JP6852520B2 - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents
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Description
(実施の形態1)
図1は、情報処理システムの構成例を示す模式図である。本実施の形態では、ユーザとの間で機械的な対話サービスを提供する情報処理システムであって、ユーザの過去の発言に応じて異なる応答文を出力する情報処理システムを一例として説明を行う。情報処理システムは、情報処理装置1及び端末装置2を有する。各装置は、インターネット等のネットワークNを介して通信接続されている。
制御部11はCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro-Processing Unit)等の演算処理装置を含み、記憶部12に記憶されたプログラムPを読み出して実行することにより、サーバ1に係る種々の情報処理、制御処理等を行う。なお、図2では制御部11を単一のプロセッサとして図示してあるが、制御部11はマルチプロセッサであってもよい。記憶部12はRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等のメモリ素子を含み、制御部11が処理を実行するために必要なプログラムP又はデータ等を記憶している。また、記憶部12は、制御部11が演算処理を実行するために必要なデータ等を一時的に記憶する。通信部13は通信に関する処理を行うための処理回路等を含み、ネットワークNを介して端末2、2、2…と情報の送受信を行う。
また、本実施の形態においてサーバ1は上記の構成に限られず、例えば操作入力を受け付ける入力部、サーバ1に係る情報を表示する表示部等を含んでもよい。
図7では、テキストと、当該テキストに対応する各ユーザのコメントとをサーバ1が収集する様子を概念的に図示している。サーバ1が収集するテキストは、既に述べたように、例えばインターネットニュースに係るニュースタイトルである。サーバ1はネットワークNを介してニュースタイトルを収集し、テキストDB141に記憶する。
例えばサーバ1は、ネットワークNを介して新たなインターネットニュース(以下、「新着ニュース」という)を取得した場合、当該ニュースに応答文を付してユーザ宛に出力する処理を行う。具体的にサーバ1は、新着ニュースを取得した場合、ニュースタイトルに対して意味解析を行い、テキストDB141に記憶されている過去のニュースタイトルから類似するタイトルを検索する。サーバ1は、検索したニュースタイトルと対応付けてコメントDB142に記憶されているコメントを、ユーザに対して出力する応答文の候補として抽出する。
まずサーバ1は、新着ニュースのタイトルから、ユーザの感情を推定するための対象語を抽出する。上述の如く対象語は、テキストの主語及び述語である。
サーバ1の制御部11は、ネットワークNを介して、テキストと、該テキストに対してユーザが発信したコメントとを収集する(ステップS11)。当該テキストは、例えばインターネットニュースに係るタイトルである。コメントは、当該インターネットニュースに対して各ユーザが発信したコメントである。制御部11は、対になるニュースタイトル及びコメントを収集し、テキストDB141及びコメントDB142に記憶する。
サーバ1の制御部11は、ネットワークNを介して新規のテキストを取得する(ステップS31)。当該テキストは、例えば新着のインターネットニュースのニュースタイトルである。制御部11はコメントDB142を参照して、ユーザに対して出力する応答文の予測を行う(ステップS32)。例えば制御部11は、新着ニュースのタイトルの意味解析を行い、過去に収集済みのニュースタイトルから、類似するニュースタイトルを特定する。制御部11は、特定したニュースタイトルに対する過去のコメントを、出力する応答文の候補としてコメントDB142から特定する。
本実施の形態では、取得テキストの属性に応じて異なる応答文を選択する形態について述べる。なお、実施の形態1と重複する内容については同一の符号を付して説明を省略する。
図13は、実施の形態2に係る感情DB143のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。実施の形態2に係る感情DB143は、属性列を含む。属性列は、各対象語の抽出元であるニュースタイトルに係るインターネットニュースの属性を記憶している。具体的に属性は、各ニュースのジャンルであり、例えば「野球」、「社会」、「音楽」等のように、複数のジャンルが予め設定されている。後述するように、サーバ1は、ニュースタイトルの主語からジャンルを特定する。
制御部11は、抽出したテキストの主語に基づき、当該テキストの属性を判定する(ステップS201)。テキストの属性は、例えばテキストがニュースタイトルである場合、当該ニュースのジャンルである。
制御部11は、ステップS34で抽出された主語(対象語)に基づき、ステップS31で取得したテキストの属性を判定する(ステップS221)。例えば制御部11は、新着ニュースのジャンルを判定する。制御部11は感情DB143を参照して、ステップS221で判定した属性のテキストにつき、ステップS34で抽出した述語を含むテキストに対するユーザの抱く感情を推定する(ステップS222)。すなわち制御部11は、ステップS221で判定した属性に分類され、かつ、ステップS34で抽出された述語と対応付けられたユーザの感情のスコアを読み出す。制御部11は、読み出したスコアの正負に応じてユーザの感情を推定する。制御部11は、処理をステップS37に移行する。
図18は、上述した形態のサーバ1の動作を示す機能ブロック図である。制御部11がプログラムPを実行することにより、サーバ1は以下のように動作する。記憶部181は、対象語と、該対象語に対するユーザの感情度合いとを対応付けてユーザ別に記憶する感情データベース、及び応答文と、該応答文がユーザに与える感情度合いとを対応付けて記憶する応答データベースを記憶する。取得部182は、前記対象語を含むテキストを取得する。抽出部183は、該テキストから前記対象語を抽出する。推定部184は、抽出した前記対象語に基づき、前記感情データベースを参照して前記テキストに対するユーザの抱く感情を推定する。選択部185は、推定結果に基づき、前記応答データベースから前記応答文を選択する。出力部186は、選択した前記応答文を出力する。
11 制御部
12 記憶部
P プログラム
13 通信部
14 大容量記憶装置
141 テキストDB
142 コメントDB
143 感情DB
144 辞書テーブル
Claims (4)
- 対象語と、該対象語に対するユーザの感情度合いとを対応付けてユーザ別に記憶する感情データベース、及び応答文と、該応答文がユーザに与える感情度合いとを対応付けて記憶する応答データベースを記憶する記憶部と、
前記対象語を含むテキストを取得する取得部と、
該テキストから前記対象語を抽出する抽出部と、
抽出した前記対象語に基づき、前記感情データベースを参照して前記テキストに対するユーザの抱く感情を推定する推定部と、
推定結果に基づき、前記応答データベースから前記応答文を選択する選択部と、
選択した前記応答文を出力する出力部とを備え、
前記感情データベースは、前記テキストの属性別に、前記対象語に対するユーザの感情度合いを、肯定的又は否定的な感情に大別して記憶しており、
前記抽出部は、前記テキストの主語及び述語を前記対象語として抽出し、
前記テキストから抽出された前記主語に基づき、前記テキストの属性を判定する属性判定部を備え、
前記推定部は、判定された属性に応じて、前記主語及び述語夫々について、ユーザの抱く感情が肯定的であるか、又は否定的であるかを推定し、
前記選択部は、前記主語及び述語夫々に係る推定結果の組み合わせに応じて、前記応答文を選択する
ことを特徴とする情報処理装置。 - 前記対象語を含むテキスト、及び該テキストに対してユーザが過去に発信した、所定の定型句を含むコメントを収集する収集部と、
前記定型句が示す感情を規定するテーブルを参照して、収集した前記コメントに含まれる前記定型句から、前記ユーザの感情度合いを判別する判別部と
を備え、
前記記憶部は、判別した前記ユーザの感情度合いを、前記テキストに含まれる前記対象語と対応付けて前記感情データベースに記憶する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 対象語を含むテキストを取得し、
該テキストから主語及び述語を前記対象語として抽出し、
前記テキストから抽出された前記主語に基づき、前記テキストの属性を判定し、
ユーザ別かつ前記テキストの属性別に、前記対象語に対するユーザの感情度合いを、肯定的又は否定的な感情に大別して記憶する感情データベースを参照して、判定された属性に応じて、前記主語及び述語夫々について、ユーザの抱く感情が肯定的であるか、又は否定的であるかを推定し、
応答文と、該応答文がユーザに与える感情度合いとを対応付けて記憶する応答データベースから、前記主語及び述語夫々に係る推定結果の組み合わせに応じて前記応答文を選択し、
選択した前記応答文を出力する
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理方法。 - 対象語を含むテキストを取得し、
該テキストから主語及び述語を前記対象語として抽出し、
前記テキストから抽出された前記主語に基づき、前記テキストの属性を判定し、
ユーザ別かつ前記テキストの属性別に、前記対象語に対するユーザの感情度合いを、肯定的又は否定的な感情に大別して記憶する感情データベースを参照して、判定された属性に応じて、前記主語及び述語夫々について、ユーザの抱く感情が肯定的であるか、又は否定的であるかを推定し、
応答文と、該応答文がユーザに与える感情度合いとを対応付けて記憶する応答データベースから、前記主語及び述語夫々に係る推定結果の組み合わせに応じて前記応答文を選択し、
選択した前記応答文を出力する
処理をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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JP2017072840A JP6852520B2 (ja) | 2017-03-31 | 2017-03-31 | 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム |
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JP2017072840A JP6852520B2 (ja) | 2017-03-31 | 2017-03-31 | 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム |
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JP6852520B2 true JP6852520B2 (ja) | 2021-03-31 |
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2017
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