JP6873078B2 - 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム Download PDF

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本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
通信端末に無線LAN(Local Area Network)のアクセスポイントを提供するシステムが開示されている(例えば、特許文献1)。
特開2016−152420号広報
通信端末に提供するアクセスポイントに接続できる通信端末の数には上限がある。そのため、アクセスポイントが多数の通信端末からの接続要求を受けると、アクセスポイントの処理負荷が増大して、すでに接続している通信端末の通信品質が低下してしまう。このように、アクセスポイントが多数の通信端末からの接続要求を受けることが見込まれる場合、アクセスポイントの電波出力を下げてアクセスポイントに対する接続要求の数を低減することで、すでに接続している通信端末の通信品質の低下を抑制できる。通信品質の低下を抑制するためにはアクセスポイントに対する接続要求の数を予測する必要があるが、従来の技術では接続要求の数を予測することができなかった。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、アクセスポイントに対する通信端末からの接続要求の数を予測する技術を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様においては、通信端末と無線通信を介して通信可能な第1の範囲を持つ第1の基地局と、前記通信端末と無線通信を介して通信可能な第2の範囲が前記第1の範囲に含まれる第2の基地局とを関連付けて記憶する、又は前記第1の範囲を持つ前記第1の基地局と、前記第2の範囲に前記第1の範囲を含む第2の基地局とを関連付けて記憶する記憶部と、前記第1の基地局に接続する前記通信端末の数を取得する取得部と、前記第1の基地局に接続する前記通信端末の数に基づいて、前記第1の基地局に関連付けられた前記第2の基地局に対する前記通信端末からの接続要求の数を予測する予測部と、を備える情報処理装置を提供する。
例えば、前記取得部は、所定期間内に前記第1の基地局に接続する前記通信端末の数を取得し、前記予測部は、所定期間内に取得された前記第1の基地局に接続する前記通信端末の数に基づいて、前記接続要求の数を予測する。
前記予測部は、予測した前記通信端末からの接続要求の数が、前記第2の基地局に応じて定まる閾値より大きい場合、前記第2の範囲の少なくとも一部に重なる、前記通信端末と無線通信を介して通信可能な第3の範囲を持つ第3の基地局の位置を特定してもよい。
例えば、前記情報処理装置は、前記通信端末の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得部をさらに備え、前記予測部は、前記位置情報が示す位置が前記第2の範囲内である前記通信端末の数に基づいて、前記接続要求の数を予測する。
前記記憶部は、前記通信端末に関連付けられたユーザ情報をさらに記憶し、前記予測部は、前記ユーザ情報に基づいて、前記接続要求の数を予測してもよい。
例えば、前記予測部は、前記ユーザ情報が示すユーザの年齢又はユーザの性別に関連付けられた需要率に基づいて前記接続要求の数を予測する。
また、前記予測部は、前記ユーザ情報が示すユーザの契約状況に関連付けられた需要率に基づいて前記接続要求の数を予測してもよい。
例えば、前記情報処理装置は、本日の日付を示す日付情報を取得する時刻情報取得部をさらに備え、前記予測部は、前記ユーザ情報と前記日付情報が示す前記本日の日付とに基づいて需要率を特定する。
例えば、前記情報処理装置は、現在時刻を示す現在時刻情報を取得する時刻情報取得部をさらに備え、前記予測部は、前記現在時刻情報が示す現在時刻に対応する、前記第2の基地局の需要率を特定する。
前記情報処理装置は、前記第2の基地局が発する電波の出力を制御する出力制御部をさらに備え、前記取得部は、前記第2の基地局に接続した前記通信端末の接続数をさらに取得し、前記出力制御部は、予測された前記接続要求の数と取得された前記接続数との差が小さくなるように、前記第2の基地局が発する電波の出力を制御してもよい。
例えば、前記出力制御部は、前記接続要求の数が前記接続数以下である場合、前記第2の基地局が発する電波の出力を上げ、前記接続要求の数が前記接続数より多い場合、前記第2の基地局が発する電波の出力を下げる。
例えば、前記予測部は、前記第2の範囲の一部が重なる二つの前記第2の基地局それぞれに接続する前記通信端末の前記接続要求の数を予測し、前記出力制御部は、前記予測部により予測された前記接続要求の数が多い前記第2の基地局が発する電波の出力を下げる、又は前記接続要求の数が少ない前記第2の基地局が発する電波の出力を上げる。
本発明の第2の態様においては、コンピュータが実行する、通信端末と無線通信を介して通信可能な第1の範囲を持つ第1の基地局と、前記通信端末と無線通信を介して通信可能な第2の範囲が前記第1の範囲に含まれる第2基地局、又は前記第1の範囲を持つ前記第1の基地局と、前記第2の範囲に前記第1の範囲を含む第2の基地局を関連付けて記憶するステップと、前記第1の基地局に接続する前記通信端末の数を取得するステップと、前記第1の基地局に接続する前記通信端末の数に基づいて、前記第1の基地局に関連付けられた前記第2の基地局に対する前記通信端末からの接続要求の数を予測するステップと、を有する情報処理方法を提供する。
本発明の第3の態様においては、コンピュータを、通信端末と無線通信を介して通信可能な第1の範囲を持つ第1の基地局と、前記通信端末と無線通信を介して通信可能な第2の範囲が前記第1の範囲に含まれる第2基地局、又は前記第1の範囲を持つ前記第1の基地局と、前記第2の範囲に前記第1の範囲を含む第2の基地局を関連付けて記憶部に記憶させる記憶制御部、前記第1の基地局に接続する前記通信端末の数を取得する取得部、及び前記第1の基地局に接続する前記通信端末の数に基づいて、前記第1の基地局に関連付けられた前記第2の基地局に対する前記通信端末からの接続要求の数を予測する予測部として機能させるプログラムを提供する。
本発明によれば、アクセスポイントに対する通信端末からの接続要求の数を予測できるという効果を奏する。
実施の形態に係る情報処理システムの概要を説明するための図である。 情報処理装置の機能構成を示す図である。 基地局を識別する基地局IDと、中継器を識別する中継器IDとを関連付けたデータテーブルを模式的に示す図である。 基地局のカバーエリアに、複数の中継器のカバーエリアが含まれている場合について説明するための図である。 ユーザの性別とユーザの年代とに需要率を関連付けたデータテーブルを模式的に示す図である。 予測部が需要数を特定することを説明するための図である。 通信端末の位置情報に基づいて接続要求の数を予測する処理のフローチャートである。 端末IDと残容量とに、需要率を関連付けたデータテーブルを模式的に示す図である。 計測期間に需要率を関連付けたデータテーブルを模式的に示す図である。 複数の時間帯それぞれに、複数の時間帯それぞれに対応する需要率を関連付けたデータテーブルを模式的に示す図である。 中継器が発する電波の出力を制御する処理のフローチャートである。 二つの中継器それぞれのカバーエリアを調整する処理のフローチャートである。 基地局IDに基地局が設置された位置を関連付けたデータテーブルを模式的に示す図である。 予測部が新たな中継器の位置を特定する処理のフローチャートである。 中継器のカバーエリアに基地局のカバーエリアが含まれている場合を説明するための図である。
[実施の形態の概要]
近年、通信端末の普及に伴い、無線通信によるデータ伝送量が増大している。データ伝送量の増大に対応するためにはデータ伝送速度を向上する必要がある。データ伝送速度を向上する方法として、今まで無線通信に用いられてきた電波の周波数より、周波数が高い電波を用いる方法がある。周波数が高い電波は、減衰しやすいので遠くまで届きにくく、また直進性が高く回折しにくいため建物などの陰には到達しにくい。そのため、通信端末に無線通信を介してデータの送受信を行う基地局が通信端末と無線通信を介して通信可能な範囲(以下、カバーエリアという)は、従来よりも狭くなる。具体的には、従来数km程度あった基地局のカバーエリアは、数十m程度になる。
そのため、従来用いられていた電波の周波数より周波数が高い電波を用いる場合、数kmに1台程度の割合で設置されていた従来の基地局に対し、数十mに1台程度の割合で多数の基地局を設置することにより、通信端末に通信を提供する。このように、カバーエリアが数十m程度の基地局を多数設置することにより、通信端末に通信を提供する通信システムを第5世代移動通信システム(以下、5Gということがある)という。
図1は、実施の形態に係る通信システムSの概要を説明するための図である。通信システムSは、上記で説明した第5世代移動通信システムを想定している。通信システムSは、情報処理装置1と、基地局2と、中継器3と、複数の通信端末4(4a、4b、及び4c)を備える。情報処理装置1は、通信システムSを運営する通信事業者が管理する、通信端末4をネットワークに無線通信を介して接続させる基地局2及び中継器3を制御するサーバである。
基地局2は、通信端末4に通信を提供する第5世代移動通信システムで用いられる第1の基地局である。基地局2は、例えば、複数の店舗やオフィスそれぞれに1台ずつ設置される。本実施の形態においては、基地局2は、実線で示す店舗O内に設置されているものとするが、これに限らず街中に数十m程度の間隔を空けて設置されていてもよい。破線で示すカバーエリアA1は、基地局2が通信端末4と通信可能な第1の範囲である。カバーエリアA1は、店舗Oを利用するユーザの通信端末4に通信を提供できるように店舗Oの内部の空間を含むように設定されている。
店舗Oには、基地局2が発する電波と異なる電波を用いて、通信端末4に通信を提供する第2の基地局が設置されている。中継器3は、通信端末4に通信を提供する第2の基地局であり、例えばWi−Fi(登録商標)のアクセスポイントである。一点鎖線で示すカバーエリアA2は、中継器3が通信端末4と通信可能な第2の範囲である。カバーエリアA2は、カバーエリアA1と同様に、店舗Oを利用するユーザの通信端末4に通信を提供できるように店舗Oの内部の空間を含むように設定されている。
カバーエリアA1とカバーエリアA2とは、ともに店舗Oを利用するユーザの通信端末4に通信を提供できるように店舗Oの内部の空間を含むように設定されており、通信端末4と通信可能な範囲は略一致する。具体的には、カバーエリアA2は、カバーエリアA1に含まれる。又はカバーエリアA2は、カバーエリアA1を含んでもよい。本実施の形態においては、カバーエリアA2がカバーエリアA1に含まれるものとする。
図1に示すように、二つの基地局(基地局2及び中継器3)のカバーエリアが略一致する場合、いずれか一方の基地局に通信端末4の接続が集中すると、接続が集中した基地局の処理負荷が増大して、通信品質が低下してしまうおそれがある。例えば、通信端末4が基地局2と通信する場合に通信の利用料を徴収し、中継器3と通信する場合に通信の利用料を徴収しないというサービスが提供されている場合、通信端末4を利用するユーザは、基地局2ではなく、中継器3に通信端末4を接続させようとする。
そのため、店舗Oに通信端末4を利用するユーザが多数来店すると、中継器3に接続が集中する。この場合、接続が集中する中継器3のカバーエリアA2を狭くして、中継器3に接続する通信端末4の数を減らすことができれば、中継器3を介した通信の通信品質の低下を抑制できる。
中継器3に接続する通信端末4の数を減らすためには、中継器3に接続が集中する前、すなわち、中継器3に対する通信端末4からの接続要求の数が増加する前に、カバーエリアA2を変更しておく必要がある。しかしながら、従来の技術では、中継器3に対する通信端末4からの接続要求の数を予測することができなかった。
中継器3に対する接続要求の数は、中継器3のカバーエリアA2内に存在する通信端末4の数に比例すると考えられる。例えば、中継器3に対する接続要求の数は、中継器3のカバーエリアA2内に存在する通信端末4の数が多くなるほど多くなる。そのため、中継器3のカバーエリアA2内に存在する通信端末4の数を予測できれば、接続要求の数を予測できる。
実施の形態に係る通信システムSにおいては、カバーエリアA1とカバーエリアA2とが略一致する。カバーエリアA1とカバーエリアA2とが略一致する場合、中継器3のカバーエリアA2内に存在する通信端末4の数は、カバーエリアA2と略一致するカバーエリアA1を持つ基地局2に接続する通信端末4の数と等しいとみなせる。
そこで、情報処理装置1は、カバーエリアA2と略一致するカバーエリアA1を持つ基地局2に接続する通信端末4の数を取得し、基地局2に接続する通信端末4の数に基づいて、カバーエリアA2を持つ中継器3に対する接続要求の数を予測する。具体的には、情報処理装置1は、まず、通信端末4と無線通信を介して通信可能なカバーエリアA1を持つ基地局2と、通信端末4と無線通信を介して通信可能なカバーエリアA2が第1の範囲に含まれる中継器3とを関連付けて記憶する。次に、情報処理装置1は、基地局2に接続する通信端末4の数を取得する。そして、情報処理装置1は、取得した基地局2に接続する通信端末4の数に基づいて基地局2に関連付けられた中継器3に対する通信端末4からの接続要求の数を予測する。
このように、情報処理装置1は、カバーエリアA1を持つ基地局2に接続する通信端末4の数を取得することにより、カバーエリアA1と略一致するカバーエリアA2を持つ中継器3に対する接続要求の数を予測することができる。そして、通信システムSを運営する通信事業者は、情報処理装置1により予測された接続要求の数に基づいて、例えば、中継器3のカバーエリアA2を変更することができる。具体的には、通信事業者は、接続要求の数が増加すると予測された中継器3のカバーエリアA2を縮小することにより、接続要求の数を減少させることができる。このようにすることで、通信事業者は、通信端末4に提供する通信の通信品質の低下を抑制できる。
[情報処理装置1の機能構成]
図2は、情報処理装置1の機能構成を説明するための図である。情報処理装置1は、通信部11と、記憶部12と、制御部13とを備える。通信部11は、基地局2及び中継器3と情報を送受信する通信モジュールである。通信部11は、例えば、LANモジュールである。
記憶部12は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等を含む記憶媒体である。記憶部12は、制御部13が実行するプログラムを記憶する。記憶部12は、基地局2と中継器3とを関連付けて記憶する。例えば、記憶部12は、情報処理装置1を管理する通信事業者が作成したデータテーブルを記憶する。
(基地局と中継器とを関連付けたデータテーブル)
通信事業者は、基地局2の位置及びカバーエリアA1、及び中継器3の位置及びカバーエリアA2を把握している。そのため、通信事業者は、カバーエリアA1とカバーエリアA2とが略一致しているか否かを把握している。
通信事業者は、カバーエリアA1とカバーエリアA2とが略一致する場合、カバーエリアA1を持つ基地局2の基地局IDにカバーエリアA2を持つ中継器3の中継器IDを関連付けて情報処理装置1の記憶部12に記憶させる。例えば、通信事業者は、カバーエリアA2がカバーエリアA1に含まれている場合、カバーエリアA1を持つ基地局2の基地局IDにカバーエリアA2を持つ中継器3の中継器IDを関連付けて記憶部12に記憶させる。また、通信事業者は、カバーエリアA2がカバーエリアA1を含んでいる場合、カバーエリアA1を持つ基地局2の基地局IDにカバーエリアA2を持つ中継器3の中継器IDを関連付けて記憶部12に記憶させてもよい。
この場合、記憶部12は、基地局2を識別する基地局IDと、中継器3を識別する中継器IDとを関連付けて記憶する。具体的には、記憶部12は、カバーエリアA1を持つ基地局2の基地局ID「5G001」に、カバーエリアA2がカバーエリアA1に含まれる中継器3の中継器ID「AP101」を関連付けて記憶する。図3は、基地局2を識別する基地局IDと、中継器3を識別する中継器IDとを関連付けたデータテーブルを模式的に示す図である。図3に示すように、例えば、記憶部12は、基地局ID「5G001」と、中継器ID「AP101」とを関連付けて記憶する。
なお、基地局2のカバーエリアA1に、複数の中継器3のカバーエリアA2が含まれている場合がある。図4は、基地局2のカバーエリアA1に、複数の中継器3のカバーエリアA2が含まれている場合について説明するための図である。図4に示す店舗Oには、基地局2と、2台の中継器3a及び3bが設置されている。
一点鎖線で示すカバーエリアA21は、中継器3aが通信端末4と通信可能な範囲である。二点鎖線で示すカバーエリアA22は、中継器3bが通信端末4と通信可能な範囲である。図4に示すように、カバーエリアA21及びカバーエリアA22は、基地局2のカバーエリアA1に含まれている。この場合、記憶部12は、カバーエリアA1を持つ基地局2を識別する基地局IDに、カバーエリアA2がカバーエリアA1に含まれる複数の中継器3それぞれを識別する中継器IDを関連付けて記憶する。具体的には、記憶部12は、図3に示すように、基地局ID「4G001」に、複数の中継器ID「AP301」及び「AP302」を関連付けて記憶する。
(ユーザ情報と需要率とを関連付けたデータテーブル)
通信事業者は、通信を提供する通信端末4を使用するユーザのユーザ情報を取得している。ユーザ情報は、例えば、通信端末4を使用するユーザの契約に関する契約情報又は通信端末4の使用に関連する情報である。具体的には、ユーザ情報は、性別、年齢(年代)、ユーザが使用した通信端末4のデータ伝送量、使用可能なデータ伝送量の残量、などである。通信事業者は、通信端末4のユーザの契約又は使用に関連する情報を統計的に処理して、通信端末4が中継器3に接続要求を行う確率を示す需要率を求める。
例えば、通信事業者は、中継器3に接続要求を行った通信端末4のユーザ情報が示すユーザの性別又は年齢に応じた需要率を求める。具体的には、通信事業者は、ユーザの性別又は年齢を統計的に処理して求まるユーザの性別又は年齢ごと需要率を特定する。
この場合、記憶部12は、ユーザ情報に事業者が特定した需要率を関連付けて記憶する。例えば、記憶部12は、ユーザ情報が示すユーザの年代とユーザの性別とに需要率を関連付けて記憶する。図5は、ユーザの性別とユーザの年代とに需要率を関連付けたデータテーブルを模式的に示す図である。例えば記憶部12は、図5に示すように、性別が「男性」であり、年代が「10代」であるユーザに需要率「J1(%)」を関連付けて記憶する。
次に、制御部13について説明する。制御部13は、例えばCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサを含む計算リソースである。制御部13は、記憶部12に記憶されたプログラムを実行することにより、端末数取得部131、位置情報取得部132、時刻情報取得部133、予測部134、及び出力制御部135としての機能を実現する。
端末数取得部131は、第1の基地局である基地局2に接続する通信端末4の数を取得する。例えば、端末数取得部131は、所定期間内に基地局2に接続する通信端末4の数を取得する。また、端末数取得部131は、第2の基地局である中継器3に接続した通信端末4の数を示す接続数を取得してもよい。具体的には、端末数取得部131は、基地局2に接続する通信端末4の数を取得する場合と同様に、所定期間内に中継器3に接続した通信端末4の接続数を取得する。
所定期間は、例えば、通信端末4がカバーエリアA2に含まれる状態が継続する期間である。また、所定期間は、通信端末4を使用するユーザが店舗Oを利用する期間であってもよい。店舗Oを利用する期間は、具体的には、9時から10時までといった予め定められた複数の時間帯、又はユーザが店舗Oに入店してから退店するまでに経過する利用時間である。利用時間は、例えば、制御部13が記憶部12に記憶されたプログラムを実行することにより、基地局2又は中継器3に接続する通信端末4の数又は通信端末4のユーザのユーザ情報に基づいて特定する。例えば、制御部13は、ユーザが店舗Oに入店してから退店するまでに経過する利用時間が長ければ長いほど所定期間を長くする。
(基地局2に接続する通信端末4の数に基づいて、中継器3に対する接続要求の数を予測する処理)
予測部134は、端末数取得部131が取得した基地局2に接続する通信端末4の数に基づいて、基地局2に関連付けられた中継器3に対する通信端末4からの接続要求の数を予測する。例えば、予測部134は、所定期間内に取得された基地局2に接続する通信端末4の数が多いほど、中継器3に対する接続要求の数が増加すると予測する。具体的には、予測部134は、複数の時間帯それぞれにおいて取得された基地局2に接続する通信端末4の数を、時系列に従って並べた場合に、時間帯が後になるほど接続要求の数が増加しているとき、中継器3に対する接続要求の数が増加すると予測する。このようにすることで、予測部134は、中継器3に対して多数の接続要求が行われる前に、接続要求の数が増加することを予測できる。
また、予測部134は、記憶部12に記憶されたユーザ情報に基づいて中継器3に対する通信端末4からの接続要求の数を予測する。例えば、予測部134は、ユーザ情報が示すユーザの年齢(年代)又はユーザの性別に関連付けられた需要率に基づいて接続要求の数を予測する。具体的には、予測部134は、ユーザ情報が示すユーザの性別と年代とに基づいて設定された需要率に、ユーザの性別と年代とが一致するユーザの通信端末4の数を乗算した需要数を特定する。
図6は、予測部134が需要数を特定することを説明するための図である。例えば、予測部134は、性別が「男性」であり、年代が「10代」であるユーザの需要率「J1」に、ユーザ情報に性別が「男性」であり年代が「10代」であることが示されている通信端末4の数「N1」を乗算した需要数「M1(台)」を特定する。このように、予測部134は、複数の性別と年代とに関連付けられた複数の需要率それぞれに、ユーザ情報に示される性別と年代とが一致する通信端末4の数を乗算して、複数の需要数M(M1、M2、M3、M4、・・・)を特定する。そして、予測部134は、複数の需要数Mの総和である総需要数Tを特定する。このようにすることで、予測部134は、中継器3に対する通信端末4からの接続要求の数を具体的に予測することができる。
(通信端末4の位置に基づいて接続要求の数を予測する処理)
以上の説明においては、カバーエリアA1とカバーエリアA2とが略一致していることを前提としていたが、図4に示したように、カバーエリアA1とカバーエリアA21との差が生じる場合がある。この場合、通信端末4の位置が、カバーエリアA1に含まれるが、カバーエリアA21に含まれないことがある。通信端末4の位置が、カバーエリアA21に含まれない通信端末4の数を用いて、カバーエリアA21を持つ中継器3aの需要数を予測すると、予測精度が悪化する。
そこで、予測部134は、通信端末4の位置を示す位置情報に基づいて、中継器3に対する通信端末4からの接続要求の数を予測する。例えば、予測部134は、位置情報取得部132により取得された通信端末4の位置情報が示す位置が、カバーエリアA2内である通信端末4の数に基づいて、接続要求の数を予測する。以下、通信端末4の位置に基づいて接続要求の数を予測する場合について説明する。
また、記憶部12は、基地局IDに基地局IDが示す基地局2のカバーエリアA1の範囲を示す範囲情報を関連付けて記憶してもよい。カバーエリアA1の範囲を示す範囲情報は、通信端末4と通信可能な距離を示す距離情報である。また、記憶部12は、基地局2が通信端末4と通信可能な距離が、基地局2に対して通信端末4が位置する方向によって異なる場合、複数の方向それぞれに通信端末4と通信可能な距離を関連付けて記憶する。記憶部12は、中継器IDに、中継器IDが示す中継器3のカバーエリアA2の範囲を示す範囲情報を関連付けて記憶してもよい。
次に、位置情報取得部132は、通信端末4の位置を示す位置情報を取得する。例えば、位置情報取得部132は、通信端末4が接続する基地局2の位置に基づいて特定された通信端末4の位置を示す位置情報を取得する。また、位置情報取得部132は、通信端末4が通信端末4の位置を示す位置情報を取得する機能(例えばGPS受信器)を備えている場合、GPS受信器が受信したGPS衛星からの電波に基づいて計算された位置を示す位置情報を取得してもよい。
そして、予測部134が通信端末4の位置を示す位置情報に基づいて中継器3に対する接続要求の数を予測する。以下、予測部134が通信端末4の位置を示す位置情報に基づいて中継器3に対する接続要求の数を予測する処理の流れについて説明する。
図7は、通信端末4の位置情報に基づいて接続要求の数を予測する処理のフローチャートである。図7のフローチャートにおいては、端末数取得部131が基地局2に接続する通信端末4の数を取得しているものとする。位置情報取得部132は、上記で説明した方法を用いて、基地局2に接続する通信端末4の位置を示す位置情報を取得する(ステップS1)。次に、予測部134は、記憶部12に記憶された中継器3のカバーエリアA2の範囲情報を参照して、位置情報が示す通信端末4の位置が中継器3のカバーエリアA2に含まれるか否かを判定する(ステップS2)。
予測部134は、位置情報が示す通信端末4の位置が、中継器3のカバーエリアA2に含まれると判定すると(ステップS2でYes)、中継器3に対する接続要求の数の予測に用いる基地局2に接続する通信端末4の数に1を加算する(ステップS3)。予測部134は、位置情報が示す通信端末4の位置が、中継器3のカバーエリアA2に含まれないと判定すると(ステップS2でNo)、中継器3に対する接続要求の数の予測に用いる、基地局2に接続する通信端末4の数に加算しない(ステップS4)。
予測部134は、基地局2に接続する複数の通信端末4の全てについて判定したか否かを判定する(ステップS5)。予測部134は、複数の通信端末4の全てについて判定していない場合(ステップS5でNo)、ステップS1に戻り、全ての通信端末4それぞれについて、通信端末4の位置がカバーエリアA2に含まれるかを判定するまで上記の処理を繰り返す。予測部134は、複数の通信端末4の全てについて判定した場合(ステップS5でYes)、通信端末4の位置が中継器3のカバーエリアA2内に含まれる通信端末4の数に基づいて中継器3に対する接続要求の数を予測する(ステップS6)。
このようにすることで、予測部134は、中継器3のカバーエリアA2外にあって、中継器3に接続要求を行わない通信端末4の数を除外することができる。そのため、予測部134は、中継器3のカバーエリアA2内にあって、中継器3に接続要求を行う可能性が有る通信端末4の数に基づいて接続要求の数を予測するので、接続要求の数を予測する精度を向上することができる。
(ユーザの契約状況に関連付けられた需要率に基づいて接続要求の数を予測する処理)
通信事業者は、通信端末4が中継器3に接続した回数に基づいて、複数の通信端末4それぞれの需要率を特定してもよい。例えば、通信事業者は、通信端末4が中継器3に接続した回数が多いほど、通信端末4の需要率を高くする。また、通信事業者は、ユーザの契約情報に基づいて、ユーザが使用する通信端末4の需要率を特定してもよい。例えば、通信事業者は、ユーザの契約に関する契約情報に通信端末4が1か月あたりに使用できるデータ伝送量に上限が示されている場合、1か月あたりに使用できるデータ伝送量の残量(以下、残容量という)が少ないほど需要率を高くする。そして、通信事業者は、ユーザ情報に需要率を関連付けて記憶部12に記憶させる。
この場合、記憶部12は、通信端末4を識別する端末IDと、端末IDが示す通信端末4のユーザの契約情報から特定された残容量とに、需要率を関連付けて記憶する。図8は、端末IDと残容量とに、需要率を関連付けたデータテーブルを模式的に示す図である。図8に示すように、記憶部12は、端末ID「DEF」の残容量「10」であるとき、需要率が「10(%)」であると記憶する。また、記憶部12は、端末ID「GHI」の残容量が「0.1」であるとき、需要率が「90(%)」であると記憶する。このように、記憶部12は、残容量が少ないほど高い需要率を関連付けて記憶する。
予測部134は、ユーザ情報が示すユーザの契約状況に関連付けられた需要率に基づいて接続要求の数を予測する。具体的には、予測部134は、図8に示したデータテーブルを参照し、複数の通信端末4の端末IDそれぞれに関連付けられた需要率の平均値に基地局2に接続する通信端末4の数を乗算した需要数を特定する。
予測部134が残容量に関連付けられた需要率に基づいて接続要求の数を予測する方法について、端末IDが「DEF」の通信端末4と端末IDが「GHI」の通信端末4とが基地局2に接続しているものとして具体的に説明する。予測部134は、端末IDが「DEF」の通信端末4の需要率「10(%)」と端末IDが「GHI」の通信端末4の需要率「90(%)」との平均需要率「50%」に、基地局2に接続する通信端末4の数「2(台)」を乗算し、中継器3に対する需要数が「1(台)」であると特定する。このように、予測部134は、複数の通信端末4それぞれの残容量に関連付けられた需要率に基づいて需要数を特定するので、接続要求の数を予測する精度を向上することができる。
(計測期間に関連付けられた需要率に基づいて接続要求の数を予測する処理)
通信端末4のユーザは、使用できるデータ伝送量の残容量が少なくなるほど、中継器3に通信端末4を接続させようとする。そのため、データ伝送量を計測する計測期間の末日が近づいて、残容量が少なくなったユーザの使用する通信端末4が中継器3に接続要求を行う確率は高くなる。
そこで、予測部134は、計測期間に関連付けられた需要率に基づいて接続要求の数を予測する。以下、計測期間に関連付けられた需要率に基づいて接続要求の数を予測する処理について説明する。
まず、記憶部12は、ユーザの契約情報にデータ伝送量を計測する計測期間に需要率を関連付けたデータテーブルを記憶する。具体的には、記憶部12は、計測期間の初日に関連付けられた需要率より高い需要率を計測期間の末日に関連付けたデータテーブルを記憶する。計測期間は、例えば、ユーザの契約情報に応じて予め設定されている。計測期間の具体的な期間は、例えば1か月であり、計測期間の初日及び末日は、ユーザの契約情報に基づいて決定されている。
図9は、計測期間に需要率を関連付けたデータテーブルを模式的に示す図である。例えば、記憶部12は、図9に示すように、計測期間の初日(毎月21日)の需要率が10%、計測期間の末日(毎月20日)の需要率が90%であるデータテーブルを記憶する。記憶部12は、毎月の日付が計測期間の末日に近づくほど、毎月の日付に関連付ける需要率を高くしたデータテーブルを記憶してもよい。
次に、時刻情報取得部133は、本日の日付を示す日付情報を含む時刻情報を取得する。そして、予測部134は、ユーザ情報に示される計測期間に関連付けて記憶部12に記憶された需要率と、時刻情報取得部133が取得した日付情報が示す本日の日付とに基づいて需要率を特定する。
具体的には、予測部134は、記憶部12に記憶された計測期間に需要率を関連付けたデータテーブルを参照し、時刻情報取得部133が取得した本日の日付に対応する需要率を特定する。具体的には、予測部134は、時刻情報取得部133が取得した本日の日付が「2日」である場合、需要率を「50%」であると特定する。そして、予測部134は、計測期間に需要率を関連付けたデータテーブルに基づいて特定した需要率に基づいて需要数を特定する。このようにすることで、予測部134は、需要数の具体的な数を予測する精度を向上することができる。
(中継器3の需要率に基づいて接続要求の数を予測する)
以上の説明において、予測部134は、通信端末4の需要率を特定したが、これに限らず、中継器3がカバーエリアA2内にある通信端末4から接続要求を受ける確率を示す中継器3の需要率を特定してもよい。例えば、コンビニエンスストアなどの店舗や駅前などに設置された中継器3に対して接続要求を行う通信端末4の数は、朝や夕方などの通勤時間帯において多く、それ以外の時間帯において少ない。
このように、中継器3に接続要求を行う通信端末4の数は、一日を通して一定ではない。この場合、一日を通して同一の中継器3の需要率を設定する場合より、一日の中で中継器3の需要率を変更する方が、予測部134は、中継器3に接続要求を行う通信端末4の数をより正確に予測することができる。
この場合、記憶部12は、複数の時間帯それぞれに、複数の時間帯それぞれに対応する需要率を関連付けて記憶する。複数の時間帯それぞれに対応する需要率は、例えば、情報処理装置1を管理する通信事業者が、中継器3に接続要求を行った通信端末4の数を複数の時間帯ごとに統計的に処理して、複数の時間帯それぞれに対応する需要率を特定することができる。
具体的には、記憶部12は、時間帯「9時〜10時」に、時間帯「9時〜10時」に対応する需要率「80%」を関連付けて記憶する。図10は、複数の時間帯それぞれに、複数の時間帯それぞれに対応する需要率を関連付けたデータテーブルを模式的に示す図である。なお、記憶部12は、複数の中継器3それぞれで、それぞれ異なる需要率が特定された場合、複数の中継器3それぞれに、異なる需要率を関連づけて記憶してもよい。
中継器3の需要率に基づいて接続要求の数を予測する場合、時刻情報取得部133は、現在時刻を示す現在時刻情報を含む時刻情報取得する。そして、予測部134は、時刻情報取得部133が取得した現在時刻情報が示す現在時刻に対応する中継器3の需要率を特定する。例えば、予測部134は、現在時刻が含まれる時間帯における中継器3の需要率を特定する。
より具体的には、予測部134は、現在時刻が「9時30分」である場合、記憶部12を参照して、「9時〜10時」の時間帯に、現在時刻「9時30分」が含まれると判定すると、「9時〜10時」の時間帯に対応する需要率が「80%」であると特定する。このようにすることで、予測部134は、中継器3の需要数を時間帯ごとに予測することができる。
続いて、出力制御部135について説明する。出力制御部135は、予測部134により予測された中継器3に対する通信端末4からの接続要求の数を、通信部11を介して他の装置に出力する。他の装置は、例えば、通信事業者が使用するPCである。
出力制御部135から出力された接続要求の数を受信したPCを使用する通信事業者は、中継器3に対する接続要求の数を知ることができる。接続要求の数を知ることができた通信事業者は、例えば、予測された接続要求の数に応じて、予め中継器3のカバーエリアA2を変更することにより、実際に中継器3に接続要求を行う通信端末4の数を増減させることができる。
通信事業者は、例えば、カバーエリアA2を持つ中継器3に対する接続要求の数が増加することが予測された場合、中継器3に対して予め中継器3が発する電波の出力を下げる指示を行うことで、カバーエリアA2を縮小する。このようにすることで、通信事業者は、中継器3に対する接続要求の数の増加を抑制でき、通信端末4に提供する通信の通信品質の低下を抑制できる。以上のとおり、通信事業者は、中継器3のカバーエリアA2を変更することができるが、中継器3の数が多数であると作業工数が増えて煩雑になる。
そこで、情報処理装置1の出力制御部135は、中継器3の電波の出力を制御することにより、中継器3のカバーエリアA2を変更する。具体的には、出力制御部135は、中継器3に対して、中継器3が発する電波の出力を上げる指示又は下げる指示を送信することにより、中継器3の電波の出力を制御する。
例えば、出力制御部135は、予測部134により予測された接続要求の数と端末数取得部131により取得された中継器3に接続する通信端末4の数を示す接続数との差が小さくなるように、中継器3が発する電波の出力を制御する。以下、出力制御部135が、中継器3が発する電波の出力を制御する処理の流れについて説明する。
(中継器3が発する電波の出力を制御する処理)
図11は、中継器3が発する電波の出力を制御する処理のフローチャートである。まず、端末数取得部131は、基地局2に接続する通信端末4の数Nを取得する(ステップS11)。次に、予測部134は、基地局2に対応する中継器3に対する接続要求の数Tを予測する(ステップS12)。そして、端末数取得部131は、予測部134が接続要求の数Tを予測した中継器3に接続する通信端末の接続数Uを取得する(ステップS13)。
出力制御部135は、接続要求の数Tが接続数Uより多いか否かを判定する(ステップS14)。出力制御部135は、接続要求の数Tが接続数U以下である場合(ステップS14でYes)、中継器3が発する電波の出力を上げさせる(ステップS15)。出力制御部135は、接続要求の数Tが接続数Uより多い場合(ステップS14でNo)、中継器3が発する電波の出力を下げさせる(ステップS16)。
このように、出力制御部135は、予測した接続要求の数Tと、実際に中継器3に接続した通信端末4の接続数Uとを比較して、接続要求の数Tと接続数Uとの差が小さくなるように、中継器3が発する電波の出力を制御する。このようにすることで、出力制御部135は、中継器3の需要に応じたカバーエリアA2を設定することができる。
(複数の中継器3のカバーエリアA2を調整する処理)
なお、図4に示したように、複数の中継器3のカバーエリアA2が重複している場合がある。この場合、例えば、中継器3aに対する接続要求の数T1が、中継器3bに対する接続要求の数T2より多い場合、中継器3aのカバーエリアA21を狭くして、中継器3bのカバーエリアA22を広くすることで、中継器3に接続する通信端末4の接続数Uを調整することができる。
複数の中継器3のカバーエリアA2の一部が重なる場合、予測部は、カバーエリアA2の一部が重なる二つの中継器3それぞれに接続する通信端末4の接続要求の数Tを予測する。そして、出力制御部135は、予測部134により予測された接続要求の数Tに応じて、二つの中継器3それぞれのカバーエリアA2を調整する。
図12、二つの中継器それぞれのカバーエリアを調整する処理のフローチャートである。図12のフローチャートは、端末数取得部131が、カバーエリアA21及びA22を含むカバーエリアA1を持つ基地局2に接続する通信端末4の数を取得しているものとする。まず、予測部134は、中継器3aに対する接続要求の数T1を予測する(ステップS21)。なお、中継器3aに対する接続要求の数T1の予測は、上記で説明したように、通信端末4の位置に基づいて行うことができるので説明を省略する。
続いて、予測部134は、中継器3bに対する接続要求の数T2を予測する(ステップS22)。そして、出力制御部135は、中継器3aに対する接続要求の数T1が、中継器3bに対する接続要求の数T2より多いか否かを判定する(ステップS23)。
出力制御部135は、中継器3aに対する接続要求の数T1が、中継器3bに対する接続要求の数T2より多いと判定した場合(ステップS23でYes)、予測部134により予測された接続要求の数T1が多い中継器3aが発する電波の出力を下げさせる(ステップS24)。出力制御部135は、中継器3aに対する接続要求の数T1が、中継器3bに対する接続要求の数T2以下と判定した場合(ステップS23でNo)、接続要求の数T1が接続要求の数T2以下の中継器3aが発する電波の出力を上げさせる(ステップS25)。
なお、上記の説明において、出力制御部135は、中継器3aが発する電波の出力を制御したが、中継器3bが発する電波の出力を制御してもよく、中継器3aが発する電波及び中継器3bが発する電波の二つとも制御してもよい。例えば、出力制御部135は、中継器3aに対する接続要求の数T1が、中継器3bに対する接続要求の数T2以下と判定した場合、中継器3aが発する電波の出力を上げさせ、中継器3bが発する電波の出力を下げさせる。
このようにすることで、出力制御部135は、複数の中継器3のカバーエリアA2を調整することができる。そのため、出力制御部135は、中継器3に接続する通信端末4の接続数を調整することができるので、通信端末4に提供する通信の通信品質を向上することができる。
[新たな中継器3の設置]
上記のように、中継器3の電波の出力を調整しても、中継器3に対する接続要求の数が減少しきらないと、中継器3の処理付加が増大して通信端末4に提供する通信の通信品質が低下してしまう。この場合、通信事業者は、中継器3に対する接続要求の数が増加すると予測される場合、接続要求が増加すると予測された中継器3のカバーエリアA2に、カバーエリアA2が重なる新たな中継器3を設置することで通信品質の低下を抑制できる。
この場合、予測部134は、中継器3に対して予測した通信端末4からの接続要求の数が、中継器3に応じて定まる閾値より大きい場合、接続要求の数が所定の閾値より多いと予測した中継器3のカバーエリアA2を特定する。中継器3に応じて定まる閾値は、例えば、中継器3がネットワークに接続させることができる通信端末4の数である。
予測部134は、接続要求の数が所定の閾値より多いと予測した中継器3のカバーエリアA2を特定すると、カバーエリアA2の少なくとも一部に重なる、通信端末4と無線通信を介して通信可能なカバーエリアA2´を持つ中継器3´の位置を特定する。図4を用いて、中継器3aが設置されているが、中継器3bが設置されていないものとして、具体的に説明する。
予測部134は、中継器3aに対する接続要求の数が増加すると予測した場合、中継器3aのカバーエリアA21と中継器3bのカバーエリアA22とが重複するような中継器3bの位置を特定する。例えば、予測部134は、中継器3aと新たに設置する中継器3bとの距離を定めることにより、中継器3bの位置を特定する。
具体的には、予測部134は、中継器3aと新たに設置する中継器3bとの距離を、中継器3aからカバーエリアA21の外周までの第1距離と、中継器3bからカバーエリアA22の外周までの第2距離とを合算した距離より短くする。また、予測部134は、中継器3aと新たに設置する中継器3bとの距離を、中継器3aに対して予測された接続要求の数が多いほど短くしてもよい。このようにすることで、予測部134は中継器3aのカバーエリアA21と中継器3bのカバーエリアA22とを重ねることができる。通信事業者は、新たな中継器3bを設置することにより、中継器3aに接続要求を行う複数の通信端末4のうちの一部を、中継器3bに対して接続させることができる。そのため、事業者は、中継器3aに接続要求を行う通信端末4の数を低減することができるので、中継器3aに接続する通信端末4の通信品質の低下を抑制できる。
なお、中継器3aのカバーエリアA21と中継器3bのカバーエリアA22とは、重複していなくてもよい。例えば、予測部134は、中継器3aと新たに設置する中継器3bとの距離を、第1距離と第2距離とを合算した距離以上にする。具体的には、予測部134は、中継器3aと新たに設置する中継器3bとの距離を、第1距離と第2距離と合算した距離に所定の距離を加算した距離に設定する。所定の距離は、例えば、ユーザが通信端末4を移動可能な距離を示す移動可能距離である。移動可能距離は、中継器3aのカバーエリア内に存在する通信端末4のユーザが、当該通信端末4を中継器3bのカバーエリア内に移動させるのに労力を要しない距離である。移動可能距離の具体的な値は、例えば1m〜2m程度であるが、0mであってもよい。
このように、通信事業者は、接続要求の数が多くなると予測された中継器3aのカバーエリアの境界に、新たに設置する中継器3bのカバーエリアの境界が近接するように、新たな中継器3bを設置することができる。このように、通信事業者は、中継器3aのカバーエリア内に存在する通信端末4のユーザが、中継器3bのカバーエリアに移動する労力を小さくすることができる。そのため、通信事業者は、中継器3aのカバーエリアから中継器3bのカバーエリアへの移動をユーザに促しやすくなる。このようにすることで、通信事業者は、中継器3aに接続要求を行う通信端末4の数を低減することができるので、中継器3aに接続する通信端末4の通信品質の低下を抑制できる。
予測部134は、接続要求の数が増加すると予測された中継器3に関連付けられた基地局2が設置された位置に基づいて、中継器3を設置する位置を特定してもよい。この場合、記憶部12は、基地局2と基地局2が設置された位置とを関連付けて記憶する。例えば、記憶部12は、基地局2を識別する基地局IDに、空間上の特定の地点又は区域の位置を示す地理情報を関連付けて記憶する。具体的には、記憶部12は、基地局IDに基地局2の位置を示す位置情報又は基地局2の位置に関連付けられた地名を示す地名情報を関連付けたデータテーブルを記憶する。図13は、基地局IDに基地局2が設置された位置を関連付けたデータテーブルを模式的に示す図である。
予測部134は、中継器3に関連付けられた基地局2が設置された位置を、新たに中継器3を設置する位置として特定する。このようにすることで、通信事業者は、中継器3に対して多数の接続要求が見込まれる場合に、中継器3に対する接続要求の数を減少させることができる位置に、新たな中継器3を設置できる。そのため、通信事業者は、中継器3が通信端末4に提供する通信の通信品質の低下を抑制できる。
図14は、予測部134が新たな中継器3の位置を特定する処理のフローチャートである。まず、端末数取得部131は、基地局2に接続する通信端末4の数を取得する(ステップS31)。続いて、予測部134は、取得された通信端末4の数に基づいて中継器3に対する接続要求の数を予測する(ステップS32)。
続いて、予測部134は、接続要求の数を予測した中継器3に応じて定まる閾値を特定し、接続要求の数が閾値より多いか否かを特定する(ステップS33)。予測部134は、接続要求の数が閾値より多いと判定した場合(ステップS33でYes)、新たに設置する中継器3の位置を特定する(ステップS34)。予測部134は、接続要求の数が閾値以下であると判定した場合(ステップS33でNo)、新たに中継器3を設置しなくてもよいとみなして処理を終了する。
[中継器3のカバーエリアA2に基地局2のカバーエリアA1が含まれている場合]
なお、上記の説明においては、基地局2のカバーエリアA1に、中継器3のカバーエリアA2が含まれているものとして説明したが、これに限らず、中継器3のカバーエリアA2に基地局2のカバーエリアA1が含まれていてもよい。図15は、中継器3のカバーエリアA2に基地局2のカバーエリアA1が含まれている場合を説明するための図である。
図15に示すように、中継器3のカバーエリアA2に基地局2のカバーエリアA1が含まれている場合、カバーエリアA2内にあるが、カバーエリアA1外である通信端末4が存在することがある。斜線で塗りつぶした範囲は、カバーエリアA2内であり、カバーエリアA1外である範囲である。カバーエリアA1外である通信端末4は、基地局2に接続しないため、基地局2に接続する通信端末4の数として計算されず、ユーザ情報又は位置情報を取得することができない。
そこで、予測部134は、基地局2に接続する通信端末4の数に基づいて、カバーエリアA2内に存在する通信端末4の数を予測する。例えば、通信端末4がカバーエリアA2内に略均一に分布しているとみなせる場合、予測部134は、カバーエリアA1に存在する通信端末4の密度に基づいて、カバーエリアA2内に存在する通信端末4の数を予測する。
具体的には、予測部134は、基地局2に接続する通信端末4の数をカバーエリアA1の広さで割った単位面積当たりの通信端末4の数(以下、端末密度という)を特定する。続いて、予測部134は、カバーエリアA2の広さに端末密度を乗算することにより、カバーエリアA2に存在する通信端末4の数を予測する。そして、予測部134は、予測したカバーエリアA2に存在する通信端末4の数を、中継器3に対する通信端末4からの接続要求の数とする。
なお、中継器3のカバーエリアA2に、複数の基地局2のカバーエリアA1が含まれていてもよい。この場合、情報処理装置1は、基地局2のカバーエリアA1に複数の中継器3のカバーエリアA2が含まれる場合と同様の方法で、基地局2が発する電波の出力を調整することができる。また、情報処理装置1は、カバーエリアA2に複数の基地局2のカバーエリアA1が含まれている場合であっても、上記と同様に、複数の基地局2のカバーエリアA1の端末密度を特定することができる。
情報処理装置1は、複数の基地局2のカバーエリアA1の端末密度を特定した場合、複数の端末密度を平均した平均端末密度に基づいて、カバーエリアA2に存在する通信端末4の数を予測する。また、情報処理装置1は、複数の端末密度を平均するだけでなく、カバーエリアA1の広さが広いほど重みを重くした重みつき平均を行ってもよい。
[実施の形態に係る情報処理装置1の効果]
以上説明したように、情報処理装置1は、カバーエリアA1を持つ基地局2に接続する通信端末4の数を取得する。そして、情報処理装置1は、取得した通信端末4の数に基づいて、カバーエリアA1に含まれるカバーエリアA2を持つ中継器3に対する通信端末4からの接続要求の数を予測する。このように、中継器3に対する接続要求の数を予測することにより、情報処理装置1は、予め中継器3のカバーエリアを調整することができるので、通信端末4に提供する通信の通信品質を向上できる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の分散・統合の具体的な実施の形態は、以上の実施の形態に限られず、その全部又は一部について、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を合わせ持つ。
1 情報処理装置
2 基地局
3 中継器
4 通信端末
11 通信部
12 記憶部
13 制御部
131 端末数取得部
132 位置情報取得部
133 時刻情報取得部
134 予測部
135 出力制御部
A カバーエリア
O 店舗
S 通信システム

Claims (14)

  1. 通信端末と無線通信を介して第1の範囲において通信可能な第1の基地局と、前記第1の範囲に含まれる第2の範囲において前記第1の基地局が発する電波と異なる電波を用いて前記通信端末と通信可能な第2の基地局とを関連付けて記憶する、又は前記第1の範囲を持つ前記第1の基地局と、前記第1の範囲を含む前記第2の範囲において前記第1の基地局が発する電波と異なる電波を用いて前記通信端末と通信可能な第2の基地局とを関連付けて記憶する記憶部と、
    前記第1の基地局に接続する前記通信端末の数を取得する取得部と、
    複数の無線周波数帯の中からいずれの無線周波数帯を優先して利用するのかの比率を表す優先比率を用いることなく、前記第1の基地局に接続する前記通信端末の数に基づいて、前記第1の基地局に関連付けられた前記第2の基地局に対する前記通信端末からの接続要求の数を予測する予測部と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記取得部は、前記通信端末が前記第2の範囲に含まれる状態が継続する期間内に前記第1の基地局に接続する前記通信端末の数を取得し、
    前記予測部は、前記期間内に取得された前記第1の基地局に接続する前記通信端末の数に基づいて、前記接続要求の数を予測する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記予測部は、予測した前記通信端末からの接続要求の数が、前記第2の基地局がネットワークに接続させることができる通信端末の数に応じて定まる閾値より大きい場合、前記第2の範囲の少なくとも一部に重なる、前記通信端末と無線通信を介して通信可能な第3の範囲を持つ第3の基地局の位置を特定する、
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記通信端末の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得部をさらに備え、
    前記予測部は、前記位置情報が示す位置が前記第2の範囲内である前記通信端末の数に基づいて、前記接続要求の数を予測する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記記憶部は、前記通信端末に関連付けられたユーザ情報をさらに記憶し、
    前記予測部は、前記ユーザ情報に基づいて、前記接続要求の数を予測する、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記予測部は、前記ユーザ情報が示すユーザの年齢又はユーザの性別に関連付けられた需要率に基づいて前記接続要求の数を予測する、
    請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記予測部は、前記ユーザ情報が示すユーザの契約状況に関連付けられた需要率に基づいて前記接続要求の数を予測する、
    請求項5又は6に記載の情報処理装置。
  8. 本日の日付を示す日付情報を取得する時刻情報取得部をさらに備え、
    前記予測部は、前記ユーザ情報と前記日付情報が示す前記本日の日付とに基づいて需要率を特定する、
    請求項5から7のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  9. 現在時刻を示す現在時刻情報を取得する時刻情報取得部をさらに備え、
    前記予測部は、前記現在時刻情報が示す現在時刻に対応する、前記第2の基地局の需要率を特定する、
    請求項1から8のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  10. 前記第2の基地局が発する電波の出力を制御する出力制御部をさらに備え、
    前記取得部は、前記第2の基地局に接続した前記通信端末の接続数をさらに取得し、
    前記出力制御部は、予測された前記接続要求の数と取得された前記接続数との差が小さくなるように、前記第2の基地局が発する電波の出力を制御する、
    請求項1から9のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  11. 前記出力制御部は、前記接続要求の数が前記接続数以下である場合、前記第2の基地局が発する電波の出力を上げ、前記接続要求の数が前記接続数より多い場合、前記第2の基地局が発する電波の出力を下げる、
    請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 前記予測部は、前記第2の範囲の一部が重なる二つの前記第2の基地局それぞれに接続する前記通信端末の前記接続要求の数を予測し、
    前記出力制御部は、前記予測部により予測された前記接続要求の数が多い前記第2の基地局が発する電波の出力を下げる、又は前記接続要求の数が少ない前記第2の基地局が発する電波の出力を上げる、
    請求項10又は11に記載の情報処理装置。
  13. コンピュータが実行する、
    通信端末と無線通信を介して第1の範囲において通信可能な第1の基地局と、前記第1の範囲に含まれる第2の範囲において前記第1の基地局が発する電波と異なる電波を用いて前記通信端末と通信可能な第2基地局、又は前記第1の範囲を持つ前記第1の基地局と、前記第1の範囲を含む前記第2の範囲において前記第1の基地局が発する電波と異なる電波を用いて前記通信端末と通信可能な第2の基地局を関連付けて記憶するステップと、
    前記第1の基地局に接続する前記通信端末の数を取得するステップと、
    複数の無線周波数帯の中からいずれの無線周波数帯を優先して利用するのかの比率を表す優先比率を用いることなく、前記第1の基地局に接続する前記通信端末の数に基づいて、前記第1の基地局に関連付けられた前記第2の基地局に対する前記通信端末からの接続要求の数を予測するステップと、
    を有する情報処理方法。
  14. コンピュータを、
    通信端末と無線通信を介して第1の範囲において通信可能な第1の基地局と、前記第1の範囲に含まれる第2の範囲において前記第1の基地局が発する電波と異なる電波を用いて前記通信端末と通信可能な第2基地局、又は前記第1の範囲を持つ前記第1の基地局と、前記第1の範囲を含む前記第2の範囲において前記第1の基地局が発する電波と異なる電波を用いて前記通信端末と通信可能な第2の基地局を関連付けて記憶部に記憶させる記憶制御部、
    前記第1の基地局に接続する前記通信端末の数を取得する取得部、及び
    複数の無線周波数帯の中からいずれの無線周波数帯を優先して利用するのかの比率を表す優先比率を用いることなく、前記第1の基地局に接続する前記通信端末の数に基づいて、前記第1の基地局に関連付けられた前記第2の基地局に対する前記通信端末からの接続要求の数を予測する予測部として機能させるプログラム。
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