申込受付システムの概略的な構成を示す図である。
第1サービスおよび第2サービスの提供範囲を示す図である。
携帯端末の概略的な構成を示すブロック図である。
EC会社サーバの概略的な構成を示すブロック図である。
EC会社サーバのサーバ記憶部に記憶されているEC会社顧客情報を示す図である。
ガス会社サーバの概略的な構成を示すブロック図である。
ガス会社サーバのサーバ記憶部に記憶されているガス会社顧客情報を示す図である。
本実施形態における個人の電気供給サービスの契約先の推移を説明する図である。
情報端末およびEC会社サーバの処理の一例を説明するシーケンス図である。
ネットショッピングのサイトにおけるログイン画面の一例を示す図である。
ネットショッピングのサイトにおけるホーム画面の一例を示す図である。
ネットショッピングのサイトにおける契約詳細画面の一例を示す図である。
ネットショッピングのサイトにおける契約申込前画面の一例を示す図である。
情報端末、EC会社サーバ、および、ガス会社サーバの処理の一例を説明するシーケンス図である。
ネットショッピングのサイトにおける検針票入力画面の一例を示す図である。
検針票の一例を示す図である。
ネットショッピングのサイトにおけるエラー画面の一例を示す図である。
ネットショッピングのサイトにおける申込確定画面の一例を示す図である。
第1の変形例における個人の電気供給サービスの契約先の推移を説明する図である。
第2の変形例における個人の電気供給サービスの契約先の推移を説明する図である。
第3の変形例における個人の電気供給サービスの契約先の推移を説明する図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(申込受付システム100)
図1は、申込受付システム100の概略的な構成を示す図である。以下では、申込受付システム100を用いて、個人10が電気供給サービスの供給元を切り替える場合について説明する。
図1に示すように、申込受付システム100は、情報端末110と、ネットワーク140と、EC(Electronic Commerce)会社サーバ150と、ガス会社サーバ250とを含んで構成される。
情報端末110は、スマートフォン、携帯電話、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、タブレットコンピュータ、パーソナルコンピュータなどで構成される。本実施形態では、情報端末110として、無線により通信が可能であり、かつ、携帯可能であるスマートフォンが用いられる場合について説明する。なお、情報端末110は、無線ではなく、有線で通信を行うこととしてもよい。
ネットワーク140は、携帯電話網やPHS網等を含む通信網である。EC会社サーバ150およびガス会社サーバ250は、コンピュータなどで構成される。また、ネットワーク140を介して、情報端末110とEC会社サーバ150とガス会社サーバ250との間の通信が確立される。
図2は、第1サービスおよび第2サービスの提供範囲を示す図である。EC会社A1は、エリアAをネットショッピング(以下、第1サービスとも言う)の提供範囲とする所謂EC(電子商取引)業者である。エリアAは、例えば、日本国全域とすることができるが、特に限定されるものではない。
また、エリアA(第1サービス提供範囲)内には、エリアAよりも小さいエリアB(第2サービス提供範囲)が含まれている。エリアBは、例えば、関東地方とすることができるが、特に限定されるものではない。ガス会社B1および第1電力会社B2は、エリアBを電気供給サービス(以下、第2サービスとも言う)の提供範囲とする。
(情報端末110)
図3は、情報端末110の概略的な構成を示すブロック図である。情報端末110は、端末通信部112と、端末記憶部114と、表示部(出力部)116と、操作部118と撮像部120と、端末制御部122とを含んで構成される。端末通信部112は、EC会社サーバ150およびガス会社サーバ250とネットワーク140を通じた無線通信を確立する。
端末記憶部114は、ROM、RAM、フラッシュメモリ、HDD等で構成され、情報端末110に用いられるプログラムや各種データ(例えば、画像データ)を記憶する。
表示部116は、液晶ディスプレイや有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイで構成される。
操作部118は、例えば、抵抗膜方式(感圧式)、静電容量方式、赤外遮光方式などのタッチパネルで構成され、表示部116の表面に対するユーザの操作入力を検知する。
撮像部120は、レンズおよび撮像素子などで構成される。撮像部120は、操作入力に応じ被写体を撮像して画像データを生成することができる。
端末制御部122は、CPU(Central Processing Unit)やDSP(Digital Signal Processor)で構成され、端末記憶部114に格納されたプログラムを用い、情報端末110全体を制御する。また、端末制御部122は、アクセス部124、端末記憶制御部126、表示制御部128としても機能する。
アクセス部124は、端末通信部112を制御し、EC会社サーバ150、ガス会社サーバ250とネットワーク140を通じた無線通信を行う。また、端末記憶制御部126は、端末記憶部114を管理し、例えば、撮像部120によって生成された画像データを端末記憶部114に記憶させる。表示制御部128は、操作入力に応じて表示部116に出力する画像を制御する。例えば、表示制御部128は、撮像部120によって生成された画像データやWEBサイトのページを、表示部116に表示させる。
(EC会社サーバ150)
図4は、EC会社サーバ150の概略的な構成を示すブロック図である。EC会社サーバ150は、サーバ通信部152と、サーバ記憶部154と、サーバ制御部156とを含んで構成される。
サーバ通信部152は、情報端末110およびガス会社サーバ250とネットワーク140を通じた無線通信を確立する。
サーバ記憶部154は、ROM、RAM、フラッシュメモリ、HDD等で構成され、EC会社サーバ150に用いられるプログラムや各種データを記憶する。また、サーバ記憶部154には、ネットショッピングに関するEC会社顧客情報(以下、第1会員情報とも言う)180(後述する図5を参照)が記憶される。
図5は、EC会社サーバ150のサーバ記憶部154に記憶されているEC会社顧客情報180を示す図である。図5に示すように、EC会社顧客情報180としては、アカウント情報181a、パスワード情報181b、住所情報182、氏名情報184、電話番号情報186、決済情報188、買い物履歴情報189が記憶されている。アカウント情報181aおよびパスワード情報181bは、個人10がEC会社A1の提供するネットショッピングのサイトへログインするために使われる。アカウント情報181aは、例えば、メールアドレスやIDである。
決済情報188は、EC会社A1の第1サービスを利用する際の料金を支払う手段を示す。決済情報188には、例えば、クレジットカード払い用のカード情報が含まれる。
また、買い物履歴情報189は、個人10がEC会社A1の提供するネットショッピングのサイトにおける物品やサービスの購入や契約の履歴に関する情報が含まれる。
また、図4に示すように、サーバ制御部156は、CPUやDSPで構成され、サーバ記憶部154に格納されたプログラムを用い、EC会社サーバ150全体を制御する。また、サーバ制御部156は、サーバ送信部158、サーバ受信部160、サーバ記憶制御部162、画像取得部166、報知部168、情報対応付部170としても機能する。
サーバ送信部158およびサーバ受信部160は、サーバ通信部152を制御し、情報端末110との通信を遂行する。サーバ記憶制御部162は、情報端末110から送信されたデータをサーバ記憶部154に記憶させる。
(ガス会社サーバ250)
図6は、ガス会社サーバ250の概略的な構成を示すブロック図である。ガス会社サーバ250は、サーバ通信部252と、サーバ記憶部254と、サーバ制御部256とを含んで構成される。
サーバ通信部252は、情報端末110およびEC会社サーバ150とネットワーク140を通じた無線通信を確立する。
サーバ記憶部254は、ROM、RAM、フラッシュメモリ、HDD等で構成され、ガス会社サーバ250に用いられるプログラムや各種データを記憶する。また、サーバ記憶部254には、ガス供給サービスや電気供給サービスに関するガス会社顧客情報280(後述する図7を参照)が記憶される。
図7は、ガス会社サーバ250のサーバ記憶部254に記憶されているガス会社顧客情報280を示す図である。図7に示すように、ガス会社顧客情報280には、例えば、住所情報282、氏名情報284、電話番号情報286、決済情報288、電気供給サービスにおける顧客番号情報290、電気供給サービスにおける供給地点特定番号情報292、電気供給サービスにおける契約期間履歴情報294、ガス供給サービスにおける顧客番号情報296、ガス供給サービスにおける供給地点特定番号情報297、ガス供給サービスにおける契約期間履歴情報298、EC会社アカウント情報299が含まれる。
なお、本実施形態では、ガス会社顧客情報280は、個人10がガス会社B1と電気供給サービスやガス供給サービスの契約をしている期間だけでなく、個人10がガス会社B1と電気供給サービスやガス供給サービスの契約を終了した後の期間においてもガス会社サーバ250に記憶されている。すなわち、個人10がガス会社B1と電気供給サービスやガス供給サービスの契約を終了した際に、ガス会社顧客情報280の削除を行わない。
決済情報288は、ガス供給サービスや電気供給サービスの料金を支払う手段を示す。決済情報288には、例えば、銀行口座引落の場合には口座番号、クレジットカード払いの場合にはカード情報が記憶される。
顧客番号情報290は、電気供給サービスを契約した顧客ごとに割り振られる番号である。また、供給地点特定番号情報292は、電気供給サービスにおいて電気を供給する地点を示す番号である。また、契約期間履歴情報294は、電気供給サービスをガス会社B1と契約していた期間の履歴を含んだ情報である。
顧客番号情報296は、ガス供給サービスを契約した顧客ごとに割り振られる番号である。また、供給地点特定番号情報297は、ガス供給サービスにおいてガスを供給する地点を示す番号である。また、契約期間履歴情報298は、ガス供給サービスをガス会社B1と契約していた期間の履歴を含んだ情報である。また、EC会社アカウント情報299は、EC会社A1のEC会社サーバ150に記憶されている個人10のアカウント情報181aである。
また、図6に示すように、サーバ制御部256は、CPUやDSPで構成され、サーバ記憶部254に格納されたプログラムを用い、ガス会社サーバ250全体を制御する。また、サーバ制御部256は、サーバ送信部258、サーバ受信部260、サーバ記憶制御部262、特定部264、切替処理部266としても機能する。
サーバ送信部258およびサーバ受信部260は、サーバ通信部252を制御し、情報端末110、EC会社サーバ150との通信を遂行する。サーバ記憶制御部262は、情報端末110から送信されたデータをサーバ記憶部254に記憶させる。
図8は、本実施形態における個人10の電気供給サービスの契約先の推移を説明する図である。本実施形態では、当初、図8(a)に示すように、個人10は、電気供給サービス(第2サービス)を第1電力会社B2と契約しており、その後、図8(b)に示すように、申込受付システム100を用いて、電気供給サービスの供給元をガス会社B1へと切り替えたとする。
図9は、情報端末110およびEC会社サーバ150の処理の一例を説明するシーケンス図である。図9では、エリアBにおいて、電気供給サービス(第2サービス)を第1電力会社B2と契約している個人10が、電気供給サービスの供給元をガス会社B1へ切り替える際の処理について説明する。また、図10は、ネットショッピングのサイトにおけるログイン画面500の一例を示す図である。図11は、ネットショッピングのサイトにおけるホーム画面502の一例を示す図である。また、図12は、ネットショッピングのサイトにおける契約詳細画面504、505の一例を示す図である。
まず、個人10の操作によって、情報端末110のアクセス部124がEC会社A1の提供するネットショッピング(第1サービス)のサイトにログインするためのURLにアクセスする(ステップS100)と、情報端末110からEC会社サーバ150へログイン画面500の表示要求情報が送信される。
EC会社サーバ150のサーバ受信部160が、ログイン画面500の表示要求情報を受信すると、サーバ送信部158が情報端末110へ、ログイン画面500を表示するためのログイン画面情報を出力する(ステップS200)。情報端末110は、ログイン画面情報を受信すると、図10に示すような、ログイン画面500を表示する(ステップS102)。
ログイン画面500には、ID(メールアドレス等)およびパスワードの入力スペースが設けられており、EC会社A1の提供するネットショッピングのサイトに登録済みのメールアドレスおよびパスワードの入力が要求される。
個人10は、ログイン情報として、EC会社A1の提供するネットショッピングのサイトに登録済のメールアドレスおよびパスワードを入力し、情報端末110がログイン情報の入力を受け付けると(ステップS104)し、「ログイン」ボタンを操作する。そうすると、情報端末110は、EC会社サーバ150へ、アカウント情報181aおよびパスワード情報181bを含むログイン情報を送信する。
EC会社サーバ150のサーバ制御部156は、サーバ受信部160が受信したログイン情報を、サーバ記憶部154に記憶されているEC会社顧客情報180と照合する(ステップS202)。そして、受信したログイン情報と一致するEC会社顧客情報180が存在する場合には、サーバ送信部158は情報端末110へ、ホーム画面502を表示するためのホーム画面情報を出力する。
なお、受信したログイン情報と一致するEC会社顧客情報180が存在しない場合には、サーバ送信部158は情報端末110へ、ログイン情報と一致するEC会社顧客情報180が存在しない旨を示すエラー情報を出力する。
情報端末110は、ホーム画面情報を受信すると、図11に示すような、ホーム画面502を表示する(ステップS106)。ホーム画面502には、ネットショッピングのサイトにおいて購入可能な商品、または、契約可能なサービス等が表示される。ここでは、例えば、ホーム画面502において、契約可能なサービスとして、「ずっとも電気(登録商標)」へ切替という画像と、「ずっとも電気(登録商標)」へ切替(引っ越し)という画像が表示されている。
そして、個人10が、ホーム画面502において、「ずっとも電気(登録商標)」へ切替という画像をクリックすると、アクセス部124が契約詳細画面504へアクセスし(ステップS108)、情報端末110から、EC会社サーバ150へ契約詳細画面504の表示要求情報が送信される。また、個人10が、ホーム画面502において、「ずっとも電気(登録商標)」へ切替(引っ越し)という画像をクリックすると、アクセス部124が契約詳細画面505へアクセスし(ステップS108)、情報端末110から、EC会社サーバ150へ契約詳細画面505の表示要求情報が送信される。
また、EC会社サーバ150のサーバ受信部160が契約詳細画面504の表示要求情報を受信すると、サーバ送信部158は情報端末110へ、契約詳細画面504を表示するための契約詳細画面情報を出力する(ステップS204)。また、EC会社サーバ150のサーバ受信部160が契約詳細画面505の表示要求情報を受信すると、サーバ送信部158は情報端末110へ、契約詳細画面505を表示するための契約詳細画面情報を出力する(ステップS204)。
情報端末110は、契約詳細画面情報を受信すると、受信した契約詳細画面情報に基づいて契約詳細画面504または契約詳細画面505を表示する(ステップS110)。
図12(a)に示すように、契約詳細画面504には、電気供給サービスの供給元をガス会社B1以外からガス会社B1へ切り替える旨の契約が行えることや、実施中のキャンペーン等の詳細情報が表示されている。また、契約詳細画面504には、「カートに入れる」(または、「切替を申し込む」等)のアイコンが表示されている。個人10が電気供給サービスの供給元をガス会社B1以外からガス会社B1へ切り替えることを望む場合には、「カートに入れる」等のアイコンをクリックする必要がある。
また、図12(b)に示すように、契約詳細画面505には、引っ越しに伴って、電気供給サービスの供給元をガス会社B1以外からガス会社B1へ切り替える旨の契約が行えることや、実施中のキャンペーン等の詳細情報が表示されている。また、契約詳細画面505には、「カートに入れる」(または、「切替を申し込む」等)のアイコンが表示されている。個人10が引っ越しに伴って電気供給サービスの供給元をガス会社B1以外からガス会社B1へ切り替えることを望む場合には、「カートに入れる」等のアイコンをクリックする必要がある。
図13は、ネットショッピングのサイトにおける契約申込前画面506の一例を示す図である。個人10が契約詳細画面504、505の「カートに入れる」というアイコンをクリックすると、情報端末110は、図13に示す契約申込前画面506を表示する。
契約申込前画面506には、「レジに進む」というアイコンが表示されている。個人10が引っ越しを伴わずに電気供給サービスの供給元をガス会社B1以外からガス会社B1へ切り替えること、または、引っ越しに伴って電気供給サービスの供給元をガス会社B1以外からガス会社B1へ切り替えることを望む場合には、「レジに進む」というアイコンをクリックする必要がある。
図14は、情報端末110、EC会社サーバ150、および、ガス会社サーバ250の処理の一例を説明するシーケンス図である。図14では、個人10が契約申込前画面506で表示された「レジに進む」というアイコンをクリックした後の処理について説明する。また、図15は、検針票入力画面508の一例を示す図である。
個人10が契約申込前画面506で表示された「レジに進む」というアイコンをクリックして、情報端末110のアクセス部124が検針票入力画面508へアクセスする(ステップS300)と、情報端末110から、EC会社サーバ150へ検針票入力画面508の表示要求情報が送信される。
EC会社サーバ150のサーバ受信部160が検針票入力画面508の表示要求情報を受信すると、サーバ送信部158は、情報端末110へ、検針票入力画面508を表示するための検針票入力画面情報を出力する(ステップS400)。
情報端末110は、検針票入力画面情報を受信すると、図15に示すような、検針票入力画面508を表示する(ステップS302)。検針票入力画面508では、個人10が現在契約中の第1電力会社B2の検針票600を撮影しアップロードすることが要求される。
図16は、検針票600を説明する図である。図16に示すように、第1電力会社B2の検針票600には、供給地点特定番号情報(場所特定情報)602、顧客番号情報(個人特定情報)604、氏名情報606、住所情報607、契約種別情報608、請求金額情報610、請求日時情報612、使用量情報614、会社情報616等が記載されている。
なお、供給地点特定番号情報602は、電気供給サービスにおいて電力を供給する地点を示す供給地点特定番号を示す情報である。供給地点特定番号は、電気供給サービスの供給先の地点ごとに割り振られており、電気供給サービスの供給先の地点が同じであれば、電気供給サービスの供給元の事業者に拘わらず共通の番号が用いられる。
また、顧客番号情報604は、電気供給サービスを契約した顧客ごとに割り振られる顧客番号を示す情報である。顧客番号は、電気供給サービスにおいて電力を供給する各事業者が個人ごとに割り振る番号であり、同一の個人に対して各業者間で異なる顧客番号が用いられる。
氏名情報606は、電気供給サービスを契約した顧客の氏名を示す。また、契約種別情報608は、電気供給サービスにおける契約内容を示す。また、請求金額情報610は、電気供給サービスにおいて顧客に請求する金額を示す。また、請求日時情報612は、何月分の請求であるか、および、検針日数等を示す。また、使用量情報614は、電気供給サービスにおいて顧客が使用した電力の量を示す。また、会社情報616は、第1電力会社B2が電気供給サービスを提供している旨を示す。
そして、個人10が、検針票入力画面508において要求された検針票画像を撮影しアップロード操作を行い、情報端末110がこれを受け付ける(ステップS304)と、検針票画像がEC会社サーバ150へと送信される。
EC会社サーバ150の画像取得部166は、検針票画像を取得し、取得した検針票画像を解析する(ステップS402)。具体的には、EC会社サーバ150の画像取得部166は、特定会社顧客情報(以下、第2会員情報とも言う)を取得する。第2会員情報には、個人10の住所、氏名、第1電力会社B2との契約内容(アンペア数、プラン名)を含む。
図17は、エラー画面510の一例を示す図である。取得した検針票画像が不鮮明であったり、全体が写っていない等の原因により、取得した検針票画像から十分な情報を取得することができなかった場合には、報知部168は、図17に示すように、情報端末110にエラー画面510を表示させる。ここで、十分な情報とは、予め定められた最低限必要な全ての情報を言う。これにより、検針票画像を再度撮影し、アップロード操作を行うことを個人10へ促す。
また、取得した検針票画像に基づいて個人10の十分な情報が取得できると、EC会社サーバ150のサーバ制御部156は、取得した個人10の第1電力会社B2との契約内容の情報に基づいて、電気供給サービスの供給元をガス会社B1へと切り替えた際の契約内容の選定を行い、選定した契約内容を含む申込確定画面情報を、個人10へ出力する(ステップS404)。
上記のように、個人10によって検針票画像がアップロードされることで、個人10自身が検針票600に基づいて必要な情報を入力する必要がなくなる。そのため、個人10に掛かる負担が軽減される。そして、電気供給サービスの供給元の切り替えに係る申込受付を簡易に行うことが可能となる。
図18は申込確定画面512の一例を示す図である。情報端末110は、申込確定画面情報を受信すると、図18に示すような申込確定画面512を表示する(ステップS306)。申込確定画面512には、サーバ制御部156が選定した契約内容が表示される。
そして、個人10によって申込確定画面512の「申込」ボタンが操作され、情報端末110がこの操作を受け付ける(ステップS308)と、申込確定情報がEC会社サーバ150へと送信される。
EC会社サーバ150のサーバ受信部160が申込確定情報を受信すると、情報対応付部170は、EC会社顧客情報180に有り、画像取得部166が取得した第2会員情報には無い(含まれていない)情報を、ガス会社顧客情報280に提供するために、第2会員情報に対応付ける(ステップS406)。
具体的には、例えば、上記ステップS108において、「ずっとも電気(登録商標)」へ切替という画像がクリックされていた場合には、EC会社サーバ150の情報対応付部170は、画像取得部166が取得した第2会員情報に、EC会社顧客情報180に有り第2会員情報には無い、アカウント情報181a、電話番号情報186、決済情報188を対応付ける。
また、例えば、上記ステップS108において、「ずっとも電気(登録商標)」へ切替(引っ越し)という画像がクリックされていた場合には、EC会社サーバ150の情報対応付部170は、画像取得部166が取得した第2会員情報に、アカウント情報181a、住所情報182、電話番号情報186、決済情報188を対応付ける。
すなわち、EC会社サーバ150の情報対応付部170は、少なくとも、EC会社顧客情報180に有り、画像取得部166が取得した第2会員情報には無い情報を、第2会員情報に対応付けていればよい。
そして、EC会社サーバ150のサーバ送信部158は、ガス会社サーバ250へ、切替詳細情報を出力する(ステップS408)。切替詳細情報には、画像取得部166が取得した第2会員情報と、上記ステップS406において情報対応付部170が第2会員情報に対応付けた情報と、申込確定画面512に表示された契約内容の情報とが含まれている。また、切替詳細情報には、上記ステップS108において、「ずっとも電気(登録商標)」へ切替、または、「ずっとも電気(登録商標)」へ切替(引っ越し)のいずれが選択されたかについての情報とが含まれる。なお、EC会社サーバ150のサーバ送信部158は、ガス会社サーバ250へ、切替詳細情報を出力する際に、個人10についてのEC会社顧客情報180の少なくとも一部をガス会社サーバ250へと送信することへの個人10への同意を求める同意画面を情報端末110へ表示することとしてもよい。この場合、同意画面において、個人10が同意する操作(例えば、同意するという画像をクリック)を行うと、EC会社サーバ150のサーバ送信部158は、ガス会社サーバ250へ、切替詳細情報を出力することとなる。
ガス会社サーバ250のサーバ受信部260が切替詳細情報を受信すると、特定部264は、サーバ受信部260が受信した切替詳細情報に基づいて、個人10が過去にガス会社B1と契約していた顧客であるか、すなわち、個人10に関するガス会社顧客情報280がサーバ記憶部254に記憶されているか特定する(ステップS500)。なお、上記したように、本実施形態では、個人10がガス会社B1と電気供給サービスやガス供給サービスの契約を終了した際に、ガス会社顧客情報280の削除を行わない。
例えば、ガス会社サーバ250の特定部264は、サーバ受信部260が受信した切替詳細情報に含まれる情報と、所定数以上の情報が一致するガス会社顧客情報280がサーバ記憶部254に記憶されているか特定する。所定数は特に限定されないが、例えば、2個とすることができる。例えば、特定部264は、サーバ受信部260が受信した切替詳細情報に含まれる情報と一致する、氏名情報284、電話番号情報286とが記憶されているガス会社顧客情報280を特定する。
また、例えば、ガス会社サーバ250の特定部264は、サーバ記憶部254において、サーバ受信部260が受信した切替詳細情報に含まれるアカウント情報181aと一致する、EC会社アカウント情報299が記憶されているガス会社顧客情報280を特定する。
また、ガス会社サーバ250のサーバ記憶制御部262は、サーバ受信部260が受信した切替詳細情報に基づいて、ガス会社顧客情報280を更新する。
本実施形態では、個人10は、過去にガス会社B1と電気供給サービスを契約しておらず、特定部264が、個人10のガス会社顧客情報280を特定できなかったとする。そうすると、ガス会社サーバ250のサーバ記憶制御部262は、サーバ受信部260が受信した切替詳細情報に基づいて、個人10に関するガス会社顧客情報280を新たにサーバ記憶部254に記憶する。
具体的には、ガス会社サーバ250のサーバ記憶制御部262は、切替詳細情報に含まれるアカウント情報181a、電話番号情報186、決済情報188、供給地点特定番号情報602、氏名情報606、住所情報607の内容を、ガス会社顧客情報280におけるEC会社アカウント情報299、電話番号情報286、決済情報288、供給地点特定番号情報292、氏名情報284、住所情報282の少なくとも一部を、サーバ記憶部254に記憶されているガス会社顧客情報280へ保存する。換言すれば、第1会員情報、および、第2会員情報の少なくとも一部が保存されることとなる。
そして、ガス会社サーバ250の切替処理部266は、個人10の契約する電気供給サービスを特定会社(第1電力会社B2)から所定会社(ガス会社B1)への切り替えに関する処理を行う(ステップS502)。
上記のようにして個人10による情報端末110の操作によって、電気供給サービスの供給元の切替処理が実行されることとなる。すなわち、個人10が電話をかけたり、ガス会社B1へ出向く必要がないため、簡易に電気供給サービスの供給元の切り替えに係る申込受付を行うことが可能となる。
切替処理としては、具体的には、例えば、ガス会社サーバ250の切替処理部266が、専用サイト(例えば、電気契約受付システム)にアクセスし、第2会員情報を入力して切り換え処理を進める。ただし、専用サイトへのアクセスは、オペレータが行い、切替処理部266は、第2会員情報をまとめて、オペレータに報知(表示、印刷など)するまでの処理を行ってもよい。
本実施形態のようにして、電気供給の提供範囲(エリアB)が共通し、個人10の引っ越しを伴わずに、第1電力会社B2からガス会社B1へと切替処理が実行された場合には、第2会員情報の少なくとも一部(具体的には、例えば、供給地点特定番号情報292)がガス会社顧客情報280に保存されることとなる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記の実施形態の申込受付システム100、情報端末110、EC会社サーバ150、およびガス会社サーバ250のいずれかとして機能させるプログラムや、当該プログラムを記録した、コンピュータで読み取り可能なフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD、DVD、BD等の記憶媒体も提供される。ここで、プログラムは、任意の言語や記述方法にて記述されたデータ処理手段をいう。
また、上述した実施形態では、電気供給サービス(第2サービス)の供給元を切り替える場合を例に挙げて説明した。しかし、第2サービスとして、他のサービス(例えば、ガス供給サービス)が適用されてもよい。
また、上述したサービスの切替態様に拘わらず、エリア内でのサービス切替やエリアを跨いだサービス切替等、様々な切替態様にも適用できる。以下、図19、図20、図21を用いて3つの変形例(第1の変形例、第2の変形例、第3の変形例)を説明する。
<第1の変形例>
図19は、第1の変形例における個人10の電気供給サービスの契約先の推移を説明する図である。第1の変形例では、上記の実施形態と同様に、エリアA(第1サービス提供範囲)内には、エリアAよりも小さいエリアB(第2サービス提供範囲)が含まれているおり、ガス会社B1および第1電力会社B2が、エリアBを電気供給サービス(第2サービス)の提供範囲とする場合について示す。
また、図19(a)に示すように、第1の変形例では、ガス会社B1から電気供給サービスの提供を受けていた個人10が、図19(b)に示すように、エリアB内で引っ越しを伴って、ガス会社B1から第1電力会社B2へ電気供給サービスの供給元を切り替えて(第1切替処理)、第1電力会社B2から電気供給サービスを受けたとする。なお、第1切替処理においては、引っ越しを伴わずともよい。なお、上記実施形態と同様、第1の変形例においても、個人10がガス会社B1と電気供給サービスの契約を終了した際に、ガス会社サーバ250のサーバ記憶制御部262に記憶されているガス会社顧客情報280の削除を行わずに、保持しておく。
なお、EC会社A1の提供するネットショッピングのサイトから電気供給サービスの供給元を切り替えるサービスに第1電力会社B2が対応していない場合、第1電力会社B2は、EC会社サーバ150内の情報を利用することができないため、第1切替処理において、図14に示した処理によっては電気供給サービスの供給元を切り替えることはできない。
その後、第1電力会社B2から電気供給サービスの提供を受けていた個人10が、図19(c)に示すように、エリアB内において引っ越しを伴って、電気供給サービスの供給元を上記実施形態の申込受付システム100により第1電力会社B2からガス会社B1へ切り替えて(第2切替処理)、ガス会社B1から再び電気供給サービスを受けたとする。
そして、上記ステップS108において、「ずっとも電気(登録商標)」へ切替(引っ越し)という画像がクリックされてると、上記実施形態と同様にステップS408において、EC会社サーバ150のサーバ送信部158から、ガス会社サーバ250へ、切替詳細情報が送信される。
このとき、ガス会社サーバ250の特定部264は、例えば、上記ステップS500において、サーバ受信部260が受信した切替詳細情報に含まれるアカウント情報181aと一致する情報を含むガス会社顧客情報280を特定する。図19の場合では、個人10が、過去にガス会社B1と電気供給サービスを契約しており、ガス会社顧客情報280にアカウント情報181aが記憶されているため、特定部264が、個人10のガス会社顧客情報280を特定することができる。ただし、ガス会社サーバ250の特定部264は、サーバ受信部260が受信した切替詳細情報に含まれる情報と、所定数以上の情報が一致するガス会社顧客情報280がサーバ記憶部254に記憶されているかを特定してもよい。この場合、所定数は特に限定されないが、例えば、2個とすることができる。例えば、特定部264は、サーバ受信部260が受信した切替詳細情報に含まれる情報と一致する、氏名情報284、電話番号情報286とが記憶されているガス会社顧客情報280を特定することができる。
そして、ガス会社サーバ250のサーバ記憶制御部262は、第2切替処理に際して、サーバ受信部260が受信した切替詳細情報に基づいて、第1会員情報、および、第2会員情報の少なくとも一部の内容を、特定部264によって特定された個人10に係るガス会社顧客情報280に保存する(更新する)。
具体的には、例えば、ガス会社サーバ250のサーバ記憶制御部262は、サーバ受信部260が受信した切替詳細情報に含まれるEC会社顧客情報180の住所情報182、電話番号情報186の内容を、ガス会社顧客情報280における住所情報282、電話番号情報286に保存する(更新する)。さらに、ガス会社サーバ250のサーバ記憶制御部262は、住所情報282に基づいて、供給地点特定番号情報292を記憶する。
このようにすることで、エリアB内において電気供給サービスの供給元を所定会社から特定会社へと切り替える第1の切替処理が実行された後に、同エリアB内において電気供給サービスの供給元を特定会社から所定会社へと切り替える第2の切替処理が実行された場合において、特定部264が、個人10を特定することができる。これにより、個人10に余分な入力操作を要求する必要がなくなるため、個人10に掛かる負担が軽減される。そして、電気供給サービスの供給元の切り替えに係る申込受付を簡易に行うことが可能となる。
また、上記したように、個人10がガス会社B1と電気供給サービスの契約を終了した際に、ガス会社サーバ250のサーバ記憶制御部262に記憶されているガス会社顧客情報280の削除を行わずに、保持しておくことで、第1の切替処理の実行前においてガス会社サーバ250のサーバ記憶制御部262に記憶されていたガス会社顧客情報280の少なくとも一部を、第2の切替処理の実行後にも保持することができる。これにより、例えば、第1切替処理の以前における個人10とガス会社B1との契約期間と、第2切替処理後の個人10とガス会社B1との契約期間との合算の契約期間が長いほど、料金が安価になる料金体系を設けることで、集客効果を向上させるとともに、顧客を所定会社(ガス会社B1)へ定着化させるが可能となる。また、例えば、電気供給サービスにおける累計の契約期間が長いほど、料金が安価になる料金体系を設けることで、集客効果を向上させることが可能となる。
<第2の変形例>
また、図20は、第2の変形例における個人10の電気供給サービスの契約先の推移を説明する図である。図20に示すように、第2の変形例では、エリアA(第1サービス提供範囲)内には、エリアAよりも小さいエリアB(第2サービス提供範囲)、エリアC(第2サービス提供範囲)が含まれている。また、エリアBとエリアCは、それぞれが排他的な提供範囲である。エリアBは、例えば、関東地方であり、エリアCは、例えば関西地方とすることができるが、特に限定されるものではない。
また、ガス会社B1および第1電力会社B2は、エリアBを電気供給サービス(第2サービス)の提供範囲とする。また、第2電力会社C1は、エリアCを第2サービスの提供範囲とする。
そして、図20(a)、(b)に示すように、エリアBにおいて、個人10が引っ越しを伴わずに、電気供給サービスの契約先を第1電力会社B2からガス会社B1へ、上記実施形態の申込受付システム100により切り替えたとする。また、図20(a)、(b)に示すように、当初、ガス会社B1の電気供給サービスの提供範囲にエリアCが含まれていないこととする。
そして、上記ステップS108において、「ずっとも電気(登録商標)」へ切替という画像がクリックされると、上記実施形態と同様にステップS408において、EC会社サーバ150のサーバ送信部158から、ガス会社サーバ250へ、切替詳細情報が送信される。
この場合、個人10が、過去にガス会社B1と電気供給サービスを契約しておらず、ガス会社サーバ250の特定部264が、個人10に係るガス会社顧客情報280を特定できないため、ガス会社サーバ250のサーバ記憶制御部262は、サーバ受信部260が受信した切替詳細情報に基づいて、個人10に関するガス会社顧客情報280を新たにサーバ記憶部254に記憶する。
その後、ガス会社B1から電気供給サービスの提供を受けていた個人10が、図20(c)に示すように、エリアBからエリアCに移ったとき、エリアCでは第2電力会社C1からしか電気供給サービスを受けられず、やむを得なく、ガス会社B1から第2電力会社C1へ電気供給サービスの供給元を切り替えて(第1切替処理)、第2電力会社C1から電気供給サービスを受けたとする。このとき、上記実施形態と同様、第2の変形例においても、個人10がガス会社B1と電気供給サービスの契約を終了した際に、ガス会社サーバ250のサーバ記憶制御部262に記憶されているガス会社顧客情報280の削除を行わずに、保持しておく。
なお、EC会社A1の提供するネットショッピングのサイトから電気供給サービスの供給元を切り替えるサービスに第2電力会社C1が対応していない場合、第2電力会社C1は、EC会社サーバ150内の情報を利用することができないため、第1切替処理において、図14に示した処理によっては電気供給サービスの供給元を切り替えることはできない。
その後、図20(d)に示すように、ガス会社B1のサービスの提供範囲がエリアBのみならず、エリアCまで広がって、第2電力会社C1から電気供給サービスの提供を受けていた個人10が、エリアC内において引っ越しを伴わずに、第2電力会社C1からガス会社B1へ電気供給サービスの供給元を上記実施形態の申込受付システム100により切り替えて(第2切替処理)、ガス会社B1から再び電気供給サービスを受けたとする。
そして、上記ステップS108において、「ずっとも電気(登録商標)」へ切替という画像がクリックされると、上記実施形態と同様にステップS408において、EC会社サーバ150のサーバ送信部158から、ガス会社サーバ250へ、切替詳細情報が送信される。
このとき、ガス会社サーバ250の特定部264は、上記ステップS500において、サーバ受信部260が受信した切替詳細情報に含まれるアカウント情報181aと一致する情報が、ガス会社顧客情報280に記憶されているかを特定する。図20の場合では、個人10が、過去にガス会社B1と電気供給サービスを契約しており、ガス会社顧客情報280にEC会社アカウント情報299が記憶されているため、ガス会社サーバ250の特定部264が、個人10のガス会社顧客情報280を特定することができる。ただし、ガス会社サーバ250の特定部264は、サーバ受信部260が受信した切替詳細情報に含まれる情報と、所定数以上の情報が一致するガス会社顧客情報280がサーバ記憶部254に記憶されているかを特定してもよい。この場合、所定数は特に限定されないが、例えば、2個とすることができる。例えば、特定部264は、サーバ受信部260が受信した切替詳細情報に含まれる情報と一致する、氏名情報284、電話番号情報286とが記憶されているガス会社顧客情報280を特定することができる。
そして、ガス会社サーバ250のサーバ記憶制御部262は、サーバ受信部260が受信した切替詳細情報に基づいて、第1会員情報、および、第2会員情報の少なくとも一部の内容を、ガス会社サーバ250の特定部264によって特定された個人10に係るガス会社顧客情報280に保存する(更新する)。
具体的には、例えば、ガス会社サーバ250のサーバ記憶制御部262は、サーバ受信部260が受信した切替詳細情報に含まれる画像取得部166が取得した第2会員情報の内容を、ガス会社顧客情報280における住所情報282、供給地点特定番号情報292に保存する(更新する)。また、例えば、上記の図20(a)、(b)において、上記実施形態の申込受付システム100を用いずに、第1電力会社B2からガス会社B1への切り替えが行われた場合には、ガス会社サーバ250のサーバ記憶制御部262は、ガス会社顧客情報280にEC会社アカウント情報299が記憶されないこととなる。この場合には、第2切替処理に際して、サーバ受信部260が受信した切替詳細情報に含まれるアカウント情報181aに基づいてガス会社顧客情報280にEC会社アカウント情報299を記憶することができる。
このようにすることで、エリアBからエリアCに跨って電気供給サービスの供給元を所定会社から特定会社へと切り替える第1の切替処理が実行された後に、エリアC内で電気供給サービスの供給元を特定会社から所定会社へと切り替える第2の切替処理が実行された場合において、ガス会社サーバ250の特定部264が、個人10を特定することができる。これにより、個人10に余分な入力操作を要求する必要がなくなるため、個人10に掛かる負担が軽減される。そして、電気供給サービスの供給元の切り替えに係る申込受付を簡易に行うことが可能となる。また、上記したように、個人10がガス会社B1と電気供給サービスの契約を終了した際に、ガス会社サーバ250のサーバ記憶制御部262に記憶されているガス会社顧客情報280の削除を行わずに、保持しておくことで、第1の切替処理の実行前においてガス会社サーバ250のサーバ記憶制御部262に記憶されていたガス会社顧客情報280の少なくとも一部を、第2の切替処理の実行後にも保持することができる。これにより、例えば、第1切替処理の以前における個人10とガス会社B1との契約期間と、第2切替処理後の個人10とガス会社B1との契約期間との合算の契約期間が長いほど、料金が安価になる料金体系を設けることで、集客効果を向上させるとともに、顧客を所定会社(ガス会社B1)へ定着化させるが可能となる。また、例えば、電気供給サービスにおける累計の契約期間が長いほど、料金が安価になる料金体系を設けることで、集客効果を向上させることが可能となる。
<第3の変形例>
また、図21は、第3の変形例における個人10の電気供給サービスの契約先の推移を説明する図である。第3の変形例では、上記の第2の変形例と同様に、エリアA(第1サービス提供範囲)内には、エリアAよりも小さいエリアB(第2サービス提供範囲)、エリアC(第2サービス提供範囲)が複数含まれている。
また、図21(a)、(b)に示すように、第3の変形例では、エリアBにおいて、個人10が、引っ越しを伴わずに、電気供給サービスの契約先を第1電力会社B2からガス会社B1へ、上記実施形態の申込受付システム100により切り替えたとする。また、図21(a)、(b)に示すように、ガス会社B1の電気供給サービスの提供範囲にエリアCが含まれていないこととする。
そして、上記ステップS108において、「ずっとも電気(登録商標)」へ切替という画像がクリックされてると、上記実施形態と同様にステップS408において、EC会社サーバ150のサーバ送信部158から、ガス会社サーバ250へ、切替詳細情報が送信される。
個人10が、過去にガス会社B1と電気供給サービスを契約しておらず、ガス会社サーバ250の特定部264が、個人10のガス会社顧客情報280を特定できない場合、ガス会社サーバ250のサーバ記憶制御部262は、サーバ受信部260が受信した切替詳細情報に基づいて、個人10に関するガス会社顧客情報280を新たにサーバ記憶部254に記憶する。
その後、ガス会社B1から電気供給サービスの提供を受けていた個人10が、図21(c)に示すように、エリアBからエリアCに移ったとき、エリアCでは第2電力会社C1からしか電気供給サービスを受けられず、やむを得なく、ガス会社B1から第2電力会社C1へ電気供給サービスの供給元を切り替えて(第1切替処理)、第2電力会社C1から電気供給サービスを受けたとする。このとき、上記実施形態と同様、第3の変形例においても、個人10がガス会社B1と電気供給サービスの契約を終了した際に、ガス会社サーバ250のサーバ記憶制御部262に記憶されているガス会社顧客情報280の削除を行わずに、保持しておく。
なお、EC会社A1の提供するネットショッピングのサイトから電気供給サービスの供給元を切り替えるサービスに第2電力会社C1が対応していない場合、第2電力会社C1は、EC会社サーバ150内の情報を利用することができないため、第1切替処理において、図14に示した処理によっては電気供給サービスの供給元を切り替えることはできない。
その後、第2電力会社C1から電気供給サービスの提供を受けていた個人10が、図21(d)に示すように、エリアCから再びエリアBに移り、電気供給サービスの供給元を上記実施形態の申込受付システム100により第2電力会社C1からガス会社B1へ切り替えて(第2切替処理)、ガス会社B1から再び電気供給サービスを受けたとする。
そして、上記ステップS108において、「ずっとも電気(登録商標)」へ切替(引っ越し)という画像がクリックされてると、上記実施形態と同様にステップS408において、EC会社サーバ150のサーバ送信部158から、ガス会社サーバ250へ、切替詳細情報が送信される。
このとき、ガス会社サーバ250の特定部264は、上記ステップS500において、サーバ受信部260が受信した切替詳細情報に含まれるアカウント情報181aと一致する情報が、ガス会社顧客情報280に記憶されているかを特定する。図21の場合では、個人10が、過去にガス会社B1と電気供給サービスを契約しており、ガス会社顧客情報280にアカウント情報181aが記憶されているため、特定部264が、個人10のガス会社顧客情報280を特定することができる。ただし、ガス会社サーバ250の特定部264は、サーバ受信部260が受信した切替詳細情報に含まれる情報と、所定数以上の情報が一致するガス会社顧客情報280がサーバ記憶部254に記憶されているかを特定してもよい。この場合、所定数は特に限定されないが、例えば、2個とすることができる。例えば、特定部264は、サーバ受信部260が受信した切替詳細情報に含まれる情報と一致する、氏名情報284、電話番号情報286とが記憶されているガス会社顧客情報280を特定することができる。
そして、ガス会社サーバ250のサーバ記憶制御部262は、第2切替処理に際して、サーバ受信部260が受信した切替詳細情報に基づいて、第1会員情報、および、第2会員情報の少なくとも一部の内容を、特定部264によって特定された個人10に係るガス会社顧客情報280に保存する(更新する)。
具体的には、ガス会社サーバ250のサーバ記憶制御部262は、サーバ受信部260が受信した切替詳細情報に含まれるEC会社顧客情報180の住所情報182、電話番号情報186の内容を、ガス会社顧客情報280における住所情報282、電話番号情報286に保存する(更新する)。さらに、ガス会社サーバ250のサーバ記憶制御部262は、住所情報282に基づいて、供給地点特定番号情報292を記憶する。
また、例えば、上記の図21(a)、(b)において、上記実施形態の申込受付システム100を用いずに、第1電力会社B2からガス会社B1への切り替えが行われた場合には、ガス会社サーバ250のサーバ記憶制御部262は、ガス会社顧客情報280にEC会社アカウント情報299が記憶されないこととなる。この場合には、第2切替処理に際して、サーバ受信部260が受信した切替詳細情報に含まれるアカウント情報181aに基づいてガス会社顧客情報280にEC会社アカウント情報299を記憶することができる。
このようにすることで、エリアBからエリアCに跨って電気供給サービスの供給元を所定会社から特定会社へと切り替える第1の切替処理が実行された後に、エリアCからエリアBに移って電気供給サービスの供給元を特定会社から所定会社へと切り替える第2の切替処理が実行された場合において、特定部264が、個人10を特定することができる。これにより、個人10に余分な入力操作を要求する必要がなくなるため、個人10に掛かる負担が軽減される。そして、電気供給サービスの供給元の切り替えに係る申込受付を簡易に行うことが可能となる。
また、上記したように、個人10がガス会社B1と電気供給サービスの契約を終了した際に、ガス会社サーバ250のサーバ記憶制御部262に記憶されているガス会社顧客情報280の削除を行わずに、保持しておくことで、第1の切替処理の実行前においてガス会社サーバ250のサーバ記憶制御部262に記憶されていたガス会社顧客情報280の少なくとも一部を、第2の切替処理の実行後にも保持することができる。これにより、例えば、第1切替処理の以前における個人10とガス会社B1との契約期間と、第2切替処理後の個人10とガス会社B1との契約期間との合算の契約期間が長いほど、料金が安価になる料金体系を設けることで、集客効果を向上させるとともに、顧客を所定会社(ガス会社B1)へ定着化させるが可能となる。また、例えば、電気供給サービスにおける累計の契約期間が長いほど、料金が安価になる料金体系を設けることで、集客効果を向上させることが可能となる。
また、上記実施形態および変形例では、EC会社A1によるネットショッピングのサイトにおいて、個人10の操作によって、切替処理が実行される場合を示したが、これに限定されるものではない。例えば、ガス会社B1のWEBサイト内において、個人10の操作によって、切替処理が実行されることとしてもよい。
この場合、ガス会社B1のWEBサイト内で、個人10に、EC会社A1の提供するネットショッピングのサイトに登録済みのメールアドレスおよびパスワードの入力を要求することとなる。そして、このメールアドレスおよびパスワードの入力に基づいて、EC会社サーバ150のサーバ制御部156が、EC会社サーバ150のサーバ記憶部154に記憶されている個人10についてのEC会社顧客情報180の少なくとも一部をガス会社サーバ250へと送信することとなる。なお、EC会社サーバ150のサーバ制御部156が、EC会社サーバ150のサーバ記憶部154に記憶されている個人10についてのEC会社顧客情報180の少なくとも一部をガス会社サーバ250へと送信する際に、個人10についてのEC会社顧客情報180の少なくとも一部をガス会社サーバ250へと送信することへの個人10への同意を求める同意画面を情報端末110へ表示することとしてもよい。この場合、同意画面において、個人10が同意する操作(例えば、同意するという画像をクリック)を行うと、EC会社サーバ150のサーバ制御部156が、EC会社サーバ150のサーバ記憶部154に記憶されている個人10についてのEC会社顧客情報180の少なくとも一部をガス会社サーバ250へと送信することとなる。
そして、上記実施形態および変形例におけるEC会社サーバ150の画像取得部166、報知部168、情報対応付部170の処理を、ガス会社サーバ250のサーバ制御部256が実行することとなる。具体的には、上記実施形態の図14におけるステップS300〜ステップS308、ステップS400〜ステップS408の処理が、情報端末110とガス会社サーバ250との間で行われることとなる。
なお、ステップS406の処理をガス会社サーバ250のサーバ制御部256が実行する場合には、ガス会社サーバ250のサーバ制御部256が受信した個人10についてのEC会社顧客情報180に有り、画像取得部166が取得した第2会員情報には無い情報を第2会員情報に対応付けることとなる。すなわち、上記実施形態における各処理は、情報端末110とEC会社サーバ150とガス会社サーバ250との間で適宜分担して行われてもよい。
上記実施形態および変形例では、所定会社として、ガス会社B1を例に挙げたが、これに限定されるものではない。すなわち、所定会社は、電気供給サービスの供給元を切り替える際に、申込受付システム100を用いて切替処理を実行することが可能であれば、ガス会社B1以外の会社であってもよい。また、特定会社は、所定会社以外であれば、どのような会社であってもよい。なお、特定会社は、電気供給サービスの供給元を切り替える際に、申込受付システム100を用いて切替処理を実行することが可能であってもよいし、申込受付システム100を用いて切替処理を実行することが不可能であってもよい。
なお、所定会社と特定会社との双方で、申込受付システム100を用いて切替処理を実行することができる場合には、例えば、上記の切替詳細情報に、切替処理を実行する前に契約していた電気供給サービスの供給元との契約期間履歴情報を含ませることが可能となる。これにより、例えば、電気供給サービスの供給元を問わずに、電気供給サービスを契約している累計の契約期間が長いほど、料金が安価になるといった料金体系を設けることが可能となり、集客効果を向上させることが可能となる。
また、上記実施形態および変形例では、ガス会社B1の電気供給サービスの提供範囲と、第1電力会社B2の電気供給サービスの提供範囲とが、共通のエリアBである場合を示したが、これに限定されるものではない。例えば、ガス会社B1の電気供給サービスの提供範囲と、第1電力会社B2の電気供給サービスの提供範囲とが、少なくとも一部を共通としてもよい。
また、上記変形例では、エリアBとエリアCが、それぞれが排他的な提供範囲である場合を示したが、エリアBとエリアCは、少なくとも一部を共通とする提供範囲としてもよい。
また、上記実施形態および第1の変形例では、エリアA(第1サービス提供範囲)に、エリアB(第2サービス提供範囲)のすべて含まれる場合を示したが、エリアA(第1サービス提供範囲)に、エリアB(第2サービス提供範囲)の少なくとも一部が含まれることとしてもよい。
また、上記第2の変形例および第3の変形例では、エリアA(第1サービス提供範囲)に、エリアB(第2サービス提供範囲)およびエリアC(第2サービス提供範囲)のすべて含まれる場合を示したが、エリアA(第1サービス提供範囲)に、エリアB(第2サービス提供範囲)の少なくとも一部が含まれ、エリアC(第2サービス提供範囲)の少なくとも一部が含まれることとしてもよい。