JP6885907B2 - 待ち受け状態で端末装置が通信を行う無線通信システムにおける端末装置、基地局装置、通信方法、及びプログラム - Google Patents

待ち受け状態で端末装置が通信を行う無線通信システムにおける端末装置、基地局装置、通信方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、待ち受け状態の端末装置が信号を送信する際の制御技術に関する。
3GPPにおいて、第5世代の無線通信方式としてNR(New Radio)が標準化されている(非特許文献1参照)。NRの端末装置は、LTE(Long Term Evolution)の端末装置が取りうるRRC_CONNECTED及びRRC_IDLEの2つの状態に加え、RRC_INACTIVEの状態にも遷移しうる。ここで、RRC_CONNECTEDは基地局装置に接続されていて通信中の状態であり、RRC_INACTIVE及びRRC_IDLEは、待ち受け状態である。なお、RRC_INACTIVE状態は、端末装置がコアネットワークと通信するための(その端末装置の)コンテキスト情報を、RRC_INACTIVE状態へと遷移するまで接続していた基地局装置(最終接続基地局)が保持している状態であり、RRC_IDLE状態は、このような情報が基地局装置によって保持されていない状態である。
非特許文献2には、RRC_INACTIVE状態の端末装置がデータを送信することが検討されていること、そして、このようなデータ送信のために、MA (Multiple Access) signatureが端末装置に割り当てられることが記載されている。MA signatureは、例えば、時間・周波数無線リソースブロック、変調符号化方式(MCS)、端末装置を特定するための復調参照信号(DMRS)、インタリーブパターン等の、端末装置固有のデータ送信パターンを特定する情報でありうる。端末装置は、MA signatureを用いてデータを送信し、基地局装置は、このMA signatureを用いてその端末装置から送信されたデータの分離と識別とを行うことができる。
3GPP TS 38.300、V15.2.0、2018年6月 3GPP寄書、RP−171043
RRC_INACTIVE状態の端末装置は、上述のように、MA signatureを用いることにより、RRC_CONNECTED状態へ遷移せずにデータを送信することができる。このとき、端末装置は、データの送信先の基地局装置と時間同期を確立してからデータを送信することができるが、時間同期を確立せずにデータを送信することもできる。
本発明は、待ち受け状態の端末装置によるデータ信号の送信を、時間同期を確立して行うか否かを柔軟に制御可能とするための技術を提供する。
本発明の一態様による端末装置は、基地局装置との間で接続が確立されている第1の状態と、基地局装置との接続が確立されていないが当該基地局装置が端末装置の情報を保持している第2の状態とを含んだ複数の状態で動作可能な前記端末装置であって、前記第2の状態において前記基地局装置へ信号を送信する際に時間同期を確立すべきこと又は時間同期を確立すべきでないことを示す情報を、当該基地局装置から受信し、前記第2の状態において前記基地局装置へ信号を送信する際に、時間同期を確立するか否かを前記情報に基づいて決定し、時間同期を確立すると決定した場合には前記基地局装置との時間同期を確立する処理を実行し、時間同期を確立しないと決定した場合には当該処理を実行せずに、前記第2の状態で当該基地局装置に対して信号を送信する、ことを特徴とする。
本発明の一態様による基地局装置は、前記基地局装置との間で接続が確立されている第1の状態と、前記基地局装置との接続が確立されていないが当該基地局装置が端末装置の情報を保持している第2の状態とを含んだ複数の状態で動作可能な前記端末装置に対して、前記第2の状態において前記基地局装置へ信号を送信する際に時間同期を確立すべきこと又は時間同期を確立すべきでないことを示す情報を送信する、ことを特徴とする。
本発明によれば、待ち受け状態の端末装置によるデータ信号の送信を、時間同期を確立して行うか否かを柔軟に制御することができる。
無線通信システムの構成例を示す図である。 装置のハードウェア構成例を示す図である。 端末装置の機能構成例を示す図である。 基地局装置の機能構成例を示す図である。 無線通信システムで実行される処理の流れの例を示す図である。 端末装置が実行する処理の流れの例を示す図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
(無線通信システムの構成)
図1に、本実施形態に係る無線通信システムの構成例を示す。本無線通信システムは、一例として、基地局装置101、及び端末装置102を含んで構成される。なお、図1では、説明を簡単にするために1つの基地局装置と1つの端末装置とを示しているが、一般的なセルラ通信システムのように、多数の基地局装置と多数の端末装置が存在しうる。なお、以下では、一例として、第5世代無線通信方式であるNRが用いられる場合の例について説明するが、これに限られない。例えば第5世代以降のセルラ通信システムや、NRで規定されるRRC_INACTIVE状態のような待ち受け状態で一定のデータを通信可能な端末装置(通信装置)を含んだ任意の他のシステムに、以下の議論を適用することができる。すなわち、基地局装置101は、接続が確立されている端末装置との通信のみならず、接続が確立されていないが一定のデータ通信を行うことができる端末装置との通信を実行可能な任意の基地局装置でありうる。また、端末装置102は、基地局装置と接続が確立されている第1の状態と、基地局装置との間で接続が確立されていないが、その基地局装置と一定量のデータ通信を行うことが可能な状態となっている第2の状態とで動作可能に構成される。
基地局装置101は、一例において、NRに従って動作可能な基地局装置(gNB)である。基地局装置101は、1つ以上のセル/ビームを形成し、そのセル/ビームの範囲内の端末装置102に対して通信サービスを提供する。端末装置102は、NRで動作可能な端末装置であり、NRの基地局装置と通信することができる。
端末装置102は、例えば、基地局装置101からMA signatureを取得し、基地局装置101との通信にそのMA signatureを使用することができる。なお、MA signatureは、少なくともRRC_INACTIVE状態でのデータ通信を可能とするための所定の情報であり、他の情報がこれに代えて又は追加的に用いられてもよい。なお、MA signatureは、例えば、RRC_CONNECTED状態でも使用されうる。端末装置102は、MA signatureの受信後に、例えば基地局装置101からのsuspendConfigを伴うRRCReleaseメッセージを受信したことに応じて、RRC_INACTIVE状態へと遷移しうる。
端末装置102は、RRC_INACTIVE状態を維持したまま基地局装置101へデータ信号を送信することができる。このとき、端末装置102は、例えば、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)を基地局装置101へ送信し、タイミングアドバンス(TA)コマンドを基地局装置101から受信することによって、基地局装置101と時刻同期を確立してから、上りリンクの信号を送信することができる。具体的には、端末装置102は、基地局装置101から受信したTAコマンドを用いて、下りリンクの無線フレームの先頭時刻に対する上りリンクの無線フレームの先頭時刻の相対時間差を計算して、その計算結果に基づいて、上りリンクのデータ信号の送信タイミングを決定する。このように端末装置102が基地局装置101との時間同期を確立してデータ信号を送信することにより、基地局装置101は、相対的に低い処理負荷でそのデータ信号を抽出することができる。なお、この場合、端末装置102は、RRC_CONNECTED状態に遷移せず、RRC_INACTIVE状態を維持した状態でデータ信号を送信可能であることに留意されたい。また、端末装置102は、基地局装置101との間で時間同期を確立しないまま、基地局装置101へデータ信号を送信することもできる。これによれば、端末装置102と基地局装置101との間の時間同期を確立するための上述のTAコマンドに関する処理が不要となるため、基地局装置101の処理負荷が相対的に大きくなるものの、データ信号の送信における遅延を抑制することができる。このため、例えば、低遅延を要求する端末装置102は、時間同期を確立しないで(非同期で)データ信号を送信することで遅延量を抑制し、それ以外の端末装置102は、時間同期を確立してデータ信号を送信するようにすることで処理負荷を抑制するなどの運用を行うことが想定される。
本実施形態では、このような柔軟な運用のために、基地局装置101が、端末装置102に対して、端末装置102によるデータ信号の送信を、時間同期を確立してから行うか非同期で行うかに関する情報を通知しうる。
通知される情報は、例えば、時間同期を確立すべきこと又は確立しないことの指示情報でありうる。この場合、端末装置102は、この指示情報に従って、時間同期を確立すべきことを指示された場合は時間同期を確立してから、時間同期を確立しないことを指示された場合は非同期で、データ信号を送信する。例えば、基地局装置101は、低遅延を要求するサービス等のための通信を行う端末装置102に対しては、非同期でデータ信号を送信するように指示し、それ以外の端末装置102に対しては、時間同期を確立してからデータ信号を送信するように指示しうる。これにより、端末装置102ごとに時間同期を確立させるべきか否かを、基地局装置101が柔軟に設定することが可能となる。なお、指示情報は、例えば、時間同期を確立しないことを指示する場合にのみ通知されてもよい。すなわち、端末装置102は、指示情報が通知されない場合には時間同期を確立してからデータ信号を送信するようにし、指示情報が通知された場合にのみ、非同期でデータ信号を送信するようにする。すなわち、時間同期を確立すべきことは、指示情報が送信されないことにより黙示的に通知されうる。これによれば、送信される指示情報の量が減るため、シグナリングオーバーヘッドを低減することができる。
なお、RRC_CONNECTED状態の端末装置102は、基地局装置101からTAコマンドを受信する状態となっているため、非同期で信号を送信することはない。また、RRC_IDLE状態の端末装置102も、データ信号を送信する際にRRC_CONNECTED状態に遷移するため、非同期で信号を送信することはない。すなわち、ここで説明する同期通信及び非同期通信は、いずれも、RRC_INACTIVE状態(待ち受け状態)の端末装置102が行う通信に関する。
なお、基地局装置101が端末装置102へ通知する情報は、端末装置102が時間同期を確立すべき条件を示す条件情報であってもよく、この場合、端末装置102は、時間同期を確立すべき条件が満たされた場合には時間同期を確立してからデータ信号を送信し、条件が満たされない間は非同期でデータ信号を送信しうる。すなわち、この場合の条件情報は、端末装置102が時間同期を確立してからデータ信号を送信するか否かを判定するための条件が示される情報である。この条件は、一例において、リアルタイム通信等の低遅延を要求する通信における送信対象データの発生でありうる。
なお、非同期通信を行う場合であっても、端末装置102がデータ信号を送信するタイミングは時間同期が確立された状態を基準として、時間のずれが一定の時間範囲に収まっていることが要求されうる。ずれが著しく大きい場合、基地局装置101による信号の検出が困難となりうるからである。このため、端末装置102がデータ信号を送信するタイミングがその一定の時間範囲から外れたことが想定される事象が、上述の条件として設定されてもよい。
例えば、基地局装置101からの同期信号(Synchronization Signal、SS)や報知信号(Physical Broadcast Channel、PBCH)等の所定の信号の受信電力の変化量が所定値を超えた場合に時間同期を確立すべきことが、条件情報として示されうる。なお、この変化量は、単位時間あたりの平均電力値における変化量であってもよいし、瞬時電力値における変化量であってもよい。基地局装置101からの信号の受信電力値が大幅に変化した場合は、基地局装置101と端末装置102との間の(一例において伝送経路の)距離が大幅に変化したことが想定されるため、この条件が設けられうる。所定の信号の受信電力の変化量が大幅に変化した場合は、端末装置102から送信された信号が基地局装置101に到達するまでの時間が大幅に変化することが想定されるため、端末装置102は、この条件が満たされた場合には、一度時間同期を確立し、その後、非同期での通信を再開しうる。
また、例えば、端末装置102が時間同期を確立してデータ信号を送信してから経過した時間長が所定長を超えた場合に時間同期を確立すべきことが、条件情報として示されうる。端末装置102が時間同期を確立すると、その時点では正確に時間同期が確立されているが、時間の経過とともに徐々にその同期が外れてくることが想定されるからである。なお、この判定による時間同期の再確立は、送信対象データが発生してそのデータを送信する時点で行われれば足り、時間同期を確立してデータ送信を行ってからの時間長が所定長に達した時点で時間同期を再確立しなくてもよい。
また、端末装置102がセルを跨いで移動したことに応じて時間同期を確立すべきことが、条件情報として示されてもよい。この場合も、セルを跨いで移動したことにより、端末装置102から送信された信号が基地局装置101に到達するまでの伝搬距離が想定されるより大きく変化する場合があるため、端末装置102は、この条件が満たされた場合には、一度時間同期を確立し、その後、非同期での通信を再開しうる。
なお、条件は、複数設定されてもよいし、1つのみが設定されてもよい。例えば、上述の基地局装置101からの所定の信号の受信電力の変化量に関する条件と、時間同期を確立してデータ信号を送信してからの経過時間に関する条件と、端末装置102がセルを跨いで移動したか否かに関する条件との少なくともいずれかが、条件情報として端末装置102に通知されうる。なお、これらの条件情報の少なくとも一部は事前に端末装置102に設定されてもよく、この場合は、基地局装置101からの通知によらずに、端末装置102が独自に時間同期を確立するか否かを判定してもよい。
なお、基地局装置101は、端末装置102から非同期で送信された信号成分を含んだ受信信号から、その端末装置102に対して設定したMA signatureを用いて、その信号成分を分離・抽出しうる。このため、MA signatureを設定していない端末装置102については時間同期を確立することを前提として上述の情報を通知せず、MA signatureを設定済みの端末装置102に対してのみ、上述の情報の通知を行ってもよい。これにより、MA signatureを設定していない端末装置102に対して、信号送信時に時間同期を確立すべきことを通知することがなくなるため、不必要なシグナリングが行われるのを防ぐことができる。また、この情報をMA signatureを設定するためのメッセージに含めて端末装置102へ送信してもよい。これによれば、MA signatureが設定される端末装置102に対して、効率的に時間同期の確立の要否を通知することができる。また、基地局装置101は、例えば端末装置102をRRC_INACTIVE状態へ移行させるためのメッセージ(suspendConfigを含んだRRCReleaseメッセージ)によって、その端末装置102に対して上述の情報を通知してもよい。これにより、RRC_INACTIVE状態へ遷移しない端末装置102に対して不必要に上述の情報を通知することがなくなり、また、RRC_INACTIVE状態へ遷移する端末装置102に対して、時間同期を確立すべきか否かを個別に設定することが可能となる。また、基地局装置101は、例えばRRC_INACTIVE状態の端末装置102に対して情報を送信可能な任意のメッセージを用いて、又は、RRC_CONNECTED状態の間に端末装置102に送信する任意のメッセージを用いて、上述の情報を通知してもよい。すなわち、MA signatureを通知するためのメッセージやRRC_INACTIVE状態へ移行させるためのメッセージによって上述の情報が通知されてもよいし、他の任意のメッセージ(信号)によって上述の情報が通知されてもよい。
(装置構成)
続いて、上述のような処理を実行する基地局装置101及び端末装置102のハードウェア構成例について図2を用いて説明する。これらの装置は、一例において、プロセッサ201、ROM202、RAM203、記憶装置204、及び通信回路205を含んで構成される。プロセッサ201は、汎用のCPU(中央演算装置)や、ASIC(特定用途向け集積回路)等の、1つ以上の処理回路を含んで構成されるコンピュータであり、ROM202や記憶装置204に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、各装置の全体の処理や、上述の各処理を実行する。ROM202は、各装置が実行する処理に関するプログラムや各種パラメータ等の情報を記憶する読み出し専用メモリである。RAM203は、プロセッサ201がプログラムを実行する際のワークスペースとして機能し、また、一時的な情報を記憶するランダムアクセスメモリである。記憶装置204は、例えば着脱可能な外部記憶装置等によって構成される。通信回路205は、例えば、有線通信又は無線通信用の回路によって構成される。基地局装置101は、端末装置102との通信のための通信回路205として、例えばNR用のベースバンド回路及びRF回路等とアンテナとを含んで構成される。また、基地局装置101の通信回路205は、例えば、他の基地局装置やネットワークノードとの(有線または無線)通信を行うための回路を含んでもよい。また、端末装置102の通信回路205は、NR用のベースバンド回路及びRF回路等とアンテナとを含んで構成される。また、端末装置102は、無線LANや他の通信規格に準拠した通信を行うための通信回路205を有してもよい。なお、図2では、1つの通信回路205が図示されているが、各装置は、複数の通信回路を有しうる。
図3に、端末装置102の概略的な機能構成例を示す。端末装置102は、一例において、通信部301、制御部302、及び情報保持部303を有する。通信部301は、基地局装置との間で通信を行う。なお、通信部301は、基地局装置の制御の下で、RRC_CONNECTED、RRC_INACTIVE、及びRRC_IDLEの3つの状態のいずれかで動作可能であり、RRC_CONNECTED状態において、接続中の基地局装置との間でデータの送受信を行うことができるように構成される。また、通信部301は、RRC_INACTIVE状態においても、後述の情報保持部303に保持されているMA signatureを使用して、少量のデータを基地局装置へ送信可能である。制御部302は、通信部301を制御し、上述のような端末装置102の各種処理を実行しうる。すなわち、制御部302は、例えば基地局装置101から受信した指示情報に従って、時間同期を確立する指示を受けた場合には基地局装置101と時間同期を確立し、時間同期を確立しない指示を受けた場合は非同期で、RRC_INACTIVE状態のままデータ信号を基地局装置101へ送信するように通信部301を制御する。また、制御部302は、例えば、基地局装置101から通知されて情報保持部303に保持された条件の情報に応じて、時間同期を確立して信号を送信するか否かを決定し、その決定に従って、時間同期を確立して又は非同期で、RRC_INACTIVE状態のままデータ信号を基地局装置101へ送信するように通信部301を制御しうる。情報保持部303は、例えば、RRC_CONNECTED状態の基地局装置によって設定されたMA signatureを保持する。また、情報保持部303は、基地局装置101から通知された、時間同期を確立するか否かの判定に用いる条件の情報を保持しうる。
図4に、基地局装置101の概略的な機能構成例を示す。基地局装置101は、一例において、通信部401、制御部402、及び情報管理部403を有する。通信部401は、端末装置102や他の基地局装置と通信を行う。なお、端末装置102との無線通信のための通信部と他の基地局装置との通信のための通信部とが別個に用意されうるが、例えば他の基地局装置をNR規格に従って実行する場合には、1つの通信部401のみが用意されてもよい。
制御部402は、通信部401を制御して、上述のような基地局装置の各種処理を実行しうる。例えば、制御部402は、情報管理部403を制御して、端末装置102に対してMA signatureを設定し、そのMA signatureを保持させる。また、制御部402は、情報管理部403に管理されている端末装置102がどのようなサービスに関する通信を行っているかを示す情報等の時間同期を確立すべきか否かを判定するための条件に基づいて、端末装置102ごとに、時間同期を確立するか否かを決定し、その決定に応じた指示を送信するように、通信部401を制御しうる。また、制御部402は、例えば上述のような基地局装置101からの所定の信号の受信電力等の無線品質の変化量に関する条件や時間同期を確立してデータを送信してからの経過時間に関する条件を、端末装置102に通知するように、通信部401を制御してもよい。なお、条件を通知する場合に、複数の端末装置102に共通の条件が通知されてもよいし、例えば端末装置102の(例えば3GPPで規定されている)カテゴリ等の分類によって、又は端末装置102ごとに、異なる条件が通知されてもよい。情報管理部403は、例えば、端末装置102ごとに設定したMA signatureや、端末装置102がどのようなサービスに関する通信を行っているかを示す情報等の時間同期を確立すべきか否かを判定するための条件を管理しうる。また、情報管理部403は、この判定に用いるための測定値等の情報を保持しうる。
(処理の流れ)
図5に、本実施形態に係る無線通信システムで実行される処理の流れの例を示す。図5は、2つの端末装置102に対して、基地局装置101が、それぞれ時間同期を確立してから信号を送信すべきことの指示と、非同期で信号を送信すべきことの指示を送信する例を示している。なお、2つの端末装置102(端末装置A及び端末装置B)は、基地局装置101との間で接続を確立している状態(RRC_CONNECTED状態)であるものとする(S501)。このとき、例えば、これらの端末装置102には、RRC_CONNECTED状態の間にそれぞれ別個のMA signatureが設定される(不図示)。基地局装置101は、この状態から、端末装置A及び端末装置BをRRC_INACTIVE状態へ遷移させるための、suspendConfigを含んだRRCReleaseメッセージを送信する。このとき、基地局装置101は、端末装置Aに対して、時間同期を確立してから上りリンクデータを送信すべきことを指示する指示情報を含んだRRCReleaseメッセージを送信する(S502)。これにより、端末装置Aは、上りリンクデータを送信する際には時間同期を確立するような設定を行った上で、RRC_INACTIVE状態へ遷移する(S503)。一方、基地局装置101は、端末装置Bに対して、時間同期を確立せずに非同期で上りリンクデータを送信すべきことを指示する指示情報を含んだRRCReleaseメッセージを送信する(S504)。これにより、端末装置Bは、上りリンクデータを非同期で送信する設定を行った上で、RRC_INACTIVE状態へ遷移する(S505)。なお、図5の例では、RRCReleaseメッセージにおいて、時間同期を確立すべきか否かを指示する指示情報を通知しているが、基地局装置101は、例えばMA signatureを設定するためのメッセージ(不図示)において、この指示情報を通知してもよい。
その後、端末装置Aは、送信対象データが発生すると(S506)、基地局装置101へPRACHを送信し(S507)、TAコマンドを受信して(S508)、基地局装置101との間で時間同期を確立する。そして、端末装置Aは、S507及びS508における時間同期の結果定まるタイミングで、データ信号を送信する(S509)。一方、端末装置Bは、送信対象データが発生すると(S510)、PRACHの送信及びTAコマンドの受信を行わずに、非同期でデータ信号を送信する(S511)。なお、ここでの「非同期」は精密な時間同期が確立されていないことを指し、端末装置Bは、例えばMA signatureに基づいて特定される無線リソースに基づいて、所定の時間範囲においてデータ信号を基地局装置101へ送信しうる。これによれば、基地局装置101は、例えばMA signatureによって定まる所定の時間範囲外では信号の検出処理を行う必要がなくなる。
このように、基地局装置101は、例えば端末装置102が実行するサービスによって許容される遅延量が所定値以下である場合などには非同期で信号を送信するように指示し、その遅延量が所定値を超える場合などには時間同期を確立してから信号を送信するなど、端末装置102ごとに、柔軟に同期/非同期の設定を行うことが可能となる。
なお、基地局装置101は、指示信号ではなく、上述のような条件情報を通知してもよい。この場合、端末装置102は、自装置の状況が通知された条件を満たすか否かによって、信号送信時に時間同期を確立するか否かを判定しうる。条件は、上述のように、例えば基地局装置101から送信された所定の信号の受信電力等の無線品質の変化量に関する条件や、時間同期を確立して信号を送信した時点からの経過時間に関する条件でありうる。これらの条件が用いられる場合の処理の流れの例を図6に示す。なお、例えば経過時間の条件のみなど、これらの条件のいずれかのみが使用されてもよいし、他の条件が代替的に又は追加的に用いられてもよい。例えば、端末装置102は、受信した同期信号や報知信号からセルの識別子(例えばPhysical Cell ID、PCI)を抽出し、その識別子に変化があった場合には時間同期を確立して信号を送信するようにしてもよい。
なお、図6では、端末装置102が、経過時間が所定時間に達した場合で、かつ、所定の信号の受信電力の変化量が所定値を超える場合に、時間同期を確立すると決定する例を示すが、これらは並列に扱われてもよい。すなわち、端末装置102は、経過時間が所定時間に達した場合に、所定の信号の受信電力の変化量が所定値を超えていなくても、時間同期を確立すると決定してもよく、また、所定の信号の受信電力の変化量が所定値を超えた場合に、経過時間が所定時間に達していなくても、時間同期を確立すると決定してもよい。このように、複数の条件が用いられる場合、それらのうちの2つ以上が同時に満たされない限りは非同期で信号を送信すると決定されてもよいし、それらのうちのいずれか1つが満たされるだけで、時間同期を確立してから信号を送信すると決定されてもよい。
図6では、端末装置102は、基地局装置101から、タイマの満了値と、所定の信号(例えば同期信号・報知信号)の受信電力の変化量に関する所定値との情報を条件情報として取得し、事前に記憶しておく。そして、端末装置102は、例えばRRC_INACTIVE状態へと遷移する時点(又はその時点の前後の所定の期間内)での、基地局装置101からの所定の信号の受信電力の値を測定して保持する(S601)。端末装置102は、その状態でタイマをスタートする(S602)。その後、端末装置102は、送信対象データの発生を検出すると(S603)、そのデータがRRC_INACTIVE状態で送信すべきデータであるか否かを判定する(S604)。端末装置102は、そのデータがRRC_INACTIVE状態で送信すべきでない(すなわち、RRC_CONNECTED状態に遷移して送信すべき)であると判定すると(S604でNO)、RRC_CONNECTED状態に遷移してそのデータを含んだデータ信号を送信し(S605)、図6の処理を終了する。端末装置102は、RRC_CONNECTED状態では、時間同期を確立してからデータを送信することとなる。なお、端末装置102は、S605でデータ信号を送信した後に再度RRC_INACTIVE状態へ遷移する場合、図6の処理を再開しうる。
一方、端末装置102は、そのデータがRRC_INACTIVE状態で送信すべきであると判定した場合(S604でYES)、S602でスタートしたタイマが、基地局装置101から通知された満了値に達したか否かを判定する(S606)。端末装置102は、タイマが満了していない場合(S606でNO)、時間同期を確立せずに、RRC_INACTIVE状態のままS603で発生したデータを含んだデータ信号を送信する(S607)。一方、端末装置102は、タイマが満了している場合(S606でYES)、基地局装置101からの所定の信号の受信電力を測定する(S608)。そして、端末装置102は、その測定値とS601で保持している値との差分の値を変化量として特定し、その特定した変化量が基地局装置101から通知された変化量に関する所定値を超えたか否かを判定する(S609)。端末装置102は、受信電力の変化量が所定値を超えない場合(S609でNO)、RRC_INACTIVE状態のままS603で発生したデータを含んだデータ信号を送信する(S607)。なお、端末装置102は、これ以降はタイマが満了した状態であるため、送信対象データが発生するたびに受信電力の変化量が所定値を超えたか否かを判定しうる。ただし、これに限られず、端末装置102は、S609で受信電力の変化量が所定値を超えないと判定した場合に、タイマをリセットしてもよい。端末装置102は、受信電力の変化量が所定値を超えている場合(S609でYES)、基地局装置101と時間同期を確立してから、RRC_INACTIVE状態のまま、データ信号を送信する(S610)。なお、端末装置102は、タイマが満了したことのみに応じて、又は、受信電力の変化量が所定値を超えたことのみに応じて、時間同期を確立してからデータ信号を送信するようにしてもよい。端末装置102は、時間同期を確立したことに応じて、S601で取得した(又は前回S611で更新した)所定の信号の受信電力の値を、S608で測定された値によって更新し(S611)、タイマをリセットする(S612)。そして、処理をS603へ戻す。
なお、上述の例では、タイマが満了したことを検出された後に、所定の信号の受信電力の変化量が所定値を超えたか否かの判定が行われる場合の例を示しているが、これらの判定順序は逆でもよい。すなわち、所定の信号の受信電力の変化量が所定値を超えたと判定された後にタイマ値を参照するようにしてもよい。このように、図6の処理は一例に過ぎず、処理の順序が変更されてもよいし、一部の処理が省略され又は不図示の処理が追加されてもよい。
また、端末装置102は、上述のようにタイマの値のみによって(受信電力の変化量によらず)時間同期を確立すると判定することができるが、このような判定を行った場合であっても、時間同期を確立してデータ信号を送信した時点で、その時点の受信電力の測定値によって、保持している受信電力の測定値を更新しうる。同様に、端末装置102は、受信電力の変化量のみによって時間同期を確立すると判定した場合であっても、条件としてタイマ値が用いられる場合、時間同期を確立してデータ信号を送信した時点でタイマをリセットしてもよい。また、例えば、端末装置102は、RRC_INACTIVE状態に遷移したセルと異なるセルに移動したことに応じて時間同期を確立してデータ信号を送信した際に、タイマのリセットや、保持している受信電力の測定値の更新を行いうる。なお、端末装置102は、セルの移動に基づいて時間同期の確立の要否を判定する場合、時間同期を確立してデータ信号を送信した時点でのPCIを保持するように、PCIの情報の更新を行いうる。また、端末装置102は、PCIの変化以外の要因によって時間同期を確立してデータ信号を送信した場合であっても、PCIの値を、データ信号の送信時の在圏セルのPCIの値によって更新するようにしうる。
以上のように、基地局装置101は、端末装置102に対して、時間同期を確立してからデータ信号を送信すべき条件を設定することにより、端末装置102の状況に応じて、時間同期を確立するか否かを柔軟に設定することができるようになる。なお、基地局装置101は、例えば、許容遅延量の小さい端末装置102に対してのみ条件を通知するようにしてもよく、この条件が通知されない端末装置102に対しては、条件によらずに時間同期を確立してデータ信号を送信するように設定しうる。これにより、例えば遅延の要求が厳しくない端末装置102など少なくとも一部の端末装置102については条件によらずに時間同期を確立させることで、基地局装置101の処理負荷を低減することができる。

Claims (15)

  1. 基地局装置との間で接続が確立されている第1の状態と、基地局装置との接続が確立されていないが当該基地局装置が端末装置の情報を保持している第2の状態とを含んだ複数の状態で動作可能な前記端末装置であって、
    前記第2の状態において前記基地局装置へ信号を送信する際に時間同期を確立すべきこと又は時間同期を確立すべきでないことを示す情報を、当該基地局装置から受信し、
    前記第2の状態において前記基地局装置へ信号を送信する際に、時間同期を確立するか否かを前記情報に基づいて決定し、
    時間同期を確立すると決定した場合には前記基地局装置との時間同期を確立する処理を実行し、時間同期を確立しないと決定した場合には当該処理を実行せずに、前記第2の状態で当該基地局装置に対して信号を送信する、
    ことを特徴とする端末装置。
  2. 前記情報は、前記第2の状態において前記基地局装置へ信号を送信する際に時間同期を確立するか否かを指示する指示情報である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記情報は、前記第2の状態において前記基地局装置へ信号を送信する際に時間同期を確立するか否かを前記端末装置が判定する際に用いる条件を示す条件情報である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  4. 前記条件は、前記基地局装置からの所定の信号の受信電力の変化量に関する条件と、前記基地局装置と時間同期を確立して当該基地局装置に信号を送信してからの時間に関する条件との少なくともいずれかを含む、
    ことを特徴とする請求項3に記載の端末装置。
  5. 前記情報は、前記第2の状態での前記基地局装置との通信を可能とする所定の情報を前記端末装置が保持している場合に通知される、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の端末装置。
  6. 前記情報は、前記基地局装置から送信される前記所定の情報を設定するためのメッセージに含まれる、
    ことを特徴とする請求項5に記載の端末装置。
  7. 前記情報は、前記基地局装置が前記端末装置を前記第2の状態へ遷移させるために送信するメッセージに含まれる、
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の端末装置。
  8. 基地局装置であって、
    前記基地局装置との間で接続が確立されている第1の状態と、前記基地局装置との接続が確立されていないが当該基地局装置が端末装置の情報を保持している第2の状態とを含んだ複数の状態で動作可能な前記端末装置に対して、前記第2の状態において前記基地局装置へ信号を送信する際に時間同期を確立すべきこと又は時間同期を確立すべきでないことを示す情報を送信する、
    ことを特徴とする基地局装置。
  9. 前記情報は、前記第2の状態において前記基地局装置へ信号を送信する際に時間同期を確立するか否かを示す指示情報である、
    ことを特徴とする請求項8に記載の基地局装置。
  10. 前記情報は、前記第2の状態において前記基地局装置へ信号を送信する際に時間同期を確立するか否かを前記端末装置が判定する際に用いる条件を示す条件情報である、
    ことを特徴とする請求項8に記載の基地局装置。
  11. 前記第2の状態での前記基地局装置との通信を可能とする所定の情報を前記端末装置が保持している場合に前記情報を送信する、
    ことを特徴とする請求項8から10のいずれか1項に記載の基地局装置。
  12. 基地局装置との間で接続が確立されている第1の状態と、基地局装置との接続が確立されていないが当該基地局装置が端末装置の情報を保持している第2の状態とを含んだ複数の状態で動作可能な前記端末装置が実行する通信方法であって、
    前記第2の状態において前記基地局装置へ信号を送信する際に時間同期を確立すべきこと又は時間同期を確立すべきでないことを示す情報を、当該基地局装置から受信することと、
    前記第2の状態において前記基地局装置へ信号を送信する際に、時間同期を確立するか否かを前記情報に基づいて決定することと、
    時間同期を確立すると決定した場合には前記基地局装置との時間同期を確立する処理を実行し、時間同期を確立しないと決定した場合には当該処理を実行せずに、前記第2の状態で当該基地局装置に対して信号を送信することと、
    を含むことを特徴とする通信方法。
  13. 基地局装置が実行する通信方法であって、
    前記基地局装置との間で接続が確立されている第1の状態と、前記基地局装置との接続が確立されていないが当該基地局装置が端末装置の情報を保持している第2の状態とを含んだ複数の状態で動作可能な前記端末装置に対して、前記第2の状態において前記基地局装置へ信号を送信する際に時間同期を確立すべきこと又は時間同期を確立すべきでないことを示す情報を送信することを含む、
    ことを特徴とする通信方法。
  14. 基地局装置との間で接続が確立されている第1の状態と、基地局装置との接続が確立されていないが当該基地局装置が端末装置の情報を保持している第2の状態とを含んだ複数の状態で動作可能な前記端末装置に備えられたコンピュータに、
    前記第2の状態において前記基地局装置へ信号を送信する際に時間同期を確立すべきこと又は時間同期を確立すべきでないことを示す情報を、当該基地局装置から受信させ、
    前記第2の状態において前記基地局装置へ信号を送信する際に、時間同期を確立するか否かを前記情報に基づいて決定させ、
    時間同期を確立すると決定した場合には前記基地局装置との時間同期を確立する処理を実行し、時間同期を確立しないと決定した場合には当該処理を実行せずに、前記第2の状態で当該基地局装置に対して信号を送信させる、
    ためのプログラム。
  15. 基地局装置に備えられたコンピュータに、
    前記基地局装置との間で接続が確立されている第1の状態と、前記基地局装置との接続が確立されていないが当該基地局装置が端末装置の情報を保持している第2の状態とを含んだ複数の状態で動作可能な前記端末装置に対して、前記第2の状態において前記基地局装置へ信号を送信する際に時間同期を確立すべきこと又は時間同期を確立すべきでないことを示す情報を送信させる、
    ためのプログラム。
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