JP6849011B2 - 送信装置、送信方法、受信装置および受信方法 - Google Patents

送信装置、送信方法、受信装置および受信方法 Download PDF

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Description

本技術は、送信装置、送信方法、受信装置および受信方法に関し、詳しくは、入力ビデオデータに所定の光電変換特性を適用して得られた伝送ビデオデータを送信する送信装置等に関する。
HDR(High Dynamic Range)による映像サービスは、制作側の意図を反映し、広い輝度範囲を持った映像サービスを供給して受信機側でそれを再現することによって、自然界の人間の眼の知覚に近づけた表示再生を実現するものである。
例えば、非特許文献1には、0〜100%*N(Nは1より大きい)のレベルを持つ入力ビデオデータにガンマカーブを適用して得られた伝送ビデオデータを符号化することで生成されたビデオストリームを送信することなどが記載されている。
受信機側のモニタ(CEモニタ)のピーク輝度は、表示パネルのデバイス特性やバックライト配置、設計手法によって千差万別であり、番組制作時に用いるマスターモニタに比べ、CEモニタのピーク輝度は明る過ぎたり、逆にマスターモニタよりも暗かったりする。そのため、制作側の意図する輝度雰囲気の再現を正しく行えないことが起こり得る。
High Efficiency Video Coding (HEVC) text specification draft 10 (for FDIS & Last Call)
本技術の目的は、受信側において制作側が意図する輝度雰囲気を良好に再現可能とすることにある。
本技術の概念は、
入力ビデオデータに所定の光電変換特性を適用して伝送ビデオデータを得る処理部と、
上記伝送ビデオデータを、輝度変換を許容する領域を示す領域情報と共に送信する送信部とを備える
送信装置にある。
本技術において、処理部により、入力ビデオデータに所定の光電変換特性が適用されて伝送ビデオデータが得られる。例えば、入力ビデオデータは、従来のLDR(Low Dynamic Range)画像の白ピークの明るさを超える0%から100%*N(Nは1より大きい数)のコントラスト比を持つHDR(High Dynamic Range)画像のビデオデータである。
送信部により、伝送ビデオデータが、輝度変換を許容する領域を示す領域情報と共に送信される。例えば、送信部は、伝送ビデオデータが符号化されて得られたビデオストリームを送信し、このビデオストリームのレイヤに、領域情報を挿入する情報挿入部をさらに備える、ようにされてよい。
この場合、例えば、情報挿入部は、領域情報として、輝度変換を許容する領域を示すメタデータを挿入する、ようにされてもよい。また、例えば、情報挿入部は、領域情報として、輝度変換を許容する領域が関連づけられた所定の光電変換特性の指定情報を挿入する、ようにされてもよい。また、例えば、領域情報は、輝度変換の許容レベルを異にする複数の領域の情報を含む、ようにされてもよい。
このように本技術においては、伝送ビデオデータが、輝度変換を許容する領域を示す領域情報と共に送信されるものである。そのため、受信側において、制作側が意図する輝度雰囲気を良好に再現することが可能となる。
また、本技術の他の概念は、
入力ビデオデータに所定の光電変換特性を適用して得られた伝送ビデオデータを、輝度変換を許容する領域を示す領域情報と共に受信する受信部と、
上記伝送ビデオデータに上記所定の光電変換特性に対応する電光変換特性を適用すると共に、上記領域情報に基づいて輝度変換処理を施して出力ビデオデータを得る処理部とを備える
受信装置にある。
受信部により、伝送ビデオデータが、輝度変換を許容する領域を示す領域情報と共に、受信される。この伝送ビデオデータは、入力ビデオデータに所定の光電変換特性を適用して得られたものである。例えば、入力ビデオデータは、従来のLDR(Low Dynamic Range)画像の白ピークの明るさを超える0%から100%*N(Nは1より大きい数)のコントラスト比を持つHDR(High Dynamic Range)画像のビデオデータである。そして、処理部により、伝送ビデオデータに所定の光電変換特性に対応する、例えば逆特性の電光変換特性が適用されると共に、領域情報に基づいて輝度変換処理が施されて出力ビデオデータが得られる。
例えば、受信部は、伝送ビデオデータが符号化されて得られるビデオストリームを受信し、領域情報は、ビデオストリームのレイヤに挿入されている、ようにされてもよい。この場合、例えば、領域情報として、輝度変換を許容する領域を示すメタデータが挿入されている、ようにされてもよい。また、例えば、領域情報として、輝度変換を許容する領域が関連づけられた所定の光電変換特性の指定情報が挿入されている、ようにされてもよい。また、例えば、領域情報は、輝度変換の許容レベルを異にする複数の領域の情報を含む、ようにされてもよい。
このように本技術においては、伝送ビデオデータが輝度変換を許容する領域を示す領域情報と共に受信され、この領域情報に基づいて輝度変換処理が施されて出力ビデオデータが得られるものである。そのため、制作側が意図する輝度雰囲気を良好に再現することが可能となる。
本技術によれば、受信側において制作側が意図する輝度雰囲気を良好に再現することが可能となる。なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものではなく、また付加的な効果があってもよい。
実施の形態としての送受信システムの構成例を示すブロック図である。 送受信システムを構成する送信装置の構成例を示すブロック図である。 マスターモニタの表示輝度特性の一例を示す図である。 光電変換特性(OETF)の一例を示す図である。 符号化方式がHEVCである場合におけるGOPの先頭のアクセスユニットを示す図である。 符号化方式がHEVCである場合におけるGOPの先頭以外のアクセスユニットを示す図である。 レベル・マッピング・SEIメッセージの構造例を示す図である。 レベル・マッピング・SEIメッセージの構造例における主要な情報の内容を示す図である。 予め輝度変換を許容する領域が関連づけられているOETF(光電変換特性)の一例を示す図である。 送受信システムを構成する受信装置の構成例を示すブロック図である。 電光変換特性(EOTF)の一例を示す図である。 CEモニタの表示輝度特性の一例を示す図である。 CEモニタの表示輝度特性の一例を示す図である。 受信装置のHDR電光変換部における電光変換特性(EOTF)と、複数組の閾値情報との関係の一例を示す図である。 伝送方法1が採用される場合に送信されるレベル・マッピング・SEIメッセージの構造例を示す図である。 伝送方法2が採用される場合において、予め輝度変換を許容する領域が関連づけられているOETF(光電変換特性)の一例を示す図である。 送受信システムの他の構成例を示すブロック図である。
以下、発明を実施するための形態(以下、「実施の形態」とする)について説明する。なお、説明を以下の順序で行う。
1.実施の形態
2.変形例
<1.実施の形態>
[送受信システムの構成例]
図1は、実施の形態としての送受信システム10の構成例を示している。この送受信システム10は、送信装置100および受信装置200により構成されている。
送信装置100は、コンテナとしてのMPEG2のトランスポートストリームTSを生成し、このトランスポートストリームTSを放送波あるいはネットのパケットに載せて送信する。このトランスポートストリームTSは、入力ビデオデータに所定の光電変換特性を適用して得られた伝送ビデオデータが符号化されて得られたビデオストリームを有するものである。
例えば、入力ビデオデータは、従来のLDR(Low Dynamic Range)画像の白ピークの明るさを超える0%から100%*N(Nは1より大きい数)のコントラスト比を持つHDR(High Dynamic Range)画像のビデオデータである。ここで、100%のレベルは、白の輝度値100cd/m2に相当する輝度レベルを前提とする。
ビデオストリームのレイヤに、輝度変換を許容する領域を示す領域情報が挿入される。伝送方法1を採用する場合、ビデオストリームのレイヤに、輝度変換を許容する領域を示すメタデータが挿入される。一方、伝送方法2を採用する場合、輝度変換を許容する領域が関連づけられた上述の所定の光電変換特性の指定情報が挿入される。この領域情報の詳細については、後述する。
受信装置200は、送信装置100から放送波あるいはネットのパケットに載せて送られてくるトランスポートストリームTSを受信する。このトランスポートストリームTSは、符号化ビデオデータを含むビデオストリームを有している。このビデオストリームには、上述したように、輝度変換を許容する領域を示す領域情報が挿入されている。
受信装置200は、伝送ビデオデータに、上述した送信側における所定の光電変換特性に対応する、例えば逆特性の電光変換特性を適用すると共に、領域情報に基づいて輝度変換処理を施して出力ビデオデータを取得する。この場合、輝度変換を許容する領域のみ、例えばモニタのピーク輝度に依存した輝度変換がなされる。
「送信装置の構成例」
図2は、送信装置100の構成例を示している。この送信装置100は、制御部101と、HDRカメラ102と、HDR光電変換部103と、ビデオエンコーダ104と、システムエンコーダ105と、送信部106を有している。制御部101は、CPU(Central Processing Unit)を備えて構成され、図示しないストレージに格納されている制御プログラムに基づいて、送信装置100の各部の動作を制御する。
HDRカメラ102は、被写体を撮像して、HDR(High Dynamic Range)ビデオデータを出力する。このHDRビデオデータは、従来のLDR(Low Dynamic Range)画像の白ピークの明るさを超える0〜100%*N(Nは1より大きい数)、例えば0〜1000%などのコントラスト比を持つ。ここで、100%のレベルは、例えば、白の輝度値100cd/m2に相当する。なお、「cd/m2」は、「cd/平方メートル」を表している。
マスターモニタ103aは、HDRカメラ102で得られるHDRビデオデータをグレーディングするためのモニタである。このマスターモニタ103aは、HDRビデオデータに対応した、あるいは、HDRビデオデータをグレーディングするのに適した表示輝度レベルを持っている。
図3は、マスターモニタ103aの表示輝度特性を示している。この図において、横軸は入力輝度レベルを示し、縦軸は表示輝度レベルを示す。入力輝度レベルがリファレンス輝度RLであるとき、表示輝度レベルは相対リファレンスレベル(%)、例えば白の輝度値100cd/m2に相当する100%となる。また、入力輝度レベルがピーク輝度PLであるとき、表示輝度レベルは相対ピークレベル(%)となる。
なお、閾値輝度CLは、この実施の形態において新規定義するものであり、受信機側のモニタ(CEモニタ)で表示する輝度として一致させる領域と、CEモニタ依存とする領域との境界を示す。モニタ入力輝度レベルが閾値輝度CLであるとき、表示輝度レベルは相対閾値レベル(%)となる。
図2に戻って、HDR光電変換部103は、HDRカメラ102で得られるHDRビデオデータに対して、HDR画像用の光電変換特性(HDR OETFカーブ)を適用して、伝送ビデオデータV1を得る。
図4は、光電変換特性(OETF)の一例を示している。この図において、横軸は、上述のマスターモニタ表示輝度特性(図3参照)の横軸と同じく、入力輝度レベルを示し、縦軸は伝送符号値を示す。入力輝度レベルがリファレンス輝度RLであるとき、伝送符号値はリファレンスレベルRPとなる。また、入力輝度レベルがピーク輝度PLであるとき、伝送符号値はピークレベルMPとなる。また、入力輝度レベルが閾値輝度CLであるとき、伝送符号値は閾値レベルTHPとなる。
なお、縦軸の伝送符号値の範囲は、ビデオエンコーダ104の入力ピクセルデータレンジ(Encoder input pixel data range)に対応する。例えば、10ビット符号化の場合は、「64」〜「940」、あるいは拡張領域を利用すると「4」〜「1019」の範囲となる。
図2に戻って、ビデオエンコーダ104は、伝送ビデオデータV1に対して、例えば、MPEG4−AVC、MPEG2video、あるいはHEVC(high Efficiency Video Coding)などの符号化を施して、符号化ビデオデータを得る。また、このビデオエンコーダ104は、後段に備えるストリームフォーマッタ(図示せず)により、この符号化ビデオデータを含むビデオストリーム(ビデオエレメンタリストリーム)を生成する。
この際、ビデオエンコーダ104は、ビデオストリームのレイヤに、表示側に依存した輝度変換を許容する領域を示す領域情報を挿入する。伝送方法1を採用する場合、ビデオストリームのレイヤに、輝度変換を許容する領域を示すメタデータを挿入する。伝送方法2を採用する場合、輝度変換を許容する領域が関連づけられた、上述のHDR光電変換部103で適用される光電変換特性の指定情報を挿入する。
[領域情報の挿入]
輝度変換を許容する領域を示す領域情報の挿入の詳細を説明する。
「伝送方法1を採用する場合」
最初に伝送方法1を採用する場合について説明する。アクセスユニット(AU)の“SEIs”の部分に、新規定義する、レベル・マッピング・SEIメッセージ(Level_mapping SEI message)を挿入する。
図5は、符号化方式がHEVCである場合におけるGOP(Group Of Pictures)の先頭のアクセスユニットを示している。また、図6は、符号化方式がHEVCである場合におけるGOPの先頭以外のアクセスユニットを示している。HEVCの符号化方式の場合、画素データが符号化されているスライス(slices)の前にデコード用のSEIメッセージ群「Prefix_SEIs」が配置され、このスライス(slices)の後に表示用のSEIメッセージ群「Suffix_SEIs」が配置される。図5、図6に示すように、レベル・マッピング・SEIメッセージは、SEIメッセージ群「Suffix_SEIs」として配置される。
図7は、レベル・マッピング・SEIメッセージの構造例(Syntax)を示している。図8は、その構造例における主要な情報の内容(Semantics)を示している。「level_mapping_cancel_flag」は、1ビットのフラグ情報である。“1”は、それまでのレベル・マッピング(Level_mapping)のメッセージ状態をキャンセルすることを示す。“0”は、各要素を伝送し、それで以前の状態をリフレッシュすることを示す。
「coded_data_bit_depth」の8ビットフィールドは、符号化データのビット長を示し、例えば8〜14ビットが使用される。「reference_white_level」の16ビットフィールドは、マスターモニタ103aにおける100%のときの入力輝度値、つまりリファレンス輝度RLを示す。「reference_white_level_code_value」の16ビットフィールドは、輝度100%のレベル符号値で「coded_data_bit_depth」で示されるビット精度での値、つまりリファレンスレベルRPを示す。
「number_of_thresholds」の8ビットフィールドは、表示マッピングの閾値分割の数を示す。この閾値分割の数だけ、「compliant_threshold_level」の16ビットフィールドおよび「compliant_threshold_level_value」の16ビットフィールドが繰り返し存在する。この実施の形態では「1」である。
「compliant_threshold_level」のフィールドは、表示マッピングを想定する閾値レベル(パーセンテージ)を示すもので、輝度100%に対する相対的なレベル、つまり閾値輝度CLを示す。「compliant_threshold_level_value」のフィールドは、表示マッピングを想定する閾値を伝送する符号値、つまり閾値レベルTHPを示す。この値は、制作側が想定するCEモニタ表示において一致させたい輝度の最大値で、この値を超えるレベルはCEモニタの表示能力に依存して変えることを許容する領域(範囲)であることを示す。
なお、この定義は、一個目の閾値に対するものである。この閾値より大きな値の二個目以降の閾値が存在する場合には、それらの閾値は、輝度変換の許容レベルを異にする複数の領域の情報(領域分割情報)となる。
「peak_percentage」の8ビットフィールドは、制作側で最大輝度レベルを100%に対する割合で表した値を示す。例えば、ピーク輝度1000cd/m2の「peak_percentage」は1000%となる。「peak_percentage_value」の16ビットフィールドは、「coded_data_bit_depth」で示されるビット精度で伝送する場合の「peak_percentage」を表現する最大符号値、つまりピークレベルMPを示す。例えば、「peak_percentage」が1000%の場合、10ビット伝送時の最大値「1019」が1000%を表現することになる。
上述のレベル・マッピング・SEIメッセージにおいて、「compliant_threshold_level」や「compliant_threshold_level_value」の情報は、輝度変換を許容する領域を示す領域情報を構成している。これにより、受信側では、レベル・マッピング・SEIメッセージから、輝度変換を許容する領域を示す領域情報を検知できる。この伝送方法1を採用する場合、輝度変換を許容する領域を、ピクチャ毎、あるいはシーン毎、あるいは番組毎などに指定できる。なお、伝送方法1を採用する場合、対象となるOETF(光電変換特性)のタイプは、SPS(sequence parameter set)のNALユニットに、ビデオ・ユーザビリティ情報(VUI)の中で伝送されることを前提とする。
「伝送方法2を採用する場合」
次に、伝送方法2を採用する場合について説明する。図5に示すように、GOPの先頭のアクセスユニットのSPS(sequence parameter set)のNALユニットに、ビデオ・ユーザビリティ情報(VUI)が挿入されている。
VUIは、SPSとしてシーケンス単位で符号化されるヘッダ情報の中でも、バッファ管理のタイミング情報の他、デコード後の表示制御に関するパラメータを指定するもので、画面のアスペクト比、色域、OETF(光電変換特性)のタイプ、RGB変換マトリクスのタイプ、などの画像の表示へ至る制御方法を示す情報をコンテナする。
このうちOETFのタイプについては、現状では、「Type = 1」として、“Rec. ITU-R BT.709-5”を、また、「Type = 14」として、“Rec. ITU-R BT.2020 for 10 bit”を、指定可能となっている。これらの2つのタイプのOETFの伝達関数は等しく、以下の通りである。
V = 1.099 * Lc0.45 ? 0.099 for 1 > = Lc >= 0.018
V = 4.500 * Lc for 0.018 > Lc >= 0
受信側は、上記の逆関数をEOTF、あるいは逆OETFとして変換することが前提となる。
この実施の形態において、HDR光電変換部103で適用されるOETFは、予め輝度変換を許容する領域が関連づけられているOETFのうちのいずれかとされる。具体的には、個々のOETF毎に、例えば、以下の各情報が、その仕様として定義されている。ここで、「compliant_threshold_level」や「compliant_threshold_level_value」の情報は、輝度変換を許容する領域を示す領域情報を構成している。なお、詳細説明は省略するが、各情報の内容は、上述のレベル・マッピング・SEIメッセージの対応する情報と同じである。
「coded_data_bit_depth」
「reference_white_level」
「reference_white_level_code_value」
「compliant_threshold_level」
「compliant_threshold_level_value」
「peak_percentage」
「peak_percentage_value」
図9(a),(b)は、予め輝度変換を許容する領域が関連づけられているOETF(光電変換特性)の一例を示している。図9(a)に示すタイプ1のOETFでは、ピーク輝度がPL1であり、それに対応する伝送符号値はMP1とされている。このタイプ1のOETFには、輝度変換を許容する領域を示す領域情報として、閾値輝度CL1と、閾値レベルTHP1が定義されている。また、図9(b)に示すタイプ2のOETFでは、ピーク輝度がPL2であり、それに対応する伝送符号値はMP2とされている。このタイプ2のOETFには、輝度変換を許容する領域を示す領域情報として、閾値輝度CL2と、閾値レベルTHP2が定義されている。
そして、VUIで、HDR光電変換部103で適用されるOETF、つまり予め輝度変換を許容する領域が関連づけられているOETFが指定される。これにより、受信側では、VUIで指定されているOETFから、輝度変換を許容する領域を示す領域情報を一意に検知できる。
なお、EOTF(電光変換特性)は、OETF(光電変換特性)の逆の変換式となる場合が多い。そのため、輝度変換を許容する領域を示す領域情報(「compliant_threshold_level」や「compliant_threshold_level_value」の情報)をOETFの仕様として定義することで、表示側も代表させることができる。
図2に戻って、システムエンコーダ105は、ビデオエンコーダ104で生成されたビデオストリームVSを含むトランスポートストリームTSを生成する。そして、送信部106は、このトランスポートストリームTSを、放送波あるいはネットのパケットに載せて、受信装置200に送信する。
図2に示す送信装置100の動作を簡単に説明する。HDRカメラ102で撮像されて得られたHDRビデオデータは、HDR光電変換部103に供給される。HDRカメラ102で得られるHDRビデオデータは、マスターモニタ103aを用いてグレーディングされる。このHDR光電変換部103では、このHDRビデオデータに対してHDR画像用の光電変換特性(LDR OETFカーブ)が適用されて、伝送ビデオデータV1が得られる。この伝送ビデオデータV1は、ビデオエンコーダ104に供給される。
ビデオエンコーダ104では、伝送ビデオデータV1に対して、例えば、MPEG4−AVC、MPEG2video、あるいはHEVCなどの符号化が施されて、符号化ビデオデータが得られる。また、このビデオエンコーダ104では、後段に備えるストリームフォーマッタ(図示せず)により、この符号化ビデオデータを含むビデオストリーム(ビデオエレメンタリストリーム)VSが生成される。
この際、ビデオエンコーダ104では、ビデオストリームのレイヤに、輝度変換を許容する領域を示す領域情報が挿入される。伝送方法1が採用される場合、上述したように、ビデオストリームのレイヤに、輝度変換を許容する領域を示すメタデータが挿入される。また、伝送方法2が採用される場合、上述したように、輝度変換を許容する領域が関連づけられた、上述のHDR光電変換部103で適用される光電変換特性の指定情報が挿入される。
ビデオエンコーダ104で生成されたビデオストリームVSは、システムエンコーダ105に供給される。このシステムエンコーダ105では、ビデオストリームを含むMPEG2のトランスポートストリームTSが生成される。このトランスポートストリームTSは、送信部106により、放送波あるいはネットのパケットに載せて、受信装置200に送信される。
「受信装置の構成例」
図10は、受信装置200の構成例を示している。この受信装置200は、制御部201と、受信部202と、システムデコーダ203と、ビデオデコーダ204と、HDR電光変換部205と、表示マッピング部206と、CEモニタ207を有している。制御部201は、CPU(Central Processing Unit)を備えて構成され、図示しないストレージに格納されている制御プログラムに基づいて、受信装置200の各部の動作を制御する。
受信部202は、送信装置100から放送波あるいはネットのパケットに載せて送られてくるトランスポートストリームTSを受信する。システムデコーダ203は、このトランスポートストリームTSからビデオストリーム(エレメンタリストリーム)VSを抽出する。また、システムデコーダ203は、コンテナ(トランスポートストリーム)のレイヤに挿入されている種々の情報を抽出し、制御部201に送る。
ビデオデコーダ204は、システムデコーダ203で抽出されるビデオストリームVSに対して復号化処理を行って、伝送ビデオデータV1を出力する。また、ビデオデコーダ204は、ビデオストリームVSを構成する各アクセスユニットに挿入されているパラメータセットやSEIメッセージを抽出し、制御部201に送る。
制御部201は、SPSのビデオ・ユーザビリティ情報(VUI)におけるOETFのタイプ指定によって、送信側で適用されているOETF(光電変換特性)を認識し、HDR電光変換部205に、そのOETFに対応する、例えば逆特性のEOTF(電光変換特性)を設定する。
また、制御部201は、上述の伝送方法2が採用されている場合、VUIで指定されているOETFから、輝度変換を許容する領域を示す領域情報(「compliant_threshold_level」や「compliant_threshold_level_value」の情報)を一意に検知できる。
また、上述の伝送方法1が採用されている場合、ビデオデコーダ204で抽出されて制御部201に送られるSEIメッセージの一つして、上述したレベル・マッピング・SEIメッセージが含まる。制御部201は、このレベル・マッピング・SEIメッセージから、輝度変換を許容する領域を示す領域情報(「compliant_threshold_level」や「compliant_threshold_level_value」の情報)を取得できる。
HDR電光変換部205は、ビデオデコーダ204から出力される伝送ビデオデータV1に、上述した送信装置100のHDR光電変換部103におけるOETF(光電変換特性)に対応する、例えば逆特性のEOTF(電光変換特性)を適用して、HDR画像を表示するための出力ビデオデータを得る。
図11は、電光変換特性(EOTF)の一例を示している。この図において、横軸は、図4の縦軸に対応した、伝送符号値を示す。縦軸は、図4の横軸に対応した、出力輝度レベル(表示輝度レベル)を示す。この図において、実線aは、EOTFカーブである。伝送符号値がピークレベルMPであるとき、出力輝度レベルはPLとなる。また、伝送符号値が閾値レベルTHPであるとき、出力輝度レベルはCLとなる。
ここで、CEモニタ207の最大輝度表示能力が、マスターモニタ103aの想定する最大輝度PLよりも上の場合、伝送符号値が閾値レベルTHPよりも大きい値に対応した出力輝度レベルは、表示マッピング部206における処理によって、CEモニタ207の表示最大輝度レベルDP1までの範囲に、割り当てられる(高輝度化処理)。この図において、二点鎖線bは、その場合における、輝度変換処理の一例を示している。
一方、CEモニタ207の最大輝度表示能力が、マスターモニタ103aの想定する最大輝度PLよりも下の場合、伝送符号値が閾値レベルTHPよりも大きい値に対応した出力輝度レベルは、表示マッピング部206における処理によって、CEモニタ207の表示最大輝度レベルDP2までの範囲に、割り当てられる(低輝度化処理)。この図において、一点鎖線cは、その場合における、輝度変換処理の一例を示している。
図10に戻って、表示マッピング部206は、HDR電光変換部205の出力輝度レベルのうち、輝度CLを越えるレベルを、上述したようにCEモニタ207の最大輝度表示能力に応じて変換する。この場合、伝送符号値が閾値レベルTHP以下、つまり出力輝度レベルがCL以下では、CEモニタ207に依存せずに、受信レベルの輝度が忠実に再現されることから、テクスチャー表現などは制作側の意図が正しく表現される。CEモニタ207は、表示マッピング部206の出力ビデオデータに基づいて、HDR画像を表示する。
CEモニタ207の最大輝度表示能力DPが、マスターモニタ103aの想定する最大輝度PLよりも上の場合、つまりDP>PLの場合、表示マッピング処理部206では、輝度CLを越えるレベルを、ピーク輝度DPまでの範囲に、所定のアルゴリズムにより割り当てる高輝度化処理が行われる。
図12は、その場合におけるCEモニタ207の表示輝度特性を示している。この特性は、表示マッピング部206の輝度変換特性も含めたものである。この図において、横軸は入力輝度レベルを示し、縦軸は表示輝度レベルを示す。入力輝度レベルが閾値輝度CLであるとき、相対閾値レベル(%)となる。また、入力輝度レベルがピーク輝度PLであるとき、表示輝度レベルはCEモニタ207の相対ピークレベル(%)となる。
また、CEモニタ207の最大輝度表示能力DPが、マスターモニタ103aの想定する最大輝度PLよりも下の場合、つまりDP<PLの場合、表示マッピング処理部206では、輝度CLを越えるレベルを、ピーク輝度DPまでの範囲に、所定のアルゴリズムにより割り当てる低輝度化処理が行われる。
図13は、その場合におけるCEモニタ207の表示輝度特性を示している。この特性は、表示マッピング部206の輝度変換特性も含めたものである。この図において、横軸は入力輝度レベルを示し、縦軸は表示輝度レベルを示す。入力輝度レベルが閾値輝度CLであるとき、相対閾値レベル(%)となる。また、入力輝度レベルがピーク輝度PLであるとき、表示輝度レベルはCEモニタ207の相対ピークレベル(%)となる。
また、CEモニタ207の最大輝度表示能力DPが、マスターモニタ103aの想定する最大輝度PLと同じである場合、つまりDP=PLの場合、表示マッピング処理部206では、輝度CLを越えるレベルの輝度変換処理を行わずに、そのまま出力する。この場合、CEモニタ207の表示は、マスターモニタ103aのピークレベルまでの全域において、制作側の輝度がそのまま割り当てられて表示される。
図10に示す受信装置200の動作を簡単に説明する。受信部202では、送信装置100から放送波あるいはネットのパケットに載せて送られてくるトランスポートストリームTSが受信される。このトランスポートストリームTSは、システムデコーダ203に供給される。システムデコーダ203では、このトランスポートストリームTSからビデオストリーム(エレメンタリストリーム)VSが抽出される。
システムデコーダ203で抽出されたビデオストリームVSは、ビデオデコーダ204に供給される。ビデオデコーダ204では、システムデコーダ203で抽出されるビデオストリームVSに対して復号化処理が行われて、伝送ビデオデータV1が得られる。また、ビデオデコーダ204では、ビデオストリームVSを構成する各アクセスユニットに挿入されているパラメータセットやSEIメッセージが抽出され、制御部201に送られる。
制御部201では、伝送方法1が採用されている場合、レベル・マッピング・SEIメッセージから、輝度変換を許容する領域を示す領域情報(「compliant_threshold_level」や「compliant_threshold_level_value」の情報)が取得される。また、制御部201では、伝送方法2が採用されている場合、VUIで指定されているOETFから、輝度変換を許容する領域を示す領域情報(「compliant_threshold_level」や「compliant_threshold_level_value」の情報)が一意に検知される。
ビデオデコーダ204で得られる伝送ビデオデータV1は、HDR電光変換部205に供給される。HDR電光変換部205では、伝送ビデオデータV1に、送信装置100におけるHDR光電変換部103におけるOETF(光電変換特性)に対応する、例えば逆特性のEOTF(電光変換特性)が適用されて、HDR画像を表示するための出力ビデオデータが得られる。この出力ビデオデータは、表示マッピング部206に供給される。
表示マッピング部206では、HDR電光変換部205の出力輝度レベルのうち、輝度CLを越えるレベルが、CEモニタ207の最大輝度表示能力に応じて変換される。表示マッピング部206の出力ビデオデータはCEモニタ207に供給される。このCEモニタ207に、HDR画像が表示される。
上述したように、図1に示す送受信システム10において、HDRビデオデータに光電変換が施されて得られた伝送ビデオデータV1が、輝度変換を許容する領域を示す領域情報(「compliant_threshold_level」や「compliant_threshold_level_value」の情報)と共に送信されるものである。従って、受信側では、輝度変換を許容する領域でのみ、例えばCEモニタ207の表示輝度能力に応じた輝度変換が行われるため、制作側が意図する輝度雰囲気を良好に再現することが可能となる。
<2.変形例>
なお、上述実施の形態において、伝送方法1が採用される場合は、アクセスユニット(AU)の“SEIs”の部分に、新規定義する、レベル・マッピング・SEIメッセージ(図7参照)が挿入される。上述実施の形態では、このレベル・マッピング・SEIメッセージで、「compliant_threshold_level」および「compliant_threshold_level_value」の情報(閾値情報)を一つだけ送る例を示したが、この閾値情報を複数送ることも考えられる。
図14は、受信装置200のHDR電光変換部205における電光変換特性(EOTF)と、複数組の閾値情報との関係の一例を示している。この例は、2つの閾値情報が送られる場合を示している。この図において、実線aは、EOTFカーブである。伝送符号値がピークレベルMPであるとき、出力輝度レベルはPLとなる。
また、伝送符号値が閾値レベルTHP0,THP1であるとき、それぞれ、出力輝度レベルはCL0,CL1となる。ここで、(CL0,THP0)、(CL1,THP1)の2組の閾値情報は、レベル・マッピング・SEIメッセージで与えられたものである。この場合、伝送符号値が0〜THP0の領域は、輝度変換を許容しない領域とされ、どのようなタイプのCEモニタでも表示輝度レベルが一致する領域とされる。そのため、この領域の出力輝度レベルに関しては、表示マッピング部206で輝度変換の処理はされない。
伝送符号値がTHP0〜MPの領域は、輝度変換を許容する領域とされる。そのため、この領域の出力輝度レベルに関しては、表示マッピング部206で、例えばCEモニタ207の最大表示能力に応じて輝度変換の処理がされる。ただし、THP0〜THP1の領域とTHP1〜MPの領域とは、輝度変換の許容レベルを異なるものとされる。例えば、THP0〜THP1の領域はテクスチャーが保存される範囲で輝度変換が可能とされる。また、THP1〜MPの領域は何ら制限なく輝度変換が可能とされる。
このように、閾値情報を複数送ることで、受信側における表示マッピング処理にバリエーションを持たせることが可能となり、制作側の画像の雰囲気を、より柔軟に、多様なCEモニタ207に対して再現することが可能となる。
上述したように伝送方法1が採用される場合は、レベル・マッピング・SEIメッセージに複数の閾値情報を挿入して送ることができる。伝送方法2が採用される場合は、VUIで指定されるOETF(光電変換特性)の仕様として基本となる1つの閾値情報を送り、その他の閾値情報に関しては、例えばレベル・マッピング・SEIメッセージを利用して送ることが考えられる。
また、上述実施の形態においては、リファレンス輝度RLの他に、閾値輝度CLを定義して用いる例を示した。しかし、リファレンス輝度RLを閾値輝度CLと同義にし、運用することも考えられる。この場合、リファレンス輝度RLとリファレンスレベルRP(図4参照)の情報が閾値情報としても送られることとなる。この場合、閾値輝度CLと閾値レベルTHPの情報を送ることは不要となる。その場合、リファレンス輝度RLとリファレンスレベルRPとは、必ずしも輝度100%に限定されるものではなく、別のパーセント値を送受信側で一致したレベルと定義することが可能である。
図15は、伝送方法1が採用される場合にアクセスユニット(AU)の“SEIs”の部分に挿入して送信するレベル・マッピング・SEIメッセージの構造例(Syntax)を示している。この構造例における主要な情報の内容(Semantics)は、上述の図7に示すレベル・マッピング・SEIメッセージと同様である。ただし、「reference_white_level」の16ビットフィールドは、マスターモニタ103aにおける100%のときの入力輝度値、つまりリファレンス輝度RLを示すと同時に、表示マッピングを想定する閾値レベルの輝度値も示す。
図16(a),(b)は、伝送方法2が採用される場合において、予め輝度変換を許容する領域が関連づけられているOETF(光電変換特性)の一例を示している。図16(a)に示すタイプ1のOETFでは、ピーク輝度がPL1であり、それに対応する伝送符号値はMP1とされている。このタイプ1のOETFには、輝度変換を許容する領域を示す領域情報として、リファレンス輝度RL1と、リファレンスレベルRP1が定義されている。また、図16(b)に示すタイプ2のOETFでは、ピーク輝度がPL2であり、それに対応する伝送符号値はMP2とされている。このタイプ2のOETFには、輝度変換を許容する領域を示す領域情報として、リファレンス輝度RL2と、リファレンスレベルRP2が定義されている。
また、上述の実施の形態において、受信装置200では、HDR電光変換部205で電光変換処理を行うと共に、表示マッピング部206でCEモニタ207の最大輝度表示能力に応じた輝度変換処理を行う例を示した。しかし、電光変換特性(EOTF)に輝度変換特性を反映させておくことで、HDR電光変換部205のみで電光変換処理と輝度変換処理とを同時に行わせることができる。
また、上述実施の形態においては、送信装置100と受信機200からなる送受信システム10を示したが、本技術を適用し得る送受信システムの構成は、これに限定されるものではない。例えば、図17に示すように、テレビ受信機200の部分が、例えば、(HDMI(High-Definition Multimedia Interface)などのデジタルインタフェースで接続されたセットトップボックス200Aおよびモニタ200Bからなる構成などであってもよい。なお、「HDMI」は、登録商標である。
この場合、セットトップボックス200Aは、表示マッピング処理を行う場合、モニタ200Bの最大輝度レベルを、HDMI経由で、モニタ200BのEDIDから得る情報に基づいて判断することが可能である。あるいは、表示マッピング処理をモニタ200Bが行う場合、レベル・マッピング・SEIメッセージ、EOTFのタイプ、そしてVUIの情報は、“Vender Specific Info Frame”などのメタ情報に定義することにより、セットトップボックス200Aとモニタ200Bとで共有することが可能である。
また、上述実施の形態においては、コンテナがトランスポートストリーム(MPEG−2 TS)である例を示した。しかし、本技術は、トランスポートがTSと限定されるものではなく、他のパケット、例えばISOBMFFやMMTなどの場合でも、ビデオのレイヤは同一の方法で実現できる。よって、本技術は、インターネット等のネットワークを利用して受信端末に配信される構成のシステムにも同様に適用できる。インターネットの配信では、MP4やそれ以外のフォーマットのコンテナで配信されることが多い。つまり、コンテナとしては、デジタル放送規格で採用されているトランスポートストリーム(MPEG−2 TS)、インターネット配信で使用されているMP4などの種々のフォーマットのコンテナが該当する。
また、本技術は、以下のような構成を取ることもできる。
(1)入力ビデオデータに所定の光電変換特性を適用して伝送ビデオデータを得る処理部と、
上記伝送ビデオデータを、輝度変換を許容する領域を示す領域情報と共に送信する送信部とを備える
送信装置。
(2)上記送信部は、上記伝送ビデオデータが符号化されて得られたビデオストリームを送信し、
上記ビデオストリームのレイヤに、上記領域情報を挿入する情報挿入部をさらに備える
前記(1)に記載の送信装置。
(3)上記情報挿入部は、
上記領域情報として、上記輝度変換を許容する領域を示すメタデータを挿入する
前記(2)に記載の送信装置。
(4)上記情報挿入部は、
上記領域情報として、上記輝度変換を許容する領域が関連づけられた上記所定の光電変換特性の指定情報を挿入する
前記(2)に記載の送信装置。
(5)上記領域情報は、輝度変換の許容レベルを異にする複数の領域の情報を含む
前記(1)から(4)のいずれかに記載の送信装置。
(6)入力ビデオデータに所定の光電変換特性を適用して伝送ビデオデータを得る処理ステップと、
送信部により、上記伝送ビデオデータを、輝度変換を許容する領域を示す領域情報と共に送信する送信ステップとを有する
送信方法。
(7)入力ビデオデータに所定の光電変換特性を適用して得られた伝送ビデオデータを、輝度変換を許容する領域を示す領域情報と共に受信する受信部と、
上記伝送ビデオデータに上記所定の光電変換特性に対応する電光変換特性を適用すると共に、上記領域情報に基づいて輝度変換処理を施して出力ビデオデータを得る処理部とを備える
受信装置。
(8)上記受信部は、上記伝送ビデオデータが符号化されて得られるビデオストリームを受信し、
上記領域情報は、上記ビデオストリームのレイヤに挿入されている
前記(7)に記載の受信装置。
(9)上記領域情報として、上記輝度変換を許容する領域を示すメタデータが挿入されている
前記(8)に記載の受信装置。
(10)上記領域情報として、上記輝度変換を許容する領域が関連づけられた上記所定の光電変換特性の指定情報が挿入されている
前記(8)に記載の受信装置。
(11)上記領域情報は、輝度変換の許容レベルを異にする複数の領域の情報を含む
前記(7)から(10)のいずれかに記載の受信装置。
(12)受信部により、入力ビデオデータに所定の光電変換特性を適用して得られた伝送ビデオデータを、輝度変換を許容する領域を示す領域情報と共に受信する受信ステップと、
上記伝送ビデオデータに上記所定の光電変換特性に対応する電光変換特性を適用すると共に、上記領域情報に基づいて輝度変換処理を施して出力ビデオデータを得る処理ステップとを有する
受信方法。
本技術の主な特徴は、HDRビデオデータに光電変換が施されて得られた伝送ビデオデータを、輝度変換を許容する領域を示す領域情報と共に送信することで、受信側において、輝度変換を許容する領域でのみ輝度変換が行われるようにし、制作側が意図する輝度雰囲気を良好に再現することを可能としたことである(図4、図7参照)。
10,10A・・・送受信システム
100・・・送信装置
101・・・制御部
102・・・HDRカメラ
103・・・HDR光電変換部
103a・・・マスターモニタ
104・・・ビデオエンコーダ
105・・・システムエンコーダ
106・・・送信部
200・・・受信装置
200A・・・セットアップボックス
200B・・・モニタ
201・・・制御部
202・・・受信部
203・・・システムデコーダ
204・・・ビデオデコーダ
205・・・HDR電光変換部
206・・・表示マッピング部
207・・・CEモニタ

Claims (6)

  1. 入力ビデオデータに所定の光電変換特性を適用して伝送ビデオデータを得る処理部と、
    上記伝送ビデオデータを、上記所定の光電変換特性のタイプを示す情報、および該タイプを示す情報に基づいて上記伝送ビデオデータに電光変換を行って得られた表示用ビデオデータの、データレベルの値が高データレベル側であって、モニタの最大輝度表示能力に応じて所定の輝度変換アルゴリズムを適用して変換するデータレベルの値の範囲の最も低いデータレベルの値を示す閾値情報と共に送信する送信部とを備える
    送信装置。
  2. 上記送信部は、上記伝送ビデオデータが符号化されて得られたビデオストリームを送信し、
    上記ビデオストリームのレイヤに、上記所定の光電変換特性のタイプを示す情報、および上記閾値情報を挿入する情報挿入部をさらに備える
    請求項1に記載の送信装置。
  3. 入力ビデオデータに所定の光電変換特性を適用して伝送ビデオデータを得る処理ステップと、
    送信部により、上記伝送ビデオデータを、上記所定の光電変換特性のタイプを示す情報、および該所定の光電変換特性のタイプを示す情報に基づいて上記伝送ビデオデータに電光変換を行って得られた表示用ビデオデータの、データレベルの値が高データレベル側であって、モニタの最大輝度表示能力に応じて所定の輝度変換アルゴリズムを適用して変換するデータレベルの値の範囲の最も低いデータレベルの値を示す閾値情報と共に送信する送信ステップとを有する
    送信方法。
  4. 入力ビデオデータに所定の光電変換特性を適用して得られた伝送ビデオデータを、上記所定の光電変換特性のタイプを示す情報、および該所定の光電変換特性のタイプを示す情報に基づいて上記伝送ビデオデータに電光変換を行って得られた表示用ビデオデータの、データレベルの値が高データレベル側であって、モニタの最大輝度表示能力に応じて所定の輝度変換アルゴリズムを適用して変換するデータレベルの値の範囲の最も低いデータレベルの値を示す閾値情報と共に受信する受信部と、
    上記閾値情報に基づいて、上記所定の光電変換特性のタイプを示す情報に基づいて上記伝送ビデオデータに電光変換を行って得られた表示用ビデオデータの、上記所定の輝度変換アルゴリズムを適用して変換するデータレベルの値の範囲に、上記所定の輝度変換アルゴリズムを適用して出力ビデオデータを得る処理部とを備える
    受信装置。
  5. 上記受信部は、上記伝送ビデオデータが符号化されて得られるビデオストリームを受信し、
    上記所定の光電変換特性のタイプを示す情報、および上記閾値情報は、上記ビデオストリームのレイヤに挿入されている
    請求項4に記載の受信装置。
  6. 受信部により、入力ビデオデータに所定の光電変換特性を適用して得られた伝送ビデオデータを、上記所定の光電変換特性のタイプを示す情報、および該所定の光電変換特性のタイプを示す情報に基づいて上記伝送ビデオデータに電光変換を行って得られた表示用ビデオデータの、データレベルの値が高データレベル側であって、モニタの最大輝度表示能力に応じて所定の輝度変換アルゴリズムを適用して変換するデータレベルの値の範囲の最も低いデータレベルの値を示す閾値情報と共に受信する受信ステップと、
    上記閾値情報に基づいて、上記所定の光電変換特性のタイプを示す情報に基づいて上記伝送ビデオデータに電光変換を行って得られた表示用ビデオデータの、上記所定の輝度変換アルゴリズムを適用して変換するデータレベルの値の範囲に、上記所定の輝度変換アルゴリズムを適用して出力ビデオデータを得る処理ステップとを有する
    受信方法。
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