JP6843228B2 - 低減された待ち時間システムにおけるタイミングアドバンスおよび処理能力 - Google Patents

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Description

本発明は、低減された待ち時間システムにおけるタイミングアドバンスおよび処理能力に関する。
関連出願の相互参照
本出願は、2016年8月10日に出願された米国特許仮出願第62/373,123号明細書の利益を主張するものであり、その内容は、参照によって本明細書に組み込まれている。
アラーム報告、自動車安全、工場プロセス制御、およびマシンタイプ通信(MTC)などのセルラーテクノロジーに関する台頭しているアプリケーションは、低待ち時間セルラー通信の利用から利益を享受することができる。低待ち時間アプリケーションは、たとえば、LTEアドバンスト(LTE−A)システムにおいて使用される場合がある1msの送信タイムインターバル(TTI)および関連付けられている待ち時間が不十分であると認識する場合がある。ゲーミングなどの既存のアプリケーション、ならびにボイスオーバーLTE(VoLTE)およびビデオ電話/会議などのリアルタイムアプリケーションも、たとえば、高められる知覚される体感品質という点で、低減された待ち時間から利益を享受することができる。いくつかのアプリケーションは、待ち時間を低減するために短いTTI(sTTI)を使用することができるが、sTTIの使用は、利用可能な処理時間を低減する。
構成可能な送信タイムインターバル(TTI)または短いTTI(sTTI)を使用するシステムなど、待ち時間を低減するように構成されているシステムにおいて、低減された利用可能な処理時間を取り扱うための方法および装置が本明細書において記述されている。
ワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)が、1つまたは複数の処理能力を決定し、決定された処理能力に基づいて処理能力(PC)表示をeNodeB(eNB)へ送信し、eNBからPC構成を受信し、PC構成または決定された処理能力に基づいて最大タイミングアドバンスまたは最大Rx−Tx時間差を決定し、適用されるタイミングアドバンスまたはRx−Tx時間差を、特定のTTI長さに関する最大タイミングアドバンスまたは最大Rx−Tx時間差に制限するように構成されることができる。WTRUは、処理パラメータの処理値(PV)を測定し、PVとPCとの間における差であるヘッドルームの量を決定し、条件に基づいてヘッドルームを報告するように構成されることもできる。WTRUは、条件に基づいてアクションを実行することもできる。
一例においては、WTRUは、PCを使用するように構成されることができる。WTRUは、TTI構成を受信することができる。WTRUは、WTRUのPCを決定することができる。PCは、TTI構成および処理基準のうちの少なくとも1つに基づいて決定されることができる。WTRUは次いで、決定されたPCのレポートを送信することができる。レポートは、eNBへ送信されることができる。PCは、タイムラインであることができ、タイムラインは、時間ユニットの数として報告されることができ、時間ユニットは、シンボル、TTI、時間サンプル、および時間サンプルのセットのうちの少なくとも1つである。
別の例においては、WTRUは、構成可能なTTIを使用するように構成されることができる。WTRUは、TTI構成を受信することができる。WTRUは、処理基準に基づいてTTI構成に関するWTRUのPCを決定することができる。WTRUは次いで、決定されたPCのレポートを送信することができ、決定されたPCは、使用および/または構成されるTTIまたはTTI長さ内のシンボルの数に基づくことができる。WTRUは、現在の処理値(PV)を決定することもできる。レポートは、プロキシミティー条件の充足、1つもしくは複数のUL送信を保留すること、またはUL送信をやめることに基づくことができる。処理基準は、たとえば、使用および/または構成されるTTIまたはTTI長さ内のシンボルの数を含むことができる。
別の例においては、WTRUは、sTTIを使用するように構成されることができる。WTRUは、sTTI構成を受信し、処理基準に基づいてsTTI構成に関するWTRUのPCを決定することができる。WTRUは、現在のPVを決定することができる。WTRUは、決定されたPCおよび決定されたPVに基づいて、プロキシミティー条件の充足、1つもしくは複数のUL送信を保留すること、またはUL送信をやめることに基づいてPCプロキシミティーを報告することができる。この例においては、処理基準は、sTTI長さ、タイムライン、トランスポートブロック(TB)サイズ、アップリンク(UL)チャネルタイプ、短い物理ダウンリンク制御チャネル(sPDCCH)のsTTIとULのsTTIとの間における時間を含むことができるが、それらには限定されない。
例として添付の図面とともに与えられる以降の説明から、より詳細な理解が得られることができ、図どうしにおける同様の参照番号は、同様の要素を示している。
1つまたは複数の開示されている実施形態が実施されることができる例示的な通信システムを示すシステム図である。 実施形態による、図1Aにおいて示されている通信システム内で使用されることができる例示的なワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)を示すシステム図である。 実施形態による、図1Aにおいて示されている通信システム内で使用されることができる例示的な無線アクセスネットワーク(RAN)および例示的なコアネットワーク(CN)を示すシステム図である。 実施形態による、図1Aにおいて示されている通信システム内で使用されることができるさらなる例示的なRANおよびさらなる例示的なCNを示すシステム図である。 送信受信タイミングの例を示す図である。 TAが適用された状態の送信および受信タイミングの例を提供する図である。 TAが適用された状態の送信および受信タイミングの別の例を提供する図である。 プロキシミティー報告の例を示す図である。 プロキシミティー報告の別の例を示す図である。 条件が満たされた場合にUL送信を修正することの例を示す図である。 送信保留の例を示す図である。 送信保留の別の例を示す図である。 保留条件が満たされた場合の送信保留の例を示す図である。
図1Aは、1つまたは複数の開示されている実施形態が実施されることができる例示的な通信システム100を示す図である。通信システム100は、コンテンツ、たとえば、音声、データ、ビデオ、メッセージング、放送などを複数のワイヤレスユーザに提供するマルチプルアクセスシステムであることができる。通信システム100は、複数のワイヤレスユーザが、ワイヤレス帯域幅を含むシステムリソースの共有を通じてそのようなコンテンツにアクセスすることを可能にすることができる。たとえば、通信システム100は、1つまたは複数のチャネルアクセス方法、たとえば、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、シングルキャリアFDMA(SC−FDMA)、ゼロテールユニークワード離散フーリエ変換スプレッドOFDM(ZT UW DTS−s OFDM)、ユニークワードOFDM(UW−OFDM)、リソースブロックフィルタードOFDM、フィルタバンクマルチキャリア(FBMC)などを採用することができる。
図1Aにおいて示されているように、通信システム100は、ワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)102a、102b、102c、102d、RAN104/113、CN106/115、公衆交換電話ネットワーク(PSTN)108、インターネット110、およびその他のネットワーク112を含むことができるが、開示されている実施形態は、任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、および/またはネットワーク要素を想定しているということが理解されるであろう。WTRU102a、102b、102c、102dのそれぞれは、ワイヤレス環境において動作および/または通信を行うように構成されている任意のタイプのデバイスであることができる。例として、WTRU102a、102b、102c、102d(これらのいずれも、「ステーション」および/または「STA」と呼ばれる場合がある)は、ワイヤレス信号を送信および/または受信するように構成されることができ、ユーザ機器(UE)、移動局、固定式または移動式のサブスクライバーユニット、サブスクリプションベースのユニット、ページャー、セルラー電話、携帯情報端末(PDA)、スマートフォン、ラップトップ、ネットブック、パーソナルコンピュータ、ワイヤレスセンサ、ホットスポットまたはMi−Fiデバイス、インターネットオブシングス(IoT)デバイス、腕時計またはその他のウェアラブル、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)、乗り物、ドローン、医療デバイスおよびアプリケーション(たとえば、遠隔手術)、工業デバイスおよびアプリケーション(たとえば、工業および/または自動化された処理チェーンのコンテキストにおいて動作するロボットおよび/またはその他のワイヤレスデバイス)、家庭用電子機器、商業および/または工業ワイヤレスネットワーク上で動作するデバイスなどを含むことができる。WTRU102a、102b、102c、および102dのいずれも、UEと言い換え可能に呼ばれる場合がある。
通信システム100は、基地局114aおよび/または基地局114bを含むこともできる。基地局114a、114bのそれぞれは、1つまたは複数の通信ネットワーク、たとえば、CN106/115、インターネット110、および/またはその他のネットワーク112へのアクセスを容易にするために、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの少なくとも1つとワイヤレスにインターフェース接続するように構成されている任意のタイプのデバイスであることができる。例として、基地局114a、114bは、ベーストランシーバステーション(BTS)、Node−B、eNode B、ホームNode B、ホームeNode B、次世代NodeB(gNB)、新無線(NR)NodeB、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、ワイヤレスルータ、送信/受信ポイント(TRP)などであることができる。基地局114a、114bは、それぞれ単一の要素として示されているが、基地局114a、114bは、任意の数の相互接続された基地局および/またはネットワーク要素を含むことができるということが理解されるであろう。
基地局114aは、RAN104/113の一部であることができ、RAN104/113は、その他の基地局および/またはネットワーク要素(図示せず)、たとえば、基地局コントローラ(BSC)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、中継ノードなどを含むこともできる。基地局114aおよび/または基地局114bは、1つまたは複数のキャリア周波数上でワイヤレス信号を送信および/または受信するように構成されることができ、それらのキャリア周波数は、セル(図示せず)と呼ばれる場合がある。これらの周波数は、ライセンス供与されているスペクトル、ライセンス供与されていないスペクトル、またはライセンス供与されているスペクトルと、ライセンス供与されていないスペクトルとの組合せであることができる。セルは、比較的固定される場合がある、または時間とともに変わる場合がある特定の地理的エリアへのワイヤレスサービスのためのカバレッジを提供することができる。セルは、セルセクタへとさらに分割されることができる。たとえば、基地局114aに関連付けられているセルは、3つのセクタへと分割されることができる。したがって一実施形態においては、基地局114aは、3つのトランシーバ、すなわち、セルのそれぞれのセクタごとに1つのトランシーバを含むことができる。実施形態においては、基地局114aは、多入力多出力(MIMO)テクノロジーを採用することができ、セルのそれぞれのセクタごとに複数のトランシーバを利用することができる。たとえば、所望の空間方向において信号を送信および/または受信するためにビームフォーミングが使用されることができる。
基地局114a、114bは、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つまたは複数と通信することができ、エアインターフェース116は、任意の適切なワイヤレス通信リンク(たとえば、無線周波数(RF)、マイクロ波、センチメートル波、マイクロメートル波、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光など)であることができる。エアインターフェース116は、任意の適切な無線アクセステクノロジー(RAT)を使用して確立されることができる。
さらに具体的には、上述されているように、通信システム100は、マルチプルアクセスシステムであることができ、1つまたは複数のチャネルアクセススキーム、たとえば、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMAなどを採用することができる。たとえば、RAN104/113内の基地局114a、およびWTRU102a、102b、102cは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(UMTS)テレストリアルラジオアクセス(UTRA)などの無線テクノロジーを実施することができ、この無線テクノロジーは、ワイドバンドCDMA(WCDMA)を使用してエアインターフェース116を確立することができる。WCDMAは、ハイスピードパケットアクセス(HSPA)および/またはエボルブドHSPA(HSPA+)などの通信プロトコルを含むことができる。HSPAは、ハイスピードダウンリンク(DL)パケットアクセス(HSDPA)および/またはハイスピードアップリンク(UL)パケットアクセス(HSUPA)を含むことができる。
実施形態においては、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、ロングタームエボリューション(LTE)および/またはLTEアドバンスト(LTE−A)および/またはLTEアドバンストプロ(LTE−A Pro)を使用してエアインターフェース116を確立することができるエボルブドUMTSテレストリアルラジオアクセス(E−UTRA)などの無線テクノロジーを実施することができる。
実施形態においては、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、NRを使用してエアインターフェース116を確立することができるNR無線アクセスなどの無線テクノロジーを実施することができる。
実施形態においては、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、複数の無線アクセステクノロジーを実施することができる。たとえば、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、たとえばデュアル接続(DC)原理を使用して、LTE無線アクセスおよびNR無線アクセスをともに実施することができる。したがって、WTRU102a、102b、102cによって利用されるエアインターフェースは、複数のタイプの無線アクセステクノロジー、および/または複数のタイプの基地局(たとえば、eNBおよびgNB)へ/から送られる送信によって特徴付けられることができる。
その他の実施形態においては、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、無線テクノロジー、たとえば、IEEE802.11(すなわち、ワイヤレスフィディリティー(WiFi)、IEEE802.16(すなわち、ワールドワイドインターオペラビリティーフォーマイクロウェーブアクセス(WiMAX))、CDMA2000、CDMA2000 1X、CDMA2000エボリューションデータオンリー/エボリューションデータオプティマイズド(EV−DO)、暫定標準2000(IS−2000)、暫定標準95(IS−95)、暫定標準856(IS−856)、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(GSM)、エンハンストデータレートフォーGSMエボリューション(EDGE)、GSM EDGE(GERAN)などを実施することができる。
図1Aにおける基地局114bは、たとえば、ワイヤレスルータ、ホームNode B、ホームeNode B、またはアクセスポイントであることができ、局所的なエリア、たとえば、事業所、家庭、乗り物、キャンパス、工業施設、空中回廊(たとえば、ドローンによる使用のための)、車道などにおけるワイヤレス接続を容易にするために、任意の適切なRATを利用することができる。一実施形態においては、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)を確立するために、IEEE802.11などの無線テクノロジーを実施することができる。実施形態においては、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)を確立するために、IEEE802.15などの無線テクノロジーを実施することができる。さらに別の実施形態においては、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、ピコセルまたはフェムトセルを確立するために、セルラーベースのRAT(たとえば、WCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE−A、LTE−A Pro、NRなど)を利用することができる。図1Aにおいて示されているように、基地局114bは、インターネット110への直接接続を有することができる。したがって基地局114bは、CN106/115を介してインターネット110にアクセスすることを求められないことができる。
RAN104/113は、CN106/115と通信状態にあることができ、CN106/115は、音声、データ、アプリケーション、および/またはボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)サービスをWTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つまたは複数に提供するように構成されている任意のタイプのネットワークであることができる。データは、さまざまなサービス品質(QoS)要件、たとえば、別々のスループット要件、待ち時間要件、エラー許容範囲要件、信頼性要件、データスループット要件、モビリティー要件などを有することができる。CN106/115は、コール制御、料金請求サービス、モバイルロケーションベースサービス、プリペイドコーリング、インターネット接続、ビデオ配信などを提供すること、および/またはハイレベルセキュリティー機能、たとえば、ユーザ認証を実行することができる。図1Aにおいては示されていないが、RAN104/113および/またはCN106/115は、RAN104/113と同じRATまたは異なるRATを採用しているその他のRANと直接または間接の通信状態にあることができるということが理解されるであろう。たとえば、CN106/115は、NR無線テクノロジーを利用している可能性があるRAN104/113に接続されていることに加えて、GSM、UMTS、CDMA2000、WiMAX、E−UTRA、またはWiFi無線テクノロジーを採用している別のRAN(図示せず)と通信状態にあることもできる。
CN106/115は、WTRU102a、102b、102c、102dがPSTN108、インターネット110、および/またはその他のネットワーク112にアクセスするためのゲートウェイとしての役割を果たすこともできる。PSTN108は、単純旧式電話サービス(POTS)を提供する回線交換電話ネットワークを含むことができる。インターネット110は、一般的な通信プロトコル、たとえば、トランスミッション制御プロトコル(TCP)/インターネットプロトコル(IP)インターネットプロトコルスイートにおけるTCP、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)、および/またはIPを使用する相互接続されたコンピュータネットワークおよびデバイスからなるグローバルシステムを含むことができる。ネットワーク112は、その他のサービスプロバイダによって所有および/または運営されている有線通信ネットワークおよび/またはワイヤレス通信ネットワークを含むことができる。たとえば、ネットワーク112は、RAN104/113と同じRATまたは異なるRATを採用することができる1つまたは複数のRANに接続されている別のCNを含むことができる。
通信システム100内のWTRU102a、102b、102c、102dのうちのいくつかまたはすべては、マルチモード機能を含むことができる(たとえば、WTRU102a、102b、102c、102dは、別々のワイヤレスリンクを介して別々のワイヤレスネットワークと通信するために複数のトランシーバ、送信機、または受信機を含むことができる)。たとえば、図1Aにおいて示されているWTRU102cは、セルラーベースの無線テクノロジーを採用することができる基地局114aと、およびIEEE802無線テクノロジーを採用することができる基地局114bと通信するように構成されることができる。
図1Bは、例示的なWTRU102を示すシステム図である。図1Bにおいて示されているように、WTRU102は、数ある中でも、プロセッサ118、トランシーバ120、送信/受信要素122、スピーカー/マイクロフォン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド128、取り外し不能メモリ130、取り外し可能メモリ132、電源134、グローバルポジショニングシステム(GPS)チップセット136、および/またはその他の周辺機器138を含むことができる。WTRU102は、実施形態との整合性を保持しながら、上述の要素どうしの任意の下位組合せを含むことができるということが理解されるであろう。
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来型プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと関連付けられている1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、その他の任意のタイプの集積回路(IC)、状態マシンなどであることができる。プロセッサ118は、信号コーディング、データ処理、パワー制御、入力/出力処理、および/または、WTRU102がワイヤレス環境において動作することを可能にするその他の任意の機能を実行することができる。プロセッサ118は、トランシーバ120に結合されることができ、トランシーバ120は、送信/受信要素122に結合されることができる。図1Bは、プロセッサ118とトランシーバ120を別々のコンポーネントとして示しているが、プロセッサ118とトランシーバ120は、電子パッケージまたはチップ内にともに統合されることができるということが理解されるであろう。
送信/受信要素122は、エアインターフェース116を介して、基地局(たとえば、基地局114a)に信号を送信するように、または基地局(たとえば、基地局114a)から信号を受信するように構成されることができる。たとえば、一実施形態においては、送信/受信要素122は、RF信号を送信および/または受信するように構成されているアンテナであることができる。実施形態においては、送信/受信要素122は、たとえば、IR信号、UV信号、または可視光信号を送信および/または受信するように構成されているエミッタ/検知器であることができる。さらに別の実施形態においては、送信/受信要素122は、RF信号および光信号の両方を送信および/または受信するように構成されることができる。送信/受信要素122は、ワイヤレス信号の任意の組合せを送信および/または受信するように構成されることができるということが理解されるであろう。
送信/受信要素122は、図1Bにおいては単一の要素として示されているが、WTRU102は、任意の数の送信/受信要素122を含むことができる。さらに具体的には、WTRU102は、MIMOテクノロジーを採用することができる。したがって、一実施形態においては、WTRU102は、エアインターフェース116を介してワイヤレス信号を送信および受信するために、2つ以上の送信/受信要素122(たとえば、複数のアンテナ)を含むことができる。
トランシーバ120は、送信/受信要素122によって送信されることになる信号を変調するように、および送信/受信要素122によって受信される信号を復調するように構成されることができる。上述されているように、WTRU102は、マルチモード機能を有することができる。したがってトランシーバ120は、WTRU102が、たとえばNRおよびIEEE802.11などの複数のRATを介して通信することを可能にするために複数のトランシーバを含むことができる。
WTRU102のプロセッサ118は、スピーカー/マイクロフォン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128(たとえば、液晶ディスプレイ(LCD)ディスプレイユニットもしくは有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイユニット)に結合されることができ、そこからユーザ入力データを受信することができる。プロセッサ118は、ユーザデータをスピーカー/マイクロフォン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128へ出力することもできる。加えて、プロセッサ118は、任意のタイプの適切なメモリ、たとえば、取り外し不能メモリ130および/または取り外し可能メモリ132からの情報にアクセスすること、およびそれらのメモリにデータを格納することができる。取り外し不能メモリ130は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、ハードディスク、またはその他の任意のタイプのメモリストレージデバイスを含むことができる。取り外し可能メモリ132は、サブスクライバーアイデンティティーモジュール(SIM)カード、メモリスティック、セキュアデジタル(SD)メモリカードなどを含むことができる。その他の実施形態においては、プロセッサ118は、WTRU102上に物理的に配置されていない、たとえば、サーバまたはホームコンピュータ(図示せず)上のメモリからの情報にアクセスすること、およびそのメモリにデータを格納することができる。
プロセッサ118は、電源134から電力を受け取ることができ、WTRU102内のその他のコンポーネントへの電力を分配および/または制御するように構成されることができる。電源134は、WTRU102に電力供給するための任意の適切なデバイスであることができる。たとえば、電源134は、1つまたは複数の乾電池(たとえば、ニッケルカドミウム(NiCd)、ニッケル亜鉛(NiZn)、ニッケル水素(NiMH)、リチウムイオン(Li−ion)など)、太陽電池、燃料電池などを含むことができる。
プロセッサ118は、GPSチップセット136に結合されることもでき、GPSチップセット136は、WTRU102の現在のロケーションに関するロケーション情報(たとえば、経度および緯度)を提供するように構成されることができる。WTRU102は、GPSチップセット136からの情報に加えて、またはその情報の代わりに、基地局(たとえば、基地局114a、114b)からエアインターフェース116を介してロケーション情報を受信すること、および/または2つ以上の近隣の基地局から受信されている信号のタイミングに基づいてそのロケーションを決定することができる。WTRU102は、実施形態との整合性を保持しながら、任意の適切なロケーション決定方法を通じてロケーション情報を取得することができるということが理解されるであろう。
プロセッサ118は、その他の周辺機器138にさらに結合されることができ、その他の周辺機器138は、さらなる特徴、機能、および/または有線接続もしくはワイヤレス接続を提供する1つまたは複数のソフトウェアモジュールおよび/またはハードウェアモジュールを含むことができる。たとえば、周辺機器138は、加速度計、eコンパス、衛星トランシーバ、デジタルカメラ(写真および/またはビデオ用)、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、振動デバイス、テレビジョントランシーバ、ハンドフリーヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)ラジオユニット、デジタルミュージックプレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザ、仮想現実および/または拡張現実(VR/AR)デバイス、アクティビティートラッカーなどを含むことができる。周辺機器138は、1つまたは複数のセンサを含むことができ、それらのセンサは、ジャイロスコープ、加速度計、ホール効果センサ、磁力計、方位センサ、プロキシミティーセンサ、温度センサ、時間センサ、ジオロケーションセンサ、高度計、光センサ、タッチセンサ、磁力計、バロメータ、ジェスチャーセンサ、バイオメトリックセンサ、および/または湿度センサのうちの1つまたは複数であることができる。
WTRU102は、(たとえば、UL(たとえば、送信用)およびダウンリンク(たとえば、受信用)の両方に関して特定のサブフレームに関連付けられている信号のうちのいくつかまたはすべての送信および受信が並行および/または同時であることができる全二重無線を含むことができる。全二重無線は、ハードウェア(たとえば、チョーク)、またはプロセッサを介した(たとえば、別個のプロセッサ(図示せず)もしくはプロセッサ118を介した)信号処理を介して自己干渉を低減するおよびまたは実質的になくすための干渉管理ユニット139を含むことができる。実施形態においては、WTRU102は、(たとえば、UL(たとえば、送信用)またはダウンリンク(たとえば、受信用)のいずれかに関して特定のサブフレームに関連付けられている)信号のうちのいくつかまたはすべての送信および受信が半二重無線を含むことができる。
図1Cは、実施形態によるRAN104およびCN106を示すシステム図である。上述されているように、RAN104は、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するためにE−UTRA無線テクノロジーを採用することができる。RAN104は、CN106と通信状態にあることもできる。
RAN104は、eNode−B160a、160b、160cを含むことができるが、RAN104は、実施形態との整合性を保持しながら、任意の数のeNode−Bを含むことができるということが理解されるであろう。eNode−B160a、160b、160cはそれぞれ、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するために1つまたは複数のトランシーバを含むことができる。一実施形態においては、eNode−B160a、160b、160cは、MIMOテクノロジーを実施することができる。したがってeNode−B160aは、たとえば、WTRU102aにワイヤレス信号を送信するために、および/またはWTRU102aからワイヤレス信号を受信するために、複数のアンテナを使用することができる。
eNode−B160a、160b、160cのそれぞれは、特定のセル(図示せず)に関連付けられることができ、無線リソース管理の決定、ハンドオーバーの決定、ULおよび/またはDLにおけるユーザのスケジューリングなどを取り扱うように構成されることができる。図1Cにおいて示されているように、eNode−B160a、160b、160cは、X2インターフェースを介して互いに通信することができる。
図1Cにおいて示されているCN106は、モビリティー管理エンティティー(MME)162、サービングゲートウェイ(SGW)164、およびパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(またはPGW)166を含むことができる。上述の要素のうちのそれぞれは、CN106の一部として示されているが、これらの要素のうちのいずれかが、CNオペレータ以外のエンティティーによって所有および/または運営されることができるということが理解されるであろう。
MME162は、S1インターフェースを介してRAN104内のeNode−B162a、162b、162cのそれぞれに接続されることができ、制御ノードとしての役割を果たすことができる。たとえば、MME162は、WTRU102a、102b、102cのユーザを認証すること、ベアラのアクティブ化/非アクティブ化、WTRU102a、102b、102cの最初の接続の間に特定のサービングゲートウェイを選択することなどを担当することができる。MME162は、RAN104と、GSMおよび/またはWCDMAなどのその他の無線テクノロジーを採用しているその他のRAN(図示せず)との間における切り替えを行うための制御プレーン機能を提供することができる。
SGW164は、S1インターフェースを介してRAN104内のeNode B160a、160b、160cのそれぞれに接続されることができる。SGW164は一般に、ユーザデータパケットをWTRU102a、102b、102cへ/WTRU102a、102b、102cから回送および転送することができる。SGW164は、その他の機能、たとえば、eNode B間でのハンドオーバー中にユーザプレーンを固定すること、WTRU102a、102b、102cにとってDLデータが利用可能である場合にページングをトリガーすること、WTRU102a、102b、102cのコンテキストを管理および格納することなどを実行することができる。
SGW164は、PGW166に接続されることができ、PGW166は、WTRU102a、102b、102cと、IP対応デバイスとの間における通信を容易にするために、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供することができる。
CN106は、その他のネットワークとの通信を容易にすることができる。たとえば、CN106は、WTRU102a、102b、102cと、従来の地上通信線通信デバイスとの間における通信を容易にするために、PSTN108などの回線交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供することができる。たとえば、CN106は、CN106とPSTN108との間におけるインターフェースとしての役割を果たすIPゲートウェイ(たとえば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含むことができ、またはそうしたIPゲートウェイと通信することができる。加えて、CN106は、その他のネットワーク112へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供することができ、その他のネットワーク112は、その他のサービスプロバイダによって所有および/または運営されているその他の有線ネットワークおよび/またはワイヤレスネットワークを含むことができる。
WTRUは、図1A〜図1Dにおいてはワイヤレス端末として記述されているが、特定の代表的な実施形態においては、そのような端末は、通信ネットワークとの有線通信インターフェースを(たとえば、一時的にまたは永久に)使用することができると想定される。
代表的な実施形態においては、その他のネットワーク112は、WLANであることができる。
インフラストラクチャーベーシックサービスセット(BSS)モードにおけるWLANは、BSS用のアクセスポイント(AP)と、APに関連付けられている1つまたは複数のステーション(STA)とを有することができる。APは、BSSとの間で出入りするトラフィックを搬送する配信システム(DS)または別のタイプの有線/ワイヤレスネットワークへのアクセスまたはインターフェースを有することができる。BSSの外部から生じるSTAへのトラフィックは、APを通じて着信することができ、STAへ配信されることができる。STAからBSSの外部の宛先へ生じるトラフィックは、APへ送信されて、それぞれの宛先へ配信されることができる。BSS内のSTAどうしの間におけるトラフィックは、たとえば、ソースSTAがトラフィックをAPへ送信することができ、APがそのトラフィックを宛先STAへ配信することができる場合には、APを通じて送信されることができる。BSS内のSTAどうしの間におけるトラフィックは、ピアツーピアトラフィックとみなされること、および/または呼ばれることができる。ピアツーピアトラフィックは、ダイレクトリンクセットアップ(DLS)を用いてソースSTAと宛先STAとの間において(たとえば、間において直接)送信されることができる。特定の代表的な実施形態においては、DLSは、802.11e DLSまたは802.11zトンネルドDLS(TDLS)を使用することができる。独立BSS(IBSS)モードを使用するWLANは、APを有さなくてよく、IBSS内のまたはIBSSを使用するSTA(たとえば、STAのうちのすべて)は、互いに直接通信することができる。通信のIBSSモードは、本明細書においては、時には通信の「アドホック」モードと呼ばれる場合がある。
オペレーションの802.11acインフラストラクチャーモードまたはオペレーションの同様のモードを使用する場合には、APは、プライマリーチャネルなどの固定されたチャネル上でビーコンを送信することができる。プライマリーチャネルは、固定された幅(たとえば、20MHzの幅の帯域幅)またはシグナリングを介した動的に設定される幅であることができる。プライマリーチャネルは、BSSの動作チャネルであることができ、STAによってAPとの接続を確立するために使用されることができる。特定の代表的な実施形態においては、たとえば、802.11システムにおいて、搬送波感知多重アクセス/衝突回避方式(CSMA/CA)が実施されることができる。CSMA/CAに関しては、APを含むSTA(たとえば、あらゆるSTA)は、プライマリーチャネルを感知することができる。特定のSTAによってプライマリーチャネルが感知/検知され、および/またはビジーであると決定された場合には、その特定のSTAは、引き下がることができる。1つのSTA(たとえば、1つのステーションのみ)が、所与のBSS内で任意の所与の時点において送信を行うことができる。
高スループット(HT)STAは、たとえば、プライマリー20MHzチャネルと、隣り合っているまたは隣り合っていない20MHzのチャネルとの組合せを介して40MHzの幅のチャネルを形成して、通信のために40MHzの幅のチャネルを使用することができる。
超高スループット(VHT)STAは、20MHz、40MHz、80MHz、および/または160MHzの幅のチャネルをサポートすることができる。40MHzのチャネル、および/または80MHzのチャネルは、隣接している20MHzのチャネルどうしを組み合わせることによって形成されることができる。160MHzのチャネルは、8つの隣接している20MHzのチャネルを組み合わせることによって、または2つの隣接していない80MHzのチャネル(これは、80+80構成と呼ばれる場合がある)を組み合わせることによって形成されることができる。80+80構成に関しては、データは、チャネルエンコーディングの後に、データを2つのストリームへと分割することができるセグメントパーサに通されることができる。逆高速フーリエ変換(IFFT)処理、および時間ドメイン処理が、それぞれのストリーム上で別々に行われることができる。それらのストリームは、2つの80MHzのチャネル上にマップされることができ、データは、送信側のSTAによって送信されることができる。受信側のSTAの受信機においては、80+80構成に関する上述のオペレーションは、逆にされることができ、組み合わされたデータは、メディアアクセス制御(MAC)へ送信されることができる。
オペレーションのサブ1GHzモードが、802.11afおよび802.11ahによってサポートされている。チャネル動作帯域幅、およびキャリアは、802.11afおよび802.11ahにおいては、802.11nおよび802.11acにおいて使用されるものに比べて低減される。802.11afは、TVホワイトスペース(TVWS)スペクトルにおける5MHz、10MHz、および20MHzの帯域幅をサポートし、802.11ahは、非TVWSスペクトルを使用する1MHz、2MHz、4MHz、8MHz、および16MHzの帯域幅をサポートする。代表的な実施形態によれば、802.11ahは、マクロカバレッジエリアにおけるMTCデバイスなど、メータタイプ制御/マシンタイプ通信をサポートすることができる。MTCデバイスは、特定の能力、たとえば、特定のおよび/または限られた帯域幅に関するサポートを(たとえば、それらに関するサポートのみを)含む限られた能力を有する場合がある。MTCデバイスは、(たとえば、非常に長いバッテリー寿命を保持するために)しきい値を上回るバッテリー寿命を伴うバッテリーを含むことができる。
複数のチャネル、およびチャネル帯域幅、たとえば、802.11n、802.11ac、802.11af、および802.11ahをサポートすることができるWLANシステムは、プライマリーチャネルとして指定されることができるチャネルを含む。プライマリーチャネルは、BSS内のすべてのSTAによってサポートされている最大の共通動作帯域幅に等しい帯域幅を有することができる。プライマリーチャネルの帯域幅は、BSS内で動作しているすべてのSTAのうちで、最小の帯域幅動作モードをサポートしているSTAによって設定および/または制限される場合がある。802.11ahの例においては、たとえAP、およびBSS内のその他のSTAが、2MHz、4MHz、8MHz、16MHz、および/またはその他のチャネル帯域幅動作モードをサポートしても、1MHzモードをサポートする(たとえば、サポートするだけである)STA(たとえば、MTCタイプデバイス)に関しては、プライマリーチャネルは、1MHzの幅であることができる。キャリア感知および/またはネットワーク割り当てベクトル(NAV)設定は、プライマリーチャネルのステータスに依存する場合がある。プライマリーチャネルが、たとえば、(1MHzの動作モードしかサポートしていない)STAがAPへの送信を行っていることに起因して、ビジーである場合には、利用可能な周波数帯域全体は、たとえそれらの周波数帯域の大部分がアイドルのままであって利用可能である可能性があっても、ビジーとみなされる場合がある。
米国においては、802.11ahによって使用されることができる利用可能な周波数帯域は、902MHzから928MHzまでである。韓国においては、利用可能な周波数帯域は、917.5MHzから923.5MHzまでである。日本においては、利用可能な周波数帯域は、916.5MHzから927.5MHzまでである。802.11ahにとって利用可能な合計の帯域幅は、国コードに応じて6MHzから26MHzである。
図1Dは、実施形態によるRAN113およびCN115を示すシステム図である。上述されているように、RAN113は、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するためにNR無線テクノロジーを採用することができる。RAN113は、CN115と通信状態にあることもできる。
RAN113は、gNB180a、180b、180cを含むことができるが、RAN113は、実施形態との整合性を保持しながら、任意の数のgNBを含むことができるということが理解されるであろう。gNB180a、180b、180cはそれぞれ、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するために1つまたは複数のトランシーバを含むことができる。一実施形態においては、gNB180a、180b、180cは、MIMOテクノロジーを実施することができる。たとえば、gNB180a、180bは、gNB180a、180b、180cへ信号を送信するために、および/またはgNB180a、180b、180cから信号を受信するために、ビームフォーミングを利用することができる。したがってgNB180aは、たとえば、WTRU102aへワイヤレス信号を送信するために、および/またはWTRU102aからワイヤレス信号を受信するために、複数のアンテナを使用することができる。実施形態においては、gNB180a、180b、180cは、キャリアアグリゲーションテクノロジーを実施することができる。たとえば、gNB180aは、複数のコンポーネントキャリアをWTRU102a(図示せず)へ送信することができる。これらのコンポーネントキャリアのサブセットが、ライセンス供与されていないスペクトル上にあることができ、その一方で残りのコンポーネントキャリアが、ライセンス供与されているスペクトル上にあることができる。実施形態においては、gNB180a、180b、180cは、協調マルチポイント(CoMP)テクノロジーを実施することができる。たとえば、WTRU102aは、gNB180aおよびgNB180b(および/またはgNB180c)から協調送信を受信することができる。
WTRU102a、102b、102cは、スケーラブルなニューメロロジーに関連付けられている送信を使用して、gNB180a、180b、180cと通信することができる。たとえば、OFDMシンボルスペーシングおよび/またはOFDMサブキャリアスペーシングは、別々の送信、別々のセル、および/またはワイヤレス送信スペクトルの別々の部分ごとに異なることができる。WTRU102a、102b、102cは、さまざまなまたはスケーラブルな長さのサブフレームまたは送信タイムインターバル(TTI)(たとえば、さまざまな数のOFDMシンボルおよび/または持続するさまざまな長さの絶対時間を含む)を使用して、gNB180a、180b、180cと通信することができる。
gNB180a、180b、180cは、スタンドアロンの構成および/またはスタンドアロンではない構成でWTRU102a、102b、102cと通信するように構成されることができる。スタンドアロンの構成においては、WTRU102a、102b、102cは、その他のRAN(たとえば、eNode−B160a、160b、160cなど)にアクセスすることも伴わずに、gNB180a、180b、180cと通信することができる。スタンドアロンの構成においては、WTRU102a、102b、102cは、gNB180a、180b、180cのうちの1つまたは複数をモビリティーアンカーポイントとして利用することができる。スタンドアロンの構成においては、WTRU102a、102b、102cは、ライセンス供与されていない帯域内の信号を使用してgNB180a、180b、180cと通信することができる。スタンドアロンではない構成においては、WTRU102a、102b、102cは、gNB180a、180b、180cと通信する/それらに接続する一方で、eNode−B160a、160b、160cなどの別のRANと通信すること/それらに接続することもできる。たとえば、WTRU102a、102b、102cは、DC原理を実施して、1つまたは複数のgNB180a、180b、180cおよび1つまたは複数のeNode−B160a、160b、160cと実質的に同時に通信することができる。スタンドアロンではない構成においては、eNode−B160a、160b、160cは、WTRU102a、102b、102cのためのモビリティーアンカーとしての役割を果たすことができ、gNB180a、180b、180cは、WTRU102a、102b、102cにサービス提供するためのさらなるカバレッジおよび/またはスループットを提供することができる。
gNB180a、180b、180cのそれぞれは、特定のセル(図示せず)に関連付けられることが可能であり、無線リソース管理決定、ハンドオーバー決定、ULおよび/またはDLにおけるユーザのスケジューリング、ネットワークスライシングのサポート、デュアル接続、NRとE−UTRAとの間におけるインターワーキング、ユーザプレーン機能(UPF)184a、184bへのユーザプレーンデータの回送、アクセスおよびモビリティー管理機能(AMF)182a、182bへの制御プレーン情報の回送などを取り扱うように構成されることができる。図1Dにおいて示されているように、gNB180a、180b、180cは、Xnインターフェースを介して互いに通信することができる。
図1Dにおいて示されているCN115は、少なくとも1つのAMF182a、182b、少なくとも1つのUPF184a、184b、少なくとも1つのセッション管理機能(SMF)183a、183b、および場合によってはデータネットワーク(DN)185a、185bを含むことができる。上述の要素のうちのそれぞれは、CN115の一部として示されているが、これらの要素のうちのいずれかが、CNオペレータ以外のエンティティーによって所有および/または運営されることができるということが理解されるであろう。
AMF182a、182bは、N2インターフェースを介してRAN113内のgNB180a、180b、180cのうちの1つまたは複数に接続されることができ、制御ノードとしての役割を果たすことができる。たとえば、AMF182a、182bは、WTRU102a、102b、102cのユーザを認証すること、ネットワークスライシングに関するサポート(たとえば、別々の要件を伴う別々のPDUセッションを取り扱うこと)、特定のSMF183a、183bを選択すること、登録エリアの管理、NASシグナリングの終了、モビリティー管理などを担当することができる。ネットワークスライシングは、WTRU102a、102b、102cによって利用されているサービスのタイプに基づいてWTRU102a、102b、102cのためにCNサポートをカスタマイズするためにAMF182a、182bによって使用されることができる。たとえば、超高信頼低遅延(URLLC)アクセスに依存するサービス、高度大容量モバイルブロードバンド(eMBB)アクセスに依存するサービス、マシンタイプ通信(MTC)アクセスに関するサービス等などの別々の使用事例に関して、別々のネットワークスライスが確立されることができる。AMF182a、182bは、RAN113と、LTE、LTE−A、LTE−A Proなどのその他の無線テクノロジー、および/またはWiFiなどの非3GPPアクセステクノロジーを採用しているその他のRAN(図示せず)との間において切り替えを行うための制御プレーン機能を提供することができる。
SMF183a、183bは、N11インターフェースを介してCN115内のAMF182a、182bに接続されることができる。SMF183a、183bは、N4インターフェースを介してCN115内のUPF184a、184bに接続されることもできる。SMF183a、183bは、UPF184a、184bを選択および制御し、UPF184a、184bを通じたトラフィックの回送を構成することができる。SMF183a、183bは、その他の機能、たとえば、UE IPアドレスを管理することおよび割り当てること、PDUセッションを管理すること、ポリシー施行およびQoSを制御すること、ダウンリンクデータ通知を提供することなどを実行することができる。PDUセッションタイプは、IPベース、非IPベース、イーサネットベースなどであることができる。
UPF184a、184bは、N3インターフェースを介してRAN113内のgNB180a、180b、180cのうちの1つまたは複数に接続されることができ、N3インターフェースは、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間における通信を容易にするために、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供することができる。UPF184、184bは、その他の機能、たとえば、パケットを回送および転送すること、ユーザプレーンポリシーを施行すること、マルチホームドPDUセッションをサポートすること、ユーザプレーンQoSを取り扱うこと、ダウンリンクパケットをバッファリングすること、モビリティーアンカリングを提供することなどを実行することができる。
CN115は、その他のネットワークとの通信を容易にすることができる。たとえば、CN115は、CN115とPSTN108との間におけるインターフェースとしての役割を果たすIPゲートウェイ(たとえば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含むことができ、またはそうしたIPゲートウェイと通信することができる。加えて、CN115は、その他のネットワーク112へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供することができ、その他のネットワーク112は、その他のサービスプロバイダによって所有および/または運営されているその他の有線ネットワークおよび/またはワイヤレスネットワークを含むことができる。一実施形態においては、WTRU102a、102b、102cは、UPF184a、184bへのN3インターフェース、およびUPF184a、184bとDN185a、185bとの間におけるN6インターフェースを介して、UPF184a、184bを通じてローカルデータネットワーク(DN)185a、185bに接続されることができる。
図1A〜図1D、および図1A〜図1Dの対応する説明を考慮すると、WTRU102a〜d、基地局114a〜b、eNode−B160a〜c、MME162、SGW164、PGW166、gNB180a〜c、AMF182a〜ab、UPF184a〜b、SMF183a〜b、DN185a〜b、および/または本明細書において記述されているその他の任意のデバイスのうちの1つまたは複数に関連して本明細書において記述されている機能のうちの1つもしくは複数またはすべては、1つまたは複数のエミュレーションデバイス(図示せず)によって実行されることができる。エミュレーションデバイスは、本明細書において記述されている機能のうちの1つもしくは複数またはすべてをエミュレートするように構成されている1つまたは複数のデバイスであることができる。たとえば、エミュレーションデバイスは、その他のデバイスをテストするために、ならびに/またはネットワークおよび/もしくはWTRU機能をシミュレートするために使用されることができる。
エミュレーションデバイスは、ラボ環境において、および/またはオペレータネットワーク環境においてその他のデバイスの1つまたは複数のテストを実施するように設計されることができる。たとえば、1つまたは複数のエミュレーションデバイスは、有線および/またはワイヤレス通信ネットワーク内のその他のデバイスをテストするために通信ネットワークの一部として全体的にまたは部分的に実装/展開されている間に、1つもしくは複数のまたはすべての機能を実行することができる。1つまたは複数のエミュレーションデバイスは、有線および/またはワイヤレス通信ネットワークの一部として一時的に実装および/または展開されている間に、1つもしくは複数のまたはすべての機能を実行することができる。エミュレーションデバイスは、テスティングの目的のために別のデバイスに直接結合されることができ、および/またはオーバージエアワイヤレス通信を使用してテスティングを実行することができる。
1つまたは複数のエミュレーションデバイスは、有線および/またはワイヤレス通信ネットワークの一部として実装/展開されていない間に、すべての機能を含む1つまたは複数の機能を実行することができる。たとえば、エミュレーションデバイスは、テスティングラボラトリー内のテスティングシナリオ、ならびに/または、1つもしくは複数のコンポーネントのテスティングを実施するための展開されていない(たとえば、テスティングの)有線および/もしくはワイヤレス通信ネットワークにおいて利用されることができる。1つまたは複数のエミュレーションデバイスは、テスト機器であることができる。直接RF結合、および/または、RF回路(たとえば、1つもしくは複数のアンテナを含むことができる)を介したワイヤレス通信が、エミュレーションデバイスによってデータを送信および/または受信するために使用されることができる。
本明細書において記述されている実施形態におけるWTRUおよびeNBの使用は、例示的な目的のためのものである。本明細書において記述されている方法は、WTRU、基地局、AP、eNB、gNB、TRP、または、ワイヤレス通信システムにおいて動作することができるその他の任意のデバイスを含むがそれらには限定されない本明細書において記述されているデバイスのうちのいずれかによって実行されることができる。
1つまたは複数のファクタが、WTRUによって経験されるトータルのエンドツーエンドの遅延の一因となる場合がある。これらのファクタは、スケジューリンググラント取得時間、送信タイムインターバル(TTI)、処理時間、およびハイブリッド自動再送要求(HARQ)ラウンドトリップタイム(RTT)を含むことができるが、それらには限定されない。
要求、グラント、HARQフィードバック、および/またはデータの送信は、ブロックまたはチャンク(いくつかの実施形態においては、たとえば、サブフレームである、またはサブフレームに対応する場合がある)のタイミングで、および/またはそのタイミングに従って行われることができる。これらのブロックまたはチャンク(たとえば、サブフレーム)は、固定されているまたは知られている持続時間(たとえば、1ms)を有することができる。その持続時間は、TTIと呼ばれる場合がある。
TTIは、サブフレーム、複数のサブフレーム、タイムスロット、複数のタイムスロット、シンボル、複数のシンボル、および/または複数の時間サンプルであることができ、またはそれらを含むことができる。TTIは、TTIに対応することができる時間を表すために使用されることができる。たとえば、TTIは、サブフレーム(たとえば、1ms)、複数のサブフレーム、タイムスロット(たとえば、0.5ms)、複数のタイムスロット、シンボル、複数のシンボル、時間サンプル(たとえば、Ts)、および/または複数の時間サンプルのうちの少なくとも1つに対応することができる時間であることができ、またはそれらを含むことができる。Tsという用語は、時間サンプル、および/または時間サンプルに対応する時間を表すために使用されることができる。本明細書において記述されている例および実施形態においては、タイムスロットおよび/またはサブフレームは、TTIの非限定的な例として使用されることができる。TTIのその他の例が使用されること、ならびに本明細書において記述されている例および実施形態と依然として整合していることができる。
フィードバック、たとえばHARQフィードバックが、たとえば、本明細書において記述されているデバイスのうちのいずれかによって、送信の成功したまたは成功しなかった受信に続いて送信されることができる。フィードバックは、送信の成功したまたは成功しなかった受信をそれぞれ示すことができる肯定応答(ACK)または否定応答(NACK)を含むことができる。
送信者による送信(たとえば、実際の送信またはスケジュールされている送信)と、受信者または意図されている受信者がフィードバックを送信することができるときとの間において時間関係が存在することができる。この関係は、知られている、構成されている、または予想されている時間関係であることができる。たとえば、データが時間nにおいて送信および/もしくは受信されるまたはそうされる可能性がある(たとえば、実際に送信および/もしくは受信される、または送信および/もしくは受信されるようにスケジュールされている)場合には、フィードバック(たとえば、HARQフィードバック)が、時間n+xにおいて送信および/または受信されることができ、この場合には、xは、k×TTIに等しいことができる。フィードバックは、データもしくは送信に関するものであることができ、またはデータもしくは送信に対応することができる。フィードバックは、データまたは送信の成功したまたは成功しなかった受信を示すことができる。この例においては、kは、4などの整数であることができる。
別の例においては、データが(たとえば、ダウンリンク(DL)において)サブフレームnにおいて送信および/もしくは受信されるまたはそうされる可能性がある(たとえば、実際に送信および/もしくは受信される、または送信および/もしくは受信されるようにスケジュールされている)場合には、HARQフィードバック(たとえば、データに関するまたは対応する)が、サブフレームn+4において(たとえば、アップリンク(UL)において)送信および/または受信されることができる。n+4HARQまたはフィードバックタイミング(たとえば、タイミング関係)は、たとえば、周波数分割複信(FDD)を使用するシステムに適用可能であることができる。別の例においては、時分割複信(TDD)を使用するシステムに関しては、HARQタイミングは、TDD構成(たとえば、UL/DL構成)に依存することができる。
たとえば、時間nにおいて送信および/もしくは受信されるまたはそうされる可能性があるデータに関するまたは対応するHARQフィードバックは、時間n+(k×TTI)において利用可能であることができ、この場合には、kは、FDDに関しては4、および/またはTDDに関しては少なくとも4であることができ、それは、TDD構成に依存することができる。時間nは、サブフレームnであることができる。時間n+(k×TTI)は、サブフレームn+kであることができる。
別の例においては、DL TTI nにおけるDL送信に関するHARQフィードバックが、DL TTI nの後に少なくともk×DL TTIであるUL TTIにおいて送信および/または受信されることができる。これは、DL TTI nの後に少なくともk×DL TTIである次のUL TTIであることができる。
タイムラインは、スケジューリングタイムラインおよび/またはフィードバックタイムライン(たとえば、HARQタイムライン)であることができる。スケジューリングタイムラインは、スケジューリンググラントまたは割り当てが送信または受信されるときと、対応するデータが送信または受信されることができるときとの間における関係を含むことができる。たとえば、TTI nにおいて受信されるグラントまたは割り当てに関しては、データは、TTI n+kにおいて受信されることができる。kの値は、たとえば、DL受信に関しては0または1であることができる。UL送信に関するkの値は、たとえば、4または少なくとも4などの整数であることができる。例示的なタイムライン関係は、TTI n→TTI n+kによって表されることができる。別の例示的なタイムライン関係は、時間n→時間n+xであることができる。
タイムラインは、xまたはkの第1の値に関する通常のタイムラインとみなされることができる。タイムラインは、xまたはkの第1の値未満であることができるxまたはkの第2の値に関する短縮されたタイムラインとみなされることができる。たとえば、kは、通常のタイムラインに関しては4、および短縮されたタイムラインに関しては2または3であることができる。短縮されたタイムラインは、通常のタイムラインよりも低い待ち時間を有することができる。
WTRUは、セルの受信されたフレームタイミング(たとえば、受信されたDLフレームタイミング)に基づいてその受信および/または送信タイミングを調整することができる。セルは、たとえば、基準セルであることができる。WTRUは、その受信および/または送信タイミングをセルの受信されたフレームタイミングに同期化することができる。
セルは、プライマリーセル(PCell)、セカンダリーセル(SCell)、またはプライマリーSCell(PSCell)であることができ、それは、いくつかの実施形態においては、キャリアアグリゲーション(CA)またはデュアル接続とともに使用されることができる。PCellは、プライマリーサービングセルであることができる。WTRUは、たとえば、少なくとも1つのまたは1つだけのPCellを有することができる。SCellは、セカンダリーサービングセルであることができる。WTRUは、少なくとも1つのSCellを有することができる。WTRUは、PCellを1つまたは複数のSCellとアグリゲートすることができ、またはWTRUは、複数のSCellをアグリゲートすることができ、これは、たとえば、帯域幅を増やすことができる。PSCellは、プライマリーSCellであることができる。WTRUは、少なくとも1つのPSCellを有することができる。たとえば、WTRUは、同じメディアアクセス制御(MAC)エンティティーに属することができるSCellのグループごとに1つのPSCellを有することができる。WTRUは、少なくとも1つのMACエンティティーを有することができる。PCellおよび1つまたは複数のSCellが、MACエンティティーに関連付けられることができる。PSCellおよび1つまたは複数のSCellが、MACエンティティーに関連付けられることができる。
WTRUによって受信されるフレームのフレーム境界のタイミングは、WTRUの動き、および/またはオシレータドリフトなどのその他のファクタに起因して、時間とともに変わる場合がある。WTRUは、たとえば、自律的に、その受信および/または送信タイミングを適宜調整することができる。たとえば、WTRUは、セルの受信されたダウンリンクフレームに従って、そのダウンリンク受信タイミングおよび/またはアップリンク送信タイミングを自律的に調整することができ、そのタイミングは変わる場合がある。
WTRUは、タイミングアドバンス(TA)をそのUL送信タイミングに適用することができる。WTRUは、UL時間ユニット(たとえば、サブフレームまたはTTI)の送信を、対応するDL時間ユニットの始まりよりもいくらかの量の時間(たとえば、適用されるTA)だけ前に開始することができる。たとえば、WTRUは、ULサブフレームnの送信を、対応するDLサブフレームnの開始よりも適用されるTAだけ前に開始することができる。TAは、時間サンプル(たとえば、Ts)または整数個の時間サンプル(たとえば、整数個のTs)などの時間のユニット内にあることができる。TAは、セルサイズに起因して別々の時間にeNBに着信する信号を考慮するために、このようにして適用されることができる。TAは、WTRUがeNBから離れている距離を考慮するために、およびWTRUからの送信をeNB受信機におけるその他のWTRUの送信とよりよくアラインすることを可能にするために、より早くまたはより後で送信を行う目的で使用されることができる。たとえば、WTRUがeNBに近い場合には、WTRUがその信号をより後の時間に送信するように、小さなTAが適用されることができる。この例においては、WTRUがeNBからさらに遠い距離にある場合には、WTRUがその信号をより早い時間に送信するように、より大きなTAが適用されることができる。この例におけるようなTAの使用は、eNBが同様の時間に別々の距離においてWTRUからの信号を受信することを可能にすることができる。
WTRUは、TAコマンドを、たとえば、WTRUが通信することができる相手のセルまたはeNBから受信することができる。TAコマンドは、ランダムアクセス手順中にeNBから受信されることができる。TAコマンドは、ランダムアクセス手順から独立して受信されることができる。TAコマンドは、MAC制御要素(CE)において受信されることができる。eNBは、TAコマンドを提供することができ、それによって、時間またはタイムピリオド(たとえば、サブフレームもしくはTTI)内のまたはそれに対応する1つまたは複数のWTRUからのUL送信が、名目上は同時にまたは受信時間ウィンドウ内でセルに着信することができる。WTRUは、1つまたは複数の受信されたTAコマンドを適用して、そのULタイミングを調整することができる。TAコマンドは、TA値またはTA調整(たとえば、上へまたは下へ)を提供することができる。
WTRUは、たとえば、受信されたTAコマンドに従って、TAコマンドを受信した後の時間の量にTAまたはTA調整を適用することができる。時間の量は、コマンドが受信されるTTIの後の整数個のTTI(たとえば、6つのTTI)であることができる。時間の量は、固定されることまたは構成されることができる。WTRUは、それが受信するTA値に従ってTAを適用することができる。WTRUは、調整されたTA(たとえば、TAを調整した後の)であるTAを適用することができる。WTRUは、それが受信するTA調整に従ってTAを調整することができる。たとえば、WTRUは、それが受信するTA調整に従って、以前に適用されたTAを調整することができ、WTRUは次いで、調整されたTAを適用および/または使用することができる。「TA調整を適用すること」および「TA調整に従ってTAを適用すること」というフレーズは、本明細書においては言い換え可能に使用されることができる。WTRUがTAを適用する時点で、WTRUの受信タイミングと送信タイミングとの間における時間差が、適用されるTAに設定されることができる。たとえば、それは、適用されるTAに厳密に、または適用されるTAの認められる許容範囲内で設定されることができる。
TA(たとえば、適用されるTA)の適用後に、WTRUの受信タイミングと送信タイミングとの間における差は、適用されているTAから離れていく場合がある。WTRUは、その受信タイミングと送信タイミングとの間における時間差が、適用されているTAのしきい値または許容値内にあることができるように、その送信タイミングを調整することができる。
TA調整は、TAステップ値のインクリメントにあることができる。たとえば、TA調整は、TAステップ値のインクリメントで要求、命令、受信、および/または適用されることができる。TAステップ値は、たとえば、時間サンプル(たとえば、Ts)の整数倍であることができる。TAステップ値は、たとえば、16Tsであることができる。1/(30720000)秒のTsおよび16Tsの例示的なTAステップ値に関しては、その例示的なTAステップ値は、約0.52usであろう。
TAコマンドは、適用されるTAが増加または減少されるべきであるということを示すことができ、それは、たとえば、ΔTAと呼ばれることができる時間の量だけであることができる。TAコマンドは、新たなTAを適用して、たとえば、既存の適用されているTAを新たな適用されるTAと置き換えるよう示すことができる。TAコマンドは、適用されるTAに関する新たな値を含むことができる。既存の適用されているTAの置き換えは、その既存の適用されているTAがゼロである場合に適用可能であることができる。
本明細書において記述されているいくつかの例および実施形態においては、eNB、セル、サービングセル、およびコンポーネントキャリア(CC)は、言い換え可能に使用されること、および/または互いに代用されること、ならびに依然として、本明細書において記述されている例および実施形態と整合していることができる。
上述されているように、eNBは、TAコマンドをWTRUへ送信することができる。WTRUは、たとえば、干渉または貧弱なチャネル状況に起因して、送信されたTAコマンドを受信しない場合がある。eNBは、WTRUがTAコマンドを見失っている場合がわからないことがある。eNBは、WTRUが1つまたは複数のTAコマンドを見失ったということがわからないので、eNBは、WTRUが使用している適用されているTA(たとえば、正確な適用されているTA)がわからないことがある。
適用されているTAは、WTRUが、たとえば、そのULタイミングを調整するために適用しているTAである場合があり、その場合には、調整は、そのDLタイミングに対してであることができる。WTRUの適用されているTAは、eNBによってWTRUへ送信された1つまたは複数の(たとえば、すべての)TAコマンドの合計と同じではない場合がある。本明細書において記述されているいくつかの例および実施形態においては、TAは、適用されているTAを表すために使用されることができる。
図2は、互いに通信することができる2つのノードの間における送信および受信タイミングの例200である。この例においては、eNBは、それが時間0 210と見るところにおいて201で送信を行うことができる。WTRUは、たとえば、伝搬遅延に起因して、eNBの時間0 210よりもt1 214という時間の量だけ後に送信を202で受信することができる。したがってWTRUは、その時間0 211を、eNBの時間0 210においてeNBによって送信されたものをそれが受信する時間であるとみなすことができる。WTRUは、WTRUの時間0 211においてeNBへ203で送信を行うことができる。eNBは、WTRUによる送信よりもt2 215という時間の量だけ後にWTRUからの送信を204で受信することができる。この遅延は、たとえば、伝搬遅延に起因する場合もある。結果として、eNBにおける受信は、時間t1+t2 216であることができる。これは、たとえば、WTRUとeNBとの間における双方向のまたはラウンドトリップの遅延に起因する場合がある。t1およびt2の値は、たとえば、チャネル相互性がある場合には、等しいまたはほぼ等しいことがある。
図2の例においては、n 212というeNB開始時間が使用されることができ、同じ原理が当てはまることができる。たとえば、WTRUは、たとえば、伝搬遅延に起因して、eNBの時間n 212よりもt1 218という時間の量だけ後に送信を202で受信することができる。したがってWTRUは、その時間n 213を、eNBの時間n 212においてeNBによって送信されたものをそれが受信する時間であるとみなすことができる。WTRUは、WTRUの時間n 213においてeNBへ203で送信を行うことができる。eNBは、WTRUによる送信よりもt2 219という時間の量だけ後にWTRUからの送信を204で受信することができる。この遅延は、たとえば、伝搬遅延に起因する場合もある。したがってeNBは、eNB時間n+t1+t2 217においてWTRU送信を受信することができる。
上述されているように、eNBと別々のWTRUとの間における通信は、別々の遅延を含む場合がある。WTRUのセットからの送信が時間ウィンドウ内に収まることが望ましい場合があり、その時間ウィンドウは、たとえば、eNBの受信ウィンドウであることができる(および/またはそう呼ばれることができる)。上述されているように、TAは、たとえば、いつeNBが送信を受信するかを調整する目的で、いつWTRUがULにおいて送信を行うかを調整するために使用されることができる。
図3は、TAが適用された状態の送信および受信タイミングの例300を提供している。この例においては、eNB送信301からWTRU受信302までの遅延は、t1 310であることができ、WTRU送信303からeNB受信304までの遅延は、t2 311であることができる。TA316は、WTRU受信時間に対するもの(たとえば、それに対して適用または使用されるもの)であることができる。適用されるTA316は、たとえば、WTRUの時間0での送信313のeNBによる受信をeNBの時間0 314とアラインするために、t1+t2であることができる。WTRUは、その時間0での送信313(たとえば、ULにおける)を、その時間0での受信315(たとえば、DLにおける)よりも前のTA316において送信することができる。eNBは、送信t2を後で受信することができ、それは、eNBの時間0 314送信時間とアラインすることができる。t1+t2のTA316を使用することによって、eNBは、eNB時間323(0+t1+t2)−(t1+t2)においてWTRUからの送信を受信することができる。eNB時間323は、TA(0+t1+t2)から、適用されているTA316(t1+t2)を差し引いたものを適用しない受信時間であることができ、それは、この例においてはeNB時間0 314に等しい。eNBは、eNBの時間0 314において301で送信を行うことができる。WTRUは、eNB時間0 314での送信t1 310を後で302で受信することができ、WTRUは、その時間をWTRUの受信時間0 315のために使用することができる。
図3の例においては、時間n(たとえば、eNB時間n 317、WTRU送信時間n 318、および/またはWTRU受信時間n 319)が、時間0の代わりに使用されることができ、同じ原理が当てはまることができる。WTRUは、時間n 319におけるWTRUの受信よりも前のTA320において303で送信を行うことができる。この例においては、eNB送信301からWTRU受信302までの遅延は、t1 322であることができ、WTRU送信303からeNB受信304までの遅延は、t2 321であることができる。eNBは、送信t2を後で受信することができ、それは、eNBの時間n 317送信時間とアラインすることができる。eNBは、eNB時間324において送信を受信することができ、eNB時間324は、(n+t1+t2)−(t1+t2)であることができ、eNB時間nに等しいことができる。
図3の例におけるeNB時間0とのアライメントは、例示的な目的のためのものである。その他の任意の調整またはアライメントのためのTAは、本明細書において記述されている例および実施形態と整合していることができる。
ULおよびDLは、送信方向の非限定的な例として使用されている。サイドリンクなど、その他の方向が、追加としてまたは代替として使用されること、ならびに依然として、本明細書において記述されている例および実施形態と整合していることができる。
WTRU、またはWTRUもしくは本明細書において記述されているその他のデバイスのうちのいずれかのMACエンティティーは、少なくとも1つのタイムアライメントタイマー(TAT)を有することおよび/または保持することができる。たとえば、WTRUは、1つの(たとえば、それぞれの)タイミングアドバンスグループ(TAG)に関してTATを有することおよび/または保持することができる。TAGは、同じタイミング基準、同じタイミング基準セル、および/または同じTA値を使用するサービングセルの(たとえば、WTRUの)グループであることができ、またはそれを含むことができる。TAGは、構成されているULを伴うサービングセルのグループであることができ、またはそれを含むことができる。タイミング基準、タイミング基準セル、および/またはTAは、構成されているULを伴うセルに当てはまることができる。プライマリーTAG(pTAG)は、PCellまたはPSCellを含むTAGであることができる。セカンダリーTAG(sTAG)は、PCellを含まない、および/またはPSCellを含まないTAGであることができる。WTRUおよびMACエンティティーは、本明細書において記述されている例および実施形態においては言い換え可能に使用されることができる。
TATは、構成されることができ、または構成可能であることができる。TATは、TAGに関連付けられることができる。TAGは、MACエンティティーに関連付けられることができる。TATは、TAGに関連付けられているサービングセルがアップリンクタイムアラインされているとMACエンティティーがどれぐらい長くみなすかを制御するために使用されることができる。
MACエンティティーは、たとえば、MACエンティティーがTAコマンドを受信した場合に、TATを始動または再始動することができる。TAコマンドは、MAC−CEまたはランダムアクセス応答(RAR)内に含めて受信されることができる。たとえば、TAコマンドは、ランダムアクセス手順中にまたはその後にRAR内に含めて受信されることができる。たとえば、MACエンティティーは、示されるTAGに関連付けられているTATを始動または再始動することができ、そのTAGは、TAコマンドによって示されることができる。
TATは、期限切れになることができる。TATは、MACエンティティーに関連付けられることができるTAGに関連付けられることができる。TATが期限切れになっている場合、たとえば、TATが期限切れになっているとMACエンティティーが決定した場合、またはTATが期限切れになったとMACエンティティーがみなした場合には、MACエンティティーは、下記を含むがそれらには限定されない少なくとも1つのTAT期限切れアクションを実行することができる。
たとえば、TATが期限切れになったTAGに属することまたはそのTAGに関連付けられることができる1つまたは複数の(たとえば、すべての)サービングセルに関する1つまたは複数の(たとえば、すべての)HARQバッファをフラッシュすること。
たとえば、(たとえば、TAGがpTAGであることができる場合に)MACエンティティーに関連付けられているすべてのサービングセルに関する1つまたは複数の(たとえば、すべての)HARQバッファをフラッシュすることを含むことができる、1つまたは複数のサービングセルに関する1つまたは複数の(たとえば、すべての)HARQバッファをフラッシュすること。
1つまたは複数の(たとえば、すべての)サービングセル、たとえば、TATが期限切れになった可能性があるTAGに属する1つまたは複数のサービングセルに関して、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)および/またはサウンディング基準信号(SRS)をリリースすること、および/またはリリースするよう無線リソース制御(RRC)に通知すること。
(たとえば、TATが期限切れになった可能性があるTAGがpTAGであることができる場合に)1つまたは複数のサービングセルが、MACエンティティーに関連付けられているすべてのサービングセルであることができる場合に、それらの1つまたは複数のサービングセルに関して、PUCCHおよび/またはSRSをリリースすること、および/またはリリースするようRRCに通知すること。
(たとえば、TATが期限切れになった可能性があるTAGがpTAGであることができる場合に)DL割り振りのうちの1つもしくは複数(たとえば、いずれか)および/または1つもしくは複数の(たとえば、いずれかの)ULグラントが、MACエンティティーに関するものであることができる場合に、それらの割り振りおよび/またはグラントをクリアすること。
たとえば、TATが期限切れになった可能性があるTAGがpTAGであることができる場合に、MACエンティティーに関連付けられることができる1つまたは複数の(たとえば、すべての)TATを、期限切れになったとみなすこと。
MACエンティティーにおいて1つまたは複数のHARQエンティティーがあることができる。たとえば、構成されているULを有する1つの(たとえば、それぞれの)サービングセルに関してHARQエンティティーがあることができる。HARQエンティティーは、たとえば、以前の送信の成功したまたは成功しなかった受信に関するHARQフィードバックを待っている間に送信が継続的に生じることを可能にするために、並列であることができる複数のHARQプロセスを保持することができる。HARQプロセスは、HARQバッファに関連付けられることができる。
MACエンティティーは、サービングセルが属するTAGに関連付けられているTATが稼働していない場合には、そのサービングセル上で1つまたは複数のUL送信を実行しないことができる。たとえば、MACエンティティーは、このサービングセルが属するTAGに関連付けられているTATが稼働していない場合には、ランダムアクセスプリアンブル送信を除く、サービングセル上での1つまたは複数のUL送信(たとえば、いずれかのUL送信)を実行しないことができる。「〜に属する」および「〜に関連付けられている」という用語は、本明細書において記述されている例および実施形態においては言い換え可能に使用されることができる。
MACエンティティーは、pTAGに関連付けられているTATが稼働していない場合には、(たとえば、MACエンティティーに関連付けられている)サービングセル上での1つまたは複数のUL送信を実行しないことができる。たとえば、MACエンティティーは、pTAGに関連付けられているTATが稼働していない場合には、特別なセル(SpCell)上でのランダムアクセスプリアンブル送信を除く、いずれかのサービングセル上でのUL送信を実行しないことができる。SpCellは、たとえば、PCellまたはPSCellであることができる。
TATなどのタイマーが始動または再始動された場合には、そのタイマーは、0に、または構成されることができる最大値もしくは期限切れ値に設定されることができる。タイマーは、(たとえば、カウントダウンしている場合には)それがゼロに達したときに、または(たとえば、カウントアップしている場合には)それが最大値もしくは期限切れ値に達したときに、期限切れになることができる。TATなどのタイマーは、1つのTTI(たとえば、それぞれのTTI)内でまたはその間に調整されること(たとえば、インクリメントまたはデクリメントされること)ができる。たとえば、TATは、TTIまたはサブフレーム内でまたはその間に調整されることができる。TATは、たとえば、それぞれのTTIまたはサブフレーム内でまたはその間に調整されることができる。TATなどのタイマーは、それが期限切れになった場合もしくは期限切れになることができる場合、期限切れにされた場合、および/またはそれが停止された場合には、稼働していないことができる。
受信−送信(Rx−Tx)時間差は、WTRU、または本明細書において記述されているデバイスのうちのいずれかの受信タイミングと送信タイミングとの間における時間差であることができる。Rx−Tx時間差は、適用されているTAの値とは異なる場合がある。Rx−Tx時間差は、適用されているTAに対してオフセットを加えたまたは差し引いたものである場合がある。オフセットは、たとえば、WTRUの動き、オシレータドリフト、および/または、TAを適用する際のエラーのうちの少なくとも1つに起因する場合がある。WTRUは、そのRx−Tx時間差を、適用されているTAのしきい値または許容値内にあるように調整することができる。WTRUは、WTRUのRx−Tx時間差を測定および/または報告するように構成されることができる(たとえば、そうするための構成を受信することができる)。
WTRUは、(たとえば、構成に基づいて)WTRUのRx−Tx時間差を測定すること、および/または、たとえば、eNBへ報告することができる。WTRUは、(たとえば、構成に基づいて)WTRUのRx−Tx時間差を測定すること、および/または、たとえば、周期的に報告することができる。
例においては、WTRUのRx−Tx時間差は、TWTRU_RX−TWTRU_TXと定義されることができる。TWTRU_RXは、たとえば、サービングセルからのダウンリンク時間ユニット(たとえば、サブフレームまたは無線フレーム)#iのWTRUによって受信されるタイミングであることができる。受信されるタイミングは、時間における第1の検知されたパスによって定義されることができる。TWTRU_TXは、アップリンク時間ユニット(たとえば、サブフレームまたは無線フレーム)#iのWTRU送信タイミングであることができる。基準ポイントは、WTRUのRx−Tx時間差測定のために使用されることができる。たとえば、基準ポイントは、WTRUアンテナコネクタであることができる。
本明細書において記述されている例および実施形態においては、TA、適用されているTA、WTRUのRx−Tx時間差、Rx−Tx時間差、およびUL/DL時間差は、言い換え可能に使用されること、および/または互いに代用されること、ならびに依然として本開示と整合していることができる。
例においては、UL送信(たとえば、フレーム送信)は、(たとえば、時間において)第1の検知されたパスの受信の前であることができる、セル(たとえば、基準セル)からの対応するダウンリンク送信(たとえば、フレーム送信)の受信よりも[(NTA+NTAoffset)×Ts]だけ前に生じることができる。第1の検知されたパスは、セルからの対応するダウンリンク送信から受信されることができる。NTAは、TAまたは適用されているTAであることができる。NTAoffsetは、TAまたは適用されているTAからのオフセットであることができる。Rx−Tx時間差は、[(NTA+NTAoffset)×Ts]であることができる。
処理時間は、たとえばWTRUおよび/またはeNodeB(eNB)または本明細書において記述されているその他の任意のデバイスにおいてまたはそれらによってデータおよび/または制御シグナリングもしくは情報を処理するために必要とされるまたは使用される時間であることができ、またはそれを含むことができる。データおよび/または制御シグナリングもしくは情報を処理することは、たとえば、データおよび/または制御シグナリングをエンコードすること、デコードすること、解釈すること、理解すること、用意すること、使用すること、および/または適用することであることができ、またはそれらを含むことができる。たとえば、DLデータ受信のための処理時間は、制御シグナリング(たとえば、DLグラント)をデコードしてロケーションを決定すること、および/もしくはデータチャネルに関するパラメータをデコードすること、データチャネルをデコードすることを試みること、データが成功裏に受信されたかどうかを決定すること、受信されたトランスポートブロック(TB)をより高いレイヤへ配信すること、ならびに/またはHARQフィードバックを送信する用意をすることのうちの1つまたは複数を含むことができる(たとえば、それらのための時間を含むことができる)。(たとえば、DLグラントに関する)HARQフィードバックを用意するための処理時間は、DLデータ受信のための処理時間に含まれることができるコンポーネントのうちの1つまたは複数(たとえば、すべて)を含むことができる。
ULデータ送信のための処理時間は、たとえば、制御シグナリング(たとえば、ULグラント)をデコードしてデータチャネルのためのロケーションおよび/もしくは送信パラメータを決定すること、送信のためのトランスポートブロック(TB)を用意すること、ならびに/または送信のためのパワーを決定することのうちの1つまたは複数を含むこと(たとえば、それらのための時間を含むこと)ができる。処理時間(たとえば、データ処理時間)は、データのTBサイズおよび/またはTTI長さの関数であること(たとえば、それらに比例していること)ができる。
図4は、TAが適用された状態の送信および受信タイミングの別の例400を提供している。図4の例においては、WTRUは、時間n 412(たとえば、WTRU Rx時間n)においてDLグラントを401で受信することができる。WTRUは、処理時間414中にDLグラントを処理することができ、WTRUは、時間n+x413(たとえば、WTRU Tx時間n+x)においてHARQフィードバックを402で送信することができる。時間nおよび時間n+xは、サブフレーム、スロット、シンボル、ミニスロット、またはTTIのユニット内にあることができる。xの値は、たとえば4などの整数であることができる。WTRU Rxタイミング412、415およびWTRU Txタイミング410、413(たとえば、対応するTxタイミング)は、たとえばTA411、416に起因して、異なる場合がある。Rx時間n 412とTx時間n+x 413との間における利用可能な処理時間414は、適用されているTA416によって影響される場合がある。たとえば、利用可能な処理時間は、たとえば、利用可能な処理時間を決定するための開始点がWTRU Rx時間n 412の始まりである場合には、x−適用されているTA(またはx−WTRUのRx−Tx時間差)であることができる。別の開始点が使用される場合には、利用可能な処理時間414は、それに応じて調整されることができる。たとえば、利用可能な処理時間414に関する始点は、制御チャネルが受信されることができる時間ユニット(たとえば、TTI)の終わり、または制御チャネルが受信されることができる時間ユニットの後の次なる時間ユニットの始まりであることができる。引き算のために、xおよび適用されているTA(またはWTRUのRx−Tx時間差)は、時間サンプルなどの共通のユニットに変換されることができる。
いくつかのアプリケーションにおいては、たとえば、待ち時間を低減するために、短いTTI(本明細書においてはsTTIとも呼ばれる)が使用されることができる。短いTTIの使用は、たとえば、UL(たとえば、DL受信に関連付けられている)および/またはULデータ送信におけるHARQフィードバックを生成および/または送信するための利用可能な処理時間を低減する場合がある。
適用されているTAの使用は、利用可能な処理時間を、たとえばさらにいっそう低減する場合がある。より短いTTIに関しては、WTRUは、より長いTTIの間にそれがサポートすることができる適用されているTAのうちのいくつかの値をサポートすることができない場合がある。
たとえば、再び図4を参照すると、DLデータ受信またはULグラントに続くUL送信(たとえば、HARQまたはデータ送信)のための利用可能な処理時間は、x−適用されているTAであることができる。この例においては、xは、4TTIであることができ、TTIは、長いTTIに関しては1ms、およびsTTIに関しては0.5msの持続時間を有することができる。結果として生じる利用可能な処理時間は、長いTTIに関しては4ms−適用されているTA、およびsTTIに関しては2ms−適用されているTAであることができる。たとえば、WTRUが、1msのデータを処理するために2ms、および0.5msのデータを処理するために1msを必要とする場合には、WTRUは、1msのTTIに関しては2msの適用されているTA、および0.5msのTTIに関しては1msの適用されているTAをサポートすることができる。WTRUは、sTTIを伴って動作する場合のこの低減されたTA能力を取り扱うことを可能にされることができる。eNBは、それがsTTIを伴って動作する場合に通信することができる相手のWTRUのこの低減されたTA能力を取り扱うことを可能にされることができる。
この低減されたTA能力を取り扱うための1つのアプローチは、TTIの長さに基づいてTAを限定することであることができる。たとえば、TAは、すべてのWTRUに関して最大値に限定されることができる。
しかしながら、さらなるファクタおよび/または代替アプローチの考慮は、より最適なソリューションを提供することができる。なぜなら、たとえば、WTRUどうしは、別々の処理能力を有することができ、複数のプロセスが処理時間にインパクトを与える可能性があるからである。本明細書において記述されている実施形態は、低減された待ち時間システムおよびその関連した方法においてTAおよび処理能力を取り扱うことに関連した下記のアプローチおよびコンセプトを提供する。
たとえば、TTI、トランスポートブロックサイズ(TBS)、送信タイプ、送信チャネル、および/またはスケジューリング/HARQタイムラインを含むがそれらには限定されないパラメータに基づくこと(たとえば、それらに基づいて決定されること)ができる、処理能力(PC)または処理限界(たとえば、処理時間能力もしくは限界、TA能力もしくは限界、またはRx−Tx時間差能力もしくは限界)の決定。
PC(または限界)表示を決定、提供、受信、および/または使用すること。
PC(または限界)構成を決定、提供、受信、および/または使用すること。
PCまたは限界に対するプロキシミティー(たとえば、ヘッドルーム)を決定すること、および/または示すこと。
プロキシミティーがしきい値を下回っている、および/またはしきい値を上回っている場合に報告すること。
PC(または限界)ヘッドルームを(たとえば、そのレポートを)トリガーすること、および/または報告すること。この場合には、そのレポートは、しきい値が超えられているTTI内でトリガーおよび/または送信されることができ、これは、たとえば、TTIおよび/またはTBSとの相関を可能にすることができる。
PC(または限界)が破られた場合(たとえば、最大であることができるPC/限界に関しては超過された場合、または最小であることができるPC/限界に関しては下回られた場合)の例外処理。この場合には、例外処理は、処理値(PV)の上限を設けること(たとえば、PCに対するPVを設定すること)、UL内の1つもしくは複数の送信を(たとえば、短いTTIの間に、複数のTTI、および/もしくはすべてのTTIの間に)停止すること、タイムアライメントタイマーを(たとえば、全般的に、もしくは短いTTIの間に)停止すること、1つもしくは複数のHARQバッファを(たとえば、全般的に、もしくは短いTTIの間に)フラッシュすること、ならびに/または、エラーメッセージもしくはプロキシミティー/ヘッドルームレポートを、たとえば、より長いTTI長さを伴う送信(たとえば、スケジュールされている場合)もしくは物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)を使用して送信することを含むことができるが、それらには限定されない。
TTI、チャネル、および/もしくは送信タイプ(たとえば、UCI対データ)を優先度付けすること、ならびに/または、少なくとも1つのより低い優先度のTTI、チャネル、もしくは送信タイプをやめて、(たとえば、TTIのうちの少なくとも1つに関して)例外条件を満たすのを回避することによって、例外条件を回避すること。ならびに/または、
サブフレーム未満のTTI長さを使用する場合にTAを適用すること。この場合には、その適用は、サブフレーム内のTTI(たとえば、sTTI)において(たとえば、サブフレームn内の任意の時点で)受信されたTAに関してはサブフレームn+6において(たとえば、その始まりで)、および/またはサブフレームn+yにおいて、(たとえば、TTI長さを問わずに)サブフレームの始まりで行われることができ、この場合には、yは、固定されること、構成されること、またはTTI長さの関数、PC、および/もしくは、DL TTIとUL TTIとの間における時間差分であることができる。
PCは、構成、決定、および/または使用されることができる。PCは、限界または処理限界であることができる。限界という用語は、処理限界を表すために使用されることができる。
PC、WTRU PC、またはWTRUのPCというフレーズおよび用語は、本明細書においては言い換え可能に使用されることができる。能力および限界は、本明細書において提供されている実施形態および例において互いに代用されること、および依然として本開示と整合していることができる。
PUSCHおよびPUCCHなどのチャネルは、本明細書においてはULチャネル(たとえば、ULデータおよび制御チャネル)の非限定的な例として使用されている。PUSCHおよびPUCCHは、長いTTI(たとえば、1ms)またはsTTI(たとえば、1msよりも短い値)とともに使用されることができるチャネルである。その他のチャネル、たとえば、sPUSCHおよびsPUCCHは、PUSCHおよびPUCCHと代用されること、ならびに依然として、本明細書において記述されている例および実施形態と整合していることができる。
物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)および物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)などのチャネルは、本明細書においてはDLチャネル(たとえば、DLデータおよび制御チャネル)の非限定的な例として使用されている。PDSCHおよびPDCCHは、長いTTI(たとえば、1ms)または短いTTI(たとえば、1msよりも短い値)とともに使用されることができるチャネルである。その他のチャネル、たとえば、sPDSCH、ならびに、sPDCCH、ePDCCH、mPDCCH、およびnPDCCHのうちの少なくとも1つは、PDSCHおよびPDCCHと代用されること、ならびに依然として、本明細書において記述されている例および実施形態と整合していることができる。
通常のまたは普通のTTIは、サブフレーム(たとえば、1ms)に対応することができるTTIであることができる。長いTTIは、通常のまたは普通のTTIであるとみなされることができる。
PCは、1つのTTI(たとえば、それぞれのTTI)内で、または(たとえば、少なくとも1つの)TTI(たとえば、それぞれのTTI)の間に決定されることができる(たとえば、WTRUは、処理能力を決定することができる)。
本明細書において記述されている実施形態においては、WTRUは、ULおよび/もしくはDL TTI長さ、ULおよび/もしくはDL TBS、UL送信(たとえば、フィードバックもしくはデータ)のタイプ、UL送信(たとえば、PUCCHもしくは物理アップリンク共有チャネル(PUSCH))のために使用されることができるチャネル、ならびに/またはタイムライン(たとえば、スケジューリングおよび/もしくはHARQタイムライン)のうちの少なくとも1つに基づいて、(たとえば、WTRUの)PCまたは処理限界を有することができ、それを決定することができ、および/またはそれを伴って構成されることができる。(たとえば、WTRUの)PCまたは限界は、代替として、または追加として、複数の処理基準のうちの少なくとも1つなどの少なくとも1つの処理基準に基づくことができ、それらの関数であること(たとえば、それらに比例していること)ができ、それら関連付けられることができ、それらに対応することができ、それらに基づいて(たとえば、WTRUによって)決定されることができ、および/またはそれらに基づいて(たとえば、eNBによって)構成されることができる。たとえば、WTRUは、処理基準、たとえば、複数の処理基準のうちの少なくとも1つであることができる少なくとも1つの処理基準に基づいた、それらの関数としての、それらに関連付けられている、および/もしくはそれらに対応するPCを有することができ、それを決定することができ、ならびに/またはそれを伴って構成されることができる。PC構成は、たとえば、RRCシグナリングおよび/またはブロードキャストシグナリング(たとえば、システム情報内の)などのシグナリングを介して、eNBによって提供されることができる。さらに、1つのPCは、別のPCの関数であることができる。たとえば、WTRUは、別のPCに基づいた、別のPCの関数としての、別のPCに関連付けられている、および/または別のPCに対応するPCを有することができ、それを決定することができ、および/またはそれを伴って構成されることができる。PCは、本明細書において記述されている実施形態または例のうちのいずれか、またはそれらの組合せを使用して、WTRUによって決定されることができる。
PC表示が提供されること、および/または使用されることができる。WTRUは、WTRUの1つまたは複数の処理能力のセットを、たとえば、eNBに提供すること(たとえば、送信すること、またはシグナリングすること)ができる。WTRUは、RRCシグナリングなどのシグナリングを介して1つまたは複数の処理能力のセットを提供することができる。
WTRUのPCは、下記のうちの少なくとも1つであることができ、またはそれを含むことができる。
TA能力(または限界)、たとえば、サポートおよび/または使用されることができるTA。
最大TA能力(または限界)、たとえば、サポートおよび/または使用されることができる最大TA。
Rx−Tx時間差能力(または限界)、たとえば、サポートおよび/または使用されることができるRx−Tx時間差。
最大Rx−Tx時間差能力(または限界)、たとえば、サポートおよび/または使用されることができる最大Rx−Tx時間差。
処理時間能力(または限界)、たとえば、サポートされること、必要とされること、および/または使用されることができる処理時間。
最小または最大処理時間能力(または限界)、たとえば、サポートされること、必要とされること、および/または使用されることができる最小または最大処理時間。
利用可能な処理時間、たとえば、(たとえば、UL TTI、DL TTI、および/または、少なくとも1つのDL TTIと少なくとも1つのUL TTIとの組合せに関する)処理のために利用可能であることができる時間。
TTI(たとえば、TTI長さ)能力(または限界)、たとえば、サポートおよび/または使用されることができるTTI。
最小TTI(たとえば、TTI長さ)能力(または限界)、たとえば、サポートおよび/または使用されることができる最小TTI。最小TTI(たとえば、TTI長さ)は、TTIに関して使用および/もしくは構成されるシンボルの数、ならびに/または使用および/もしくは構成されるサブキャリアスペーシングに基づいて決定されることができる。
TBS能力(または限界)、たとえば、サポートおよび/または使用されることができるTBS。
最大TBS能力(または限界)、たとえば、サポートおよび/または使用されることができる最大TBS。
タイムライン(たとえば、スケジューリングおよび/またはHARQタイムライン)能力(または限界)、たとえば、サポートおよび/または使用されることができるタイムライン(たとえば、TTI n→TTI n+kのタイムライン関係におけるkの値)。ならびに/または、
最小タイムライン(たとえば、スケジューリングおよび/またはHARQタイムライン)能力(または限界)、たとえば、サポートおよび/または使用されることができる最小タイムライン(たとえば、TTI n→TTI n+kのタイムライン関係におけるkの最小値)。
タイムラインは、UL(たとえば、UL送信)に関するスケジューリングタイムライン、DL(たとえば、DL受信)に関するスケジューリングタイムライン、DL送信(たとえば、DLデータ受信→ULにおけるHARQフィードバック送信)に関するHARQタイムライン、および/またはUL送信(たとえば、ULデータ送信→DLにおけるHARQフィードバック受信)に関するHARQタイムラインのうちの少なくとも1つであることができる。(たとえば、DLにおける)否定的なHARQフィードバックに起因する場合がある(たとえば、ULにおける)再送信のためのタイムラインは、スケジューリングタイムラインとみなされることができる。
WTRUは、1つまたは複数のPC、たとえば、少なくとも第1のPCおよび第2のPCを決定すること、有すること、保持すること、それらを伴って構成されること、および/または使用することができる。第1のPCおよび第2のPCは、処理基準の別々のセットに基づいて決定されることができる。
サポートおよび/または使用は、WTRUおよび/またはeNBによるものであることができる。
(たとえば、マイクロ秒、ミリ秒、ナノ秒等などの時間での)TTI長さは、構成および/または使用されることができるシンボルの数および/またはサブキャリアスペーシングのうちの少なくとも1つに基づいて(たとえば、WTRUによって)決定されることができる。
本明細書において記述されている実施形態においては、処理基準は、下記のうちの少なくとも1つであることができ、またはそれを含むことができる。
たとえば、(たとえば、TTI構成において、またはTTI構成に従って)使用および/または構成されることができるTTIまたはTTI長さ内のシンボルの数であることができるシンボルの数。
(たとえば、ULおよび/またはDLにおける)TTI、たとえば、(たとえば、ULおよび/またはDLにおける)TTI長さ。
DLにおけるTTIと、ULにおけるTTIとの間における時間差分、たとえば、UL TTIにおけるUL送信をもたらすこと(たとえば、トリガーもしくはスケジュールすること)またはそこに至ることができるDL TTIの始まりまたは終わりと、UL送信が行われることができるUL TTIの始まりとの間における時間。
TBS、たとえば、TTIなどの時間ユニット内でスケジュールされること、許可されること、割り当てられること、送信されること、または受信されることができるTBS。
受信および/または送信のために使用されることができるレイヤの数(たとえば、ランク)。
受信および/または送信のために使用されることができるコードワードの数。
TTIなどの時間ユニット内でスケジュールされること、許可されること、割り当てられること、送信されること、または受信されることができる時間/周波数リソース(たとえば、物理リソースブロック(PRB))の数。
TAが当てはまることができる(たとえば、ULにおける)送信に先立つこと、対応すること、および/または至ることができるチャネル(たとえば、PDSCHなどのDLチャネル)の受信のために使用されることができるコーディングスキーム(たとえば、畳み込みコーディングまたはターボコーディング)。
1つまたは複数の送信レイヤを伴うチャネル(たとえば、PDSCHなどのDLチャネル)の受信のために使用されることができるMIMO受信機スキーム(たとえば、MMSE、MMSE−IRC、またはMMSE−SIC)。
送信のために使用される波形(たとえば、CP−OFDMまたはDFT−s−OFDM)、ならびに/または、
使用または構成されるニューメロロジー(たとえば、CP長さ、サブキャリアスペーシング)。
その他の処理基準は、送信タイプ、受信タイプ、チャネルタイプ、および/またはチャネルロケーションであることができ、またはそれらを含むことができるが、それらには限定されない。
処理基準は、送信タイプ(たとえば、UL送信タイプ)、たとえば、TAが当てはまることができる送信タイプであることができ、またはそれを含むことができる。送信タイプは、たとえば、制御またはフィードバック送信(たとえば、HARQもしくはCSIフィードバック)、データ送信、および/またはRS送信(たとえば、DMRSもしくはSRS)のうちの少なくとも1つであることができる。
処理基準は、受信タイプ(たとえば、DL受信タイプ)、たとえば、TAが当てはまることができる(たとえば、ULにおける)送信に先立つこと、対応すること、および/または至ることができる受信タイプであることができ、またはそれを含むことができる。受信タイプは、たとえば、制御受信(たとえば、DCI、DCIフォーマット、DLグラント、ULグラント、および/もしくは非周期的なSRSトリガー)、データ受信、ならびに/またはRS受信(たとえば、CRS、DMRS、CSI−RS)のうちの少なくとも1つであることができる。
処理基準は、チャネルタイプ(たとえば、ULチャネルタイプ)、たとえば、TAが当てはまることができるチャネルタイプであることができ、またはそれを含むことができる。チャネルタイプは、たとえば、制御チャネル(たとえば、PUCCHなどのUL制御チャネル)、またはデータチャネル(たとえば、PUSCHなどのULデータチャネル)のうちの少なくとも1つであることができる。
処理基準は、チャネルタイプ(たとえば、DLチャネルタイプ)、たとえば、TAが当てはまることができる(たとえば、ULにおける)送信に対応すること、および/または至ることができる、制御またはデータが受信されることができるチャネルタイプであることができ、またはそれを含むことができる。チャネルタイプは、たとえば、制御チャネル(たとえば、PDCCHなどのDL制御チャネル)、またはデータチャネル(たとえば、PDSCHなどのDLデータチャネル)のうちの少なくとも1つであることができる。
処理基準は、TAが当てはまることができるUL送信に関連付けられることができ、対応することができ、および/または至ることができるDL制御チャネルのチャネルロケーション、たとえば、時間および/または周波数ロケーションであることができ、またはそれを含むことができる。チャネルロケーションは、たとえば、制御領域(たとえば、データが存在することができない時間もしくはシンボル)またはデータ領域(たとえば、データが存在することができる時間もしくはシンボル)のうちの少なくとも1つであることができる。
処理基準は、構成および/または使用されることができるタイムライン(たとえば、スケジューリングおよび/またはHARQタイムライン)であることができ、またはそれを含むことができる。
処理基準は、構成および/または使用されることができる基準信号タイプまたは構成であることができ、またはそれを含むことができる。
本明細書において記述されている実施形態においては、WTRUは、UL送信に適用することができる、上で定義されているPC(または限界)を有することができ、決定することができ、および/またはそれを伴って構成されることができる。たとえば、PC(または限界)は、たとえば、UL送信に関して、(たとえば、WTRUによって)サポートされること、ならびに/または(たとえば、WTRUおよび/もしくはeNBによって)使用されることができるTA(たとえば、最大TA)、Rx−Tx時間差(たとえば、最大Rx−Tx時間差)、および/またはタイムライン(たとえば、最小スケジューリング、HARQ、もしくはDLからULへのタイムライン)であることができる。UL送信は、DLデータ送信(たとえば、PDSCH送信)に対応することができるHARQフィードバックであることができ、またはそれを含むことができる。WTRUは、TTI_ulのTTIを伴ってULチャネル(たとえば、PUCCHまたはPUSCHチャネル)上でHARQフィードバックを送信することができる。UL送信は、DL制御チャネルおよび/またはDCIにおいて受信された可能性があるグラント(たとえば、ULグラント)または割り当てに対応することができるULデータ送信(たとえば、PUSCH)であることができ、またはそれを含むことができる。
WTRUは、TTI_ulのTTIを伴ってULデータ送信を送信することができる。DLデータ送信に関する、および/またはDL制御チャネル送信に関するTTIは、TTI_dlであることができる。TTI_ulおよびTTI_dlは、同じまたは別々のTTIであることができる(たとえば、同じまたは別々の値を有することができる)。
PDSCHが受信されることができるTTIは、TTI_dl Aと呼ばれることができる。PUSCHに関するDL制御チャネル、DCI、グラント、および/または割り当てが受信されることができるTTIは、TTI_dl Bと呼ばれることができる。TTI_dl AおよびTTI_dl Bは、同じまたは別々であることができる。HARQフィードバックおよび/またはPUSCHが送信されることができるTTIは、TTI_ul Aと呼ばれることができる。
本明細書において記述されている実施形態においては、さらなる処理基準が使用されることができる。処理基準は、下記のうちの少なくとも1つであることができ、またはそれを含むことができる。
TTI(たとえば、TTI_ulおよび/またはTTI_dl)。
TTI_dlとTTI_ulとの間における(たとえば、TTI_dl AとTTI_ul Aとの間における、TTI_dl BとTTI_ul Aとの間における、ならびに/またはTTI_ul Aと、TTI_dl AおよびTTI_dl BのうちでTTI_ul Aに近い方との間における)時間差分。この場合には、時間差分は、たとえば、TAの適用を除いて、TTI_dlの始まり(または終わり)と、TTI_ulの始まりとの間における時間であることができる。
PDSCHによって搬送されることができるトランスポートブロック(TB)またはコードワード(CW)のTBS(たとえば、実際のTBSまたは最大TBS)。
たとえば、DL MIMOが使用されることができる場合に、WTRUによって必要とされるまたは使用される処理時間にインパクトを与えることができる、(たとえば、TTI_dl A中に)WTRUによって受信されることができる別のTBまたはCWのTBS(たとえば、実際のTBSまたは最大TBS)。
WTRUによって受信されることができるTBまたはCWの数(たとえば、TTI_dl A中に受信されることができる数)。
フィードバック(たとえば、HARQフィードバック)の送信のためにWTRUによって使用されることができるチャネル(たとえば、PUCCHまたはPUSCH)、たとえば、WTRUがフィードバック(たとえば、HARQフィードバック)をPUCCHまたはPUSCHチャネル上で送信する、送信することになる、または送信することを意図しているかどうかの結果。
たとえば、WTRUがフィードバックを送信することができる場合に、TTI内で送信されることができるチャネル(たとえば、PUCCHのみ、PUSCHのみ、またはPUSCHおよびPUCCH)のセット。
たとえば、WTRUがフィードバック(たとえば、HARQフィードバック)を送信することができる場合に、WTRUが、PUCCHのみ、PUSCHのみ、またはPUSCHおよびPUCCHの上でTTI内でULにおいて送信を行う、送信を行うことになる、または送信を行うことを意図しているかどうかの結果。
WTRUがフィードバックを送信することができるTTI(たとえば、TTI_ul A)内でPUSCH送信に関するULグラントをWTRUが受信した(たとえば、WTRUが、UL送信を用意するためにさらなる時間を必要とする可能性がある)かどうかの結果。
WTRUがフィードバックを送信することができるTTI内でPUSCH上でWTRUが送信することができる少なくとも1つのトランスポートブロックのTBS(または最大TBS)。
PDSCHの受信のために使用されることができるレイヤの数、PRBの数、および/またはコーディングスキーム。
ULリソースが割り当てられているまたは許可されているTTI(たとえば、TTI_ul A)内でPUSCH上でWTRUが送信することができる少なくとも1つのトランスポートブロックのTBS(または最大TBS)。
WTRUがULグラントまたは割り当てを受信したTTI(たとえば、TTI_dl B)内でWTRUがDLグラントまたは割り当てを受信したかどうか(たとえば、WTRUがUL送信の前にDL TBを処理する必要がある可能性があるかどうか)の結果。
WTRUがTTI_dl B内でまたはその後に、およびTTI_ul Aの前にDLグラントまたは割り当てを受信したかどうか(たとえば、WTRUがUL送信の前にDL TBを処理する必要がある可能性があるかどうか)の結果。
WTRUがCP−OFDM波形またはDFT−s−OFDM波形に基づいてPUSCHを送信することができるかどうかの結果。ならびに/または、
WTRUが第1のニューメロロジー(たとえば、第1のサブキャリアスペーシング)または第2のニューメロロジー(たとえば、第2のサブキャリアスペーシング)に基づいて信号を送信または受信することができるかどうかの結果。
たとえば、x(たとえば、2つのシンボル、4つのシンボル、または1つのタイムスロット)のTTI値(たとえば、TTI_dlおよび/またはTTI_ul値)に関しては、WTRUは、yとしてそれが使用することができ、使用すると予想されることができ、および/またはサポートすることができる最大TA(または最大Rx−Tx時間差)を有することができ、決定することができ、またはそれを伴って構成されることができる。たとえば、yの値は、xの関数であること、またはxに比例していることができる。たとえば、yは、x/2に等しいことができる。yの値は、TBSの関数、たとえば、TTIおよびTBSの関数であることができる。
PC(または限界)は、1つまたは複数(たとえば、整数個)の時間ユニットで表されることができる。時間ユニットは、サブフレーム、タイムスロット、ミニスロット、TTI、シンボル、時間サンプル、整数個のタイムスロットおよび/もしくはミニスロット、整数個のシンボル、分数のシンボル(たとえば、1/2のシンボルもしくは1/4のシンボル)、整数個の時間サンプル、TAステップ、または整数個のTAステップであることができ、またはそれらを含むことができるが、それらには限定されない。TAステップは、たとえば、16個の時間サンプルであることができる。PCは、マイクロ秒および/またはナノ秒などの時間で表されることができ、または表されることもできる。
PC、TTI、時間ユニット、および/または複数の時間ユニットは、たとえば、決定、構成、提供、および/または報告される場合には、量子化されることができ、および/または値のセット、リスト、もしくはテーブル内の値もしくはそれらへのインデックスによって表されることができる。
PCは、カテゴリーのセット(たとえば、短い、中ぐらい、長い)内のカテゴリー(たとえば、カテゴリーへのインデックス)によって表されることができる。カテゴリーは、PC値を表すことができる。たとえば、「短い」は、xのPCを意味することができ、またはxのPCとして定義されることができ、「中ぐらい」は、yのPCを意味することができ、またはyのPCとして定義されることができ、「長い」は、zのPCを意味することができ、またはzのPCとして定義されることができる。たとえば、x、y、およびzは、サポートされること、必要とされること、および/または使用されることができる値、たとえば、最大値または最小値などのPC値であることができ、またはそれらを表すことができる。x、y、およびzの値は、x<y<zという関係に従うことができる。
処理基準は、1つのTTI(たとえば、それぞれのTTI)内で、または1つの(たとえば、少なくとも1つの)TTI(たとえば、それぞれのTTI)の間に決定されることができる(たとえば、WTRUは、処理基準を決定することができる)。
PCは、使用されることができる基準信号タイプまたは構成に基づいて決定されることができる。1つまたは複数の基準信号タイプまたは構成は、物理チャネル(たとえば、PDSCHまたはPUSCH)に関して使用されることができ、PCは、構成および/または使用されることができる基準信号タイプまたは構成に基づくことができる。
本明細書において記述されている実施形態においては、WTRUは、(たとえば、WTRUの)PCを、たとえば、eNBに提供すること(たとえば、送ること、シグナリングすること、報告すること、または送信すること)ができる。WTRUは、PCを(たとえば、eNBに)提供するように(たとえば、eNBによって)構成または要求されることができる。WTRUは、WTRUの1つまたは複数の能力を提供するようにとの要求に応答してPCを提供することができる。WTRUは、少なくともPCを提供するようにとの要求に応答してPCを提供することができる。たとえば、WTRUは、そのPCをWTRU能力メッセージ内に含めることができる。
いくつかの例および実施形態においては、「提供する」、「送る」、「シグナリングする」、「報告する」、および「送信する」という用語は、言い換え可能に使用されることができる。
WTRUは、処理基準に関連付けられることができる、および/または処理基準に対応することができるPCを(たとえば、eNBに)提供することができる。
たとえば、WTRUは、WTRUがサポートすることができる1つまたは複数のTTI(たとえば、TTI長さ)、またはWTRUがサポートすることができる最小TTIを提供すること、または示すことができる。WTRUは、TTIまたはサポートされるTTI(たとえば、それぞれのTTIまたはサポートされるTTI)に関するPCを示すことができる。たとえば、WTRUは、TTIまたはサポートされるTTIに関してWTRUがサポートすることができる最大TA、最大Rx−Tx時間差、および/または最大TBSを提供することができる。別の例においては、WTRUは、TTIまたはサポートされるTTIに関してWTRUが必要とするまたは使用する場合がある最小処理時間を提供することができる。別の例においては、WTRUは、TTI(ULおよび/またはDL TTI)、TBS、送信タイプ、および/またはチャネルタイプのうちの少なくとも1つ(または少なくとも2つの組合せ)に関してWTRUがサポートすることができる最大TA(または最大Rx−Tx時間差)を提供することができる。
TTI、TTI長さ、およびTTI持続時間は、言い換え可能に使用されることができる。
別の例においては、WTRUは、WTRUがサポートすることができる1つまたは複数のタイムライン(たとえば、TTI n→TTI n+kのタイムライン関係におけるkの値)、またはWTRUがサポートすることができる最小タイムラインを示すことができる。WTRUは、WTRUがサポートすることができるタイムラインに関するPCを提供することができる。たとえば、WTRUは、WTRUがサポートすることができるタイムラインに関してWTRUがサポートすることができる最大TA、最大Rx−Tx時間差、および/または最大TBSを提供することができる。
本明細書において記述されている実施形態においては、WTRUは、PC(たとえば、処理限界)を伴って構成されることができ、構成(たとえば、PC構成)は、eNBによって提供されること、および/またはWTRUによって受信されることができる。構成は、WTRU固有のシグナリングおよび/またはセル固有のシグナリング内に含めて提供および/または受信されることができる。シグナリングは、RRCシグナリングであることができる。シグナリングは、ブロードキャストシグナリングであることができる。たとえば、PCは、システム情報ブロック(SIB)などのシステム情報内に含めて提供および/または受信されることができる。
WTRUは、第1のTTI、たとえば、通常のまたは普通のTTIを使用すること、または使用するように構成されることができる。たとえば、WTRUが第2のTTIまたは短いTTI(sTTI)などのTTI用に構成されている場合には、eNBはPCを提供することができ、および/またはWTRUはPCを受信することができる。第2のTTIは、第1のTTIよりも短くてよい。PCは、上述されている1つまたは複数の処理基準の関数に基づくこと、それらの処理基準に関連付けられること、および/またはそれらの処理基準に対応することができる。
基準(criteria)および基準(criterion)という用語は、本明細書においては言い換え可能に使用されることができる。たとえば、「基準(criteria)」は、「基準(criterion)」を表すために使用されることができる。
たとえば、WTRUおよび/またはeNBがサポートまたは使用することができる1つまたは複数のTTI(たとえば、TTI長さ)をeNBは提供することができ、および/またはWTRUは受信することができる。WTRUは、WTRUが使用することができる1つまたは複数のTTI(たとえば、TTI長さ)を伴って(たとえば、eNBによって)構成されることができる。WTRUは、TTIまたは構成されるTTI(たとえば、それぞれのTTIまたは構成されるTTI)に関するPCを伴って構成されることができる。代替として、または追加として、WTRUは、たとえば、構成されるTTIに関して、WTRUがサポートすることができる(たとえば、サポートする必要がある)最大TA、最大Rx−Tx時間差、および/または最大TBSを伴って(たとえば、eNBによって)構成されることができる。代替として、または追加として、WTRUは、TTI(ULおよび/またはDL TTI)、TBS、送信タイプ、および/またはチャネルタイプのうちの少なくとも1つ(または少なくとも2つの組合せ)に関してWTRUがサポートすることができる(またはサポートする必要がある)最大TA(または最大Rx−Tx時間差)を伴って(たとえば、eNBによって)構成されることができる。
代替として、または追加として、WTRUは、第1のタイムライン、たとえば、通常のまたは普通のタイムラインを使用すること、または使用するように構成されることができる。この例においては、WTRUは、WTRUが使用することができる第2のタイムライン(たとえば、短縮されたタイムライン)を伴って(たとえば、eNBによって)構成されること、またはさらに構成されることができる。
WTRUが第2のタイムラインなどのタイムラインまたは短縮されたTTI用に構成されることができる場合には、eNBはPCを提供することができ、および/またはWTRUはPCを受信することができる。第2のタイムラインは、第1のタイムラインよりも短くてよい。たとえば、WTRUは、たとえば、短縮されたタイムラインであることができる構成されたタイムラインに関してWTRUがサポートすることができる(たとえば、サポートする必要がある)最大TA、最大Rx−Tx時間差、および/または最大TBSを伴って(たとえば、eNBによって)構成されることができる。
後述されている非網羅的で非排他的な実施形態は、PCに対するPVのプロキシミティーに関連している。PCは、限界、またはWTRUが(たとえば、処理および/または送信に関して)何をすることまたはサポートすることが可能であるかを定義することができる。PVは、たとえば、WTRUによって受信された構成および/またはUL/DLグラントに基づいてWTRUが(たとえば、処理および/または送信に関して)何をすることまたはサポートすることが必要であるかを定義することができる。本明細書において記述されている実施形態においては、PC(または限界)に対する(たとえば、PVの)プロキシミティーが決定されること、提供されること(たとえば、示されること)、および/または使用されることができる。
PVは、値、たとえば、処理パラメータの現在のまたは最近の値であることができる。PVは、UL送信および/またはDL送信(もしくは受信)に関連していることができる。たとえば、処理パラメータは、下記のうちの少なくとも1つであることができ、またはそれを含むことができる。
TA(たとえば、適用されているTA)。
Rx−Tx時間差。
処理時間(たとえば、利用可能であること、および/または使用されることができる処理時間)、たとえば、TTI、TTI長さ、シンボルの数、OFDMシンボルの数、シンボル長さ、サンプルの数、および時間サンプルの数のうちの少なくとも1つに基づく処理時間。
TTI(たとえば、TTI長さ)、たとえば、識別、要求、および/または構成されることができるTTI(たとえば、TTI長さ)。
TBS。ならびに/または、
要求されること、構成されること、ならびに/または準静的に(たとえば、RRCシグナリングを介して)および/もしくは動的に(たとえば、DCIにおいて)示されることができるタイムラインまたはタイムライン値(たとえば、TTI n→TTI n+kのタイムライン関係におけるkの値)。
WTRUは、(たとえば、上で定義されているような)処理パラメータを測定して、その値を決定することができる。WTRUは、処理パラメータの1つまたは複数の測定値を平均化および/またはフィルタリングして、その処理パラメータの値を決定することができる。
WTRUは、PCに対するPVのプロキシミティーを決定することができる。たとえば、PCに対するPVのプロキシミティーは、PVとPCとの間における差、たとえば、PV−PCまたはPC−PVであることができる。PCに対するPVのプロキシミティーは、本明細書においてはヘッドルームと呼ばれる場合がある。本明細書において使用されているプロキシミティーという用語は、PCに対するPVのプロキシミティー(たとえば、決定されたプロキシミティー)を表すことができる。したがって、プロキシミティーおよびヘッドルームは、言い換え可能に使用されることができる。
PCは、たとえば、本明細書で1つまたは複数の実施形態または例において記述されているようにWTRUによって決定されることができる。PCは、たとえば、本明細書で1つまたは複数の実施形態または例において記述されているように構成されること(たとえば、構成内に含めて受信されること)ができる。PCは、eNBから構成されること(たとえば、構成内に含めて受信されること)ができる。構成の受信は、WTRUによるものであることができる。
PV、および/またはPCに対するPVのプロキシミティーは、TTI内で、または(たとえば、少なくとも1つの)TTIの間に(たとえば、WTRUによって)決定されることができる。さらに、WTRUは、それぞれのTTI内で、またはそれぞれのTTIの間にPVおよび/またはプロキシミティーを決定することができる。
本明細書において記述されている実施形態においては、WTRUは、PVがしきい値比較条件をかなえる(もしくは満たす)ことができる、またはかなえている(もしくは満たしている)ということを(またはその場合を)決定することもできる。PVは、それがしきい値に達した(たとえば、しきい値にある)場合、しきい値を超えた場合、しきい値を超過した場合、および/またはしきい値未満である場合に、しきい値比較条件をかなえる(または満たす)ことができる。PVは、それがしきい値に達することができる(たとえば、しきい値にあることができる)場合、しきい値を超えることができる場合、しきい値を超過することができる場合、および/またはしきい値未満であることができる場合に、しきい値比較条件をかなえる(または満たす)ことができる。
たとえば、WTRUは、PVがしきい値に達することができる(たとえば、しきい値にあることができる)、しきい値を超えることができる、しきい値を超過することができる、および/またはしきい値未満であることができるということを(またはその場合を)決定することができる。WTRUは、PVがしきい値比較条件をかなえる(もしくは満たす)ことができる、またはかなえている(もしくは満たしている)場合に(たとえば、そうであるとWTRUが決定することができる場合に)、たとえば、eNBへのレポートまたは表示をトリガーまたは提供することができる。レポートまたは表示は、PVがしきい値またはしきい値比較基準をかなえている(または満たしている)ということを示すことができる。
本明細書において記述されている実施形態においては、WTRUは、PVがしきい値比較条件をかなえることができる、満たすことができる、かなえた可能性がある、および/または満たした可能性があるということを示すための、たとえば、eNBへのレポートまたは表示をトリガーまたは提供することができる。レポートまたは表示は、PVを含むことができる(たとえば、PVの値または値の代表的な表示を含むことができる)。レポートまたは表示は、どのしきい値比較条件がかなえられたか(または満たされたか)を識別することができ、またはその識別を含むことができる。
本明細書において記述されている実施形態においては、WTRUは、PCに対するPVのプロキシミティーがしきい値比較条件をかなえる(もしくは満たす)ことができる、またはかなえている(もしくは満たしている)ということを(またはその場合を)決定することができる。PCに対するPVのプロキシミティーは、PCに対するPVのプロキシミティーがしきい値に達する(たとえば、しきい値にある)ことができる場合もしくはしきい値に達している(たとえば、しきい値にある)場合、しきい値を超えることができる場合もしくは超えている場合、しきい値を超過することができる場合もしくは超過している場合、および/またはしきい値未満であることができる場合もしくはしきい値未満である場合に、しきい値比較条件をかなえる(または満たす)ことができる。たとえば、WTRUは、PCに対するPVのプロキシミティーがしきい値に達する(たとえば、しきい値にある)ことができるもしくはしきい値に達している(たとえば、しきい値にある)、しきい値を超えることができるもしくは超えている、しきい値を超過することができるもしくは超過している、および/またはしきい値未満であることができるもしくはしきい値未満であるということを(またはその場合を)決定することができる。
WTRUは、条件がかなえられるまたは満たされることになるとWTRUが決定した場合に(たとえば、その決定が行われる時間ユニットまたはTTI内でまたはその間に)、条件がかなえられるまたは満たされるとみなすことができる。WTRUは、条件がかなえられるまたは満たされることになるとWTRUが決定した場合に(たとえば、その決定が行われる時間ユニットまたはTTI内でまたはその間に)、条件がかなえられるまたは満たされると決定することができる。
本明細書において記述されている実施形態においては、WTRUは、たとえば、PCに対するPVのプロキシミティーがしきい値比較条件をかなえる(または満たす)ことができる場合に(たとえば、そうであるとWTRUが決定した場合に)、たとえば、eNBへのレポートまたは表示をトリガーまたは提供することができる。レポートまたは表示は、PCに対するPVのプロキシミティーがしきい値またはしきい値比較基準をかなえた(または満たした)ということを示すことができる。WTRUは、PCに対するPVのプロキシミティーがしきい値比較条件をかなえることができるもしくはかなえている、満たすことができるもしくは満たしている、かなえた可能性があるもしくはかなえた、および/または満たした可能性があるもしくは満たしたということを示すための、たとえば、eNBへのレポートまたは表示をトリガーまたは提供することができる。
本明細書において記述されている実施形態においては、レポートまたは表示は、PV、PC、および/または、PCに対するPVのプロキシミティーのうちの少なくとも1つを含むことができる(たとえば、それらの値または値の代表的な表示を含むことができる)。レポートまたは表示は、どのしきい値比較条件がかなえられたか(または満たされたか)を識別することができ、またはその識別を含むことができる。
代替として、または追加として、本明細書において記述されている実施形態においては、WTRUは、プロキシミティー条件がかなえられているもしくは満たされている、またはかなえられることができるもしくは満たされることができるということを(またはその場合を)(たとえば、プロキシミティー条件が当てはまっているまたは当てはまることができるということをまたはその場合を)決定することができる。プロキシミティー条件は、下記のうちの少なくとも1つ(または下記のうちの少なくとも1つであるかどうかの結果)であることができる。
PVは、PCまたはしきい値であるか、またはそれに近くてよい。
PVは、PCもしくはしきい値(たとえば、第1のしきい値)であるか、もしくはそうであることができ、またはPCもしくはしきい値(たとえば、第1のしきい値)を超過しているか、もしくは超過することができる。
PVは、PCまたはしきい値(たとえば、第2のしきい値)未満であるか、またはそうであることができる。
PVは、PCのしきい値(たとえば、第1のしきい値)内にあるか、またはそうであることができる。
PVは、PCからのしきい値(たとえば、第2のしきい値)より大きいか、またはそうであることができる。
PVは、PCのしきい値(たとえば、第1のしきい値)内にない状態から、PCのしきい値(たとえば、第1のしきい値)内にある状態へ変わっているか、または変わることができる。
PVは、PCからのしきい値(たとえば、第2のしきい値)より大きくはない状態から、PCからのしきい値(たとえば、第2のしきい値)より大きい状態へ変わっているか、または変わることができる。
PVは、PCの第1のしきい値内にある状態から、PCからの第2のしきい値より大きい状態へ変わっているか、または変わることができる。
PVは、PCからの第2のしきい値より大きい状態から、PCの第1のしきい値内にある状態へ変わっているか、または変わることができる。
(たとえば、PCに対するPVの)プロキシミティーは、しきい値(たとえば、第1のしきい値)より大きい状態から、しきい値(たとえば、第1のしきい値)未満である状態へ変わっているか、または変わることができる。
プロキシミティーは、しきい値(たとえば、第2のしきい値)未満である状態から、しきい値(たとえば、第2のしきい値)より大きい状態へ変わっているか、または変わることができる。
プロキシミティーは、第1のしきい値未満である状態から、第2のしきい値より大きい状態へ変わっているか、または変わることができる。ならびに/または、
プロキシミティーは、第2のしきい値より大きい状態から、PCの第1のしきい値未満である状態へ変わっているか、または変わることができる。WTRUは、プロキシミティー条件がかなえられるまたは満たされることができる場合に(たとえば、プロキシミティー条件がかなえられるまたは満たされることができるとWTRUが決定した場合に)、たとえば、eNBへのレポートまたは表示をトリガーまたは提供することができる。
本明細書において記述されている実施形態においては、1つまたは複数のしきい値が提供および/または使用されることができる。1つまたは複数のしきい値は、たとえば、eNBによって、構成されることができる。WTRUは、たとえば、eNBから、1つまたは複数のしきい値(たとえば、1つまたは複数のしきい値の構成)を受信することができる。第1のしきい値は、(たとえば、第1のしきい値比較条件に関する)第1のしきい値比較のために使用されることができる。第2のしきい値は、(たとえば、第2のしきい値比較条件に関する)第2のしきい値比較のために使用されることができる。第1のしきい値および第2のしきい値は、同じであってもよく、または異なってもよい。
たとえば、しきい値比較条件がかなえられるまたは満たされることができるということを、またはその場合を決定するためにしきい値を使用する場合には、しきい値は、1つまたは複数のオフセットまたはヒステリシス値によって調整されることができる。オフセットまたはヒステリシス値の使用は、たとえば、PVまたはプロキシミティーがしきい値に近い可能性がある場合にPVまたはプロキシミティーにおける小さな変化に起因してレポートをトリガーすることを防止することができる。
1つまたは複数のしきい値は、構成またはサポートされることができるTTIなどのTTIに関連付けられることおよび/または対応することができる。1つまたは複数のしきい値は、TTI用にまたはTTIを伴って構成されることができる。
いくつかの例および実施形態においては、「〜未満」は「〜以下」によって置き換えられることができ、「〜内に」は「〜においてまたは〜内に」によって置き換えられることができ、「〜よりも多い」は「少なくとも〜」によって置き換えられることができ、および/または「〜よりも大きい」は「〜以上」によって置き換えられることができ、依然として、本明細書において記述されている実施形態と整合していることができる。
「しきい値」という用語は、しきい値の値を表すために使用されることができる。しきい値は、1つまたは複数(たとえば、整数個)の時間ユニットで構成されるおよび/または表されることができる。時間ユニットは、たとえば、シンボル、時間サンプル、整数個のシンボル、分数のシンボル(たとえば、1/2のシンボルもしくは1/4のシンボル)、整数個の時間サンプル、TAステップ、または整数個のTAステップであることができる。TAステップは、たとえば16個の時間サンプルであることができる。しきい値は、マイクロ秒および/またはナノ秒などの時間で構成されるおよび/または表されることができる。
たとえば、WTRUは、PV(たとえば、TA、Rx−Tx時間差、処理時間、またはタイムライン)がしきい値にあるもしくはしきい値にあることができる、しきい値を超過しているもしくは超過することができる、またはしきい値を下回っているもしくは下回ることができるということを(またはその場合を)決定することができる。決定および/またはPVは、現在のTTIまたは来たるTTIなどのTTIに関するものであることができる。決定および/またはPVは、UL TTIまたはUL送信(たとえば、来たるもしくは現在のUL TTIまたは来たるもしくは現在のUL送信)に関するものであることができる。UL送信は、来たるまたは現在のTTIに関するものであることができる。しきい値および/またはPVは、UL送信に関連付けられることができる処理時間に基づくことができる。しきい値および/またはPVは、UL送信に先立つことができる1つまたは複数のDL TTIに関連付けられることができる受信、処理、および/または処理時間に基づくことができる。WTRUは、PVがしきい値にあることができる、しきい値を超過することができる、またはしきい値を下回ることができるということを示すことができる、たとえば、eNBへのレポートまたは表示をトリガーおよび/または提供することができる。
別の例においては、WTRUは、PC(たとえば、最大TA能力もしくは限界、最大Rx−Tx時間差能力もしくは限界、処理時間能力もしくは限界、またはタイムライン能力もしくは限界)に対するPV(たとえば、TA、Rx−Tx時間差、処理時間、またはタイムライン)のプロキシミティーがしきい値にあるもしくはあることができる、しきい値を超過しているもしくは超過することができる、またはしきい値を下回っているもしくは下回ることができるということを(またはその場合を)決定することができる。
決定、プロキシミティー、PV、および/またはPCは、現在のTTIまたは来たるTTIなどのTTIに関するものであることができる。決定、プロキシミティー、PV、および/またはPCは、UL TTIまたはUL送信(たとえば、来たるまたは現在のUL TTIまたはUL送信)に関するものであることができる。UL送信は、来たるまたは現在のTTIに関するものであることができる。しきい値(たとえば、プロキシミティー、PV、および/またはPCに関連付けられることができる)、PV、および/またはPCは、UL送信に関連付けられることができる処理時間に基づくことができる。しきい値(たとえば、プロキシミティー、PV、および/またはPCに関連付けられることができる)、PV、および/またはPCは、UL送信に先立つことができる1つまたは複数のDL TTIに関連付けられることができる受信、処理、および/または処理時間に基づくことができる。WTRUは、PCに対するPVのプロキシミティーがしきい値にあるもしくはあることができる、しきい値を超過しているもしくは超過することができる、またはしきい値を下回っているもしくは下回ることができるということを示すことができる、たとえば、eNBへのレポートまたは表示をトリガーおよび/または提供することができる。
レポートは、1つまたは複数の表示であることができ、またはそれらを含むことができる。いくつかの例および実施形態においては、レポートおよび表示は、言い換え可能に使用されることができる。本明細書において記述されている実施形態においては、レポートまたは表示は、下記のうちの少なくとも1つであることができ、またはそれを含むことができる。
PV(たとえば、現在のもしくは最近のPV)、たとえば、現在のもしくは最近の(たとえば、直近の)適用されているTA、現在のもしくは最近の(たとえば、直近の)Rx−Tx時間差(たとえば、測定されたRx−Tx時間差)、または現在のもしくは最近の(たとえば、直近の)処理時間。
PC(たとえば、WTRUによって決定されることができる現在の、最近の、または直近のPC)。
たとえば、レポートもしくは表示の時間(たとえば、TTI)、またはレポートもしくは表示が対応することができる時間に対応することができるPCに対するPVのプロキシミティー(またはヘッドルーム)。
PCに対するPVのプロキシミティー(またはヘッドルーム)、たとえば、現在のまたは最近の(たとえば、直近の)PVおよび/またはPCを使用して決定されることができる現在のまたは最近の(たとえば、直近の)プロキシミティー値。
(たとえば、どの)しきい値が超過されている可能性がある、または超過された可能性があるという表示。
(たとえば、どの)しきい値比較条件がかなえられた(または満たされた)可能性があるという表示。
(たとえば、どの)プロキシミティー条件がかなえられた(または満たされた)可能性があるという表示。
TTIまたはTTI長さ、たとえば、しきい値が超過された可能性がある、および/または比較条件もしくはプロキシミティー条件がかなえられた(もしくは満たされた)可能性があるTTIまたはTTI長さ。ならびに/または、
レポートまたは表示をトリガーした(たとえば、レポートまたは表示の送信をトリガーした)可能性がある条件の表示。
レポート内に含まれることができるPV、PC、プロキシミティー(たとえば、PCに対するPVの)、ヘッドルーム、および/またはTTIは、1つまたは複数(たとえば、整数個)の時間ユニットで表されることができる。PV、PC、プロキシミティー(たとえば、PCに対するPVの)、ヘッドルーム、TTI、時間ユニット、および/または複数の時間ユニットは、たとえば、決定、構成、提供、および/または報告される場合には、量子化されることができ、および/または値のセット、リスト、もしくはテーブル内の値もしくはそれらへのインデックスによって表されることができる。
本明細書において記述されている実施形態においては、レポートまたは表示は、RRC、MAC、または物理レイヤシグナリングのうちの少なくとも1つを介して提供されることができる。RRC、MAC、または物理レイヤシグナリングのうちの少なくとも1つを介してレポートまたは表示をWTRUが提供することができ、および/またはeNBが受信することができる。レポートまたは表示は、RRCシグナリング、MAC制御要素(たとえば、MAC−CE)、PUCCH、UL制御情報(UCI)、および/またはスケジューリング要求(SR)のうちの少なくとも1つの中に含めて提供および/または受信されることができる。レポートまたは表示は、そのレポートまたは表示が提供されることができるTTI(たとえば、UL TTI)に対応することができる物理レイヤチャネルを使用して提供および/または受信されることができる。レポートまたは表示は、別のTTI(たとえば、UL TTI)、たとえば、通常のまたは普通のTTIなどのより長いTTIに対応することができる物理レイヤチャネルを使用して提供および/または受信されることができる。
本明細書において記述されているものなどのレポートまたは表示は、プロキシミティーレポートまたはヘッドルームレポートと呼ばれる場合がある。ヘッドルームレポートは、タイミングヘッドルームレポートまたはULタイミングヘッドルームレポートであることができる。プロキシミティーレポートは、周期的であること、非周期的であること、および/またはイベントによってトリガーされることができる。レポートの周期性は、たとえば、eNBによって構成されることができる。プロキシミティーレポートは、たとえば、TTI内で、下記のイベントのうちの1つまたは複数が発生しているまたは発生することができる場合に、トリガーおよび/または送信されることができる。
TTI(たとえば、短いTTI(sTTI))を使用するための構成(たとえば、構成の受信)。
TTIまたはTTI長さ(たとえば、短いTTIまたはTTI長さ)の構成または再構成(たとえば、構成または再構成の受信)。
周期的なタイマーが期限切れになっているか、または期限切れになった。
しきい値比較条件がかなえられているか、またはかなえられることができる。
プロキシミティー条件がかなえられているか、またはかなえられることができる。
プロキシミティーレポートを求める非周期的な要求が、(たとえば、DL制御チャネルおよび/またはDCIまたはDCIフォーマットで)受信されている。
PV、PC、またはプロキシミティーが、たとえば、最後のプロキシミティーレポートが送信された以降に、しきい値よりも多く変わっている。
しきい値比較条件が、たとえば最後のプロキシミティーレポートが送信された以降に、変わった(たとえば、かなえられている対かなえられていない)。ならびに/または、
プロキシミティー条件が、たとえば最後のプロキシミティーレポートが送信された以降に、変わった(たとえば、かなえられている対かなえられていない)。
WTRUは、上で識別されたイベントのうちの1つまたは複数が発生しているまたは発生することができる場合に(たとえば、それらのイベントのうちの1つまたは複数が発生することができるとWTRUが決定した場合に)プロキシミティーレポートをトリガーおよび/または送信することができる。たとえば、WTRUは、TTI(たとえば、sTTI)を使用するための構成をWTRUが受信した場合に、および/またはTTIもしくはTTI長さ(たとえば、sTTIもしくはTTI長さ)の構成もしくは再構成をWTRUが受信した場合に、プロキシミティーレポートをトリガーおよび/または送信することができる。別の例においては、WTRUは、プロキシミティーレポートを求める非周期的な要求の受信に応答してプロキシミティーレポートをトリガーおよび/または送信することができる。
トリガーおよび/または送信は、タイマー(たとえば、プロキシミティー禁止タイマーなどの禁止タイマー)が期限切れになったかどうかに基づいて条件付けられることができる。タイマーは、プロキシミティーレポートが送信されたときに始動されること(たとえば、0に、または構成されることができる最大値もしくは期限切れ値に設定されること)ができる。タイマーは、たとえば、過剰なプロキシミティーレポートを回避するために、使用されることができる。タイマーは、1つのTTI(たとえば、それぞれのTTI)内で調整されること(たとえば、インクリメントまたはデクリメントされること)ができる。タイマー、たとえば、デクリメントされるタイマーは、値が0であることができる場合に期限切れになることができる。タイマー、たとえば、インクリメントされるタイマーは、値が、構成されることができる最大値もしくは期限切れ値に達しているかまたはそれを超過している場合に期限切れになることができる。最大値または期限切れ値は、禁止タイマー最大値または期限切れ値であることができる。
トリガーおよび/または送信は、(たとえば、MAC−CE内に含めて送信されることができる)プロキシミティーレポートに関するUL送信(たとえば、PUSCH)内に余地があるかどうかに基づいて条件付けられることができる。
WTRUは、1つのTTI(たとえば、それぞれのTTI)内でまたはその間にイベントが発生することができるかどうかを評価および/または決定することができる。WTRUは、TTI、たとえば、その中でまたはその間にイベントが発生しているかまたは発生することができるとWTRUが決定するTTI内でプロキシミティーレポートをトリガーおよび/または送信することができる。TTIは、DL TTIまたはUL TTIであることができる。TTIは、sTTIまたは長いもしくは普通のTTIであることができる。
図5は、本明細書において記述されている例のうちのいずれかと組み合わせて使用されることができる、一例によるプロキシミティー報告方法500の例である。図5における方法500のそれぞれのステップは、別々に示され記述されているが、複数のステップが、示されているのとは異なる順序で、互いに並列に、または互いに同時に実行されることができる。図5の方法は、例示的な目的のためにWTRUによって実行されるが、それは、eNB、AP、または基地局など、ワイヤレス通信システムにおいて動作する任意のノードによって実行されることもできる。図5の例においては、WTRUは、501でTTI構成(たとえば、sTTI構成であることができる)を受信することができる。その構成は、しきい値(たとえば、プロキシミティー報告しきい値)を含むこともできる。そのしきい値は、上の例に従って定義されることができる。WTRUは、502でTTIまたはsTTIに関する(たとえば、TTIまたはsTTI構成に関する)WTRUのPCを決定することができ、それは、たとえば、最大(max)TA、max Rx−Tx時間差、または上の例において定義されているパラメータのうちのいずれかを含むことができる。WTRUは、上の例に従ってPCをeNBへ報告することもできる。PCは、少なくとも1つの処理基準(criteria)(たとえば、基準(criterion))に基づいて決定されることができる。処理基準は、(たとえば、TTI構成においてもしくはそれに従って)使用および/もしくは構成されることができるTTIもしくはTTI長さ内のシンボルの数、(ULおよび/もしくはDLにおける)sTTI長さ、PDSCHのTBS(その間に、HARQフィードバックがUL sTTIにおいて送信されることができる)、HARQがUL sTTIにおいて送信されることができるチャネルタイプ(PUSCHもしくはPUCCH)、PDCCHに関するDL TTIもしくはDL sTTIと、PUCCHもしくはPUSCHに関するUL TTIもしくはUL sTTIとの間における時間、または上の例において定義されているその他の処理基準のうちのいずれかを含むことができるが、それらには限定されない。WTRUは、503でPVを決定することができ、それは、たとえば、TAもしくはRx−Tx時間差、または上の例において定義されているパラメータのうちのいずれかを含むことができる。WTRUは、504でPCに対するPVのプロキシミティーを決定すること(たとえば、PC−PVを決定すること)ができる。WTRUは、505でプロキシミティー条件がかなえられているかどうかを決定することができ、それは、たとえば、PCに対するPVのプロキシミティーがプロキシミティー報告しきい値未満であるかどうかを決定することを含むことができる。プロキシミティー条件がかなえられている場合には、WTRUは、506でプロキシミティーレポートを送信することができ、それは、プロキシミティー条件の充足に基づいてPV、PC、および/またはプロキシミティーを報告することを含むことができる。WTRUは、TTIまたはsTTI(たとえば、UL TTIまたはsTTI)の間に図5のプロセスを実行することができる。WTRUは、プロキシミティーレポートを送信したこと(もしくは送信すると決定したこと)に続いて、またはプロキシミティー条件がかなえられていない場合に、507で(たとえば、プロセスを)終了することができ、または次のTTIもしくはsTTIなどの別のTTIもしくはsTTIの間に(たとえば、プロセスを)繰り返すことができる。繰り返す場合には、WTRUは、たとえば、構成(たとえば、TTI構成)が変更されていない場合には、たとえば、503から開始することができる。WTRUは、新たな構成が受信されることができる場合には、501から開始することができる。
図6は、本明細書において記述されている例のうちのいずれかと組み合わせて使用されることができる、別の例によるプロキシミティー報告方法600の別の例である。図6における方法600のそれぞれのステップは、別々に示され記述されているが、複数のステップが、示されているのとは異なる順序で、互いに並列に、または互いに同時に実行されることができる。図6の方法は、例示的な目的のためにWTRUによって実行されるが、それは、eNB、AP、または基地局など、ワイヤレス通信システムにおいて動作する任意のノードによって実行されることもできる。図6の例においては、WTRUは、601でsTTI構成を受信することができる。その構成は、しきい値(たとえば、プロキシミティー報告しきい値)を含むこともできる。そのしきい値は、上の例に従って定義されることができる。WTRUは、602でUL sTTIに関する少なくとも1つの処理基準(criteria)(たとえば、基準(criterion))を決定することができる。処理基準は、(たとえば、TTI構成においてもしくはそれに従って)使用および/もしくは構成されることができるTTIもしくはTTI長さ内のシンボルの数、(ULおよび/もしくはDLにおける)sTTI長さ、PDSCHのTBS(その間に、HARQフィードバックがUL sTTIにおいて送信されることができる)、HARQがUL sTTIにおいて送信されることができるチャネルタイプ(PUSCHもしくはPUCCH)、PDCCHに関するDL sTTIと、PUCCHもしくはPUSCHに関するUL sTTIとの間における時間、または上の例において定義されているその他の処理基準のうちのいずれかを含むことができるが、それらには限定されない。WTRUは、少なくとも1つの処理基準に基づいて603でWTRUのPCを決定することができ、それは、たとえば、max TAまたはRx−Tx時間差を含むことができる。WTRUは、PCをeNBへ報告することもできる。WTRUは、604でPVを決定することができ、それは、たとえば、TAまたはRx−Tx時間差を含むことができる。WTRUは、605でPCに対するPVのプロキシミティーを決定すること(たとえば、PC−PVを決定すること)ができる。WTRUは、606でプロキシミティー条件がかなえられているかどうかを決定することができ、それは、たとえば、PCに対するPVのプロキシミティーがプロキシミティー報告しきい値未満であるかどうかを決定することを含むことができる。プロキシミティー条件がかなえられている場合には、WTRUは、607でプロキシミティーレポートを送信することができ、それは、プロキシミティー条件の充足に基づいてPV、PC、および/またはプロキシミティーを報告することを含むことができる。WTRUは、TTIまたはsTTI(たとえば、UL TTIまたはsTTI)の間に図6のプロセスを実行することができる。WTRUは、プロキシミティーレポートを送信したこと(もしくは送信すると決定したこと)に続いて、またはプロキシミティー条件がかなえられていない場合に、608で(たとえば、プロセスを)終了することができ、または次のTTIもしくはsTTIなどの別のTTIもしくはsTTIの間に(たとえば、プロセスを)繰り返すことができる。繰り返す場合には、WTRUは、たとえば、構成(たとえば、TTI構成)が変更されていない場合には、たとえば、604から開始することができる。WTRUは、新たな構成が受信されることができる場合には、601から開始することができる。
上述されているように、WTRUは、条件がかなえられることまたは満たされることができるということを(またはその場合を)(たとえば、条件が当てはまることができるということをまたはその場合を)決定することができる。たとえば、条件は、しきい値比較条件、プロキシミティー条件、例外条件、送信保留条件などのうちの少なくとも1つであることができる。WTRUは、1つのTTI(たとえば、それぞれのTTI)内で、または1つの(たとえば、少なくとも1つの)TTI(たとえば、それぞれのTTI)の間に条件がかなえられることができるということをまたはその場合を決定することができる。「かなえられる」および「満たされる」という用語は、本明細書において記述されている例および実施形態においては言い換え可能に使用されることができる。
別の実施形態によれば、WTRUは、たとえば、例外条件がかなえられているまたはかなえられることができる場合に(たとえば、例外条件がかなえられているまたはかなえられることができるとWTRUが決定した場合に)、少なくともいくつかのUL送信を実行しないことができる。例外条件は、下記のうちの少なくとも1つ(または下記のうちの少なくとも1つであるかどうかの結果)であることができ、またはそれらを含むことができるが、それらには限定されない。
PVが、しきい値またはPC(たとえば、サポート、許可、および/または使用されることができる最大値または最大PVであることができるPC)に達しているもしくは達することができるまたは超過しているもしくは超過することができること。
PCに対するPVのプロキシミティーが、PVがしきい値またはPCに達することまたはそれを超過することができるということを(たとえば、その値によって)示すこと。
PCが達せられているもしくは超過されているまたは達せられるもしくは超過されることができること。
PVがサポートされていないまたはサポートされることができないこと。
PVが、しきい値またはPC(たとえば、サポート、許可、および/または使用されることができる最小値または最小PVであることができるPC)を下回っているまたは下回ることができること。
PCに対するPVのプロキシミティーが、PVがしきい値またはPCを下回ることができるということを(たとえば、その値によって)示すこと。
送信保留条件は、下記のうちの少なくとも1つ(または下記のうちの少なくとも1つであるかどうかの結果)であることができ、またはそれらを含むことができる。
タイマー(たとえば、TAT)、たとえば、少なくともいくつかのUL送信に関連付けられることができるタイマーが、停止されること、期限切れにされること、または期限切れになったとみなされることができること。
タイマー(たとえば、TAT)、たとえば、TTI(たとえば、TTI長さ)および/またはTAGに関連付けられることができる(たとえば、それらに関するものであることができる)タイマーが、停止されること、期限切れにされること、または期限切れになったとみなされることができること。
少なくともいくつかのUL送信、たとえば、TTI(たとえば、TTI長さ)および/またはTAGに関連付けられることができる(たとえば、それらに関するものであることができる)1つまたは複数のUL送信が、停止または保留されることができること。
少なくともいくつかのUL送信、たとえば、TTI(たとえば、TTI長さ)および/またはTAGに関連付けられることができる(たとえば、それらに関するものであることができる)1つまたは複数のUL送信が実行されることができないということをフラグまたはインジケータ(たとえば、送信停止または保留フラグまたはインジケータ)が示すことができること。
送信保留条件がかなえられているまたはかなえられることができる場合に(たとえば、送信保留条件がかなえられているまたはかなえられることができるとWTRUが決定した場合に)WTRUがいくつかのUL送信を実行しないことができること。
たとえば、WTRUは、PVがしきい値もしくはPCに達しているもしくは達することができるかどうか、PVがしきい値もしくはPC(たとえば、最大であることができるPC)を超過しているもしくは超過することができるかどうか、および/またはPVがしきい値もしくはPC(たとえば、最小であることができるPC)を下回っているもしくは下回ることができるかどうかを決定することができ、および/または評価することができる。この決定は、WTRUによる評価に基づいて行われることができる。WTRUは、たとえば、評価に基づいて、PVがしきい値もしくはPCに達することができる(たとえば、しきい値もしくはPCであることができる、もしくはそれに等しくなることができる)、それを超過することができる、またはそれを下回ることができるということをまたはその場合を決定することができる。WTRUは、少なくとも1つのTTI内でまたはその間に評価および/または決定を行うことができる。WTRUは、たとえば、UL TTIの間に評価および/または決定を行うことができる。WTRUは、たとえば、UL TTIに関連付けられることができるDL TTI内で評価および/または決定を行うことができる。TTI(たとえば、UL TTI)は、PVおよび/またはPCが当てはまることができるTTIであることができる。
別の例においては、WTRUは、第1のPVに対する、または第2のPVに対する調整をWTRUが受信するかまたは行った場合に、第1のPVに関する評価および/または決定を行うことができる。たとえば、WTRUは、TA(たとえば、適用されているTA)に対する調整をWTRUが受信した場合に、またはTA(たとえば、適用されているTA)をWTRUが調整した場合に、TA(たとえば、適用されているTA)に関する評価を行うことができる。WTRUは、TA(たとえば、適用されているTA)に対する調整をWTRUが受信した場合に、またはTA(たとえば、適用されているTA)をWTRUが調整した場合に、Rx−Tx時間差に関する評価を行うことができる。
別の例においては、WTRUは、たとえば、PVに対する受信および/もしくは適用された調整に、またはPVにインパクトを与えることができるタイミング(たとえば、受信および/もしくは送信タイミング)に起因してPVが変わった場合に、PVに関する評価および/または決定を行うことができる。
別の例においては、WTRUは、PCに対するPVのプロキシミティーを決定することができる。WTRUは、PVがPCに達している、PCを超過している、またはPCを下回っているかどうか、そうであるということ、またはそうである場合を決定および/または評価するために、PCに対するPVのプロキシミティー(たとえば、決定されたプロキシミティー)を使用することができる。WTRUは、決定されたプロキシミティーが0である場合に、PVがPCに達しているということを(またはその場合を)決定することができる。WTRUは、決定されたプロキシミティー(たとえば、PC−PV)がマイナスである場合に、PVがPCを超過しているということを(またはその場合を)決定することができる。WTRUは、決定されたプロキシミティー(たとえば、PC−PV)がプラスである場合に、PVがPCを下回っている(たとえば、超過していない)ということを(またはその場合を)決定することができる。あるいは、WTRUは、決定されたプロキシミティー(たとえば、PV−PC)がプラスである場合に、PVがPCを超過しているということを(またはその場合を)決定することができる。WTRUは、決定されたプロキシミティー(たとえば、PV−PC)がマイナスであることができる場合に、PVがPCを下回っていることができる(たとえば、超過しないことができる)ということを(またはその場合を)決定することができる。
WTRUは、たとえば、条件がかなえられているとWTRUが決定した場合に、下記のうちの1つまたは複数を行うことができる。
しきい値、構成された値、最大値、またはPCなどの特定の値にPVを設定すること(たとえば、PVに関する特定の値を使用すること)、たとえば、サポートされている最大値にPVを制限すること。
たとえば、TTI、TTI長さ、ならびに/または、ULおよびDL TTI長さの組合せの間に、少なくともいくつかのUL送信を停止すること、保留すること、および/または実行しないこと。
たとえば、別のTTI、別のTTI長さ、ならびに/または、ULおよびDL TTI長さの別の組合せの間に、少なくともいくつかのUL送信を実行すること。
たとえば、TTI、TTI長さ、ならびに/または、ULおよびDL TTI長さの組合せの間に、少なくともいくつかのUL送信を修正すること。
タイマー(たとえば、TAT)、たとえば、TAG、TTI長さ、ならびに/または、ULおよびDL TTI長さの組合せに関連していることができるタイマー(たとえば、TAT)を停止すること。
タイマー(たとえば、TAT)、たとえば、TAG、TTI長さ、ならびに/または、ULおよびDL TTI長さの組合せに関連していることができるタイマー(たとえば、TAT)を期限切れになったとみなすこと。
1つまたは複数のタイマー(たとえば、TAT)期限切れアクション、送信停止アクション、および/または送信保留アクションを実行すること。
たとえば、PVがPCに達したまたはPCを超過した可能性があるということを示すためのフラグまたはインジケータを設定(またはクリア)し、たとえば、PVがPCを下回っていることができるということを示すためのフラグまたはインジケータを設定(またはクリア)すること。
たとえば、少なくともいくつかのUL送信、たとえば、TTI、TTI長さ、ならびに/または、ULおよびDL TTI長さの組合せの間のいくつかのUL送信が実行されないことができるということを示すためのフラグまたはインジケータ(たとえば、送信停止または保留フラグまたはインジケータ)を設定(またはクリア)すること。
たとえば、条件がかなえられることができないTTI長さ(たとえば、より長いTTI長さ)を伴う送信を使用して、エラーメッセージおよび/またはプロキシミティーレポートを送信すること。ならびに/または、
たとえば、PRACH送信および/またはランダムアクセス手順を使用して、エラーメッセージもしくは表示および/またはプロキシミティーレポートを送信すること。
本明細書において記述されている例および実施形態のうちのいくつかにおいては、「設定する」および「クリアする」という用語は、互いに代用されること、および依然として本開示と整合していることができる。
別の実施形態においては、WTRUは、たとえば、条件がかなえられているまたはかなえられることができる場合に、しきい値、構成された値、最大値、またはPCなどの特定の値にPVを設定することができる。
PV、しきい値、および/またはPCに関してかなえられることができる条件に関しては、WTRUは、たとえば、PVをしきい値に、またはPCに設定することができる。たとえば、TA(たとえば、適用されているTA)が、最大TAに達することができるもしくは達しているまたはそれを超過することができるもしくは超過している場合には、WTRUは、TA(たとえば、適用されるTA)を最大TAに設定または制限することができる。
PV、しきい値、および/またはPCに関してかなえられることができる条件に関しては、WTRUは、たとえば、別のPVを特定の値に設定することができる。たとえば、Rx−Tx時間差が、最大Rx−Tx時間差に達することができるもしくは達しているまたはそれを超過することができるもしくは超過している場合には、WTRUは、TA(たとえば、適用されるTA)を最大TAに設定することができる。TAを最大TAに設定することは、Rx−Tx時間差が最大Rx−Tx時間差を超過しないようにしておくことができる。
たとえば、WTRUが、少なくともいくつかのUL送信(たとえば、PUSCHおよび/またはPUCCH送信)などの少なくともいくつかの送信に関して第1のTTI(たとえば、短いTTI)を使用するように、および、たとえば、第2のTTI(たとえば、通常のTTI)を使用しないように構成されることができるという条件で、WTRUはPVを特定の値に設定することができる。
たとえば、WTRUは、1つの時間ユニット(たとえば、サブフレーム)内の、たとえば、WTRUが第1のTTI(たとえば、短いTTI)を使用して送信を行うことができる時間ユニット内のPVに関しては第1の値(たとえば、特定のまたは上限を設けられた値)を、およびWTRUが第2のTTI(たとえば、通常のTTI)を使用して送信を行うことができる別の時間ユニット(たとえば、サブフレーム)内のPVに関しては第2の値(たとえば、普通のまたは上限を設けられていない値)を使用することができる。たとえば、WTRUは、上限を設けられているTAを1つのサブフレーム内で、たとえば、WTRUが第1のTTI(たとえば、短いTTI)を使用して送信を行うことができるサブフレーム内で、および上限を設けられていないTAを、WTRUが第2のTTI(たとえば、通常のTTI)を使用して送信を行うことができる別のサブフレーム内で適用することができる。
たとえば、WTRUは、TA(たとえば、適用されているTA)が最大TA(適用されているTA)を超過することができるもしくは超過しているとWTRUが決定した場合、Rx−Tx時間差が最大Rx−Tx時間差を超過することができるもしくは超過しているとWTRUが決定した場合、および/または処理時間が最大処理時間を超過することができるもしくは超過しているとWTRUが決定した場合に、条件がかなえられることができるまたはかなえられていると決定することができる。
別の例においては、WTRUは、たとえば、必要とされることもしくは使用されることができる処理時間(たとえば、最小処理時間)が、利用可能な処理時間を超過することができるもしくは超過している(または利用可能な処理時間が、WTRUが必要とすることができるもしくは使用することができる処理時間もしくは最小処理時間未満であることができるもしくはそれ未満である)とWTRUが決定した場合に、条件がかなえられることができるまたはかなえられていると決定することができる。
別の例においては、WTRUは、決定されること、示されること、要求されること、および/または構成されることができるTTI(たとえば、TTI長さ)が、WTRUがサポートすることができる最小TTIを下回っていることができるとWTRUが決定することができる場合に、条件がかなえられることができると決定することができる。TTIは、sTTIであることができる。TTIは、UL TTIおよび/またはDL TTIであることができる。最小TTIは、チャネル(たとえば、PUSCHおよび/またはPUCCH)に関連付けられることができる。最小TTIは、UL TTIおよびDL TTIの組合せに関連付けられることができる。
別の実施形態においては、WTRUは、たとえば、条件がかなえられているまたはかなえられることができる場合に、少なくともいくつかのUL送信(たとえば、現在の、来たる、および/または今後のUL送信)、たとえば、PVおよび/またはPCが当てはまることができるTTIおよび/またはTTI長さの間の1つまたは複数のUL送信を停止すること、保留すること、または実行しないことができる。
たとえば、PVおよび/またはPCに関してかなえられることができるまたはかなえられている条件に関しては、WTRUは、PVおよび/またはPCが当てはまることができるTTIおよび/またはTTI長さの間の少なくともいくつかのUL送信を実行しないことができる。それらのUL送信は、PUSCH、PUCCH、および/またはSRSのうちの少なくとも1つを含むことができる。WTRUは、現在の、来たる、または次のUL TTI、たとえば、PVおよび/またはPCが当てはまることができる現在の、来たる、または次のUL TTI(たとえば、sTTI)を伴って開始する少なくともいくつかのUL送信を実行しないことができる。
PVおよび/もしくはPCが第1のTTIおよび/もしくは第1のTTI長さに当てはまり、ならびに/または第1のTTIもしくは第1のTTI長さの間に条件がかなえられているもしくはかなえられることができる場合には、WTRUは、少なくともいくつかのUL送信、たとえば、PVおよび/もしくはPCが当てはまることができない、ならびに/または条件がかなえられていないもしくはかなえられることができない第2のTTIおよび/または第2のTTI長さの間の1つまたは複数のUL送信を実行することができる。
本明細書において記述されている実施形態においては、WTRUは、条件がかなえられているまたはかなえられることができる場合に(たとえば、条件がかなえられているまたはかなえられることができるとWTRUが決定した場合に)、下記のうちの少なくとも1つを行うことができる。
(たとえば、任意のTTI長さなどのTTI長さの)いくつかの(たとえば、すべての)UL送信を、たとえば、再開条件がかなえられるまたはかなえられることができるまで停止すること。
条件がかなえられているまたはかなえられることができる、ある(たとえば、任意の)TTI長さ(またはDL/UL TTI長さの組合せ)の間のいくつかの(たとえば、すべての)UL送信を、たとえば、再開条件がかなえられるまたはかなえられることができるまで停止すること。
ある(たとえば、任意の)TTI長さ(またはDL/UL TTI長さの組合せ)の間のいくつかの(たとえば、すべての)UL送信を、その中で(またはその間に)条件がかなえられているまたはかなえられることができる(たとえば、その中でまたはその間に、条件がかなえられることができるということが決定されることができる)TTIの間に停止すること。
条件がかなえられているまたはかなえられることができる、ある(たとえば、任意の)チャネルに関するいくつかの(たとえば、すべての)UL送信を、たとえば、再開条件がかなえられるまたはかなえられることができるまで停止すること。ならびに/または、
ある(たとえば、任意の)チャネルに関するいくつかの(たとえば、すべての)UL送信を、その中で(またはその間に)条件がかなえられているまたはかなえられることができる(たとえば、その中でまたはその間に、条件がかなえられることができるということが決定されることができる)TTIの間に停止すること。
送信を停止および/または保留することは、本明細書においては、送信をスキップすること、送信をやめること、送信を実行しないこと、および/または送信しないことと呼ばれる場合もある。したがって、本明細書において記述されているいくつかの例および実施形態においては、「停止する」、「保留する」、「スキップする」、「やめる」、「実行しない」、および「送信しない」は、言い換え可能に使用されることができる。「送信を実行すること」および「送信すること」は、言い換え可能に使用されることができる。いくつかの例および実施形態においては、「送信しないこと」および「0のパワーを伴って送信すること」は、言い換え可能に使用されることができる。
停止されることができるUL送信は、現在の、来たる、または今後のUL送信を含むことができる。WTRUは、たとえば、条件がかなえられていることに基づいて、条件がかなえられることができるとWTRUが決定するTTI(たとえば、第1のTTI)内のおよび/またはそのTTIを伴って開始するいくつかのUL送信を停止することができる。
WTRUは、たとえば、再開条件がかなえられていることに基づいて(たとえば、再開条件がかなえられているとWTRUが決定したことに基づいて)いくつかのUL送信を実行または再開することができる。
下記のうちの少なくとも1つが発生することができるまたは発生した可能性がある場合に(たとえば、そうであるとWTRUが決定した場合に)、再開条件がかなえられることができる(たとえば、WTRUは、再開条件がかなえられていると決定することができる)。
たとえば、WTRUによるPRACHプリアンブル送信(この場合、そのPRACH送信は、PDCCH指示によってトリガーまたは開始される)に続く、ランダムアクセス応答内に含めて提供されていた可能性があるTAコマンドの受信。
条件(たとえば、かなえられていた可能性がある条件)がもはやかなえられていないという結果になるTAコマンドの受信。
関連付けられているタイマー(たとえば、TAT)などのタイマー(たとえば、TAT)の始動または再始動。ならびに/または、
フラグまたはインジケータ(たとえば、送信停止または保留フラグまたはインジケータ)のクリア(またはリセット)。たとえば、フラグまたはインジケータ(たとえば、送信停止または保留フラグまたはインジケータ)がクリアまたはリセットされた場合に、再開条件がかなえられることができる。
WTRUは、いくつかのUL送信、たとえば、条件がかなえられていることに基づいてそれが停止した可能性がある1つまたは複数のUL送信を、その条件がかなえられていない(またはもはやかなえられていない)場合に実行または再開することができる。
代替として、または追加として、WTRUは、UL送信のTTI長さに基づいて1つまたは複数のUL送信を実行することまたは実行しないことができる。WTRUは、UL送信のTTI長さおよび関連付けられているDL送信のTTI長さに基づいて1つまたは複数のUL送信を実行することまたは実行しないことができる。(たとえば、PUCCHまたはPUSCH上での)UL HARQ送信に関する関連付けられているDL送信は、HARQが送信されることができるPDSCHのTTI長さであることができる。(たとえば、PUSCH上での)ULデータ送信に関する関連付けられているDL送信は、ULデータチャネルに関するグラント、割り当て、またはスケジューリング情報を提供することができるDL制御チャネル(たとえば、PDCCH)に関連付けられているTTI長さであることができる。
たとえば、WTRUは、第1のTTI長さおよび/または第2のTTI長さを伴って構成されることおよび/またはそれを伴って動作していることができる。WTRUは、条件がかなえられているまたはかなえられることができる第1のTTI長さ(たとえば、sTTI)を使用することができる(たとえば、ULにおける)送信を停止することができる。WTRUは、第2のTTI長さ(たとえば、nTTI)、たとえば、条件がかなえられることができないまたは条件もしくは条件の評価が当てはまることができないTTI長さを使用することができる(たとえば、ULにおける)送信を実行することができ、またはそれらの送信を実行し続けることができる。
WTRUは、少なくとも1つのTTI(たとえば、sTTI)における、たとえば、現在のまたは次のTTI、たとえば、条件および/または条件のPVもしくはPCが当てはまることができる現在のまたは次のDLまたはUL TTI(たとえば、sTTI)における、および/またはそれを伴って開始するTTI長さ(たとえば、sTTI)を使用して(たとえば、ULにおいて)送信を行わないことができる。
図7は、本明細書において記述されている例のうちのいずれかと組み合わせて使用されることができる、別の例による、条件がかなえられているまたはかなえられることができる場合にUL送信を修正するための例示的な方法700である。UL送信は、たとえば、例外条件などの条件がかなえられているまたはかなえられることができる場合に、(たとえば、WTRUによって)修正されることができる。たとえば、WTRUは、UL送信を(たとえば、複数の時間サンプルまたはシンボルだけ)遅延させることができる。別の例においては、WTRUは、UL送信の一部分を送信しないことができ、それは、送信の始まりにおいて複数の時間サンプルまたはシンボルの送信をやめることまたはスキップすることを含むことができる。図7における方法700のそれぞれのステップは、別々に示され記述されているが、複数のステップが、示されているのとは異なる順序で、互いに並列に、または互いに同時に実行されることができる。図7の方法は、例示的な目的のためにWTRUによって実行されるが、それは、eNB、AP、または基地局など、ワイヤレス通信システムにおいて動作する任意のノードによって実行されることもできる。
図7の例においては、WTRUは、701で、たとえば、sTTI構成であることができるTTI構成を受信することができる。その構成は、しきい値を含むこともできる。そのしきい値は、上の例に従って定義されることができる。WTRUは、702でTTIまたはsTTI構成に関するWTRUのPCを決定することができ、それは、たとえば、max TA、max Rx−Tx時間差、または、上の例において定義されているパラメータのうちのいずれかを含むことができる。WTRUは、上の例に従ってPCをeNBへ報告することもできる。PCは、少なくとも1つの処理基準に基づくことができる。処理基準は、(たとえば、TTI構成においてもしくはそれに従って)使用および/もしくは構成されることができるTTIもしくはTTI長さ内のシンボルの数、(ULおよび/もしくはDLにおける)sTTI長さ、PDSCHのTBS(その間に、HARQフィードバックがUL sTTIにおいて送信されることができる)、HARQがUL sTTIにおいて送信されることができるチャネルタイプ(PUSCHもしくはPUCCH)、PDCCHに関するDL TTIもしくはDL sTTIと、PUCCHもしくはPUSCHに関するUL TTIもしくはUL sTTIとの間における時間、または上の例において定義されているその他の処理基準のうちのいずれかを含むことができるが、それらには限定されない。WTRUは、703でPVを決定することができ、それは、たとえば、TAもしくはRx−Tx時間差、または上の例において定義されているパラメータのうちのいずれかを含むことができる。WTRUは、次いで704で、PVがPCを超過しているまたは超過することになるかどうかを決定することができる。図7の例においては、PVがPCを超過しているまたは超過することになる場合には、WTRUは、705で、PCを超過することを回避するためにその送信を修正することができる。たとえば、WTRUは、より低い優先度のTTI、チャネル、または送信タイプをやめること(すなわち、送信しないこと)を含むがそれには限定されない修正を行うことができる。PVがPCを超過している、超過することができる、または超過することになる場合には、WTRUは、たとえば、少なくともPV−PC(たとえば、送信がスキップされることができる次に高いユニットの時間に量子化されたPV−PC)に対応することができるUL送信の最初のx個の時間サンプルまたはシンボルをやめることもできる。WTRUは、TTIまたはsTTI(たとえば、UL TTIまたはsTTI)の間に図7のプロセスを実行することができる。WTRUは、PCを超過することを回避するためにその送信を修正したこと(もしくは修正すると決定したこと)に続いて、またはPVがPCを超過していないまたは超過することにならない場合に、706で(たとえば、プロセスを)終了することができ、または次のTTIもしくはsTTIなどの別のTTIもしくはsTTIの間に(たとえば、プロセスを)繰り返すことができる。繰り返す場合には、WTRUは、たとえば、構成(たとえば、TTI構成)が変更されていない場合には、たとえば、703から開始することができる。WTRUは、新たな構成が受信されることができる場合には、701から開始することができる。
別の例においては、WTRUが、x個の時間サンプルの最大TAまたはRx−Tx時間差をサポートすることができ、かつ現在のTAまたはRx−Tx時間差がy個の時間サンプル(たとえば、y>x)である場合には、WTRUは、TA、最大TA、Rx−Tx時間差、および/または最大Rx−Tx時間差のうちの少なくとも1つが当てはまることができるUL送信であることができるUL送信の最初のz個の時間サンプルまたは最初のq個のシンボルを送信しないことができる。そのUL送信は、(たとえば、TAまたはRx−Tx時間差に関する)例外条件がかなえられているまたはかなえられることができるTTI(たとえば、sTTI)を伴う送信であることができる。WTRUは、たとえば、yがxよりも大きい場合には、最初のz個の時間サンプルまたは最初のq個のシンボルを送信しないことができる。
zの値は、y−xであることができる。あるいは、zの値は、y−x+オフセット(たとえば、+1または−1)であることができる。オフセットは、固定または構成されることができる。qの値は、zに対応することができる次に高い整数個のシンボルであることができる。たとえば、qの値は、CEIL[z/(シンボルあたりの時間サンプルの数)]であることができる。
天井関数、CEIL[x]は、数(たとえば、実数)xを後続の最も小さい整数にマップすることができる。たとえば、CEIL[2.2]は3であることができる。
さらなる例においては、WTRUが必要とすることができるまたは使用することができる処理時間は、yであることができる(たとえば、PVはyに等しくなることができる)。利用可能な処理時間は、xであることができる(たとえば、PCはxに等しくなることができる)。WTRUは、UL送信、たとえば、処理時間および/または利用可能な処理時間が当てはまるUL送信の最初のz(たとえば、y−x)個の時間サンプルまたは最初のq個のシンボルを送信しないことができる。WTRUは、たとえば、yがxよりも大きい場合には、最初のz個の時間サンプルまたは最初のq個のシンボルを送信しないことができる。UL送信は、例外条件(たとえば、PV>PC)が当てはまるまたは当てはまることができるTTI(たとえば、sTTI)を伴う送信であることができる。
タイマー(たとえば、TAT)、フラグ、および/またはインジケータが、構成、提供、および/または使用されることができる。フラグは、送信停止または保留フラグであることができる。インジケータは、送信停止または保留インジケータであることができる。
タイマー(たとえば、TAT)は、TTI(たとえば、TTI長さ)、たとえば、TAGのTTI(たとえば、TTI長さ)に関連付けられることおよび/またはそれ用に構成されることができる。TATは、タイマーの非限定的な例として使用されることができる。
フラグまたはインジケータ、たとえば、停止または保留送信フラグまたはインジケータは、TTI(たとえば、TTI長さ)、たとえば、TAGのTTI(たとえば、TTI長さ)に関連付けられることおよび/またはそれ用に構成されることができる。インジケータは、たとえば、フラグであることまたはフラグを含むことができる。フラグまたはインジケータは、少なくともいくつかのUL送信、たとえば、TTI(たとえば、TTI長さ)に関連付けられることができるUL送信を停止または保留するように示すために設定されることができる。
WTRUまたは(たとえば、WTRUの)MACエンティティーは、TTI(たとえば、TTI長さ)、たとえば、TAGのTTI(たとえば、TTI長さ)に関連付けられることおよび/またはそれ用に構成されることができる少なくとも1つのタイマーおよび/または少なくとも1つのインジケータを有することおよび/または保持することができる。
WTRUは、たとえば、条件がかなえられることができる場合に、タイマーを停止することまたはそれを期限切れになったとみなすことができる。WTRUは、たとえば、本明細書において記述されている1つまたは複数の例および/または実施形態に従って、タイマーを停止することまたはそれを期限切れになったとみなすことができる。
タイマー(たとえば、TAT)期限切れアクション、送信停止アクション、および/または送信保留アクションは、下記のうちの少なくとも1つであることができ、またはそれを含むことができる。
たとえば、条件がかなえられることができるまたはタイマー(たとえば、TAT)が期限切れになった可能性がある1つまたは複数のTTIまたはTTI長さ(たとえば、すべてのTTIまたはTTI長さ)の間に1つまたは複数の(たとえば、すべての)HARQバッファをフラッシュすること。
1つまたは複数のTTIまたはTTI長さ(たとえば、nTTIを除くすべてのTTIまたはTTI長さ)の間に、たとえば、条件がかなえられているもしくはかなえられることができるまたはタイマー(たとえば、TAT)が期限切れになった可能性があるTAGに関して、1つまたは複数の(たとえば、すべての)HARQバッファをフラッシュすること。
たとえば、条件がかなえられることができるまたはタイマー(たとえば、TAT)が期限切れになった可能性がある1つまたは複数のTTIまたはTTI長さ(たとえば、すべてのTTIまたはTTI長さ)の間にPUCCH(たとえば、sPUCCH)および/またはSRS(たとえば、sSRS)をリリースすること、および/またはリリースするようRRCに通知すること。
1つまたは複数のTTIまたはTTI長さ(たとえば、nTTIを除くすべてのTTIまたはTTI長さ)の間に、たとえば、条件がかなえられることができるまたはタイマー(たとえば、TAT)が期限切れになった可能性があるTAGに関して、PUCCH(たとえば、sPUCCH)および/またはSRS(たとえば、sSRS)をリリースすること、および/またはリリースするようRRCに通知すること。
DL割り振りのうちの1つもしくは複数(たとえば、いずれか)および/または1つもしくは複数の(たとえば、いずれかの)ULグラントを、それらの割り振りおよび/またはグラントが、たとえば、条件がかなえられることができるまたはタイマー(たとえば、TAT)が期限切れになった可能性がある1つまたは複数のTTIまたはTTI長さ(たとえば、すべてのTTIまたはTTI長さ)に関するものであることができる場合に、クリアすること。ならびに/または、
DL割り振りのうちの1つもしくは複数(たとえば、いずれか)および/または1つもしくは複数の(たとえば、いずれかの)ULグラントを、それらの割り振りおよび/またはグラントが、1つまたは複数のTTIまたはTTI長さ(たとえば、nTTIを除くすべてのTTIまたはTTI長さ)に関するもの、たとえば、条件がかなえられることができるまたはタイマー(たとえば、TAT)が期限切れになった可能性があるTAGに関するものであることができる場合に、クリアすること。
1つまたは複数のHARQバッファは、TTIまたはTTI長さに関連付けられることおよび/またはその間に使用されることができる。HARQバッファの1つまたは複数の部分は、TTIおよび/またはTTI長さに関連付けられることおよび/またはその間に使用されることができる。
TTIまたはTTI長さの間にHARQバッファをフラッシュすることは、下記のうちの少なくとも1つを含むことができる。
TTIまたはTTI長さに関連付けられることおよび/またはその間に使用されることができるHARQバッファ(たとえば、HARQバッファ全体)をフラッシュすること。
TTIまたはTTI長さに少なくとも部分的に関連付けられることおよび/またはその間に使用されることができるHARQバッファ(たとえば、HARQバッファ全体)をフラッシュすること。ならびに/または、
TTIまたはTTI長さに関連付けられることおよび/またはその間に使用されることができるHARQバッファの一部をフラッシュすること。
条件は、TTI、TTI長さ、TAG、チャネル、および/またはMACエンティティーのうちの少なくとも1つに関連付けられることができる(たとえば、それに関するものであることができる)。
WTRUは、たとえば、TTIまたはTTI長さの間に、たとえば、条件がかなえられているまたはかなえられることができる場合に(たとえば、条件がかなえられているまたはかなえられることができるとWTRUが決定した場合に)、下記のうちの少なくとも1つを行うことができる。
少なくとも、条件がかなえられることができるTTIまたはTTI長さの間に、少なくともいくつかのUL送信、たとえば、いくつかの(たとえば、すべての)UL送信を実行しないこと。
少なくともいくつかのUL送信、たとえば、条件がかなえられることができる1つまたは複数のULチャネルの送信を実行しないこと。
たとえば、条件がかなえられることができるTTIまたはTTI長さよりも短くてよいTTIまたはTTI長さの間に少なくともいくつかのUL送信を実行しないこと。
たとえば、条件がかなえられることができないまたは当てはまることができない、ある(たとえば、別の)TTIまたはTTI長さの間に少なくともいくつかのUL送信を実行すること。ならびに/または、
たとえば、nTTIであることができる、ある(たとえば、別の)TTIもしくはTTI長さ、および/または条件がかなえられることができるTTIもしくはTTI長さよりも長くてよい別のTTIの間に少なくともいくつかのUL送信を実行すること。
WTRUは、TAGベースで(たとえば、TAGごとに、またはそれぞれのTAGごとに別々に)条件がかなえられているまたはかなえられることができるかどうかについての決定を行うことができる。WTRUは、条件がかなえられているまたはかなえられることができるTAG上での1つまたは複数のUL送信を停止することができる。WTRUは、条件がかなえられることができないまたは当てはまることができないTAG上での1つまたは複数の(たとえば、すべての)UL送信を停止しないことができる。
UL送信は、現在の、来たる、または今後のUL送信であることができる。たとえば、WTRUは、TTI長さ、たとえば、sTTIの間に、たとえばTAGに関して、UL送信が保留されることができるかどうかを決定することができる。UL送信は、たとえば、関連付けられているタイマーが期限切れにされているもしくは期限切れにされることができる場合に、または関連付けられている保留送信インジケータが設定されているもしくは設定されることができる場合に、保留されることができる。WTRUは、TTI(たとえば、来たるUL sTTI)内でまたはその間に決定を行うことができる。UL送信が保留されるとWTRUが決定した場合には、WTRUは、そのsTTIの間にそのTAGに関して、UL送信をスキップすることができる。
別の例においては、WTRUは、TTIまたはTTI長さのいくつかの(たとえば、すべての)UL送信を、そのTTIまたはTTI長さに関連付けられているタイマーが停止されていない場合に(たとえば、そのタイマーが稼働していることができる場合に)実行することができる。
図8は、本明細書において記述されている例のうちのいずれかと組み合わせて使用されることができる、別の例による送信保留方法800の例である。図8における方法800のそれぞれのステップは、別々に示され記述されているが、複数のステップが、示されているのとは異なる順序で、互いに並列に、または互いに同時に実行されることができる。図8の方法は、例示的な目的のためにWTRUによって実行されるが、それは、eNB、AP、または基地局など、ワイヤレス通信システムにおいて動作する任意のノードによって実行されることもできる。図8の例においては、WTRUは、801で、たとえば、sTTI構成であることができるTTI構成を受信することができる。その構成は、しきい値を含むこともできる。そのしきい値は、上の例に従って定義されることができる。WTRUは、802でTTIまたはsTTI構成に関するWTRUのPCを決定することができ、それは、たとえば、max TA、max Rx−Tx時間差、または上の例において定義されているパラメータのうちのいずれかを含むことができる。WTRUは、上の例に従ってPCをeNBへ報告することもできる。PCは、少なくとも1つの処理基準に基づくことができる。処理基準は、(たとえば、TTI構成においてもしくはそれに従って)使用および/もしくは構成されることができるTTIもしくはTTI長さ内のシンボルの数、(ULおよび/もしくはDLにおける)sTTI長さ、PDSCHのTBS(その間に、HARQフィードバックがUL sTTIにおいて送信されることができる)、HARQがUL sTTIにおいて送信されることができるチャネルタイプ(PUSCHもしくはPUCCH)、PDCCHに関するDL TTIもしくはDL sTTIと、PUCCHもしくはPUSCHに関するUL TTIもしくはUL sTTIとの間における時間、または上の例において定義されているその他の処理基準のうちのいずれかを含むことができるが、それらには限定されない。WTRUは、803でPVを決定することができ、それは、たとえば、TAもしくはRx−Tx時間差、または上の例において定義されているパラメータのうちのいずれかを含むことができる。WTRUは、次いで804で、PVがPCよりも大きいかどうかを決定することができる。PVがPCよりも大きい場合には、WTRUは、805でTTIまたはsTTIの間にUL送信のうちの少なくともいくつかまたはすべてを保留することができる。たとえば、UL送信のこの保留は、PVがPCよりも大きいTAGに当てはまることができる。PVがPCよりも大きい場合には、WTRUは、レポートを送信するか、または、PRACH上でプリアンブルを送信することによってランダムアクセス手順を開始することができる。
WTRUは、TTIまたはsTTI(たとえば、UL TTIまたはsTTI)の間に図8のプロセスを実行することができる。WTRUは、TTIもしくはsTTIの間にUL送信のうちの少なくともいくつかもしくはすべてを保留したこと(もしくは保留すると決定したこと)に続いて、またはPVがPCよりも大きくない場合に、806で(たとえば、プロセスを)終了することができ、または次のTTIもしくはsTTIなどの別のTTIもしくはsTTIの間に(たとえば、プロセスを)繰り返すことができる。繰り返す場合には、WTRUは、たとえば、構成(たとえば、TTI構成)が変更されていない場合には、たとえば、803から開始することができる。WTRUは、新たな構成が受信されることができる場合には、801から開始することができる。
図9は、本明細書において記述されている例のうちのいずれかと組み合わせて使用されることができる、別の例による送信保留方法900の別の例である。図9における方法900のそれぞれのステップは、別々に示され記述されているが、複数のステップが、示されているのとは異なる順序で、互いに並列に、または互いに同時に実行されることができる。図9の方法は、例示的な目的のためにWTRUによって実行されるが、それは、eNB、AP、または基地局など、ワイヤレス通信システムにおいて動作する任意のノードによって実行されることもできる。
図9の例においては、WTRUは、901で、たとえば、sTTI構成であることができるTTI構成を受信することができる。その構成は、しきい値を含むこともできる。そのしきい値は、上の例に従って定義されることができる。WTRUは、902でTTIまたはsTTI構成に関するWTRUのPCを決定することができ、それは、たとえば、max TA、max Rx−Tx時間差、または上の例において定義されているパラメータのうちのいずれかを含むことができる。PCは、少なくとも1つの処理基準に基づくことができる。処理基準は、(ULおよび/もしくはDLにおける)sTTI長さ、PDSCHのTBS(その間に、HARQフィードバックがUL sTTIにおいて送信されることができる)、HARQがUL sTTIにおいて送信されることができるチャネルタイプ(PUSCHもしくはPUCCH)、PDCCHに関するDL TTIもしくはDL sTTIと、PUCCHもしくはPUSCHに関するUL TTIもしくはUL sTTIとの間における時間、または上の例において定義されているその他の処理基準のうちのいずれかを含むことができるが、それらには限定されない。WTRUは、903でPVを決定することができ、それは、たとえば、TAもしくはRx−Tx時間差、または上の例において定義されているパラメータのうちのいずれかを含むことができる。WTRUは、次いで904で、PVがPCよりも大きいかどうかを決定することができる。PVがPCよりも大きい場合には、WTRUは、905でTTIまたはsTTIの間にUL送信のうちの少なくともいくつかまたはすべてを保留することができる。たとえば、UL送信のこの保留は、PVがPCよりも大きいTAGに当てはまることができる。WTRUは、906でTTIもしくはsTTI TATを期限切れになったとみなすこと、および/またはTTIもしくはsTTI送信保留インジケータを設定することもできる。たとえば、このようにTTIもしくはsTTI TATを期限切れになったとみなすこと、および/またはTTIもしくはsTTI送信保留インジケータを設定することは、PVがPCよりも大きいTAGに当てはまることができる。WTRUは、907でTTIまたはsTTIの間に1つまたは複数のTAT期限切れまたは送信保留アクションを実行することもできる。たとえば、このようにTTIまたはsTTIの間に1つまたは複数のTAT期限切れまたは送信保留アクションを実行することは、PVがPCよりも大きいTAGに当てはまることができる。WTRUは、TTIまたはsTTI(たとえば、UL TTIまたはsTTI)の間に図9のプロセスを実行することができる。WTRUは、上述のステップに続いて、またはPVがPCよりも大きくない場合に、908で(たとえば、プロセスを)終了することができ、または次のTTIもしくはsTTIなどの別のTTIもしくはsTTIの間に(たとえば、プロセスを)繰り返すことができる。繰り返す場合には、WTRUは、たとえば、構成(たとえば、TTI構成)が変更されていない場合には、たとえば903から開始することができる。WTRUは、新たな構成が受信されることができる場合には、901から開始することができる。
図10は、本明細書において記述されている例のうちのいずれかと組み合わせて使用されることができる、別の例による、保留条件がかなえられている場合の送信保留方法1000の別の例である。図10における方法1000のそれぞれのステップは、別々に示され記述されているが、複数のステップが、示されているのとは異なる順序で、互いに並列に、または互いに同時に実行されることができる。図10の方法は、例示的な目的のためにWTRUによって実行されるが、それは、eNB、AP、または基地局など、ワイヤレス通信システムにおいて動作する任意のノードによって実行されることもできる。
少なくとも1つのUL送信(たとえば、すべてのUL送信)が(たとえば、TTIの間に)保留されていること、TATが(たとえば、TTIの間に)期限切れにされていること、および送信保留インジケータが(たとえば、TTIの間に)設定されていることのうちの少なくとも1つがTAGに関して当てはまる場合に、保留条件が当てはまることができる。図10の例を参照すると、WTRUは、1001でTTIの間に保留条件が当てはまっているかどうかを決定することができる。TTIまたはsTTIの間に保留条件が当てはまっている場合には、WTRUは、1002でTTIまたはsTTIの間にUL送信のうちの少なくともいくつかまたはすべてを送信しないことができる。たとえば、送信をやめることは、保留条件が当てはまっているTAGに当てはまることができる。TTIまたはsTTIの間に保留条件が当てはまっていない場合には、WTRUは、1003でTTIまたはsTTIの間に送信が進むのを許可すること、ならびにPUSCH、PUCCH、および/またはSRSの送信を用意することができる。たとえば、送信が進むのを許可すること、および送信を用意することは、保留条件が当てはまっていないTAGに当てはまることができる。WTRUは、1004でプロセスを終了すること、または別のTTIもしくはsTTI、たとえば、次のTTIもしくはsTTIの間にプロセスを繰り返すことができる。
別の実施形態においては、WTRUは、第1のTTI(たとえば、TTI長さ)が第2のTTI(たとえば、TTI長さ)よりも優先されることができること、第1のTTI(たとえば、TTI長さ)の送信が第2のTTI(たとえば、TTI長さ)の送信よりも優先されることができること、第1のチャネル(たとえば、PUCCH)タイプが第2のチャネルタイプ(たとえば、PUSCH)よりも優先されることができること、第1のチャネルタイプ(たとえば、PUCCH)の送信が第2のチャネルタイプ(たとえば、PUSCH)の送信よりも優先されることができること、および/または第1の送信タイプ(たとえば、HARQフィードバックなどのUCI)が(たとえば、データの)第2の送信タイプよりも優先されることができることなど、たとえば、条件がかなえられることを回避するために、1つの送信を別の送信よりも優先することができる。
たとえば、第1のTTI長さが、第2のTTI長さを上回る優先度を有することができる場合には、第1のTTI長さを伴う送信が送信されることができ、第2のTTI長さを伴う送信がやめられること(たとえば、実行されないこと)ができる。
別の例においては、たとえば、第1のTTI長さを伴う送信、および/または第1のTTI長さを伴う送信に関する用意が、条件(たとえば、例外条件)がかなえられる(この場合、その条件は、第2のTTI長さの間にかなえられることができる)という結果につながることができる場合には、第1のTTI長さを伴う送信が送信されることができ、第2のTTI長さを伴う送信がやめられることができる。あるいは、たとえば、第2のTTI長さが、第1のTTI長さを上回る優先度を有することができる場合には、第2のTTI長さを伴う送信が送信されることができ、第1のTTI長さを伴う送信がやめられることができる。第1のTTI長さは、たとえば、nTTIであることができ、第2のTTI長さは、sTTIであることができ、またはその逆もまた同様である。
別の例においては、WTRUは、UCI(たとえば、HARQフィードバック)およびデータを送信することができ、または送信するようにスケジュールされることができる。WTRUは、PUSCH(たとえば、同じPUSCH)上でUCIおよびデータを送信することができ、または送信するようにスケジュールされることができる。PUSCHの処理が、条件(たとえば、例外条件)がかなえられるという結果につながることができる場合には、WTRUは、データをやめること(たとえば、送信しないこと)ができ、および/またはPUSCHを送信しないことができる。WTRUは、PUCCH上でUCIを送信することができる。
別の例においては、WTRUは、WTRUがUCI(たとえば、HARQフィードバック)を生成することができるPDSCHを受信することができる。WTRUは、PUCCHまたはPUSCH上でUCIを送信することができる。WTRUがUCIおよび/またはHARQフィードバックを送信することができる時間の前に、WTRUは、PUSCHに関する割り当てまたはスケジューリンググラントを受信することができる。PUSCHは、たとえば、割り当てまたはグラントに従って、WTRUがUCIを送信することができる時間の前に、その時間と少なくとも部分的に重なって、またはその時間の後に送信されることができる。WTRUは、たとえば、用意および/またはPUSCH送信が、条件(たとえば、例外条件)がかなえられるという結果につながる場合には、PUSCH送信に関するULデータを用意しないことができ、および/またはPUSCHを送信しないことができる。条件は、UCIが送信されることができるTTIの間に、またはUCI送信のTTI長さの間にかなえられることができる。WTRUは、たとえば、UCIおよび/またはHARQフィードバックが送信されることができる場合に(たとえば、データ用の)PUSCH送信がないことができるときには、PUCCH上でUCIを送信することができる。
WTRUは、PUSCHがやめられることができるということ、および/または、たとえば、PUCCH送信のTTIの間に、条件(たとえば、例外条件)がかなえられることができるということを示すための表示を、たとえばPUCCH送信内に含めて提供することができる。
1つまたは複数の処理能力が、セルにおいて適用可能であることができ、または適用可能でないことができる。たとえば、スモールセルにおいては、セルエッジWTRUのために短いTAが使用されることができる。スモールセルにおいては、いくつかの(たとえば、すべての)WTRUによって最大TAがサポート可能であることができる。
eNBは、PC(たとえば、1つまたは複数のPC)がセルにおいて当てはまるかどうかを示すための表示を提供することができる。その表示は、RRCシグナリングおよび/またはブロードキャストシグナリングなどのシグナリング内に含めて提供されることができる。その表示は、システム情報内に含めて(たとえば、SIB内に含めて)提供されることができる。eNBは、その表示を少なくとも1つのWTRUに提供することができる。eNBは、表示、たとえば、PCが当てはまることができるかどうかについての表示を伴ってWTRUを構成することができる。
WTRUは、たとえば、eNBによって提供および/または構成されることができる表示を受信することができる。WTRUは、PCが当てはまる場合には、PV、PC、プロキシミティー、および/またはプロキシミティー報告のうちの少なくとも1つを考慮、決定、およびまたは使用することができる。WTRUは、PCが当てはまる場合を決定するために(たとえば、eNBによって)提供および/または構成されることができる表示を使用することができる。
上述されているように、サブフレームnにおけるTAコマンドは、サブフレームn+xにおいて適用されることができ、その場合には、たとえば、xは6であることができる。サブフレームに等しいTTI長さの間に、TAコマンドは、サブフレームn+xにおいて(たとえば、その始まりに)適用されることができる。
1つのサブフレームよりも短い長さを伴うTTI内で受信されることができるTAコマンドに関しては、そのTAコマンドは、(たとえば、依然として)サブフレーム内で受信されるとみなされることができる。たとえば、サブフレームレートにおいて(たとえば、サブフレーム境界上で)TAを適用して、混合されたTTI長さの使用を可能にして、TAの適用にインパクトを及ぼさないようにすることが有益である場合がある。
サブフレームn内のTTIまたはTTI長さ(たとえば、任意のTTIまたはTTI長さ)内で(たとえば、WTRUによって)受信されることができるTAコマンドに関しては、そのTAコマンドは、サブフレームn+yにおいて、たとえば、サブフレームn+yの始まりにおいてまたはその始まりに適用されることができる。yの値は、x(たとえば、6)であることができる。
yの値は、構成および/もしくは使用されることができるTTI長さ(たとえば、DLおよび/もしくはUL TTI長さ)、PC、たとえば、セル内の最大TA値、ならびに/またはDL TTIとUL TTIとの間における距離(たとえば、時間差分)のうちの少なくとも1つの関数であることができる。
yの値は、たとえば、TTI長さまたはTTI長さのセットの間に、固定または構成されることができる。yの値は、TAコマンドとともに示されることができる。
たとえば、yは、タイムスロット(たとえば、0.5ms)などのタイムピリオド以下のTTI長さの間に、固定または構成された値(たとえば、3)であることができる。
WTRUは、たとえば、n+y適用ルールに従って、サブフレームzにおいて適用されることができる複数のTAコマンドを受信することができる。WTRUは、同じサブフレームの間の複数のTAコマンドの受信をエラーであるとみなすことができる。WTRUは、受信されたTAコマンドのうちの1つ、たとえば、最も早く受信されたTAコマンド、または最も遅く受信されたTAコマンドを適用することができる。WTRUは、たとえば、WTRU実施態様に従って、受信されたTAコマンドのうちの1つを適用することができる。WTRUは、受信されたTAコマンドの組合せ(たとえば、総計)を適用することができる。
たとえば、サブフレームn+yは、サブフレームnよりも少なくともk個のTTIだけ後の最初のサブフレームであることができる。別の例においては、サブフレームn+yは、TAコマンドが受信されるTTIよりも少なくともk個のTTIだけ後の最初のサブフレームであることができる。kの値は、構成および/もしくは使用されることができるTTI長さ(たとえば、DLおよび/もしくはUL TTI長さ)、PC、たとえば、セル内の最大TA値、ならびに/またはDL TTIとUL TTIとの間における距離のうちの少なくとも1つの関数であることができる。
特徴および要素が特定の組合せで上述されているが、それぞれの特徴または要素は、単独で、またはその他の特徴および要素との任意の組合せで使用されることが可能であるということを当技術分野における標準的な技術者なら理解するであろう。加えて、本明細書において記述されている方法は、コンピュータまたはプロセッサによって実行するためにコンピュータ可読メディア内に組み込まれているコンピュータプログラム、ソフトウェア、またはファームウェアで実施されることができる。コンピュータ可読メディアの例は、(有線接続またはワイヤレス接続を介して送信される)電子信号、およびコンピュータ可読ストレージメディアを含む。コンピュータ可読ストレージメディアの例は、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内蔵ハードディスクおよび取り外し可能ディスクなどの磁気メディア、光磁気メディア、CD−ROMディスクおよびデジタル多用途ディスク(DVD)などの光メディアを含むが、それらには限定されない。WTRU、UE、端末、基地局、RNC、または任意のホストコンピュータにおいて使用するための無線周波数トランシーバを実施するために、ソフトウェアに関連付けられているプロセッサが使用されることができる。

Claims (21)

  1. 処理能力(PC)を使用するためにワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)において使用するための方法であって、
    送信タイムインターバル(TTI)構成を受信するステップと、
    前記WTRUの前記PCを決定するステップであって、前記PCは、最小タイムラインおよび最大タイミングアドバンス(TA)値に関連付けられており、前記最大TA値は、前記最小タイムラインに関連付けられている、ステップと、
    前記決定されたPCを含むWTRU能力メッセージを送信するステップと、
    前記受信されたTTI構成に基づいてTTI長さを決定するステップと、
    前記決定されたTTI長さを使用してユーザデータを送信するステップと
    を含む方法。
  2. 前記最小タイムラインは、第1の時間と第2の時間との間における時間ユニットの数として表されるタイムライン関係を含み、時間ユニットは、シンボル、TTI、時間サンプル、および時間サンプルのセットのうちの少なくとも1つである、請求項1に記載の方法。
  3. 前記TTI構成は、少なくともシンボルの数を含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記TTI構成は、少なくともタイムスロットの数を含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記TTI構成は、少なくともサブキャリアスペーシングを含む、請求項1に記載の方法。
  6. 前記送信されるWTRU能力メッセージは、eNodeB(eNB)へ送信される、請求項1に記載の方法。
  7. 前記決定されたPCは、PCのセットの一部として送信される、請求項1に記載の方法。
  8. 処理能力(PC)を使用するように構成されているワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)であって、
    送信タイムインターバル(TTI)構成を受信するように構成されている受信機と、
    前記WTRUの前記PCを決定するように構成されているプロセッサであって、前記PCは、最小タイムラインおよび最大タイミングアドバンス(TA)値に関連付けられており、前記最大TA値は、前記最小タイムラインに関連付けられている、プロセッサと、
    前記決定されたPCを含むWTRU能力メッセージを送信するように構成されている送信機と
    を含み、
    前記プロセッサは、前記受信されたTTI構成に基づいてTTI長さを決定するように構成されており、
    前記送信機は、前記決定されたTTI長さを使用してユーザデータを送信するように構成されている、WTRU。
  9. 前記最小タイムラインは、第1の時間と第2の時間との間における時間ユニットの数として表されるタイムライン関係を含み、時間ユニットは、シンボル、TTI、時間サンプル、および時間サンプルのセットのうちの少なくとも1つである、請求項8に記載のWTRU。
  10. 前記TTI構成は、少なくともシンボルの数を含む、請求項8に記載のWTRU。
  11. 前記TTI構成は、少なくともタイムスロットの数を含む、請求項8に記載のWTRU。
  12. 前記TTI構成は、少なくともサブキャリアスペーシングを含む、請求項8に記載のWTRU。
  13. 前記送信されるWTRU能力メッセージは、eNodeB(eNB)へ送信される、請求項8に記載のWTRU。
  14. 前記決定されたPCは、PCのセットの一部として送信される、請求項8に記載のWTRU。
  15. 処理能力(PC)を使用するためにeNodeB(eNB)において使用するための方法であって、
    送信タイムインターバル(TTI)構成を送信するステップと、
    決定されたPCのレポートを受信するステップであって、前記PCは、最小タイムラインおよび最大タイミングアドバンス(TA)値に関連付けられており、前記最大TA値は、前記最小タイムラインに関連付けられている、ステップと、
    前記決定されたPCを含むワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)能力メッセージを受信するステップと、
    前記送信されたTTI構成に基づいてTTI長さを決定するステップと、
    前記決定されたTTI長さを使用してユーザデータを受信するステップと
    を含む方法。
  16. 前記最小タイムラインは、第1の時間と第2の時間との間における時間ユニットの数として表されるタイムライン関係を含み、時間ユニットは、シンボル、TTI、時間サンプル、および時間サンプルのセットのうちの少なくとも1つである、請求項15に記載の方法。
  17. 前記TTI構成は、少なくともシンボルの数を含む、請求項15に記載の方法。
  18. 前記TTI構成は、少なくともタイムスロットの数を含む、請求項15に記載の方法。
  19. 前記TTI構成は、少なくともサブキャリアスペーシングを含む、請求項15に記載の方法。
  20. 前記受信されるWTRU能力メッセージは、WTRUから受信される、請求項15に記載の方法。
  21. 前記決定されたPCは、PCのセットの一部として受信される、請求項15に記載の方法。
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