JP6862885B2 - 電子デバイス - Google Patents

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本発明は、電子デバイスおよび電子デバイスの製造方法に関する。
近年、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)の微細加工によって小型で集積された電子デバイスが知られている。MEMSによって形成される素子、例えば振動子、センサー、あるいはアクチュエーターなどを正確に動作させるために、素子を所定の環境で維持された空洞内に収容させる、いわゆる気密封止された空間内に収容される(特許文献1)。
特開2008−114354号公報
特許文献1に開示された電子装置では、空洞部を気密封止する手段として、空洞部に臨む貫通孔を備える第1被覆層を備え、減圧状態で第2被覆層を例えばCVD法などで、第1被覆層を覆うように形成することで、空洞部を減圧状態にして機能素子を気密封止している。
しかし、特許文献1に開示された電子装置では、機能素子が形成される基板上に、少なくとも第1被覆層と、第2被覆層と、の複数の被覆層を形成することが必要であり、更に第2被覆層を配線層の一部とする場合には、所定の電気絶縁層などを形成しなければならない。従って、多くの被膜層を形成することで、多くの製造工程を経なければならなかった。
そこで工程効率化の為に、電子部品のパッケージ(収容容器)の形成で多く用いられているケースに蓋体を接合して電子部品を収容する方法をMEMS素子へも適用しながらも、高い気密を備えることができる気密封止を備える電子デバイスを得ることが求められている。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
〔適用例1〕本適用例の電子デバイスは、素子基板の第1の主面と、前記第1の主面に接合される蓋部と、によって構成される収容空間に、素子部が収容されている電子デバイスであって、前記素子基板の前記第1の主面とは反対の第2の主面側に開口を備える凹部と、前記凹部の底部と前記第1の主面とで構成されるメンブレン部と、を有し、前記メンブレン部は、前記第1の主面側に封止孔を備え、前記メンブレン部の前記第1の主面側の第1の面は、第1の金属膜または第1の金属酸化膜を備え、前記第1の金属膜または前記第1の金属酸化膜の一部が、前記第1の面の外側の前記第1の主面まで延在していることを特徴とする。
本適用例の電子デバイスは、素子部が収容される収容空間を気密に封止する封止孔が、素子基板の第1の主面と、第1の主面とは反対の第2の主面から第1の主面に向けて形成された凹部の底部と、によって形成される薄肉部であるメンブレン部に形成されている。
ここでメンブレンとは、一般的に面積に対して厚み相当程度に薄いような物を指すのに用いられる呼称である。
素子部が収容されている収容空間は、素子部の駆動、例えば振動、搖動などの動きを阻害する気体分子を除去した状態、すなわち真空状態に維持することが好ましく、封止孔を介して収容空間から気体を抜気した後、封止孔を塞ぐ、いわゆる気密封止が行われる。これにより、メンブレン部には収容空間の真空状態と、電子デバイスの外部環境、例えば大気圧下と、の圧力の差分の力が負荷され、メンブレン部は圧力の小さい収容空間側に撓むように変形が発生する。
本適用例の電子デバイスによれば、この撓み変形に対して、メンブレン部の第1の主面側に第1の金属膜あるいは第1の金属酸化膜を備えることにより、第1の金属膜あるいは第1の金属酸化膜がメンブレン部の撓み変形に対する補強部となり、収容空間の真空状態と、電子デバイスの外部環境、例えば大気圧下と、の圧力の差分の力によるメンブレン部の撓み変形に起因する破損を防止することができ、長期に安定した性能を備えた電子デバイスを得ることができる。
〔適用例2〕上述の適用例において、前記第1の金属膜または前記第1の金属酸化膜が、前記第1の面の外側の前記第1の主面まで延在していることを特徴とする。
収容空間の真空状態と、電子デバイスの外部環境、例えば大気圧下と、の圧力の差分の力によるメンブレン部の撓み変形による最大応力は、メンブレン部の外縁、すなわち第1の面と、第1の主面と、の境界部に発生する。
そこで、上述の適用例によれば、第1の金属膜または第1の金属酸化膜が、第1の面の外側の第1の主面まで延在させることで、最大応力発生部、すなわち撓み変形による破損が最も発生しやすい領域を補強することができる。
〔適用例3〕上述の適用例において、前記凹部の前記底部に、前記メンブレン部の前記封止孔を覆う封止部材が配設されていることを特徴とする。
収容空間の真空状態と、電子デバイスの外部環境、例えば大気圧下と、の圧力の差分の力によるメンブレン部の収容空間側への撓み変形が封止孔を拡げる方向に作用し、封止孔の表面の内部応力による損傷が発生し易い。
上述の適用例によれば、封止部材が封止孔の拡がりに対抗するように作用し、封止孔の表面の内部応力による損傷を防止することができ、高い気密性を維持することができる。
〔適用例4〕上述の適用例において、前記封止部材が、第2の金属膜または第2の金属酸化膜であることを特徴とする。
上述の適用例によれば、延性に優れる金属あるいは金属酸化膜を封止部材に用いることで、封止部材が封止孔の拡がりに対して金属あるいは金属酸化膜からなる封止部材が破損することなく伸び、高い気密性を維持することができる。
〔適用例5〕上述の適用例において、前記第2の金属膜が導電膜から延設されていることを特徴とする。
上述の適用例によれば、第2の主面に形成される導電膜の形成と同時に封止部材を配設することができ、高い生産性を得ることができる。
〔適用例6〕本適用例の電子デバイスの製造方法は、素子部が形成されたSOI基板を準備する基板準備工程と、前記SOI基板の前記素子部が形成されている側の第1の主面の少なくとも一部に第1の金属膜または第1の金属酸化膜を形成する第1の膜形成工程と、前記第1の金属膜または前記第1の金属酸化膜の形成領域内に第1の凹部を形成する第1の凹部形成工程と、前記第1の主面に前記素子部の収容空間を構成する蓋部を接合する蓋部接合工程と、前記SOI基板の前記第1の主面と反対の第2の主面側から前記第1の凹部の底部を除去し前記第1の凹部を封止孔とし、前記封止孔を備えるメンブレン部を構成する第2の凹部を形成する第2の凹部形成工程と、前記収容空間を所定の空間環境とし、前記封止孔を気密封止する封止工程と、を含むことを特徴とする。
本適用例の電子デバイスは、素子部が収容される収容空間を気密に封止する封止孔が、素子基板の第1の主面と、第1の主面とは反対の第2の主面から第1の主面に向けて形成された凹部の底部と、によって形成される薄肉部であるメンブレン部に形成する方法である。
素子部が収容されている収容空間は、素子部の駆動、例えば振動、搖動などの動きを阻害する気体分子を除去した状態、すなわち真空状態に維持することが好ましく、封止孔を介して収容空間から気体を抜気した後、封止孔を塞ぐ、いわゆる気密封止が行われる。従って、メンブレン部には収容空間の真空状態と、電子デバイスの外部環境、例えば大気圧下と、の圧力の差分の力が負荷される。これによりメンブレン部は圧力の小さい収容空間側に押されるように撓み変形が発生する。
本適用例の電子デバイスの製造方法によれば、この撓み変形に対して、メンブレン部の第1の主面側に第1の金属膜あるいは第1の金属酸化膜を備えることにより、第1の金属膜あるいは第1の金属酸化膜がメンブレン部の撓み変形に対する補強部となり、収容空間の真空状態と、電子デバイスの外部環境、例えば大気圧下と、の圧力の差分の力によるメンブレン部の破損を防止することができ、長期に安定した性能を備えた電子デバイスを得ることができる。
〔適用例7〕上述の適用例において、前記封止工程は、前記第2の主面側に導電膜を形成する導電膜形成工程を含むことを特徴とする。
上述の適用例によれば、第2の主面に形成される導電膜の形成と同時に封止部材を配設することができ、高い生産性を得ることができる。
第1実施形態に係る電子デバイスの蓋部を除いた平面外観図。 図1に示すA−A´部断面の断面図。 図1に示すC部の部分拡大図による金属膜の成膜形態の一形態を示す外観図。 図1に示すC部の部分拡大図による金属膜の成膜形態の一形態を示す外観図。 図1に示すC部の部分拡大図による金属膜の成膜形態の一形態を示す外観図。 金属膜の作用を説明する部分拡大断面図。 金属膜の作用を説明する部分拡大断面図。 第2実施形態に係る電子デバイスを示す部分断面図。 第1実施形態に係る電子デバイスの変形例を示す部分断面図。 第3実施形態に係る電子デバイスの製造方法を示すフローチャート。 第3実施形態に係る電子デバイスの製造工程を示す断面図。 第3実施形態に係る電子デバイスの製造工程を示す断面図。 第3実施形態に係る電子デバイスの製造工程を示す断面図。 第3実施形態に係る電子デバイスの製造工程を示す断面図。 第3実施形態に係る電子デバイスの製造工程を示す断面図。 第3実施形態に係る電子デバイスの製造工程を示す断面図。 第4実施形態に係る電子デバイスの製造方法を示すフローチャート。 第4実施形態に係る電子デバイスの製造工程を示す断面図。 第4実施形態に係る電子デバイスの製造工程を示す断面図。
以下、図面を参照して、本発明に係る実施形態を説明する。
(第1実施形態)
第1実施形態に係る電子デバイスを図1および図2に示す。図1は、本実施形態に係る電子デバイス100の蓋部20を省略した平面外観図、図2は、図1に示すA−A´部断面の断面図である。
図2に示すように第1実施形態に係る電子デバイス100は、単結晶シリコンのシリコン基板層とシリコン層との間に、酸化シリコン層が挿入された、いわゆるSOI(Silicon on Insulator)基板、あるいは単結晶シリコンを主材料とするシリコン基板などの半導体基板を基板材料M(図示しない)として形成される素子基板10と、素子基板10の第1の主面10aに接合される蓋部20と、を備えている。
蓋部20は、素子基板10の第1の主面10aに対向する側に蓋部キャビティー20aを有し、素子基板10に接合されることにより内部空間S(以下、キャビティーS)の一部を構成する。蓋部20の材料は特に限定は無いが、ガラスが好適に用いられる。
素子基板10は、SOI基板の酸化シリコン(SiO2)層と、シリコン(Si)層と、が積層された素子形成層11と、シリコン(Si)層の基部12と、により構成される。素子基板10は、いわゆるMEMS(Micro Electro Mechanical System)によって形成される素子部11aが形成され、素子部11aの形成領域の基部12には基部キャビティー12aが形成され、基部キャビティー12aと、蓋部20の蓋部キャビティー20aと、によって素子部11aの収容空間としてのキャビティーSが構成される。
素子形成層11の外郭部11bには、少なくとも1か所、キャビティーSに向けた開口を有する貫通孔11cが形成されている。貫通孔11cは、図1に示すように、本例では矩形の平面形状を有する貫通孔で、1か所形成されている。貫通孔11cは、後述するキャビティーSを気密に封止する抜気孔、いわゆる封止孔として備えられるものである。従って、以下では貫通孔11cを封止孔11cという。なお、本実施形態に係る電子デバイス100では、封止孔11cは1か所、形成されている形態を例示するが、これに限定されず、複数形成されていてもよい。
封止孔11cが形成されている位置の基部12には、素子基板10の第1の主面10aの反対の面の第2の主面10bから素子形成層11の第1の主面10a側とは反対の第2の面11dに至る第2の主面10b側に開口を有する凹部12bが形成されている。すなわち第2の面11dは、凹部12bの底部となる。
第1の主面10aにおいて、図2に示す封止孔11c部の部分斜視図Bで示すように、凹部12bの平面視(Z軸方向からの矢視)における凹部平面形状Pと重なる領域の面、言い換えると素子形成層11の第2の面11dの反対の面の第1の面11eが構成される。基部12に形成された凹部12bの配置領域における、第1の面11eと、第2の面11dと、により構成される素子形成層11の一部が薄肉部11fとして形成される。薄肉部11fは、素子形成層11の厚みが、薄肉部11fの外縁部となる凹部平面形状Pの大きさ、すなわち第1の面11eおよび第2の面11dの面積に対してきわめて小さい、いわゆるメンブレン部となっている。以下の説明では、薄肉部11fを、メンブレン部11fという。
メンブレン部11fの第1の面11eには、少なくとも封止孔11cの形成部を除いて第1の金属膜あるいは第1の金属酸化膜としての金属膜30が形成されている。金属膜30の材料には特に限定は無いが、延性に優れる、例えば銅(Cu)、金(Au)、アルミニウム(Al)などが好適に用いられる。また、金属酸化膜であってもよい。あるいは、金属膜と金属酸化膜とを積層したものであってもよい。
図1に示すC部の部分拡大図である図3から図5に、金属膜30の成膜形態の例を示す。図3に示す金属膜30は、図1に示す本実施形態に係る電子デバイス100に例示した形態であり、封止孔11cの外側のメンブレン部11fの第1の面11e内に内周部30aを配置し、メンブレン部11fの外縁、すなわち凹部12bの凹部平面形状Pを越えて第1の主面10aまで至るように延在し、外周部30bが配置されている。
図4に示す金属膜30Aの形態は、封止孔11cの外側のメンブレン部11fの第1の面11e内に内周部30Aaを配置し、外周部30Abの一部がメンブレン部11fの外縁、すなわち凹部12bの凹部平面形状Pを越えて延在されている。また、図5に示す金属膜30Bは、図4に示す金属膜30Aが矩形の枠状の形態を例示していることに対して、円形のドーナツ状の形態を例示している。金属膜30Bの形態は、封止孔11cの外側のメンブレン部11fの第1の面11e内に内周部30Baを配置し、外周部30Bbの一部がメンブレン部11fの外縁、すなわち凹部12bの凹部平面形状Pを越えて延在されている。
上述した図3から図5に示す金属膜30,30A,30Bで例示したように、金属膜30は、第1の面11eと、第1の面11eに連なる第1の主面10aと、を少なくとも一部が跨いで形成されていることが好ましい。中でも、図3に示すように、凹部平面形状Pの全ての領域を超えて、第1の面11eと、第1の面11eに連なる第1の主面10aと、に形成されていることがより好ましい。
メンブレン部11fに備える封止孔11cは、図2に示すようにメンブレン部11fの第2の面11d上に封止孔11cを覆うように第2の金属膜または第2の金属酸化膜としての封止部材40が形成されている。金属、あるいは金属酸化物をスパッタリング法、あるいはCVD法などにより成膜することで封止部材40が形成される。CVD法によって第2の金属膜または第2の金属酸化膜としての封止部材40を形成することにより、キャビティーSの仕様環境下、例えば10Pa以下の真空環境下において封止部材40が形成され、封止孔11cが第2の面11d側で塞がれる。これにより気密封止されたキャビティーS内に素子部11aが収容された電子デバイス100が得られる。なお、封止部材40は金属膜または金属酸化膜に限定されない。例えば、合成樹脂、ガラスなどの無機材などであってもよいが、延性に優れた材料を適用することが好ましい。
図6および図7は、上述した金属膜30の作用を説明する図1に示すA−A´部のメンブレン部11fを拡大した概略断面図である。図6は、メンブレン部11fに負荷される圧力状態を示している。図6に示すように、メンブレン部11fの第1の面11eには、キャビティーSの内圧ρsが負荷され、第2の面11dには、電子デバイス100が配置されている環境での圧力、例えば室内設置機器であれば大気圧相当の外圧ρrが負荷されている。
上述したように、キャビティーS内は真空状態に維持されていることから、
ρr>ρs
の関係が常態としてメンブレン部11fに負荷されている。言い換えると、図7に示すようにメンブレン部11fには、差圧(ρr−ρs)が外圧として負荷されている状態となっている。
そして、図7に示す差圧(ρr−ρs)によってメンブレン部11fは、図示するようにキャビティーS側に向けて撓まされ、撓み変形後のメンブレン部11f´の状態となる。撓み変形後のメンブレン部11f´には、封止孔11cから、外縁部である凹部平面形状Pに対応する図示矢印部Dに近づくにつれて徐々に大きくなる内部応力が発生する。
メンブレン部11fは、上述したようにSOI基板の酸化シリコン層を含む素子形成層であり、酸化シリコン層は延性に乏しい層である。従って、撓み変形後のメンブレン部11f´に生じる内部応力によって、メンブレン部11fの破損、特に最も内部応力が大きくなるメンブレン部11fの外縁部である凹部平面形状Pに対応する図示矢印部Dでの破損の虞があった。
そこで、図3〜図5に示すように、少なくとも一部がメンブレン部11fの外縁部である凹部平面形状Pを跨ぐように金属膜30をメンブレン部11fの第1の面11eに形成することで、金属膜30がメンブレン部11fの撓み変形に対する補強部となり、メンブレン部11fの破損を防止することができる。
また、図7に示すようにメンブレン部11fの撓み変形によって封止孔11cが拡がる方向に変形し、内部応力が発生する。これにより、封止孔11cの内周表面から破損が生じる虞がある。封止部材40が第2の面11dに封止孔11cを塞ぐように形成されていることにより、封止部材40が封止孔11cの拡がりを抑制するように作用する、封止孔11cの補強部材として作用する部材となる。従って、封止部材40が延性に優れる金属膜あるいは金属酸化膜により形成されることが好ましい。
以上、述べたように、メンブレン部11fに差圧(ρr−ρs)が外圧として負荷されることにより生じるメンブレン部11fの撓み変形に対して、金属膜30と、封止部材40と、がメンブレン部11fを補強し、メンブレン部11fの損傷を防止することができる。
更に、図3に示す金属膜30の形態では、メンブレン部11fの外縁部である凹部平面形状Pの全域を覆うように金属膜30が形成されることで、図7に示すD部領域のメンブレン部11fの破損の虞が高い部分において破損が生じても、金属膜30の優れた延性によって、キャビティーS内部において破損部の気密封止が維持される。
以上、説明したように第1実施形態に係る電子デバイス100では、キャビティーSを気密封止する封止孔11cが形成されるメンブレン部11fが、キャビティーSの内圧ρsと、電子デバイス100外部の外圧ρrと、の差圧によって生じる撓み変形に対して、メンブレン部11fのキャビティーS側の第1の面11eから、少なくとも一部がメンブレン部11fの外縁部である凹部平面形状Pを跨いで第1の主面10aまで形成される金属膜30がメンブレン部11fの補強部として作用する。これにより、メンブレン部11fの破損を防止し、キャビティーSの気密環境を安定して維持することができる。
(第2実施形態)
図8に第2実施形態に係る電子デバイス200の部分断面図を示す。第2実施形態に係る電子デバイス200は、第1実施形態に係る電子デバイス100に備える封止部材40の形態が異なり、その他の構成要素は同じである。従って、第2実施形態に係る電子デバイス200の説明には、第1実施形態に係る電子デバイス100と同じ構成要素には同じ符号を付し、説明は省略する。
図8に示す第2実施形態に係る電子デバイス200は、メンブレン部11fに備える封止孔11cを気密に封止する第2の金属膜または第2の金属酸化膜としての封止部材50aが形成される。封止部材50aは、素子基板10の第2の主面10b側に形成された配線膜50が、基部12の凹部12bまで延設されて形成される。
配線膜50は、第2の主面10bから、基部12との電気的な絶縁性を備える絶縁膜51と、金属などを用いた電気導電性を備える導電膜52と、が積層されて形成される。絶縁膜51は、好適にはCVD法によって酸化シリコン(SiO2)が成膜される。導電膜52は、例えば金(Au)、銅(Cu)、アルミニウム(Al)などが好適にはスパッタリング法によって成膜される。
絶縁膜51が成膜される際、真空環境下において実施されるCVD法によって、封止孔11cを介してキャビティーS内部の気体(例えば空気)が抜気される。そして、凹部12b内にも絶縁膜51が成膜されることでメンブレン部11fの第2の面11dへも成膜されて第1封止部材51aが形成され、同時に封止孔11cの第2の面11dの開口が塞がれてキャビティーSは気密封止される。
更に、絶縁膜51に積層させて導電膜52が形成されることで、メンブレン部11fの第2の面11dには、絶縁膜51から延在する第1封止部材51aに、導電膜52から延在する第2封止部材52aが積層された第2の金属膜または第2の金属酸化膜としての封止部材50aが形成される。
第2実施形態に係る電子デバイス200は、メンブレン部11fには、キャビティーS側の第1の面11eには金属膜30が形成されるとともに、第2の面11dには封止孔11cの第2の面11d側の開口を含む第2の面11d全面に封止部材50aを備える。従って、メンブレン部11fが、図7に示すようなキャビティーSの内圧ρsと、電子デバイス100外部の外圧ρrと、の差圧によって生じる撓み変形に対して、金属膜30に加えて封止部材50aが補強部として作用し、よりメンブレン部11fの撓み変形を抑制することができる。
(変形例)
図9は図2に示す第1実施形態に係る電子デバイス100のメンブレン部11fの変形例を示す断面図である。なお、変形例に係る電子デバイス300は、第1実施形態に係る電子デバイス100のメンブレン部11fの形態が異なり、その他の構成は同じであるので、電子デバイス100と同じ構成要件には感じ符号を付し、説明は省略する。
図9に示す電子デバイス300は、素子基板310の第2の主面310a側に開口を有する凹部312aが形成されている。そして、本例の凹部312aは、基部312内に底部312bを有している。底部312bの領域に対応する素子形成層311と接合している第1の基部面312cと、底部312bと、により薄肉部312dが構成される。以下、薄肉部312dを第2のメンブレン部312dという。
素子形成層311の内、第2のメンブレン部312dに接合されている領域が第1のメンブレン部311aとして構成され、第1のメンブレン部311aと、第2のメンブレン部312dと、によって素子基板310にメンブレン部310bが形成される。メンブレン部310bの素子基板310の第1の主面310c側の面の第1の面311bから、メンブレン部310bの第2の面としての凹部312aの底部312bに至る第1のメンブレン部311aと、第2のメンブレン部312dを貫通する貫通孔の封止孔310dが形成されている。封止孔310dは、封止部材40によって封止され、キャビティーSが気密封止される。
メンブレン部310bの第1の面311bには、少なくとも封止孔310dの形成部を除いて第1の金属膜あるいは第1の金属酸化膜としての金属膜30が形成されている。そして、金属膜30の外側は、少なくとも一部が第1の主面310cまで延在している。
電子デバイス300に備えるメンブレン部310bは、素子形成層311の一部からなる第1のメンブレン部311aと、基部312の一部からなる第2のメンブレン部312dと、により構成され、より高い強度のメンブレンを得ることができる。従って、メンブレン部310bに差圧(ρr−ρs)が外圧として負荷されることにより生じるメンブレン部310bの撓み変形を小さくすることができる。更に、金属膜30と、封止部材40と、がメンブレン部310bを補強し、メンブレン部310bの撓み変形に起因する損傷を防止することができる。
(第3実施形態)
図10は、第3実施形態としての電子デバイスの製造方法を示すフローチャートである。図10に示すフローチャートは、上述の第1実施形態に係る電子デバイス100を製造する工程を示す。また、図11〜図16は第3実施形態に係る電子デバイスの製造工程を示す断面図である。
(基板準備工程)
まず、基板準備工程(S1)として、SOI基板を基板材料M(図示しない)として、図11に示すように素子部11aが形成された素子基板10を準備する。素子基板10には、素子形成層11に素子部11aが形成され、素子部11aの形成領域の基部12には基部キャビティー12aが形成されている。
(第1の膜形成工程)
基板準備工程(S1)によって準備された素子基板10に対して第1の膜形成工程(S2)が実行される。第1の膜形成工程(S2)は、図12に示すように、後述する第1の凹部形成工程において形成される第1の凹部の形成部を囲うように枠状の平面形状を有する第1の金属膜あるいは第1の金属酸化膜としての金属膜30が形成される。金属膜30は、延性に優れる金属、例えば銅(Cu)、金(Au)、アルミニウム(Al)などが好適に用いられる。金属膜30は金属をスパッタリング法により、フォトリソグラフィ法などによって第1の主面10aにパターニング形成されたレジストマスクを用いて所定の形状に成膜形成される。
(第1の凹部形成工程)
第1の膜形成工程(S2)によって金属膜30が形成され、第1の凹部形成工程(S3)に移行される。第1の凹部形成工程(S3)では、図13に示すように、素子基板10の第1の主面10a側から、金属膜30の形成領域内に第1の凹部10cを形成する。なお、本実施形態に係る電子デバイス100の製造方法では第1の凹部10cは1か所形成される。
第1の凹部10cは、例えばフォトリソグラフィ法などによって第1の主面10aにパターニング形成されたレジストマスクの開口からエッチングを行い、形成することができる。第1の凹部10cは、後述する第2の凹部形成工程によって、素子形成層11を貫通した孔とするため、少なくとも第1の凹部10cの領域の素子形成層11は除去されるようにエッチングされる。なお、図示するように第1の凹部10cが基部12まで形成されていてもよい。
(蓋部接合工程)
蓋部接合工程(S4)では、素子基板10の第1の主面10aに、蓋部20を接合する。蓋部20は、本例ではガラス製の蓋部を用いる場合を例示するが、これに限定されず、例えばセラミックス、金属などであってもよい。
図14に示すように、蓋部20は一方の側に蓋部キャビティー20aを有し、蓋部キャビティー20aを素子基板10に対向させるように蓋部20を配置させて素子基板10に接合させることにより、蓋部キャビティー20aと、基部12の基部キャビティー12aと、によって素子部11aを収容するキャビティーSが構成される。
蓋部20と、素子基板10と、の接合は、蓋部20の素子基板10との接合面20bと、素子基板10の第1の主面10aと、を例えば蓋部20にホウ珪酸ガラスを用い、シリコンを主成分とする素子基板10と接合面20bで陽極接合する方法、あるいは、接合面20bと、素子基板10の第1の主面10aと、の間に低融点ガラス紛体を介して、融着接合させる方法、などが好適に用いられる。図14に示すように蓋部20が素子基板10に接合される蓋部接合工程(S4)が行われ、第2の凹部形成工程に移行される。
(第2の凹部形成工程)
第2の凹部形成工程(S5)は、図15に示すように、平面視(Z軸方向矢視)において第1の凹部10cの領域を含む平面形状を有する基部12の除去領域E(図15に示すドットハッチング部)の基部12を形成するシリコンを素子形成層11に至るまでエッチングによって除去し、第2の凹部としての凹部12bを形成する。
凹部12bが形成されることにより、第1の凹部10cは素子形成層11を貫通する封止孔11cに形成される。また、凹部12bを形成することによって、素子形成層11で形成されるメンブレン部11fが形成される。本実施形態に係る電子デバイスの製造方法では、図3に示すような金属膜30に対して凹部12bを形成することを例示する。すなわち、凹部12bの平面視における平面形状は金属膜30の外形平面形状の内側に形成される。言い換えると、第1の膜形成工程(S2)では、設計された凹部12bの平面視における形成領域を越えるように金属膜30が成膜されている。
(封止工程)
次に、キャビティーSの空間環境を所定の環境に維持する封止工程(S6)が実行される。封止工程(S6)では、上述の第2の凹部形成工程(S4)によって形成された、キャビティーSと、外部と、を連通させる封止孔11cを介して、キャビティーSの内部空間の気体、例えば空気、を抜気し、封止孔11cを密封する。
図16に示すように、封止工程(S6)は、キャビティーSの所望の空間環境の真空状態にし、封止孔11cを覆うように凹部12b側から封止部材40を形成し、キャビティーSが気密封止され、第1実施形態に係る電子デバイス100が得られる。具体的には、封止部材40を金属膜として、真空室内で行うスパッタリング法により、キャビティーS内を真空状態として、フォトリソグラフィ法などによってメンブレン部11fの凹部12b側の第2の面11dにパターニング形成されたレジストマスクを用いて所定の形状に成膜形成することで、キャビティーSが気密封止される。
封止工程(S6)において、封止孔11cが封止部材40によって気密封止され、真空室内から電子デバイス100が取り出される際、真空室は真空状態(例えば10pa)から、一気に大気圧(101325pa)状態となるため、図7で説明したメンブレン部11fには衝撃的に差圧(ρr−ρs)が負荷されることとなる。
このメンブレン部11fに衝撃的に負荷される差圧(ρr−ρs)に対して、メンブレン部11fの第1の面11eから第1の主面10aに亘って形成される金属膜30が、メンブレン部11fの撓み変形に対する補強部材となり、メンブレン部11fの破損を防止することができる。
(第4実施形態)
図17は、第4実施形態としての電子デバイスの製造方法を示すフローチャートである。図17に示すフローチャートは、上述の第2実施形態に係る電子デバイス200を製造する工程を示す。なお、第4実施形態に係る電子デバイスの製造方法は、第3実施形態に係る電子デバイスの製造方法における封止工程(S6)が異なる。従って、第3実施形態と同じ製造方法である基板準備工程(S1)〜第2の凹部形成工程(S5)の説明は省略し、更に同じ構成要素には同じ符号を付し説明は省略する。
(封止工程)
第4実施形態としての電子デバイス200の製造方法における封止工程(S60)は、図18および図19に示す導電膜形成工程(S61)を含んでいる。
(導電膜形成工程)
導電膜形成工程(S61)は、まず図18に示すように第2の凹部形成工程(S5)によってメンブレン部11fが形成された素子基板10(図15参照)の第2の主面10bに、CVD法により絶縁膜51が形成される。CVD法とは、真空室内に載置された被処理物表面に科学反応によって生成される被覆物を形成する方法である。本実施形態に係る導電膜形成工程(S61)において、絶縁膜51として、例えば酸化シリコン(SiO2)を生成して、第2の主面10bの表面に成膜する。この時、基部12の凹部12bと、メンブレン部11fの第2の面11dと、を覆うように絶縁膜51を成膜する。
上述したように絶縁膜51がCVD法により成膜されることから、キャビティーSは真空状態に維持されて絶縁膜51が形成される。そして、メンブレン部11fの第2の面11d表面に形成される絶縁膜51の一部が封止孔11cを覆うように形成され、封止部材としての第1封止部材51aが形成される。
次に、図19に示すように絶縁膜51の表面に導電性材料、例えば金(Au)、銅(Cu)、アルミニウム(Al)などの金属をスパッタリングによって導電膜52を図示しない所望のパターンを形成して積層される。この時、導電膜52の一部が少なくとも第1封止部材51aを覆うように積層され、2層目の積層部材としての第2封止部材52aが形成される。先に形成された絶縁層の第1封止部材51aと、第1封止部材51aに積層される導電層の第2封止部材52aと、によって封止部材50aが構成され、電子デバイス200が得られる。
上述したように、封止工程(S60)の製造方法として絶縁膜51と、絶縁膜51に積層させる導電膜52と、を形成する導電膜形成工程(S61)によって、絶縁層の第1封止部材51aと、第1封止部材51aに積層される導電層の第2封止部材52aと、によって封止部材50aを形成することができる。
上述した電子デバイス200の製造方法によれば、メンブレン部11fには、キャビティーS側の第1の面11eには金属膜30が形成されるとともに、第2の面11dには封止孔11cの第2の面11d側の開口を含む第2の面11d全面に封止部材50aを備える。従って、メンブレン部11fが、図7に示すようなキャビティーSの内圧ρsと、電子デバイス100外部の外圧ρrと、の差圧によって生じる撓み変形に対して、金属膜30に加えて封止部材50aが補強部として作用し、よりメンブレン部11fの撓み変形を抑制することができる。
10…素子基板、11…素子形成層、12…基部、20…蓋部、30…金属膜、40…封止部材、100…電子デバイス。

Claims (5)

  1. 素子基板の第1の主面と、前記第1の主面に接合される蓋部と、によって構成される収容空間に、素子部が収容されている電子デバイスであって、
    前記素子基板の前記第1の主面とは反対の第2の主面側に開口を備える凹部と、前記凹部の底部と前記第1の主面とで構成されるメンブレン部と、を有し、
    前記メンブレン部は、前記第1の主面側に封止孔を備え、
    前記メンブレン部の前記第1の主面側の第1の面は、平面視で前記封止孔を囲んでいる枠状の第1の金属膜または第1の金属酸化膜を備え、
    平面視で、前記第1の金属膜または前記第1の金属酸化膜の外縁の一部が、前記メンブレン部の外側の前記第1の主面まで延在している、
    ことを特徴とする電子デバイス。
  2. 平面視で、前記第1の金属膜または前記第1の金属酸化膜の外縁が、前記メンブレン部の外縁を囲んでいる
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子デバイス。
  3. 前記凹部の前記底部に、前記メンブレン部の前記封止孔を覆う封止部材が配設されている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の電子デバイス。
  4. 前記封止部材が、第2の金属膜または第2の金属酸化膜であることを特徴とする請求項3に記載の電子デバイス。
  5. 前記第2の金属膜が導電膜から延設されていることを特徴とする請求項4に記載の電子デバイス。
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