JP6877789B1 - 導波管アンテナ素子、導波管アンテナ素子サブアレー及び導波管スロットアレーアンテナ - Google Patents
導波管アンテナ素子、導波管アンテナ素子サブアレー及び導波管スロットアレーアンテナ Download PDFInfo
- Publication number
- JP6877789B1 JP6877789B1 JP2020020611A JP2020020611A JP6877789B1 JP 6877789 B1 JP6877789 B1 JP 6877789B1 JP 2020020611 A JP2020020611 A JP 2020020611A JP 2020020611 A JP2020020611 A JP 2020020611A JP 6877789 B1 JP6877789 B1 JP 6877789B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- matching circuit
- waveguide
- antenna element
- polarization
- angle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 230000010287 polarization Effects 0.000 claims abstract description 190
- 230000005855 radiation Effects 0.000 claims description 82
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 14
- 238000003491 array Methods 0.000 claims description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 abstract description 16
- 230000005684 electric field Effects 0.000 description 42
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 3
- 238000004458 analytical method Methods 0.000 description 2
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 2
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 2
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 description 1
- 230000002068 genetic effect Effects 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000010295 mobile communication Methods 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 230000001902 propagating effect Effects 0.000 description 1
- 238000004088 simulation Methods 0.000 description 1
- 230000002194 synthesizing effect Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Details Of Aerials (AREA)
- Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
- Waveguide Aerials (AREA)
Abstract
Description
広い周波数帯域をもつ高利得アンテナを実現するためには、複数の導波管アンテナ素子に並列給電する導波管スロットアレーアンテナが有効である。
このような導波管アンテナ素子において、偏波整合回路は、他方の端部の偏波に対して、一方の端部の偏波が、主成分に加え、透過副成分を有することを特徴とすることができる。
そして、偏波整合回路は、電波が伝搬する方向の長さが、周波数帯域内における最大波長の1/8以上且つ1/4以下であることを特徴とすることができる。
このような導波管スロットアレーアンテナにおいて、導波管スロットアレーアンテナが備える複数の放射素子は、予め定められた方向に予め定められた間隔で配列された第1の配列と、その方向にその間隔で配列された第2の配列と、を備え、第1の配列と第2の配列とは、その間隔の1/2ずれて隣接することを特徴とすることができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(導波管スロットアレーアンテナ1)
図1は、第1の実施の形態が適用される導波管スロットアレーアンテナ1の一例の平面図である。ここで、紙面の右方向をx方向、紙面の上方向をy方向とし、紙面の表面方向であり、x方向とy方向とに垂直な方向をz方向とする。平面図とは、導波管スロットアレーアンテナ1をz方向側から見た図である。ここでは、導波管スロットアレーアンテナ1は、z方向に、円偏波を放射する。
図2は、第1の実施の形態が適用される、偏波整合回路20を備えるアンテナ素子100の一例の斜視図である。紙面の右方向がx方向、紙面の上方向がz方向である。図2に示す形状は、アンテナ素子100を構成する導波管の空洞部分の壁を示している。他の図に示す形状も、同様に導波管の空洞部分の壁を示す。
放射素子10の配列については、後述する。なお、アンテナ素子100は、導波管アンテナ素子の一例である。
偏波整合回路20の方向を入力偏波の方向(x方向)に対して45°方向に設定しているので、図4(b1)に示すように、偏波整合回路20の断面(図2に示すIVB−IVB線で示す部分の断面)では、45°に主成分となる電界分布が発生する。なお、偏波整合回路20は、偏波整合回路20の短手方向が主偏波の方向となる。そして、図4(b2)に示すように、偏波整合回路20の断面(図2に示すIVB−IVB線での断面)では、透過副成分が発生する。ここでは、偏波整合回路20の長さtpを調整して、主成分に加えて、透過副成分が発生させている。偏波整合回路20の長さtpが周波数帯域内における最大波長λmaxの1/2以上になると、主成分のみが伝播する。また、偏波整合回路20の長さtpが短すぎると、透過副成分が支配的になる。このことから、偏波整合回路20の長さtpは、周波数帯域内における最大波長λmaxの1/8以上且つ1/4以下に設定されるとよい。ここでは、24GHzから30GHzまでを周波数帯域とした場合、周波数帯域内における最大波長λmaxは、12.5mmである。偏波整合回路20の長さtpは、2.6mmであるので、周波数帯域内における最大波長λmaxの1/8以上且つ1/4以下である。よって、上記の偏波整合回路20は、主成分と透過副成分とを発生させる。
図9は、第1の実施の形態が適用される導波管スロットアレーアンテナ1における、偏波整合回路20を備えるアンテナ素子100の配列を説明する図である。図9(a)は、導波管スロットアレーアンテナ1の一部の平面図、図9(b)は、アンテナ素子100の斜視図、図9(c)は、アンテナ素子100における放射素子10の配列、図9(d)は、アンテナ素子100における偏波整合回路20の配列を説明する図である。図9(a)、(c)、(d)において、紙面の右方向がx方向、紙面の上方向がy方向、紙面の表面方向がz方向である。図9(b)のアンテナ素子100の斜視図は、図2と同じである。
図10は、導波管スロットアレーアンテナ2における、偏波整合回路20を備えないアンテナ素子110の配列を説明する図である。図10(a)は、導波管スロットアレーアンテナ2の一部の平面図、図10(b)は、アンテナ素子110の斜視図である。図10(a)において、紙面の右方向がx方向、紙面の上方向がy方向、紙面の表面方向がz方向である。図10(b)のアンテナ素子110の斜視図は、図5と同じである。
図11は、第1の実施の形態が適用される、偏波整合回路20を備えるアンテナ素子100で構成されるサブアレー200、及び比較のために示す、偏波整合回路20を備えないアンテナ素子110で構成されるサブアレー210の斜視図である。図11(a)は、偏波整合回路20を備えるアンテナ素子100で構成されるサブアレー200、図11(b)は、偏波整合回路20を備えないアンテナ素子110で構成されるサブアレー210である。サブアレー200は、2×2配列された4個のアンテナ素子100を備え、サブアレー210は、2×2配列された4個のアンテナ素子110を備える。サブアレー200、210は、導波管アンテナ素子サブアレーの一例である。
次に、図1に示した、偏波整合回路20を備えるアンテナ素子100を16×16配列した導波管スロットアレーアンテナ1の特性を説明する。なお、導波管スロットアレーアンテナ1は、偏波整合回路20を備えるアンテナ素子100を2×2配列したサブアレー200を8×8配列して構成されている。つまり、8×8分岐の給電導波管80により駆動されている。
偏波整合回路20を備えるアンテナ素子100を用いた導波管スロットアレーアンテナ1では、24GHzから30GHzまでの周波数帯域において、図15(a)に示すように、軸比3dB以下が得られる。また、図15(b)に示すように、リターンロスは、−14dB以下である。
第1の実施の形態では、入力偏波の方向(x方向)に対して45°方向に配置した偏波整合回路20を備えるアンテナ素子100を用いた導波管スロットアレーアンテナ1を説明した。入力偏波の方向(x方向)に対して45°方向に配置した偏波整合回路20を用いたために、放射素子10は、入力偏波の方向(x方向)に対して36°回転させて配列した。
第2の実施の形態が適用される導波管スロットアレーアンテナ3では、放射素子12が、入力偏波の方向(x方向)に対して45°回転させて配列されるアンテナ素子120を用いている。
第1の実施の形態では、偏波整合回路20を備えるアンテナ素子100を導波管スロットアレーアンテナ1に用い、第2の実施の形態では、偏波整合回路22を備えるアンテナ素子120を導波管スロットアレーアンテナ3に用いた。第3の実施の形態では、第1の実施の形態が適用される、偏波整合回路20を備えるアンテナ素子100を、円偏波のホーンアンテナとして用いる。
ホーンアンテナは、アンテナ素子100と、給電導波管81と、ホーン90とを備える。アンテナ素子100は、放射素子10と偏波整合回路20とを備える。そして、給電導波管81は、図2で説明した放射キャビティ30と同様の構造を有している。ホーン90は、アンテナ素子100からz方向に離れるに従い、z方向に垂直な断面が大きくなる円錐状の部分を備える。そして、ホーン90は、放射素子10が放射する円偏波のビームを絞って外部に放射する。
偏波整合回路22に断面が円形の導波管を設けて、出力される偏波の周波数特性をシミュレーションしたところ、相対振幅及び相対位相が、図8に示した偏波整合回路20を備えない場合と逆の周波数特性を示した。つまり、偏波整合回路20、22を用いることにより、偏波整合回路20を備えない場合における相対振幅及び相対位相の周波数特性が打ち消されることで、周波数帯域が広がったと考えられる。
偏波整合回路20は、偏波の方向と位相とを、入力偏波の方向と放射素子10との間で整合させて、円偏波を放射される機能を有している。同様に、偏波整合回路22は、偏波の方向と位相とを、入力偏波の方向と放射素子12との間で整合させて、円偏波を放射させる機能を有している。
Claims (12)
- 円偏波が入力される又は出力する放射素子と、
一方の端部が前記放射素子に接続され、当該放射素子に対して偏波を整合させる偏波整合回路と、を備え、
前記偏波整合回路は、他方の端部から出力される又は入力される偏波の方向に対して、第1の角度傾いて配置され、
前記放射素子は、前記偏波整合回路を用いない場合から、第2の角度回転させて配置され、
前記第1の角度は、前記第2の角度より大きい
導波管アンテナ素子。 - 前記偏波整合回路は、前記他方の端部の偏波に対して、前記一方の端部の偏波が、主成分に加え、透過副成分を有することを特徴とする請求項1に記載の導波管アンテナ素子。
- 前記偏波整合回路は、長手方向と短手方向とを有する断面形状を有し、当該長手方向が当該偏波整合回路の前記他方の端部の偏波の方向に対して前記第1の角度傾いて設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の導波管アンテナ素子。
- 前記偏波整合回路の前記第1の角度が予め設定された場合、当該偏波整合回路の透過副成分に基づいて、前記放射素子の前記第2の角度が設定されることを特徴とする請求項2又は3に記載の導波管アンテナ素子。
- 前記偏波整合回路の前記第1の角度が45°に設定された場合、前記放射素子の前記第2の角度が36°に設定されることを特徴とする請求項4に記載の導波管アンテナ素子。
- 前記放射素子の前記第2の角度が予め設定された場合、前記偏波整合回路の透過副成分に基づいて、当該偏波整合回路の前記第1の角度が設定されることを特徴とする請求項2又は3に記載の導波管アンテナ素子。
- 前記放射素子の前記第2の角度が45°に設定された場合、前記偏波整合回路の前記第1の角度が55°に設定されることを特徴とする請求項6に記載の導波管アンテナ素子。
- 前記放射素子は、正方形における一対の対角が斜めに切り取られた六角形状の断面形状を有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の導波管アンテナ素子。
- 前記偏波整合回路は、電波が伝播する方向の長さが、周波数帯域内における最大波長の1/8以上且つ1/4以下であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の導波管アンテナ素子。
- 請求項1乃至9のいずれか1項に記載の導波管アンテナ素子を複数備え、
前記複数の導波管アンテナ素子が、一つの給電導波管により給電されるように接続された導波管アンテナ素子サブアレー。 - 請求項10に記載の導波管アンテナ素子サブアレーを複数備え、
前記複数の導波管アンテナ素子サブアレー毎に分岐して給電する給電導波管と、
を備える導波管スロットアレーアンテナ。 - 前記導波管スロットアレーアンテナが備える複数の放射素子は、
予め定められた方向に予め定められた間隔で配列された第1の配列と、
前記方向に前記間隔で配列された第2の配列と、を備え、
前記第1の配列と前記第2の配列とは、前記間隔の1/2ずれて隣接することを特徴とする請求項11に記載の導波管スロットアレーアンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020020611A JP6877789B1 (ja) | 2020-02-10 | 2020-02-10 | 導波管アンテナ素子、導波管アンテナ素子サブアレー及び導波管スロットアレーアンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020020611A JP6877789B1 (ja) | 2020-02-10 | 2020-02-10 | 導波管アンテナ素子、導波管アンテナ素子サブアレー及び導波管スロットアレーアンテナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP6877789B1 true JP6877789B1 (ja) | 2021-05-26 |
JP2021129132A JP2021129132A (ja) | 2021-09-02 |
Family
ID=75961546
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020020611A Active JP6877789B1 (ja) | 2020-02-10 | 2020-02-10 | 導波管アンテナ素子、導波管アンテナ素子サブアレー及び導波管スロットアレーアンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6877789B1 (ja) |
-
2020
- 2020-02-10 JP JP2020020611A patent/JP6877789B1/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021129132A (ja) | 2021-09-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
AU2004302158B2 (en) | Wideband phased array radiator | |
US8134514B2 (en) | Coaxial line slot array antenna and method for manufacturing the same | |
JP4343982B2 (ja) | 導波管ノッチアンテナ | |
US9705199B2 (en) | Quasi TEM dielectric travelling wave scanning array | |
KR101092846B1 (ko) | 직렬 슬롯 배열 안테나 | |
US9806419B2 (en) | Array antenna device | |
US20110175780A1 (en) | Flat scanning antenna | |
WO2016132499A1 (ja) | 漏れ波アンテナ | |
JP2008244520A (ja) | 平面アレーアンテナ | |
Kabiri et al. | Gain-bandwidth enhancement of 60GHz single-layer Fabry-Perot cavity antennas using sparse-array | |
JP6877789B1 (ja) | 導波管アンテナ素子、導波管アンテナ素子サブアレー及び導波管スロットアレーアンテナ | |
JP6973911B2 (ja) | 送受共用平面アンテナ素子および送受共用平面アレーアンテナ | |
Huang et al. | Waveguide-fed cavity backed slot antenna array with high efficiency in the Ku-band | |
Guntupalli et al. | Multi-dimensional scanning multi-beam array antenna fed by integrated waveguide Butler matrix | |
RU2655033C1 (ru) | Малогабаритный двухполяризационный волноводный излучатель фазированной антенной решетки с высокой развязкой между каналами | |
KR102268111B1 (ko) | 전자기파 방사기 | |
Jing et al. | A new kind of circular polarized slotted waveguide array antenna | |
WO2018179148A1 (ja) | アンテナ装置 | |
JP3365406B2 (ja) | アンテナ装置 | |
She et al. | Loss reduction & bandwidth enhancement by air-region insertion to LTCC rectangular-waveguide slot arrays in the millimeter-wave band | |
Farahbakhsh et al. | A wideband high-gain and high-efficiency slot array antenna based on groove gap waveguide | |
JP5939690B2 (ja) | 一次元スロットアレーアンテナ | |
Morales et al. | Circularly Polarized Huygens Source Antenna Based on Two Stacked Dielectric Resonators | |
Chen et al. | Design of an ultrabroadband and compact H‐plane sectoral ridged horn‐reflector array | |
Peña et al. | Circularly Polarized Huygens Source Antenna Based on Two Stacked Dielectric Resonators |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200210 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210330 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210421 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6877789 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |