JP2024509908A - サイドリンク上で不連続受信を実行するための方法、アーキテクチャ、装置、及びシステム - Google Patents

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Abstract

本開示は、V2X拡張機能を使用して不連続受信を実行する方法及び装置に関する。一実施形態では、第1のWTRUと第2のWTRUとの間のデバイス間(D2D)通信のための、第1のWTRUによって実施される方法であって、本方法は、(1)D2D通信の送信のために予約された1つ以上の第1の送信リソースを示す第1の情報と、(2)少なくとも1つの第2の送信リソースがD2D通信の再送のために予約されているかどうかを示す第2の情報と、を含むD2D制御情報を、第2のWTRUから受信することを含むことと、D2D通信の再送の受信時刻よりも前に終了する、第1のWTRUのスリープ期間を決定することであって、スリープ期間が第2の情報に基づく、ことと、決定されたスリープ期間の終了後に、D2D通信の再送を受信することと、のいずれかを含むことができる。【選択図】図7

Description

関連出願の相互参照
本出願は、(i)2021年3月11日に出願された米国仮特許出願第63/159792号及び(ii)2021年5月7日に出願された米国仮特許出願第63/185747号の利益を主張し、これらの各々は、参照により本明細書に組み込まれる。
本明細書に開示される実施形態は、全般的には、無線通信に関し、例えば、V2X拡張機能を使用して不連続受信(DRX)を実行する方法、装置、及びシステムに関する。
5G仕様には、WTRUにおいてエネルギーを節約するためのDRXの規定が含まれている。DRXの主な目的は、無線送信/受信ユニット(wireless transmit/receive unit、WTRU)によって処理するアップリンクデータ又はダウンリンクデータが存在しない場合に(例えば存在しないときに)、バッテリ消費を低減することである。したがって、WTRUは、RFインターフェースが低電力モード又はオフモードにあるスリープモードに入ることができる。WTRUに関連するトラフィックが予期されるとき、モバイルユニットはメッセージを処理するために電源投入することができる。
車両通信は、WTRUが互いに直接通信することのできる通信モードである。V2X(Vehicle to Everything)動作には、以下の2つのシナリオがある。
(a)WTRUがネットワークから支援を受けてV2Xメッセージの送受信を開始するカバレッジ内シナリオ、及び(b)WTRUがいくつかの事前に設定されたパラメータを使用してV2Xメッセージの送受信を開始するカバレッジ外シナリオ。
V2X通信は、リリース14 LTEでサポートされており、デバイスツーデバイス(device-to-device、D2D)通信に関する以前の研究から着想を得た。V2X通信サービスは、以下の4つの異なるタイプからなることができる。
(i)V2V(Vehicle to Vehicle、車両対車両):車両WTRUは互いに直接通信することができる。
(ii)V2I(Vehicle to Infrastructure、車両対インフラストラクチャ):車両WTRUは路側機/eNode B(RSU/eNB)と通信することができる。
(iii)V2N(Vehicle to Network、車両対ネットワーク):車両WTRUはコアネットワークと通信することができる。
(iv)V2P(Vehicle to Pedestrian、車両対歩行者):車両WTRUは、バッテリ容量が少ないなどの特殊な条件を有するWTRUと通信することができる。
より詳細な理解は、以下の詳細な説明から、例示として添付の図面と併せて与えられ得る。そのような図面の図は、詳細な説明と同様、例である。したがって、図及び詳細な説明は限定的であるとみなされるべきではなく、他の同様に効果的な例が可能であり、可能性が高い。更に、図中の類似する参照数字(「参照」)は、類似する要素を示す。
1つ以上の開示された実施形態が実装され得る、例示的な通信システムを示すシステム図である。 一実施形態による、図1Aに例解される通信システム内で使用され得る、例示的なWTRUを例解するシステム図である。 一実施形態による、図1Aに示される通信システム内で使用され得る、例示的な無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)及び例示的なコアネットワーク(core network、CN)を示すシステム図である。 一実施形態による、図1Aに示される通信システム内で使用され得る、更なる例示的なRAN及び更なる例示的なCNを示すシステム図である。 PC5通信及びUuベースのV2X通信のための非ローミング5Gシステムアーキテクチャを示している。 PC5を介したセキュアなレイヤ2リンクの例示的な確立を示している。 ハイブリッド自動再送要求(hybrid automatic repeat request、HARQ)ラウンドトリップタイム(round trip time、RTT)タイマ及び再送タイマのタイミング図の例を示している。 ハイブリッド自動再送要求(hybrid automatic repeat request、HARQ)ラウンドトリップタイム(round trip time、RTT)タイマ及び再送タイマのタイミング図の例を示している。 ハイブリッド自動再送要求(hybrid automatic repeat request、HARQ)ラウンドトリップタイム(round trip time、RTT)タイマ及び再送タイマのタイミング図の例を示している。 WTRUのサイドリンク監視時刻を決定することを含む手順のフロー図である。 第1のWTRUと第2のWTRUとの間のサイドリンク(例えばD2D)通信のための、第1のWTRUによって実施される方法の例を示した図である。 第1のWTRUと第2のWTRUとの間のD2D通信のための、第1のWTRUによって実施される方法の更なる例を示した図である。 第1のWTRUと第2のWTRUとの間のD2D通信のための、第1のWTRUによって実施される方法の更なる例を示した図である。 第1のWTRUと第2のWTRUとの間のD2D通信のための、第1のWTRUによって実施される方法の更なる例を示した図である。 第1のWTRUと第2のWTRUとの間のD2D通信のための、第1のWTRUによって実施される方法の更なる例を示した図である。
以下の詳細な説明では、本明細書に開示される実施形態及び/又は実施例の完全な理解を提供するために、多数の具体的な詳細が記載されている。しかしながら、このような実施形態及び実施例は、本明細書に記載される具体的な詳細の一部又は全部を伴わずに実践され得ることが理解されるであろう。他の例では、以下の説明を不明瞭にしないように、周知の方法、手順、構成要素及び回路は詳細に説明されていない。更に、本明細書に具体的に記載されていない実施形態及び実施例は、本明細書に明示的、暗黙的及び/又は本質的に(集合的に「提供される」)記載、開示又は他の方法で提供される実施形態及び他の実施例の代わりに、又はそれらと組み合わせて実践することができる。本明細書では、装置、システム、デバイスなど及び/又はそれらの任意の要素が、動作、プロセス、アルゴリズム、機能など及び/又はそれらの任意の部分を実行する様々な実施形態が記載及び/又は特許請求されているが、本明細書に記載及び/又は特許請求されている任意の実施形態は、任意の装置、システム、デバイスなど及び/又はそれらの任意の要素が、任意の動作、プロセス、アルゴリズム、機能など及び/又はそれらの任意の部分を実行するように構成されていると仮定することを理解されたい。
例示的な通信システム
本明細書で提供される方法、装置、及びシステムは、有線ネットワークと無線ネットワークの両方を含む通信によく適している。様々なタイプの無線デバイス及びインフラストラクチャの概要が、図1A~図1Dを参照して提供される。図1A~図1Dでは、ネットワークの様々な要素が、本明細書で提供される方法、装置、及びシステムを利用し、実行し、それらに従って配置され、かつ/又はそれらのために適合及び/又は構成され得る。
図1Aは、1つ以上の開示された実施形態が実装され得る例示的な通信システム100を示すシステム図である。通信システム100は、音声、データ、ビデオ、メッセージ伝達、ブロードキャストなどのコンテンツを、複数の無線ユーザに提供する、多重アクセスシステムであり得る。通信システム100は、複数の無線ユーザが、無線帯域幅を含むシステムリソースの共有を通じて、上記のようなコンテンツにアクセスすることを可能にし得る。例えば、通信システム100は、符号分割多重アクセス(code division multiple access、CDMA)、時分割多重アクセス(time division multiple access、TDMA)、周波数分割多重アクセス(frequency division multiple access、FDMA)、直交FDMA(orthogonal FDMA、OFDMA)、シングルキャリアFDMA(single-carrier FDMA、SC-FDMA)、ゼロテール(zero-tail、ZT)ユニークワード(unique-word、UW)離散フーリエ変換(discreet Fourier transform、DFT)拡散OFDM(ZT UW DTS-s OFDM)、ユニークワードOFDM(UW-OFDM)、リソースブロックフィルタ型OFDM、フィルタバンクマルチキャリア(filter bank multicarrier、FBMC)などの、1つ以上のチャネルアクセス方法を採用することができる。
図1Aに示すように、通信システム100は、無線送信/受信ユニット(WTRU)102a、102b、102c、102d、無線アクセスネットワーク(RAN)104/113、コアネットワーク(CN)106/115、公衆交換電話網(public switched telephone network、PSTN)108、インターネット110、及び他のネットワーク112を含み得るが、開示された実施形態は、任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、及び/又はネットワーク要素を企図していることが理解されよう。WTRU102a、102b、102c、102dの各々は、無線環境において動作し、かつ/又は通信するように構成された、任意のタイプのデバイスとすることができる。例として、いずれも「ステーション」及び/又は「STA」と呼ぶことができるWTRU 102a、102b、102c、102dは、無線信号を送信及び/又は受信するように構成することができ、ユーザ機器(user equipment、UE)、移動局、固定又は移動加入者ユニット、サブスクリプションベースのユニット、ページャ、携帯電話、携帯情報端末(personal digital assistant、PDA)、スマートフォン、ラップトップ、ネットブック、パーソナルコンピュータ、無線センサ、ホットスポット又はMi-Fiデバイス、モノのインターネット(Internet of Things、IoT)デバイス、時計又は他のウェアラブル、ヘッドマウントディスプレイ(head-mounted display、HMD)、車両、ドローン、医療デバイス及びアプリケーション(例えば、遠隔手術)、産業デバイス及びアプリケーション(例えば、産業及び/又は自動処理チェーンの状況で動作するロボット及び/又は他の無線デバイス)、家庭用電子デバイス、商業及び/又は産業用無線ネットワークで動作するデバイスなどを含む(又はそれらである)ことができる。WTRU102a、102b、102c、及び102dのいずれも、互換的にUEと称され得る。
通信システム100はまた、基地局114a及び/又は基地局114bを含み得る。基地局114a、114bの各々は、例えば、CN 106/115、インターネット110、及び/又はネットワーク112などの1つ以上の通信ネットワークへのアクセスを容易にするために、WTRU 102a、102b、102c、102dのうちの少なくとも1つと無線でインターフェースするように構成された任意のタイプのデバイスであってもよい。一例として、基地局114a、114bは、ベーストランシーバステーション(base transceiver station、BTS)、ノードB(Node-B、NB)、eノードB(eNB)、ホームノードB(Home Node-B、HNB)、ホームeノードB(HeNB)、gノードB(gNB)、NRノードB(NR NB)、サイトコントローラ、アクセスポイント(access point、AP)、無線ルータなどのいずれかであり得る。基地局114a、114bは各々単一の要素として示されているが、基地局114a、114bは、任意の数の相互接続された基地局及び/又はネットワーク要素を含み得ることが理解されるであろう。
基地局114aは、基地局コントローラ(base station controller、BSC)、無線ネットワークコントローラ(radio network controller、RNC)、リレーノードなど、他の基地局及び/又はネットワーク要素(図示せず)も含み得る、RAN104/113の一部であり得る。基地局114a及び/又は基地局114bは、セル(図示せず)と称され得る、1つ以上のキャリア周波数で無線信号を送信及び/又は受信するように構成され得る。これらの周波数は、認可スペクトル、未認可スペクトル、又は認可及び未認可スペクトルの組み合わせであり得る。セルは、相対的に固定され得るか又は経時的に変化し得る特定の地理的エリアに、無線サービスのカバレッジを提供し得る。セルは、更にセルセクタに分けられ得る。例えば、基地局114aと関連付けられたセルは、3つのセクタに分けられ得る。したがって、一実施形態では、基地局114aは、3つのトランシーバ、すなわちセルのセクタごとに1つのトランシーバを含み得る。一実施形態では、基地局114aは、多入力多出力(MIMO)技術を採用することができ、セルの各々の、又は任意のセクタに対して複数のトランシーバを利用することができる。例えば、ビームフォーミングを使用して、所望の空間方向に信号を送信及び/又は受信し得る。
基地局114a、114bは、エアインターフェース116を介して、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つ以上と通信し得、このエアインターフェース116は、任意の好適な無線通信リンク(例えば、無線周波数(radio frequency、RF)、マイクロ波、センチメートル波、マイクロメートル波、赤外線(infrared、IR)、紫外線(ultraviolet、UV)、可視光など)であり得る。エアインターフェース116は、任意の好適な無線アクセス技術(radio access technology、RAT)を使用して確立され得る。
より具体的には、上記のように、通信システム100は、多重アクセスシステムであり得、例えば、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC-FDMAなどの、1つ以上のチャネルアクセススキームを用い得る。例えば、RAN 104/113内の基地局114a及びWTRU 102a、102b、102cは、広帯域CDMA(WCDMA)を使用してエアインターフェース116を確立することができるユニバーサル移動体通信システム(UMTS)地上無線アクセス(UTRA)などの無線技術を実装することができる。WCDMAは、高速パケットアクセス(High-Speed Packet Access、HSPA)及び/又は進化型HSPA(HSPA+)などの通信プロトコルを含み得る。HSPAは、高速ダウンリンクパケットアクセス(High-Speed Downlink Packet Access、HSDPA)及び/又は高速アップリンクパケットアクセス(High-Speed Uplink Packet Access、HSUPA)を含み得る。
一実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、進化型UMTS地上無線アクセス(Evolved UMTS Terrestrial Radio Access、E-UTRA)などの無線技術を実装し得、これは、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)及び/又はLTE-Advanced(LTE-Advanced、LTE-A)及び/又はLTE-Advanced Pro(LTE-A Pro)を使用してエアインターフェース116を確立し得る。
一実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、NR無線アクセスなどの無線技術を実装することができ、この技術は、新しい無線(NR)を使用してエアインターフェース116を確立することができる。
一実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、複数の無線アクセス技術を実装し得る。例えば、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、例えば、デュアルコネクティビティ(dual connectivity、DC)原理を使用して、LTE無線アクセス及びNR無線アクセスを一緒に実装し得る。したがって、WTRU102a、102b、102cによって利用されるエアインターフェースは、複数のタイプの基地局(例えば、eNB及びgNB)に/から送信される複数のタイプの無線アクセス技術及び/又は送信によって特徴付けられ得る。
一実施形態では、基地局114a及びWTRU 102a、102b、102cは、IEEE 802.11(すなわち、無線フィデリティ(Wi-Fi)、IEEE 802.16(すなわち、ワイマックス(Worldwide Interoperability for Microwave Access、WiMAX))、CDMA 2000、CDMA 2000 1 X、CDMA 2000 EV-DO、暫定規格2000(IS-2000)、暫定規格95(IS-95)、暫定規格856(IS-856)、汎欧州デジタル移動電話方式(GSM)、GSM進化型高速データレート(EDGE)、GSM EDGE(GERAN)などの無線技術を実装することができる。
図1Aの基地局114bは、例えば、無線ルータ、ホームノードB、ホームeノードB、又はアクセスポイントであり、例えば、事業所、家、車両、キャンパス、産業施設、空中回廊(例えば、ドローンによる使用のために、)、道路などのような局所的エリアにおける無線接続を容易にするために、任意の好適なRATを利用し得る。一実施形態では、基地局114b及びWTRU 102c、102dは、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)を確立するためにIEEE 802.11などの無線技術を実装することができる。一実施形態では、基地局114b及びWTRU102c、102dは、IEEE802.15などの無線技術を実装して、無線パーソナルエリアネットワーク(wireless personal area network、WPAN)を確立し得る。一実施形態では、基地局114b及びWTRU 102c、102dは、スモールセル、ピコセル、又はフェムトセルのいずれかを確立するためにセルラベースのRAT(例えば、WCDMA、CDMA 2000、GSM、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、NRなど)を利用することができる。図1Aに示すように、基地局114bは、インターネット110への直接接続を有し得る。したがって、基地局114bは、CN106/115を介してインターネット110にアクセスする必要がない場合がある。
RAN104/113は、CN106/115と通信し得、これは、音声、データ、アプリケーション、及び/又はボイスオーバインターネットプロトコル(voice over internet protocol、VoIP)サービスをWTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つ以上に提供するように構成された、任意のタイプのネットワークであり得る。データは、例えば、異なるスループット要件、レイテンシ要件、エラー許容要件、信頼性要件、データスループット要件、モビリティ要件などの、様々なサービス品質(quality of service、QoS)要件を有し得る。CN106/115は、呼制御、支払い請求サービス、移動体位置ベースのサービス、プリペイド呼、インターネット接続性、ビデオ配信などを提供し、かつ/又はユーザ認証などの高レベルセキュリティ機能を実行し得る。図1Aには示されていないが、RAN104/113及び/又はCN106/115は、RAN104/113と同じRAT又は異なるRATを採用する他のRANと、直接又は間接的に通信し得ることが理解されよう。例えば、CN 106/115は、NR無線技術を利用していてもよいRAN 104/113に接続されることに加えて、GSM、UMTS、CDMA 2000、WiMAX、E-UTRA、又はWi-Fi無線技術のいずれかを採用する別のRAN(図示せず)と通信してもよい。
CN 106/115はまた、WTRU 102a、102b、102c、102dがPSTN 108、インターネット110、及び/又は他のネットワーク112にアクセスするためのゲートウェイとして機能することができる。PSTN108は、基本電話サービス(plain old telephone service、POTS)を提供する公衆交換電話網を含み得る。インターネット110は、相互接続されたコンピュータネットワーク及びデバイスのグローバルシステムを含み得るが、これらのネットワーク及びデバイスは、送信制御プロトコル(transmission control protocol、TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(user datagram protocol、UDP)、及び/又はTCP/IPインターネットプロトコルスイートのインターネットプロトコル(internet protocol、IP)などの、共通通信プロトコルを使用する。ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有及び/又は運用される、有線及び/又は無線通信ネットワークを含み得る。例えば、ネットワーク112は、RAN 104/114と同じRAT又は異なるRATを使用し得る、1つ以上のRANに接続された別のCNを含み得る。
通信システム100におけるWTRU102a、102b、102c、102dのいくつか又は全ては、マルチモード能力を含み得る(例えば、WTRU102a、102b、102c、102dは、異なる無線リンクを介して異なる無線ネットワークと通信するための複数のトランシーバを含み得る)。例えば、図1Aに示されるWTRU102cは、セルラベースの無線技術を用い得る基地局114a、及びIEEE802無線技術を用い得る基地局114bと通信するように構成され得る。
図1Bは、例示的なWTRU102を示すシステム図である。図1Bに示すように、WTRU 102は、とりわけ、プロセッサ118、トランシーバ120、送信/受信要素122、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド128、非リムーバブルメモリ130、リムーバブルメモリ132、電源134、全地球測位システム(GPS)チップセット136、及び/又は他の要素/周辺機器138を含み得る。WTRU102は、一実施形態との一貫性を有したまま、前述の要素の任意の部分的組み合わせを含み得ることが理解されよう。
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと関連付けられた1つ以上のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)回路、任意の他のタイプの集積回路(integrated circuit、IC)、状態機械などであり得る。プロセッサ118は、信号コーディング、データ処理、電力制御、入力/出力処理、及び/又はWTRU102が無線環境で動作することを可能にする任意の他の機能性を実施し得る。プロセッサ118は、送信/受信要素122に結合され得るトランシーバ120に結合され得る。図1Bは、プロセッサ118及びトランシーバ120を別個の構成要素として示しているが、プロセッサ118及びトランシーバ120は、例えば電子パッケージ又はチップに統合されてもよいことが理解されよう。
送信/受信要素122は、エアインターフェース116を介して基地局(例えば、基地局114a)に信号を送信するか又は基地局(例えば、基地局114a)から信号を受信するように構成され得る。例えば、一実施形態では、送/受信要素122は、RF信号を伝送及び/又は受信するように構成されたアンテナであり得る。一実施形態では、送信/受信要素122は、例えば、IR、UV又は可視光信号を送信及び/又は受信するように構成されたエミッタ/検出器であり得る。一実施形態では、送信/受信要素122は、RF信号と光信号の両方を送信及び/又は受信するように構成されてもよい。送信/受信要素122は、無線信号の任意の組み合わせを送信及び/又は受信するように構成され得るということが理解されよう。
送信/受信要素122は、単一の要素として図1Bに示されているが、WTRU102は、任意の数の送信/受信要素122を含み得る。例えば、WTRU 102は、MIMO技術を採用することができる。したがって、一実施形態では、WTRU 102は、エアインターフェース116を介して無線信号を送受信するための2つ以上の送信/受信要素122(例えば、複数のアンテナ)を含み得る。
トランシーバ120は、送信/受信要素122によって送信される信号を変調し、送信/受信要素122によって受信される信号を復調するように構成され得る。上記のように、WTRU102は、マルチモード能力を有し得る。したがって、トランシーバ120は、例えばNR及びIEEE802.11などの複数のRATを介してWTRU102が通信することを可能にするための複数のトランシーバを含み得る。
WTRU102のプロセッサ118は、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、及び/又はディスプレイ/タッチパッド128(例えば、液晶ディスプレイ(liquid crystal display、LCD)表示ユニット若しくは有機発光ダイオード(organic light-emitting diode、OLED)表示ユニット)に結合され得、これらからユーザが入力したデータを受信し得る。プロセッサ118はまた、ユーザデータをスピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、及び/又はディスプレイ/タッチパッド128に出力し得る。加えて、プロセッサ118は、非リムーバブルメモリ130及び/又はリムーバブルメモリ132などの任意のタイプの好適なメモリから情報にアクセスし、かつ当該メモリにデータを記憶し得る。非リムーバブルメモリ130は、ランダムアクセスメモリ(random-access memory、RAM)、読み取り専用メモリ(read-only memory、ROM)、ハードディスク又は任意の他のタイプのメモリ記憶デバイスを含み得る。リムーバブルメモリ132は、加入者識別モジュール(subscriber identity module、SIM)カード、メモリスティック、セキュアデジタル(secure digital、SD)メモリカードなどを含み得る。他の実施形態では、プロセッサ118は、サーバ又はホームコンピュータ(図示せず)上など、WTRU102上に物理的に配置されていないメモリから情報にアクセスし、かつメモリにデータを記憶し得る。
プロセッサ118は、電源134から電力を受信し得るが、WTRU102における他のコンポーネントに電力を分配し、かつ/又は制御するように構成され得る。電源134は、WTRU102に電力を供給するための任意の好適なデバイスであり得る。例えば、電源134は、1つ以上の乾電池(例えば、ニッケルカドミウム(nickel-cadmium、NiCd)、ニッケル亜鉛(nickel-zinc、NiZn)、ニッケル金属水素化物(nickel metal hydride、NiMH)、リチウムイオン(lithium-ion、Li-ion)など)、太陽セル、燃料セルなどを含み得る。
プロセッサ118はまた、GPSチップセット136に結合され得、これは、WTRU102の現在の場所に関する場所情報(例えば、経度及び緯度)を提供するように構成され得る。GPSチップセット136からの情報に加えて又はその代わりに、WTRU102は、基地局(例えば、基地局114a、114b)からエアインターフェース116を介して場所情報を受信し、かつ/又は2つ以上の近くの基地局から受信されている信号のタイミングに基づいて、その場所を決定し得る。WTRU102は、一実施形態との一貫性を有したまま、任意の好適な位置判定方法によって位置情報を取得し得るということが理解されよう。
プロセッサ118は、他の要素/周辺機器138に更に結合することができ、他の要素/周辺機器は、追加の特徴、機能、及び/又は有線若しくは無線接続を提供する1つ以上のソフトウェア及び/又はハードウェアモジュール/ユニットを含み得る。例えば、要素/周辺機器138は、加速度計、電子コンパス、衛星トランシーバ、デジタルカメラ(例えば、写真及び/又はビデオ用)、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、振動デバイス、テレビトランシーバ、ハンズフリーヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)ラジオユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザ、仮想現実及び/又は拡張現実(VR/AR)デバイス、アクティビティトラッカなどを含み得る。要素/周辺機器138は、1つ以上のセンサを含んでもよく、センサは、ジャイロスコープ、加速度計、ホール効果センサ、磁力計、方位センサ、近接センサ、温度センサ、時間センサジオロケーションセンサ、高度計、光センサ、タッチセンサ、磁力計、気圧計、ジェスチャセンサ、生体認証センサ、及び/又は湿度センサのうちの1つ以上であり得る。
WTRU 102は、(例えば、アップリンク(例えば、送信用)とダウンリンク(例えば、受信のために、)の両方のための特定のサブフレームに関連付けられた)信号の一部又は全部の送信及び受信が並列及び/又は同時であり得る全二重無線機を含み得る。全二重無線機は、ハードウェア(例えば、チョーク)又はプロセッサを介した信号処理(例えば、別個のプロセッサ(図示せず)又はプロセッサ118を介して)を介して自己干渉を低減し、かつ又は実質的に排除するための干渉管理ユニットを含み得る。一実施形態では、WTRU 102は、(例えば、アップリンク(例えば、送信用)又はダウンリンク(例えば、受信用)のいずれかのための特定のサブフレームに関連付けられた)信号の一部又は全部の送受信のための半二重無線機を含み得る。
図1Cは、一実施形態によるRAN104及びCN106を示すシステム図である。上記のように、RAN104は、E-UTRA無線技術を用いて、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、及び102cと通信し得る。RAN104はまた、CN106と通信し得る。
RAN104は、eノードB160a、160b、160cを含み得るが、RAN104は、一実施形態との一貫性を有しながら、任意の数のeノードBを含み得るということが理解されよう。eノードB160a、160b、160cは各々、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するための1つ以上のトランシーバを含み得る。一実施形態では、eノード-B160a、160b、160cは、MIMO技術を実装し得る。したがって、eノード-B160aは、例えば、複数のアンテナを使用して、WTRU102aにワイヤレス信号を伝送し、WTRU102aからワイヤレス信号を受信し得る。
eノードB 160a、160b、160cの各々は、特定のセル(図示せず)に関連付けられ、無線リソース管理決定、ハンドオーバ決定、アップリンク(UL)及び/又はダウンリンク(DL)におけるユーザのスケジューリングなどを処理するように構成され得る。図1Cに示すように、eノードB160a、160b、160cは、X2インターフェースを介して互いに通信し得る。
図1Cに示されるCN106は、モビリティ管理エンティティ(mobility management entity、MME)162、サービングゲートウェイ(serving gateway、SGW)164、及びパケットデータネットワーク(packet data network、PDN)ゲートウェイ(packet data gateway、PGW)166を含み得る。前述の要素のそれぞれは、CN 106の一部として示されているが、これらの要素のいずれか1つは、CNオペレータ以外のエンティティによって所有及び/又は操作されてもよいことが理解されよう。
MME162は、S1インターフェースを介して、RAN104内のeノード-B160a、160b及び160cの各々に接続され得、制御ノードとして機能し得る。例えば、MME162は、WTRU102a、102b、102cのユーザを認証すること、ベアラのアクティブ化/非アクティブ化、WTRU102a、102b、102cの初期アタッチ中に特定のサービングゲートウェイを選択すること、などの役割を果たし得る。MME162は、RAN104と、GSM及び/又はWCDMAなどの他の無線技術を用いる他のRAN(図示せず)との間で切り替えるための制御プレーン機能を提供し得る。
SGW 164は、S1インターフェースを介してRAN 104内のeノードB 160a、160b、160cの各々に接続することができる。SGW164は、概して、ユーザデータパケットをWTRU102a、102b、102cに/からルーティングし、転送し得る。SGW 164は、eノードB間ハンドオーバ中のユーザプレーンの固定、WTRU 102a、102b、102cにDLデータが利用可能な場合のページングのトリガ、WTRU 102a、102b、102cのコンテキストの管理及び記憶などの他の機能を実行することができる。
SGW164は、PGW166に接続され得、PGW166は、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にするために、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供し得る。
CN106は、他のネットワークとの通信を容易にし得る。例えば、CN106は、WTRU102a、102b、102cと従来の地上回線通信デバイスとの間の通信を容易にするために、PSTN108などの回路交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供し得る。例えば、CN106は、CN106とPSTN108との間のインターフェースとして機能するIPゲートウェイ(例えば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含み得るか、又はそれと通信し得る。加えて、CN106は、WTRU102a、102b、102cに他のネットワーク112へのアクセスを提供し得、他のネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有及び/又は運用される他の有線及び/又は無線ネットワークを含み得る。
WTRUは、無線端末として図1A~図1Dに記載されているが、特定の代表的な実施形態では、そのような端末は、通信ネットワークとの(例えば、一時的又は永久的に)有線通信インターフェースを使用し得ることが企図される。
代表的な実施形態では、他のネットワーク112は、WLANであり得る。
インフラストラクチャ基本サービスセット(BSS)モードのWLANは、BSS用のアクセスポイント(AP)と、APに関連付けられた1つ以上のステーション(STA)とを有することができる。APは、トラフィックをBSS内及び/又はBSS外に搬送する、配信システム(DS)又は別のタイプの有線/無線ネットワークへのアクセス又はインターフェースを有し得る。BSS外から生じる、STAへのトラフィックは、APを通って到達し得、STAに配信され得る。STAからBSS外の宛先への生じるトラフィックは、APに送信されて、それぞれの宛先に送信され得る。BSS内のSTAどうしの間のトラフィックは、例えば、APを介して送られ得、ソースSTAは、APにトラフィックを送り得、APは、トラフィックを宛先STAに配信し得る。BSS内のSTA間のトラフィックは、ピアツーピアトラフィックとしてみなされ、かつ/又は称され得る。ピアツーピアトラフィックは、ソースSTAと宛先STAとの間で(例えば、それらの間で直接的に)、直接リンクセットアップ(direct link setup、DLS)で送信され得る。特定の代表的な実施形態では、DLSは、802.11e DLS又は802.11zトンネル化DLS(tunneled DLS、TDLS)を使用し得る。独立BSS(Independent BSS、IBSS)モードを使用するWLANは、APを有しない場合があり、IBSS内又はそれを使用するSTA(例えば、STAの全て)は、互いに直接通信し得る。IBSS通信モードは、本明細書では「アドホック」通信モードと称されることもある。
802.11acインフラストラクチャ動作モード又は同様の動作モードを使用するときに、APは、プライマリチャネルなどの固定チャネル上にビーコンを送信し得る。プライマリチャネルは、固定幅(例えば、20MHz幅の帯域幅)又はシグナリングを介して動的に設定される幅であり得る。プライマリチャネルは、BSSの動作チャネルであり得、APとの接続を確立するためにSTAによって使用され得る。ある代表的な実施形態において、搬送波感知多重アクセス/衝突回避(CSMA/CA)は、例えば802.11システムにおいて実施され得る。CSMA/CAの場合、APを含むSTA(例えば、全てのSTA)は、プライマリチャネルを感知し得る。プライマリチャネルが特定のSTAによってビジーであると感知され/検出され、かつ/又は決定される場合、特定のSTAはバックオフされ得る。1つのSTA(例えば、1つのステーションのみ)は、所与のBSSにおいて、任意の所与の時間に送信し得る。
高スループット(High throughput、HT)STAは、例えば、40MHz幅チャネルを形成するために、プライマリ20MHzチャネルと隣接又は非隣接の20MHzチャネルとの組み合わせを介して、通信に40MHz幅チャネルを使用することができる。
超高スループット(Very high throughput、VHT)STAは、20MHz、40MHz、80MHz、及び/又は160MHz幅のチャネルをサポートし得る。上記の40MHz及び/又は80MHz幅のチャネルは、連続する20MHzチャネルどうしを組み合わせることによって形成され得る。160MHzチャネルは、8つの連続する20MHzチャネルを組み合わせることによって、又は80+80構成と称され得る2つの連続していない80MHzチャネルを組み合わせることによって、形成され得る。80+80構成の場合、チャネル符号化後、データは、データを2つのストリームに分割し得るセグメントパーサを通過し得る。逆高速フーリエ変換(IFFT)処理及び時間領域処理は、各ストリームで別々に行われ得る。ストリームは、2つの80MHzチャネルにマッピングされ得、データは、送信STAによって送信され得る。受信STAの受信機では、80+80構成のための前述した動作が逆にされ、結合されたデータが、媒体アクセス制御(MAC)層、エンティティなどへ送信され得る。
サブ1GHzの動作モードは、802.11af及び802.11ahによってサポートされる。チャネル動作帯域幅及びキャリアは、802.11n及び802.11acで使用されるものと比較して、802.11af及び802.11ahでは低減される。802.11afは、TVホワイトスペース(TV white space、TVWS)スペクトルにおいて5MHz、10MHz、及び20MHzの帯域幅をサポートし、802.11ahは、非TVWSスペクトルを使用して1MHz、2MHz、4MHz、8MHz、及び16MHzの帯域幅をサポートする。代表的な実施形態によれば、802.11ahは、マクロカバレッジエリアにおけるMTCデバイスのようなメータタイプ制御/マシンタイプ通信(MTC)をサポートし得る。MTCデバイスは、例えば、特定の、かつ/又は限定された帯域幅のためのサポート(例えば、そのためのみのサポート)を含む、特定の能力を有し得る。MTCデバイスは、(例えば、非常に長いバッテリ寿命を維持するために)閾値を超えるバッテリ寿命を有するバッテリを含み得る。
複数のチャネル、並びに802.11n、802.11ac、802.11af、及び802.11ahなどのチャネル帯域幅をサポートし得るWLANシステムは、プライマリチャネルとして指定され得るチャネルを含む。プライマリチャネルは、BSSにおける全てのSTAによってサポートされる最大共通動作帯域幅に等しい帯域幅を有し得る。プライマリチャネルの帯域幅は、最小帯域幅動作モードをサポートするBSSで動作する全てのSTAの中から、STAによって設定され、かつ/又は制限され得る。802.11ahの例では、プライマリチャネルは、AP及びBSSにおける他のSTAが2MHz、4MHz、8MHz、16MHz、及び/又は他のチャネル帯域幅動作モードをサポートする場合であっても、1MHzモードをサポートする(例えば、それのみをサポートする)STA(例えば、MTCタイプデバイス)に対して1MHz幅であり得る。キャリア感知及び/又はネットワーク割り当てベクトル(NAV)設定は、プライマリチャネルの状態に依存し得る。例えば、APに送信する(1MHz動作モードのみをサポートする)STAに起因してプライマリチャネルがビジーである場合、周波数帯域の大部分がアイドルのままであり、利用可能であり得るとしても、利用可能な周波数帯域全体がビジーであると見なされ得る。
米国では、802.11ahにより使用され得る利用可能な周波数帯域は、902MHz~928MHzである。韓国では、利用可能な周波数帯域は917.5MHz~923.5MHzである。日本では、利用可能な周波数帯域は916.5MHz~927.5MHzである。802.11ahに利用可能な総帯域幅は、国のコードに応じて6MHz~26MHzである。
図1Dは、一実施形態による、RAN113及びCN115を示すシステム図である。上記のように、RAN113は、NR無線技術を用いて、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信し得る。RAN113はまた、CN115と通信し得る。
RAN113は、gNB180a、180b、180cを含み得るが、RAN113は、一実施形態との一貫性を維持しながら、任意の数のgNBを含み得ることが理解されよう。gNB180a、180b、180cは各々、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するための1つ以上のトランシーバを含み得る。一実施形態では、gNB 180a、180b、180cは、MIMO技術を実装することができる。例えば、gNB 180a、180bは、ビームフォーミングを利用して、WTRU 102a、102b、102cに信号を送信し、及び/又はそこから信号を受信することができる。したがって、gNB180aは、例えば、複数のアンテナを使用して、WTRU102aに無線信号を送信し、かつ/又はWTRU102aから無線信号を受信し得る。一実施形態では、gNB180a、180b、180cは、キャリアアグリゲーション技術を実装し得る。例えば、gNB180aは、複数のコンポーネントキャリアをWTRU102a(図示せず)に送信し得る。これらのコンポーネントキャリアのサブセットは、未認可スペクトル上にあり得、残りのコンポーネントキャリアは、認可スペクトル上にあり得る。一実施形態では、gNB180a、180b、180cは、協調マルチポイント(Coordinated Multi-Point、CoMP)技術を実装し得る。例えば、WTRU102aは、gNB180a及びgNB180b(及び/又はgNB180c)からの協調送信を受信し得る。
WTRU102a、102b、102cは、拡張可能なヌメロロジと関連付けられた送信を使用して、gNB180a、180b、180cと通信し得る。例えば、OFDMシンボル間隔及び/又はOFDMサブキャリア間隔は、異なる送信、異なるセル、及び/又は無線送信スペクトルの異なる部分について異なり得る。WTRU102a、102b、102cは、様々な若しくは拡張可能な長さのサブフレーム又は送信時間間隔(transmission time interval、TTI)を使用して(例えば、様々な数のOFDMシンボル及び/又は様々な長さの絶対時間の持続し変化する時間を含む)、gNB180a、180b、180cと通信し得る。
gNB180a、180b、180cは、スタンドアロン構成及び/又は非スタンドアロン構成でWTRU102a、102b、102cと通信するように構成され得る。スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、他のRAN(例えば、eノードB160a、160b、160cなど)にアクセスすることなく、gNB180a、180b、180cと通信し得る。スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、モビリティアンカポイントとしてgNB180a、180b、180cのうちの1つ以上を利用し得る。スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、未認可バンドにおける信号を使用して、gNB180a、180b、180cと通信し得る。非スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、gNB180a、180b、180cと通信し、これらに接続する一方で、eノードB160a、160b、160cなどの別のRANとも通信し、これらに接続し得る。例えば、WTRU102a、102b、102cは、1つ以上のgNB180a、180b、180c及び1つ以上のeノードB160a、160b、160cと実質的に同時に通信するためのDC原理を実装し得る。非スタンドアロン構成では、eノードB160a、160b、160cは、WTRU102a、102b、102cのモビリティアンカとして機能し得るが、gNB180a、180b、180cは、WTRU102a、102b、102cをサービス提供するための追加のカバレッジ及び/又はスループットを提供し得る。
gNB 180a、180b、180cの各々は、特定のセル(図示せず)に関連付けられてもよく、無線リソース管理決定、ハンドオーバ決定、UL及び/又はDLにおけるユーザのスケジューリング、ネットワークスライシングのサポート、デュアルコネクティビティ、NRとE-UTRAとの間のインターワーキング、ユーザプレーン機能(UPF)184a、184bに向かうユーザプレーンデータのルーティング、アクセス及びモビリティ管理機能(AMF)182a、182bに向かう制御プレーン情報のルーティングなどを処理するように構成されてもよい。図1Dに示すように、gNB180a、180b、180cは、Xnインターフェースを介して互いに通信し得る。
図1Dに示されるCN 115は、少なくとも1つのAMF 182a、182b、少なくとも1つのUPF 184a、184b、少なくとも1つのセッション管理機能(SMF)183a、183b、及び少なくとも1つのデータネットワーク(DN)185a、185bを含み得る。前述の要素の各々は、CN115の一部として示されているが、これらの要素のいずれも、CNオペレータ以外のエンティティによって所有及び/又は操作され得ることが理解されよう。
AMF182a、182bは、N2インターフェースを介してRAN113におけるgNB180a、180b、180cのうちの1つ以上に接続され得、制御ノードとして機能し得る。例えば、AMF182a、182bは、WTRU102a、102b、102cのユーザ認証、ネットワークスライシングのためのサポート(例えば、異なる要件を有する異なるプロトコルデータユニット(protocol data unit、PDU)セッションの処理)、特定のSMF183a、183bを選択すること、登録エリアの管理、NAS信号伝送の終了、モビリティ管理などの役割を果たし得る。ネットワークスライシングは、例えば、WTRU102a、102b、102cで利用されているサービスのタイプに基づいてWTRU 102a、102b、102cのCNサポートをカスタマイズするために、AMF 182、182bによって使用されてもよい。例えば、異なるネットワークスライスは、超高信頼低待ち時間(ultra-reliable low latency、URLLC)アクセスに依存するサービス、拡張大規模モバイルブロードバンド(enhanced massive mobile broadband、eMBB)アクセスに依存するサービス、MTCアクセスのためのサービスなどのような、異なるユースケースに対して確立され得る。AMF182は、RAN113と、LTE、LTE-A、LTE-A Proなどの他の無線技術、及び/又はWi-Fiなどの非3GPPアクセス技術を採用する他のRAN(図示せず)との間で切り替えるための制御プレーン機能を提供することができる。
SMF183a、183bは、N11インターフェースを介して、CN115内のAMF182a、182bに接続され得る。SMF183a、183bはまた、N4インターフェースを介して、CN115内のUPF184a、184bに接続され得る。SMF183a、183bは、UPF184a、184bを選択及び制御し、UPF184a、184bを通るトラフィックのルーティングを構成し得る。SMF183a、183bは、UE IPアドレスを管理して割り当てること、PDUセッションを管理すること、ポリシー執行及びQoSを制御すること、ダウンリンクデータ通知を提供することなど、他の機能を実施し得る。PDUセッションタイプは、IPベース、非IPベース、イーサネットベースなどであり得る。
UPF 184a、184bは、N3インターフェースを介してRAN 113内のgNB 180a、180b、180cのうちの1つ以上に接続することができ、これは、例えば、WTRU 102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にするために、WTRU 102a、102b、102cにインターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスを提供することができる。UPF184、184bは、パケットをルーティングして転送すること、ユーザプレーンポリシーを執行すること、マルチホームPDUセッションをサポートすること、ユーザプレーンQoSを処理すること、ダウンリンクパケットをバッファすること、モビリティアンカリングを提供することなど、他の機能を実施し得る。
CN115は、他のネットワークとの通信を容易にし得る。例えば、CN115は、CN115とPSTN108との間のインターフェースとして機能するIPゲートウェイ(例えば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含み得るか、又はそれと通信し得る。加えて、CN115は、WTRU102a、102b、102cに他のネットワーク112へのアクセスを提供し得、他のネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有及び/又は運用される他の有線ネットワーク及び/又は無線ネットワークを含み得る。一実施形態では、WTRU 102a、102b、102cは、UPF 184a、184bとのN3インターフェース、及びUPF 184a、184bとDN 185a、185bとの間のN6インターフェースを介して、UPF 184a、184bを介してローカルデータネットワーク(DN)185a、185bに接続されてもよい。
図1A~図1D、及び図1A~図1Dの対応する説明を鑑みると、WTRU 102a~d、基地局114a~b、eノードB 160a~c、MME 162、SGW 164、PGW 166、gNB 180a~c、AMF 182a~ab、UPF 184a~b、SMF 183a~b、DN 185a~b、及び/又は本明細書に記載の任意の他の要素/デバイスのうちのいずれかに関して本明細書に記載の機能のうちの1つ以上又は全ては、1つ以上のエミュレーション要素/デバイス(図示せず)によって実行され得る。エミュレーションデバイスは、本明細書に説明される機能の1つ以上又は全てをエミュレートするように構成された1つ以上のデバイスであり得る。例えば、エミュレーションデバイスを使用して、他のデバイスを試験し、かつ/又はネットワーク及び/若しくはWTRU機能をシミュレートし得る。
エミュレーションデバイスは、ラボ環境及び/又はオペレータネットワーク環境における他のデバイスの1つ以上の試験を実装するように設計され得る。例えば、1つ以上のエミュレーションデバイスは、通信ネットワーク内の他のデバイスを試験するために、有線及び/又は無線通信ネットワークの一部として完全に若しくは部分的に実装され、かつ/又は展開されている間、1つ以上若しくは全ての機能を実施し得る。1つ以上のエミュレーションデバイスは、有線及び/又は無線通信ネットワークの一部として一時的に実装/展開されている間、1つ以上若しくは全ての機能を実施し得る。エミュレーションデバイスは、試験を目的として別のデバイスに直接結合され得、かつ/又は地上波無線通信を使用して試験を実行し得る。
1つ以上のエミュレーションデバイスは、有線及び/又は無線通信ネットワークの一部として実装/展開されていない間、全てを含む1つ以上の機能を実施し得る。例えば、エミュレーションデバイスは、1つ以上のコンポーネントの試験を実装するために、試験実験室での試験シナリオ、並びに/又は展開されていない(例えば、試験用の)有線及び/若しくは無線通信ネットワークにおいて利用され得る。1つ以上のエミュレーションデバイスは、試験機器であり得る。RF回路(例えば、1つ以上のアンテナを含み得る)を介した直接RF結合及び/又は無線通信は、データを送信及び/又は受信するように、エミュレーションデバイスによって使用され得る。
本明細書において提供される例は、例えば適用され得るものと同じ又は異なる原理を使用する他の無線技術への主題の適用性を制限するものではない。
本明細書で説明されるように、WTRUは、UEの一例とすることができる。したがって、UE及びWTRUという用語は、本明細書において等しい範囲で使用され得る。
本明細書で使用されるとき、WTRUという用語は、1つ又は複数のV2Xアプリケーションが実行されているデバイスを識別するための総称として更に使用される。V2Xアプリケーションサーバ(V2X application server、V2X AS)はネットワーク内に位置することができ、WTRUにインストールされたV2Xアプリケーションとインターフェースすることができる。V2X制御機能(control function、CF)は、V2Xデバイスの認証及びプロビジョニングを処理することができる。これは、例えば、WTRUに対するV2Xポリシー及び/又はパラメータ設定を含むことができる。V2XCF機能はPCFにおいて処理することができる。V2X WTRU間通信は、2つの動作モード、すなわち、Uu基準点を介した動作モードと、PC5基準点を介した動作モードとに基づくことができる。
PC5基準点を介したV2X通信は、ProSe通信(例えばD2D通信)の一種であり得る。1対1のProSe直接通信は、2つのWTRU間でPC5を介したセキュアなレイヤ2リンクを確立することによって実現することができ、しばしばユニキャスト通信と呼ばれる(例えば通信には2つのピアが含まれ得る)。
図2は、PC5及びUuベースのV2X通信のための非ローミング5Gシステムアーキテクチャを示している。図2に見られるように、V2X WTRU102のいくつかの例は、車両WTRU(WTRU102b及びWTRU102c)又は歩行者WTRU(WTRU102a)とすることができる。V2X通信は、2つの歩行者WTRU間で行われてもよい。V2X通信はまた、移動WTRU102a、102b、及び/又は102cと、固定/静止WTRU102c(例えば路側機(Road Side Unit、RSU)又は他の固定デバイス)との間でも発生し得る。WTRU102b又は102c(車両)とWTRU102a(歩行者)との間の通信はV2P通信と呼ばれてもよく、WTRU102b(車両)とWTRU102c(車両)との間の通信はV2V通信と呼ばれてもよい。図2に示したように、V2V通信とV2P通信の両方がPC5インターフェースを介して行われることができ、V2V通信のメッセージ周波数、電力などの特性は、V2Pタイプの通信とは異なり得る。
図2を参照すると、V2X通信ネットワーク200は、1つ以上のV2Xアプリケーションを実行する(executing/running)DN185と、1つ以上のV2Xアプリケーションを実行する第1の車両(例えば車両WTRU102b)と、1つ以上のV2Xアプリケーションを実行する第2の車両(例えば車両WTRU102c)と、1つ以上のV2Xアプリケーションを実行する歩行者(例えば歩行者/V2P WTRU102a)と、1つ以上のV2Xアプリケーションを実行する静止/固定デバイス(例えば静止WTRU102d)と、NG-RAN104と、CN106とを含むことができる。CN106は、AMF182、SMF183、UPF184、DN185、ユーザデータリポジトリ(user data repository、UDR、図示せず)と対になっていてもよい統合データ管理(unified data management、UDM)186、ポリシー及び制御機能(policy and control function、PCF)187、ネットワーク公開機能(network exposure function、NEF)188、及び/又はアプリケーション機能(application function、AF)189を含むことができる。WTRU102(例えば、車両WTRU102b、車両WTRU102c、歩行者WTRU102a、及び/又は静止WTRU102d)は、PC5インターフェース(例えばPC5通信)を使用して通信することができる。WTRU102(例えば、車両WTRU102b、車両WTRU102c、歩行者WTRU102a、及び/又は静止WTRU102d)上で実行されるV2Xアプリケーションは、V5インターフェースを使用して通信することができる。車両WTRU102b及び静止WTRU102dは、Uuインターフェースを使用してNG-RAN104と通信することができる。NG-RAN104は、N2インターフェースを使用してCN106のAMF182と通信し、N3インターフェースを使用してCN106のUPF184と通信することができる。DN185は、CN106の内部であってもよいし、又はN6インターフェースを使用してNG-RAN104とインターフェースしてもよい。UPF184とSMFは、N4インターフェースを使用して通信することができる。
V2PアプリケーションをサポートするV2P WTRU102aは、V2Pアプリケーション情報を含むメッセージを送信する。V2Pアプリケーション情報は、歩行者への警告など、車両のV2XアプリケーションをサポートするWTRUによって送信する、又は車両への警告など、交通弱者に関連付けられたV2XアプリケーションをサポートするWTRUによって送信することができる。V2Pアプリケーション情報を含む/含有するメッセージの3GPPトランスポートは、WTRU102間の直接的なトランスポート、及び/又は、例えば、直接通信範囲が限られているため、V2X通信をサポートするインフラストラクチャ(例えばRSU、アプリケーションサーバなど)を介したWTRU間のトランスポートを含むことができる。本明細書で説明されるように、かつ図2のアーキテクチャに基づいて、車両タイプのWTRU102b/102c及び歩行者タイプのWTRU102aは、V2Xによってサポートされ得る。歩行者ユーザ、サイクリストなどによって担持される歩行者タイプのWTRU102aに固有の他の機能も、V2Xによってサポートされ得る。歩行者タイプのWTRU102aのための特別なリソース選択メカニズム(例えば、部分センシング又はランダム選択)が、PC5通信において利用され得る。一般に、車両WTRU102b/102cと比較して電力及び計算に関する制限のある歩行者タイプのWTRU102aに対する最適化はない。交通弱者(Vulnerable Road User、VRU)のV2X利用をサポートし、したがって関連する側面(例えば省電力など)に関する拡張を提供することが望まれている。
LTEにおけるV2Xリソース割当て
LTEでは、V2X通信において2つの動作モードが定義されている。モード3では、ネットワークが、V2Xサイドリンク(sidelink、SL)送信用のスケジューリング割当てをWTRUに与える。モード4では、WTRUが、設定済み/事前設定済みのリソースプールからリソースを自律的に選択する。更に、V2X LTEでは、2種類のリソースプールが定義されており、V2X送信を受信するために監視される受信プール、及び/又はモード4でWTRUが送信リソースを選択するために使用するV2X送信プールである。送信プールは、モード3に設定されたWTRUでは使用されない。リソースプールは、サイドリンク送信又はサイドリンク受信のいずれかに利用可能なサブフレーム及び/又はリソースブロックのサブセットを定義する。サイドリンク通信は半二重方式である、かつ/又は、WTRUに複数の送信リソースプール及び/又は複数の受信リソースプールを設定することができる。
LTEでは、リソースプールは、無線リソース制御(radio resource control、RRC)信号伝達を介してWTRUに半静的にシグナリングされる。モード4では、WTRUは、RRCによって設定された送信プールからリソースを選択する前に、センシングを使用する。LTE V2Xは、リソースプールの動的な再設定をサポートしない。プールの設定は、システム情報ブロック(system information block、SIB)及び/又は専用RRCシグナリングを介して(例えば、介してのみ)伝えることができる。DRXを使用するNR V2Xに関して本明細書で使用される場合、リソースプールは、V2X通信で使用されるリソースのセットを含むことができる。受信(RX)リソースプールは、WTRUが監視するべきリソースを定義する。送信(TX)リソースプールは、WTRUが送信に使用できるリソースを定義する。サイドリンクの全てのリソースが送信又は受信のために使用できるわけではない。ここで、RXリソースプールはRXプールとも呼ばれてもよく、かつ/又は、TXリソースプールはTXプールとも呼ばれてもよい。
NR V2Xアクセス技術
第3世代パートナーシッププロジェクト(Third Generation Partnership Project、3GPP)には、NRと呼ばれる次世代の無線システムが含まれる。NRシステムは、拡張モバイルブロードバンド(enhanced Mobile Broadband、eMBB)、及び/又は超高信頼・低遅延通信(ultra-high reliability and/or low latency communications、URLLC)など、多くのユースケースをサポートすることが期待されている。
3GPPは、NRシステムにおける拡張V2X(eV2X)通信をサポートすることができる。NRにおけるeV2Xは、安全性シナリオ及び/又は非安全性シナリオの両方のための新しいサービス、例えばセンサ共有、自動運転、車両隊列走行、遠隔運転をサポートすることが期待されている。異なるeV2Xサービスは、異なる性能要件を必要とし、かつ/又はシナリオによっては3msのレイテンシが要求され得る。
NR V2Xは、2つの動作モード、すなわちモード1及び/又はモード2をサポートすることができる。モード1は、LTE V2Xモード3動作に基づく。例えば、ネットワークは、ダウンリンク(DL)のダウンリンク制御情報(downlink control information、DCI)シグナリングを介してSLリソースをスケジューリングすることができる、かつ/又は、WTRUは、受信したリソース予約をSL送信に適用することができる。モード2は、セミパーシステントスケジューリングのベースラインとしてLTEモード4を使用することができる。モード4では、WTRUは、設定されたリソースプールからリソースを自律的に選択する、かつ/又は予約することができる。一例では、設定されたリソースプールは、事前設定されるリソースプールとすることができる。自律的なリソース予約は、利用可能な候補リソースを特定するためのWTRUセンシングに基づくことができる。
NR V2Xの新しいユースケース
NR V2Xは、3GPP規格に定義されているように、新しいユースケースをサポートすることが予想される。特に、以下のユースケースがサポートされる予定である。
車両隊列走行。車両隊列走行は、車両が一緒に走行するグループを動的に形成することを可能にする。隊列内の全ての車両は、隊列動作を継続するために、先頭車両から周期的なデータを受信する。この情報により、車両間の距離を非常に小さくすることができ、例えば、時間に換算した間隙距離を非常に小さくすることができる(1秒未満)。隊列走行アプリケーションでは、後続車両を自律運転させることができる。
高度な運転。高度な運転は、半自動運転又は完全自動運転を可能にする。より長い車間距離が想定される。各車両及び/又はRSUは、自身のローカルセンサから得られたデータを近くの車両と共有し、したがって車両は、軌道又は操縦を調整することができる。更に、各車両は、その運転意図を近くの車両と共有する。このユースケースグループの利点は、より安全な走行、衝突の回避、及び/又は交通効率の向上である。
拡張センサ。拡張センサは、車両、RSU、歩行者のデバイス、及び/又はV2Xアプリケーションサーバの間で、ローカルセンサ又はライブビデオデータを通じて収集された生データ又は処理済みデータを交換することを可能にする。車両は、自身のセンサが検出できる範囲を超えて周囲環境の認識を強化し、かつ/又は局所的な状況をより全体的に把握することができる。
遠隔運転。遠隔運転は、自身で運転できない搭乗者、又は危険な環境にある遠隔の車両のために、遠隔運転者又はV2Xアプリケーションが遠隔の車両を操作することを可能にする。公共交通機関のように、バリエーションが限られている、かつ/又は経路が予測可能である場合には、クラウドコンピューティングに基づく運転を使用することができる。更に、このユースケースグループでは、クラウドベースのバックエンドサービスプラットフォームへのアクセスも考慮することができる。
NR V2XにおけるQoS
3GPPでは、NR V2XのためのQoSモデルを使用する。TS 23.285に文書化されているリリース14のV2Xでは、PC5上のQoSは、ProSeパケット単位優先度(ProSe per-packet priority、PPPP)を使用してサポートされる。アプリケーション層は、要求されるQoSレベルを示すPPPPでパケットをマークすることができる。例えば、PPPPからパケット遅延バジェット(packet delay budget、PDB)を導出できるようにすることで、特定の拡張が追加された。
NR V2Xにおける新しいQoS要件は、例えばTS 22.186に記載されている。新しい性能主要性能指標(key performance indicator、KPI)は、以下のパラメータを使用して指定された。
-ペイロード(バイト)、
-伝送速度(メッセージ/秒)、
-最大エンドツーエンドレイテンシ(ms)、
-信頼性(%)、
-データレート(Mbps)、
-最小必要通信範囲(メートル)。
なお、PC5ベースのV2X通信及び/又はUuベースのV2X通信の両方に、同じ一連のサービス要件を適用することができる。これらのQoS特性は、TS 23.501に定義されている5G QoSインジケータ(5G QoS indicator、5QI)を用いて良好に表現することができる。
1つの可能性は、PC5及び/又はUuのための統一されたQoSモデルを確立することであり、例えば、PC5を介したV2X通信にも5QIを使用することで、使用するリンクに関係なく、アプリケーション層が一貫した方法でQoS要件を示すことができる。
5GS V2X対応WTRUを考慮すると、ブロードキャスト、マルチキャスト、及び/又はユニキャストの3つの異なるタイプのトラフィックが存在する。ユニキャストタイプのトラフィックの場合、UuのQoSモデルと同じQoSモデルを利用することができ、例えば、ユニキャストリンクの各々をベアラとして扱うことができる、かつ/又は、ユニキャストリンクの各々にQoSフローを関連付けることができる。5QIに定義されている全てのQoS特性、及び/又はデータレートの追加パラメータを適用することができる。更に、最小(例えば要求される)通信範囲を、特にPC5の使用のための追加パラメータとして扱うことができる。同様の考慮事項がマルチキャストトラフィックにも当てはまり、なぜならマルチキャストトラフィックは、例えばトラフィックの受信者が複数定義されている場合など、ユニキャストの特別なケースとして扱うことができるためである。
ブロードキャストトラフィックの場合、ベアラの概念はない。したがって、各メッセージは、アプリケーションの要件に応じて異なる特性を有し得る。その場合、5QIをPPPP/ProSeパケット単位信頼性(ProSe per-packet reliability、PPPR)と同様の方法で使用する、例えばパケットの各々にタグ付けする必要がある。5QIは、PC5ブロードキャスト動作に必要な全ての特性(例えばレイテンシ、優先順位、信頼性など)を表すことができる。V2Xブロードキャストに固有の5QIのグループ(例えばVQI)を、PC5の使用のために定義することができる。
PC5 QoSパラメータは、1対1通信手順の確立時にネゴシエートされ、したがって例えばTS 23.303に定義されている1対1通信確立手順が、2つのWTRU間のPC5 QoSパラメータネゴシエーションをサポートするように拡張される。PC5 QoSパラメータネゴシエーション手順の後、両方向で同じQoSが使用される。
1対1通信(例えばD2D通信)に関与するWTRUは、図3に示したように、リンク確立手順中にPC5 QoSパラメータをネゴシエートする。メッセージ1は、直接通信要求(Direct Communication Request、DCR)メッセージであり、メッセージ2は、認証及びセキュリティアソシエーションの確立(Authentication and Establishment of security association)メッセージである。メッセージ1において、UE-1(例えばWTRU-1)は、相互認証をトリガするために、UE-2(例えばWTRU-2)に直接通信要求メッセージを送る。このメッセージは、要求されるPC5 QoSパラメータを含む。メッセージ2において、UE-2(例えばWTRU-2)は、相互認証の手順を開始する。UE-2(例えばWTRU-2)は、受け入れたPC5 QoSパラメータを応答メッセージに含める。
NR UuにおけるDRX
CONNECTEDモードDRXは、RRC_CONNECTED状態のWTRUを対象としてNR Uuにおける省電力化のために指定される。DRXは、WTRUにおけるウェイクアップ時間の設定されたスケジュールに基づく。WTRUは、ウェイクアップ時間中に物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel、PDCCH)スケジューリングを受信すると、更なるスケジューリングが受信されなくなるまで、一定時間にわたりアウェイク状態を維持する。WTRUには、以下の例示的なパラメータのいずれかを設定することができる。
-drx-onDurationTimer:DRXサイクルの開始時における持続時間、
-drx-SlotOffset:drx-onDurationTimerを開始する前の遅延、
-drx-InactivityTimer:PDCCHがMACエンティティの新しいUL送信又はDL送信を示すPDCCH機会の後の持続時間、
-drx-RetransmissionTimerDL(ブロードキャストプロセスを除くDLハイブリッドARQ(HARQ)プロセスごと):DL再送を受信するまでの最大持続時間、
-drx-RetransmissionTimerUL(UL HARQプロセスごと):UL再送のためのグラントを受信するまでの最大持続時間、
-drx-LongCycleStartOffset:ロングDRXサイクル及びショートDRXサイクルが開始するサブフレームを定義するロングDRXサイクル及び/又はdrx-StartOffset、
-drx-ShortCycle(オプション):ショートDRXサイクル、
-drx-ShortCycleTimer(オプション):WTRUがショートDRXサイクルに従う持続時間、
-drx-HARQ-RTT-TimerDL(ブロードキャストプロセスを除くDL HARQプロセスごと):HARQ再送のためのDL割当てがMACエンティティによって予期される前の最小持続時間、
-drx-HARQ-RTT-TimerUL(UL HARQプロセスごと):UL HARQ再送のグラントがMACエンティティによって予期される前の最小持続時間。
DRXが設定されたWTRUは、以下のいずれかに基づいて、アクティブ時間(WTRUがPDCCHをアクティブに監視する時間)を決定する。
DRXサイクルが設定される場合(例えば設定時)、アクティブ時間は、次の時間を含む。
-drx-onDurationTimer又はdrx-InactivityTimer又はdrx-RetransmissionTimerDL又はdrx-RetransmissionTimerUL又はra-ContentionResolutionTimer(例えばリリース14の5.1.5節に記載されている)が実行中である。又は
-物理アップリンク制御チャネル(physical uplink control channel、PUCCH)上でスケジューリング要求が送信され、保留中である(例えばリリース14の5.4.4節に記載されている)。及び/又は
-(例えばリリース14の5.1.4節に記載されているように)MACエンティティによって選択されていないプリアンブルに対するランダムアクセス応答の受信に成功した後、MACエンティティのセル無線ネットワーク一時識別子(cell radio network temporary identifier、C-RNTI)にアドレス指定された新しい送信を示すPDCCHが受信されていない。
LTE V2Xにおける部分センシング及び/又はランダム選択
LTE V2Xで導入されたもう1つの省電力メカニズム(歩行者WTRUで使用)は、部分センシングの態様であった。部分センシングを使用すると、WTRUに上位層によって、リソース選択ウィンドウ[T1、T2]内の最小数の候補サブフレームを設定することができ、特定のサブフレームがWTRU実装によって選択される。WTRUは、候補サブフレームから整数個の予約期間であるセンシングウィンドウ内のサブフレームに対して(例えば、サブフレームのみに対して)センシングを実行することができ、したがって、WTRUがセンシングウィンドウ内でセンシングを実行する必要のあるリソースの量を減らすことができる。
歩行者WTRUのもう1つの可能性は、リソースプール上でランダム選択を実行することである。リソースプールがランダム選択できるように設定されている場合、WTRUはセンシング手順中にセンシング結果を考慮することなくリソースの選択を実行することができる。
SL通信では、Uuのスケジューリングと異なる点がいくつかあり、これにより、Uuによって実施されるDRXコンセプトのアプローチに問題が生じ得る。
-再送についてシグナリング制御情報(signaling control information、SCI)に基づく指示が使用される。具体的には、SLでは、1つのSCIが、HARQプロセスにおける追加の送信及び/又は更なる再送のためのリソースを示すことができ、送信及び/又は再送は時間的に連続し得ない。HARQ RTTタイマ及び/又は再送タイマの実行では、そのようなSCIの指示を考慮に入れることができる(例えば、考慮に入れる必要がある)。
-送信においてHARQが有効又は無効であり得、その場合、HARQフィードバックのタイムラインが異なる。HARQが有効である送信の場合、RX WTRU(例えば、WTRU102)は(Uuと同様に)物理サイドリンクフィードバックチャネル(physical sidelink feedback channel、PSFCH)を送信することができる。HARQが無効である送信の場合、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、PSFCH上でHARQフィードバックを送信することができない。これは、HARQプロセスのタイマの定義に影響し得る。
-具体的には、Uuでは、HARQ RTTは、DL HARQフィードバックを伝える送信の最後のシンボル/スロットにおいて開始され得る。しかしながら、サイドリンクでは、WTRUは、様々な理由(例えば、HARQ無効、UL/SL優先順位付け)のために、PSFCHを(例えば、常に)送信し得ない。
-モード1又はモード2のいずれが使用されるかに応じて、最小マイクロスリープ/DRX時間が異なり得る。
-SCIは、HARQプロセスにおける予定された再送時刻を示すことができるが、TX WTRU(例えば、WTRU102)におけるイベントは、これらの時刻の変更を引き起こし得る。具体的には、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、例えば、より高い優先順位のWTRUによる送信に起因して、再送リソースのプリエンプションを実行し得る。具体的には、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、例えば、ULがSLよりも高く優先順位付けされたことに起因して、再選択を実行し得る。具体的には、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、例えば、チャネルビジー率(channel busy ratio、CBR)に起因して、全ての再送リソースをただちに(SCIにおいて)示す(例えば、全ての再送リソースを示す信号を送信する)ことができない。
サイドリンクDRXタイマのための方法
1.SL再送のためのアクティブ時間を定義する方法
(例えば、TX又はRX)WTRUは、例えばHARQプロセスに関して、送信又は再送に続くマイクロスリープ/DRXの期間を決定するためのメカニズムを有することができ、これはSL特性に依存する。これは、(Uuと同様に)HARQ RTTタイマを使用するようにモデル化することができ、これにより、そのようなタイマの開始は、潜在的なマイクロスリープ/DRX機会の開始を表す(これにより、WTRUは、アクティビティを定義する他のタイマ(例えば、インアクティビティタイマ、再送タイマなど)が実行されていない状態で(例えば、実行されていないと想定して)動作中のPSCCHを監視しない)。HARQ RTTタイマは、各SL HARQプロセスに対して設定することができる。マイクロスリープ/DRX機会は、HARQ RTTタイマが満了する場合及び/又は再送タイマ(又はアクティビティを表す同様のタイマ)が開始される場合に(例えば、そのようなときに)終了することができる。代替的に、WTRUに、マイクロスリープ/DRXの明示的な期間又はリソースのセット(例えば、SLイベントに対するスロットのセット)、及び/又は、例えば、各SL HARQプロセスに対してアクティブであるべき明示的な期間又はリソースのセット(例えば、SLイベントに対するスロットのセット)を、設定することができる。以下の実施形態の各々は、いずれの選択肢にも適用可能であり得る。更に、「HARQ RTTタイマ」及び/又は「HARQ RTT時間」は、この時間が(Uuにおけるように)タイマを使用して明示的に実装されるかどうかにかかわらず、HARQプロセスのマイクロスリープ/DRX時間を表すために互換的に使用される。更に、HARQ RTT時間/タイマは、本開示ではSL HARQ RTTタイマを指す。
1.1 HARQ RTTタイマの開始時刻の決定
RX WTRU(例えば、WTRU102)は、以下のいずれかを基準とする、ある時点(例えば、後続するスロット、又は後続するいくつかの指定されたスロット)においてHARQ RTTタイマを開始することができる。
-そのHARQプロセスのSCI及び/又はデータの受信、
-HARQプロセスに関連付けられたMAC PDUの復号時、
-例えば、以前のSCIに示された、TX WTRU(例えば、WTRU102)による予定された再送の時刻、又は再送の後、
-受信に関連付けられた復号結果(ACK又はNACK)の判定、
-受信されたデータに関連付けられたHARQフィードバックの送信、
-そのHARQプロセスのSCI及び/又はデータの受信に続く(事前に)設定される時刻又は事前に定義される時刻、
○このような(事前に)設定される時刻、又は事前に定義される時刻は、例えば、最小WTRU能力に基づいて定義することができる、かつ/あるいは
-HARQ RTTタイマをまったく開始しない、かつ/又は、例えば、HARQプロセスの再送タイマを直接開始する。
a)RX WTRU(例えば、WTRU102)は、SLの特性に応じて異なる時刻にHARQ-RTTを開始することを決定することができる
(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、SLの特性又は条件に応じて異なるように、HARQ RTT(タイマ)を開始するタイミングを決定することができる。具体的には、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、第1の特性/条件下では、ある時点においてHARQ RTTタイマを開始することができる、かつ/又は、第2の特性/条件下では、別の時点においてHARQ RTTタイマを開始することができ、時点は、上記で示したもののいずれかとすることができる。条件は、以下のいずれかに関連することができる。
-HARQプロセスの特定の送信/再送に対してSL HARQフィードバックが有効/無効であるかどうか、
-送信に関連付けられたキャストタイプ:
○例えば、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、送信がユニキャストに関連付けられる場合(例えば、関連付けられるとき)、第1の時点においてHARQ RTTタイマを開始することができる、かつ/又は、送信がグループキャストに関連付けられる場合(例えば、関連付けられるとき)、第2の時点においてHARQ RTTタイマを開始することができる、
-送信に関連付けられたQoS関連パラメータ(例えば優先度、MCR):
○例えば、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、送信に関連付けられた優先順位が閾値を上回る場合、第1の時点においてHARQ RTTタイマを開始することができる、かつ/又は、そうでない場合、第2の時点において開始することができる、
-CBRの値:
○例えば、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、測定されたCBRが閾値を上回る場合には第1の時点においてHARQ RTTタイマを開始することができる、かつ/又は、そうでない場合、第2の時点において開始することができる、かつ/あるいは
-本明細書に説明されるように、ピアWTRUによる指示/情報:
○例えば、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、DRXモード指示、又はDRXに関する他の情報を、PC5-RRCにおいて(例えば半静的に)又はSCI/MAC CEにおいて(動的に)受信することができる、かつ/又は、この情報に基づいてHARQ RTTタイマの開始時刻を変更することができる、
○例えば、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、異なる送信タイプ(例えば上述したSL特性)用のDRXモードを受信することができる、かつ/又は、ピアWTRUによって示された各送信タイプ用のHARQ RTT開始時刻を適用することができる。
一般性を失うことなく、上記の条件は、HARQ RTTタイマをいつ開始すべきか、並びにHARQ RTTタイマを開始すべきか否かを決定する際にも適用可能であり得る。
実施形態によれば、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、受信したPDUに対してHARQが有効であるか/無効であるかを決定することができる。(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、受信したPDUのHARQ有効/無効プロパティに応じて、HARQ RTT開始点を決定することができる。HARQが有効である場合、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、送信に対するHARQフィードバックを含むPSFCHの送信に続く最初のシンボル/スロットにおいてHARQ RTTタイマを開始することができる。HARQが無効である場合、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、SCIの受信に続く最初のシンボル/スロットにおいて、又はそのHARQプロセスの受信したPDUに対応するPSSCHの受信に続く最初のシンボル/スロットにおいて、HARQ RTTタイマを開始することができる。実施形態によれば、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、この場合、SCIの受信に続く事前定義された時刻においてHARQ RTTタイマを開始することができ、このような事前定義された時刻は、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)に対して定義された最小要件に対応する。(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、2つのシナリオのそれぞれにおいて、HARQ RTTタイマの異なる値を更に使用することができる。HARQ RTTの開始時刻は、上述した時刻のいずれかに対応することができる。
実施形態によれば、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、特定の条件下では、再送リソースに関連付けられた時点においてHARQ RTTを開始することができる。他の条件では、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、HARQ RTTを開始しなくてもよい、かつ/又は、そのような時点において、代わりに再送タイマを開始することができる。例えば、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、この節及び/又は他の節における条件のいずれか又は組み合わせが満たされる場合、以前のSCIによって示された再送リソースに続くスロットにおいてHARQ RTTタイマを開始することができる。例えば、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、TX WTRU(例えば、WTRU102)による、HARQ RTTタイマを開始する指示を受信した場合(例えばモード1送信)、又はプリエンプション/再評価が無効である場合、SCIに示された予定された再送リソースに続くスロットにおいてHARQ RTTタイマを開始することができる。
b)(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、PSFCHスロット上でUL/SL送信を実行する場合に(例えば、実行時に)HARQ-RTTタイマ(又は同様のもの)を開始することができる
実施形態によれば、例えば、(例えば、TX)WTRU(例えば、WTRU102)がPSFCH上で送信することのできる(例えば送信することが予期される)時点において、(例えば、TX)WTRU(例えば、WTRU102)が送信(UL送信又はSL送信)を実行する場合、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、受信用にHARQプロセスに関連付けられたHARQ-RTTを開始することができる。例えば、(例えば、TX)WTRU(例えば、WTRU102)が、PSFCH上のHARQフィードバックのSL送信よりもUL送信を優先させる(例えばPSFCH送信をスキップする)場合、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、スキップされたPSFCH上でHARQフィードバックが送信されることになっていたHARQプロセスのHARQ RTTタイマを開始することができる。(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、以下のいずれかにおいてHARQ RTTタイマを開始することができる。
-PSFCHの(最後の)シンボル/スロットに続くシンボル/スロット、
-PSFCH送信よりも優先されたUL/SL送信の最後のシンボル/スロットに続くシンボル/スロット、及び/又は
-(例えば、TX)WTRU(例えば、WTRU102)がUL送信のためのULグラントを受信したシンボル/スロットに続くシンボル/スロット。
1.2 再送タイマの開始時刻の決定
a)RX WTRU(例えば、WTRU102)に、SL HARQプロセスの再送タイマを開始するための異なる時点を設定することができる
(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、SLの特性に応じて、異なる時刻にSL HARQプロセスの再送タイマを開始することができる。(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、HARQプロセスの(失敗した)受信に続いて再送タイマを開始するために、以下の時刻のいずれかを選択することができる。
-HARQ RTT時間(タイマ)が満了した後(例えば満了時)、
-(失敗した)受信とともに送信されたSCIに示された時間リソースにおいて、又はそれより前のある時刻において、
-(失敗した)受信とともに送信されたSCIに示されたスロットに続くスロット(又は、続くいくつかのスロット)、
-特定のHARQプロセスのSCIにおいて受信された最後の再送リソースにおいて、その前のある時刻に、又はその後のある時刻に、及び/あるいは
-再送タイマをまったく開始しない。
b)[RX WTRU(例えば、WTRU102)は、HARQプロセス再送タイマを開始するかどうか/いつ開始するかをSCIに基づいて決定する]。
RX WTRU(例えば、WTRU102)は、HARQプロセスの特定の最初の送信/再送のために再送タイマを設定することができる。実施形態によれば、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、HARQプロセスの再送タイマを開始するかどうか、及び/又は再送タイマの開始時刻を、以下のいずれかに基づいて、(上記に示したものの中から)決定することができる。
-HARQプロセスの受信されたSCIが再送リソースを示しているかどうか。
○例えば、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、SCIが後続の再送のためにリソースを予約しない場合(例えば予約しないとき)、(例えば、何らかのHARQ RTT時間に続いて)再送タイマを開始することができる。SCIが後続の再送のためにリソースを予約する場合、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、現在のSCIの受信に続いて再送タイマを開始しなくてもよい(同じHARQプロセスの後続のSCIの受信後に(例えば受信後にのみ)再送タイマを開始することができる)。
-(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)が、特定のHARQプロセスの(現在受信されている送信/再送リソースに続く)追加の再送リソースを予期しているかどうか。
○例えば、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、特定のHARQプロセスの現在のSCI/データ受信が、(例えば、SCIに示された再送リソースを使用して予約された)HARQプロセスの最後の(例えば予期される)再送に対応する場合、(例えば何らかのHARQ RTT時間に続いて)再送タイマを開始することができる。SCIが最後の再送リソースに対応しない場合、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、SCIの受信に続いて再送タイマを開始しなくてもよい。
○例えば、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、SCIが追加の再送リソースを示しているかどうかに応じて、HARQ RTTタイマを開始するかどうかを決定することができる。具体的には、SCIが追加の再送リソースを示している場合、UEは、本明細書に記載されている時点においてHARQ RTTタイマを開始することができる。代替的に、SCIが追加の再送リソースを示していない場合、UEはHARQプロセスのHARQ RTTタイマを開始しなくてもよい。
-(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)が、同じHARQプロセスの以前のSCIによって示された予約された時点においてSCIを正常に受信したかどうか。
○例えば、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)が再送を予期するスロットにおいて(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)がSCIを復号しない場合、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、(例えば、HARQプロセスの以前のSCIによって示される時点に続くスロットにおいて)再送タイマを開始することができる。そうではなく、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)が(以前のSCIに基づいて)再送を予期しているスロットにおいて、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)がHARQプロセスのSCIを受信した場合、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は再送タイマを開始しなくてもよい。代替的に、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)が再送を予期しているスロットにおいて常に再送タイマを開始することができる、かつ/又は、SCIを受信した場合に(例えばただちに)再送タイマを停止することができる、又は、SCIが受信されない限り再送タイマを実行し続けることができる。
-HARQプロセスのPDUが正常に復号されたか否か。
○例えば、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)が(例えば以前に受信された送信/SCIにおいて)HARQプロセスに関連付けられたPDUを正常に復号しなかった限り、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、(この節に関連付けられた他の場合のいずれにおいても)再送タイマを開始することができる。
■具体的には、正常に復号化されることは、SCIが受信されたこと、及び/又は、HARQプロセスID及び/又はNDIが、受信された送信が(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)において現在割り当てられているHARQプロセスに関連付けられた再送であることを示す、ことを伴う。
-HARQ RTTタイマが、次に予定されている再送の前又は後に満了する(又は停止する)かどうか。
○具体的には、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、HARQ RTTタイマ及び/又は再送タイマの満了のうち最も早い時点で再送タイマを開始することができる。例えば、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、HARQ RTTタイマが満了する場合(例えば満了時)、HARQ RTTタイマが次に予定された再送の前に満了する場合、再送タイマを開始することができる。そうでない場合、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、SCIに示される次の予定された再送時に(又はその直後に)再送タイマを開始する。
-TX WTRU(例えば、WTRU102)によってプリエンプションが設定/許可されているかどうか。
○例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)が、プリエンプションに起因して再送リソースを再選択することを許可される場合、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、HARQ RTTタイマの満了に続いて再送タイマを開始することができる。一方、TX WTRU(例えば、WTRU102)がプリエンプションを実行することを許可されない場合、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、SCIに示される次の予定された再送に続くスロットにおいて、又はそのスロット上で、再送タイマを開始することができる。
-TX WTRU(例えば、WTRU102)がモード1に設定されているかモード2に設定されているか。
○例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、TX WTRU(例えば、WTRU102)がモード1に設定されている場合(例えば設定されているとき)、SCIが提供される場合にはSCIに示される次の予定された再送において(又はその次のスロットにおいて)、再送タイマを常に開始することができる。そうでない場合(例えば、モード2の場合、又はSCIにおいて後続の再送リソースが提供されなかったモード1の場合)、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、HARQ RTTタイマの満了に続いて再送タイマを開始することができる。
-HARQプロセスのHARQ RTTタイマが開始/実行されたか否か。
○例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、対応するHARQプロセスのHARQ RTTタイマが実行されている場合、対応するHARQ RTTタイマの満了に続いて再送タイマを開始することができる。そうでない場合、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、SCIに示される次にスケジューリングされた再送において再送タイマを開始することができる、又はその特定のHARQプロセスにおいて再送タイマをまったく開始しなくてもよい。
○例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、HARQ RTTタイマが開始される場合、HARQ RTTタイマの満了時に再送タイマを開始することができる。そうではなく、(例えば、本明細書に説明されているHARQ RTTタイマを開始するか否かの規則に基づいて)HARQ RTTタイマが開始されない場合、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、本明細書に示されている別の時点(例えば、SCIの受信、PSFCHの送信、以前のSCI再送リソース指示に基づくSCI受信の予期される時刻など)において、再送タイマを開始することができる。
-追加の再送リソースが期待できるかどうか、又はPDBを超えないかどうかの、TX WTRU(例えば、WTRU102)からの指示。
○具体的には、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、追加の再送リソースが予期されるか否かについての指示を、(例えば、SCI、MAC CE、又はMAC PDUヘッダ内の指示を介するなど、特定の再送リソース内で)提供することができる。具体的には、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、TX WTRU(例えば、WTRU102)が再送リソースの最大数に達した場合(例えば達したとき)、追加の再送リソースが予期されないことをRX WTRU(例えば、WTRU102)に示すことができる。このような指示は、最後の再送リソースに関連付けられたSCIにおいて、又は再送リソースを示す以前のSCIにおいて提供することができる。具体的には、TX WTRU(例えば、WTRU102)が、パケットのPDB内に収まる、最後の再送リソースに続く追加のリソースを(リソース選択を介して)見つけることができない場合(例えば見つけることができないとき)、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、追加の再送リソースが予期されないことをRX WTRU(例えば、WTRU102)に示すことができる。RX WTRU(例えば、WTRU102)は、TX WTRU(例えば、WTRU102)からの指示が、追加の再送リソースが予期されることを示す場合、HARQ RTTタイマ及び/又は再送タイマを開始することができる。代替的に、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、TX WTRU(例えば、WTRU102)からの指示が、HARQプロセスにおいて再送が送信されないことを示す場合、HARQプロセスにおいてHARQ RTTタイマ及び/又は再送タイマを開始することができない。
○具体的には、そのような指示は、追加の再送が予期されるという指示、又は追加の再送が予期されないという指示のいずれかであり得る。
○例えば、RX WTRU(例えば、WTRU102)が追加の再送リソースを予期できることをTX WTRU(例えば、WTRU102)が示した場合、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、HARQプロセスの復号の失敗に続いて再送タイマを開始することができる。そうでない場合、RX WTRU(例えば、WTRU102)は再送タイマを開始することができない。
-(例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)によるTX送信に失敗した場合であるTX WTRU(例えば、WTRU102)によるULの優先順位付けに続いて)再選択を実行することをTX WTRU(例えば、WTRU102)が予期しているかどうかに関するTX WTRU(例えば、WTRU102)からの指示(本明細書で更に説明する)。
○具体的には、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、予約された再送リソースにおいて失敗した送信の結果としてTX WTRU(例えば、WTRU102)が再選択を実行するように意図しているかどうかを、RX WTRU(例えば、WTRU102)に通知することができる。RX WTRU(例えば、WTRU102)は、そのような再選択が予定されている場合、又は、失敗した送信が(任意の以前のSCIにおいて)最後の予約された再送であった場合、再送タイマを開始することができる。そうでない場合、RX WTRU(例えば、WTRU102)は再送タイマを開始することができない、かつ/又は、HARQ RTTタイマを再度開始することができる。
-所与の時刻にPDUの予期されるPDBを超えたかどうか。
○例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、(例えば最初の送信/再送において)PDUの予期されるPDBを提供することができる。例えば、RX WTRU(例えば、WTRU102)に、(例えば、SCIの最初の送信の最初のSCI受信時刻に関する)優先順位及び/又は最大PDBのマッピングを設定することができる。(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、PDUに関連付けられた最大PDBを超えない限り、再送タイマを開始することができる。
-SCI送信に関連付けられた再送リソースが、HARQプロセスのためにTX WTRU(例えば、WTRU102)によって以前のSCIで予約された最後の既知の再送リソースであったかどうか。
○例えば、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、追加の予約された再送リソースがある場合、再送タイマの第1の(事前)設定値を使用することができる、かつ/又は、以前のSCI送信からのHARQプロセスのための予約された再送リソースがない場合、再送タイマの第2の値を使用することができる。
○例えば、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、SCIが再送リソースにおいて復号されなかった場合、かつ/又は、再送リソースが、以前のSCIによって予約された最後の示された/既知の再送リソースであった場合、再送タイマを開始することができる。そうでない場合、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、代わりにHARQ RTTタイマを開始することができる(例えば、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、SCIの次に示された位置での(例えば位置のみにおける)追加の再送を期待する)。
-例えば、CBR/優先順位に依存し得る最大数と比較しての、特定のHARQプロセスにおいてその時点までにTX WTRU(例えば、WTRU102)によって実行された再送回数に基づく。
○例えば、PDUについて実行された再送回数が、設定された最大値を下回る場合、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は再送タイマ及び/又はHARQ RTTタイマを開始することができる。そうでない場合、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、そのHARQプロセスにおいて再送タイマ及び/又はHARQ RTTタイマを開始することができない。
-RX WTRU(例えば、WTRU102)が受信しないSCI/データの予定された受信時刻に基づく。
○例えば、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、以前のSCIによって示された、ピア(例えば、TX)WTRU(例えば、WTRU102)による予定された再送に対応する時刻に、UL送信又は受信を実行/優先順位付けすることができる、かつ/又は、再送を受信できないことがある。例えば、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、以前のSCIによって示された、ピア(例えば、TX)WTRU(例えば、WTRU102)による予定された再送に対応する時刻に、サイドリンク送信を実行することができる、かつ/又は、半二重に起因して再送を受信できないことがある。いずれの場合も、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、予定された再送の時刻に、又はその後のある時刻に、再送タイマを開始することができる。
-PDUのQoSに基づく。
-送信のキャストタイプに基づく(例えば指示と組み合わせて)。
○例えば、ユニキャストHARQプロセスの場合、WTRUは、SCI送信(例えば、そのようなSCI送信が再送リソースを示さない場合)に続いてHARQ RTTタイマを開始するかどうかを、(例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)からの)指示に基づいて決定することができる。TX WTRU(例えば、WTRU102)は、TX WTRU(例えば、WTRU102)においてPUCCHが設定されるかどうかに基づいて、そのような指示を設定することができる。具体的には、PUCCHが設定される場合、RX WTRU(例えば、WTRU102)はHARQ RTTタイマを開始することができる、かつ/又は、PUCCHが設定されない場合、RX WTRU(例えば、WTRU102)はHARQ RTTタイマを開始しなくてもよい。一方、グループキャスト及び/又はブロードキャストの場合、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、HARQ RTTタイマを開始しなくてもよい(同様に、例えば、そのようなSCIが再送リソースを示さないSCI送信の場合)。
上記の条件は、再送タイマをいつ開始するか、及び/又は、再送タイマを開始するか否かを決定する際にも適用可能である。一般性を失うことなく、上記の条件は、HARQ RTTタイマをいつ開始するか、又はHARQ RTTタイマを開始するかどうかにも、適用可能である。
例示的な実施形態では、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、例えば、以前のSCIによって示された予定/予期される受信時刻における、再送のためのSCIの正常な受信に基づいて、再送を開始するかどうかを決定することができる。具体的には、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、時刻T2における再送リソースを示す第1のSCIを(例えば時刻T1に)受信することができる。(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、第1のSCIによって示される時点(例えばT2)まで、SL HARQプロセスのマイクロスリープ/DRXを更に実行することができる。(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)が時点T2において、例えば同じHARQプロセスIDを示すSCIを正常に受信したかどうかに基づいて、HARQプロセスの再送タイマを開始するかどうかを決定することができる。例えば、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)がT2においてSCIを監視する、かつ/又はSCIを受信しない場合、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、そのHARQプロセスの再送タイマを開始することができる。一方、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)がT2においてSCIを監視する、かつ/又はHARQプロセスに関連付けられたSCIを受信する場合、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、そのHARQプロセスの再送タイマを開始しなくてもよい。
c)RX WTRU(例えば、WTRU102)は、SCIを復号しない場合、HARQプロセスの再送タイマを開始するかどうか/いつ開始するかを決定する
上記の実施形態において(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)が再送タイマを開始するかどうかは、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)が時刻T2においてSCIを監視していたかどうかに更に依存し得る。具体的には、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、半二重の問題(例えば同じ時点において送信を実行する)又はUL/SL優先順位付け(例えば、SCIを監視する代わりにUL送信を実行する)に起因して、SCIの監視をスキップすることがある。そのような場合、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、SCIを復号しなかった場合、常にT2において再送タイマを開始することができる。代替的に、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、再送タイマを開始しなくてもよい、かつ/又は、そのHARQプロセスのHARQ RTTタイマを再度開始することができる。具体的には、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、本明細書に説明されている条件に応じて、次の予定された再送まで、又はHARQ RTTタイマの設定に基づいて、マイクロスリープ/DRXを実行することができる。例えば以下のとおりである。
-第1の条件下で、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、HARQ RTTタイマを開始することができる。
-第2の条件下で、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、再送タイマを開始することができる。
第1の条件及び第2の条件は、以下の条件のいずれかの組み合わせ(及び/又は)とすることができる。
-TX WTRU(例えば、WTRU102)がモード1で動作している。
-TX WTRU(例えば、WTRU102)がモード2で動作している。
-プリエンプションが無効である。
-失敗したSCIが、以前のSCIによって示された最後の再送リソースに対応する。
-失敗したSCIが、以前のSCIによって示された最後の再送リソースに対応しない。
-CBRが閾値を上回る/下回る。
-送信の優先順位が閾値を上回る/下回る。
-TX WTRU(例えば、WTRU102)によって示される挙動(例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、RX WTRU(例えば、WTRU102)がHARQ RTTタイマを開始すべきか、又は再送タイマを開始すべきかを示すことができる)。
○例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、動作モードに基づいて、プリエンプションが無効であるかどうかを決定する、かつ/又は、この情報をRX WTRU(例えば、WTRU102)に提供することができる。
例えば、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)が、(例えば、例えばHARQ RTTタイマの満了に続いて)予定されたSCIの再送に失敗した場合、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、TX WTRU(例えば、WTRU102)がモード2を使用している場合、かつ/又はプリエンプションが有効である場合、あるいは失敗したSCI/再送が以前のSCIによって示された最後の再送である場合、再送タイマを開始することができる。そうでない場合(例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)がモード1を使用している場合、又はTX WTRU(例えば、WTRU102)がモード2を使用しておりプリエンプションが無効である場合、かつ/又はいずれの場合も、失敗したSCIが最後の再送ではない場合)、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、HARQ RTTタイマを開始することができる。
1.3 RX WTRU(例えば、WTRU102)におけるHARQ RTT時間/タイマ又は再送時間/タイマの値/持続時間の決定
a)アクティブ時間は、再送のための(SCIによって示される)予定された受信リソース及び/又はタイマ(例えば再送タイマ)が動作している時間の組み合わせとすることができる
実施形態によれば、HARQ RTTタイマ又は再送タイマの値は、TX WTRU(例えば、WTRU102)、RX WTRU(例えば、WTRU102)、又はTX WTRU(例えば、WTRU102)及び/又はRX WTRU(例えば、WTRU102)の組み合わせ、によって決定することができる。具体的には、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、TX WTRU(例えば、WTRU102)における既知の条件を使用して、タイマの値を決定する、かつ/又は、その値をRX WTRU(例えば、WTRU102)に送ることができる。代替的に、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、RX WTRU(例えば、WTRU102)における既知の条件及び/又はTX WTRU(例えば、WTRU102)によってRX WTRU(例えば、WTRU102)に通知された条件を使用して、タイマの値を決定することができる。最後に、タイマの一部を、TX WTRU(例えば、WTRU102)によって決定する、かつ/又はRX WTRU(例えば、WTRU102)に送信することができる、かつ/又は、タイマの別の一部を、RX WTRU(例えば、WTRU102)によって決定することができる。
実施形態によれば、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、自身のアクティブ時間(例えば、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)がPSCCHを監視し得る(例えば監視することが要求される)時間)を、SCIによって示される再送のための任意の予定された受信リソースであって、そのSCIに関連付けられたHARQプロセスが正常に復号されていないもの、及び/又は、多数のタイマのいずれかのステータス、の組み合わせに基づいて定義することができる。具体的には、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、任意のSL HARQプロセスに関連付けられたSLインアクティビティタイマ、SLオン持続時間タイマ(on duration timer)、又はSL再送タイマのいずれかが動作している場合、あるいは、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)が以前のSCIに従って特定のHARQプロセスの再送を予期している任意の特定のリソース、及び/又はHARQプロセスが正常に復号されていない任意の特定のリソースにおいて、アクティブであり得る。具体的には、SCIが次の再送リソースを示している場合、かつ/又は、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)が、同じSCI/HARQプロセスに関連付けられた現在の送信/再送において受信した現在のデータを復号してNACKと決定した場合、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、(例えば特定のSL HARQプロセスにおいて)以前のSCIに従って再送を予期している可能性がある。この場合、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、任意の追加タイマの実行に基づくアクティビティに加えて、SCIによって示されるその再送リソースにおいてアクティブであると決定することができる。(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)が送信からACKを決定した場合、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、タイマベースのアクティビティ(例えばアクティビティのみ)に従ってウェイクアップすることができる。
b)SCIによって示された再送に関連付けられたアクティブ時間は、再送タイマを開始及び/又は停止することによって考慮することができる
実施形態によれば、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、(Uuのように)DRXに関連付けられたタイマが存在しているかどうかに(例えば、存在しているかどうかのみに)基づいて、自身のアクティブ時間を定義することができる。このような場合、SCIによって示される再送リソースに関する監視は、再送リソースを介して実行することができる。具体的には、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)が、特定のHARQプロセスにおいて、SCIにおいて示された/予約された時点に関連付けられたリソースを(例えばリソースのみを)監視する場合、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、以下のようにすることができる。
-HARQ RTTタイマを、そのリソースを含まない、次の予約された再送リソースまでの時間量に設定する、
-HARQ RTTタイマが満了した場合(例えば満了時)、かつ/又はHARQプロセスのPDUが正常に復号されなかった場合(例えば復号されなかったとき)、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、HARQプロセスの再送タイマを開始する、
-HARQプロセスのSCIが受信されない限り、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、再送タイマの満了まで、再送タイマの実行を継続する、及び/又は
-(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、HARQプロセスのSCIを復号するとただちに再送タイマを停止する。
c)RX WTRU(例えば、WTRU102)は、再送値を異なる値に設定することができる
実施形態によれば、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、再送タイマを異なる値に設定することができる。具体的には、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、HARQプロセスの再送タイマを以下のいずれかに設定することができる。
-(事前)設定値、又はTX WTRU(例えば、WTRU102)によって(例えばRRCシグナリング、SCI、又はMAC層において)示された値:
○(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)に、異なる再送タイマ値を(事前に)更に設定することができる。
-値0(例えば、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は再送タイマを使用しない)。
-単一スロットに相当する値:
○例えば、本明細書に説明されている特定の条件下(例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)がモード1を使用している、かつ/又はSCIが再送リソースを含まない)では、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、再送タイマを単一スロットに相当する値に設定することができる。具体的には、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、SCI内の再送リソースに関連付けられたスロットの間、再送タイマを実行することができる。
-SCIに示される再送リソースのタイミングから導かれる値:
○例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、再送タイマの値を、以前のSCIに示された次の再送リソースの時間位置まで(再送タイマの開始から)残っている時間量に設定することができる。
○例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、再送タイマの値を、次の再送リソースの後の再送リソースの時間位置まで(再送タイマの開始から)残っている時間量に設定することができる。
-PDUのPDB又は残りのPDBから導出される値、及び/又はPDUの優先順位から導出される値:
○例えば、RX WTRU(例えば、WTRU102)に、TX WTRU(例えば、WTRU102)によって(例えば、SCI又はMAC制御要素(CE)において)PDUのPDB又は残りのPDBを提供することができる。代替的に、RX WTRU(例えば、WTRU102)に、PDUの優先順位及び/又は(例えば最初の送信の受信から測定される)予期される最大PDBとの間のマッピングを設定することができる。
■RX WTRU(例えば、WTRU102)は、そのようなPDBの受信に続く任意の時間に再送タイマを設定することができる。RX WTRU(例えば、WTRU102)は、再送タイマを、(再送タイマの開始から)PDBが満了するまでの残り時間に設定することができる。
■例えば、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、再送タイマを、別の値(例えば(事前)設定値)及び/又はPDBの満了までの残り時間の最小値に設定することができる。
-測定又は(TX WTRU(例えば、WTRU102)から)示されたCBRに依存する値:
○例えば、RX WTRU(例えば、WTRU102)に、CBR/チャネル占有率(channel occupancy ratio、CR)に応じて再送タイマの異なる値を(事前に)設定することができる。
-(HARQプロセスの最初の送信以降の)再送番号に依存する値:
○例えば、RX WTRU(例えば、WTRU102)に、再送番号ごとに異なる再送タイマの値、又は(例えば最初の送信に続く)再送ごとに適用される再送タイマの値のオフセット/変更を、(事前に)設定することができる。
d)RX WTRU(例えば、WTRU102)は、制御/データ送信(例えば、SCI送信)の特性に基づいて、第1のHARQ RTT/再送タイマ及び/又は第2のHARQ RTT/再送タイマのいずれかの間で判定/決定することができる
実施形態によれば、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、HARQプロセスにおけるマイクロスリープ/DRX時間、又は、HARQ RTTタイマ及び/又は再送タイマの値を、TX WTRU(例えば、WTRU102)による送信内の情報(SCI内の情報、物理サイドリンク共有チャネル(physical sidelink shared channel、PSSCH)内の情報(例えばMAC CE)、PC5-RRC内の情報などを含み得る)に基づいて、決定することができる。例えば、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、SCI内に再送リソースがあるかどうか、及び/又はそのような再送リソースのタイミングに基づいて、HARQ RTTタイマ及び/又は再送タイマを決定することができる。このような決定は、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)が第1のタイマと第2のタイマとの間で選択することを含むことができる。このような決定は、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)が、SCIから導出される時刻、及び/又は別のメッセージ(例えばRRC設定又は事前設定)において提供された別の時刻との間で選択することを含むことができる。具体的には、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、第1のマイクロスリープ/DRX時間を使用するか第2のマイクロスリープ/DRX時間を使用するか、かつ/あるいは、第1の再送タイマを使用するか又は第2の再送タイマを使用するかを、以下のいずれか又は組み合わせ(及び/又は)に基づいて、決定することができる。
-SCIが1つ以上の再送リソースを示すかどうか。
-プール内の送信に対してプリエンプションが有効/無効であるか。
○具体的には、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、プール設定に基づいて、又はTX WTRU(例えば、WTRU102)からの明示的な指示(例えば、PC5-RRC、MAC CE、サイドリンク無線ベアラ(sidelink radio bearers、SLRB)設定の中、又はSCI送信自体の中)に基づいて、TX WTRU(例えば、WTRU102)によるプリエンプションが無効であるかどうかを決定することができる。
-SCI内のQoS(例えば優先順位)。
-RX WTRU(例えば、WTRU102)又はそのピア(TX WTRU(例えば、WTRU102))のカバレッジ(カバレッジ内又はカバレッジ外)。
-RX WTRU(例えば、WTRU102)又はそのピア(例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102))のRRC状態。
-RX WTRU(例えば、WTRU102)が、モード1又はモード2で送信している(例えば、TX)WTRU(例えば、WTRU102)からデータを受信しているかどうか(このような情報は、TX WTRU(例えば、WTRU102)によってRX WTRU(例えば、WTRU102)に更に提供することができる)。
-RX WTRU(例えば、WTRU102)が、SL ACK/NACKをネットワークに報告(例えばSL ACK/NACKを示す情報を送信)している(例えば、TX)WTRU(例えば、WTRU102)からデータを受信しているか否か(例えば、そのようなTX WTRU(例えば、WTRU102)がモード1送信を使用している場合(例えば使用しているとき))(このような情報は、TX WTRU(例えば、WTRU102)によってRX WTRU(例えば、WTRU102)に更に提供することができる)。
-送信がブラインド再送とHARQベースの再送のどちらに関連付けられるか(例えばHARQが有効/無効)。
-HARQ RTTタイマが、次の予定されている送信の前又は後で満了する(又は停止する)かどうか。
-HARQ RTTタイマ/再送タイマが、以前のSCIに示された最後の送信/再送リソースの後に開始されるか否か。
-RX WTRU(例えば、WTRU102)が、同じHARQプロセスの以前のSCIによって示された予約された時点においてSCIを正常に受信したかどうか。
-HARQプロセスのSCIに示された(例えば再送のための)リソースのタイミング:
○例えば、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、SCIに示された再送リソースまでマイクロスリープ/DRXを実行することができる。
○例えば、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、SCIに示された再送リソースより、いくつか以上のスロットだけ前/後までDRXを実行することができ、スロットの数は以下とすることができる。
■ネットワークによって(事前に)設定される。
■ピア(例えば、TX)のWTRU(例えば、WTRU102)によって提供される。
■第1のHARQ RTT挙動と第2のHARQ RTT挙動との間の決定に関連付けられた1つ以上の他の要因(例えば、QoS、CBR、TX WTRU(例えば、WTRU102)による他の指示)に依存する。
●例えば、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)に、HARQプロセスに関連付けられたデータの各優先順位に対応するスロット数を(事前に)設定することができる。
●例えば、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)に、RX WTRU(例えば、WTRU102)自身によって測定された、又はTX WTRU(例えば、WTRU102)によって示された、CBR/輻輳の各指示に対応するスロット数を、(事前に)設定することができる。
-(新たなリソース予約を使用する)追加の再送リソースを予期できるか否か、又はPDBを超えているか否かについての、TX WTRU(例えば、WTRU102)からの指示。
-本明細書に説明されている、(例えば、送信自体における、又は送信前のPC5-RRCにおける)TX WTRU(例えば、WTRU102)によって提供される他の何らかの暗黙的又は明示的な指示情報。
-本明細書で更に説明されるように、(例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)によるTX送信に失敗した場合であるTX WTRU(例えば、WTRU102)によるULの優先順位付けに続いて)TX WTRU(例えば、WTRU102)が再選択の実行を予期しているかどうかに関する、TX WTRU(例えば、WTRU102)からの指示。
e)(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、TX WTRU(例えば、WTRU102)によって(例えば、SCIにおいて)提供された値を使用するか、又はHARQ RTTの事前設定された値を使用するかを決定する
実施形態によれば、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、(事前に)設定されたタイマに基づいてHARQ RTTを定義するかどうか、又はSCI内の上述した情報に基づいてSCI内の明示的な時間指示(例えば再送リソース)に基づいてHARQ RTTを定義するかどうかを決定することができる。一例では、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、HARQ RTTタイマ(又はマイクロスリープ/DRX時間)を、SCIに示される次の再送リソースまでの時間に設定することができる。具体的には、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、HARQ RTTタイマの開始に関して本明細書に説明されているある時刻に開始する、特定のSL HARQプロセスのマイクロスリープを実行することを許可することができる、かつ/又は、SCIに示される次の予期される再送リソースのタイミングまでDRXを実行し続けることができる。その後、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、再送タイマを開始することができる、又は、この、次の再送リソースに関連付けられたリソースの明示的な監視を実行することができる。
(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、以下のいずれかの場合、HARQ RTTを、SCIに示される次の予期される再送リソースのタイミングに設定することができる。
-SCIが少なくとも1つの再送リソースを示している。
-(例えば、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)がHARQ RTTを決定する対象の送信/再送リソースに続く)次の再送リソースが、SCIに提供された。
-送信がモード1送信である。
-送信が、プリエンプションが無効なモード2送信である。
一方、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、以下の場合、HARQ RTTタイマを0に設定する、又は何らかの事前設定された値に設定する、又はHARQ RTTタイマを使用しない(例えば、ただちに再送タイマを開始する、又はマイクロスリープ/DRXを実行しない)ことができる。
-送信/再送が、SCIに示された最後の/唯一のリソースに関連付けられている(例えば、このリソースに続く更なる再送リソースがSCIに示されていない)、及び/又は
-送信が、プリエンプションが有効なモード2送信である。
例えば、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、以下の場合、HARQ RTTタイマを、SCI再送リソースに示される予期される再送リソースのタイミングに設定することができる。
-次の再送リソースがSCIに示されている、かつ/又はTX WTRU(例えば、WTRU102)がモード1を使用している、かつ/あるいは
-次の再送リソースがSCIに示されている、かつ/又はTX WTRU(例えば、WTRU102)が、プリエンプションが無効であるモード2を使用している。
一方、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、以下の場合、HARQ RTTタイマを、事前設定された値に設定することができる(そのような事前設定された値は、更に、以下の場合のいずれを考慮するかに更に依存し得る)。
-次の再送リソースがSCIに示されていない、かつ/あるいは
-次の再送リソースがSCIに示されている、かつ/又は、TX WTRU(例えば、WTRU102)が、プリエンプションが有効であるモード2を使用している。
f)(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、ウェイクアップするための予定された再送時刻より前のリソースの数を決定する
実施形態によれば、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、HARQ RTTを、HARQ RTT時間又はHARQ RTTタイマの開始から、SCIに示された予定された再送リソースより前の特定の時点までの時間として決定することができる。示された再送又は明示的な時点より前のリソースの数は、以下のいずれかを使用してRX WTRU(例えば、WTRU102)によって決定することができる。
-TX WTRU(例えば、WTRU102)によって示される:
○例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)が、予定された再送リソースの前の時点又はスロットの数をRX WTRU(例えば、WTRU102)に提供することができる。これは、PC5-RRCメッセージにおいて(例えば設定パラメータとして)提供することができる、かつ/又は、TX WTRU(例えば、WTRU102)による全ての送信に半静的に適用することができる。代替的に、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、SCI若しくはMAC CE、又はMACヘッダにおいて、(例えばテーブルへのインデックス又は明示的な値として)このスロット数を表す指示を提供することができる。
-送信の優先順位に基づく:
○例えば、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、SCIに示された優先順位に基づいて、予定された再送の前のスロット数を決定することができる。例えば、RX WTRU(例えば、WTRU102)に、所与の優先順位に対するスロット数を設定することができる、かつ/又は、HARQ RTT時間の長さを決定するために、予定された再送から、その優先順位に関連付けられたスロット数を減算することによって、HARQ RTTタイマを決定することができる。
-再送番号に基づく:
○例えば、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、HARQプロセスに関連付けられた再送番号に基づいて、予定された再送時間の前のスロット数又はHARQ RTT時間の値を決定することができる。例えば、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)に、第1の(最初の)送信のための第1のスロット数、第1の再送のための第2のスロット数、第2の再送のための第3のスロット数、及び/又は以下同様のスロット数を、(事前に)設定することができる。
-CBRに基づく:
○例えば、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、CBRの第1の範囲に対する第1のスロット数、及び/又はCBRの第2の範囲(例えば、より低い)に対する第2のスロット数、及び/又は以下同様のスロット数、を決定することができる。RX WTRU(例えば、WTRU102)は、自身の測定されたCBRを使用することができる。代替的に、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、TX WTRU(例えば、WTRU102)によって提供されるCBRの値を使用することができる。
-RX WTRU(例えば、WTRU102)におけるプリファレンス(例えば電力関連):
○例えば、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、上位層から示される、RX WTRU(例えば、WTRU102)における現在の省電力ステータス又はプリファレンスに基づいて、スロット数を決定することができる。このようなスロット数は、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)の能力及び/又はRX WTRU(例えば、WTRU102)における現在の省電力プリファレンスの組み合わせとして設定することができる。
g)TX WTRU(例えば、WTRU102)は、同一/類似する条件を使用して、プリエンプションに続く再選択の制限を定義することができる
実施形態によれば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、例えば再送リソースのための(例えば、プリエンプション、スキップされた送信などに続く)許可される再選択リソースを、RX WTRU(例えば、WTRU102)に関連付けられたアクティブ時間に制限することができ、このようなアクティブ時間は、TX WTRU(例えば、WTRU102)における、一連のタイマ及び/又は固定/(事前)設定されたリソースの維持によって定義することができる。TX WTRU(例えば、WTRU102)は、上記の実施形態と同様の基準に基づいて、再送のための許可される再選択リソースを制限することができる。TX WTRU(例えば、WTRU102)は、RX WTRU(例えば、WTRU102)がDRXにあると予期される場合に、このような制限を更に課すことができる。TX WTRU(例えば、WTRU102)は、リソースに関連付けられたプリエンプション後に(例えばプリエンプション時に)、優先順位、CBR、再送番号、RX WTRU(例えば、WTRU102)からのプリファレンスなどに基づいて、再送のための選択されるリソースを制限することができる。例えば、送信の優先順位の第1の値/範囲に対しては、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、SCIに最初に示された再送リソースの前及び/又は後のリソースの第1のウィンドウに限定されるリソースを選択することができる。第2の優先順位又は優先順位範囲に対しては、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、SCIに最初に示された再送リソースの前及び/又は後の第2のウィンドウ又はリソースに限定されるリソースを選択することができる。一般性を失うことなく、そのようなウィンドウは、リソースの(事前に)設定されるパターンに更に制限することができる。そのような場合、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、DRXにあるとき、HARQプロセスのための事前に設定されたリソースのパターン(例えばリソースのパターンのみ)を監視する。例えば、WTRUは、DRXが設定されているRX WTRU(例えば、WTRU102)と通信する場合(例えば通信時)、プリエンプションの場合に(例えばプリエンプションの場合のみ)、このような制限を適用することができる。具体的には、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、新たな再送リソースが(例えば常に)、(以前のSCIによって示された)予定される再送リソースのタイミングの後に発生し得るように、再送リソースの再選択を制限することができる。本明細書において条件に関して説明したように、これは、RX WTRU(例えば、WTRU102)(次の予定された再送リソースの前のリソースがプリエンプションによって選択され得ないように(そのように想定して)動作することができる)が、次の予定されたSCIのタイミングをHARQ RTTタイマとして使用できるようにするためであり得る。
h)(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、優先順位及び/又はCBRに基づくSCI再送に基づいてHARQ RTT時間を設定するかどうかを決定する
実施形態によれば、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、SCI再送リソースのタイミングを使用するか、又は(事前)設定値(例えばそのような再送リソースより前に満了する)を使用するかを、PDUの優先順位及び/又は測定/示されたCBRに基づいて、決定することができる。例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)が、SCIの中の予定された再送リソースより前に発生するリソースを(プリエンプションの結果として)選択できるかどうか、又は再送リソースより後に発生するリソース(例えばリソースのみ)を選択できるかどうかは、PDUの優先順位及び/又はCBRに依存し得る。例えば、PDUの優先順位が閾値を上回る(閾値によって示される優先順位よりも高い優先順位)場合、かつ/又は、CBRの特定の範囲の場合、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、(事前)設定から選択される第1の(より短い)HARQ RTTタイマを使用することができる。このような場合、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、リソースのセットからプリエンプションの結果として再選択を実行することができ、それらのリソースのいくつかは、SCIの中の予定された再送の前に発生し得る。一方、PDUの優先順位が閾値を下回る(閾値によって示される優先順位よりも低い)場合、かつ/又はCBRの第2の(例えば、より低い)範囲の場合、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、HARQ RTTの値を、SCIにおいて示される次の予定される再送リソース(再送リソース又はそれに続くスロットのいずれか)までの時間であるものと決定することができる。この場合、TX WTRU(例えば、WTRU102)に関して、TX WTRU(例えば、WTRU102)がプリエンプションに続いてリソース再選択を実行する場合(例えば、実行時)、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、最初の再送リソースの後に発生するリソースを(例えばリソースのみを)選択することができる。
このような選択では、再送番号を更に使用する(例えば再送番号に依存する)ことができる。具体的には、優先順位閾値は、再送リソースを使用する(例えば再送リソースに依存する)ことができる。このような選択が可能であるか否かは、どの再送リソースが考慮されるかに依存し得る。
i)(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、HARQ RTTに対して第1の値又は第2の値のいずれの(事前)設定値を使用するかを決定する
実施形態によれば、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、2つの異なるタイマ値の間で選択するために上記で定義された条件の1つに基づいて、第1の(事前)設定値又は第2の(事前)設定値の間で選択するかどうかを決定することができる。このような決定は、SCI内の値を使用するか、又は事前設定値を使用するかを決定する解決策と更に組み合わせることができ、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、第1の一連の条件に基づいて、(SCI内の値ではなく)(事前)設定値を使用することを決定することができる、かつ/又は、第2の一連の条件に基づいて、どの(事前)設定値を使用するかを決定することができる。
一般性を失うことなく、第1/第2の(事前)設定値を選択することは、全体的なHARQ RTTを決定するために2つの(事前)設定値を(例えば加算を介して)組み合わせることを意味し得る。例えば、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、第1の条件下で、HARQ RTTタイマをX+Yの値に設定することができる、かつ/又は、第2の条件下で、HARQ RTTタイマをX+Zの値に設定することができ、式中、X、Y、及び/又はZは、全て(事前)設定値である。(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、ピア(例えば、TX)WTRU(例えば、WTRU102)から、かつ/又はネットワークから、そのような(事前)設定を取得することができる。(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は更に、X/Y/Zのそのような値を、サイドリンク信号/チャネル(例えばPSFCH)の設定に基づいて暗黙的に決定することができる。例えば、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、SCI受信及び/又はPSFCHの間の時間に関連付けられたHARQ RTTの任意の成分の値を決定することができる。例えば、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、PSFCH、及び/又はTX WTRU(例えば、WTRU102)によって示される何らかの明示的なリソースの間の時間に関連付けられたHARQ RTTの任意の成分の値を決定することができる。例えば、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、HARQ RTTの任意の成分の値を、(例えば仕様において)指定された値として決定することができる。
例えば以下のとおりである。
-(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、TX WTRU(例えば、WTRU102)がSL HARQフィードバックをネットワークに報告する(例えばSL HARQフィードバックを示す情報を送信する)HARQ有効送信のために、第1の(事前に)設定されたタイマを選択することができる。そのような第1のタイマは、PC5-RRCシグナリングにおいてTX WTRU(例えば、WTRU102)によって提供される2つの値を組み合わせることによって決定することができ、第1の値は、TX WTRU(例えば、WTRU102)におけるPSFCHからPUCCHまでの遅延に対応する、かつ/又は、第2の値は、PUCCHから、ネットワークによって設定された(かつPC5-RRCシグナリングにおいてTX WTRU(例えば、WTRU102)によってRX WTRU(例えば、WTRU102)に送信された)DCI/SCIスケジューリングまでに対応する。
-(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、TX WTRU(例えば、WTRU102)がSL HARQフィードバックをネットワークに報告する(例えばSL HARQフィードバックを示す情報を送信する)HARQ無効送信のための第2の(事前に)設定されたタイマを選択することができる。そのような第2のタイマは、TX WTRU(例えば、WTRU102)によって提供されるSCIからPUCCHまでの最小レイテンシ、及び/又は、PUCCHから、ネットワークによって設定されるSCI/SCOスケジューリングまで、を組み合わせることによって、決定することができる。
-(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、TX WTRU(例えば、WTRU102)がSL HARQフィードバックをネットワークに報告しない(例えばSL HARQフィードバックを示す情報を送信しない)HARQ有効送信のための第3の(事前に)設定されたタイマを選択することができる。このような第3のタイマは、TX WTRU(例えば、WTRU102)によって提供され得る、TX WTRU(例えば、WTRU102)におけるPSFCHからPSSCHまでのレイテンシの値として決定することができる、かつ/又は
-(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)がSL HARQフィードバックをネットワークに報告しない(例えばSL HARQフィードバックを示す情報を送信しない)HARQ無効送信のための第3の(事前に)設定されたタイマを選択することができる。このようなタイマは、最後の再送リソースに関連付けられたSCI、及び/又は、ネットワークによって同じHARQプロセスに対してスケジューリングされた新しいSLリソース(ネットワークによって設定された、かつ/又はTX WTRU(例えば、WTRU102)によってRX WTRU(例えば、WTRU102)に送信された)の間の最小レイテンシの値として決定することができる。
一般性を失うことなく、上記の実施形態は、TX WTRU(例えば、WTRU102)、及び/又は、TX WTRU(例えば、WTRU102)がHARQ RTTを計算する、及び/又はそれをRX WTRU(例えば、WTRU102)に送る場合、にも適用される。
一般性を失うことなく、上記の実施形態は組み合わせて使用することができ、具体的には、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、HARQ RTTの第1の部分を計算する、かつ/又は、それをRX WTRU(例えば、WTRU102)に送ることができる。RX WTRU(例えば、WTRU102)は、受信した部分を自身の決定した部分と加算することにより、HARQ RTTの最終値を計算することができる。いずれの部分も、本明細書における実施形態に説明されている基準に基づいて決定することができる。
j)DRXタイマは、設定されたリソースプールの関数とすることができる
V2Xにおけるリソースプールは、サイドリンク送信のために設定された異なる数のULリソースを有することができる。これは、DRXにある(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)の応答性に影響を及ぼすことがある。
実施形態によれば、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)に、リソースプールごとに、SL DRX動作に関連する1つ以上のタイマ値(例えば、インアクティビティタイマ、HARQ RTTタイマ、再送タイマ、オン持続時間タイマなどのいずれか)を設定することができる。具体的には、SL DRXのタイマは、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)のためのRXリソースプールとともに設定することができる。
実施形態によれば、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、設定されたDRXタイマ(例えば、インアクティビティタイマ、HARQ RTTタイマ、再送タイマ、オン持続時間タイマなどのいずれか)に補正係数を適用することができ、そのような補正係数は、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)のRXリソースプールに固有とすることができる。例えば、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)に、RXリソースプール設定における補正係数を提供することができる。例えば、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、SLリソースプール上のサイドリンク送信に許容されるULリソースの量/比率を使用して補正係数を決定することができる。(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、設定されたタイマにこのような補正係数を適用して(例えば係数を乗算して)、DRX動作で使用される実際のタイマ値を取得することができる。
k)TX WTRU(例えば、WTRU102)は、RX WTRU(例えば、WTRU102)がHARQ RTT/再送タイマを計算するための情報をRX WTRU(例えば、WTRU102)に提供する
上述したように、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、TX WTRU(例えば、WTRU102)による明示的な決定から、HARQ RTT時間/タイマ及び/又は再送時間/タイマを決定することができる。TX WTRU(例えば、WTRU102)は、そのような時間/タイマをRX WTRU(例えば、WTRU102)にシグナリングすることができる。そのような決定及び/又は指示は、各HARQプロセスに対して、各SCI送信に対して、設定/再設定/アクティブ化された各コンフィギュアドグラントに対して、静的に(例えばユニキャストリンクの設定時に)、又は何らかのイベント(例えばCBRの変化)の発生時に動的に、行うことができる。
実施形態によれば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、RX WTRU(例えば、WTRU102)が、関連するHARQ RTTタイマ及び/又は再送タイマを計算するための情報をRX WTRU(例えば、WTRU102)に提供することができる。これは、以下のいずれかを含み得る。
-TX WTRU(例えば、WTRU102)にモード1又はモード2が設定されているかどうか。
-TX WTRU(例えば、WTRU102)が、モード1においてHARQ ACK/NACKをネットワークに報告する(例えばHARQ ACK/NACKを示す情報を送信する)ように設定されているかどうか。
-測定されたCBR/CR。
-タイマ又はそのようなタイマの構成要素の1つ以上のネットワーク設定値。
-タイマ又はそのようなタイマの構成要素の1つ以上のWTRU決定値(例えば能力に基づく)。
-TX WTRU(例えば、WTRU102)が、再送リソースにおいて発生するプリエンプション及び/又はUL/SL優先順位付けに関して1つ又は別の特定の挙動をとるかどうかの指示。
TX WTRU(例えば、WTRU102)は、上記の情報のいずれかを伝えるために、PC5-RRC、MAC CE、MACヘッダ、又はSCI内のフィールドのいずれか又は組み合わせを使用することができる。例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、SCI内のフィールドを使用することができ、そのフィールドの各コードポイントは、モード1/モード2、HARQ ACK/NACKの報告(例えばHARQ ACK/NACKを示す情報の送信)、測定されたCBR範囲などの組み合わせを表す。
l)[TX WTRU(例えば、WTRU102)がHARQ RTTを計算する、かつ/又はRX WTRU(例えば、WTRU102)に送る]
実施形態によれば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、HARQ RTT、又はHARQ RTTの一部を計算する、かつ/又は、それをRX WTRU(例えば、WTRU102)に送って、半静的に使用する、かつ/又は特定のHARQプロセス、コンフィギュアドグラント、又はSCI送信のために使用することができる。TX WTRU(例えば、WTRU102)は、MAC CEにおいて、又はSCI送信において、HARQ RTTを送ることができる。
m)[TX WTRU(例えば、WTRU102)は、プリエンプション、UL/SL優先順位付けなどに続いて再選択を実行するかどうか/どのように実行するかを示す]
実施形態によれば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、RX WTRU(例えば、WTRU102)への予定された送信のタイミングを変更し得るイベントに続いてリソースの再選択を実行するかどうか/どのように実行するかを、RX WTRU(例えば、WTRU102)に示すことができる。具体的には、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、以下のいずれかをRX WTRU(例えば、WTRU102)に通知することができる。
-TX WTRU(例えば、WTRU102)が、予定された再送時にSLよりもULを優先するときはいつでも、TX WTRU(例えば、WTRU102)が常に再選択を実行するかどうか、又は再送を実行しない(例えば、次の再送リソースが示された場合は常にそのリソースにおける再送を待つ、又は再送を削除する)かどうか。
-TX WTRU(例えば、WTRU102)が予定された再送時にSLよりもULを優先するときはいつでも、TX WTRU(例えば、WTRU102)が再選択を実行する条件。このような条件は、特定のパラメータが特定の閾値を上回る/下回ることに基づくことができ、このようなパラメータは以下のいずれかとすることができる。
○優先順位
○CBR
○再送番号
○残りの再送回数
○残りのPDB
○最初の送信後に経過した時間
-TX WTRU(例えば、WTRU102)が再送リソース上でプリエンプションを実行するときはいつでも、TX WTRU(例えば、WTRU102)が再選択を実行するかどうか、又は単に再送リソース上の送信を削除するかどうか。
-TX WTRU(例えば、WTRU102)が再送リソース上でプリエンプションを実行するときはいつでも、TX WTRU(例えば、WTRU102)が再送リソース上で再選択を実行するための条件は何か。このような条件は、特定のパラメータが特定の閾値を上回る/下回ることに基づくことができ、このようなパラメータは、以下のいずれかとすることができる。
○優先順位
○CBR
○再送番号
○残りの再送回数
○残りのPDB
○最初の送信後に経過した時間
-TX WTRU(例えば、WTRU102)が再送リソース上でプリエンプションを実行するときはいつでも、TX WTRU(例えば、WTRU102)が再送リソースの再選択のためにどのリソースのサブセット(又はウィンドウ)を考慮するか(例えば、そのようなリソースは再送リソースのタイミングに対して定義される)、又は以下のいずれかに基づくような、そのようなリソースを決定するための条件:
○優先順位
○CBR
○再送番号
○残りの再送回数
○残りのPDB
○最初の送信後に経過した時間
-TX WTRU(例えば、WTRU102)が再送リソース上でプリエンプションを実行するときはいつでも、TX WTRU(例えば、WTRU102)が、SCIによって以前に示された再送リソースより前に発生するリソースから選択できるかどうか、及び/又は、条件に基づく場合は、以下のいずれかに基づくなど、どのような条件か。
○優先順位
○CBR
○再送番号
○残りの再送回数
○残りのPDB
○最初の送信後に経過した時間
RX WTRU(例えば、WTRU102)は、本明細書で更に説明されるように、TX WTRU(例えば、WTRU102)によって提供されるそのような情報に基づいて、HARQ RTTタイマ値を決定することができる。
(モード1の場合)
モード1を使用して送信するように構成された(例えば、TX)WTRU(例えば、WTRU102)は、以下に説明するメカニズムの1つに基づいてHARQ RTTタイマを計算することができる。
n)[TX WTRU(例えば、WTRU102)は、gNBへのSL HARQフィードバックのタイミングに基づいて、RX WTRU(例えば、WTRU102)に送信されるHARQ RTTを計算する]
実施形態によれば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、ネットワークによって設定されるPUCCHリソースのタイミングに基づいて、RX WTRU(例えば、WTRU102)に送信されるHARQ RTTを決定することができる。例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、以下のいずれかに基づいて、HARQ RTT、又はHARQ RTTの成分を計算することができる。
-HARQプロセスのHARQフィードバックを伝えるPSFCHリソース、及び/又はSL HARQフィードバックを提供するために(例えば、セルグループ(CG)のためのRRC、又は動的グラントのためのDCIにおいて)設定されたPUCCHリソースの間の時間差。
-これは、DCI又はRRC(例えばCGタイプ1の場合)においてWTRUに提供される、PSFCHとPUCCHの間の最大値に対応し得る、又はそれから導出され得る。
-これは、DCIの中のPUCCHリソースインジケータフィールドから計算される最も早いPUCCH送信機会に対応し得る。
-HARQプロセスのSCI送信/再送、及び/又はSL HARQフィードバックを提供するために設定されたPUCCHリソースの間の時間差。
-HARQプロセスのHARQフィードバックを伝えるPSFCHリソース、及び/又はTX WTRU(例えば、WTRU102)がSL HARQフィードバックを送ることができる/送ることを判定する物理アップリンク共有チャネル(physical uplink shared channel、PUSCH)リソースの間の時間差。
-HARQプロセスのSCI送信/再送、及び/又はSL HARQフィードバックを提供するために設定されたPUCCHリソースの間の時間差。
例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、そのような値をネットワーク(NW)設定値と(例えば値を加算することによって)組み合わせることができる。
例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、ネットワークによって提供されるPSFCHとPUCCHの間の遅延の値が(例えばDCI又はRRCにおいて)設定されている場合、そのような値に基づいて、HARQ RTTの成分を計算することができる。そうでない場合、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、HARQ RTTを以下のいずれかになるように計算することができる。
-HARQ ACKを報告する(例えばHARQ ACKを示す情報を送信する)ための、PSFCHリソース及び/又はPUSCH/PUCCHリソースの間の指定された最小時間の値。
-デフォルト値(例えば、0)。
-対応するPSFCHのHARQフィードバックを送信するために設定された最も早いPUSCHリソース。
o)TX WTRU(例えば、WTRU102)は値を選択/組み合わせることによってHARQ RTTを計算する
実施形態によれば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、以下のいずれかに基づいて、HARQ RTT又はHARQ RTTの成分を選択/組み合わせることができる。
-モード(モード1又はモード2)、
-PUCCH/PUSCHを報告する(例えばPUCCH/PUSCHを示す情報を送信する)ように構成されているかどうか、及び/又は
-HARQが有効/無効であるかどうか。
このような実施形態における挙動は、TX WTRU(例えば、WTRU102)からこれらの要因の情報を受信したときに、このようなタイマを組み合わせるRX WTRU(例えば、WTRU102)の挙動と同様である。
(モード2の場合)
モード2を使用して送信するように構成された(例えば、TX)WTRU(例えば、WTRU102)は、以下に説明するメカニズムの1つに基づいて、HARQ RTTタイマを計算することができる。
p)TX WTRU(例えば、WTRU102)は予期されるプリエンプションチェック時刻に基づいてHARQ RTTを計算する
実施形態によれば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、予期されるプリエンプションチェック時刻(例えばETSI規格に定義されている)に基づいて、HARQ RTTを計算することができる。例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、再送のために予約されたリソースに対してTX WTRU(例えば、WTRU102)がプリエンプションチェックを実行する最も早い/最も遅い/予期される時刻を決定することができる。TX WTRU(例えば、WTRU102)は、この時刻をRX WTRU(例えば、WTRU102)に提供することができる。
(例えば、TX)WTRU(例えば、WTRU102)は、更に、このような時間を以下のいずれかに基づいて決定することができる。
-最初の送信で送信されたPDUの優先順位。
-例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、パケットの第1の優先順位に対する第1のプリエンプションチェック時刻、パケットの第2の優先順位に対する第2のプリエンプションチェック時刻などを決定することができる。
-RX WTRU(例えば、WTRU102)からの(例えば省電力ステータスに基づく)プリファレンス指示。
-例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、RX WTRU(例えば、WTRU102)から省電力支援情報を取得することができる。例えば、そのような情報は、省電力レベル(低電力モード、中電力モード、高電力モード)の形態とすることができる。例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、低電力モードのための第1のプリエンプション時刻、中電力モードのための第2のプリエンプション時刻などを選択することができる。
-測定されたCBR。
-設定された(例えば、TX又はRX)WTRU能力。
実施形態によれば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、上記の組み合わせからプリエンプションチェック時刻を選択するように構成することができる(例えば、電力プリファレンス指示、及び/又はCBR、及び/又は優先順位の特定の組み合わせに対する第1のプリエンプションチェック時刻。
実施形態によれば、(例えば、TX)WTRU(例えば、WTRU102)は、HARQ RTTを、(最初の送信/再送から始まり)予期されるプリエンプションチェックまでの時間として決定することができる。(例えば、TX)WTRU(例えば、WTRU102)は、予期されるプリエンプションチェック時刻に、何らかの(事前)設定/指定された時間の値を加算することによって、HARQ RTTを決定することができる。TX WTRU(例えば、WTRU102)は、計算されたHARQ RTTをRX WTRU(例えば、WTRU102)に送ることができる。
1.4 HARQ RTTタイマ及び/又は再送タイマをサポートするTX WTRU(例えば、WTRU102)の挙動
a)TX WTRU(例えば、WTRU102)は、プリエンプション/優先順位付けに続いて再選択を実行するかどうかを決定する
実施形態によれば、TX WTRU(例えば、WTRU102)に、プリエンプション及び/又は優先順位付け(例えばSL送信よりもULを優先させる)によって(再)選択をトリガできるか否かに関する条件を設定することができる。具体的には、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、RX WTRU(例えば、WTRU102)にSL DRXが設定されている場合、プリエンプションに続いてリソース再選択を実行しなくてもよい。具体的には、RX WTRU(例えば、WTRU102)にDRXが設定されている場合に、TX WTRU(例えば、WTRU102)がSL送信の代わりにUL送信を実行した場合(例えば、実行時)、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、(例えば、予定又はアナウンスされたリソースにおける)SCI/データの失敗した送信に続いてリソース再選択を実行しなくてもよい。このような挙動は、RX WTRU(例えば、WTRU102)がDRXにある(SLを監視していない)ことが分かっているリソースでのTX WTRU(例えば、WTRU102)による送信を回避するために行うことができる。実施形態によれば、例えば、RX WTRU(例えば、WTRU102)がDRXにある場合(例えばDRXにあるとき)、以下のいずれかに関連して、そのような再選択が実行されるべきときに関する特定の条件又は条件の組み合わせ(及び/又は)を、TX WTRU(例えば、WTRU102)に設定することができる。
-優先順位/QoS:
○例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、送信/PDUの優先順位が閾値を上回る場合、再送リソースの再選択を実行することができる(ここで、そのような閾値は更にCBRに依存することができる)。
-残りの再送リソース:
○例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、すでに予約されている(例えばプリエンプションによる影響を受けない)同じHARQプロセスの残りの再送リソースの存在/数に応じて、再送リソースの再選択を実行することができる。
○例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、失敗した/プリエンプトされた再送の後に、少なくともx個の追加の再送リソースが残っている場合、再送リソースの再選択を実行することができる(ここでxは、優先順位、CBRなどの任意の他の条件に更に依存することができる)。
-CBR:
○例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、CBRが閾値を下回る場合、再送リソースの再選択を実行することができる。
実施形態によれば、スキップされた再送に続いて再選択を実行しないことを判定/決定し得るTX WTRU(例えば、WTRU102)は、SCIに示された残りのリソースがプリエンプトされなかった(例えばプリエンプトされなかったと想定する)場合に、そのようなリソースを使用することができる。代替的に、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、リソースを削除することを選択することができる。TX WTRU(例えば、WTRU102)がリソースを使用することを判定するか、又はリソースを削除することを判定するかは、更に、以下のいずれかに依存することができる。
-すでにPDUに対して実行された再送回数。
-PDUに関連付けられたQoS。
-以前にアナウンスされた、かつ/又はTX WTRU(例えば、WTRU102)によって依然として実行することのできる、HARQプロセスの残りの再送回数。
-RX WTRU(例えば、WTRU102)の電力レベル/プリファレンス。
-これらの組み合わせ。
例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)に、RX WTRU(例えば、WTRU102)の特定の優先順位及び/又は電力プリファレンスレベルに対して、HARQプロセスにおいて実行される再送の最小回数を設定することができる。(例えば、TX)WTRU(例えば、WTRU102)が、特定の予定された再送リソースに関連付けられた送信を実行できない場合、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、最小回数の再送が実行された場合、そのHARQプロセスにおける後続の予約された再送リソース全てを削除することができる。そうではなく、再送の最小回数に達していない場合、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、残りの予約された再送リソースにおいて再送を実行することができる、かつ/又は、同じHARQプロセスに関連付けられたリソースの新しいセットのためのリソース選択を実行することができる。
RX WTRU(例えば、WTRU102)でも、HARQプロセスの再送タイマを設定するために、同様の挙動を予期することができる。具体的には、RX WTRU(例えば、WTRU102)に、特定の優先順位及び/又は電力プリファレンスレベルのHARQプロセスに対して、同じ最小再送回数を設定することができる。RX WTRU(例えば、WTRU102)が、予定/予約されたリソースにおいてSCIを復号できない場合、かつ/又はRX WTRU(例えば、WTRU102)にDRXが設定されている場合、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、以下のようにすることができる。
-HARQプロセスの最小再送回数に達していない場合、再送タイマを開始する。
-HARQプロセスの最小再送回数に達した場合、再送タイマを開始しない(例えば、そのHARQプロセスにおいてスリープに移行する)。
b)TX WTRU(例えば、WTRU102)は、HARQプロセスの最後の再送を示すことができる
TX WTRU(例えば、WTRU102)がリソース選択時に十分な再送リソースを見つけることができない場合(及び後から追加の送信リソースのために別個のリソース選択を実行することができる場合)と比較して、(特定の優先順位/CBRに対する)再送回数を超える、又はPDBを超えることに起因して、TX WTRU(例えば、WTRU102)がSCIにおいて追加の予約された再送リソースを示さないかどうかについて、RX WTRU(例えば、WTRU102)において曖昧さが存在する可能性がある。
実施形態によれば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、特定のHARQプロセスにおいて追加の再送が予期されるかどうかについての、RX WTRU(例えば、WTRU102)への指示を含むことができる。TX WTRU(例えば、WTRU102)は、SCI内の予約されたリソースのセットに関連付けられた最後の予約されたリソースにおいて、そのような指示を提供することができる。TX WTRU(例えば、WTRU102)は、SCI自体におけるフィールドを使用して、又はMAC層における情報(例えば、MACヘッダ又は送信とともに含まれる特別なMAC CE)を使用して、そのような指示を提供することができる。
例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、PDBを超える場合(例えば、超えたとき)、追加の再送リソースが予期されないことを示すことができる。例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、優先順位/CBRに基づくPDUの最大再送回数を超える場合(例えば、超えたとき)、追加の再送リソースが予期されないことを示すことができる。例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、WTRUがリソース選択時に再送リソースを選択できないが、PDUの最後の予約された(再)送信、及び/又はPDUのPDBの満了の間に少なくともx msがある場合に(例えば、あるときに)、追加の再送リソースが予期されることを示すことができる。例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、再送リソースの最大数を超えない場合(例えば超えないとき)、WTRUが再送のための再送リソースを選択できない場合、かつ/又はWTRUが新たに選択されたリソース/グラントにPDUの再送を含めることを判定/予期/決定する場合、追加の再送リソースが予期されることを示すことができる。
c)TX WTRU(例えば、WTRU102)におけるリソースの(再)選択は、TX WTRU(例えば、WTRU102)によって維持されるアクティビティタイマに依存することができる
TX WTRU(例えば、WTRU102)は、所与のRX WTRU(例えば、WTRU102)に関連付けられた各HARQプロセスに対して、一連の類似するタイマ(HARQ RTTタイマ、再送タイマなど)を維持することができる。TX WTRU(例えば、WTRU102)は、RX WTRU(例えば、WTRU102)を対象に本明細書に定義されている規則と同じ規則を使用して、そのようなタイマを開始/停止/リセットする、かつ/又はそのようなタイマの値を設定することができる。
実施形態によれば、PDUの再送のためのリソースを取得するためにリソース(再)選択を実行するTX WTRU(例えば、WTRU102)は、以下のいずれかの期間からリソースを選択することができる。
-特定のHARQプロセスのHARQ RTTタイマが実行されていない。
-特定のHARQプロセスの再送タイマが実行中である。
-そのRX WTRU(例えば、WTRU102)に関連付けられたHARQプロセスの再送タイマのうちの少なくとも1つが実行中であると予期される。
-RX WTRU(例えば、WTRU102)に関連付けられたインアクティビティタイマが実行中であると予期される。及び/又は
-RX WTRU(例えば、WTRU102)に関連付けられたオン持続時間タイマが実行中であると予期される。
例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、特定のHARQプロセスに関連付けられた(再)送信リソースのためのリソース再選択を実行することができる。TX WTRU(例えば、WTRU102)は、RX WTRU(例えば、WTRU102)に関連付けられた上記のタイマのいずれかが実行中である場合(例えば、実行中であるとき)、(再)送信リソースのリソースを、時間に制限されるように選択することができる。
例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、プリエンプションが可能であることを考慮して、特定のHARQプロセスに関連付けられた(再)送信リソースのリソース再選択を実行することができる。TX WTRU(例えば、WTRU102)は、プリエンプションを考慮して、RX WTRU(例えば、WTRU102)において実行中の再送タイマに関連付けられたリソースのセット内で再選択を実行することができる。
d)DRXが存在する場合のHARQベースのSL RLFの処理
ACKをNACKと判定するエラーは、TX WTRU(例えば、WTRU102)がSL-RLF(サイドリンク無線リンク障害、Side Link-Radio Link Failure)を誤ってトリガする結果につながることがある。具体的には、RX WTRU(例えば、WTRU102)がACKを送る、かつ/又はTX WTRU(例えば、WTRU102)によってNACKと解釈された場合、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、RX WTRU(例えば、WTRU102)における実行によって再送タイマが動作している可能性のある(例えば、動作していると想定される)時間の間に再送を実行することができる。しかしながら、RX WTRU(例えば、WTRU102)は正しく復号した(ACKを送信した)ため、この場合、再送タイマは開始されなかった可能性がある。その結果、RLFをトリガするためのDTXカウンタが誤ってインクリメントされる可能性がある。
実施形態によれば、DTXは、TX WTRU(例えば、WTRU102)が、HARQ有効送信に続いてRX WTRU(例えば、WTRU102)からのSL HARQフィードバックを、予測時間(例えばPSFCHのタイミング)に受信しない場合があることを意味し得る。
実施形態によれば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、RX WTRU(例えば、WTRU102)にDRXが設定されている場合(例えば設定されているとき)、DTXのカウントを無効にすることができる。具体的には、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、SL DRXが設定されている1つ以上のRX WTRU(例えば、WTRU102)に送信する場合(例えば送信するとき)、一部又は全てのHARQ DTX発生をカウントしなくてもよい。TX WTRU(例えば、WTRU102)は、例えば常に、例えば特定の時間に(例えば、特定のタイマが実行されていないときのみ)、カウントを無効にすることができる。例えば以下のとおりである。
-TX WTRU(例えば、WTRU102)は、少なくとも1つのRX WTRU(例えば、WTRU102)にSL DRXが設定されている場合(例えば設定されているとき)、全てのHARQベースの送信についてHARQ DTXをカウントしなくてもよい。
-TX WTRU(例えば、WTRU102)は、SL DRXが設定されているRX WTRU(例えば、WTRU102)を対象とするHARQベースの送信についてHARQ DTXをカウントしなくてもよい。
-TX WTRU(例えば、WTRU102)は、SL DRXが設定されている1つ以上のRX WTRU(例えば、WTRU102)を対象とするHARQベースの送信について、(DTXが観察された)対応する送信が以下のいずれかの場合(例えば、いずれかのとき)に実行された場合、HARQ DTXをカウントしなくてもよい。
○RX WTRU(例えば、WTRU102)に関連付けられたオン持続時間タイマが実行されていなかった。
○RX WTRU(例えば、WTRU102)に関連付けられたインアクティビティタイマが実行されていなかった。
○RX WTRU(例えば、WTRU102)に関連付けられたHARQ RTTが開始された/開始されていなかった。
-TX WTRU(例えば、WTRU102)は、例えば、前の例における他の条件のうちの1つ以上に関連付けられた、TX WTRU(例えば、WTRU102)によって受信された最初のHARQ DTXに続くHARQ DTXをカウントしなくてもよい。
実施形態によれば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、(例えば、同じトランスポートブロック(transport block、TB)に関連付けられた)限られた回数の再送を実行することができ、このような最大再送回数は、DRXにあるRX WTRU(例えば、WTRU102)への送信のために特に使用されるように、NWによってWTRUに対して(事前に)設定される。具体的には、そのような最大再送回数は、他の目的のために設定される最大再送回数とは異なるように設定することができる。TX WTRU(例えば、WTRU102)はまた、SL RLFをトリガするためにHARQ DTXの最大数から最大再送回数を導出することもできる。例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、最大再送回数を導出するために、設定された最大HARQ DRXの(例えば、設定された)パーセンテージを使用することができる。(起こり得る誤ったSL RLFを回避するために)TBに対してTX WTRU(例えば、WTRU102)によって実行される最大再送回数は、RX WTRU(例えば、WTRU102)に対してオン持続時間タイマ及び/又はインアクティビティタイマが実行されていない場合(例えば実行されていないとき)に(例えば実行されていないときにのみ)発生する再送に更に制限することができる。
先の(1つ以上の)解決策と組み合わせることができる実施形態によれば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、DTXをもたらす1つ以上のHARQベースの送信に続いて、TBの送信時刻を適合させることができる。具体的には、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、HARQ DTX、及び/又はHARQ NACKを生成する失敗した(再)送信が1回以上(又は(事前に)設定された回数だけ)行われた後、例えば特定のTBに関連付けられた再送を停止することができる。TX WTRU(例えば、WTRU102)は、以下のいずれか1つ以上の時間に、そのような再送を再開することができる。
-RX WTRU(例えば、WTRU102)のオン持続時間タイマが実行中である。
-RX WTRU(例えば、WTRU102)のインアクティビティタイマが実行中である。
-RX WTRU(例えば、WTRU102)の再送タイマが実行中である(例えば、別のHARQプロセスに関連付けられる)、かつ/又は、例えば、RX WTRU(例えば、WTRU102)がHARQフィードバック(ACK又はNACK)を正常に送信した。
実施形態によれば、SL DRXが設定されている1つ以上のRX WTRU(例えば、WTRU102)との送信に使用される、SL RLFをトリガするための異なる閾値/条件(例えば、連続するHARQ DTXの最大数)を、NWによってTX WTRU(例えば、WTRU102)に設定することができる。具体的には、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、SL RLFをトリガするための連続するHARQ RTXの最大数の2つの設定を受信することができる。TX WTRU(例えば、WTRU102)は、SL DRXが設定されていない1つ以上のRX WTRU(例えば、WTRU102)への送信を実行する場合(例えば実行するとき)には第1の設定を使用することができ、かつ/又は少なくとも1つ以上のRX WTRU(例えば、WTRU102)にSL DRXが設定されている送信を実行する場合(例えば、実行時)には第2の設定を使用することができる。
1.5 RX WTRU(例えば、WTRU102)における例示的な実施形態
図4A~図4Cは、(例えば、リソース割当て)モード2のTX WTRU(例えば、WTRU102)のシナリオにおけるHARQ RTTタイマ及び/又は再送タイマ(例えば、ReTxタイマ)のタイミング図を示す。図4A~図4Cを参照すると、(例えば、SCIに関連付けられた)最初の送信TR0は、(例えば、SCIに関連付けられた)2つのSCI再送(第1の再送TR1、及び/又は第2の再送TR2)の指示とともに実行される。具体的には以下のとおりである。
図4Aを参照すると、ケース1では、プリエンプションは無効である、かつ/又は、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、第1の再送TR1に関連付けられたSCIをスキップし得ない。HARQ RTTタイマは、次の再送リソースTR2までの時間に設定することができる。再送タイマ(例えば、ReTxタイマ)は、最後に予定された再送に続いて(例えば、続いてのみ)開始することができる。TX WTRU(例えば、WTRU102)は、この再送タイマの時間内に、同じHARQプロセスに関連付けられた新しいSCI送信のためのリソース選択を実行することができる。
図4Bを参照すると、ケース2では、プリエンプションは無効である、かつ/又は、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、UL/SL優先順位付けにより、第1の再送TR1に関連付けられたSCIをスキップすることができる。代替的に、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、プリエンプションを有効にしてもよいが、(プリエンプションのための再送リソースを制限することについて本明細書に説明されているように)プリエンプションのための再送リソースの再選択が、予定された再送リソースの後に行われるようにすることができる。RX WTRU(例えば、WTRU102)は、この予定された(かつ受信されていない)再送TR1の位置に続いて(又はSCI内の再送リソースのタイミングに基づいて設定されたHARQ RTTタイマの満了に続いて)、再送タイマ(例えば、ReTxタイマ)を開始することができる。TX WTRU(例えば、WTRU102)は、再送タイマ(例えば、ReTxタイマ)に関連付けられた時間内に、第1の再送TR1リソースの送信のためのリソース再選択を実行することができる。再送タイマ(例えば、ReTxタイマ)は、最後に予定された再送TR2に続いて開始することができる。TX WTRU(例えば、WTRU102)は、この再送タイマ(例えば、ReTxタイマ)の時間内に、同じHARQプロセスに関連付けられた新しいSCI送信のためのリソース選択を実行することができる。
図4Cを参照すると、ケース3では、プリエンプションが有効である、かつ/又は、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、プリエンプションに起因して、第1の再送TR1に関連付けられたSCIをスキップすることができる(いかなる制限もなく、このことは、再選択された再送リソースが、SCI内の情報に基づく再送の予定されたタイミングより前に発生し得ることを意味し得る)。TX WTRU(例えば、WTRU102)は、HARQ RTTタイマを、次に予定された再送TR2リソースよりも小さい値に設定することができる、かつ/又は、再送タイマ(例えば、ReTxタイマ)を、これに続いて(例えばただちに)開始することができる。プリエンプションに関連付けられたTX WTRU(例えば、WTRU102)の再選択ウィンドウは、再送タイマ(例えば、ReTxタイマ)に基づいて決定される。
a)HARQフィードバックが有効な場合のHARQ RTTタイマ及び/又は再送タイマの処理
HARQ RTTタイマ及び/又は再送タイマを処理する第1の例示的な実施形態では、最初にRX WTRU(例えば、WTRU102)に、リソース割当てモード(モード1又はモード2)、又はRX WTRU(例えば、WTRU102)におけるタイマ処理挙動を決定することのできるTX WTRU(例えば、WTRU102)からの類似する指示を、PC5-RRCシグナリングにおいてTX WTRU(例えば、WTRU102)から通知することができる。RX WTRU(例えば、WTRU102)は、占有されていないHARQプロセス番号を有するか又は第1のSCIが最初の送信を表すことを示す第1のSCIを受信した後(例えば受信時)、新しい送信/PDUに受信HARQプロセスを割り当てることができる。RX WTRU(例えば、WTRU102)は、HARQフィードバックが有効であると決定することができ、その結果、本実施形態に関連付けられた挙動を使用する。RX WTRU(例えば、WTRU102)は、最初の送信を表す第1のSCIに示された最初の送信及び/又は起こり得る再送の位置/タイミングを記憶することができる。
RX WTRU(例えば、WTRU102)は、最初の送信の復号(成功又は不成功)に続いて、HARQフィードバックを有するPSFCHを送信することができる。RX WTRU(例えば、WTRU102)は、PSFCHの送信に続く最初のシンボル/スロットにおいてHARQ RTTタイマを開始することができる。RX WTRU(例えば、WTRU102)がSL送信よりもUL送信を優先する場合、かつ/又は結果としてPSFCHをスキップする場合、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、スキップされる、かつ/又はHARQフィードバックの送信を目的とするPSFCHに続く最初のシンボル/スロットにおいて、HARQ RTTタイマを開始することができる。
図5は、HARQ RTTタイマ及び/又は再送タイマを処理/設定する全体的な方法500を示している。ステップ501において、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、PC5-RRCから、ピア(例えば、TX)WTRU(例えば、WTRU102)のリソース割当てモードを決定することができる。ステップ502において、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、第1のSCIの受信後(例えば受信時)、第1のSCIを復号する、かつ/又は第1のSCIが最初の送信を表すか又は再送を表すかを決定することができる。ステップ510及び/又はステップ520において、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、SCIからHARQプロセスのために予約された追加の再送リソースがあるかどうかを決定することができる。
RX WTRU(例えば、WTRU102)は、以下のようにHARQ RTTタイマを設定することができる。
-リソース割当てモードがモード1である場合(又はTX WTRU(例えば、WTRU102)の指示がそのようなHARQ挙動を使用することを示す場合):
○ステップ512において、SCIからHARQプロセスのために予約された追加の再送リソースがある場合、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、HARQ RTTを、SCIに示されたHARQプロセスの次の再送リソースまでの時間に設定することができる。
■この実施形態の変形形態として、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、HARQ RTTタイマを開始しなくてもよい。代わりに、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、次の再送リソースの時点で再送タイマを開始するか否かを決定することに依存することができる。このような変形形態では、アクティブ時間は、再送リソースのタイミング及び/又は実行中の再送タイマに関連付けることができる(例えばそのように想定することができる)。
○ステップ511において、SCIからのHARQプロセスのために予約された追加の再送リソースがない場合、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、HARQ RTTを、(NW又は他のWTRUからの)(事前に)設定された値又は事前に定義された値(「ConfigValH1」とも呼ばれる)に設定することができ、このような値はモード1に関連付けられる。
■これに加えて、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、検討されている特定のモード1のケースに関連付けられたモード1の特定のHARQ RTTタイマを、例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)によって提供される(事前に)設定された値のリストから、検討されているモード1のケースのTX WTRU(例えば、WTRU102)によって提供される以下のような追加情報に基づいて、更に選択することができる。
●TX WTRU(例えば、WTRU102)が、設定されたPUCCHリソースを有するか否か。
●TX WTRU(例えば、WTRU102)が、HARQフィードバックをネットワークに報告する(例えばHARQフィードバックを示す情報を送信する)かどうか。
■この実施形態の変形形態では、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、HARQ RTTタイマをまったく開始しなくてもよい、かつ/又は、この時刻、又はこの時刻の後の何らかの(事前に)設定された、又は事前に定義された時刻に、再送タイマをただちに開始することができる。
-リソース割当てモードがモード2である場合:
○SCIからのHARQプロセスのために予約された追加の再送リソースがある場合、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、ステップ521において、HARQ RTTタイマを、プリエンプションに基づくモード2リソース再選択に関連付けられた(NW又は他の(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)からの)(事前)設定値又は事前に定義された値(「ConfigValH2」とも呼ばれる)に設定することができる。このようなタイマは、優先順位/CBRに更に依存することができる。このようなタイマは、優先順位/CBRに更に依存することができる。(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、プリエンプションが有効である場合、ステップ522において、このようにすることができる。代替的に、プリエンプションが無効である場合、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、HARQ RTTタイマを、次の予定された再送までの時間に設定することができる(ステップ512)。
○HARQプロセスに対して予期される追加の再送がない場合、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、ステップ523において、HARQ RTTタイマを、新しいリソースの選択に基づくモード2リソース選択に関連付けられた(NW又は他のWTRUからの)(事前)設定値又は事前に定義された値(「ConfigValH3」とも呼ばれる)に設定することができる。
ステップ530において、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、HARQ RTTタイマを開始/実行することができる。
HARQ RTTタイマの満了に続いて、ステップ535において、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、HARQプロセスのPDUが正常に復号されたかどうかを決定することができる。ステップ540において、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、HARQプロセスの最後に受信された送信が、HARQプロセスのための示されたSCI内の最後の再送リソースに関連付けられていなかったかどうかを決定することができる。
実施形態によれば、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、再送タイマに関連する以下を実行することができる。
-リソース割当てモードがモード1である場合:
○HARQプロセスの最後に受信された送信が、そのHARQプロセスのための示されたSCI内の最後の再送リソースに関連付けられていた場合、かつ/又は、HARQプロセスのPDUが正常に復号されなかった場合、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、ステップ542において、再送タイマを開始する、かつ/又は、再送タイマを、新しいSCI内のモード1再送に関連付けられた(事前)設定値(「ConfigValR1」とも呼ばれる)に設定することができる(ステップ541)。
○HARQプロセスの最後に受信された送信が、HARQプロセスのための示されたSCI内の最後の再送リソースに関連付けられていなかった場合(例えば、今後のモード再送)、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、ステップ560において、再送タイマを開始しなくてもよい。ステップ561において、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、例えば、次の再送リソースの時点でHARQ RTT時間を更に設定する、かつ/又は、HARQ RTTタイマを開始することができる(ステップ562)。
-リソース割当てモードがモード2である場合:
○ステップ550において、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、最初に、HARQ RTTタイマが満了するスロットが、予約されたリソースに関連付けられているか否かを決定することができる。
■関連付けられている場合、かつ/又はSCIがスロット内で正常に復号されない場合、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、HARQプロセスに関連付けられたPDUが正常に復号されない場合、再送タイマを開始することができる。関連付けられている場合、かつ/又はSCIが正常に復号された場合、ステップ560において、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、この場合には再送タイマを開始しなくてもよい、かつ/又はHARQプロセスに関連付けられた(再)送信の通常の復号を継続することができる。ステップ561において、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、例えば、次の再送リソースの時点でHARQ RTT時間を更に設定する、かつ/又は、HARQ RTTタイマを開始することができる(ステップ562)。
■ステップ550において、スロットがSCI内の予約されたリソースに関連付けられていない場合、かつ/又は、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)が、HARQプロセスに関連付けられたPDUを正常に復号していない場合、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、ステップ552において、HARQ再送タイマを開始することができる、かつ/又は、ステップ551において、HARQ再送タイマを(事前)設定値又は指定された値(「ConfigValR2」とも呼ばれる)に設定することができる。
■再送タイマの異なる値は、異なる場合に対して(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)によって使用することができる。
■代替的に、HARQ RTTタイマが上で開始されない場合/代替的な場合(例えば、モード1及び/又は追加の再送、又はモード2及び/又はプリエンプションが無効)、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、HARQ RTTタイマの満了(ステップ565)及び/又は前のSCIが示された再送リソースの復号に関連付けられるスロットを個別に考慮することができる。具体的には以下のとおりである。
●HARQプロセスに関連付けられたPDUが正常に復号されない場合、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、そのHARQプロセスの以前のSCIに示された再送に関連付けられた全てのリソースにおいてSCIを監視する。復号されないPDUの再送リソースに関連付けられた時点において、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、SCIが復号されない場合(例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)がモード2である場合にも)、再送タイマを開始する。そうでない場合、RX WTRU(例えば、WTRU102)は再送タイマを開始しない。
●HARQ RTTタイマが満了する、かつ/又はHARQプロセスのPDUが正常に復号されない場合、HARQプロセスの再送タイマを開始する。
RX WTRU(例えば、WTRU102)は、以下のいずれかである限り、SLを監視することができる。
-RX WTRU(例えば、WTRU102)において1つ以上のオン持続時間タイマ、インアクティビティタイマ、又は再送タイマが実行中である、及び/あるいは
-タイムスロットが、HARQプロセスに関連付けられたPDUが復号されていないHARQプロセスに関連付けられた予約された再送リソースに関連付けられる。
b)HARQフィードバックが無効な場合のHARQ RTTタイマ及び/又は再送タイマの処理
HARQ RTTタイマ及び/又は再送タイマを処理する第2の例示的な実施形態では、最初にRX WTRU(例えば、WTRU102)に、PC5-RRCシグナリングにおいてTX WTRU(例えば、WTRU102)から、リソース割当てモード(モード1又はモード2)を通知することができる。RX WTRU(例えば、WTRU102)は、占有されていないHARQプロセス番号を有するか又は第1のSCIが最初の送信を表すことを示す第1のSCIを受信した後(例えば受信時)、新しい送信/PDUに受信HARQプロセスを割り当てることができる。RX WTRU(例えば、WTRU102)は、SCIからHARQフィードバックが無効であることを決定することができ、その結果、本実施形態に関連付けられた挙動を使用する。具体的には、(HARQフィードバックが有効である前の実施形態と比較して)HARQフィードバックが無効である場合(例えば無効であるとき)、RX WTRU(例えば、WTRU102)に、HARQプロセスのための異なる一連の(事前に)設定される又は指定されるタイマを設定することができる。RX WTRU(例えば、WTRU102)は、最初の送信を表す第1のSCIに示された最初の送信及び/又は起こり得る再送の位置/タイミングを記憶することができる。
RX WTRU(例えば、WTRU102)は、HARQフィードバックが無効な状態でのSCIの受信後(例えば受信時)、SCIの受信時にただちにHARQ RTTタイマを開始することができる。
RX WTRU(例えば、WTRU102)は、異なる一連の(事前に)設定されたタイマが使用され得ることを除いて、前の実施形態と同様にHARQ RTTタイマを設定することができる。
RX WTRU(例えば、WTRU102)は、例えば、異なる(事前に)設定されたタイマ値が使用され得ることを除いて、前の実施形態と同様に再送タイマを設定することができる。
RX WTRU(例えば、WTRU102)は、以下のいずれかである限り、SLを監視することができる。
-RX WTRU(例えば、WTRU102)において1つ以上のオン持続時間タイマ、インアクティビティタイマ、又は再送タイマが実行中である、及び/あるいは
-タイムスロットが、HARQプロセスに関連付けられたPDUが復号されていないHARQプロセスに関連付けられた予約された再送リソースに関連付けられる。
2.最初の送信に対するアクティブ時間(インアクティビティタイマ)を定義する方法
2.1 ユニキャストの場合のインアクティビティタイマのモデル化
説明されている実施形態は、例えばユニキャストの場合について定義されているが、グループキャスト及び/又はブロードキャストにも適用可能であり得る。
a)インアクティビティタイマの開始/使用の条件
実施形態によれば、WTRU(TX WTRU(例えば、WTRU102)又はRX WTRU(例えば、WTRU102))は、特定の条件に基づいてインアクティビティタイマを開始/使用するように構成することができる。そのような条件は、以下のいずれか又は組み合わせ(及び/又は)に関連し得る。
-HARQフィードバックが有効
○例えば、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、受信した送信/再送が、HARQが有効である送信に関連付けられる場合、インアクティビティタイマを開始することができる。そうではなく、HARQが無効である送信/再送を受信した場合、RX WTRU(例えば、WTRU102)はインアクティビティタイマを開始しなくてもよい。
○例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)によって実行される送信がHARQ有効を示す場合、インアクティビティタイマを開始することができる。そうではなく、送信がHARQ無効を示す場合、TX WTRU(例えば、WTRU102)はインアクティビティタイマを開始しなくてもよい。
-RX WTRU(例えば、WTRU102)におけるCR/CBR
○例えば、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、RX WTRU(例えば、WTRU102)におけるCR/CBRの測定値をTX WTRU(例えば、WTRU102)に送ることができる。RX WTRU(例えば、WTRU102)は、測定値がある範囲から別の範囲に変化する場合(例えば変化時)、又は測定値が特定の量だけ変化する場合(例えば変化時)、そのような測定値を送ることができる。
■例えば、CR/CBRが閾値を下回る場合、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、新しい送信又は再送の受信後に(例えば受信時に)インアクティビティタイマを開始することができる。そうでない場合、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、インアクティビティタイマを開始/再開しなくてもよい。
■例えば、RX WTRU(例えば、WTRU102)によって示されたCR/CBRが閾値を下回る場合、TX WTRU(例えば、WTRU102)は送信のためのインアクティビティタイマを開始することができる。そうでない場合、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、インアクティビティタイマを開始/再開しなくてもよい。
b)TX WTRU(例えば、WTRU102)におけるインアクティビティタイマの使用
実施形態によれば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、自身が送信する先のRX WTRU(例えば、WTRU102)がDRXに設定されている場合、そのようなRX WTRU(例えば、WTRU102)に関連付けられたインアクティビティタイマを維持することができる。TX WTRU(例えば、WTRU102)は、インアクティビティタイマを(オン持続時間タイマや再送タイマなどの他のタイマに加えて)使用して、その特定の(1つ以上の)RX WTRU(例えば、WTRU102)への新しい送信及び/又は再送を実行できるかどうかを決定することができる。例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、インアクティビティタイマ、オン持続時間タイマ、又は再送タイマのいずれかが実行されている場合(例えば、実行時)、RX WTRU(例えば、WTRU102)への新しい送信及び/又は再送を実行する(例えば実行するのみとする)ことができる。
c)TX WTRU(例えば、WTRU102)によるインアクティビティタイマの開始は、異なる時間に行うことができる
実施形態によれば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、以下の時間のいずれかにインアクティビティタイマを開始することができる。
-新しいTB(例えばリソース)の最初の送信後(例えば送信時):
○例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、新しい送信に関連付けられたSCIの送信後の最初のスロットにおいてインアクティビティタイマを開始することができる。
○例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、新しい送信に関連付けられたSCIの送信後、(事前に)設定される数のスロットに続く最初のスロットにおいてインアクティビティタイマを開始することができる。
-HARQフィードバックの受信後(例えば受信時)、この場合、この受信は更にHARQフィードバックのタイプに依存することができる。
○例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)がHARQ ACK又はHARQ NACKを受信した場合、TX WTRU(例えば、WTRU102)はインアクティビティタイマを開始することができる。しかしながら、TX WTRU(例えば、WTRU102)がPSFCHリソース上でDTXを復号した場合、TX WTRU(例えば、WTRU102)はインアクティビティタイマを開始しなくてもよい。
○例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)がHARQ ACKを受信した場合、TX WTRU(例えば、WTRU102)はインアクティビティタイマを開始することができる。しかしながら、TX WTRU(例えば、WTRU102)がPSFCHリソース上でDTX又はNACKを復号した場合、TX WTRU(例えば、WTRU102)はインアクティビティタイマを開始しなくてもよい。
-SCIに示された、新しいTBの最後の再送の後:
○例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、以前のSCIに示された最後の再送に関連付けられたSCIの送信後の最初のスロットにおいて、インアクティビティタイマを開始することができる。
○例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、以前のSCIに示された最後の再送に関連付けられたSCIの送信から、(事前に)設定された数のスロットの後に、インアクティビティタイマを開始することができる。
-SCIに示された新しいTBのN番目の再送の後(Nは(事前に)設定する、又は事前に定義することができる):
○Nは更に、例えばQoS(例えば優先順位)に依存することができる。
実施形態によれば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、以下の特定の要因のいずれかに応じて、異なる時間(上記で示した時間のいずれか)にインアクティビティタイマを開始することができる。
-インアクティビティタイマを開始するべき新しい送信において、HARQフィードバックが有効/無効であるかどうか。
-RX WTRU(例えば、WTRU102)によって測定及び/又は報告されたCBR/CRに依存する。
-送信のQoS(例えば優先順位)。
例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、送信に対してHARQフィードバックが有効である場合(例えば有効なとき)には、HARQ ACK又はHARQ NACKを受信した場合に(例えば受信時に)インアクティビティタイマを開始することができるが、HARQフィードバックが有効でない場合、TBの最初の送信に続いてインアクティビティタイマを開始することができる。
d)TX WTRU(例えば、WTRU102)は、使用されるインアクティビティタイマの持続時間を決定する
実施形態によれば、TX WTRU(例えば、WTRU102)によって開始されるインアクティビティタイマは、RX WTRU(例えば、WTRU102)において設定される値と同じ値を有することができる。実施形態によれば、TX WTRU(例えば、WTRU102)によって開始されるインアクティビティタイマは、RX WTRU(例えば、WTRU102)において設定される値よりも短い値を有することができる。例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)に、使用するための異なるインアクティビティタイマを(事前に)設定することができる。実施形態によれば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、RX WTRU(例えば、WTRU102)において使用される設定されたインアクティビティタイマを短縮して、インアクティビティタイマの異なる開始時刻を考慮することができる。具体的には、TX WTRU(例えば、WTRU102)がHARQフィードバックの受信後(例えば受信時)にインアクティビティタイマを開始する場合、以下のようにすることができる。
-TX WTRU(例えば、WTRU102)は、RX WTRU(例えば、WTRU102)において受信される最初の送信に対する最初の送信の(又は例えば想定される)開始時刻、及び/又は、そのTB(又は任意の他のTB)の送信/再送に対する、TX WTRU(例えば、WTRU102)によって受信される最初のACK又はNACKの間の時間だけ、(RX WTRU(例えば、WTRU102)において使用される値と比較して)インアクティビティタイマを短縮することができる。
e)各ピア(例えば、TX)WTRU(例えば、WTRU102)/L2 IDに対して単一のインアクティビティタイマ、又は複数のインアクティビティタイマが設定されたRX WTRU(例えば、WTRU102)
ユニキャスト/グループキャストに対応する複数のユニキャストリンク及び/又は複数の関与するL2宛先IDの存在下で、RX WTRU(例えば、WTRU102)におけるインアクティビティタイマを維持するための異なる実施形態が可能である。
実施形態によれば、WTRU(例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)又はRX WTRU(例えば、WTRU102))は、WTRU ID、論理チャネル(logical channel、LCH)ID、L2 IDなどのID又はIDのセットごとにインアクティビティタイマを維持することができる。例えば、WTRUは、ユニキャストリンク(送信元/宛先L2 IDのペア)、及び/又はグループキャスト/ブロードキャストのための関与するL2 IDごとにインアクティビティタイマを維持することができる。WTRU(例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)又はRX WTRU(例えば、WTRU102))は、WTRUが送信元/宛先L2 IDに関連付けられた送信を受信するたびに、送信元/宛先L2 IDに関連付けられたインアクティビティタイマを設定/リセットすることができる。
実施形態によれば、WTRU(例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)又はRX WTRU(例えば、WTRU102))は、全てのユニキャストリンク(送信元/宛先IDのペア)に対して、かつ/又は、例えばグループキャスト/ブロードキャスト通信に関連付けられた全てのL2 IDに対して、単一のインアクティビティタイマを維持することができる。具体的には、WTRU(例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)又はRX WTRU(例えば、WTRU102))は、任意のサイドリンク送信の受信後(例えば受信時)にインアクティビティタイマを設定/リセットすることができる。例えば、異なるユニキャストリンク及び/又はグループキャストL2送信元/宛先IDに関連付けられた異なるDRX設定を考慮するために、WTRUは、以下のようにすることができる。
-(インアクティビティタイマが設定/リセットされる場合(例えば設定/リセット時に))インアクティビティタイマの値を、(タイマがリセットされる原因となった)送信が受信されたL2送信元/宛先IDに応じて、異なる値に設定する。
○具体的には、WTRU(例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)又はRX WTRU(例えば、WTRU102))に、(例えば、PC5-RRC、Uu RRC、事前設定、SIBなどのいずれかを介して)送信元/宛先L2 IDごとにインアクティビティタイマの異なる値を(事前に)設定することができる。特定の送信元/宛先L2に関連付けられた送信の受信後(例えば受信時)、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、インアクティビティタイマの値を、その送信元/宛先L2 IDに対して設定された値に設定することができる、及び/又は
-インアクティビティタイマの復号時の挙動を、送信によってインアクティビティタイマが開始された送信元/宛先L2 IDに基づいて異なるように決定し、これは以下のいずれかを含むことができる。
○SLリソースの異なるセットを監視する、
○SL又はULを監視するかどうかを決定するために異なるルール/優先順位を使用する、及び/又は
○タイマの実行中に送信を実行できるか否かを決定する。
インアクティビティタイマに関連する、本明細書で説明される実施形態は、上記の実施形態のいずれにも適用可能である。
f)RX/TX WTRU(例えば、WTRU102)は、インアクティビティタイマを開始するためのMAC PDU復号の不確実性を処理する
インアクティビティタイマは、通常、新しい送信に対して(例えば、新しい送信に対してのみ)再開され、一方、再送は、(Uuの場合のように)HARQ RTT/再送タイマによって処理される。しかしながら、送信が新しい送信に関連付けられるかどうかを判定するためには、MAC PDUの復号(この復号にはいくらかの可変レイテンシが関連付けられた)を必要とする/使用することがある。
DRX関連タイマ(例えば、インアクティビティタイマ、HARQ RTTタイマ、又は再送タイマ)は、SCIの受信後(例えば受信時)に開始することができる、かつ/又は、そのようなタイマが開始されるかどうかは、SCIにおいて(例えば、SCIのみにおいて)伝えられる情報(例えば、HARQプロセスID、新規データインジケータ(NDI)、L1 ID)に基づいて条件付けることができる。代替的に、そのようなタイマは、MAC PDUの復号後に(例えば復号時に)開始することができる、かつ/又は、MAC PDU内の情報(例えばL2 ID、LCH ID)に条件付けることができる。代替的に、このようなタイマの開始は、MAC PDU及び/又はSCIの両方における情報に条件付けることができるが、タイマは、SCIの受信後に経過した時間を表すことができる。WTRU(例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)又はRX WTRU(例えば、WTRU102))は、更に、異なるタイマに対して異なる挙動を有することができる。
g)RX WTRU(例えば、WTRU102)は、PHY層においてインアクティビティタイマを開始する、かつ/又はPDUを復号した後にインアクティビティタイマを停止することができる
実施形態によれば、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、PHY層におけるSCIの復号に関連する条件に基づいて、インアクティビティタイマを開始することができる。PHY層によるインアクティビティタイマの開始に続いて、MAC層がMAC PDUの復号を実行することができる、かつ/又は、復号結果に応じて、インアクティビティタイマを停止することができる、又はインアクティビティタイマの実行を継続することができる。例えば以下のとおりである。
-(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)(PHY層)は、以下のいずれかを満たすSCIを受信した場合(例えば受信時)、インアクティビティタイマを開始することができる。
○受信された送信がユニキャスト送信に対応する、かつ/又は、送信元及び/又は宛先L1 IDが、WTRUに現在設定されているユニキャストリンクの送信元/宛先L1 IDに一致する。
○受信された送信がグループキャスト送信に対応する、かつ/又は、SCI内のL1宛先IDが、関与するグループキャスト/ブロードキャストサービスのL1宛先IDと一致する。
○(SCI内の)NDIがトグルされている、かつ/又は、(SCI内の)HARQプロセスが、現在割り当てられているHARQプロセスに関連付けられている(例えば、そのHARQプロセスに対して新しい送信が示されている)。
○SCI内のHARQは、現在WTRUにおいて割り当てられていない(新しいHARQプロセスのための新しい送信を示す)。
○受信された送信が、新しい送信に対応する(例えばNDIがトグルされている)。
○受信した送信が再送に対応するが(例えばNDIはトグルされていない)、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、この再送に関連付けられた最初の送信を受信/復号しなかった。
-(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)(MAC層)は、以下のいずれかが発生した場合、インアクティビティタイマを停止することができる。
○PDUがユニキャストに関連付けられている、かつ/又は、MAC PDUを復号することで得られるL2送信元/宛先IDが、WTRUにおいて確立されたユニキャストリンクのL2送信元/宛先IDと一致しない。
○PDUがブロードキャスト/グループキャストに関連付けられている、かつ/又は、MAC PDUを復号することで得られるL2宛先IDが、WTRUにおいて確立されているユニキャストリンクのL2宛先IDと一致しない。
○MAC層がMAC PDUを復号することができない。
○MAC層がMAC PDUを復号するが、MAC PDUにCSI報告MAC CE(例えばCSI報告MAC CEのみが)含まれている。
○PDUが、最初にインアクティビティタイマを開始したSCIに対応する(例えば、PHY層がインアクティビティタイマを開始した場合(例えば開始時)、そのときインアクティビティタイマは実行されていなかった)。
○現在のPDUの復号が進行中に、別のPDUによってインアクティビティタイマが(再)開始されなかった。
例えば、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、MACヘッダ内のL2送信元/宛先IDが、WTRUにおける関与する送信元/宛先IDのいずれとも一致しない場合(例えば一致しないとき)、かつ/又は、PDUに対応するSCIの受信によって開始された(及び再開されていない)ためにインアクティビティタイマが実行されている場合、そのPDUの復号時にインアクティビティタイマを停止することができる。具体的には、MACヘッダ内のL2送信元/宛先IDが、WTRUにおける関与する送信元/宛先IDのいずれとも一致しない場合(例えば一致しないとき)、かつ/又は、PDUの受信によってインアクティビティタイマが開始された場合(例えば開始時)にインアクティビティタイマが以前に実行されていなかった場合、RX WTRU(例えば、WTRU102)はインアクティビティタイマを停止することができる。例えば、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、MACヘッダ内のL2送信元/宛先IDがWTRUにおける関与する送信元/宛先IDのいずれとも一致しない場合(例えば一致しないとき)、かつ/又は、現在復号されているPDUによってインアクティビティタイマが開始された時間、及び/又は、MACヘッダ内のL2送信元/宛先IDがWTRUにおける関与する送信元/宛先IDのいずれとも一致しないとWTRUが決定する時間の間にインアクティビティタイマが(再)開始されていない場合、PDUの復号時にインアクティビティタイマを停止することができる。
実施形態によれば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、SCIの送信に続く最初のスロットにおいて、(RX WTRU(例えば、WTRU102)に関連付けられた)自身のインアクティビティタイマを開始することができる。特に、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、タイムスロットNにおいて、(例えば、RX)WTRUに第1の新しいTBを送信することができる、かつ/又は、すでにタイムスロットN+1において、同じ(例えば、RX)WTRUに第2の新しいTBを送信することを許可することができる。具体的には、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、2つの新しい送信の送信間時間について、特に、最初の送信がオン持続時間の終了時、又は以前のインアクティビティタイマに関連付けられた持続時間の終了時に発生する場合には、いかなる制限も設けないことができる。
h)復号が成功したかどうかを判定する一方で、新しい送信ごとに複数の同時のインアクティビティタイマを実行/停止することができる
別の実施形態に加えて使用され得る実施形態によれば、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)(PHY層)は、SCIの復号(例えば復号のみ)(例えばHARQプロセス、L1 ID、NDI)に基づいてWTRUによって識別される新しい送信ごとに1つずつ、複数の同時のインアクティビティタイマを開始することができる。このような各タイマの開始に続いて、MAC層は、前の解決策におけるタイマの停止に関連付けられた条件のいずれかが満たされる場合(例えば満たされるとき)、対応するタイマを停止することができる。例えば、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、以下の例のいずれか又は組み合わせ(及び/又は)に従って動作することができる。
-新しい送信に関連付けられたSCIを受信した場合(例えば受信時)、第1のインアクティビティタイマを開始する。このような新しい送信は、MAC層によって正常に復号されないことがある。第1のインアクティビティタイマは、失敗したMAC復号に続いて実行し続けることができる。
-別の新しい送信に関連付けられたSCIを受信した場合(例えば受信時)、第2のインアクティビティタイマを開始する。このような新しい送信は、MAC層によって正常に復号されないことがある。第1のインアクティビティタイマは、失敗したMAC復号に続いて実行し続けることができる。
-最初の新しい送信と同じHARQプロセスにおけるSCIの受信に続いて、MAC PDUは正常に復号され得るが、L2 IDが、WTRUにおいて予期されるL2 IDと一致しないことがある。(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)(MAC)は、最初の新しい送信に関連付けられたインアクティビティタイマを停止し、第2の再送に関連付けられたインアクティビティタイマを維持することができる。
-第2の新しい送信と同じHARQプロセスにおけるSCIの受信に続いて、MAC PDUは正常に復号され得る、かつ/又は、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、第2の新しい送信に関連付けられたインアクティビティタイマを停止するか継続するかを決定するために同じ手順を繰り返すことができる。
RX WTRU(例えば、WTRU102)は、インアクティビティタイマ(第1のインアクティビティタイマ又は第2のインアクティビティタイマ)のうちの少なくともいずれかが動作している限り、サイドリンク監視に関してアクティブであり得る。
i)RX WTRU(例えば、WTRU102)はMAC層においてインアクティビティタイマを開始するが、復号遅延を補正することができる
実施形態によれば、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、SCIの復号に関連する条件及び/又はMAC PDUの復号に関連する条件に基づいて、インアクティビティタイマを開始することができる。
例えば、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、SCIに関連付けられた条件(別の実施形態において説明)のいずれかが満たされ、PDUが正常に復号される、かつ/又は復号されたMAC PDUに関連付けられた条件も満たされる場合、インアクティビティタイマを開始することができる。復号されたMAC PDUに関連付けられた条件は、以下のいずれか又は組み合わせ(及び/又は)を含むことができる。
-PDUがユニキャストに関連付けられている、かつ/又は、MAC PDUを復号して得られるL2送信元/宛先IDが、WTRUにおいて確立されたユニキャストリンクのL2送信元/宛先IDと一致する。
-PDUがブロードキャスト/グループキャストに関連付けられている、かつ/又は、MAC PDUを復号して得られるL2宛先IDが、WTRUにおいて確立されたユニキャストリンクのL2宛先IDと一致する。
-MAC層がMAC PDUを復号する、かつ/又はMAC PDUがCSI報告MAC CE(例えばCSI報告MAC CEのみ)を含まない(例えば、データに関連付けられたMAC PDUに少なくとも1つのLCHがある)。
例えば、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、MAC PDUの復号の成功に続いて(例えば成功後にのみ)インアクティビティタイマを開始することができ、これは、そのMAC PDUに関連付けられた複数の再送の後に行うことができる。RX WTRU(例えば、WTRU102)は、以下の時点のいずれかにおいてインアクティビティタイマを開始することができる。
-上記に定義された条件が、正常に復号された新しい送信を示す場合(例えば示すとき)に、PSFCH上でのHARQ ACKの送信。
-新しい送信がMAC層によって正常に復号された送信/再送に関連付けられたSCIの受信に続く(例えば(事前に)設定された、又は事前に定義された)シンボル/スロットの数。
-シンボル/スロットの数はゼロであってもよい。そのような場合、MAC層はタイマを開始する、かつ/又は、SCI受信及び/又はMAC PDUの復号の間の時間を補正する(例えば経過時間の値を加算する)ことができる。
-SCI受信の時点をPHY層によってMAC層に示すことができる。
-PDUを送信するためにTX WTRU(例えば、WTRU102)によって使用された最後の再送リソースに続く、又は最初の送信を送信するために使用されるSCI内の再送リソースとして予約された(例えば(事前に)設定された、又は事前に定義された)シンボル/スロットの数。
実施形態によれば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、以下のいずれかの時間において、(RX WTRU(例えば、WTRU102)に関連付けられた)自身のインアクティビティタイマを開始することができる。
-HARQフィードバックが有効である場合、新しい送信に続くHARQ ACKの受信時。
-TX WTRU(例えば、WTRU102)によるPDUの最初の送信に続く(例えば(事前に)設定された、又は事前に定義された)スロットの数。及び/又は
-PDUを送信するためにTX WTRU(例えば、WTRU102)によって使用された最後の再送リソースに続く、又は最初の送信を送信するために使用されるSCI内の再送リソースとして予約された(例えば(事前に)設定された、又は事前に定義された)スロットの数。
具体的には、TX WTRU(例えば、WTRU102)によるPDUの最初の送信に続いてオン持続時間タイマがもはや実行されていない場合、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、PDUの再送リソースに関連付けられた時点まで、又は新しい送信に関連付けられたHARQ ACKの指示まで、他のPDUの送信を遅延させることができる。
2.2 グループキャストに適用されるRX WTRU及び/又はTX WTRU(例えば、WTRU102)におけるインアクティビティタイマの維持
説明されている実施形態は、例えばグループキャストについて定義されているが、ユニキャスト及び/又はブロードキャストにも適用することができる。
a)RX/TX WTRU(例えば、WTRU102)は、グループキャストに関連する特定の条件に基づいて(例えば特定の条件のみに基づいて)インアクティビティタイマを開始/使用する
実施形態によれば、グループキャストにおけるRX及び/又はTX WTRU(例えば、WTRU102)は、特定の条件において(例えば特定の条件時のみ)、DRXに関連付けられたインアクティビティタイマを開始する/想定する/使用することができる。具体的には、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、以下の条件のいずれかが満たされる送信に関連付けられたインアクティビティタイマを維持することができる。
-キャストのタイプに基づく条件:
○例えば、TX/RX WTRU(例えば、WTRU102)は、特定の場合(例えば、ユニキャスト(例えばユニキャストのみ)、又はユニキャスト及び/又はグループキャスト)に関連付けられた送信に対して、インアクティビティタイマ(例えばインアクティビティタイマのみ)を開始する/使用することができる。
○例えば、TX/RX WTRU(例えば、WTRU102)は、他の条件を特定のキャストタイプ(例えば特定のキャストタイプのみ)と組み合わせることができる。
■例えば、TX/RX WTRU(例えば、WTRU102)は、ユニキャストに対して、又はグループキャスト送信が以下のようにグループキャストのためのHARQフィードバックのタイプに関連付けられる限りグループキャストに対して、インアクティビティタイマを開始/使用することができる。
-QoSに基づく条件:
○例えば、TX/RX WTRU(例えば、WTRU102)は、送信の優先順位が閾値を下回る送信に対して、インアクティビティタイマ(例えばインアクティビティタイマのみ)を開始/使用することができる。
-HARQが有効/無効であるかどうか、及び/又はグループキャストのHARQフィードバック報告のどのタイプ(ACK/NACK報告又はNACK(例えばNACKのみ))が有効/無効であるかに基づく条件:
○例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、TX WTRU(例えば、WTRU102)による送信がHARQ有効である場合(例えばHARQ有効であるとき)(例えば、場合にのみ)、インアクティビティタイマを開始/使用することができる。
○例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、送信がHARQ有効に関連付けられいる、かつ/又は肯定確認応答-否定確認応答のグループキャストHARQタイプが使用される場合(例えば使用されるとき)(例えば、場合にのみ)、インアクティビティタイマを開始/使用することができる。
○例えば、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、受信した送信がHARQ有効である場合(例えばHARQ有効であるとき)(例えば、場合にのみ)、例えばL2 IDに関連付けられたインアクティビティタイマを開始することができる。
○例えば、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、受信した送信が、グループキャスト肯定確認応答-否定確認応答タイプを使用するHARQ有効である場合(例えばHARQ有効であるとき)(例えば、場合にのみ)、例えば、L2 IDに関連付けられたインアクティビティタイマを開始することができる。
-上位層によって設定されたメンバーIDに基づく条件:
○例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)及び/又はRX WTRU(例えば、WTRU102)に、(例えばグループキャストL2 IDに関連付けられた)特定のグループキャスト送信に関連付けられたメンバーIDが設定されている場合、TX WTRU(例えば、WTRU102)及び/又はRX WTRU(例えば、WTRU102)は、そのようなグループキャスト送信に対してインアクティビティタイマを使用することができる。
-グループのサイズに基づく条件:
○例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)及び/又はRX WTRU(例えば、WTRU102)は、グループ番号が、設定されたPSFCHリソース数よりも大きくない場合、(例えばグループキャストL2 IDに関連付けられた)特定のグループキャスト送信に対してインアクティビティタイマを使用することができる。
-MCR(最小通信範囲)に基づく条件:
○例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)及び/又はRX WTRU(例えば、WTRU102)は、送信にMCRが設定されている場合、特定のグループキャスト送信に対してインアクティビティタイマを使用することができる。
■具体的には、送信用のSLRBの少なくとも1つにMCRが設定されている場合、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、L2 IDへの送信に関連付けられたインアクティビティタイマを使用して(例えば想定して)動作することができる。具体的には、L2 IDのアクティブ時間に関連付けられたタイマのいずれかが実行されている間の送信に続いて、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、TX WTRU(例えば、WTRU102)がL2 IDへの送信を実行する(又は送信に対する確認応答を受信する)たびに、インアクティビティタイマを開始することができる。そうではなく、MCRが設定されていない場合、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、そのような条件下でインアクティビティタイマを開始しなくてもよい、かつ/又は、インアクティビティタイマに基づいてアクティビティの条件を維持しなくてもよい(例えば、オン持続時間タイマが実行されている、又は再送タイマが実行されている場合(例えば、実行時に)(例えば場合にのみ)、送信を許可することができる)。
■同様に、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、L2 IDのMCRに関連付けられた少なくとも1つのパケットを受信した場合、又はMCRが設定されているL2 IDへの送信用のSLRBがRX WTRU(例えば、WTRU102)に設定されている場合、そのL2 IDのための自身のアクティブ時間を定義することができる。
-例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)及び/又はRX WTRU(例えば、WTRU102)は、いずれかのSLRBに対して設定されているMCRが閾値を下回る場合、特定のグループキャストに対してインアクティビティタイマを使用することができる。
○この場合、上記の例と同様の挙動が予期される。
-MCR及び/又はHARQフィードバック有効に基づく条件:
○例えば、RX及び/又はRX WTRU(例えば、WTRU102)は、HARQフィードバックが有効である限り、MCRが設定されている特定のグループキャスト送信に対してインアクティビティタイマを使用することができる。
■例えば、L2 IDへの送信用の少なくとも1つのSLRBに対してMCRが設定されている、かつ/又はHARQが有効である場合、TX WTRU(例えば、WTRU102)はインアクティビティタイマを使用することができる。
■例えば、グループキャストL2 IDへの送信用の全てのSLRBに対してMCRが設定されている、かつ/又はHARQが有効である場合、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、そのL2 IDに対してインアクティビティタイマを使用することができ、そうでない場合、使用しない。
実施形態によれば、TX/RX WTRU(例えば、WTRU102)は、インアクティビティタイマをサポートするための条件又はパラメータの1つが変化した場合、現在実行中のインアクティビティタイマを停止することができる。例えば、TX/RX WTRU(例えば、WTRU102)は、上位層によって示されるグループサイズ及び/又はメンバーIDがWTRUにおいて変更された場合、すでに実行中のインアクティビティタイマを停止することができる。
b)RX WTRU(例えば、WTRU102)は、受信した送信のMCRに応じてインアクティビティタイマをリセットする
実施形態によれば、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、例えばグループキャスト送信に関連付けられたインアクティビティタイマをリセットするか否かについて、RX WTRU(例えば、WTRU102)の位置、及び/又は送信に関連付けられたMCRに基づいて、決定することができる。具体的には、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、新たな送信が、以下の条件のいずれかを満たすMCRを有する場合(例えば有するとき)、そのような新たな送信の受信後(例えば受信時)に(例えば受信後にのみ)インアクティビティタイマをリセットすることができる。
-MCRが存在しない。
-MCRが存在する。
-送信機及び/又は受信機の間の求められた距離がMCRより小さい(MCR以下である)。
-送信機及び/又は受信機の間の求められた距離が、(事前に)設定されたデルタをMCRに加える、又はMCRから差し引いた値より小さい(又は値以下である)。
○このようなデルタは、更に以下のいずれかに依存することができる。
■例えば、優先順位、WTRU速度、CBR、グループ内のWTRU数、RX WTRU(例えば、WTRU102)における省電力プリファレンス、RX WTRU(例えば、WTRU102)に関連するWTRU能力。
MCRに対する距離の考慮は、RX WTRU(例えば、WTRU102)によって観察された、以前の送信からのMCRに対する距離の変化に更に基づくことができる。具体的には、2つのWTRU間の距離、又はMCRと比較したそのような距離の差が、L2 IDを対象とする後続の送信ごとに減少している場合、RX WTRU(例えば、WTRU102)はインアクティビティタイマを再開することができる。
c)TX WTRU(例えば、WTRU102)は、各RX WTRU(例えば、WTRU102)に対して、TX WTRU(例えば、WTRU102)として関連するタイマセットを維持する。
実施形態によれば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、RX WTRU(例えば、WTRU102)と同様のタイマの維持に基づいて、特定のWTRU(ユニキャスト)又はWTRUのグループ(例えばグループキャストL2 ID)に送信するか否かを決定することができる。具体的には、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、WTRUの特定のグループに関連付けられたインアクティビティタイマの少なくとも1つが実行中である場合、そのグループに送信することができる。
実施形態によれば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、RX WTRU(例えば、WTRU102)のタイマに対応するタイマのセットを維持することができる。具体的には、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、L2送信元/宛先ID(ユニキャスト用)ごとに、L2宛先ID(グループキャスト用)ごとに、及び/又は例えば各アドレスの優先順位/QoSレベルごとに、インアクティビティタイマを維持することができる。TX WTRU(例えば、WTRU102)は、そのようなタイマの関連する(ただし異なる)値を使用して、送信を実行する際、及び/又は信頼できる送信を実行する際の遅延を補正することができる。TX WTRU(例えば、WTRU102)は、TX WTRU(例えば、WTRU102)よりも早く/遅く、そのようなタイマを開始/停止することができる。例えば以下のとおりである。
-TX WTRU(例えば、WTRU102)に、RX WTRU(例えば、WTRU102)よりも短いオン持続時間タイマ、HARQ RTTタイマ、又は再送タイマを設定することができる。及び/又は
-TX WTRU(例えば、WTRU102)は、RX WTRU(例えば、WTRU102)と比較して、DRXサイクルにおいてより早くオン持続時間タイマを開始するように設定することができる。
d)TX WTRU(例えば、WTRU102)は、グループ内の1つ又は複数のWTRUからのHARQフィードバックの受信時にインアクティビティタイマを(再)開始する
実施形態によれば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、1つ又は複数のWTRUからのHARQフィードバックの受信に基づいて、インアクティビティタイマを(再)開始することができる。
実施形態によれば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、グループ内の全てのRX WTRU(例えば、WTRU102)に対して(そのグループへの自身の送信に関して)単一のインアクティビティタイマを維持することができる。TX WTRU(例えば、WTRU102)は、以下の条件のいずれかにおいてインアクティビティタイマを開始することができる。
-第1の(例えば、RX)WTRUからHARQフィードバック(例えばACK又はNACK)を受信した場合(例えば受信時)。
-グループ内の大多数のWTRU(例えば、閾値を上回る数又は割合のWTRU)からHARQフィードバック(例えばACK又はNACK)を受信した場合(例えば受信時)。
-グループ内の全てのWTRUからHARQフィードバックを受信した場合(例えば受信時)。
-例えば、事前に設定されたパターン又はメンバーIDのセット(例えば、自身のIDに最も近いID、又はID1~x)に関連付けられた、グループ内のWTRUの特定のサブセットからHARQフィードバックを受信した場合(例えば受信時)。
-最初の送信から一定時間内にHARQフィードバックを受信した場合。及び/又は
-遅くともPDUのx回の(再)送信に続いてHARQフィードバックを受信した場合(例えば受信時)。
例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、グループ内の全てのRX WTRU(例えば、WTRU102)からHARQフィードバック(ACK又はNACKのいずれか)を受信した場合(例えば受信時)に、インアクティビティタイマを開始することができる。
例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、グループ内の全てのRX WTRU(例えば、WTRU102)からHARQフィードバックを受信した場合(例えば受信時)、HARQフィードバックが最初の送信に続く最初のx ms以内に、又はTX WTRU(例えば、WTRU102)によるPDUの最初のy回の再送以内に受信される限り、インアクティビティタイマを開始することができる。
実施形態によれば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、グループ内のRX WTRU(例えば、WTRU102)のそれぞれに関連付けられたインアクティビティタイマを維持することができる。TX WTRU(例えば、WTRU102)は、特定の(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)からHARQフィードバックを受信した場合(例えば受信時)、その(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)に対してRX WTRU(例えば、WTRU102)固有のインアクティビティタイマを開始することができる。この解決策では、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、以下の条件のいずれかである限り、そのL2 IDの(又はそのグループへの)後続の新しい送信を送信することができる。
-各RX WTRU(例えば、WTRU102)に関連付けられたインアクティビティタイマが実行中である。
-グループ内の大多数のWTRU(例えば閾値を超える数又は割合のWTRU)に関連付けられたインアクティビティタイマが実行中である。
-グループ内の少なくとも1つのWTRUに関連付けられたインアクティビティタイマが実行中である。及び/又は
-グループ内のWTRUの特定のサブセットに関連付けられたインアクティビティタイマが実行中である(そのようなサブセットは、事前に設定されたパターン又はメンバーIDのセットに対応し得る)。
e)TX WTRU(例えば、WTRU102)は、フィードバックが可能なグループ/送信と不可能なグループ/送信とで、異なる時間にインアクティビティタイマを開始する
実施形態によれば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、グループに対する送信に基づいてインアクティビティタイマを開始するための異なる基準を有することができる。そのような基準は、以下のいずれかに依存することができる。
-HARQフィードバックの有効/無効。
-キャストタイプ。
-HARQフィードバックタイプ(肯定-否定のフィードバックと、否定(例えば否定のみ)のフィードバック)。
-MCRの存在及び/又は値。
-リソースプールにPSFCHリソースが設定されているか否か。
例えば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、送信が、肯定確認応答-否定確認応答を使用するグループキャストに関連付けられる場合(例えば、関連付けられるとき)、(前の実施形態による)HARQフィードバックの受信後に(例えば受信時に)インアクティビティタイマを開始することができる、かつ/又は、そうでない場合、(例えば、WTRU又はグループへの)最初の送信の後に(例えば送信時に)インアクティビティタイマを開始することができる。
f)TX WTRU(例えば、WTRU102)は、フィードバックが可能でないとき(例えば可能でないときにのみ)、送信の信頼性を向上させるメカニズムを使用する
実施形態によれば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、インアクティビティタイマの異なる開始基準に対して、インアクティビティタイマの異なる値を使用することができる。加えて、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、インアクティビティ時間内に、又はオン持続時間の終わりに向かって、以下のいずれかのような送信の信頼性を向上させるためのメカニズムを採用することができる。
-送信電力を増大させる。
○例えば、(例えば、TX)WTRU(例えば、WTRU102)は、オン持続時間外に発生する送信、又は再送の一部がオン持続時間外になる送信のために、送信電力を増大させることができる。
-再送回数を増加させる。
○例えば、(例えば、TX)WTRU(例えば、WTRU102)は、送信がオン持続時間外に発生する送信、又は再送の一部がオン持続時間外になり得る送信の再送回数を増加させることができる。
-再送がオン持続時間内又はオン持続時間内のリソースのサブセット内に収まることを保証する。
○例えば、(例えば、TX)WTRU(例えば、WTRU102)は、再送リソースの数がオン持続時間内に収まるようにリソース選択を実行することができ、例えば、リソースのこの数は、QoS及び/又はCBRに更に依存することができる。例えば、(例えば、TX)WTRU(例えば、WTRU102)に、優先順位及び/又はCBRに基づいて、オン持続時間内に実行されるべき(例えば必要な)再送リソースの数を設定することができる。例えば、(例えば、TX)WTRU(例えば、WTRU102)に、QoS及び/又はCBRに基づく、TX WTRU(例えば、WTRU102)のインアクティビティタイマが実行されている場合(例えば、実行時)に実行されるべき再送リソースの数を設定することができ、このような再送の数は、以下に応じて異なることができる。
○一般的な例では、(例えば、TX)WTRU(例えば、WTRU102)に、どのタイマが実行されているかに応じて異なる、実行されるべき許容される/最小の/要求される再送の異なる数を設定することができる。
■例えば、オン持続時間タイマが実行されていない場合(例えば実行されていないとき)と比較して、TX WTRU(例えば、WTRU102)においてオン持続時間タイマが実行されている場合(例えば、実行時)。
■例えば、インアクティビティタイマが実行されていない場合(例えば実行されていないとき)と比較して、TX WTRU(例えば、WTRU102)においてインアクティビティタイマが実行されている場合(例えば、実行時)。
-送信の変調・符号化方式(modulation and/or coding scheme、MCS)を高める。
(例えば、TX)WTRU(例えば、WTRU102)は、インアクティビティタイマを開始するための特定の基準を有する送信に対して(例えば送信に対してのみ)、そのようなメカニズムを使用することができる。具体的には、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、肯定確認応答-否定確認応答を使用するグループキャスト送信に対して信頼性メカニズムを使用しないが、他のグループキャスト送信に対して使用することができる。
TX WTRU(例えば、WTRU102)は、例えば、PSFCHが設定されていない場合(例えば設定されていないとき)、そのようなメカニズムを使用することができる。PSFCHが設定されている場合、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、信頼性を確保するために、常にHARQフィードバックを有効にすることができる、又はHARQフィードバックモードを肯定確認応答/否定確認応答に設定することができる。
更に、メカニズムを適用するかどうか、及び/又はパラメータ/閾値/増加/その他(例えば、再送回数、再送回数の増加、送信電力の増加、MCSなど)は、リンクの輻輳に更に依存することができる。例えば、これは、より高いCBRに対してより高い、又はより低いことができる。
ユニキャストの場合、(例えば、TX)WTRU(例えば、WTRU102)は、HARQが無効である送信に対して(例えば送信のみに対して)そのようなメカニズムを使用する、かつ/又は、HARQが有効である送信に対して本明細書における他のメカニズムを使用することができる。
g)TX WTRU(例えば、WTRU102)は、アクティブ時間内に送信を実行する
実施形態によれば、例えば、HARQフィードバックに関連付けられた送信(例えばHARQが有効であるユニキャスト送信)の場合、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、インアクティビティタイマ、オン持続時間タイマ、再送タイマ(又はアクティブ送信に関連付けられたRX WTRU(例えば、WTRU102)における任意のタイマ)の満了より少なくともKスロット前に送信を実行することができる。Kは、HARQフィードバックに関連付けられたレイテンシに関連付けることができる。具体的には、Kは以下のいずれかとすることができる。
-送信、及び/又は、その送信に関連付けられたHARQフィードバック用の1つ(グループキャストの場合は複数又は全て)のPSFCHリソースの間の時間差。
-(例えば、TX)WTRU(例えば、WTRU102)が、そのようなタイマの満了前に(DTXの場合に)再送をスケジューリングすることを可能にする(事前)設定値。
-最初の送信及び/又は最初の再送の間の時間。
-最初の送信及び/又はN回目の再送の間の時間(NはCBR、QoSなどに依存することができる)。
-最初の送信、及び/又は最初の送信のSCIに示された最後の再送の間の時間。及び/又は
-SCIにおける最初の送信及び/又はSCIに示された最後の再送に関連付けられたPSFCHリソースの間の時間。
h)TX WTRU(例えば、WTRU102)は、DRXにあるRX WTRU(例えば、WTRU102)への特定の送信に対するHARQフィードバックを強制/有効にする
実施形態によれば、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、LCH HARQフィードバック有効設定に関係なく、DRXにあるRX WTRU(例えば、WTRU102)へのHARQフィードバックを有効にすることができる。これにより、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、TX WTRU(例えば、WTRU102)からのHARQフィードバックの受信に基づいて、インアクティビティタイマを正確に開始することができる。
TX WTRU(例えば、WTRU102)は、RX WTRU(例えば、WTRU102)への全ての送信について、そのRX WTRU(例えば、WTRU102)へのHARQフィードバックを有効にすることができる。代替的に、TX WTRU(例えば、WTRU102)は、以下の条件のいずれかにおいて、RX WTRU(例えば、WTRU102)へのHARQフィードバックを有効にすることができる。
-オン持続時間タイマが実行されていない送信。
-インアクティビティタイマが実行されている送信。
-(例えば、TX)WTRU(例えば、WTRU102)が、RX WTRU(例えば、WTRU102)の次のオン持続時間前に送信するように計画/構成されているデータを、自身のバッファ内に依然として有する送信。
-RX WTRU(例えば、WTRU102)に関連付けられたオン持続時間中の最後のグラントに関連付けられた送信。
-RX WTRU(例えば、WTRU102)に関連付けられたインアクティビティタイマにおける最後のグラントに関連付けられた送信。
-(例えば、TX)WTRUが自身のバッファ内に依然としてデータを有する送信(データは高い優先順位を有することができる(例えば優先順位が閾値を上回る))。
-(例えば、TX)WTRUが自身のバッファ内に依然としてデータを有しており、PDBが次のオン持続時間までの時間より小さい送信。
-(例えば、TX)WTRUが自身のバッファ内に依然としてデータを有しており、利用可能なデータのあるLCHが、これらのLCHの送信前にHARQフィードバック有効送信が有効になるように構成されている送信。
2.3 UL優先順位付け又は半二重の場合のインアクティビティタイマの処理
a)RX WTRU(例えば、WTRU102)は、データ受信に関連しない条件下でインアクティビティタイマを開始することができる
実施形態によれば、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、送信を受信することなく、インアクティビティタイマを開始/再開することができる。具体的には、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、1つ以上の送信(UL送信、又はSL送信のいずれか)を実行した後(例えば、実行時)、又はそのような(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)が送信の時点においてサイドリンク上で復号できないようにする別のインターフェース(異なるキャリア上のUu又はSL)を復号した後(例えば復号時)に、インアクティビティタイマを開始/再開することができる。
実施形態によれば、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)がサイドリンク上で復号できないようにする送信/受信を実行する時点において、インアクティビティタイマを開始/再開することができる。これは、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)のアクティブな監視時間/期間中とすることができ、オン持続時間タイマの実行中、インアクティビティタイマの実行中、又はアクティブなサイドリンク監視を定義する他のタイマの実行中のいずれかとすることができる。代替的に、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、以下の条件の1つに基づいて、(オン持続時間タイマによって定義される)オン持続時間、インアクティビティタイマ持続時間などのいずれかの時間内の(事前に)設定された、又は事前に定義された時点において、インアクティビティタイマを開始することができる。例えば、RX WTRU(例えば、WTRU102)は、以下の条件のうちの1つを満たした後(例えば満たしたとき)、以下の条件のいずれかにおいてインアクティビティタイマを開始/再開することができる。
-オン持続時間又はインアクティビティタイマ持続時間内の、(事前に)設定又は事前に定義されたスロットにおいて。
-オン持続時間又はインアクティビティタイマ持続時間に関連付けられる最後のスロットにおいて。及び/又は
-オン持続時間又はインアクティビティタイマ持続時間に関連付けられる最後のスロットが終了する前の(事前に設定又は定義されている)スロットの数。
実施形態によれば、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、サイドリンクに関連する条件に関連付けられた送信を受信することなく(アクティビティタイマを積極的に延長するために)、インアクティビティタイマを開始/再開することができる。そのような条件は、以下のいずれかに関連することができる。
-CBRに関する条件:
○例えば、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、CBRが設定された閾値より大きい場合、インアクティビティタイマを開始/再開することができる。
-アクティブ時間中に失敗したサイドリンク復号機会の数/量/割合に関する条件:
○例えば、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、オン持続時間、又は現在実行中のインアクティビティタイマの間に、少なくともN個のスロット又は少なくともX%のスロットにおいてサイドリンクの復号に失敗した場合、インアクティビティタイマを開始/再開することができ、ここで、N及び/又はX%は(事前に)設定することができる。
-1つ以上の確立されたQoSフローのPC5 QoS識別子(PC5 QoS identifier、PQI)、(例えば受信用の)1つ以上のSLRBの設定、1つ以上の最近の送信(例えば現在実行中のインアクティビティタイマを開始した送信)の優先順位などに基づいて決定することのできる、予期されるデータのQoSに関連する条件:
○例えば、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、予期されるデータのQoSに基づいてインアクティビティタイマを開始/再開するか否かを決定することができる(例えば、予期されるデータのQoSが閾値QoSより高い場合、インアクティビティタイマを開始/再開する)。
○例えば、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、予期されるデータのQoSに基づいて、上記の例におけるN又はX%のいずれかを決定することができる。
-(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)のタイプ又は省電力化のプリファレンスに関する条件:
○例えば、(例えば、RX)WTRU(例えば、WTRU102)は、自身が特定のWTRUタイプである場合、又は上記の条件の別のものがトリガされた時点で特定の省電力化プリファレンスが有効である場合、インアクティビティタイマを開始/再開することができる。
図6は、第1のWTRU(例えば、RX WTRU)及び/又は第2のWTRU(例えば、TX WTRU)の間のサイドリンク通信のために、第1のWTRU(例えば、RX WTRU)によって実施される方法600の例を示す図である。
実施形態によれば、ステップ610において、第1のWTRU(例えば、RX WTRU)は、第2のWTRU(例えば、TX WTRU)から、サイドリンク通信の1つ以上の送信リソースを示すSCIを受信するように構成することができる。
実施形態によれば、ステップ620において、第1のWTRU(例えば、RX WTRU)は、第1のWTRU(例えば、RX WTRU)によって1つ以上の送信リソースにHARQプロセスを割り当てるように構成することができる。
実施形態によれば、ステップ630において、第1のWTRU(例えば、RX WTRU)は、HARQプロセスに関連付けられたハイブリッド自動再送要求ラウンドトリップタイム(HARQ RTT)期間中に、第2のWTRU(例えば、TX WTRU)からの再送のための、サイドリンク通信の1つ以上の送信リソースを、第1のWTRU(例えば、RX WTRU)によって監視するように構成することができる。
実施形態によれば、ステップ640において、第1のWTRU(例えば、RX WTRU)は、HARQ RTT期間の満了時に、かつ/又は、HARQプロセスが第1のWTRU(例えば、RX WTRU)によって復号されないことを条件として、HARQプロセスに関連付けられたDRX再送期間を開始するように構成することができる。
例えば、第1のWTRU(例えば、RX WTRU)は、DRX再送期間に基づいて、第2のWTRU(例えば、TX WTRU)からの再送のための、サイドリンク通信の1つ以上の送信リソースを監視するように構成することができる。
例えば、HARQ RTTタイマは、1つ以上の送信リソースに関連付けられたサイドリンクフィードバックチャネル情報の送信に続くタイムスロットにおいて開始される。
例えば、第1のWTRU(例えば、RX WTRU)は、第1のWTRU(例えば、RX WTRU)及び/又は第2のWTRU(例えば、TX WTRU)の間のサイドリンク通信のリソース割当てモードを受信するように構成することができる。
例えば、第1のWTRU(例えば、RX WTRU)は、第1のWTRU(例えば、RX WTRU)及び/又は第2のWTRU(例えば、TX WTRU)の間のサイドリンク通信のリソース割当てモード、及び/又は、受信したSCI若しくは以前に受信した別のSCIによってHARQプロセスのために予約された追加の再送リソースの指示、のいずれかに基づいて、HARQ RTTタイマの値を決定するように構成することができる。
例えば、DRX再送タイマは、第1のWTRU(例えば、RX WTRU)及び/又は第2のWTRU(例えば、TX WTRU)の間のサイドリンク通信のリソース割当てモード、受信したSCI若しくは以前に受信した別のSCIによってHARQプロセスのために予約された追加の再送リソースの指示、以前に受信した別のSCI内の予約されたリソースに関連付けられたタイムスロットにおけるHARQ RTT期間の満了、かつ/又は、以前に受信した別のSCI内の予約されたリソースに関連付けられたタイムスロットにおける受信したSCIの復号、のいずれかに基づいて開始される。
例えば、第1のWTRU(例えば、RX WTRU)は、第1のWTRU(例えば、RX WTRU)及び/又は第2のWTRU(例えば、TX WTRU)の間のサイドリンク通信のリソース割当てモード、受信したSCI若しくは以前に受信した別のSCIによってHARQプロセスのために予約された追加の再送リソースの指示、かつ/又は、以前に受信した別のSCI内の予約されたリソースに関連付けられたタイムスロットにおける受信されたSCIの復号、のいずれかに基づいて、DRX再送タイマの値を決定するように構成することができる。
例えば、サイドリンク通信はユニキャスト通信である。
図7は、第1のWTRU(例えば、RX WTRU)と第2のWTRU(例えば、TX WTRU)との間のサイドリンク通信のための、第1のWTRU(例えば、RX WTRU)によって実施される方法700の例を示す図である。
実施形態によれば、ステップ710において、第1のWTRU(例えば、RX WTRU)は、(1)D2D通信の送信のために予約された1つ以上の第1の送信リソースを示す第1の情報と、(2)少なくとも1つの第2の送信リソースがD2D通信の再送のために予約されているかどうかを示す第2の情報と、を含むD2D制御情報を、第2のWTRU(例えば、TX WTRU)から受信するように構成することができる。
実施形態によれば、ステップ720において、第1のWTRU(例えば、RX WTRU)は、D2D通信の再送の受信時刻よりも前に終了する、第1のWTRU(例えば、RX WTRU)のスリープ期間を決定するように構成することができ、スリープ期間は第2の情報に基づく。
実施形態によれば、ステップ730において、第1のWTRU(例えば、RX WTRU)は、決定されたスリープ期間の終了後、D2D通信の再送を受信するように構成することができる。
例えば、第2の情報が、少なくとも1つの第2の送信リソースがD2D通信の再送のために予約されていることを示すことを条件として、決定されたスリープ期間は、予約された少なくとも1つの第2の送信リソースに関連付けられたタイミング情報に基づく。
例えば、第1のWTRU(例えば、RX WTRU)は、スリープ期間の値を取得するように更に構成することができ、第2の情報が、少なくとも1つの第2の送信リソースがD2D通信の再送のために予約されていることを示していないことを条件として、決定されたスリープ期間は、取得されたスリープ期間の値に基づく。
例えば、第1のWTRU(例えば、RX WTRU)は、スリープ期間の値を示すネットワーク設定情報を受信することによって、スリープ期間の値を取得するように更に構成することができる。
例えば、スリープ期間の値を取得するステップは、事前に設定された値に基づいてスリープ期間の値を決定することにより、スリープ期間の値を取得するように更に構成することができる。
例えば、D2D制御情報は、第1の送信リソースに関連付けられたD2Dフィードバック情報の送信が有効であるかどうかを示す情報を更に含む。
例えば、決定されたスリープ期間は、D2D制御情報の受信に続くタイムスロットにおいて開始される。
例えば、D2Dフィードバック情報の送信が有効であることを条件として、決定されたスリープ期間は、D2Dフィードバック情報の送信に続くタイムスロットにおいて開始される。
例えば、D2Dフィードバック情報の送信が無効であることを条件として、決定されたスリープ期間は、D2D制御情報の受信に続くタイムスロットにおいて開始される。
例えば、決定されたスリープ期間は、所定の時点において、又は受信されたD2D制御情報に示された時点において、開始される。
例えば、決定されたスリープ期間は、D2D通信のキャストタイプに基づく時点において開始される。
例えば、D2D通信はサイドリンク通信である。
図8は、第1のWTRU(例えば、RX WTRU)と第2のWTRU(例えば、TX WTRU)との間のサイドリンク通信のための、第1のWTRU(例えば、RX WTRU)によって実施される方法800の例を示す図である。
実施形態によれば、ステップ810において、第1のWTRU(例えば、RX WTRU)は、(1)D2D通信の送信のために予約された1つ以上の第1の送信リソースを示す第1の情報と、(2)第1の送信リソースに関連付けられたD2Dフィードバック情報の送信が有効であるかどうかを示す第2の情報と、を含むD2D制御情報を、第2のWTRU(例えば、TX WTRU)から受信するように構成することができる。
実施形態によれば、ステップ820において、第1のWTRU(例えば、RX WTRU)は、D2D通信の再送の受信時刻よりも前に終了する、第1のWTRU(例えば、RX WTRU)のスリープ期間を決定するように構成することができ、スリープ期間の開始時刻は、第2の情報に基づく。
実施形態によれば、ステップ830において、第1のWTRU(例えば、RX WTRU)は、決定されたスリープ期間の終了後、D2D通信の再送を受信するように構成することができる。
例えば、D2Dフィードバック情報の送信が有効であることを条件として、決定されたスリープ期間は、D2Dフィードバック情報の送信に続くタイムスロットにおいて開始される。
例えば、D2Dフィードバック情報の送信が無効であることを条件として、決定されたスリープ期間は、D2D制御情報の受信に続くタイムスロットにおいて開始される。
図9は、第1のWTRU(例えば、RX WTRU)と第2のWTRU(例えば、TX WTRU)との間のサイドリンク通信のための、第1のWTRU(例えば、RX WTRU)によって実施される方法900の例を示す図である。
実施形態によれば、ステップ910において、第1のWTRU(例えば、RX WTRU)は、D2D通信の送信のために予約された1つ以上の第1の送信リソースを示す情報を含むD2D制御情報を、第2のWTRU(例えば、TX WTRU)から受信するように構成することができる。
実施形態によれば、ステップ920において、第1のWTRU(例えば、RX WTRU)は、D2D通信の再送の受信時刻よりも前に終了するスリープ期間を決定するように構成することができ、決定されたスリープ期間は、D2D制御情報の受信に続くタイムスロットにおいて開始される。
実施形態によれば、ステップ930において、第1のWTRU(例えば、RX WTRU)は、決定されたスリープ期間の終了後、D2D通信の再送を受信するように構成することができる。
図10は、第1のWTRU(例えばTX WTRU)と第2のWTRU(例えばRX WTRU)との間のサイドリンク通信のための、第1のWTRU(例えばTX WTRU)によって実施される方法1000の例を示す図である。
実施形態によれば、ステップ1010において、第1のWTRU(例えば、TX WTRU)は、(1)D2D通信の送信のために予約された1つ以上の第1の送信リソースを示す第1の情報と、(2)D2D通信の再送のために予約された少なくとも1つの第2の送信リソースを示す第2の情報と、を含むD2D制御情報を、第2のWTRU(例えば、RX WTRU)に送信するように構成することができる。
実施形態によれば、ステップ1010において、第1のWTRU(例えば、TX WTRU)は、D2D通信の再送のために予約された少なくとも1つの第2の送信リソースがプリエンプション指示/情報に関連付けられていることを条件として、D2D通信の再送のために予約された少なくとも1つの第3の送信リソースを示す第3の情報を含む更なるD2D制御情報を、第2のWTRU(例えば、RX WTRU)に送信するように構成することができ、ここで、少なくとも1つの第3の送信リソースは、第2の情報に示される少なくとも1つの第2の送信リソースの後に(例えば第2の送信リソースの後の送信リソースの第1のウィンドウにおいて)予約される。
例えば、第1のWTRU(例えば、TX WTRU)は、D2D通信の再送のために予約された少なくとも1つの第3の送信リソースを(再)選択するように構成することができる。
加えて、方法について説明される任意の特徴、変形例、又は実施形態は、開示された方法を処理するための手段を含む装置デバイスと互換性があり、開示された方法を処理するように構成されたプロセッサを備えるデバイスと互換性があり、プログラムコード命令を含むコンピュータプログラム製品と互換性があり、かつプログラム命令を記憶する非一時的なコンピュータ可読記憶媒体と互換性がある。
結論
上記では特徴及び要素が特定の組み合わせにおいて提供されているが、当該技術分野の通常の技術を有する者には、各特徴若しくは各要素を単独で使用する、又は他の特徴及び要素との任意の組み合わせにおいて使用できることが理解されるであろう。本開示は、本出願に記載されている特定の実施形態の観点において限定されるものではなく、これらの実施形態は、様々な態様の例示として意図されるものである。当業者には明らかなように、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、多くの修正及び変形を行うことができる。本出願の説明において使用されているいかなる要素、動作、又は指示も、そのように明示的に提示されていない限り、本発明にとって重要又は本質的であると解釈されるべきではない。本明細書に列挙したものに加えて、本開示の範囲内の機能的に等価な方法及び装置が、上述した説明から、当業者には明らかであろう。そのような修正及び変形は、添付の請求項の範囲に入ることが意図されている。本開示は、添付の請求項の条項によってのみ限定されるものであり、かかる請求項が権利を有する等価物の完全な範囲と共に、限定されるものである。本開示は、特定の方法又はシステムに限定されないことを理解されたい。
前述した実施形態は、簡潔さのために、赤外線対応装置(すなわち赤外線放射装置及び受信機)の用語及び構造に関連して記載されている。しかしながら、記載されている実施形態は、これらのシステムに限定されるものではなく、他の形態の電磁波、又は音響波などの非電磁波を使用する他のシステムにも適用することができる。
本明細書で使用される用語は、特定の実施形態のみを説明する目的のためであり、限定することを意図するものではないということも理解されたい。本明細書で使用されるとき、用語「ビデオ」又は用語「画像」は、スナップショット、単一画像、及び/又は経時的に表示される複数の画像のいずれかを意味し得る。別の例として、本明細書で言及される場合、「ユーザ機器」という用語及びその略語「UE」、「リモート」という用語及び/又は「ヘッドマウントディスプレイ」という用語又はその略語「HMD」は、(i)無線送信及び/又は受信ユニット(WTRU)を意味するか、又は含むことができる。(ii)WTRUの複数の実施形態のいずれか、(iii)特にWTRUの一部若しくは全ての構造及び機能を有するように構成された無線対応及び/若しくは有線対応(例えばテザリング可能)デバイス、(iii)WTRUの全ての構造及び機能より少ない構造及び機能を有するように構成された無線対応及び/若しくは有線対応デバイス、又は(iv)その他、を意味し得る。本明細書に列挙された任意のWTRUを表すことができる例示的なWTRUの詳細は、図1A~図1Dに関して本明細書で提供される。別の例として、本明細書の上記及び以下に開示される様々な実施形態は、ヘッドマウントディスプレイを利用するものとして説明される。当業者であれば、ヘッドマウントディスプレイ以外のデバイスを利用することができ、本開示及び様々な開示された実施形態の一部又は全部を、過度の実験なしにそれに応じて変更することができることを認識するであろう。そのような他のデバイスの例は、適応現実体験を提供するための情報をストリーミングするように構成されたドローン又は他のデバイスを含み得る。
更に、本明細書に提供されている方法は、コンピュータ又はプロセッサによって実行されるようにコンピュータ可読媒体に組み込まれたコンピュータプログラム、ソフトウェア、又はファームウェアにおいて実施され得る。コンピュータ可読媒体の例には、電子信号(有線又は無線接続を介して送信される)及びコンピュータ可読記憶媒体が含まれる。コンピュータ可読記憶媒体の例としては、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内部ハードディスク及びリムーバブルディスクなどの磁気媒体、磁気光学媒体及びCD-ROMディスク及びデジタル多用途ディスク(digital versatile disk、DVD)などの光学媒体が挙げられるが、これらに限定されない。ソフトウェアと関連付けられたプロセッサを使用して、WTRU、UE、端末、基地局、RNC又は任意のホストコンピュータにおいて使用するための無線周波数トランシーバを実装し得る。
本発明の範囲から逸脱することなく、上記で提供された方法、装置、及びシステムの変形が可能である。適用され得る多種多様な実施形態を考慮して、図示された実施形態は単なる例であり、添付の特許請求の範囲を限定するものと解釈されるべきではないことを理解されたい。例えば、本明細書に提供されている実施形態は、ハンドヘルド装置を含み、この装置は、任意の適切な電圧を提供するバッテリなどの任意の適切な電圧源を含み得る、又はそのような電圧源を用いて利用され得る。
更に、上記の実施形態では、処理プラットフォーム、コンピューティングシステム、コントローラ、及びプロセッサを含む他のデバイスに留意されたい。これらのデバイスは、少なくとも1つの中央処理装置(「CPU」)及びメモリを含み得る。コンピュータプログラミングの技術分野における当業者の慣例によれば、動作、及び演算又は命令の記号表現の言及は、様々なCPU及びメモリによって実施され得る。そのような動作及び演算又は命令は、「実行される」、「コンピュータによって実行される」、又は「CPUによって実行される」と言及されることがある。
当該技術分野における通常の技術を有する者には、動作及び記号的に表現された演算又は命令が、CPUによる電気信号の操作を含むことが理解されるであろう。電気システムは、電気信号の結果的な変換又は減少を引き起こすことができるデータビットを表し、メモリシステムのメモリ位置にデータビットを維持し、それによってCPUの動作及び他の信号の処理を再構成又は別の方法で変更する。データビットが維持されるメモリ位置は、データビットに対応する、又はデータビットを表す特定の電気的特性、磁気的特性、光学的特性、又は有機的特性を有する物理的位置である。実施形態は、上述したプラットフォーム又はCPUに限定されず、他のプラットフォーム及びCPUが、提供される方法をサポートし得ることを理解されたい。
データビットはまた、磁気ディスク、光ディスク、及びCPUによって読み取り可能な任意の他の揮発性(例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM))又は不揮発性(例えば、読み取り専用メモリ(ROM))大容量記憶システムを含むコンピュータ可読媒体上に維持されてもよい。コンピュータ可読媒体は、処理システム上に排他的に存在するか、又は処理システムに対してローカル又はリモートであり得る複数の相互接続された処理システム間で分散された、協調的又は相互接続されたコンピュータ可読媒体を含んでもよい。実施形態は、上述したメモリに限定されず、他のプラットフォーム及びメモリが、提供される方法をサポートし得ることを理解されたい。
例示的な実施形態において、本明細書に記載されている動作、プロセスなどのいずれも、コンピュータ可読媒体に格納されたコンピュータ可読命令として実装されてもよい。コンピュータ可読命令は、移動体、ネットワーク要素、及び/又は任意の他のコンピューティングデバイスのプロセッサによって実行され得る。
システムの態様のハードウェア実装とソフトウェア実装の間には、ほとんど区別がない。ハードウェアを使用するかソフトウェアを使用するかは、一般に(ただし特定の状況ではハードウェアとソフトウェアの間の選択が重要になることがある)、コスト対効率のトレードオフを表す設計上の選択である。本明細書に記載されているプロセス及び/又はシステム及び/又は他の技術が効果的であり得る様々なビークル(例えばハードウェア、ソフトウェア、及び/又はファームウェア)が存在し得、好ましいビークルは、プロセス及び/又はシステム及び/又は他の技術が配備される状況によって変化し得る。例えば、実装者が、速度及び正確性が最重要であると決定した場合、実装者は、主にハードウェア及び/又はファームウェアのビークルを選択することができる。柔軟性が最重要である場合、実装者は、主にソフトウェア実装を選択することができる。あるいは、実装者は、ハードウェア、ソフトウェア、及び/又はファームウェアの何らかの組み合わせを選択してもよい。
前述の詳細な説明では、ブロック図、フローチャート、及び/又は例の使用を通じて、デバイス及び/又はプロセスの様々な実施形態を示した。そのようなブロック図、フローチャート、及び/又は例が1つ以上の機能及び/又は動作を含む限り、そのようなブロック図、フローチャート、又は例内の各機能及び/又は動作は、広範囲のハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又は実質的にそれらの任意の組み合わせによって個別に及び/又は集合的に実装され得ることが当業者によって理解されよう。一実施形態において、本明細書に記載されている主題のいくつかの部分は、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuits、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Arrays、FPGA)、デジタル信号プロセッサ(digital signal processors、DSP)、及び/又は他の集積形式を介して実装されてもよい。しかしながら、本明細書に開示されている実施形態のいくつかの態様は、その全体又は一部が、1つ以上のコンピュータ上で動作する1つ以上のコンピュータプログラムとして(例えば1つ以上のコンピュータシステム上で動作する1つ以上のプログラムとして)、1つ以上のプロセッサ上で動作する1つ以上のプログラムとして(例えば1つ以上のマイクロプロセッサ上で動作する1つ以上のプログラムとして)、ファームウェアとして、又はこれらの実質的に任意の組み合わせとして、集積回路において等価的に実施され得ること、並びに、回路を設計すること、及び/又は、ソフトウェア及び/若しくはファームウェアのコードを書くことが、この開示に照らして当業者の技術の範囲内であることが、当業者には認識されるであろう。更に、本明細書に記載されている主題のメカニズムが、様々な形態のプログラム製品として配布され得ること、及び、本明細書に記載されている主題の例示的な実施形態が、配布を実際に行うために使用される特定のタイプの信号担持媒体にかかわらず適用されることが、当業者には理解されるであろう。信号担持媒体の例としては、フロッピーディスク、ハードディスクドライブ、CD、DVD、デジタルテープ、コンピュータメモリなどの記録可能型媒体、並びに、デジタル及び/又はアナログ通信媒体(例えば光ファイバケーブル、導波管、有線通信リンク、無線通信リンクなど)などの伝送型媒体が挙げられ、ただしこれらに限定されない。
本明細書に記載されている方法でデバイス及び/又はプロセスを説明し、その後、エンジニアリング手法を使用して、そのような説明されたデバイス及び/又はプロセスをデータ処理システムに統合することが、当該技術分野において一般的であることが、当業者には認識されるであろう。すなわち、本明細書に記載されているデバイス及び/又はプロセスの少なくとも一部が、合理的な量の実験を介してデータ処理システムに統合され得る。典型的なデータ処理システムは、一般に、システムユニットハウジング、ビデオ表示装置、揮発性及び不揮発性メモリなどのメモリ、マイクロプロセッサ及びデジタル信号プロセッサなどのプロセッサ、オペレーティングシステム、ドライバ、グラフィックユーザインターフェイス及びアプリケーションプログラムなどの計算エンティティ、タッチパッド若しくはスクリーンなどの1つ以上の対話デバイス、並びに/又は、フィードバックループ及び制御モータ(例えば、位置及び/又は速度を感知するフィードバック、コンポーネント及び/又は量を移動及び/又は調節する制御モータ)などの制御システム、のうちの1つ以上を含み得ることが、当業者には認識されるであろう。典型的なデータ処理システムは、データコンピューティング/通信システム及び/又はネットワークコンピューティング/通信システムに典型的に見られるような、任意の適切な市販の構成要素を利用して実施され得る。
本明細書に記載の主題は、異なる他の構成要素内に含まれるか、又は異なる他の構成要素と接続される異なる構成要素を示すことがある。そのような図示されたアーキテクチャは単なる例であり、実際には、同じ機能を達成する他の多くのアーキテクチャが実施され得ることを理解されたい。概念的には、同じ機能を達成するための構成要素の任意の配置は、所望の機能が達成され得るように、効果的に「関連付けられる」。したがって、特定の機能を達成するために組み合わされた本明細書における任意の2つの構成要素は、アーキテクチャ又は介在する構成要素に関係なく、所望の機能が達成されるように、互いに「関連付けられている」とみなすことができる。同様に、そのように関連付けられた任意の2つの構成要素は、所望の機能を達成するために互いに「動作可能に接続されている」、又は「動作可能に結合されている」とみなすこともでき、そのように関連付けることができる任意の2つの構成要素は、所望の機能を達成するために互いに「動作可能に結合可能」であるとみなすこともできる。動作可能に結合可能の具体例としては、物理的に嵌合可能かつ/若しくは物理的に相互作用する構成要素、及び/又は、無線で相互作用可能かつ/若しくは無線で相互作用する構成要素、及び/又は、論理的に相互作用するかつ/若しくは論理的に相互作用可能な構成要素が挙げられ、ただしこれらに限定されない。
本明細書における実質的に任意の複数形及び/又は単数形の用語の使用に関して、当業者は、文脈及び/又は用途に適切であるように、複数形から単数形に、かつ/又は単数形から複数形に変換することができる。本明細書では、明瞭にする目的で、様々な単数形/複数形の並べ換えが明示的に記載され得る。
一般に、本明細書、特に添付の請求項(例えば添付の請求項の本体)において使用されている用語は、一般に「非限定」用語として意図されることが当業者には理解されるであろう(例えば、用語「含んでいる」は、「含んでいるがそれらに限定されない」と解釈するべきであり、用語「有する」は、「を少なくとも有する」と解釈するべきであり、用語「含む」は、「含むがそれらに限定されない」と解釈するべきである)。更に、導入された請求項の特定の数の記載が意図される場合、そのような意図は請求項に明示的に記載されており、そのような記載がない場合、そのような意図は存在しないことが、当業者には理解されるであろう。例えば、1つの項目のみが意図される場合、「単一」という用語又は類似する言葉が使用され得る。理解を助けるために、以下の添付の請求項及び/又は本明細書の説明は、請求項の記載を導入するために「少なくとも1つの」及び「1つ以上の」という導入句の使用を含み得る。しかしながら、このような句の使用は、不定冠詞「a」又は「an」による請求項の記載の導入が、そのような導入された請求項の記載を含む任意の特定の請求項を、1つのそのような記載のみを含む実施形態に制限することを意味するものと解釈すべきではなく、たとえ同じ請求項に、導入句「1つ以上の」又は「少なくとも1つの」及び「a」又は「an」などの不定冠詞が含まれていても同様である(例えば「a」及び/又は「an」は「少なくとも1つの」又は「1つ以上」を意味するものと解釈すべきである)。請求項の記載を導入するために使用される定冠詞の使用も同様である。更に、導入された請求項の特定の数の記載が明示的に記載されている場合でも、かかる記載は少なくとも記載された数を意味するものと解釈されるべきであることが、当業者には認識されるであろう(例えば、他の修飾語なしの「2つの記載」という単純な記載は、少なくとも2つの記載、又は2つ以上の記載を意味する)。更に、「A、B、及びCのうちの少なくとも1つ」に類似する表記が使用される場合、一般に、そのような構造は、当業者がその表記を理解するであろう意味として意図される(例えば、「A、B、及びCのうちの少なくとも1つを有するシステム」は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、A及びBを一緒に、A及びCを一緒に、B及びCを一緒に、並びに/又は、A、B、及びCを一緒に、有するシステムを含み、ただしこれらに限定されない)。「A、B、又はCのうちの少なくとも1つ」に類似する表記が使用される場合、一般に、そのような構造は、当業者がその表記を理解するであろう意味として意図される(例えば、「A、B、又はCのうちの少なくとも1つを有するシステム」は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、A及びBを一緒に、A及びCを一緒に、B及びCを一緒に、並びに/又は、A、B、及びCを一緒に、有するシステムを含み、ただしこれらに限定されない)。説明、請求項、又は図面のいずれにおいても、2つ以上の代替的な用語を提示する実質的に任意の離接的な語及び/又は句は、用語の一方、用語のいずれか、又は両方の用語を含む可能性を企図するものと理解されるべきであることが、当業者には更に理解されるであろう。例えば、「A又はB」という句は、「A」若しくは「B」又は「A及びB」の可能性を含むものと理解されたい。更に、本明細書で使用される、複数の項目のリスト及び/又は複数の項目のカテゴリのリストが後ろに続く用語「~のいずれか」は、項目及び/又は項目のカテゴリの、「のいずれか」、「の任意の組み合わせ」、「の任意の複数」、及び/又は「の任意の複数の組み合わせ」を、個別に、又は他の項目及び/又は他の項目のカテゴリとの組み合わせにおいて、含むことを意図している。更に、本明細書で使用される、用語「セット」は、ゼロを含む任意の数の項目を含むことを意図している。更に、本明細書で使用される、用語「数」は、ゼロを含む任意の数を含むことを意図している。また、本明細書で使用される「多重」という用語は、「複数」と同義であることが意図される。
更に、本開示の特徴又は態様がMarkush群の観点から説明されている場合、当業者には、本開示がそれによってMarkush群の任意の個々のメンバー又はメンバーのサブグループの観点からも説明されることが認識されるであろう。
当業者には理解されるように、書面による説明を提供するという観点など、あらゆる目的のために、本明細書に開示される全ての範囲は、その任意の可能な部分範囲及び部分範囲の組み合わせも包含している。任意の列挙された範囲は、同じ範囲が、少なくとも等しい2分の1、3分の1、4分の1、5分の1、10分の1などに分解されることを十分に説明して可能にするものとして、容易に認識することができる。非限定的な例として、本明細書に記載されている各範囲は、下位3分の1、中央の3分の1、及び上位3分の1などに容易に分解され得る。また、当業者には理解されるように、「まで」、「少なくとも」、「より大きい」、「より小さい」などの全ての言葉は、言及された数を含み、かつ、上述したように更に部分範囲に分解され得る範囲を意味する。最後に、当業者には理解されるように、範囲は個々の各要素を含む。したがって、例えば、1~3個のセルを有するグループは、1個、2個、又は3個のセルを有するグループを指す。同様に、1~5個のセルを有するグループは、1個、2個、3個、4個、又は5個のセルを有するグループを指し、以下同様である。
更に、請求項は、特にそのように記載されない限り、提供された順序又は提供された要素に限定されるものとして読まれるべきではない。更に、いかなる請求項においても、「ための手段」という用語の使用は、米国特許法第112条、第6項、又はミーンズプラスファンクションの請求項形式に訴えることを意図しており、「ための手段」という用語を有さないいかなる請求項もそのようには意図されていない。

Claims (24)

  1. 第1の無線送信/受信ユニット(WTRU)と第2のWTRUとの間のデバイス間(D2D)通信のための、前記第1のWTRUによって実施される方法であって、前記方法は、
    (1)前記D2D通信の送信のために予約された1つ以上の第1の送信リソースを示す第1の情報と、(2)少なくとも1つの第2の送信リソースが前記D2D通信の再送のために予約されているかどうかを示す第2の情報と、を含むD2D制御情報を、前記第2のWTRUから受信することと、
    前記D2D通信の前記再送の受信時刻よりも前に終了する、前記第1のWTRUのスリープ期間を決定することであって、前記スリープ期間は前記第2の情報に基づく、ことと、
    決定された前記スリープ期間の終了後に、前記D2D通信の前記再送を受信することと、を含む、方法。
  2. 前記第2の情報が、少なくとも1つの第2の送信リソースが前記D2D通信の再送のために予約されていることを示すことを条件として、決定された前記スリープ期間は、前記予約された少なくとも1つの第2の送信リソースに関連付けられたタイミング情報に基づく、請求項1に記載の方法。
  3. スリープ期間の値を取得することを更に含み、前記第2の情報が、少なくとも1つの第2の送信リソースが前記D2D通信の再送のために予約されていることを示していないことを条件として、決定された前記スリープ期間は、前記取得されたスリープ期間の値に基づく、請求項1に記載の方法。
  4. スリープ期間の値を取得することは、前記スリープ期間の値を示すネットワーク設定情報を受信することを含む、請求項3に記載の方法。
  5. スリープ期間の値を取得することは、事前設定された値に基づいて前記スリープ期間の値を決定することを含む、請求項3に記載の方法。
  6. 前記D2D制御情報は、前記第1の送信リソースに関連付けられたD2Dフィードバック情報の送信が有効であるかどうかを示す情報を更に含む、請求項3~5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 決定された前記スリープ期間は、前記D2D制御情報の前記受信に続くタイムスロットにおいて開始される、請求項1又は2に記載の方法。
  8. 前記D2Dフィードバック情報の前記送信が有効であることを条件として、決定された前記スリープ期間は、前記D2Dフィードバック情報の前記送信に続くタイムスロットにおいて開始される、請求項6に記載の方法。
  9. 前記D2Dフィードバック情報の前記送信が無効であることを条件として、決定された前記スリープ期間は、前記D2D制御情報の前記受信に続くタイムスロットにおいて開始される、請求項6に記載の方法。
  10. 決定された前記スリープ期間は、所定の時点において、又は受信された前記D2D制御情報に示された時点において開始される、請求項3~5のいずれか一項に記載の方法。
  11. 決定された前記スリープ期間は、前記D2D通信のキャストタイプに基づく時点において開始される、請求項3~5のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記D2D通信はサイドリンク通信である、請求項1~11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 第2の無線送信/受信ユニット(WTRU)との間のデバイス間(D2D)通信のための第1のWTRUであって、前記第1のWTRUは、送信機、受信機、プロセッサ、及びメモリを含む回路を備えており、
    (1)前記D2D通信の送信のために予約された1つ以上の第1の送信リソースを示す第1の情報と、(2)少なくとも1つの第2の送信リソースが前記D2D通信の再送のために予約されているかどうかを示す第2の情報と、を含むD2D制御情報を、前記第2のWTRUから受信することと、
    前記D2D通信の前記再送の受信時刻よりも前に終了する、前記第1のWTRUのスリープ期間を決定することであって、前記スリープ期間は、前記第2の情報に基づく、ことと、
    決定された前記スリープ期間の終了後に、前記D2D通信の前記再送を受信することと、を行うように構成されている、第1のWTRU。
  14. 前記第2の情報が、少なくとも1つの第2の送信リソースが前記D2D通信の再送のために予約されていることを示すことを条件として、決定された前記スリープ期間は、前記予約された少なくとも1つの第2の送信リソースに関連付けられたタイミング情報に基づく、請求項13に記載の第1のWTRU。
  15. 前記回路は、スリープ期間の値を取得するように更に構成されており、前記第2の情報が、少なくとも1つの第2の送信リソースが前記D2D通信の再送のために予約されていることを示さないことを条件として、決定された前記スリープ期間は、取得された前記スリープ期間の値に基づく、請求項13に記載の第1のWTRU。
  16. 前記回路は、前記スリープ期間の値を示すネットワーク設定情報を受信するように更に構成されている、請求項15に記載の第1のWTRU。
  17. 前記回路は、前記スリープ期間の値を事前設定された値に基づいて決定するように更に構成されている、請求項15に記載の第1のWTRU。
  18. 前記D2D制御情報は、前記第1の送信リソースに関連付けられたD2Dフィードバック情報の送信が有効であるかどうかを示す情報を更に含む、請求項15~17のいずれか一項に記載の第1のWTRU。
  19. 決定された前記スリープ期間は、前記D2D制御情報の前記受信に続くタイムスロットにおいて開始される、請求項13又は14に記載の第1のWTRU。
  20. 前記D2Dフィードバック情報の前記送信が有効であることを条件として、決定された前記スリープ期間は、前記D2Dフィードバック情報の前記送信に続くタイムスロットにおいて開始される、請求項18に記載の第1のWTRU。
  21. 前記D2Dフィードバック情報の前記送信が無効であることを条件として、決定された前記スリープ期間は、前記D2D制御情報の前記受信に続くタイムスロットにおいて開始される、請求項18に記載の第1のWTRU。
  22. 決定された前記スリープ期間は、所定の時点において、又は受信された前記D2D制御情報に示された時点において開始される、請求項15~17のいずれか一項に記載の第1のWTRU。
  23. 決定された前記スリープ期間は、前記D2D通信のキャストタイプに基づく時点において開始される、請求項15~17のいずれか一項に記載の第1のWTRU。
  24. 前記D2D通信はサイドリンク通信である、請求項13~23のいずれか一項に記載の第1のWTRU。
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