JP6880797B2 - 位置座標変換システム、マーカー作成装置、路側撮像装置及び位置座標変換方法 - Google Patents

位置座標変換システム、マーカー作成装置、路側撮像装置及び位置座標変換方法 Download PDF

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Description

本発明は、位置座標変換システム、マーカー作成装置、路側撮像装置及び位置座標変換方法に関し、特にカメラで撮影した画像の画像座標系での位置とその世界座標系での位置との関連付けを行う位置座標変換システム、マーカー作成装置、路側撮像装置及び位置座標変換方法に関する。
道路の交通流量の計測や、見通しの悪いカーブや交差点における衝突事故防止などのために、道路に設置したカメラで撮影された映像の画像座標系での位置と世界座標系(実空間のある点を原点とした3次元の座標系)での位置との関連付け(位置座標変換)が行われている。例えば特許文献1,2に、この位置座標変換に関連する技術が開示されている。
特許文献1には、GPSと目標物を搭載した車両を路側のカメラが撮影し、目標物の世界座標系での位置が導出され、導出された目標物の世界座標系での位置と、撮影した画像上、すなわち画像座標系での位置とが比較され、両者の関連付けが行われる。各目標物間の座標については、補間などを行い、連続的な対応テーブルを作成する。
また特許文献2には、試験車両に搭載したカメラから、道路面の白線を見つけ出し、路側カメラと連動して対応付けを行う技術が開示されている
特開2010−236891号公報 国際公開第2013/088626号
しかしながら、特許文献1においては、供用中の道路において実施する場合、車両同士の遮蔽で車両に搭載した目標物がカメラ画像上で隠れてしまうことによるやり直しコストが大きいという問題があった。
また特許文献2においては、道路上に破線の白線が引かれているという前提の方法であり、道路上に必ずしも破線の白線が引かれているとは限らないという問題があった。
このように上記で述べた特許文献1の手法では、車両同士の遮蔽でマーカーがカメラ画像上で隠れてしまうことによるやり直しが発生する。また特許文献2の手法では、道路上に破線の白線が引かれていない道路では実施できず、測量実施環境の制約が課題であった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、画像座標系と世界座標系との精度の高い位置座標変換を行うための測量の実施環境の制約が少ない位置座標変換システム、マーカー作成装置、路側撮像装置及び位置座標変換方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る位置座標変換システムは、マーカー作成装置と路側撮像装置とを有する位置座標変換システムであって、前記マーカー作成装置は、マーカーを作成するマーカー作成部と、前記マーカーの世界座標系での位置を計測する位置計測部と、前記世界座標系での位置を送信し、路側撮像装置から検知終了通知を受信しなかった場合に、前記位置計測部に、再度、世界座標系での位置を計測させる通信部と、を備え、前記路側撮像装置は、路側カメラと、前記路側カメラの画像から前記マーカーの画像座標系での位置を検知するマーカー検知部と、前記マーカーの世界座標系での位置の受信及び前記画像座標系での位置の検知が終了した場合、前記検知終了通知を送信する通信部と、前記画像座標系での位置座標と前記世界座標系での位置情報を対応付けるテーブルを作成する位置情報テーブル作成部と、を有する。
また本発明に係るマーカー作成装置は、マーカーを作成するマーカー作成部と、前記マーカーの世界座標系での位置を計測する位置計測部と、前記世界座標系での位置を送信し、路側撮像装置から検知終了通知を受信しなかった場合に、再度、世界座標系での位置を計測させる通信部と、を有する。
また本発明に係る路側撮像装置は、路側カメラと、前記路側カメラの画像からマーカーの画像座標系での位置を検知するマーカー検知部と、前記マーカーの世界座標系での位置の受信及び画像座標系での位置の検知が終了した場合、検知終了通知を送信する通信部と、前記画像座標系での位置座標と前記世界座標系での位置情報を対応付けるテーブルを作成する位置情報テーブル作成部と、を有する。
また本発明に係るマーカー世界座標計測方法は、マーカーを作成し、前記マーカーの世界座標系での位置を計測し、検知終了通知を受信しなかった場合、再度、前記世界座標系での位置を計測し、路側カメラの画像からマーカーの画像座標系での位置を検知し、前記マーカーの世界座標系での位置の受信及び前記画像座標系での位置の検知が終了した場合、前記検知終了通知を送信し、前記画像座標系での位置座標と前記世界座標系での位置情報を対応付けるテーブルを作成する。
本発明によれば、画像座標系と世界座標系との精度の高い位置座標変換をするための測量を実施する環境の制約を少なくすることができる。
図1は、第1の実施形態の構成を示すブロック図である。 図2は、図1の無人飛行機の作成するマーカーの例を示す図である。 図3は、図1の路側撮像装置の路側カメラの撮像画像の例を示す図である。 図4は、図1の動作を示すフローチャートである。 図5は、第2の実施形態の構成を示すブロック図である。 図6は、図5の無人飛行機の作成するマーカーの例を示す図である。 図6は、図5の動作を示すフローチャートである。 図8は、図5の第1の変形例の構成を示すブロック図である。 図9は、図5の第2の変形例の構成を示すブロック図である。 図10は、第3の実施携帯の構成を示すブロック図である。 図11は、図10の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、第1の実施形態の構成を示すブロック図である。本実施形態の位置座標変換システム1は、図1に示すようにマーカー作成装置10と路側撮像装置20から構成される。またマーカー作成装置10は、マーカー作成部11と、位置計測部12と、通信部13とから構成される。
図2は、図1の無人飛行機の作成するマーカーの例を示す図である。マーカー作成装置10は、図1に示すように、道路の路面101にマーカー102を作成する。マーカー作成装置10は、道路の路面上に図示しない支持手段により路面から車両の高さ以上離れた高さに移動可能に支えられる。マーカー作成装置10は、真下の路面101にマーカーを作成する。例えばマーカー作成装置10は、無人飛行機としてもよいがこれに限られない。またマーカーは、路側撮像装置20に備えられた路側カメラ21で撮影された画像を用いて検知可能なものである。マーカー作成部11は、例えば、道路の路面101にマーカー102として光のスポットを照射するものでよく、例えば、レーザー光を路面に向けて照射するレーザーポインタであってもよい。レーザー光は、路面上で識別容易なように例えば緑色とし、図2に示すようにレーザー光の断面は丸型としてよいがこれに限られない。
位置計測部12は、マーカー102の世界座標系での3次元の位置座標を計測し、通信部13へ出力する。位置計測部12は、例えば、路側カメラ21が設置される柱の根元の、世界座標系での位置座標を保持しており、路側カメラ21が設置される柱の根元を原点として、マーカー102の3次元の位置座標を出力してよい。位置計測部12は、上述のようにマーカーがマーカー作成装置の真下に作成される場合、緯度、経度情報については、GPSを用いて計測したマーカー作成装置10の緯度、経度情報をマーカー102の緯度、経度情報としてよい。また位置計測部12は、路面を水平面とみなして高さ要素を0として出力する。
マーカー作成装置10の通信部13は、例えば無線LAN(Local Area Network)で無線通信を行うNIC(Network Interface Card)である。すなわちマーカー装置10と路側撮像装置20は、例えば無線LANで通信可能に接続される。マーカー作成装置10の通信部13は、位置計測部11で計測されたマーカー102の世界座標系での3次元の位置情報を、路側撮像装置20に送信する。マーカー作成装置10の通信部13は、例えば位置情報を送信するトリガーとなるメッセージを路側撮像装置20から受信するとマーカー102の世界座標系での3次元の位置情報を、路側撮像装置20に送信するよう構成されてもよい。
また図1に示すように、路側撮像装置20は、路側カメラ21、マーカー検知部22、路側データ送受信部23、位置情報テーブル作成部24から構成される。
路側カメラ21は、道路上に設置される道路監視用のカメラである。
マーカー検知部22には、路側カメラ21が撮影した映像が入力され、マーカー102の画像座標系での位置座標を検知する。図3は、図1の路側撮像装置の路側カメラの撮像画像の例を示す図である。マーカー検知部22は、例えば、路側撮像装置20の通信部23からの入力をトリガーとして、マーカー102の画像座標系での位置座標の検知を開始するよう構成されてもよい。具体的な検知処理は、画像からマーカー102と同じ色領域の画像を二値化処理で抽出し、その画像からマーカーの形状と同じ楕円領域を選択し、その中心座標をマーカーの画像座標系の位置とする。このため例えばマーカー検知部22には、図示しない操作部へのユーザ操作によって、マーカーの色、形状及びサイズが設定される。例えばマーカー検知部22には、色が緑色と設定され、形状が円形と設定され、サイズが、画素を単位として、例えば10画素と設定される。マーカー検知部22は、画像中から設定された色、形状及びサイズをもとにマーカー102を検知する。上記の例ではマーカー検知部22は、例えば緑色の画素からなる円形の画像を抽出し、緑色の円形画像でサイズが10画素に最も近い画像をマーカー102と特定し、その円形の中心画素の画像座標系での位置座標を検知する。マーカー検知部22は、例えば図3に示すようにマーカー102の画像座標系での位置座標A(300,250)を検知し、マーカー102の世界座標系での位置情報の受信も完了していれば、通信部23に検知終了通知を出力する。またマーカー検知部22は、通信部23経由で、マーカー作成装置10から画像座標系の位置を算出したマーカー102の世界座標系での位置座標を取得する。マーカー検知部22は、マーカー102の画像座標系での位置座標と、対応する世界座標系での位置座標とを、位置情報テーブル作成部24に出力する。
路側画像装置20の通信部23は、マーカー作成装置10の通信部13と同様、例えば無線LANで無線通信を行う無線LANのNICとしてよい。路側画像装置20の通信部23は、マーカー作成装置10の通信部13から受信したマーカー102の世界座標系での位置座標をマーカー検知部22に出力する。また路側画像装置20の通信部23は、マーカー検知部22から受信した検知終了通知をマーカー作成装置10の通信部13に送信する。
位置情報テーブル作成部24は、路側データ送受信部23から受信したマーカーの世界座標系での位置座標を画像座標系での位置座標に対応させて位置情報テーブルに記録する。例えば、位置情報テーブルは路側カメラの画像サイズに対応した配列となっている。例えば、画像サイズが640x480の場合、位置情報テーブルはarray[640x480][3]の配列をもち、各画素に対してマーカー作成装置10で計測した3次元世界座標を格納できるようにする。位置情報テーブル作成部24は、マーカー作成装置10の通信部13から受信したマーカー102の世界座標系の位置情報を、マーカー検知部22で検知されたマーカー102の画像座標系の位置座標に対応した位置の配列の要素として記録する。
次に、図1の第1の実施形態の動作を図4に示すフローチャートを使用して説明する。
ステップS1では、マーカー作成装置10のマーカー作成部11が、道路の路面にマーカーを作成する。例えばマーカー作成部11はレーザー光を真下の路面に向けて照射してもよい。この場合、レーザー光の路面反射がマーカーとなる。路側撮像装置20の路側カメラ21は、このときから道路上のマーカー102の画像が撮影されてもよい。
ステップS2では、道路の路面にマーカー102が作成されると、路側撮像装置20のマーカー検知部22が、路側カメラ21から取得した画像からマーカーの画像座標系上の位置情報を検知する。
ステップS3では、マーカー作成装置10の位置計測部12が、マーカー102の世界座標系での3次元の位置座標を計測し、通信部13へ出力する。具体的には例えば上述のようにマーカーがマーカー作成装置の真下に作成される場合、位置計測部12がGPSを用いてマーカー作成装置10の緯度、経度情報を計測し、路面を水平面とみなして高さ要素を0として出力する。
ステップS4では、マーカー作成装置10の通信部13が、マーカー102の世界座標系で3次元の位置情報を路側撮像装置20へ送信する。なお路側撮像装置20に送信後、路側撮像装置20から所定時間内に受信通知が届かない場合は、再度ステップS3によりマーカーの世界座標での位置情報を計測し再度送信する。
ステップS5では、路側撮像装置20の通信部23が、マーカー作成装置10から位置情報を受信する。通信部23は、受信した場合、マーカー作成装置10に受信通知を送信する。
ステップS6では、路側撮像装置20のマーカー検知部22が、マーカー102の世界座標系での位置情報の受信及びマーカー102の画像座標系での位置座標の計測のどちらも終了したか判断し、どちらかが終了していなければ、ステップS2に戻る。
どちらも終了していればステップS7では、世界座標系での位置情報の受信及びマーカー102の画像座標系での位置座標の検知が終了したら、路側撮像装置20の通信部23から検知終了通知をマーカー作成装置10へ送信する。
ステップS8では、マーカー検知部22はマーカーの世界座標系の位置情報と画像座標系の位置情報を位置情報テーブル作成部24へ出力する。位置情報テーブル作成部24は、マーカー作成装置10から受信したマーカー102の世界座標系の位置情報を、マーカー検知部22で検知された画像座標系の位置座標に対応させて位置情報テーブルに格納する。
ステップS9では、マーカー作成装置10の通信部13が路側撮像装置20から検知終了通知を受信したか判断する。通信部13が検知終了通知を受信していなければステップS3に戻る。
本発明によれば、路側撮像装置20のマーカー検知部22が、マーカー102の世界座標系での位置情報の受信及びマーカー102の画像座標系での位置座標の計測のどちらも終了したか判断し、終了していなければ、位置情報の受信及びマーカーの画像座標系上の位置情報の検知を再度行う。この構成により、車両によるマーカーの遮蔽によりマーカーを検知できない場合でも、車両の通過後にマーカーを検知できるようになるため、やり直しコストが発生しない。またマーカー作成装置と路側撮像装置が連動して位置情報テーブルを自動で作成するため、人件費等のコストを低減が可能、という効果がある。
次に本発明の第2の実施形態について説明する。図5は、第2の実施形態の構成を示すブロック図である。図5に示す通り、本実施形態では位置座標変換システム2は、道路に照射されるレーザー光をマーカーとし、マーカー作成装置として無人飛行機を用いる実施形態である。
本実施形態の位置座標変換システム2は、第1の実施形態のマーカー作成部11として、レーザー光を照射するレーザーポインタ31を備えた無人飛行機30と、第1の実施形態のマーカー検知部22として、レーザー光の路面反射をマーカーとして検知するレーザー光検知部25を備えた路側撮像装置20から構成される。さらに無人飛行機30は、無人飛行機30の移動を制御する移動制御部32を備えている。移動制御部32は、位置計測部12に世界座標系での位置座標の計測を指示する計測指示を出力する。また移動制御部32は、レーザーポインタ31にレーザー光の照射及びレーザー光照射の停止を指示するマーカー作成指示及びマーカー作成停止指示を出力する。また移動制御部32は、通信部13に世界座標系での位置座標の送信を指示する送信指示を出力する。また移動制御部32は、路側撮像装置20からトリガーとなるメッセージを受信すると、通信部13に世界座標系での位置座標の送信停止を指示する送信停止指示を出力する。
ステップS11では、移動制御部32に、路面の計測を行う計測ポイントが設定される。例えば移動制御部32には、図示しない操作部へのユーザ操作によって、レーザーポインタ31からレーザー光を照射して路面の計測を行う計測ポイント103が設定される。図6に示すように、計測ポイント103は例えば道路の方向及び道路の幅方向に、間隔L離れた複数列の複数の地点を計測ポイントとするように、無人飛行機の移動位置として設定される。または移動制御部32には、計測ポイント103にレーザー光を照射できる無人飛行機移動位置103が設定されてもよい。
ステップS12では、移動制御部32が無人飛行機10を設定された計測ポイントの上空へ移動させる。なお計測ポイントへは、操作者の操作に基づいて移動制御部32が無人飛行機10を移動制御してもよい。以下の動作中、移動制御部32は、路面を走行する車両と接触しない程度の高度で無人飛行機10がホバリングするよう制御する。
ステップS1では、無人飛行機30のレーザーポインタ31が、例えばレーザー光を真下の路面に向けて照射する。レーザー光の路面反射がマーカーとなる。
ステップS2では、道路の路面にマーカー102が作成されると、路側撮像装置20のマーカー検知部22が、路側カメラ21から取得した画像からマーカーの画像座標系上の位置情報を検知する。
ステップS3では、無人飛行機30の位置計測部12が、マーカーであるレーザー光の路面反射の世界座標系での3次元の位置座標を計測し、マーカーの世界座標系での3次元の位置座標を通信部13へ出力する。具体的には例えばマーカーがマーカー作成装置の真下に作成される場合、マーカーの緯度、経度情報を、位置計測部12がGPSを用いて計測した無人飛行機30の緯度、経度情報とし、路面を水平面とみなしてマーカーの高度情報を0として、マーカーの世界座標系での3次元の位置座標を通信部13へ出力する。
ステップS4では、無人飛行機30の通信部13が、マーカーであるレーザー光の路面反射の世界座標系での3次元の位置情報を路側撮像装置20へ送信する。なお本実施形態でも路側撮像装置20に送信後、路側撮像装置20から所定時間内に受信通知が届かない場合は、ステップS3によりマーカーの世界座標での位置情報を再度計測して送信する。
ステップS5では、路側撮像装置20の通信部23が、無人飛行機30から位置情報を受信する。通信部23は、受信した場合、マーカー作成装置10に受信通知を送信してよい。
ステップS6では、路側撮像装置20のレーザー光検知部25が、マーカー102の世界座標系での位置情報の受信及びマーカーであるレーザー光の画像座標系での位置座標の計測のどちらも終了したか判断し、どちらかが終了していなければ、ステップS4に戻る。
どちらも終了していればステップS7では、世界座標系での位置情報の受信及びマーカーであるレーザー光の画像座標系での位置座標の検知が終了したら、路側撮像装置20の通信部23から検知終了通知を無人飛行機30へ送信する。
ステップS8では、レーザー光検知部25はマーカーの世界座標系の位置情報と画像座標系の位置情報を位置情報テーブル作成部24へ出力する。位置情報テーブル作成部24は、無人飛行機30から受信したマーカーであるレーザー光の世界座標系の位置情報を、レーザー光検知部25で検知された画像座標系の位置座標に対応させて位置情報テーブルに格納する。
ステップS9では、無人飛行機30の通信部13が路側撮像装置20から検知終了通知を受信したか判断する。通信部13が路側撮像装置20から検知終了通知を受信していなければステップS3に戻る。通信部13が検知終了通知を受信していればステップS13に進む。
ステップS13では、無人飛行機30の移動制御部32がステップS11で設定された複数ポイントの最後の計測位置か判断する。最後の計測位置でなければ移動制御部32の処理はステップS12に戻る。最後の計測位置であれば移動制御部32の処理はステップS14に進む。
ステップS14では、ステップS11で設定された複数の計測ポイントの最後の計測位置まで計測が完了したので無人飛行機30の通信部13から計測終了通知を路側撮像装置20へ送信する。
ステップS15では、路側撮像装置20の通信部23が計測終了通知を受信すると、線形補間部26は、位置情報テーブルに記録された複数の計測ポイントについて得られた、世界座標系の位置座標と画像座標系の位置座標との対応関係から、点間の座標について線形補間、TSAIのカメラモデル等を用いて、連続的な座標変換テーブルを作成する。
以上説明した本実施形態によれば、無人飛行機がマーカーの世界系座標での位置座標を計測し、路側撮像装置が、無人飛行機からマーカーの世界系座標での位置座標を受信し、像座標系での位置座標の検知を行い、これらが終了していなければ再度行う。この構成により、第1の実施形態と同様、車両によるマーカーの遮蔽によりマーカーを検知できない場合でも、車両の通過後にマーカーを検知できるようになるため、やり直しコストが発生しない。またマーカー作成装置と路側撮像装置が連動して位置情報テーブルを自動で作成するため、人件費等のコストを低減が可能となる
また本実施形態によれば、無人飛行機を用い、無人飛行機が、道路の路面上に設定された計測ポイントの上空へ移動し、レーザー光を真下の路面に照射してマーカーを作成する。この構成により、供用中の道路での位置情報テーブルの作成が可能であり、かつ、破線の白線のような特定の目標物や道路図面がなくても精度良く位置情報テーブル作成ができる。
また本実施形態によれば、線形補間部26が測定した計測ポイントの間の座標について線形補間、TSAIのカメラモデル等を用いて連続的な座標変換テーブルを作成することにより、路面上のすべての地点について座標変換テーブルを参照することで速やかに座標変換を行うことが可能となる。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
図8は、図5の第1の変形例の構成を示すブロック図である。図8に示すように本変形例の位置座標変換システム3の無人飛行機35は、無人飛行機35の高度を計測する高度計測部33を備えてもよい。高度計測部33は、例えばレーザー距離計のようにTOFを用いて距離を計測する装置である。この構成の場合、ステップS2において、位置計測部12がGPSを用い世界座標系での位置座標の計測を行うとき、高度計測部33が、レーザー距離計を真下に照射し無人飛行機35の現在の高度を計測し、位置計測部12に出力する。位置計測部12は、高度計測部33で計測した路面と無人飛行機35との距離と、GPSを用いて測定した無人飛行機35の高さからレーザー光の照射された地点の路面の高さを求める。位置計測部12は、マーカーの緯度、経度情報を、位置計測部12がGPSを用いて計測した無人飛行機35の緯度、経度情報とし、マーカーの高度情報を高度計測部33で計測した距離から求めた高さとして、マーカーの世界座標系での3次元の位置座標を通信部13へ出力する。
このような構成とすることで、同路面に勾配があった場合でも、高さ方向の位置が正確な位置情報テーブルを作成することが可能となる。
図9は、図5の第2の変形例の構成を示すブロック図である。図9に示すように本変形例の位置座標変換システム4は、無人飛行機36が、レーザー光照射角情報を計測するジャイロとその角度を用いて、マーカーの位置情報を算出するレーザー光位置計測部34を備えている。
この構成では、ステップS2において、無人飛行機10の傾き(ピッチ、ロール、ヨー)情報と無人飛行機10に対するレーザー光照射角から世界座標系上で照射方向を計算し、その方向と路面が交わる点の世界座標を算出する。路面の勾配はないものとすると、例えば路面から高度5mの位置からY軸と平行に45度の角度で照射したとすると、マーカーの位置座標は無人飛行機10の位置座標からY方向に5m足した位置にレーザー光が照射されていることになる。このマーカー位置情報をレーザー光が照射された地点の路面の高さとして通信部13に出力する。
このような構成とすることで、レーザー光をマーカーとした場合に真下以外の角度でレーザー光を照射しても正確な位置情報テーブル作成が可能となる。
次に本発明の第3の実施形態について説明する。図10は、第3の実施形態の構成を示すブロック図である。図10に示すように、本実施形態の位置座標変換システム5は、路側撮像装置40が、路側カメラ21から入力された画像から車両等の障害物を検知する障害物検知部41を備えている。
次に第3の実施形態の動作について図9に示すフローチャートを使用して説明する。
第2の実施形態と同様に、ステップS11で、移動制御部32が計測ポイントを設定し、ステップS12では、移動制御部32が無人飛行機30を計測ポイントの上空へ移動させる。
ステップS31では、路側撮像装置40の障害物検知部41が、路側カメラ21から取得した画像から車両等の障害物が存在するか判断する。障害物検知部41が、車両等の障害物の存在を検知した場合、障害物存在通知を通信部23へ出力する。車両検知としては、背景差分による方法、パターマッチングによる方法等がある。障害物が存在した場合、ステップS32へ進み、路側撮像装置40の通信部23が、障害物存在通知を無人飛行機30へ送信する。障害物が存在しない場合、路側撮像装置40の障害物検知部41が、ステップS31を繰り返す。
ステップS33では、無人飛行機30の通信部13が、路側撮像装置20から障害物存在通知を受信しているか判定する。障害物存在通知を受信していない場合、ステップS1へ進み、第2実施形態と同様な動作を無人飛行機30及び路側撮像装置40が行う。無人飛行機30の通信部13が障害物存在通知を受信している場合、ステップS34に進み、もしレーザー光が照射されている場合、レーザー光の照射を停止し、ステップS33に戻る。
本実施形態によれば、第1、第2の実施形態と同様な効果が得られるのに加えて、道路上に車両等の障害物がある場合、無人飛行機30がマーカー(レーザー光)の照射を停止することで、車両で通行する運転手に影響を与えないようにすることが可能である。また、路側撮像装置40が画像上で障害物があることを検知することで、障害物で反射されたマーカー等を誤検知してしまうことを抑制することが可能である。
1、2、3、4、5 位置座標変換システム
10 マーカー作成装置
11 マーカー作成部
12 位置計測部
13 通信部
20、40 路側撮像装置
21 路側カメラ
22 マーカー検知部
23 通信部
24 位置情報テーブル作成部
25 レーザー光検知部
26 線形補間部
30、35、36 無人飛行機
31 レーザーポインタ
32 移動制御部
33 高度計測部
34 レーザー光位置計測部
41 障害物検知部

Claims (8)

  1. マーカー作成装置と路側撮像装置とを有する位置座標変換システムにおいて、
    前記マーカー作成装置は、
    マーカーを作成するマーカー作成部と、
    前記マーカーの世界座標系での位置を計測する位置計測部と、
    前記世界座標系での位置を送信し、前記路側撮像装置から検知終了通知が受信しなかった場合に、前記位置計測部に、再度、前記世界座標系での位置を計測させる通信部と
    を備え、
    前記路側撮像装置は、
    路側カメラと、
    前記路側カメラの画像から前記マーカーの画像座標系での位置を検知するマーカー検知部と、
    前記マーカーの前記世界座標系での位置の受信及び前記画像座標系での位置の検知が終了した場合、前記検知終了通知を送信する通信部と、
    前記画像座標系での位置座標と前記世界座標系での位置情報を対応付けるテーブルを作成する位置情報テーブル作成部と、
    を有する、位置座標変換システム。
  2. 前記マーカー作成装置が無人飛行機である請求項1に記載の位置座標変換システム。
  3. 前記マーカーの計測位置の車両の高さ以上の上空に移動するよう前記マーカー作成装置を制御する移動制御部を有する請求項2に記載の位置座標変換システム。
  4. 前記路側撮像装置は、測定した計測ポイントの間の座標について連続的な座標変換テーブルを作成する線形補間部を有する請求項1から3のいずれか1項に記載の位置座標変換システム。
  5. 前記マーカー作成装置は、現在の高度を計測する高度計測部をさらに有する請求項1から4のいずれかに記載の位置座標変換システム。
  6. 前記マーカー作成部は、レーザー光を照射するレーザーポインタであり、
    前記マーカー作成装置は、前記レーザー光の照射角を用いて前記マーカーの位置を算出するレーザー光位置計測部を有する請求項1から4のいずれかに記載の位置座標変換システム。
  7. 前記路側カメラから入力された画像から障害物を検知する障害物検知部を有する請求項1から6のいずれか1項に記載の位置座標変換システム。
  8. マーカーを作成し、
    前記マーカーの世界座標系での位置を計測し、
    検知終了通知を受信しなかった場合、再度、前記世界座標系での位置を計測し、
    路側カメラの画像から前記マーカーの画像座標系での位置を検知し、
    前記マーカーの前記世界座標系での位置の受信及び前記画像座標系での位置の検知が終了した場合、前記検知終了通知を送信し、
    前記画像座標系での位置座標と前記世界座標系での位置情報を対応付けるテーブルを作成する、
    位置座標変換方法。
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