JP6832833B2 - リザーバコンピューティングのリザーバ層の演算を実現するデバイス及び計算機 - Google Patents

リザーバコンピューティングのリザーバ層の演算を実現するデバイス及び計算機 Download PDF

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Description

本発明はリザーバコンピューティングに関する。
近年、脳神経ネットワークを模倣したニューラルネットワークが機械学習で利用されている。ニューラルネットワークは、入力層、出力層、及び隠れ層から構成される。隠れ層では、単純な変換を繰り返して、入力データを高次元のデータに変換することによって、情報の識別及び予測等、所望の出力を得ることができる。
隠れ層の変換の一例として、ニューロンの発火現象を模した非線形変換がある。ニューロンの発火現象は、ニューロンに対して閾値を超える電位の入力があった場合に、急激に膜電位が上昇し、出力が変化する非線形現象として知られている。前述の現象を再現するために、例えば、式(1)に示すシグモイド関数が用いられている。
画像等の認識で用いられるニューラルネットワークは、フィードフォワードネットワークと呼ばれる。フィードフォワードネットワークは、ある時刻の独立したデータ群を入力として扱い、データは入力層、隠れ層、出力層の順に送られる。
動画及び言語等の識別で用いられるニューラルネットワークは、リカレントニューラルネットワーク(再帰型ニューラルネットワーク)と呼ばれる。時間変化するデータを識別するためには、時間軸上のデータの相関を含めた解析が必要となるため時系列データが入力される。そのため、リカレントニューラルネットワークの隠れ層では、過去のデータ及び現在のデータを扱った処理が実行される。
リカレントニューラルネットワークは、学習プロセスがフィードフォワードネットワークに比べて複雑となるという問題がある。また、学習プロセスの計算コストが高いという問題もある。そのため、一般的に、リカレントニューラルネットワークのニューロン数は少なく設定されている。
この課題を解決する手法として、リザーバコンピューティングという方式が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。リザーバコンピューティングでは、隠れ層に相当するリザーバを構成するネットワークの接続は固定され、リザーバ及び出力層の接続について学習が行われる。
計算機に実装可能なリザーバコンピューティングとして、時間遅延を伴う一つの非線形ノード及び遅延ループから構成されるリザーバが提案されている(例えば、非特許文献1参照)。非特許文献1には、遅延間隔をN等分し、各点を仮想ノードと見なすことによって、リザーバのネットワークを構築することが記載されている。非特許文献1に記載のリザーバは、構成がシンプルであるため、電気回路又は光回路等として計算機に実装できる。
ここで、図11を用いて、時間遅延を伴うリザーバコンピューティングの概念を説明する。また、図12を用いて、従来のリザーバコンピューティングのリザーバ層を実現するデバイスの構造の一例を説明する。
入力部1110(入力層)は、入力された時系列データに対してサンプル及びホールド処理を実行する。サンプリング処理では、時間幅Tの区間ごとにサンプリングが行われる。ここで、Tは遅延時間に対応する。
入力部1110は、各区間のデータに対してマスク処理を実行する。マスク処理では、一つの区間のデータがN等分され、さらに、変調される。時間幅Tに含まれるN個の値が、リザーバ部1120の仮想ノード1160の状態として扱われる。
リザーバ部1120(リザーバ層)は、一つの非線形ノード1150及び遅延ループ1140から構成され、非線形変換が行われたN個の仮想ノード1160の状態を出力部1130に出力する。出力部1130(出力層)は、仮想ノード1160の状態に重み付け係数を乗算した値の総和を算出する。
非特許文献2には、リザーバ部1120を実現するリザーバデバイス1200が記載されている。
リザーバデバイス1200は、パワーデバイダ1210、増幅器1220、1270、光変調器1230、受光器1250、及び周波数フィルタ1260から構成される。光変調器1230及び受光器1250は、信号に遅延を与えるフィードバックループを実現するための長い光ファイバ1240を介して接続される。
光変調器1230は、非線形ノード1150を実現する構成であり、非特許文献2では、光変調器1230としてマッハツェンダー(MZ)光変調器が用いられている。光ファイバ1240は、時間遅延を発生させる構成である。
光ファイバ1240の伝搬に要する時間が時間遅延空間となり、また、光ファイバ1240を伝搬している光信号のN個のパルスが仮想ノード1160の状態となる。光ファイバ1240を伝搬した後の光信号は、受光器1250によって電気信号に変換され、二つに分岐される。各信号は、増幅器1270及び出力部1130を実現するデバイスに出力される。増幅器1270から出力される信号は、フィードバック信号としてパワーデバイダ1210に入力される。
特表2004−511866号公報 米国特許出願公開第2015/0009548号明細書
APPELTANT Lennert,"Information processing using a single dynamical node as complex system." Nature communications 2 (2011): 468. L. Larger, M. C. Soriano, D. Brunner, L. Appeltant, J. M. Gutierrez, L. Pesquera, C. R. Mirasso, and I. Fischer, オプティクス エクスプレス(Optics Express), 20, 2012年, p.3241.
非特許文献1、2に記載された時間遅延方式のリザーバコンピューティングは、ネットワークの構成が単純であるため、特許文献1、2のようにノード間を配線で結合したニューラルネットワーク及びリザーバ計算機に比べて、ノード間の接続の多様性が低いという課題がある。ノードのネットワークの構成は計算能力に寄与する要素であることから、従来の時間遅延方式のリザーバコンピューティングは計算能力が制限されるという課題がある。
本発明は、時間遅延方式のリザーバコンピューティングの利点を維持し、かつ、ノード間の接続に多様性があるリザーバ部の実現するデバイスを提供することを目的とする。
本願において開示される発明の代表的な一例を示せば以下の通りである。すなわち、リザーバコンピューティングのリザーバ層の演算を実現するデバイスであって、入力器、非線形変換器、及び出力器を有し、前記非線形変換器及び前記出力器の間は、伝播する信号に遅延を与えるフィードバックループを実現する遅延機構を有する接続経路を介して接続され、前記入力器は、入力信号及び前記出力器から出力される過去の入力信号の処理結果を重ね合わせることによって生成される第1信号を前記非線形変換器に出力し、前記非線形変換器は、前記第1信号に対して非線形な変換が行われた第2信号を出力し、前記出力器は、前記接続経路を介して受け付けた信号に基づいて第3信号を生成し、前記過去の入力信号の処理結果として、前記第3信号を前記入力器に出力し、前記第3信号を外部のデバイスに出力し、前記遅延機構は、前記第2信号を用いて遅延時間が異なる複数の第4信号を生成し、前記複数の第4信号を重ね合わせて第5信号を生成し、前記第5信号を前記出力器に出力する変換機構を含み、前記変換機構は、少なくとも一つの第4信号の強度を変更し、前記複数の第4信号を重ね合わせることを特徴とする。
本発明の一形態によれば、ノード間の接続に多様性があるリザーバを実現するデバイスを提供できる。ノード間の接続に多様性があるため、時間遅延方式のリザーバコンピューティングの計算能力を向上させることができる。上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
実施例1のリザーバコンピューティングを実現する計算機の構成例を示す図である。 実施例1の入力デバイスが実行する処理の一例を示す図である。 実施例1の入力デバイスが実行する処理の一例を示す図である。 実施例1の入力デバイスが実行する処理の一例を示す図である。 実施例1の入力デバイスが実行する処理の一例を示す図である。 実施例1のリザーバデバイスの構成例を示す図である。 実施例1の周波数フィルタに入力された信号の一例を示す図である。 実施例1のリザーバデバイスが出力する電気信号の一例を示す図である。 実施例1のリザーバデバイスが形成する仮想ノードのネットワークの構成例を示す図である。 実施例1の光ファイバを伝播する光信号の波形の一例を示す図である。 実施例1の光ファイバを伝播する光信号の波形の一例を示す図である。 実施例1の光ファイバを伝播する光信号の波形の一例を示す図である。 実施例1のリザーバデバイスを実装する計算機を用いた事象の予測誤差とパルス幅との関係を示す図である。 実施例2のリザーバデバイスの構成例を示す図である。 実施例3の計算機が実行する信号処理の概念を示す図である。 従来の時間遅延を伴うリザーバコンピューティングの概念を説明する図である。 従来のリザーバコンピューティングのリザーバ層を実現するデバイスの構造の一例を説明する図である。 従来のリザーバデバイスが形成する仮想ノードのネットワークの構成例を示す図である。 従来の計算機が実行する信号処理の概念を示す図である。
以下に、図面に基づき、本発明の構成概念及び実施形態を具体的かつ詳細に説明する。なお、実施形態を説明するための全図において、同一の機能を有する箇所には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。なお、以下に示す図は、あくまで、実施形態の実施例を説明するものであって、図の大きさと本実施例記載の縮尺は必ずしも一致するものではない。
図1は、実施例1のリザーバコンピューティングを実現する計算機の構成例を示す図である。図2A、図2B、図2C、及び図2Dは、実施例1の入力デバイスが実行する処理の一例を示す図である。図3は、実施例1のリザーバデバイスの構成例を示す図である。図4は、実施例1の周波数フィルタ360に入力された信号の一例を示す図である。
リザーバコンピューティングを実現する計算機100は、入力デバイス111、リザーバデバイス112、及び出力デバイス113から構成される。
入力デバイス111は、リザーバコンピューティングの入力部1110を実現するデバイスである。ここで、図2A、図2B、図2C、及び図2Dを用いて入力デバイス111が実行する処理について説明する。
入力デバイス111は、図2Aに示すような時系列データu(t)の入力を受け付けた場合、図2B及び図2Cに示すように、時系列データu(t)をサンプリングし、時間幅Tでサンプリングされた値を保持するサンプリング及びホールド処理を実行して、ストリームi(t)を算出する。ここで、jは各区間のラベルを示す添字であり、1以上の整数とする。
入力デバイス111は、各ストリームi(t)を時間幅τごとに強度を変調するマスク処理を実行し、入力ストリームI(t)を算出する。これによって、図2Dに示すような入力ストリームI(t)が得られる。本実施例では、−1から+1の二値で強度変調が行われる。ここで、τは式(2)を満たす。Nは一区間の分割数を表す。なお、Nは仮想ノード1160の数に対応する。
なお、変調は、振幅変調でもよいし、位相変調でもよい。変調強度は、バイナリのランダムビット列でもよいし、8値又は16値のように離散的な多値ランダムビット列でもよい。また、連続的な強度変化を示す信号系列でもよい。バイナリのランダムビット列を用いた変調の場合、システム構成が単純にでき、また、既存のデバイスを用いて入力デバイスを実現できる等の長所がある。多値ランダムビット列、又は連続的かつカオス的な強度変化を示す信号を適用した場合、バイナリ変調に比べて多様なネットワークダイナミクスを引き起こすことができるため、計算能力が向上する。
入力デバイス111は、N次元ベクトルのデータに対応する入力ストリームI(t)をリザーバデバイス112に出力する。
リザーバデバイス112は、時間遅延を伴う一つの非線形ノード1150から構成されるリザーバ部1120を実現するデバイスである。リザーバデバイス112は、時間Tを実行周期とする処理を実行する。時間Tは遅延時間(遅延ネットワークの長さ)を表す。非線形ノード1150は、光変調器、半導体レーザ、及び光増幅器等、非線形特性を有する素子を用いて実現できる。
ここで、図3を用いて本実施例のリザーバデバイス112の具体的な構成を説明する。リザーバデバイス112は、パワーデバイダ310、増幅器320、370、光変調器330、光ファイバ340、受光器350、及び周波数フィルタ360から構成される。
パワーデバイダ310は、入力デバイス111から出力される入力信号及び増幅器370から出力されるフィードバック信号を重ね合わせ、当該信号を増幅器320に出力する。増幅器320、370は、電気信号を増幅する。なお、増幅器370の代わりに減衰器を設けてもよい。
パワーデバイダ310及び増幅器320は、遅延ループ1140に信号を入力する入力器として機能する。なお、入力器を実現する構成は一例であってこれに限定されない。
光変調器330は、非線形な入出力応答感度領域を用いて、電気信号を光信号に変換する。本実施例では、マッハツェンダー(MZ)干渉型の光変調器330を用いている。光変調器330には、電気信号とともに、バイアス電圧及びレーザからの連続光が入力される。
光変調器330に入力された電気信号は、非線形強度変換及び電気/光変換が行われる。光変調器330は、式(3)に示すように、電圧Vとともに入力された電気信号に対して正弦的に強度が変調された光を出力する。式(3)の位相項であるφは、バイアス電圧にて調整可能なパラメータである。
例えば、強度が0から2に増加する正弦波の半周期に入力電圧の範囲を合わせることによって、式(1)のシグモイド関数に似た非線形な電気/光変換が行われる。なお、光信号はN次元ベクトルのデータとして扱われる。各成分の値が仮想ノード1160の状態となる。
光ファイバ340は、光信号に遅延を発生させる機構、すなわち、リザーバ部1120の遅延ループ1140を実現する構成である。本実施例では、信号処理の周波数を100kHzに設定し、また、遅延時間を10μ秒に設定する。この場合、光ファイバ340の長さを約2kmに設定することによって、パワーデバイダ1210に出力される電気信号には10μ秒の遅延時間が生じる。マスク信号の周波数を10MHz(パルス幅100ns)とした場合、リザーバデバイス112は、100個の仮想ノード1160から形成されるネットワークを有するリザーバ部1120として機能する。
本実施例では、光ファイバ340の一部が長さが異なる複数の経路に分岐している。各経路は、受光器350に入力される前に一つの経路となるように構成される。各経路の長さは異なるため、各経路を流れる光信号には異なる時間遅延が発生する。したがって、長さが異なる複数の経路は、遅延時間が異なる光信号を生成するための変換機構として機能する。
本実施例では、光ファイバ340の一部を、長さが1m、11m、21m、31m、41mの五つの経路に分岐させる。以下の説明では、長さが1mの経路を第1経路、長さが11mの経路を第2経路、長さが21mの経路を第3経路、長さが31mの経路を第4経路、長さが41mの経路を第5経路と記載する。なお、光ファイバ340には、各経路を伝播する光信号の強度を変更するための機構を設けている。当該機構は、変換機構に含めてもよいし、変換機構とは別の機構として設けてもよい。
本実施例では、パワーデバイダ310から第3経路を伝播して、再度、パワーデバイダ310に入力されるフィードバック信号の遅延時間がTとなるように各経路の長さを設定した。また、第1経路、第2経路、第3経路、第4経路、及び第5経路を伝播する光信号の強度が5%、20%、50%、20%、5%となるように設定した。
前述のように構成の光ファイバ340を光信号が通過した場合、第3経路を相対時間の基準とした場合、第1経路は−100ns、第2経路は−50ns、第4経路は+50ns、第5経路は+100nsの遅延が発生する。したがって、遅延を伴った光信号を重ね合わせることによって、−100nsから+100nsの影響を加味したダイナミクスを組み込むことができる。
受光器350は、光信号を電気信号に変換する。受光器350は、例えば、フォトダイオード等が考えられる。周波数フィルタ360は、電気信号から所定の周波数成分の電気信号を取得する。受光器350及び周波数フィルタ360は、入力器及び出力デバイス113に信号を出力する出力器として機能する。なお、出力器を実現する構成は一例であってこれに限定されない。
周波数フィルタ360から出力される電気信号は、出力デバイス113に対して出力信号として出力され、また、増幅器370に対してフィードバック信号として出力される。パワーデバイダ310は、10μ秒後の入力信号及びフィードバック信号を重ね合わせた信号を増幅器320に出力する。
出力デバイス113は、N次元ベクトルのデータに対応する信号の各成分に重みを乗算し、成分の合計値を出力値として算出する。出力デバイス113が算出する出力値はスカラ値である。
以上が各デバイスの説明である。次に、本実施例のリザーバデバイス112の特徴について説明する。
受光器350又は周波数フィルタ360の帯域をマスク信号の周波数より小さくした場合、図4の破線で示す入力信号の波形は過渡応答によって実線のような波形に歪む。これは、時刻Tの電気信号が時刻(T−100)ns前の電気信号、すなわち、τ秒前の仮想ノード1160の状態の影響を受けていることを示す。
ここで、図5、図6及び図14を用いて、従来のリザーバデバイスと本実施例のリザーバデバイス112との違いについて説明する。
図5は、実施例1のリザーバデバイス112が出力する電気信号の一例を示す図である。
図5の横軸は時間を表し、縦軸は出力信号の強度を表す。なお、横軸の数字は一区間を、幅τで20個に分割した場合のラベルを表す。矩形のグラフが入力信号を表し、実線折れ線グラフが従来の出力信号を表し、点線折れ線グラフが実施例1の出力信号を表す。
図6は、実施例1のリザーバデバイス112が形成する仮想ノード1160のネットワークの構成例を示す図である。図13は、従来のリザーバデバイスが形成する仮想ノード1160のネットワークの構成例を示す図である。
図6及び図13の横軸t1及び縦軸t2は時間を表す。t1はリザーバ部1120の処理の実行周期を表す。本実施例では、t1の刻み幅は遅延時間Tである。縦軸t2は遅延ループ1140を構成する仮想ノード1160間の時間差を表す。本実施例では、t2の刻み幅はτである。図6の矩形は図11に示す遅延ループ1140を表し、円は仮想ノード1160を表す。図13の矩形及び円も同様である。円601の中に記載された値は仮想ノード1160のラベルを表す。
時間Tは、リザーバデバイス1200を含む計算機全体の動作周期に対応する。時間τは、リザーバ部1120内の動作周期に対応する。
入力信号及びフィードバック信号の重ね合わせは、t1方向の過去の仮想ノード1160の影響を示す結合として説明できる。また、リザーバデバイス1200における信号の過渡応答は、遅延ループ1140の過去の仮想ノード1160の影響を示す結合として説明できる。
図12に示すリザーバデバイス1200では、過渡応答は周波数フィルタ1260によって実現される。なお、過渡応答は、半導体デバイスのキャリアの拡散及び寿命に伴う緩和過程等の現象を用いて実現することもできる。
図5に示すように、パルス状の入力信号は、周波数フィルタ1260を伝播することによって実線に示すような指数関数的な過渡応答を伴った信号に変換される。なお、過渡応答は、複数の回路を経由して発生させてもよいし、周波数フィルタ1260以外の回路を用いて発生させてもよい。
この変換は、仮想ノード1160の状態が軸t2方向の過去の仮想ノード1160の状態の影響を受けていることを意味する。したがって、従来のリザーバデバイス1200は、図13に示すような仮想ノード1160のネットワークを形成する。
図13に示すように、時刻mTにおけるk番目の仮想ノード1160の状態は、入力信号I(mT)のk番目の成分、時刻mTにおける(k−1)番目の仮想ノード1160の状態、及び時刻(m−T)におけるk番目の仮想ノード1160の状態の影響を受ける。
図13に示す仮想ノード1160のネットワークは、軸t1及び軸t2のいずれの結合についても、仮想ノード1160間の結合が一方向である。すなわち、過去から未来への方向のみの結合を形成する。複雑な結合のニューラルネットワークと比較して、ノード状態の多様性が低く、計算能力が制限される。
本実施例のリザーバデバイス112は、光変調器330から出力された光信号を微小な遅延時間を与える複数の経路に分岐し、再び一つの光信号にまとめている。この操作は、各仮想ノード1160の状態を示す信号の波形を時間方向に微小に広げる効果を与える。すなわち、(t+kτ)の仮想ノード1160の状態に微小時間の影響を取り込むことを意味する。
したがって、本実施例では、周波数フィルタ360からは、図5の破線に示すような信号が出力される。図5に示すように、本実施例の出力信号は、前述した効果によって、従来の出力信号とは異なる形状となる。
以上の説明から明らかなように、本実施例のリザーバデバイス112は、図6に示すような仮想ノード1160のネットワークを形成する。
図6に示すように、時刻mTにおけるk番目の仮想ノード1160の状態は、入力信号I(mT)のk番目の成分、時刻mTにおける(k−1)番目の仮想ノード1160の状態、時刻mTにおける(k+1)番目の仮想ノード1160の状態、及び時刻(m−T)におけるk番目の仮想ノード1160の状態の影響を受ける。なお、kが(N−1)の場合(k+1)は0とする。
なお、図6に示す仮想ノード1160のネットワークは一例であってこれに限定されない。変換機構において発生させる遅延時間を調整することよって、遅延ループ内の他の仮想ノード1160の影響を与えるような仮想ノード1160のネットワークを形成できる。
次に、実施例1のリザーバデバイス112の効果について説明する。本実施例の効果を検証するために、レーザカオスの強度を予測する時系列予測タスクを実行した。
図7A、図7B、及び図7Cは、実施例1の光ファイバ340を伝播する光信号の波形の一例を示す図である。図8は、実施例1のリザーバデバイス112を実装する計算機を用いた事象の予測誤差とパルス幅との関係を示す図である。
図7A、図7B、及び図7Cの横軸は時間を表し、縦軸は強度を表す。図8の横軸は従来の光信号の半値幅に対する倍率を表し、縦軸は予測誤差(NMSE:Nomalized mean square error)を表す。ここでは、光変調器330から出力される光信号のパルス幅は100nsとした。なお、光信号は矩形であるため、半値幅は100nsとなる。
図7Aは、変換機構を有さない従来の光ファイバ340から出力される光信号の一部の波形を示す。この場合、半値幅の倍率は1.0であり、予測誤差(NMSE:Nomalized mean square error)は0.021であった。
図7B及び図7Cは、変換機構を有する光ファイバ340から出力される光信号の一部の波形を示す。本実施例では、一つの仮想ノード1160の状態に対応するパルス状の光信号は、変換機構によって時間軸に対して広がった波形の光信号に変換される。
図7Bでは、光信号の半値幅が120nsとなるように変換機構を調整した。この場合、半値幅の倍率は1.2であり、予測誤差は0.011であった。図7Cでは、光信号の半値幅が250nsとなるように変換機構を調整した。この場合、半値幅の倍率は2.5であり、予測誤差は0.015となった。
以上の検証から、本実施例のリザーバデバイス112を用いることによって計算能力が向上することが明らかになった。また、本検証において、半値幅の倍率は1.1から1.5程度となるように変換機構を調整すれば計算能力がより高くなることが判明した。
実施例1では、光変調器330及び受光器350の間は光ファイバ340を用いて接続していたが、光導波路を用いてもよい。光導波路を用いる場合も図3と同様に、光導波路の一部を複数の経路に分岐させることによって、同様の効果を得ることができる。
実施例1によれば、ノード間の接続に多様性がある仮想ノード1160のネットワークを有するリザーバ部1120を実現するリザーバデバイス112を提供できる。これによって、時間遅延方式のリザーバコンピューティングの利点を維持しつつ、計算能力を向上できる。
実施例2は、変換機構の実現方法が実施例1と異なる。以下、実施例1との差異を中心に実施例2について説明する。
実施例2の計算機100の構成は、実施例1と同一の構成である。また、実施例2の入力デバイス111及び出力デバイス113は、実施例1と同一の構成である。実施例2では、リザーバデバイス112の構成が実施例1のリザーバデバイス112と異なる。
図9は、実施例2のリザーバデバイス112の構成例を示す図である。
実施例2のリザーバデバイス112の光ファイバ900以外の構成は、実施例1のリザーバデバイス112と同一である。
実施例2の光ファイバ900には、光変調器330から出力される光信号を、伝播時間(伝搬速度)が異なる複数のモードに分けて出力する変換機構を設ける。具体的には、光ファイバ900の一部に、コア径が大きいマルチモードファイバを用いる。
また、分散の大きなマルチモードファイバ及びレーザに代えて、線幅の広いSLD(Super luminescence diode)を連続光の光源として用いることによって、光ファイバ900を伝搬する光信号のパルス幅を広げることができる。
なお、光ファイバ900の代わりに、複数の伝播モードを有する光導波路を用いてもよい。
実施例2によれば、実施例1と同様に、ノード間の接続に多様性がある仮想ノード1160のネットワークを有するリザーバ部1120を実現するリザーバデバイス112を提供できる。これによって、時間遅延方式のリザーバコンピューティングの利点を維持しつつ、計算能力を向上できる。
実施例3は、出力デバイス113の処理が異なる。以下、実施例1との差異を中心に実施例3について説明する。
実施例3の計算機100の構成は、実施例1と同一の構成である。また、実施例2の入力デバイス111及びリザーバデバイス112は、実施例1と同一の構成である。実施例3では、出力デバイス113が実行する処理が異なる。
図10は、実施例3の計算機100が実行する信号処理の概念を示す図である。図14は、従来の計算機が実行する信号処理の概念を示す図である。
従来の入力デバイス、リザーバデバイス1200、及び出力デバイスは、周期Tで同期して処理を行っている。したがって、図14に示すように、出力デバイスはI(T)から算出された出力信号R(T)を読み出し、出力値を算出する。
一方、実施例3の出力デバイス113は、図10に示すように微小時間遅延ΔTだけ遅れて出力信号を読み出す。ここで、ΔTはτより小さいものとする。
この場合、図10に示すように、出力デバイス113のk番目の出力ノードには、k番目の仮想ノード1160の状態及び(k+1)番目の仮想ノード1160の状態が混在した値が入力される。これは、k番目の仮想ノード1160及び(k+1)番目の仮想ノード1160の状態を重み付きで出力したことと等価である。
なお、k番目の仮想ノード1160の状態を含む領域1001は(k−1)番目の仮想ノード1160の影響を受けた値であり、(k+1)番目の仮想ノード1160の状態を含む領域1002はk番目の仮想ノード1160の影響を受けた値である。
実施例3によれば、リザーバ層及び出力層の接続の多様性が増すため、計算能力が向上する。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。また、例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために構成を詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、各実施例の構成の一部について、他の構成に追加、削除、置換することが可能である。
上述の実施例において、制御線や情報線は、説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。全ての構成が相互に接続されていてもよい。
100 計算機
111 入力デバイス
112 リザーバデバイス
113 出力デバイス
310 パワーデバイダ
320、370 増幅器
330 光変調器
340、900 光ファイバ
350 受光器
360 周波数フィルタ
1110 入力部
1120 リザーバ部
1130 出力部
1140 遅延ループ
1150 非線形ノード
1160 仮想ノード

Claims (5)

  1. リザーバコンピューティングのリザーバ層の演算を実現するデバイスであって、
    入力器、非線形変換器、及び出力器を有し、
    前記非線形変換器及び前記出力器の間は、伝播する信号に遅延を与えるフィードバックループを実現する遅延機構を有する接続経路を介して接続され、
    前記入力器は、入力信号及び前記出力器から出力される過去の入力信号の処理結果を重ね合わせることによって生成される第1信号を前記非線形変換器に出力し、
    前記非線形変換器は、前記第1信号に対して非線形な変換が行われた第2信号を出力し、
    前記出力器は、
    前記接続経路を介して受け付けた信号に基づいて第3信号を生成し、
    前記過去の入力信号の処理結果として、前記第3信号を前記入力器に出力し、
    前記第3信号を外部のデバイスに出力し、
    前記遅延機構は、前記第2信号を用いて遅延時間が異なる複数の第4信号を生成し、前記複数の第4信号を重ね合わせて第5信号を生成し、前記第5信号を前記出力器に出力する変換機構を含み、
    前記変換機構は、少なくとも一つの第4信号の強度を変更し、前記複数の第4信号を重ね合わせることを特徴とするデバイス。
  2. 請求項1に記載のデバイスであって、
    前記変換機構は、長さが異なる複数の信号経路及び伝搬速度が異なる複数のモードが設定可能な信号経路のいずれかを用いて実現されることを特徴とするデバイス。
  3. リザーバコンピューティングの演算を実行する計算機であって、
    前記計算機は、前記リザーバコンピューティングの入力層の演算を実現する入力デバイスと、前記リザーバコンピューティングのリザーバ層の演算を実現するリザーバデバイスと、前記リザーバコンピューティングの出力層の演算を実現する出力デバイスと、を備え、
    前記リザーバデバイスは、入力器、非線形変換器、及び出力器を有し、
    前記非線形変換器及び前記出力器の間は、前記非線形変換器から前記出力器に伝播する信号に時間遅延を与える遅延機構を有する接続経路を介して接続され、
    前記入力器は、前記入力デバイスから出力される入力信号及び前記出力器から出力される過去の入力信号の処理結果を重ね合わせることによって生成される第1信号を前記非線形変換器に出力し、
    前記非線形変換器は、前記第1信号に対して非線形な変換が行われた第2信号を出力し、
    前記出力器は、
    前記接続経路を介して受け付けた信号に基づいて第3信号を生成し、
    前記過去の入力信号の処理結果として、前記第3信号を前記出力器に出力し、
    前記第3信号を前記出力デバイスに出力し、
    前記遅延機構は、前記第2信号を用いて遅延時間が異なる複数の第4信号を生成し、前記複数の第4信号を重ね合わせて第5信号を生成し、前記第5信号を前記出力器に出力する変換機構を含み、
    前記変換機構は、少なくとも一つの第4信号の強度を変更し、前記複数の第4信号を重ね合わせることを特徴とする計算機。
  4. 請求項3に記載の計算機であって、
    前記変換機構は、長さが異なる複数の信号経路及び伝搬速度が異なる複数のモードが設定可能な信号経路のいずれかを用いて実現されることを特徴とする計算機。
  5. 請求項4に記載の計算機であって、
    前記出力デバイスは、前記第3信号の読み出しタイミングを前記第3信号の出力タイミングより微小時間だけ遅延させ、
    前記微小時間は、前記計算機の動作周期を前記リザーバ層に含まれる仮想ノード数で除算した値より小さいことを特徴とする計算機。
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