JP6871658B2 - 反復分類に基づく水域識別方法及び装置 - Google Patents
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Description
水指数方法を用いる場合、閾値の決定は重要なことであり、映像取得時の大気と光の条件が異なるため、水指数の固定閾値がなく、実際の操作では、各シーンの映像に対して適切な閾値を決定する必要がある。更に重要なことに、水指数を使用して水域を抽出する場合、従来の研究では、通常、水域の内部スペクトル特徴の相違性を配慮しておらず、画一的に対処し、あるシーンのリモートセンシング映像における水域に対して統一された閾値を用いると、異なる水域タイプの漏れと誤分類を引き起こしやすい。
水域と非水域のスペクトル特性に基づいて、第1類水域抽出規則及び第2類水域抽出規則を含む水域抽出規則と、非水域抽出規則とを含む抽出規則を作成し、規則に使用される異なる波帯に対して閾値を設定するステップS1と、
前記抽出規則に基づいて、水域トレーニングサンプルと非水域トレーニングサンプルとを含むトレーニングサンプルを抽出するステップS2と、
前記トレーニングサンプルとSVM分類器を組み合わせることによって、前記トレーニングサンプルの周りの予め設定された近傍範囲の分類すべきピクセルを分類し、分類結果を得るステップS3と、
前記抽出規則のうちの閾値を更新し、更新後の抽出規則に基づいて前記分類結果を判断し、更新後のトレーニングサンプルを得るステップS4と、
新しいトレーニングサンプルが生成しなくなるまで、ステップS3〜ステップS4を繰り返して、最終分類結果を得るステップS5とを少なくとも含む。
各々の前記閾値を5%増加又は減少させ、新しい初期閾値を形成することである。
更新後の抽出規則に基づいて前記分類結果を判断し、更新後の水域抽出規則に合致すると、水域トレーニングサンプルに追加し、更新後の非水域トレーニング規則に合致すると、非水域トレーニングサンプルに追加し、判断終了後に更新後のトレーニングサンプルを得ることである。
前記規則作成モジュールは、水域と非水域のスペクトル特性に基づいて、第1類水域抽出規則及び第2類水域抽出規則を含む水域抽出規則と、非水域抽出規則とを含む抽出規則を作成し、規則に使用される異なる波帯に対して閾値を設定することに用いられ、
前記抽出モジュールは、前記抽出規則に基づいて、水域トレーニングサンプルと非水域トレーニングサンプルとを含むトレーニングサンプルを抽出することに用いられ、
前記分類モジュールは、前記トレーニングサンプルとSVM分類器を組み合わせることによって、前記トレーニングサンプルの周りの予め設定された近傍範囲の分類すべきピクセルを分類し、分類結果を得ることに用いられ、
前記判断モジュールは、前記抽出規則のうちの閾値を更新し、更新後の抽出規則に基づいて前記分類結果を判断し、更新後のトレーニングサンプルを得ることに用いられ、
前記反復モジュールは、新しいトレーニングサンプルが生成しなくなるまで、トレーニングサンプルを繰り返して分類して分類結果を得、分類結果に基づいて新しいトレーニングサンプルを得、最終分類結果を得ることに用いられる。
各々の前記閾値を5%増加又は減少させ、新しい初期閾値を形成することである。
図1〜2に示されるように、本発明の実施例による反復分類に基づく水域識別方法であって、
第1類水域抽出規則及び第2類水域抽出規則を含む水域抽出規則と、非水域抽出規則とを含む水域と非水域のスペクトル特性に基づいて抽出規則を作成し、規則に使用される異なる波帯に対して閾値を設定するステップS1と、
前記抽出規則に基づいて、水域トレーニングサンプルと非水域トレーニングサンプルとを含むトレーニングサンプルを抽出するステップS2と、
前記トレーニングサンプルとSVM分類器を組み合わせることによって、前記トレーニングサンプルの周りの予め設定された近傍範囲の分類すべきピクセルを分類し、分類結果を得るステップS3と、
前記抽出規則のうちの閾値を更新し、更新後の抽出規則に基づいて前記分類結果を判断し、更新後のトレーニングサンプルを得るステップS4と、
ステップS3〜ステップS4を繰り返して、新しいトレーニングサンプルが生成しなくなるまで、最終分類結果を得るステップS5とを少なくとも含む。
各々の閾値を5%増加又は減少させ、新しい閾値を形成することである。
更新後の抽出規則に基づいて分類結果を判断し、更新後の水域抽出規則に合致すると、水域トレーニングサンプルに追加し、更新後の非水域トレーニング規則に合致すると、非水域トレーニングサンプルに追加し、判断終了後に更新後のトレーニングサンプルを得ることである。
本発明の実施例では、異なる波帯の反射特徴に基づいて抽出規則を作成することによって、条件に合致するトレーニングサンプルを正確に選択でき、それにより、水域識別の正確性を向上させ、本発明は、閾値を更新することで更に抽出規則を更新し、反復分類して、水域の自動識別を実現する。該方法は、手動による介入がなく、水域識別の全自動化を実現し、水域を識別する作業効率を効果的に向上できる。
図2〜3に示すように、本発明の実施例による反復分類に基づく水域識別装置であって、規則作成モジュール101と、抽出モジュール102と、分類モジュール103と、判断モジュール104と、反復モジュール105とを備え、
規則作成モジュール101は、水域と非水域のスペクトル特性に基づいて、第1類水域抽出規則及び第2類水域抽出規則を含む水域抽出規則と、非水域抽出規則とを含む抽出規則を作成し、規則に使用される異なる波帯に対して閾値を設定することに用いられ、
抽出モジュール102は、前記抽出規則に基づいて、水域トレーニングサンプルと非水域トレーニングサンプルとを含むトレーニングサンプルを抽出することに用いられ、
分類モジュール103は、前記トレーニングサンプルとSVM分類器を組み合わせることによって、前記トレーニングサンプルの周りの予め設定された近傍範囲の分類すべきピクセルを分類し、分類結果を得ることに用いられ、
判断モジュール104は、前記抽出規則のうちの閾値を更新し、更新後の抽出規則に基づいて前記分類結果を判断し、更新後のトレーニングサンプルを得ることに用いられ、
反復モジュール105は、新しいトレーニングサンプルが生成しなくなるまで、トレーニングサンプルを繰り返して分類して分類結果を得、前記分類結果に基づいて新しいトレーニングサンプルを得、最終分類結果を得ることに用いられる。本発明の実施例では、水域分類を第1類水域と第2類水域に分類し、第1類水域は、反射率が波長の増加に伴って低下する一方、第2類水域は、クロロフィル又は藻類を含むので、スペクトル曲線が植生に類似するが、反射率数値が低い。
各々の閾値を5%増加又は減少させ、新しい閾値を形成することである。
更新後の抽出規則に基づいて分類結果を判断し、更新後の水域抽出規則に合致すると、水域トレーニングサンプルに追加し、更新後の非水域トレーニング規則に合致すると、非水域トレーニングサンプルに追加し、判断終了後に更新後のトレーニングサンプルを得ることである。
本発明の実施例では、異なる波帯の反射特徴に基づいて抽出規則を作成することによって、条件に合致するトレーニングサンプルを正確に選択でき、それにより、水域識別の正確性を向上させ、本発明は、閾値を更新することで更に抽出規則を更新し、反復分類して、水域の自動識別を実現する。該方法は、手動による介入がなく、水域識別の全自動化を実現し、水域を識別する作業効率を効果的に向上できる。
Claims (8)
- 水域と非水域のスペクトル特性に基づいて、第1類水域抽出規則及び第2類水域抽出規則を含む水域抽出規則と、非水域抽出規則とを含む抽出規則を作成し、規則に使用される異なる波帯に対して閾値を設定するステップS1と、
前記抽出規則に基づいて、水域トレーニングサンプルと非水域トレーニングサンプルとを含むトレーニングサンプルを抽出するステップS2と、
前記トレーニングサンプルとSVM分類器を組み合わせることによって、前記トレーニングサンプルの周りの予め設定された近傍範囲の分類すべきピクセルを分類し、分類結果を得るステップS3と、
前記抽出規則のうちの閾値を更新し、更新後の抽出規則に基づいて前記分類結果を判断し、更新後のトレーニングサンプルを得るステップS4と、
新しいトレーニングサンプルが生成しなくなるまで、ステップS3〜ステップS4を繰り返して、最終分類結果を得るステップS5とを少なくとも含み、
前記第1類水域の抽出規則は、(NDWI>0)∩(MNDWI>0)∩(Band 2<A=であり、ここにおいて、「∩」は、共通部分を求めることを示し、A∈(0.10,0.12)、Band nは第n番目の波帯の反射率であり、NDWIは正規化水指数であり、MNDWIは改良型正規化水指数であり、前記第2類水域の抽出規則は、(Band 4)∩(Band 4<B=∩(Band 3>Band 5)∩(slope<C=∩(NDVI<D=であり、ここにおいて、B∈(0.13,0.16)、C∈(3,4)、D∈(0.14,0.20)、slopeデータは地物が位置する箇所の地形の傾きに関するデータであるスロープであり、前記非水域抽出規則は、(Band 4)∩(Band 3<Band 5=∩(Band 4>E)∩(slope>F)∩(NDVI>G)であり、ここにおいて、E∈(0.16,0.23)、F∈(25,35)、G∈(0.35,0.40)、NDVIは正規化植生指数Normalized Differenced Vegetation Indexの略語であり、前記A、B、C、D、E、F、Gは異なる波帯の反射率の初期閾値であり、
前記第1類水域の抽出規則を作成することによって、前記第1類水域を特殊屋根建物と区別し、前記第2類水域の抽出規則を作成することによって、前記第2類水域を植生と水田と区別することを特徴とする反復分類に基づく水域識別方法。 - 前記トレーニングサンプルの周りの3×3近傍範囲のピクセルは分類すべきピクセルである、ことを特徴とする請求項1に記載の反復分類に基づく水域識別方法。
- 前記抽出規則のうちの閾値を更新する前記ステップは、具体的には、
各々の前記閾値を5%増加又は減少させ、新しい閾値を形成することである、ことを特徴とする請求項1に記載の反復分類に基づく水域識別方法。 - 更新後の抽出規則に基づいて前記分類結果を判断し、更新後のトレーニングサンプルを得る前記ステップは、具体的には、
更新後の抽出規則に基づいて前記分類結果を判断し、更新後の水域抽出規則に合致すると、水域トレーニングサンプルに追加し、更新後の非水域トレーニング規則に合致すると、非水域トレーニングサンプルに追加し、判断終了後に更新後のトレーニングサンプルを得ることである、ことを特徴とする請求項1に記載の反復分類に基づく水域識別方法。 - 規則作成モジュールと、抽出モジュールと、分類モジュールと、判断モジュールと、反復モジュールとを備え、
前記規則作成モジュールは、水域と非水域のスペクトル特性に基づいて、第1類水域抽出規則及び第2類水域抽出規則を含む水域抽出規則と、非水域抽出規則とを含む抽出規則を作成し、規則に使用される異なる波帯に対して閾値を設定することに用いられ、
前記抽出モジュールは、前記抽出規則に基づいて、水域トレーニングサンプルと非水域トレーニングサンプルとを含むトレーニングサンプルを抽出することに用いられ、
前記分類モジュールは、前記トレーニングサンプルとSVM分類器を組み合わせることによって、前記トレーニングサンプルの周りの予め設定された近傍範囲の分類すべきピクセルを分類し、分類結果を得ることに用いられ、
前記判断モジュールは、前記抽出規則のうちの閾値を更新し、更新後の抽出規則に基づいて前記分類結果を判断し、更新後のトレーニングサンプルを得ることに用いられ、
前記反復モジュールは、新しいトレーニングサンプルが生成しなくなるまで、トレーニングサンプルを繰り返して分類して分類結果を得、前記分類結果に基づいて新しいトレーニングサンプルを得、最終分類結果を得ることに用いられ、
前記第1類水域の抽出規則は、(NDWI>0)∩(MNDWI>0)∩(Band 2<A)であり、ここにおいて、「∩」は、共通部分を求めることを示し、A∈(0.10,0.12)、Band nは第n番目の波帯の反射率であり、NDWIは正規化水指数であり、MNDWIは改良型正規化水指数であり、前記第2類水域の抽出規則は、(Band 4)∩(Band 4<B)∩(Band 3>Band 5)∩(slope<C)∩(NDVI<D)であり、ここにおいて、B∈(0.13,0.16)、C∈(3,4)、D∈(0.14,0.20)、slopeデータは地物が位置する箇所の地形の傾きに関するデータであるスロープであり、NDVIは正規化植生指数Normalized Differenced Vegetation Indexの略語であり、前記非水域抽出規則は、(Band 4)∩(Band 3<Band 5)∩(Band 4>E)∩(slope>F)∩(NDVI>G)であり、ここにおいて、E∈(0.16,0.23)、F∈(25,35)、G∈(0.35,0.40)、前記A、B、C、D、E、F、Gは異なる波帯の反射率の閾値であり、
前記第1類水域の抽出規則を作成することによって、前記第1類水域を特殊屋根建物と区別し、前記第2類水域の抽出規則を作成することによって、前記第2類水域を植生と水田と区別することを特徴とする反復分類に基づく水域識別装置。 - 前記トレーニングサンプルの周りの3×3近傍範囲のピクセルは分類すべきピクセルである、ことを特徴とする請求項5に記載の反復分類に基づく水域識別装置。
- 前記抽出規則のうちの閾値を更新する前記ステップは、具体的には、
各々の前記閾値を5%増加又は減少させ、新しい初期閾値を形成することである、ことを特徴とする請求項5に記載の反復分類に基づく水域識別装置。 - 更新後の抽出規則に基づいて前記分類結果を判断し、更新後のトレーニングサンプルを 得る前記ステップは、具体的には、
更新後の抽出規則に基づいて前記分類結果を判断し、更新後の水域抽出規則に合致すると、水域トレーニングサンプルに追加し、更新後の非水域トレーニング規則に合致すると、非水域トレーニングサンプルに追加し、判断終了後に更新後のトレーニングサンプルを得ることである、ことを特徴とする請求項5に記載の反復分類に基づく水域識別装置。
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