JP6883302B1 - 活動量データ処理装置、活動量管理システム及び活動量データ処理方法 - Google Patents

活動量データ処理装置、活動量管理システム及び活動量データ処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】各種の活動量計から得られる複数の被験者の活動量データを簡単な構成で一元的に処理可能な活動量データ処理装置、活動量管理システム及び活動量データ処理方法を提供する。【解決手段】活動量データ処理装置1は、被験者の身体に装着されて被験者の活動量を計測する活動量計50から活動量データを抽出する活動量データ抽出部10aと、被験者の個人識別情報を入力する個人識別情報入力部10bと、活動量データ抽出部10aによって活動量データが抽出され且つ個人識別情報入力部10bによって個人識別情報が入力されている場合に、活動量データと個人識別情報とを紐付ける紐付け部10cと、紐付け部10cによって紐付けられた活動量データと個人識別情報とに基づいて被験者の活動量に関する活動量レポートARを生成するレポート生成部10dとを備える。【選択図】図5

Description

本発明は、被験者の身体に装着されて被験者の活動量を計測する活動量計の活動量データを処理するための活動量データ処理装置、活動量管理システム及び活動量データ処理方法に関する。
従来、フィットネスモニタ等と称される身体装着型活動量計(以下、活動量計と称する)が広く用いられている。活動量計は、被験者の身体に装着されて被験者の活動量を計測する装置であり、種々のタイプが提案されている。例えば、被験者の腕に装着される腕時計型の活動量計が広く知られている(例えば、特許文献1等参照。)。
このような活動量計は、被験者が使用を開始する前に、メーカー等から提供される専用ツール(アプリを含む)を用いて活動量計に被験者の個人識別情報の設定(すなわち個人の紐付け)を行う必要がある。そして、被験者の個人識別情報が活動量計に予め紐付けされた状態で、被験者の身体に装着されて活動量の計測が行われる。そして、活動量計をケーブル等でスマートフォンやパーソナルコンピュータに接続し、当該被験者の活動量データ(バイタルデータ)をスマートフォン等で読み出して当該被験者の活動量を管理することが行われている。
特開2018−83067号公報
しかしながら、複数の被験者を対象として活動量計から活動量データを読み出してレポート生成等の処理を一元的に行う場合には様々な不都合が生じることが考えられる。例えば、1台の活動量計を複数人で使い回す場合、被験者が交替する度に、計測開始前に専用ツールで活動量計に個人識別情報の設定を行う必要があり、手間がかかるという問題がある。また、メーカーやモデルが異なる複数台の活動量計を用いる場合、各メーカー等に対応した複数種類の専用ツールを準備して各活動量計に個人識別情報を設定したり、活動量データの読み出しを行ったりする必要があり、費用が嵩むと共に作業が煩雑になるという問題がある。
本発明は、各種の活動量計から得られる複数の被験者の活動量データを簡単な構成で一元的に処理可能な活動量データ処理装置、活動量管理システム及び活動量データ処理方法を提供することを目的とする。
(1)本発明に係る活動量データ処理装置は、被験者の身体に装着されて前記被験者の活動量を計測する活動量計から活動量データを抽出する活動量データ抽出部と、前記被験者の個人識別情報を入力する個人識別情報入力部と、前記活動量データ抽出部によって前記活動量データが抽出され且つ前記個人識別情報入力部によって前記個人識別情報が入力されている場合に、前記活動量データと前記個人識別情報とを紐付ける紐付け部と、前記紐付け部によって紐付けられた前記活動量データと前記個人識別情報とに基づいて前記被験者の活動量に関する活動量レポートを生成するレポート生成部とを備える。
この構成によれば、活動量データ抽出部が活動量計から活動量データを抽出し、個人識別情報入力部が被験者の個人識別情報を入力する。紐付け部は、活動量データ抽出部によって活動量データが抽出され且つ個人識別情報入力部によって個人識別情報が入力されている場合に、活動量データと個人識別情報とを紐付ける。そして、レポート生成部は、紐付け部によって紐付けられた活動量データと個人識別情報とに基づいて被験者の活動量に関する活動量レポートを生成する。よって、個人識別情報を活動量計へ事前に登録することなく、被験者が直ちに活動量計を身体に装着して活動量の計測を行うことができる。そして、計測終了後に活動量データと個人識別情報とを紐付けることで、当該被験者の活動量レポートを生成することができる。よって、各種の活動量計から得られる複数の被験者の活動量データを簡単な構成で一元的に処理可能であるという効果を奏する。
さらに、前記活動量データ抽出部は、前記活動量計からバイナリ形式の活動量データを読み出してアスキー形式の活動量データに変換する変換部と、前記変換部によって変換された前記アスキー形式の活動量データを解析して、計測時刻を表す時刻データ及び所定の活動量パラメータの計測データを抽出し、前記各活動量パラメータの計測データを時系列に配列した時系列活動量データを生成する解析部と、を備える。
この構成によれば、活動量データ抽出部は、変換部において、活動量計からバイナリ形式の活動量データを読み出してアスキー形式の活動量データに変換する。次に、解析部において、変換部によって変換されたアスキー形式の活動量データを解析して、計測時刻を表す時刻データ及び所定の活動量パラメータの計測データを抽出し、各活動量パラメータの計測データを時系列に配列した時系列活動量データを生成する。つまり、バイナリ形式からアスキー形式へ変換された活動量データの解析を行うので、計測に用いる各種の活動量計のメーカーやモデルが異なっていても、時刻データ及び各活動量パラメータの計測データを確実に抽出して時系列活動量データを生成することができる。そして、レポート生成部は、紐付け部によって紐付けられた時系列活動量データと個人識別情報とに基づいて被験者の活動量に関する活動量レポートを生成することができる。
さらに、前記アスキー形式の活動量データは、前記計測時刻又は前記各活動量パラメータを表す文字列であるキーを格納するキーリストと、前記各キーと前記計測時刻又は前記各活動量パラメータの計測データとを対応付けて格納するキーデータとを含み、前記解析部は、前記キーリストから前記計測時刻又は前記各活動量パラメータの前記各キーを前記計測時刻又は前記各活動量パラメータに関連する各所定の文字列を用いてそれぞれ検索し、前記キーデータから前記各キーに対応付けて格納された各データを前記時刻データ又は前記各活動量パラメータの計測データとして抽出する。
この構成によれば、解析部は、アスキー形式の活動量データに含まれるキーリストから計測時刻又は各活動量パラメータの各キーの文字列をそれぞれ検索して各キーを特定する。すなわち、計測に用いる各種の活動量計のメーカーやモデルが異なっていても、計測時刻や各活動量パラメータのキーに同一又は類似の文字列が使われていることから、キーリストで計測時刻又は各活動量パラメータに関連する各所定の文字列を用いて検索することにより計測時刻や各活動量パラメータのキーを特定することができる。そして、解析部は、アスキー形式の活動量データに含まれるキーデータから、各キーに対応付けて格納された各データを、時刻データ又は各活動量パラメータの計測データとして確実に抽出することができる。
(2)本発明に係る活動量データ処理装置は、前記解析部は、前記キーリストから前記計測時刻又は前記各活動量パラメータの前記各キーをそれぞれ検索する際に、前記各所定の文字列として前記計測時刻又は前記各活動量パラメータに関連する少なくとも2種類の文字列を用いて検索を行う。この構成によれば、キーリストで計測時刻又は各活動量パラメータに関連する少なくとも2種類の文字列を用いて検索することにより計測時刻や各活動量パラメータのキーを特定することができる。
)本発明に係る活動量データ処理装置は、前記解析部は、前記キーデータから抽出されたデータに対して単位の整合性を図るための数値変換を行う。
この構成によれば、キーデータから抽出されたデータの単位が、活動量計の種類によって異なっていても数値変換によって整合性を図ることができる。
)本発明に係る活動量データ処理装置は、前記活動量データ抽出部は、前記活動量として、ケイデンス(1分当たり歩数)、速度、移動距離、及び心拍数の少なくとも一つを抽出する。
この構成によれば、活動量としてケイデンス(1分当たり歩数)、速度、移動距離、及び心拍数の少なくとも一つを抽出して活動量レポートを生成することができる。
)本発明に係る活動量データ処理装置は、複数の前記被験者の前記個人識別情報と個人情報とを対応付けて記憶する被験者データベースを備え、前記レポート生成部は、前記被験者データベースから前記個人識別情報に対応する前記個人情報を読み出し、前記活動量計データと前記個人情報とに基づいて前記被験者の前記活動量レポートを生成する。
この構成によれば、活動量データと被験者データベースに記憶された個人情報とに基づく被験者の活動量レポートを確実に生成することができるという効果を奏する。
)本発明に係る活動量データ処理装置は、所定の記録媒体に記録された前記個人識別情報を機械的に読み取るリーダー部を備え、前記個人識別情報入力部は、前記リーダー部を介して読み取られた前記個人識別情報を入力する。
この構成によれば、リーダー部は、所定の記録媒体に記録された個人識別情報を機械的に読み取り、個人識別情報入力部は、リーダー部を介して読み取られた個人識別情報を入力するので、簡単な操作で正確且つ迅速に個人識別情報の入力を行うことができる。尚、所定の記録媒体に記録された個人識別情報としては、例えば、会員カードに印刷された会員番号を表す二次元バーコードを挙げることができ、その場合、リーダー部は二次元バーコードリーダーによって構成される。
)本発明に係る活動量管理システムは、被験者の身体に装着されて前記被験者の活動量を計測する活動量計と、上記活動量データ処理装置とを備える。
この構成によれば、各種の活動量計から得られる複数の被験者の活動量データを簡単な構成で一元的に処理可能であるという効果を奏する。
(8)本発明に係る活動量データ処理方法は、コンピュータにより活動量データを処理する方法において、被験者の身体に装着されて前記被験者の活動量を計測する活動量計から活動量データを抽出する活動量データ抽出ステップと、前記被験者の個人識別情報を入力する個人識別情報入力ステップと、前記活動量データ抽出ステップ及び前記個人識別情報入力ステップの後、前記活動量データと前記個人識別情報とを紐付ける紐付けステップと、前記紐付けステップにおいて紐付けられた前記活動量データと前記個人識別情報とに基づいて前記被験者の活動量に関する活動量レポートを生成するレポート生成ステップとを含む。
この方法によれば、個人識別情報を活動量計へ事前に登録することなく、被験者が直ちに活動量計を身体に装着して活動量の計測を行うことができる。そして、計測終了後に活動量データと個人識別情報とを紐付けることで、当該被験者の活動量レポートを生成することができる。よって、各種の活動量計から得られる複数の被験者の活動量データを簡単な構成で一元的に処理可能であるという効果を奏する。
さらに、前記活動量データ抽出ステップは、前記活動量計からバイナリ形式の活動量データを読み出してアスキー形式の活動量データに変換する変換ステップと、前記変換ステップによって変換された前記アスキー形式の活動量データを解析して、計測時刻を表す時刻データ及び所定の活動量パラメータの計測データを抽出し、前記各活動量パラメータの計測データを時系列に配列した時系列活動量データを生成する解析ステップと、を含む。
この方法によれば、活動量データ抽出ステップは、変換ステップにおいて、活動量計からバイナリ形式の活動量データを読み出してアスキー形式の活動量データに変換する。次に、解析ステップにおいて、変換部によって変換されたアスキー形式の活動量データを解析して、計測時刻を表す時刻データ及び所定の活動量パラメータの計測データを抽出し、各活動量パラメータの計測データを時系列に配列した時系列活動量データを生成する。つまり、バイナリ形式からアスキー形式へ変換された活動量データの解析を行うので、計測に用いる各種の活動量計のメーカーやモデルが異なっていても、時刻データ及び各活動量パラメータの計測データを確実に抽出して時系列活動量データを生成することができる。そして、レポート生成部は、紐付けステップによって紐付けられた時系列活動量データと個人識別情報とに基づいて被験者の活動量に関する活動量レポートを生成することができる。
さらに、前記アスキー形式の活動量データは、前記計測時刻又は前記各活動量パラメータを表す文字列であるキーを格納するキーリストと、前記各キーと前記計測時刻又は前記各活動量パラメータの計測データとを対応付けて格納するキーデータとを含み、前記解析ステップは、前記キーリストから前記計測時刻又は前記各活動量パラメータの前記各キーを前記計測時刻又は前記各活動量パラメータに関連する各所定の文字列を用いてそれぞれ検索し、前記キーデータから前記各キーに対応付けて格納された各データを前記時刻データ又は前記各活動量パラメータの計測データとして抽出する。
この方法によれば、解析ステップは、アスキー形式の活動量データに含まれるキーリストから計測時刻又は各活動量パラメータの各キーの文字列をそれぞれ検索して各キーを特定する。すなわち、計測に用いる各種の活動量計のメーカーやモデルが異なっていても、計測時刻や各活動量パラメータのキーに同一又は類似の文字列が使われていることから、キーリストで計測時刻又は各活動量パラメータに関連する各所定の文字列を用いて検索することにより計測時刻や各活動量パラメータのキーを特定することができる。そして、解析ステップは、アスキー形式の活動量データに含まれるキーデータから、各キーに対応付けて格納された各データを、時刻データ又は各活動量パラメータの計測データとして確実に抽出することができる。
(9)本発明に係る活動量データ処理方法は、前記解析ステップは、前記キーリストから前記計測時刻又は前記各活動量パラメータの前記各キーをそれぞれ検索する際に、前記各所定の文字列として前記計測時刻又は前記各活動量パラメータに関連する少なくとも2種類の文字列を用いて検索を行う。この方法によれば、キーリストで計測時刻又は各活動量パラメータに関連する少なくとも2種類の文字列を用いて検索することにより計測時刻や各活動量パラメータのキーを特定することができる。
本発明の実施形態に係る活動量管理システムの全体構成を模式的に示す全体構成図である。 活動量計の構成の一例を示す斜視図である。 活動量データ処理装置の電気的構成を示す回路ブロック図である。 被験者データベースに記憶されるデータの一例を示す図である。 制御装置の機能的構成を示す機能ブロック図である。 活動量データ抽出部の詳細構成を示すブロック図である。 アスキー形式の活動量データの一例を示す図である。 図7に示すアスキー形式の活動量データの一例の続きを示す図である。 時系列活動量データの一例を示す図である。 個人識別情報と時系列活動量データとが紐付けされた様子を模式的に示す図である。 活動量レポートの生成例を示す図である。 制御装置における処理全体の流れを示すフローチャートである。 活動量データ抽出処理の流れを示すフローチャートである。 第1画面の構成を示す説明図である。 第2画面の構成を示す説明図である。 個人識別情報が印刷された会員カードの一例を示す図である。 変形例に係る活動量管理システムの全体構成を示すブロック図である。
以下、本発明の活動量データ処理装置、活動量管理システム及び活動量データ処理方法を具体化した一実施形態について図面を参照しつつ説明する。
(1.活動量管理システム101の全体構成)
まず、本実施形態の活動量管理システム101の全体構成について、図1を参照しつつ説明する。図1は活動量管理システム101の全体構成を模式的に示す全体構成図である。
活動量管理システム101は、図1に示すように、活動量データ処理装置1と、プリンタ30と、USBメモリ40と、活動量計50とを備えて構成される。
最初に、活動量計50の構成について説明する。活動量計50は、被験者の身体(例えば、腕)に装着されて被験者の活動量を計測する公知の装置である。図2は、活動量計50の構成の一例を示す斜視図である。活動量計50は、図2に示すように、本体部51と、表示部52と、バンド部53とを備えて構成される。
本体部51は、活動量を計測するための計測部、計測部の計測結果である活動量計データを記憶する記憶部、GPS受信機、及び時計(いずれも図示せず)を内蔵している。本体部51に内蔵された計測部は、例えば、被験者の活動量として歩数、歩行距離、心拍数を計測する。また、本体部51の側面には、USBケーブルCB1を接続するためのUSBポート51aが設けられている。表示部52は、本体部51の表面に配置される液晶画面であり、計測結果が表示される。バンド部53は、本体部51の対向する両側から帯状に延び、被験者の腕に巻き付けて装着するためのバンドである。
活動量データ処理装置1は、持ち運びの容易な小型コンピュータであって、図1に示すように、装置本体2と、タッチパネルディスプレイ21と、カメラ22とを備えて構成される。装置本体2は、ケース2a内に制御装置10を収容している。制御装置10の電気的構成については後述する。タッチパネルディスプレイ21は、表示装置であるディスプレイと入力装置であるタッチパネルとを一体化した公知の表示入力装置であって、装置本体2の前面に配置される。カメラ22は、公知のCCDカメラによって構成され、装置本体2前面の上部に配置される。カメラ22は、個人識別情報を含むQRコード(登録商標)の読み取りに使用される。
プリンタ30は、持ち運びの容易な小型プリンタであり、例えば、公知の小型インクジェットプリンタによって構成される。プリンタ30は、USBケーブルCB2を介して、活動量データ処理装置1のUSBポートに着脱自在に接続される。
USBメモリ40は、活動量データ処理装置1に対して着脱自在な外部メモリであって、公知の書き換え可能な不揮発性の記憶媒体によって構成される。USBメモリ40は、活動量データ処理装置1のUSBポートに接続される。USBメモリ40には、被験者データベース40a(以下、被験者DB40aと記する)が記憶されている。被験者DB40aは、被験者の個人識別情報である会員IDと、当該被験者の個人情報とを対応付けて記憶するデータベースである。個人情報には、例えば、氏名、性別、生年月日等が含まれる。図4は、被験者DB40aに記憶されるデータの一例を示す図である。
(2.活動量データ処理装置1の電気的構成)
次に、活動量データ処理装置1の電気的構成について、図3を参照しつつ説明する。図3は、活動量データ処理装置1の電気的構成を示すブロック図である。制御装置10は、制御回路11と、記憶部12と、入出力インタフェース部13とを備えて構成される。制御回路11は、CPU(中央処理装置)11aを有する電子回路であって、タッチパネルディスプレイ21、カメラ22を含む各部の制御やデータの演算を行う。
記憶部12は、各種のプログラムやデータを記憶するROM12aと、ワークエリアとして使用されるメインメモリとしてのRAM12bとを備えて構成される。入出力インタフェース部13は、外部機器との間の信号の入出力を行う。制御装置10は、入出力インタフェース部13を介して、プリンタ30、USBメモリ40、又は活動量計50との間でデータの入出力を行う。
(3.制御装置10の機能的構成)
次に、制御装置10の機能的構成について、図5を参照しつつ説明する。図5は、制御装置10の機能的構成を示す機能ブロック図である。各機能は、制御回路11のCPU11aが記憶部12のROM12aからプログラムを読み出して実行することによって実現される
制御装置10は、活動量データ抽出部10aと、個人識別情報入力部10bと、紐付け部10cと、レポート生成部10dとを備えて構成される。活動量データ抽出部10aは、より詳細には、図6に示すように、変換部10a1と、解析部10a2とを備えて構成される。
変換部10a1は、USBケーブルCB1によって接続された活動量計50から、入出力インタフェース部13を介してバイナリ形式の活動量データF1を読み出して、アスキー形式の活動量データF2に変換する。図7は、変換部10a1によって変換されたアスキー形式の活動量データF2の一例を模式的に示す図であり、図8は図7の続きを示す図である。アスキー形式の活動量データF2は、活動量の種別を表すキーのリストであるキーリストK0と、キーデータK1〜K5とからなる。
キーリストK0は、図7に示すように、キーリストであることを示すキー“key_list”と、各キーを表す文字列の並び“time”、“heart_rate”、“speed”、“cadence”、“distance”とからなる。“time”は、「計測時刻」を表すキーである。“heart_rate”は、「心拍」を表すキーである。“speed”は、現在の「速度」を表すキーである。“cadence”は、「ケイデンス」(1分当たりの歩数)を表すキーである。“distance”は、計測開始からの「移動距離」を表すキーである。
「計測時刻」のキーデータK1は、キー“time”と、計測時刻を表す数値(時間:分:秒のタイムスタンプ)の並びとを対応付けて格納する。例えば、図7において、“11:02:00”、“11:02:10”・・・は、n回目(nは自然数)の計測時刻が11時2分0秒であり、n+1回目の計測時刻が11時2分10秒・・・であることを表している。
「心拍」のキーデータK2は、キー“heart_rate”と、1分当たりの心拍計測データを表す数値の並びとを対応付けて格納する。例えば、図7において、“147”、“147”・・・は、n回目計測時の心拍が147回/分であり、n+1回目計測時の心拍が148回/分・・・であることを表している。
「速度」のキーデータK3は、キー“speed”と、速度計測データを表す数値の並びとを対応付けて格納する。例えば、図8において、“1.637”、“2.385”・・・は、n回目計測時の速度が1.637km/時、n+1回目計測時の速度が2.385km/時・・・であることを表している。
「ケイデンス」のキーデータK4は、キー“cadence”と、ケイデンス(1分当たり歩数)計測データを表す数値の並びとを対応付けて格納する。例えば、図8において、“57”、“77”・・・は、n回目計測時のケイデンスが57歩/分、n+1回目の計測時のケイデンスが77歩/分・・・であることを表している。
「距離」のキーデータK5は、キー“distance”と、移動距離計測データを表す数値の並びとを対応付けて格納する。例えば、図8において、“688.08”、“688.48”・・・は、n回目計測時の距離計測値が688.08m、n+1回目の距離計測値が688.48m・・・であることを表している。
解析部10a2は、変換部10a1によって変換されたアスキー形式の活動量データF2を解析して、計測時刻を表す時刻データ及び活動量に関する所定のパラメータに対応する各計測データを抽出し、各計測データの時系列データからなる時系列活動量データF3を生成する。具体的には、解析部10a2は、最初に、アスキー形式の活動量データF2に含まれるキーリストK0を参照し、計測時刻を表す文字列及び活動量に関する各パラメータを表す文字列をそれぞれ検索して各キー(ヘッダ名)の特定を行う。
活動量データF2の解析では、キーリストK0から「時刻」を表す文字列を検索し、キー“time”を特定する。「心拍」を表す文字列を検索し、キー“heart_rate”を特定する。「速度」を表す文字列を検索し、キー“speed”を特定する。「ケイデンス」を表す文字列を検索し、キー“cadence”を特定する。「距離」を表す文字列を検索し、キー“distance”を特定する。
次に、キー“time”に対応する時刻データを抽出すると共に、キー“heart_rate”に対応する心拍データ、キー“speed”に対応する速度データ、キー“cadence”に対応するケイデンスデータ、キー“distance”に対応する距離データをそれぞれ抽出する。
そして、解析部10a2は、抽出した時刻データと、各時刻データに対応する心拍データ、速度データ、ケイデンスデータ、及び距離データとから、各計測データの時系列データからなる時系列活動量データF3を生成する。図9は、時系列活動量データF3の一例を示す図である。図9の時系列活動量データF3の一例では、計測時刻11時2分0秒におけるケイデンスが57[歩/分]、距離が688.08[m]、速度が1.637[km/時]、心拍が141[回/分]であり、以下、計測データが計測時刻と共に時系列で示されている。尚、時系列活動量データF3は、個人識別情報を含まない。
個人識別情報入力部10bは、カメラ22によって撮像された画像に基づいて個人識別情報の入力を行う。すなわち、会員カードMCの表面に印刷された、被験者の個人識別情報を表す二次元バーコードとしてのQRコード(登録商標)をカメラ22により撮像すると、個人識別情報入力部10bは画像に基づいてQRコード(登録商標)の読み取りを行って個人識別情報を入力する。個人識別情報は、リハビリ施設やスポーツクラブ等における当該被験者の会員IDである。個人識別情報としての会員IDは、例えば、「A00001」のように所定桁数の英数字によって構成される。また、個人識別情報入力部10bは、USBメモリ40に格納された被験者データベース40aを参照して、入力された個人識別情報に対応する被験者の氏名を読み出してタッチパネルディスプレイ21に画面表示する。
紐付け部10cは、活動量データ抽出部10aによって抽出された時系列活動量データF3と、個人識別情報入力部10bによって入力された個人識別情報との紐付けを行う。図10は、個人識別情報と時系列活動量データF3とが紐付けされた様子を模式的に示している。
レポート生成部10dは、USBメモリ40に格納された被験者データベース40aを参照し、個人識別情報が紐付けされた時系列活動量データに基づいて活動量レポートARを生成する。図11は、活動量管理システム101がリハビリテーション施設において患者の健康管理を目的とする場合において、レポート生成部10dによって生成される活動量レポートARの一例を示している。
(4.制御装置10における処理全体の流れ)
次に、制御装置10において実行される処理の流れについて、図12を中心に参照しつつ説明する。図12は、制御装置10における処理全体の流れを示すフローチャートである。
まず、活動量データ処理装置1の電源がオンされると、ステップ1(以下、ステップ1をS1と略記する。他のステップも同様。)において、タッチパネルディスプレイ21に第1画面D1が表示される。図14は、第1画面D1の画面構成例を示す図である。第1画面D1は、図14に示すように、アップロードボタンD11、リセットボタンD12、活動量計選択ボタンD13、QRボタンD14、印刷オプション選択部D15、削除オプション選択部D16、活動量計種別表示部D17、及び氏名表示部D18を備えて構成される。
次に、S2において、データのリセットを行う。すなわち、記憶部12のRAM12bから活動量データや個人識別情報等のデータを消去する。次に、S3において、何れかのボタンが押下されたかどうかを判定する。ボタンが押下されない間(S3:No)、S3を繰り返し、ボタン押下待ちの状態が継続する。
S3でボタンが押下された場合(S3:Yes)、S4において、リセットボタンD12が押下されたか否かを判定する。リセットボタンD12が押下された場合(S4:Yes)、S2へ戻る。リセットボタンD12が押下されていない場合(S4:No)、S5において、第1画面D1でアップロードボタンD11が押下されたか否かを判定する。アップロードボタンD11が押下された場合(S5:Yes)、S6において、活動量データの抽出を行う。すなわち、活動量データ抽出部10aにより活動量計50から個人識別情報を含まない活動量データの抽出を行う。
ここで、S6の活動量データの抽出処理の流れについて、図13を参照しつつ説明する。図13は、活動量データ抽出処理の流れを示すフローチャートである。まず、S61において、活動量計50からバイナリ形式の活動量データF1を読み出す。次に、S62において、バイナリ形式の活動量データF1からアスキー形式の活動量データF2(図7、図8参照)へ変換する。
続いて、S63において、アスキー形式の活動量データF2に含まれるキーリストK0から、計測時刻のキー及び各活動量パラメータの各キーを検索する。具体的には、図7に示すキーリストK0から「計測時刻」に関連する文字列“time”、“moment”等を含むキーを検索することにより、キー“time”が特定される。活動量パラメータの「心拍」に関連する文字列“heart rate”、“heart beat”等を含むキーを検索することにより、キー“heart_rate”が特定される。活動量パラメータの「速度」に関連する文字列“speed”、“velocity”等を含むキーを検索することにより、キー“speed”が特定される。活動量パラメータの「ケイデンス」に関連する文字列“cadence”、“steps per minute”等を含むキーを検索することにより、キー“cadence”が特定される。活動量パラメータの「移動距離」に関連する文字列“distance”、“mileage”を含むキーを検索することにより、キー“distance”が特定される。
次に、S64において、キーデータK1〜K5から各キーに対応付けられたデータを抽出する(図7、図8参照)。具体的には、キー“time”に対応付けられた「計測時刻」のキーデータK1から “11:02:00”、“11:02:10”、・・・を計測時刻データとして抽出する。キー“heart_rate”に対応付けられた「心拍」のキーデータK2から“141”、“147”、・・・を心拍計測データとして抽出する。キー“speed”に対応付けられた「速度」のキーデータK3から“1.637”、“2.385”、・・・を速度計測データとして抽出する。キー“cadence”に対応付けられた「ケイデンス」のキーデータK4から“57”、“77”、・・・をケイデンス計測データとして抽出する。キー“distance”に対応付けられた「距離」のキーデータK5から“688.08”、“688.46”、・・・を距離計測データとして抽出する。
抽出したデータに対して、必要な場合には、単位の整合性を図るための数値変換を行う。例えば、抽出した速度計測データの数値が「4000」の場合、単位[m/時間]の数値であって単位[km/時間]に対して整合性を図るための数値変換が必要であるので、1000で除して単位[km/時間]の値「4.0」に変換する。距離計測データについても同様に、必要な場合に単位の整合性を図るための数値変換を行う。
次に、S65において、S64で抽出された「計測時刻」のキーデータK1及び各活動量パラメータのキーデータK2〜K5に基づいて、時系列活動量データF3(図9参照)を生成してリターンする。尚、S61〜S62のステップが、活動量データ抽出部10aにおける変換部10a1に対応し、S63〜S65のステップが同じく解析部10a2に対応する。
図12のフローチャートに戻り、S7で第2画面D2に遷移する。図15は、第2画面D2の画面構成例を示す図である。第2画面D2は、図11に示すように、生成ボタンD21、リセットボタンD22、QRボタンD23、月選択ボタンD24、年選択ボタンD25、氏名表示部D26、月表示部D27、及び年表示部D28を備えて構成される。
第2画面D2において生成ボタンD21が押下された場合(S3:Yes,S4:No、S8:Yes)、S9において、活動量データに個人識別情報が紐付け済みか否かを判定する。活動量データに個人識別情報が紐付けされていない場合(S9:No)、S3へ戻る。活動量データに個人識別情報が紐付け済みの場合(S9:Yes)、S10において、レポート生成部10dにより、時系列活動量データF3に基づいて活動量レポートARを生成する。
例えば、図11に示す活動量レポートARの生成例において、「計測時間」は、計測開始時及び終了時の計測時刻データに基づいて算出される。「歩いた数」は、ケイデンス計測データに基づいて算出される。「歩いた距離」は、計測終了時の距離計測データの値を用いる。「安静時心拍」及び「最大心拍」は、心拍計測データに基づいて求められる。「目標心拍達成率」は、予め定められた目標心拍の値に対する心拍計測データの達成割合の算出により求められる。また、「患者」の氏名(図11の例では、「山田一郎」)は、活動量データに紐付けされた会員ID(「A0001」)から被験者DB40a(図4)を参照することにより取得される。
続いて、S11において、S10で生成した活動量レポートARのデータを外部メモリとしてのUSBメモリ40にバックアップ(記憶)する。
S11の後、S12においてオプション処理を実行する。S12のオプション処理では、第1画面D1の印刷オプション選択部D15が選択されている場合、プリンタ30で活動量レポートARの印刷を実行する。これにより、図11に例示される活動量レポートARが印刷出力される。また、第1画面D1の削除オプション選択部D16が選択されている場合、活動量計50に記憶された活動量データの削除を実行する。S12のオプション処理終了後、S3へ戻る。
第1画面D1においてアップロードボタンD11押下でない場合(S5:No)、又は第2画面において生成ボタンD21押下でない場合(S8:No)、S13において、QRボタンD14が押下されたか否かを判定する。QRボタンD14が押下された場合(S13:Yes)、S14において、個人識別情報入力処理を実行する。S14の個人識別情報入力処理では、個人識別情報入力部10bによりカメラ22で被験者の会員カードMCからQRコード(登録商標)を画像認識し、個人識別情報(例えば、個々の被験者に付与された会員ID等)を読み取る。図16は、個人識別情報としての会員IDが印刷された会員カードMCの一例を示している。会員カードMCには、被験者の会員ID、氏名と共に会員IDに対応するQRコード(登録商標)が印刷されている。次に、S15において、紐付け処理を実行する。S15の紐付け処理では、紐付け部10cにより時系列活動量データF3と個人識別情報との紐付けを行う。これにより、図10に示すように、時系列活動量データF3と個人識別情報とが紐付けられる。尚、活動量計50から活動量データが未抽出の場合、何も行わない。S15の後、S3へ戻る。
S13でQRボタン押下でない場合(S13:No)、S16においてその他の処理を行う。S16のその他の処理には、第1画面D1において、活動量計選択ボタンD13が押下された場合、活動量計種別表示部D17へ活動量計の種別を降順(「<」押下)又は昇順(「>」)に順次表示する処理が含まれる。また、S16のその他の処理には、第2画面D2において、月選択ボタンD24が押下された場合、月表示部D27へ月を表す数字を降順(「<」押下)又は昇順(「>」)に順次表示したり、年選択ボタンD25が押下された場合、年表示部D28へ西暦年を表す数字を降順(「<」押下)又は昇順(「>」)に順次表示したりする処理が含まれる。S16の後、S3へ戻る。
(5.本実施形態に係る活動量管理システム101の活用可能性)
(5.1)リハビリテーション施設における活用
本実施形態の活動量管理システム101を、リハビリテーション施設で活用することが考えられる。すなわち、リハビリテーション施設の患者を被験者とし、職員(医師、看護師等)を活動量データ処理装置1の操作者とする場合である。
以下、リハビリテーション施設で活用する場合の一連の手順について説明する。まず、職員は、患者がリハビリ運動を開始する際に活動量計50を手渡す。患者は活動量計50を腕に装着してリハビリ運動を行う。リハビリ運動を終了した患者は、会員カードMCと活動量計50とを職員に手渡す。
職員は、活動量計50をUSBケーブルCB1で活動量データ処理装置1に接続し、第1画面D1でアップロードボタンD11を押下し、活動量データの抽出を行う。続いて、会員カードMCのQRコード(登録商標)を活動量データ処理装置1のカメラ22を用いて読み取って会員ID(個人識別情報)の入力を行う。これにより、会員IDと活動量データとが紐付けされる。読み取った活動量データはUSBメモリ40に記憶される。次に、第2画面D2で生成ボタンD21を押下すると、リハビリ管理レポートが生成される。また、印刷オプションが選択されている場合、リハビリ管理レポートがプリンタ30から紙出力される。職員は、紙出力されたリハビリ管理レポートを患者に手渡し、全ての手順を終了する。
(5.2)部活動の陸上部における活用
本実施形態の活動量管理システム101を、学校の部活動における陸上部で活用することが考えられる。すなわち、陸上部の部員を被験者とし、指導者(顧問、コーチ等)を活動量データ処理装置1の操作者とする場合である。
以下、活動量管理システム101を陸上部で活用する場合の一連の手順について説明する。まず、指導者は、部員がトレーニングを開始する際に活動量計50を手渡す。部員は活動量計50を腕に装着してトレーニングを行う。トレーニングを終了した部員は、部員カードと活動量計50とを指導者に手渡す。
指導者は、活動量計50をUSBケーブルCB1で活動量データ処理装置1に接続し、第1画面D1でアップロードボタンD11を押下し、活動量データの抽出を行う。続いて、部員カードとしての会員カードMCのQRコード(登録商標)を活動量データ処理装置1のカメラ22を用いて読み取って部員ID(個人識別情報)の入力を行う。これにより、部員IDと活動量データとが紐付けされる。読み取った活動量データはUSBメモリ40に記憶される。次に、第2画面D2で生成ボタンD21を押下すると、トレーニング管理レポートが生成されて、プリンタ30から紙出力される(印刷オプション選択時)。紙出力されたトレーニング管理レポートが指導者から部員に手渡されると、一連の手順がすべて終了する。
(6.まとめ)
(6.1)本実施形態に係る活動量データ処理装置1は、被験者の身体に装着されて被験者の活動量を計測する活動量計50から活動量データを抽出する活動量データ抽出部10aと、被験者の個人識別情報を入力する個人識別情報入力部10bと、活動量データ抽出部10aによって活動量データが抽出され且つ個人識別情報入力部10bによって個人識別情報が入力されている場合に、活動量データと個人識別情報とを紐付ける紐付け部10cと、紐付け部10cによって紐付けられた活動量データと個人識別情報とに基づいて被験者の活動量に関する活動量レポートARを生成するレポート生成部10dとを備える。
この構成によれば、活動量データ抽出部10aが活動量計50から活動量データを抽出し、個人識別情報入力部10bが被験者の個人識別情報を入力する。紐付け部10cは、活動量データ抽出部10aによって活動量データが抽出され且つ個人識別情報入力部10bによって個人識別情報が入力されている場合に、活動量データと個人識別情報とを紐付ける。そして、レポート生成部10dは、紐付け部10cによって紐付けられた活動量データと個人識別情報とに基づいて被験者の活動量に関する活動量レポートARを生成する。よって、個人識別情報を活動量計50へ事前に登録することなく、被験者が直ちに活動量計50を身体に装着して活動量の計測を行うことができる。そして、計測終了後に活動量データと個人識別情報とを紐付けることで、当該被験者の活動量レポートARを生成することができる。よって、各種の活動量計50から得られる複数の被験者の活動量データを簡単な構成で一元的に処理可能であるという効果を奏する。
(6.2)活動量データ抽出部10aは、活動量計50からバイナリ形式の活動量データF1を読み出してアスキー形式の活動量データF2に変換する変換部10a1と、変換部10a1によって変換されたアスキー形式の活動量データF2を解析して、計測時刻を表す時刻データ及び所定の活動量パラメータの計測データを抽出し、各活動量パラメータの計測データを時系列に配列した時系列活動量データF3を生成する解析部10a2と、を備える。
この構成によれば、活動量データ抽出部10aは、変換部10a1において、活動量計50からバイナリ形式の活動量データF1を読み出してアスキー形式の活動量データF2に変換する。次に、解析部10a2において、変換部10a1によって変換されたアスキー形式の活動量データF2を解析して、計測時刻を表す時刻データ及び所定の活動量パラメータの計測データを抽出し、各活動量パラメータの計測データを時系列に配列した時系列活動量データF3を生成する。つまり、バイナリ形式からアスキー形式へ変換された活動量データF2の解析を行うので、計測に用いる各種の活動量計50のメーカーやモデルが異なっていても、時刻データ及び各活動量パラメータの計測データを確実に抽出して時系列活動量データF3を生成することができる。そして、レポート生成部10dは、紐付け部10cによって紐付けられた時系列活動量データF3と個人識別情報とに基づいて被験者の活動量に関する活動量レポートARを生成することができる。
(6.3)アスキー形式の活動量データF2は、計測時刻又は各活動量パラメータを表す文字列であるキーを格納するキーリストK0と、各キーと計測時刻又は各活動量パラメータの計測データとを対応付けて格納するキーデータK1〜K5とを含み、解析部10a2は、キーリストK0から計測時刻又は各活動量パラメータの各キーの文字列をそれぞれ検索し、キーデータK1〜K5から各キーに対応付けて格納された各データを時刻データ又は各活動量パラメータの計測データとして抽出する。
この構成によれば、解析部10a2は、アスキー形式の活動量データF2に含まれるキーリストK0から計測時刻又は各活動量パラメータの各キーの文字列をそれぞれ検索して各キーを特定する。すなわち、計測に用いる各種の活動量計50のメーカーやモデルが異なっていても、計測時刻や各活動量パラメータのキーには同じ意味を表す文字列が使われていることから、キーリストK0で文字列を検索することにより計測時刻や各活動量パラメータのキーを特定することができる。そして、解析部10a2は、アスキー形式の活動量データF2に含まれるキーデータK1〜K5から、各キーに対応付けて格納された各データを、時刻データ又は各活動量パラメータの計測データとして確実に抽出することができる。
(6.4)解析部10a2は、キーデータK1〜K5から抽出されたデータに対して単位の整合性を図るための数値変換を行う。
この構成によれば、キーデータK1〜K5から抽出されたデータの単位が、活動量計50の種類によって異なっていても数値変換によって整合性を図ることができる。
(6.5)活動量データ抽出部10aは、活動量として、ケイデンス(1分当たり歩数)、速度、移動距離、及び心拍数を抽出する。
この構成によれば、活動量としてケイデンス(1分当たり歩数)、速度、移動距離、及び心拍数に基づく活動量レポートARを生成することができる。
(6.6)活動量データ処理装置1は、複数の被験者の個人識別情報と個人情報とを対応付けて記憶する被験者データベース40aを備え、レポート生成部10dは、被験者データベース40aから個人識別情報に対応する個人情報を読み出し、活動量データと個人情報とに基づいて被験者の活動量レポートARを生成する。
この構成によれば、活動量データと被験者データベース40aに記憶された個人情報とに基づく被験者の活動量レポートARを確実に生成することができるという効果を奏する。
(6.7)活動量データ処理装置1は、所定の記録媒体としての会員カードMCの表面に印刷記録された個人識別情報としての会員IDを機械的に読み取るリーダー部としてのカメラ22を備え、個人識別情報入力部10bは、カメラ22を介して読み取られた会員IDを入力する。
この構成によれば、リーダー部としてのカメラ22は、会員カードMCに印刷記録された会員IDを表す二次元バーコードを機械的に読み取り、個人識別情報入力部10bは、カメラ22を介して読み取られた会員IDを入力するので、簡単な操作で正確且つ迅速に会員IDの入力を行うことができる。尚、所定の記録媒体に記録された個人識別情報としては、例えば、会員カードMCに印刷された、会員番号を表す二次元バーコードを挙げることができ、その場合、リーダー部は二次元バーコードリーダーによって構成される。
(6.8)活動量管理システム101は、被験者の身体に装着されて被験者の活動量を計測する活動量計50と、活動量データ処理装置1とを備える。
この構成によれば、各種の活動量計50から得られる複数の被験者の活動量データを簡単な構成で一元的に処理可能であるという効果を奏する。
(6.9)本発明に係る活動量データ処理方法は、被験者の身体に装着されて被験者の活動量を計測する活動量計50から活動量データを抽出する活動量データ抽出ステップ(S6)と、被験者の個人識別情報を入力する個人識別情報入力ステップ(S14)と、活動量データ抽出ステップ(S6)及び個人識別情報入力ステップ(S14)の後、活動量データと個人識別情報とを紐付ける紐付けステップ(S15)と、紐付けステップ(S15)において紐付けられた活動量データと個人識別情報とに基づいて被験者の活動量に関する活動量レポートARを生成するレポート生成ステップ(S10)とを含む。
この方法によれば、個人識別情報を活動量計50へ事前に登録することなく、被験者が直ちに活動量計50を身体に装着して活動量の計測を行うことができる。そして、計測終了後に活動量データと個人識別情報とを紐付けることで、当該被験者の活動量レポートARを生成することができる。よって、各種の活動量計50から得られる複数の被験者の活動量データを簡単な構成で一元的に処理可能であるという効果を奏する。
(6.10)本発明に係る活動量データ処理方法は、活動量データ抽出ステップ(S6)は、活動量計50からバイナリ形式の活動量データF1を読み出してアスキー形式の活動量データF2に変換する変換ステップ(S61〜S62)と、変換ステップによって変換されたアスキー形式の活動量データF2を解析して、計測時刻を表す時刻データ及び所定の活動量パラメータの計測データを抽出し、各活動量パラメータの計測データを時系列に配列した時系列活動量データF3を生成する解析ステップ(S63〜S65)と、を含む。
この方法によれば、バイナリ形式からアスキー形式へ変換された活動量データの解析を行うので、計測に用いる各種の活動量計のメーカーやモデルが異なっていても、時刻データ及び各活動量パラメータの計測データを確実に抽出して時系列活動量データを生成することができる。そして、レポート生成ステップ(S10)は、紐付けステップ(S15)によって紐付けられた時系列活動量データと個人識別情報とに基づいて被験者の活動量に関する活動量レポートARを生成することができる。
(6.11)本発明に係る活動量データ処理方法は、アスキー形式の活動量データF2は、計測時刻又は各活動量パラメータを表す文字列であるキーを格納するキーリストK0と、各キーと計測時刻又は各活動量パラメータの計測データとを対応付けて格納するキーデータK1〜K5とを含み、解析ステップ(S63〜S65)は、キーリストK0から計測時刻又は各活動量パラメータの各キーの文字列をそれぞれ検索し、キーデータK1〜K5から各キーに対応付けて格納された各データを時刻データ又は各活動量パラメータの計測データとして抽出する。
この方法によれば、計測に用いる各種の活動量計のメーカーやモデルが異なっていても、計測時刻や各活動量パラメータのキーに同一又は類似の文字列が使われていることから、キーリストで文字列を検索することにより計測時刻や各活動量パラメータのキーを特定することができる。そして、解析ステップ(S63〜S65)は、アスキー形式の活動量データに含まれるキーデータから、各キーに対応付けて格納された各データを、時刻データ又は各活動量パラメータの計測データとして確実に抽出することができる。
(7.変形例)
上記実施形態では、活動量データ処理装置1内に、活動量データ抽出部10aと、個人識別情報入力部10bと、紐付け部10cと、レポート生成部10dとを全て備える構成を示したが、これには限られない。これら各部の機能を複数の装置で分担する構成とし、複数の装置からなるシステム全体で本発明の活動量データ処理方法を実施するようにしてもよい。
図17は、変形例に係る活動量管理システム102の全体構成を示している。変形例に係る活動量管理システム102は、活動量計50と、スマートフォン110と、サーバ120とを備えて構成される。本変形例では、スマートフォン110及びサーバ120が本発明の活動量データ処理装置を構成する。スマートフォン110は、インターネットINTに接続可能な公知の携帯情報端末であり、USBケーブルによる有線接続や、近距離無線通信(Bluetooth:ブルートゥース(登録商標))による無線接続により、活動量計50からデータを取得可能である。また、スマートフォン110には、活動量データ抽出部112を含むアプリ111がインストールされている。尚、活動量データ抽出部112は、上記実施形態における活動量データ抽出部10aに相当する。
サーバ120は、インターネットINTに接続された公知のコンピュータである。サーバ120は、個人識別情報入力部122、紐付け部123、レポート生成部124を含む管理プログラム121がインストールされている。尚、個人識別情報入力部122、紐付け部123、レポート生成部124は、上記実施形態における個人識別情報入力部10b、紐付け部10c、レポート生成部10dにそれぞれ相当する。
そして、スマートフォン110は、有線接続又は無線接続された活動量計50から、アプリ111の活動量データ抽出部112により活動量データを抽出する。すなわち、活動量データ抽出部112は、活動量計50から活動量データ(バイナリ形式)F1を読み出して活動量データ(アスキー形式)F2へ変換し、活動量データ(アスキー形式)F2を解析して、計測時刻を表す時刻データ及び各活動量パラメータの計測データを抽出して時系列活動量データF3を生成する。また、スマートフォン110は、インターネットINTを介して接続されたサーバ120へ時系列活動量データF3を送信する。また、サーバ120は、スマートフォン110を介して、管理プログラム121の個人識別情報入力部122により被験者の個人識別情報を入力する。さらに、サーバ120は、管理プログラム121の紐付け部123により時系列活動量データF3と個人識別情報とを紐付ける。
そして、サーバ120は、互いに紐付けられた時系列活動量データF3と個人識別情報とに基づいて、管理プログラム121のレポート生成部124によって活動量レポートARを生成する。活動量レポートARは、サーバ120からインターネットINTを介してスマートフォン110へデータ送信されることにより、被験者はスマートフォン110で活動量レポートARを画面表示させて見ることができる。
(8.その他の変形例)
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々に変更を施すことが可能である。例えば、上記実施形態では、活動量計50が腕時計型である例を示したが、これには限られない。活動量計50は、必要な活動量を計測可能であれば身体における腕以外の如何なる部位に装着するタイプであってもよい。
また、上記実施形態では、活動量データ処理装置1が入力装置を表示装置と一体化したタッチパネルディスプレイ21を備える構成としたが、タッチパネルに代えてキーボードやマウスを備える構成とし、入力装置を表示装置と別体で構成してもよい。
また、上記実施形態では、カメラ22で二次元バーコードとしてのQRコード(登録商標)を画像認識で読み取ることにより個人識別情報を入力する構成としたが、タッチパネルディスプレイ21の画面上で個人識別情報を表す英数字等をボタン押下により入力する構成としてもよい。
また、上記実施形態では、活動量データ抽出部10aは、活動量として、ケイデンス(1分当たり歩数)、速度、移動距離、及び心拍数を抽出する構成としたが、これには限られず、これらの活動量パラメータの少なくとも一つを抽出する構成であればよく、これら以外の活動量パラメータをさらに抽出する構成でもよい。また、上記実施形態において生成される活動量レポートARは図11に示すものには限られず、活動量管理システム101の目的や用途に応じた内容の活動量レポートARを生成するようにすればよい。
また、上記実施形態では、活動量計50と活動量データ処理装置1とを、USBケーブルCB1を用いて有線接続する構成としたが、これには限られない。例えば、既存の近距離無線通信(Bluetooth:ブルートゥース(登録商標))を用いて、活動量計50と活動量データ処理装置1とを無線接続する構成としてもよい。
また、上記実施形態では、外部メモリとしてUSBメモリ40を用いた例を示したが、これには限られない。例えば、SDカード等のUSBメモリ以外の着脱可能な既存の不揮発性メモリや磁気記憶装置であるHDD等の恒久的な情報の保持及び書換え可能な記録媒体を用いる構成としてもよい。
また、上記実施形態では、USBメモリ40に被験者データベース40aを記憶する構成としたが、これには限られない。活動量データ処理装置1をインターネット接続可能に構成し、サーバコンピュータに記憶された被験者データベース40aにインターネットを介してアクセスする構成としてもよい。
また、上記実施形態では、会員IDを表す二次元バーコードが印刷記録された会員カードMCを記録媒体として用いて、二次元バーコードリーダーとしてのカメラ22により会員IDを機械的に読み取る例を示したが、これには限られない。例えば、会員IDを電子的に記録したICカードを記録媒体として用いて、ICカードリーダーで会員IDを読み取る構成としてもよい。
1 活動量データ処理装置
10 制御装置
10a 活動量データ抽出部
10a1 変換部
10a2 解析部
10b 個人識別情報入力部
10c 紐付け部
10d レポート生成部
22 カメラ(リーダー部)
40a 被験者データベース
50 活動量計
101 活動量管理システム
102 活動量管理システム(変形例)
110 スマートフォン(変形例における活動量データ処理装置)
112 活動量データ抽出部(変形例)
120 サーバ(変形例における活動量データ処理装置)
122 個人識別情報入力部(変形例)
123 紐付け部(変形例)
124 レポート生成部(変形例)
F1 バイナリ形式の活動量データ
F2 アスキー形式の活動量データ
F3 時系列活動量データ
K0 キーリスト
K1〜K5 キーデータ
AR 活動量レポート
MC 会員カード(記録媒体)
S6 活動量データ抽出ステップ
S10 レポート生成ステップ
S14 個人識別情報入力ステップ
S15 紐付けステップ

Claims (9)

  1. 被験者の身体に装着されて前記被験者の活動量を計測する活動量計から活動量データを抽出する活動量データ抽出部と、
    前記被験者の個人識別情報を入力する個人識別情報入力部と、
    前記活動量データ抽出部によって前記活動量データが抽出され且つ前記個人識別情報入力部によって前記個人識別情報が入力されている場合に、前記活動量データと前記個人識別情報とを紐付ける紐付け部と、
    前記紐付け部によって紐付けられた前記活動量データと前記個人識別情報とに基づいて前記被験者の活動量に関する活動量レポートを生成するレポート生成部と
    を備える、活動量データ処理装置であって、
    前記活動量データ抽出部は、
    前記活動量計からバイナリ形式の活動量データを読み出してアスキー形式の活動量データに変換する変換部と、
    前記変換部によって変換された前記アスキー形式の活動量データを解析して、計測時刻を表す時刻データ及び所定の活動量パラメータの計測データを抽出し、前記各活動量パラメータの計測データを時系列に配列した時系列活動量データを生成する解析部と、
    を備え、
    前記アスキー形式の活動量データは、前記計測時刻又は前記各活動量パラメータを表す文字列であるキーを格納するキーリストと、前記各キーと前記計測時刻又は前記各活動量パラメータの計測データとを対応付けて格納するキーデータとを含み、
    前記解析部は、前記キーリストから前記計測時刻又は前記各活動量パラメータの前記各キーを前記計測時刻又は前記各活動量パラメータに関連する各所定の文字列を用いてそれぞれ検索し、前記キーデータから前記各キーに対応付けて格納された各データを前記時刻データ又は前記各活動量パラメータの計測データとして抽出する、活動量データ処理装置。
  2. 前記解析部は、前記キーリストから前記計測時刻又は前記各活動量パラメータの前記各キーをそれぞれ検索する際に、前記各所定の文字列として前記計測時刻又は前記各活動量パラメータに関連する少なくとも2種類の文字列を用いて検索を行う、請求項1に記載の活動量データ処理装置。
  3. 前記解析部は、前記計測データに対して単位の整合性を図るための数値変換を行う、請求項1又は2に記載の活動量データ処理装置。
  4. 前記活動量データ抽出部は、前記活動量として、ケイデンス(1分当たり歩数)、速度、移動距離、及び心拍数の少なくとも一つを抽出する、請求項1乃至3の何れか一項に記載の活動量データ処理装置。
  5. 複数の前記被験者の前記個人識別情報と個人情報とを対応付けて記憶する被験者データベースを備え、
    前記レポート生成部は、前記被験者データベースから前記個人識別情報に対応する前記個人情報を読み出し、前記活動量データと前記個人情報とに基づいて前記被験者の前記活動量レポートを生成する、請求項1乃至4の何れか一項に記載の活動量データ処理装置。
  6. 所定の記録媒体に記録された前記個人識別情報を機械的に読み取るリーダー部を備え、
    前記個人識別情報入力部は、前記リーダー部を介して前記個人識別情報を入力する、請求項1乃至5の何れか一項に記載の活動量データ処理装置。
  7. 被験者の身体に装着されて前記被験者の活動量を計測する活動量計と、
    請求項1乃至6の何れか一項に記載の活動量データ処理装置と
    を備える、活動量管理システム。
  8. コンピュータにより活動量データを処理する方法において、
    被験者の身体に装着されて前記被験者の活動量を計測する活動量計から活動量データを抽出する活動量データ抽出ステップと、
    前記被験者の個人識別情報を入力する個人識別情報入力ステップと、
    前記活動量データ抽出ステップ及び前記個人識別情報入力ステップの後、前記活動量データと前記個人識別情報とを紐付ける紐付けステップと、
    前記紐付けステップにおいて紐付けられた前記活動量データと前記個人識別情報とに基づいて前記被験者の活動量に関する活動量レポートを生成するレポート生成ステップと
    を含む、活動量データ処理方法であって、
    前記活動量データ抽出ステップは、
    前記活動量計からバイナリ形式の活動量データを読み出してアスキー形式の活動量データに変換する変換ステップと、
    前記変換ステップによって変換された前記アスキー形式の活動量データを解析して、計測時刻を表す時刻データ及び所定の活動量パラメータの計測データを抽出し、前記各活動量パラメータの計測データを時系列に配列した時系列活動量データを生成する解析ステップと、
    を含むものであり、
    前記アスキー形式の活動量データは、前記計測時刻又は前記各活動量パラメータを表す文字列であるキーを格納するキーリストと、前記各キーと前記計測時刻又は前記各活動量パラメータの計測データとを対応付けて格納するキーデータとを含み、
    前記解析ステップは、前記キーリストから前記計測時刻又は前記各活動量パラメータの前記各キーを前記計測時刻又は前記各活動量パラメータに関連する各所定の文字列を用いてそれぞれ検索し、前記キーデータから前記各キーに対応付けて格納された各データを前記時刻データ又は前記各活動量パラメータの計測データとして抽出する、活動量データ処理方法。
  9. 前記解析ステップは、前記キーリストから前記計測時刻又は前記各活動量パラメータの前記各キーをそれぞれ検索する際に、前記各所定の文字列として前記計測時刻又は前記各活動量パラメータに関連する少なくとも2種類の文字列を用いて検索を行う、請求項8に記載の活動量データ処理方法。
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