JP6864290B2 - 細胞質交換装置 - Google Patents
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Description
術がある。これは、2つ以上の細胞を融合させ、1つの細胞を形成する技術である。この方法では、細胞融合後の1つの細胞内には2つ以上の細胞に由来する細胞核と細胞質が存在する。
幅または最大径は6μm以下であってもよい。孔と吸引口間に圧力緩衝部が設けられてもよい。画像認識装置を備えた顕微鏡が設けられ、画像認識装置とポンプに、流速制御装置が設けられてもよい。第1の流路及び第2の流路が実質的に平行であってもよい。
本発明の一実施形態に係る第1の細胞の細胞質の交換方法は、第1の細胞の細胞質を除去する第1の工程と、第2の細胞の細胞質を第1の細胞へ導入する第2の工程を含む、細胞質の交換方法であって、
(1)第1の工程の後で第2の工程が行われる、または
(2)第1の細胞の細胞質の40%〜60%と、第2の細胞の細胞質の40%〜60%とが交換される第1の細胞質交換工程によって、第1の工程と第2の工程が同時に行われる、方法である。
く、90%以上であることがさらに好ましく、95%以上であることがさらに好ましい。また、第2の細胞の細胞質の割合は特に限定されないが、50%以上であることが好ましく、60%以上であることがより好ましく、70%以上であることがさらに好ましく、80%以上であることがさらに好ましく、90%以上であることがさらに好ましく、95%以上であることがさらに好ましい。
ここでは、図1を用いて、上記交換方法(1)を用いて行われる、本発明の一実施形態に係る細胞の製造方法を具体的に説明するが、本発明は本実施形態に限定されない。本実施形態では、第1の流路と第2の流路を備え、第1の流路の壁と第2の流路の壁は孔で連通している流路を用い、第1の細胞の細胞核を有し、第2の細胞の細胞核を有さず、第1の細胞の細胞膜と第2の細胞の細胞質とを含む細胞を製造する。
加する電圧は、従来細胞融合に用いられることが知られている強さとすることができるが、0.1〜50Vであることが好ましく、0.5V〜20Vであることがより好ましく、1〜10Vであることがさらに好ましく、1〜3Vであることがさらに好ましく、約2Vであることがさらに好ましい。また印加する時間は、特に限定されないが、1μsec〜1msecであることが好ましく、1μsec〜500μsecであることがより好ましく、1μsec〜100μsecであることがさらに好ましいが、可能な限り短い時間であることがより好ましい。中間体1040が細胞である場合、本工程では、細胞融合後、第1の細胞1030と中間体1040の細胞質がお互いに混入する。
の流れ1120の方向は特に限定されないが、実質的に平行であることが好ましい。ここで、孔1080の最大幅または最大径を、第1の細胞の核の径より小さくしておくことにより、第1の細胞1030の細胞核1010は、孔1080を通過できずに第1の流路内に残る。具体的には、孔1080の最大幅または最大径は、第1の細胞1030の種類によって適宜調整すればよいが、20μm以下であることが好ましく、10μm以下であることがより好ましく、6μm以下であることがさらに好ましい。なお、移動させる細胞質の割合は特に限定されないが、50%以上であることが好ましく、60%以上であることがより好ましく、70%以上であることがさらに好ましく、80%以上であることがさらに好ましく、90%以上であることがさらに好ましく、95%以上であることがさらに好ましい。
電界を発生させ、その中で細胞を誘導してもよい。
による電界集中により流路の壁で生じる。
加する電圧は、従来細胞融合に用いられることが知られている強さであればよいが、1〜10Vであることが好ましく、2Vであることがさらに好ましい。また印加する時間は、100μsecであることが好ましく、100μsec以下で可能な限り短い時間であることがさらに好ましい。
の流路内の流れ1120の速度より大きくし、その流速差を利用することにより行うことができる。第2の流路内の流れ1120の流速は0、つまり第2の流路内に流れのない状態であってもよい。ここで、孔1080の最大幅または最大径を、第2の細胞の核の径より小さくしておくことにより、第2の細胞1150の細胞核1140は、孔1080を通過できずに第2の流路内に残る。具体的には、孔1080の最大幅または最大径は、第2の細胞1150の種類によって適宜調整すればよいが、20μm以下であることが好ましく、10μm以下であることがより好ましく、6μm以下であることがさらに好ましい。なお、移動させる細胞質の割合は特に限定されないが、50%以上であることが好ましく、60%以上であることがより好ましく、70%以上であることがさらに好ましく、80%以上であることがさらに好ましく、90%以上であることがさらに好ましく、95%以上であることがさらに好ましい。
胞質1130に交換することによって、第1の細胞1030の細胞核1010を有し、第2の細胞1150の細胞核1140を有さず、第1の細胞1030の細胞膜1025と第2の細胞1150の細胞質1130とを含む細胞1170の製造が完了する。
ここでは、上記交換方法(2)を用いて行われる、本発明の一実施形態に係る細胞の製造方法を具体的に説明するが、本発明は本実施形態に限定されない。本実施形態では、第1の流路と第2の流路を備え、第1の流路の壁と第2の流路の壁は孔で連通している流路を用い、第1の細胞の細胞核を有し、第2の細胞の細胞核を有さず、第1の細胞の細胞膜と第2の細胞の細胞質とを含む細胞を製造する。第1の工程から第3の工程は、実施形態Iに準じるが、中間体として、第2の細胞を用いる。第3の工程終了後、第1の細胞と第2の細胞の細胞質がお互いに混入する。このように、本実施形態では、第1の細胞の細胞質を除去する第1の工程と、第2の細胞の細胞質を第1の細胞へ導入する第2の工程が同時に行われる。この際に、第1の対を融合させたままで、長時間放置すると、第1の細胞と第2の細胞の間で細胞質が均一になるが、交換される細胞質の割合は特に限定されず、第1の細胞の細胞質の10%〜25%と、第2の細胞の細胞質の10%〜25%とが交換されることが好ましく、第1の細胞の細胞質の25%〜40%と、第2の細胞の細胞質の25%〜40%とが交換されることがより好ましく、第1の細胞の細胞質の40%〜60%と、第2の細胞の細胞質の40%〜60%とが交換されることがさらに好ましい。そして、その後、第1の細胞と中間体とを切り離す第5の工程を行う。第5の工程の詳細は、実施形態Iに準じる。
以下、上記の方法を実行することができる本発明の装置の一実施態様を、図2(1)を用いて詳細に説明する。本発明の装置は、細胞の細胞質を交換するための装置であって、第1の流路2030及び第2の流路2040と、第1の流路2030及び第2の流路20
40のそれぞれ接続する第1の細胞供給部2010と第2の細胞供給部2020と、第1の流路の壁と第2の流路の壁との間に設けられた孔2050と、孔2050を挟んで設けられた電極2080と、第1の流路2030及び第2の流路2040の流速を調節する流速調節部2060と、流速調節部2060に設けられた吸引路2070と、各吸引口2071,2072,2073に設けられたポンプ2211,2212,2213と、直流交流信号発生装置2090と、顕微鏡2100とを備える。第1の流路2030及び第2の流路2040は、実質的に平行に走っていることが好ましい。
図2(2)(3)に、流速調節部2060の拡大図を示し、第1の流路2030及び第2の流路2040内の溶液の流速の調節方法を以下で説明する。
弁の構成例を図2(1)を参照しながら、以下に説明する。
孔2050は、図1で詳細に説明した物に準じる。
以下、本発明の一実施態様にかかる上記装置を用い、細胞質を交換するための使用方法と、それによる新規細胞の製造方法を詳細に説明する。
るいは細胞同士の融合後の細胞質の移動方向を制御でき、かつ、界面活性剤を使わず細胞の分離・除去が可能となるため、従来の電界集中細胞融合法では達成されなかった細胞核移植が可能になる。
本実施形態では、細胞の選別を容易にするための追加の第3の流路を設ける。第3の流路は、第1の流路に開口部を有し、細胞回収部を備える。以下、第3の流路を有する実施形態を具体的に説明するが、本発明は、この実施形態に限られないことは言うまでもない。
する。
ら第8の工程(図5-1から図5-8)までは、図1-1から図1-8の説明に準じる。ただし、本実施例では、突出部5210を設けることによって、図1-1で第1の細胞103
0が突出部5210と突起5220の間の通路に取り込まれ、孔1080に設置されやすくなる。
==全体の装置構成==
図8に全体の装置構成の一実施形態を示す。各部は、図2及び図3で示した細胞質交換装置8000の各部に加え、顕微鏡2100の各部及び恒温機8160が示されている。恒温機8160は、細胞質交換装置8000全体を適温、例えば、37℃、好ましくは、30〜40℃、より好ましくは25〜45℃に保つことができる。顕微鏡2100には、対物レンズ8110、細胞質交換装置8000を乗せるステージ8120、そのステージを移動させるためのステージ移動部8130、蛍光を照射するための蛍光照射部8140、蛍光フィルターなどによって蛍光波長を選択するための蛍光波長切替部8150が備え付けられている。
本実施例では、Jurkat細胞の細胞質を、細胞質を除去した別のJurkat細胞内へ移植する。用いた装置は、以下の通りである。
交流印加条件:周波数1MHz、電圧5V
パルス印加条件:時間100μs、電圧10V
・デジタルオシロスコープ
・バイポーラ電力増幅装置
・位相差・蛍光顕微鏡
・Calcein, AM - Special Packaging (Excitation/Emission (nm): 494/514 C3100MP、サーモフィッシャーサイエンティフィック社、マサチューセッツ・米国)、細胞質を緑色染
色する
・CellTraceTM Calcein Red-Orange, AM - Special Packaging (Excitation/Emission (nm): 577/590、C34851、サーモフィッシャーサイエンティフィック社)、細胞質を赤色染色する
・CellstainR Hoechst 33342 solution (Excitation/Emission (nm): 350/461、346-07951、(株)同仁化学研究所、東京・日本)、細胞核を青色染色する
Jurkat細胞懸濁液(1x106個/mL、DMEM+10%FBS)1mLずつ2本の15mL遠心管に加え、一方の遠心管AにCalcein AM 1μL、もう一方の遠心管BにはCalcein red-orange 1μLを添加し、その後Hoechst33342 1μLを両方の遠心管に加えて、37℃で3分間インキュベーションして細胞質と細胞核を染色した。余分な染色試薬を除くため、遠心管を600rpmで2分間遠心した後、上清を除去した。
図2に示したようなPDMSデバイス上の細胞供給口Aへ遠心管Aの細胞懸濁液(細胞A含有)を加え、細胞供給口であるサンプリングポートBへ遠心管Bの細胞懸濁液(細胞B含有)を加えた。ピペットマン1で細胞懸濁液を吸引し、各細胞を細胞融合路上へ導いた(図4−1)。交流印加による誘電泳動力により細胞Aと細胞Bを細胞融合路内へ導き、細胞融合路を挟んで細胞AとBの対を形成させた(図4−2〜4、2:位相差;3〜4:蛍光視野)。パルスを1回以上印加しながら、パルス印加過程を位相差と蛍光視野で観察して、細胞融合による蛍光色素の移動を確認した(図4−5)。
交流印加を停止して、ピペットマン2で吸引することで、細胞Bの細胞質を細胞Aへ移動させた(図4−6〜7、6:蛍光視野;7:位相差)。引き続きピペットマン2で吸引することで、細胞Bから細胞Aを分離した(図4−8〜9)。細胞Bを細胞融合路で保持
するため再び交流を印加することで、細胞Bの核を孔に維持した(図4−10)。
再びピペットマン1で細胞懸濁液を吸引し、別の細胞Aを細胞融合路上へ導いた(図4−11〜12)。交流印加による誘電泳動力により細胞Aを細胞融合路内へ導いて、細胞融合路を挟んで細胞AとBの対を形成させた(図4−13〜15、13:位相差;14〜15:蛍光視野)。パルスを1回以上印加しながら、パルス印加過程を位相差と蛍光視野で観察し、細胞融合による蛍光色素の移動を確認した(図4−16)。
交流印加を停止して、ピペットマン3で吸引することで、細胞Bへ細胞Aの細胞質を移動させた(図4−17〜18、17:位相差;18:蛍光視野)。引き続きピペットマン3で吸引することで、細胞Bを細胞Aから分離した(図4−19〜20)。これにより、細胞Bの細胞核は、細胞質との関係において、細胞Aの細胞質内へ移植したのと同様の効果が得られた。
本実施例2では、iPS細胞の細胞質を、細胞質を除去した線維芽細胞へ移植した。すなわち、iPS細胞(Calcein AMとHoechst33342で染色)を実施例1の細胞Aの代わりに、線維芽細胞 (Calcein red-orangeとHoechs33342で染色)を実施例1の細胞Bの代わりに用い、同じ実験条件で、実験を行ったところ、実験1と同様に、iPS細胞の細胞質を、細胞質を除去した線維芽細胞へ移植することができ、iPS細胞の細胞核を線維芽細胞の細胞質に移植したのと同様の効果が得られた。
本実施例3では、実施例1と同様の実験条件で、細胞質を除去したJurkat細胞へiPS細胞の細胞質を移植した。すなわち、実施例1の細胞Aの代わりにiPS細胞(細
胞懸濁液はmTeSRTM1、Calcein red-orangeとHoechs33342で染色)を、実施例1の細胞Bの代わりにJurkat細胞(Calcein AMとHoechst33342で染色)を用いた。製造した細胞質交換細胞は、第3の流路を用いて細胞回収部へ回収した。以下、図9の写真を参考にしながら、本願発明に係る細胞の製造・回収工程の一例を説明する。
図6に示したようなPDMSデバイス上の細胞供給口2010へ遠心管Bの細胞懸濁液(Jurkat細胞含有)を加え、細胞供給口2020へ遠心管Aの細胞懸濁液(iPS細胞含有)を加えた。ピペットマン1(図6のポンプ1(2211)に相当)で細胞懸濁液を吸引し、各細胞を細胞融合路上へ導いた。交流印加による誘電泳動力によりJurkat細胞とiPS細胞を細胞融合路内へ導き、細胞融合路を挟んでJurkat細胞とiPS細胞の対を形成させた(図9−1〜4、位相差:1;蛍光視野:2〜4)。パルスを1回以上印加しながら、パルス印加過程を位相差と蛍光視野で観察して、細胞融合による蛍光色素の移動を確認した(図9−5〜8、蛍光視野:5〜7;位相差:8)。
交流印加を停止して、ピペットマン2(図6のポンプ2(2212)に相当)で吸引することで、Jurkat細胞の細胞質をiPS細胞へ移動させた。引き続きピペットマン2で吸引することで、Jurkat細胞からiPS細胞を分離した(図9−9)。Jurkat細胞を細胞融合路で保持するため再び交流を印加することで、Jurkat細胞を孔に維持した(図9−10〜13、位相差:10;蛍光視野:11〜13)。
再びピペットマン1で細胞懸濁液を吸引し、別のiPS細胞を細胞融合路上へ導いた。交流印加による誘電泳動力によりiPS細胞を細胞融合路内へ導いて、細胞融合路を挟んでiPS細胞とJurkat細胞の対を形成させた(図9−14〜17、位相差:14、蛍光視野:15〜17)。パルスを1回以上印加しながら、パルス印加過程を位相差と蛍光視野で観察し、細胞融合による蛍光色素の移動を確認した(図9−18〜21、蛍光視野:18〜20;位相差:21)。
交流印加を停止して、ピペットマン3(図6のポンプ3(2213)に相当)で吸引することで、Jurkat細胞へiPS細胞の細胞質を移動させた。これにより、Jurkat細胞の細胞核は、細胞質との関係において、iPS細胞の細胞質内へ移植したのと同様の効果が得られた。
ピペットマン1で流路内の溶液を送液することで、細胞質交換細胞を、第3の流路の開口部へ誘導した(図9−22)。第3の流路に流れ込んだ細胞質交換細胞を細胞回収部へ回収した(図9−24〜34、位相差:24〜30、33〜34、蛍光視野:31〜32)。
1020 第1の細胞の細胞質
1025 第1の細胞の細胞膜
1030 第1の細胞
1035 操作後の第1の細胞
1040 中間体
1045 操作後の中間体側
1050 溶液の流れ(第1の流路と第2の流路で流速が同じ場合)
1060 交流
1070 絶縁体の壁
1080 孔
1090 電圧印加
1100 第1の融合細胞
1110 第1の流路における溶液の流れ
1120 第2の流路における溶液の流れ
1130 第2の細胞の細胞質
1140 第2の細胞の細胞核
1150 第2の細胞
1160 第2の融合細胞
1170 細胞質を交換した細胞(細胞質交換細胞)
2010 第1の細胞の細胞供給部
2020 第2の細胞及び中間体の細胞供給部
2030 第1の流路
2040 第2の流路
2050 孔
2060 流速調節部
2070 吸引路
2071 第1の吸引口
2072 第2の吸引口
2073 第3の吸引口
2080 電極
2090 直流交流信号発生制御装置
2100 顕微鏡
2110 圧力緩衝部
2200 画像認識部
2210 ポンプ
2211 ポンプ
2212 ポンプ
2213 ポンプ
2220 流速制御装置
2310 第3の流路
2320 突出部
2330 開口部
2340 細胞回収部
2350 隙間
2360 突起
5180 第3の流路
5190 装置
5210 突出部
5220 突起
5230 隙間
5240 開口部
5250 細胞回収部
8000 細胞質交換装置
8110 対物レンズ
8120 ステージ
8130 ステージ移動部
8140 蛍光照射部
8150 蛍光波長切替部
8160 恒温機
Claims (7)
- 第1の細胞の細胞核を有し、前記第1の細胞の細胞膜と第2の細胞の細胞質とを含む細胞の製造装置であって、
第1の流路及び第2の流路と、
前記第1の流路に接続する第1の細胞供給部及び前記第2の流路に接続する第2の細胞 供給部と、
前記第1の流路の壁と前記第2の流路の壁との間に設けられ、前記第1の流路と前記第 2の流路とを連通する孔と、
前記孔を挟んで設けられた電極と、
前記第1の流路及び前記第2の流路の流速を調節する流速調節部と、
前記流速調節部に設けられた吸引口と、
前記吸引口に設けられたポンプと、
前記電極に接続された直流交流信号発生装置と、
第1の流路内に前記第1の流路の長軸に沿って平行に設けられ、前記第1の流路に開口 している開口部を有する第3の流路と、
前記第3の流路に接続する細胞回収部と、
前記第1の流路の内壁に設けられ、前記第1の細胞を前記孔へ誘導するための突出部と 、
を備え、
前記突出部が、前記開口部と前記孔を挟んで反対側にあって、前記第1の流路の内壁と の間に隙間を有し、
前記孔の最大幅または最大径は、前記第1の細胞の細胞核の径よりも小さい、
装置。 - 前記第1の流路に開口している前記開口部は、前記第1の細胞の細胞核を有し、前記第1の細胞の細胞膜と前記第2の細胞の細胞質とを含む細胞が通過できる大きさである、請 求項1に記載の装置。
- 前記隙間は、前記第1の細胞が通過できない大きさである、請求項1または2に記載の装置。
- 前記孔の最大幅または最大径は6μm以下である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の装置。
- 前記孔と前記吸引口間に圧力緩衝部が設けられた、請求項1〜4のいずれか1項に記載の装置。
- 画像認識装置を備えた顕微鏡が設けられ、
前記画像認識装置と前記ポンプに、流速制御装置が設けられた、請求項1〜5のいずれ か1項に記載の装置。 - 前記第1の流路及び前記第2の流路が平行である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の装置。
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