本開示の例示的な実施形態は、様々な物理層変調および伝送メカニズムを使用して実施され得る。例示的な伝送メカニズムとしては、以下に限定されないが、符号分割多元接続(CDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、時分割多元接続(TDMA)、ウェーブレット技術、および/または同様のものが挙げられ得る。また、TDMA/CDMA、およびOFDM/CDMAなどのハイブリッド伝送メカニズムも用いられ得る。様々な変調方式を、物理層内の信号伝送に適用することができる。変調方式の例としては、以下に限定されないが、位相、振幅、符号、これらの組み合わせ、および/または同様のものが挙げられる。例示的な無線伝送方法は、2相位相変調(BPSK)を用いた直交振幅変調(QAM)、4相位相変調(QPSK)、16−QAM、64−QAM、256−QAM、および/または同様のものを実施することができる。物理的な無線伝送は、伝送要件および無線条件に応じて、変調および符号化方式を動的または準動的に変化させることによって、強化することができる。
図1は、本開示の実施形態の態様に基づく、例示的な無線アクセスネットワーク(RAN)アーキテクチャである。この例に例示されているように、RANノードは、次世代ノードB(gNB)(例えば120A、120B)であり得、第1の無線デバイス(例えば110A)に向かう新無線(NR)ユーザプレーンおよび制御プレーンプロトコル終端を提供することができる。一例において、RANノードは、次世代進化型ノードB(ng−eNB)(例えば、124A、124B)であってもよく、第2の無線デバイス(例えば、110B)に向かう進化型UMTS地上無線アクセス(E−UTRA)ユーザプレーンおよび制御プレーンプロトコル終端を提供することができる。第1の無線デバイスは、Uuインターフェースを介してgNBと通信することができる。第2の無線デバイスは、Uuインターフェースを介してng−eNBと通信することができる。この開示では、無線デバイス110Aおよび110Bは、構造的上、無線デバイス110と同様である。基地局120Aおよび/または120Bは、構造上、基地局120と同様であり得る。基地局120は、gNB(例えば122Aおよび/または122B)、ng−eNB(例えば124Aおよび/または124B)、および/または同様のもの、のうちの少なくとも1つを備えることができる。
gNBまたはng−eNBは、無線リソース管理およびスケジューリング、IPヘッダ圧縮、データの暗号化および保全性保護、ユーザ機器(UE)アタッチメントにおけるアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)の選択、ユーザプレーンおよび制御プレーンデータのルーティング、接続設定および解放、(AMFから生み出された)ページングメッセージのスケジューリングおよび伝送、(AMFまたは運用およびメンテナンス(O&M)から生み出された)システムブロードキャスト情報のスケジューリングおよび伝送、測定および測定レポート構成、アップリンク内のトランスポートレベルパケットマーキング、セッション管理、ネットワークスライシングのサポート、サービス品質(QoS)フロー管理、およびデータ無線ベアラへのマッピング、RRC_INACTIVE状態にあるUEのサポート、非アクセス層(NAS)メッセージのための分散機能、RAN共有、およびデュアル接続、またはNRとE−UTRAとの間の緊密なインターワーキングなどの機能をホストとして提供することができる。
一例において、1つ以上のgNBおよび/または1つ以上のng−eNBは、Xnインターフェースによって互いに相互接続することができる。gNBまたはng−eNBは、NGインターフェースによって、5Gコアネットワーク(5GC)に接続することができる。一例において、5GCは、1つ以上のAMF/ユーザ計画機能(UPF)機能(例えば、130Aまたは130B)を備えることができる。gNBまたはng−eNBは、NG−ユーザプレーン(NG−U)インターフェースによってUPFに接続することができる。NG−Uインターフェースは、RANノードとUPFとの間にユーザプレーンプロトコルデータユニット(PDU)の配信(例えば、非保証配信)を提供することができる。gNBまたはng−eNBは、NG−制御プレーン(NG−C)インターフェースによってAMFに接続することができる。NG−Cインターフェースは、NGインターフェース管理、UEコンテキスト管理、UEモビリティ管理、NASメッセージのトランスポート、ページング、PDUセッション管理、構成転送、または警告メッセージ伝送などの機能を提供することができる。
一例において、UPFは、イントラ/インター無線アクセス技術(RAT)モビリティ(適用可能な場合)のためのアンカーポイント、データネットワークとの相互接続の外部PDUセッションポイント、パケットルーティングおよびフォワーディング、ポリシールール強制のパケット検査およびユーザプレーン部分、トラフィック使用レポート、データネットワークへのトラフィックフローのルーティングをサポートするためのアップリンク分類子、マルチホームPDUセッションをサポートするための分岐ポイント、ユーザプレーンのためのQoS処理、例えばパケットフィルタリング、ゲーティング、アップリンク(UL)/ダウンリンク(DL)レート強制、アップリンクトラフィック検証(例えば、QoSフローマッピングへのサービスデータフロー(SDF))、ダウンリンクパケットバッファリング、および/またはダウンリンクデータ通知トリガリングなどの機能をホストとして提供することができる。
一例において、AMFは、NASシグナリング終端、NASシグナリングセキュリティ、アクセス層(AS)セキュリティ制御、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)アクセスネットワーク間のモビリティのためのインターコアネットワーク(CN)ノードシグナリング、アイドルモードUE到達可能性(例えば、ページング再伝送の制御および実行)、登録エリア管理、システム内およびシステム間のモビリティのサポート、アクセス認証、ローミング権のチェックを含むアクセス認定、モビリティ管理制御(加入およびポリシー)、ネットワークスライシングのサポート、および/またはセッション管理機能(SMF)選択などの機能をホストとして提供することができる。
図2Aは、例示的ユーザプレーンプロトコルスタックであり、ここでは、サービスデータ適応プロトコル(SDAP)(例えば、211および221)、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)(例えば、212および222)、無線リンク制御(RLC)(例えば、213および223)ならびに媒体アクセス制御(MAC)(例えば、214および224)サブレイヤ、ならびに物理(PHY)(例えば、215および225)層は、ネットワーク側の無線デバイス(例えば、110)およびgNB(例えば120)で終端することができる。一例において、PHY層は、トランスポートサービスをより上位層(例えば、MAC、RRCなど)に提供する。一例において、MACサブレイヤのサービスおよび機能は、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピング、PHY層へ/から送達されるトランスポートブロック(TB)へ/からの、1つまたは異なる論理チャネルに属するMACサービスデータユニット(SDU)の多重化/分割化、スケジューリング情報レポート、ハイブリッド自動反復要求(HARQ)(例えば、キャリアアグリゲーション(CA)の場合は、キャリア当たり1つのHARQエンティティ)を介する誤り訂正、動的スケジューリングによるUE間の優先度処理、論理チャネル優先度付けによる1つのUEの論理チャネル間の優先度処理、および/またはパディングを含むことができる。MACエンティティは、1つもしくは複数のヌメロロジ、および/または伝送タイミングをサポートすることができる。一例において、論理チャネル優先度付けにおけるマッピング制限により、論理チャネルがどのヌメロロジおよび/または伝送タイミングを使用することができるかを制御することができる。一例において、RLCサブレイヤは、トランスペアレントモード(TM)、非肯定モード(UM)、および肯定モード(AM)伝送モードをサポートすることができる。このRLC構成は、ヌメロロジおよび/または伝送時間間隔(TTI)持続時間に依存せずに論理チャネル毎にあり得る。一例において、自動反復要求(ARQ)は、論理チャネルが構成されているいずれのヌメロロジおよび/またはTTI持続時間に関して動作することができる。一例において、ユーザプレーンのためのPDCP層のサービスおよび機能は、シーケンスナンバリング、ヘッダ圧縮および解凍、ユーザデータの転送、リオーダリングおよび重複検出、PDCP PDUルーティング(例えば、分割ベアラの場合)、PDCP SDUの再伝送、暗号化、暗号解読および完全性保護、PDCP SDU破棄、RLC AMのためのPDCP再確立およびデータ回復、ならびに/またはPDCP PDUの複製を含むことができる。一例において、SDAPのサービスおよび機能は、QoSフローとデータ無線ベアラとの間のマッピングを含むことができる。一例において、SDAPのサービスおよび機能は、DLパケットおよびULパケットにおけるサービス品質インジケータ(QFI)をマッピングすることを含むことができる。一例において、SDAPのプロトコルエンティティは、個々のPDUセッションのために構成することができる。
図2Bは、例示的制御プレーンプロトコルスタックであり、ここで、PDCP(例えば、233および242)、RLC(例えば、234および243)、およびMAC(例えば、235および244)サブレイヤ、ならびにPHY(例えば、236および245)層は、ネットワーク側の無線デバイス(例えば、110)およびgNB(例えば、120)で終端することができ、上述のサービスおよび機能を実行することができる。一例において、RRC(例えば、232および241)は、無線デバイス、およびネットワーク側のgNBで終端することができる。一例において、RRCのサービスおよび機能は、ASおよびNASに関するシステム情報のブロードキャスト、5GCまたはRANにより起動されるページング、UEとRANとの間のRRC接続の確立、維持、および解放、シグナリング無線ベアラ(SRB)およびデータ無線ベアラ(DRB)のキー管理、確立、構成、メンテナンスおよび解放を含むセキュリティ機能、モビリティ機能、QoS管理機能、UE測定レポートおよびそのレポートの制御、無線リンク障害の検出およびそこからの回復、ならびに/または、UEからの/へのNASへ/からのNASメッセージ転送を含むことができる。一例において、NAS制御プロトコル(例えば、231および251)は、無線デバイス、およびネットワーク側のAMF(例えば、130)で終端されてもよく、UEと、3GPPアクセスおよび非3GPPアクセスのためのAMFとの間のモビリティ管理、ならびにUEと、3GPPアクセスおよび非3GPPアクセスのSMFとの間のセッション管理などの機能を実行することができる。
一例において、基地局は、無線デバイスのための複数の論理チャネルを構成することができる。複数の論理チャネル内の論理チャネルは、無線ベアラに対応することができ、無線ベアラは、QoS要件と関連付けることができる。一例において、基地局は、複数のTTI/ヌメロロジ中の1つ以上のTTI/ヌメロロジにマッピングされている論理チャネルを構成することができる。無線デバイスは、アップリンクグラントを示す物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を介して、ダウンリンク制御情報(DCI)を受信することができる。一例において、アップリンクグラントは、第1のTTI/ヌメロロジのためにあり得、トランスポートブロックの伝送のためのアップリンクリソースを示すことができる。基地局は、無線デバイスのMAC層で論理チャネル優先度付けプロシージャによって使用される1つ以上のパラメータを有する複数の論理チャネルにそれぞれの論理チャネルを構成することができる。その1つ以上のパラメータは、優先度、優先されたビットレートなどを含むことができる。複数の論理チャネル内の各論理チャネルは、その論理チャネルに関連付けられたデータを含む1つ以上のバッファに対応することができる。論理チャネル優先度付けプロシージャは、複数の論理チャネル、および/または1つ以上のMAC制御要素(CE)内の1つ以上の第1の論理チャネルにアップリンクリソースを割り当てることができる。この1つ以上の第1の論理チャネルは、第1のTTI/ヌメロロジにマッピングされることができる。無線デバイスでのMAC層は、MAC PDU(例えば、トランスポートブロック)内で、1つ以上のMAC CE、および/または1つ以上のMAC SDU(例えば、論理チャネル)を多重化することができる。一例において、MAC PDUは、複数のMACサブヘッダを含むMACヘッダを含むことができる。複数のMACサブヘッダ内のMACサブヘッダは、1つ以上のMAC CE、および/または1つ以上のMAC SDU内のMAC CEまたはMAC SUD(論理チャネル)に対応することができる。一例において、MAC CEまたは論理チャネルは、論理チャネル識別子(LCID)を使用して構成することができる。一例において、論理チャネルまたはMAC CEのためのLCIDは、固定/事前構成することができる。一例において、論理チャネルまたはMAC CEのためのLCIDは、基地局により無線デバイスのために構成することができる。MAC CEまたはMAC SDUに対応するMACサブヘッダは、MAC CEまたはMAC SDUと関連付けられたLCIDを含むことができる。
一例において、基地局は、1つ以上のMACコマンドを用いることによって、無線デバイスにおける1つ以上のプロセスを作動および/もしくは停止させ、ならびに/または影響を与えることができる(例えば、1つ以上のプロセスのうちの1つ以上のパラメータの設定値が、1つ以上のプロセスのうちの1つ以上のタイマを開始および/または中止させる)。この1つ以上のMACコマンドは、1つ以上のMAC制御要素を含むことができる。一例において、1つ以上のプロセスは、1つ以上の無線ベアラのためのPDCPパケット複製の作動および/または停止を含むことができる。基地局は、1つ以上のフィールドを含むMAC CE、1つ以上の無線ベアラのためのPDCP複製の作動および/または停止を示すフィールドの値を伝送することができる。一例において、1つ以上のプロセスは、1つ以上のセル上のチャネル状態情報(CSI)伝送を含むことができる。基地局は、1つ以上のセル上のCSI伝送の作動および/または停止を示す1つ以上のMAC CEを伝送することができる。一例において、1つ以上のプロセスは、1つ以上のセカンダリセルの作動または停止を含んでもよい。一例において、基地局は、1つ以上のセカンダリセルの作動または停止を示すMA CEを伝送することができる。一例において、基地局は、無線デバイスにおける1つ以上の間欠受信(DRX)タイマの開始および/または中止を示す1つ以上のMAC CEを伝送することができる。一例において、基地局は、1つ以上のタイミングアドバンスグループ(TAG)のための1つ以上のタイミングアドバンス値を示す1つ以上のMAC CEを伝送することができる。
図3は、基地局(基地局1、120A、および基地局2、120B)および無線デバイス110のブロック図である。無線デバイスは、UEと呼ばれることがある。基地局は、NB、eNB、gNB、および/またはng−eNBと呼ばれることがある。一例において、無線デバイスおよび/または基地局は、中継ノードとしての役割を果たすことができる。基地局1、120Aは、少なくとも1つの通信インターフェース320A(例えば、無線モデム、アンテナ、有線モデム、および/または同様のもの)と、少なくとも1つのプロセッサ321Aと、非一過性メモリ322A内に格納され、かつ少なくとも1つのプロセッサ321Aによって実行可能なプログラムコード命令323Aの少なくとも1つのセットと、を備えることができる。基地局2、120Bは、少なくとも1つの通信インターフェース320Bと、少なくとも1つのプロセッサ321Bと、非一過性メモリ322B内に格納され、かつ少なくとも1つのプロセッサ321Bによって実行可能なプログラムコード命令323Bの少なくとも1つのセットと、を備えることができる。
基地局は、多数のセクタ、例えば、1、2、3、4、または6つのセクタを含むことができる。基地局は、例えば、1〜50以上の範囲の多数のセルを含むことができる。セルは、例えば、プライマリセルまたはセカンダリセルとしてカテゴリ化することができる。無線リソース制御(RRC)接続確立/再確立/ハンドオーバにおいて、1つのサービングセルは、NAS(非アクセス層)モビリティ情報(例えば、トラッキングエリア識別子(TAI))を提供することができる。RRC接続再確立/ハンドオーバにおいて、1つのサービングセルは、セキュリティ入力を提供することができる。このセルは、プライマリセル(PCell)と呼ばれることがある。ダウンリンクでは、PCellに対応するキャリアは、DLプライマリコンポーネントキャリア(PCC)であり得、これに対して、アップリンクでは、キャリアは、UL PCCであり得る。無線デバイス能力に応じて、セカンダリセル(SCell)は、PCellと一緒にサービングセルのセットを形成するように構成することができる。ダウンリンクでは、SCellに対応するキャリアは、ダウンリンクセカンダリコンポーネントキャリア(DL SCC)であり得、これに対して、アップリンクでは、キャリアは、アップリンクセカンダリコンポーネントキャリア(UL SCC)であり得る。SCellは、アップリンクキャリアを有しても有していなくてもよい。
ダウンリンクキャリア、および任意にアップリンクキャリアを含むセルには、物理セルIDおよびセルインデックスが割り当てることができる。キャリア(ダウンリンクまたはアップリンク)は、1つのセルに属することができる。セルIDまたはセルインデックスはまた、セルのダウンリンクキャリアまたはアップリンクキャリアを識別することもできる(その状況に応じて、それは、使用される)。本開示では、セルIDは、同様に、キャリアIDと呼ばれることがあり、セルインデックスは、キャリアインデックスと呼ばれることがある。一実施形態では、物理セルIDまたはセルインデックスをセルに割り当てることができる。セルIDは、ダウンリンクキャリア上に伝送される同期信号を使用して判定することができる。セルインデックスは、RRCメッセージを使用して判定することができる。例えば、本開示が第1のダウンリンクキャリアに対する第1の物理セルIDに言及する場合、本開示は、第1の物理セルIDが、第1のダウンリンクキャリアを含むセルに対するものであることを意味し得る。同じ概念は、例えば、キャリア作動に当てはまり得る。本開示が第1のキャリアが作動されることを示す場合、本明細書は、第1のキャリアを含むセルが作動されることを同様に意味し得る。
基地局は、1つ以上のセルに対する複数の構成パラメータを含む1つ以上のメッセージ(例えば、RRCメッセージ)を無線デバイスに伝送することができる。1つ以上のセルは、少なくとも1つのプライマリセル、および少なくとも1つのセカンダリセルを含むことができる。一例において、RRCメッセージは、無線デバイスにブロードキャストまたはユニキャストすることができる。一例において、構成パラメータは、共通パラメータおよび専用パラメータを含むことができる。
RRCサブレイヤのサービスおよび/もしくは機能は、ASおよびNASに関するシステム情報のブロードキャスト、5GCおよび/もしくはNG−RANにより開始されたページング、無線デバイスとNG−RANとの間のRRC接続の確立、維持、および/もしくは解放であってそれらがキャリアアグリゲーションの追加、修正、および解放のうちの少なくとも1つを含み得るもの、または、NR内、もしくはE−UTRAとNRとの間のデュアル接続の解放、のうちの少なくとも1つを含むことができる。RRCサブレイヤのサービスおよび/または機能は、キー管理を含むセキュリティ機能のうちの少なくとも1つ、シグナリング無線ベアラ(SRB)および/もしくはデータ無線ベアラ(DRB)の確立、構成、維持、および/もしくは解放、ハンドオーバ(例えば、NRモビリティ内またはRAT間モビリティ)およびコンテキスト転送のうちの少なくとも1つを含み得るモビリティ機能、または、無線デバイスセル選択および再選択、ならびにセル選択および再選択の制御をさらに含むことができる。RRCサブレイヤのサービスおよび/または機能は、QoS管理機能、無線デバイス測定構成/レポート、無線リンク障害の検出および/もしくはそこからの回復、または、無線デバイスから/へのコアネットワークエンティティ(例えば、AMF、モビリティ管理エンティティ(MME))へ/からのNASメッセージ転送、のうちの少なくとも1つをさらに含むことができる。
RRCサブレイヤは、無線デバイスに対してRRC_Idle状態、RRC_Inactive状態、および/またはRRC_Connected状態をサポートすることができる。RRC_Idle状態では、無線デバイスは、パブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)選択、ブロードキャストされたシステム情報の受信、セル選択/再選択、5GCにより開始されたモバイル終端データに対するページングのモニタ/受信、5GCにより管理されたモバイル終端データエリアに対するページング、またはNASを介して構成されたCNページングに対するDRX、のうちの少なくとも1つを実行することができる。RRC_Inactive状態では、無線デバイスは、ブロードキャストされたシステム情報の受信、セル選択/再選択、NG−RAN/5GCにより開始されたRAN/CNページングのモニタ/受信、NG−RANにより管理されたRANベース通知エリア(RNA)、または、NG−RAN/NASにより構成されたRAN/CNページングに対するDRX、のうちの少なくとも1つを実行することができる。無線デバイスのRRC_Idle状態では、基地局(例えば、NG−RAN)は、無線デバイスに対する5GC−NG−RAN接続(C/U−プレーンの両方)を保持することができ、および/または無線デバイスに対するUE ASコンテキストを保存することができる。無線デバイスのRRC_Connected状態では、基地局(例えば、NG−RAN)は、無線デバイスに対する5GC−NG−RAN接続(C/U−プレーンの両方)の確立、無線デバイスに対するUE ASコンテキストの保存、無線デバイスへの/からのユニキャストデータの伝送/受信、または、無線デバイスから受信された測定結果に基づくネットワーク制御されたモビリティ、のうちの少なくとも1つを実行することができる。無線デバイスのRRC_Connected状態では、NG−RANは、無線デバイスが属するセルを知ることができる。
システム情報(SI)は、最小SIおよび他のSIに分割することができる。最小SIは、周期的にブロードキャストすることができる。最小SIは、初期アクセスのために必要である基本情報、および任意の他のSIブロードキャストを周期的に取得するための情報、または要求に応じて準備された情報、すなわちスケジューリング情報を含むことができる。他のSIは、専用の方法でブロードキャストまたは提供のいずれかを行うことができ、ネットワークまたは無線デバイスからの要求のいずれかによって、トリガすることができる。最小SIは、異なるメッセージ(例えば、MasterInformationBlockおよびSystemInformationBlockType1)を使用して2つの異なるダウンリンクチャネルを介して伝送することができる。別のSIは、SystemInformationBlockType2を介して伝送することができる。RRC_Connected状態にある無線デバイスの場合、専用RRCシグナリングは、他のSIの要求および送達の場合に用いることができる。RRC_Idle状態および/またはRRC_Inactive状態にある無線デバイスの場合、要求は、ランダムアクセスプロシージャをトリガすることができる。
無線デバイスは、静的であり得る、その無線アクセス能力情報をレポートすることができる。基地局は、無線デバイスが帯域情報に基づいてレポートする能力がどれほどかについて要求することができる。ネットワークによって許可される場合、一時的な能力制限要求を無線デバイスによって送信して、(例えば、ハードウェアの共有、干渉、またはオーバーヒートのため)いくつかの能力の可用性が制限されていることを基地局に知らせることができる。基地局は、その要求を確認または拒否することができる。一時的な能力制限は、5GCに対してトランスペアレントであり得る(例えば、静的能力は、5GCにおいて保存され得る)。
CAが構成されている場合、無線デバイスは、ネットワークとのRRC接続を有することができる。RRC接続確立/再確立/ハンドオーバプロシージャでは、1つのサービングセルが、NASモビリティ情報を提供することができ、RRC接続再確立/ハンドオーバでは、1つのサービングセルが、セキュリティ入力を提供することができる。このセルは、PCellと呼ばれることがある。無線デバイスの能力に応じて、SCellは、PCellと一緒にサービングセルのセットを形成するように構成することができる。無線デバイスのために構成されたサービングセルのセットは、1つのPCell、および1つ以上のSCellを含むことができる。
SCellの再構成、追加、および削除は、RRCによって実行することができる。NR内ハンドオーバにおいて、RRCはまた、ターゲットPCellとの使用のために、SCellを追加、削除、または再構成することもできる。新しいSCellを追加する場合、専用RRCシグナリングを用いて、SCellのすべての必要なシステム情報を送信することができ、すなわち、接続モードにある間は、無線デバイスは、ブロードキャストされたシステム情報を、SCellから直接取得する必要がない場合がある。
RRC接続再構成プロシージャの目的は、RRC接続を変更すること、(例えば、RBを確立、変更、および/または解放すること、ハンドオーバを実行すること、測定を設定、変更、および/または解放すること、SCellおよびセルグループを追加、変更、および/または解放すること)であり得る。RRC接続再構成プロシージャの一部として、NAS専用情報を、ネットワークから無線デバイスに転送することができる。RRCConnectionReconfigurationメッセージは、RRC接続を変更するためのコマンドであり得る。それは、任意の関連付けられた専用NAS情報およびセキュリティ構成を含む測定構成、モビリティ制御、無線リソース構成(例えば、RB、MACの主要な構成および物理チャネル構成)のための情報を伝達することができる。受信されたRRC Connection Reconfigurationメッセージが、sCellToReleaseListを含む場合、無線デバイスは、SCell解放を実行することができる。受信されたRRC Connection Reconfigurationメッセージが、sCellToAddModListを含む場合、無線デバイスは、SCell追加または変更を実行することができる。
RRC接続確立(または再確立、再開)プロシージャとは、RRC接続を確立(または再確立、再開)することであり得、RRC接続確立プロシージャは、SRB1確立を含むことができる。RRC接続確立プロシージャを使用して、無線デバイスからE−UTRANに初期NAS専用情報/メッセージを転送することができる。RRCConnectionReestablishmentメッセージを使用して、SRB1を再確立することができる。
測定レポートプロシージャとは、無線デバイスからNG−RANに測定結果を転送することであり得る。無線デバイスは、正常なセキュリティ作動の後に測定レポートプロシージャを開始することができる。測定レポートメッセージを用いて、測定結果を伝送することができる。
無線デバイス110は、少なくとも1つの通信インターフェース310(例えば、無線モデム、アンテナ、および/または同様のもの)と、少なくとも1つのプロセッサ314と、非一過性メモリ315内に格納され、かつ少なくとも1つのプロセッサ314により実行可能なプログラムコード命令316の少なくとも1つのセットと、を備えることができる。この無線デバイス110は、少なくとも1つのスピーカ/マイクロフホン311、少なくとも1つのキーパッド312、少なくとも1つのディスプレイ/タッチパッド313、少なくとも1つの電源317、少なくとも1つの全地球測位システム(GPS)チップセット318、および他の周辺装置319、のうちの少なくとも1つをさらに備えることができる。
無線デバイス110のプロセッサ314、基地局1、120Aのプロセッサ321A、および/または基地局2、120Bのプロセッサ321Bは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)および/または他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートおよび/またはトランジスタ論理回路、ディスクリートハードウェアコンポーネント、ならびに同様のもの、のうちの少なくとも1つを備えることができる。無線デバイス110のプロセッサ314、基地局1、120A内のプロセッサ321A、および/もしくは基地局2、120B内のプロセッサ321Bは、信号符号化/処理、データ処理、パワー制御、入力/出力処理、ならびに/または、無線デバイス110、基地局1、120A、および/もしくは基地局2、120Bを無線環境で動作させることができる任意の他の機能性、のうちの少なくとも1つを実行することができる。
無線デバイス110のプロセッサ314は、スピーカ/マイクロフホン311、キーパッド312、および/またはディスプレイ/タッチパッド313に接続することができる。プロセッサ314は、スピーカ/マイクロホン311、キーパッド312および/もしくはディスプレイ/タッチパッド313からユーザ入力データを受信し、ならびに/またはユーザ出力データをこれらに提供することができる。無線デバイス110内のプロセッサ314は、電源317からパワーを受信することができ、および/またはそのパワーを無線デバイス110内の他のコンポーネントに分配するように構成することができる。電源317は、1つ以上の乾電池、太陽電池、燃料電池、および同様のもの、のうちの少なくとも1つを備えることができる。プロセッサ314は、GPSチップセット318に接続することができる。GPSチップセット318は、無線デバイス110の地理学的位置情報を提供するように構成することができる。
無線デバイス110のプロセッサ314は、他の周辺装置319にさらに接続することができ、その周辺装置は、追加の特徴および/または機能性を提供する1つ以上のソフトウェアおよび/またはハードウェアモジュールを備えることができる。例えば、周辺装置319は、加速度計、衛星送受信機、デジタルカメラ、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、ハンズフリーヘッドセット、周波数変調(FM)無線ユニット、メディアプレーヤー、インターネットブラウザ、および同様のもの、のうちの少なくとも1つを備えることができる。
基地局1、120Aの通信インターフェース320A、および/または基地局2、120Bの通信インターフェース320Bは、それぞれ無線リンク330Aおよび/または無線リンク330Bを介して無線デバイス110の通信インターフェース310と通信するように構成することができる。一例において、基地局1、120Aの通信インターフェース320Aは、基地局2の通信インターフェース320B、ならびに他のRANおよびコアネットワークノードと通信することができる。
無線リンク330Aおよび/または無線リンク330Bは、双方向リンクおよび/または方向性リンクのうちの少なくとも1つを含むことができる。無線デバイス110の通信インターフェース310は、基地局1、120Aの通信インターフェース320Aと、および/または基地局2、120Bの通信インターフェース320Bと通信するように構成することができる。基地局1、120Aおよび無線デバイス110、ならびに/または、基地局2、120Bおよび無線デバイス110は、それぞれ、無線リンク330Aを介して、および/または無線リンク330Bを介して、トランスポートブロックを送信および受信するように構成することができる。無線リンク330Aおよび/または無線リンク330Bは、少なくとも1つの周波数キャリアを用いることができる。実施形態のいくつかの様々な態様によれば、送受信機(複数可)を用いることができる。送受信機は、送信機および受信機の両方を含むデバイスであり得る。送受信機は、無線デバイス、基地局、中継ノード、および/または同等物などのデバイス内で用いることができる。通信インターフェース310、320A、320B、および無線リンク330A、330Bにおいて実施される無線技術の例示的な実施形態が、図4A、図4B、図4C、図4D、図6、図7A、図7B、図8、および関連する文章に例示されている。
一例において、無線ネットワーク内の他のノード(例えば、AMF、UPF、SMFなど)は、1つ以上の通信インターフェース、1つ以上のプロセッサ、および、命令を格納するメモリを備えることができる。
ノード(例えば、無線デバイス、基地局、AMF、SMF、UPF、サーバ、スイッチ、アンテナ、および/またはその同様のもの)は、1つ以上のプロセッサと、1つ以上のプロセッサによって実行されたときに、そのノードに特定のプロセスおよび/または機能を実行させる命令を格納するメモリと、を含むことができる。例示的な実施形態は、単一キャリアおよび/またはマルチキャリア通信の動作を可能にすることができる。他の例示的な実施形態は、単一キャリアおよび/またはマルチキャリア通信の動作を生じさせるために、1つ以上のプロセッサにより実行可能な命令を含む、非一過性有形コンピュータ可読媒体を備えることができる。さらに他の例示的な実施形態は、非一過性有形コンピュータ可読機械アクセス可能媒体を含む製品を含むことができ、この媒体は、プログラム可能なハードウェアが、ノードに単一キャリアおよび/またはマルチキャリア通信の動作を可能にさせることを可能にするための、そこに符号化された命令を有する。ノードは、プロセッサ、メモリ、インターフェース、および/または同様のものを備えることができる。
インターフェースは、ハードウェアインターフェース、ファームウェアインターフェース、ソフトウェアインターフェース、のうちの少なくとも1つ、および/またはこれらの組み合わせを備えることができる。ハードウェアインターフェースは、コネクタ、ワイヤ、ドライバなどの電子デバイス、増幅器、および/または同様のもの備えることができる。ソフトウェアインターフェースは、プロトコル(複数可)、プロトコル層、通信ドライバ、デバイスドライバ、それらの組み合わせ、および/または同様のものを実現するようにメモリデバイス内に格納されたコードを含むことができる。ファームウェアインターフェースは、組み込み型ハードウェアと、メモリデバイス内に格納され、かつ/またはそれと通信するコードとの組み合わせを含み、接続、電子デバイス動作、プロトコル(複数可)、プロトコル層、通信ドライバ、デバイスドライバ、ハードウェア動作、これらの組み合わせ、および/または同様のものを実現することができる。
図4A、図4B、図4C、および図4Dは、本開示の実施形態の態様に基づく、アップリンクおよびダウンリンク信号伝送の場合の例示的な略図である。図4Aは、少なくとも1つの物理チャネルの例示的なアップリンク送信機を示す。物理アップリンク共有チャネルを代表するベースバンド信号は、1つ以上の機能を実行することができる。この1つ以上の機能は、スクランブリング、複素数値シンボルを生成するためのスクランブルビットの変調、1つまたはいくつかの伝送層上への複素数値変調シンボルのマッピング、複素数値シンボルを生成するための変換プリコーディング、複素数値シンボルのプリコーディング、プリコーディングされた複素数値シンボルのリソース要素へのマッピング、複素数値時間領域単一キャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)またはCP−OFDM信号のアンテナポートへの生成、および/または同様のもの、のうちの少なくとも1つを含むことができる。一例において、変換プリコーディングが有効である場合は、アップリンク伝送のためのSC−FDMA信号が生成され得る。一例において、変換プリコーディングが有効でない場合は、図4Aによって、アップリンク伝送のためのCP−OFDM信号が生成され得る。これらの機能は、例として示されており、他のメカニズムが、様々な実施形態で実施され得ることが予想される。
アンテナポートに対する複素数値SC−FDMAまたはCP−OFDMベースバンド信号、および/または複素数値物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)ベースバンド信号のキャリア周波数に対する変調およびアップコンバージョンの場合の例示的構造が、図4Bに示されている。フィルタリングは、伝送前に用いることができる。
ダウンリンク伝送のための例示的構造が、図4Cに示されている。ダウンリンク物理チャネルを表すベースバンド信号は、1つ以上の機能を実行することができる。この1つ以上の機能は、物理チャネル上で伝送されるべきコードワード内の符号化されたビットのスクランブリング、複素数値変調シンボルを生成するためのスクランブルされたビットの変調、複素数値変調シンボルの1つまたはいくつかの伝送層上へのマッピング、アンテナポート上での伝送するための各層上にある複素数値変調シンボルのプリコーディング、アンテナポートの複素数値変調シンボルのリソース要素へのマッピング、アンテナポート毎の複素数値時間領域OFDM信号の生成、および/または同様のものを含むことができる。これらの機能は、例として示されており、他のメカニズムが、様々な実施形態で実施され得ることが予想される。
一例において、gNBは、アンテナポート上の第1のシンボルおよび第2のシンボルを無線デバイスに伝送することができる。この無線デバイスは、アンテナポート上の第1のシンボルを伝達するためのチャネルから、アンテナポート上の第2のシンボルを伝達するためのチャネル(例えば、フェージング利得、マルチパス遅延など)を推測することができる。一例において、第1のアンテナポートおよび第2のアンテナポートは、第1のアンテナポート上の第1のシンボルが伝達されるチャネルの1つ以上の大規模な特性が、第2のアンテナポート上の第2のシンボルが伝達されるチャネルから推測され得る場合に、おおよそ同じ場所に配置することができる。1つ以上の大規模な特性は、遅延拡散、ドップラー拡散、ドップラーシフト、平均利得、平均遅延、および/または空間受信(Rx)パラメータのうちの少なくとも1つを含むことができる。
アンテナポートの複素数値OFDMベースバンド信号のキャリア周波数に対する例示的な変調およびアップコンバージョンが、図4Dに示されている。フィルタリングは、伝送前に用いられてもよい。
図5Aは、例示的なアップリンクチャネルマッピングおよび例示的なアップリンク物理信号の略図である。図5Bは、例示的なダウンリンクチャネルマッピングおよびダウンリンク物理信号の略図である。一例において、物理層は、1つ以上の情報転送サービスを、MACおよび/または1つ以上のより上位層に提供することができる。例えば、物理層は、1つ以上のトランスポートチャネルを介して1つ以上の情報転送サービスをMACに提供することができる。情報転送サービスは、特性データが無線インターフェースをわたってどのように、また何と一緒に転送されるかを示すことができる。
例示的な実施形態において、無線ネットワークは、1つ以上のダウンリンクおよび/またはアップリンクトランスポートチャネルを含むことができる。例えば、図5Aの略図は、アップリンク共有チャネル(UL−SCH)501およびランダムアクセスチャネル(RACH)502を含む例示的なアップリンクトランスポートチャネルを示す。図5Bの略図は、ダウンリンク共有チャネル(DL−SCH)511、ページングチャネル(PCH)512、およびブロードキャストチャネル(BCH)513を含む例示的なダウンリンクトランスポートチャネルを示す。トランスポートチャネルは、1つ以上の対応する物理チャネルにマッピングすることができる。例えば、UL−SCH501は、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)503にマッピングすることができる。RACH502は、PRACH505にマッピングすることができる。DL−SCH511およびPCH512は、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)514にマッピングすることができる。BCH513は、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)516にマッピングすることができる。
対応するトランスポートチャネルを有さない1つ以上の物理チャネルが存在する場合がある。この1つ以上の物理チャネルは、アップリンク制御情報(UCI)509および/またはダウンリンク制御情報(DCI)517に対して用いることができる。例えば、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)504は、UEから基地局にUCI509を搬送することができる。例えば、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)515は、基地局からUEにDCI517を搬送することができる。NRは、UCI509およびPUSCH503伝送がスロット内で少なくとも部分的に一致し得る場合、PUSCH503においてUCI509多重化をサポートすることができる。UCI509は、CSI、肯定応答(ACK)/否定肯定応答(NACK)、および/またはスケジューリング要求のうちの少なくとも1つを含むことができる。PDCCH515上のDCI517は、以下の、1つ以上のダウンリンク割り当て、および/または1つ以上のアップリンクスケジューリンググラントのうちの少なくとも1つを示すことができる。
アップリンクでは、UEは、1つ以上の基準信号(RS)を基地局に伝送することができる。例えば、1つ以上のRSは、復調−RS(DM−RS)506、位相トラッキング−RS(PT−RS)507、および/またはサウンディングRS(SRS)508のうちの少なくとも1つであり得る。ダウンリンクでは、基地局は、1つ以上のRSをUEに伝送(例えば、ユニキャスト、マルチキャスト、および/またはブロードキャスト)することができる。例えば、1つ以上のRSは、プライマリ同期信号(PSS)/セカンダリ同期信号(SSS)521、CSI−RS522、DM−RS523、および/またはPT−RS524のうちの少なくとも1つとすることができる。
一例において、UEは、チャネル推定のため、例えば、1つ以上のアップリンク物理チャネル(例えば、PUSCH503および/またはPUCCH504)のコヒーレント復調のために、1つ以上のアップリンクDM−RS506を基地局に伝送することができる。例えば、UEは、基地局に、PUSCH503および/またはPUCCH504を有する少なくとも1つのアップリンクDM−RS506を伝送することができ、この少なくとも1つのアップリンクDM−RS506は、対応する物理チャネルと同じ周波数範囲にまたがり得る。一例において、基地局は、1つ以上のアップリンクDM−RS構成を有するUEを構成することができる。少なくとも1つのDM−RS構成は、先行DM−RSパターンをサポートすることができる。先行DM−RSは、1つ以上のOFDMシンボル(例えば、1つまたは2つの隣接OFDMシンボル)上にマッピングすることができる。1つ以上の追加のアップリンクDM−RSは、PUSCHおよび/またはPUCCHの1つ以上のシンボルで伝送するように構成することができる。基地局は、PUSCHおよび/またはPUCCHのための先行DM−RSシンボルの最大数を用いてUEを準統計学的に構成することができる。例えば、UEは、先行DM−RSシンボルの最大数に基づいて、単一シンボルDM−RSおよび/または二重シンボルDM−RSをスケジュールすることができ、基地局は、PUSCHおよび/またはPUCCHのための1つ以上の追加のアップリンクDM−RSを用いてUEを構成することができる。新しい無線ネットワークは、例えば、少なくともCP−OFDMの場合、DLおよびULのための共通DM−RS構造をサポートすることができ、DM−RS位置、DM−RSパターン、および/またはスクランブリングシーケンスは、同じであっても、または異なっていてもよい。
一例において、アップリンクPT−RS507が存在するか否かは、RRC構成に依存し得る。例えば、アップリンクPT−RSの存在は、UE固有に構成することができる。例えば、スケジュールされたリソース内のアップリンクPT−RS507の存在および/またはパターンは、RRCシグナリング、および/または、DCIによって示され得る他の目的(例えば、変調および符号化方式(MCS))のために用いられる1つ以上のパラメータとの関連付けの組み合わせによってUE固有に構成することができる。アップリンクPT−RS507の動的存在は、それが構成される場合、少なくともMCSを含む1つ以上のDCIパラメータと関連付けることができる。無線ネットワークは、時間/周波数領域で定義される複数のアップリンクPT−RS密度をサポートすることができる。周波数領域密度は、それが存在する場合、スケジュールされた帯域幅の少なくとも1つの構成と関連付けることができる。UEは、DMRSポートおよびPT−RSポートのための同じプリコーディングを想定することができる。PT−RSポートの数は、スケジュールされたリソース内のDM−RSポートの数よりも少ない場合がある。例えば、アップリンクPT−RS507は、UEのためのスケジュールされた時間/周波数持続時間内に制限される場合がある。
一例において、UEは、アップリンクチャネル依存スケジューリングおよび/またはリンク適応をサポートするチャネル状態推定のために、基地局に、SRS508を伝送することができる。例えば、UEによって伝送されたSRS508は、基地局が1つ以上の異なる周波数におけるアップリンクチャネル状態を推定することを可能にすることができる。基地局スケジューラは、アップリンクチャネル状態を用いて、UEからアップリンクPUSCH伝送のために良好な品質の1つ以上のリソースブロックを割り当てることができる。基地局は、1つ以上のSRSリソースセットを用いてUEを準統計学的に構成することができる。SRSリソースセットの場合、基地局は、1つ以上のSRSリソースを用いてUEを構成することができる。SRSリソースセットの適用可能性は、上位層(例えば、RRC)のパラメータによって構成することができる。例えば、上位層パラメータがビーム管理を示す場合、1つ以上のSRSリソースセットの各々の中のSRSリソースを一度に伝送することができる。UEは、異なるSRSリソースセット内に1つ以上のSRSリソースを同時に伝送することができる。新しい無線ネットワークは、非周期的、周期的、かつ/または半永続的なSRS伝送をサポートすることができる。UEは、1つ以上のトリガタイプに基づいてSRSリソースを伝送することができ、その1つ以上のトリガタイプは、上層シグナリング(例えば、RRC)、および/または1つ以上のDCIフォーマット(例えば、少なくとも1つのDCIフォーマットを用いて、UEが、1つ以上の構成されたSRSリソースセットのうちの少なくとも1つを選択することができる)を含むことができる。SRSトリガタイプ0は、上位層のシグナリングに基づいてトリガされたSRSを意味し得る。SRSトリガタイプ1は、1つ以上のDCIフォーマットに基づいてトリガされたSRSを意味し得る。一例において、PUSCH503およびSRS508が同じスロットで伝送される場合、UEは、PUSCH503および対応するアップリンクDM−RS506の伝送の後にSRS508を伝送するように構成することができる。
一例において、基地局は、以下のうちの少なくとも1つを示す1つ以上のSRS構成パラメータを用いてUEを準統計学的に構成することができ、それらの構成パラメータは、SRSリソース構成識別子、SRSポート数、SRSリソース構成の時間領域動作(例えば、周期的、半永続的、または非周期的なSRSの表示)、周期的および/または非周期的SRSリソースのためのスロット(ミニスロット、および/またはサブフレーム)レベル周期性および/またはオフセット、SRSリソース内のOFDMシンボル数、SRSリソースのOFDMシンボル開始、SRS帯域幅、周波数ホッピング帯域幅、サイクリックシフト、および/またはSRSシーケンスIDである。
一例において、ある時間領域では、SS/PBCHブロックは、SS/PBCHブロック内部に1つ以上のOFDMシンボル(例えば、0から3まで増加順で番号付けられた4つのOFDMシンボル)を含むことができる。SS/PBCHブロックは、PSS/SSS521およびPBCH516を含むことができる。一例において、周波数領域では、SS/PBCHブロックは、SS/PBCHブロック内部に1つ以上の連続サブキャリア(例えば、0から239まで増加順で願号付けられたサブキャリアを伴う240個の連続サブキャリア)を含むことができる。例えば、PSS/SSS521は、1個のOFDMシンボル、および127個のサブキャリアを占有し得る。例えば、PBCH516は、3個のOFDMシンボル、および240個のサブキャリアにまたがり得る。UEは、同じブロックインデックスを用いて伝送された1つ以上のSS/PBCHブロックが、例えば、ドップラー拡散、ドップラーシフト、平均利得、平均遅延、および空間Rxパラメータに関して、擬似的に同じ位置に配置され得ることを想定することができる。UEは、他のSS/PBCHブロック伝送の場合、擬似的な同じ位置の配置を想定することはできない。SS/PBCHブロックの周期性は、無線ネットワーク(例えば、RRCシグナリングによる)によって構成することができ、SS/PBCHブロックを送信することができる1つ以上の時間場所は、サブキャリア間隔によって決定することができる。一例において、無線ネットワークが、別のサブキャリア間隔を想定するようにUEを構成しない限り、UEは、SS/PBCHブロックの帯域固有のサブキャリア間隔を想定することができる。
一例において、ダウンリンクCSI−RS522を用いて、UEがチャネル状態情報を取得することができる。無線ネットワークは、ダウンリンクCSI−RS522の周期的、非周期的、および/または半永続的な伝送をサポートすることができる。例えば、基地局は、ダウンリンクCSI−RS522の周期的伝送を用いてUEを準統計学的に構成および/または再構成することができる。構成されたCSI−RSリソースは、作動および/または停止させることができる。半永続的な伝送の場合、CSI−RSリソースの作動および/または停止は、動的にトリガすることができる。一例において、CSI−RS構成は、少なくともアンテナポート数を示す1つ以上のパラメータを含むことができる。例えば、基地局は、32個のポート有するUEを構成することができる。基地局は、1つ以上のCSI−RSリソースセットを有するUEを準統計学的に構成することができる。1つ以上のCSI−RSリソースを、1つ以上のCSI−RSリソースセットから1つ以上のUEに割り当てることができる。例えば、基地局は、CSI RSリソースマッピングを示す1つ以上のパラメータ、例えば、1つ以上のCSI−RSリソースの時間領域位置、CSI−RSリソースの帯域幅、および/または周期性を準統計学的に構成することができる。一例において、ダウンリンクCSI−RS522およびコアセットが空間的におおよそ同じ場所に配置されている場合、UEは、ダウンリンクCSI−RS522および制御リソースセット(コアセット)に対して同じOFDMシンボルを用いるように構成することができ、ダウンリンクCSI−RS522と関連付けられたリソース要素は、コアセットのために構成されたPRBの外側にある。一例において、ダウンリンクCSI−RS522およびSSB/PBCHが空間的におおよそ同じ場所に配置されている場合、UEは、ダウンリンクCSI−RS522およびSSB/PBCHに対して同じOFDMシンボルを用いるように構成することができ、ダウンリンクCSI−RS522と関連付けられたリソース要素は、SSB/PBCHのために構成されたPRBの外側にある。
一例において、UEは、チャネル推定のために、例えば、1つ以上のダウンリンク物理チャネル(例えば、PDSCH514)のコヒーレント復調を行うために、1つ以上のダウンリンクDM−RS523を基地局に伝送することができる。例えば、無線ネットワークは、データ復調のための、1つ以上の可変および/または構成可能なDM−RSパターンをサポートすることができる。少なくとも1つのダウンリンクDM−RS構成は、先行DM−RSパターンをサポートすることができる。先行DM−RSは、1つ以上のOFDMシンボル(例えば、1つまたは2つの隣接OFDMシンボル)上にマッピングすることができる。基地局は、PDSCH514のための先行DM−RSシンボルの最大数を用いてUEを準統計学的に構成することができる。例えば、DM−RS構成は、1つ以上のDM−RSポートをサポートすることができる。例えば、シングルユーザ−MIMOの場合、DM−RS構成は、少なくとも8個の直交ダウンリンクDM−RSポートをサポートすることができる。例えば、マルチユーザ−MIMOの場合、DM−RS構成は、12個の直交ダウンリンクDM−RSポートをサポートすることができる。無線ネットワークは、例えば、少なくともCP−OFDMの場合、DLおよびULのための共通DM−RS構造をサポートすることができ、DM−RS位置、DM−RSパターン、および/またはスクランブリングシーケンスは、同じであっても、または異なっていてもよい。
一例において、ダウンリンクPT−RS524が存在するか否かは、RRC構成に依存し得る。例えば、ダウンリンクPT−RS524の存在は、UE固有に構成することができる。例えば、スケジュールされたリソース内のダウンリンクPT−RS524の存在および/またはパターンは、RRCシグナリング、および/または、DCIによって示され得る他の目的(例えば、MCS)のために用いられる1つ以上のパラメータとの関連付けとの組み合わせによってUE固有に構成することができる。ダウンリンクPT−RS524の動的存在は、それが構成される場合、少なくともMCSを含む1つ以上のDCIパラメータと関連付けることができる。無線ネットワークは、時間/周波数領域において定義される複数のPT−RS密度をサポートすることができる。周波数領域密度は、それが存在する場合、スケジュールされた帯域幅の少なくとも1つの構成と関連付けることができる。UEは、DMRSポートおよびPT−RSポートのための同じプリコーディングを想定し得る。PT−RSポート数は、スケジュールされたリソース内のDM−RSポート数よりも少ない場合がある。例えば、ダウンリンクPT−RS524は、UEのためのスケジュールされた時間/周波数持続時間内に制限る場合がある。
図6は、本開示の実施形態の態様に基づく、キャリアの例示的なフレーム構造を描いている略図である。マルチキャリアOFDM通信システムでは、1つ以上のキャリアを含むことができ、例えば、キャリアアグリゲーションの場合には、1〜32個のキャリアに、またはデュアル接続の場合には、1〜64個のキャリアに及ぶ。異なる無線フレーム構造をサポートすることができる(例えば、FDD方式の場合、およびTDD複信方式の場合)。図6は、例示的なフレーム構造を示す。ダウンリンクおよびアップリンク伝送は、無線フレーム601内に構成することができる。この例では、無線フレーム持続時間は、10ミリ秒である。この例では、10ミリ秒の無線フレーム601は、1ミリ秒の持続時間を有する、10個の等しいサイズのサブフレーム602に分割することができる。サブフレーム(複数可)は、サブキャリア間隔および/またはCP長さに応じて、1つ以上のスロット(例えば、スロット603および605)を含むことができる。例えば、15kHz、30kHz、60kHz、120kHz、240kHz、および480kHzのサブキャリア間隔を有するサブフレームは、それぞれ、1個、2個、4個、8個、16個、および32個のスロットを含むことができる。図6では、サブフレームは、0.5ミリ秒の持続時間を有する、2個の等しいサイズのスロット603に分割することができる。例えば、10個のサブフレームは、ダウンリンク伝送に利用可能であり得、10個のサブフレームは、10ミリ秒の時間間隔でのアップリンク伝送に利用可能であり得る。アップリンクおよびダウンリンク伝送は、周波数領域内で分離することができる。スロット(複数可)は、複数のOFDMシンボル604を含むことができる。スロット605内のOFDMシンボル604の数は、サイクリックプレフィックス長さに依存し得る。例えば、1つのスロットは、通常のCPを有する、最大480kHzの同じサブキャリア間隔で14個のOFDMシンボルであり得る。1つのスロットは、拡張されたCPを有する、60kHzの同じサブキャリア間隔で12個のOFDMシンボルであり得る。1つのスロットは、ダウンリンク、アップリンク、または、ダウンリンク部分およびアップリンク部分、ならびに/または同様のものを含むことができる。
図7Aは、本開示の実施形態の態様に基づく、例示的なOFDMサブキャリアセットを描いている略図である。この例において、gNBは、例示的なチャネル帯域幅700を有するキャリアを有する無線デバイスと通信することができる。略図内の矢印(複数可)は、マルチキャリアOFDMシステム内のサブキャリアを描き得る。OFDMシステムは、OFDM技術、SC−FDMA技術、および/または同様のものなどの技術を用いることができる。一例において、矢印701は、情報シンボルを伝送するサブキャリアを示す。一例において、キャリア内の2つの隣接するサブキャリア間のサブキャリア間隔702は、15KHz、30KHz、60KHz、120KHz、240KHzなどのうちの任意の1つであり得る。一例において、異なるサブキャリア間隔は、異なる伝送ヌメロロジに対応することができる。一例において、伝送ヌメロロジは、少なくともヌメロロジインデックス、サブキャリア間隔の値、サイクリックプレフィックス(CP)のタイプを含むことができる。一例において、gNBは、キャリア内の多数のサブキャリア703上で、UEへ伝送する/UEから受信することができる。一例において、多数のサブキャリア703により占有される帯域幅(伝送帯域幅)は、保護帯域704および705に起因して、キャリアのチャネル帯域幅700よりも小さくてもよい。一例において、保護帯域704および705を用いて、1つ以上の近隣のキャリアへ/からの干渉を低減することができる。キャリア内のサブキャリア(伝送帯域幅)の数は、キャリアのチャネル帯域幅、およびサブキャリア間隔に依存し得る。例えば、20MHzチャネル帯域幅および15KHzサブキャリア間隔を有するキャリアの場合、伝送帯域幅は、1024個のサブキャリア数となり得る。
一例において、gNBおよび無線デバイスは、CAを用いて構成されると、複数のCCと通信することができる。一例において、異なるコンポーネントキャリアは、CAがサポートされている場合、異なる帯域幅および/またはサブキャリア間隔を有することができる。一例において、gNBは、第1のコンポーネントキャリア上のUEに第1のタイプのサービスを伝送することができる。gNBは、第2のコンポーネントキャリア上のUEに第2のタイプのサービスを伝送することができる。異なるタイプのサービスは、異なるサービス要件(例えば、データレート、待ち時間、信頼性)を有し得、これらは、異なるサブキャリア間隔および/または帯域幅を有する異なるコンポーネントキャリアを介した伝送に好適となり得る。図7Bは、例示的な実施形態を示す。第1のコンポーネントキャリアは、第1のサブキャリア間隔709を有する第1の数のサブキャリア706を含むことができる。第2のコンポーネントキャリアは、第2のサブキャリア間隔710を有する第2の数のサブキャリア707を含むことができる。第3のコンポーネントキャリアは、第3のサブキャリア間隔711を有する第3の数のサブキャリア708を含むことができる。マルチキャリアOFDM通信システム内のキャリアは、連続キャリア、非連続キャリア、または連続キャリアおよび非連続キャリア両方の組み合わせであり得る。
図8は、本開示の実施形態の態様に基づく、OFDM無線リソースを描いている略図である。一例において、キャリアは、伝送帯域幅801を有することができる。一例において、リソースグリッドは、周波数領域802および時間領域803の構造内にあり得る。一例において、リソースグリッドは、サブフレーム内の第1の数のOFDMシンボル、および第2の数のリソースブロックを含むことができ、伝送ヌメロロジおよびキャリアのために、上位層シグナリング(例えば、RRCシグナリング)によって示された共通リソースブロックから開始する。一例において、リソースグリッドでは、サブキャリアインデックスおよびシンボルインデックスにより識別されたリソースユニットは、リソース要素805であり得る。一例において、サブフレームは、キャリアと関連付けられたヌメロロジに応じて第1の数のOFDMシンボル807を含むことができる。例えば、キャリアのヌメロロジのサブキャリア間隔が15KHzである場合、サブフレームは、キャリアに対して14個のOFDMシンボルを有することができる。ヌメロロジのサブキャリア間隔が30KHzである場合、サブフレームは、28個のOFDMシンボルを有することができる。ヌメロロジのサブキャリア間隔が60KHzである場合、サブフレームは、56個のOFDMシンボルなどを有することができる。一例において、キャリアのリソースグリッド内に含まれる第2の数のリソースブロックは、キャリアの帯域幅およびヌメロロジに依存し得る。
図8に示すように、リソースブロック806は、12個のサブキャリアを含むことができる。一例において、複数のリソースブロックは、リソースブロックグループ(RBG)804にグループ化することができる。一例において、RBGのサイズは、RBGサイズ構成を示すRRCメッセージ、キャリア帯域幅のサイズ、またはキャリアの帯域幅部分のうちの少なくとも1つに依存し得る。一例において、キャリアは、複数の帯域幅部分を含むことができる。キャリアの第1の帯域幅部分は、キャリアの第2の帯域幅部分とは異なる周波数位置および/または帯域幅を有することができる。
一例において、gNBは、ダウンリンクまたはアップリンクリソースブロック割り当てを含むダウンリンク制御情報を無線デバイスに伝送することができる。基地局は、ダウンリンク制御情報および/またはRRCメッセージ(複数可)内のパラメータに従って、1つ以上のリソースブロックおよび1つ以上のスロットを介して、スケジュールおよび伝送されたデータパケット(例えば、トランスポートブロック)を、無線デバイスに伝送し、または無線デバイスから受信することができる。一例では、1つ以上のスロットの第1のスロットに対する開始シンボルを無線デバイスに示すことができる。一例において、gNBは、1つ以上のRBGおよび1つ以上のスロットにスケジュールされたデータパケットを、無線デバイスに伝送し、または無線デバイスから受信することができる。
一例において、gNBは、1つ以上のPDCCHを介して無線デバイスにダウンリンク割り当てを含むダウンリンク制御情報を伝送することができる。ダウンリンク割り当ては、少なくとも変調および符号化フォーマットを示すパラメータ、リソース割り当て、および/または、DL−SCHに関するHARQ情報を含むことができる。一例において、リソース割り当ては、リソースブロック割り当てのパラメータ、および/またはスロット割り当てを含むことができる。一例において、gNBは、1つ以上のPDCCH上のセル無線ネットワーク一時識別子(C−RNTI)を介して無線デバイスにリソースを動的に割り当てることができる。無線デバイスは、1つ以上のPDCCHをモニタして、無線デバイスのダウンリンク受信が可能であるときに可能な割り当てを見出すことができる。無線デバイスは、1つ以上のPDCCHを正常に検出する場合、1つ以上のPDCCHによりスケジュールされた1つ以上のPDSCH上に1つ以上のダウンリンクデータパッケージを受信することができる。
一例において、gNBは、無線デバイスへのダウンリンク伝送のための構成スケジューリング(CS)リソースを割り当てることができる。gNBは、CSグラントの周期性を示す1つ以上のRRCメッセージを伝送することができる。gNBは、CSリソースを作動させる構成スケジューリング−RNTI(CS−RNTI)にアドレス指定されたPDCCHを介してDCIを伝送することができる。DCIは、ダウンリンクグラントがCSグラントであることを示すパラメータを含むことができる。CSグラントは、1つ以上のRRCメッセージにより定義された周期性に従って、停止されるまで、暗黙的に再使用することができる。
一例において、gNBは、1つ以上のPDCCHを介して無線デバイスにアップリンクグラントを含むダウンリンク制御情報を伝送することができる。アップリンクグラントは、少なくとも変調および符号化フォーマットを示すパラメータ、リソース割り当て、および/または、UL−SCHに関するHARQ情報を含むことができる。一例において、リソース割り当ては、リソースブロック割り当てのパラメータ、および/またはスロット割り当てを含むことができる。一例において、gNBは、1つ以上のPDCCH上のC−RNTIを介して無線デバイスにリソースを動的に割り当てることができる。無線デバイスは、1つ以上のPDCCHをモニタして、可能なリソース割り当てを見出すことができる。無線デバイスは、1つ以上のPDCCHを正常に検出する場合、1つ以上のPDCCHによりスケジュールされた1つ以上のPUSCHを介して1つ以上のアップリンクデータパッケージを伝送することができる。
一例において、gNBは、無線デバイスへのアップリンクデータ伝送のためのCSリソースを割り当てることができる。gNBは、CSグラントの周期性を示す1つ以上のRRCメッセージを伝送することができる。gNBは、CSリソースを作動させるCS−RNTIにアドレス指定されたPDCCHを介してDCIを伝送することができる。DCIは、アップリンクグラントがCSグラントであることを示すパラメータを含むことができる。CSグラントは、1つ以上のRRCメッセージにより定義された周期性に従って、停止されるまで、暗黙的に再使用することができる。
一例において、基地局は、PDCCHを介してDCI/制御シグナリングを伝送することができる。DCIは、複数のフォーマット中の1つのフォーマットを取得することができる。DCIは、ダウンリンクおよび/またはアップリンクスケジューリング情報(例えば、リソース割り当て情報、HARQ関連パラメータ、MCS)、CSIの要求(例えば、非周期的CQIレポート)、SRSの要求、1つ以上のセルに対するアップリンクパワー制御コマンド、1つ以上のタイミング情報(例えば、TB伝送/受信タイミング、HARQフィードバックタイミングなど)などを含むことができる。一例において、DCIは、1つ以上のトランスポートブロックのための伝送パラメータを含むアップリンクグラントを示すことができる。一例において、DCIは、1つ以上のトランスポートブロックを受信するためのパラメータを示すダウンリンク割り当てを示すことができる。一例において、DCIは、基地局によって使用されて、無線デバイスにおいて競合なしランダムアクセスを開始することができる。一例において、基地局は、スロットフォーマットを通知するスロットフォーマットインジケータ(SFI)を含むDCIを伝送することができる。一例において、基地局は、PRB(複数可)および/またはOFDMシンボル(複数可)を通知するプリエンプション表示を含むDCIを伝送することができ、そこでは、UEは、UEのための伝送が意図されていないことを想定することができる。一例において、基地局は、PUCCHまたはPUSCHまたはSRSのグループパワー制御のためのDCIを伝送することができる。一例において、DCIは、RNTIに対応することができる。一例において、無線デバイスは、初期アクセス(例えば、C−RNTI)を完了することに応答してRNTIを取得することができる。一例において、基地局は、無線のためのRNTI(例えば、CS−RNTI、TPC−CS−RNTI、TPC−PUCCH−RNTI、TPC−PUSCH−RNTI、TPC−SRS−RNTI)を構成することができる。一例において、無線デバイスは、RNTIを計算することができる(例えば、無線デバイスは、プリアンブルの伝送のために使用されるリソースに基づいて、RA−RNTIを計算することができる)。一例において、RNTIは、事前構成された値(例えば、P−RNTIまたはSI−RNTI)を有することができる。一例において、無線デバイスは、グループ共通検索空間をモニタすることができ、その空間は、基地局によって使用されてUEのグループのために意図されているDCIを伝送する。一例において、グループ共通DCIは、UEのグループのために共通して構成されているRNTIに対応することができる。一例において、無線デバイスは、UE固有の検索空間をモニタすることができる。一例において、UE固有のDCIは、無線デバイスのために構成されたRNTIに対応することができる。
NRシステムは、単一ビーム動作および/またはマルチビーム動作をサポートすることができる。マルチビーム動作において、基地局は、ダウンリンクビームスイーピングを実行して、共通制御チャネルおよび/またはダウンリンクSSブロックのカバレッジを提供することができ、このカバレッジは、少なくともPSS、SSS、および/またはPBCHを含むことができる。無線デバイスは、1つ以上のRSを使用して、ビームペアリンクの品質を測定することができる。1つ以上のSSブロック、またはCSI−RSリソースインデックス(CRI)と関連付けられた1つ以上のCSI−RSリソース、またはPBCHの1つ以上のDM−RSを、ビームペアリンクの品質を測定するためのRSとして使用することができる。ビームペアリンクの品質は、基準信号受信パワー(RSRP)値、または基準信号受信品質(RSRQ)値、および/またはRSリソース上で測定されたCSI値として定義することができる。基地局は、ビームペアリンクの品質を測定するために使用されるRSリソースが、制御チャネルのDM−RSとおおよそ同じ場所に配置されている(QCLed)かどうかを示すことができる。制御チャネルのRSリソースおよびDM−RSは、RS上の伝送から無線デバイスへの、および制御チャネル上の伝送から無線デバイスへのチャネル特性が、構成された基準の下で類似しているとき、または同じであるときに、QCLedと呼ばれることがある。マルチビーム動作において、無線デバイスは、アップリンクビームスイーピングを実行して、セルにアクセスすることができる。
一例において、無線デバイスは、無線デバイスの能力に応じて、1つ以上のビームペアリンク上のPDCCHを同時にモニタするように構成することができる。これは、ビームペアリンクのブロッキングに対するロバスト性を向上させることができる。基地局は、1つ以上のメッセージを伝送して、異なるPDCCH OFDMシンボルの1つ以上のビームペアリンク上のPDCCHをモニタするように無線デバイスを構成することができる。例えば、基地局は、1つ以上のビームペアリンク上のPDCCHをモニタするための無線デバイスのRxビーム設定に関するパラメータを含む、上位層シグナリング(例えば、RRCシグナリング)またはMAC CEを伝送することができる。基地局は、DL RSアンテナポート(複数可)(例えば、セル固有のCSI−RS、無線デバイス固有のCSI−RS、SSブロック、またはPBCHのDM−RSを用いる、もしくは用いないPBCH)と、DL制御チャネルの復調のためのDL RSアンテナポート(複数可)との間で、空間的なQCL仮定の表示を伝送することができる。PDCCHのビーム表示のためのシグナリングは、MAC CEシグナリング、またはRRCシグナリング、またはDCIシグナリング、または仕様透過的および/もしくは暗黙的方法、ならびにこれらのシグナリング方法の組み合わせであり得る。
ユニキャストDLデータチャネルの受信の場合、基地局は、DLデータチャネルのDL RSアンテナポート(複数可)とDM−RSアンテナポート(複数可)との間の空間QCLパラメータを示すことができる。基地局は、RSアンテナポート(複数可)を示す情報を含むDCI(例えば、ダウンリンクグラント)を伝送することができる。この情報は、DM−RSアンテナポート(複数可)を用いてQCLedされ得るRSアンテナポートを示すことができる。DLデータチャネルのDM−RSアンテナポート(複数可)の異なるセットは、RSアンテナポート(複数可)の異なるセットを用いてQCLとして示すことができる。
図9Aおよび図9Bは、マルチ接続(例えば、デュアル接続、マルチ接続、緊密な相互作用、および/または同様のもの)を用いるパケットフローを示す。図9Aは、実施形態の態様に基づく、CAおよび/またはマルチ接続を有する無線デバイス110(例えば、UE)のプロトコル構造の例示的略図である。図9Bは、実施形態の態様に基づく、CAおよび/またはマルチ接続を有する複数の基地局のプロトコル構造の例示的略図である。複数の基地局は、マスタノード、MN1130(例えば、マスタノード、マスタ基地局、マスタgNB、マスタeNB、および/または同様のもの)、およびセカンダリノード、SN1150(例えば、セカンダリノード、セカンダリ基地局、セカンダリgNB、セカンダリeNB、および/または同様のもの)を含むことができる。マスタノード1130およびセカンダリノード1150は、無線デバイス110と通信するように協働することができる。
マルチ接続が無線デバイス110に対して構成されている場合、無線デバイス110は、RRCが接続された状態で複数の受信/伝送機能をサポートし得、複数の基地局の複数のスケジューラにより提供された無線リソースを利用するように構成することができる。複数の基地局は、非理想的または理想的なバックホール(例えば、Xnインターフェース、X2インターフェース、および/または同様のもの)を介して相互接続することができる。特定の無線デバイスに対するマルチ接続に必要とされる基地局は、2つの異なる役割のうちの少なくとも一方を実行し得、すなわち、基地局は、マスタ基地局として、またはセカンダリ基地局としてのどちらかの機能を果たすことができる。マルチ接続において、無線デバイスは、1つのマスタ基地局、および1つ以上のセカンダリ基地局に接続することができる。一例において、マスタ基地局(例えば、MN1130)は、無線デバイス(例えば、無線デバイス110)に対して、1つのプライマリセル、および/または1つ以上のセカンダリセルを含むマスタセルグループ(MCG)を提供することができる。セカンダリ基地局(例えば、SN1150)は、無線デバイス(例えば、無線デバイス110)に対して、1つのプライマリセカンダリセル(PSCell)、および/または1つ以上のセカンダリセルを含むセカンダリセルグループ(SCG)を提供することができる。
マルチ接続において、ベアラが用いる無線プロトコルアーキテクチャは、ベアラがどのように設定されるかに依存し得る。一例において、ベアラ設定オプションのうちの3つの異なるタイプ、すなわち、MCGベアラ、SCGベアラ、および/または分割ベアラをサポートすることができる。無線デバイスは、MCGの1つ以上のセルを介して、MCGベアラのパケットを受信/伝送し得、かつ/または、SCGの1つ以上のセルを介して、SCGベアラのパケットを受信/伝送することができる。マルチ接続はまた、セカンダリ基地局により提供される無線リソースを使用するように構成された少なくとも1つのベアラを有するものとして、説明することもできる。マルチ接続は、いくつかの例示的な実施形態において、構成/実施されてもされなくてもよい。
一例において、無線デバイス(例えば、無線デバイス110)は、SDAP層(例えば、SDAP1110)、PDCP層(例えば、NR PDCP1111)、RLC層(例えば、MN RLC1114)、およびMAC層(例えば、MN MAC1118)を介してMCGベアラのパケット、SDAP層(例えば、SDAP1110)、PDCP層(例えば、NR PDCP1112)、マスタまたはセカンダリRLC層(例えば、MN RLC1115、SN RLC1116)のうちの一方、および、マスタまたはセカンダリMAC層(例えば、MN MAC1118、SN MAC1119)のうちの一方を介して分割ベアラのパケット、および/またはSDAP層(例えば、SDAP1110)、PDCP層(例えば、NR PDCP1113)、RLC層(例えば、SN RLC1117)、およびMAC層(例えば、MN MAC1119)を介してSCGベアラのパケット、を伝送および/または受信することができる。
一例において、マスタ基地局(例えば、MN1130)および/またはセカンダリ基地局(例えば、SN1150)は、マスタもしくはセカンダリノードSDAP層(例えば、SDAP1120、SDAP1140)、マスタもしくはセカンダリノードPDCP層(例えば、NR PDCP1121、NR PDCP1142)、マスタノードRLC層(例えば、MN RLC1124、MN RLC1125)、およびマスタノードMAC層(例えば、MN MAC1128)を介してMCGベアラのパケット、マスタもしくはセカンダリノードSDAP層(例えば、SDAP1120、SDAP1140)、マスタもしくはセカンダリノードPDCP層(例えば、NR PDCP1122、NR PDCP1143)、セカンダリノードRLC層(例えば、SN RLC1146、SN RLC1147)、およびセカンダリノードMAC層(例えば、SN MAC1148)を介してSCGベアラのパケット、マスタもしくはセカンダリノードSDAP層(例えば、SDAP1120、SDAP1140)、マスタもしくはセカンダリノードPDCP層(例えば、NR PDCP1123、NR PDCP1141)、マスタもしくはセカンダリノードRLC層(例えば、MN RLC1126、SN RLC1144、SN RLC1145、MN RLC1127)、および、マスタもしくはセカンダリノードMAC層(例えば、MN MAC1128、SN MAC1148)を介して、分割ベアラのパケットを伝送/受信することができる。
マルチ接続において、無線デバイスは、複数のMACエンティティ、マスタ基地局に対する1つのMACエンティティ(例えば、MN MAC1118)、および、セカンダリ基地局に対する他のMACエンティティ(例えば、SN MAC1119)を構成することができる。マルチ接続において、無線デバイスに対するサービングセルの構成されたセットは、2つのサブセット、すなわち、マスタ基地局のサービングセルを含むMCG、およびセカンダリ基地局のサービングセルを含むSCGを含むことができる。SCGの場合、以下の構成のうちの1つ以上が、適用され得、すなわち、SCGのうちの少なくとも1つのセルが、構成されたUL CCを有し、プライマリセカンダリセル(SCGのうちのPSCell、PCell、または場合によっては、PCellと呼ばれる)と呼ばれるSCGの少なくとも1つのセルが、PUCCHリソースを用いて構成され、SCGが構成される場合には、少なくとも1つのSCGベアラまたは1つの分割ベアラが存在し得、PSCell上の物理層問題もしくはランダムアクセス問題、または、SCGと関連付けられて到着されたNR RLC再伝送の数の検出時に、または、SCG追加もしくはSCG変更中のPSCellに関するアクセス問題の検出時に、RRC接続再確立プロシージャは、トリガされなくてもよく、SCGのセルに向かうUL伝送は、停止されてもよく、マスタ基地局は、無線デバイスによってSCG故障タイプに関して通知されてもよく、分割ベアラの場合には、マスタ基地局にわたるDLデータ転送が、維持され得、NR RLC肯定モード(AM)ベアラは、分割ベアラのために構成され得、PCellおよび/またはPSCellは、停止されなくてもよく、PSCellは、SCG変更プロシージャを用いて(例えば、セキュリティキー変更およびRACHプロシージャを用いて)変更され得、かつ/または分割ベアラとSCGベアラとの間のベアラタイプ変更、またはSCGおよび分割ベアラの同時構成は、サポートされてもされなくてもよい。
マルチ接続の場合の、マスタ基地局とセカンダリ基地局との間の相互作用については、以下のうちの1つ以上が適用され得、マスタ基地局および/またはセカンダリ基地局は、無線デバイスのRRM測定構成を維持することができ、マスタ基地局は、(例えば、受信された測定レポート、トラフィック条件、および/またはベアラタイプに基づいて)セカンダリ基地局に、無線デバイスのための追加リソース(例えばサービングセル)を提供するように要求することを決定することができ、マスタ基地局からの要求を受信すると、セカンダリ基地局は、無線デバイスのための追加サービングセルの構成となり得るコンテナを創出/変更する(または、セカンダリ基地局がそのようにするための利用可能なリソースを有さないと判定する)ことができ、UE能力協調のため、マスタ基地局は、AS構成およびUE能力(の一部)をセカンダリ基地局に提供することができ、マスタ基地局およびセカンダリ基地局は、Xnメッセージを介して搬送されたRRCコンテナ(ノード間メッセージ)を用いることによって、UE構成についての情報を交換することができ、セカンダリ基地局は、セカンダリ基地局既存サービングセル(例えば、セカンダリ基地局に向かうPUCCH)の再構成を開始することができ、セカンダリ基地局は、どちらのセルがSCG内のPSCellであるかを判定することができ、マスタ基地局は、セカンダリ基地局により提供されたRRC構成の内容を変更してもしなくてもよく、SCG追加および/またはSCG SCell追加の場合には、マスタ基地局は、SCGセル(複数可)のための最近(または直近)の測定結果を提供することができ、マスタ基地局およびセカンダリ基地局は、OAMからの、および/もしくはXnインターフェースを介した、互いのSFNおよび/またはサブフレームオフセットの情報を受信することができる(例えば、DRX調整および/または測定ギャップの識別を目的として)。一例において、新しいSCG SCellを追加する場合には、SCGのPSCellのMIBから取得されたSFNを除き、専用RRCシグナリングを、CAについてのセルの要求されたシステム情報を送信するために使用することができる。
図10は、ランダムアクセスプロシージャの例示的な略図である。1つ以上のイベントが、ランダムアクセスプロシージャをトリガすることができる。例えば、1つ以上のイベントとは、以下のうちの少なくとも1つであり得、すなわち、RRC_IDLEからの初期アクセス、RRC接続再確立プロシージャ、ハンドオーバ、UL同期ステータスが同期されていないときのRRC_CONNECTEDの間中でのDLまたはULデータ到着、RRC_Inactiveからの遷移、および/または他のシステム情報の要求である。例えば、PDCCH命令、MACエンティティ、および/またはビーム障害表示により、ランダムアクセスプロシージャを開始させることができる。
例示的な実施形態において、ランダムアクセスプロシージャは、競合ベースランダムアクセスプロシージャおよび競合なしランダムアクセスプロシージャのうちの少なくとも1つであり得る。例えば、競合ベースランダムアクセスプロシージャは、1つ以上のMsg1、1220伝送、1つ以上のMsg2、1230伝送、1つ以上のMsg3、1240伝送、および競合解決1250を含むことができる。例えば、競合なしランダムアクセスプロシージャは、1つ以上のMsg1、1220伝送および1つ以上のMsg2、1230伝送を含むことができる。
一例において、基地局は、1つ以上のビームを介して、UEに、RACH構成1210を伝送(例えば、ユニキャスト、マルチキャスト、またはブロードキャスト)することができる。RACH構成1210は、以下のうちの少なくとも1つを示す1つ以上のパラメータを含むことができ、それらは、ランダムアクセスプリアンブルの伝送のためのPRACHリソースの利用可能なセット、初期プリアンブルパワー(例えば、ランダムアクセスプリアンブル初期受信ターゲットパワー)、SSブロックの選択、および対応するPRACHリソースのためのRSRP閾値、パワーランピングファクタ(例えば、ランダムアクセスプリアンブルパワーランピングステップ)、ランダムアクセスプリアンブルインデックス、プリアンブル伝送の最大数、プリアンブルグループAおよびグループB、ランダムアクセスプリアンブルのグループを決定するための閾値(例えば、メッセージサイズ)、システム情報要求の1つ以上のランダムアクセスプリアンブル、および対応するPRACHリソース(複数可)のセット、もしあれば、ビーム障害回復要求の1つ以上のランダムアクセスプリアンブル、および対応するPRACHリソース(複数可)のセット、もしあれば、RA応答(複数可)をモニタするための時間窓、ビーム障害回復要求での応答(複数可)をモニタするための時間窓、および/または競合解決タイマである。
一例において、Msg1、1220は、ランダムアクセスプリアンブルの1つ以上の伝送であり得る。競合ベースランダムアクセスプロシージャの場合、UEは、RSRP閾値超のRSRPを有するSSブロックを選択することができる。ランダムアクセスプリアンブルグループBが存在する場合、UEは、可能性のあるMsg3、1240サイズに応じて、グループAまたはグループBから1つ以上のランダムアクセスプリアンブルを選択することができる。ランダムアクセスプリアンブルグループBが存在しない場合、UEは、グループAから1つ以上のランダムアクセスプリアンブルを選択することができる。UEは、選択されたグループと関連付けられた1つ以上のランダムアクセスプリアンブルからランダムアクセスプリアンブルインデックスをランダムに(例えば、等しい確率、または正規分布を使って)選択することができる。基地局が、ランダムアクセスプリアンブルとSSブロックとの間の関連付けを用いてUEを準統計学的に構成する場合、UEは、選択されたSSブロックおよび選択されたグループと関連付けられた1つ以上のランダムアクセスプリアンブルからランダムアクセスプリアンブルインデックスをランダムに、同様の確率を使って選択することができる。
例えば、UEは、下位層からのビーム障害表示に基づいて、競合なしランダムアクセスプロシージャを開始させることができる。例えば、基地局は、SSブロックおよび/またはCSI−RSのうちの少なくとも1つと関連付けられたビーム障害回復要求のための1つ以上の競合なしPRACHリソースを用いてUEを準統計学的に構成することができる。関連付けられたSSブロックの間で第1のRSRP閾値超のRSRPを有するSSブロックのうちの少なくとも1つ、または、関連付けられたCSI−RSの間で第2のRSRP閾値超のRSRPを有するCSI−RSのうちの少なくとも1つが利用可能である場合、UEは、ビーム障害回復要求に対する1つ以上のランダムアクセスプリアンブルのセットから、選択されたSSブロックまたはCSI−RSに対応するランダムアクセスプリアンブルインデックスを選択することができる。
例えば、UEは、基地局から、競合なしランダムアクセスプロシージャのために、PDCCHまたはRRCを介して、ランダムアクセスプリアンブルインデックスを受信することができる。基地局が、SSブロックまたはCSI−RSと関連付けられた少なくとも1つの競合なしPRACHリソースを用いてUEを構成しない場合、UEは、ランダムアクセスプリアンブルインデックスを選択することができる。基地局が、SSブロックと関連付けられた1つ以上の競合なしPRACHリソースを用いてUEを構成し、かつ、関連付けられたSSブロックの中で第1のRSRP閾値超のRSRPを有する少なくとも1つのSSブロックが利用可能である場合、UEは、少なくとも1つのSSブロックを選択し、その少なくとも1つのSSブロックに対応するランダムアクセスプリアンブルを選択することができる。基地局が、CSI−RSと関連付けられた1つ以上の競合なしPRACHリソースを用いてUEを構成し、かつ、関連付けられたCSI−RSの中で第2のRSPR閾値超のRSRPを有する少なくとも1つのCSI−RSが利用可能である場合、UEは、少なくとも1つのCSI−RSを選択し、その少なくとも1つのCSI−RSに対応するランダムアクセスプリアンブルを選択することができる。
UEは、選択されたランダムアクセスプリアンブルを伝送することによって、1つ以上のMsg1、1220伝送を実行することができる。例えば、UEが、SSブロックを選択し、1つ以上のPRACH機会と1つ以上のSSブロックとの間の関連付けを用いて構成される場合、UEは、選択されたSSブロックに対応する1つ以上のPRACH機会からPRACH機会を決定することができる。例えば、UEが、CSI−RSを選択し、1つ以上のPRACH機会と1つ以上のCSI−RSとの間の関連付けを用いて構成される場合、UEは、選択されたCSI−RSに対応する1つ以上のPRACH機会からPRACH機会を決定することができる。UEは、基地局に、選択されたPRACH機会を介して、選択されたランダムアクセスプリアンブルを伝送することができる。UEは、少なくとも初期プリアンブルパワーおよびパワーランピングファクタに基づいて、選択されたランダムアクセスプリアンブルの伝送のための伝送パワーを決定することができる。UEは、選択されたランダムアクセスプリアンブルが伝送される選択されたPRACH機会と関連付けられたRA−RNTIを決定することができる。例えば、UEは、ビーム障害回復要求のためのRA−RNTIを決定しなくてもよい。UEは、少なくとも、第1のOFDMシンボルのインデックス、選択されたPRACH機会の第1のスロットのインデックス、および/またはMsg1、1220の伝送のためのアップリンクキャリアインデックスに基づいて、RA−RNTIを決定することができる。
一例において、UEは、基地局から、ランダムアクセス応答、Msg2、1230を受信することができる。UEは、時間ウインドウ(例えば、ra−ResponseWindow)を開始してランダムアクセス応答をモニタすることができる。ビーム障害回復要求の場合、基地局は、異なる時間ウインドウ(例えば、bfr−ResponseWindow)を用いてUEを構成し、ビーム障害回復要求の応答をモニタすることができる。例えば、UEは、プリアンブル伝送の終わりから、1つ以上のシンボルの固定持続時間後の最初のPDCCH機会の開始時に時間ウインドウ(例えば、ra−ResponseWindowまたはbfr−ResponseWindow)を開始することができる。UEが、複数のプリアンブルを伝送する場合、UEは、第1のプリアンブル伝送の終わりから、1つ以上のシンボルの固定持続時間後の第1のPDCCH機会の開始時に時間ウインドウを開始することができる。UEは、時間ウインドウのタイマが実行している間、RA−RNTIにより識別された少なくとも1つのランダムアクセス応答、またはC−RNTIにより識別されたビーム障害回復要求への少なくとも1つの応答、に対するセルのPDCCHをモニタすることができる。
一例において、少なくとも1つのランダムアクセス応答が、UEにより伝送されたランダムアクセスプリアンブルに対応するランダムアクセスプリアンブル識別子を含む場合、UEは、ランダムアクセス応答の受信を正常とみなすことができる。UEは、ランダムアクセス応答の受信が正常である場合、競合なしランダムアクセスプロシージャが正常に完了したとみなすことができる。競合なしランダムアクセスプロシージャが、ビーム障害回復要求のためにトリガされた場合、UEは、PDCCH伝送がC−RNTIにアドレス指定されている場合に、競合なしランダムアクセスプロシージャが正常に完了したとみなすことができる。一例において、少なくとも1つのランダムアクセス応答がランダムアクセスプリアンブル識別子を含む場合、UEは、ランダムアクセスプロシージャが正常に完了したとみなすことができ、上位層へのシステム情報要求に対する肯定応答の受信を示すことができる。UEが複数のプリアンブル伝送を送った場合、UEは、対応するランダムアクセス応答の正常な受信に応答して、残ったプリアンブル(もし、あれば)を伝送することを停止することができる。
一例において、UEは、ランダムアクセス応答(例えば、競合ベースランダムアクセスプロシージャの場合)の正常な受信に応答して、1つ以上のMsg3、1240伝送を実行することができる。UEは、ランダムアクセス応答により示されたタイミングアドバンスドコマンドに基づいて、アップリンク伝送タイミングを調節し得、ランダムアクセス応答により示されたアップリンクグラントに基づいて、1つ以上のトランスポートブロックを伝送することができる。Msg3、1240のPUSCH伝送のためのサブキャリア間隔は、少なくとも1つの上位層(例えば、RRC)パラメータによって提供することができる。UEは、PRACHを介してランダムアクセスプリアンブルを、また、同じセル上のPUSCHを介してMsg3、1240を、伝送することができる。基地局は、システム情報ブロックを介して、Msg3、1240のPUSCH伝送のためのUL BWPを示すことができる。UEは、Msg3、1240の再伝送のためにHARQを用いることができる。
一例において、複数のUEは、同じプリアンブルを基地局に伝送することによってMsg1、1220を実行し得、アイデンティティを含む同じランダムアクセス応答(例えば、TC−RNTI)を、基地局から受信することができる。競合解決1250は、UEが別のUEのアイデンティティを誤って使用しないことを確実にすることができる。例えば、競合解決1250は、PDCCH上のC−RNTI、または、DL−SCH上のUE競合解決アイデンティティに基づくことができる。例えば、基地局がC−RNTIをUEに割り当てる場合、UEは、C−RNTIにアドレス指定されているPDCCH伝送の受信に基づいて、競合解決1250を実行することができる。PDCCHでのC−RNTIの検出に応答して、UEは、競合解決1250が正常であるとみすことができ、ランダムアクセスプロシージャが正常に完了したとみなすことができる。UEが適正なC−RNTIを有さない場合、競合解決は、TC−RNTIを用いることによってアドレス指定することができる。例えば、MAC PDUが正常に復号化され、MAC PDUが、Msg3、1250に伝送されたCCCH SDUに一致するUE競合解決アイデンティティMAC CEを含む場合、UEは、競合解決1250が正常であるとみなすことができ、ランダムアクセスプロシージャが正常に完了したとみなすことができる。
図11は、本開示の実施形態の態様に基づく、MACエンティティのための例示的な構造である。一例において、無線デバイスは、マルチ接続モードで動作するように構成することができる。複数のRX/TXを有するRRC_CONNECTEDの無線デバイスは、複数の基地局内に設置された複数のスケジューラによって提供される無線リソースを利用するように構成することができる。この複数の基地局は、Xnインターフェースを介して非理想的または理想的なバックホールを介して接続することができる。一例において、複数の基地局内の各基地局は、マスタ基地局としての、またはセカンダリ基地局としての機能を果たすことができる。無線デバイスは、1つのマスタ基地局、および1つ以上のセカンダリ基地局に接続することができる。無線デバイスは、複数のMACエンティティ、例えば、マスタ基地局に対して1つのMACエンティティ、およびセカンダリ基地局(複数可)に対して1つ以上の他のMACエンティティを用いて構成することができる。一例において、無線デバイスのために構成されたサービングセルのセットは、2つのサブセット、すなわち、マスタ基地局のサービングセルを含むMCG、および、セカンダリ基地局(複数可)のサービングセルを含む1つ以上のSCGを含むことができる。図13は、MCGおよびSCGが無線デバイスのために構成されている場合の、MACエンティティの例示的な構造を示す。
一例において、SCG内の少なくとも1つのセルは、構成されたUL CCを有し得、少なくとも1つのセルのうちの1つのセルは、SCGのPSCellもしくはPCellと呼ばれることがあり、または、場合によっては、単にPCell呼ばれることがある。PSCellは、PUCCHリソースを用いて構成することができる。一例において、SCGが構成される場合、少なくとも1つのSCGベアラ、または1つの分割ベアラが存在し得る。一例において、PSCellでの物理層問題もしくはランダムアクセス問題を検出することについて、または、SCGと関連付けられたRLC再伝送の数に達したことについて、または、SCG追加もしくはSCG変更中にPSCellでのアクセス問題を検出することについて、RRC接続再確立プロシージャは、トリガすることができ、SCGのセルに向かうUL伝送は、中止することができ、マスタ基地局は、UEによってSCG障害のタイプに関して通知することができ、マスタ基地局を通じたDLデータ転送を維持することができる。
一例において、MACサブレイヤは、データ転送および無線リソース割り当てなどのサービスを上位層(例えば、1310または1320)に提供することができる。このMACサブレイヤは、複数のMACエンティティ(例えば1350および1360)を含むことができる。このMACサブレイヤは、データ転送サービスを論理チャネル上に提供することができる。様々な種類のデータ転送サービスに対応するために、複数のタイプの論理チャネルを定義することができる。論理チャネルは、特定のタイプの情報の転送をサポートすることができる。論理チャネルタイプは、どのタイプの情報(例えば、制御またはデータ)が転送されるかによって定義することができる。例えば、BCCH、PCCH、CCCH、およびDCCHは、制御チャネルであり得、DTCHは、トラフィックチャネルであり得る。一例において、第1のMACエンティティ(例えば1310)は、PCCH、BCCH、CCCH、DCCH、DTCH、およびMAC制御要素上でサービスを提供することができる。一例において、第2のMACエンティティ(例えば1320)は、BCCH、DCCH、DTCH、およびMAC制御要素上でサービスを提供することができる。
MACサブレイヤは、物理層(例えば1330または1340)から、データ転送サービス、HARQフィードバックのシグナリング、スケジューリング要求または測定値のシグナリング(例えば、CQI)などのサービスを推測することができる。一例において、デュアル接続では、2つのMACエンティティが、無線デバイスのために構成され得、すなわち、それらは、MCGに対する1つ、およびSCGに対する1つである。無線デバイスのMACエンティティは、複数のトランスポートチャネルを処理することができる。一例において、第1のMACエンティティは、MCGのPCCH、MCGの第1のBCH、MCGの1つ以上の第1のDL−SCH、MCGの1つ以上の第1のUL−SCH、およびMCGの1つ以上の第1のRACHを含む第1のトランスポートチャネルを処理することができる。一例において、第2のMACエンティティは、SCGの第2のBCH、SCGの1つ以上の第2のDL−SCH、SCGの1つ以上の第2のUL−SCH、およびSCGの1つ以上の第2のRACHを含む第2のトランスポートチャネルを処理することができる。
一例において、MACエンティティが1つ以上のSCellを用いて構成されている場合、複数のDL−SCHが存在し得、複数のUL−SCH、ならびにMACエンティティ毎に複数のRACHが存在し得る。一例において、各SpCellに、1つのDL−SCHおよびUL−SCHが存在し得る。一例において、各SCellに対して、1つのDL−SCH、ゼロまたは1つのUL−SCH、および、ゼロまたは1つのRACHが存在し得る。DL−SCHは、MACエンティティ内の別個のヌメロロジおよび/またはTTI持続時間を使用して受信をサポートすることができる。また、UL−SCHは、MACエンティティ内の別個のヌメロロジおよび/またはTTI持続時間を使用して伝送をサポートすることができる。
一例において、MACサブレイヤは、別個の機能をサポートすることができ、制御(例えば1355または1365)要素を用いてこれらの機能を制御することができる。MACエンティティにより実行される機能は、論理チャネルとトランスポートチャネル(例えば、アップリンクまたはダウンリンクで)との間のマッピング、トランスポートチャネル(例えば、アップリンクで)上の物理層に送達されるべき、1つまたは別個の論理チャネルからトランスポートブロック(TB)へのMAC SDUの多重化(例えば、1352または1362)、トランスポートチャネル(例えば、ダウンリンクで)上の物理層から送達されるトランスポートブロック(TB)から1つまたは別個の論理チャネルへのMAC SDUの分割化(例えば1352または1362)、スケジューリング情報レポーティング(例えば、アップリンクで)、アップリンクまたはダウンリンク内のHARQを通じての誤り訂正(例えば、1363)、およびアップリンクでの論理チャネル優先度付け(例えば1351または1361)、を含むことができる。MACエンティティは、ランダムアクセスプロセス(例えば、1354または1364)を処理することができる。
図12は、1つ以上の基地局を含むRANアーキテクチャの例示的な略図である。一例において、プロトコルスタック(例えば、RRC、SDAP、PDCP、RLC、MAC、およびPHY)は、ノードにおいてサポートすることができる。基地局(例えば、120Aまたは120B)は、基地局中央ユニット(CU)(例えば、gNB−CU1420Aまたは1420B)、および、機能的な分割が構成されている場合の、少なくとも1つの基地局分散ユニット(DU)(例えば、gNB−DU1430A、1430B、1430C、または1430D)を含むことができる。基地局の上位プロトコル層は、基地局CU内に設置することができ、基地局の下位層は、基地局DU内に設置することができる。基地局CUおよび基地局DUを接続するF1インターフェース(例えば、CU−DUインターフェース)は、理想的または非理想的バックホールであり得る。F1−Cは、F1インターフェースを介して制御プレーン接続を提供することができ、F1−Uは、F1インターフェースを介してユーザプレーン接続を提供することができる。一例において、Xnインターフェースは、基地局CUの間に構成することができる。
一例において、基地局CUは、RRC機能、SDAP層、およびPDCP層を含むことができ、基地局DUは、RLC層、MAC層、およびPHY層を含むことができる。一例において、基地局CUと基地局DUとの間の様々な機能的分割オプションは、基地局CU内の上位プロトコル層(RAN機能)の様々な組み合わせ、および、基地局DU内の下位プロトコル層(RAN機能)の様々な組み合わせを設定することによって可能となり得る。機能的分割は、フレキシブル性をサポートし、サービス要件および/またはネットワーク環境に応じて、基地局CUと基地局DUとの間でプロトコル層を移動させることができる。
一例において、機能的分割オプションは、基地局毎、基地局CU毎、基地局DU毎、UE毎、ベアラ毎、スライス毎に構成され、または他の粒度を用いて構成することができる。基地局CU分割毎において、基地局CUは、固定分割オプションを有し得、基地局DUは、基地局CUの分割オプションに一致するように構成することができる。基地局DU分割毎において、基地局DUは、異なる分割オプションを用いて構成され得、基地局CUは、別個の基地局DUに対して別個の分割オプションを提供することができる。UE分割において、基地局(基地局CU、および少なくとも1つの基地局DU)は、別個の無線デバイスに対して別個の分割オプションを提供することができる。ベアラ分割毎において、別個の分割オプションを、別個のベアラに対して利用することができる。スライススプライス毎に、別個の分割オプションを、別個のスライスに対して適用することができる。
図13は、無線デバイスのRRC状態遷移を示す例示的な略図である。一例において、無線デバイスは、RRC接続状態(例えば、RRC接続1530、RRC_Connected)、RRCアイドル状態(例えば、RRCアイドル1510、RRC_Idle)、および/またはRRC停止状態(例えば、RRC停止1520、RRC_Inactive)の中の少なくとも1つのRRC状態にあり得る。一例において、RRC接続状態では、無線デバイスは、少なくとも1つの基地局(例えば、gNBおよび/またはeNB)との、少なくとも1つのRRC接続を有することができ、それらの基地局は、無線デバイスのUEコンテキストを有することができる。UEコンテキスト(例えば、無線デバイスコンテキスト)は、アクセス層コンテキスト、1つ以上の無線リンク構成パラメータ、ベアラ(例えば、データ無線ベアラ(DRB)、シグナリング無線ベアラ(SRB)、論理チャネル、QoSフロー、PDUセッション、および/または同様のもの)構成情報、セキュリティ情報、PHY/MAC/RLC/PDCP/SDAP層構成情報、および/または、無線デバイスのための同様の構成情報、のうちの少なくとも1つを含むことができる。一例において、RRCアイドル状態では、無線デバイスは、基地局とのRRC接続を有さなくてもよく、無線デバイスのUEコンテキストは、基地局内に格納されない場合がある。一例において、RRC停止状態では、無線デバイスは、基地局とのRRC接続を有さない場合がある。無線デバイスのUEコンテキストは、基地局内に格納され得、その基地局は、アンカー基地局(例えば、最終サービング基地局)と呼ばれることがある。
一例において、無線デバイスは、RRCアイドル状態とRRC接続状態との間で両方向に(例えば、接続解放1540もしくは接続確立1550、または接続再確立)、および/またはRRC停止状態とRRC接続状態との間で両方向に(例えば、接続停止1570または接続再開1580)、UE RRC状態を遷移させることができる。一例において、無線デバイスは、RRC停止状態からRRCアイドル状態に、そのRRC状態を遷移させることができる(例えば、接続解放1560)。
一例において、アンカー基地局は、無線デバイスがアンカー基地局のRAN通知エリア(RNA)にとどまる、かつ/または、無線デバイスがRRC停止状態にとどまるような時間帯の少なくともその間中、無線デバイスのUEコンテキスト(無線デバイスコンテキスト)を保持することができる基地局であり得る。一例において、アンカー基地局は、RRC停止状態にある無線デバイスが直近のRRC接続状態で最後に接続されている、または、無線デバイスがRNA更新プロシージャを内部で最後に実行した基地局であり得る。一例において、RNAは、1つ以上の基地局によって動作された1つ以上のセルを含むことができる。一例において、基地局は、1つ以上のRNAに属し得る。一例において、セルは、1つ以上のRNAに属し得る。
一例において、無線デバイスは、基地局において、UE RRC状態をRRC接続状態からRRC停止状態に遷移させることができる。無線デバイスは、基地局からRNA情報を受信することができる。RNA情報は、RNA識別子のうちの少なくとも1つ、RNAの1つ以上のセルの1つ以上のセル識別子、基地局識別子、基地局のIPアドレス、無線デバイスのASコンテキスト識別子、再開識別子、および/または同様のものを含むことができる。
一例において、アンカー基地局は、メッセージ(例えば、RANページングメッセージ)をRNAの基地局にブロードキャストして、無線デバイスをRRC停止状態に到達させることができ、および/またはアンカー基地局からメッセージを受信する基地局は、別のメッセージ(例えば、ページングメッセージ)を、エアインターフェースを通して、RNAと関連付けられた、基地局のカバレッジエリア、セルカバレッジエリア、および/またはビームカバレッジエリア内の無線デバイスにブロードキャストおよび/またはマルチキャストすることができる。
一例において、RRC停止状態にある無線デバイスが新しいRNA中に移動すると、無線デバイスは、RNA更新(RNAU)プロシージャを実行することができ、そのプロシージャは、無線デバイスおよび/またはUEコンテキスト検索プロシージャによりランダムアクセスプロシージャを実行することができる。UEコンテキスト検索は、基地局によって、無線デバイスから、ランダムアクセスプリアンブルを検索すること、および、基地局によって、以前のアンカー基地局から無線デバイスのUEコンテキストをフェッチすることを含むことができる。フェッチすることは、再開識別子を含む検索UEコンテキスト要求メッセージを、以前のアンカー基地局に送信すること、および、無線デバイスのUEコンテキストを含む検索UEコンテキスト応答メッセージを、以前のアンカー基地局から受信することを含むことができる。
例示的な実施形態において、RRC停止状態にある無線デバイスは、少なくとも1つ以上のセルに対する測定結果に基づいて、キャンプオンする1つのセルを選択することができ、そこでは、無線デバイスは、基地局からのRNAページングメッセージおよび/またはコアネットワークページングメッセージをモニタすることができる。一例において、RRC停止状態にある無線デバイスは、ランダムアクセスプロシージャを実行するためのセルを選択してRRC接続を再開し、かつ/または基地局に(例えば、ネットワークに)1つ以上のパケットを伝送することができる。一例において、選択されたセルが、RRC停止状態にある無線デバイスのためのRNAとは異なるRNAに属する場合、無線デバイスは、ランダムアクセスプロシージャを開始してRNA更新プロシージャを実行することができる。一例において、RRC停止状態にある無線デバイスが、バッファ内に、ネットワークに伝送するための1つ以上のパケットを有する場合、無線デバイスは、ランダムアクセスプロシージャを開始して、無線デバイスが選択するセルの基地局に1つ以上のパケットを伝送することができる。ランダムアクセスプロシージャは、無線デバイスと基地局との間で、2つのメッセージ(例えば、2ステージランダムアクセス)、および/または4つのメッセージ(例えば、4ステージランダムアクセス)を用いて実行することができる。
例示的な実施形態において、RRC停止状態にある無線デバイスから1つ以上のアップリンクパケットを受信する基地局は、無線デバイスから受信されたASコンテキスト識別子、RNA識別子、基地局識別子、再開識別子、および/またはセル識別子のうちの少なくとも1つに基づいて、無線デバイスのための検索UEコンテキスト要求メッセージを無線デバイスのアンカー基地局に伝送することによって、無線デバイスのUEコンテキストを取り出すことができる。UEコンテキストをフェッチすることに応答して、基地局は、無線デバイスのためのパス切り替え要求をコアネットワークエンティティ(例えば、AMF、MME、および/または同様のもの)に伝送することができる。コアネットワークエンティティは、ユーザプレーンコアネットワークエンティティ(例えば、UPF、S−GW、および/または同様のもの)とRANノード(例えば、基地局)との間で、無線デバイスのために確立された1つ以上のベアラに対するダウンリンクトンネルエンドポイント識別子を更新することができ、例えば、ダウンリンクトンネルエンドポイント識別子をアンカー基地局のアドレスから基地局のアドレスに変更することができる。
gNBは、1つ以上の新しい無線技術を用いる無線ネットワークを介して無線デバイスと通信することができる。この1つ以上の無線技術は、物理層に関する複数の技術、媒体アクセス制御層に関する複数の技術、および/または無線リソース制御層に関する複数の技術、のうちの少なくとも1つを含むことができる。この1つ以上の無線技術を強化する例示的な実施形態は、無線ネットワークの性能を向上させることができる。例示的な実施形態は、システムスループット、またはデータ伝送率を高めることができる。例示的な実施形態は、無線デバイスのバッテリ消費を低減することができる。例示的な実施形態は、gNBと無線デバイスとの間のデータ伝送の待ち時間を改善することができる。例示的な実施形態は、無線ネットワークのネットワークカバレッジを向上させることができる。例示的な実施形態は、無線ネットワークの伝送効率を向上させることができる。
例示的な実施形態において、5Gネットワークの無線デバイスは、RRC接続状態、RRCアイドル状態、およびRRC停止状態の間で、少なくとも1つのRRC状態にとどまり得る。一例において、RRC接続状態において、無線デバイスは、少なくとも1つの基地局との少なくとも1つのRRC接続を有し得、基地局は、無線デバイスのUEコンテキストを有し得る。UEコンテキスト(無線デバイスコンテキスト)は、ASコンテキスト、ベアラ構成情報、セキュリティ情報、PDCP構成情報、および/または無線デバイスの他の構成情報、のうちの少なくとも1つを含むことができる。一例において、RRCアイドル状態において、無線デバイスは、基地局とのRRC接続を有さない場合があり、無線デバイスのUEコンテキストは、基地局に格納されない場合がある。一例において、RRC停止状態において、無線デバイスは、基地局とのRRC接続を有さない場合があるが、無線デバイスのUEコンテキストは、基地局に格納することができ、その基地局は、アンカー基地局と呼ばれることがある。
例示的な実施形態において、無線デバイスは、RRCアイドル状態とRRC接続状態との間で両方向において、およびRRC停止状態とRRC接続状態との間で両方向において、およびRRC停止状態からのRRCアイドル状態への一方向において、そのRRC状態を遷移させることができる。
例示的な実施形態において、アンカー基地局は、少なくともUEコンテキストと関連付けられた無線デバイスがアンカー基地局のRNA(RAN通知エリア)にとどまる限り、UEコンテキスト(無線デバイスコンテキスト)を保持することができる基地局であり得る。一例において、アンカー基地局は、UE固有のアンカーの場合、RRC停止状態にある無線デバイスが直近のRRC接続状態で最後に接続された、または無線デバイスが内部でRNA更新プロシージャを最後に実行した基地局であり得る。一例において、アンカー基地局は、共通アンカーの場合、RRC停止状態にある無線デバイスのUEコンテキストを、アンカー基地局のRNAにとどまらせ続けると判定された基地局であり得る。共通アンカーの場合は、1つ以上のアンカー基地局がRNA内に存在し得る。
例示的な実施形態において、RNAは、1つ以上の基地局によって動作された1つ以上のセルを含むことができる。一例において、基地局は、1つ以上のRNAに属し得る。一例において、セルは、1つ以上のRNAに属し得る。一例において、アンカー基地局は、メッセージをRNAの基地局にブロードキャストして、無線デバイスをRRC停止状態に到達させることができ、アンカー基地局からブロードキャストされたメッセージを受信する基地局は、別のメッセージを、エアインターフェースを通して、RNAと関連付けられた、基地局のカバレッジエリア、セルカバレッジエリア、および/またはビームカバレッジエリア内の無線デバイスにブロードキャストおよび/またはマルチキャストすることができる。一例において、RRC停止状態にある無線デバイスが新しいRNA内に移動したときに、無線デバイスは、無線デバイスからランダムアクセスプリアンブルメッセージを受信する基地局によって、無線デバイスおよび/またはUEコンテキスト検索プロシージャによるランダムアクセスプロシージャを含み得るRNA更新(RNAU)プロシージャを実行して、以前のRNAの以前のアンカー基地局から新しいRNAの新しいアンカー基地局への無線デバイスのUEコンテキストをフェッチすることができる。
例示的な実施形態において、無線デバイスは、第1の基地局において、そのRRC状態をRRC接続状態からRRC停止状態に遷移させることができる。一例において、無線デバイスは、第1の基地局からRNA情報を受信することができる。第1の基地局が無線デバイスのアンカー基地局である場合(すなわち、UE固有のアンカーの場合、または共通アンカーの場合においてアンカー基地局が第1の基地局である場合)、RNA情報は、RNA識別子、セル識別子、基地局識別子、第1の基地局のIPアドレス、および/または無線デバイスのコンテキスト識別子、のうちの少なくとも1つを含むことができる。第1の基地局が無線デバイスのアンカー基地局でない場合(すなわち、共通アンカーの場合において第1の基地局がアンカー基地局でない場合)、RNA情報は、RNA識別子、第1の基地局のセル識別子、アンカー基地局の基地局識別子、アンカー基地局のIPアドレス、および/またはコンテキスト識別子、のうちの少なくとも1つを含むことができる。
一例において、第1の基地局が無線デバイスのアンカー基地局である場合、第1の基地局は、少なくとも無線デバイスが無線デバイスと関連付けられたRNA内にとどまっている期間中に、無線デバイスのUEコンテキストを保持することができる。第1の基地局が無線デバイスのアンカー基地局でない場合において、第1の基地局は、無線デバイスのUEコンテキストの1つ以上の要素をアンカー基地局へ転送することができ、アンカー基地局は、少なくとも無線デバイスが無線デバイスと関連付けられたRNA内にとどまっている期間中に、無線デバイスのUEコンテキストの1つ以上の要素を保持することができる。
例示的な実施形態において、RRC停止状態の無線デバイスは、無線デバイスが基地局からのRNAページングメッセージおよび/またはコアネットワークページングメッセージを受信するセルを選択することができる。一例において、RRC停止状態の無線デバイスは、ランダムアクセスプロシージャを実行して、RRC接続を確立する、および/または1つ以上のパケットを伝送するセルを選択することができる。一例において、選択されたセルが、無線デバイスと関連付けられたRNAとは異なるRNAに属する場合、無線デバイスは、ランダムアクセスプロシージャを開始して、RNA更新プロシージャを実行することができる。一例において、RRC停止状態にある無線デバイスが、そのバッファ内に、ネットワークに伝送するための1つ以上のパケットを有する場合、無線デバイスは、ランダムアクセスプロシージャを開始して、無線デバイスが選択したセルの基地局に1つ以上のパケットを伝送することができる。ランダムアクセスプロシージャは、無線デバイスと基地局との間で、2つのメッセージおよび/または4つのメッセージを用いて実行され得る。一例において、RRC停止状態にある無線デバイスの1つ以上のアップリンクパケットは、PDCPプロトコル層パケットであり得る。
例示的な一実施形態では、RRC停止状態にある無線デバイスからの1つ以上のアップリンクパケットが、コアネットワークエンティティに伝送することができる。一例において、RRC停止状態にある無線デバイスから1つ以上のアップリンクパケットを受信する第1の基地局は、無線デバイスから受信されたASコンテキスト識別子、RNA識別子、基地局識別子、および/またはセル識別子のうちの少なくとも1つに基づいて、1つ以上のアップリンクパケットを無線デバイスのアンカー基地局に伝送することができる。一例において、アンカー基地局は、少なくとも、第1の基地局から受信されたASコンテキスト識別子および/または無線デバイス識別子に基づいて、少なくとも、検索したUEコンテキストに基づいて、アップリンクデータパケットをコアネットワークエンティティに伝送することができる。
例示的な一実施形態において、RRC停止状態にある無線デバイスから1つ以上のアップリンクパケットを受信する第1の基地局は、無線デバイスから受信されたASコンテキスト識別子、RNA識別子、基地局識別子、および/またはセル識別子のうちの少なくとも1つに基づいて、無線デバイスのUEコンテキストフェッチ要求メッセージを無線デバイスのアンカー基地局に伝送することができる。一例において、アンカー基地局は、第1の基地局から受信されたASコンテキスト識別子および/または無線デバイス識別子のうちの少なくとも1つに基づいて、無線デバイスのUEコンテキストを第1の基地局に伝送することができる。UEコンテキストを受信する第1の基地局は、無線デバイスのパス切り替え要求をコアネットワークエンティティに伝送することができ、コアネットワークエンティティは、ユーザプレーンコアネットワークエンティティとRANノードとの間で、無線デバイスのために確立された1つ以上のベアラに対するダウンリンクトンネルエンドポイント識別子を更新することができ、例えば、ダウンリンクトンネルエンドポイント識別子をアンカー基地局のアドレスから第1の基地局のアドレスに変更することができる。一例において、第1の基地局は、ユーザプレーンコアネットワークエンティティと第1の基地局との間のUEコンテキストおよび/または更新された1つ以上のベアラのうちの少なくとも1つに基づいて、1つ以上のアップリンクパケットをユーザプレーンコアネットワークエンティティに伝送することができる。一例において、アンカー基地局は、無線デバイスのUEコンテキストを削除することができる。
CNトラッキングエリアに加えて、RRC_INACTIVEにあるUEは、UEがネットワークに通知することなく自由に移動することができる「RANベースの通知エリア」(ここでは「RANエリア」と呼ばれる)上を追跡することができる。UEがRANエリアの外側を移動すると、UEは、RANエリア更新を実行することができる。
RANエリアは、RRC_INACTIVEにあるUEにのみ適用することができるので、RANエリア更新は、例えば「ranNotificationAreaUpdateRequest」に等しいcauseValueを有するRRCConnectionResumeRequestメッセージ(例えば、メッセージは、RRC_INACTIVEからRRC_CONNECTEDへの遷移に使用することができる)を用いて実行することができる。このメッセージを使用する動機は、DLデータの待機が存在し得、よって、ネットワークが、RRC_CONNECTED(および「再開」プロシージャの完了)をUEに命令する可能性があり得ることである。
ネットワークは、RRCConnectionResumeRequestメッセージを受信したときに、UEコンテキストを見つけた場合に、UEコンテキストおよびCN/RAN接続を再配置することができ、次いで、RRCConnectionSuspendメッセージを使用して、更新されたRAN通知エリアを用いてUEを直接中断することができる。この時点でUEのDLデータが存在する場合、ネットワークは、UEをRRC_CONNECTEDに遷移させるRRCConnectionResumeメッセージに応答することができる。ULまたはDLデータがない場合、UEは、できるだけ早くRRC_INACTIVEに戻ることができる。UEは、UEコンテキストの新しい場所を示すために、RRC_INACTIVEに中断されたときに、新しい再開アイデンティティを与えることが必要であり得る。UE固有のRANエリアは、RRCConnectionSuspendメッセージに含まれるranAreaInformationを用いて更新することができる。ranAreaInformationは、セルのリストを使用してすべての新しいRANエリアを示すこと、またはデルタ−シグナリングを使用して、どのセルをRANエリアに追加/そこから削除することができるのかを通知すること、のいずれかを行うことができる。加えて、ranAreaInformationはまた、UEがその以前のRANエリアを使用できるかどうか、またはRANエリアがUEのTAIリストで構成できるかどうかも示すことができる。
UEは、新しいRANエリアおよび新しい再開ID(再開アイデンティティ)が割り当てられ得るので、接続が中断されたときに、RRCConnectionSuspendメッセージが暗号化されて、完全性が保護されることが重要であり得る。LTEにおいて、これは、RRCConnectionSetupメッセージにおいてNext Hop Chaining Counter(NCC)をUEに提供し、セキュリティが可能にされ得るRRC_CONNECTEDに遷移させることによって達成することができる。RANエリア更新プロシージャを最適化して、UEがRRCConnectionResumeRequestに対する応答としてRRC_INACTIVEに直接中断することを可能にするために、UEがMSG3で暗号化キーをすでに導出していることが必要であり得る。これは、すでにRRCConnectionSuspendメッセージにあるNCCをUEに提供することによって達成することができる。これはまた、RRCConnectionResumeRequestの完全性保護も可能にすることができる。
加えて、RANが、以前のUEコンテキストを検索することができない場合に、例えばそれを失った、もしくは放棄した場合に、またはコンテキストをフェッチすることができないgNB内に存在する場合が存在し得る。この場合、最初にRANコンテキストを再構築することなくRANエリア更新を完了できない場合がある。
その場合、UEがRRCConnectionResumeRequestメッセージを伝送すると、RANは、RRCConnectionSetupに応答することができ、これは、UEをトリガして、NASレベルプロシージャを開始して、CNに、UEコンテキストをRAN内に再構築させる。RANは、UEがRAN通知エリア更新を実行したいこと、および利用可能なULまたはDLデータが存在しない場合があることに気付き得るので、図3で分かるようにコンテキストが再構築された時点で、迅速にUEをRRC_INACTIVEに再中断することができる。
RANは、RAN通知エリア更新の後にUEがRRC_INACTIVEに再中断され得ないと判断した場合、RRCConnectionRejectに応答することができ、これは、UEをRRC_IDLEに遷移させることができる。RANコンテキストの削除をトリガするために、追加のシグナリングがネットワーク側に必要であり得る。
LTEにおいて、RRC_IDLEにあるUEは、CNがトラッキングエリアレベル上のUEの場所を確認するために、およびUEがまだネットワークにアタッチされているかどうかを確認するために、TA更新タイマ(T3412)が満了したときに、周期的TAU(トラッキングエリア更新)を実行することができる。例えば、UEがオフにされると、周期的TAUがないことは、UEがもはや内部にアタッチされていないこと、およびネットワークコンテキストが削除されたかもしれないことをCNに示すことができる。RRC_CONNECTEDでは、ネットワークがセルレベル上のUEの場所を知ることができ、およびRAN層が依然として接続されていることを確実にすることがRAN層の役割であり得るので、周期的TAUを実行する必要性が存在しない場合がある。RRC_INACTIVEの場合、周期的エリア更新を実行する動機は、ネットワークに知らせる(例えば、電源をオフにする)ことなく、RRC_IDLEにある周期的TAUの場合と同じままであり得る。すなわち、ネットワークは、UEがネットワークから消失しない場合があることを確認できるようにすることが必要であり得る。RRC停止状態にあるUEは、周期的TAU、RANエリア更新、または両方を実行することができる。
周期的エリア更新が、主に、UEが以前と同じエリアのままであり得ることをネットワークに知らせることを意図しているので、このシグナリングは、できる限り軽量に実行することができる。周期的TAUがRRC_INACTIVEから実行される場合、UEは、RRC_CONNECTEDに入ることができ、そして、UEがRRC_INACTIVEに戻り得る前に、NASメッセージ「TAU要求」を伝送することができ、そして、RRC_INACTIVEに戻り得る前に、NASメッセージ「TAU受諾」を待つことができる。一方で、正常な周期的RANエリア更新は、例えばcauseValue「ranNotificationAreaUpdateRequest」を有する、RRCConnectionResumeRequestメッセージで構成することができる。周期的RANエリア更新が、UEが中断されているかもしれないものと同じgNB内で実行される場合、UEコンテキストは、gNB内ですでに利用可能であり得、UEは、RRC_INACTIVEに直接中断することができる。gNBからのRRCConnectionSuspendメッセージは、新しいresumeId(再開アイデンティティ)、「ranAreaInformation」(例えば、セルリスト、または以前のRANエリアを使用する表示、またはRANエリアとしてTAリストを使用する表示)、ならびにNext Hop Chaining Counter(NCC)を含むことができる。新しい再開ID(再開アイデンティティ)は、更新されたUEコンテキストを示すことができ、RANエリア情報は、UEが最新のRANエリアを維持できることを確実にすることができ、一方で、NCCは、異なるgNBであっても、UEがすでに3つのランダムアクセスプロシージャのメッセージにおいて可能である暗号化を用いた接続を再開することができることを確実にすることができる。
UEがRANエリア内の別のgNBにおいて接続を再開する場合は、モビリティに基づいて、RANエリア更新の場合に類似するプロシージャを使用して、以前のgNBからUEコンテキストをフェッチすることができる。加えて、RANは、周期的RANエリア更新中に、例えば、いかなるUPアクティビティも伴わずに、同じエリア内で複数の周期的RANエリア更新を実行したかもしれない場合に、UEをRRC_IDLEに解放するように決定することができる。UEが以前のgNBの接続を再開する場合、RANは、図5で分かるようにRRCConnectionReleaseを用いてRRCConnectionResumeRequestに応答することができる。RANがUEコンテキストを解放すると、別のgNBに格納されたCNコンテキストおよび/またはUEコンテキストを解放することができるようにCNに知らせることが必要であり得る。
周期的TA更新タイマ(T3412)は、CNによって設定することができ、また、LTEにおいて54分のデフォルト値を有することができる。しかしながら、いくつかの場合において、RANは、周期的TAUとは異なる周期的場所更新の周期性を望む場合がある。したがって、RANは、RANエリア更新のための独立タイマを構成することが可能であり得る。周期的RANエリア更新に障害が生じた場合、例えば、UEコンテキストを検索できなかった場合、RANは、図6で分かるように、RRCConnectionSetupに応答して、CNも更新することができるように、RRC_CONNECTEDにUEを遷移させるように決定することができる。CNを更新することは、CNが、UEがRRC_IDLEにあり得、かつ周期的TAUタイマを開始したかもしれないとみなす場合に重要であり得る。
RANエリア更新は、TAUよりも軽量であり得るので、UEは、RRC_INACTIVEにおいて周期的RANエリア更新のみを実行することができる。
停止状態データフォワーディングの例
既存のRANページングプロシージャにおいて、基地局は、バックホールシグナリングを交換して、ダウンリンクパケットをRRC停止状態にある無線デバイスに伝送する。アンカー基地局は、そのセルを介して、および/または無線デバイスと関連付けられたRAN通知エリアのその近隣の基地局に、ページングメッセージを伝送することができる。RANページングプロシージャに障害が生じたときの既存のバックホールシグナリングの実施は、無線デバイスへの非効率的なパケットのフォワーディングによる、パケット損失率の増加および/またはコールドロップ率の増加をもたらす場合がある。RANページングプロシージャの障害は、ネットワークノード(例えば、基地局、コアネットワークエンティティ、無線デバイス)の間のコミュニケーションをさらに強化するための必要性を導入する場合がある。一例において、ダウンリンクユーザプレーンまたは制御プレーンパケット(例えば、データパケット、NAS/RRCシグナリングパケット)を受信する際の障害率は、RRC停止状態の無線デバイスの場合に増加する場合がある。パケット損失率の増加は、ネットワークシステムの信頼性を低下させる場合がある。RRC停止状態の無線デバイスのためのバックホールシグナリングメカニズムを向上させる必要性が存在する。例示的な実施形態は、ネットワークノードの間の情報交換を強化して、無線デバイスがRRC停止状態またはRRCアイドル状態であるときのネットワーク通信の信頼性を向上させる。一例は、RANページングプロシージャに障害が生じたときのシグナリングプロシージャを強化することができる。既存のネットワークシグナリングにおいて、パケット伝送のために開始されたRANページングプロシージャに障害が生じたときに、アンカー基地局は、コアネットワークエンティティから受信されたパケットを破棄することができる。
図14および図15に示される例示的な実施形態において、ユーザプレーンコアエンティティ(例えば、UPF)から、RRC停止状態にある無線デバイス(例えば、UE)のパケット受信したときに、第1の基地局(例えば、gNB)は、1つ以上の第1のページングメッセージを1つ以上の第2の基地局に伝送することによって、RANページングプロシージャを開始することができる。第1の基地局がRANページングプロシージャにおいて障害を生じた場合、第1の基地局は、ページング障害表示を制御プレーンコアネットワークエンティティ(例えば、AMF)に伝送することができる。コアネットワークエンティティは、無線デバイスのコアネットワークページング(例えば、トラッキングエリアベースのページングプロシージャ)を開始することができる。第3の基地局は、無線デバイスから、コアネットワークページングプロシージャの応答を受信することができ、第3の基地局は、例えばコアネットワークエンティティを介して、第3の基地局のトンネルエンドポイント識別子(例えば、IPアドレス)を第1の基地局に送信することができる。第1の基地局は、トンネルエンドポイント識別子に基づいて、ユーザプレーンコアネットワークエンティティから受信されたパケットを第3の基地局に伝送することができる。
例示的な実施形態は、RANページングプロシージャに障害が生じたときに、ネットワークノードが、無線デバイスにパケットをフォワーディングするためのトンネル情報を共有することを可能にすることによって、システム信頼性を高めることができる。例示的な実施形態は、ネットワークノードが、RANページング障害の場合におけるRRC停止および/またはアイドル状態にある無線デバイスのパケット損失率またはコールドロップ率を低減させることを可能にすることができる。
一例において、第1の基地局は、第1のコアネットワークエンティティから、無線リソース制御(RRC)停止状態にある無線デバイスの1つ以上のパケットを受信することができる。第1の基地局は、無線デバイスのアンカー基地局および/またはRRC停止状態への無線デバイスの状態遷移を開始した基地局であり得る。第1の基地局は、無線デバイスのUEコンテキストを保持することができる。UEコンテキストは、PDUセッション構成、セキュリティ構成、無線ベアラ構成、論理チャネル構成、RRC停止状態と関連付けられた再開識別子、RAN通知エリア情報(例えば、RANエリア識別子、セル識別子、無線デバイスのRAN通知エリアの基地局識別子)、のうちの少なくとも1つを含むことができる。第1のコアネットワークエンティティは、第1の基地局が基地局−コアネットワーク制御構造(例えば、選択IPトラフィックオフロード、SIPTO)を用いるときに、ユーザプレーンコアネットワークエンティティ(例えば、UPF)、制御プレーンコアネットワークエンティティ(例えば、AMF)、および/またはアプリケーションサーバを含むことができる。1つ以上のパケットが、RRC停止状態の無線デバイスのためのダウンリンクデータパケットを含むことができる。一例において、ダウンリンクデータパケットは、特定のサービス、例えば、車両通信ダウンリンクパケット伝送、超高信頼低遅延(URLLC)サービス、マシンタイプ通信(MTC)サービス、および/または同様のものと関連付けることができる。1つ以上のパケットは、AMFによって伝送される、制御シグナリングパケット、例えば1つ以上のNAS層メッセージを含むことができる。
一例において、第1の基地局は、少なくとも1つのRANページングメッセージを少なくとも1つの第2の基地局に送信することを含むRANページングプロシージャを開始することができる。少なくとも1つのRANページングメッセージは、無線デバイスの第1の識別子を含むことができる。RANページングプロシージャは、第1のコアネットワークエンティティから受信された1つ以上のパケットをフォワーディングするためのRRC停止状態にある無線デバイスをページングするために開始することができる。少なくとも1つのページングメッセージは、無線デバイスのUE識別子、無線デバイスのためのRANページングプロシージャと関連付けられたUEページング識別子、無線ページング表示を無線デバイスに伝送するためのページングDRX情報(例えば、少なくとも1つの第2の基地局は、無線デバイスがいつ無線シグナリングをモニタするのかを示すページングDRX情報に基づいて、無線インターフェースを介して、ページングメッセージを伝送することができる)、RANページングエリア(例えば、RAN通知エリア、RANエリア識別子、RANページングプロシージャと関連付けられたセル識別子)のRANページングエリア情報、RANページング優先度、および/または同様のもの、のうちの少なくとも1つを含むことができる。
一例において、少なくとも1つの第2の基地局は、RANページングエリア(例えば、RAN通知エリア、RANエリア(複数可)、セル(複数可))と関連付けられた少なくとも1つのセルの役割を果たすことができる。一例において、少なくとも1つの第2の基地局が少なくとも1つのRANページングメッセージを受信すると、少なくとも1つの第2の基地局は、無線デバイスのためのRANページングエリア(例えば、RAN通知エリア、RANエリア(複数可)、セル(複数可))と関連付けられた1つ以上のセルを介して、1つ以上のページング表示を伝送/ブロードキャスト/マルチキャストすることができる。1つ以上のページング表示は、1つ以上のセルの1つ以上のビームを介して伝送することができる。一例において、第1の基地局は、無線デバイスのRANページングエリアと関連付けられたその1つ以上のサービングセルを介して、少なくとも1つのRANページングメッセージ(例えば、RRCページング表示)を伝送することができる。
一例において、第1の基地局は、少なくとも1つのRANページングメッセージの応答を受信しないことに応答して、RANページングプロシージャの障害を判定することができる。一例において、第1の基地局は、少なくとも1つのRANページングメッセージに対する応答がないことに基づいて、特定の期間内に障害を判定することができる。第1の基地局が、少なくとも1つのRANページングメッセージに応答して、少なくとも1つの第2の基地局の少なくとも1つから無線デバイスのUEコンテキスト検索要求を示すメッセージを受信したときに、第1の基地局は、RANページングプロシージャが正常である(例えば、障害が生じていない)とみなすことができる。第1の基地局が、少なくとも1つのRANページングメッセージに応答して、無線デバイスからランダムアクセスプリアンブルおよび/またはRRC接続再開要求メッセージを受信したときに、第1の基地局は、RANページングプロシージャが正常である(例えば、障害が生じていない)とみなすことができる。
一例において、第1の基地局は、RANページングプロシージャの障害に応答して、第1のメッセージを第2のコアネットワークエンティティに送信することができる。一例において、第2のコアネットワークエンティティは、制御プレーンコアネットワークエンティティ(例えば、AMF)であり得る。第1のメッセージは、例えば、UEコンテキスト解放要求メッセージおよび/またはRANページング障害表示メッセージを含むことができる。一例において、第1のメッセージは、無線デバイスのRANページング障害を示すことができる。一例において、第1のメッセージは、UEコンテキスト解放要求の理由が無線デバイスのRANページングプロシージャの障害を含むことを示す原因情報エレメントを含む、UEコンテキスト解放要求メッセージであり得る。
一例において、第2のコアネットワークエンティティは、第1のメッセージに応答して、1つ以上のコアネットワークページングメッセージ(例えば、トラッキングエリアページングメッセージ)を無線デバイスのトラッキングエリアの1つ以上の基地局に伝送することができる。1つ以上の基地局は、第3の基地局を含むことができる。第3のメッセージは、トラッキングエリアの1つ以上のサービングセルを介して、ページングメッセージを伝送することができ、また、無線デバイスからページングメッセージの少なくとも1つのための応答を受信することができる。応答は、ランダムアクセスプリアンブルおよび/またはRRC接続要求/再開メッセージを含むことができる。
一例において、1つ以上のコアネットワークページングメッセージおよび/またはページングメッセージは、無線デバイスがRRC停止状態であること、または無線デバイスのRANページングプロシージャに障害が生じたことを示す、表示パラメータを含むことができる。一例において、1つ以上のコアネットワークページングメッセージおよび/またはページングメッセージは、アンカー基地局(例えば、第1の基地局)が無線デバイスのUEコンテキストを有することを示す、表示パラメータを含むことができる。一例において、表示パラメータは、RRC停止状態のための無線デバイスの再開識別子(ID)を含むことができる。無線デバイスから応答を受信することに応答して、第3の基地局は、第2のコアネットワークエンティティにデータフォワーディングするためのトンネルのトンネルエンドポイント識別子(例えば、トンネル識別子)を伝送することができる。データフォワーディングは、第1の基地局から第3の基地局に1つ以上のパケットを伝送することを含むことができる。トンネルエンドポイント識別子は、第3の基地局のIPアドレスを含むことができる。トンネルは、第1の基地局と第3の基地局との間の論理IPトンネリングを含むことができる。トンネルエンドポイント識別子の伝送は、アンカー基地局(例えば、第1の基地局)が無線デバイスのUEコンテキストを有することを示す、(1つ以上のコアネットワークページングメッセージの)表示パラメータに基づくことができる。
一例において、第1の基地局は、第2のコアネットワークエンティティから、かつ第1のメッセージに応答して、1つ以上のパケットをフォワーディングするための第3の基地局のトンネルエンドポイント識別子を含む第2のメッセージを受信することができる。一例において、第2のメッセージは、UEコンテキスト解放要求完了メッセージ(例えば、UEコンテキスト解放要求メッセージのための応答メッセージ)および/またはパス切り替えメッセージを含むことができる。
一例において、第1の基地局は、トンネルエンドポイント識別子に基づいて、1つ以上のパケットを第3の基地局に送信することができる。第3の基地局は、無線インターフェースを介して、1つ以上のパケットを無線デバイスにフォワーディングすることができる。一例において、第1の基地局から第3の基地局への1つ以上のパケットの送信は、GTP−Uプロトコルを用いることができる。一例において、第1の基地局は、第3の基地局および/または無線デバイスでのパケットリオーダリングのためのパケットシーケンス番号(例えば、PDCPパケットシーケンス番号)を送信することができる。
例示的な実施形態において、第1の基地局は、1つ以上のパケットを伝送するためのRANページングプロシージャに障害が生じたときに、1つ以上のパケットを無線デバイスの新しいサービング基地局(例えば、第3の基地局)にフォワーディングすることができる。例示的な実施形態は、アンカー基地局によって受信されたダウンリンクパケットを新しいサービング基地局にフォワーディングすることを可能にすることによって、RRC停止状態の無線デバイスおよび/またはRRCアイドル状態の無線デバイスのパケット(例えば、データパケットおよび/または制御プレーンパケット、NASメッセージ)の伝送信頼性を強化することができる。
例示的な実施形態では、RANページングプロセスに障害が生じたときに、ダウンリンクパケットをRRC停止状態にある無線デバイスに伝送するためのプロセスを実施する方法に対する必要性が存在する。例示的な実施形態は、基地局がダウンリンクパケットのためのRNAページングプロシージャの完了に障害が生じたときに、無線デバイスからコアネットワークページングプロシージャのページングメッセージに対する応答を受信する新しい基地局に対して、基地局がどのようにコアネットワークページングプロシージャを開始し、ダウンリンクパケットをフォワーディングするのかを説明する。
一例では、RRC停止状態にある無線デバイスに1つ以上のダウンリンクパケットを伝送するための2つの潜在的オプション、すなわち、無線デバイスと共にRNAにページングすること(オプション1)および/または無線デバイスが位置付けられた後に伝送すること(オプション2)が存在し得る。オプション1は、RNA内のすべてのセルにおいてデータが伝送されるので、より多くの無線リソースを費やして、より少ない遅延による利益を享受する。パワー消費の観点から、同じページング機会においてRRC停止状態にある他の無線デバイスは、より多くのデータを復号化して、それがターゲットUEであるかどうかを確認することが必要であり得る。オプション2に関して、CNへの接続を有するアンカーgNB(基地局)は、RANベースのエリア全体においてページングを開始しなければならない。1つ以上のダウンリンクパケットをUEの応答の後にのみ伝送して、エアリソースを節約することができる。
レガシーLTEにおいて、UEは、図7に示されるように、RRCメッセージ(RRC要求/RRC再開)を搬送しているランダムアクセスプロシージャを介して、ページング応答を識別情報に送信し、プロトコル設定/再開を開始することができる。
レガシーシステムでは、UEアイデンティティを識別するために4ステップのRAが必要であり得、RRCメッセージも同様に含まれ得る。少量のデータ伝送の場合、レガシープロシージャは、シグナリングオーバーヘッドおよび遅延に関して効率的でない場合がある。この場合は、次の3つの主な理由で、RRCメッセージが使用され得る。1)UEの解決。2)関連パラメータ/プロトコルの設定。3)データをより良好にスケジュールするための接続への状態遷移。停止状態にあるUEがASコンテキストをすでに格納しており、かつDLデータパケットのサイズは制限されているので、UEの解決は、他のスキームによって処理することができるが、RRCメッセージの関与を伴わずに、直接的な少量のデータ伝送が停止状態に対して可能であり得る。例えば、図8に示されるように、このようなプロシージャは、シグナリングオーバーヘッドおよび遅延を大幅に低減させることができる。
一例において、ページングは、UE動作に違いを生じさせ得る状態遷移以外の、停止における直接的な少量のデータ伝送を示すメッセージを搬送することができる。ページングを受信するUEは、事前構成された競合ベースのリソースに関するUE ID(例えば、グラントフリー/プリアンブル+UE ID、ここで使用されるUE IDは、少なくともRAN通知エリアにおいて有効であり得る)を送信することができる。gNBの受信は、UE IDを受信した時点でUEの場所を確認することができ、次いで、必要に応じて、UEコンテキストをフェッチすることができ、ACKのためのULグラントと共に、事前構成された受信ウインドウ上でDLデータ伝送をスケジュールすることができる。遅延は、Xnインターフェース上でページングメッセージと共にUEコンテキストをフォワーディングすることによって、さらに低減させることができる。肯定応答は、受信したULグラントを使用して送信することができる。
UE位置がセルレベルで知られている場合、ページングを伴わない直接的なDL伝送を考慮することができる。UEがページングをモニタしているので、1つの可能性は、UEページング機会中に、一意のUE IDを用いた直接的なデータ伝送をスケジュールすることであり得る。UE IDは、RAN通知エリアにおいて有効なS−TMSI/ロングUE ID、または停止状態にあるC−RNTIであり得る。DLデータが共通RNTIに基づいてスケジュールされ、ロングUE IDがMAC CEにおいて示される場合、ロングUE IDをさらに確認するためにデータを受信する他のINACTVE UEが必要であり得、これは、より潜在的なパワー消費が必要であり得る。有効なC_RNTIが存在する場合は、UMTS CELL_FACHと類似し得るC−RNTIが好ましくなり得る。
データ受信に応じて、UEは、フィードバックをRAN側に送信することが必要であり得る。データ伝送は、UEがその後のデータ受信のためにPDCCHのモニタを続けるかどうかの表示を含むことができる。UEがその後PDCCHをモニタしない場合、ネットワークは、次のページング機会まで待機して、データを送信することができる。
ULベースのモビリティを使用して、ネットワークは、十分な情報を有することができ、よって、1つまたは複数のセルにおいてUEをページングする代わりに、さらにビーム形成を使用して、UEへの専用伝送が可能であり得、これは、伝送効率を大幅に高めることができる。
DLベースのモビリティ、すなわち、セル再選択を伴うUE場合、UEとネットワークとの間の最後の相互作用からの時間間隔を考慮することができる。相互作用が高頻度である場合、例えば、DL肯定応答がUL伝送の直後に到着するときに、ネットワークは、UEがまだ同じセル上にキャンプオンしていると想定することができる。DLデータは、この伝送されるべきセルに直接フォワーディングすることができる。ACKが受信されなかった場合、ネットワークは、その近隣に情報をフォワーディングすること、またはページングを開始することができる。
一例において、無線デバイスがRRC停止状態にあるときに、コアネットワークエンティティは、無線デバイスのダウンリンクパケットを、無線デバイスの無線デバイスコンテキストを有するアンカー基地局に伝送することができ、アンカー基地局は、RNAページングプロシージャを開始して、ダウンリンクパケットをフォワーディングすることができる。一例において、ダウンリンクパケットは、無線デバイスのRRC接続状態を必要とする場合があり、および/またはRRC停止状態にとどまっている無線デバイスに伝送される場合がある。RNAページングプロシージャは、第1のRNAページングメッセージを、アンカー基地局によって無線デバイスと関連付けられたRNAに属する複数の基地局に伝送すること、および/または第2のRNAページングメッセージを、第1のRNAページングメッセージを受信する基地局によって、無線インターフェースを介して、ブロードキャストすることを含むことができる。一例において、無線デバイスが第2のRNAページングメッセージを受信した場合、無線デバイスは、第1のRNAページング応答を、第2のRNAページングメッセージを伝送した基地局に伝送することができる。第1のRNAページング応答を受信した後に、基地局は、第2のRNAページング応答をアンカー基地局に伝送することができる。
一例において、第1のRNAページングメッセージは、RNA識別子、ASコンテキスト識別子、無線デバイス識別子、および/またはRNAページングの理由、のうちの少なくとも1つを含むことができる。第1のRNAメッセージを受信する基地局は、少なくともRNA識別子に基づいて、1つ以上のビームカバレッジエリアおよび/または1つ以上のセルカバレッジエリア内で第2のRNAページングメッセージをブロードキャスト/マルチキャストすることができる。一例において、第2のRNAページングメッセージは、ASコンテキスト識別子、無線デバイス識別子、および/またはRNAページングの理由、のうちの少なくとも1つを含むことができる。RNAページングのターゲットである無線デバイスは、ASコンテキスト識別子および/または無線デバイス識別子のうちの少なくとも1つに基づいて、第2のRNAページングメッセージを認識することができ、そして、少なくともRNAページングの理由に基づいて、ランダムアクセスプロシージャを実行して、第1のRNAページング応答を伝送することができ、ランダムアクセスプロシージャは、2ステージのランダムアクセスおよび/または4ステージのランダムアクセスのうちの1つであり得る。一例において、第1のRNAページング応答は、RRC接続要求を含むことができる。一例において、第2のRNAページング応答は、無線デバイスコンテキストフェッチ要求を含むことができる。
一例において、ダウンリンクパケットのためのRNAページングプロシージャを開始した後に、アンカー基地局が第2のRNAページング応答を受信しない場合、アンカー基地局は、コアネットワークページング要求メッセージをコアネットワークエンティティに伝送することができる。コアネットワークページング要求メッセージは、コアネットワークエンティティによってコアネットワークページングプロシージャを開始するように構成することができる。コアネットワークページングプロシージャは、第1のコアネットワークページングメッセージを、コアネットワークエンティティによって無線デバイスと関連付けられたトラッキングエリアに属する複数の基地局に伝送すること、および/または第1のコアネットワークページングメッセージを受信する基地局による無線インターフェースを介して、第2のコアネットワークページングメッセージをブロードキャスト/マルチキャストすることを含むことができる。一例において、無線デバイスが第2のコアネットワークページングメッセージを受信する場合、無線デバイスは、第1のコアネットワークページング応答を、第1のコアネットワークページングメッセージを伝送した基地局に伝送することができる。一例において、第1のコアネットワークページング応答は、2ステージランダムアクセスおよび/または4ステージランダムアクセスプロシージャのメッセージのうちの1つであり得る。一例において、第1のコアネットワークページング応答は、RRC接続要求を含むことができる。
一例において、第1のコアネットワークページングメッセージは、アンカー基地局の基地局識別子を含むことができる。第1のコアネットワークページング応答を受信する第1の基地局は、少なくともアンカー基地局の基地局識別子に基づいて、アンカー基地局と第1の基地局との間に直接インターフェース(例えば、Xnインターフェース)が存在するかどうかを判定することができる。
一例において、第1の基地局は、第1のコアネットワークページング応答を受信することに応答して、第1の基地局のトンネルエンドポイント識別子をコアネットワークエンティティに伝送することができ、コアネットワークエンティティは、第1の基地局のトンネルエンドポイント識別子をアンカー基地局にフォワーディングすることができる。一例において、アンカー基地局は、少なくとも第1の基地局のトンネルエンドポイント識別子に基づいて、無線デバイスの1つ以上のダウンリンクパケットを第1の基地局にフォワーディングすることができる。一例において、第1の基地局は、無線シグナリングを介して、1つ以上のダウンリンクパケットを無線デバイスにフォワーディングすることができる。一例において、無線シグナリングは、ランダムアクセスプロシージャの1つ以上のメッセージとすることができ、および/または第1の基地局とRRC接続状態にある無線デバイスとの間に確立された無線ベアラを通したパケット通信であり得る。
一例において、第1の基地局は、第1の基地局のトンネルエンドポイント識別子をアンカー基地局に伝送することができ、アンカー基地局は、少なくともトンネルエンドポイント識別子に基づいて、無線デバイスの1つ以上のダウンリンクパケットを第1の基地局にフォワーディングすることができる。一例において、第1の基地局は、無線シグナリングを介して、1つ以上のダウンリンクパケットを無線デバイスにフォワーディングすることができる。一例において、無線シグナリングは、ランダムアクセスプロシージャの1つ以上のメッセージとすることができ、および/または第1の基地局とRRC接続状態にある無線デバイスとの間に確立された無線ベアラを通したパケット通信であり得る。
一例において、第1の基地局は、第1の基地局の第1のトンネルエンドポイント識別子をコアネットワークエンティティに伝送することができ、コアネットワークエンティティは、ユーザプレーンコアネットワークエンティティの第2のトンネルエンドポイント識別子をアンカー基地局に伝送することができる。一例において、アンカー基地局は、少なくとも第2のトンネルエンドポイント識別子に基づいて、無線デバイスの1つ以上のダウンリンクパケットをユーザプレーンコアネットワークエンティティにフォワーディングすることができ、ユーザプレーンコアネットワークエンティティは、少なくともコアネットワークエンティティから受信された第1のトンネルエンドポイント識別子に基づいて、1つ以上のダウンリンクパケットを第1の基地局にフォワーディングすることができる。一例において、第1の基地局は、無線シグナリングを介して、1つ以上のダウンリンクパケットを無線デバイスにフォワーディングすることができる。一例において、無線シグナリングは、ランダムアクセスプロシージャの1つ以上のメッセージとすることができ、および/または第1の基地局とRRC接続状態にある無線デバイスとの間に確立された無線ベアラを通したパケット通信であり得る。
一例において、第1の基地局のトンネルエンドポイント識別子は、第1の基地局のIPアドレスとすることができ、ユーザプレーンコアネットワークエンティティのトンネルエンドポイント識別子は、ユーザプレーンコアネットワークエンティティのIPアドレスであり得る。
一例において、第1の基地局は、第1のコアネットワークページング応答を受信することに応答して、Xnインターフェースを介して、無線デバイスコンテキスト要求メッセージをアンカー基地局に伝送することができ、アンカー基地局は、無線デバイスコンテキストを第1の基地局に伝送することができる。一例において、第1の基地局は、第1のコアネットワークページング応答を受信することに応答して、コアネットワークエンティティを通して間接的に無線デバイスコンテキスト要求メッセージをアンカー基地局に伝送することができ、アンカー基地局は、コアネットワークエンティティを通して、無線デバイスコンテキストを第1の基地局に伝送することができる。
一例において、基地局は、第1のネットワークエンティティから、RRC停止状態にある無線デバイスの1つ以上のパケットを受信することができる。第1の基地局は、1つ以上の第2の基地局に第1のメッセージを伝送することを含むRNAページングプロシージャを実行することができる。第1のメッセージは、無線デバイスの識別子を含むことができる。第1の基地局は、RNAプロシージャが正常でないと判定することができる。第1の基地局は、第2のメッセージを、第2のネットワークエンティティに、かつRNAページングプロシージャが正常でないとの判定に応答して、伝送することができ、第2のメッセージは、コアネットワークページングプロシージャを開始する。第1の基地局は、コアネットワークページングプロシージャが、無線デバイスが第2の基地局のカバレッジエリア内にあり得ると判定することに応答して、データフォワーディングプロシージャを示す第3のメッセージを受信することができる。第1の基地局は、1つ以上のパケットを第2の基地局にフォワーディングすることができる。一例において、第1のネットワークエンティティは、第2のネットワークエンティティであり得る。
一例において、第1の基地局による、第2の基地局へのフォワーディングは、第1の基地局と第2の基地局との間の直接トンネルを用いることができ、および/または1つ以上のパケットをコアネットワークノードに伝送することができる。第1の基地局は、1つ以上のダウンリンクデータパケットのうちの1つのPDCPシーケンス番号を伝送することができる。第2のメッセージは、PDCPシーケンス番号を含むことができる。
無線アクセスネットワークエリア情報の例
例示的な実施形態において、基地局の間でRNA情報を交換することに関する問題は、基地局がRRC停止状態にある無線デバイスのRNAページングプロシージャを開始するときに、基地局がどのようにその近隣のセルまたはその近隣の基地局のRNA情報を獲得し、情報を用いるか、である。
既存のRANページングプロシージャにおいて、基地局は、RRC停止状態のための1つ以上のRANエリア(例えば、RAN通知エリア、RANページングエリア、RANエリアと関連付けられた1つ以上のセル)を用いて無線デバイスを構成することができる。基地局は、1つ以上の基地局にRANページングメッセージを伝送することによって、基地局がパケット、制御シグナリング、および/または無線デバイスの状態遷移の原因を有するときに、RANページングプロシージャを開始することができる。RRC停止状態にある無線デバイスは、1つ以上の基地局から、および/または1つ以上のRANエリアに基づく基地局から、ページング表示を受信することができる。RRC停止状態の無線デバイスをページングするときの既存のシグナリングの実施は、RRC停止状態にある無線デバイスの非効率的なページングプロシージャによる、ネットワークリソースの利用の増加、ページング遅延の増加、パケット損失率の増加、および/またはコールドロップ率の増加をもたらす場合がある。既存のRANエリア協調は、ネットワークノード(例えば、基地局、コアネットワークエンティティ、無線デバイス)の間の通信のさらなる強化が必要であり得る。一例において、(例えば、データパケット、NAS/RRCシグナリングパケットのための)RANページングメッセージを伝送する際の障害率は、RRC停止状態の無線デバイスに対して増加する場合がある。RANページング障害率の増加は、ネットワークシステムの信頼性を低下させる場合がある。RRC停止状態無線デバイスのためのバックホールシグナリングを向上させる必要性が存在する。
例示的な実施形態は、ネットワークノードの間の情報交換メカニズムを強化して、無線デバイスがRRC停止状態であるときのネットワーク通信の信頼性および/または効率を向上させる。例示的な実施形態は、基地局の間でRANエリア情報を交換するためのシグナリングプロシージャを強化することができる。図16および図17に示される例示的な実施形態において、基地局は、そのRANエリア情報(例えば、RANエリア識別子、RAN通知識別子、RANエリアの1つ以上のセル情報)を伝送することができる。近隣の基地局(または近隣のセル)のRANエリア情報に基づいて、基地局は、RANページングメッセージをRRC停止状態の無線デバイスのRANエリアと関連付けられた近隣の基地局に送信することによって、RRC停止状態の無線デバイスのRANページングの信頼性を高めることができる。例示的な実施形態は、RANページングターゲット無線デバイスのRANエリアと関連付けられた対応する基地局へのRANページングメッセージの伝送を制限することによって、バックホールシグナリング効率を高めることができる。
一例において、基地局は、Xn設定プロシージャを実行して、その近隣の基地局とのXnインターフェースを設定することができる。Xn設定プロシージャは、第1の基地局によって受信される第2の基地局からの第1のメッセージ、および/または第1のメッセージに応答して、第1の基地局によって第2の基地局に伝送される第2のメッセージを含むことができる。一例において、第1のメッセージは、Xn設定要求メッセージであり得、第2のメッセージは、Xn設定応答メッセージであり得る。第1のメッセージは、第2の基地局のgNB識別子、第2の基地局によって提供されるセルのセル識別子、および/またはRNA識別子、のうちの少なくとも1つを含むことができ、RNA識別子は、第2の基地局および/または第2の基地局のセルと関連付けることができる。第2のメッセージは、第1の基地局のgNB識別子、第1の基地局によって提供されるセルのセル識別子、ならびに/または第1の基地局および/もしくは第1の基地局のセルと関連付けられたRNA識別子、のうちの少なくとも1つを含むことができる。
一例において、基地局は、gNB構成更新プロシージャを実行して、その近隣の基地局の構成情報を更新することができる。一例において、少なくとも、基地局においてセルが追加、変更、および/もしくは削除された場合、ならびに/または基地局もしくは基地局のセルのRNA情報が変更された場合、基地局は、gNB構成更新プロシージャを開始することができる。gNB構成更新プロシージャは、第1の基地局によって受信される第2の基地局からの第1のメッセージ、および/または第1のメッセージに応答して、第1の基地局によって第2の基地局に伝送される第2のメッセージを含むことができる。一例において、第1のメッセージは、gNB構成更新メッセージであり得、第2のメッセージはgNB構成更新肯定応答メッセージであり得る。第1のメッセージは、第2の基地局のgNB識別子、第2の基地局によって提供されるセルのセル識別子、および/またはRNA識別子、のうちの少なくとも1つを含むことができ、RNA識別子は、第2の基地局および/または第2の基地局のセルと関連付けることができる。第2のメッセージは、第1のメッセージの肯定応答を含むことができる。
一例において、RNA識別子は、RAN通知エリア情報、RANエリア情報(例えば、RANエリア識別子)、RAN通知エリア(例えば、RANエリア、RANページングエリア)と関連付けられた1つ以上のセルの1つ以上のセル識別子を含むことができる。
例示的な実施形態において、RNA識別子は、グローバルに、および/またはPLMN内で識別可能であり得る。一例において、Xn設定プロシージャおよび/またはgNB構成更新プロシージャを通して交換されるRNA識別子は、基地局によって、RNAページングプロシージャのためのページングエリアを決定することができ、このページングエリアを使用して、次のイベント、すなわち、基地局が無線デバイスの1つ以上のパケットを受信したこと、無線デバイスが、そのRRC状態をRRC停止状態からRRCアイドル状態に遷移させる必要があること、および/または無線デバイスが、そのRRC状態をRRC停止状態からRRC接続状態に遷移させる必要があること、のうちの少なくとも1つが起こったことを、RRC停止状態の無線デバイスに知らせることができる。一例において、1つ以上のパケットは、ユーザプレーンコアネットワークエンティティ(例えば、UPF)からのデータパケットを含むことができ、および/または制御プレーンコアネットワークエンティティ(例えば、AMF)からのシグナリング(例えば、NASメッセージ)を制御することができる。
一例において、基地局は、RAN通知エリア情報(例えば、RANエリアのRANエリア識別子、RANページングエリアのRANページングエリア識別子、ならびに/またはRAN通知エリアの、RANページングエリアの、および/もしくはRANエリアの、1つ以上のセルの1つ以上のセル識別子)を無線デバイスに伝送することができる。基地局は、RRCメッセージ(例えば、RRC接続解放メッセージ、RRC接続中断メッセージ)を伝送することによって、RRC接続状態からRRC停止状態への状態遷移を無線デバイスに示すことができる。一例において、RRCメッセージは、無線デバイスのRAN通知エリア情報を含むことができる。無線デバイスが、RRC停止状態にとどまっているときに、無線デバイスは、RAN通知エリアの1つ以上のセル内を移動することができる。無線デバイスがRRC停止状態にとどまっているときに、無線デバイスは、RAN通知エリアの外へ移動することができ、また、無線デバイスがRAN通知エリアから異なるRAN通知エリアへ移動したことを基地局に知らせる、RAN通知エリア更新プロシージャを開始することができる。RAN通知エリアは、Xn設定要求/応答メッセージおよび/またはgNB構成更新メッセージを介して、近隣の基地局のRANエリア、近隣の基地局から受信されるRANエリアの情報を含むことができる。
一例において、RNAページングプロシージャは、第1の基地局によって、第1のRNAページングメッセージを無線デバイスと関連付けられたRNAに属する複数の第2の基地局に伝送すること、および/または無線インターフェースを介して、第1のRNAページングメッセージを受信する複数の第2の基地局によって、第2のRNAページングメッセージをブロードキャスト/マルチキャストすること、を含むことができ、第1の基地局は、無線デバイスのアンカー基地局であり得る。一例において、無線デバイスは、第2のRNAページングメッセージを受信した場合、第1のRNAページング応答を、第2のRNAページングメッセージを受信した基地局に伝送することができる。第1のRNAページング応答を受信した後に、基地局は、第1の基地局に対する第2のRNAページング応答を、無線デバイスのアンカー基地局に伝送することができる。一例において、第2のRNAページング応答は、無線デバイスコンテキスト要求を含むことができる。
例示的な実施形態において、RNAページングプロシージャ中に、第1の基地局から複数の第2の基地局へ伝送される第1のRNAページングメッセージは、無線デバイスの識別子、無線デバイスのASコンテキスト識別子、RNA識別子、ならびに/または無線デバイスが、無線デバイスのダウンリンクパケットの少なくとも1つ、RRC停止状態からRRCアイドル状態への必要とされるRRC状態遷移、および/もしくはRRC停止状態からRRC接続状態への必要とされるRRC状態遷移、のうちの少なくとも1つを複数の第2の基地局に通知するRNAページングの理由、のうちの少なくとも1つを含むことができる。一例において、第1のRNAページングメッセージは、無線デバイスのRNAページングプロシージャのターゲットデバイスを、無線デバイスと関連付けられたRNAに属する少なくとも1つのセルの役割を果たす1つ以上の基地局に伝送することができる。第1の基地局は、1つ以上の基地局から受信されたRNA情報に基づいて、1つ以上の基地局(例えば、RANページングターゲット基地局)を決定することができる。一例において、RNA情報が、無線デバイスに構成されたセルおよび/またはRANエリアを含むときに(例えば、RRC状態をRRC停止状態に遷移させるときに)、第1の基地局は、RANページングメッセージを、RNA情報を伝送した基地局に伝送する。
例示的な実施形態において、RNAページングプロシージャ中に、第2の基地局によってブロードキャスト/マルチキャストされた第2のRNAページングメッセージは、無線デバイスのASコンテキスト識別子、無線デバイスの識別子、ならびに/または無線デバイスのダウンリンクパケット、RRC停止状態からRRCアイドル状態への必要とされるRRC状態遷移、および/もしくはRRC停止状態からRRC接続状態への必要とされるRRC状態遷移、のうちの少なくとも1つのイベントを無線デバイスに通知するRNAページングの理由、のうちの少なくとも1つを含むことができる。一例において、第2のRNAページングメッセージは、第2の基地局のカバレッジエリア内で、RNAに属するセルのカバレッジエリア内で、および/またはRNAに属するセルのビームのカバレッジエリア内でブロードキャストおよび/またはマルチキャストすることができる。
例示的な実施形態において、RNAページングプロシージャの後に、アンカー基地局が、RNAページングプロシージャのターゲットデバイスである、RRC停止状態にある無線デバイスから第1のRNAページング応答を受信した基地局から、第2のRNAページング応答を受信した場合、アンカー基地局は、RNAページングの理由が無線デバイスの1つ以上のパケットを伝送することである場合に、1つ以上のパケットを、第2のRNAページング応答を伝送した基地局にフォワーディングすることができる。一例において、第2のRNAページング応答は、無線デバイスのUEコンテキスト検索要求メッセージを含むことができる。一例において、第2のRNAページング応答メッセージは、無線デバイスの再開識別子を含むことができ、アンカー基地局は、再開識別子に基づいて、UEコンテキストを検索することができる。一例において、第1のRNAページング応答は、RRCコンテキスト再開/設定要求メッセージを含むことができる。第1のRNAページング応答は、RRC停止状態のための無線デバイスの再開識別子を含むことができる。第1のRNAページング応答を受信する基地局は、再開識別子に基づいて、アンカー基地局を識別することができ、そして、第2のRNAページング応答メッセージを伝送することができる。
一例において、第2のRNAページング応答を受信するアンカー基地局は、RNAページングプロシージャの理由が無線デバイスのRRC状態遷移を開始することである場合に、無線デバイスのUEコンテキストを解放することができる。RRC状態遷移がRRC接続状態に遷移している場合、アンカー基地局は、UEコンテキストを解放する前に第2のRNAページング応答を伝送した基地局に、無線デバイスのUEコンテキストの1つ以上のエレメントを伝送することができる。RRC状態遷移がRRCアイドル状態に遷移している場合、アンカー基地局は、UEコンテキストの少なくとも1つのエレメントを基地局に伝送することなく、UEコンテキストを解放することができる。
一例において、第1の基地局は、第2の基地局から、第2の基地局と関連付けられた第1の無線アクセスネットワーク通知エリア(RNA)識別子を含む第1のメッセージを受信することができる。第1の基地局は、第1の基地局が第1のRNA識別子とも関連付けられたときに、無線デバイスの識別子を含む第2のメッセージを第2の基地局に伝送することができる。
一例において、第1の基地局は、第2の基地局から、第2の基地局と関連付けられた第1の無線アクセスネットワーク通知エリア(RNA)識別子を含む第1のメッセージを受信することができる。第1の基地局は、無線構成パラメータを含む1つ以上の第3のメッセージを無線デバイス伝送することができ、無線構成パラメータは、RNA識別子を含むことができ、無線デバイスは、無線リソース制御(RRC)接続状態にあり得る。第1の基地局は、プロシージャを開始して、無線デバイスをRRC接続状態からRRC停止状態に遷移させることができる。第1の基地局は、第1の基地局が第1のRNA識別子とも関連付けられたときに、無線デバイスの識別子を含む第2のメッセージを第2の基地局に伝送することができ、無線デバイスは、無線リソース制御(RRC)停止状態にあり、かつ第1のRNA識別子によって構成することができる。第2のメッセージは、第2の基地局によって、表示を含む第3のメッセージをブロードキャストおよび/またはマルチキャストすることを開始するように構成することができる。第2のメッセージは、第2の基地局によって、および第2の基地局のビームエリアカバレッジエリアまたはビームエリア内で、表示を含む第3のメッセージをブロードキャストまたはマルチキャストすることを開始するように構成することができる。
一例において、第2のメッセージは、ページングメッセージであり得る。表示は、ページング表示であり得る。第1の基地局は、無線デバイスの識別子を含む1つ以上の第3のメッセージを1つ以上の第3の基地局にさらに伝送することができる。表示は、無線デバイスをRRC停止状態からRRCアイドル状態に変化させるように構成することができる。表示は、無線デバイスをRRC停止状態からRRC接続状態に変化させるように構成することができる。表示は、無線デバイスの1つ以上のダウンリンクデータパケットを示すことができる。無線デバイスおよび/または少なくとも1つの基地局は、無線デバイスコンテキストを解放することができる。第2の基地局は、無線デバイスから、RRC接続要求を含む第4のメッセージを受信することができる。第2の基地局は、無線デバイスの無線デバイスコンテキストの要求を含む第5のメッセージを第1の基地局に伝送することができる。第2の基地局は、第1の基地局から、無線デバイスコンテキストを含む第6のメッセージを受信することができる。
一例において、少なくとも1つの基地局は、RRC停止状態にある無線デバイスの無線デバイスコンテキストを有することができ、無線デバイスは、無線デバイスコンテキストを有する少なくとも1つの基地局との接続を有さない場合がある。無線デバイスコンテキストは、ベアラ構成情報、論理チャネル情報、セキュリティ情報、PDCP構成情報、ASコンテキスト、および無線デバイスの1つ以上のパラメータ、のうちの少なくとも1つを含むことができる。RNA識別子は、第2の基地局のセルと関連付けることができる。第1の基地局はまた、第1の基地局の少なくとも1つのセルが第1のRNA識別子と関連付けられたときに、第1のRNA識別子とも関連付けることができる。第1の基地局は、複数のRNA識別子と関連付けることができる。第1の基地局は、第1のRNA識別子を含むメッセージを第2の基地局に伝送することができる。第1の基地局は、コアネットワークエンティティから少なくとも1つのデータまたは制御パケットを受信することに応答して、第2のメッセージを伝送することができる。第1の基地局は、ネットワークエンティティから、第1のRNA識別子を含むメッセージを受信することができる。
無線アクセスネットワークページングエリア構成の例
例示的な実施形態において、RNAページングのためのエリアを決定することに関する問題は、基地局がどのように、シグナリング効率のために限られたエリア内でページングメッセージをブロードキャストすることによって、ページングメッセージをRRC停止状態にある無線デバイスに伝送するか、である。
既存のRANページングプロシージャにおいて、基地局は、バックホールシグナリングを交換して、ダウンリンクパケットをRRC停止状態にある無線デバイスに伝送する。基地局は、ページングメッセージを、そのセルを介しておよび/または無線デバイスと関連付けられたRAN通知エリアのその近隣の基地局に伝送することができる。既存のバックホールシグナリングの実施は、非効率的なRANページングメッセージの伝送によるさらなるネットワークリソースの利用をもたらす場合がある。非効率的なRANページングプロシージャは、ネットワークノード(例えば、基地局、コアネットワークエンティティ、無線デバイス)の通信および/または制御メカニズムのさらなる強化が必要であり得る。一例において、RANページングプロシージャがRRC停止状態の無線デバイスをウェイクアップさせるためのシグナリング負荷の増加は、バックホールシグナリング遅延を増加させる場合があり、また、シグナリングの信頼性を低下させる場合がある。信号送信オーバーヘッドにより生じるパケット損失率の増加は、ネットワークシステムの信頼性を低下させる場合がある。RRC停止状態の無線デバイスのRANページングプロシージャのバックホールシグナリングメカニズムを改善する必要性が存在する。例示的な実施形態は、基地局が、RANページングターゲット基地局を選択する際に、RRC停止状態にあるRANページングターゲット無線デバイスによるシグナリングからの持続時間を用いることを可能にすることによって、RANページング機構を強化する。一例において、RANページングメッセージを、最近に無線デバイスと通信した近隣の基地局に伝送することによって、基地局は、RANページングターゲット無線デバイスによって選択される可能性が低いRANページングメッセージを他の基地局に不必要にシグナリングすることを回避することができる。
図18および図19に示される例示的な実施形態において、基地局(例えば、アンカー基地局、gNB)は、無線デバイスから/へ最近のパケットを受信/伝送することと、無線デバイスのコアネットワークエンティティ(例えば、AMF)からパケットを受信することとの間の持続時間を決定することができる。一例において、コアネットワークエンティティを形成するパケットは、基地局にRANページングプロシージャを開始させることができる。持続時間に基づいて、基地局は、基地局が無線デバイスのRANページングメッセージを伝送するターゲット基地局を選択することができる。一例において、持続時間が第1の時間値よりも小さいとき、および/または等しいときに、基地局は、RANページングメッセージを、基地局へ/から最近のパケットを送信/受信した第2の基地局に伝送することができる。一例において、持続時間が第1の時間値よりも大きいときに、基地局は、RANページングメッセージを、無線デバイスと関連付けられたRAN通知エリアに属する第3の基地局に伝送することができる。一例において、第3の基地局は、第2の基地局を含むことができる。
一例において、図20および図21に示されるように、基地局が、そのセルを介して、無線デバイスから最近のパケットを受信/伝送した場合、基地局は、持続時間が第1の時間値よりも小さい、および/または等しいときに、そのセルを介して、RANページングメッセージ(例えば、無線インターフェースページング)を伝送することができ、基地局は、持続時間が第1の時間値よりも大きいときに、RANページングメッセージを、無線デバイスと関連付けられたRAN通知エリアに属する第2の基地局に伝送することができる。
例示的な一実施形態において、無線デバイスとの最近の通信からの持続時間に基づいて、RANページングエリアを制限することによって、基地局は、不必要なRANページングメッセージ伝送のための信号送信オーバーヘッドを低減させることができる。
例示的な実施形態において、第1の基地局は、少なくとも無線デバイスによる最新のシグナリングとページングメッセージの伝送を必要とするイベントの発生との間の持続時間に基づいて、RRC停止状態にある無線デバイスをターゲットにするRNAページングプロシージャおよび/またはコアネットワークページングプロシージャのためのページングエリアを決定することができ、第1の基地局は、決定されたページングエリアにおいてページングメッセージを伝送することができる。第1のページングタイマは、基地局において構成することができる。基地局は、第1の基地局と無線デバイス(例えば、アップリンクデータ伝送、ランダムアクセスプリアンブル、ダウンリンクデータ伝送、ACK、など)との間の、ページングメッセージおよび/または予め定義されたシグナリングを受信および/または伝送することに応答して、第1のページングタイマを再開することができる。例えば、基地局は、第1のページングタイマが稼働しているときにページングプロセスが開始された場合、無線デバイスの以前の場所を考慮することができる。基地局は、タイマが満了した後にページングプロセスを開始するときに、RNAエリアまたはコアTAエリア内の無線デバイスをページングすることができる。
一例において、第1の基地局は、ページングターゲット無線デバイスの移動速度、ページングターゲット無線デバイスのサービスタイプ(例えば、論理チャネルタイプ、ベアラタイプ、スライスタイプ、など)、ページングターゲット無線デバイスのサブスクリプション情報、ページングターゲット無線デバイスの確立原因、ページングターゲット無線デバイスのモビリティ情報、および/またはページングターゲット無線デバイスのモビリティ推定情報、のうちの少なくとも1つに基づいて、ページングエリアを決定することができる。
一例において、決定されたページングエリアは、RNA内の1つ以上の基地局、RNA内の基地局の1つ以上のセル、および/またはRNA内の基地局によって動作されたセルの1つ以上のビーム、のうちの少なくとも1つであり得る。一例において、決定されたページングエリアが、1つ以上の第2の基地局のカバレージエリアに完全に、または部分的に属する場合、ページングエリアを決定した第1の基地局は、第1のページングメッセージを1つ以上の第2の基地局に伝送することができて、1つ以上の第2の基地局は、それらのカバレッジエリア内で第2のページングメッセージをブロードキャストおよび/またはマルチキャストすることができる。一例において、決定されたページングエリアが、ページングエリアを決定した第1の基地局のカバレッジエリアに完全に、または部分的に属する場合、第1の基地局は、そのカバレッジエリア内で第2のページングメッセージをブロードキャストおよび/またはマルチキャストすることができる。一例において、決定されたページングエリアが、第1の基地局のカバレッジエリアのみに属する場合、第1の基地局は、第1のページングメッセージを伝送しない場合がある。
一例において、決定されたページングエリアが、第1の基地局の第1のセルのカバレッジエリアに属する場合、第1の基地局は、第1のセル内の第2のページングメッセージをブロードキャストおよび/またはマルチキャストすることができる。一例において、決定されたページングエリアが、第1の基地局の第1のセル内の第1のビームのカバレッジエリアに属する場合、第1の基地局は、第1のビームの第2のページングメッセージをブロードキャストおよび/またはマルチキャストすることができる。
一例において、第1の基地局から1つ以上の第2の基地局に伝送される第1のページングメッセージは、ページングのためにターゲットされた無線デバイスの無線デバイス識別子および/またはRNA識別子のうちの少なくとも1つを含むことができ、第1の基地局および/または1つ以上の第2の基地局によってブロードキャストおよび/またはマルチキャストされた第2のページングメッセージは、無線デバイス識別子を含むことができる。一例において、RNA識別子を有する第1のページングメッセージを受信する基地局は、RNA識別子によって識別されるRNAと関連付けられたセルのカバレッジエリア内で第2のページングメッセージをブロードキャストおよび/またはマルチキャストすることができる。
一例において、無線デバイスを用いた最新のシグナリングは、少なくとも以下のプロシージャ、すなわち、無線デバイスのアップリンクおよび/またはダウンリンクパケット(例えば、データおよび/または制御パケット)伝送、アップリンクおよび/もしくはダウンリンクパケット伝送、ならびに/または肯定応答のシグナリングのためのランダムアクセスプロシージャ、無線デバイスによって開始されたRNA更新および/またはトラッキングエリア更新プロシージャ、RRC接続状態からRRC停止状態へのRRC状態遷移、ならびに/またはページングおよび/もしくは応答プロシージャ、のために伝送されるシグナリングメッセージであり得る。
一例において、ページングメッセージ伝送を必要とするイベントは、少なくとも以下のイベント、すなわち、無線デバイス(例えば、データおよび/または制御パケット)のダウンリンクパケット受信、RRC接続状態への無線デバイスのRRC状態遷移を必要とするイベント(例えば、RRC接続状態を必要とするサービスのための1つ以上のダウンリンクパケットを受信すること、無線デバイスのRRC接続状態を必要とする命令をコアネットワークエンティティから受信すること、RRC停止状態のためのタイマ満了、ランダムアクセスプロシージャ試行の高負荷、および/または他の異常なイベント)、および/またはRRCアイドル状態への無線デバイスのRRC状態遷移を必要とするイベント(例えば、無線デバイスのRRCアイドル状態を必要とするコアネットワークエンティティからコマンドを受信すること、RRC停止状態のためのタイマ満了、ランダムアクセスプロシージャ試行の高負荷、および/または他の異常なイベント)、のうちの少なくとも1つであり得る。
一例において、少なくとも、そのバッファが伝送する1つ以上のパケットを有するときに、および/または無線デバイスが基地局から1つ以上のダウンリンクパケットのためのページングメッセージを受信したときに、RRC停止状態にある無線デバイスによって、アップリンクおよび/またはダウンリンクパケット伝送のためのランダムアクセスプロシージャを開始することができる。一例において、ランダムアクセスプロシージャは、2つのメッセージ(例えば、2ステージランダムアクセス)および/または4つのメッセージ(例えば、4ステージランダムアクセス)を用いて実行することができる。
2ステージランダムアクセスプロシージャにおいて、第1のメッセージは、無線デバイスによって基地局に伝送することができ、第1のメッセージは、ランダムアクセスプリアンブルおよび/または1つ以上のアップリンクパケット、のうちの少なくとも1つを含むことができる。2ステージランダムアクセスプロシージャの第2のメッセージは、第1のメッセージを受信する基地局によって無線デバイスに伝送することができ、第2のメッセージは、1つ以上のアップリンクパケットの受信の肯定応答を含むことができる。一例において、2ステージランダムアクセスプロシージャの第2のメッセージは、さらなるアップリンクパケット伝送のためのリソースグラントをさらに含むことができ、無線デバイスは、リソースグラントに少なくとも基づいて、1つ以上のパケットを含む第3のメッセージを伝送することができる。第3のメッセージを受信する基地局は、さらなるアップリンクパケット伝送のための肯定応答および/またはさらなるリソースグラントを伝送することができる。一例において、基地局によるさらなるリソースグラント、および関連する無線デバイスによるアップリンクパケット通信、さらなるメッセージを通して続けることができる。
4ステージランダムアクセスプロシージャにおいて、第1のメッセージは、無線デバイスによって基地局に伝送することができ、第1のメッセージは、ランダムアクセスプリアンブルおよび/または1つ以上のアップリンクパケット、のうちの少なくとも1つを含むことができる。4ステージランダムアクセスプロシージャの第2のメッセージは、第1のメッセージを受信する基地局によって無線デバイスに伝送することができ、第2のメッセージは、アップリンクパケット伝送のためのリソースグラントを含むことができる。4ステージランダムアクセスプロシージャの第3のメッセージは、第2のメッセージのリソースグラントに少なくとも基づいて、無線デバイスによって基地局に伝送することができ、1つ以上のアップリンクパケットを含むことができる。基地局によって無線デバイスに伝送される第4のメッセージは、1つ以上のアップリンクパケットの受信の肯定応答を含むことができる。一例において、4ステージランダムアクセスプロシージャの第4のメッセージは、さらなるアップリンクパケット伝送のためのさらなるリソースグラントをさらに含むことができ、無線デバイスは、第4のメッセージ内のさらなるリソースグラントに少なくとも基づいて、1つ以上のパケットを含む第5のメッセージを伝送することができる。第5のメッセージを受信する基地局は、さらなるアップリンクパケット伝送のための肯定応答および/またはさらなるリソースグラントを伝送することができる。一例において、基地局によるさらなるリソースグラント、および関連する無線デバイスによるアップリンクパケット通信、さらなるメッセージを通して続けることができる。
一例において、RNA更新プロシージャは、少なくとも、無線デバイスが新しいRNAに属するセルを選択したときに、および/または周期的RNA更新のための時間的閾値が満了したときに、RRC停止状態にある無線デバイスによって開始することができる。一例において、基地局は、無線デバイスを、時間閾値が満了したときに周期的にRNA更新を実行するように構成することができる。一例において、セルは、セルと関連付けられた1つ以上のRNAのための1つ以上のRNA識別子をブロードキャストすることができ、無線デバイスは、ブロードキャストされた1つ以上のRNA識別子のうちの1つが、無線デバイスが直近のRNA更新プロシージャを実行したセル、無線デバイスが直近のアップリンクおよび/またはダウンリンクパケット伝送を実行したセル、および/または無線デバイスがごく最近にRRC接続状態にあったセル、のうちの少なくとも1つにおいて割り当てられたそのRNA識別子と同じであるかどうかを判定することができる。
一例において、RNA更新プロシージャは、RRC停止状態にある無線デバイスによって開始されたランダムアクセスプロシージャ、新しい基地局によって開始された無線デバイスコンテキストフェッチプロシージャ、新しい基地局によって開始されたパス切り替えプロシージャ、および/または無線デバイスによる新しいRNAのRNA識別子の格納、のうちの少なくとも1つを含むことができる。一例において、無線デバイスコンテキストフェッチプロシージャは、新しい基地局によって、RNA更新プロシージャを開始する無線デバイスのための無線デバイスコンテキストを無線デバイスの以前のアンカー基地局に要求すること、および/または新しい基地局によって、以前のアンカー基地局から無線デバイスコンテキストを受信することを含むことができる。一例において、無線デバイスコンテキストは、ASコンテキスト、ベアラ構成情報、セキュリティ情報、PDCP構成情報、および/または無線デバイスの他の構成情報、のうちの少なくとも1を含むことができる。一例において、パス切り替えプロシージャは、新しい基地局によって、ユーザプレーンコアネットワークエンティティとRANノードとの間に無線デバイスのために確立された1つ以上のベアラのためのダウンリンクトンネルエンドポイント識別子を更新すること(例えば、ダウンリンクトンネルエンドポイント識別子を、以前のアンカー基地局のアドレスから新しい基地局のアドレスに変更すること)を、コアネットワークエンティティに要求することを含むことができる。
一例において、トラッキングエリア更新プロシージャは、少なくとも、無線デバイスが新しいトラッキングエリアに属するセルを選択したとき、および/または周期的トラッキングエリア更新のための時間閾値が満了したときに、RRC停止状態にある(および/またはRRCアイドル状態にある)無線デバイスによって開始することができる。一例において、コアネットワークエンティティは、無線デバイスを、時間閾値が満了したときに周期的にトラッキングエリア更新を実行するように構成することができる。一例において、セルは、セルと関連付けられた1つ以上のトラッキングエリアのための1つ以上のトラッキングエリア識別子をブロードキャストすることができ、無線デバイスは、ブロードキャストされた1つ以上のトラッキングエリアのうちの1つが、無線デバイスが直近のトラッキングエリア更新プロシージャを実行したセル、(無線デバイスが直近のアップリンクおよび/またはダウンリンクパケット伝送を実行したセル)、および/または無線デバイスがごく最近にRRC接続状態にあったセル、のうちの少なくとも1つにおいて割り当てられたそのトラッキングエリア識別子と同じであるかどうかを判定することができる。
一例において、RRC接続状態からRRC停止状態へのRRC状態遷移は、基地局によってRRC接続状態にある無線デバイスに伝送される第1のRRCメッセージによって完了することができる。第1のRRCメッセージは、無線デバイスのRRC状態遷移のための命令を含むことができる。一例において、無線デバイスは、第2のRRCメッセージ、MAC層メッセージ、および/または物理層メッセージを介して、肯定応答を伝送することができる。
一例において、ページングおよび応答プロシージャは、RNAページングおよび/もしくはコアネットワークページングのために基地局によってブロードキャスト/マルチキャストされたページングメッセージ、ならびに/またはランダムアクセスプロシージャを含むことができる。ランダムアクセスプロシージャは、2ステージランダムアクセスプロシージャおよび/または4ステージランダムアクセスプロシージャであり得る。
一例において、無線デバイスのダウンリンクパケットの受信は、コアネットワークエンティティおよび/またはアンカー基地局からの、無線デバイスの1つ以上のパケットの受信であり得る。無線デバイスのダウンリンクパケットの受信は、RNAページングプロシージャが必要であり得る。一例において、1つ以上のパケットを受信した基地局は、無線デバイスによる直近のシグナリングおよびダウンリンクパケットの受信の発生からの持続時間を測定することができ、そして、RNAページングのためのページングエリアを決定することができる。
一例において、基地局におけるRRC接続状態への無線デバイスのRRC状態遷移を必要とするイベントは、無線デバイスのための1つ以上のダウンリンクパケットを受信すること、コアネットワークエンティティから無線デバイスのRRC状態遷移要求を受信すること、および/または基地局によるRRC状態遷移の決定を受信すること、のうちの少なくとも1つであり得る。一例において、基地局は、無線デバイスによる直近のシグナリングおよびRRC状態遷移を必要とするイベントの発生からの持続時間を測定することができ、そして、RNAページングおよび/またはコアネットワークページングのためのページングエリアを決定することができる。
一例において、基地局におけるRRC接続状態への無線デバイスのRRC状態遷移を必要とするイベントは、コアネットワークエンティティから無線デバイスのRRC状態遷移要求を受信すること、および/または基地局によるRRC状態遷移の決定、のうちの1つであり得る。一例において、基地局は、無線デバイスによる直近のシグナリングおよびRRC状態遷移を必要とするイベントの発生からの持続時間を測定することができ、そして、RNAページングおよび/またはコアネットワークページングのためのページングエリアを決定することができる。
一例において、第1の基地局は、RRC停止状態にある無線デバイスと関連付けられた第1のメッセージを受信または伝送することができる。第1の基地局は、無線デバイスによってどの選択基地局が選択されたのかを判定することができる。第1の基地局は、コアネットワークノードから無線デバイスのダウンリンクデータパケットを受信することができる。第1の基地局は、第1のメッセージの受信とダウンリンクデータパケットの受信との間の持続時間が第1の期間より小さいかどうかを判定することができる。第1の基地局が選択基地局と同じであるとき、かつ持続時間が第1の期間よりも小さいことを判定が示したときに、第1の基地局は、ダウンリンクデータ表示、および1つ以上のダウンリンクデータパケットのうちの少なくとも1つ、のうちの少なくとも1つを含む1つ以上の第2のメッセージを伝送することができる。
一例において、第1の基地局が、選択基地局と同じであるとき、かつ持続時間が第1の期間よりも小さくないことを判定が示したときに、第1の基地局は、ダウンリンクデータの表示を含む1つ以上の第3のメッセージを複数の基地局に伝送することができる。第1の基地局が選択基地局と異なるとき、かつ持続時間が第1の期間よりも小さいことを判定が示したときに、第1の基地局は、ダウンリンクデータ表示および1つ以上のダウンリンクデータパケットのうちの少なくとも1つ、のうちの少なくとも1つを含む1つ以上の第2のメッセージを第2の基地局に伝送することができる。第1の基地局が選択基地局と異なるとき、かつ持続時間が第1の期間よりも小さくないことを判定が示したときに、第1の基地局は、ダウンリンクデータの表示を含む1つ以上の第3のメッセージを複数の基地局に伝送することができる。
一例において、第1のメッセージは、RRC停止状態にあるアップリンクデータ送信プロシージャ、RRC停止状態にあるダウンリンクデータ伝送プロシージャ、RNA更新プロシージャ、および/またはRRC接続状態からRRC停止状態へのRRC状態遷移のプロシージャ、のうちの少なくとも1つのアップリンクシグナリング伝送であり得る。第1の期間は、少なくとも無線デバイスの移動速度に基づいて定義することができる。限定エリアは、少なくとも、無線デバイスの移動速度、1つ以上の第1のメッセージが伝送されたセルのサイズ、および/または1つ以上の第1のメッセージが伝送されたビームエリアのサイズ、のうちの1つに基づいて決定することができる。少なくとも1つの基地局は、RRC停止状態にある無線デバイスのUEコンテキストを有することができ、RRC停止状態にある無線デバイスは、UEコンテキストを有する少なくとも1つの基地局とのRRC接続を有しない場合がある。
停止状態の無線デバイスのセル選択の例
例示的な実施形態において、RRC停止状態またはRRCアイドル状態にある無線デバイスによってセルを選択することに関する問題は、無線デバイスが、どのように、サービスを提供するセルを割り当てるためのさらなるシグナリングを低減させる判定を無線デバイスが受信する可能性があり得るサービスをサポートするセルを決定するのかである。
既存のネットワークメカニズムにおいて、RRC停止状態にある無線デバイスは、1つ以上のセルからの受信パワーおよび/または品質に基づいて、キャンプオンするセルを選択/再選択することができる。無線デバイスは、特定のタイプのサービス(例えば、ネットワークスライス、ベアラ、論理チャネル、QoSフロー、PDUセッション)を用いることができる。一例において、セルは、特定のタイプのサービスをサポートしない場合がある。例えば、セルは、異なるタイプのヌメロロジ、TTI、サブキャリア間隔構成、および/または認可/無認可スペクトルをサポートすることができる。異なるタイプのヌメロロジ、TTI、サブキャリア間隔構成、および/または認可/無認可スペクトルを、特定のタイプのサービスに用いることができる。一例において、小さいTTI構成は、低遅延要件のためのURLLCタイプのサービス(ネットワークスライス)をサポートすることができ、および/または無認可スペクトルは、そのより低い信頼性のため、URLLCタイプのサービスをサポートしない場合がある。一例において、いくつかの限られたセルは、構成されたグラントタイプ1(例えば、グラントフリーアップリンクリソース)をサポートすることができ、これは、URLLCサービスおよび/またはIoT(例えば、MTC)サービスに必要とされ得る。
一例において、無線デバイスが、無線デバイスによって必要とされるサービスタイプをサポートしないセルを選択/再選択する場合、無線デバイスは、そのサービスタイプをサポートするセルを再選択するために、および/またはハンドオーバまたはセカンダリセル追加プロシージャを実行してサービスタイプをサポートするセルを用いるために、基地局によるシグナリングの増加が必要であり得る。必要とされるサービスタイプをサポートしないセルを選択することによって生じるシグナリングの増加は、通信遅延、パケット損失、および/または通信の信頼性を増加させる場合がある。例示的な実施形態は、基地局が、セル(例えば、セルタイプ、登録エリア、ヌメロロジ、TTI、サブキャリア間隔、スペクトル帯域)と、RRC停止状態(および/またはRRCアイドル状態)にある無線デバイスのサービスタイプ(例えば、ネットワークスライス、ベアラ、論理チャネル、QoSフロー、PDUセッション)との間の関連付けを構成することを可能にすることによって、セルの選択/再選択プロシージャを強化する。
一例において、RRCアイドル状態において、無線デバイスは、作動させた論理チャネル(および/またはベアラ)を有し得ず、無線デバイスは、サービスのためのデータを伝送/受信するために、RRC接続が必要であり得る。RRCアイドル状態とは異なり、RRC停止状態において、無線デバイスは、1つ以上の論理チャネル(および/または1つ以上のベアラ)を用いて構成することができ、無線デバイスは、(RRC接続状態への遷移を伴うことなく)RRC停止状態にある1つ以上の論理チャネルと関連付けられたパケットをキューに入れるように構成されたバッファを有することができる。
例示的な実施形態において、図22、図23、および図24に示されるように、セルは、無線デバイスに対するサービスをサポートしてもしなくてもよい。サービスは、パケット通信のための論理チャネル、ベアラ、スライス、UEタイプ、および/またはカテゴリ化されたタイプ、のうちの少なくとも1つと関連付けることができる。一例において、基地局は、1つ以上のセルおよび/またはセルタイプを用いて、論理チャネルのパケットを伝送するように無線デバイスを構成することができる。構成は、1つ以上の専用RRCメッセージおよび/または1つ以上のブロードキャスト/マルチキャストされたシステム情報メッセージを介して、無線デバイスに提供することができる。一例において、基地局は、セルのシステム情報メッセージを介して、セル識別子および/またはセルタイプ情報をブロードキャスト/マルチキャストすることができる。一例において、基地局のセルは、制限および/または許可されたサービスリスト(例えば、論理チャネルタイプリスト、ベアラタイプリスト、および/またはスライスリスト)をブロードキャスト/マルチキャストすることができる。一例において、RRC停止状態および/またはRRCアイドル状態の無線デバイスは、1つ以上のダウンリンクパケットおよび/またはRRC状態遷移コマンドを受信するためにRNAページングおよび/またはコアネットワークページング(例えば、トラッキングエリアページング)のためのページングメッセージを受信する目的、1つ以上のアップリンクパケットを伝送する目的、および/またはRRC接続状態へのRRC状態遷移を開始する目的、のうちの少なくとも1つのために、少なくとも、セルによってブロードキャスト/マルチキャストされた情報に基づいて、セルを選択することができる。一例において、RRC停止状態にある無線デバイスが、対応するバッファ内の第1の論理チャネル(例えば、第1のベアラ)のためのデータを取得するときに、無線デバイスは、第1の論理チャネル(または第1のベアラ)のために、基地局によって構成されたセルを選択/再選択することができ、また、そのセルを介して、データを基地局に伝送することができる。一例において、RRC停止状態にある無線デバイスが、対応するバッファ内の第1のサービスタイプ(例えば、第1のネットワークスライス)のためのデータを取得するときに、無線デバイスは、第1のサービスタイプ(または第1のネットワークスライス)のために、基地局によって構成されたセルを選択/再選択することができ、そのセルを介して、データを基地局に伝送することができる。セルは、登録エリア、セルタイプ(例えば、ヌメロロジ、TTI、サブキャリア間隔、スペクトル帯域)および/または同様のものとして構成することができる。
一例において、無線デバイスは、1つ以上のサービスのための1つ以上の論理チャネルおよび/または1つ以上のベアラを介して、基地局から/へ1つ以上のパケットを受信/伝送することができる。基地局が無線デバイスのための無線ベアラおよび/または論理チャネルを確立するときに、基地局は、論理チャネルおよび/またはベアラと関連付けられた1つ以上のパケットを伝送するために用いることができるセルおよび/またはセルタイプのリストを無線デバイスに提供することができる。一例において、無線デバイスがRRC接続状態にある場合、論理チャネルおよび/またはベアラのためのセルおよび/またはセルタイプのリストは、1つ以上のRRCメッセージを介して伝送することができる。一例において、論理チャネルおよび/またはベアラのためのセルおよび/またはセルタイプのリストは、1つ以上のMAC CEを介して伝送することができる。一例において、セルは、1つ以上の制限および/または許可された論理チャネルタイプ、ベアラタイプ、および/またはスライスタイプのリストをブロードキャスト/マルチキャストすることができ、リストは、1つ以上のシステム情報メッセージを介して伝送することができる。
一例において、RRC停止状態の無線デバイスは、RNAページングメッセージまたはコアネットワークページングメッセージをさらに受信するようにセルを選択することができる。RNAページングメッセージまたはコアネットワークページングメッセージは、基地局によって、1つ以上のダウンリンクパケットを無線デバイスに伝送することができ、1つ以上のダウンリンクパケットは、論理チャネルおよび/またはベアラと関連付けられる。無線デバイスが論理チャネルおよび/またはベアラをサポートしないセルを選択する場合、基地局は、無線デバイスがページングメッセージに応答した後に、別のセルを無線デバイスに割り当てて、1つ以上のダウンリンクパケットを伝送することができる。一例において、無線デバイスが論理チャネルおよび/またはベアラをサポートするセルを選択する場合、基地局は、別のセルを割り当てて、1つ以上のダウンリンクパケットを伝送する必要がない場合がある。
一例において、第1の論理チャネルおよび/またはベアラが無線デバイスのために確立される場合、ならびに1つ以上のセルおよび/またはセルタイプが、基地局によって、第1の論理チャネルおよび/またはベアラのために構成される場合、RRC停止状態にある無線デバイスは、少なくともブロードキャスト/マルチキャストされたセルのセル識別子および/またはセルタイプに基づいて、第1の論理チャネルおよび/またはベアラと関連付けられたさらなるダウンリンクパケット受信のための1つ以上のセルおよび/またはセルタイプのうちの1つを選択することができる。一例において、無線デバイスは、少なくともセルからブロードキャスト/マルチキャストされた情報に基づいて第1の論理チャネルおよび/またはベアラが1つ以上の制限された論理チャネルタイプ、ベアラタイプ、および/またはスライスタイプのリストと関連付けられたセルを選択しない場合がある。一例において、無線デバイスは、少なくともセルからブロードキャスト/マルチキャストされた情報に基づいて第1の論理チャネルおよび/またはベアラが1つ以上の許可された論理チャネルタイプ、ベアラタイプ、および/またはスライスタイプのリストと関連付けられたセルを選択することができる。
一例において、RRCアイドル状態にある無線デバイスは、コアネットワークページングメッセージをさらに受信するようにセルを選択することができる。コアネットワークページングメッセージは、1つ以上のダウンリンクパケットを無線デバイスに伝送するために、基地局によって伝送することができ、1つ以上のダウンリンクパケットは、論理チャネルタイプおよび/またはベアラタイプと関連付けられる。一例において、RRCアイドル状態にある無線デバイスが、無線デバイスが受信することができるサービスのための論理チャネルおよび/またはベアラをサポートすることができるセルを選択する場合、基地局は、コアネットワークページングメッセージへの無線デバイス応答の後に、別のセルを割り当てて、1つ以上のダウンリンクパケットを伝送する必要がない場合がある。
一例において、1つ以上のセルおよび/またはセルタイプが、第1の論理チャネルタイプおよび/またはベアラタイプのために基地局によって構成される場合、RRCアイドル状態に遷移した後の無線デバイスは、少なくともブロードキャスト/マルチキャストされたセルのセル識別子および/またはセルタイプに基づいて、第1の論理チャネルタイプおよび/またはベアラタイプと関連付けられたさらなるダウンリンクパケットの受信のための、1つ以上のセルおよび/またはセルタイプのうちの1つを選択することができる。一例において、無線デバイスは、少なくともセルからブロードキャスト/マルチキャストされた情報に基づいて第1の論理チャネルタイプおよび/またはベアラタイプが1つ以上の制限された論理チャネルタイプ、ベアラタイプ、および/またはスライスタイプのリストと関連付けられたセルを選択しない場合がある。一例において、無線デバイスは、少なくともセルからブロードキャスト/マルチキャストされた情報に基づいて第1の論理チャネルタイプおよび/またはベアラタイプが1つ以上の許可された論理チャネルタイプ、ベアラタイプ、および/またはスライスタイプのリストと関連付けられたセルを選択することができる。
一例において、RRC停止状態にある無線デバイスは、1つ以上のアップリンクパケットをネットワークにさらに伝送するようにセルを選択することができる。一例において、無線デバイスは、選択されたセルの1つ以上のランダムアクセスプロシージャを介して、1つ以上のアップリンクパケットを基地局に伝送することができ、1つ以上のアップリンクパケットは、論理チャネルおよび/またはベアラと関連付けられる。無線デバイスが論理チャネルおよび/またはベアラをサポートしないセルを選択する場合、基地局は、別のセルを無線デバイスに割り当てて、1つ以上のアップリンクパケットを受信することができる。一例において、無線デバイスが論理チャネルおよび/またはベアラをサポートするセルを選択する場合、基地局は、別のセルを割り当てて、1つ以上のアップリンクパケットを伝送する必要がない場合がある。
一例において、第1の論理チャネルおよび/またはベアラが無線デバイスのために確立される場合、および1つ以上のセルおよび/またはセルタイプが、基地局によって、第1の論理チャネルおよび/またはベアラのために構成される場合、RRC停止状態にある無線デバイスは、少なくともブロードキャスト/マルチキャストされたセルのセル識別子および/またはセルタイプに基づいて、第1の論理チャネルおよび/またはベアラと関連付けられたさらなるアップリンクパケット受信のための1つ以上のセルおよび/またはセルタイプのうちの1つを選択することができる。一例において、無線デバイスは、少なくともセルからブロードキャスト/マルチキャストされた情報に基づいて第1の論理チャネルおよび/またはベアラが1つ以上の制限された論理チャネルタイプ、ベアラタイプ、および/またはスライスタイプのリストと関連付けられたセルを選択しない場合がある。一例において、無線デバイスは、少なくともセルからブロードキャスト/マルチキャストされた情報に基づいて第1の論理チャネルおよび/またはベアラが1つ以上の許可された論理チャネルタイプ、ベアラタイプ、および/またはスライスタイプのリストと関連付けられたセルを選択することができる。
一例において、RRC停止状態および/またはRRCアイドル状態にある無線デバイスは、RRC接続状態へのRRC状態遷移を開始するようにセルを選択することができる。無線デバイスは、ランダムアクセスプロシージャを実行して、選択されたセルのRRC接続を行うことができる。RRC状態遷移が完了した後に、無線デバイスは、論理チャネルおよび/またはベアラと関連付けられた1つ以上のパケットを伝送および/または受信することができる。一例において、無線デバイスが論理チャネルおよび/またはベアラをサポートしないセルを選択する場合、基地局は、RRC状態遷移を完了した後に、別のセルを無線デバイスに割り当てて、1つ以上のパケットを伝送および/または受信することができる。一例において、無線デバイスが論理チャネルおよび/またはベアラをサポートするセルを選択する場合、基地局は、別のセルを割り当てて、1つ以上のパケットを伝送および/または受信する必要がない場合がある。
一例において、第1の論理チャネルおよび/またはベアラが無線デバイスのために確立される場合、ならびに1つ以上のセルおよび/またはセルタイプが、基地局によって、第1の論理チャネルおよび/またはベアラのために構成される場合、RRC停止状態にある無線デバイスは、少なくともブロードキャスト/マルチキャストされたセルのセル識別子および/またはセルタイプに基づいて、RRC接続状態へのRRC状態遷移を完了した後に、第1の論理チャネルおよび/またはベアラと関連付けられたさらなるパケット伝送および/または受信のための1つ以上のセルおよび/またはセルタイプのうちの1つを選択することができる。一例において、無線デバイスは、少なくともセルからブロードキャスト/マルチキャストされた情報に基づいて第1の論理チャネルおよび/またはベアラが1つ以上の制限された論理チャネルタイプ、ベアラタイプ、および/またはスライスタイプのリストと関連付けられたセルを選択しない場合がある。一例において、無線デバイスは、少なくともセルからブロードキャスト/マルチキャストされた情報に基づいて第1の論理チャネルおよび/またはベアラが1つ以上の許可された論理チャネルタイプ、ベアラタイプ、および/またはスライスタイプのリストと関連付けられたセルを選択することができる。
一例において、1つ以上のセルおよび/またはセルタイプが、第1の論理チャネルタイプおよび/またはベアラタイプのための基地局によって構成される場合、RRCアイドル状態に遷移した後の無線デバイスは、少なくともブロードキャスト/マルチキャストされたセルのセル識別子および/またはセルタイプに基づいて、第1の論理チャネルタイプおよび/またはベアラタイプと関連付けられたさらなるパケット伝送および/または受信のための、1つ以上のセルおよび/またはセルタイプのうちの1つを選択することができる。一例において、無線デバイスは、少なくともセルからブロードキャスト/マルチキャストされた情報に基づいて第1の論理チャネルタイプおよび/またはベアラタイプが1つ以上の制限された論理チャネルタイプ、ベアラタイプ、および/またはスライスタイプのリストと関連付けられたセルを選択しない場合がある。一例において、無線デバイスは、少なくともセルからブロードキャスト/マルチキャストされた情報に基づいて第1の論理チャネルタイプおよび/またはベアラタイプが1つ以上の許可された論理チャネルタイプ、ベアラタイプ、および/またはスライスタイプのリストと関連付けられたセルを選択することができる。
一例において、無線デバイスは、基地局から、構成パラメータを含む第1のメッセージを受信することができ、構成パラメータは、ベアラまたは論理チャネルと、RRC接続状態にある無線デバイスの1つ以上のセルとの関連付けを示すことができる。無線デバイスは、基地局から、RRC接続状態からRRC停止状態への無線デバイスのRRC状態遷移を生じさせるように構成されたRRC状態遷移コマンドを含む第2のメッセージを受信することができる。RRC停止状態にある無線デバイスは、少なくとも1つ以上の基準に基づいて、第1のセルを選択することができ、1つ以上の基準は、少なくとも構成パラメータを用いることができる。無線デバイスは、第1のセルを介して、ランダムアクセスプリアンブルメッセージを基地局に伝送することができる。RRC接続状態にある無線デバイスは、少なくとも1つの基地局とのRRC接続を有することができる。無線デバイスがRRC停止状態であるときに、少なくとも1つの基地局は、無線デバイスの無線デバイスコンテキストを有することができ、および/または無線デバイスは、無線デバイスコンテキストを有する少なくとも1つの基地局とのRRC接続を有さない場合がある。無線デバイスコンテキストは、ベアラ構成情報、論理チャネル情報、セキュリティ情報、ASコンテキスト、PDCP構成情報、および無線デバイスの他の情報、のうちの少なくとも1つを含むことができる。ランダムアクセスプリアンブルメッセージは、1つ以上のデータパケットを含むアップリンクバッファ、ページング表示を受信する無線デバイス、および/または新しいRNAもしくはTAへの移動を検出する無線デバイス、のうちの少なくとも1つに応答することができる。ベアラまたは論理チャネルと1つ以上のセルとの関連付けは、ある周波数帯域におけるベアラまたは論理チャネルとセルタイプおよび/またはセルとの関連付けを含むことができる。
無線アクセスネットワーク通知エリア更新障害の例
例示的な実施形態は、基地局および無線デバイスの周期的RNA更新障害を判定するための方法およびシステムを提供する。例示的な実施形態は、基地局が障害の通知をコアネットワークエンティティに伝送するためのメカニズムを提供する。例示的な実施形態は、周期的RNA更新プロセスに障害が生じたときの無線デバイスにおけるプロセスを提供する。
既存のRAN通知エリア更新(RNAU)プロシージャにおいて、基地局(複数可)および/または無線デバイスは、シグナリングを交換して、RRC停止状態にある無線デバイスの場所情報を更新することができる。無線デバイスは、RNAU表示を基地局に伝送して、そのRAN通知エリアを更新することができ、これは、RRC停止状態にある無線デバイスをページングするために、基地局(例えば、アンカー基地局)によって用いることができる。既存のシグナリングの実施は、RRC停止状態および/またはRRCアイドル状態の無線デバイスの非効率的なパケット伝送による、通信遅延の増加、パケット損失率の増加、および/またはコールドロップ率の増加をもたらす場合がある。
無線デバイスのRRCアイドル状態において、コアネットワークエンティティは、無線デバイスが基地局によって到達できないことを認識することができ、コアネットワークエンティティは、コアネットワークページングプロシージャを開始する前に、無線デバイスのパケットを基地局に伝送できない場合がある。RRCアイドル状態とは異なり、無線デバイスがRRC停止状態にあるときに、コアネットワークエンティティは、無線デバイスが基地局とのRRC接続を有するとみなすことができ、そして、無線デバイスが基地局によって到達可能でないときに、無線デバイスのパケットを基地局に伝送することができる。既存のネットワークシグナリングにおいて、RAN通知エリア更新プロシージャに障害が生じたときに、コアネットワークエンティティは、アンカー基地局が、無線デバイスが到達可能であるかどうか確実でなくても、RRC停止状態の無線デバイスのパケットをアンカー基地局に送信し続けることができる。例示的な実施形態は、無線デバイスの状態をコアネットワークエンティティに知らせることによって、無線デバイスが到達できないときに、基地局に向かうコアネットワークエンティティのパケット伝送を止めることができる。
ネットワークノード(例えば、基地局、コアネットワークエンティティ、無線デバイス)の間の通信には、例えば、周期的RNAUプロシージャに障害が存在するときに、さらなる強化に対する必要性が存在する。一例において、いくつかのシナリオでは、無線デバイスの周期的RNAU更新プロシージャは、RRC停止状態の無線デバイスのダウンリンクユーザプレーンまたは制御プレーンパケット(例えば、データパケット、NAS/RRCシグナリングパケット)を伝送する際に、障害率を増加させる場合がある。パケット損失率の増加および/または伝送遅延の増加は、ネットワークシステムの信頼性を低下させる場合がある。RRC停止状態の無線デバイスのためのバックホールシグナリングメカニズムを向上させる必要性が存在する。例示的な実施形態は、ネットワークノードの間の情報交換を強化して、無線デバイスがRRC停止状態であるときのネットワーク通信の信頼性を向上させる。例示的な実施形態は、RAN通知エリア更新プロシージャに障害が生じたときのシグナリングプロシージャを強化することができる。
例示的な実施形態において、RRC接続状態からRRC停止状態にRRCステーションを遷移した後に、無線デバイスは、RNAU表示をアンカー基地局に送信することによって、RAN通知エリア更新(RNAU)プロシージャを周期的に実行することができる。RNAU表示を受信するアンカー基地局は、RRC停止状態にある無線デバイスがアンカー基地局と関連付けられたRAN通知エリアにとどまるとみなすことができ、および/または無線デバイスがRAN通知エリアのセルの信頼性の高いサービスエリアにある(例えば、到達可能である)とみなすことができる。RRC停止状態中に、コアネットワークエンティティ(例えば、AMFおよび/またはUPF)は、無線デバイスがアンカー基地局とのRRC接続を有するとみなすことができ、そして、ダウンリンクパケット(例えば、データパケットおよび/または制御シグナリングパケット、NASメッセージ)をアンカー基地局に送信することができる。例示的な実施形態において、アンカー基地局がRRC停止状態の無線デバイスのRNAUプロシージャ(例えば、周期的RNAUプロシージャ)の障害を認識したときに、アンカー基地局は、無線デバイスのRNAUに障害が生じたこと、および/または無線デバイスが到達可能でないこと(例えば、RRCアイドル状態への無線デバイスの状態遷移を示すUEコンテキスト解放要求)を示すことができる。
例示的な実施形態は、RRC停止状態にある無線デバイスのRAN通知エリア更新プロシージャに障害が生じたときに、基地局が無線デバイスの状態をコアネットワークエンティティに知らせることを可能にすることによって、システムの信頼性を高めることができる。例示的な実施形態は、ネットワークノードが、RAN通知エリア更新障害におけるRRC停止および/またはRRCアイドル状態の無線デバイスのパケット損失率またはコールドロップ率を低減させることを可能にし得る。
レガシーLTEにおいて、NAS識別子(通常は、S−TMSI)を使用して、ページングプロシージャにおいてUE(無線デバイス)をアドレッシングすることができる。Rel−14光接続WIおよびRAN起動ページングの導入によって、RANにおいてページングが開始されたときに、RAN割り当てUEアイデンティティ(再開アイデンティティ)がRRCページングメッセージにおいて使用され得ることに合意している場合がある。この合意の背景にある理由のうちの1つは、CNがこれを制御することなく、NASアイデンティティ(S−TMSI)が無線インターフェース上に露出され得る場合の、潜在的なセキュリティの問題であり得る。
NR(新しい無線)において、NASアイデンティティを無線インターフェース上の露出させることによる、類似するセキュリティの問題が生じる可能性があり得る。さらに、RAN起動ページングにおいてNAS識別子を使用することもまた、NASアイデンティティを高頻度で更新するためのメカニズムが必要であり得るので、おそらくは、RANとCNの間に追加のシグナリングにつながり得る。また、NASアイデンティティの再割り当てに障害が生じた場合に回復プロシージャが必要な場合があるので、更新メカニズムがより複雑になり得る可能性もあり得る。
上記の理由から、UEは、RAN起動ページングにおいて、RAN割り当てUEアイデンティティ(再開アイデンティティ)を用いてアドレッシングすることができる。RRC_INACTIVEにあるUEは、通常、RANからページングすることができるが、ロバスト性の目的で、RRC_INACTIVEにあるUEもまた、CN起動ページングによって到達される必要があり得る。ネットワークが、UEがアイドル状態にある間、UEがRRC_INACTIVEにあるとみなす、(例えば、解放メッセージが送信された時点で、UEが一時的にカバレッジを外れた場合)、状態不一致の状況を解決するために、RRC_INACTIVEにあるUEは、そのNAS識別子を含むCN開始ページに応答することが必要であり得る。
UEは、RRC_INACTIVEにある間、RAN開始ページングならびにCN起動ページングをモニタし、これらに応答することが必要であり得る。RAN開始ページングメッセージは、RAN割り当てUEアイデンティティを含むことができ、一方で、CN開始ページングメッセージは、CN割り当てアイデンティティ(NAS)と共に送信される。
しかしながら、RRC_INACTIVEにある間のRRCページングメッセージの受信時に、UEは、ページングプロシージャがRANにおいてトリガされるか、CNにおいてトリガされるかにかかわらず、すなわち、メッセージに含まれるUE識別子とは無関係に、同じよう機能することができる。すなわち、UEは、格納されたASコンテキストを利用することができ、また、RRC接続再開要求メッセージ(または同等物)をgNBに送信することによってRRC接続の再開を試みることができ、UEがRRC_INACTIVEに遷移した時点で、UE自体が、RAN割り当てUEアイデンティティがUEに送信されたことを認識する。
ASコンテキストがネットワーク内で正常に検索されると、UEは、再開プロシージャの一部として、RRC_CONNECTEDに遷移させることができる(下の図16を参照されたい)。
何らかの理由で、ASコンテキストをネットワーク内で検索することができず、したがって、RRC接続の再開に障害が生じた場合、フォールバックプロシージャを提案することができ、gNBは、再開に障害が生じた結果として、RRC接続確立プロシージャをトリガする。このシナリオのためのシグナリングフローは、下の図17に示され得る。
一例において、再開の試行に障害が生じた場合は、RRC_IDLEからトリガされる通常のRRC接続確立プロシージャと比較して、UEとネットワークとの間にいかなる追加の往復コストも追加しない場合がある(UEは、RRC接続再開要求メッセージの代わりに、RRC接続要求メッセージを送信することができる)。
UEが、(図2dにおいて、RRC接続設定メッセージの受信時に)ネットワークによって知らされるまでASコンテキストを保持することができるという事実はまた、単にページングメッセージの受信時にASコンテキストを解放することができる場合の解決策と比較して、より安全な解決策とみなすこともできる。
図1dおよび図2dのページングプロシージャはまた、例えば、解放メッセージが送信された時点で、UEが一時的にカバレッジを外れた場合に、CNから開始することもできる。
以下は、例示的なコールフローである。ネットワークノードの間で通信される追加のメッセージが存在し得る(コールフローには示さず)。
図25および図26に示される例示的な実施形態において、第1の基地局は、無線リソース制御(RRC)接続状態からRRC停止状態への無線デバイスのRRC状態遷移を示す少なくとも1つの第1のメッセージを無線デバイスに伝送することができる。少なくとも1つの第1のメッセージは、周期的無線アクセスネットワーク(RAN)通知エリア更新プロシージャの無線デバイスRAN通知エリア更新タイマと関連付けられた値を示すパラメータを含むことができる。一例において、第1の基地局は、無線デバイスのアンカー基地局であり得る。第1の基地局は、無線デバイスのUEコンテキストを保持することができる。UEコンテキストは、PDUセッション構成、セキュリティ構成、無線ベアラ構成、論理チャネル構成、RRC停止状態と関連付けられた再開識別子、RAN通知エリア情報(例えば、RANエリア識別子、セル識別子、無線デバイスのRAN通知エリアの基地局識別子)、のうちの少なくとも1つを含むことができる。
一例において、RRC停止状態の無線デバイスは、UE RNA更新タイマ(周期的RAN通知エリア更新タイマ値)が満了したときに、RNA更新プロシージャを実行することができる。周期的RNAは、無線デバイスの基地局によって構成することができる。UE RNA更新タイマは、無線デバイスがRRC接続を行ったときに、RNA更新プロシージャを実行したときに、および/または無線デバイスと基地局との間の1つ以上シグナリングメッセージを介して、構成および/または開始(再開)することができる。一例において、UE RNA更新タイマは、無線デバイスの移動速度、ネットワークスライス、UEタイプ、確立したベアラタイプ、および/またはサービスタイプに基づいて構成することができる。基地局は、構成パラメータ、例えば、RNAタイマ値および/またはRNAカウンタを含む1つ以上のメッセージを伝送することができる。RNAタイマおよび/またはカウンタは、UEがRNA更新を基地局に正常に伝送したときに再開することができる。
一例において、無線デバイスは、UE RNA更新タイマが複数の理由(例えば、複数のシステムエラー、ネットワークカバレッジの外への移動、および/または電源オフ)で満了したときに、RNA更新プロシージャを開始することができない場合がある。一例において、第1の基地局は、RRC停止状態にある無線デバイスからRNA更新メッセージを受信することなくネットワークRNA更新タイマが満了した場合に、および/または第1の基地局が、周期的RNA更新カウンタの数よりも多いRNA更新メッセージを受信しない場合に、周期的RNA更新が正常でないと判定することができる。一例において、基地局は、第1の数の(例えば、その後の)予期される周期的RNA更新メッセージを受信しなかったときに、周期的RNA更新が正常でないとみなすことができる。一例において、ネットワークRNA更新タイマは、UE RNA更新タイマよりも長くなり得る。無線デバイスの1つ以上の周期的RNA更新プロシージャに障害が生じたときに、基地局(例えば、アンカー基地局)は、無線デバイスの周期的RNA更新の障害を判定することができる。基地局によって周期的RNA更新の障害を判定することは、ネットワークRNA更新タイマ(例えば、RAN通知エリア更新保護タイマ)の満了に基づくことができる。
一例において、第1の基地局は、無線デバイスからRNA更新表示を受信することに応じて、ネットワークRNA更新タイマを開始することができる。RNA更新表示は、無線デバイスからのからRRC接続再開メッセージ、無線デバイスがキャンプオンする基地局からのUEコンテキスト検索要求メッセージ、無線デバイスのRNA更新を示すXnメッセージ、および/または同様のものを含むことができる。一例において、第1の基地局は、無線デバイスと通信する(例えば、無線デバイスへ/から1つ以上のパケットを伝送/受信すること)に応答して、ネットワークRNA更新タイマを開始することができる。一例において、第1の基地局は、無線デバイスと通信することに応答して、ネットワークRNA更新タイマを停止することができる。
周期的RNA更新が正常でないと判定した後に、第1の基地局は、第1のメッセージをコアネットワークエンティティに伝送することができる。第1のメッセージは、周期的RNA更新に障害が生じた無線デバイスの無線デバイス識別子、無線デバイスのASコンテキスト識別子、無線デバイスのRNA更新障害表示、第1の基地局の無線デバイスの無線デバイスコンテキスト解放表示、無線デバイスのRRC状態をRRCアイドル状態に遷移させることを知らせるRRC状態遷移表示、無線デバイスの再開ID、および/または無線デバイスのコアネットワークページング要求、のうちの少なくとも1つを含むことができる。一例において、第1のメッセージを伝送した後に、第1の基地局は、無線デバイスコンテキスト(UEコンテキスト)を解放することができる。一例において、第1のメッセージは、無線デバイスのUEコンテキスト解放要求メッセージを含むことができる。第1のメッセージは、無線デバイスが到達できないこと、無線デバイスがRRCアイドル状態にあること、および/または無線デバイスの周期的RAN通知エリア更新に障害が生じたこと、を示す、原因情報エレメントを含むことができる。
一例において、コアネットワークエンティティは、基地局(例えば、アンカー基地局)から第1のメッセージを受信することに応答して、無線デバイスのUEコンテキストを解放することができる。
一例において、コアネットワークエンティティは、第1の基地局から無線デバイスの周期的RNA更新の障害に関する第1のメッセージを受信し、無線デバイスのRRC状態をRRCアイドル状態として構成することができる。一例において、コアネットワークエンティティは、無線デバイスのRRC状態をRRC停止状態として保持することができる。一例において、第1のメッセージを受信するコアネットワークエンティティは、第1のコアネットワークページングメッセージを複数の基地局に伝送することができる。第1のコアネットワークページングメッセージは、無線デバイス識別子、無線デバイスのASコンテキスト識別子、トラッキングエリア識別子(および/またはトラッキングエリアコード)、第1の基地局の基地局識別子、無線デバイスと関連付けられたRNA識別子、コアネットワークページングの理由、無線デバイスの再開ID、および/または無線デバイスの動作表示、のうちの少なくとも1つを含むことができる。一例において、動作表示は、無線デバイスが、RRCアイドル状態へのRRC状態遷移、RRC接続状態へのRRC状態遷移、RNA更新プロシージャ、および/またはランダムアクセスプロシージャを実行するように構成することができる。一例において、第1のコアネットワークページングメッセージを受信する第2の基地局は、少なくとも第1の基地局の基地局識別子に基づいて、第1の基地局と第2の基地局との間に直接インターフェース(例えば、Xnインターフェース)が存在するかどうかを判定することができる。
一例において、第1のコアネットワークページングメッセージを受信する第2の基地局は、無線デバイス識別子、例えば、再開ID、S−TMSI、またはIMSIを含む第2のコアネットワークページングメッセージをブロードキャスト/マルチキャストすることができる。一例において、第2のコアネットワークページングメッセージは、ASコンテキスト識別子、RNA識別子、コアネットワークページングの理由、および/または無線デバイスの動作表示をさらに含むことができる。第2のコアネットワークページングメッセージは、無線デバイスによってランダムアクセスプロシージャを開始するように構成することができる。一例において、無線デバイスは、無線デバイス識別子、ASコンテキスト識別子、および/またはRNA識別子、のうちの少なくとも1つに基づいて、第2のコアネットワークページングメッセージを認識することができる。一例において、第2のコアネットワークページングメッセージを受信した後に、無線デバイスは、プリアンブルメッセージを第2の基地局に伝送することによって、ランダムアクセスプロシージャを開始することができる。一例において、ランダムアクセスプロシージャは、2ステージランダムアクセスプロシージャおよび/または4ステージランダムアクセスプロシージャであり得る。一例において、ランダムアクセスプロシージャ中に、第2の基地局は、少なくとも無線デバイスの動作表示に基づいてとる動作を無線デバイスに知らせることができ、この動作は、RRC接続状態へのRRC状態の遷移、RRCアイドル状態へのRRC状態の遷移、RRC停止状態にとどまること、および/またはRNA更新プロシージャの開始、のうちの少なくとも1つであり得る。
一例において、無線デバイスからランダムアクセスのプリアンブルメッセージを受信した後に、第2の基地局は、第1のコアネットワークページングメッセージのためのコアネットワークページング肯定応答をコアネットワークエンティティに伝送することができる。コアネットワークページングの肯定応答メッセージは、無線デバイスの無線デバイスコンテキスト要求を含むことができる。一例において、コアネットワークエンティティは、第1の基地局から受信した第1のメッセージに対する肯定応答メッセージを基地局に伝送することができる。第1の基地局への肯定応答メッセージは、無線デバイスの無線デバイスコンテキスト要求を含むことができる。一例において、無線デバイスからランダムアクセスのプリアンブルメッセージを受信した後に、第2の基地局は、少なくとも第1のコアネットワークページングメッセージに含まれる第1の基地局の基地局識別子に基づいて、第1の基地局と第2の基地局との間の直接インターフェース(例えば、Xnインターフェース)を介して、無線デバイスコンテキスト要求メッセージを第1の基地局に伝送することができる。一例において、第1の基地局は、コアネットワークエンティティを介して間接的に、および/または直接インターフェースを介して直接的に、無線デバイスコンテキストを第2の基地局に伝送することができる。一例において、無線デバイスコンテキストを第2の基地局に伝送した後に、第1の基地局は、無線デバイスコンテキスト(UEコンテキスト)を解放することができる。
一例において、第2の基地局が直接インターフェースを介して第1の基地局から無線デバイスコンテキストをフェッチする場合において、第2の基地局は、無線デバイスのパス切り替え要求をコアネットワークエンティティに伝送することができ、コアネットワークエンティティは、無線デバイスのためにユーザプレーンコアネットワークエンティティとRANノードの間で、無線デバイスのために確立された1つ以上のベアラのダウンリンクトンネルエンドポイント識別子を更新すること、例えば、ダウンリンクトンネルエンドポイント識別子を第1の基地局のアドレスから第2の基地局のアドレスに変更することができる。
一例において、正常なコアネットワークページングプロシージャの後に、無線デバイスは、RRC停止状態にとどまること、RRC接続状態に遷移させること、および/またはRRCアイドル状態に遷移させることができる。無線デバイスがRRC停止状態にとどまる、またはRRC接続状態に遷移させる場合において、第2の基地局は、無線デバイスの無線デバイスコンテキストを保持することができ、そして、第2の基地局とユーザプレーンコアネットワークエンティティとの間で無線デバイスの1つ以上のベアラを維持することができる。無線デバイスがRRC停止状態にとどまる場合、第2の基地局は、無線デバイスのアンカー基地局になり得る。無線デバイスをRRC接続状態に遷移させる場合、第2の基地局は、RRC停止状態への無線デバイスのRRC状態遷移を開始することができ、第2の基地局は、アンカー基地局になり得る。無線デバイスをRRCアイドル状態に遷移させる場合において、第2の基地局は、第1の基地局および/またはコアネットワークエンティティに無線デバイスコンテキストを要求しない場合がある。
一例において、UE RNA更新タイマ(周期的RAN通知エリア更新タイマ値)が満了する前に、RRC停止状態の無線デバイスがRNA更新プロシージャを実行しない場合、無線デバイスは、周期的RNA更新に障害が生じたと判定することができる。UEは、UEの周期的RNAタイマを構成するRRCメッセージ、およびUEをRRC停止状態に遷移させることに応答して、RNA更新タイマを開始することができる。UEは、UEがRNA更新を伝送するときに、UE RNAタイマを再開することができる。
一例において、周期的RNA更新障害が発生した場合、無線デバイスは、別のタイマの満了の後に、および/または周期的RNA更新カウンタの数を超えるRNA更新プロシージャを実行することに障害が生じた後に、直ちにそのRRC状態をRRCアイドル状態に遷移させることができる。例えば、UE RNA更新プロシージャが第1の(例えば、連続する)回数正常でなかったときに、UEは、周期的RNA更新に障害が生じたと判定することができる。一例において、基地局は、周期的RNA更新タイマおよび/またはカウンタ値を含む構成メッセージを無線デバイスに伝送することができる。
一例において、第1の基地局は、無線デバイスについて、周期的RAN通知エリア更新タイマの満了を含む1つ以上の基準に基づいて、周期的RNA障害を判定することができる。第1の基地局は、周期的RNA障害を判定することに応答して、第1のメッセージをコアネットワークエンティティに伝送することができ、第1のメッセージは、無線デバイスの第1の無線デバイス識別子を含むことができ、および/または第1のメッセージは、無線デバイスの周期的RNA障害を示すことができる。第1のメッセージは、第1の基地局が無線デバイスコンテキストを解放することを示す、第1の表示をさらに含むことができる。第1の基地局は、無線デバイスの無線デバイスコンテキストをさらに解放することができる。第1のメッセージは、RNA更新周期と関連付けられた第1の持続時間が経過し、RNA更新を受信していないことを示す、第2の表示をさらに含むことができる。第2の基地局は、コアネットワークエンティティから、無線デバイスの第1のページングおよび第2の無線デバイス識別子を含む第2のメッセージをさらに受信することができる。第2の基地局は、第2のページングおよび第2の無線デバイス識別子を含む第3のメッセージをブロードキャストおよび/またはマルチキャストすることができる。第2の基地局は、無線デバイスから、第2のページングの肯定応答を含む第4のメッセージを受信することができ、無線デバイスは、少なくとも第2の無線デバイス識別子に基づいて、第2のページング要求を認識することができる。第2の基地局は、第2のメッセージに対する応答を示す第5のメッセージをコアネットワークエンティティに伝送することができる。
一例において、第1の基地局は、無線デバイスの無線デバイスコンテキストの要求を含む第5のメッセージをさらに受信することができる。第1の基地局は、無線デバイスコンテキストを含む第6のメッセージを伝送することができる。第1の基地局は、無線デバイスコンテキストを解放することができる。無線デバイスは、基地局からのページングメッセージに応答して、無線リソース制御状態を無線リソース制御アイドル状態にさらに遷移させることができる。無線デバイスは、ページングメッセージを受信した後に、無線リソース制御状態を無線リソース制御アイドル状態にさらに遷移させることができる。無線デバイスは、ページングメッセージを受信した後に、無線リソース制御RRC停止状態になり得る。第2の基地局は、無線リソース制御接続状態から無線リソース制御停止状態への無線リソース制御状態遷移を完了する、無線リソース制御状態遷移表示を含むメッセージ、無線アクセスネットワーク通知エリア更新の承諾を含むメッセージ、および/または1つ以上のパケットのうちの1つ、のうちの少なくとも1つを無線デバイスにさらに伝送することができる。第2の基地局は、無線デバイスから、無線アクセスネットワーク通知エリア更新リクエストを含むメッセージ、第1の基地局によって無線デバイスから受信された1つ以上のパケットのうちの1つ、および/または無線アクセスネットワーク通知エリアページングの肯定応答を含むメッセージ、のうちの少なくとも1つを受信することができる。
一例において、第1の基地局は、無線デバイスのRANコンテキストをさらに解放することができる。第1の基地局および/またはコアネットワークエンティティは、RRC停止状態からRRCアイドル状態に無線リソース制御状態を遷移させることができる。一例において、無線デバイスは、第2の基準を満たした場合に、RRC停止状態からRRCアイドル状態に遷移させることができる。第1の基地局は、RNAの1つ以上の構成パラメータを含む1つ以上のメッセージを無線デバイスに伝送することができ、1つ以上の構成パラメータは、周期的RAN通知エリア更新タイマ値のための値を示すパラメータを含む。一例において、第1の基地局は、周期的RAN通知エリア更新カウンタに到達することを含む1つ以上の基準を無線デバイスに伝送することができる。RNA更新に障害が生じた数が周期的RAN通知エリア更新カウンタに到達した場合、無線デバイスをRRCアイドル状態に遷移させることができる。
一例において、無線デバイスは、基地局から、RNAの1つ以上の構成パラメータを含む1つ以上の第1のメッセージを受信することができ、1つ以上の構成パラメータは、周期的RAN通知エリア更新タイマ値のための値を示すパラメータを含む。無線デバイスは、周期的RAN通知エリア更新タイマの満了を含む1つ以上の基準に基づいて、周期的RNA更新障害を判定することができる。無線デバイスは、周期的RNA更新障害を判定することに応答して、RRCアイドル状態に遷移させることができる。
実施形態は、必要に応じて、動作するように構成することができる。開示されたメカニズムは、例えば、無線デバイス、基地局、無線環境、ネットワーク、その上記の組み合わせ、および/または同様のものにおいて、特定の判定基準が満たされたときに実行することができる。例示的な判定基準は、例えば、無線デバイスまたはネットワークノード構成、トラフィック負荷、初期システム設定、パケットサイズ、トラフィック特性、それらの組み合わせ、および/または同様のものに少なくとも部分的に基づくことができる。これらの1つ以上の基準が満たされている場合に、種々の例示的な実施形態を実施することができる。したがって、本開示のプロトコルを選択的に実行する例示的な実施形態を実施することが可能であり得る。
様々な実施形態によれば、例えば、無線デバイス、オフネットワーク無線デバイス、基地局、および/または同様のものなどのデバイスは、1つ以上のプロセッサと、メモリと、を備えることができる。メモリは、1つ以上のプロセッサによって実行されると、デバイスに一連の動作を実行させる命令を格納することができる。例示的な動作の実施形態は、添付の図面および明細書に示されている。様々な実施形態からの特徴を組み合わせてさらに別の実施形態を作り出すことができる。
図27は、本開示の実施形態の態様に基づく、例示的な流れ図である。2710で、第1の基地局は、第1のコアネットワークエンティティから、無線リソース制御(RRC)停止状態にある無線デバイスの1つ以上のパケットを受信することができる。2720で、第1の基地局は、少なくとも1つのRANページングメッセージを少なくとも1つの第2の基地局に送信することを含む無線アクセスネットワーク(RAN)ページングプロシージャを開始することができる。少なくとも1つのRANページングメッセージは、無線デバイスの第1の識別子を含むことができる。2730で、第1の基地局は、少なくとも1つのRANページングメッセージの応答を受信しないことに応答して、RANページングプロシージャの障害を判定することができる。2740で、第1の基地局は、RANページングプロシージャの障害に応答して、第1のメッセージを第2のコアネットワークエンティティに送信することができる。2750で、第1の基地局は、第1のメッセージに応答して、第2のコアネットワークエンティティから、第2のメッセージを受信することができる。第2のメッセージは、1つ以上のパケットをフォワーディングするための第3の基地局のトンネルエンドポイント識別子を含むことができる。2760で、第1の基地局は、トンネルエンドポイント識別子に基づいて、1つ以上のパケットを第3の基地局に送信することができる。
一実施形態によれば、第2のコアネットワークエンティティは、第1のメッセージを受信することに応答して、コアネットワークページングプロシージャを開始することができる。コアネットワークページングプロシージャは、第1のページングメッセージを第3の基地局に送信することを含むことができる。第1のページングメッセージは、無線デバイスの第2の識別子を含むことができる。第2のコアネットワークエンティティは、第3の基地局から、第1のページングメッセージに応答して、第3のメッセージを受信することができる。第3のメッセージは、第3の基地局のトンネルエンドポイント識別子を含むことができる。一実施形態によれば、第1のコアネットワークエンティティは、制御プレーンコアネットワークノードを含むことができる。第2のコアネットワークエンティティは、ユーザプレーンコアネットワークノードを含むことができる。一実施形態によれば、1つ以上のパケットを送信することは、第1の基地局と第3の基地局との間の直接トンネルを介することができる。直接トンネルは、トンネルエンドポイント識別子と関連付けることができる。一実施形態によれば、トンネルエンドポイント識別子は、第3の基地局のインターネットプロトコル(IP)アドレスを含むことができる。一実施形態によれば、第1のメッセージは、RANページングプロシージャの障害を示すことができる。一実施形態によれば、少なくとも1つのRANページングメッセージは、RAN通知情報、無線デバイスのコンテキスト識別子、RANページングプロシージャを開始する理由、および/または同様のもの、のうちの少なくとも1つを含むことができる。一実施形態によれば、少なくとも1つの第2の基地局は、少なくとも1つのRANページングメッセージを受信することに応答して、無線インターフェースを介して、第2のRANページングメッセージを伝送することができる。
図28は、本開示の実施形態の態様に基づく、例示的な流れ図である。2810で、第3の基地局は、第2のコアネットワークエンティティから、無線デバイスの第1のページングメッセージを受信することができる。第1のページングメッセージは、無線デバイスの第2の識別子を含むことができる。2820で、第3の基地局は、第1のページングメッセージを受信することに応答して、無線インターフェースを介して、無線デバイスの第2のページングメッセージを伝送することができる。2830で、第3の基地局は、無線デバイスから、第1のページングメッセージに応答して、無線リソース制御(RRC)接続のためのランダムアクセスプリアンブルを受信することができる。2840で、第3の基地局は、第2のコアネットワークエンティティに、RRC接続に応答して、第3の基地局のトンネルエンドポイント識別子を含む第3のメッセージを伝送することができる。2850で、第3の基地局は、トンネルエンドポイント識別子に基づいて、第1の基地局から1つ以上のパケットを受信することができる。
一実施形態によれば、第2のコアネットワークエンティティは、ユーザプレーンコアネットワークノードを備えることができる。一実施形態によれば、1つ以上のパケットを受信することは、第1の基地局と第3の基地局との間の直接トンネルを介することができる。直接トンネルは、トンネルエンドポイント識別子と関連付けることができる。一実施形態によれば、トンネルエンドポイント識別子は、第3の基地局のインターネットプロトコル(IP)アドレスを含むことができる。
図29は、本開示の実施形態の態様に基づく、例示的な流れ図である。2910で、第1の基地局は、第1のコアネットワークエンティティから無線デバイスの1つ以上のパケット)を受信することができる。2920で、第1の基地局は、ページングプロシージャを開始することができる。ページングプロシージャは、少なくとも1つのページングメッセージを少なくとも1つの第2の基地局に送信することを含むことができる。少なくとも1つのページングメッセージは、無線デバイスの第1の識別子を含むことができる。2930で、第1の基地局は、ページングプロシージャの障害を判定することに応答して、第1のメッセージを第2のコアネットワークエンティティに送信することができる。2940で、第1の基地局は、第1のメッセージに応答して、第2のコアネットワークエンティティから第2のメッセージを受信することができる。第2のメッセージは、1つ以上のパケットをフォワーディングするための第3の基地局のトンネル識別子を含むことができる。2950で、第1の基地局は、トンネル識別子に基づいて、1つ以上のパケットを第3の基地局に送信することができる。
一実施形態によれば、ページングプロシージャは、無線アクセスネットワーク(RAN)ページングプロシージャを含むことができる。一実施形態によれば、トンネル識別子は、トンネルエンドポイント識別子を含むことができる。一実施形態によれば、無線デバイスは、無線リソース制御停止状態であり得る。一実施形態によれば、障害を判定することは、少なくとも1つのページングメッセージの応答を受信しないことに応答することができる。一実施形態によれば、第1のメッセージは、ページングプロシージャの障害を示すことができる。
図30は、本開示の実施形態の態様に基づく、例示的な流れ図である。3010で、第1の基地局は、第1の基地局の第1の無線アクセスネットワーク(RAN)エリア識別子を含む第1のメッセージを第2の基地局に伝送することができる。3020で、第1の基地局は、第2の基地局から、第2の基地局の第2のRANエリア識別子を含む第2のメッセージを受信することができる。3030で、第1の基地局は、少なくとも1つの無線リソース制御(RRC)メッセージを無線デバイスに伝送することができる。少なくとも1つのRRCメッセージは、第1のRANエリア識別子を含むことができる。少なくとも1つのRRCメッセージは、RRC停止状態への無線デバイスの状態遷移を示すことができる。3040で、第1の基地局は、無線デバイスの1つ以上のパケットを受信することができる。3050で、第1の基地局は、第1のRANエリア識別子が第2のRANエリア識別子と同一であるときに、1つ以上のパケットを受信することに応答して、RANページングメッセージを第2の基地局に伝送することができる。RANページングメッセージは、無線デバイスおよび第1のRANエリア識別子の識別子を含むことができる。
一実施形態によれば、第1のメッセージは、第1の基地局の第1のセルの第1のセル識別子をさらに含むことができる。第1のセルは、第1のRANエリア識別子と関連付けることができる。一実施形態によれば、第2のメッセージは、第2の基地局の第2のセルの第2のセル識別子をさらに含むことができる。第2のセルは、第2のRANエリア識別子と関連付けることができる。一実施形態によれば、RANページングメッセージを伝送することは、無線デバイスがRRC停止状態にあることに応答することができる。一実施形態によれば、第1の基地局は、RANページングメッセージに応答して、第2の基地局から第3のメッセージをさらに受信することができる。一実施形態によれば、第1の基地局は、第3のメッセージに応答して、無線デバイスの1つ以上のパケットを第2の基地局にさらに伝送することができる。一実施形態によれば、第1の基地局は、少なくとも無線デバイスがRRC停止状態である時間中に、無線デバイスの無線デバイスコンテキストを保持することができる。無線デバイスコンテキストは、ベアラ構成情報、論理チャネル構成情報、セキュリティ情報、および/または同様のもの、のうちの少なくとも1つを含むことができる。一実施形態によれば、第1のメッセージは、インターフェース設定要求メッセージ、インターフェース設定応答メッセージ、基地局構成更新メッセージ、および/または同様のもの、のうちの少なくとも1つを含むことができる。一実施形態によれば、第1の基地局は、コアネットワークエンティティから1つ以上のパケットを受信することができる。一実施形態によれば、第1の基地局は、1つ以上のRANページングメッセージを、第1のRAN識別子と関連付けられた1つ以上の第3の基地局にさらに伝送することができる。
図31は、本開示の実施形態の態様に基づく、例示的な流れ図である。3110で、第2の基地局は、第1の基地局から第1の基地局の第1の無線アクセスネットワーク(RAN)エリア識別子を含む第1のメッセージを受信することができる。3120で、第2の基地局は、第2の基地局の第2のRANエリア識別子を含む第2のメッセージを第1の基地局に伝送することができる。3130で、第2の基地局は、第1のRANエリア識別子が第2のRANエリア識別子と同一であるときに、第1の基地局から無線デバイスのRANページングメッセージを受信することができる。無線デバイスは、無線リソース制御(RRC)停止状態であり得、第1のRANエリア識別子を割り当てることができる。一実施形態によれば、RANページングメッセージは、無線デバイスおよび第1のRANエリア識別子の識別子を含むことができる。
図32は、本開示の実施形態の態様に基づく、例示的な流れ図である。3210で、第1の基地局は、第2の基地局から第2の基地局の第2の無線アクセスネットワーク(RAN)エリア識別子を含む第2のメッセージを受信することができる。3220で、第1の基地局は、第1のRANエリア識別子を含む少なくとも1つの第3のメッセージを無線デバイスに伝送することができる。少なくとも1つの第3のメッセージは、無線リソース制御停止状態への無線デバイスの状態遷移を示すことができる。3230で、第1の基地局は、無線デバイスの1つ以上のパケットを受信することができる。3240で、第1の基地局は、第1のRANエリア識別子が第2のRANエリア識別子と同一であるときに、1つ以上のパケットを受信することに応答して、RANページングメッセージを第2の基地局に伝送することができる。RANページングメッセージは、無線デバイスおよび第1のRANエリア識別子の識別子を含むことができる。一実施形態によれば、第1の基地局は、第1の基地局の第1のRANエリア識別子を含む第1のメッセージを第2の基地局にさらに伝送することができる。
図33は、本開示の実施形態の態様に基づく、例示的な流れ図である。3310で、第1の基地局は、第2の基地局から、無線デバイスと関連付けられた少なくとも1つの第1のパケットを受信することができる。3320で、第1の基地局は、無線デバイスが無線リソース制御(RRC)停止状態にあるときに、コアネットワークエンティティから無線デバイスの少なくとも1つの第2のパケットを受信することができる。3330で、第1の基地局は、第1の持続時間が第1の時間値よりも大きいことに応答して、第1の無線アクセスネットワーク(RAN)ページングメッセージを、無線デバイスと関連付けられたRANエリアの第3の基地局に伝送することができる。第1の持続時間は、少なくとも1つの第1のパケットを受信することと、少なくとも1つの第2のパケットを受信することとの間の持続時間を含むことができる。3340で、第1の基地局は、第1の持続時間が第1の時間値よりも小さいか、または大きいかに関係なく、第2のRANページングメッセージを第2の基地局に伝送することができる。3350で、第1の基地局は、第1のRANページングメッセージまたは第2のRANページングメッセージのうちの1つについて受信された応答に基づいて、少なくとも1つの第2のパケットを第2の基地局または第3の基地局のうちの1つに伝送することができる。
一実施形態によれば、RANエリアは、RAN通知エリアと関連付けることができる。一実施形態によれば、第1のRANページングメッセージまたは第2のRANページングメッセージは、無線デバイスの識別子と、RANエリアのRANエリア情報と、を含むことができる。一実施形態によれば、少なくとも1つの第1のパケットは、RRC停止状態にある無線デバイスのアップリンクデータ伝送、データ伝送、RAN通知エリア更新プロシージャ、またはRRC停止状態接続状態からRRC停止状態への無線デバイスの状態遷移、のうちの少なくとも1つと関連付けることができる。一実施形態によれば、第1の時間値は、無線デバイスの移動速度に基づくことができる。一実施形態によれば、第1の基地局は、少なくとも無線デバイスがRRC停止状態である時間中に、無線デバイスの無線デバイスコンテキストを保持することができる。無線デバイスコンテキストは、ベアラ構成情報、論理チャネル構成情報、パケットデータコンバージェンスプロトコル構成情報、またはセキュリティ情報、のうちの少なくとも1つを含むことができる。一実施形態によれば、第1の基地局は、RANエリアと関連付けることができる。一実施形態によれば、第1の基地局は、RANエリアのRANエリア情報を含む少なくとも1つのRRCメッセージを無線デバイスにさらに伝送することができる。少なくとも1つのRRCメッセージは、RRC停止状態への無線デバイスの状態遷移を示すことができる。
一実施形態によれば、第2の基地局は、第2のRANページングメッセージを受信することおよび第2の持続時間が第2の時間値よりも大きいことに応答して、無線デバイスと関連付けられたRANエリアの第1のセルを介して、第1のページングメッセージを伝送することができる。第2の持続時間は、無線デバイスから少なくとも1つの第1のパケットを受信することと、第2のRANページングメッセージを受信することとの間の持続時間を含むことができる。第2の基地局は、第2の持続時間が第2の時間値よりも小さいか、または大きいかに関係なく、第2のセルを介して、第2のページングメッセージを伝送することができ、第2の基地局が、第2のセルを介して、無線デバイスから少なくとも1つの第1のパケットを受信するができる。一実施形態によれば、第2の基地局は、第1のページングメッセージまたは第2のページングメッセージのうちの1つについて受信された応答に基づいて、第1のセルまたは第2のセルの1つを介して、少なくとも1つの第2のパケットをさらに伝送することができる。
図34は、本開示の実施形態の態様に基づく、例示的な流れ図である。3410で、第1の基地局は、第2の基地局から、無線デバイスと関連付けられた少なくとも1つの第1のパケットを受信することができる。3420で、第1の基地局は、無線デバイスが無線リソース制御(RRC)停止状態にあるときに、コアネットワークエンティティから無線デバイスの少なくとも1つの第2のパケットを受信することができる。3430で、第1の基地局は、少なくとも1つの第1のパケットを受信することと、少なくとも1つの第2のパケットを受信することとの間の持続時間が、第1の時間値よりも大きいかどうかを判定することができる。持続時間が第1の時間値(3440)よりも大きいときに、第1の基地局は、第1の無線アクセスネットワーク(RAN)ページングメッセージを、3445で無線デバイスと関連付けられたRANエリアの第3の基地局に伝送することができる。持続時間が第1の時間値(3450)以下であるときに、第1の基地局は、3455の第2のRANページングメッセージを第2の基地局に伝送することができる。3460で、第1の基地局は、第1のRANページングメッセージまたは第2のRANページングメッセージのうちの1つについて受信された応答に基づいて、少なくとも1つの第2のパケットを第2の基地局または第3の基地局のうちの1つに伝送することができる。
図35は、本開示の実施形態の態様に基づく、例示的な流れ図である。3510で、第1の基地局は、無線デバイスから、第1の基地局の第1のセルを介して、少なくとも1つの第1のパケットを受信することができる。3520で、第1の基地局は、無線デバイスが無線リソース制御停止状態であるときに、コアネットワークエンティティから無線デバイスの少なくとも1つの第2のパケットを受信することができる。3530で、第1の基地局は、第1の持続時間が第1の時間値よりも大きいことに応答して、第1の無線アクセスネットワーク(RAN)ページングメッセージを、無線デバイスと関連付けられたRANエリアの第2の基地局に伝送することができる。第1の持続時間は、少なくとも1つの第1のパケットを受信することと、少なくとも1つの第2のパケットを受信することとの間の持続時間を含むことができる。3540で、第1の基地局は、第1の持続時間が第1の時間値よりも小さいか、または大きいかに関係なく、RANエリアの1つ以上の第2のセルを介して、第2のRANページングメッセージを伝送することができる。1つ以上の第2のセルは、第1のセルを含むことができる。3550で、第1の基地局は、第1のRANページングメッセージまたは第2のRANページングメッセージのうちの1つについて受信された応答に基づいて、1つ以上の第2のセルまたは第2の基地局のうちの1つを介して、少なくとも1つの第2のパケットを無線デバイスに伝送することができる。
図36は、本開示の実施形態の態様に基づく、例示的な流れ図である。3610で、無線デバイスは、基地局から、少なくとも1つの論理チャネル、または少なくとも1つの無線ベアラ、のうちの少なくとも1つの構成パラメータを含む少なくとも1つの第1のメッセージを受信することができる。3620で、無線デバイスは、基地局から、無線リソース制御(RRC)接続状態からRRC停止状態への無線デバイスのRRC状態遷移を示す第2のメッセージを受信することができる。3630で、RRC停止状態にある無線デバイスは、構成パラメータに基づいて、第1のセルを選択することができる。3640、無線デバイスは、第1のセルを介して、ランダムアクセスプリアンブルを基地局に伝送することができる。
一実施形態によれば、構成パラメータは、第1のセルの第1のセル識別子、少なくとも1つの論理チャネルの少なくとも1つの論理チャネル識別子、または少なくとも1つの無線ベアラの少なくとも1つの無線ベアラ識別子、のうちの少なくとも1つをさらに含むことができる。一実施形態によれば、構成パラメータは、少なくとも1つの論理チャネルまたは少なくとも1つの無線ベアラと、第1のセルとの関連付けを示すことができる。一実施形態によれば、構成パラメータは、少なくとも1つの論理チャネル、または少なくとも1つの無線ベアラと、1つ以上のセルタイプ、または1つ以上の周波数帯域、のうちの少なくとも1つとの関連付けを示すことができる。一実施形態によれば、構成パラメータは、第1のネットワークスライスと、第1のセル、1つ以上のセルタイプ、または1つ以上の周波数帯域、のうちの少なくとも1つとの関連付けをさらに示すことができる。一実施形態によれば、少なくとも1つの論理チャネルまたは少なくとも1つの無線ベアラは、第1のネットワークスライスと関連付けることができる。一実施形態によれば、基地局は、少なくとも無線デバイスがRRC停止状態である時間中に、無線デバイスの無線デバイスコンテキストを保持することができる。無線デバイスコンテキストは、ベアラ構成情報、論理チャネル構成情報、パケットデータコンバージェンスプロトコル構成情報、セキュリティ情報、および/または同様のもの、のうちの少なくとも1つを含むことができる。一実施形態によれば、第1のセルを選択することは、アップリンクバッファが、少なくとも1つの論理チャネル、または少なくとも1つの無線ベアラ、のうちの少なくとも1つと関連付けられた1つ以上のパケットを含むことに応答することができる。一実施形態によれば、ランダムアクセスプリアンブルメッセージを伝送することは、アップリンクバッファが1つ以上のパケットを含むこと、基地局からのページング表示、第1の無線アクセスネットワーク通知エリアへの移動、または第1のトラッキングエリアへの移動、のうちの少なくとも1つに応答することができる。
図37は、本開示の実施形態の態様に基づく、例示的な流れ図である。3710で、基地局は、少なくとも1つの第1のメッセージを無線デバイスに伝送することができる。少なくとも1つの第1のメッセージは、少なくとも1つの論理チャネル、または少なくとも1つの無線ベアラ、のうちの少なくとも1の構成パラメータを含むことができる。3720で、基地局は、無線リソース制御(RRC)接続状態からRRC停止状態への無線デバイスのRRC状態遷移を示す第2のメッセージを無線デバイスに伝送することができる。3730で、基地局は、無線デバイスから、構成パラメータに基づいて無線デバイスによって選択された第1のセルを介して、ランダムアクセスプリアンブルを受信することができる。無線デバイスは、RRC停止状態であり得る。一実施形態によれば、構成パラメータは、第1のセルの第1のセル識別子、少なくとも1つの論理チャネルの少なくとも1つの論理チャネル識別子、または少なくとも1つの無線ベアラの少なくとも1つの無線ベアラ識別子、のうちの少なくとも1つをさらに含むことができる。
図38は、本開示の実施形態の態様に基づく、例示的な流れ図である。3810で、第1の基地局は、無線リソース制御(RRC)接続状態からRRC停止状態への無線デバイスのRRC状態遷移を示す少なくとも1つの第1のメッセージを無線デバイスに伝送することができる。少なくとも1つの第1のメッセージは、周期的無線アクセスネットワーク(RAN)通知エリア更新プロシージャの無線デバイスRAN通知エリア更新タイマと関連付けられた値を示すパラメータを含むことができる。3820で、第1の基地局は、無線デバイスRAN通知エリア更新タイマの満了に応答して、無線デバイスによるRAN通知エリア更新を示す第2のメッセージを受信することができる。3830で、第1の基地局は、第2のメッセージを受信することに応答して、ネットワークRAN通知エリア更新タイマを開始することができる。3840で、第1の基地局は、ネットワークRAN通知エリア更新タイマの満了に応答して、無線デバイスの無線デバイスコンテキスト解放要求を示す第3のメッセージをコアネットワークエンティティに伝送することができる。第3のメッセージは、無線デバイスの識別子を含むことができる。
一実施形態によれば、少なくとも1つの第1のメッセージは、無線デバイスと関連付けられたRAN通知エリア情報をさらに含むことができる。RAN通知エリア情報は、RANエリア識別子、またはセル識別子のうちの少なくとも1つを含むことができる。一実施形態によれば、第1の基地局は、ネットワークRAN通知エリア更新タイマの満了に基づいて、無線デバイスの無線デバイスコンテキストをさらに解放することができる。一実施形態によれば、第3のメッセージは、無線デバイスが周期RAN通知エリア更新に障害が生じたことをさらに示すことができる。一実施形態によれば、コアネットワークエンティティは、第3のメッセージを受信することに応答して、無線デバイスがアイドル状態にあると判定することができる。一実施形態によれば、第1の基地局は、少なくとも無線デバイスがRRC停止状態である時間中に、無線デバイスの無線デバイスコンテキストを保持することができる。無線デバイスコンテキストは、ベアラ構成情報、論理チャネル構成情報、パケットデータコンバージェンスプロトコル構成情報、セキュリティ情報、および/または同様のもの、のうちの少なくとも1つを含むことができる。一実施形態によれば、無線デバイスRAN通知エリア更新タイマは、無線デバイスの移動速度、無線デバイスの無線デバイスタイプ、無線デバイスのネットワークスライス、無線デバイスのベアラ、および/または同様のもの、のうちの少なくとも1つに基づいて構成することができる。一実施形態によれば、コアネットワークエンティティは、第3のメッセージに基づいて、無線デバイスのページングメッセージを第2の基地局にさらに伝送することができる。コアネットワークエンティティは、第2の基地局からページングメッセージに対する応答メッセージをさらに受信することができる。一実施形態によれば、無線デバイスは、周期RAN通知エリア更新に障害が生じることに応答して、RRC停止状態からRRCアイドル状態にRRC状態を遷移させることができる。一実施形態によれば、第2のメッセージは、RRC接続再開要求メッセージを含むことができる。
図39は、本開示の実施形態の態様に基づく、例示的な流れ図である。3910で、第1の基地局は、無線リソース制御(RRC)接続状態からRRC停止状態への無線デバイスのRRC状態遷移を示す少なくとも1つの第1のメッセージを無線デバイスに伝送することができる。3920で、第1の基地局は、無線デバイスから、無線デバイスによるRAN通知エリア更新を示す第2のメッセージを受信することができる。3930で、第1の基地局は、第2のメッセージを受信することに応答して、ネットワーク無線アクセスネットワーク(RAN)通知エリア更新タイマを開始することができる。3940で、第1の基地局は、ネットワークRAN通知エリア更新タイマの満了に応答して、無線デバイスの無線デバイスコンテキスト解放要求を示す第3のメッセージをコアネットワークエンティティに伝送することができる。第3のメッセージは、無線デバイスの識別子を含むことができる。
図40は、本開示の実施形態の態様に基づく、例示的な流れ図である。4010で、第1の基地局は、無線リソース制御(RRC)接続状態からRRC停止状態への無線デバイスのRRC状態遷移を示す少なくとも1つの第1のメッセージを無線デバイスに伝送することができる。少なくとも1つの第1のメッセージは、周期的無線アクセスネットワーク(RAN)通知エリア更新プロシージャの無線デバイスRAN通知エリア更新タイマと関連付けられた値を示すパラメータを含むことができる。4020で、第1の基地局は、無線デバイスRAN通知エリア更新タイマの満了に応答して、無線デバイスによるRAN通知エリア更新を示す第2のメッセージを受信することができる。4030で、第1の基地局は、持続時間内にRAN通知エリア更新を受信しないことに応答して、無線デバイスの無線デバイスコンテキスト解放要求を示す第3のメッセージをコアネットワークエンティティに伝送することができる。期間は、無線デバイスRAN通知エリア更新タイマと関連付けられた値よりも長くすることができる。一実施形態によれば、第3のメッセージは、無線デバイスの識別子を含むことができる。
図41は、本開示の実施形態の態様に基づく、例示的な流れ図である。4110で、第1の基地局は、無線リソース制御(RRC)接続状態からRRC停止状態への無線デバイスのRRC状態遷移を示す少なくとも1つの第1のメッセージを無線デバイスに伝送することができる。少なくとも1つの第1のメッセージは、周期的無線アクセスネットワーク(RAN)通知エリア更新プロシージャの無線デバイスRAN通知エリア更新タイマと関連付けられた第1の値を示すパラメータを含むことができる。4120で、無線デバイスは、RRC状態遷移に応答して、無線デバイスRAN通知エリア更新タイマを開始することができる。4130で、第1の基地局は、無線デバイスRAN通知エリア更新タイマの満了に応答して、無線デバイスによる第2の値を有するRAN通知エリア更新を示す第2のメッセージを受信することができる。4140で、第1の基地局は、第2のメッセージを受信することに応答して、ネットワークRAN通知エリア更新タイマを開始することができる。4140で、第1の基地局は、ネットワークRAN通知エリア更新タイマの満了に応答して、無線デバイスの無線デバイスコンテキスト解放要求を示す第3のメッセージをコアネットワークエンティティに伝送することができる。第3のメッセージは、無線デバイスの識別子を含むことができる。ネットワークRAN通知エリア更新タイマの第2の値は、無線デバイスRAN通知エリア更新タイマの第1の値よりも大きくすることができる。
基地局は、複数の無線デバイスからなる組み合わせと通信することができる。無線デバイスおよび/または基地局は、複数の技術、および/またはその同じ技術の複数の公開をサポートすることができる。無線デバイスは、無線デバイスのカテゴリおよび/または能力(複数可)に応じて、いくつかの特定の能力(複数可)を有することができる。基地局は、複数のセクタを含むことができる。本開示が複数の無線デバイスと通信する基地局を対象とするときに、本開示は、カバレッジ領域内のすべての無線デバイスのうちのサブセットを対象とすることができる。この開示は、例えば、所与の能力を有し、かつ基地局の所与のセクタ内にある、所与のLTEまたは5Gリリースの複数の無線デバイスを対象とすることができる。本開示における複数の無線デバイスは、選択された複数の無線デバイス、および/または開示される方法に従って機能する、カバレッジ領域内のすべての無線デバイスのうちのサブセット、および/または同様のものを対象とすることができる。本開示の方法とは適合しない場合があるカバレッジエリア内に複数の基地局または複数の無線デバイスが存在し得るが、それは、例えば、そうした無線デバイスまたは基地局が、より古い公開のLTEまたは5G技術に基づいて実施されているからである。
本開示において、「a」および「an」ならびに同様の成句は、「少なくとも1つ」および「1つ以上」と解釈されるべきである。同様に、接尾語「(s)」で終わる任意の用語も、「少なくとも1つ」および「1つ以上」と解釈されるべきである。本開示において、用語「may」は、「場合があり、例えば」と解釈されるべきである。換言すれば、用語「may」は、用語「may」の後に続く成句が、様々な実施形態のうちの1つ以上に用いられるかもしれない、または用いられないかもしれないという多数の好適な可能性のうちの1つの例であることを暗示している。
AおよびBが集合であり、Aの各要素もまた、Bの要素である場合、Aは、Bの部分集合と呼ばれる。本明細書では、空でない集合および部分集合のみが考慮されている。例えば、B={セル1、セル2}の可能な部分集合は、{セル1}、{セル2}、および{セル1、セル2}である。成句「に基づいて」(または、同様に「少なくともに基づいて」)は、用語「に基づいて」の後に続く成句が、様々な実施形態のうちの1つ以上に使用されるかもしれない、または、されないかもしれないという多数の好適な可能性のうちの1つの例であることを暗示している。成句「に応答して」(または、同様に「少なくとも、に応答して」)は、用語「に応答して」の後に続く成句が、様々な実施形態のうちの1つ以上に使用されるかもしれない、または、されないかもしれないという多数の好適な可能性のうちの1つの例であることを暗示している。成句「に応じて」(または、同様に「少なくとも、に応じて」)は、用語「に応じて」の後に続く成句が、様々な実施形態のうちの1つ以上に使用されるかもしれない、または、されないかもしれないという多数の好適な可能性のうちの1つの例であることを暗示している。成句「採用する/使用する」(または、同様に「少なくとも、採用する/使用する」)は、用語「採用する/使用する」の後に続く成句が、様々な実施形態のうちの1つ以上に使用されるかもしれない、または、されないかもしれないという多数の好適な可能性のうちの1つの例であることを暗示している。
用語「構成される」は、そのデバイスが動作状態にあろうが、または非動作状態にあろうが、デバイスの潜在能力に関係し得る。用語「構成される」は、また、そのデバイスが動作状態にあろうが、または非動作状態にあろうが、そのデバイスの動作特性に影響を及ぼすデバイス内の特定の設定を指し得る。換言すれば、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、レジスタ、メモリ値、および/または同様のものは、そのデバイスが動作状態にあろうが、または非動作状態にあろうが、デバイス内部に「構成され」、特定の特性を有するデバイスを提供する。「デバイス内で生じる制御メッセージ」などの用語は、そのデバイスが動作状態にあろうが、または非動作状態にあろうが、制御メッセージが、特定の特性を構成するように使用され得、またはデバイス内で特定の動作を実現するように使用され得るパラメータを有することを意味することがある。
本開示において、様々な実施形態が開示されている。開示された例示的な実施形態からの制限、特徴、および/または要素を組み合わせて、本開示の範囲内で、さらなる実施形態を作り出すことができる。
本開示では、パラメータ(または同様に、フィールド、もしくは情報要素:IEと呼ばれる)は、1つ以上の情報オブジェクトを含むことができ、1つの情報オブジェクトは、1つ以上の他のオブジェクトを含むことができる。例えば、パラメータ(IE)Nがパラメータ(IE)Mを含み、パラメータ(IE)Mがパラメータ(IE)Kを含み、パラメータ(IE)Kがパラメータ(情報要素)Jを含む場合、例えば、NはKを含み、NはJを含む。例示的な実施形態において、1つ以上のメッセージが複数のパラメータを含むとき、それは、複数のパラメータのうちの1つのパラメータが、1つ以上のメッセージのうちの少なくとも1つに含まれるが、1つ以上のメッセージの各々に含まれる必要はないことを意味する。
さらに、上記で提示された多くの特徴は、「may」の使用または括弧の使用を通じて任意選択であると説明されている。簡潔さおよび読みやすさのために、本開示は、1組の任意選択の特徴から選択することによって得ることができるありとあらゆる順列組み合わせを明示的に列挙していない。しかしながら、本開示は、そのような順列組み合わせをすべて明示的に開示していると解釈されるべきである。例えば、3つの任意の特徴を有するものとして記載されたシステムは、7つの異なる方法で、すなわち3つの可能な特徴のうちの1つだけ、3つの可能な特徴のうちの任意の2つ、または3つの可能な特徴のうちの3つすべてで具現化することができる。
開示された実施形態に記載された要素の多くは、モジュールとして具現化されてもよい。1つのモジュールは、本明細書では、定義された機能を実行し、かつ他の要素に対する定義されたインターフェースを有する1つの要素として定義される。本開示に記載されるモジュールは、ハードウェア、ハードウェアと組み合わせたソフトウェア、ファームウェア、ウェットウェア(すなわち、生物学的要素を有するハードウェア)、またはそれらの組み合わせで具現化され得、それらはすべて動作的に等価である。例えば、モジュールは、ハードウェアマシンよって実行されるように構成されたコンピュータ言語(C、C++、Fortran、Java(登録商標)、Basic、Matlabなど)で書かれたソフトウェアルーチン、またはSimulink、Stateflow、GNU Octave、またはLabVIEWMathScriptのようなモデリング/シミュレーションプログラムとして具現化され得る。さらに、個別の、またはプログラム可能なアナログ、デジタルおよび/もしくは量子ハードウェアを組み込んだ物理的ハードウェアを使用してモジュールを具現化することが可能であり得る。プログラム可能なハードウェアの例には、コンピュータ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、および複合プログラマブル論理デバイス(CPLD)が含まれる。コンピュータ、マイクロコントローラ、およびマイクロプロセッサは、アセンブリ、C、C++などの言語を使用してプログラムされる。FPGA、ASIC、およびCPLDは、VHSICハードウェア記述言語(VHDL)またはVerilogなどのハードウェア記述言語(HDL)を使用してプログラムされることが多く、プログラマブルデバイスの機能がより少ない内部ハードウェアモジュール間の接続を構成する。上記の技術は、しばしば機能モジュールの結果を達成するために組み合わせて使用される。
この特許文書の開示は、著作権保護の対象となる資料を組み込んでいる。著作権所有者は、特許商標庁の特許ファイルまたは記録に記載されているように、法律によって要求される限られた目的のために、誰かによる特許文書または特許開示の複製に反対しないが、それ以外の場合は、すべての著作権を留保する。
種々の実施形態を上述したが、それらは限定ではなく例として提示されたことを理解されたい。当業者には、趣旨および範囲を逸脱することなく形態および詳細の種々の変更をなし得ることが明らかであろう。実際、上記の説明を読んだ後、代替実施形態をどのように具現化するかは、当業者には明らかであろう。したがって、本実施形態は、上述の例示的な実施形態のいずれによっても限定されるべきではない。
さらに、機能性および利点を強調する図は、いずれも例示目的のみのために提示されていることを理解されたい。開示されたアーキテクチャは、示されたもの以外の方法で利用され得るように、十分にフレキシブル性があり、かつ構成可能である。例えば、いくつかの実施形態においては、任意のフローチャートに列挙された動作は、並べ替えられてもよく、または単に任意選択で使用されてもよい。
さらに、開示の要約の目的は、米国特許商標庁および一般大衆、特に特許または法的用語または表現に精通していない当該分野の科学者、技術者および実務家が、一瞥して出願の技術的な開示の性質と本質を迅速に判断できるようにすることである。開示の要約は、いかなる意味においても範囲を限定することを意図するものではない。
最後に、「する手段」または「するステップ」という明示的な用語を含む請求項のみが、35U.S.C.112の下で解釈されることが出願人の意図である。「する手段」または「するステップ」という語句を明示的に含まない請求項は、35U.S.C.112に基づいて解釈されるべきではない。