JP6840400B2 - 水準器ホルダー - Google Patents

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Description

本発明は、作業者が腰ベルトに掛止め装着して使用する水準器ホルダーに関するものである。
水準器を携帯できるツールホルダーとしては、従来、実用新案登録第3098305号(特許文献1)に示されるものがある。
この特許文献1を簡単に説明すると、作業者が装着する腰ベルトに取付け可能な取付部に、ツールを掛止め可能なカラビナが付設されて成る汎用のツールホルダーであり、シャックルなどの掛止部を具備する水準器であれば、掛止部をカラビナに掛止めて携帯することも可能である。
実用新案登録第3098305号公報
上記特許文献1のように、水準器も掛止めて携帯可能な汎用ツールホルダーは従来から実施されているが、水準器専用設計の携帯用ホルダーはこれまでにない。
本発明は、この点、水準器専用であって、測定用基準底部に吸着固定用の磁石が設けられている磁石付水準器を、その磁石を利用することで容易に保持できる実用性に優れた水準器ホルダーを提供するものである。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
測定用基準底部17に吸着固定用の磁石23が設けられた水平度若しくは垂直度を測定する磁石付水準器3を着脱自在に保持可能な保持部4を有し、この保持部4には、作業者Wが装着する腰ベルト1に取り付ける取付部2が設けられている水準器ホルダーAであって、前記保持部4に前記水準器3の前記磁石23が吸着する吸着部14が設けられていることを特徴とする水準器ホルダーに係るものである。
また、請求項1記載の水準器ホルダーにおいて、前記保持部4は、受底部12及び左右一対の保持側部13を有し、前記水準器3を収納保持可能に構成され、また、前記保持側部13には前記水準器3の前記磁石23が吸着する前記吸着部14が設けられていることを特徴とする水準器ホルダーに係るものである。
また、請求項2記載の水準器ホルダーにおいて、前記保持側部13は内部が空洞状に形成され、この空洞部26内には金属板14が内装され、前記金属板14が前記水準器3の前記測定用基準底部17を前記保持側部13に沿わせた際に前記磁石23が吸着する前記吸着部14として構成されていることを特徴とする水準器ホルダーに係るものである。
また、請求項3記載の水準器ホルダーにおいて、前記保持部4には背側部21が設けられていることを特徴とする水準器ホルダーに係るものである。
本発明は上述のように構成したから、保持部に磁石付水準器を保持するだけで、保持部の吸着部に水準器の磁石が吸着して水準器を保持部に対し脱落しにくい安定状態で保持でき、保持部に保持された水準器は、作業者が磁石の吸着力以上の力で水準器を引っ張るだけの簡易操作で保持部から取り外し可能となる極めて実用性に優れた水準器ホルダーとなる。
実施例1を示す斜視図である。 実施例1の保持部に水準器を収納しようとする様子を示す斜視図である。 実施例1の保持部に水準器を収納しようとする状態から、保持部に水準器が収納保持された状態に至るまでの作動を示す説明平面図である。 実施例1の使用状態を示す概略説明斜視図である。 実施例1の使用状態を示す説明側面図である。 図4,図5の使用状態から、閉止用穴部より落下防止コードの連結環を外してベルト掛部の下部開放部を開いた状態を示す説明側面図である。 実施例1の保持部に対して、その上部開口部から水準器をスライド挿入収納しようとする様子を示す説明正面図である。 実施例2を示す斜視図である。 実施例2を示す、保持部に水準器を保持した状態の斜視図である。 実施例3を示す斜視図である。 実施例3の保持部を示す説明分解斜視図である。 腰ベルトに装着した実施例3の保持部に、水準器を保持しようとする様子を示す保持側部を切り欠いた説明正面図である。 実施例3の使用状態を示す斜視図である。 実施例3の使用状態を示す保持側部を切り欠いた説明正面図である。 実施例3の使用状態における保持部の説明平断面図である。
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
本発明の水準器ホルダーAは、取付部2を介して作業者Wが装着している腰ベルト1に取付けできる。そして、水準器ホルダーAの保持部4に、水平度又は垂直度を測定するための測定用基準底部17に吸着固定用の磁石23が設けられている磁石付水準器3を着脱自在に保持して水準器3を携帯可能である。
また、保持部4に磁石付水準器3を保持すると、保持部4に設けられている吸着部14に水準器3の前記磁石23が吸着して、水準器3が保持部4に対し脱落しにくい安定状態で保持されることとなる。
保持部4に保持されている水準器3を使用したい時は、作業者Wが磁石23の吸着部14への吸着力以上の力で水準器3を引っ張ることにより保持部4から水準器3を取り外すことができる。
本発明の具体的な実施例1について図1〜図7に基づいて説明する。
本実施例の水準器ホルダーAは、作業者Wが装着する腰ベルト1に取り付けられる取付部2に、水準器3を着脱自在に保持可能な保持部4が設けられている。
ここで、本実施例の水準器3を簡単に説明すると、図2,図7に示すように、やや厚みのある横長方形板状の器体15に、この器体15の外部から視認可能な複数の測定用気泡管16が設けられている。
また、この器体15は、最も広い面積を有している対向面部が前面部と後面部となるように構成され、この器体15の前後面部の外側から視認可能となるようにして複数(図面は三個)の前記測定用気泡管16が器体15に設けられている(器体15の前後面部に開口窓が形成され、この開口窓から測定用気泡管16が表出して器体15の前後面部の外方から視認可能となるように構成されている。)。
また、この水準器3は、器体15の前面部及び後面部と直交状態に隣接している下面部が測定用基準底部17として構成され、この測定用基準底部17を測定物にあてがうことで水平度,垂直度及び斜度を測定可能に構成されている(水平度,垂直度及び斜度を測定可能な前記測定用気泡管16を具備している。)。
また、この測定用基準底部17には、この測定用基準底部17を測定物に吸着させるための磁石23が設けられている。具体的には、磁石23は、図示省略の磁石体の両側に二枚の金属板(ヨーク)が設けられた構成とされ、この磁石23が器体15内の長手方向の中ほどに内装されていると共に、二枚の前記金属板の端部が、測定用基準底部17に貫通形成された磁石露出孔24からこの測定用基準底部17と略面一状態で露出するように設けられている。
また、この器体15の長手方向の両端部には、カラビナタイプの工具ホルダーに掛止めたり、落下防止コード8の連結環9を掛止めたりすることが可能なシャックル18が設けられている。
また、図示した落下防止コード8について簡単に説明すると、伸縮可能な合成樹脂製のコード部19の両端部に連結環9が設けられているものが採用されている(図4参照)。
以下、本実施例を具体的に説明する。
本実施例の水準器ホルダーAの取付部2は、前記腰ベルト1に掛止めて取付可能なベルト掛部2に構成されている。
このベルト掛部2は、例えば合成樹脂製であって、図1,図2,図5,図6に示すように、上部に折り返し部を有し下部が開放する側面視逆U字状の板状体に構成(一体成形)され、下部開放部5から前記腰ベルト1が挿入されるようにして腰ベルト1に上方から掛止可能に構成されている。
また、このベルト掛部2の前後の遊離下端部には、双方にリング状突片20が設けられ(一体成形され)ていて、この前後双方のリング状突片20の穴部6が近接若しくは重合(図面は近接)されることによって閉止用穴部7が形成されるように構成されている(図1参照)。尚、リング状突片20を設けることなく、ベルト掛部2の前後の遊離下端部の双方に貫通穴を形成してこの貫通穴が前記穴部6として構成されていても良い。
また、ベルト掛部2は、常態で前記閉止用穴部7が形成される側面視逆U字形態(前後の穴部6が近接配設する形態)に構成されていて、前後の遊離下端部を互いに離反するように撓ませる(弾性変形させる)ことで、前記下部開放部5を広く開くことができるように構成されている。
また、このベルト掛部2には、その前後の内面の双方に、このベルト掛部2を前記腰ベルト1に掛止めた際にこの腰ベルト1の下方に位置して腰ベルト1からの抜脱を阻止する抜脱阻止用突起部10が設けられている。
更に詳しくは、ベルト掛部2の前後の対向内面の双方に、その横幅いっぱいに表出する横長凸条10が設けられ(一体成形され)ていて、この横長凸条10が前記抜脱阻止用突起部10として構成されている。
また、ベルト掛部2の後側(作業者Wに沿わせる側)の内面に設けられている抜脱阻止用突起部10は、ベルト掛部2の前側の内面に設けられている抜止阻止用突起部10より上方に配置されており、前記腰ベルト1に掛止められたこのベルト掛部2の遊離下端部を互いに離間するように撓ませて前記下部開放部5を開くことにより、前記腰ベルト1を前記上下の抜脱阻止用突起部10が乗り越えるようにして前記下部開放部5から抜脱させることができてこのベルト掛部2を前記腰ベルト1から外すことができるように構成されている(図6参照)。尚、この抜脱阻止用突起部10は、ベルト掛部2の前後の内面のいずれか一方にだけ設けられていても良い。
本実施例は、前記保持部4に水準器3を保持した際、この水準器3のシャックル18に一端の連結環9が連結されて水準器3に装着されている前記落下防止コード8の他端の連結環9を前記閉止用穴部7に連結することにより、前記ベルト掛部2の前記下部開放部5が閉止状態となって前記抜脱阻止用突起部10が前記腰ベルト1より上方へ移動できず、本水準器ホルダーAの腰ベルト1からの抜脱が阻止されるように構成されており(図4,図5参照)、閉止用穴部7から落下防止コード8の他端の連結環9の連結を外し、前記腰ベルト1に掛止められたこのベルト掛部2の遊離下端部を互いに離間するように撓ませて前記下部開放部5を開くことにより、前記腰ベルト1を前記抜脱阻止用突起部10が乗り越えるようにして前記下部開放部5から抜脱させることができて、このベルト掛部2を前記腰ベルト1から外すことができるように構成されている(図6参照)。
本実施例の水準器ホルダーAの保持部4は、前記ベルト掛部2とは別部品で構成されてベルト掛部2に取付けられている。
また、この保持部4は、上部開口部22と、正面開口部11と、この上部開口部22あるいは正面開口部11を介して前記水準器3の長手方向の一端部を挿入してこの一端部を支持可能な受底部12と、この受底部12に一端部を支持した水準器3が介在される左右一対の保持側部13とを備えた収納部4で構成されている。
具体的には、保持体4は、例えば合成樹脂製であって、図1〜図3に示すように、前記水準器3の器体15の前後面部(前記測定用基準底部17と直交状態に隣接する対向面部)のいずれか一面を沿設させる縦長方形板状の背側部21(背板部)と、この背側部21の左右両端部から背側部21の前面と直交する前方に突設して,水準器3の前記測定用基準底部17とこの測定用基準底部17の反対側面とを沿設させながら水準器3を介在させる側板部13とから成る平面視コ字状体に構成(一体成形)されており、この左右の側板部13が前記保持側部13として構成され、左右の保持側部13の突出先端(前端)間の開口部が前記正面開口部11として構成され、左右の保持側部13の上端間の開口部が前記上部開口部22として構成されている。
また、この左右の保持側部13は、前記水準器3の板厚方向の寸法より大きい前方突出幅寸法を有して、この左右の保持側部13間に、前記測定用基準底部17を横に向けて縦長の態様とした水準器3を挿入し介在(収納)させると、左右の保持側部13の突出先端が水準器3(の作業者Wに対し外側に配設している前面部若しくは後面部)より前方にまで突出配設して、水準器3の保護機能をも発揮するように構成されている。
また、さらにこの左右の保持側部13は、夫々の下端が対向内側に直角に折曲された形状に構成(一体成形)されていて、この折曲下端部の上面が前記受底部12として構成されている。即ち、本実施例の受底部12は、左右二箇所に設けられて、この二箇所の受底部12で水準器3の長手方向の一端部を支持して左右の保持側部13間に介在収納可能に構成され、この際左右の受底部12間に空間部を有することにより、図示したような端部にシャックル18を具備する水準器3も、この空間部でシャックル18を逃げつつ水準器3端部を支持可能となるように構成されている。
このように構成した本実施例の保持部4は、測定用基準底部17を横に向けて縦長の態様とした前記水準器3を、作業者Wが手で前記上部開口部22から背側部21に沿わせて左右の保持側部13間(前記収納部4内)にスライド挿入(図7参照)して介在させたり、前記正面開口部11から左右の保持側部13間に押し込み挿入して背側部21に沿わせたり、正面開口部11を介して水準器3の一端部を挿入してこの一端部を前記受底部12に押し付け、この受底部12に支持した水準器3の一端部を支点にして、水準器3を前記収納部4に前記倒し回動挿入(図2,図3参照)して背側部21に沿わせたりすることによって水準器3を保持し得るように構成されている。
また、本実施例の保持部4の前記ベルト掛部2への取付構造は、前記背側部21の後面が前記ベルト掛部2の前側遊離板部の前面に重合状態に付設されている。
また、本実施例は、前記保持部4に、この保持部4に保持した前記水準器3の磁石23が吸着する吸着部14が設けられている。
具体的には、左右の前記保持側部13の、夫々の対向外側面の上下方向中ほどに図示省略の収容凹部が設けられ(一体成形され)、この収容凹部に、この収容凹部と合致する形態であって前記磁石23が吸磁止着可能な金属板14(鉄板)が嵌合固定されていて、この金属板14が前記吸着部14として構成されている。尚、吸着部14は、磁石が採用されていても良い。
即ち、この吸着部14は、水準器3の磁石23(測定用基準底部17)と相対する前記左右の保持側部13の対向内側面に露出せずに、保持側部13の内側面を通して間接的に磁石23の磁力が及んで吸磁止着されるように構成されている。
また、左右の保持側部13の双方に吸着部14が設けられていることにより、水準器3の測定用基準底部17を左右の保持側部13のどちらに対して沿わせて保持部4に保持しても(水準器3を前面部と後面部のどちらを前(外)向きにして保持部4に保持した場合でも)磁石23が吸着部14に吸着可能であって、水準器3が保持部4に対し脱落しにくい安定状態で保持されるように構成されている。
保持部4に保持されている水準器3を使用したい時は、作業者Wが磁石23の吸着部14への吸着力以上の力で水準器3を引っ張ることにより保持部4から水準器3を取り外すことができる。
図中符号25は、前記保持部4に前記上部開口部22から水準器3を作業者Wが手でスライド挿入する際に水準器3のスライドをガイドするガイド凸条であって、左右の前記保持側部13の対向内側面と、前記背側部21の正面開口部11側の前面とに多数並設状態に設けられ(一体成形され)ている。
本実施例は、以上のように構成されているから、保持部4に水準器3を保持するだけで、保持部4の吸着部14に水準器3の磁石23が吸着して水準器3を保持4部に対し脱落しにくい安定状態で保持でき、保持部4に保持された水準器3は、作業者Wが磁石23の吸着力以上の力で水準器3を引っ張るだけの簡易操作で保持部4から取り外し可能な水準器ホルダーとなる。
また、本実施例は、水準器3を簡単な操作で保持できる吸着部14付の保持部4を、簡易構成にして容易設計実現可能な水準器ホルダーとなる。
本発明の具体的な実施例2について図8,図9に基づいて説明する。
本実施例は、前記吸着部14の構成が前記実施例1とは異なる。
具体的には、本実施例の吸着部14は、前記実施例1と同様に金属板14が採用されているが、この金属板14が前記保持部4の前記保持側部13にではなく、前記背側部21に設けられている場合である。
図示した水準器3は、器体15に内装されている磁石23の磁力が、器体15の前面部及び後面部を介して器体15外部へも及んでいるので、本実施例のように背側部21に吸着部14があっても、この背側部21に水準器3の前面部若しくは後面部を沿設させると、吸着部14に水準器3の磁石23が吸着可能である。
背側部21に吸着部14がある本実施例の場合、前記実施例1に比して吸着部14への吸磁力は劣るものとなるが、保持部4へ水準器3を収納状態に保持する保持力としては十分な吸磁力が得られていることが出願人の試作実験により確認されており、且つ吸磁力が劣る分、実施例1に比して保持部4からの水準器3の取り外し作業が軽い力で容易に行われる。
また、本実施例は、前記背側部21が前記ベルト掛部2の前側として機能するように(ベルト掛部2の前側が背側部21がとなるように)構成され、この背側部21の下部に前記リング状突片20が設けられている。
また、本実施例の保持部4は、前記保持側部13の下端に加えて前端も対向内側に直角に折曲された形状に構成(一体成形)されていて、この左右の保持側部13間に正面開口部11を介しては水準器3を挿入することができず、前記上部開口部22から前記背側部21に沿わせて左右の保持側部13間(前記収納部4内)にスライド挿入することで保持できるように構成されている。
また、本実施例の場合、ガイド凸条25は、左右の前記保持側部13の対向内側面には設けられておらず、前記背側部21の正面開口部11側の前面の前記吸着部14を挟んだ左右二箇所にだけ設けられている。
他の構成は前記実施例1と同様である(前記実施例1と同等の構成は、図面に同符号を付すことで詳しく説明することは省略する。)。
本発明の具体的な実施例3について図10〜図15に基づいて説明する。
本実施例の水準器ホルダーAは、図10に示すように、前記ベルト掛部2と前記保持部4とが別部品で構成されていて、ベルト掛部2の下部に、このベルト掛部2に対し起伏回動自在に保持部4が枢着されている。
また、本実施例のベルト掛部2は、図10に示すように、ベルト掛部2の後側(作業者Wに沿わせる側)の下端に腰ベルト1からの抜脱を阻止する反り片27が設けられ(一体成形され)ていて、この反り片27とベルト掛部2前側との間の隙間(下部開放部5)を介してベルト掛部2を腰ベルト1に掛止・掛脱し得るように構成されている。
また、このベルト掛部2には、その前後の内面の双方に、このベルト掛部2を前記腰ベルト1に掛止めた際にこの腰ベルト1の表裏面に圧接して腰ベルト1からの抜脱を防止する圧接突起部28が設けられている。
更に詳しくは、ベルト掛部2の前後の対向内面の双方に、横長凸条28が設けられ(一体成形され)ていて、この横長凸条28が前記圧接用突起部28として構成されている。
また、図10に示すように、ベルト掛部2の後側の内面には、圧接用突起部28が上下に間隔を置いて二条(上下二段)設けられ、ベルト掛部2の前側の内面には、後側内面の上下の圧接用突起部28間に配するように圧接用突起部28が一条設けられていて、後側の圧接用突起部28と前側の圧接用突起部28とが噛合状態で腰ベルト1の表裏面に圧接して適度な抜脱防止作用を発揮するように構成されており、前記腰ベルト1に掛止められたこのベルト掛部2の遊離下端部を互いに離間するように撓ませて前記下部開放部5を開いたり、圧接力より大きな力で腰ベルト1に対しベルト掛部2を掛脱したりすることにより、腰ベルト1を下部開放部5から抜脱させることができてこのベルト掛部2を前記腰ベルト1から外すことができるように構成されている。
尚、本実施例のベルト掛部2は、前記実施例1,2のようなリング状突片20を具備していない。
また、本実施例の保持部4は、前記実施例2と同タイプのものが採用されているが、背側部21の上部が実施例2よりも上方へ長く延設されていて、この背側部21の上部が枢着軸29を介して前記ベルト掛部2の下部に枢着されている(図10,図12,図13及び図14参照)。
また、この背側部21の下部には、リング状突片31が垂下状態に設けられ(一体成形され)ていて、このリング状突片31の穴部32に、水準器3のシャックル18に一端の連結環9が連結されて水準器3に装着されている落下防止コード8の他端の連結環9を連結し得るように構成されている(図12〜図14参照)。
また、本実施例の保持部4は、保持側部13と左右一対の背側部21とが別部品で構成されていて、保持側部13が背側部21の両端部に付設されて構成されている。
具体的には、保持側部13は、図11に示すように内部が空洞状に形成されていると共に、背側部21に臨設する側(背側部21に付設する側)が開口形成されており、一方、背側部21の前面(作業者Wに沿わせる側と反対側の面)の左右両端部に差込片30が突設され(一体成形され)ていて、この差込片30を保持側部13の開口から空洞部26に差込むと共に、接着などの適宜な止着手段で止着することにより背側部21の左右両端部に保持側部13が付設されている。
また、左右の保持側部13の夫々の空洞部26内には、背側部21に臨設する開口から金属板14が挿入されて内装され、この保持側部13に内装されている金属板14が、前記背側部21に前記水準器3の前面部若しくは後面部を沿わせつつ保持側部13に水準器3の測定用基準底部17を沿わせた際に前記磁石23が吸着する前記吸着部14として構成されている(図11〜図15参照)。
また、この空洞部26内には前記金属板14を支持する支持片が設けられていると共に、前記差込片30には、この差込片30を空洞部26に差込んだ際に金属板14を支持可能な切欠が設けられている。
即ち、前記実施例1と同様に、吸着部14は、水準器3の磁石23(測定用基準底部17)と相対する前記左右の保持側部13の対向内側面に露出せずに、保持側部13の内側面を通して間接的に磁石23の磁力が及んで吸磁止着されるように構成されている。
尚、本実施例の水準器3は、水平度及び垂直度を測定可能な複数(二個)の前記測定用気泡管16を具備すると共に、器体15の長手方向の一端部にだけシャックル18が設けられているものを図示している。
他の構成は前記実施例1と同様である(前記実施例1と同等の構成は、図面に同符号を付すことで詳しく説明することは省略する。)。
また、本実施例は、保持側部13と背側部21とで水準器3を安定的に保持できる保持部4の構成、並びに吸着部14を有する保持側部13を簡易構成にして容易に設計実現可能な水準器ホルダーとなる。
尚、本発明は、実施例1〜3に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
1 腰ベルト
2 取付部
3 水準器
4 保持部
12 受底部
13 保持側部
14 吸着部・金属板
17 測定用基準底部
21 背側部
23 磁石
26 空洞部
A 水準器ホルダー
W 作業者

Claims (4)

  1. 測定用基準底部に吸着固定用の磁石が設けられた水平度若しくは垂直度を測定する磁石付水準器を着脱自在に保持可能な保持部を有し、この保持部には、作業者が装着する腰ベルトに取り付ける取付部が設けられている水準器ホルダーであって、前記保持部に前記水準器の前記磁石が吸着する吸着部が設けられていることを特徴とする水準器ホルダー。
  2. 請求項1記載の水準器ホルダーにおいて、前記保持部は、受底部及び左右一対の保持側部を有し、前記水準器を収納保持可能に構成され、また、前記保持側部には前記水準器の前記磁石が吸着する前記吸着部が設けられていることを特徴とする水準器ホルダー。
  3. 請求項2記載の水準器ホルダーにおいて、前記保持側部は内部が空洞状に形成され、この空洞部内には金属板が内装され、前記金属板が前記水準器の前記測定用基準底部を前記保持側部に沿わせた際に前記磁石が吸着する前記吸着部として構成されていることを特徴とする水準器ホルダー。
  4. 請求項3記載の水準器ホルダーにおいて、前記保持部には背側部が設けられていることを特徴とする水準器ホルダー。
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