JP6832753B2 - セルロース複合体 - Google Patents
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Description
[2] 前記複合体30質量%とアセトアミノフェン70質量%の混合物0.5gを7kNで圧縮した成形体の硬度が40〜120Nである、前記[1]のセルロース複合体。
[3] 前記複合体30質量%とアセトアミノフェン70質量%の混合物0.5gを7kNで圧縮した成形体の、崩壊試験器(富山産業社製、NT−40HS型、ディスクなし)で、37℃、純水中における崩壊時間が100秒以下である、前記[1]又は[2]のセルロース複合体。
[4] 前記[1]〜[3]のいずれかのセルロース複合体と、1種以上の活性成分とを含有することを特徴とする、成形体。
[5] 天然セルロース質物質を加水分解し、平均重合度が150〜450、レーザー回折粒度分布計により測定される体積頻度粒度分布における数平均粒子径が50μm以上であるセルロースを含有するセルロース水分散液を得る工程と、
前記セルロース水分散液と、デンプンと、軽質無水ケイ酸とを含有する水分散液を調製する工程と、
前記水分散液を流体ノズル方式で噴霧乾燥する噴霧乾燥工程と、
を有し、前記[1]〜[3]のいずれかのセルロース複合体を製造する、セルロース複合体の製造方法。
[6] 天然セルロース質物質を加水分解し、平均重合度が150〜450、レーザー回折粒度分布計により測定される体積頻度粒度分布における数平均粒子径が10μm以上50μm未満、平均幅が2〜30μm、及び平均厚みが0.5〜5μmであるセルロースを含有するセルロース水分散液を得る工程と、
前記セルロース水分散液と、デンプンと、軽質無水ケイ酸を含む水分散液を調製する工程と、
前記水分散液を流体ノズル方式で噴霧乾燥する工程と、
を有し、前記[1]〜[3]のいずれかのセルロース複合体を製造する、セルロース複合体の製造方法。
本発明に係るセルロース複合体は、セルロースとデンプンと軽質無水ケイ酸(ケイ素ジオキシド、CAS番号:7631−86−9)とを含有し、セルロースとデンプンの質量比が90:10〜40:60であり、軽質無水ケイ酸の含量が0.1〜2質量%である。セルロースとデンプンの質量比を特定の範囲内とし、さらに少量の軽質無水ケイ酸を含有することにより、当該セルロース複合体を賦形剤として用いた場合に、高い成形性と高打圧下で製造した錠剤でも優れた崩壊性を達成することができる。
V0:粉体10gを秤量し、100mL沈降管に入れた時の体積
V1:100mL沈降管に粉体10gと純水50mLを加え、粉体を十分に湿潤し、8時間静置した後の体積
本発明に係るセルロース複合体の体積頻度粒度分布は、レーザー回折粒度分布計により測定される。また、以降において、「レーザー回折粒度分布計により得られた体積頻度粒度分布における数平均粒子径」を、「平均粒子径」ということがある。
本発明に係るセルロース複合体は、長径/短径(L/D)の比が2.0〜4.0の範囲内であることが好ましい。L/Dが2.0以上のセルロース複合体は成形性が高くなり好ましく、4.0以下のセルロース複合体は流動性が良好となり好ましい。なお、セルロース複合体のL/Dは、少なくとも400個以上のセルロース複合体の光学顕微鏡像を画像解析処理し((株)インタークエスト製、装置:Hyper700,ソフトウエア:Imagehyper)、各セルロース複合体について、外接する長方形のうち面積が最小となる長方形の長辺と短辺の比(長辺/短辺)を求めた上で、その平均値として算出できる。
本発明に係るセルロース複合体は、例えば、以下の方法により製造できる。
本発明に係るセルロース複合体は、天然セルロース質物質を加水分解し、平均重合度が150〜450であるセルロースを含有するセルロース水分散液を得る工程と、得られたセルロース水分散液と、デンプンと、軽質無水ケイ酸とを含有する水分散液を調製する工程と、得られた水分散液を流体ノズル方式で噴霧乾燥する噴霧乾燥工程と、により製造することができる。
本発明に係るセルロース複合体の原料となるセルロースは、天然セルロース質物質(セルロースを含有する天然物由来の繊維質物質)の加水分解物である。天然セルロース質物質としては、植物性でも動物性でもよく、微生物由来であってもよい。天然セルロース質物質としては、例えば木材、竹、麦藁、稲藁、コットン、ラミー、ホヤ、バガス、ケナフ、ビート、バクテリアセルロース等のセルロースを含有する天然物由来の繊維質物質が挙げられる。一般に入手できる天然セルロース質物質としては、例えばセルロースフロックや結晶セルロース等の粉末形態である天然セルロース質物質(粉末セルロース)が挙げられる。
本発明に係るセルロース複合体の原料となるセルロースは、平均重合度が150〜450である。セルロースの平均重合度が150以上であることにより、成形性の高いセルロース複合体が得られる。また、平均重合度が450以下であれば、天然セルロース質物質の加水分解が十分であり、得られたセルロース複合体は、セルロースの非晶質部分の含有量が少なく、繊維性が強く現れて弾性回復し易くなることがなく、成形性に優れる傾向にある。
天然セルロース質物質の加水分解の方法は、特に制限されないが、酸加水分解、アルカリ酸化分解、熱水分解、スチームエクスプロージョン、マイクロ波分解等が挙げられる。これらの方法は、単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。酸加水分解の方法では、例えば、繊維性植物からパルプとして得たα−セルロースをセルロース原料とし、これを水系媒体に分散させた状態で、プロトン酸、カルボン酸、ルイス酸、ヘテロポリ酸等を適量加え、攪拌させながら加温することにより、容易に平均重合度を制御できる。この際の温度、圧力、時間等の反応条件は、セルロース種、セルロース濃度、酸種、酸濃度により異なるが、目的とする平均重合度が達成されるよう適宜調製されるものである。例えば、2質量%以下の鉱酸水溶液を使用し、100℃以上、加圧下で、10分間以上セルロースを処理するという条件が挙げられる。この条件のとき、酸等の触媒成分がセルロース繊維内部まで浸透し、加水分解が促進され、使用する触媒成分量が少なくなり、その後の精製も容易になる。なお、加水分解時のセルロース原料の分散液には、水の他、本発明の効果を損なわない範囲において有機溶媒を少量含んでいてもよい。
本発明に係るセルロース複合体の製造においては、まず、天然セルロース質物質を加水分解し、平均重合度が150〜450であるセルロースを含有するセルロース水分散液を得る。このセルロース水分散液は、平均重合度が150〜450、平均粒子径(レーザー回折粒度分布計により測定される体積頻度粒度分布における数平均粒子径)が50μm以上であるセルロース水分散液、又は、平均重合度が150〜450、平均粒子径が10μm以上50μm未満、平均幅が2〜30μm、及び平均厚みが0.5〜5μmであるセルロース水分散液である。平均重合度が150〜450、平均粒子径が50μm以上であるセルロース水分散液を用いると、嵩密度が低く、安息角が大きいセルロース複合体が得られる。一方で、平均重合度が150〜450、平均粒子径が10μm以上50μm未満、平均幅が2〜30μm、及び平均厚みが0.5〜5μmであるセルロース水分散液を用いると、嵩密度が高く、安息角が小さいセルロース複合体が得られる。嵩密度と安息角は、セルロースとデンプンと軽質無水ケイ酸の配合比と、噴霧乾燥時の固形分濃度を変えることにより任意に制御できる。
本発明に係るセルロース複合体の原料となるセルロースの体積頻度粒度分布は、レーザー回折粒度分布計により測定される。
本発明及び本願明細書において、セルロースの平均幅(μm)とは、天然セルロース質物質を加水分解して得られた粒子状のセルロース(セルロース一次粒子)の幅(μm)の平均値を意味する。セルロース一次粒子の幅は、セルロース一次粒子が繊維状(直方体状)の場合には短辺の長さに相当し、セルロース一次粒子が楕円状の場合には短軸の長さに相当する。
本発明及び本願明細書において、セルロースの平均厚み(μm)とは、天然セルロース質物質を加水分解して得られた粒子状のセルロース(セルロース一次粒子)の中心付近の厚み(μm)の平均値を意味する。
本発明に係るセルロース複合体の原料となるデンプンは、生デンプンが好ましく、コーンスターチがより好ましい。生デンプンは、部分アルファー化デンプン、アルファー化デンプン等の加工デンプンやヒドロキシプロピルスターチ等のスターチ誘導体よりも、水可溶分の含有量が抑えられているため、高打圧下での崩壊遅延を起こし難いためである。
得られた水分散液を流体ノズル方式で噴霧乾燥することにより、本発明のセルロース複合体が得られる。噴霧乾燥の方法は、流体ノズル方式であれば特に限定されるものではなく、1流体の流体ノズル方式であってもよく、2流体の流体ノズル方式であってもよい。本発明のセルロース複合体の製造においては、加圧方式の1流体ノズル又は加圧方式の2流体ノズルで噴霧乾燥することが好ましい。加圧流体ノズル方式で噴霧乾燥することにより、より成形性が良好なセルロース複合体が得られる。
本発明に係る成形体は、本発明に係るセルロース複合体と、1種以上の活性成分とを含有する。より具体的には、本発明に係る成形体は、本発明に係るセルロース複合体と1種以上の活性成分に、必要に応じてその他の原料を添加して、混合、攪拌、造粒、打錠、整粒、乾燥等の公知の方法を適宜選択して加工した成形物をいう。成形体の例としては、医薬品に用いる場合、錠剤、散剤、細粒剤、顆粒剤、エキス剤、丸剤、カプセル剤、トローチ剤、パップ剤の固形製剤等が挙げられる。医薬品に限らず、菓子、健康食品、食感改良剤、食物繊維強化剤等の食品、固形ファンデーション、浴用剤、動物薬、診断薬、農薬、肥料、セラミックス触媒等に利用されるものも本発明に含まれる。本発明の成形体は、常法により製造できる。
本発明に係る成形体に含有される活性成分は、特に限定されるものではなく、医薬品薬効成分、健康食品成分、食品成分、農薬成分、肥料成分、飼料成分、化粧品成分、触媒成分等が挙げられる。成形体中の活性成分の形状も特に限定されるものではなく、粉体状、結晶状、油状、液状、半固形状などいずれの形状でもよい。また、溶出制御、苦味低減等の目的でコーティングを施したものであってもよい。また、本発明に係る成形体に含有される活性成分は、単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
げられる。
セルロースの平均重合度は、第16改正日本薬局方、結晶セルロースの確認試験(3)に記載された銅エチレンジアミン溶液粘度法により測定した値とした。
具体的には、まず、試料約1.3gを精密に量り、125mL容の三角フラスコに入れ、水25mL及び1mol/L銅エチレンジアミン試液25mLをそれぞれ正確に加えた。次いで、直ちに窒素を通じ、密栓した後、振盪機を用いて振り混ぜながら試料を溶解させた。得られた溶液の適量を正確に量り、25±0.1℃で粘度測定法第一法(毛細管粘度計法)により、粘度計の概略の定数(K)が0.03のウベローデ型粘度計を用いて試験を行い、動粘度νを求めた。動粘度νは、一定体積が毛細管を通って流下するのに要する時間(t)と定数(K)の積である。これとは別に、水25mL及び1mol/L銅エチレンジアミン試液25mLをそれぞれ正確に量り、その混液について同様の方法で、概略の定数(K)が0.01のウベローデ型粘度計を用いて試験を行い、動粘度ν0を求めた。動粘度ν0は、一定体積が毛細管を通って流下するのに要する時間(t0)と定数(K)の積である。
次式により、本試料の相対粘度(ηrel)を求めた。
セルロース又はセルロース複合体の各粒子の平均粒子径は、レーザー回折散乱粒度分布計(堀場製作所(株)製、LA−910)を用い測定した。平均粒子径は体積頻度の数平均として算出した。
セルロースやセルロース複合体の粉体の嵩密度は、100mL容のメスシリンダーに粒子30gを疎充填させた粒子層の容積を読み取り、30で除した値を算出して求めた。繰り返し数は3で、その平均値をとった。
杉原式安息角測定器(スリットサイズ:奥行10mm×幅50mm×高さ140mm、幅50mmの位置に分度器を設置)を使用し、定量フィーダーを使用し、粉体を3g/分でスリットに投下した際の動的自流動性を測定した。この際の、装置底部とセルロース粉末の形成層との角度が、粉体の安息角である。
粉体約10gを目開き32μm篩上に置き、エアジェットシーブ(ALPINE製、A200LS型)で10分間篩粉し、篩上に残留する粉体質量を全質量に対する百分率として求めた。
一般的に使用される錠剤硬度測定器(Tablet Tester 8M/DR.SCHLEUNIGER製)にて、錠剤の硬度を測定した。1錠ずつ錠剤硬度を測定し、20錠分の錠剤硬度の平均値を算出した。
錠剤20個の質量(Wa)を測定し、これを錠剤摩損度試験器(PTFR−A、PHARMA TEST製)に入れ、25rpm、4分間回転した後、錠剤に付着している微粉を取り除き、再度質量を測定し(Wb)、下式より計算した。
摩損度 = 100×(Wa−Wb)/Wa
第16改正日本薬局方、一般試験法「崩壊試験法」に従って実施した。試験液は水を用い、崩壊試験器は富山産業社製の「NT−40HS型」(ディスクなし)を用いた。具体的には、試験器の6本の透明管に、管1本あたり1個の試料を入れ、37℃、純水中において、試料を入れた試験器を1分間に29〜32往復、振幅53〜57mmで上下に振盪させて、試料が崩壊するまでに要した時間を測定した。試料6個の崩壊時間の平均値を、当該試料の崩壊時間とした。
健康な成人男子3人を被験者として、口腔内の唾液で錠剤が完全に崩壊する時間を測定した。各人2回測定し、3人の平均値を算出した。
市販パルプ(重合度790)を細断したもの2kgと、4Nの塩酸水溶液30Lを低速型攪拌機(池袋琺瑯工業社製、30L容GL反応器)に入れ、40℃、48時間加水分解し、平均重合度が270の酸不溶解性残渣を得た。得られた酸不溶解性残渣は、ヌッチェを使用し、固形分40%となるよう濾過し、濾過残渣を更に純水で洗浄し、アンモニア水で中和後、90Lのポリバケツに入れ、純水を加えて、スリーワンモーター(HEIDON製、タイプ1200G)で攪拌することにより、固形分濃度10%のセルロース分散液とした。セルロース分散液中のセルロース粒子の平均粒子径は67μmであった。
当該セルロース分散液とデンプンと軽質無水ケイ酸(SiO2)をセルロース/デンプン/SiO2の質量比が、88.2/9.8/2となるように混合し、固形分濃度9.9質量%の水分散液を調製した。この水分散液を、送り量20kg/h、加圧1流体ノズル方式で噴霧乾燥し、セルロースとデンプンとSiO2を含有する複合体Aを得た。
得られた複合体A30質量%とアセトアミノフェン70質量%とを混合し、当該混合粉体0.5gを臼に入れ、静圧プレス(アイコーエンジニアリング製)で打圧7kNで圧縮して、アセトアミノフェン70質量%含有錠剤を得、硬度と摩損度を測定した。
セルロース、複合体A、及びアセトアミノフェン70質量%含有錠剤の粉体物性を表1〜3に示す。
広葉樹を公知のパルプ化処理、漂白処理を施すことにより、セルロース一次粒子の繊維平均幅は約19μm、平均厚みは約3μm、レベルオフ重合度140〜220、水分5〜10%、白色度92〜97%、粘度5〜40cps、S105〜15%、S181〜8%、銅価0.5〜1.5、及びジクロロメタン抽出物0.03ppm以下のパルプを得た。当該パルプ2kgと4N塩酸水溶液30Lを、低速型攪拌機(池袋琺瑯工業社製、50L容GL反応器)に入れて攪拌しながら、40℃、48時間加水分解し、酸不溶解性残渣を得た。得られた酸不溶解性残渣は、純水で十分に洗浄した後、ろ過し、90L容ポリバケツに導入し、全固形分濃度が15質量%になるように純水を加え、3−1モーターで攪拌しながら、アンモニア水で中和(中和後のpHは7.5〜8.0であった)した。この固形分濃度15質量%のセルロース水分散液中のセルロース一次粒子の繊維平均幅は22μm、平均厚みは2.5μm、平均粒子径は38μmであった。
得られたセルロース水分散液とデンプンとSiO2をセルロース/デンプン/SiO2の質量比が、69.3/29.7/1となるように混合し、固形分濃度18.3質量%の水分散液を調製した。この水分散液を、送り量30kg/h、加圧1流体ノズル方式で噴霧乾燥しセルロースとデンプンとSiO2を含有する複合体Bを得た。
得られた複合体B30質量%とアセトアミノフェン70質量%とを混合し、当該混合粉体0.5gを臼に入れ、静圧プレス(アイコーエンジニアリング製)で打圧7kNで圧縮して、アセトアミノフェン70質量%含有錠剤を得、硬度と摩損度を測定した。
セルロース、複合体B、及びアセトアミノフェン70質量%含有錠剤の粉体物性を表1〜3に示す。
セルロース水分散液とデンプンとSiO2をセルロース/デンプン/SiO2の質量比が59.4/39.6/1となるように混合して固形分濃度19.4質量%の水分散液を調製した以外は実施例2と同様に操作し、セルロースとデンプンとSiO2を含有する複合体Cを得、アセトアミノフェン70質量%含有錠剤を製造し、硬度と摩損度を測定した。セルロース、複合体C、及びアセトアミノフェン70質量%含有錠剤の粉体物性を表1〜3に示す。
セルロース水分散液とデンプンをセルロース/デンプンの質量比が60/40となるように混合して固形分濃度19.3質量%の水分散液を調製し、加圧1流体ノズル方式で送り量90kg/hとした以外は実施例2と同様に操作し、セルロースとデンプンとSiO2を含有する複合体Dを得、アセトアミノフェン70質量%含有錠剤を製造し、硬度と摩損度を測定した。セルロース、複合体D、及びアセトアミノフェン70質量%含有錠剤の粉体物性を表1〜3に示す。
セルロース水分散液とデンプンとSiO2をセルロース/デンプン/SiO2の質量比が、49.75/49.75/0.5となるように混合し、固形分濃度19.3質量%とした以外は実施例2と同様に操作し、セルロースとデンプンとSiO2を含有する複合体Eを得、アセトアミノフェン70質量%含有錠剤を製造し、硬度と摩損度を測定した。セルロース、複合体E、及びアセトアミノフェン70質量%含有錠剤の粉体物性を表1〜3に示す。
セルロース水分散液とデンプンとSiO2をセルロース/デンプン/SiO2の質量比が36.6/59.4/1となるように混合し、固形分濃度18.9質量%とした以外は実施例2と同様に操作し、セルロースとデンプンとSiO2を含有する複合体Fを得、アセトアミノフェン70質量%含有錠剤を製造し、硬度と摩損度を測定した。セルロース、複合体F、及びアセトアミノフェン70質量%含有錠剤の粉体物性を表1〜3に示す。
セルロース分散液として実施例1のセルロース水分散液を用いた以外は実施例3と同様に操作し、セルロースとデンプンとSiO2を含有する複合体Gを得、アセトアミノフェン70質量%含有錠剤を製造し、硬度と摩損度を測定した。セルロース、複合体G、及びアセトアミノフェン70質量%含有錠剤の粉体物性を表1〜3に示す。
市販の結晶セルロース(セオラスKG−1000:旭化成社製)を、気流式粉砕機(セイシン企業社製、シングルトラックジェットミルSTJ−200型)を使用して粉砕圧力0.4MPa、粉体供給速度10kg/hで粉砕し、セルロース粉末G(特許文献5の実施例4に相当)を得、アセトアミノフェン70質量%含有錠剤を製造し、硬度と摩損度を測定した。セルロース、セルロース粉末G、及びアセトアミノフェン70質量%含有錠剤の粉体物性を表1〜3に示す。
実施例1のセルロース水分散液を固形分濃度10質量%に調整した上で、送り量6kg/h、ディスク方式で噴霧乾燥し、セルロース粉末H(特許文献3の実施例1に相当)を得、アセトアミノフェン70質量%含有錠剤を製造し、硬度と摩損度を測定した。セルロース、セルロース粉末H、及びアセトアミノフェン70質量%含有錠剤の粉体物性を表1〜3に示す。
加水分解条件を3N塩酸水溶液、40℃、20時間とした以外は、実施例1と同じ操作により加水分解し、平均重合度が440の酸不溶解性残渣を得た。得られた酸不溶解性残渣は、ヌッチェを使用し、固形分70質量%となるよう濾過した。得られた濾過残渣をさらに純水で洗浄し、アンモニア水で中和後、90L容のポリバケツに入れ、純水を加えて、実施例1と同じ操作で、固形分濃度6質量%のセルロース水分散液とした。当該セルロース水分散液中のセルロース粒子の平均粒子径は41μmであった。得られたセルロース水分散液をディスク方式で噴霧乾燥し、セルロース粉末I(特許文献2の実施例7に相当)を得た。
得られたセルロース粉末Iを用いて実施例1と同様にしてアセトアミノフェン70質量%含有錠剤を製造し、硬度と摩損度を測定した。セルロース、セルロース粉末I、及びアセトアミノフェン70質量%含有錠剤の粉体物性を表1〜3に示す。
加水分解条件を0.14N塩酸水溶液、121℃ 、1時間、反応中の攪拌速度を30rpmとした以外は、実施例1と同じ操作により加水分解し、平均重合度が220の酸不溶解性残渣を得た。得られた酸不溶解性残渣は、ヌッチェを使用し、固形分70質量%となるよう濾過した。得られた濾過残渣を更に純水で洗浄し、アンモニア水で中和後、90L容のポリバケツに入れ、純水を加えて、実施例1と同じ操作で、固形分濃度17質量%のセルロース水分散液とした。当該セルロース水分散液中のセルロース粒子の平均粒子径は29μmであった。得られたセルロース水分散液をディスク方式で噴霧乾燥した後、目開き325メッシュの篩で粗大粒子を取り除き、セルロース粉末J(乾燥減量4.1質量%、特許文献1の実施例1に相当)を得た。
得られたセルロース粉末Jを用いて実施例1と同様にしてアセトアミノフェン70質量%含有錠剤を製造し、硬度と摩損度を測定した。セルロース、セルロース粉末J、及びアセトアミノフェン70質量%含有錠剤の粉体物性を表1〜3に示す。
市販KPパルプ(重合度840)を0.7%塩酸水溶液中で、125℃、150分間加水分解した後、加水分解残渣を中和、洗浄、濾過して湿ケークとし、ニーダー中で十分磨砕した後、容積比で1倍のエタノールを加え、圧搾濾過した後風乾した。得られた乾燥粉末はハンマーミルで粉砕した後、40メッシュ篩で粗大粒子を除き、セルロース粉末K(乾燥質量3.0質量%、特許文献6の実施例1に相当)を得た。
得られたセルロース粉末Kを用いて実施例1と同様にしてアセトアミノフェン70質量%含有錠剤を製造し、硬度と摩損度を測定した。セルロース、セルロース粉末K、及びアセトアミノフェン70質量%含有錠剤の粉体物性を表1〜3に示す。
セルロース分散液とデンプンとSiO2をセルロース/デンプン/SiO2の質量比が34.65/64.35/1.0となるように混合し、固形分濃度19.2質量%とした以外は実施例2と同様に操作し、セルロースとデンプンとSiO2を含有する複合体Lを得、アセトアミノフェン70質量%含有錠剤を製造し、硬度と摩損度を測定した。セルロース、複合体L、及びアセトアミノフェン70質量%含有錠剤の粉体物性を表1〜3に示す。複合体Lは、セルロース質量、安息角が小さく、アセトアミノフェン70質量%含有錠剤の硬度は33Nと低かった。
セルロース分散液とデンプンとSiO2をセルロース/デンプン/SiO2の質量比が94.1/4.9/1となるように混合し、固形分濃度9.9質量%、送り量6kg/hとした以外は実施例2と同様に操作し、セルロースとデンプンとSiO2の複合体Mを得、アセトアミノフェン70質量%含有錠剤を製造し、硬度と摩損度を測定した。セルロース、複合体M、及びアセトアミノフェン70質量%含有錠剤の粉体物性を表1〜3に示す。複合体Mは、セルロース質量及び嵩密度が大きく、安息角が54°を超えていた。アセトアミノフェン70質量%含有錠剤の硬度は119Nと良好であったが、崩壊時間が100秒を超えた。
セルロース/デンプン/SiO2の質量比が実施例1と同組成となるように、結晶セルロースとデンプンとSiO2とをポリ袋中で混合した。得られた混合粉体を用いて実施例1と同様にしてアセトアミノフェン70質量%含有錠剤を製造し、硬度と摩損度を測定した。セルロース、混合粉体、及びアセトアミノフェン70質量%含有錠剤の粉体物性を表1〜3に示す。この混合粉体は、安息角が54°を超え、アセトアミノフェン70質量%含有錠剤の硬度は実施例1より低かった。
セルロース/デンプン/SiO2の質量比が実施例2と同組成となるように、結晶セルロースとデンプンとSiO2とをポリ袋中で混合した。得られた混合粉体を用いて実施例1と同様にしてアセトアミノフェン70質量%含有錠剤を製造し、硬度と摩損度を測定した。セルロース、混合粉体、及びアセトアミノフェン70質量%含有錠剤の粉体物性を表1〜3に示す。この混合粉体は、この混合粉体のアセトアミノフェン70質量%含有錠剤の硬度は50N未満であった。
セルロース/デンプン/SiO2の質量比が実施例3と同組成となるように、結晶セルロースとデンプンとSiO2とをポリ袋中で混合した。得られた混合粉体を用いて実施例1と同様にしてアセトアミノフェン70質量%含有錠剤を製造し、硬度と摩損度を測定した。セルロース、混合粉体、及びアセトアミノフェン70質量%含有錠剤の粉体物性を表1〜3に示す。この混合粉体は、この混合粉体は、平均粒子径が30μm未満となり、アセトアミノフェン70質量%含有錠剤の硬度は50N未満であった。
セルロース/デンプン/SiO2の質量比が実施例5と同組成となるように、結晶セルロースとデンプンとSiO2とをポリ袋中で混合した。得られた混合粉体を用いて実施例1と同様にしてアセトアミノフェン70質量%含有錠剤を製造し、硬度と摩損度を測定した。セルロース、混合粉体、及びアセトアミノフェン70質量%含有錠剤の粉体物性を表1〜3に示す。この混合粉体は、この混合粉体は、平均粒子径が30μm未満、安息角が35°未満となり、アセトアミノフェン70質量%含有錠剤の硬度は50N未満であった。
セルロース/デンプン/SiO2の質量比が特許文献8に記載の範囲となるように、結晶セルロースとデンプンとSiO2とをポリ袋中で混合した。得られた混合粉体を用いて実施例1と同様にしてアセトアミノフェン70質量%含有錠剤を製造し、硬度と摩損度を測定した。セルロース、混合粉体、及びアセトアミノフェン70質量%含有錠剤の粉体物性を表1〜3に示す。この混合粉体は、この混合粉体は、平均粒子径が30μm未満、安息角が35°未満となり、アセトアミノフェン70質量%含有錠剤の硬度は50N未満であった。
セルロース/デンプン/SiO2の質量比が特許文献8に記載の範囲となるように、結晶セルロースとデンプンとSiO2とをポリ袋中で混合した。得られた混合粉体を用いて実施例1と同様にしてアセトアミノフェン70質量%含有錠剤を製造し、硬度と摩損度を測定した。セルロース、混合粉体、及びアセトアミノフェン70質量%含有錠剤の粉体物性を表1〜3に示す。この混合粉体は、この混合粉体は、平均粒子径が30μm未満、安息角が35°未満となり、アセトアミノフェン70質量%含有錠剤の硬度は50N未満であった。
N−アセチルグルコサミンを50質量%、実施例3で製造した複合体Cを15質量%、エリスリトール34質量%、及びSiO20.5質量%をポリエチレンバッグ中で3分間十分に混合した後、得られた混合粉体に0.5質量%のステアリン酸マグネシウムを加えて30秒間さらにゆっくりと混合した。得られた混合粉体をロータリー打錠機(菊水製作所製、CLEANPRESSCORRECT 12HUK)で直径0.8cm、12Rの杵を用いてターンテーブル回転速度54rpmで打錠し、質量180mgの錠剤を作製した。得られた錠剤の錠剤物性を表4に示す。
複合体Cを実施例4で製造した複合体Dとした以外は、実施例8と同様に操作して錠剤を作製した。得られた錠剤の錠剤物性を表4に示す。
複合体Cを比較例3で製造したセルロース粉末Iとした以外は、実施例8と同様に操作して錠剤を作製した。得られた錠剤の錠剤物性を表4に示す。
複合体Cを比較例4で製造したセルロース粉末Jとした以外は、実施例8と同様に操作し錠剤を作製した。得られた錠剤の錠剤物性を表4に示す。
複合体Cを比較例5で製造したセルロース粉末Kとした以外は、実施例8と同様に操作し錠剤を作製した。得られた錠剤の錠剤物性を表4に示す。
GABAを20質量%、実施例3で製造した複合体Cを29質量%、微粉エリスリトール47質量%、アルファー化デンプン(「Swelstar」PD−1)を3質量%、オレンジ香料0.2質量%、及びアスパルテーム0.2質量%をポリエチレンバッグ中で3分間十分に混合した後、得られた混合粉体に0.6質量%のステアリン酸マグネシウムを加えて30秒間さらにゆっくりと混合した。得られた混合粉体0.5gを、臼(菊水製作所製、材質SUK2,3を使用)に入れ、直径1.13cm(底面積が1cm2)の平面杵(菊水製作所製、材質SUK2,3を使用)を用い、打圧6kNで圧縮した。圧縮機はアイコーエンジニアリング製、PCM−1Aを使用した(圧縮速度は25cm/分程度)。得られた錠剤の錠剤物性を表5に示す。
複合体Cを実施例4で製造した複合体Dとした以外は、実施例10と同様に操作して錠剤を作製した。得られた錠剤の錠剤物性を表5に示す。
複合体Cを比較例3で製造したセルロース粉末Iとした以外は、実施例10と同様に操作して錠剤を作製した。得られた錠剤の錠剤物性を表5に示す。
複合体Cを比較例4で製造したセルロース粉末Jとした以外は、実施例10と同様に操作して錠剤を作製した。得られた錠剤の錠剤物性を表5に示す。
複合体Cを比較例5で製造したセルロース粉末Kとした以外は、実施例10と同様に操作して錠剤を作製した。得られた錠剤の錠剤物性を表5に示す。
クルクミンを30質量%、実施例3で製造した複合体Cを30質量%、微粉エリスリトール36質量%、アルファー化デンプン(「Swelstar」PD−1)を3質量%、オレンジ香料0.2質量%、及びアスパルテーム0.2質量%をポリエチレンバッグ中で3分間十分に混合した後、得られた混合粉体に0.6質量%のステアリン酸マグネシウムを加えて30秒間さらにゆっくりと混合した。得られた混合粉体0.5gを、臼(菊水製作所製、材質SUK2,3を使用)に入れ、直径1.13cm(底面積が1cm2)の平面杵(菊水製作所製、材質SUK2,3を使用)を用い、打圧7kNで圧縮した(圧縮機はアイコーエンジニアリング製、PCM−1Aを使用した(圧縮速度は25cm/分程度)。得られた錠剤の錠剤物性を表6に示す。
複合体Cを実施例5で製造した複合体Eとした以外は、実施例12と同様に操作し錠剤を作製した。得られた錠剤の錠剤物性を表6に示す。
複合体Cを比較例3で製造したセルロース粉末Iとした以外は、実施例12と同様に操作し錠剤を作製した。得られた錠剤の錠剤物性を表6に示す。
複合体Cを比較例4で製造したセルロース粉末Jとした以外は、実施例12と同様に操作し錠剤を作製した。得られた錠剤の錠剤物性を表6に示す。
複合体Cを比較例5で製造したセルロース粉末Kとした以外は、実施例12と同様に操作し錠剤を作製した。得られた錠剤の錠剤物性を表6に示す。
実施例1で製造した複合体A0.5gを、臼(菊水製作所製、材質SUK2,3を使用)に入れ、直径1.13cm(底面積が1cm2)の平面杵(菊水製作所製、材質SUK2,3を使用)を用い、打圧2kNで圧縮した。圧縮機はアイコーエンジニアリング製、PCM−1Aを使用した(圧縮速度は25cm/分程度)。得られた錠剤の錠剤物性を表7に示す。当該錠剤の初期と3ヵ月後の硬度はほとんど変わらなかった。
実施例1で製造した複合体Aを特許文献7の実施例7に記載のセルロース複合体とした以外は実施例14と同様に操作した。得られた錠剤の錠剤物性を表7に示す。当該錠剤の3ヵ月後の錠剤硬度は明らかに低下していた。
Claims (6)
- セルロースとデンプンと軽質無水ケイ酸とを含有し、セルロースとデンプンの質量比が90:10〜40:60であり、軽質無水ケイ酸の含量が0.1〜2質量%であり、嵩密度が0.10〜0.50g/cm3であり、安息角が35〜54°であり、目開き32μmの篩で篩過した時の篩上残留分が50質量%以下であることを特徴とする、セルロース複合体。
- 前記複合体30質量%とアセトアミノフェン70質量%の混合物0.5gを7kNで圧縮した成形体の硬度が40〜120Nである、請求項1に記載のセルロース複合体。
- 前記複合体30質量%とアセトアミノフェン70質量%の混合物0.5gを7kNで圧縮した成形体の、崩壊試験器(富山産業社製、NT−40HS型、ディスクなし)で、37℃、純水中における崩壊時間が100秒以下である、請求項1又は2に記載のセルロース複合体。
- 請求項1〜3のいずれか一項に記載のセルロース複合体と、1種以上の活性成分とを含有することを特徴とする、成形体。
- 天然セルロース質物質を加水分解し、平均重合度が150〜450、レーザー回折粒度分布計により測定される体積頻度粒度分布における数平均粒子径が50μm以上であるセルロースを含有するセルロース水分散液を得る工程と、
前記セルロース水分散液と、デンプンと、軽質無水ケイ酸とを含有する水分散液を調製する工程と、
前記水分散液を流体ノズル方式で噴霧乾燥する噴霧乾燥工程と、
を有し、請求項1〜3のいずれか一項に記載のセルロース複合体を製造する、セルロース複合体の製造方法。 - 天然セルロース質物質を加水分解し、平均重合度が150〜450、レーザー回折粒度分布計により測定される体積頻度粒度分布における数平均粒子径が10μm以上50μm未満、平均幅が2〜30μm、及び平均厚みが0.5〜5μmであるセルロースを含有するセルロース水分散液を得る工程と、
前記セルロース水分散液と、デンプンと、軽質無水ケイ酸を含む水分散液を調製する工程と、
前記水分散液を流体ノズル方式で噴霧乾燥する工程と、
を有し、請求項1〜3のいずれか一項に記載のセルロース複合体を製造する、セルロース複合体の製造方法。
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