JP6885903B2 - パケット通信ネットワークシステム、ネットワークapi管理装置、ネットワークapiアドレス解決方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

パケット通信ネットワークシステム、ネットワークapi管理装置、ネットワークapiアドレス解決方法及びコンピュータプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6885903B2
JP6885903B2 JP2018152690A JP2018152690A JP6885903B2 JP 6885903 B2 JP6885903 B2 JP 6885903B2 JP 2018152690 A JP2018152690 A JP 2018152690A JP 2018152690 A JP2018152690 A JP 2018152690A JP 6885903 B2 JP6885903 B2 JP 6885903B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
address
api
ipv6 address
communication relay
srv6
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018152690A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020028057A (ja
Inventor
拓也 宮坂
拓也 宮坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KDDI Corp
Original Assignee
KDDI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KDDI Corp filed Critical KDDI Corp
Priority to JP2018152690A priority Critical patent/JP6885903B2/ja
Publication of JP2020028057A publication Critical patent/JP2020028057A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6885903B2 publication Critical patent/JP6885903B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本発明は、パケット通信ネットワークシステム、ネットワークAPI管理装置、ネットワークAPIアドレス解決方法及びコンピュータプログラムに関する。
インターネット系の標準化団体であるIETF(Internet Engineering Task Force)において、SRv6(Segment Routing IPv6 Data Plane)を用いた、ネットワークプログラマビリティの標準化が検討されている。SRv6では、IP(Internet Protocol)v6アドレスに対して「Location(ノードの位置)」と「Function(ノードで実行される機能)」を意味付ける。送信元サーバは、SRv6におけるIPv6アドレスを持つパケットを送信することにより、当該パケットの経路途中のSRv6ノードで実行されるべき機能を指示することができる。これにより、SRv6ノードを備えるパケット通信ネットワークシステムは、アプリケーションプロバイダ等に対してネットワークプログラマビリティを提供することができる。SRv6アーキテクチャは、例えば非特許文献1に開示されている。
上記したネットワークプログラマビリティを利用者に提供するためには、SRv6におけるどのIPv6アドレスがどの機能に対応しているかを利用者に通知する必要がある。SRv6におけるIPv6アドレスの従来のアドレス通知技術として、例えば非特許文献2−5が知られている。
"SRv6 Network Programming draft-filsfils-spring-srv6-network-programming-05",[平成30年8月9日検索]、インターネット<URL:https://datatracker.ietf.org/doc/draft-filsfils-spring-srv6-network-programming/> David Lebrun,et al.,"Software Resolved Networks: Rethinking Enterprise Networks with IPv6 Segment Routing",SOSR ’18,March 26-27,2018,Los Angeles,CA,USA "IS-IS Extensions to Support Routing over IPv6 Dataplane draft-bashandy-isis-srv6-extensions-03.txt",[平成30年8月9日検索]、インターネット<URL:https://datatracker.ietf.org/doc/draft-bashandy-isis-srv6-extensions/> "OSPFv3 Extensions for SRv6 draft-li-ospf-ospfv3-srv6-extensions-01",[平成30年8月9日検索]、インターネット<URL:https://datatracker.ietf.org/doc/draft-li-ospf-ospfv3-srv6-extensions/> "BGP Link State extensions for IPv6 Segment Routing(SRv6) draft-dawra-idr-bgpls-srv6-ext-03",[平成30年8月9日検索]、インターネット<URL:https://datatracker.ietf.org/doc/draft-dawra-idr-bgpls-srv6-ext/>
しかし、従来のアドレス通知技術では以下に示すような課題があった。
アプリケーション側が、所望の機能に対応するSRv6におけるIPv6アドレスを、DNS(Domain Name System)等のアドレス解決手段を用いて取得する処理を実行する必要があるので、そのアドレス解決による遅延が発生する。これは、自動車の遠隔運転等の低遅延が求められるサービスにおいて、特に問題になる可能性があった。
自動車等の移動体を対象とする場合、移動体が移動することにより、移動前に使用したSRv6におけるIPv6アドレスが設定されたSRv6ノードが移動後にはネットワーク的に遠い位置に存在することになってしまい、通信効率が低下する場合があった。また、移動体が移動する都度、DNS等のアドレス解決手段を用いて、SRv6におけるIPv6アドレスを再取得することは非常に手間がかかる。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、SRv6におけるIPv6アドレスに対応付けられた機能を利用する際の利便性の向上を図ることにある。
(1)本発明の一態様は、複数の通信中継機器を備えるパケット通信ネットワークシステムにおいて、前記複数の前記通信中継機器のうち、SRv6における一のIPv6アドレスに対応付けられた機能を実行するAPIを備える複数のAPI対応通信中継機器に対して、前記一のIPv6アドレスを共通に設定し、前記一のIPv6アドレスを持つパケットをネットワーク的に比較的近い前記API対応通信中継機器へ転送するように経路制御を行い、前記複数の前記API対応通信中継機器のネットワーク配置を各前記API対応通信中継機器のサービス担当地域の地理配置に合わせた、パケット通信ネットワークシステムである。
(2)本発明の一態様は、前記一のIPv6アドレスを持つパケットを一の課金対象にして、前記一のIPv6アドレスに対応付けられた機能に該当する課金処理を実行する課金サーバをさらに備える、上記(1)のパケット通信ネットワークシステムである。
(3)本発明の一態様は、パケット通信ネットワークシステムに備わる複数の通信中継機器のうち、SRv6における一のIPv6アドレスに対応付けられた機能を実行するAPIを備える複数のAPI対応通信中継機器に対して、共通に設定された前記一のIPv6アドレスと、前記機能とを対応付けするアドレス情報と、アドレス解決対象機能に対応するIPv6アドレスの問合せの入力を受付け、前記問合せの入力に応じて、前記アドレス解決対象機能に対応付けられたIPv6アドレスを前記アドレス情報から取得し、前記アドレス情報から取得したIPv6アドレスを出力するアドレス応答部と、を備えるネットワークAPI管理装置である。
(4)本発明の一態様は、ネットワークAPI管理装置が、パケット通信ネットワークシステムに備わる複数の通信中継機器のうち、SRv6における一のIPv6アドレスに対応付けられた機能を実行するAPIを備える複数のAPI対応通信中継機器に対して、共通に設定された前記一のIPv6アドレスと、前記機能とを対応付けするアドレス情報を備え、前記ネットワークAPI管理装置が、アドレス解決対象機能に対応するIPv6アドレスの問合せの入力を受付けるアドレス問合せ受付ステップと、前記ネットワークAPI管理装置が、前記問合せの入力に応じて、前記アドレス解決対象機能に対応付けられたIPv6アドレスを前記アドレス情報から取得するアドレス取得ステップと、前記ネットワークAPI管理装置が、前記アドレス情報から取得したIPv6アドレスを出力するアドレス応答ステップと、を含むネットワークAPIアドレス解決方法である。
(5)本発明の一態様は、パケット通信ネットワークシステムに備わる複数の通信中継機器のうち、SRv6における一のIPv6アドレスに対応付けられた機能を実行するAPIを備える複数のAPI対応通信中継機器に対して、共通に設定された前記一のIPv6アドレスと、前記機能とを対応付けするアドレス情報を記憶するコンピュータに、アドレス解決対象機能に対応するIPv6アドレスの問合せの入力を受付けるアドレス問合せ受付ステップと、前記問合せの入力に応じて、前記アドレス解決対象機能に対応付けられたIPv6アドレスを前記アドレス情報から取得するアドレス取得ステップと、前記アドレス情報から取得したIPv6アドレスを出力するアドレス応答ステップと、を実行させるためのコンピュータプログラムである。
本発明によれば、SRv6におけるIPv6アドレスに対応付けられた機能を利用する際の利便性の向上を図ることができるという効果が得られる。
一実施形態に係るパケット通信ネットワークシステム及び送信ノードの概略の構成例を示すブロック図である。 一実施形態に係るアドレス情報の構成例を示す図である。 一実施形態に係るパケット通信ネットワークシステムにおける経路情報広報方法の手順を示すフローチャートである。 一実施形態に係るネットワークAPIアドレス解決方法の手順を示すフローチャートである。 一実施形態に係るパケット通信ネットワークシステムの実施例を示すネットワーク構成図である。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は、一実施形態に係るパケット通信ネットワークシステム及び送信ノードの概略の構成例を示すブロック図である。以下、本実施形態に係るパケット通信ネットワークシステム1及び送信ノード50について説明する。
[パケット通信ネットワークシステム]
図1には、パケット通信ネットワークシステム1の構成例が示される。図1に示されるパケット通信ネットワークシステム1は、IPv6パケットの通信に対応する。パケット通信ネットワークシステム1は、さらに、IPv4パケットの通信に対応してもよい。また、パケット通信ネットワークシステム1は、SRv6におけるIPv6アドレス(以下、SRv6_IPv6アドレスと称する)に対応する。パケット通信ネットワークシステム1は、複数の通信中継機器10a,10bと、課金サーバ30とを備える。通信中継機器10a,10bは、SRv6に対応する。
通信中継機器10aは、API(Application Programing Interface)20を備える。API20は、SRv6における一のSRv6_IPv6アドレスに対応付けられた機能を実行するAPIである。API20を備える複数の通信中継機器10aには、当該API20が実行する機能に対応付けられた一のSRv6_IPv6アドレス(以下、共通SRv6_IPv6アドレスと称する)が共通に設定される。通信中継機器10aは、共通SRv6_IPv6アドレスを持つパケットを受信した場合、自己のAPI20の実行を提供する。本実施形態において、通信中継機器10aはAPI対応通信中継機器に対応する。
通信中継機器10bは、API20を備えない。通信中継機器10bは、共通SRv6_IPv6アドレスを持つパケットを受信した場合、ネットワーク的に比較的近い通信中継機器10aへ、当該パケットを転送する。
図1には、3台の通信中継機器10aが示される。一つの通信中継機器10aはAPI20のサービス担当地域が地域Aであり、他の一つの通信中継機器10aはAPI20のサービス担当地域が地域Bであり、他のもう一つの通信中継機器10aはAPI20のサービス担当地域が地域Cである。これら3台の通信中継機器10aのネットワーク配置は、それぞれのサービス担当地域の地理配置に合わせられている。例えば、地域Aを担当する通信中継機器10aは、地理上の地域Aに存在するパケット送信元ノードからネットワーク的に最も近い位置にネットワーク上で配置される。同様に、地域Bを担当する通信中継機器10aは、地理上の地域Bに存在するパケット送信元ノードからネットワーク的に最も近い位置にネットワーク上で配置される。同様に、地域Cを担当する通信中継機器10aは、地理上の地域Cに存在するパケット送信元ノードからネットワーク的に最も近い位置にネットワーク上で配置される。
したがって、地理上の地域Aに存在するパケット送信元ノードが共通SRv6_IPv6アドレスを持つパケットをパケット通信ネットワークシステム1へ送信すると、当該パケットはネットワーク的に比較的近い通信中継機器10aである地域Aを担当する通信中継機器10aへ転送される。同様に、地理上の地域Bに存在するパケット送信元ノードが共通SRv6_IPv6アドレスを持つパケットをパケット通信ネットワークシステム1へ送信すると、当該パケットはネットワーク的に比較的近い通信中継機器10aである地域Bを担当する通信中継機器10aへ転送される。同様に、地理上の地域Cに存在するパケット送信元ノードが共通SRv6_IPv6アドレスを持つパケットをパケット通信ネットワークシステム1へ送信すると、当該パケットはネットワーク的に比較的近い通信中継機器10aである地域Cを担当する通信中継機器10aへ転送される。
通信中継機器10aは、共通SRv6_IPv6アドレスを持つパケットを受信すると、自己のAPI20を実行させる。これにより、地域A,B,Cのいずれに存在するパケット送信元ノードであっても、API20を利用したい場合には、同じ共通SRv6_IPv6アドレスを持つパケットをパケット通信ネットワークシステム1へ送信すればよい。したがって、パケット送信元ノードが地域A,B,Cのいずれに存在していても、同じ共通SRv6_IPv6アドレスを使用すればよいのいで、DNS等のアドレス解決手段を用いてSRv6_IPv6アドレスを取得する手間が省け、アドレス解決による遅延を抑制することができる。また、パケット送信元ノードが地域A,B,Cのいずれに存在していても、同じ共通SRv6_IPv6アドレスを使用して、ネットワーク的に最も近い位置に存在する通信中継機器10aのAPI20を利用することができ、通信効率が低下を抑制することができる。
課金サーバ30は、共通SRv6_IPv6アドレスを持つパケットを一の課金対象にして、当該共通SRv6_IPv6アドレスに対応付けられた機能に該当する課金処理を実行する。これにより、パケット送信元ノードがどの通信中継機器10aのAPI20を利用しても、当該API20の課金処理を統合して処理することができ、課金処理の効率向上を図ることができる。
[送信ノード]
図1には、送信ノード50の構成例が示される。送信ノード50は、本実施形態に係るパケット送信元ノードの一例である。図1において、送信ノード50は、通信端末51と、アプリケーション52と、ネットワークAPI管理装置60とを備える。
通信端末51は、アプリケーション52からのパケット送信要求に応じて、共通SRv6_IPv6アドレスを持つパケットを、パケット通信ネットワークシステム1へ送信する。アプリケーション52は、所望の機能に対応する共通SRv6_IPv6アドレスをネットワークAPI管理装置60に問合せして取得する。アプリケーション52は、通信端末51に対して、共通SRv6_IPv6アドレスを通知してパケット送信要求を行う。
ネットワークAPI管理装置60は、アドレス応答部61と、アドレス情報62とを備える。
アドレス情報62は、共通SRv6_IPv6アドレスと、当該共通SRv6_IPv6アドレスに対応付けられた機能とを対応付けする情報である。図2は、本実施形態に係るアドレス情報の構成例を示す図である。図2において、アドレス情報62は、5種類の機能をそれぞれ実行する5種類のAPIのリストとして構成されている。図2の例では、アドレス情報62は、5種類の機能と、各機能に対応する共通SRv6_IPv6アドレスとがそれぞれ対応付けられている。例えば、「ベストエフォート」機能には、共通SRv6_IPv6アドレス「2001:db8:1::1:1」が対応付けられている。
例えば、「遅延保証サービス」機能には、共通SRv6_IPv6アドレス「2001:db8:1::1:3」が対応付けられている。
アドレス応答部61は、アプリケーション52から、所望の機能(アドレス解決対象機能)に対応する共通SRv6_IPv6アドレスの問合せの入力を受付ける。アドレス応答部61は、当該問合せの入力に応じて、当該アドレス解決対象機能に対応付けられた共通SRv6_IPv6アドレスをアドレス情報62から取得する。アドレス応答部61は、アドレス情報から取得した当該共通SRv6_IPv6アドレスを、アプリケーション52へ出力する。例えば、アドレス応答部61は、アプリケーション52から「遅延保証サービス」機能に対応する共通SRv6_IPv6アドレスの問合せの入力を受付けた場合、「遅延保証サービス」機能に対応付けられた共通SRv6_IPv6アドレス「2001:db8:1::1:3」をアドレス情報62から取得してアプリケーション52へ出力する。
なお、通信端末51は、携帯電話ネットワークや無線LAN(Local Area Network)等の無線通信の端末であってもよく、又は、有線通信の端末であってもよい。また、送信ノード50は、スマートフォンやタブレット型のコンピュータ(タブレットPC)等の携帯通信端末装置であってもよく、又は、据置き型の通信端末装置(例えば、据置き型のパーソナルコンピュータやサーバコンピュータ等)であってもよい。また、アプリケーション52やネットワークAPI管理装置60の機能は、送信ノード50がCPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)及びメモリ等のコンピュータハードウェアを備え、CPUがメモリに格納されたコンピュータプログラムを実行することにより実現される。
[経路情報広報方法]
図3を参照して、本実施形態に係るパケット通信ネットワークシステムにおける経路情報広報方法について説明する。図3は、本実施形態に係るパケット通信ネットワークシステムにおける経路情報広報方法の手順を示すフローチャートである。
(ステップS1) パケット通信ネットワークシステム1の提供者(通信提供者)は、図2に例示されるアドレス情報62を生成する。通信提供者は、アドレス情報62に基づいて、同じAPI20を備える複数の通信中継機器10aに対して、同じ共通SRv6_IPv6アドレスを設定する。例えば、「遅延保証サービス」機能を実行するAPI20を備える地域A,B,Cの3台の通信中継機器10aに対して、共通SRv6_IPv6アドレス「2001:db8:1::1:3」を設定する。
(ステップS2) 各通信中継機器10aは、自己の経路情報をパケット通信ネットワークシステム1内へ広報する。例えば、共通SRv6_IPv6アドレス「2001:db8:1::1:3」が設定された地域A,B,Cの3台の通信中継機器10aは、共通SRv6_IPv6アドレス「2001:db8:1::1:3」に関する経路情報をパケット通信ネットワークシステム1内へ広報する。この経路情報の広報には、「IP Anycast」技術が適用される。
これにより、パケット通信ネットワークシステム1において、アドレス情報62に含まれる各機能に対応するAPI20を備える各通信中継機器10aに対して該当する共通SRv6_IPv6アドレスが設定され、各通信中継機器10aの経路情報が広報される。当該パケット通信ネットワークシステム1において、各通信中継機器10bは、共通SRv6_IPv6アドレスを持つパケットをネットワーク的に比較的近い通信中継機器10aへ転送するように経路制御を行う。
[ネットワークAPIアドレス解決方法]
図4を参照して、本実施形態に係るネットワークAPIアドレス解決方法について説明する。図4は、本実施形態に係るネットワークAPIアドレス解決方法の手順を示すフローチャートである。
(ステップS11) 通信提供者は、アドレス情報62を、例えばアプリケーション52の提供者(アプリケーション提供者)に配布する。アプリケーション提供者は、アドレス情報62をネットワークAPI管理装置60へ設定する。ネットワークAPI管理装置60は、アドレス情報62を記憶する。
(ステップS12) 送信ノード50において、アプリケーション52は、ネットワークAPI管理装置60に対して、所望の機能(アドレス解決対象機能)に対応する共通SRv6_IPv6アドレスの問合せを行う。ネットワークAPI管理装置60のアドレス応答部61は、アプリケーション52から、所望の機能(アドレス解決対象機能)に対応する共通SRv6_IPv6アドレスの問合せの入力を受付ける。
(ステップS13) アドレス応答部61は、当該問合せの入力に応じて、当該アドレス解決対象機能に対応付けられた共通SRv6_IPv6アドレスをアドレス情報62から取得する。アドレス応答部61は、アドレス情報から取得した当該共通SRv6_IPv6アドレスを、アプリケーション52へ出力する。
(ステップS14) アプリケーション52は、ネットワークAPI管理装置60から取得した共通SRv6_IPv6アドレスを通信端末51に通知してパケット送信要求を行う。通信端末51は、アプリケーション52からのパケット送信要求に応じて、通知された共通SRv6_IPv6アドレスを持つパケットを、パケット通信ネットワークシステム1へ送信する。共通SRv6_IPv6アドレスは、パケットのSRH(Segment Routing Header)に格納される。パケット通信ネットワークシステム1へ送信されたパケットは、ネットワーク的に比較的近い通信中継機器10aへ転送される。
これにより、アプリケーション52が所望する機能に対応する共通SRv6_IPv6アドレスを、送信ノード50内で解決することができる。
[実施例]
図5は、本実施形態に係るパケット通信ネットワークシステムの実施例を示すネットワーク構成図である。図5の例では、「遅延保証サービス」機能を実行するAPI20を備える4台の通信中継機器10aが、各サービス担当地域「東京地域」、「神奈川地域」、「京都地域」、「大阪地域」に配置されている。当該4台の通信中継機器10aには、「遅延保証サービス」機能に対応付けられた共通SRv6_IPv6アドレス「2001:db8:1::1:3」が共通に設定される。関東地域の通信中継機器10b−1と大阪地域の通信中継機器10b−2とは通信回線で接続される。
関東地域の通信中継機器10b−1の配下には、2台の通信中継機器10b−11,10b−12がそれぞれ通信中継機器10b−1と通信回線で接続される。通信中継機器10b−11には、サービス担当地域が東京地域である通信中継機器10a−1が通信回線で接続される。通信中継機器10b−12には、サービス担当地域が神奈川地域である通信中継機器10a−2が通信回線で接続される。
東京地域には、通信中継機器10a−1と通信中継機器10b−111とが配置される。通信中継機器10a−1と通信中継機器10b−111とは通信回線で接続される。通信中継機器10b−111は、東京地域に配置された基地局BS−1との間でパケットを送受する。東京地域に存在する送信ノード50は基地局BS−1に無線接続する。そして、「遅延保証サービス」機能を利用するために、送信ノード50が、共通SRv6_IPv6アドレス「2001:db8:1::1:3」を持つパケットを、基地局BS−1を介してパケット通信ネットワークシステム1へ送信すると、当該パケットは、通信中継機器10b−111からネットワーク的に比較的近い通信中継機器10a−1へ転送される。これにより、東京地域に存在する送信ノード50は、ネットワーク的に最も近い位置に存在する通信中継機器10a−1のAPI20の「遅延保証サービス」機能を利用することができる。
神奈川地域には、通信中継機器10a−2と通信中継機器10b−121とが配置される。通信中継機器10a−2と通信中継機器10b−121とは通信回線で接続される。通信中継機器10b−121は、神奈川地域に配置された基地局BS−2との間でパケットを送受する。ここで、送信ノード50が東京地域から神奈川地域へ移動する。東京地域から神奈川地域へ移動した送信ノード50は、基地局BS−2に無線接続する。そして、当該移動後も、「遅延保証サービス」機能を利用するために、送信ノード50は、共通SRv6_IPv6アドレス「2001:db8:1::1:3」を持つパケットを、基地局BS−2を介してパケット通信ネットワークシステム1へ送信する。当該パケットは、通信中継機器10b−121からネットワーク的に比較的近い通信中継機器10a−2へ転送される。これにより、送信ノード50は、東京地域から神奈川地域へ移動後も、移動前に使用したものと同じ共通SRv6_IPv6アドレス「2001:db8:1::1:3」を使用することにより、ネットワーク的に最も近い位置に存在する通信中継機器10a−2のAPI20の「遅延保証サービス」機能を利用することができる。
また、図5中の関西地域における京都地域及び大阪地域も、関東地域における東京地域及び神奈川地域と同様のネットワーク構成であり、東京地域及び神奈川地域と同様に、京都地域及び大阪地域に存在する送信ノード50は、自己が存在する地域にかかわらず、同じ共通SRv6_IPv6アドレス「2001:db8:1::1:3」を使用することにより、ネットワーク的に最も近い位置に存在する通信中継機器10a−3又は10a−4のAPI20の「遅延保証サービス」機能を利用することができる。
上述したように本実施形態によれば、送信ノード50がどの地域に存在しても、同じ機能を利用する場合には同じ共通SRv6_IPv6アドレスを使用すればよい。これにより、SRv6_IPv6アドレスに対応付けられた機能を利用する際の利便性の向上を図ることができるという効果が得られる。また、アドレス解決による遅延が抑制されるので、送信ノード50が自動車の遠隔運転等の低遅延が求められるサービスを提供している場合などにおいて、当該サービスの信頼性を高める効果が得られる。
また、本実施形態によれば、アプリケーション52が所望する機能に対応する共通SRv6_IPv6アドレスを、送信ノード50内で解決することができる。これにより、アドレス解決のためにDNS等のアドレス解決手段にアクセスしなくてもよいので、通信量の削減や低消費電力化、低価格等の効果が得られる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、上述した各装置の機能を実現するためのコンピュータプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行するようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、DVD(Digital Versatile Disc)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
1…パケット通信ネットワークシステム、10a,10b…通信中継機器、20…API、30…課金サーバ、50…送信ノード、51…通信端末、52…アプリケーション、60…ネットワークAPI管理装置、61…アドレス応答部、62…アドレス情報

Claims (5)

  1. 複数の通信中継機器を備えるパケット通信ネットワークシステムにおいて、
    前記複数の前記通信中継機器のうち、SRv6における一のIPv6アドレスに対応付けられた機能を実行するAPIを備える複数のAPI対応通信中継機器に対して、前記一のIPv6アドレスを共通に設定し、
    前記一のIPv6アドレスを持つパケットをネットワーク的に比較的近い前記API対応通信中継機器へ転送するように経路制御を行い、
    前記複数の前記API対応通信中継機器のネットワーク配置を各前記API対応通信中継機器のサービス担当地域の地理配置に合わせた、
    パケット通信ネットワークシステム。
  2. 前記一のIPv6アドレスを持つパケットを一の課金対象にして、前記一のIPv6アドレスに対応付けられた機能に該当する課金処理を実行する課金サーバをさらに備える、
    請求項1に記載のパケット通信ネットワークシステム。
  3. パケット通信ネットワークシステムに備わる複数の通信中継機器のうち、SRv6における一のIPv6アドレスに対応付けられた機能を実行するAPIを備える複数のAPI対応通信中継機器に対して、共通に設定された前記一のIPv6アドレスと、前記機能とを対応付けするアドレス情報と、
    アドレス解決対象機能に対応するIPv6アドレスの問合せの入力を受付け、前記問合せの入力に応じて、前記アドレス解決対象機能に対応付けられたIPv6アドレスを前記アドレス情報から取得し、前記アドレス情報から取得したIPv6アドレスを出力するアドレス応答部と、
    を備えるネットワークAPI管理装置。
  4. ネットワークAPI管理装置が、パケット通信ネットワークシステムに備わる複数の通信中継機器のうち、SRv6における一のIPv6アドレスに対応付けられた機能を実行するAPIを備える複数のAPI対応通信中継機器に対して、共通に設定された前記一のIPv6アドレスと、前記機能とを対応付けするアドレス情報を備え、
    前記ネットワークAPI管理装置が、アドレス解決対象機能に対応するIPv6アドレスの問合せの入力を受付けるアドレス問合せ受付ステップと、
    前記ネットワークAPI管理装置が、前記問合せの入力に応じて、前記アドレス解決対象機能に対応付けられたIPv6アドレスを前記アドレス情報から取得するアドレス取得ステップと、
    前記ネットワークAPI管理装置が、前記アドレス情報から取得したIPv6アドレスを出力するアドレス応答ステップと、
    を含むネットワークAPIアドレス解決方法。
  5. パケット通信ネットワークシステムに備わる複数の通信中継機器のうち、SRv6における一のIPv6アドレスに対応付けられた機能を実行するAPIを備える複数のAPI対応通信中継機器に対して、共通に設定された前記一のIPv6アドレスと、前記機能とを対応付けするアドレス情報を記憶するコンピュータに、
    アドレス解決対象機能に対応するIPv6アドレスの問合せの入力を受付けるアドレス問合せ受付ステップと、
    前記問合せの入力に応じて、前記アドレス解決対象機能に対応付けられたIPv6アドレスを前記アドレス情報から取得するアドレス取得ステップと、
    前記アドレス情報から取得したIPv6アドレスを出力するアドレス応答ステップと、
    を実行させるためのコンピュータプログラム。
JP2018152690A 2018-08-14 2018-08-14 パケット通信ネットワークシステム、ネットワークapi管理装置、ネットワークapiアドレス解決方法及びコンピュータプログラム Active JP6885903B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018152690A JP6885903B2 (ja) 2018-08-14 2018-08-14 パケット通信ネットワークシステム、ネットワークapi管理装置、ネットワークapiアドレス解決方法及びコンピュータプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018152690A JP6885903B2 (ja) 2018-08-14 2018-08-14 パケット通信ネットワークシステム、ネットワークapi管理装置、ネットワークapiアドレス解決方法及びコンピュータプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020028057A JP2020028057A (ja) 2020-02-20
JP6885903B2 true JP6885903B2 (ja) 2021-06-16

Family

ID=69620415

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018152690A Active JP6885903B2 (ja) 2018-08-14 2018-08-14 パケット通信ネットワークシステム、ネットワークapi管理装置、ネットワークapiアドレス解決方法及びコンピュータプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6885903B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020028057A (ja) 2020-02-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP4007224B1 (en) Communication methods and electronic device
US10079917B2 (en) Method and apparatus for synthesized address detection
US9350814B2 (en) Internet protocol connectivity over a service-oriented architecture bus
KR100953805B1 (ko) 이동 컴퓨팅 장치를 위한 가상사설망 구조 재사용
US8239571B2 (en) Request routing using network computing components
EP2266064B1 (en) Request routing
US9144053B2 (en) System and apparatus for local mobility anchor discovery by service name using domain name service
WO2012053162A1 (ja) ネームデータベースサーバ、名前解決システム、エントリ検索方法およびエントリ検索プログラム
CN105009643A (zh) 面向服务架构总线上的互联网路由
JP5812008B2 (ja) ネームデータベースサーバ、名前解決システム、エントリ検索方法およびエントリ検索プログラム
US20220045934A1 (en) Method and apparatus of automatic route optimization in a private virtual network for client devices of a local network
EP2827549B1 (en) Method for discovering an application-layer traffic optimisation server
JP2007527068A (ja) 少なくとも2つの計算装置間の接続を設定する際のアドレス及びポート番号アブストラクション
WO2019165948A1 (zh) 获取及提供服务的方法、用户设备和管理服务器
JP2021057873A (ja) IPv6マルチキャストアドレス生成
JP6885903B2 (ja) パケット通信ネットワークシステム、ネットワークapi管理装置、ネットワークapiアドレス解決方法及びコンピュータプログラム
JP4600154B2 (ja) 携帯通信端末および通信経路選択方法と通信経路選択プログラム
JP3864397B2 (ja) ユーザエッジルータ、ゲートウェイルータ、マルチホーミング通信システム、マルチホーミング通信方法およびマルチホーミング通信プログラム
JP2024035554A (ja) Dnsクエリ制御装置、dnsクエリ制御方法およびプログラム
JP2009088721A (ja) ネットワーク間通信方法、通知装置、プログラム及び記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200528

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210405

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210420

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210513

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6885903

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150