JP6861193B2 - 通信システム及び通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信によってデータを伝送するための通信システム及び通信方法に関する。
従来、無線通信を行う複数の通信装置がリレー方式でデータを中継することによって、広範囲にデータを伝送可能にするマルチホップネットワーク(マルチホップ通信)が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2017−50581号公報
マルチホップネットワークを構成する複数の通信装置のうち、一部の通信装置のみがインターネット等の広域ネットワークに接続されている場合がある。この場合に、センサ等によって取得されたデータは、広域ネットワークに接続されている通信装置までマルチホップネットワークを介して伝送され、その後広域ネットワーク上の管理装置に記録され得る。しかしながら、マルチホップネットワークでは、複数の通信装置がデータを中継するため、データは伝送される途中で改ざんされる可能性がある。そのため、複数の通信装置の間で伝送されるデータの改ざんを抑制するための技術が求められている。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものであり、複数の通信装置の間で伝送されるデータの改ざんを抑制できる通信システム及び通信方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様の通信システムは、互いに通信可能な複数の第1通信装置と、前記第1通信装置及び広域ネットワークに接続する第2通信装置とを含む通信システムであって、前記複数の第1通信装置それぞれは、他の通信装置からブロックチェーンを受信する第1受信部と、前記第1受信部が受信した前記ブロックチェーンに含まれている署名の数が所定の閾値未満である場合に前記第1受信部が受信した前記ブロックチェーンに署名を付加した前記ブロックチェーンを出力し、前記署名の数が前記所定の閾値に到達している場合に前記第1受信部が受信した前記ブロックチェーンを出力する署名部と、前記署名部が出力した前記ブロックチェーンを他の通信装置に転送する第1転送部と、を備え、前記第2通信装置は、他の通信装置から前記ブロックチェーンを受信する第2受信部と、前記第2受信部が受信した前記ブロックチェーンに含まれている署名の数が前記所定の閾値未満である場合に前記第2受信部が受信した前記ブロックチェーンを他の通信装置に転送し、前記署名の数が前記所定の閾値に到達している場合に前記第2受信部が受信した前記ブロックチェーンを前記広域ネットワークに転送する第2転送部と、を備える。
前記複数の第1通信装置それぞれは、前記第1受信部が受信した前記ブロックチェーンに含まれている署名の数が前記所定の閾値未満であり、かつ前記第1受信部が受信した前記ブロックチェーンの生成時刻から所定の時間が経過している場合に、前記第1受信部が受信した前記ブロックチェーンを消滅させる消滅部をさらに有してもよい。
前記通信システムは、前記複数の第1通信装置に処理の実行を依頼する依頼装置をさらに含み、前記複数の第1通信装置それぞれは、指定された処理を実行する実行部をさらに備え、前記依頼装置は、実行依頼を含む前記ブロックチェーンを生成する生成部と、前記生成部が生成した前記ブロックチェーンを他の通信装置に転送する第3転送部と、所定の署名が付加された前記ブロックチェーンを受信する第3受信部と、を備え、前記依頼装置において、前記生成部は、前記第3受信部が受信した前記所定の署名が付加された前記ブロックチェーンを含む第2ブロックチェーンを生成し、前記第3転送部は、前記生成部が生成した前記第2ブロックチェーンを他の通信装置に転送し、前記複数の第1通信装置それぞれにおいて、前記第1受信部は、前記依頼装置から前記第2ブロックチェーンを受信し、前記実行部は、前記第1受信部が受信した前記第2ブロックチェーンに含まれている前記実行依頼に対応する処理を実行可能な場合に、前記処理を実行し、前記署名部は、前記実行部が前記処理を実行した場合に前記第1受信部が受信した前記第2ブロックチェーンに署名及び前記処理の実行結果を付加した前記第2ブロックチェーンを出力し、前記第1受信部が受信した前記第2ブロックチェーンに含まれている署名の数が所定の閾値未満である場合に前記第1受信部が受信した前記第2ブロックチェーンに署名を付加した前記第2ブロックチェーンを出力し、前記署名の数が前記所定の閾値に到達している場合に前記第1受信部が受信した前記第2ブロックチェーンを出力し、前記第1転送部は、前記署名部が出力した前記第2ブロックチェーンを他の通信装置に転送してもよい。
前記依頼装置において、前記第3受信部は、前記実行結果が付加された前記第2ブロックチェーンを受信してもよい。
前記通信システムは、前記広域ネットワークに接続しており、メインブロックチェーンを管理する管理装置をさらに含み、前記管理装置は、前記ブロックチェーンを受信した場合に、前記ブロックチェーンに含まれている前記実行依頼を生成した第1主体の債務を示す情報を前記メインブロックチェーンに付加し、前記管理装置は、前記第2ブロックチェーンを受信した場合に、前記第2ブロックチェーンに含まれている前記実行結果を生成した第2主体の債権を示す情報を前記メインブロックチェーンに付加してもよい。
前記管理装置は、前記ブロックチェーンを受信した場合に、前記第1主体に関連付けられた金銭に対応する値から減算する値を示す情報を前記メインブロックチェーンに付加し、前記管理装置は、前記第2ブロックチェーンを受信した場合に、前記第2主体に関連付けられた金銭に対応する値に加算する値を示す情報を前記メインブロックチェーンに付加してもよい。
本発明の第2の態様の通信方法は、互いに通信可能な複数の第1通信装置と、前記第1通信装置及び広域ネットワークに接続する第2通信装置とを含む通信システムにおいて、前記複数の第1通信装置それぞれのプロセッサが、他の通信装置からブロックチェーンを受信するステップと、前記受信するステップが受信した前記ブロックチェーンに含まれている署名の数が所定の閾値未満である場合に前記受信するステップが受信した前記ブロックチェーンに署名を付加した前記ブロックチェーンを出力し、前記署名の数が前記所定の閾値に到達している場合に前記受信するステップが受信した前記ブロックチェーンを出力するステップと、前記出力するステップが出力した前記ブロックチェーンを他の通信装置に転送するステップと、を実行し、前記第2通信装置のプロセッサが、他の通信装置から前記ブロックチェーンを受信するステップと、前記受信するステップが受信した前記ブロックチェーンに含まれている署名の数が前記所定の閾値未満である場合に前記受信するステップが受信した前記ブロックチェーンを他の通信装置に転送し、前記署名の数が前記所定の閾値に到達している場合に前記受信するステップが受信した前記ブロックチェーンを前記広域ネットワークに転送するステップと、を実行する。
本発明によれば、複数の通信装置の間で伝送されるデータの改ざんを抑制できるという効果を奏する。
第1の実施形態に係る通信システムの模式図である。 第1の実施形態に係る通信システムのブロック図である。 第1の実施形態に係る通信システムが実行する通信方法の模式図である。 第1の実施形態で用いられるブロックチェーンの模式図である。 第1の実施形態で用いられるブロックチェーン及びメインブロックチェーンの模式図である。 第1の実施形態に係る第1通信装置が実行する通信方法のフローチャートを示す図である。 第1の実施形態に係る第2通信装置が実行する通信方法のフローチャートを示す図である。 第2の実施形態に係る通信システムが実行する通信方法の前半部分の模式図である。 第2の実施形態で用いられるブロックチェーンの模式図である。 第2の実施形態に係る通信システムが実行する通信方法の後半部分の模式図である。 第2の実施形態で用いられるブロックチェーン及びメインブロックチェーンの模式図である。 第2の実施形態に係る第1通信装置が実行する通信方法のフローチャートを示す図である。
(第1の実施形態)
[通信システムSの概要]
図1は、本実施形態に係る通信システムSの模式図である。通信システムSは、依頼装置1と、複数の第1通信装置2(第1通信装置2A、2B、2C)と、第2通信装置3と、ゲートウェイ4と、複数の管理装置5とを含む。通信システムSは、その他のサーバ、端末等の機器を含んでもよい。
依頼装置1、複数の第1通信装置2及び第2通信装置3は、それぞれ通信を行うことが可能な通信装置である。依頼装置1、第1通信装置2及び第2通信装置3は、処理を行うためのコンピュータを有するとともに、所定の周波数帯で無線通信を行うためのアンテナ、プロセッサ、コネクタ等の通信部材を有する。
依頼装置1、複数の第1通信装置2及び第2通信装置3は、マルチホップネットワークを構成している。すなわち、依頼装置1、複数の第1通信装置2及び第2通信装置3のそれぞれは、依頼装置1、複数の第1通信装置2及び第2通信装置3のうち1つからデータを受信し、さらに受信したデータを複数の第1通信装置2及び第2通信装置3のうち別の1つに転送(中継)する。これにより、依頼装置1、複数の第1通信装置2及び第2通信装置3は、インターネット等の広域ネットワークNを介さずに、データを遠隔地に到達させることができる。
第2通信装置3には、広域ネットワークNに接続するためのゲートウェイ4が接続されている。すなわち、マルチホップネットワークにおいて、第2通信装置3のみが広域ネットワークNと通信可能である。そのため、依頼装置1が送出したデータは、依頼装置1及び複数の第1通信装置2がデータの転送を繰り返すことによって、第2通信装置3を介して広域ネットワークNへ到達する。逆に、広域ネットワークNからのデータは、第2通信装置3及び複数の第1通信装置2がデータの転送を繰り返すことによって、依頼装置1へ到達する。通信システムSは、2つ以上の第2通信装置3を含んでもよい。
第1通信装置2と第2通信装置3とは異なる種類の通信装置であってもよい。あるいは複数の第1通信装置2のうちゲートウェイ4に接続されている少なくとも1つの第1通信装置2が、第2通信装置3として機能してもよい。この場合には、第2通信装置3は、第1通信装置の機能もあわせ持つ。
依頼装置1及び複数の第1通信装置2のうち少なくとも一部には、機器6が接続されている。機器6は、依頼装置1又は第1通信装置2に対して情報を入力するか、あるいは依頼装置1又は第1通信装置2から受け取った情報に応じて動作する機器であり、例えばセンサ、コンピュータ、アクチュエータ等である。
ゲートウェイ4は、第2通信装置3と広域ネットワークNとを接続するコンピュータである。ゲートウェイ4は、有線通信又は無線通信を行うためのアンテナ、プロセッサ、コネクタ等の通信部材を有する。ゲートウェイ4は、第2通信装置3から受信したデータを広域ネットワークNに転送するとともに、広域ネットワークNから受信したデータを第2通信装置3に転送する。
複数の管理装置5は、それぞれ通信を行うことが可能なコンピュータである。管理装置5は、有線通信又は無線通信を行うためのアンテナ、プロセッサ、コネクタ等の通信部材を有する。管理装置5のそれぞれは、メインブロックチェーンを記憶部上に記憶して管理している。複数の管理装置5のいずれかは、追加対象のデータに対して既知のマイニング処理を行い、所定の条件を満たすナンス値及びハッシュ値を用いて追加対象のデータをメインブロックチェーンに追加する。
本実施形態に係る通信システムSが実行する通信方法の概要を以下に説明する。まず依頼装置1は、追加対象のデータ及び依頼装置1の署名を含むブロックチェーンを生成する(a)。依頼装置1は、生成したブロックチェーンを複数の第1通信装置2のいずれか(ここでは第1通信装置2A)に転送する。
第1通信装置2Aは、依頼装置1から受信したブロックチェーンに対して所定の条件を満たすナンス値及びハッシュ値を算出し、算出したナンス値及びハッシュ値を用いて、第1通信装置2Aの署名をブロックチェーンに付加する。そして第1通信装置2Aは、署名を付加したブロックチェーンを複数の第1通信装置2のいずれかに転送する(b)。
複数の第1通信装置2それぞれは、受信したブロックチェーンの署名数が所定の閾値未満である場合には第1通信装置2Aと同様にブロックチェーンに署名を付加して転送し、ブロックチェーンの署名数が所定の閾値に到達している場合にはブロックチェーンに署名を付加せずに転送する。ここで、複数の第1通信装置2それぞれは、受信したブロックチェーンが所定の消滅条件を満たす場合、具体的には署名数が所定の閾値未満でありかつブロックチェーンの生成時刻から所定時間が経過している条件を満たす場合に、ブロックチェーンを消滅させる(c)。
複数の第1通信装置2が転送を繰り返すことによってブロックチェーンが第2通信装置3へ到達すると、第2通信装置3は、受信したブロックチェーンを、ゲートウェイ4を介して広域ネットワークN上の管理装置5に転送する(d)。
管理装置5は、広域ネットワークNを介して、第2通信装置3が送信したブロックチェーンを受信する。そして管理装置5は、受信したブロックチェーンに対して所定の条件を満たすナンス値及びハッシュ値を算出し、算出したナンス値及びハッシュ値を用いて、受信したブロックチェーンをメインブロックチェーンに追加する(e)。これにより、依頼装置1が送出した追加対象のデータは、メインブロックチェーンに追加される。
このように、本実施形態に係る通信システムSにおいて、依頼装置1、第1通信装置及び第2通信装置は、マルチホップネットワークにおいて追加対象のデータを含むブロックチェーンに所定時間内に所定数の署名を付加して広域ネットワークNに転送し、消滅条件を満たすブロックチェーンは広域ネットワークNに転送せずに消滅させる。そのため、第三者がマルチホップネットワーク内でブロックチェーンを改ざんしようとしても、ブロックチェーンに所定数の署名を付加することは消滅条件が定める所定時間内では困難であるため、複数の通信装置の間で伝送される追加対象のデータが改ざんされるのを抑制できる。
[通信システムSの構成]
図2は、本実施形態に係る通信システムSのブロック図である。図2において、矢印は主なデータの流れを示しており、図2に示したもの以外のデータの流れがあってよい。図2において、各ブロックはハードウェア(装置)単位の構成ではなく、機能単位の構成を示している。そのため、図2に示すブロックは単一の装置内に実装されてよく、あるいは複数の装置内に分かれて実装されてよい。ブロック間のデータの授受は、データバス、ネットワーク、可搬記憶媒体等、任意の手段を介して行われてよい。
依頼装置1は、制御部11と、記憶部12とを有する。制御部11は、生成部111と、転送部112と、受信部113とを有する。記憶部12は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクドライブ等を含む記憶媒体である。記憶部12は、制御部11が実行するプログラムを予め記憶している。
制御部11は、例えばCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサであり、記憶部12に記憶されたプログラムを実行することにより、生成部111、転送部112及び受信部113として機能する。制御部11の機能の少なくとも一部は、電気回路によって実行されてもよい。
第1通信装置2は、制御部21と、記憶部22とを有する。制御部21は、受信部211と、署名部212と、転送部213と、消滅部214とを有する。記憶部22は、ROM、RAM、ハードディスクドライブ等を含む記憶媒体である。記憶部22は、制御部21が実行するプログラムを予め記憶している。
制御部21は、例えばCPU等のプロセッサであり、記憶部22に記憶されたプログラムを実行することにより、受信部211、署名部212、転送部213及び消滅部214として機能する。制御部21の機能の少なくとも一部は、電気回路によって実行されてもよい。
第2通信装置3は、制御部31と、記憶部32とを有する。制御部31は、受信部311と、消滅部312と、転送部313とを有する。記憶部32は、ROM、RAM、ハードディスクドライブ等を含む記憶媒体である。記憶部32は、制御部21が実行するプログラムを予め記憶している。
制御部31は、例えばCPU等のプロセッサであり、記憶部32に記憶されたプログラムを実行することにより、受信部311、消滅部312及び転送部313として機能する。制御部31の機能の少なくとも一部は、電気回路によって実行されてもよい。
本実施形態に係る通信システムSは、図2に示す具体的な構成に限定されない。依頼装置1、第1通信装置2及び第2通信装置はそれぞれの機能に基づいて定義されており、1つの装置が依頼装置1、第1通信装置2及び第2通信装置のうち2つ以上として機能するように構成されてもよい。第2通信装置3及びゲートウェイ4は、一体化されて1つの装置として構成されてもよい。
[通信方法の説明]
図3は、本実施形態に係る通信システムSが実行する通信方法の模式図である。図4は、本実施形態で用いられるブロックチェーンA1、A2、A3の模式図である。図5は、本実施形態で用いられるブロックチェーンA4及びメインブロックチェーンMの模式図である。
まず依頼装置1において、生成部111は、機器6からメインブロックチェーンMへの追加対象のデータを取得する。例えば機器6はセンサ(温度センサ、気圧センサ等)であり、追加対象のデータはセンサ値である。そして生成部111は、署名A11と、装置識別情報A12と、データA13と、証明書作成時刻A14とを含むブロックチェーンA1を生成する。
署名A11は、依頼装置1の秘密鍵に基づく電子署名であり、既知の署名方法によって生成される。署名A11の正当性は、依頼装置1の公開鍵によって検証可能である。装置識別情報A12は、ブロックチェーンA1を生成した依頼装置1を識別する情報であり、例えばデバイスIDである。
データA13は、追加対象のデータそのものであってもよく、あるいは追加対象のデータに所定の処理(例えば暗号化)を行ったものであってもよい。証明書作成時刻A14は、署名A11を生成した時刻である。ブロックチェーンA1は、ここに示したデータに限定されず、トランザクションIDやデータ取得時刻を含んでもよい。
転送部112は、生成したブロックチェーンA1を複数の第1通信装置2のいずれかに転送する。転送先の第1通信装置2を示す経路情報は、予め記憶部12に記憶されている。あるいは経路情報は、受信したデータに基づいて動的に更新されてもよい。
それぞれの第1通信装置2において、受信部211は、依頼装置1、他の第1通信装置2又は第2通信装置3が送信したブロックチェーンを受信して取得する。ここで、第1通信装置2は、少なくとも依頼装置1が生成したブロックチェーンA1の内容を含むブロックチェーンを受信して処理する。少なくとも依頼装置1が生成したブロックチェーンA1の内容を含むブロックチェーンは、ブロックチェーンA1そのものであってもよく、ブロックチェーンA1に基づいて生成されたブロックチェーンであってもよい。署名部212は、受信したブロックチェーンの署名数が所定の閾値(ここでは3個)未満である場合に、受信したブロックチェーンに対して、既知の方法を用いて所定の条件を満たすナンス値及びハッシュ値を算出する。
具体的には、署名部212は、受信したブロックチェーンにナンス値を付加してハッシュ値を算出した際に、ハッシュ値が所定の条件を満たすようにナンス値及びハッシュ値の組を算出する。署名部212がナンス値及びハッシュ値を算出する方法は、具体的な方法に限定されない。
そして署名部212は、受信したブロックチェーンに、算出したナンス値A15と、署名A21と、装置識別情報A22と、証明書作成時刻A23と、算出したハッシュ値A24とを付加したブロックチェーンを出力する。署名A21は、ナンス値A15を算出した第1通信装置2の秘密鍵に基づく電子署名であり、既知の署名方法によって生成される。署名A21の正当性は、第1通信装置2の公開鍵によって検証可能である。装置識別情報A22は、第1通信装置2を識別する情報であり、例えばデバイスIDである。証明書作成時刻A23は、署名A21を生成した時刻である。ブロックチェーンA2は、ここに示したデータに限定されず、トランザクションID等を含んでもよい。
転送部213は、署名部212が署名を付加したブロックチェーンを、複数の第1通信装置2のいずれか又は第2通信装置3に転送する。一方、署名部212及び転送部213は、受信したブロックチェーンの署名数が所定の閾値に到達している場合には、受信したブロックチェーンに署名を付加せずに、そのまま複数の第1通信装置2のいずれか又は第2通信装置3に転送する。転送先の第1通信装置2又は第2通信装置3を示す経路情報は、予め記憶部22に記憶されている。あるいは経路情報は、受信したデータに基づいて動的に更新されてもよい。
また、それぞれの第1通信装置2において、消滅部214は、受信したブロックチェーンが所定の消滅条件を満たす場合、具体的には署名数が所定の閾値(ここでは3個)未満でありかつブロックチェーンの生成時刻(例えば証明書作成時刻A14)から所定時間(ここでは1分)が経過している場合に、受信したブロックチェーンを消滅させる。消滅部214は、ブロックチェーンが第2通信装置3に到達するまで、ブロックチェーンを消滅させなくてもよい。
ここで所定時間は、署名部212が署名を生成するのに必要な時間に、署名数の閾値から1を減算した値(すなわち閾値−1)を乗算した第1値以上であり、該値に所定のバッファ(例えば0%〜20%)を加えた第2値以下である。例えば署名部212が署名を生成するのに必要な時間が30秒であり、署名数の閾値が3個である場合に、所定時間は1分に設定される。消滅条件としての署名数の閾値及び所定時間は、その他の値に設定されてもよい。
この場合に、複数の第1通信装置2は、依頼装置1が生成した署名に加えて、2個の署名を付加する。このとき、複数の第1通信装置2において署名部212が2個の署名を生成するためにはおおよそ合計1分掛かる。そのため、消滅部214は、所定数の署名を含んでいないブロックチェーンの生成時刻から1分を経過している場合に、ブロックチェーンを消滅させ、ブロックチェーンの転送を行わない。このような構成により、仮にマルチホップネットワークに第三者が介入してブロックチェーンのデータを改ざんした場合には、所定数の署名を付加するために所定時間よりも長い時間が掛かるためブロックチェーンは消滅し、改ざんされたブロックチェーンがメインブロックチェーンMに追加されることを抑制できる。
図3の例では、第1通信装置2Aが依頼装置1から取得したブロックチェーンA1に署名を付加することによってブロックチェーンA2を生成して転送し、第1通信装置2Bが第1通信装置2Aから取得したブロックチェーンA2に署名を付加することによってブロックチェーンA3を生成して転送する。このときブロックチェーンA3に含まれている署名数が3個に到達しているため、その他の複数の第1通信装置2は、これ以上署名を付加することなく、ブロックチェーンA3を第2通信装置3に到達するまで繰り返し転送する。
複数の第1通信装置2が転送を繰り返すことによってブロックチェーンA3が第2通信装置3へ到達すると、第2通信装置3の受信部311は、いずれかの第1通信装置2が送信したブロックチェーンA3を受信して取得する。ここで、第2通信装置3は、少なくとも依頼装置1が生成したブロックチェーンA1の内容を含むブロックチェーンを受信して処理する。少なくとも依頼装置1が生成したブロックチェーンA1の内容を含むブロックチェーンは、ブロックチェーンA1そのものであってもよく、ブロックチェーンA1に基づいて生成されたブロックチェーンであってもよい。消滅部312は、受信したブロックチェーンA3が消滅部214と同様の消滅条件を満たす場合に、受信したブロックチェーンA3を消滅させる。
転送部313は、受信したブロックチェーンA3の署名数が所定の閾値(ここでは3個)に到達している場合に、受信したブロックチェーンA3を、ゲートウェイ4を介して広域ネットワークN上の管理装置5に転送する。転送先の広域ネットワークN上の管理装置5を示す経路情報は、予めゲートウェイ4に記憶されている。あるいは経路情報は、受信したデータに基づいて動的に更新されてもよい。転送部313は、受信したブロックチェーンA3の署名数が所定の閾値未満である場合に、受信したブロックチェーンA3を複数の第1通信装置2のいずれかに転送する。
管理装置5は、広域ネットワークNを介して、第2通信装置3が送信したブロックチェーンA3を受信する。そして管理装置5は、予め記憶されたメインブロックチェーンMに対して、既知の方法を用いて所定の条件を満たすナンス値及びハッシュ値を算出する。具体的には、管理装置5は、メインブロックチェーンMにナンス値を付加してハッシュ値を算出した際に、ハッシュ値が所定の条件を満たすようにナンス値及びハッシュ値の組を算出する。管理装置5がナンス値及びハッシュ値を算出する方法は、具体的な方法に限定されない。
そして管理装置5は、メインブロックチェーンMに、算出したナンス値M1を付加するとともに、署名A41と、算出したハッシュ値A42と、実行情報A43と、受信したブロックチェーンA3とを含むブロックチェーンA4を追加する。署名A41は、ナンス値M1を算出した管理装置5の秘密鍵に基づく電子署名であり、既知の署名方法によって生成される。署名A41の正当性は、管理装置5の公開鍵によって検証可能である。実行情報A43は、追加対象のデータがメインブロックチェーンMに追加されたか否かを示す情報である。これにより、依頼装置1が送出した追加対象のデータは、メインブロックチェーンMに追加される。
さらに管理装置5は、生成したブロックチェーンA4を、ゲートウェイ4、第2通信装置3及び複数の第1通信装置2を介して依頼装置1まで転送する。依頼装置1の受信部113は、複数の第1通信装置2のいずれかからブロックチェーンA4を受信して取得する。これにより、依頼装置1は、追加対象のデータがメインブロックチェーンMに追加されたか否かを知ることができる。
図3の例では、PoW(Proof of Work)によってブロックチェーンを生成しているが、PoA(Proof of Authority)によってブロックチェーンを生成してもよい。
図3の例では、依頼装置1及び第1通信装置2は、ブロックチェーンをいずれか1つの第1通信装置2に転送しているが、複数の第1通信装置2に転送(ブロードキャスト)してもよい。この場合には、管理装置5は、最も早く受信したブロックチェーンをメインブロックチェーンMに追加し、既にメインブロックチェーンMに追加されたブロックチェーンのデータを含む他のブロックチェーンを破棄する。
第1通信装置2は、受信したブロックチェーンの署名数が所定の閾値に到達していた場合であっても、ブロックチェーンにさらに追加の署名を付加して転送してもよい。この場合には、管理装置5は、同じデータを含む複数のブロックチェーンのうち、最も署名数が多いブロックチェーンをメインブロックチェーンMに追加し、その他のブロックチェーンを破棄する。
[通信方法のフローチャート]
図6は、本実施形態に係る第1通信装置2が実行する通信方法のフローチャートを示す図である。第1通信装置2において、受信部211は、依頼装置1、他の第1通信装置2又は第2通信装置3が送信したブロックチェーンを受信して取得する(S11)。
受信したブロックチェーンが所定の消滅条件を満たす場合に(S12のYES)、消滅部214は、受信したブロックチェーンを転送せずに消滅させる(S13)。消滅条件は、署名数が所定の閾値(例えば3個)未満であり、かつブロックチェーンの生成時刻から所定時間(例えば1分)が経過していることである。
受信したブロックチェーンが所定の消滅条件を満たさない場合であって(S12のNO)、受信したブロックチェーンの署名数が所定の閾値に到達している場合に(S14のNO)、第1通信装置2はステップS17へ進む。
受信したブロックチェーンが所定の消滅条件を満たさない場合であって(S12のNO)、受信したブロックチェーンの署名数が所定の閾値未満である場合に(S14のYES)、署名部212は、所定の条件を満たすナンス値及びハッシュ値を算出する(S15)。そして署名部212は、受信したブロックチェーンに、算出したナンス値及びハッシュ値と、第1通信装置2の署名とを付加したブロックチェーンを出力する(S16)。
転送部213は、署名数が所定の閾値に到達しているブロックチェーン又は署名部212が署名を付加したブロックチェーンを、複数の第1通信装置2のいずれか又は第2通信装置3に転送する(S17)。
図7は、本実施形態に係る第2通信装置3が実行する通信方法のフローチャートを示す図である。第2通信装置3において、受信部311は、いずれかの第1通信装置2が送信したブロックチェーンを受信して取得する(S21)。
受信したブロックチェーンが所定の消滅条件を満たす場合に(S22のYES)、消滅部312は、受信したブロックチェーンを転送せずに消滅させる(S23)。
受信したブロックチェーンが所定の消滅条件を満たさない場合であって(S22のNO)、受信したブロックチェーンの署名数が所定の閾値未満である場合に(S24のYES)、転送部313は、受信したブロックチェーンを複数の第1通信装置2のいずれかに転送する(S25)。
受信したブロックチェーンが所定の消滅条件を満たさない場合であって(S22のNO)、受信したブロックチェーンの署名数が所定の閾値に到達している場合に(S24のNO)、転送部313は、受信したブロックチェーンを、ゲートウェイ4を介して広域ネットワークN上の管理装置5に転送する(S26)。
[適用例]
本実施形態に係る通信システムSは、例えばIoT(Internet of Things)保険に適用される。この場合に、機器6は、例えば保険の対象とする自動車や自転車等の移動装置に搭載されている。移動装置は、さまざまな場所を移動するため、広域ネットワークNに常に接続されるとは限らない。そこで依頼装置1は、移動装置に搭載された機器6から、移動装置の稼動データを取得する。そして依頼装置1は、移動装置の稼動データを、本実施形態に係る通信方法を用いてマルチホップネットワーク上で転送する。
これにより通信システムSは、保険の対象とする移動装置が広域ネットワークNに接続されていない場合であっても、移動装置の稼動データをマルチホップネットワーク上で改ざんを抑制しつつ収集でき、保険の対象とする移動装置の稼動状況を監視できる。
[実施形態の効果]
本実施形態に係る通信システムSは、マルチホップネットワークにおいて追加対象のデータを含むブロックチェーンに所定時間内に所定数の署名を付加して広域ネットワークNに転送し、所定時間内に所定数の署名が付加されなかったブロックチェーンを広域ネットワークNに転送せずに消滅させる。そのため、第三者がマルチホップネットワーク内でブロックチェーンを改ざんしようとしても、ブロックチェーンに所定数の署名を付加することは消滅条件が定める所定時間内では困難であるため、複数の通信装置の間で伝送される追加対象のデータが改ざんされるのを抑制できる。
(第2の実施形態)
本実施形態に係る通信システムSは、第1の実施形態に係る通信システムSを応用することによって、2つの主体の間の契約を自動化する。以下では第1の実施形態と異なる点を主に説明する。
本実施形態に係る第1通信装置2の制御部21は、図2の構成に加えて、実行部215をさらに有する。実行部215は、受信部211が受信したブロックチェーンが所定の条件を満たす場合に、該ブロックチェーンに含まれる実行依頼に対応する処理を実行する。
図8は、本実施形態に係る通信システムSが実行する通信方法の前半部分の模式図である。図9は、本実施形態で用いられるブロックチェーンB1、B4及びメインブロックチェーンMの模式図である。
まず依頼装置1において、生成部111は、機器6から実行依頼情報を取得する。依頼装置1に接続された機器6は、処理を依頼する第1主体に関連付けられており、例えば第1主体としてのユーザによって操作される端末である。実行依頼情報は、第2主体が有する機器6に実行を依頼する処理(例えばセンサ値の取得)と、第2主体へ支払う金額又はトークン数と、第1主体に関連付けられた口座情報とを示す。口座情報は、第1主体が有する金銭又は金銭に対応するトークンを管理する口座(ウォレット)の識別情報を示す。口座情報は、依頼装置1の記憶部12に予め記憶されてもよく、依頼装置1に接続されている機器6から入力されてもよい。
そして生成部111は、署名B11と、装置識別情報B12と、実行依頼情報B13と、証明書作成時刻B14とを含むブロックチェーンB1を生成する。署名B11、装置識別情報B12及び証明書作成時刻B14は、図4の署名A11、装置識別情報A12及び証明書作成時刻A14と同様である。実行依頼情報B13は、口座情報B131と、処理内容を表す実行コードB132と、支払い金額B133(又はトークン数)とを含む。実行依頼情報B13は、機器6から取得した実行依頼情報そのものであってもよく、あるいは実行依頼情報に所定の処理(例えば暗号化)を行ったものであってもよい。転送部112は、生成したブロックチェーンB1を複数の第1通信装置2のいずれかに転送する。
次に複数の第1通信装置2は、第1の実施形態と同様に、依頼装置1が生成したブロックチェーンB1に署名を付加して転送することを繰り返す。ここで、第1通信装置2は、少なくとも依頼装置1が生成したブロックチェーンB1の内容を含むブロックチェーンを受信して処理する。少なくとも依頼装置1が生成したブロックチェーンB1の内容を含むブロックチェーンは、ブロックチェーンB1そのものであってもよく、ブロックチェーンB1に基づいて生成されたブロックチェーンであってもよい。所定時間内(ここでは1分以内)に所定数(ここでは3個)の署名が付加されなかったブロックチェーンB1は消滅する。そして所定時間内に所定数の署名が付加されたブロックチェーンB3は、第2通信装置3に到達する。第2通信装置3は、ブロックチェーンB3を、ゲートウェイ4を介して広域ネットワークN上の管理装置5に転送する。ここで、第2通信装置3は、少なくとも依頼装置1が生成したブロックチェーンB1の内容を含むブロックチェーンを受信して処理する。少なくとも依頼装置1が生成したブロックチェーンB1の内容を含むブロックチェーンは、ブロックチェーンB1そのものであってもよく、ブロックチェーンB1に基づいて生成されたブロックチェーンであってもよい。
管理装置5は、広域ネットワークNを介して、第2通信装置3が送信したブロックチェーンB3を受信する。そして管理装置5は、メインブロックチェーンMに、ナンス値M1を付加するとともに、署名B41と、ハッシュ値B42と、実行情報B43と、債務情報B44と、受信したブロックチェーンB3とを含むブロックチェーンB4を追加する。ナンス値M1、署名B41、ハッシュ値B42及び実行情報B43は、図5のナンス値M1、署名A41、ハッシュ値A42及び実行情報A43と同様である。
債務情報B44は、処理を依頼した第1主体が有する債務を記録した情報であり、例えば実行依頼情報が示す第1主体の口座から実行依頼情報が示す金額又はトークン数(すなわち金銭に対応する値)を減算するトランザクション(デポジット情報)を示す。これにより、メインブロックチェーンMには、第1主体が依頼した処理が第2主体によって実行される前に、第1主体の債務を記録できるため、第2主体が処理を実行した後に第1主体が支払い等の債務を免れる事態を予防できる。
メインブロックチェーンMにデポジット情報が記録された後、所定時間が経過しても実行依頼情報が示す処理が実行されない場合には、管理装置5は、デポジット情報の金額又はトークン数を第1主体の口座に加算するトランザクションをメインブロックチェーンMに記録することによって、第1主体に返金してもよい。
さらに管理装置5は、生成したブロックチェーンB4を、ゲートウェイ4、第2通信装置3及び複数の第1通信装置2を介して依頼装置1まで転送する。依頼装置1の受信部113は、複数の第1通信装置2のいずれかからブロックチェーンB4を受信して取得する。これにより、依頼装置1は、メインブロックチェーンMに第1主体の債務(デポジット情報)が正常に追加されたか否かを知ることができる。メインブロックチェーンMに第1主体の債務が正常に追加された場合に、通信システムSは通信方法の後半部分の処理へ進む。
図10は、本実施形態に係る通信システムSが実行する通信方法の後半部分の模式図である。図11は、本実施形態で用いられるブロックチェーンC1、C2、C5及びメインブロックチェーンMの模式図である。
依頼装置1において、生成部111は、管理装置5からブロックチェーンB4を取得する。そして生成部111は、署名C11と、装置識別情報C12と、実行依頼ブロックチェーンC13と、証明書作成時刻C14とを含むブロックチェーンC1を生成する。署名C11、装置識別情報C12及び証明書作成時刻C14は、図9の署名B11、装置識別情報B12及び証明書作成時刻B14と同様である。
実行依頼ブロックチェーンC13は、管理装置5から取得したブロックチェーンB4である。すなわち、実行依頼ブロックチェーンC13は、依頼装置1が出力した実行依頼情報に加えて、管理装置5の署名が含まれている。そのため、実行依頼ブロックチェーンC13の正当性は、管理装置5の公開鍵によって検証可能である。転送部112は、生成したブロックチェーンC1を複数の第1通信装置2のいずれかに転送する。
それぞれの第1通信装置2において、受信部211は、依頼装置1が送信したブロックチェーンC1を受信して取得する。受信したブロックチェーンC1に含まれる実行依頼情報が示す処理が未実行である場合(すなわちブロックチェーンC1が実行結果情報を含まない場合)に、実行部215は、受信したブロックチェーンC1に含まれる実行依頼情報が示す処理が実行可能か否かを判定する。例えば実行依頼情報がセンサ値の取得を示している場合に、第1通信装置2にセンサを含む機器6が接続されていれば、実行部215は、処理を実行可能であると判定する。実行部215は、実行依頼情報が示す金額又はトークン数が所定値以上であることを条件として、処理を実行可能であると判定してもよい。
実行部215が実行可能でないと判定した場合に、転送部213は、受信したブロックチェーンC1を他の第1通信装置2に署名を付加することなく転送する。ブロックチェーンC1は、実行依頼情報が示す処理を実行可能な第1通信装置2に到達するまで、繰り返し転送される。
実行部215は、実行可能であると判定した場合に、機器6を用いて実行依頼情報が示す処理を実行する。そして実行部215は、実行した処理の実行結果(例えばセンサ値)を機器6から取得する。
署名部212は、受信したブロックチェーンC1に、ナンス値C15と、署名C21と、装置識別情報C22と、実行結果情報C23と、証明書作成時刻C24と、ハッシュ値C25とを付加したブロックチェーンC2を出力する。ナンス値C15、署名C21、装置識別情報C22、証明書作成時刻C24及びハッシュ値C25は、図4のナンス値A15、署名A21、装置識別情報A22、証明書作成時刻A23及びハッシュ値A24と同様である。
実行結果情報C23は、実行部215が取得した実行結果と、処理を実行した機器6を有する第2主体に関連付けられた口座情報とを示す。口座情報は、第2主体が有する金銭又は金銭に対応するトークンを管理する口座(ウォレット)の識別情報を示す。口座情報は、第1通信装置2の記憶部22に予め記憶されてもよく、第1通信装置2に接続されている機器6から入力されてもよい。
転送部213は、署名部212が署名及び実行結果を付加したブロックチェーンC2を、複数の第1通信装置2のいずれかに転送する。
複数の第1通信装置2は、第1の実施形態と同様に、署名及び実行結果が付加されたブロックチェーンC2に、署名を付加して転送することを繰り返す。ここで、第1通信装置2は、少なくとも署名及び実行結果が付加されたブロックチェーンC2の内容を含むブロックチェーンを受信して処理する。少なくとも署名及び実行結果が付加されたブロックチェーンC2の内容を含むブロックチェーンは、ブロックチェーンC2そのものであってもよく、ブロックチェーンC2に基づいて生成されたブロックチェーンであってもよい。所定時間内(ここでは1分30秒以内)に所定数(ここでは4個)の署名が付加されなかったブロックチェーンC2は消滅する。ここで消滅条件とする署名の数は、第1の実施形態よりも1個増加している。これは、第1通信装置2によって実行結果が付加された後に(すなわちブロックチェーンC2を起点として)、第1の実施形態と同等の保護を与えるためである。
そして所定時間内に所定数の署名が付加されたブロックチェーンC4は、第2通信装置3に到達する。第2通信装置3は、ブロックチェーンC4を、ゲートウェイ4を介して広域ネットワークN上の管理装置5に転送する。ここで、第2通信装置3は、少なくとも署名及び実行結果が付加されたブロックチェーンC2の内容を含むブロックチェーンを受信して処理する。少なくとも署名及び実行結果が付加されたブロックチェーンC2の内容を含むブロックチェーンは、ブロックチェーンC2そのものであってもよく、ブロックチェーンC2に基づいて生成されたブロックチェーンであってもよい。
管理装置5は、広域ネットワークNを介して、第2通信装置3が送信したブロックチェーンC4を受信する。そして管理装置5は、メインブロックチェーンMに、ナンス値M1を付加するとともに、署名C51と、ハッシュ値C52と、実行情報C53と、債権情報C54と、受信したブロックチェーンC4とを含むブロックチェーンC5を追加する。ナンス値M1、署名C51、ハッシュ値C52及び実行情報C53は、図9のナンス値M1、署名B41、ハッシュ値B42及び実行情報B43と同様である。
債権情報C54は、処理を実行した第2主体が有する債権を記録した情報であり、例えば実行結果情報が示す第2主体の口座に実行依頼情報が示す金額又はトークン数(すなわち金銭に対応する値)を加算するトランザクションを示す。これにより、メインブロックチェーンMには、第1主体が依頼した処理が第2主体によって実行された後に第1主体の債務に対応する第2主体の債権を記録できるため、第2主体が処理を実行したことが確認された後に第1主体から第2主体への支払い等を実行できる。
さらに管理装置5は、生成したブロックチェーンC5を、ゲートウェイ4、第2通信装置3及び複数の第1通信装置2を介して依頼装置1まで転送する。依頼装置1の受信部113は、複数の第1通信装置2のいずれかからブロックチェーンC5を受信して取得する。これにより、依頼装置1は、いずれかの第1通信装置2によって実行された処理の実行結果を知ることができる。
図8〜図11の例では第1主体と第2主体との間でメインブロックチェーンM上に記録されたトランザクションによって金銭又はトークンの授受が行われているが、第1主体の口座から管理装置5の口座へ送金し、管理装置5の口座から第2主体の口座へ送金することによって、金銭又はトークンの授受が行われてもよい。
図12は、本実施形態に係る第1通信装置2が実行する通信方法のフローチャートを示す図である。第1通信装置2において、受信部211は、依頼装置1、他の第1通信装置2又は第2通信装置3が送信したブロックチェーンを受信して取得する(S31)。
受信したブロックチェーンが所定の消滅条件を満たす場合に(S32のYES)、消滅部214は、受信したブロックチェーンを転送せずに消滅させる(S33)。消滅条件は、ブロックチェーンに実行結果情報が含まれているか否かで異なる。具体的には、実行結果情報が含まれていないブロックチェーンの消滅条件は、署名数が3個未満であり、かつブロックチェーンの生成時刻から1分が経過していることである。実行結果情報が含まれているブロックチェーンの消滅条件は、署名数が4個未満であり、かつブロックチェーンの生成時刻から1分30秒が経過していることである。
受信したブロックチェーンが所定の消滅条件を満たさない場合であって(S32のNO)、受信したブロックチェーンに含まれる実行依頼情報が示す処理が未実行である場合に(S34のNO)、実行部215は、受信したブロックチェーンに含まれる実行依頼情報が示す処理が実行可能か否かを判定する。
実行部215が実行可能でないと判定した場合に(S35のNO)、第1通信装置2はステップS40へ進む。実行部215が実行可能であると判定した場合に(S35のYES)、実行部215は、機器6を用いて実行依頼情報が示す処理を実行し、実行した処理の実行結果を機器6から取得する(S36)。
受信したブロックチェーンに含まれる実行依頼情報が示す処理が実行済である場合であって(S34のYES)、受信したブロックチェーンの署名数が所定の閾値に到達している場合に(S37のNO)、第1通信装置2はステップS40へ進む。
受信したブロックチェーンに含まれる実行依頼情報が示す処理が実行済である場合であって(S34のYES)、受信したブロックチェーンの署名数が所定の閾値未満である場合に(S37のYES)、又はステップS36で実行部215が処理を実行した場合に、署名部212は、所定の条件を満たすナンス値及びハッシュ値を算出する(S38)。そして署名部212は、受信したブロックチェーンに、算出したナンス値及びハッシュ値と、第1通信装置2の署名とを付加したブロックチェーンを出力する(S39)。署名部212は、ステップS36で実行部215が処理を実行した場合には、処理の実行結果を示す実行結果情報をブロックチェーンにさらに付加する。
転送部213は、署名数が所定の閾値に到達しているブロックチェーン又は署名部212が署名を付加したブロックチェーンを、複数の第1通信装置2のいずれか又は第2通信装置3に転送する(S40)。
[適用例]
本実施形態に係る通信システムSは、例えば駐車場の予約システムに適用される。この場合に、機器6は、例えば駐車場の監視装置に搭載されている。ユーザが端末を用いて駐車場の予約を希望すると、依頼装置1は駐車場の予約を依頼するブロックチェーンを生成し、本実施形態に係る通信方法を用いてマルチホップネットワーク上で転送する。これにより、メインブロックチェーンには、ユーザの口座から所定の金額(デポジット)が減算されるトランザクションが記録される。
ユーザの口座からデポジットが引き落とされた後に、依頼装置1は駐車場の予約を依頼するブロックチェーンを再び本実施形態に係る通信方法を用いてマルチホップネットワーク上で転送する。いずれかの駐車場に設置された監視装置が予約の受付が可能である(例えば空きスペースがある)と判定した場合に、監視装置は予約を受け付ける処理を行う。
その後、監視装置は、駐車場の予約結果(例えば駐車可能なスペースの場所)を示すブロックチェーンをマルチホップネットワーク上で転送する。そしてメインブロックチェーンには、ユーザのデポジットから駐車場の管理者の口座へ料金を加算するトランザクションが記録される。ユーザが実際に駐車したことを監視装置が検出したことを条件として、メインブロックチェーンに、ユーザのデポジットから駐車場の管理者の口座へ料金を加算するトランザクションが記録されてもよい。
これにより通信システムSは、ユーザの端末及び駐車場に設置された監視装置が広域ネットワークNに接続されていない場合であっても、駐車場の予約データをマルチホップネットワーク上で改ざんを抑制しつつ転送でき、駐車可能なスペースを予約し、料金の支払いを行うことができる。
[実施形態の効果]
本実施形態に係る通信システムSは、第一の実施形態と同様に、第三者がマルチホップネットワーク内でブロックチェーンを改ざんしようとしても、ブロックチェーンに所定数の署名を付加することは消滅条件が定める所定時間内では困難であるため、複数の通信装置の間で伝送される追加対象のデータが改ざんされるのを抑制できる。さらに通信システムSは、1回目のブロックチェーンの転送で第1主体の債務をメインブロックチェーンに記録してから、2回目のブロックチェーンの転送でいずれかの第2主体に処理を実行させるため、第2主体が処理を実行した後に第1主体が支払い等の債務を免れる事態を予防できる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の分散・統合の具体的な実施の形態は、以上の実施の形態に限られず、その全部又は一部について、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を合わせ持つ。
第1通信装置2及び第2通信装置3のプロセッサは、図6、7、12に示す通信方法に含まれる各ステップ(工程)の主体となる。すなわち、第1通信装置2及び第2通信装置3のプロセッサは、図6、7、12に示す通信方法を実行するためのプログラムを記憶部から読み出し、該プログラムを実行して通信システムSの各部を制御することによって、図6、7、12に示す通信方法を実行する。図6、7、12に示す通信方法に含まれるステップは一部省略されてもよく、ステップ間の順番が変更されてもよく、複数のステップが並行して行われてもよい。
S 通信システム
1 依頼装置
11 制御部
111 生成部
112 転送部
113 受信部
2 第1通信装置
21 制御部
211 受信部
212 署名部
213 転送部
214 消滅部
215 実行部
3 第2通信装置
31 制御部
311 受信部
313 転送部
5 管理装置

Claims (7)

  1. 互いに通信可能な複数の第1通信装置と、前記第1通信装置及び広域ネットワークに接続する第2通信装置とを含む通信システムであって、
    前記複数の第1通信装置それぞれは、
    他の通信装置からブロックチェーンを受信する第1受信部と、
    前記第1受信部が受信した前記ブロックチェーンに含まれている署名の数が所定の閾値未満である場合に前記第1受信部が受信した前記ブロックチェーンに署名を付加した前記ブロックチェーンを出力し、前記署名の数が前記所定の閾値に到達している場合に前記第1受信部が受信した前記ブロックチェーンを出力する署名部と、
    前記署名部が出力した前記ブロックチェーンを他の通信装置に転送する第1転送部と、
    を備え、
    前記第2通信装置は、
    他の通信装置から前記ブロックチェーンを受信する第2受信部と、
    前記第2受信部が受信した前記ブロックチェーンに含まれている署名の数が前記所定の閾値未満である場合に前記第2受信部が受信した前記ブロックチェーンを他の通信装置に転送し、前記署名の数が前記所定の閾値に到達している場合に前記第2受信部が受信した前記ブロックチェーンを前記広域ネットワークに転送する第2転送部と、
    を備える通信システム。
  2. 前記複数の第1通信装置それぞれは、前記第1受信部が受信した前記ブロックチェーンに含まれている署名の数が前記所定の閾値未満であり、かつ前記第1受信部が受信した前記ブロックチェーンの生成時刻から所定の時間が経過している場合に、前記第1受信部が受信した前記ブロックチェーンを消滅させる消滅部をさらに有する、請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記通信システムは、前記複数の第1通信装置に処理の実行を依頼する依頼装置をさらに含み、
    前記複数の第1通信装置それぞれは、指定された処理を実行する実行部をさらに備え、
    前記依頼装置は、
    実行依頼を含む前記ブロックチェーンを生成する生成部と、
    前記生成部が生成した前記ブロックチェーンを他の通信装置に転送する第3転送部と、
    所定の署名が付加された前記ブロックチェーンを受信する第3受信部と、を備え、
    前記依頼装置において、
    前記生成部は、前記第3受信部が受信した前記所定の署名が付加された前記ブロックチェーンを含む第2ブロックチェーンを生成し、
    前記第3転送部は、前記生成部が生成した前記第2ブロックチェーンを他の通信装置に転送し、
    前記複数の第1通信装置それぞれにおいて、
    前記第1受信部は、前記依頼装置から前記第2ブロックチェーンを受信し、
    前記実行部は、前記第1受信部が受信した前記第2ブロックチェーンに含まれている前記実行依頼に対応する処理を実行可能な場合に、前記処理を実行し、
    前記署名部は、前記実行部が前記処理を実行した場合に前記第1受信部が受信した前記第2ブロックチェーンに署名及び前記処理の実行結果を付加した前記第2ブロックチェーンを出力し、前記第1受信部が受信した前記第2ブロックチェーンに含まれている署名の数が所定の閾値未満である場合に前記第1受信部が受信した前記第2ブロックチェーンに署名を付加した前記第2ブロックチェーンを出力し、前記署名の数が前記所定の閾値に到達している場合に前記第1受信部が受信した前記第2ブロックチェーンを出力し、
    前記第1転送部は、前記署名部が出力した前記第2ブロックチェーンを他の通信装置に転送する、請求項1又は2に記載の通信システム。
  4. 前記依頼装置において、前記第3受信部は、前記実行結果が付加された前記第2ブロックチェーンを受信する、請求項3に記載の通信システム。
  5. 前記通信システムは、前記広域ネットワークに接続しており、メインブロックチェーンを管理する管理装置をさらに含み、
    前記管理装置は、前記ブロックチェーンを受信した場合に、前記ブロックチェーンに含まれている前記実行依頼を生成した第1主体の債務を示す情報を前記メインブロックチェーンに付加し、
    前記管理装置は、前記第2ブロックチェーンを受信した場合に、前記第2ブロックチェーンに含まれている前記実行結果を生成した第2主体の債権を示す情報を前記メインブロックチェーンに付加する、請求項3又は4に記載の通信システム。
  6. 前記管理装置は、前記ブロックチェーンを受信した場合に、前記第1主体に関連付けられた金銭に対応する値から減算する値を示す情報を前記メインブロックチェーンに付加し、
    前記管理装置は、前記第2ブロックチェーンを受信した場合に、前記第2主体に関連付けられた金銭に対応する値に加算する値を示す情報を前記メインブロックチェーンに付加する、請求項5に記載の通信システム。
  7. 互いに通信可能な複数の第1通信装置と、前記第1通信装置及び広域ネットワークに接続する第2通信装置とを含む通信システムにおいて、
    前記複数の第1通信装置それぞれのプロセッサが、
    他の通信装置からブロックチェーンを受信するステップと、
    前記受信するステップが受信した前記ブロックチェーンに含まれている署名の数が所定の閾値未満である場合に前記受信するステップが受信した前記ブロックチェーンに署名を付加した前記ブロックチェーンを出力し、前記署名の数が前記所定の閾値に到達している場合に前記受信するステップが受信した前記ブロックチェーンを出力するステップと、
    前記出力するステップが出力した前記ブロックチェーンを他の通信装置に転送するステップと、
    を実行し、
    前記第2通信装置のプロセッサが、
    他の通信装置から前記ブロックチェーンを受信するステップと、
    前記受信するステップが受信した前記ブロックチェーンに含まれている署名の数が前記所定の閾値未満である場合に前記受信するステップが受信した前記ブロックチェーンを他の通信装置に転送し、前記署名の数が前記所定の閾値に到達している場合に前記受信するステップが受信した前記ブロックチェーンを前記広域ネットワークに転送するステップと、
    を実行する、通信方法。
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