンドボックス14818を実行し、別のプロ
セッサが、デバイス・アプリケーション14820〜14824の1つを介してサンドボ
ックス14818によって使用されるリソースの割り当てを制御するオペレーティング・
システムを実行する。
本開示のいくつかの実施形態では、ドック/ハブ14812は2つのプロセッサを備え
ており、それによってプロセッサの1つがサンドボックス14818を実行し、別のプロ
セッサが、デバイス・アプリケーション14820〜14824の1つを介してサンドボ
ックス14818によって使用されるリソースの安全動作を保証するウォッチドッグ機能
を実行する。
本開示のいくつかの実施形態では、ドック/ハブ14812は2つのプロセッサを備え
ており、それによってプロセッサの1つがリアルタイム安全性プロセッサを実行し、別の
プロセッサが、サンドボックス14818、およびデバイス・アプリケーション1482
0〜14824の1つを介してサンドボックス14818によって使用されるリソースの
割り当てを制御するオペレーティング・システムを実行する。
本開示のいくつかの実施形態では、ドック/ハブ14812はそれぞれ1つまたは複数
のコアを有する1つまたは複数のプロセッサを備えており、それによって少なくとも1つ
のプロセス制御ブロックがサンドボックス14818を実行し、少なくとも別のプロセス
制御ブロックが、デバイス・アプリケーション14820〜14824の1つを介してサ
ンドボックス14818によって使用されるリソースの割り当てを制御するオペレーティ
ング・システムを実行する。
ドック/ハブ14812は、患者介護デバイスからのデータを非識別化し、データをデ
ータベース14830(例えば、クラウドをベースとするデータベース)にアップロード
することができ、データは、病院または病院システム内で病気の流行検出、リソース計画
、および展開計画を容易にするために、国家レベルで集められたリアルタイムデータであ
ってもよい。
図149は、本開示の実施形態による、図147および/または図148の電子患者シ
ステムのベッドサイド部のブロック図14900を示している。図14900は、監視ク
ライアント14902(タブレット148120であってもよい)、監視クライアント1
4902がドック/ハブ14906(ドック/ハブ14812であってもよい)とインタ
ーフェース接続することができるような監視クライアント・アダプタ14904、および
いくつかの注入ポンプ14910を備えている。ドック/ハブ14906は、WiFi、
Zigbee、ブルートゥース、メッシュ・ネットワーク、ポイント・ツゥ・ポイント・
プロトコル(例えば、WiFiに基づく)などを介して、注入ポンプ14910と通信す
ることができる。注入ポンプ14910は、ACアウトレット14908(図示せず)を
介して直接、および/またはドック/ハブ14906から直接電力を受けることができる
。ドック/ハブ14906は、無線センサ14814に(無線または有線で)、およびU
SBセンサ14912にUSBケーブルを介して結合されている。
本開示のいくつかの実施形態では、例えば、専用または非専用通信リンクを介してWi
Fi、イーサネット、ブルートゥース、USB、または他のプロトコルにより、ドック/
ハブ14812および/またはタブレット14810と通信することができる、ハブ、監
視クライアント、コンピュータなどの他の室内ディスプレイが存在してもよい。
図150は、本開示の実施形態による、図147、148、および/または149のド
ック/ハブ15000のブロック図を示している。ドック/ハブ15000は、一次プロ
セッサ15003および安全性プロセッサ15002を備えている(一方または両方とも
、プロセッサ、マイクロプロセッサ、またはマイクロコントローラ、例えばスナップドラ
ゴン・プロセッサであってもよい)。
安全性プロセッサ15002は、バックアップ・スピーカ15012を制御するスピー
カ・ドライバ15011に結合されている。安全性プロセッサ15002はまた、デバイ
ス・コネクタ15014を介して患者介護デバイスに接続された2X CANバスに結合
されている。いくつかの実施形態では、デバイス・コネクタ15014は、Zigbee
、ブルートゥース、WiFi、CANバス、またはSPI通信リンクを介して患者介護デ
バイスと通信する。
安全性プロセッサ15002は、バックアップ電池15017および/または電池充電
器15009から電力を受ける電圧調節器15010に結合されている。安全性プロセッ
サ15002は、デバイス・コネクタ15014に結合された患者介護デバイスへの電源
を無効にすることができるイネーブル・スイッチ15016に結合されている。電流リミ
ッタ15015はまた、デバイス・コネクタ15014に結合された患者介護デバイスへ
の電流を制限することができる。
安全性プロセッサ15002はまた、デバイス・コネクタ15014を介して結合され
た患者介護デバイスへの5ボルト電源を有効/無効にするイネーブル・スイッチ1502
0に結合されている。患者介護デバイスへの5V信号は、一次電池セル15018および
/または電池充電器15009からその電力を受ける電圧調節器15010から受信され
る。電池充電器は、ACアウトレット15007に結合されたAC/DC変換器1500
8を介して電力を受ける。
一次プロセッサ15003は、カメラ15024、WiFi送受信機15025、ブル
ートゥース送受信機15026、RFID呼掛器15027、LED状態光15029、
ボタン15028、および近距離通信送受信機15030に結合されている。
一次プロセッサ15003は、UIコネクタ15022を介してUSBポート1502
3および/または監視クライアントに結合するUSBケーブルに結合されている。いくつ
かの実施形態では、一次プロセッサ15003は、WiFiまたは他の無線通信リンクを
介してタブレットと通信することができる。一次プロセッサ15003は、USB接続1
5023を介して患者介護デバイスと、および/またはUIコネクタ15022を介して
USBポートにより監視クライアントと通信することができる。一次プロセッサ1500
3は、一次スピーカ150005を駆動するスピーカ・ドライバ15006に信号を通信
する。
図151は、本開示の実施形態による、図148および/または149の注入ポンプ回
路15100を示すブロック図である。回路15100は、ポンプ・ディスプレイ151
04を制御し、データを不揮発性メモリ15105内に記録するUI/安全性プロセッサ
15102を備えている。UI/安全性プロセッサ15102は、デバイス・コネクタ1
5108に結合されたCANバスを介してハブ/ドックと通信する。いくつかの実施形態
では、リアルタイム・プロセッサ151102および/またはUI/安全性プロセッサ1
5102は、ブルートゥース、無線、または有線通信リンクを使用して、デバイス・コネ
クタ15108を介してハブ/ドックと通信する。UI/安全性プロセッサ15102は
、カメラからの画像を処理するための画像処理ライブラリを備えることができる。それに
加えて、または代替として、UI/安全性プロセッサ15102は、(タッチスクリーン
であってもよい)ポンプ・ディスプレイ15104上にGUIインターフェースを表示す
るためのライブラリを備えることができる。
UI/安全性プロセッサ15102は、定位置閉塞器センサ15116、ラッチ・セン
サ15117、ライン内エア・センサ15118、モータ・ホール・センサ15119、
ボタン15120、および状態光15112に結合されている。安全性プロセッサ151
02は、リアルタイム・プロセッサ15103(プロセッサ、マイクロプロセッサ、また
はマイクロコントローラ、例えばスナップドラゴン・プロセッサであってもよい)にウォ
ッチドッグ機能を提供し、モータ・ドライブ15107を有効にすることができる。
リアルタイム・プロセッサ15103(その一方または両方はプロセッサ、マイクロプ
ロセッサ、またはマイクロコントローラ、例えばスナップドラゴン・プロセッサであって
もよい)は、モータ・ドライブ15107を介してポンプのモータ15106の動作を制
御する。リアルタイム・プロセッサ15103は、シリアル・インターフェースを介して
(例えば、ポンプ設定を受信するために)UI/安全性プロセッサ15102と通信する
。リアルタイム・プロセッサ15103は、不揮発性メモリ15122からポンプ・キャ
リブレーション・データをロードする。不揮発性メモリ15122および/または不揮発
性メモリ15105は、SDカードおよび/またはRFIDタグであってもよい。
リアルタイム・プロセッサ15103は、モータ電流センサ15109、モータ・ハウ
ジング温度15110、閉塞圧力センサ15111、カム・シャフト位置センサ1511
2、カム・フォロワ位置センサ1513、および/または加速度計15114から注入ポ
ンプに関するデータを受信する。
図151および152では、2008年10月10日出願、マルチ言語/マルチ・プロ
セッサ注入ポンプ・アセンブリという名称の米国特許出願第12/249,600号であ
り、その後2010年4月15日に公開された米国特許出願公開第2010−00942
21号(代理人整理番号第F54号)に開示されたのと同一および/または同様の方法で
、2つのプロセッサを使用して、(1つまたは複数の)指示を確認し、安全性チェックま
たは他の機能(例えば、患者治療パラメータのユーザ確認)を行なうことができ、本文献
を参照として本明細書に援用する。
図152は、本開示の実施形態による、図151の注入ポンプ回路で使用するための、
注入ポンプの機構に結合されたセンサを示すブロック図1500である。注入ポンプは、
管15207を介して流体を汲み上げる。モータ15204は、モータ・ホール効果セン
サ15205、モータ・ハウジング温度センサ15206、スライド・クランプ機構15
220の動作を検出するためのホール効果センサ15201および15202、出口バル
ブに対するホール効果センサ15211、プランジャ位置に対するホール効果センサ15
212および15213、入口バルブに対するホール効果センサ15214、およびホー
ル効果回転位置センサ15208を備えている。
様々な代替形態および変更形態は、開示から逸脱することなく当業者には考えることが
できる。したがって、本開示は、このような全ての代替形態、変更形態および変形形態を
含むことを意図している。加えて、本開示のいくつかの実施形態が図面で示され、および
/または本明細書で論じられているが、開示は当技術分野が許し、明細書がそのように読
める幅広い範囲であることを意図しているので、開示はこれに限定されることを意図した
ものではない。したがって、上記記載は限定的に解釈されるべきではなく、単に特定の実
施形態の例示として解釈されるべきものである。また、当業者は、添付の特許請求の範囲
の範囲および精神内に他の変形形態があることが想像できるだろう。上に、および/また
は添付の特許請求の範囲に記載したものと実質的に異ならない他の要素、ステップ、方法
、および技術はまた、開示の範囲内にあることを意図したものである。
図面に示した実施形態は、開示の特定の実施例を明示するためだけに提示されている。
また、記載した図面は単に例示的なものであり、限定的なものではない。図面では、例示
する目的で、要素のいくつかのサイズを強調していることがあり、特定の尺度では描かれ
ていない。それに加えて、同じ番号を有する図面内に示された要素は、内容によって、同
一の要素であってよく、同様の要素であってもよい。
「備えている」という用語が本明細書および特許請求の範囲で使用されているが、他の
要素またはステップを排除するものではない。単数名詞、例えば「a」、「an」または
「the」に言及する場合に不定冠詞または定冠詞が使用されているが、これは特にそう
でないと記されていない限り、その名詞の複数をも含む。したがって、「備えている」と
いう用語は、それ以下に挙げたアイテムに制限されるものと解釈すべきではなく、他の要
素またはステップを排除するものではない。したがって、「アイテムAおよびBを備えた
デバイス」という表現の範囲は、コンポーネントAおよびBだけからなるデバイスに限る
べきものではない。このような表現は、本発明に関して、単にデバイスの関連するコンポ
ーネントが、AおよびBであるということを意味する。
さらに、「第1の」、「第2の」、「第3の」などの用語は、明細書または特許請求の
範囲のどちらで使用されていても、同様の要素間を区別するために与えられたものであり
、必ずしも順次または時間順を記載するために与えられたものではない。そのように使用
された用語は、適切な状況において(そうでないと明らかに開示されていない限り)交換
可能であり、本明細書に記載された発明の実施形態は、本明細書で記載または図示した以
外の順序および/または配置で動作可能である。
本発明の第1の態様は、
電子患者介護用のシステムであって、
患者介護デバイスを監視するように構成されたハブを備え、前記ハブが、
前記ハブのハードウェア・リソースおよび前記ハブのソフトウェア・リソースのうちの
少なくとも1つにアクセスするように構成されたオペレーティング・システム・コンポー
ネントと、
前記ハードウェア・リソースおよび前記ソフトウェア・リソースのうちの前記少なくと
も1つに対する前記アクセスを制御するように構成されたサンドボックス・コンポーネン
トとを備え、
前記ハブが、前記患者介護デバイスを識別し、前記患者介護デバイスを監視するために
アプリケーションを実行するようにさらに構成され、
前記ハブが、前記電子診療録から少なくとも1つの治療パラメータをダウンロードし、
前記少なくとも1つの治療パラメータで前記患者介護デバイスをプログラムするように構
成されており、
前記ハブが、前記サンドボックス・コンポーネント内で前記アプリケーションを実行し
、それにより前記アプリケーションが、前記サンドボックス・コンポーネントを通じて前
記ハードウェア・リソースおよび前記ソフトウェア・リソースのうちの前記少なくとも1
つにアクセスし、
前記サンドボックス・コンポーネントが、前記ハードウェア・リソースおよび前記ソフ
トウェア・リソースのうちの前記少なくとも1つに優先的にアクセスするように構成され
ている、システムである。
本発明の第2の態様は、
前記ハブが、前記患者介護デバイスを制御するようにさらに構成されている、第1の態
様に記載のシステムである。
本発明の第3の態様は、
前記患者介護デバイスが、注入ポンプ、丸薬ディスペンサ、マイクロインフュージョン
・ポンプ、ECGモニタ、血圧モニタ、パルス・オキシメータ、CO2カプノメータ、静
脈内バッグ、点滴流量計からなる群から選択される、第1の態様に記載のシステムである

本発明の第4の態様は、
前記ハブが、前記患者介護デバイスから識別情報を受信し、前記識別情報に関連付けら
れたサーバから前記アプリケーションをダウンロードするようにさらに構成されている、
第1の態様に記載のシステムである。
本発明の第5の態様は、
前記ハブが、前記患者介護デバイスから識別情報を受信し、前記識別情報に関連付けら
れたサーバからの前記アプリケーションを更新するようにさらに構成されている、第1の
態様に記載のシステムである。
本発明の第6の態様は、
前記ハードウェア・リソースが、ディスク・ドライブ、メモリ、ブザー、マイクロフォ
ン、スピーカ、およびカメラのうちの1つである、第1の態様に記載のシステムである。
本発明の第7の態様は、
前記ソフトウェア・リソースが、変数、セキュアなデータ・オブジェクト、セキュアな
変数、保護付きAPI、API、およびハードウェア・コンポーネントのソフトウェア表
現のうちの1つである、第1の態様に記載のシステムである。
本発明の第8の態様は、
電子患者介護用のシステムであって、
患者介護デバイスを監視するように構成されたハブを備え、前記ハブが、
ハードウェア・リソースおよびソフトウェア・リソースのうちの少なくとも1つに対す
るアクセスを制御するように構成されたサンドボックス・コンポーネントを備え、
前記ハブが、前記患者介護デバイスを識別し、前記患者介護デバイスを監視するために
アプリケーションを実行するようにさらに構成され、
前記ハブが、前記電子診療録から少なくとも1つの治療パラメータをダウンロードし、
前記少なくとも1つの治療パラメータで前記患者介護デバイスをプログラムするように構
成されており、
前記ハブが、前記サンドボックス・コンポーネント内で前記アプリケーションを実行し
、それにより前記アプリケーションが、前記サンドボックス・コンポーネントを通じて前
記ハードウェア・リソースおよび前記ソフトウェア・リソースのうちの前記少なくとも1
つにアクセスし、
前記サンドボックス・コンポーネントが、前記ハードウェア・リソースおよび前記ソフ
トウェア・リソースのうちの前記少なくとも1つに優先的にアクセスする、ように構成さ
れている、システムである。
本発明の第9の態様は、
前記ハブが、前記患者介護デバイスを制御するようにさらに構成されている、第8の態
様に記載のシステムである。
本発明の第10の態様は、
前記患者介護デバイスが、注入ポンプ、丸薬ディスペンサ、マイクロインフュージョン
・ポンプ、ECGモニタ、血圧モニタ、パルス・オキシメータ、CO2カプノメータ、静
脈内バッグ、点滴流量計からなる群から選択される、第8の態様に記載のシステムである

本発明の第11の態様は、
前記ハブが、前記患者介護デバイスから識別情報を受信し、前記識別情報に関連付けら
れたサーバから前記アプリケーションをダウンロードするようにさらに構成されている、
第8の態様に記載のシステムである。
本発明の第12の態様は、
前記ハブが、前記患者介護デバイスから識別情報を受信し、前記識別情報に関連付けら
れたサーバからの前記アプリケーションを更新するようにさらに構成されている、第8の
態様に記載のシステムである。
本発明の第13の態様は、
前記ハードウェア・リソースが、ディスク・ドライブ、メモリ、ブザー、マイクロフォ
ン、スピーカ、およびカメラのうちの1つである、第8の態様に記載のシステムである。
本発明の第14の態様は、
前記ソフトウェア・リソースが、変数、セキュアなデータ・オブジェクト、セキュアな
変数、保護付きAPI、API、およびハードウェア・コンポーネントのソフトウェア表
現のうちの1つである、第8の態様に記載のシステムである。
本発明の第15の態様は、
電子患者介護用のシステムであって、
患者介護デバイスを監視するように構成された監視クライアントを備え、前記監視クラ
イアントが、
前記監視クライアントのハードウェア・リソースおよび前記監視クライアントのソフト
ウェア・リソースのうちの少なくとも1つにアクセスするように構成されたオペレーティ
ング・システム・コンポーネントと、
前記ハードウェア・リソースおよび前記ソフトウェア・リソースのうちの前記少なくと
も1つに対する前記アクセスを制御するように構成されたサンドボックス・コンポーネン
トとを備え、
前記監視クライアントが、前記患者介護デバイスを識別し、前記患者介護デバイスを監
視するためにアプリケーションを実行するようにさらに構成され、
前記監視クライアントが、前記電子診療録から少なくとも1つの治療パラメータをダウ
ンロードし、前記少なくとも1つの治療パラメータで前記患者介護デバイスをプログラム
するように構成されており、
前記監視クライアントが、前記サンドボックス・コンポーネント内で前記アプリケーシ
ョンを実行し、それにより前記アプリケーションが、前記サンドボックス・コンポーネン
トを通じて前記ハードウェア・リソースおよび前記ソフトウェア・リソースのうちの前記
少なくとも1つにアクセスし、
前記サンドボックス・コンポーネントが、前記ハードウェア・リソースおよび前記ソフ
トウェア・リソースのうちの前記少なくとも1つに優先的にアクセスするように構成され
ている、システムである。
本発明の第16の態様は、
前記監視クライアントが、前記患者介護デバイスを制御するようにさらに構成されてい
る、第15の態様に記載のシステムである。
本発明の第17の態様は、
前記患者介護デバイスが、注入ポンプ、丸薬ディスペンサ、マイクロインフュージョン
・ポンプ、ECGモニタ、血圧モニタ、パルス・オキシメータ、CO2カプノメータ、静
脈内バッグ、点滴流量計からなる群から選択される、第15の態様に記載のシステムであ
る。
本発明の第18の態様は、
前記監視クライアントが、前記患者介護デバイスから識別情報を受信し、前記識別情報
に関連付けられたサーバから前記アプリケーションをダウンロードするようにさらに構成
されている、第15の態様に記載のシステムである。
本発明の第19の態様は、
前記監視クライアントが、前記患者介護デバイスから識別情報を受信し、前記識別情報
に関連付けられたサーバからの前記アプリケーションを更新するようにさらに構成されて
いる、第15の態様に記載のシステムである。
本発明の第20の態様は、
前記ハードウェア・リソースが、ディスク・ドライブ、メモリ、ブザー、マイクロフォ
ン、スピーカ、およびカメラのうちの1つである、第15の態様に記載のシステムである

本発明の第21の態様は、
前記ソフトウェア・リソースが、変数、セキュアなデータ・オブジェクト、セキュアな
変数、保護付きAPI、API、およびハードウェア・コンポーネントのソフトウェア表
現のうちの1つである、第15の態様に記載のシステムである。
本発明の第22の態様は、
電子患者介護用のシステムであって、
患者介護デバイスを監視するように構成された監視クライアントを備え、前記監視クラ
イアントが、
ハードウェア・リソースおよびソフトウェア・リソースのうちの少なくとも1つに対す
るアクセスを制御するように構成されたサンドボックス・コンポーネントを備え、
前記監視クライアントが、前記患者介護デバイスを識別し、前記患者介護デバイスを監
視するためにアプリケーションを実行するようにさらに構成され、
前記監視クライアントが、前記電子診療録から少なくとも1つの治療パラメータをダウ
ンロードし、前記少なくとも1つの治療パラメータで前記患者介護デバイスをプログラム
するように構成されており、
前記監視クライアントが、前記サンドボックス・コンポーネント内で前記アプリケーシ
ョンを実行し、それにより前記アプリケーションが、前記サンドボックス・コンポーネン
トを通じて前記ハードウェア・リソースおよび前記ソフトウェア・リソースのうちの前記
少なくとも1つにアクセスし、
前記サンドボックス・コンポーネントが、前記ハードウェア・リソースおよび前記ソフ
トウェア・リソースのうちの前記少なくとも1つに優先的にアクセスするように構成され
ている、システムである。
本発明の第23の態様は、
前記監視クライアントが、前記患者介護デバイスを制御するようにさらに構成されてい
る、第22の態様に記載のシステムである。
本発明の第24の態様は、
前記患者介護デバイスが、注入ポンプ、丸薬ディスペンサ、マイクロインフュージョン
・ポンプ、ECGモニタ、血圧モニタ、パルス・オキシメータ、CO2カプノメータ、静
脈内バッグ、点滴流量計からなる群から選択される、第22の態様に記載のシステムであ
る。
本発明の第25の態様は、
前記監視クライアントが、前記患者介護デバイスから識別情報を受信し、前記識別情報
に関連付けられたサーバから前記アプリケーションをダウンロードするようにさらに構成
されている、第22の態様に記載のシステムである。
本発明の第26の態様は、
前記監視クライアントが、前記患者介護デバイスから識別情報を受信し、前記識別情報
に関連付けられたサーバからの前記アプリケーションを更新するようにさらに構成されて
いる、第22の態様に記載のシステムである。
本発明の第27の態様は、
前記ハードウェア・リソースが、ディスク・ドライブ、メモリ、ブザー、マイクロフォ
ン、スピーカ、およびカメラのうちの1つである、第22の態様に記載のシステムである

本発明の第28の態様は、
前記ソフトウェア・リソースが、変数、セキュアなデータ・オブジェクト、セキュアな
変数、保護付きAPI、API、およびハードウェア・コンポーネントのソフトウェア表
現のうちの1つである、第22の態様に記載のシステムである。
本発明の第29の態様は、
電子患者介護用のシステムであって、
電子診療録と通信するように構成されたハブと、
患者介護デバイスとを備え、
前記ハブが、患者および前記患者介護デバイスを識別するように構成され、
前記ハブが、前記電子診療録から少なくとも1つの治療パラメータをダウンロードし、
前記少なくとも1つの治療パラメータで前記患者介護デバイスをプログラムするように構
成されており、
サンドボックス・コンポーネントが、ハードウェア・リソースおよびソフトウェア・リ
ソースのうちの前記少なくとも1つに優先的にアクセスするように構成されている、シス
テムである。
本発明の第30の態様は、
前記ハブが、RFID呼掛器を使用してRFIDを読み取ること、マイクロフォンを使
用して結合された音声認識ソフトウェアを使用する音声、カメラに結合された顔認識ソフ
トウェアを使用する顔、バイオメトリック読取りのバイオメトリック・パラメータ、識別
情報、バーコード・リーダによるバーコード読取りのうちの少なくとも1つに従って前記
患者を識別する、第29の態様に記載のシステムである。
本発明の第31の態様は、
電子患者介護用のシステムであって、
電子診療録と通信するように構成された監視クライアントと、
患者介護デバイスとを備え、
前記監視クライアントが、患者および前記患者介護デバイスを識別するように構成され
、前記監視クライアントが、前記電子診療録から少なくとも1つの治療パラメータをダウ
ンロードし、前記少なくとも1つの治療パラメータで前記患者介護デバイスをプログラム
するように構成されており、
サンドボックス・コンポーネントが、ハードウェア・リソースおよびソフトウェア・リ
ソースのうちの前記少なくとも1つに優先的にアクセスするように構成されている、シス
テムである。
本発明の第32の態様は、
前記監視クライアントが、RFID呼掛器を使用してRFIDを読み取ること、マイク
ロフォンを使用して結合された音声認識ソフトウェアを使用する音声、カメラに結合され
た顔認識ソフトウェアを使用する顔、バイオメトリック読取りのバイオメトリック・パラ
メータ、識別情報、バーコード・リーダによるバーコード読取りのうちの少なくとも1つ
に従って前記患者を識別する、第31の態様に記載のシステムである。
本発明の第33の態様は、
電子患者介護用のシステムであって、
患者介護デバイスを監視するように構成されたハブを備え、前記ハブが、
前記ハードウェア・リソースおよび前記ソフトウェア・リソースのうちの前記少なくと
も1つに対する前記アクセスを制御するように構成されたサンドボックス・コンポーネン
トとを備え、
前記ハブが、前記患者介護デバイスを識別し、前記ハブが、前記電子診療録から少なく
とも1つの治療パラメータをダウンロードし、前記少なくとも1つの治療パラメータで前
記患者介護デバイスをプログラムするように構成されており、
前記患者介護デバイスを監視するためにアプリケーションを実行するようにさらに構成
され、
前記ハブが、前記サンドボックス・コンポーネント内で前記アプリケーションを実行し
、それにより前記アプリケーションが、前記サンドボックス・コンポーネントを通じて前
記ハードウェア・リソースおよび前記ソフトウェア・リソースのうちの前記少なくとも1
つにアクセスし、
前記ハブが、前記患者介護デバイスから識別を受信し、この識別に関連したサーバーか
らアプリケーションをダウンロードするようにさらに構成され、
複数のアプリケーションがアラーム・デバイス又はアラーム状態を示す変数にアクセス
するように要請するならば、前記サンドボックス・コンポーネントが、要請のソースを優
先させ、かつ、アラームを生じる優先リストを生成するように構成されている、システム
である。
本発明の第34の態様は、
前記ハブが、前記患者介護デバイスを制御するようにさらに構成されている、第33の
態様に記載のシステムである。
本発明の第35の態様は、
前記患者介護デバイスが、注入ポンプ、丸薬ディスペンサ、マイクロインフュージョン
・ポンプ、ECGモニタ、血圧モニタ、パルス・オキシメータ、CO2カプノメータ、静
脈内バッグ、点滴流量計からなる群から選択される、第33の態様に記載のシステムであ
る。
本発明の第36の態様は、
前記ハブが、前記患者介護デバイスから識別情報を受信し、前記識別情報に関連付けら
れたサーバからの前記アプリケーションを更新するようにさらに構成されている、第33
の態様に記載のシステムである。
本発明の第37の態様は、
前記ハードウェア・リソースが、ディスク・ドライブ、メモリ、ブザー、マイクロフォ
ン、スピーカ、およびカメラのうちの1つである、第33の態様に記載のシステムである

本発明の第38の態様は、
前記ソフトウェア・リソースが、変数、セキュアなデータ・オブジェクト、セキュアな
変数、保護付きAPI、API、およびハードウェア・コンポーネントのソフトウェア表
現のうちの1つである、第33の態様に記載のシステムである。

Claims (24)

  1. 電子患者介護用システムであって、
    患者を治療するように構成された患者介護デバイスと;
    ドッキング可能に構成されたウェアラブル・システム・モニタと;
    患者が着用するよう構成され、そしてウェアラブル・システム・モニタを受容するように構成されたウェアラブル・ドックと、を備え、
    前記ウェアラブル・システム・モニタは、
    前記ウェアラブル・システム・モニタが前記ウェアラブル・ドックから外された時にタイマを開始し、
    前記タイマが開始された後所定の時間が経過した後に、患者介護デバイスによる治療を停止し、
    他の患者介護デバイスに前記ウェアラブル・システム・モニタをペアリングし、
    前記ウェアラブル・システム・モニタを前記ウェアラブル・ドックに再び取り付け、
    前記ウェアラブル・システム・モニタを用いて前記ウェアラブル・ドックを識別および認証し、
    前記ウェアラブル・システム・モニタが前記ウェアラブル・ドックにドッキングされた後、患者介護デバイスの治療を再開し、ここで、前記ウェアラブル・ドックは前記ウェアラブル・システム・モニタにより識別され、および
    前記ウェアラブル・ドックは前記ウェアラブル・システム・モニタにより認証される、
    前記電子患者介護用システム。
  2. 前記ウェアラブル・システム・モニタが、音声認識装置を用いて介護人を識別するように構成された、請求項1のシステム。
  3. 前記ウェアラブル・システム・モニタが、顔認識装置を用いて介護人を識別するように構成された、請求項1のシステム。
  4. 前記ウェアラブル・システム・モニタが、バーコード・リーダ用いて介護人を識別するように構成された、請求項1のシステム。
  5. 前記ウェアラブル・システム・モニタが、RFIDリーダを用いて介護人を識別するように構成された、請求項1のシステム。
  6. 前記ウェアラブル・システム・モニタが、音声認識装置を用いて患者を識別するように構成された、請求項1のシステム。
  7. 前記ウェアラブル・システム・モニタが、顔認識装置を用いて患者を識別するように構成された、請求項1のシステム。
  8. 前記ウェアラブル・システム・モニタが、バーコード・リーダ用いて患者を識別するように構成された、請求項1のシステム。
  9. 前記ウェアラブル・システム・モニタが、RFIDリーダを用いて患者を識別するように構成された、請求項1のシステム。
  10. 前記ウェアラブル・システム・モニタが、介護人がウェアラブル・システム・モニタをペアリングする権限があるかを決定するように構成された、請求項1のシステム。
  11. 前記ウェアラブル・システム・モニタとペアリングすることができる患者介護デバイスのリストを提供するように構成された、請求項1のシステム。
  12. 更新設定により治療するように前記患者介護デバイス及び他の患者介護デバイスに指示を与えるように構成された、請求項1のシステム。
  13. 電子患者介護用システムであって、
    患者に結合され、患者の患者介護パラメータを測定するように構成された第一の医療センサと、
    前記医療センサから、測定された患者介護パラメータを動作可能に受領するように構成された医療用デバイスであり、前記医療用デバイスは前記測定された患者介護パラメータを通信するように構成され、及び患者を治療するように構成された、医療用デバイスと;
    そこに記録するために測定された患者介護パラメータを受領するために前記医療用デバイスと動作可能に通信するサーバと;
    ウェアラブル・ドックと;及び
    前記ウェアラブル・ドックにドッキング可能であるウェアラブル・システム・モニタとを備え、
    前記ウェアラブル・システム・モニタは、
    介護人を識別し、
    前記ウェアラブル・システム・モニタが前記ウェアラブル・ドックから外された時にタイマを開始し、
    前記ウェアラブル・システム・モニタが前記ウェアラブル・ドックにドッキングされることなく所定の時間が経過した時、前記医療用デバイスの治療を停止し、
    患者を識別し、
    介護人に前記ウェアラブル・システム・モニタをペアリングする許可をし、前記ウェアラブル・システム・モニタを前記医療用デバイスにペアリングし、
    前記ウェアラブル・システム・モニタを前記ウェアラブル・ドックに再び取り付け、
    前記ウェアラブル・ドックを識別および認証し、及び
    前記ウェアラブル・システム・モニタが前記ウェアラブル・ドックにドッキングされた後、前記医療用デバイスの治療を再開し、及び前記ウェアラブル・ドックは前記ウェアラブル・システム・モニタにより識別されおよび認証される、
    前記電子患者介護用システム。
  14. 前記ウェアラブル・システム・モニタが、音声認識装置を用いて介護人を識別するように構成された、請求項13のシステム。
  15. 前記ウェアラブル・システム・モニタが、顔認識装置を用いて介護人を識別するように構成された、請求項13のシステム。
  16. 前記ウェアラブル・システム・モニタが、バーコード・リーダ用いて介護人を識別するように構成された、請求項13のシステム。
  17. 前記ウェアラブル・システム・モニタが、RFIDリーダを用いて介護人を識別するように構成された、請求項13のシステム。
  18. 前記ウェアラブル・システム・モニタが、音声認識装置を用いて患者を識別するように構成された、請求項13のシステム。
  19. 前記ウェアラブル・システム・モニタが、顔認識装置を用いて患者を識別するように構成された、請求項13のシステム。
  20. 前記ウェアラブル・システム・モニタが、バーコード・リーダ用いて患者を識別するように構成された、請求項13のシステム。
  21. 前記ウェアラブル・システム・モニタが、RFIDリーダを用いて患者を識別するように構成された、請求項13のシステム。
  22. 前記ウェアラブル・システム・モニタが、介護人が前記ウェアラブル・システム・モニタをペアリングする権限があるかを決定するように構成された、請求項13のシステム。
  23. 前記ウェアラブル・システム・モニタとペアリングすることができる医療用デバイスのリストを提供するように構成された、請求項13のシステム。
  24. 前記ウェアラブル・システム・モニタが、更新設定により前記患者を治療するよう医療用デバイスに指示を与えるように構成された、請求項13のシステム。
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